JP2001245344A - 無線通信ユニット - Google Patents

無線通信ユニット

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JP2001245344A JP2000053582A JP2000053582A JP2001245344A JP 2001245344 A JP2001245344 A JP 2001245344A JP 2000053582 A JP2000053582 A JP 2000053582A JP 2000053582 A JP2000053582 A JP 2000053582A JP 2001245344 A JP2001245344 A JP 2001245344A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部ユニットに着脱される無線通信ユニット
において、携帯性を維持しつつデータ処理の高速化を図
る。 【解決手段】 無線通信のためのID情報を有するID
格納機構(IDB)24と、所定のオペレーティングシ
ステムを実行する外部ユニットに自ユニットを着脱する
ための外部コネクタ(CN)13と、各部の制御を行う
とともにデータ処理を実行するマイクロコントローラ
(MC)22と、外部コネクタ13を含み、マイクロコ
ントローラ22と外部ユニットとを接続する外部インタ
フェースとを有する。マイクロコントローラ22は、外
部インタフェースを介して外部ユニットのデータ処理能
力を特定し、このデータ処理能力が所定のデータ処理能
力よりも高く、かつ、実行しようとするデータ処理が所
定のデータ処理の場合には、当該データ処理を外部ユニ
ットに代行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信のための
識別情報を有し、この識別情報を用いて無線通信を行う
無線通信ユニットであって、外部の機器である外部ユニ
ットに対して着脱される無線通信ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPHS(パーソナル・
ハンディホン・システム)等の無線通信を利用した電話
が普及するとともに、従来のノートパソコン等の情報端
末に比べてより小型・軽量の携帯型情報端末が開発され
ている。このような携帯型情報端末としては、様々なタ
イプのものが開発されており、例えば、PDA(パーソ
ナル・ディジタル・アシスタント)として多用されてい
る。このような状況下で、通常の音声通話やFAX/デ
ータ通信に加え、情報サービス提供者が提供する各種オ
ンラインサービスの利用や電子メールの閲覧、インター
ネットへの接続などを携帯型の無線通信端末によって行
うことができるようになってきている。
【0003】ところで、音声通話や電子メールの操作
や、ウェブ(Web)ブラウザによるコンテンツの閲覧操
作などの各種操作では、適切な操作スタイルが大きく異
なっている。このため、何れかの操作スタイルを優先し
た形態の一体型複合機などにおいては、他の操作スタイ
ルでの操作性が悪くならざるを得なかった。もちろん、
操作スタイルに応じて端末機器を使い分けることも考え
られるが、携帯電話やPHSをはじめとする従来の無線
通信にあっては、電話番号(無線通信用の識別情報)が
端末機器毎に与えられているため、使用者が各操作スタ
イルに適した端末機器を複数所有すると、複数の電話番
号が設定されてしまうという問題がある。
【0004】そこで、無線通信用の識別情報(電話番
号)を有する無線通信ユニットとこのユニットを着脱可
能に構成された携帯端末とからなる着脱型無線通信装置
が提案されている(特開平10−173799号公報、
特開平11−65725号公報及び特開平5−3475
74号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の着脱型無線通信装置は、基本的に広域無線モデムあ
るいはページャとして機能する無線通信ユニットを外部
ユニットである携帯端末に対して着脱可能にした程度の
ものである。したがって、無線通信ユニットのデータ処
理能力はPDA等の外部ユニットに比較して極めて低
く、無線通信ユニットを用いたデータ処理を実行する場
合には、無線通信ユニットの低いデータ処理能力がボト
ルネックとなってしまい、着脱型無線通信装置の能力が
制限されてしまう。もちろん、高速なCPUを搭載する
等して無線通信ユニットのデータ処理能力を向上させれ
ば上記ボトルネックは解消するが、その場合には無線通
信ユニットの携帯性が損なわれる虞があった。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みて為された
ものであり、外部ユニットに着脱される無線通信ユニッ
トであって、携帯性を維持しつつデータ処理を高速に実
行することができる無線通信ユニットを提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、無線通信のための識別情報
を有し、この識別情報を用いて無線通信を行う無線通信
ユニットにおいて、所定のオペレーティングシステムを
実行する外部ユニットと分離可能に接続するためのイン
タフェースと、データを記憶するためのものであって、
少なくとも一部の領域が前記所定のオペレーティングシ
ステムからアクセス可能に構成された記憶手段と、前記
記憶手段に記憶されたデータを用いてデータ処理を実行
する処理手段と、前記インタフェースを介して接続され
た前記外部ユニットの前記所定のオペレーティングシス
テムに対して前記データ処理の少なくとも一部の代行を
要求する制御手段とを具備することを特徴としている。
これにより、データ処理の少なくとも一部が外部ユニッ
トに代行される。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は前記インタフェ
ースを介して接続された前記外部ユニットのデータ処理
能力が所定のデータ処理能力より高い場合にのみ、前記
外部ユニットの前記所定のオペレーティングシステムに
対して前記データ処理の少なくとも一部の代行を要求す
ることを特徴としている。これにより、データ処理の少
なくとも一部が、高いデータ処理能力を有する外部ユニ
ットに代行される。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、前記制御手段は前記インタフェ
ースを介して接続された前記外部ユニットの現在のデー
タ処理能力が所定のデータ処理能力より高い場合にの
み、前記外部ユニットの前記所定のオペレーティングシ
ステムに対して前記データ処理の少なくとも一部の代行
を要求することを特徴としている。これにより、データ
処理の少なくとも一部が、代行時に高いデータ処理能力
を有する外部ユニットに代行される。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は前記処理手段が
実行しようとするデータ処理が所定のデータ処理の場合
にのみ、前記インタフェースを介して接続された前記外
部ユニットの前記所定のオペレーティングシステムに対
して前記データ処理の少なくとも一部の代行を要求する
ことを特徴としている。これにより、所定のデータ処理
の少なくとも一部が外部ユニットに代行される。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は前記処理手段が
実行しようとするデータ処理に用いられるデータに含ま
れる指示に従って、前記インタフェースを介して接続さ
れた前記外部ユニットの前記所定のオペレーティングシ
ステムに対して前記データ処理の少なくとも一部の代行
を要求することを特徴としている。これにより、データ
処理に用いられるデータに含まれる指示に従って、この
データ処理の少なくとも一部が外部ユニットに代行され
る。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は前記処理手段の
現在のデータ処理能力が所定のデータ処理能力より低い
場合にのみ、前記インタフェースを介して接続された前
記外部ユニットの前記所定のオペレーティングシステム
に対して前記データ処理の少なくとも一部の代行を要求
することを特徴としている。これにより、データ処理能
力が低下した処理手段において実行すべき処理が減少す
る。
【0013】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は、前記データ処
理の少なくとも一部の処理であって、使用する全てのデ
ータが前記所定のオペレーティングシステムからアクセ
ス可能な領域に記憶されている処理の代行を、前記イン
タフェースを介して接続された前記外部ユニットの前記
所定のオペレーティングシステムに対して要求すること
を特徴としている。これにより、外部ユニットからアク
セス可能なデータのみを使用するデータ処理の少なくと
も一部が外部ユニットに代行される。
【0014】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は前記処理手段の
データ処理能力と前記処理手段が実行しようとするデー
タ処理の負荷とに基づいて処理の分散比率を定め、前記
インタフェースを介して接続された前記外部ユニットの
前記所定のオペレーティングシステムに対して、前記デ
ータ処理に含まれる前記分散比率に応じた負荷の処理の
代行を要求することを特徴としている。これにより、処
理手段のデータ処理能力とデータ処理の負荷とに応じた
比率で負荷が分散される。
【0015】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は前記処理手段の
データ処理能力と前記インタフェースを介して接続され
た前記外部ユニットのデータ処理能力とに基づいて処理
の分散比率を定め、前記外部ユニットの前記所定のオペ
レーティングシステムに対して、前記データ処理に含ま
れる前記分散比率に応じた負荷の処理の代行を要求する
ことを特徴としている。これにより、処理手段のデータ
処理能力と外部ユニットのデータ処理能力とに応じた比
率で負荷が分散される。
【0016】また、請求項10に記載の発明は、上記各
発明において、前記記憶手段の前記少なくとも一部の領
域は前記所定のオペレーティングシステムのファイルシ
ステムを構成することを特徴としている。さらに、請求
項11または12に記載の発明は、上記各発明におい
て、前記インタフェースはPCカードスタンダード形式
またはコンパクトフラッシュ形式であることを特徴とし
ている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。
【0018】A:実施形態 A−1:外観 まず、本発明の実施形態に係る無線通信ユニットの外観
について図1を参照して説明する。図1は本発明の実施
形態に係る無線通信ユニット10の外観を示す斜視図で
あり、この図に示される無線通信ユニット10は所定の
オペレーティングシステムを実行する外部ユニットに対
して着脱される。外部ユニットは自ユニットに装着され
た無線通信ユニット10との間で所定のオペレーティン
グシステムによるデータの送信または受信あるいは送受
信を実現可能な携帯型の情報機器であればよく、例え
ば、移動通信を実現可能な移動通信端末(移動通信網に
収容される携帯電話機やPHS(Personal Handyphone
System)等の、広域もしくは局所の無線通信を可能とし
た携帯型の通信端末)であってもよいし、移動通信機能
を備えていない携帯型コンピュータ等であってもよい。
【0019】無線通信ユニット10は、ほぼ直方体状の
筐体11と、この筐体11の先端に装着されたPHSア
ンテナ等のアンテナ12と、外部ユニットとの接続用に
筐体11の後端に装着された外部コネクタ13と、筐体
11の側面に設けられたモード選択スイッチ14とを有
している。モード選択スイッチ14は、無線通信ユニッ
ト10の動作モード(詳しくは後述する)を手動で切り
換えるために設けられたスイッチである。
【0020】また、外部コネクタ13は、例えばコンパ
クトフラッシュ・タイプII(Compact Flash Type II)
に準拠した汎用性の高いコネクタであり、外部ユニット
を接続するための外部インタフェース(例えばコンパク
トフラッシュ・タイプIIに準拠したインタフェース)の
一部を構成している。なお、無線通信ユニット10の外
部インタフェース(インタフェース)は、汎用性が十分
に高ければ、他の規格(例えばPCカードスタンダード
(PC Card Standard))に準拠したものであってもよ
い。なお、PCカードスタンダードとは、JEIDA
(Japan Electronics Industry Development Associati
on:日本電子工業振興協会)と米国PCMCIA(Pers
onal Computer Memory Card International Associatio
n)が共同で制定した規格であり、カードの厚さによっ
て異なるタイプI〜タイプIV等が規定されている。PC
カード・スタンダードに比較すると、コンパクトフラッ
シュは更に小型であり(コンパクトフラッシュ・タイプ
IIは縦横が42.8×36.4(mm)、厚さが5.0
(mm))、本実施形態では、外部コネクタ13を含む外
部インタフェースをコンパクトフラッシュ・タイプIIに
準拠させることで無線通信ユニット10及び外部ユニッ
トの小型化を図っている。
【0021】なお、コンパクトフラッシュやPCカード
等の汎用のインタフェースにおいては、アナログ音声の
直接的な伝送は許容されていない。したがって、本実施
形態では、無線通信ユニット10と外部ユニットとの間
で音声信号を伝達する際に、音声信号を一旦符号化して
から伝送し、受信側において、符号化された音声信号を
復号して音声信号を得るようにしている。この場合の符
号化手法として、本実施形態では標準的なボイス・モデ
ム(Voice Modem)の手法およびPHSで用いられてい
るADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Mod
ulation)を採用し、符号化手法を無線通信ユニット1
0の無線部の符号化手法と一致させることで、符号化及
び復号化のプロセスを簡略化しているが、例えば、GS
M(Global System for Mobile telecommunication)や
PDC(Personal Digital Cellular)のような他の手
法を採用してもよい。
【0022】A−2:内部構成 次に、無線通信ユニット10の内部構成について図2及
び図3を参照して説明する。なお、図2は無線通信ユニ
ット10の内部構成を示すブロック図であり、図2にお
いて、図1と共通する部分には同一の符号が付されてい
る。
【0023】図2に示すように、無線通信ユニット10
には、所定の無線通信機能(例えばPHSによる無線通
信機能)を提供する無線通信機構10aと、データを格
納するためのメモリ機構(記憶手段)10bと、各部を
制御するマイクロコントローラ(MC)22と、マイク
ロコントローラ(処理手段、制御手段)22に接続され
た外部コネクタ(CN)13及びモード選択スイッチ
(SW)14とを搭載している。なお、マイクロコント
ローラ22及び外部コネクタ13は前述の外部インタフ
ェースを構成する。
【0024】無線通信機構10aは、所定の無線通信に
適合したアンテナ(AT)12及び無線送受信部(TR
X)21から構成されている。無線送受信部21はアン
テナ12及びマイクロコントローラ22に接続されてお
り、マイクロコントローラ22は無線送受信部21を制
御することで、アンテナ12を介した無線通信を実現す
る。なお、無線通信機構10aは、マイクロコントロー
ラ22及び外部コネクタ13を介して接続された外部ユ
ニット側からは通常の標準ATモデム(Standard AT Mo
dem)として認識される。
【0025】メモリ機構10bは、ユーザデータを記憶
するためのメモリ(MEM)23と、無線通信用のID
情報(識別情報)を記憶したID格納機構(IDB)2
4とから構成されている。メモリ23はマイクロコント
ローラ22に接続されており、マイクロコントローラ2
2により、ユーザデータの読み出し及び書き込みが行わ
れる。
【0026】ID格納機構24は、無線通信ユニット1
0の筐体11より十分に小さく、かつ筐体11に着脱可
能なSIM(Subscriber Identification Module)カー
ドを、筐体11に設けられたスロット(図示略)に差し
込むことで実現される。なお、SIMカードはスロット
に差し込まれることでマイクロコントローラ22に接続
される。この際、SIMカードに格納されたID情報が
マイクロコントローラ22に読み出され、無線通信機構
10aが当該ID情報を用いた通信を実現するためにマ
イクロコントローラ22により制御される。
【0027】上述したことから明かなように、SIMカ
ードとは無線通信用のID情報(例えば電話番号)を格
納したモジュールであり、このSIMカードが装着され
た無線通信ユニットは当該ID情報を有する無線通信ユ
ニットとして機能する。すなわち、本実施形態では、S
IMカードを着脱可能とすることで無線通信ユニット1
0の汎用性を向上させている。なお、SIMカードでは
なく、無線通信用のID情報を格納した小型メモリカー
ドを用いてID格納機構24を構成しても、上述と同様
に、無線通信ユニット10の汎用性の向上が期待され
る。
【0028】前述のように、メモリ23及びID格納機
構24の少なくとも一部の領域はマイクロコントローラ
22により管理される。また、メモリ23の所定領域は
所定のオペレーティングシステムのファイルシステムと
して外部ユニット側からアクセス可能に設定されてい
る。また、本実施形態においては、ID格納機構24に
格納されたID情報としてPHSの電話番号を想定して
いるため、マイクロコントローラ22及び外部ユニット
からID格納機構24へのアクセスにおいて読み出しア
クセスのみを許容しているが、ID情報がユーザによる
変更を許容した情報である場合には、ID格納機構24
内のID情報をマイクロコントローラ22及び外部ユニ
ットが変更できるように構成してもよい。なお、メモリ
機構10bにおけるデータ格納構造については後に詳述
する。
【0029】無線通信ユニット10が外部ユニットに装
着されると、上記無線通信機構10a及びマイクロコン
トローラ22からなる部分と、メモリ機構10b及びマ
イクロコントローラ22からなる部分は、それぞれ、外
部ユニット側からは標準ATモデム及びATAフラッシ
ュディスク(AT Attachment Flash Disk)として認識さ
れる。具体的には、無線通信ユニット10は、外部ユニ
ット側から、標準ATモデムとATAフラッシュディス
クとのマルチファンクション(多機能:Multi-functio
n)カードとして認識される。なお、ATAはANSI
(米国規格協会:American National Standard Institu
te)で規格化が進んでいる規格であり、フラッシュディ
スクは大容量の不揮発性メモリを持つ、PCカードスロ
ットに直接挿入可能なPCカードである。そして、AT
Aに準拠したフラッシュディスクがATAフラッシュデ
ィスクである。
【0030】A−3:マイクロコントローラ22の機能
構成 次に、マイクロコントローラ22の機能構成について説
明する。図3はマイクロコントローラ22の機能構成を
示すブロック図であり、この図に示すように、マイクロ
コントローラ22は、機能的には、データ処理手段22
a、判定手段22b及び処理制御手段22cを有する。
【0031】データ処理手段22aは、無線通信機構1
0aによる送受信データやメモリ機構10bに対する書
き込み/読み出しデータ等のデータに対する処理(以
後、データ処理)を行う手段である。判定手段22b
は、無線通信ユニット10が装着された外部ユニットに
所定のデータ処理能力があるか否かを判定するものであ
り、例えばデータ処理手段22aのデータ処理能力(例
えばデータ処理速度)より高いデータ処理能力を外部ユ
ニットが有するか否かを判定する。具体的には、例え
ば、外部インタフェースを介して外部ユニットの識別情
報(例えば端末識別コード)を取得し、取得した識別情
報に対応したデータ処理能力をメモリ機構10bに格納
されたデータ処理能力テーブルを参照して特定し、その
データ処理能力が自コントローラ22のデータ処理能力
よりも高いか否かを判定する。なお、この場合、判定手
段22bは、データ処理手段22a(すなわちマイクロ
コントローラ22)のデータ処理能力を予め把握してお
り、かつ、データ処理能力テーブルには、外部ユニット
(または外部ユニットの演算処理部)として使用され得
る様々な識別情報とデータ処理能力とが対応付けて格納
されている。もちろん、この例に限らず、データ処理能
力の順に識別情報(マイクロコントローラ22の識別情
報を含む)を並べたリストをメモリ機構10bに格納し
ておき、このリストを参照して判定するようにしてもよ
い。
【0032】処理制御手段22cは、判定手段22bの
判定結果に基づいてデータ処理の実行形態を変更するも
のであり、例えば、外部ユニットがデータ処理手段22
aより高いデータ処理能力を有すると判定されたときに
は、一部または全部のデータ処理を当該外部ユニットに
実行させる。
【0033】処理制御手段22cが一部または全部のデ
ータ処理を外部ユニットに実行させるべき状況としては
様々な状況があり得るが、本実施形態では、特定の種類
のデータ処理を外部ユニットに実行させるようにしてい
る。具体的には、処理制御手段22cは、実行すべきデ
ータ処理の種類を特定し、外部ユニットのデータ処理能
力がデータ処理手段22aより高く、かつ、特定したデ
ータ処理の種類が所定の種類である場合に、当該データ
処理の実行を外部ユニットに要求する。なお、この要求
には、データ処理後の外部ユニットの動作(例えば、デ
ータ処理の処理結果のマイクロコントローラ22への送
信)を規定する情報も含まれている。
【0034】なお、無線通信ユニット10が標準ATモ
デムとフラッシュディスクとのマルチファンクションカ
ードとして機能することから明かなように、マイクロコ
ントローラ22は上記機能に加えて、無線通信機構10
aとの間でデータを送受する機能、メモリ機構10bに
対するデータの書き込み及び読み出しを行う機能、外部
インタフェースを介して外部ユニットと通信する機能を
備えている。
【0035】A−4:メモリ機構10bのデータ格納構
造 次に、メモリ機構10bのデータ格納構造について説明
する。図4は、メモリ機構10bにおけるデータ格納構
造を説明するための図であり、データ格納構造の一例を
示している。この図に示す例では、メモリ機構10b
は、ID情報などを格納するための領域であるシステム
エリア31と、各種プログラム等を格納するための領域
であるプログラムエリア32と、ユーザデータを格納す
るための領域であるユーザエリア33とを有する。
【0036】システムエリア31は、外部ユニットに対
して、一部のデータ(例えばID情報)の読み出しのみ
を許容している。本実施形態において、システムエリア
31に格納されたID情報を外部ユニットが読み出す具
体的な方法としては、無線通信ユニット10を標準AT
モデムとして認識し、拡張ATコマンド(拡張されたA
Tコマンド)を用いて当該ID情報を読み出す方法と、
無線通信ユニット10をATAフラッシュディスクとし
て認識し、当該ID情報を自ユニットのファイルシステ
ム中の読み出し専用ファイルとして読み出す方法が用意
されている。なお、端末の製造者(メーカ)や通信事業
者(キャリア)は、特別な手順を踏むことで、システム
エリア31にデータを書き込むことができる。
【0037】プログラムエリア32にはマイクロコント
ローラ22に利用される情報や外部ユニットを制御する
ための情報が格納されている。これらの情報を分類して
以下に示す。 外部ユニットが有するモジュールの種類(例えば、音
声通話モジュールや、キーボード型モジュール、パッド
型モジュール等)に対応した各種プログラム(オペレー
ティングシステムであってもよい)や各種パッチ情報
(プログラムの一部を書き換えるための情報) マイクロコントローラ22に実行されることで前述の
データ処理手段22a、判定手段22b及び処理制御手
段22cを実現するプログラム 前述のデータ処理能力テーブル
【0038】なお、の外部ユニットが有するモジュー
ルの種類に対応した各種プログラムや各種パッチ情報は
必要に応じて外部ユニットへダウンロードされ、外部ユ
ニットの機能を変更するために使用されるものである。
ただし、本実施形態においては外部ユニットは予め所定
のオペレーティングシステムを記憶しており、ダウンロ
ードの必要はないものとする。また、ユーザは、特定の
手順を踏むことで、プログラムエリア32に対してデー
タの書き込み及び読み出しを行うことができる。
【0039】ユーザエリア33は、外部ユニット側から
自由に読み書き可能な領域であり、電話帳や電子メール
のログファイル等のユーザデータを格納する。外部ユニ
ット側からユーザエリア33へのアクセス方法として、
無線通信ユニット10は、所定のオペレーティングシス
テムによる通常のアクセス(汎用ファイルへのファイル
アクセス)方法と、拡張ATコマンドによるアクセス方
法とを許容している。
【0040】前者のアクセス方法ではファイルの読み書
きのみならず、記録媒体の初期化操作も許容されてお
り、ユーザが外部ユニットの所定のオペレーティングシ
ステムを用いてメモリ機構10b(無線通信ユニット1
0)に対して通常の初期化操作を行うと、ユーザエリア
33のみが初期化される。すなわち、システムエリア3
1及びプログラムエリア32内のデータは保持され、ユ
ーザエリア33内のデータのみが消去される。なお、本
実施形態においては電話帳を含むユーザデータをユーザ
エリア33内に格納するようにしたが、電話帳等の一部
の重要なユーザデータをプログラムエリア32に書き込
み、上記通常のフォーマット操作により消去されないよ
うにしてもよい。
【0041】一方、後者のアクセス方法は、マルチファ
ンクションを許容しない外部ユニット側から利用可能な
アクセス方法であり、例えば、電話帳のファイル名を
“TELDIC.CSV”とした場合に、ユーザは外部ユニット側
から「AT@@FILE//USER/TELDIC.CSV」等といった拡張さ
れたATコマンドを入力することにより、電話帳ファイ
ル内のデータ(すなわち電話帳データ)を読み出すこと
ができる。つまり、無線通信ユニット10が外部ユニッ
ト側からATAフラッシュディスクとして認識されてい
ない場合でも、標準ATモデムとして認識されていれ
ば、外部ユニット側からユーザエリア33へのアクセス
が可能となっており、無線通信ユニット10の利便性の
向上が図られている。なお、本実施形態では、電話帳の
ファイル形式を一般的なデータファイル形式であるCS
V形式とすることで汎用性の向上を図っている。
【0042】A−5:動作例 次に、上述した構成の本実施形態の動作例について説明
する。ただし、無線通信ユニット10のマイクロコント
ローラ22のデータ処理手段22a単独では文字メール
の受信程度のデータ処理しか満足に実行できず、かつ無
線通信ユニット10の装着先の外部ユニットの演算処理
部がデータ処理手段22aに比較して高いデータ処理能
力を有するものとする。また、マイクロコントローラ2
2の処理制御手段22cは、外部ユニットに実行させる
べき所定の処理として、音声認識処理や画像メールの保
存処理が予め設定されているものとする。さらに、外部
ユニットは所定のオペレーティングシステムを実行して
おり、マイクロコントローラ22の処理制御手段22c
からの要求を受け付ける機能を有するものとする。
【0043】まず、無線通信ユニット10が外部ユニッ
トに装着されると、無線通信ユニット10のマイクロコ
ントローラ22の判定手段22bが、外部ユニットの識
別情報を取得し、この識別情報に基づいて、外部湯ユニ
ットのデータ処理能力はデータ処理手段22aのデータ
処理手段22aより高い、と判定する。
【0044】このような状況下で無線通信機構10aが
音声や動画メール等を受信した場合、処理制御手段22
cは、実行すべきデータ処理が予め設定された所定のデ
ータ処理(音声認識処理または画像メールの保存処理)
であると判断し、無線通信機構10aの受信データの復
号化処理やメモリ23へのファイルの書き込み等に必要
な受信データの加工処理(例えば音声認識処理や圧縮フ
ァイルの作成処理など)の実行を要求し、他の処理を行
う。そして、処理制御手段22cは、上記応答として外
部ユニットから返送されてきた処理結果を受け取り、こ
れをメモリ23のユーザエリア33に書き込む。
【0045】A−6:補足 以上説明したように、本実施形態によれば、マイクロコ
ントローラ22が行うべきデータ処理を、よりデータ処
理能力の高い外部ユニットにて実行することができる。
具体的には、音声認識処理や動画メールの保存処理など
のマイクロコントローラ22で実行可能だが十分な処理
品質(データ処理速度やデータ処理精度など)を得られ
ないデータ処理を所定の処理として予め設定し、この所
定のデータ処理を外部ユニットに代行させ、その間にマ
イクロコントローラ22において他のデータ処理を実行
するようにしたことにより、データ処理の品質を向上さ
せることができる。すなわち、非力なマイクロコントロ
ーラ22に過大な負担をかけることなく、高いデータ処
理能力を持つ外部ユニットを有効活用して、無線通信ユ
ニット10の実質的なデータ処理能力を高めることがで
きる。その結果、実用的な品質を得られるデータ処理の
種類が増大し、無線通信ユニット10の実質的な多機能
化を図ることができる。
【0046】また、外部ユニット側から無線通信ユニッ
ト10に格納されたID情報を利用可能に設定したこと
により、複数のID情報を用意せずとも、無線通信ユニ
ット10を着脱するだけで、操作目的に応じた複数種類
の外部ユニットから操作スタイルの好ましいものを任意
に選択して使用することができる。したがって、本実施
形態によれば、無線通信ユニット10と外部ユニットと
からなる着脱型無線通信装置の操作性を向上させること
ができる。
【0047】また、標準的な手順により外部ユニット側
から無線通信ユニット10内のユーザデータにアクセス
可能としたことにより、無線通信ユニット10を介し
て、複数の外部ユニット間でメールログや電話帳等のユ
ーザデータを容易に相互参照することができる。特に、
所定のオペレーティングシステムによる汎用ファイルア
クセスを許容したことにより、上記相互参照を極めて容
易に実現することができる。また、外部ユニットとの接
続インタフェースの形式として、コンパクトフラッシュ
形式を採用したことにより、無線通信ユニットの携帯性
を損なうことなく、様々な外部ユニットと容易に接続す
ることができる。このことは外部ユニットとの接続イン
タフェースの形式をPCカードスタンダード形式として
も同様である。すなわち、すなわち、本実施形態によれ
ば、複数の外部ユニット間でユーザデータを容易に共有
することができる。
【0048】ところで、本実施形態では、外部ユニット
で実行可能な高負荷のデータ処理を所定の処理とし、当
該所定のデータ処理の全部を外部ユニットに代行させる
例を示したが、これに限らず、例えば、所定の処理の一
部を外部ユニットに代行させて負荷分散を図るようにし
てもよいし、低負荷のデータ処理であっても外部ユニッ
トに代行させるようにしてもよい。ここで、データ処理
の代行の契機の例を要因毎に分類して示す。
【0049】(1)外部ユニットの要因 外部ユニットを要因としてデータ処理の代行が行われる
態様としては、例えば、外部ユニットのデータ処理能力
が(マイクロコントローラ22またはデータ処理に対し
て)高い場合に、外部ユニットにて実行可能なデータ処
理(例えば、外部ユニット側からアクセス可能な領域に
格納されているデータのみを用いるデータ処理)を外部
ユニットが代行する態様が挙げられる。
【0050】(2)データ処理の要因 データ処理を要因としてデータ処理の代行が行われる態
様としては、例えば、本実施形態にて例示したように、
予め設定された所定のデータ処理を外部ユニットが代行
する態様が挙げられる。また、外部ユニットにて実行可
能なデータ処理については、その実行を必ず外部ユニッ
トが代行する態様も考えられる。さらに、データ処理の
対象データに外部ユニットでの実行を要求する指示(所
定の中間言語により記述された指示)が含まれている場
合に、当該データ処理の実行を外部ユニットが代行する
態様も考えられる。なお、上記所定の中間言語として
は、HTML(Hyper Text Markup Language)データに
埋め込まれる実行可能スクリプトのような言語が想定さ
れる。
【0051】(3)マイクロコントローラ22の要因 マイクロコントローラ22を要因としてデータ処理の代
行が行われる態様としては、例えば、マイクロコントロ
ーラ22のデータ処理能力が低下した場合に、外部ユニ
ットにて実行可能なデータ処理を外部ユニットが代行す
る態様が挙げられる。なお、この態様では、他の処理を
実行中のマイクロコントローラ22のデータ処理能力
は、何も処理を行っていないときと比較して低い、と判
断される。
【0052】なお、理解を容易とするために上述の分類
を採用したが、本実施形態において例示したように、複
数の分類にまたがった要因(例えば、外部ユニットのデ
ータ処理能力と予め設定された所定のデータ処理である
か否か)に基づいてデータ処理の代行を行うようにして
もよい。
【0053】次に、上述したような契機で行われる分散
処理の態様について以下に例示する。 代行時にはデータ処理の全てを外部ユニットが実行す
る。 マイクロコントローラ22は十分な処理品質を確保可
能な処理だけを実行し、外部ユニットは残りの処理を実
行する。 予め設定された比率で処理を分散する。この比率は固
定比率であってもよいし、外部ユニットのデータ処理能
力とマイクロコントローラ22のデータ処理能力との差
または比に応じた比率であってもよいし、データ処理に
応じて予め設定された比率であってもよい。
【0054】もちろん、上記各態様を組み合わせること
も可能である。例えば、マイクロコントローラ22にお
いて他の処理を実行中の場合にはの態様とし、他の場
合にはの態様としてもよい。また、このような分散処
理の制御自体を外部ユニットにて実行させることも可能
である。
【0055】上述の契機および態様の組合せの一例が本
実施形態に採用されているが、他の組合せも可能である
ことは言うまでもない。例えば、所定のデータ処理の処
理手順(タスク管理やワークフロー管理等を行うための
手順)を無線通信ユニット10のメモリ23に予め記憶
させておき、かつ、データ処理の実行前に当該データ処
理が所定のデータ処理である場合には当該処理手順に従
った比率で処理を分散するようにしてもよい。また、特
定の種類のデータ処理を高速に実行可能な外部ユニット
の場合には、当該特定の種類のデータ処理の全てを外部
ユニットに代行させるようにしてもよい。このことと同
様の効果は、データ処理の種類毎に上記契機および態様
を変化させることでも得られる。
【0056】また、マイクロコントローラ22の判定手
段22bによる判定において、外部ユニットの実質的な
データ処理能力(無線通信ユニット10へ割り当てるこ
とのできるデータ処理能力)を特定するようにし、さら
に、この特定および上記判定を繰り返し行うようにすれ
ば、マイクロコントローラ22において外部ユニットの
現在のデータ処理能力を把握することができるため、よ
り適切な分散処理を行うことができる。
【0057】例えば、外部ユニットが他の処理の実行し
ているためにマイクロコントローラ22が使用可能な外
部ユニットのデータ処理能力が所定のデータ処理能力以
下に低下している場合には、外部ユニットによる代行を
行わない、といった態様も実現可能である。なお、判定
の繰り返し実行の具体的な態様としては、所定の周期で
判定する態様や、分散処理の必要性が高まった場合(例
えば、マイクロコントローラ22において処理の実行を
開始した場合)に判定する態様などが挙げられる。もち
ろん、マイクロコントローラ22の実質的なデータ処理
能力(空き能力)を繰り返し特定し、最新のデータ処理
能力が所定のデータ処理能力以下であれば外部ユニット
にデータ処理の少なくとも一部の代行を要求するように
してもよい。
【0058】なお、本実施形態において、外部ユニット
は予め所定のオペレーティングシステムを記憶している
が、当該オペレーティングシステムを無線通信ユニット
10のプログラムエリア32からダウンロードするよう
にしてもよい。また、本実施形態においては拡張ATコ
マンドによるアクセスが許容されているため、拡張AT
コマンドによるアクセスのみによって分散処理を行うよ
うにすれば、ユーザエリア33が所定のオペレーティン
グシステムのファイルシステムを構成している必要はな
い。
【0059】B:変形例1 次に、本発明の実施形態の変形例1について説明する。
【0060】B−1:構成 まず、図5及び図6を参照して本変形例1の構成につい
て、実施形態と異なる点についてのみ説明する。図5は
本変形例1による着脱型無線通信装置の外観を示す斜視
図、図6は当該着脱型無線通信装置の内部構成を示すブ
ロック図であり、これらの図において、図1及び図2と
共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。これらの図から明かなように、本変形例1による着
脱型無線通信装置は、無線通信ユニット10を後述のバ
ッテリモジュール40を介してコンピュータ60(外部
ユニット)に着脱可能としたものである。
【0061】両図において、バッテリモジュール40は
無線通信ユニット10が着脱されるモジュールであり、
装着された無線通信ユニット10に対して電力を供給す
るバッテリとして機能する。また、バッテリモジュール
40はコンピュータ60に対して着脱されるものであ
り、無線通信ユニット10とコンピュータ60との間の
中間的なモジュールとなっており、その筐体41には、
バッテリ制御機構(BMU)42及びバッテリ(BT)
43が収容されている。
【0062】バッテリモジュール40の筺体41の一端
側には、無線通信ユニット10を充填可能な切欠き状の
スロット44が形成されている。そして、そのスロット
44に隣接した筺体41上の位置には、バッテリ43の
充電の要否を選択する充電選択用切替えスイッチ45
と、バッテリ43の充電状態を表示するインジケータと
してのLED46とが設けられている。また、バッテリ
モジュール40のスロット44の底部には、無線通信ユ
ニット10の外部コネクタ13と着脱可能に結合するコ
ネクタ47が設けられている。
【0063】バッテリモジュール40の他端側には、P
Cカード形式のコネクタ48が設けられており、コネク
タ47、48の対応する端子間は結線されている(図示
略)。すなわち、バッテリモジュール40は、PCカー
ド形式のインタフェースを有するカードアダプタとして
も機能し、例えば図5に示すようなノート型のコンピュ
ータ60のPCカードスロット61に装着可能である。
なお、コネクタ48及びPCカードスロット61はPC
カードスタンダード(縦横が85.6×54.0(m
m))のタイプII〜タイプIV(厚さが5.0(mm)〜1
6.0(mm))のいずれかに準拠している。
【0064】したがって、実施形態と同様に、コンピュ
ータ60は、無線通信ユニット10をバッテリ内蔵の所
定タイプのマルチファンクションPCカードとして、も
しくはモード切替えスイッチ14で指定された任意の動
作モードのPCカードとして認識することができる。
【0065】B−2:動作 次に、本変形例1の動作について、実施形態と異なる点
についてのみ説明する。無線通信ユニット10が装着さ
れたバッテリモジュール40をコンピュータ60のPC
カードスロット61に装着すると、無線通信ユニット1
0はコンピュータ60から、例えば標準ATモデム及び
ATAフラッシュディスクとして機能するマルチファン
クションPCカードと認識され、実施形態と同一の動作
が可能となる。ただし、無線通信ユニット10の動作電
力はバッテリモジュール40内のバッテリ43から供給
される。
【0066】B−3:補足 本変形例1によれば、無線通信ユニット10の動作電力
はバッテリモジュール40内のバッテリ43から供給さ
れるため、コンピュータ60のバッテリに余裕がない場
合でも、着脱型無線通信装置の長時間動作が可能とな
る。また、無線通信ユニット10におけるデータ処理
に、PCカード形式の無線通信ユニット10に比較して
極めて高いデータ処理能力を一般に有するコンピュータ
60を有効に活用することができるため、着脱型無線通
信装置全体のデータ処理能力を向上させることができ
る。
【0067】C:変形例2 次に、本発明の実施形態の変形例2について説明する。
【0068】C−1.構成 まず、図7及び図8を参照して本変形例の構成につい
て、実施形態と異なる点についてのみ説明する。図7は
本変形例2による着脱型無線通信端末の外観を示す図、
図8は当該着脱型無線通信端末の内部構成を示すブロッ
ク図であり、これらの図において、図1及び図2と共通
する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
これらの図から明かなように、本変形例2による着脱型
無線通信端末は、無線通信ユニット10と同様の機能を
有する無線通信ユニット70と音声通話用携帯端末の本
体部である音声通話用モジュール(外部ユニット)80
とを分離および合体可能に構成したものである。
【0069】音声通話用外部モジュール80はユーザが
片手で把持可能な形状の筐体81を有し、この筐体81
内に、外部ユニット用マイクロコントローラ(OMC)
82、外部メモリ(OMEM)83、バッテリ(BT)
84及びスロット(SLT)85を収容している。ま
た、音声通話用外部モジュール80の筐体81には、テ
ンキー(TK)86、ディスプレイ(DSP)87、マ
イク(MIC)88及びスピーカ(SP)89がそれぞ
れ設けられている。
【0070】本変形例2における無線通信ユニット70
が実施形態に係る無線通信ユニット10と異なる点は、
音声信号伝達用のコネクタを特別に設け、音声通話用外
部モジュール80との間でアナログ音声を含む信号形態
で音声信号を伝送できるようにした点である。なお、こ
のコネクタは音声通話用外部モジュール80のマイク8
8及びスピーカ89に対応して設けられたものであり、
図においては、前述の外部コネクタ13と合わせてコネ
クタ(CNA)13aを構成している。したがって、無
線通信ユニット70の外部インタフェースは音声通話用
外部モジュール80との間で、音声信号をアナログ音声
の形態で伝送できるように拡張されている。
【0071】また、本変形例2においては、実施形態と
同様に、音声通話用外部モジュール80のマイクロコン
トローラ82と無線通信ユニット70のマイクロコント
ローラ22が、データ処理を適宜分担する。ここで分担
されるデータ処理としては、メモリ機構10bに格納さ
れた情報に基づいて無線通信機構10aの通信制御を行
うためのデータ処理や、メモリ機構10bに格納された
情報をディスプレイ87やスピーカ89を介して外部に
出力するためのデータ処理などが挙げられる。
【0072】また、無線通信ユニット70及び音声通話
用外部モジュール80は、着脱型無線通信装置の使用時
には(無線通信ユニット70が図7に示すようにスロッ
ト85に装着されると)、無線通信ユニット70先端の
アンテナ12のみが露出するように構成されている。こ
のため、携帯性が向上するとともに、良好な無線感度が
確保される。なお、着脱型無線通信装置の使用法は通常
の携帯電話機と同様である。
【0073】C−2.動作 本変形例2に係る着脱型無線通信装置の動作は、実施形
態における無線通信ユニット10及び外部ユニットの動
作と同様であり、行われるデータ処理の内容(アプリケ
ーション)が異なるだけであることから、その説明を省
略する。
【0074】C−3.補足 本変形例2によれば、実施形態とほぼ同様の効果を得る
ことができる。また、外部コネクタ13aを含む外部イ
ンタフェースを採用したことにより、音声信号をアナロ
グ信号の形式で伝送することができる。すなわち、マイ
クロコントローラ22において音声信号を符号化/復号
する機能は不要となることから、マイクロコントローラ
22の構成を簡素化することができる。さらに、音声通
話用外部モジュール80のマイクロコントローラ82に
よって無線通信ユニット70内の電話帳ファイルを読み
書き可能であることから、複数の音声通話用外部モジュ
ール80(例えば複数の携帯電話機)毎に電話帳を管理
する必要がなく、電話帳の整合性を容易に確保すること
ができる。
【0075】なお、本変形例2においては、音声通話用
外部モジュール80の内部にローカルな外部メモリ83
が存在することから、音声通話用外部モジュール80か
らの無線通信ユニット70の離脱時に、電話帳や音声な
どの一部のデータをメモリ83に格納するようにしても
よい。この場合には、音声通話用外部モジュール80の
みでこれらのデータを利用することができる。
【0076】なお、上述の音声通話用外部モジュール8
0はマイク88及びスピーカ89を備えたものであった
が、スピーカ89に代えてイヤホンもしくはその他の音
声出力手段を用いてもよいし、音声入力と音声出力の少
なくとも一方を画像や文字の入出力によって実現したも
の(例えば、マイク88を設けずにコマンドボタンやテ
ンキーの操作によって音声入力に相当する機能を実現し
たもの)を設けてもよい。また、言うまでもないが、無
線通信ユニット70のメモリ機構10bに格納されるフ
ァイルは、電話帳ファイルや音声ファイルに限定されな
い。
【0077】D:変形例3 次に、本発明の実施形態の変形例3について説明する。
【0078】D−1.構成 まず、図9及び図10を参照して本変形例3の構成につ
いて、実施形態と異なる点についてのみ説明する。図9
は本変形例3による無線通信ユニット90の外観を示す
図、図10は無線通信ユニット90の内部構成を示すブ
ロック図であり、これらの図において、図1及び図2と
共通する部分には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。これらの図から明かなように、本変形例3による無
線通信ユニット90は、バッテリ(BT)97を内蔵す
ることにより、単体での動作を可能としている。
【0079】この無線通信ユニット90は、メール閲覧
に適した小型パッド型のもので、図9に示すような平板
状の筐体91を有し、この筐体91上に、無線通信用の
アンテナ(AT)92、情報を表示するためのディスプ
レイ(DSP)93、複数の操作スイッチ(SW)9
4、図示せぬ外部ユニットとの接続のための外部コネク
タ(CN)95を備えている。また、無線通信ユニット
90は、筐体91内に、アンテナ92とともに無線通信
機構90aを構成する送受信部21、メモリ23、メモ
リ23とともにメモリ機構90bを構成するID格納機
構24、無線通信ユニット90内の各部を制御するマイ
クロコントローラ(MC)96、マイクロコントローラ
96へ電力を供給するバッテリ(BT)97とを備えて
いる。なお、無線通信ユニット90は、外部ユニットか
ら離脱している状況下で外部コネクタ95の露出を避け
るためのカバー(図示略)を備えている。
【0080】マイクロコントローラ96は、バッテリ9
7からの電力供給を受け、実施形態におけるマイクロコ
ントローラ22と同様の機能を実現する。ただし、外部
ユニットとの通信は外部コネクタ95経由である。ま
た、マイクロコントローラ96は、ディスプレイ93の
表示制御を行うとともに、操作スイッチ94からの入力
を受け付ける機能を有する。
【0081】マイクロコントローラ96は、無線通信ユ
ニット90の単体での動作時には、メモリ機構90bの
格納情報に基づいて、無線通信機構90aの通信制御を
行うためのデータ処理や、メモリ機構90bに格納され
た情報をディスプレイ93に表示出力するためのデータ
処理などを実行する。なお、マイクロコントローラ96
のデータ処理能力は、文字メールの受信程度の処理であ
れば十分な処理品質を実現できる程度の能力である。
【0082】一方、無線通信ユニット90が外部コネク
タ95を介してポータブルPC等の外部ユニットに接続
された状態にある場合には、本変形例3においては、実
施形態と同様に、外部ユニットと無線通信ユニット90
のマイクロコントローラ96が、データ処理を適宜分担
する。ここで分担されるデータ処理としては、メモリ機
構90bに格納された情報に基づいて無線通信機構90
aの通信制御を行うためのデータ処理や、メモリ機構9
0bに格納された情報をディスプレイ93により表示さ
せるためのデータ処理などが挙げられる。
【0083】D−2.動作 本変形例3に係る無線通信ユニット90の動作は、実施
形態における無線通信ユニット10の動作と同様であ
り、行われるデータ処理の内容(アプリケーション)が
異なるだけであることから、その説明を省略する。
【0084】D−3:補足 本変形例2によれば、実施形態とほぼ同様の効果を得る
ことができる。また、無線通信ユニット90単独での動
作が可能となる。
【0085】なお、マイクロコントローラ96の動作モ
ードとして、低消費電力(低電圧および低クロック周波
数)で作動する低消費電力モードと高消費電力(高電
圧、高クロック周波数)で高速に作動する高消費電力モ
ードとを設け、無線通信ユニット90の単体での動作時
には低消費電力モードで作動し、外部ユニットに接続し
て使用されるときには外部ユニット側の電源を使って高
消費電力モードで作動するようにしてもよい。
【0086】なお、このような技術は、携帯型コンピュ
ータのCPUの低消費電力化と高速化とを同時に達成す
る技術として知られている。また、外部ユニット側から
高周波数のクロック信号を無線通信ユニット90へ供給
して、マイクロコントローラ96の動作モードを高消費
電力モードに遷移させるようにしてもよい。
【0087】さらに、高速動作時の放熱を確保するため
に、外部ユニットとマイクロコントローラ96との間
に、放熱のための熱伝導経路を十分に確保するようにし
てもよい。例えば、無線通信ユニットと外部ユニットと
の結合部に、他の部分より熱伝導率が大きい材料で、十
分な接触面積を持つ熱伝導部材を設けてもよい。また、
例えば、筐体91を外部ユニットのスロット等に挿入す
る場合、筐体91の背面や幅方向両側の側面に放熱用熱
伝導面を形成してもよい。
【0088】なお、本発明は上述した実施形態および各
変形例の具体的な構成に限定されるものではなく、適用
対象に応じて適宜変形可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部ユニットにデータ処理の少なくとも一部を代行させ
ることができることから、無線通信ユニットの携帯性を
維持しつつデータ処理能力を実質的に向上させることが
できる。また、外部ユニットの(現在の)データ処理能
力が所定のデータ処理能力より高い場合や、所定のデー
タ処理を実行する場合、処理手段の現在のデータ処理能
力が所定のデータ処理能力より低い場合、または外部ユ
ニットにて実行可能なデータ処理を実行する場合などに
外部ユニットにてデータ処理の少なくとも一部を代行さ
せるようにすれば、適切な機能分散または負荷分散を実
現することができる。
【0090】また、データ処理に用いられるデータに含
まれる指示に従って、このデータ処理の少なくとも一部
を外部ユニットが代行するようにすれば、適切かつ綿密
な分散処理を行うことができる。さらに、分散比率を、
処理手段のデータ処理能力とデータ処理の負荷、または
処理手段のデータ処理能力と外部ユニットのデータ処理
能力とに応じた比率とすれば、分散処理の最適化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る無線通信ユニット1
0の外観を示す斜視図である。
【図2】 同無線通信ユニット10の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 同無線通信ユニット10を構成するマイクロ
コントローラ22の機能構成を示すブロック図である。
【図4】 同無線通信ユニット10を構成するメモリ機
構10bにおけるデータ格納構造を説明するための図で
ある。
【図5】 本発明の実施形態の変形例1による着脱型無
線通信装置の外観を示す斜視図である。
【図6】 同着脱型無線通信装置の構成を示すブロック
図である。
【図7】 本発明の実施形態の変形例2による着脱型無
線通信装置の外観を示す斜視図である。
【図8】 同着脱型無線通信装置の構成を示すブロック
図である。
【図9】 本発明の実施形態の変形例3による無線通信
ユニット90の外観を示す図である。
【図10】 同無線通信ユニット90の内部構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
10,70,90 無線通信ユニット 10a,90a 無線通信機構 10b,90b メモリ機構(記憶手段) 11 筐体 12,92 アンテナ 13,13a,95 外部コネクタ 14 モード選択スイッチ 21 無線送受信部 22,96 マイクロコントローラ(処理手
段、制御手段) 23 メモリ 24 ID格納機構 40 バッテリモジュール 60 コンピュータ(外部ユニット) 80 音声通話用外部モジュール(外部
ユニット) 97 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K023 AA07 MM21 PP12 5K067 BB04 BB21 DD27 EE02 EE03 GG01 GG11 HH17 HH23 KK17 5K101 LL12 MM06 NN01 NN11 NN21

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信のための識別情報を有し、この
    識別情報を用いて無線通信を行う無線通信ユニットにお
    いて、 所定のオペレーティングシステムを実行する外部ユニッ
    トと分離可能に接続するためのインタフェースと、 データを記憶するためのものであって、少なくとも一部
    の領域が前記所定のオペレーティングシステムからアク
    セス可能に構成された記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたデータを用いてデータ処理を
    実行する処理手段と、 前記インタフェースを介して接続された前記外部ユニッ
    トの前記所定のオペレーティングシステムに対して前記
    データ処理の少なくとも一部の代行を要求する制御手段
    とを具備することを特徴とする無線通信ユニット。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記インタフェースを介
    して接続された前記外部ユニットのデータ処理能力が所
    定のデータ処理能力より高い場合にのみ、前記外部ユニ
    ットの前記所定のオペレーティングシステムに対して前
    記データ処理の少なくとも一部の代行を要求することを
    特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記インタフェースを介
    して接続された前記外部ユニットの現在のデータ処理能
    力が所定のデータ処理能力より高い場合にのみ、前記外
    部ユニットの前記所定のオペレーティングシステムに対
    して前記データ処理の少なくとも一部の代行を要求する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信ユニット。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記処理手段が実行しよ
    うとするデータ処理が所定のデータ処理の場合にのみ、
    前記インタフェースを介して接続された前記外部ユニッ
    トの前記所定のオペレーティングシステムに対して前記
    データ処理の少なくとも一部の代行を要求することを特
    徴とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記処理手段が実行しよ
    うとするデータ処理に用いられるデータに含まれる指示
    に従って、前記インタフェースを介して接続された前記
    外部ユニットの前記所定のオペレーティングシステムに
    対して前記データ処理の少なくとも一部の代行を要求す
    ることを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記処理手段の現在のデ
    ータ処理能力が所定のデータ処理能力より低い場合にの
    み、前記インタフェースを介して接続された前記外部ユ
    ニットの前記所定のオペレーティングシステムに対して
    前記データ処理の少なくとも一部の代行を要求すること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記データ処理の少な
    くとも一部の処理であって、使用する全てのデータが前
    記所定のオペレーティングシステムからアクセス可能な
    領域に記憶されている処理の代行を、前記インタフェー
    スを介して接続された前記外部ユニットの前記所定のオ
    ペレーティングシステムに対して要求することを特徴と
    する請求項1に記載の無線通信ユニット。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は前記処理手段のデータ処
    理能力と前記処理手段が実行しようとするデータ処理の
    負荷とに基づいて処理の分散比率を定め、前記インタフ
    ェースを介して接続された前記外部ユニットの前記所定
    のオペレーティングシステムに対して、前記データ処理
    に含まれる前記分散比率に応じた負荷の処理の代行を要
    求することを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニ
    ット。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は前記処理手段のデータ処
    理能力と前記インタフェースを介して接続された前記外
    部ユニットのデータ処理能力とに基づいて処理の分散比
    率を定め、前記外部ユニットの前記所定のオペレーティ
    ングシステムに対して、前記データ処理に含まれる前記
    分散比率に応じた負荷の処理の代行を要求することを特
    徴とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段の前記少なくとも一部の
    領域は前記所定のオペレーティングシステムのファイル
    システムを構成することを特徴とする請求項1乃至9の
    いずれかに記載の無線通信ユニット。
  11. 【請求項11】 前記インタフェースはPCカードスタ
    ンダード形式であることを特徴とする請求項1乃至10
    のいずれかに記載の無線通信ユニット。
  12. 【請求項12】 前記インタフェースはコンパクトフラ
    ッシュ形式であることを特徴とする請求項1乃至10の
    いずれかに記載の無線通信ユニット。
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