JP2001282284A - 音声認識装置 - Google Patents

音声認識装置

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JP2001282284A
JP2001282284A JP2000096881A JP2000096881A JP2001282284A JP 2001282284 A JP2001282284 A JP 2001282284A JP 2000096881 A JP2000096881 A JP 2000096881A JP 2000096881 A JP2000096881 A JP 2000096881A JP 2001282284 A JP2001282284 A JP 2001282284A
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太一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声認識装置を使用する場合に、ユーザーの
心理的負担を軽減すると共に、混乱を防止して、容易に
使用可能にする。 【解決手段】 本発明の音声認識装置10は、ユーザー
が発声した音声を認識して種々の処理を実行するものに
おいて、ユーザーが声認識装置10の使用を開始したと
きには、本来使用可能な多数の操作コマンドの中から、
所定の操作コマンドだけを実際に使用できるように制限
するコマンド制限手段を備えると共に、ユーザーによる
音声認識装置10の使用状況に応じて、ユーザーに使用
許可する操作コマンドの個数を増加させるコマンド増加
手段を備えたものである。この構成の場合、使用開始時
においては、ユーザーが記憶しなければならないと感じ
る操作コマンドの個数がかなり少なくなるので、ユーザ
ーの心理的負担が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカーナビゲ
ーションシステムに組み込む入力装置として好適するも
のであり、ユーザーが発声した音声を認識して種々の処
理を実行する音声認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カーナビゲーションシステム
には、操作コマンドや地名等を入力するための入力装置
として、ディスプレイの周囲に設けられた複数のスイッ
チと、ディスプレイの画面上に設けられたタッチパネル
(タッチスイッチ)と、リモコン等が設けられている。
また、近年、入力装置として音声認識装置が設けられた
カーナビゲーションシステムもある。この音声認識装置
を使用すると、ユーザーは操作コマンド等を音声で発声
するだけで、カーナビゲーションシステムを操作するこ
とが可能となるから、手操作が不要になり、使い勝手が
良くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のカーナビゲ
ーションシステムの場合、使用可能な操作コマンドの個
数は約200〜300個程度もあり、かなり多数であ
る。このため、上記多数の操作コマンドを記憶しなけれ
ばならないというユーザーの心理的負担が大きかった。
そして、実際には、ユーザーは、上記多数の操作コマン
ドを記憶することが困難であるから、音声認識装置を使
用したときに、最初に何を言ったら良いかわからなくな
って混乱することがあった。更に、このような原因で、
ユーザーは音声認識装置の使用を避ける傾向があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、音声認識装置を
使用する場合に、ユーザーの心理的負担を軽減すること
ができ、混乱を防止して、ユーザーが容易に使用するこ
とができる音声認識装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、ユーザーが声認識装置の使用を開始したときには、
本来使用可能な多数の操作コマンドの中から、所定の操
作コマンドだけを実際に使用できるように制限すると共
に、ユーザーによる声認識装置の使用状況に応じて、ユ
ーザーに使用許可する操作コマンドの個数を増加させる
ように構成した。この構成の場合、音声認識装置の使用
開始時においては、ユーザーが記憶しなければならない
と感じる操作コマンドの個数がかなり少なくなるので、
ユーザーの心理的負担を軽減することができる。これに
より、ユーザーが音声認識装置を使用するときに、混乱
することがなくなり、容易に使用できる。
【0006】請求項2の発明によれば、操作コマンドの
認識率と操作コマンドの使用回数とに基づいて、ユーザ
ーに使用許可する操作コマンドの個数を増加させるよう
に構成したので、上記操作コマンドの個数を増加させる
ための具体的構成を、簡単な構成にて容易に実現するこ
とができる。
【0007】請求項3の発明によれば、操作コマンドの
認識率と操作コマンドの使用時間とに基づいて、ユーザ
ーに使用許可する操作コマンドの個数を増加させるよう
に構成したので、請求項2の発明とほぼ同じ効果を得る
ことができる。
【0008】請求項4の発明によれば、操作コマンドの
使用回数に基づいて、ユーザーに使用許可する操作コマ
ンドの個数を増加させるように構成したので、請求項2
または3の発明とほぼ同じ効果を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を例えばカーナビゲ
ーションシステムに適用した一実施例について、図面を
参照しながら説明する。まず、図2は本実施例のカーナ
ビゲーションシステム1の全体構成を概略的に示すブロ
ック図である。この図2に示すように、カーナビゲーシ
ョンシステム1は、操作入力部2と、操作制御部3と、
現在位置算出部4と、経路計算部5と、案内制御部6
と、地図データ検索部7と、表示制御部8と、音声出力
制御部9とを備えて構成されている。
【0010】上記操作入力部2は、音声認識装置10
と、スイッチ部11と、リモコンセンサ12とを備えて
おり、ユーザーにより操作された操作内容(即ち、スイ
ッチ信号等の情報)を操作制御部3へ与えるように構成
されている。上記音声認識装置10については、後述す
る。上記スイッチ部11は、表示制御部8に内蔵された
ディスプレイ13(図4参照)の画面の上面に設けられ
たタッチスイッチ(タッチパネル)と、上記画面の周辺
部に設けられたプッシュスイッチ等から構成されてい
る。そして、上記リモコンセンサ12は、ユーザーによ
り操作されるリモコン(図示しない)から送信された送
信信号を受信する受信機である。
【0011】また、操作制御部3は、上記操作入力部2
から与えられた情報に基づいてカーナビゲーションシス
テム1の全体の動作を管理・制御する機能を有してい
る。そして、カーナビゲーションシステム1の全体の状
態が変化すると(例えばディスプレイ13の画面が遷移
したり、それに応じて表示されるスイッチの種類が変わ
ったりすると)、その変化した状態を示す情報が操作制
御部3から操作入力部2へフィードバックされるように
構成されている。操作入力部2は、上記フィードバック
された状態情報に基づいて、スイッチを表示し直した
り、スイッチの有効/無効の登録情報を変えたりするよ
うに構成されている。
【0012】更に、現在位置算出部4は、地磁気センサ
やジャイロスコープや距離センサやGPS受信機(いず
れも図示しない)等を組み合わせた位置検知センサ、ま
たは、その一部で構成された位置検知センサを備えてお
り、この位置検知センサから出力された情報に基づいて
車両の現在位置を算出して現在位置信号を出力する機能
を有している。
【0013】更にまた、経路計算部5は、ユーザーが設
定した目的地に対して、推奨ルート(即ち、現在位置か
ら目的地までの最適経路)を算出する機能を有してい
る。案内制御部6は、上記推奨ルートに基づいた社領の
運転を円滑に進めるために必要な案内を実行する機能を
備えており、この案内は、例えば案内メッセージ等の音
声や、ディスプレイ13に表示する簡易地図等で実行さ
れるように構成されている。
【0014】また、地図データ検索部7は、例えば地図
データやマップマッチングデータ等を取り出したり、検
索したりする機能を有している。上記地図データ等のデ
ータは、例えばCD−ROMやDVD−ROM等からな
る記録媒体に記録されている。表示制御部8は、例えば
カラー表示が可能な液晶ディスプレイ等で構成されたデ
ィスプレイ13を備えており、地図等の情報を明確に表
示する機能を有している。音声出力制御部9は、ユーザ
ーに報知したい音声(例えばユーザーに問い合わせるメ
ッセージや案内メッセージ等)をスピーカ14を介して
出力する機能を有している。
【0015】上記構成の場合、操作制御部3は、ユーザ
ーの操作によって要求された情報を出力する処理を実現
するために、現在位置算出部4、経路計算部5、案内制
御部6及び地図データ検索部7などとの間で情報をやり
とりして、上記各部を制御するように構成されている。
例えば、ユーザーが目的地を設定するときには、操作制
御部3は、現在位置算出部4から現在位置のデータを取
得すると共に、地図データ検索部7から目的地の座標等
のデータを取得し、これらデータを経路計算部5へ送っ
て経路計算を実行させるように構成されている。
【0016】そして、上記した処理の結果は、操作制御
部3によって表示制御部8と音声出力制御部9が制御さ
れることにより、ディスプレイ13に表示されると共
に、スピーカ14から音声として出力(発声)されるよ
うに構成されている。
【0017】次に、上記音声認識装置10の具体的構成
について、図1を参照して説明する。音声認識装置10
は、入力信号処理部15、認識処理部16、辞書管理部
17及び認識制御部18を備えて構成されている。ここ
で、入力信号処理部15は、ユーザーが発した音声をマ
イク(図示しない)を介して入力し、例えばA/D変換
して、音声データを出力するように構成されている。
【0018】そして、認識処理部16は、入力信号処理
部15から出力された音声データを入力し、辞書管理部
17内に設定されている辞書(即ち、認識対象パターン
群)の中から一致度が高いもの(語彙)を検索し、この
検索結果を認識結果として出力するように構成されてい
る。この場合、認識処理部16は、認識結果として1件
または複数件の語彙を出力する。尚、複数件の語彙は、
認識処理部16における類似判定結果の上位の複数件の
語彙である。そして、認識処理部16は、上記した認識
結果と、この認識結果に対応する認識度のデータとを認
識制御部18へ与えるように構成されている。
【0019】上記認識制御部18は、認識処理部16か
ら与えられた認識結果及び認識度に基づいて機能実現制
御を決定するように構成されている。具体的には、認識
制御部18は、上記認識結果及び認識度から1つの認識
結果を決定し、この決定した1つの認識結果(語彙や操
作コマンド等)をユーザーに通知して、ユーザーの意思
を確認するように構成されている。ここで、ユーザーか
らのフィードバック(例えば否定のフィードバック(即
ち、キャンセル操作))がない場合は、上記決定した認
識結果が正しいとして、操作制御部3へ送られ、次の処
理、即ち、例えば認識結果が操作コマンドのときには、
その操作コマンドの機能が実行されるように構成されて
いる。
【0020】これと共に、認識制御部18は、上記決定
した認識結果と、それが正しかったか否かの情報とを辞
書管理部17へ通知する(与える)ように構成されてい
る。そして、辞書管理部17は、上記通知された認識結
果(及びその認識結果が正しかったか否かの情報)を記
憶し、ユーザーによる音声認識装置10の使用状況を判
定するように構成されている。この場合、上記使用状況
としては、例えばユーザーの熟練度を算出するように構
成されている。
【0021】ここで、辞書管理部17内に設定されてい
る辞書(即ち、認識対象パターン群)について説明す
る。この辞書は、音声認識の対象となる操作コマンドか
ら構成されたデータテーブルであり、例えば図5に示す
ような構成のデータテーブルである。この図5に示すよ
うに、上記辞書の内部には、各操作コマンドについて、
コマンドの名称と、その操作コマンドの使用回数と、そ
の操作コマンドの認識率と、その操作コマンドが辞書に
登録されて使用されるようになってからの時間(例えば
日数)とから構成されたデータレコードが格納されてい
る。換言すると、音声認識の対象となる操作コマンドに
ついて、上記データレコードを作成し、これらデータレ
コードを集合させることにより上記辞書を構成してい
る。
【0022】そして、上記図5に示す辞書は、ユーザー
が声認識装置10(即ち、カーナビゲーションシステム
1)の使用を開始したときの辞書、即ち、初期状態の辞
書である。更に、ユーザーが声認識装置10の使用を開
始したときは、使用(即ち、音声認識)可能な操作コマ
ンドは、所定の操作コマンドだけに絞り込まれて制限さ
れている。本実施例の場合、上記所定の操作コマンドと
しては、例えば図4に示すように、ディスプレイ13の
画面に表示されているスイッチだけとしている。そし
て、この場合の辞書は、図5に示すような構成の辞書と
なる。尚、本実施例のカーナビゲーションシステム1の
場合、本来使用可能な操作コマンドの個数は、200〜
300個程度もある。
【0023】また、ユーザーが音声認識装置10を使用
することによりユーザーの熟練度(使用状況)が高くな
ると、辞書管理部17は、ユーザーに使用許可する操作
コマンド(音声認識可能な操作コマンド)の個数を増加
させるように、上記辞書を変更する構成となっている。
具体的には、図6及び図8に示すように、辞書の構造を
変更して、操作コマンドを追加するように構成されてい
る。
【0024】更に、図7に示すようにして、使用可能な
操作コマンドを追加した旨を、ユーザーに通知するよう
に構成されている。尚、ユーザーの熟練度を判定する制
御の具体的内容、並びに、辞書の構造を変更する制御の
具体的内容については、後述する。上記構成の場合、辞
書管理部17が、コマンド制限手段及びコマンド増加手
段としての各機能を有している。
【0025】次に、上記構成の作用、具体的には、ユー
ザーが音声認識装置10を使用したときの音声認識制
御、ユーザーの熟練度を判定する制御、並びに、辞書管
理部17による辞書の構造を変更する制御について、図
3ないし図8も参照して具体的に説明する。図3は、上
記各制御の内容を示すフローチャートである。
【0026】まず、上記図3のステップS1において、
音声取り込み処理を実行し、ユーザーが発声した音声
(例えば操作コマンドの音声)を取り込む。この場合、
上記ユーザーの音声をマイクを介して入力し、入力信号
処理部15において音声データに変換し、この音声デー
タを認識処理部16へ与える処理を実行する。
【0027】続いて、ステップS2へ進み、上記取り込
んだ音声を認識する処理(音声認識処理)を実行する。
この場合、認識処理部16において、入力信号処理部1
5からの音声データと、辞書管理部17内に設定されて
いる辞書(図5参照)とを比較し、辞書の中から一致度
が高いもの(操作コマンド)を検索し、この検索結果を
認識結果(1つ以上ある場合がある)とし、更に、認識
制御部18において、上記認識結果及び認識度から1つ
の認識結果を決定する。尚、操作コマンド以外の語彙の
音声を認識する場合には、辞書管理部17内に設定され
ている他の辞書(地名や建物の名称や施設の名称等の各
辞書)などを検索(参照)して認識するように構成され
ている。
【0028】この後、ステップS3へ進み、認識制御部
18にて決定された1つの認識結果(例えば1つの操作
コマンド)をユーザーに通知する。ここでは、上記1つ
の認識結果をディスプレイ13に表示したり、トークバ
ック(即ち、音声出力制御部9によって音声合成してス
ピーカ14から発声)したりして、ユーザーに通知して
いる。
【0029】そして、ステップS4へ進み、ユーザーの
意思を確認することにより、上記音声認識が成功したか
否かを判断する。この場合、ユーザーからのフィードバ
ック(例えば否定のフィードバック(例えばキャンセル
操作))がない場合は、上記音声認識が成功したと判断
し、そうでない場合は、音声認識が成功しなかったと判
断する。上記ステップS4において、音声認識が成功し
なかったと判断すると、「NO」へ進み、ステップS1
へ戻り、音声取り込み処理を再び繰り返すようになって
いる。
【0030】これに対して、上記ステップS4におい
て、音声認識が成功したと判断すると、「YES」へ進
み、ステップS5の機能駆動処理を実行する。このステ
ップS5では、操作制御部3によって、例えば認識結果
が操作コマンドのときには、その操作コマンドの機能が
実行されるようになっている。
【0031】この機能の実行と共に、ステップS6へ進
み、熟練度算出処理を実行する。この場合、辞書管理部
17において、認識制御部18から与えられた認識結果
とそれが正しかったか否かの情報とが記憶されると共
に、ユーザーの熟練度(即ち、ユーザーによる音声認識
装置10の使用状況)が算出される。この熟練度の算出
処理は、図5に示す辞書(即ち、データテーブル)にお
いて、音声認識された操作コマンドに対応する使用回数
のデータをカウントアップすると共に、認識率(%)の
データを更新し、また、時間(日数)のデータをカウン
トアップするという演算処理である。
【0032】この後、ステップS7へ進み、ここで、上
記算出したユーザーの熟練度が予め決められた閾値を越
えたか否かを判断する。この場合、ユーザーの熟練度の
判断の方法としては、例えば3つの判断方法が考えら
れ、これら3つの判断方法についてはそれぞれ後述す
る。
【0033】さて、上記ステップS7において、ユーザ
ーの熟練度が閾値を越えたと判断されたときには、「Y
ES」へ進み、辞書管理部17内に設定されている辞書
の更新処理を実行する(ステップS8)。この場合、辞
書管理部17は、ユーザーに使用許可する操作コマンド
(即ち、音声認識可能な操作コマンド)の個数を増加さ
せるように、上記辞書を変更する。具体的には、図6に
示すように、初期状態の辞書(初期コマンド)に対し
て、追加コマンド(例えば3つの操作コマンド(「VI
CS表示ON」、「3D」、「2D」))のデータテー
ブルを追加する処理を実行する。
【0034】これにより、更新後の辞書の内部構造は、
図8に示すようなデータ構造となる。この更新後の辞書
では、追加された操作コマンドに対応する使用回数、認
識率、時間の各データは「0」であり、追加前(初期)
の操作コマンドに対応する使用回数、認識率、時間の各
データは辞書更新時の各データ値のままである。
【0035】続いて、ステップS9へ進み、上記したよ
うに辞書を更新したことをユーザーに通知する。この場
合、図7に示すように、追加した操作コマンド(即ち、
音声認識可能な操作コマンド)の名称並びに操作コマン
ドを追加した旨のメッセージを例えばディスプレイ13
に表示する。尚、追加した操作コマンドの名称並びに操
作コマンドを追加した旨のメッセージを、音声合成して
スピーカ14から発声させることにより、ユーザーに通
知するように構成しても良い。
【0036】そして、上記したように辞書を更新した後
は、更新後の辞書に基づいて音声認識処理が実行される
と共に、更新後の辞書に対してユーザーの熟練度の算出
処理が実行されるように構成されている。更に、この
後、更新後の辞書における追加された操作コマンドの熟
練度が閾値を越えたときには、上述した辞書更新制御と
同様にして、上記更新後の辞書に対して、追加コマンド
のデータテーブルを追加するように構成されている。以
下、ユーザーの熟練度の進行に応じて、辞書管理部17
内の辞書を更新する処理を繰り返し実行するように構成
されている。この辞書更新処理は、ユーザーが本来使用
可能な操作コマンド(200〜300個程度の操作コマ
ンド)を全て、辞書に追加するまで繰り返し実行される
ように構成されている。
【0037】尚、上記ステップS7において、ユーザー
の熟練度が閾値を越えなかったときには、「NO」へ進
み、辞書管理部17内の辞書に対して何もしない構成と
なっている。
【0038】また、本実施例の場合、ユーザーが声認識
装置10(即ち、カーナビゲーションシステム1)の使
用を開始したとき(即ち、辞書管理部17内の辞書が初
期状態の辞書(図5参照)であるとき)において、カー
ナビゲーションシステム1の電源スイッチを投入したと
きには、ディスプレイ13に、図4に示すようなメッセ
ージが表示されるように構成されている。このメッセー
ジ「はじめの辞書 画面上のSW名称のみです」は、カ
ーナビゲーションシステム1の使用開始時には、使用可
能な操作コマンド(音声認識可能な操作コマンド)が制
限されていることを、ユーザーに知らしている。そし
て、上記メッセージは、辞書が更新されるまで、カーナ
ビゲーションシステム1の電源スイッチの投入時に、デ
ィスプレイ13に表示されるように構成されている。
【0039】さて、ここで、ユーザーの熟練度を判断す
る3つの判断方法について、順に説明する。
【0040】まず、第1の判断方法では、初期状態の辞
書または更新された状態の辞書の内部に登録されている
各操作コマンドの使用回数と認識率を、ユーザーの熟練
度と定義している。そして、使用回数の閾値を例えば5
0回に設定し、認識率の閾値を例えば80%(0.8)
に設定し、更に、全ての操作コマンドが50回以上使用
されると共に、全ての操作コマンドの認識率が80%以
上になったときに、熟練度が閾値を越えたと判断して、
辞書の更新を行なうように構成されている。
【0041】尚、全ての操作コマンドの代わりに、いず
れか1つの操作コマンドについて、その使用回数が50
回以上となると共に、その認識率が80%以上になった
ときに、熟練度が閾値を越えたと判断するように構成し
ても良い。また、辞書内の操作コマンドの中の所定個数
の操作コマンドについて、それらの使用回数が50回以
上となると共に、それらの認識率が80%以上になった
ときに、熟練度が閾値を越えたと判断するように構成し
ても良い。
【0042】次に、第2の判断方法では、初期状態の辞
書または更新された状態の辞書の内部に登録されている
各操作コマンドの認識率と時間(初期状態(使用開始
時)または更新直後から計測された時間(日数))を、
ユーザーの熟練度と定義している。そして、全ての操作
コマンドについて、時間が予め決められた設定時間(設
定日数)を経過した後、認識率が例えば80%(0.
8)を越えたときに、熟練度が閾値を越えたと判断し
て、辞書の更新を実行するように構成されている。
【0043】ここで、ユーザーの熟練度として、認識率
に時間を加えている理由は、次の通りである。即ち、認
識率のみで判断すると、使用されない操作コマンドが存
在すると、辞書の更新が実行されない場合が発生するこ
とがある。これを回避するために、上記したように、初
期状態(使用開始時)または更新直後から時間を計測
し、この計測時間(日数)が設定時間(設定日数)を経
過した時点で、その時点の認識率に基づいて辞書更新の
判断を実行するように構成したのである。
【0044】尚、全ての操作コマンドの代わりに、いず
れか1つの操作コマンドについて、その計測した時間が
設定時間以上となると共に、その時点の認識率が80%
以上になったときに、熟練度が閾値を越えたと判断する
ように構成しても良い。また、辞書内の操作コマンドの
中の所定個数の操作コマンドについて、それらの計測し
た時間が設定時間以上となると共に、それらの認識率が
80%以上になったときに、熟練度が閾値を越えたと判
断するように構成しても良い。
【0045】また、第3の判断方法では、初期状態の辞
書または更新された状態の辞書の内部に登録されている
各操作コマンドの使用回数だけを、ユーザーの熟練度と
定義している。そして、使用回数の閾値を例えば50回
に設定し、更に、全ての操作コマンドが50回以上使用
されたときに、熟練度が閾値を越えたと判断して、辞書
の更新を実行するように構成されている。
【0046】尚、全ての操作コマンドの代わりに、いず
れか1つの操作コマンドについて、その使用回数が50
回以上となったときに、熟練度が閾値を越えたと判断す
るように構成しても良い。また、辞書内の操作コマンド
の中の所定個数の操作コマンドについて、それらの使用
回数が50回以上となったときに、熟練度が閾値を越え
たと判断するように構成しても良い。
【0047】このような構成の本実施例においては、ユ
ーザーが声認識装置10の使用を開始したときには、本
来使用可能な多数の操作コマンドの中から、所定の操作
コマンドだけを実際に使用できるように制限すると共
に、ユーザーによる声認識装置10の使用状況に応じ
て、ユーザーに使用許可する操作コマンドの個数を増加
させるように構成した。この構成によれば、音声認識装
置10の使用開始時においては、ユーザーが記憶しなけ
ればならないと感じる操作コマンドの個数が、従来構成
に比べて、かなり少なくなるので、ユーザーの心理的負
担を軽減することができる。これにより、ユーザーが音
声認識装置10を使用するときに、混乱することがなく
なり、容易に使用することができる。
【0048】また、上記実施例では、ユーザーの熟練度
を判断するに当たって、操作コマンドの認識率と操作コ
マンドの使用回数とに基づいて、ユーザーに使用許可す
る操作コマンドの個数を増加させる、即ち、辞書を更新
するように構成したので、上記操作コマンドの個数を増
加させる(辞書を更新する)ための具体的構成を、簡単
な構成にて容易に実現することができる。
【0049】更に、ユーザーの熟練度を判断するに当た
って、操作コマンドの使用時間と操作コマンドの認識率
とに基づいて、或いは、操作コマンドの使用回数だけに
基づいて、辞書を更新するように構成しても、ほぼ同様
な作用効果を得ることができる。
【0050】尚、上記実施例では、ユーザーの使用開始
時に、使用可能な操作コマンドの個数を制限すると共
に、ユーザーの熟練度に応じて使用許可する操作コマン
ドの個数を増加させるように構成したが、これに代え
て、全ての操作コマンドを使用可能(音声認識可能)に
構成するモードと、使用可能な操作コマンドの個数を制
限すると共にユーザーの熟練度に応じて使用許可する操
作コマンドの個数を増加させるように構成するモードと
を切換可能に構成しても良い。この構成の場合、2つの
モードの切換操作は、例えばメニュー画面で実行させる
ように構成することが好ましい。
【0051】また、上記実施例では、ユーザーの熟練度
に応じて使用許可する操作コマンドの個数を増加させる
処理、即ち、辞書更新処理を繰り返した後、本来使用可
能な操作コマンドを全て追加するように辞書を更新した
ら、それ以降は、辞書を更新しないように構成したが、
これに代えて、本来使用可能な操作コマンドを全て追加
するように辞書を更新した後も、辞書管理部17のメモ
リ容量やデータ処理速度が許す限り、辞書を更新するよ
うに構成しても良い。この構成の場合、辞書を更新する
ときには、地名や施設名等を適宜の個数追加するように
構成することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す音声認識装置のブロッ
ク図
【図2】カーナビゲーションシステムのブロック図
【図3】フローチャート
【図4】初期状態で使用可能な操作コマンドを知らせる
メッセージを表示したディスプレイの画面
【図5】初期状態の辞書の構造を示す図
【図6】辞書を更新するときの動作を説明する図
【図7】使用可能な操作コマンドを追加した旨のメッセ
ージを表示したディスプレイの画面
【図8】更新後の辞書の構造を示す図
【符号の説明】
1はカーナビゲーションシステム、2は操作入力部、3
は操作制御部、8は表示制御部、9は音声出力制御部、
10は音声認識装置、11はスイッチ部、13はディス
プレイ、15は入力信号処理部、16は認識処理部、1
7は辞書管理部(コマンド制限手段、コマンド増加手
段)、18は認識制御部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01C 21/00 G10L 3/00 551Q G08G 1/0969 571J 571H Fターム(参考) 2C032 HB22 HC08 HC31 HD03 HD07 HD16 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC01 AC02 AC09 AC14 AC18 5D015 KK01 LL02 LL05 LL10 5H180 AA01 BB13 CC12 FF04 FF05 FF22 FF25 FF27 FF33 9A001 DD06 DD11 HH17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーが発声した音声を認識して種々
    の処理を実行する音声認識装置において、 前記ユーザーが前記声認識装置の使用を開始したときに
    は、本来使用可能な多数の操作コマンドの中から、所定
    の操作コマンドだけを実際に使用できるように制限する
    コマンド制限手段と、 前記ユーザーによる前記声認識装置の使用状況に応じ
    て、前記ユーザーに使用許可する操作コマンドの個数を
    増加させるコマンド増加手段とを備えたことを特徴とす
    る音声認識装置。
  2. 【請求項2】 前記コマンド増加手段は、操作コマンド
    の認識率と操作コマンドの使用回数とに基づいて、前記
    ユーザーに使用許可する操作コマンドの個数を増加させ
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の音声認識装置。
  3. 【請求項3】 前記コマンド増加手段は、操作コマンド
    の認識率と操作コマンドの使用時間とに基づいて、前記
    ユーザーに使用許可する操作コマンドの個数を増加させ
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の音声認識装置。
  4. 【請求項4】 前記コマンド増加手段は、操作コマンド
    の使用回数に基づいて、前記ユーザーに使用許可する操
    作コマンドの個数を増加させるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の音声認識装置。
JP2000096881A 2000-03-31 2000-03-31 音声認識装置 Pending JP2001282284A (ja)

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