JP2001273711A - Cd−romデコーダ - Google Patents

Cd−romデコーダ

Info

Publication number
JP2001273711A
JP2001273711A JP2000088209A JP2000088209A JP2001273711A JP 2001273711 A JP2001273711 A JP 2001273711A JP 2000088209 A JP2000088209 A JP 2000088209A JP 2000088209 A JP2000088209 A JP 2000088209A JP 2001273711 A JP2001273711 A JP 2001273711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sector
buffering
register
rom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000088209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001273711A5 (ja
Inventor
Takayuki Suzuki
貴之 鈴木
Hiroyuki Tsuda
廣之 津田
Masayuki Ishibashi
昌幸 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000088209A priority Critical patent/JP2001273711A/ja
Priority to TW090102805A priority patent/TW487926B/zh
Priority to US09/818,048 priority patent/US20010027550A1/en
Priority to KR10-2001-0015875A priority patent/KR100418010B1/ko
Publication of JP2001273711A publication Critical patent/JP2001273711A/ja
Publication of JP2001273711A5 publication Critical patent/JP2001273711A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0602Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/0614Improving the reliability of storage systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0655Vertical data movement, i.e. input-output transfer; data movement between one or more hosts and one or more storage devices
    • G06F3/0656Data buffering arrangements
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/0671In-line storage system
    • G06F3/0673Single storage device
    • G06F3/0674Disk device
    • G06F3/0677Optical disk device, e.g. CD-ROM, DVD

Abstract

(57)【要約】 【課題】システムとしてのより高い動作速度が望まれる
場合であれ、制御マイコンの負担を軽減して、バッファ
リングにかかる制御を的確に行うことの可能なCD−R
OMデコーダを提供する。 【解決手段】CD−ROMデコーダを構成するバッファ
リング制御回路43は、バッファRAMにバッファリン
グされるCD−ROMデータをセクタ単位でカウントす
る書込セクタカウンタ41のカウント値CB、及びCD
−ROMデータからホストコンピュータに転送されるC
D−ROMデータをセクタ単位でカウントする転送セク
タカウンタ42のカウント値CTとに基づきバッファR
AMの空容量(セクタ数)を算出する。そして、空容量
が所定容量以下となったときCD−ROMデータのバッ
ファリングを中断させ、空容量が所定容量に達したとき
同バッファリングを再開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータに
含まれる符号誤りの訂正処理を行い、訂正処理が完了し
たデジタルデータをコンピュータ機器へ転送するCD−
ROMデコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、この種のCD−ROMデコーダ
が組み込まれているCD−ROMシステムについてその
概要を示す。
【0003】同図4に示すCD−ROMシステムにおい
て、ディスク1は、螺旋状に描かれた記録トラックに沿
って所定のフォーマットに従うデジタルデータがEFM
(Eight to Fourteen Modulation)変調されて記憶された
ものであり、線速度または角速度を一定に保つようにし
て回転駆動される。
【0004】また、ピックアップ部2は、回転駆動され
るディスク1にレーザ光を照射し、その反射光の状態の
変化に基づいて、ディスク1に記憶されたデジタルデー
タを読み取る部分である。
【0005】また、アナログ信号処理部3は、ピックア
ップ部2で取り出される電圧値の変化を読み取り、波形
整形等を行う部分である。また、デジタル信号処理部4
は、アナログ信号処理部3を介して入力されるEFM信
号に対してEFM復調を施し、14ビットのデータを8
ビットに変換する部分である。また、同デジタル信号処
理部4においては、CIRC(Cross Interleave Ree
d-Solomon Code)符号に基づく符号エラーの検出/訂
正処理等も行われる。これにより、1フレームが24バ
イトのCD−ROMデータが生成される。
【0006】ここで、このCD−ROMデータは、図5
に示すように、2352(98フレーム×24)バイト
が1セクタとして取り扱われ、各セクタの始まりに、同
期信号(12バイト)、ヘッダ(4バイト)がそれぞれ
割り当てられている。このうち、12バイトの同期信号
は、セクタの先頭位置を示すもので、固定パターンとし
て各セクタの始めに付されている。また、4バイトのヘ
ッダには、ディスク上のアドレスに相当する絶対時間の
情報(分/秒/フレーム番号:各1バイト)及びセクタ
内のデータのフォーマット(モード)を識別するモード
識別コード(1バイト)が割り当てられている。そし
て、このヘッダに続く2336バイトには、モード及び
フォームに合わせてユーザデータや誤り訂正符号(EC
C)、誤り検出符号(EDC)等がそれぞれ割り当てら
れる。例えば図6に示すように、モード1の場合、ユー
ザデータ(2048バイト)、EDC(4バイト)、Z
ERO(8バイト)及びECC(276バイト)が割り
当てられる。また、モード2の場合、フォーム1では、
サブヘッダ(8バイト)、ユーザデータ(2048バイ
ト)、EDC(4バイト)及びECC(276バイト)
が割り当てられ、フォーム2では、サブヘッダ(8バイ
ト)、ユーザデータ(2324バイト)及びEDC(4
バイト)が割り当てられる。
【0007】また、同CD−ROMシステムにおいて、
CD−ROMデコーダ5は、前記デジタル信号処理部4
から入力されるCD−ROMデータに対して、再度符号
誤りの訂正処理を施し、ホストコンピュータからの要求
に応じて、CD−ROMデータ(ユーザデータ)をホス
トコンピュータへ転送する部分である。
【0008】また、バッファRAM6は、CD−ROM
デコーダ5に接続され、CD−ROMデータをセクタ単
位で所定の期間記憶する部分である。この記憶期間に、
CD−ROMデコーダ5において、CD−ROMデータ
に含まれる符号誤りを訂正するためのデコード処理が行
われる。
【0009】そして、制御マイコン7は、所定の制御プ
ログラムに従って上記アナログ信号処理部3、デジタル
信号処理部4及びCD−ROMデコーダ5のそれぞれの
動作を制御し、各部が互いに正しいタイミングでそれぞ
れの処理を実行できるように統括管理する部分である。
また、同制御マイコン7では、ホストコンピュータから
のCD−ROMデータの転送要求に応答して上記各部の
動作を制御し、要求のあったデータをホストコンピュー
タ側へ転送する。
【0010】また、この制御マイコン7では、上記バッ
ファRAM6にCD−ROMデータをバッファリングす
る際、バッファリングを開始したいセクタの1つ前のセ
クタのアドレス情報(分/秒/フレーム番号)やセクタ
情報(セクタのフォーマット)を、上記CD−ROMデ
コーダ5に設けられるヘッダ情報レジスタから読み出し
て検出し、その後、同CD−ROMデコーダ5に対して
バッファリングの開始設定をすることにより、同データ
のバッファリングを開始させる。これはバッファリング
を終了させる場合も同様である。そして、バッファリン
グ中にバッファRAM6が満杯になるかどうかのバッフ
ァRAM管理もこの制御マイコン7が行っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のCD−ROMシステムにおいては、デジタル信号処理
部4からCD−ROMデコーダ5に送られるCD−RO
MデータのバッファRAM6に対するバッファリング等
も全て制御マイコン7によって管理される。このため、
こうしたバッファリングを含む上記各種処理をその制御
プログラムに基づいて柔軟に行うことができるものの、
同システムに要求される動作速度が高まるにしたがっ
て、制御マイコン7の負担が過大となって、それら各部
の処理動作に追従できなくなるおそれもある。
【0012】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、システムとして
のより高い動作速度が望まれる場合であれ、制御マイコ
ンの負担を軽減して、バッファリングにかかる制御を的
確に行うことの可能なCD−ROMデコーダを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1記載の発明は、一定のバイト数からなるセクタ毎に
所定のフォーマットを形成するデジタルデータをバッフ
ァメモリに一時記憶しつつ、データに含まれる符号誤り
の訂正処理または検出処理を施した後、同データをコン
ピュータ機器へ転送するCD−ROMデコーダにおい
て、前記バッファメモリに一時記憶されるデータのセク
タ数をカウントする第1のカウンタと、同バッファメモ
リから前記コンピュータ機器に転送されるデータのセク
タ数をカウントする第2のカウンタと、これら第1及び
第2のカウンタのカウント値に基づいて前記バッファメ
モリの空容量を算出し、この空容量が所定容量以下とな
ったとき、前記バッファメモリへのデータの記憶動作を
停止させる第1のバッファリング制御回路と、を備える
ことをその要旨とする。
【0014】同構成によれば、従来、制御マイコンが行
っていたデジタルデータ(CD−ROMデータ)のバッ
ファメモリ(バッファRAM)へのバッファリング制御
にかかる負荷、特に、バッファメモリの空容量の管理と
ともに、同空容量が所定容量以下となったときにバッフ
ァリングを中断させる処理にかかる負荷を低減させるこ
とができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
CD−ROMデコーダにおいて、前記バッファリング制
御回路は、前記第1及び第2のカウンタのカウント値に
基づいて算出される前記バッファメモリの空容量が所定
容量に達したとき、前記バッファメモリへのデータの記
憶動作を再開させることをその要旨とする。
【0016】同構成によれば、コンピュータ機器(ホス
トコンピュータ)へのデータ転送によりバッファRAM
に空きができたときに制御マイコンが行っていたバッフ
ァリングの再開処理にかかる負荷をも低減させることが
できる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
CD−ROMデコーダにおいて、前記デジタルデータの
バッファリングを開始するセクタのアドレス及びバッフ
ァリングを要求されるセクタ数がそれぞれ設定される第
1及び第2のレジスタと、前記デジタルデータに含まれ
るセクタアドレスを取り込む第3のレジスタと、前記第
1のレジスタに設定されたセクタアドレス及び前記第3
のレジスタに取り込まれたセクタアドレスに基づいてバ
ッファリングの開始を認識し、前記第2のレジスタに設
定されたセクタ数分だけ前記バッファメモリに対する前
記デジタルデータのバッファリングを実行する第2のバ
ッファリング制御回路と、をさらに備えることをその要
旨とする。
【0018】同構成によれば、従来、制御マイコンが行
っていたCD−ROMデータのバッファRAMへのバッ
ファリング制御は、上記第1及び第2のバッファリング
制御回路によって行われる。そのため、制御マイコンが
行っていた転送データのバッファリングの開始・終了処
理及びバッファメモリの空容量に基づく同バッファリン
グの停止(中断)・再開処理の双方が自動的に行われる
ようになり、それら制御マイコンのバッファリングにか
かる処理を大幅に低減することができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるCD−RO
Mデコーダの一実施の形態について、図1〜図3を参照
して説明する。
【0020】図1に、本実施の形態のCD−ROMデコ
ーダについてそのブロック構成を示す。このCD−RO
Mデコーダは、先の図4に示すCD−ROMシステムの
CD−ROMデコーダ5に相当し、同デコーダも、この
CD−ROMデコーダ5と同様にバッファRAM及び制
御マイコンに接続されている。
【0021】さて、このCD−ROMデコーダは、同図
1に示されるように、大きくはバッファRAMにCD−
ROMデータを書き込むまでの処理を行うデータ書込み
部DWB、同書込みデータのエラー検出/訂正にかかる
処理を行うエラーチェック部EDB、バッファRAMの
データをホストコンピュータに転送するデータ転送部D
TB、及び当該デコーダ内各部のタイミング調整を行う
タイミング調整部TCB等を備えて構成される。
【0022】ここで、上記データ書込み部DWBは、デ
ィスクランブル回路11、書込レジスタ12、ヘッダ情
報レジスタ13、セクタ情報変換回路14、セクタ情報
書込レジスタ15、書込アドレス発生回路16、エラー
フラグレジスタ30、書込セクタカウンタ41、バッフ
ァリング制御回路43、目標アドレスレジスタ51、比
較回路52、バッファセクタカウンタ53、バッファト
リガ発生回路54等を備えて構成されている。
【0023】このうち、ディスクランブル回路11は、
2352バイト(1セクタ)毎に入力されるCD−RO
Mデータの内、12バイトの同期信号を除く2340バ
イトに対してディスクランブル処理を施し、所定のフォ
ーマットに戻されたデータを出力する回路である。
【0024】また、書込レジスタ12は、ディスクラン
ブル回路11から出力されるCD−ROMデータを取り
込み、そのデータを第1のデータバス18を通じてバッ
ファRAMへ書き込むレジスタである。また、この書込
レジスタ12には書込セクタカウンタ41が接続され、
上記バッファRAMに書き込まれるデータが同書込セク
タカウンタ41によりセクタ単位でカウントされる。そ
して、そのカウント値CBはバッファリング制御回路4
3へ出力される。
【0025】また、バッファリング制御回路43は、上
記カウント値CB及び後述する転送セクタカウンタ42
のカウント値CTに基づいて、バッファリングの管理を
行う回路である。なお、ここでのバッファリングの管理
態様に関する詳細は後述する。
【0026】また、ヘッダ情報レジスタ13は、ディス
クランブル回路11から出力されるデータから4バイト
のヘッダを取り込み、そのヘッダ情報を第2のデータバ
ス19から制御マイコンへ転送するレジスタである。さ
らに、同ヘッダ情報レジスタ13では、ヘッダに続く8
バイトのデータをサブヘッダと見なして取り込み、ヘッ
ダとサブヘッダ(見なされたものも含む)とを併せてそ
のデータをセクタ情報変換回路14に供給する。
【0027】このセクタ情報変換回路14は、ヘッダの
情報に基づいてCD−ROMデータのモードの判定を行
い、さらに、モード2の場合には、サブヘッダの情報等
に基づいてフォームの判定を行う回路である。さらに、
セクタ情報変換回路14では、この判定に基づき、各セ
クタのCD−ROMデータのフォーマットを示す3ビッ
トのセクタ情報を生成し、この生成したセクタ情報をセ
クタ情報書込レジスタ15に出力する。
【0028】また、セクタ情報書込レジスタ15は、上
記セクタ情報変換回路14にて生成されたセクタ情報を
取り込み、そのセクタ情報を第1のデータバス18を通
じてバッファRAMへ書き込むレジスタである。
【0029】なお、バッファRAMは前述のように、ホ
ストコンピュータ側へのデータの転送に備えて、所定セ
クタ分のCD−ROMデータを記憶できる容量を有して
いる。そして、本実施の形態にあっては、図2に示すよ
うに、このバッファRAMに、例えばCD−ROMデー
タが記憶される(2352×N)バイト分の第1の領域
と、同第1の領域に続いて、セクタ情報が記憶されるN
バイト分の第2の領域とをそれぞれ確保するようにして
いる。これにより、同バッファRAMには、1セクタ毎
のCD−ROMデータとそのCD−ROMデータに対応
するセクタ情報(データのフォーマット情報)とが1対
1に対応するかたちで記憶されるようになる。
【0030】また、書込アドレス発生回路16は、バッ
ファRAM内に確保される上記第1の領域内の1セクタ
(2352バイト)分の領域を順次指定するアドレスを
発生し、書込レジスタ12に保持されたCD−ROMデ
ータの書き込みアドレスを指定する回路である。この書
き込みアドレスのうち、各セクタの先頭のデータに対応
するアドレスは、第2のデータバス19を通じて、後述
するアドレスレジスタ21に取り込まれる。同時に、同
書込アドレス発生回路16では、バッファRAM内に確
保される上記第2の領域内の1バイト分の領域を指定す
るアドレスを発生し、セクタ情報書込レジスタ15に保
持されたセクタ情報の書き込みアドレスを指定する。こ
のセクタ情報の書き込みアドレスも、上記CD−ROM
データに対応する先頭アドレスと同様に、アドレスレジ
スタ21に取り込まれる。
【0031】また、エラーフラグレジスタ30は、前記
デジタル信号処理部4でのエラー訂正処理でエラーが残
されたことを示すエラーフラグを取り込み、これを第2
のデータバス19を通じて制御マイコン等へ転送するレ
ジスタである。
【0032】また、目標アドレスレジスタ51は、第2
のデータバス19を通じて与えられる目標アドレス情報
を取り込んで記憶し、その目標アドレス情報を繰り返し
比較回路52に出力するレジスタである。この目標アド
レスレジスタ51に与えられる目標アドレス情報は、ホ
ストコンピュータ側が転送を要求する先頭のセクタのア
ドレスを示すもので、ホストコンピュータからの指示に
応答して制御マイコンより供給される。
【0033】また、比較回路52は、目標アドレスレジ
スタ51から出力される目標アドレス情報と、ヘッダ情
報レジスタ13から出力されるデータアドレス情報とを
比較し、各情報が一致したときに立ち上るバッファリン
グスタートパルスを発生する回路である。
【0034】また、バッファセクタカウンタ53は、バ
ッファリングすべき(転送すべき)セクタ数を示すバッ
ファリングセクタ情報がプリセットデータとして、同じ
くホストコンピュータからの指示に応答して制御マイコ
ンより供給された後、1セクタのCD−ROMデータが
入力される毎に後述する同期信号検出回路28から出力
されるタイミング信号に応じてダウンカウントし、カウ
ント値が初期値(ゼロ)に戻ったときに立ち上るバッフ
ァリングストップパルスを発生するカウンタである。
【0035】そして、バッファトリガ発生回路54は、
バッファリングスタートパルスの立ち上がりに応じて、
書込アドレス発生回路16にバッファリング開始の指示
を与えるとともに、バッファリングストップパルスの立
ち上がりに応じて同書込アドレス発生回路16にバッフ
ァリング終了の指示を与える回路である。
【0036】これら目標アドレスレジスタ51、比較回
路52、バッファセクタカウンタ53、及びバッファト
リガ発生回路54によって、本実施の形態のCD−RO
Mデコーダにあっては、ホストコンピュータの転送要求
に対して、バッファリングの自動開始、及び自動停止が
可能となっている。
【0037】一方、上記エラーチェック部EDBは、エ
ラー訂正検出回路17、チェックセクタカウンタ61等
を備えて構成されている。このうち、エラー訂正検出回
路17は、バッファRAMに書き込まれたCD−ROM
データに対するエラー訂正や同データからのエラー検出
を行う回路である。すなわちこのエラー訂正検出回路1
7は、書込レジスタ12からバッファRAMに書き込ま
れたCD−ROMデータを1セクタ単位で読み出すと共
に、セクタ情報書込レジスタ15からバッファRAMに
書き込まれたセクタ情報を読み出す。そして、セクタ情
報に基づいて、CD−ROMデータに対して施すべき処
理を決定し、ECCによる符号誤りの訂正処理及びED
Cによる符号誤りの検出処理を施す。例えば、セクタ情
報がモード1、あるいはモード2のフォーム1を示す場
合には、符号誤りに対して訂正処理及び検出処理を行
い、モード2のフォーム2の場合には、符号誤りの検出
処理のみとなる。このエラー訂正検出回路17において
所定の処理が施されたCD−ROMデータは、ホストコ
ンピュータへの転送に備えて、再びバッファRAMに保
持される。
【0038】また、チェックセクタカウンタ61は、バ
ッファRAMに保持されるCD−ROMデータに内で、
上述したエラー訂正検出回路17による所定のエラーチ
ェック処理が終了したセクタ数をカウントするカウント
である。
【0039】また、データ転送部DTBは、読出アドレ
ス発生回路20、アドレスレジスタ21、アドレスカウ
ンタ22、セクタ情報読出レジスタ23、セクタ情報判
定回路24、コマンドレジスタ25、コマンド判定回路
26、転送バッファ27 及びチェック先頭レジスタ6
2等を備えて構成されている。
【0040】このうち読出アドレス発生回路20は、後
述するセクタ情報判定回路24及びコマンド判定回路2
6の指示に応答して、バッファRAM内の第1の領域及
び第2の領域を順次指定するアドレスを発生し、バッフ
ァRAMに記憶されたセクタ情報及びCD−ROMデー
タ(ユーザデータ)を読み出す回路である。こうしてバ
ッファRAMから読み出されるセクタ情報は、セクタ情
報読出レジスタ23に一時的に保持される。また、同バ
ッファRAMから読み出されるユーザデータは第1のデ
ータバス18を介して転送バッファ27に取り込まれ
る。この転送バッファ27に取り込まれたユーザデータ
がホストコンピュータへ転送される。
【0041】また、アドレスレジスタ21は、上述した
ように、書込アドレス発生回路16が発生するアドレス
のうち、各セクタの先頭のデータに対応する書き込みア
ドレスと、セクタ情報に対応する書き込みアドレスとを
取り込んでこれを保持するレジスタである。同時にアド
レスレジスタ21は、バッファRAMに格納されている
複数のセクタの各時間情報のうち、最も小さいものある
いは最も大きいものを保持する。これにより、バッファ
RAMに格納されている全ての時間情報を把握すること
ができる。
【0042】また、アドレスカウンタ22は、前記読出
アドレス発生回路20が読み出し用のアドレスを更新す
る毎にカウント動作を繰り返し、そのカウント値を後述
するコマンド判定回路26に供給するカウンタである。
このアドレスカウンタ22では、読出アドレス発生回路
20がバッファRAMに対して読み出しアドレスを供給
している間に動作することで、同バッファRAMから読
み出されるデータのセクタ数(あるいはバイト数)をカ
ウントする。
【0043】また、チェック先頭レジスタ62は、上記
エラー訂正検出回路17による処理が終了し再びバッフ
ァRAMに保持されたセクタのうち、その先頭セクタの
バッファRAMでのアドレスを記憶するレジスタであ
る。
【0044】また、セクタ情報判定回路24は、上記セ
クタ情報読出レジスタ23に保持されたセクタ情報に基
づいて、そのセクタ情報に対応するセクタのCD−RO
Mデータのフォーマットを認識、判定する回路である。
そして、同セクタ情報判定回路24では、ホストコンピ
ュータへデータを転送する際に、読出アドレス発生回路
20がその読み出しアドレスに付加するオフセットをC
D−ROMデータのフォーマットに応じて設定する。す
なわち、バッファRAMに記憶されたCD−ROMデー
タは、そのヘッダ及びサブヘッダを除いたユーザデータ
がホストコンピュータ側に転送されるため、各セクタ毎
のフォーマットに合わせて、その先頭アドレスに対して
ヘッダ及びサブヘッダの分のアドレスがオフセットとし
て加算される。なお、CD−ROMデータについては、
1セクタの全て(2352バイト)のデータを転送する
場合もあり、このような場合には、上記オフセットを加
算する必要はない。このオフセットの必要、不必要の制
御は、例えばホストコンピュータからの指示に基づきコ
マンド判定回路26によって切換えられる。
【0045】また、コマンドレジスタ25は、ホストコ
ンピュータから送られてくる転送指示等のコマンドを一
時的に保持するレジスタである。また、コマンド判定回
路26は、アドレスレジスタ21及びアドレスカウンタ
22の出力とコマンドレジスタ25に保持されたコマン
ドとに従い、読出アドレス発生回路20やセクタ情報読
出レジスタ23に対して、動作指示を与える回路であ
る。また、上記チェック先頭レジスタ62等の情報に基
づき、ホストコンピュータから転送要求のあったデータ
が既にエラーチェック処理を終えてバッファRAMに確
保されているかの判断等も行う。
【0046】そして、転送バッファ27は、上述したよ
うにバッファRAMから読み出されるユーザデータを第
1のデータバス18を通して取り込み、ホストコンピュ
ータへ転送するバッファである。また、この転送バッフ
ァ27には転送セクタカウンタ42が接続され、上記バ
ッファRAMから読み出されホストコンピュータに転送
されるデータが、同転送セクタカウンタ42によりセク
タ単位でカウントされる。そして、そのカウント値CT
も上記バッファリング制御回路43へ出力される。
【0047】また一方、タイミング調整部TCBは、同
期信号検出回路28、及びタイミング発生回路29等を
備えて構成されている。このうち、同期信号検出回路2
8は、入力されるCD−ROMデータの各セクタの始ま
りに付された12バイトの同期信号を検出し、同データ
のセクタの始まりを示すタイミング信号を後述するタイ
ミング発生回路29に与える回路である。また、この同
期信号検出回路28では、上記同期信号を検出できなか
ったとき、検出エラーを示すデータを第2のデータバス
19を介して制御マイコン7へ転送する。
【0048】また、タイミング発生回路29は、上記同
期信号検出回路28から出力されるタイミング信号に基
づき、各種のタイミングクロックを生成する回路であ
る。これらのタイミングクロックは、制御マイコンをは
じめとする各部に供給され、それぞれの動作タイミング
を決定する。
【0049】このように、本実施の形態のCD−ROM
デコーダにおいては、タイミング調整部TCBを通じて
調整されるタイミングクロックのもとに、データ書込み
部DWB及びデータ転送部DTBを構成する各回路の上
述の処理が実行されることで、ホストコンピュータから
のCD−ROMデータの転送要求に対しても、基本的に
は、同データの制御マイコンを介さない自動転送が可能
となる。
【0050】すなわち、上記コマンド判定回路26は、
ホストコンピュータから特定のセクタの転送要求があっ
たとき、要求のあったセクタがバッファRAMに記憶さ
れているかどうかをアドレスレジスタ21あるいはチェ
ック先頭レジスタ62に保持されているアドレス及び時
間情報の参照のもとに判定する。そして、目標とするセ
クタがバッファRAM内に記憶されていた場合、まず、
目標セクタに対応するセクタ情報をセクタ情報読出レジ
スタ23に読み出し、そのセクタ情報に基づいて目標セ
クタのフォーマットを判定する。
【0051】続いて、ホストコンピュータからユーザデ
ータのみを転送するように要求があった場合、フォーマ
ットの判定結果に従い、先頭アドレスにオフセットを加
算するようにして読出アドレス発生回路20を起動し、
目標セクタのユーザデータを読み出す。例えば、目標セ
クタがモード1であった場合、アドレスレジスタ21に
格納された先頭アドレスに、同期信号の12バイト分と
ヘッダの4バイト分を加算した位置から目標セクタのユ
ーザデータが読み出されることとなる。
【0052】そして、ユーザデータの読み出しが開始さ
れると、アドレスカウンタ22がカウント動作を開始
し、バッファRAMから読み出されるユーザデータのバ
イト数をカウントする。そして、読み出したユーザデー
タのバイト数が、ホストコンピュータから指示されたバ
イト数に達した時点で、コマンド判定回路26は読出ア
ドレス発生回路20に対して停止指示を与える。
【0053】このようにして、バッファRAMに格納さ
れたデータに関しては、制御マイコンの制御を受けるこ
となく、自動的にホストコンピュータ側へ転送されるよ
うになる。
【0054】一方、目標セクタのCD−ROMデータが
バッファRAM内に記憶されていなかった場合、上記コ
マンド判定回路26は、第2のデータバス19を通して
制御マイコンに対し新たなCD−ROMデータの読み込
み指示を送る。これにより、制御マイコンは、ピックア
ップ(図4)を起動し、目標セクタを含むCD−ROM
データを読み出すように各部を動作させる。そして、バ
ッファRAM内に目標セクタが記憶された後には、上述
した態様をもって自動転送動作が行われる。
【0055】次に、本実施の形態によるバッファリング
の自動処理について、図3に示すフローチャートを併せ
参照して詳細に説明する。このバッファリングの自動処
理のうち、ホストコンピュータの転送要求に対してのバ
ッファリングの自動開始は、上述したように、目標アド
レスレジスタ51から出力される目標アドレス情報と、
ヘッダ情報レジスタ13から出力されるデータアドレス
情報とを比較し、各情報が一致したときに立ち上るバッ
ファリングスタートパルスに応じてバッファトリガ発生
回路54が書込アドレス発生回路16にバッファリング
開始の指示を与えることによって行われる。
【0056】一方、バッファリングの自動終了は、バッ
ファセクタカウンタ53に供給されるバッファリングす
べき(転送すべき)セクタ数を示すプリセットデータが
初期値(ゼロ)に戻ったときに立ち上るバッファリング
ストップパルスに応じてバッファトリガ発生回路54が
書込アドレス発生回路16にバッファリング終了の指示
を与えることによって行われる。
【0057】そして本実施の形態においては、このバッ
ファリングの自動開始・終了処理に加え、バッファリン
グの自動中断・再開処理も行われる。以下に、このバッ
ファリングの自動中断・再開処理の一例について、図3
に示すフローチャートを併せ参照して詳細に説明する。
【0058】このバッファリングの自動中断・再開処理
は、上述したように、上記バッファリング制御回路43
において、書込セクタカウンタ41のカウント値CB及
び転送セクタカウンタ42のカウント値CTに基づいて
行われる。なお、ここでの各処理のタイミング調整は、
上記タイミング発生回路29によって行われる。また、
同バッファリング制御回路43は、データの大小を比較
するための比較回路、データの加算処理を行う加算回路
(いずれも図示略)等の周知の論理回路を備えて構成さ
れている。
【0059】さて、このバッファリングの自動中断・再
開処理に際し、同図3に示すステップS1では、まず、
書込セクタカウンタ41のカウント値CB及び転送セク
タカウンタ42のカウント値CTがバッファリング制御
回路43に読み込まれる。
【0060】なお、これら書込セクタカウンタ41及び
転送セクタカウンタ42は、各々、セクタ数を0〜N個
まで繰り返しカウントするカウンタで、カウント数が
「N」を越えると、カウント数を「0」に戻して再びカ
ウントを開始する。ここで、「N」はバッファRAMの
容量に応じて設定される値であり、バッファRAM内に
記憶可能なデータのセクタ数に一致する。
【0061】続くステップS2では、読み込まれたカウ
ント値CB及びカウント値CTの大きさが比較される。
ここでカウント値CBがカウント値CT以上の場合に
は、ステップS3に示すように、「N」からデータ占有
容量(CB−CT)を減算して空容量(セクタ数)を算
出する。
【0062】一方、カウント値CBがカウント値CTよ
り小さい場合には、ステップS4に示すように、「N」
からデータ占有容量(CB+N−CT)を減算して空容
量(CT−CB)を算出する。すなわち、カウント値C
Bがカウント値CTよりも小さい場合、それらの差(C
T−CB)によってバッファRAMの空容量が算出され
る。
【0063】そしてステップS5において、これらバッ
ファRAMの空容量が所定値(「0」(ゼロ)でもよ
い)以下か否かの判定がされる。ここで、空容量が所定
値以下であると判定された場合には、ステップS6に示
すように、バッファRAMへのバッファリングが中断さ
れる。これは、バッファRAMがほぼ満杯であることを
意味し、これ以上CD−ROMデータのバッファリング
が不可能であるため、同バッファRAMに所定量の空き
ができるまでバッファリング動作を一時中断させるため
である。
【0064】具体的には、バッファリング制御回路43
は書込アドレス発生回路16に対してバッファリングの
ためのアドレス発生を中止させる信号を出力するととも
に、制御マイコンに対して当該CD−ROMデコーダへ
のCD−ROMデータの転送を中断させるための割り込
み信号を出力する。
【0065】一方、ステップS5に示す判断で、空容量
が所定値以下であると判定されない場合には、すなわ
ち、バッファRAMの空容量が所定値以上であると判定
された場合には、ステップS7に示すように、バッファ
RAMへのバッファリングの継続指示がなされる。これ
は、バッファRAMからデータが転送され同RAMに空
きができたことを意味し、中断していたバッファリング
を再開させる場合も該当する。
【0066】具体的には、バッファリング制御回路43
は書込アドレス発生回路16に対して中止していたバッ
ファリングのためのアドレス発生を再開させる信号を出
力するとともに、制御マイコンに対して当該CD−RO
MデコーダへのCD−ROMデータの転送を再開させる
ための割り込み信号を出力する。これら信号によりバッ
ファリングが自動的に再開されるとともに、所定セクタ
数のバッファリングが終了するまでの間は、これらバッ
ファリングの自動中断・再開が繰り返されることとな
る。なお、上記バッファリングの中断・再開を判定する
バッファRAMの空容量の所定値は各々異なる値に設定
されるものであってもよい。例えば、バッファリングを
再開させるためのバッファRAMの空容量の所定値は、
バッファリングを中断させるための同所定値よりも大き
な値に設定されるものであってもよい。
【0067】このように、本実施の形態においては、制
御マイコンが行っていた転送データのバッファリングの
開始・終了処理及び中断・再開処理の双方が自動的に行
われるようになる。そのため、従来制御マイコンが行っ
ていたそれらバッファリングにかかる処理及び制御を大
幅に割愛させることができるようになる。そのため、制
御マイコンの負荷を低減して、同制御マイコンをCD−
ROMシステムの高速化や転送データ数の増加に寄与す
るタスクに従事させることができるようになる。
【0068】以上説明した構成を有する本実施の形態の
CD−ROMデコーダによれば、以下のような効果を得
ることができるようになる。 (1)従来、制御マイコンが行っていた転送データのバ
ッファリングの開始・終了処理は、バッファトリガ発生
回路54や書込アドレス発生回路16等により自動的に
行われるようになる。そのため、従来制御マイコンが行
っていたそれらバッファリングの開始・終了にかかる処
理及び制御を低減することができるようになる。
【0069】(2)さらに従来、制御マイコンが行って
いた上記バッファリングの中断及び再開にかかる処理
も、上記バッファリング制御回路43によって行われ
る。そのため、制御マイコンのバッファリングの制御に
かかる負荷を大幅に軽減させることができ、同制御マイ
コンをCD−ROMシステムの高速化や転送データ数の
増加に寄与するタスクに従事させることができるように
なる。また、CD−ROMシステムとして高い動作速度
が望まれる場合であっても、これらバッファリング動作
を確実に行うことができる。
【0070】(3)上記バッファリングの中断及び再開
にかかる判断を、カウント値CBとカウント値CTとの
差に基づき行っている。そのため、簡易な構成で同バッ
ファリングの中断及び再開を制御することが可能とな
る。
【0071】(4)各セクタ毎のCD−ROMデータの
フォーマットを示すセクタ情報を、CD−ROMデータ
と共にバッファRAMに記憶させることとしたため、エ
ラー訂正検出回路17の動作制御や、ホストコンピュー
タ側へのユーザデータの転送制御を同情報を用いてより
容易に行うことができる。このとき、制御マイコンは、
ヘッダ情報などに基づいてセクタのフォーマットの判別
を行う必要がないため、その負荷がさらに低減されて、
システムの高速動作に対応することができるようにな
る。
【0072】(5)データ転送部に、上記アドレスレジ
スタ21、アドレスカウンタ22、セクタ情報読出レジ
スタ23、セクタ情報判定回路24、コマンドレジスタ
25、コマンド判定回路26等を備えことにより、バッ
ファRAMに格納されたCD−ROMデータに関して
は、制御マイコンの制御を受けることなく、自動的にホ
ストコンピュータ側へ転送することが可能となる。
【0073】なお、上記実施の形態は以下のようにその
構成を変更して実施することもできる。 ・上記実施の形態においては、バッファセクタカウンタ
53を、当該デコーダに前記デジタルデータの1セクタ
分が取り込まれる毎にそのカウント値をダウンカウント
するダウンカウンタとして構成する例を示したが、同カ
ウンタ53をアップカウンタとし、カウント値がバッフ
ァリング要求セクタ数に達したときにバッファリングス
トップパルスを発生するように構成してもよい。すなわ
ち、要は、制御マイコンのからのバッファリング要求セ
クタ数が設定されるレジスタを備える構成であればよ
く、且つこのレジスタに設定されたセクタ数分だけ適宜
カウントできる構成であればよい。
【0074】・上記実施の形態においては、バッファリ
ング及び転送されるCD−ROMデータ量をセクタ単位
でカウントしそのカウント値に基づいてバッファリング
制御を行う例を示したが、これに限られない。その他、
例えばCD−ROMデータ量をバイト単位でカウントし
てバッファリング制御を行うようにしてもよい。
【0075】・また、バッファリング制御回路43によ
るバッファリングの制御態様も、上記書込セクタカウン
タ41及び転送セクタカウンタ42を使用するものに限
られない。その他、例えば上記エラー訂正検出回路17
での処理が終了したセクタをカウントするチェックセク
タカウンタ61のカウント値をさらに参照してバッファ
リングの制御を行うようにしてもよい。
【0076】・上記実施の形態においては、セクタ情報
書込レジスタ15を備えて、セクタ情報変換回路14に
よって生成されたセクタ情報をCD−ROMデータと共
にバッファRAMに記憶させる構成としたが、これに限
られない。その他、例えばセクタ情報書込レジスタ15
を備えず、セクタ情報をセクタ情報変換回路14から制
御マイコン7へ転送するように構成しても、同制御マイ
コン7のCD−ROMデータのバッファリングにかかる
負荷を低減することはできる。
【0077】・また、上記実施の形態においては、バッ
ファリングの開始・終了処理と中断・再開にかかる処理
との双方をCD−ROMデコーダ側で行う構成について
例示したが、バッファリングの開始・終了処理とについ
ては制御マイコンで行い、上記バッファリング制御回路
43を通じた同バッファリングの中断・再開にかかる処
理のみをCD−ROMデコーダで行う構成としてもよ
い。この場合であれ、制御マイコンの負荷を軽減するこ
とはできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるCD−ROMデコーダの一実施
の形態についてその構成を示すブロック図。
【図2】バッファRAMのアドレスの割り当て状況を示
す模式図。
【図3】バッファリングの中断・再開動作の一例を示す
フローチャート。
【図4】CD−ROMシステムの構成を示すブロック
図。
【図5】CD−ROMデータのヘッダの構成を示す図。
【図6】1セクタ分のCD−ROMデータのフォーマッ
トを示す図。
【符号の説明】
1…コンパクトディスク、2…ピックアップ部、3…ア
ナログ信号処理部、4…デジタル信号処理部、5…CD
−ROMデコーダ、6…バッファRAM、7…制御マイ
コン、11…ディスクランブル回路、12…書込レジス
タ、13…ヘッダ情報レジスタ、14…セクタ情報変換
回路、15…セクタ情報書込レジスタ、16…書込アド
レス発生回路、17…エラー訂正検出回路、18…第1
のデータバス、19…第2のデータバス、20…読出ア
ドレス発生回路、21…アドレスレジスタ、22…アド
レスカウンタ、23…セクタ情報読出レジスタ、24…
セクタ情報判定回路、25…コマンドレジスタ、26…
コマンド判定回路、27…転送バッファ、28…同期信
号検出回路、29…タイミング発生回路、30…エラー
フラグレジスタ、41…書込セクタカウンタ、42…転
送セクタカウンタ、43…バッファリング制御回路(第
1のバッファリング制御回路)、51…目標アドレスレ
ジスタ、52…比較回路、53…バッファセクタカウン
タ(第2のレジスタ)、54…バッファトリガ発生回路
(第2のバッファリング制御回路)、61…チェックセ
クタカウンタ、62…チェック先頭レジスタ、DWB…
データ書込み部、DTB…データ転送部、ECB…エラ
ーチェック部、TCB…タイミング調整部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 昌幸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC03 CC04 DE69 FG10 HH05 HL02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定のバイト数からなるセクタ毎に所定の
    フォーマットを形成するデジタルデータをバッファメモ
    リに一時記憶しつつ、データに含まれる符号誤りの訂正
    処理または検出処理を施した後、同データをコンピュー
    タ機器へ転送するCD−ROMデコーダにおいて、 前記バッファメモリに一時記憶されるデータのセクタ数
    をカウントする第1のカウンタと、 同バッファメモリから前記コンピュータ機器に転送され
    るデータのセクタ数をカウントする第2のカウンタと、 これら第1及び第2のカウンタのカウント値に基づいて
    前記バッファメモリの空容量を算出し、この空容量が所
    定容量以下となったとき、前記バッファメモリへのデー
    タの記憶動作を停止させる第1のバッファリング制御回
    路と、 を備えることを特徴とするCD−ROMデコーダ。
  2. 【請求項2】前記バッファリング制御回路は、前記第1
    及び第2のカウンタのカウント値に基づいて算出される
    前記バッファメモリの空容量が所定容量に達したとき、
    前記バッファメモリへのデータの記憶動作を再開させる
    請求項1記載のCD−ROMデコーダ。
  3. 【請求項3】前記デジタルデータのバッファリングを開
    始するセクタのアドレス及びバッファリングを要求され
    るセクタ数がそれぞれ設定される第1及び第2のレジス
    タと、 前記デジタルデータに含まれるセクタアドレスを取り込
    む第3のレジスタと、 前記第1のレジスタに設定されたセクタアドレス及び前
    記第3のレジスタに取り込まれたセクタアドレスに基づ
    いてバッファリングの開始を認識し、前記第2のレジス
    タに設定されたセクタ数分だけ前記バッファメモリに対
    する前記デジタルデータのバッファリングを実行する第
    2のバッファリング制御回路と、 をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のCD−
    ROMデコーダ。
JP2000088209A 2000-03-28 2000-03-28 Cd−romデコーダ Pending JP2001273711A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000088209A JP2001273711A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 Cd−romデコーダ
TW090102805A TW487926B (en) 2000-03-28 2001-02-08 CD-ROM decoder
US09/818,048 US20010027550A1 (en) 2000-03-28 2001-03-27 CD-ROM decoder
KR10-2001-0015875A KR100418010B1 (ko) 2000-03-28 2001-03-27 Cd-rom 디코더

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000088209A JP2001273711A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 Cd−romデコーダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001273711A true JP2001273711A (ja) 2001-10-05
JP2001273711A5 JP2001273711A5 (ja) 2004-07-15

Family

ID=18604110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000088209A Pending JP2001273711A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 Cd−romデコーダ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20010027550A1 (ja)
JP (1) JP2001273711A (ja)
KR (1) KR100418010B1 (ja)
TW (1) TW487926B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI276091B (en) * 2005-06-10 2007-03-11 Mediatek Inc Optical disc drive for accessing blu-ray disc and decoder thereof
JP2019103013A (ja) * 2017-12-05 2019-06-24 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及びその再構成制御方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3648270A (en) * 1969-08-11 1972-03-07 Bunker Ramo Graphic display system
DE3532481A1 (de) * 1985-09-12 1987-03-19 Philips Patentverwaltung Datenverarbeitungsanordnung
JPH05217293A (ja) * 1992-02-04 1993-08-27 Sony Corp Adpcmデコーダ内蔵cd‐romデコーダ
JP3066301B2 (ja) * 1995-05-30 2000-07-17 三洋電機株式会社 記録媒体再生装置、再生方法、記録方法、及び記録装置
JPH0917124A (ja) * 1995-06-30 1997-01-17 Sanyo Electric Co Ltd ディスク再生装置
JP3872165B2 (ja) * 1996-08-08 2007-01-24 株式会社リコー 光学式記録ディスクドライブ装置に用いるデータ処理装置
KR100198528B1 (ko) * 1996-10-21 1999-06-15 구자홍 광디스크 기록재생장치 및 그의 기록방법
JP3495530B2 (ja) * 1996-11-14 2004-02-09 三洋電機株式会社 符号誤り訂正デコーダ及びアドレス発生回路
KR100239347B1 (ko) * 1996-12-18 2000-02-01 구자홍 디스크 재생기의 오디오 데이타 재생 장치
US5946679A (en) * 1997-07-31 1999-08-31 Torrent Networking Technologies, Corp. System and method for locating a route in a route table using hashing and compressed radix tree searching
US6259659B1 (en) * 1998-12-11 2001-07-10 Lsi Logic Corporation Method and apparatus for configuring a sector map for an optical storage device

Also Published As

Publication number Publication date
US20010027550A1 (en) 2001-10-04
KR20010093708A (ko) 2001-10-29
TW487926B (en) 2002-05-21
KR100418010B1 (ko) 2004-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6539518B1 (en) Autodisk controller
JPH10107649A (ja) 符号誤り訂正/検出デコーダ
KR100366165B1 (ko) 헤더데이타의오류보정을행하는cd-rom디코더
US6216201B1 (en) Data processing apparatus using paged buffer memory for efficiently processing data of a compact digital disk
KR20010022987A (ko) 데이터 저장장치용 최소 프레임 버퍼 관리자
JPH08106733A (ja) 情報記憶媒体利用システム
KR100426549B1 (ko) Cd-rom 디코더
JP2001273711A (ja) Cd−romデコーダ
JP3524828B2 (ja) 符号誤り訂正検出装置
JP2001273094A (ja) Cd−romデコーダ
JP3427051B2 (ja) 符号誤り検出回路
JP3240860B2 (ja) 光ディスク記録装置
JP2001273712A (ja) Cd−romデコーダ
JP2951192B2 (ja) Cd−romデコーダ
JPH0917124A (ja) ディスク再生装置
US20040141439A1 (en) Decoder
JP2001195843A (ja) 符号誤り検出回路
JP3515446B2 (ja) デジタルデータのバッファリング方法
US7447696B1 (en) Subcode-data generating circuit
JPH07244935A (ja) Cd−romデコーダ
JPH07230363A (ja) Cd−romデコーダ
TW425545B (en) Coding error correction detection device
JP3676189B2 (ja) ショックプルーフ制御装置
JP2001160271A (ja) 符号誤り検出回路
JP2001110133A (ja) Cd−romデコーダ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106