JP2001285622A - 埋め込み装置および埋め込み方法、復号装置および復号方法、並びに記録媒体 - Google Patents

埋め込み装置および埋め込み方法、復号装置および復号方法、並びに記録媒体

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JP2001285622A JP2000102132A JP2000102132A JP2001285622A JP 2001285622 A JP2001285622 A JP 2001285622A JP 2000102132 A JP2000102132 A JP 2000102132A JP 2000102132 A JP2000102132 A JP 2000102132A JP 2001285622 A JP2001285622 A JP 2001285622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバヘッドなしで復号可能な、完全可逆の
符号化を行う。 【解決手段】 埋め込み圧縮符号化器11では、画像を
構成する画素のうち、注目している注目画素の予測値を
予測する予測方式が、付加情報に基づいて選択され、そ
の予測方式によって注目画素を予測することにより、予
測値が求められるとともに、注目画素に、付加情報が埋
め込まれる。そして、予測値の予測誤差を求められ、符
号化データとして出力される。一方、復号器12では、
符号化データのうちの注目している注目画素から、その
予測値の予測に用いられた予測方式が認識され、その予
測方式に基づいて、注目画素が復号されるとともに、そ
の注目画素に埋め込まれていた付加情報が復号される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、埋め込み装置およ
び埋め込み方法、復号装置および復号方法、並びに記録
媒体に関し、特に、例えば、復号画像の画質を劣化させ
ることなく、かつデータ量を増加せずに、画像に情報を
埋め込むことができるようにする埋め込み装置および埋
め込み方法、復号装置および復号方法、並びに記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】データに対して、そのデータ量を増加さ
せることなく、情報を埋め込む手法としては、例えば、
ディジタルオーディオデータの最下位ビットや、下位2
ビットなどを、埋め込む情報に変換するものなどがあ
る。この手法は、ディジタルオーディオデータの下位ビ
ットが、その音質にあまり影響を与えないことを利用
し、その下位ビットを、単に、埋め込む情報に置き換え
るものであり、従って、再生時には、情報が埋め込まれ
たディジタルオーディオデータは、その下位ビットを元
に戻さずに、そのまま出力される。即ち、情報が埋め込
まれた下位ビットを、元に戻すのは困難であり、また、
下位ビットは、音質に、あまり影響を与えないことか
ら、ディジタルオーディオデータは、情報が埋め込まれ
た状態で出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような手法では、本来のデータと異なるデータが出力さ
れる。従って、データがオーディオデータである場合に
は、その音質に、また、データがビデオデータである場
合には、その画質に、少なからず影響がある。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、例えば、画像の画質を劣化させることな
く、かつデータ量を増加せずに、画像に情報を埋め込む
こと等ができるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の埋め込み装置
は、第1のデータのうちの注目している注目データの予
測値を予測する予測方式を、第2のデータに基づいて選
択する選択手段と、選択手段により選択された予測方式
によって注目データを予測することにより、予測値を求
めるとともに、注目データに、第2のデータを埋め込む
予測/埋め込み手段と、予測値の予測誤差を求め、符号
化データとして出力する予測誤差演算手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0006】予測/埋め込み手段には、注目データの周
辺に位置する第1のデータを、注目データの予測値とし
て求めさせることができる。
【0007】本発明の埋め込み装置には、注目データに
対する、第2のデータの埋め込みの可否を判定する判定
手段をさらに設けることができ、選択手段には、注目デ
ータに対する、第2のデータの埋め込みが可能である場
合に、予測方式を、第2のデータに基づいて選択させる
ことができる。
【0008】判定手段には、注目データと、その予測に
用いる第1のデータとに基づいて、注目データに対す
る、第2のデータの埋め込みの可否を判定させることが
できる。
【0009】注目データに対する、第2のデータの埋め
込みが可能でない場合においては、選択手段には、予測
方式を、注目データおよびその予測に用いる第1のデー
タに基づいて選択させ、予測/埋め込み手段には、選択
手段により選択された予測方式によって注目データを予
測することにより、予測値を求めることのみを行わせる
ことができる。
【0010】判定手段には、注目データと、その予測に
用いる2つの第1のデータとの大小関係を判定させるこ
とができ、この場合、注目データが、その予測に用いる
2つの第1のデータの範囲内の値であるときには、注目
データに対する、第2のデータの埋め込みが可能である
と判定させ、注目データが、その予測に用いる2つの第
1のデータの範囲内の値でないときには、注目データに
対する、第2のデータの埋め込みが不可能であると判定
させることができる。
【0011】選択手段には、第2のデータの埋め込みが
可能な注目データについて、その予測に用いる2つの第
1のデータそれぞれを予測値とする予測方式のうちの一
方を、第2のデータに基づいて選択させることができ
る。
【0012】選択手段には、第2のデータの埋め込みが
不可能な注目データについて、その予測に用いる2つの
第1のデータそれぞれを予測値とする予測方式のうちの
予測誤差が大きくなる方を選択させることができる。
【0013】第1のデータは、画像データとすることが
できる。
【0014】第1と第2のデータは、画像データを2つ
の部分に分離した一方の部分と他方の部分とすることが
できる。
【0015】本発明の埋め込み装置には、一方の部分と
しての第1のデータに対して、他方の部分としての第2
のデータを最適に埋め込むことができるように、画像デ
ータを2つの部分に分離する分離手段をさらに設けるこ
とができる。
【0016】本発明の埋め込み方法は、第1のデータの
うちの注目している注目データの予測値を予測する予測
方式を、第2のデータに基づいて選択する選択ステップ
と、選択ステップにおいて選択された予測方式によって
注目データを予測することにより、予測値を求めるとと
もに、注目データに、第2のデータを埋め込む予測/埋
め込みステップと、予測値の予測誤差を求め、符号化デ
ータとして出力する予測誤差演算ステップとを備えるこ
とを特徴とする。
【0017】本発明の第1の記録媒体は、第1のデータ
のうちの注目している注目データの予測値を予測する予
測方式を、第2のデータに基づいて選択する選択ステッ
プと、選択ステップにおいて選択された予測方式によっ
て注目データを予測することにより、予測値を求めると
ともに、注目データに、第2のデータを埋め込む予測/
埋め込みステップと、予測値の予測誤差を求め、符号化
データとして出力する予測誤差演算ステップとを備える
プログラムが記録されていることを特徴とする。
【0018】本発明の復号装置は、符号化データのうち
の注目している注目データから、第1のデータの予測値
の予測に用いられた予測方式を認識する認識手段と、認
識手段により認識された予測方式に基づいて、注目デー
タを、元の第1のデータに復号するとともに、注目デー
タに埋め込まれていた第2のデータを復号する復号手段
とを備えることを特徴とする。
【0019】この復号装置には、注目データに対する、
第2のデータの埋め込みの有無を判定する判定手段をさ
らに設けることができ、認識手段には、注目データに、
第2のデータが埋め込まれている場合に、予測方式を認
識させることができる。
【0020】判定手段には、注目データと、既に復号さ
れた第1のデータとに基づいて、注目データに対する、
第2のデータの埋め込みの有無を判定させることができ
る。
【0021】注目データに対して、第2のデータが埋め
込まれていない場合においては、認識手段には、予測方
式を、注目データおよび既に復号された第1のデータに
基づいて認識させ、復号手段には、認識手段により認識
された予測方式に基づいて、注目データを、元の第1の
データに復号することのみを行わせることができる。
【0022】判定手段には、注目データと、既に復号さ
れた2つの第1のデータとの大小関係を判定させること
ができ、この場合、注目データの大きさが、既に復号さ
れた2つの第1のデータどうしの差分の大きさより小で
あるときには、注目データに対して、第2のデータが埋
め込まれていると判定させ、注目データの大きさが、既
に復号された2つの第1のデータどうしの差分の大きさ
より小でないときには、注目データに対して、第2のデ
ータが埋め込まれていないと判定させることができる。
【0023】認識手段には、第2のデータが埋め込まれ
ている注目データについて、既に復号された2つの第1
のデータそれぞれを予測値とする予測方式のうち、注目
データの復号結果が、その2つの第1のデータの範囲内
になる方を、注目データに対応する第1のデータの予測
に用いられたものとして認識させることができる。
【0024】認識手段には、第2のデータが埋め込まれ
ていない注目データについて、既に復号された2つの第
1のデータそれぞれを予測値とする予測方式のうち、予
測誤差が大きくなる方を、注目データに対応する第1の
データの予測に用いられたものとして認識させることが
できる。
【0025】第1のデータは、画像データとすることが
できる。
【0026】第1と第2のデータは、画像データを2つ
の部分に分離した一方の部分と他方の部分とすることが
できる。
【0027】本発明の復号装置には、一方の部分として
の、復号された第1のデータと、他方の部分としての、
復号された第2のデータとを結合し、元の画像データを
構成する結合手段をさらに設けることができる。
【0028】本発明の復号方法は、符号化データのうち
の注目している注目データから、第1のデータの予測値
の予測に用いられた予測方式を認識する認識ステップ
と、認識ステップにおいて認識された予測方式に基づい
て、注目データを、元の第1のデータに復号するととも
に、注目データに埋め込まれていた第2のデータを復号
する復号ステップとを備えることを特徴とする。
【0029】本発明の第2の記録媒体は、符号化データ
のうちの注目している注目データから、第1のデータの
予測値の予測に用いられた予測方式を認識する認識ステ
ップと、認識ステップにおいて認識された予測方式に基
づいて、注目データを、元の第1のデータに復号すると
ともに、注目データに埋め込まれていた第2のデータを
復号する復号ステップとを備えるプログラムが記録され
ていることを特徴とする。
【0030】本発明の埋め込み装置および埋め込み方
法、並びに第1の記録媒体においては、第1のデータの
うちの注目している注目データの予測値を予測する予測
方式が、第2のデータに基づいて選択され、その予測方
式によって注目データを予測することにより、予測値が
求められるとともに、注目データに、第2のデータが埋
め込まれる。そして、予測値の予測誤差を求められ、符
号化データとして出力される。
【0031】本発明の復号装置および復号方法、並びに
第2の記録媒体においては、符号化データのうちの注目
している注目データから、第1のデータの予測値の予測
に用いられた予測方式が認識され、その予測方式に基づ
いて、注目データが、元の第1のデータに復号されると
ともに、注目データに埋め込まれていた第2のデータが
復号される。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した埋め込
み圧縮/復号システム(システムとは、複数の装置が論
理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中に
あるか否かは問わない)の一実施の形態の構成例を示し
ている。
【0033】この埋め込み圧縮/復号システムは、符号
化装置1および復号装置2で構成されており、符号化装
置は、符号化対象としての、例えば、画像を符号化して
符号化データを出力し、復号装置2は、その符号化デー
タを、元の画像に復号するようになっている。
【0034】即ち、符号化装置1は、埋め込み圧縮符号
化器11で構成され、そこには、符号化対象としての画
像と、その画像に埋め込まれる付加情報とが供給される
ようになっている。そして、埋め込み圧縮符号化器11
は、画像(ディジタル画像データ)を圧縮符号化するの
と同時に、付加情報(ディジタルデータ)を埋め込むこ
とにより、符号化データを得て出力する。埋め込み圧縮
符号化器11が出力する符号化データは、例えば、半導
体メモリ、光磁気ディスク、磁気ディスク、光ディス
ク、磁気テープ、相変化ディスクなどでなる記録媒体3
に記録され、あるいは、また、例えば、地上波、衛星回
線、CATV(Cable Television)網、インターネッ
ト、公衆回線などでなる伝送媒体4を介して伝送され、
復号装置2に提供される。
【0035】復号装置2は、復号器12で構成され、そ
こでは、記録媒体3または伝送媒体4を介して提供され
る符号化データが受信される。そして、復号器12は、
その符号化データを、元の画像と、そこに埋め込まれて
いる付加情報に復号する。復号された画像は、例えば、
図示せぬモニタ等に供給されて表示される。
【0036】なお、付加情報としては、例えば、元の画
像に関連するテキストデータや、音声データ、その画像
を縮小した縮小画像等は勿論、元の画像に無関係なデー
タを用いることも可能である。即ち、付加情報として
は、あらゆるデータ(プログラムも含む)を用いること
が可能である。
【0037】次に、図2は、図1の埋め込み圧縮符号化
器11の構成例を示している。
【0038】符号化対象の画像データは、フレームメモ
リ21に供給されるようになっており、その画像データ
に埋め込まれる付加情報は、予測器選択回路23に供給
されるようになっている。
【0039】フレームメモリ21は、そこに供給される
画像データを、例えば、1フレーム単位で記憶する。フ
レームメモリ21に記憶された画像データは、必要に応
じて、埋め込み判定回路22、予測器選択回路23、ス
イッチ24、および予測誤差計算回路26に供給される
ようになっている。
【0040】埋め込み判定回路22は、フレームメモリ
21に記憶された画像データを構成する画素を、例え
ば、ラスタスキャン順に、順次、注目画素とし、その注
目画素に対する付加情報の埋め込みの可否を判定する。
【0041】即ち、例えば、いま、図3に示すように、
画像データを構成する、ある画素Dが注目画素である場
合には、埋め込み判定回路22は、その注目画素Dの上
に隣接する画素Bと、下に隣接する画素Cを、フレーム
メモリ21から読み出す。そして、埋め込み判定回路2
2は、画素Bの画素値(以下、適宜、画素値Bとも記述
する)と、画素Cの画素値との間に、注目画素Dの画素
値が存在するかどうかを判定し、存在する場合には、注
目画素Dへの埋め込みが可能であると判定し、存在しな
い場合には、注目画素Dへの埋め込みが不可であると判
定する。この埋め込み判定回路22による注目画素への
埋め込みの可否の判定結果は、埋め込み判定信号とし
て、予測器選択回路23に供給されるようになってい
る。
【0042】予測器選択回路23は、埋め込み判定回路
22から、注目画素への埋め込みが可能な旨の埋め込み
判定信号を受信した場合、注目画素を予測(予測符号
化)する予測方式を、そこに供給される付加情報に基づ
いて選択し、その選択結果を表す予測器選択信号を、ス
イッチ24に供給する。また、予測器選択回路23は、
埋め込み判定回路22から、注目画素への埋め込みが不
可である旨の埋め込み判定信号を受信した場合、注目画
素を予測(予測符号化)する予測方式を、フレームメモ
リ21に記憶された注目画素D、並びにその上に隣接す
る画素Bおよびその左に隣接する画素Cの画素値の大小
関係に基づいて選択し、その選択結果を表す予測器選択
信号を、スイッチ24に供給する。
【0043】スイッチ24は、予測器選択回路23から
の予測器選択信号にしたがって、端子24Aまたは24
Bのうちの一方を選択し、これにより、フレームメモリ
21に記憶された画像データを、予測器25Aまたは予
測器25Bに供給する。
【0044】予測器25Aおよび25Bは、スイッチ2
4を介して供給される画像データを用い、注目画素の予
測値を、所定の予測方式で予測し、予測誤差計算回路2
6に供給する。なお、予測器25Aと25Bとは、異な
る予測方式で、注目画素の予測値を予測するようになっ
ている。
【0045】即ち、予測器25Aは、例えば、注目画素
の上に隣接する画素を、注目画素の予測値とする予測方
式で、注目画素を予測する。また、予測器25Bは、例
えば、注目画素の左に隣接する画素を、注目画素の予測
値とする予測方式で、注目画素を予測する。従って、図
3における画素Dを注目画素とする場合においては、予
測器25Aでは、画素Bが、注目画素Dの予測値として
求められ、予測器25Bでは、画素Cが、注目画素Dの
予測値として求められる。
【0046】予測誤差計算回路26は、予測器25Aま
たは25Bが出力する注目画素の予測値の予測誤差を求
め、予測誤差保存用メモリ27に供給する。即ち、予測
誤差計算回路26は、フレームメモリ21に記憶された
注目画素から、予測器25Aまたは25Bが出力する注
目画素の予測値を減算することにより、その予測値の予
測誤差を求め、予測誤差保存用メモリ27に供給する。
【0047】予測誤差保存用メモリ27は、予測誤差計
算回路26から供給される注目画素の予測値の予測誤差
を、例えば、その注目画素の位置に対応するアドレスに
記憶する。
【0048】エントロピー符号化回路28は、予測誤差
保存用メモリ27に、例えば、1フレーム分の予測誤差
が記憶されると、その1フレーム分の予測誤差を読み出
して、例えば、ハフマン符号化等のエントロピー符号化
し、その符号化結果を、符号化データとして出力する。
【0049】次に、注目画素への埋め込みの可否と、注
目画素の予測方式の選択との関係について説明する。
【0050】上述したように、本実施の形態では、埋め
込み判定回路22において、注目画素Dの画素値が、そ
の上に隣接する画素Bの画素値と、その左に隣接する画
素Cの画素値との間に存在するかどうかが判定され、存
在する場合には、注目画素Dへの埋め込みが可能である
と判定され、存在しない場合には、注目画素Dへの埋め
込みが不可であると判定される。
【0051】従って、図4(A)に示すように、画素値
BがCより大である場合(画素値CがBより小である場
合)において、注目画素Dの画素値が、画素値Cよりも
大きく、かつ画素値Bよりも小さいときには、注目画素
Dへの埋め込みが可能であり、このように、埋め込みが
可能である場合には、予測器選択回路23において、上
述したように、注目画素を予測する予測方式が、そこに
埋め込む付加情報に基づいて選択される。即ち、この場
合、注目画素の予測値を、予測器24Aまたは25Bの
うちのいずれで求めるかが、付加情報に基づいて選択さ
れる。
【0052】いま、1の画素に対して、1ビットの付加
情報を埋め込むものとし、例えば、その1ビットの付加
情報が0であるときには予測器25Aを、1であるとき
には予測器25Bを、それぞれ選択するものとすると、
予測器選択回路23は、付加情報が0である場合には、
予測器25Aが接続されている端子24Aの選択を指示
する予測器選択信号を、スイッチ24に出力する。
【0053】これにより、スイッチ24は、端子24A
を選択し、予測器25Aは、スイッチ24を介して、フ
レームメモリ21から、注目画素Dの上に隣接する画素
Bを読み出す。そして、予測器25Aは、この画素B
を、注目画素Dの予測値として、予測誤差計算回路26
に出力する。その結果、予測誤差計算回路26では、注
目画素Dの画素値から、予測値Bを減算したD−Bが、
予測誤差として求められ、予測誤差保存用メモリ27に
供給される。
【0054】一方、予測器選択回路23は、付加情報が
1である場合には、予測器25Bが接続されている端子
24Bの選択を指示する予測器選択信号を、スイッチ2
4に出力する。
【0055】これにより、スイッチ24は、端子24B
を選択し、予測器25Bは、スイッチ24を介して、フ
レームメモリ21から、注目画素Dの左に隣接する画素
Cを読み出す。そして、予測器25Bは、この画素C
を、注目画素Dの予測値として、予測誤差計算回路26
に出力する。その結果、予測誤差計算回路26では、注
目画素Dの画素値から、予測値Cを減算したD−Cが、
予測誤差として求められ、予測誤差保存用メモリ27に
供給される。
【0056】また、図4(B)に示すように、画素値C
がBより大である場合(画素値BがCより小である場
合)において、注目画素Dの画素値が、画素値Bよりも
大きく、かつ画素値Cよりも小さいときにも、注目画素
Dへの埋め込みが可能であり、この場合も、上述した場
合と同様の処理が行われる。
【0057】即ち、付加情報が0である場合には、予測
器選択回路23は、予測器25Aが接続されている端子
24Aの選択を指示する予測器選択信号を、スイッチ2
4に出力し、スイッチ24に端子24Aを選択させる。
この場合、予測器25Aは、スイッチ24を介して、フ
レームメモリ21から、注目画素Dの上に隣接する画素
Bを読み出し、注目画素Dの予測値として、予測誤差計
算回路26に出力する。その結果、予測誤差計算回路2
6では、注目画素Dの画素値から、予測値Bを減算した
D−Bが、予測誤差として求められ、予測誤差保存用メ
モリ27に供給される。
【0058】一方、付加情報が1である場合には、予測
器選択回路23は、予測器25Bが接続されている端子
24Bの選択を指示する予測器選択信号を、スイッチ2
4に出力し、スイッチ24に端子24Bを選択させる。
この場合、予測器25Bは、スイッチ24を介して、フ
レームメモリ21から、注目画素Dの左に隣接する画素
Cを読み出し、注目画素Dの予測値として、予測誤差計
算回路26に出力する。その結果、予測誤差計算回路2
6では、注目画素Dの画素値から、予測値Cを減算した
D−Cが、予測誤差として求められ、予測誤差保存用メ
モリ27に供給される。
【0059】以上は、注目画素への埋め込みが可能であ
る場合の予測方式の選択方法であるが、注目画素への埋
め込みが不可である場合には、予測方式は、次のように
選択される。
【0060】即ち、注目画素Dの画素値が、その上に隣
接する画素Bの画素値と、その左に隣接する画素Cの画
素値との間に存在しない場合には、埋め込み判定回路2
2において、注目画素Dへの埋め込みが不可であると判
定される。従って、例えば、図5(A)に示すように、
画素値BがCより大の場合において、注目画素Dの画素
値がBより大きいときや、図5(B)に示すように、画
素値CがBより大の場合において、注目画素Dの画素値
がCより大きいとき等には、埋め込み不可と判定され
る。
【0061】埋め込みが不可の場合には、予測器選択回
路23において、上述したように、注目画素を予測する
予測方式が、フレームメモリ21に記憶された注目画素
D、並びにその上に隣接する画素Bおよびその左に隣接
する画素Cの画素値の大小関係に基づいて選択される。
即ち、この場合、予測器選択回路23は、例えば、予測
誤差(の大きさ)がより大きくなる予測方式を選択す
る。
【0062】従って、例えば、図5(A)に示す場合に
おいては、注目画素Dの予測値をBとするよりも、Cと
した方が、予測誤差が大きいので、予測器選択回路23
は、注目画素Dの予測値を、その左に隣接する画素Cと
する予測方式を選択し、そのような予測方式で予測を行
う予測器25Bに接続されている端子24Bの選択を指
示する予測器選択信号を、スイッチ24に出力する。
【0063】これにより、スイッチ24は、端子24B
を選択し、予測器25Bは、スイッチ24を介して、フ
レームメモリ21から、注目画素Dの左に隣接する画素
Cを読み出す。そして、予測器25Bは、この画素C
を、注目画素Dの予測値として、予測誤差計算回路26
に出力する。その結果、予測誤差計算回路26では、注
目画素Dの画素値から、予測値Cを減算したD−Cが、
予測誤差として求められ、予測誤差保存用メモリ27に
供給される。
【0064】また、例えば、図5(B)に示す場合にお
いては、注目画素Dの予測値をCとするよりも、Bとし
た方が、予測誤差が大きいので、予測器選択回路23
は、注目画素Dの予測値を、その上に隣接する画素Bと
する予測方式を選択し、そのような予測方式で予測を行
う予測器25Aに接続されている端子24Aの選択を指
示する予測器選択信号を、スイッチ24に出力する。
【0065】これにより、スイッチ24は、端子24A
を選択し、予測器25Aは、スイッチ24を介して、フ
レームメモリ21から、注目画素Dの上に隣接する画素
Bを読み出す。そして、予測器25Aは、この画素B
を、注目画素Dの予測値として、予測誤差計算回路26
に出力する。その結果、予測誤差計算回路26では、注
目画素Dの画素値から、予測値Bを減算したD−Bが、
予測誤差として求められ、予測誤差保存用メモリ27に
供給される。
【0066】次に、図6のフローチャートを参照して、
図2の埋め込み圧縮符号化器11の処理について説明す
る。
【0067】符号化対象の画像データは、例えば、1フ
レーム単位で、フレームメモリ21に、順次供給されて
記憶される。
【0068】そして、ある1フレームの画像データが、
フレームメモリ21に記憶されると、ステップS1にお
いて、フレームメモリ21に記憶された画像データを構
成する画素のうち、ラスタスキャン順で、まだ注目画素
とされていないものが、注目画素として選択される。
【0069】以上のようにして、注目画素が選択された
後は、ステップS2に進み、埋め込み判定回路22、予
測器選択回路23、予測器25A,25B、および予測
誤差計算回路26において、注目画素を対象に、後述す
るような埋め込み圧縮処理が行われ、これにより得られ
る、注目画素についての予測誤差(注目画素の予測値の
予測誤差)が、予測誤差計算回路26から予測誤差保存
用メモリ27に供給されて記憶される。
【0070】そして、ステップS3に進み、フレームメ
モリ21に記憶された1フレームの画像データを構成す
るすべての画素を注目画素として処理を行ったかどうか
が判定される。ステップS3において、まだ、すべての
画素を注目画素としていないと判定された場合、ステッ
プS1に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0071】また、ステップS3において、すべての画
素を注目画素としたと判定された場合、即ち、予測誤差
保存用メモリ27に、1フレーム分の予測誤差が記憶さ
れた場合、ステップS4に進み、エントロピー符号化回
路28は、予測誤差保存用メモリ27に記憶された1フ
レーム分の予測誤差を読み出し、エントロピー符号化す
る。さらに、エントロピー符号化回路28は、ステップ
S5において、その結果得られる符号化データを出力
し、処理を終了する。
【0072】なお、図6の処理は、例えば、フレームメ
モリ21に1フレームの画像データが記憶されるごとに
行われる。
【0073】次に、図7のフローチャートを参照して、
図6のステップS2における埋め込み圧縮処理について
説明する。
【0074】埋め込み圧縮処理では、まず最初に、ステ
ップS11において、埋め込み判定回路22は、注目画
素への埋め込みの可否を判定する。ステップS11にお
いて、注目画素への埋め込みが可能であると判定された
場合、埋め込み判定回路22は、その旨の埋め込み判定
信号を、予測器選択回路23に出力し、ステップS12
に進む。
【0075】ステップS12では、予測器選択回路23
は、注目画素に埋め込む付加情報に基づいて、予測方式
を選択し、その選択結果としての予測器選択信号を、ス
イッチ24に出力する。これにより、スイッチ24で
は、端子24Aまたは24Bのうちの、選択された予測
方式(以下、適宜、選択予測方式という)で予測を行う
予測器が接続された方が選択される。
【0076】そして、ステップS13に進み、予測器2
5Aまたは25Bのうちの、選択予測方式で予測を行う
予測器(以下、適宜、選択予測器という)において、注
目画素の予測値が、選択予測方式にしたがって求めら
れ、その予測値が、予測誤差計算回路26に出力され
る。
【0077】予測誤差計算回路26は、ステップS14
において、選択予測器からの予測値の予測誤差を求め、
予測誤差保存用メモリ27に供給して記憶させ、リター
ンする。
【0078】一方、ステップS11において、注目画素
への埋め込みが不可であると判定された場合、埋め込み
判定回路22は、その旨の埋め込み判定信号を、予測器
選択回路23に出力し、ステップS15に進む。
【0079】ステップS15では、予測器選択回路23
は、注目画素と、その予測に用いる画素に基づいて、注
目画素を予測する予測方式を選択する。即ち、予測器選
択回路23は、図3に示したように、注目画素Dに対し
て、その上に隣接する画素B、またはその左に隣接する
画素Cを予測値とする予測方式のうち、予測誤差が大き
くなる方の予測方式を選択し、その選択結果としての予
測器選択信号を、スイッチ24に出力する。これによ
り、スイッチ24では、端子24Aまたは24Bのうち
の、選択された予測方式(選択予測方式)で予測を行う
予測器が接続された方が選択される。
【0080】そして、ステップS16に進み、予測器2
5Aまたは25Bのうちの、選択予測方式で予測を行う
予測器(選択予測器)において、注目画素の予測値が、
選択予測方式にしたがって求められ、その予測値が、予
測誤差計算回路26に出力される。
【0081】予測誤差計算回路26は、ステップS17
において、選択予測器からの予測値の予測誤差を求め、
予測誤差保存用メモリ27に供給して記憶させ、リター
ンする。
【0082】次に、図8のフローチャートを参照して、
図3における画素Dを注目画素とした場合の、図6のス
テップS2における埋め込み圧縮処理について、さらに
説明する。
【0083】埋め込み圧縮処理では、まず最初に、ステ
ップS21において、埋め込み判定回路22は、注目画
素D、その上に隣接する画素B、その左に隣接する画素
Cの大小関係を判定することにより、注目画素への埋め
込みの可否を判定する。なお、ステップS21の処理
は、図7のステップS11の処理に対応する。
【0084】ステップS11において、画素値B,C,
Dの大小関係として、式B<D<CまたはC<D<Bが
成り立つと判定された場合、埋め込み判定回路22は、
注目画素Dへの埋め込みが可能である旨の埋め込み判定
信号を、予測器選択回路23に出力し、ステップS22
に進む。
【0085】ステップS22では、予測器選択回路23
は、注目画素Dに埋め込む付加情報が0または1のうち
のいずれであるかを判定し、1であると判定した場合、
ステップS23に進み、予測器選択回路23は、画素C
を予測値とする予測方式を選択し、その旨の予測器選択
信号を、スイッチ24に出力する。即ち、本実施の形態
では、画素Cを予測値とする予測方式による予測は、予
測器25Bにおいて行われるので、いまの場合、予測器
選択回路23からスイッチ24に対しては、予測器25
Bに接続されている端子24Bの選択を指令する予測器
選択信号が供給される。なお、ステップS22およびS
23の処理は、図7のステップS12の処理に対応す
る。
【0086】スイッチ24は、予測器選択回路23から
の予測器選択信号にしたがって、端子24Bを選択し、
これにより、予測器25Bは、ステップS24におい
て、フレームメモリ21から、スイッチ24を介して、
画素Cを読み出し、これを、注目画素Dの予測値とし
て、予測誤差計算回路26に出力する。なお、ステップ
S24の処理は、図7のステップS13の処理に対応す
る。
【0087】予測誤差計算回路26は、ステップS25
において、予測器25Bからの予測値Cの予測誤差D−
Cを求め、予測誤差保存用メモリ27に供給し、リター
ンする。なお、ステップS24の処理は、図7のステッ
プS14の処理に対応する。
【0088】一方、ステップS22において、注目画素
Dに埋め込む付加情報が0であると判定された場合、ス
テップS26に進み、予測器選択回路23は、画素Bを
予測値とする予測方式を選択し、その旨の予測器選択信
号を、スイッチ24に出力する。即ち、本実施の形態で
は、画素Bを予測値とする予測方式による予測は、予測
器25Aにおいて行われるので、いまの場合、予測器選
択回路23からスイッチ24に対しては、予測器25A
に接続されている端子24Aの選択を指令する予測器選
択信号が供給される。なお、ステップS22およびS2
6の処理は、図7のステップS12の処理に対応する。
【0089】スイッチ24は、予測器選択回路23から
の予測器選択信号にしたがって、端子24Aを選択し、
これにより、予測器25Aは、ステップS27におい
て、フレームメモリ21から、スイッチ24を介して、
画素Bを読み出し、これを、注目画素Dの予測値とし
て、予測誤差計算回路26に出力する。なお、ステップ
S27の処理は、図7のステップS13の処理に対応す
る。
【0090】予測誤差計算回路26は、ステップS28
において、予測器25Aからの予測値Bの予測誤差D−
Bを求め、予測誤差保存用メモリ27に供給し、リター
ンする。なお、ステップS28の処理は、図7のステッ
プS14の処理に対応する。
【0091】一方、ステップS21において、画素値
B,C,Dの大小関係として、式B<D<CおよびC<
D<Bのいずれも成り立たないと判定された場合、即
ち、式B≦C≦D,D≦C≦B,C<B≦D、またはD
≦B<Cのうちのいずれかが成り立つ場合、埋め込み判
定回路22は、注目画素Dへの埋め込みが不可である旨
の埋め込み判定信号を、予測器選択回路23に出力し、
ステップS29に進む。
【0092】ステップS29では、予測器選択回路23
は、フレームメモリ21から、画素B,C,Dを読み出
し、それらの画素値の大小関係を判定する。
【0093】ステップS29において、画素値B,C,
Dの大小関係として、式B≦C≦DまたはD≦C≦Bが
成り立つと判定された場合、ステップS30に進み、予
測器選択回路23は、画素Bを予測値とする予測方式を
選択し、その旨の予測器選択信号を、スイッチ24に出
力する。従って、この場合、ステップS26における場
合と同様に、スイッチ24は、端子24Aを選択する。
なお、ステップS29およびS30の処理は、図7のス
テップS15の処理に対応する。
【0094】ここで、上述したように、注目画素への埋
め込みが不可の場合には、注目画素の予測方式として、
予測誤差を大きくするものが選択される。式B≦C≦D
またはD≦C≦Bが成り立つ場合には、画素BまたはC
をそれぞれ予測値とする予測方式のうち、予測誤差が大
きくなるのは、画素Bを予測値とする予測方式であるか
ら、ステップS30では、そのような予測方式が選択さ
れる。
【0095】スイッチ24が、端子24Aを選択する
と、予測器25Aは、ステップS31において、フレー
ムメモリ21から、スイッチ24を介して、画素Bを読
み出し、これを、注目画素Dの予測値として、予測誤差
計算回路26に出力する。なお、ステップS31の処理
は、図7のステップS16の処理に対応する。
【0096】予測誤差計算回路26は、ステップS32
において、予測器25Aからの予測値Bの予測誤差D−
Bを求め、予測誤差保存用メモリ27に供給し、リター
ンする。なお、ステップS32の処理は、図7のステッ
プS17の処理に対応する。
【0097】一方、ステップS29において、画素値
B,C,Dの大小関係として、式C<B≦DまたはD≦
B<Cが成り立つと判定された場合、ステップS33に
進み、予測器選択回路23は、画素Cを予測値とする予
測方式を選択し、その旨の予測器選択信号を、スイッチ
24に出力する。従って、この場合、ステップS23に
おける場合と同様に、スイッチ24は、端子24Bを選
択する。なお、ステップS29およびS33の処理は、
図7のステップS15の処理に対応する。
【0098】ここで、上述したように、注目画素への埋
め込みが不可の場合には、注目画素の予測方式として、
予測誤差を大きくするものが選択される。式C<B≦D
またはD≦B<Cが成り立つ場合には、画素BまたはC
をそれぞれ予測値とする予測方式のうち、予測誤差が大
きくなるのは、画素Cを予測値とする予測方式であるか
ら、ステップS33では、そのような予測方式が選択さ
れる。
【0099】スイッチ24が、端子24Bを選択する
と、予測器25Bは、ステップS34において、フレー
ムメモリ21から、スイッチ24を介して、画素Cを読
み出し、これを、注目画素Dの予測値として、予測誤差
計算回路26に出力する。なお、ステップS34の処理
は、図7のステップS16の処理に対応する。
【0100】予測誤差計算回路26は、ステップS35
において、予測器25Bからの予測値Cの予測誤差D−
Cを求め、予測誤差保存用メモリ27に供給し、リター
ンする。なお、ステップS35の処理は、図7のステッ
プS17の処理に対応する。
【0101】ここで、図9に、画素値B,C,Dの大小
関係に基づく、埋め込み圧縮処理のルールを示す。
【0102】なお、上述の場合には、画素(の画素値)
BとCとが一致している場合には、埋め込みを行わない
こととしたが、画素BとCとが一致している場合には、
図3に示すように、注目画素Dの左上の画素Aを利用し
て、注目画素Dに、付加情報を埋め込むようにすること
も可能である。この場合の埋め込み圧縮処理のルール
を、図10に示す。
【0103】ここで、図10では、B=Cの場合に、画
素AまたはBを、注目画素Dの予測値として用いるよう
にしているが、BとCとは等しいから、注目画素Dの予
測としては、画素AまたはCを用いることも可能であ
る。
【0104】次に、図11は、図1の復号器12の構成
例を示している。
【0105】埋め込み圧縮符号化器11が出力し、記録
媒体3または伝送媒体4を介して供給される符号化デー
タは、フレームメモリ31に入力され、フレームメモリ
31は、そこに入力される符号化データを、例えば、1
フレーム単位で順次記憶する。
【0106】エントロピー復号回路32は、フレームメ
モリ31に記憶された符号化データを、順次読み出して
エントロピー復号し、これにより、符号化データを、予
測誤差に復号する。この予測誤差は、埋め込み判定回路
33および画素値/付加情報計算回路34に供給され
る。
【0107】埋め込み判定回路33は、エントロピー復
号回路32からの予測誤差を画素値とする画素に、付加
情報が埋め込まれているかどうかを判定する。即ち、埋
め込み判定回路33は、エントロピー復号回路32が出
力する予測誤差でなる画像(以下、適宜、予測誤差画像
という)を構成する画素を、例えば、ラスタスキャン順
に、順次、注目画素とし、その注目画素に、付加情報が
埋め込まれているかどうかを、その注目画素の画素値、
および復号画像用メモリ35に記憶された、既に復号さ
れた画素の画素値に基づいて判定する。
【0108】具体的には、例えば、いま、図12に示す
ように、予測誤差画像を構成する、ある画素dが注目画
素である場合には、埋め込み判定回路33は、その注目
画素dの上に隣接する、既に復号された画素Bと、下に
隣接する、既に復号された画素Cを、復号画像用メモリ
35から読み出す。なお、ここでは、ラスタスキャン順
に、画素の復号が行われるので、注目画素の上や左にあ
る画素は、既に復号されている。そして、埋め込み判定
回路33は、これらの画素値BおよびC、並びに注目画
素の画素値dに基づいて、注目画素への付加情報の埋め
込みの有無を判定する。
【0109】即ち、注目画素の元の画素値をDとする
と、注目画素については、上述したように、その画素値
Dが、その上に隣接する画素Bの画素値と、その左に隣
接する画素Cの画素値との間に存在する場合に、付加情
報の埋め込みが行われ、存在しない場合には、付加情報
の埋め込みが行われない。
【0110】従って、注目画素に付加情報が埋め込まれ
ている場合には、その画素値dの大きさ|d|が、画素
値BとCとの差分の大きさ|B−C|の範囲内にあるは
ずである。そこで、埋め込み判定回路33は、画素値d
の大きさ|d|が、画素値BとCとの差分の大きさ|B
−C|の範囲内にあるかどうかを判定し、ある場合に
は、注目画素dへの埋め込みが行われていると判定し、
ない場合には、注目画素dへの埋め込みが行われていな
いと判定する。この埋め込み判定回路33による注目画
素への埋め込みの有無の判定結果は、埋め込み判定信号
として、画素値/付加情報計算回路34に供給されるよ
うになっている。
【0111】画素値/付加情報計算回路34は、埋め込
み判定回路33から、注目画素への埋め込みが行われて
いる旨の埋め込み判定信号を受信した場合、その注目画
素を予測した予測方式を、注目画素の画素値、および復
号画像用メモリ35に記憶された、既に復号された画素
の画素値に基づいて判定するとともに、注目画素を復号
する。
【0112】即ち、画素値/付加情報計算回路34は、
注目画素(予測誤差)dの上に隣接する、既に復号され
た画素Bと、左に隣接する、既に復号された画素Cを、
復号画像用メモリ35から読み出し、それぞれを注目画
素の予測値とする予測方式にしたがって、注目画素dを
復号する。具体的には、画素値Bと、予測誤差である注
目画素の画素値dとが加算されることにより、画素値B
を予測値とする予測方式による復号が行われるととも
に、画素値Cと、予測誤差である注目画素の画素値dと
が加算されることにより、画素値Cを予測値とする予測
方式による復号が行われる。
【0113】画素値/付加情報計算回路34は、画素値
Bと予測誤差dとの加算値B+d、および画素値Cと予
測誤差dとの加算値C+dを求めると、その2つの加算
値B+dとC+dのうち、画素値BとCとの間に存在す
る方を選択し、その選択した加算値を、注目画素の復号
結果として、復号画像用メモリ35に出力する。
【0114】即ち、注目画素に付加情報が埋め込まれて
いる場合には、上述したことから、注目画素の元の画素
値が、画素値BとCとの間に存在するはずであり、この
ため、画素値/付加情報計算回路34は、加算値B+d
とC+dのうち、画素値BとCとの間に存在する方を選
択し、その選択した加算値を、注目画素の復号結果とす
る。
【0115】さらに、画素値/付加情報計算回路34
は、加算値B+dとC+dのうち、加算値B+dを復号
結果とした場合、予測方式が、画素値Bを予測値とする
ものであると認識する。また、画素値/付加情報計算回
路34は、加算値B+dとC+dのうち、加算値C+d
を復号結果とした場合、予測方式が、画素値Cを予測値
とするものであると認識する。そして、画素値/付加情
報計算回路34は、予測方式の認識結果に基づいて、注
目画素に埋め込まれていた付加情報を復号する。
【0116】即ち、上述したように、埋め込み圧縮符号
化器11では、付加情報が0の場合には、画素Bを、注
目画素の予測値とする予測方式が用いられ、付加情報が
1の場合には、画素値Cを、注目画素の予測値とする予
測方式が用いられる。そこで、画素値/付加情報計算回
路34は、予測方式が、画素値Bを予測値とするもので
ある旨の認識結果が得られた場合には、付加情報として
0を復号し、予測方式が、画素値Cを予測値とするもの
である旨の認識結果が得られた場合には、付加情報とし
て1を復号して、付加情報用メモリ36に供給する。
【0117】従って、予測誤差d、並びに画素値Bおよ
びCの関係が、例えば、図13(A)に示すように、式
C<B+d<Bで表される場合には、B+dが注目画素
の画素値として復号されるとともに、付加情報として0
が復号される。また、予測誤差d、並びに画素値Bおよ
びCの関係が、例えば、図13(B)に示すように、式
C<C+d<Bで表される場合には、C+dが注目画素
の画素値として復号されるとともに、付加情報として1
が復号される。
【0118】一方、画素値/付加情報計算回路34は、
埋め込み判定回路33から、注目画素への埋め込みが行
われていない旨の埋め込み判定信号を受信した場合、そ
の注目画素を、その画素値、および復号画像用メモリ3
5に記憶された、既に復号された画素の画素値に基づい
て復号する。
【0119】即ち、上述したように、注目画素の画素値
(予測誤差)dの大きさ|d|が、画素値BとCとの差
分の大きさ|B−C|の範囲内にない場合には、その注
目画素には、付加情報は埋め込まれていない。さらに、
注目画素に付加情報が埋め込まれていない場合には、埋
め込み圧縮符号化器11において、その注目画素は、画
素値BとCをそれぞれ予測値とする予測方式のうち、予
測誤差(の大きさ)がより大きくなる方で予測されてい
るはずである。そこで、画素値/付加情報計算回路34
は、上述のような予測方式の選択条件に合致するよう
に、注目画素を復号する。
【0120】具体的には、例えば、図14に示すよう
に、式C<B<C+dが成り立つ場合においては、注目
画素dが、画素値Bを予測値として予測されているとす
ると、その復号結果は、D’=B+dとなる。しかしな
がら、D’が、注目画素の正しい復号結果であるとする
と、画素値BとCをそれぞれ予測値とする予測方式のう
ち、予測誤差がより大きくなる方で予測するという予測
方式の選択条件に反する。即ち、D’を、注目画素の復
号結果とするのであれば、注目画素は、予測誤差が大き
くなる、画素値Cを予測値として予測されているはずで
あり、画素値Bを予測値として復号した復号結果D’
は、正しい復号結果でないということになる。
【0121】そこで、画素値/付加情報計算回路34
は、注目画素dが、画素値Cを予測値として予測されて
いるとして、注目画素を、D=C+dに復号する。この
場合、画素値BとCをそれぞれ予測値とする予測方式の
うち、予測誤差がより大きくなる方で予測するという予
測方式の選択条件に合致するから、画素値/付加情報計
算回路34は、Dを、注目画素の復号結果として、復号
画像用メモリ35に出力する。
【0122】復号画像用メモリ35は、画素値/付加情
報計算回路34が出力する注目画素の復号結果(復号画
素値)を、例えば、その注目画素の位置に対応するアド
レスに一時記憶する。付加情報用メモリ36は、画素値
/付加情報計算回路34が出力する付加情報の復号結果
(復号付加情報)を一時記憶する。
【0123】次に、図15のフローチャートを参照し
て、図11の復号器12の処理について説明する。
【0124】符号化データは、例えば、1フレーム単位
で、フレームメモリ31に、順次供給されて記憶され
る。
【0125】そして、ある1フレームの符号化データ
が、フレームメモリ31に記憶されると、ステップS4
1において、エントロピー復号回路32は、フレームメ
モリ41に記憶された1フレームの符号化データをエン
トロピー復号し、予測誤差でなる予測誤差画像に変換す
る。さらに、ステップS42に進み、予測誤差画像を構
成する画素のうち、ラスタスキャン順で、まだ注目画素
とされていないものが、注目画素として選択される。
【0126】その後、ステップS43に進み、埋め込み
判定回路33および画素値/付加情報計算回路34にお
いて、注目画素を復号するとともに、その注目画素に付
加情報が埋め込まれている場合には、その付加情報を復
号(抽出)する付加情報抽出/画素復号処理が行われ、
その結果得られる注目画素の復号結果が、画素値/付加
情報計算回路34から復号画像用メモリ35に供給され
て記憶される。さらに、ステップS43において付加情
報の復号結果が得られる場合には、その復号結果が、画
素値/付加情報計算回路34から付加情報用メモリ36
に供給されて記憶される。
【0127】そして、ステップS44に進み、エントロ
ピー復号回路32で復号された1フレームの予測誤差画
像を構成するすべての画素を注目画素として処理を行っ
たかどうかが判定される。ステップS44において、ま
だ、すべての画素を注目画素としていないと判定された
場合、ステップS42に戻り、以下、同様の処理が繰り
返される。
【0128】また、ステップS44において、すべての
画素を注目画素としたと判定された場合、即ち、復号画
像用メモリ35に、1フレームの復号画像が記憶される
とともに、付加情報用メモリ36に、その1フレームの
復号画像に埋め込まれていた付加情報が記憶された場
合、ステップS45に進み、復号画像用メモリ35から
復号画像が読み出されて出力されるとともに、付加情報
用メモリ36から付加情報が読み出されて出力され、処
理を終了する。
【0129】なお、図15の処理は、例えば、フレーム
メモリ31に1フレームの符号化データが記憶されるご
とに行われる。
【0130】次に、図16のフローチャートを参照し
て、図15のステップS43における付加情報抽出/画
素復号処理について説明する。
【0131】付加情報抽出/画素復号処理では、まず最
初に、ステップS51において、埋め込み判定回路33
は、注目画素に対する付加情報の埋め込みの有無を判定
する。ステップS51において、注目画素に付加情報が
埋め込まれていると判定された場合、埋め込み判定回路
33は、その旨の埋め込み判定信号を、画素値/付加情
報計算回路34に出力し、ステップS52に進む。
【0132】ステップS52では、画素値/付加情報計
算回路34は、注目画素の画素値である予測誤差、およ
びその注目画素の左または上にそれぞれ隣接する、既に
復号され、復号画像用メモリ35に記憶されている画素
の画素値に基づいて、注目画素の予測に用いられた予測
方式を認識する。
【0133】ここで、本実施の形態では、ラインスキャ
ン順に処理を行うので、上述したように、注目画素の上
や左にある画素は、既に復号されている。また、この場
合、注目画素が、1フレームの最も上の行の画素である
ときや、最も左の列の画素であるときには、その上や左
に隣接する画素が存在しないこととなるが、このような
ときは、復号器12において、例えば、注目画素の上や
左に、画素値が0の画素、あるいは注目画素と同一の画
素が存在するものとして処理を行うこととする。埋め込
み圧縮符号化器11においても同様とする。
【0134】画素値/付加情報計算回路34は、予測方
式を認識した後、ステップS52からS53に進み、そ
の認識した予測方式(以下、適宜、認識予測方式とい
う)に基づいて、注目画素を復号するとともに、そこに
埋め込まれていた付加情報を復号し、リターンする。
【0135】一方、ステップS51において、注目画素
に付加情報が埋め込まれていないと判定された場合、埋
め込み判定回路33は、その旨の埋め込み判定信号を、
画素値/付加情報計算回路34に出力し、ステップS5
4に進む。
【0136】ステップS54では、画素値/付加情報計
算回路34は、注目画素の画素値である予測誤差、およ
びその注目画素の左または上にそれぞれ隣接する、既に
復号され、復号画像用メモリ35に記憶されている画素
の画素値に基づいて、注目画素の予測に用いられた予測
方式を認識し、ステップS55に進む。
【0137】ステップS55では、画素値/付加情報計
算回路34は、ステップS54で認識した予測方式(認
識予測方式)に基づいて、注目画素を復号し、リターン
する。
【0138】次に、図17のフローチャートを参照し
て、図12における画素(予測誤差)dを注目画素とし
た場合の、図15のステップS43における付加情報抽
出/画素復号処理について、さらに説明する。
【0139】付加情報抽出/画素復号処理では、まず最
初に、ステップS61において、埋め込み判定回路33
は、注目画素d、その上に隣接する、既に復号された画
素B、その左に隣接する、既に復号された画素Cの大小
関係を判定することにより、注目画素dへの埋め込みの
有無を判定する。なお、ステップS61の処理は、図1
6のステップS51の処理に対応する。
【0140】ステップS61において、画素値B,C,
dの大小関係として、式B<B+d<C,C<B+d<
B,B<C+d<C、またはC<C+d<Bのうちのい
ずれかが成り立つと判定された場合、埋め込み判定回路
33は、注目画素dへの埋め込みが行われている旨の埋
め込み判定信号を、画素値/付加情報計算回路34に出
力し、ステップS62に進む。
【0141】ステップS62では、画素値/付加情報計
算回路34は、画素値B,C,dの大小関係を判定し、
これにより、注目画素の予測に用いられた予測方式を認
識する。
【0142】即ち、ステップS62において、画素値
B,C,dの大小関係として、式B<B+d<Cまたは
C<B+d<Bのうちのいずれかが成り立つと判定され
た場合、ステップS63に進み、画素値/付加情報計算
回路34は、画素値Bを予測値とする予測方式が用いら
れたことを認識し、ステップS64に進む。なお、ステ
ップS62およびS63の処理は、図15のステップS
52の処理に対応する。
【0143】ステップS64では、画素値/付加情報計
算回路34は、ステップS63で認識された予測方式
(認識予測方式)に基づき、その認識予測方式で予測値
とされる画素値Bに、注目画素の画素値である予測誤差
dを加算することで、注目画素の復号結果としての画素
値B+dを得て、復号画像用メモリ35に出力する。さ
らに、画素値/付加情報計算回路34は、認識予測方式
に基づき、付加情報の復号結果として0を得て、付加情
報用メモリ36に出力し、リターンする。なお、ステッ
プS64の処理は、図15のステップS53の処理に対
応する。
【0144】また、ステップS62において、画素値
B,C,dの大小関係として、式B<C+d<Cまたは
C<C+d<Bのうちのいずれかが成り立つと判定され
た場合、ステップS65に進み、画素値/付加情報計算
回路34は、画素値Cを予測値とする予測方式が用いら
れたことを認識し、ステップS66に進む。なお、ステ
ップS62およびS65の処理は、図15のステップS
52の処理に対応する。
【0145】ステップS66では、画素値/付加情報計
算回路34は、ステップS65で認識された予測方式
(認識予測方式)に基づき、その認識予測方式で予測値
とされる画素値Cに、注目画素の画素値である予測誤差
dを加算することで、注目画素の復号結果としての画素
値C+dを得て、復号画像用メモリ35に出力する。さ
らに、画素値/付加情報計算回路34は、認識予測方式
に基づき、付加情報の復号結果として1を得て、付加情
報用メモリ36に出力し、リターンする。なお、ステッ
プS66の処理は、図15のステップS53の処理に対
応する。
【0146】一方、ステップS61において、画素値
B,C,dの大小関係として、式B<B+d<C,C<
B+d<B,B<C+d<C、およびC<C+d<Bの
うちのいずれも成り立たないと判定された場合、即ち、
式B≦C≦B+d,B+d≦C<B,C+d≦B≦C、
またはC<B≦B+dのうちのいずれかが成り立つ場
合、埋め込み判定回路33は、注目画素dへの埋め込み
が行われていない旨の埋め込み判定信号を、画素値/付
加情報計算回路34に出力し、ステップS67に進む。
【0147】ステップS67では、画素値/付加情報計
算回路34は、画素値B,C,dの大小関係を判定する
ことにより、注目画素の予測に用いられた予測方式を認
識する。
【0148】ステップS67において、画素値B,C,
dの大小関係として、式B≦C≦B+dまたはB+d≦
C<Bのうちのいずれかが成り立つと判定された場合、
ステップS68に進み、画素値/付加情報計算回路34
は、画素値Bを予測値とする予測方式が用いられたこと
を認識し、ステップS69に進む。なお、ステップS6
7およびS68の処理は、図15のステップS54の処
理に対応する。
【0149】ステップS69では、画素値/付加情報計
算回路34は、ステップS68で認識された予測方式
(認識予測方式)に基づき、その認識予測方式で予測値
とされる画素値Bに、注目画素の画素値である予測誤差
dを加算することで、注目画素の復号結果としての画素
値B+dを得て、復号画像用メモリ35に出力し、リタ
ーンする。なお、ステップS69の処理は、図15のス
テップS55の処理に対応する。
【0150】また、ステップS67において、画素値
B,C,dの大小関係として、式C+d≦B≦C、また
はC<B≦B+dのうちのいずれかが成り立つと判定さ
れた場合、ステップS70に進み、画素値/付加情報計
算回路34は、画素値Cを予測値とする予測方式が用い
られたことを認識し、ステップS71に進む。なお、ス
テップS67およびS70の処理は、図15のステップ
S54の処理に対応する。
【0151】ステップS71では、画素値/付加情報計
算回路34は、ステップS70で認識された予測方式
(認識予測方式)に基づき、その認識予測方式で予測値
とされる画素値Cに、注目画素の画素値である予測誤差
dを加算することで、注目画素の復号結果としての画素
値C+dを得て、復号画像用メモリ35に出力し、リタ
ーンする。なお、ステップS71の処理は、図15のス
テップS55の処理に対応する。
【0152】ここで、図18に、画素値B,C,dの大
小関係に基づく、符号化データの復号処理のルールを示
す。
【0153】なお、図10に示したように、画素BとC
とが一致している場合において、注目画素の左上の画素
Aを利用して、注目画素に、付加情報を埋め込むように
したときには、画素値および付加情報の復号は、やは
り、その左上の画素Aを利用して行うことができ、その
場合の復号処理のルールを、図19に示す。
【0154】以上のように、注目画素の予測に用いる予
測方式を、付加情報に基づいて選択し、その選択した予
測方式に基づいて、注目画素を予測して、その予測値の
予測誤差を得るようにしたので、その予測誤差は、上述
のように、その予測に用いられた予測方式を認識するこ
とで、元の画素値と付加情報に復号することができる。
即ち、復号器12では、符号化データを、復号のための
オーバヘッドなしで、元の画像(画像の劣化のない画
像)および付加情報に復号することができる。なお、こ
のことは、埋め込み圧縮符号化器11側からすれば、オ
ーバヘッドなしで、完全可逆の圧縮符号化を行うことが
できることになる。
【0155】ここで、上述の場合には、注目画素Dの予
測値の予測誤差をdとして、式|B−C|>|d|が成
り立つ場合にのみ、注目画素Dに、付加情報を埋め込む
ようにしたが、式|B−C|=|d|が成り立つ場合に
も、注目画素Dに、付加情報を埋め込むようにすること
が可能である。但し、この場合、注目画素の画素値が、
画素値BまたはCと等しく、かつ、予測誤差dが0とな
るときには、復号器12において、注目画素の予測値と
して、画素値BまたはCのうちのいずれを用いたかの判
定(用いられた予測方式の認識)が困難となる。そこ
で、本実施の形態では、式|B−C|=|d|が成り立
つ場合には、注目画素への付加情報の埋め込みを行わな
いようにしている。
【0156】また、本実施の形態では、注目画素Dに、
付加情報を埋め込まない場合には、画素値BとCのう
ち、予測誤差dが大きくなる方を、注目画素Dの予測値
として用いるようにしたが、これは、次のような理由に
よる。即ち、本実施の形態では、式|B−C|>|d|
が成り立つ場合にのみ、注目画素Dに、付加情報を埋め
込むようにしており、さらに、その埋め込みは、注目画
素Dの予測に用いる予測方式を、付加情報に基づいて選
択することによって行われる。従って、付加情報を埋め
込まない場合において、画素値BとCのうち、予測誤差
dが小さくなる方を、注目画素Dの予測値として用いる
ようにすると、式|B−C|>|d|が成り立つように
なり、復号器12において、注目画に対する付加情報の
埋め込みの有無の判定が困難となるからである。
【0157】次に、上述の場合には、埋め込み圧縮符号
化器12において、符号化対象の画像に対して、何らか
の付加情報を埋め込むようにしたが、埋め込み圧縮符号
化器12においては、図20に示すように、符号化対象
の画像を、付加情報が埋め込まれる画像(以下、適宜、
基盤画像という)と、その基盤画像に埋め込む埋め込み
対象画像とに分離し、その埋め込み対象画像を圧縮して
付加情報とし、この付加情報を、基盤画像に埋め込ん
で、符号化データとするようにすることが可能である。
そして、この場合、復号器12においては、図21に示
すように、符号化データを、元の基盤画像と付加情報に
復号し、さらに、付加情報を、元の埋め込み対象画像に
復号(伸張)して、基盤画像と結合することにより、元
の画像の復号を行うようにすることが可能である。
【0158】そこで、図22は、符号化対象の画像を、
基盤画像と埋め込み対象画像とに分離して、基盤画像
に、埋め込み対象画像を埋め込む場合の、図1の埋め込
み圧縮符号化器11の構成例を示している。
【0159】なお、図中、図2における場合と対応する
部分については、同一の符号を付してあり、以下では、
その説明は、適宜省略する。即ち、図22の埋め込み圧
縮符号化器11は、分離回路41、圧縮器42、および
付加情報用メモリ43が新たに設けられている他は、図
2における場合と同様に構成されている。
【0160】分離回路41は、フレームメモリ21に記
憶された1フレームの画像を、基盤画像と埋め込み対象
画像とに最適に分離する。即ち、分離回路41は、基盤
画像に対して、埋め込み対象画像を最適に埋め込むこと
ができるように、フレームメモリ21に記憶された画像
を、圧縮器42の出力に基づいて、基盤画像と埋め込み
対象画像とに分離する。
【0161】ここで、最適な埋め込みとは、基盤画像に
対する、埋め込み対象画像の埋め込みが次のように行わ
れることを意味する。即ち、基盤画像に埋め込むことの
できるデータ量は、その基盤画像を構成する画素数によ
って異なる。また、基盤画像に埋め込む付加情報のデー
タ量は、埋め込み対象画像が、圧縮器42で、どの程度
圧縮されるかによって異なる。そこで、最適な埋め込み
とは、基盤画像に対して、圧縮器42で圧縮された埋め
込み対象画像としての付加情報が、過不足なく埋め込ま
れた状態を意味する。なお、本来は、画像を、1画素単
位で、基盤画像と埋め込み画像とに分離するのが望まし
いが、ここでは、処理が煩雑になるのを避けるため、分
離回路41は、画像を、1水平ライン単位で、基盤画像
と埋め込み画像とに分離するものとする。
【0162】分離回路41で得られた基盤画像を構成す
る各画素は、埋め込み判定回路22、予測器選択回路2
3、スイッチ24,予測誤差計算回路26に供給される
ようになっており、また、埋め込み対象画像は、圧縮器
42に供給されるようになっている。
【0163】圧縮器42は、分離回路41からの埋め込
み対象画像を、例えば、隣接する画素どうしの差分をと
り、その差分値をハフマン符号化すること等により圧縮
し、付加情報とする。この付加情報は、付加情報用メモ
リ43に供給されるようになっており、さらに、その付
加情報のデータ量は、分離回路41に供給されるように
なっている。
【0164】付加情報用メモリ43は、圧縮器42が出
力する付加情報を、一時記憶するようになっており、こ
の付加情報は、例えば、1ビット単位で、予測器選択回
路23に供給されるようになっている。
【0165】次に、図23のフローチャートを参照し
て、図22の埋め込み圧縮符号化器11の処理について
説明する。
【0166】符号化対象の画像データは、例えば、1フ
レーム単位で、フレームメモリ21に、順次供給されて
記憶される。
【0167】そして、ある1フレームの画像データが、
フレームメモリ21に記憶されると、ステップS81に
おいて、分離回路41は、フレームメモリ21に記憶さ
れた1フレームの画像を、例えば、最後の1水平ライン
と、残りの部分とに分離し、最後の1水平ラインを埋め
込み対象画像とするとともに、残りを、基盤画像とし
て、埋め込み対象画像を、圧縮器42に出力する。圧縮
器42は、ステップS82において、分離回路41から
の埋め込み対象画像を圧縮し、付加情報とする。さら
に、圧縮器42は、その付加情報のデータ量を、分離回
路41に出力する。
【0168】分離回路41は、圧縮器42から付加情報
のデータ量を受信すると、基盤画像に対し、図9に示し
たようなルールで埋め込むことのできるデータ量(以
下、適宜、埋め込みスペースという)を算出し、ステッ
プS83に進み、埋め込みスペースと、付加情報のデー
タ量との関係が最適かどうかを判定する。
【0169】ステップS83において、埋め込みスペー
スと、付加情報のデータ量との関係が最適でないと判定
された場合、即ち、ここでは、埋め込みスペースが、付
加情報のデータ量に対して大である場合、ステップS8
4に進み、分離回路41は、埋め込み対象画像の水平ラ
イン数が、例えば、1水平ラインだけ増えるように、フ
レームメモリ21に記憶された画像を分離する分離点を
変更する。そして、ステップS81に戻り、分離回路4
1は、ステップS84で変更された分離点で、フレーム
メモリ21に記憶された画像を分離し、以下、同様の処
理を繰り返す。
【0170】一方、ステップS83において、埋め込み
スペースと、付加情報のデータ量との関係が最適である
と判定された場合、即ち、ここでは、付加情報のデータ
量が、埋め込みスペースを超えない範囲で最大となった
場合、分離回路41は、そのときの基盤画像を、埋め込
み判定回路22、予測器選択回路23、スイッチ24、
および予測誤差計算回路26に出力する。さらに、圧縮
器42は、付加情報を、付加情報用メモリ43に供給し
て記憶させる。
【0171】そして、ステップS85乃至S89に順次
進み、図6のステップS1乃至S5における場合とそれ
ぞれ同様の処理が行われ、処理を終了する。
【0172】なお、図6のステップS3に対応する図2
3のステップS87では、フレームメモリ21に記憶さ
れた画像を構成するすべての画素が注目画素とされたか
どうかではなく、分離回路41で得られた基盤画像を構
成するすべての画素が注目画素とされたかどうかが判定
される。また、図6のステップS1に対応する図23の
ステップS85では、基盤画像から注目画素が選択され
る。
【0173】ここで、図23の処理も、例えば、図6の
処理と同様に、フレームメモリ21に1フレームの画像
データが記憶されるごとに行われる。
【0174】次に、図22の埋め込み圧縮符号化器11
には、図23ではなく、図24のフローチャートにした
がった処理を行わせることも可能である。
【0175】即ち、この場合、ステップS91におい
て、分離回路41は、フレームメモリ21に記憶された
1フレームの画像を、例えば、最後の1水平ラインと、
残りの部分とに分離し、最後の1水平ラインを埋め込み
対象画像とするとともに、残りを、基盤画像として、埋
め込み対象画像を、圧縮器42に出力する。圧縮器42
は、ステップS92において、分離回路41からの埋め
込み対象画像を圧縮し、付加情報として、付加情報用メ
モリ43に供給して記憶させる。
【0176】そして、以下、ステップS93乃至S95
に進み、図23のステップS85乃至S87における場
合とそれぞれ同様の処理が行われ、これにより、基盤画
像に対して、付加情報用メモリ43に記憶された付加情
報すべてが埋め込まれ、予測誤差保存用メモリ27に
は、基盤画像の予測値の予測誤差でなる予測誤差画像が
記憶される。
【0177】その後、ステップS96に進み、予測誤差
画像とされた基盤画像を構成する画素のうち、付加情報
の埋め込みが可能なものが残っているかどうか、即ち、
埋め込みスペースが余っているかどうかが判定される。
ステップS96において、埋め込みスペースが余ってい
ると判定された場合、ステップS97に進み、分離回路
41は、図23のステップS84における場合と同様
に、埋め込み対象画像の水平ライン数が、例えば、1水
平ラインだけ増えるように、フレームメモリ21に記憶
された画像を分離する分離点を変更する。そして、ステ
ップS91に戻り、分離回路41は、ステップS97で
変更された分離点で、フレームメモリ21に記憶された
画像を分離し、以下、同様の処理を繰り返す。
【0178】一方、ステップS96において、埋め込み
スペースが余っていないと判定された場合、即ち、埋め
込みスペースが足りない場合、ステップS98に進み、
エントロピー符号化回路28は、予測誤差保存用メモリ
27に記憶された、前回得られた予測誤差画像を読み出
し、エントロピー符号化する。さらに、エントロピー符
号化回路28は、ステップS99において、その結果得
られる符号化データを出力し、処理を終了する。
【0179】なお、図24の処理も、例えば、フレーム
メモリ21に1フレームの画像データが記憶されるごと
に行われる。
【0180】次に、図25は、図22の埋め込み圧縮符
号化器12が出力する符号化データを、元の画像データ
に復号する、図1の復号器12の構成例を示している。
【0181】なお、図中、図11における場合と対応す
る部分については、同一の符号を付してあり、以下で
は、その説明は適宜省略する。即ち、図25の復号器1
2は、伸張器51および結合器52が新たに設けられて
いる他は、図11における場合と同様に構成されてい
る。
【0182】伸張器51は、付加情報用メモリ36に記
憶された付加情報を復号(伸張)し、元の埋め込み対象
画像として、結合器52に供給する。結合器52は、伸
張器51からの埋め込み対象画像を、復号画像用メモリ
35に書き込み、これにより、復号画像用メモリ35に
記憶された、復号された基盤画像と埋め込み対象画像と
を結合して、元の1フレームの画像を再構成する。
【0183】次に、図26のフローチャートを参照し
て、図25の復号器12の処理について説明する。
【0184】ステップS101乃至S104では、図1
5のステップS41乃至S44における場合とそれぞれ
同様の処理が行われる。そして、ステップS104にお
いて、符号化データをエントロピー復号した予測誤差画
像を構成する画素すべてを、注目画素としたと判定され
た場合、即ち、復号画像用メモリ35に、復号された基
盤画像が記憶されるとともに、付加情報用メモリ36
に、その基盤画像に埋め込まれていた付加情報が記憶さ
れた場合、ステップS105に進み、伸張器51は、付
加情報用メモリ36に記憶された付加情報を、埋め込み
対象画像に復号し、結合器52に供給する。結合器52
は、ステップS106において、伸張器51からの埋め
込み対象画像を、復号画像用メモリ35に書き込むこと
により、復号された基盤画像と埋め込み対象画像とを結
合して、元の1フレームの画像を、復号画像用メモリ3
5の中に再構成する。そして、ステップS107に進
み、復号画像用メモリ35に記憶された、再構成された
画像が読み出されて出力され、処理を終了する。
【0185】ここで、本件発明者が行ったシミュレーシ
ョンにより得られた、図22の埋め込み圧縮符号化器1
1により画像を処理した場合の圧縮率と、従来の予測符
号化による圧縮率とを、図27に示す。なお、従来の予
測符号化による圧縮率とは、注目画素の左側に隣接する
画素を予測値として予測誤差を求め、その予測誤差をハ
フマン符号化した場合の圧縮率である。
【0186】図27から、画像#1および#2のいずれ
ついても、図22の埋め込み圧縮符号化器11により画
像を処理した場合の方が、従来の予測符号化を行った場
合に比較して、圧縮率が向上していることが分かる。
【0187】なお、上述の場合には、埋め込み対象画像
を圧縮して付加情報とし、基盤画像に埋め込むようにし
たが、埋め込み対象画像は、そのまま付加情報として、
基盤画像に埋め込むことも可能である。
【0188】次に、上述した一連の処理は、ハードウェ
アにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行う
こともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う
場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、
汎用のコンピュータ等にインストールされる。
【0189】そこで、図28は、上述した一連の処理を
実行するプログラムがインストールされるコンピュータ
の一実施の形態の構成例を示している。
【0190】プログラムは、コンピュータに内蔵されて
いる記録媒体としてのハードディスク105やROM1
03に予め記録しておくことができる。
【0191】あるいはまた、プログラムは、フロッピー
(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Onl
y Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digita
l Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなど
のリムーバブル記録媒体111に、一時的あるいは永続
的に格納(記録)しておくことができる。このようなリ
ムーバブル記録媒体111は、いわゆるパッケージソフ
トウエアとして提供することができる。
【0192】なお、プログラムは、上述したようなリム
ーバブル記録媒体111からコンピュータにインストー
ルする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放
送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送し
たり、LAN(Local Area Network)、インターネットとい
ったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送
し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくる
プログラムを、通信部108で受信し、内蔵するハード
ディスク105にインストールすることができる。
【0193】コンピュータは、CPU(Central Processing
Unit)102を内蔵している。CPU102には、バス1
01を介して、入出力インタフェース110が接続され
ており、CPU102は、入出力インタフェース110を
介して、ユーザによって、キーボードやマウス等で構成
される入力部107が操作されることにより指令が入力
されると、それにしたがって、ROM(Read Only Memory)
103に格納されているプログラムを実行する。あるい
は、また、CPU102は、ハードディスク105に格納
されているプログラム、衛星若しくはネットワークから
転送され、通信部108で受信されてハードディスク1
05にインストールされたプログラム、またはドライブ
109に装着されたリムーバブル記録媒体111から読
み出されてハードディスク105にインストールされた
プログラムを、RAM(Random Access Memory)104にロ
ードして実行する。これにより、CPU102は、上述し
たフローチャートにしたがった処理、あるいは上述した
ブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、
CPU102は、その処理結果を、必要に応じて、例え
ば、入出力インタフェース110を介して、LCD(Liquid
CryStal Display)やスピーカ等で構成される出力部1
06から出力、あるいは、通信部108から送信、さら
には、ハードディスク105に記録等させる。
【0194】ここで、本明細書において、コンピュータ
に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処
理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載され
た順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あ
るいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるい
はオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0195】また、プログラムは、1のコンピュータに
より処理されるものであっても良いし、複数のコンピュ
ータによって分散処理されるものであっても良い。さら
に、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実
行されるものであっても良い。
【0196】なお、本実施の形態では、注目画素の左
や、上、左上に隣接する画素を、注目画素の予測値とし
て用いるようにしたが、注目画素の予測値としては、そ
の他の画素(例えば、注目画素に対して、空間的または
時間的に近い位置にある画素)を用いることも可能であ
る。
【0197】さらに、注目画素の予測値としては、その
左や、上、左上に隣接する画素そのものではなく、例え
ば、それらから線形予測を行うことにより得られる値等
を用いることも可能である。
【0198】また、本実施の形態では、2つの予測方式
を用意し、付加情報によって、いずれの予測方式を用い
るかを選択するようにしたが、予測方式は、3以上のN
個用意することが可能であり、その場合には、1の画素
に対して、付加情報を、log2Nビット単位で埋め込
むことが可能となる。
【0199】さらに、本実施の形態では、画像に付加情
報を埋め込むようにしたが、その他、例えば、オーディ
オデータやプログラム等に、付加情報を埋め込むように
することも可能である。
【0200】
【発明の効果】本発明の埋め込み装置および埋め込み方
法、並びに第1の記録媒体によれば、第1のデータのう
ちの注目している注目データの予測値を予測する予測方
式が、第2のデータに基づいて選択され、その予測方式
によって注目データを予測することにより、予測値が求
められるとともに、注目データに、第2のデータが埋め
込まれる。そして、予測値の予測誤差を求められ、符号
化データとして出力される。従って、完全可逆の埋め込
みの実現が可能となる。
【0201】本発明の復号装置および復号方法、並びに
第2の記録媒体によれば、符号化データのうちの注目し
ている注目データから、第1のデータの予測値の予測に
用いられた予測方式が認識され、その予測方式に基づい
て、注目データが、元の第1のデータに復号されるとと
もに、注目データに埋め込まれていた第2のデータが復
号される。従って、符号化データを、オーバーヘッドな
しで、第1および第2のデータに復号することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した埋め込み圧縮/復号システム
の一実施の形態の構成例を示す図である。
【図2】図1の埋め込み圧縮符号化器11の構成例を示
すブロック図である。
【図3】図2の埋め込み判定回路22の処理を説明する
ための図である。
【図4】注目画素への付加情報の埋め込みが可能な場合
を示す図である。
【図5】注目画素への付加情報の埋め込みが付加の場合
を示す図である。
【図6】図2の埋め込み圧縮符号化器11の処理を説明
するためのフローチャートである。
【図7】図6のステップS2の処理の詳細を説明するた
めのフローチャートである。
【図8】図6のステップS2の処理のより詳細を説明す
るためのフローチャートである。
【図9】図2の埋め込み圧縮符号化器11の処理のルー
ルを示す図である。
【図10】図2の埋め込み圧縮符号化器11の処理のル
ールを示す図である。
【図11】図1の復号器12の構成例を示すブロック図
である。
【図12】図11の埋め込み判定回路33の処理を説明
するための図である。
【図13】画素に付加情報が埋め込まれている場合の、
その画素と付加情報の復号方法を説明するための図であ
る。
【図14】画素に付加情報が埋め込まれていない場合
の、その画素の復号方法を説明するための図である。
【図15】図11の復号器12の処理を説明するための
フローチャートである。
【図16】図15のステップS43の処理の詳細を説明
するためのフローチャートである。
【図17】図15のステップS43の処理のより詳細を
説明するためのフローチャートである。
【図18】図11の復号器12の処理のルールを示す図
である。
【図19】図11の復号器12の処理のルールを示す図
である。
【図20】画像の一部に、その残りを埋め込む処理を説
明するための図である。
【図21】画像の一部に、その残りが埋め込まれたもの
を復号する処理を説明するための図である。
【図22】図1の埋め込み圧縮符号化器11の他の構成
例を示すブロック図である。
【図23】図22の埋め込み圧縮符号化器11の処理を
説明するためのフローチャートである。
【図24】図22の埋め込み圧縮符号化器11の処理を
説明するためのフローチャートである。
【図25】図1の復号器12の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図26】図25の復号器12の処理を説明するための
フローチャートである。
【図27】本件発明者によるシミュレーション結果を示
す図である。
【図28】本発明を適用したコンピュータの一実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 符号化装置, 2 復号装置, 3 記録媒体,
4 伝送媒体, 11埋め込み圧縮符号化器, 12
復号器, 21 フレームメモリ, 22埋め込み判定
回路, 23 予測器選択回路, 24 スイッチ,
24A,24B 端子, 25A,25B 予測器,
26 予測誤差計算回路, 27予測誤差保存用メモ
リ, 28 エントロピー符号化回路, 31 フレー
ムメモリ, 32 エントロピー復号回路, 33 埋
め込み判定回路, 34 画素値/付加情報計算回路,
35 復号画像用メモリ, 36 付加情報用メモ
リ, 41 分離回路, 42 圧縮器, 43 付加
情報用メモリ, 51伸張器, 52 結合器, 10
1 バス, 102 CPU, 103 ROM,104 RA
M, 105 ハードディスク, 106 出力部,
107 入力部, 108 通信部, 109 ドライ
ブ, 110 入出力インタフェース, 111 リム
ーバブル記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 ME02 RC32 RC33 RC34 SS01 SS02 SS06 SS08 TA00 TA68 TA73 TB10 TC03 TC47 TD12 UA02 UA05 UA31 UA38 UA39 5C076 AA14 AA19 AA36 BA06 BA09 5J064 AA01 BA09 BB03 BC01 BC29 BD03

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のデータに、第2のデータを埋め込
    み、符号化データを出力する埋め込み装置であって、 前記第1のデータのうちの注目している注目データの予
    測値を予測する予測方式を、前記第2のデータに基づい
    て選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された予測方式によって前記注
    目データを予測することにより、前記予測値を求めると
    ともに、前記注目データに、前記第2のデータを埋め込
    む予測/埋め込み手段と、 前記予測値の予測誤差を求め、前記符号化データとして
    出力する予測誤差演算手段とを備えることを特徴とする
    埋め込み装置。
  2. 【請求項2】 前記予測/埋め込み手段は、前記注目デ
    ータの周辺に位置する前記第1のデータを、前記注目デ
    ータの予測値として求めることを特徴とする請求項1に
    記載の埋め込み装置。
  3. 【請求項3】 前記注目データに対する、前記第2のデ
    ータの埋め込みの可否を判定する判定手段をさらに備
    え、 前記選択手段は、前記注目データに対する、前記第2の
    データの埋め込みが可能である場合に、前記予測方式
    を、前記第2のデータに基づいて選択することを特徴と
    する請求項1に記載の埋め込み装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記注目データと、そ
    の予測に用いる前記第1のデータとに基づいて、前記注
    目データに対する、前記第2のデータの埋め込みの可否
    を判定することを特徴とする請求項3に記載の埋め込み
    装置。
  5. 【請求項5】 前記注目データに対する、前記第2のデ
    ータの埋め込みが可能でない場合において、 前記選択手段は、前記予測方式を、前記注目データおよ
    びその予測に用いる前記第1のデータに基づいて選択
    し、 前記予測/埋め込み手段は、前記選択手段により選択さ
    れた予測方式によって前記注目データを予測することに
    より、前記予測値を求めることのみを行うことを特徴と
    する請求項3に記載の埋め込み装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、 前記注目データと、その予測に用いる2つの前記第1の
    データとの大小関係を判定し、 前記注目データが、その予測に用いる2つの前記第1の
    データの範囲内の値である場合に、前記注目データに対
    する、前記第2のデータの埋め込みが可能であると判定
    し、 前記注目データが、その予測に用いる2つの前記第1の
    データの範囲内の値でない場合に、前記注目データに対
    する、前記第2のデータの埋め込みが不可能であると判
    定することを特徴とする請求項4に記載の埋め込み装
    置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、前記第2のデータの埋
    め込みが可能な前記注目データについて、その予測に用
    いる2つの前記第1のデータそれぞれを前記予測値とす
    る予測方式のうちの一方を、前記第2のデータに基づい
    て選択することを特徴とする請求項6に記載の埋め込み
    装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、前記第2のデータの埋
    め込みが不可能な前記注目データについて、その予測に
    用いる2つの前記第1のデータそれぞれを前記予測値と
    する予測方式のうちの前記予測誤差が大きくなる方を選
    択することを特徴とする請求項6に記載の埋め込み装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第1のデータは、画像データである
    ことを特徴とする請求項1に記載の埋め込み装置。
  10. 【請求項10】 前記第1と第2のデータは、画像デー
    タを2つの部分に分離した一方の部分と他方の部分であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の埋め込み装置。
  11. 【請求項11】 前記一方の部分としての前記第1のデ
    ータに対して、前記他方の部分としての前記第2のデー
    タを最適に埋め込むことができるように、前記画像デー
    タを2つの部分に分離する分離手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項10に記載の埋め込み装置。
  12. 【請求項12】 第1のデータに、第2のデータを埋め
    込み、符号化データを出力する埋め込み方法であって、 前記第1のデータのうちの注目している注目データの予
    測値を予測する予測方式を、前記第2のデータに基づい
    て選択する選択ステップと、 前記選択ステップにおいて選択された予測方式によって
    前記注目データを予測することにより、前記予測値を求
    めるとともに、前記注目データに、前記第2のデータを
    埋め込む予測/埋め込みステップと、 前記予測値の予測誤差を求め、前記符号化データとして
    出力する予測誤差演算ステップとを備えることを特徴と
    する埋め込み方法。
  13. 【請求項13】 第1のデータに、第2のデータを埋め
    込み、符号化データを出力する埋め込み処理を、コンピ
    ュータに行わせるプログラムが記録されている記録媒体
    であって、 前記第1のデータのうちの注目している注目データの予
    測値を予測する予測方式を、前記第2のデータに基づい
    て選択する選択ステップと、 前記選択ステップにおいて選択された予測方式によって
    前記注目データを予測することにより、前記予測値を求
    めるとともに、前記注目データに、前記第2のデータを
    埋め込む予測/埋め込みステップと、 前記予測値の予測誤差を求め、前記符号化データとして
    出力する予測誤差演算ステップとを備えるプログラムが
    記録されていることを特徴とする記録媒体。
  14. 【請求項14】 第1のデータに、第2のデータを埋め
    込むことにより得られた符号化データを、前記第1およ
    び第2のデータに復号する復号装置であって、 前記符号化データのうちの注目している注目データか
    ら、前記第1のデータの予測値の予測に用いられた予測
    方式を認識する認識手段と、 前記認識手段により認識された前記予測方式に基づい
    て、前記注目データを、元の前記第1のデータに復号す
    るとともに、前記注目データに埋め込まれていた前記第
    2のデータを復号する復号手段とを備えることを特徴と
    する復号装置。
  15. 【請求項15】 前記注目データに対する、前記第2の
    データの埋め込みの有無を判定する判定手段をさらに備
    え、 前記認識手段は、前記注目データに、前記第2のデータ
    が埋め込まれている場合に、前記予測方式を認識するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の復号装置。
  16. 【請求項16】 前記判定手段は、前記注目データと、
    既に復号された前記第1のデータとに基づいて、前記注
    目データに対する、前記第2のデータの埋め込みの有無
    を判定することを特徴とする請求項15に記載の復号装
    置。
  17. 【請求項17】 前記注目データに対して、前記第2の
    データが埋め込まれていない場合において、 前記認識手段は、前記予測方式を、前記注目データおよ
    び既に復号された前記第1のデータに基づいて認識し、 前記復号手段は、前記認識手段により認識された予測方
    式に基づいて、前記注目データを、元の前記第1のデー
    タに復号することのみを行うことを特徴とする請求項1
    6に記載の復号装置。
  18. 【請求項18】 前記判定手段は、 前記注目データと、既に復号された2つの前記第1のデ
    ータとの大小関係を判定し、 前記注目データの大きさが、既に復号された2つの前記
    第1のデータどうしの差分の大きさより小である場合
    に、前記注目データに対して、前記第2のデータが埋め
    込まれていると判定し、 前記注目データの大きさが、既に復号された2つの前記
    第1のデータどうしの差分の大きさより小でない場合
    に、前記注目データに対して、前記第2のデータが埋め
    込まれていないと判定することを特徴とする請求項16
    に記載の復号装置。
  19. 【請求項19】 前記認識手段は、前記第2のデータが
    埋め込まれている前記注目データについて、既に復号さ
    れた2つの前記第1のデータそれぞれを前記予測値とす
    る予測方式のうち、前記注目データの復号結果が、その
    2つの前記第1のデータの範囲内になる方を、前記注目
    データに対応する前記第1のデータの予測に用いられた
    ものとして認識することを特徴とする請求項18に記載
    の復号装置。
  20. 【請求項20】 前記認識手段は、前記第2のデータが
    埋め込まれていない前記注目データについて、既に復号
    された2つの前記第1のデータそれぞれを前記予測値と
    する予測方式のうち、予測誤差が大きくなる方を、前記
    注目データに対応する前記第1のデータの予測に用いら
    れたものとして認識することを特徴とする請求項18に
    記載の復号装置。
  21. 【請求項21】 前記第1のデータは、画像データであ
    ることを特徴とする請求項14に記載の復号装置。
  22. 【請求項22】 前記第1と第2のデータは、画像デー
    タを2つの部分に分離した一方の部分と他方の部分であ
    ることを特徴とする請求項14に記載の復号装置。
  23. 【請求項23】 前記一方の部分としての、復号された
    前記第1のデータと、前記他方の部分としての、復号さ
    れた前記第2のデータとを結合し、元の前記画像データ
    を構成する結合手段をさらに備えることを特徴とする請
    求項22に記載の復号装置。
  24. 【請求項24】 第1のデータに、第2のデータを埋め
    込むことにより得られた符号化データを、前記第1およ
    び第2のデータに復号する復号方法であって、 前記符号化データのうちの注目している注目データか
    ら、前記第1のデータの予測値の予測に用いられた予測
    方式を認識する認識ステップと、 前記認識ステップにおいて認識された前記予測方式に基
    づいて、前記注目データを、元の前記第1のデータに復
    号するとともに、前記注目データに埋め込まれていた前
    記第2のデータを復号する復号ステップとを備えること
    を特徴とする復号装置。
  25. 【請求項25】 第1のデータに、第2のデータを埋め
    込むことにより得られた符号化データを、前記第1およ
    び第2のデータに復号する復号処理を、コンピュータに
    行わせるプログラムが記録されている記録媒体であっ
    て、 前記符号化データのうちの注目している注目データか
    ら、前記第1のデータの予測値の予測に用いられた予測
    方式を認識する認識ステップと、 前記認識ステップにおいて認識された前記予測方式に基
    づいて、前記注目データを、元の前記第1のデータに復
    号するとともに、前記注目データに埋め込まれていた前
    記第2のデータを復号する復号ステップとを備えるプロ
    グラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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