JP2001204004A - 情報配信システムおよびその方法 - Google Patents

情報配信システムおよびその方法

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JP2001204004A
JP2001204004A JP2000345661A JP2000345661A JP2001204004A JP 2001204004 A JP2001204004 A JP 2001204004A JP 2000345661 A JP2000345661 A JP 2000345661A JP 2000345661 A JP2000345661 A JP 2000345661A JP 2001204004 A JP2001204004 A JP 2001204004A
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Shigeru Adachi
繁 安達
Kiyomitsu Tachibana
清光 橘
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Nihon Unisys Information Systems Ltd
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SIGMA SYSTEM THINK CO Ltd
Nihon Unisys Information Systems Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告主や、広告代理を業とする者は、情報
が、対象地域の消費者の脳裏に焼き付くように、効率的
に、しかも安く、宣伝広告されることを望む。これに応
える一方法として、宣伝広告する場所や時間帯を指定し
て、広告、広報などの情報を表示させることが考えられ
る。 【解決手段】 各地にビジュアルタワー104を設置し、
映像コンテンツ(広告、広報)を表示させたいビジュア
ルタワー104へ、インターネット106を介して情報コンテ
ンツを配信し、受信された情報コンテンツに含まれる画
像をビジュアルタワー104に付設されたスクリーン108に
表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報配信システムお
よびその方法に関し、例えば、所定場所に設置される複
数の受信装置へ情報コンテンツを配信して、情報コンテ
ンツに含まれる画像を表示させる情報配信システムおよ
びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】商品やサービスなどの宣伝広告は、テレ
ビ、ラジオ、雑誌、交通広告、ちらし、インターネット
などの媒体を介して行われる。また、道路沿いに看板や
宣伝広告幕を設置して、予め設定された情報を掲示する
などの方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】広告主や、広告代理を
業とする者は、情報が、対象地域の消費者の脳裏に焼き
付くように、効率的に、しかも安く、宣伝広告されるこ
とを望む。これに応える一方法として、宣伝広告する場
所や時間帯を指定して、広告、広報などの情報を表示さ
せることが考えられる。つまり、駅前周辺、市街地、郊
外などの道路に沿う特定の場所を指定し(局所的に)、
かつ、時間帯を指定して(時限的に)広告、広報などを
表示すればよい。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、映像コンテンツを局所的に配信することを目
的とする。
【0005】さらに、映像コンテンツを局所的かつ時限
的に配信することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0007】本発明にかかる情報配信システムは、情報
コンテンツを配信する配信手段と、屋外の複数の所定場
所それぞれに設置され、配信される情報コンテンツに含
まれる画像を付設されたスクリーンに表示する複数の受
信手段とを有し、前記情報コンテンツには、少なくとも
前記情報コンテンツを受信すべき受信手段を指定する付
加情報が含まれることを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記付加情報には、前記画像
を表示すべき時間、および/または、前記画像を表示す
べき期間ないし表示回数を指定する情報が含まれること
を特徴とする。
【0009】また、屋外の複数の所定場所それぞれに設
置され、配信される情報コンテンツに含まれる画像を付
設されたスクリーンに表示する複数の受信手段と、所望
する受信手段に情報コンテンツを配信する配信手段とを
有することを特徴とする。
【0010】好ましくは、前記情報コンテンツには、前
記情報コンテンツに含まれる画像を表示するスケジュー
ル情報が含まれることを特徴とする。
【0011】本発明にかかる情報配信方法は、屋外の複
数の所定場所それぞれに設置された複数の受信手段に情
報コンテンツを配信し、配信される情報コンテンツに含
まれる画像を前記受信手段に付設されたスクリーンに表
示させる各ステップを有し、前記情報コンテンツには、
少なくとも前記情報コンテンツを受信すべき受信手段を
指定する付加情報が含まれることを特徴とする。
【0012】好ましくは、前記付加情報には、前記画像
を表示すべき時間、および/または、前記画像を表示す
べき期間ないし表示回数を指定する情報が含まれること
を特徴とする。
【0013】また、屋外の複数の所定場所それぞれに設
置された複数の受信手段の中から所望する受信手段に情
報コンテンツを配信し、配信される情報コンテンツに含
まれる画像を前記受信手段に付設されたスクリーンに表
示させることを特徴とする。
【0014】好ましくは、前記情報コンテンツには、前
記情報コンテンツに含まれる画像を表示するスケジュー
ル情報が含まれることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施形態の
情報配信システムを図面を参照して詳細に説明する。
【0016】[概要]発明者らは、市街地などの屋外
で、広告・広報などの情報を映像として表示し、公衆に
視認させることが可能な宣伝広告システムの構築を検討
した。その結果、下記の情報配信システムを発明した。
【0017】例えば、一都市当り、数百から数千基の受
信装置を含むスクリーンボードを設置し、それら受信装
置をネットワーク化する。そして、映像配信センタのホ
ストサーバから各受信装置へ、高速なCS(Communication
Satellite)などのディジタル通信回線を利用して情報
を配信し、スクリーンボードへ広告、広報などに対応す
る映像コンテンツを表示させる。
【0018】このような情報配信システムを利用すれ
ば、スクリーンボードごとの分散配信(分散放映)、地
域単位の同一配信(同一放映)、さらにすべてのスクリ
ーンボードへの一斉配信(一斉放映)が実現される。さ
らに、広告・広報の依頼主の要求に応えて放映時間およ
び場所、地域などを限定(制御)することが可能にな
る。これは、地域密着型のリージョナルメディアのニー
ズを満足させる、映像コンテンツを配信する宣伝広告シ
ステムを提供するものである。
【0019】さらに、都市圏ごとにネットワーク化する
などにより、このような情報配信システムにマスメディ
アとしての機能も付与することができる。
【0020】さらに、少なくとも一つの情報配信装置
(放映局)から無地域性(全世界)の多数の受信装置に
情報コンテンツを、効率的かつ安価に配信し表示させる
ことができる。
【0021】なお、映像コンテンツの配信は、CS経由に
限らず、CATVやISDN(Integrated Services Digital Net
work)など様々なディジタル回線を利用することが可能
である。
【0022】
【第1実施形態】図7は情報配信システムの構成例を示す
ブロック図である。
【0023】映像データ配信部50は、受信装置へ送るべ
き映像コンテンツおよび付加情報を送信部51に送る。送
信部51は、受信した映像コンテンツおよび付加情報によ
り所定の周波数帯の搬送波をディジタル変調して通信衛
星などの中継部52に送る。
【0024】受信部53a〜53nはそれぞれ、中継部52を介
して受信される電波を復調し、付加情報に含まれる識別
データ(ID情報)を検出し、自機が受信すべき映像コン
テンツか否かを判断し、受信すべき映像コンテンツであ
れば、受信した映像コンテンツおよび付加情報を、自機
に接続された映像機器54a〜54nに送る。
【0025】映像機器54は、受信した付加情報に従い、
受信した映像コンテンツを映像表示スクリーン55に表示
する。映像機器54は、付加情報の一部として含まれる時
間データに基づくタイミングおよび時間で、映像コンテ
ンツを映像表示スクリーンに表示する。
【0026】また、映像機器54は、受信した映像コンテ
ンツに所定の加工が施し、ストレージ装置にスプ−ルす
ることもできる。ストレージ装置にスプールされた映像
コンテンツは、映像機器54により、付加情報によって指
定されるタイミング、時間および回数で、繰り返し表示
可能である。
【0027】[システムの構成]図1は実施形態の情報
配信システムの概略構成を示す図である。
【0028】送信側1は、映像コンテンツを配信するた
めの映像配信センタ6を備える。映像配信センタ6には、
ホストサーバ7、番組編成システムおよびインターネッ
トにアクセス可能なパソコン8が接続され、さらに、DTP
(Desk Top Publishing)、番組の編集、映像コンテンツ
の配信、情報の転送および格納などの処理を行うコンピ
ュータアプリケーションシステムが備えられている。
【0029】付加情報を含む映像コンテンツは、映像配
信センタ6からパラボラアンテナ5および通信衛星2(例
えばCS)を介して、複数の受信側3a〜3nに送られる。付
加情報には、受信側3a〜3nの何れに映像コンテンツを配
信するかを指定するID情報や、映像コンテンツの放映
(表示)時間などを示すデータが含まれる。付加情報に
より、例えば、所定地域(例えば、ある郊外地域やある
市街地などの単位)にある所定数(例えば300)の受信
側を指定し、所定時間(例えば30秒間)放映(または表
示)させるなどの指定が可能である。勿論、時間や場所
を指定することなく、すペての受信側に映像コンテンツ
を表示(または放映)させることも可能である。
【0030】送信側1は、映像コンテンツに対する反響
をインターネット上の所定のホームページなどを介し
て、あるいは、電子メール、電話またはファクシミリを
介して得ることができる。そして、送信側1は、反響に
関するデータをそのまま、または、加工して映像配信セ
ンタ6から受信側に配信することができる。
【0031】[受信側]受信側3a〜3nの基本的な構成は
同じであるから、受信側3aを代表として説明する。
【0032】受信側3aは、少なくともパラボラアンテナ
9、受信装置10およびスクリーン11を有する。受信装置1
0に受信された映像コンテンツは、スクリ−ン11に表示
されるだけでなく、例えば無線LAN12を介して、店舗な
どの建物内部に設置されたディスプレイ13などにも表示
可能である。
【0033】●受信装置 図2は受信装置10の構成例を示す図で、(a)は平面図、
(b)は正面図である。図3はスクリーン11の一例を示す図
で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0034】鉄柱19は、地面37に埋設されたコンクリー
ト基礎部20上に建てられる。鉄柱19の上面にはボルト25
が植設されている。このボルト25に、内柱24の下部に固
定された下板27に設けられた穴を挿通し、下板27をボル
ト25およびナット26で締め付けることで、鉄柱19の上部
に内柱24が固定される。内柱24には、内柱24をサンドイ
ッチ状に挟むようにスクリーン11aおよび11bが取り付け
られる。
【0035】鉄柱19は、道路沿いの施設などに設置され
る。例えば、一方のスクリーン11aに表示される画像
(または映像)は、道路の一方を進行する歩行者や車の
搭乗者が視認可能であり、他方のスクリーン11bに表示
される映像(または画像)は、道路のもう一方を進行す
る車の搭乗者や歩行者が視認可能である。幅が広い、交
通量の多い幹線道路沿いに受信装置10を設置する場合、
図2および図3に示す構造は極めて有効である。
【0036】スクリーン11aおよび11bの上部には、ボル
ト28およびナット29により、スクリーン11aまたは11bか
ら遠ざかる方向に延びる、鉄骨構造の支持部21aおよび2
1bが取り付けられる。支持部21aおよび21bの先端にはそ
れぞれ液晶プロジェクタ16aおよび16bが取り付けられ、
受信された映像コンテンツの映像をスクリーン11aおよ
び11bに投影する。なお、映像の投影は、両スクリーン
同時に、または、一方に行うことができる。なお、周囲
が比較的明るい場所に受信装置10を設置する場合は、液
晶プロジェクタに代わり、より明るい映像を投影可能な
三色光を使用するプロジェクタを利用する場合がある。
【0037】支持部21aおよび21b、並びに、グランドプ
レーン枠23に支持されるスクリーン11aおよび11bの大き
さは、例えば150インチ(2300×3000mm)、100インチ(150
0×2000mm)などの大きさである。スクリーン11aおよび1
1bに投影される画像の大きさは、液晶プロジェクタ16a
および16bのズーミングによって連続的に調整可能であ
る。勿論、スクリーンと液晶プロジェクタとの距離を調
整することで画像の大きさを調整することもできる。
【0038】さらに、スクリーン11aおよび11bの上には
受信部18が設置され、受信部18、液晶プロジェクタ16a
および16bへ給電するために、例えば100V電源の引込線2
2が接続される。
【0039】なお、スクリーン11aおよび11bは、耐光
性、耐水性などを有する耐候性構造であり、液晶プロジ
ェクタ16aおよび16b、並びに、受信部18は熱、湿気、
塵、水滴などの影響を防ぐために筐体に収容される。
【0040】図4は受信装置10の他の構成例を示す斜視
図である。
【0041】地面に植設された柱36には、受信部である
CS受信カードまたはCSチューナが付属するパソコン、お
よび、無停電電源装置(UPS)を内蔵する筐体32が取り付
けられる。柱36の最上端には液晶プロジェクタを内蔵す
るチャンバ31が搭載される。さらに、柱36の中間部には
通信衛星2からの電波を受信するパラボラアンテナ9が配
置される。勿論、筐体32およびチャンバ31は耐侯性を有
する。また、パソコンおよびUPSは隣接する建物内に設
置することもできる。
【0042】受信装置10から離れた位置に脚35に支持さ
れた、スクリーン11に相当するスクリーンボード33が配
置される。スクリーンボード33は、図2に示すスクリー
ン11aおよび11bと同程度の大きさにすればよい。スクリ
ーンボード33の大きさに応じて、受信装置10とスクリー
ンボード33との距離が決まる。スクリーンボード33は道
路34に沿って設置され、スクリーンボード33に映し出さ
れる映像は、道路を進行する車の搭乗者や歩行者が視認
可能である。
【0043】図5は受信装置10のさらに他の構成例を示
す図で、(a)は側面囲、(b)は正面図、(c)は受信部の例
を示す図である。
【0044】受信装置10は、道路沿いの建物の壁91に取
付ボルト84によって取り付けられる。壁91から突き出し
たトラス80の先端部にプロジェクタ82が配置され、プロ
ジェクタ82の筐体には無線アンテナ81が設けられる。な
お、プロジェクタ82には、建物から例えば100V電源85が
給電される。
【0045】映像コンテンツは、通信衛星2および屋内8
8に配置されたアンテナを介して、パソコン87に付属す
るCSカードまたはCSチューナによって受信される。そし
て、受信部が設置された建物に配置される無線アンテナ
86およびプロジェクタ82の無線アンテナ81を介して、プ
ロジェクタ82に送られ、壁91に配置されたスクリーン11
に映像コンテンツの映像が投影される。また、配信によ
らず、パソコン87は単独でダーク信号をプロジェクタ82
に供給可能である。
【0046】受信部とプロジェクタ82との通信には、例
えば特定小電力無線を利用し、その電波が届く範囲(例
えば100m以内)に無線アンテナ81および86を設置すれば
よい。
【0047】[映像配信センタ]図6は映像配信センタ6
の詳細な構成例を示す図である。
【0048】ホストサーバ40は、パラボラアンテナ5を
有する送信部49に接続され、データベースを有するホス
トサーバ40の処理により、映像コンテンツが送信部49を
介して通信衛星2に送られる。
【0049】ホストサーバ40はLANなどのネットワーク3
9に接続される。このネットワーク39には、CTI(Compute
r Telephony Integration)システムを構成するCTIシス
テムサーバ41、番組編成システム42、受発注管理システ
ム44、DTPシステム46およびWebサーバ70などが接続され
る。
【0050】Webサーバ70は、映像コンテンツ(広告・
広報)を観た人の反響をホームページや電子メールなど
により取得するためのものである。取得された反響を示
す情報は、即時または加工後、ホストサーバ40などを介
して受信側3へ送ることができる。
【0051】CTIシステムは、例えばアドレス・レスポ
ンス・アンド・サーベイ(ARS)センタおよびカスタマセ
ンタ(コールセンタ)から構成される。ARSセンタは、
映像コンテンツを観た視聴者の反応、インセンティブ応
募、個別企業のブランドイメージ調査などを行う。ま
た、カスタマセンタは、クライアントからの宣伝広告に
関する注文・問い合わせや、消費者からの商品に関する
問い合わせなどを処理する。上記の問い合わせなどは、
電話、ファクシミリ、電子メールおよびWebサイトを利
用して受け付けることができ、CTIシステムサーバ41に
より、下記の処理が行われる。さらに、CTIシステムに
電子決済システムを導入して、商品の受注および電子決
済を行うこともできる。
【0052】例えば、受け付けた注文は開発営業部など
に送られ、電子メールなどを利用して依頼主との連絡が
行われる。映像コンテンツ(広告・広報)に対する反応
は集計されて業務管理部などに送られ、集計結果の文書
が作成され、電子メールなどを利用して依頼主に報告さ
れる。商品に関する問い合わせはマーケティング部など
に送られ、電子メールなどを利用して回答が返送され
る。
【0053】この情報配信システムにおけるCTIシステ
ムの導入目的は、映像コンテンツに対する反応ないし視
聴率、クライアントないし広告・広報に対するイメー
ジ、消費者動向、および、商品に対する消費者の注目度
ないし嗜好などの収集、調査ないし分析をリアルタイム
に行うことである。さらに、広告・広報にかかるコスト
を分析するための基本データの収集、依頼主からの注文
・問い合わせに迅速に対応するために営業部門などへ情
報を受け渡す(営業フォロー)までの処理なども導入目
的に含まれる。
【0054】番組編成システム42は、番組編成ソフトに
基づき処理を行うパソコンから構成され、番組の編成結
果は番組配信ファイルに記録される。番組編成システム
42のオペレータはTVモニタ43を使用して、ホストサーバ
40のデータベースに予め格納された個々の映像(または
画像)、編成した映像、番組配信ファイルに従う映像コ
ンテンツなどを観察したり、編成したりする。ホストサ
ーバ40は、番組配信ファイルに従い映像コンテンツを配
信する。
【0055】受発注管理システム44は、受発注管理ソフ
トに基づき処理を行うパソコンから構成され、電話、電
子メールおよびファクシミリなどで受け付けた受注内容
に基づき、番組編成システム42に供給する番組編成情報
を作成し管理する。また、必要な映像(または画像)の
作成をDTPシステム46や外部の業者に依頼し管理する。
【0056】DTPシステム46は、DTPソフトや画像処理ソ
フトに基づき処理を行うパソコン46から構成され、書画
カメラ48や、様々な記憶メディア(例えばCD-ROM、光磁
気ディスク(MO)、ディジタルビデオディスク(DVD))47
を用いて必要な映像や画像などを作成する。作成された
画像や映像は、ホストサーバ40に送られ、そのデータベ
ースに格納される。
【0057】Webサーバ70は、スクリーン11に放映され
る映像コンテンツと同一または独自の映像コンテンツ
を、httpにより、インターネット75に接続されたカーナ
ビゲーション端末71、パソコン72、携帯情報端末73およ
び携帯電話74など情報機器に提供する。勿論、映像コン
テンツによって放映された広告・広報のより詳細な情報
を提供することもできる。つまり、ホストサーバ40に制
御されるWebサーバ70によって提供されるホームページ
には、広告・広報のより詳細な情報が掲載可能である。
【0058】スクリーン11によって放映された映像を観
た視聴者が、さらに詳しい情報を知りたい場合、上記の
情報機器からWebサーバ70にアクセスしてホームページ
を閲覧し、詳細情報を得ることが可能である。勿論、こ
のようなアクセスを可能にするために、配信される映像
コンテンツにはアクセスすべきURLを示す画像が組み込
まれる。
【0059】[CATVの利用]ケーブルテレビ(CATV)が利
用可能な地域に映像コンテンツを配信する場合、次のよ
うなシステムも構築可能である。
【0060】映像配信センタ6から通信衛星2を経由して
CATV提供者へ送り、CATVケーブルを利用してCS会社の無
線中継器に送る。無線中継器から発信された電波を受信
装置10の受信部に受信させ、映像コンテンツを放映す
る。
【0061】CATVを利用すると、映像配信センタ6は、
受信装置10の周辺を監視するための映像や異常信号を得
ることができる。つまり、受信装置10に監視カメラや無
線送信機を配置して、監視映像や異常信号をCS会社の無
線中継機に送り、CATVケーブルを介して映像配信センタ
6で受信する。受信される監視映像や異常信号をモニタ
すれば受信装置10の異常を容易に発見することができ
る。
【0062】[変形例]図8はスクリーン11に付設可能
な懸垂幕および電光掲示板の一例を示す図である。
【0063】スクリーン11が屋外に設置されている場
合、昼間の太陽光の影響で、プロジェクタからスクリー
ン11へ投影される映像が充分な明るさで視認できない場
合がある。このような場合、スクリーン11への投影は夜
間およびその前後の太陽光が弱い時間に限られる。
【0064】そこで、図8(a)に示すように、スクリーン
11に懸垂幕61を付設することで、昼間はスクリーン11の
前面に懸垂幕61を繰り出し、懸垂幕61を広告媒体に利用
する。スクリーン11の上下端部付近に、懸垂幕61を巻き
上げる歯車62a〜62dを配置し、歯車の間にチェーン64を
掛け渡し、フック63によりチェーン64に懸垂幕61を係合
する。
【0065】夜間など、スクリーン11に映像が表示され
ている場合、懸垂幕61はスクリーン11の背面に収容され
ている。スクリーン11の周囲が明るくなると、映像の表
示は中止され、例えばタイマ付きのモータ60により懸垂
幕61がスクリーン11の前面に繰り出される。
【0066】なお、タイマ付きのモータ60の代わりに、
付加情報によりモータ60をリモートコントロールするこ
とも可能である。また、スクリーン11に無線受信機を設
け、受信部のパソコンなどからの無線命令により、懸垂
幕61の繰り出しおよび巻き取りを制御してもよい。
【0067】なお、懸垂幕61の取付構造としては、上記
の他に、軸65に複数の送り出しローラを設けるととも
に、懸垂幕61の下端にウェイトバーを取り付け、送り出
しローラを回動させることで、懸垂幕61の巻き取りおよ
び繰り出しを行うこともできる。この取付構造は、デザ
イン的に優れ、懸垂幕61の平面性を保ち易く、耐久力が
あり、トラブルが生じ難い。
【0068】また、図8(b)に示すように、スクリーンボ
ード33の下側に昼間でも視認できる電光掲示板67を、懸
垂幕61とともに設置することができる。さらに、チェー
ンやフックを隠蔽するために、懸垂幕61を更新するとき
のみ、蝶番68により開閉可能なカバー66を設けてもよ
い。
【0069】図8に示す懸垂幕61および電光掲示板67を
付設したスクリーン(懸垂幕付設スクリーン)は、上述
した各スクリーンやスクリーンボードに適用可能であ
る。
【0070】このように、本実施形態によれば、スクリ
ーン11へ表示する映像コンテンツを配信する映像配信セ
ンタ6から、通信衛星2などを中継して、道路沿いに設置
された受信装置10へ、広告・広報に対応する映像コンテ
ンツおよびその放映を制御するための付加情報を配信す
る。映像コンテンツおよび付加情報を受信した受信装置
10は、付加情報に従い、映像コンテンツをの屋外に設置
されたスクリーン11に投影する。スクリーン11は道路を
通行する人間の視野範囲に入るように配置されているの
で、スクリーン11に表示される映像を通行人は視認可能
である。
【0071】従って、広告・広報の依頼主は、映像コン
テンツを放映する地域や場所を選択し、放映する時間帯
を選択して、広告・広報を行うことができる。従って、
映像コンテンツを利用する他の宣伝広告システムに比べ
て、地域を限定した(局所的)広告・広報を行うことが
でき、低価格かつ効率的な広告・広報が可能になる。例
えば、テレビメディアを利用する場合、電波が届く範囲
(例えば東京都や関東一円)が対象地域になり、局所的
な広告・広報には向かない。言い換えれば、局所的な広
告・広報を望む場合、その範囲に応じた一または複数の
テレビ局およびCATV局に広告・広報を依頼することにな
り、低価格かつ効率的な広告・広報は望めない。
【0072】広告・広報の依頼主は、本実施形態の情報
配信システムに広告・広報を予約する場合、必要な地
域、時間および繰り返し回数を詳細に指定することがで
きる。従って、同じ時間帯に、受信装置AはX社の広告を
放映し、受信装置BはY市の広報を放映するなど、非常に
細分化された広告・広報の放映が可能になる。このよう
な細分化が不可能な従来のテレビメディアに比べて、本
実施形態の情報配信システムは、電波(通信)料で数十
分の一、制作費で数十分の一の低価格を実現可能であ
る。
【0073】つまり、地域や時間を絞れば、ちらし広告
程度の費用で本実施形態の情報配信システムを利用する
ことができる可能性があり、販売・宣伝・広報コストを
低減するとともに、効果的な広告・広報を行うことがで
きる。
【0074】また、配信した映像コンテンツに対する視
聴者の反応をリアルタイムに取得することができる。さ
らに、視聴者は、Webサイトを利用して、放映された映
像コンテンツと同一、または、さらに詳細な映像(また
は画像)を閲覧することができる。従って、日本だけで
なく世界に向けて、広告・広報を発信し、視聴者にさら
に詳細な情報を提供する機会を与えることができる。
【0075】なお、本実施形態の情報配信システムは、
不特定多数の視聴者向けの映像コンテンツを配信するだ
けでなく、多数の営業所や事業所を有する企業向の屋内
に設置された受信装置10にその企業向の映像コンテンツ
を配信することも可能である。
【0076】
【第2実施形態】以下、本発明にかかる第2実施形態の情
報配信システムを説明する。なお、第2実施形態におい
て、第1実施形態と略同様の構成については、同一符号
を付して、その詳細説明を省略する。
【0077】なお、第2実施形態として説明する情報配
信システムには、第1実施形態で説明した情報配信シス
テムが含まれることは言うまでもない。第2実施形態で
は、そのような情報配信システムのより詳細なシステム
構成を説明する。
【0078】[概要]図9は情報配信システムの構成例
を示す図である。
【0079】情報配信システムは、少なくとも、情報提
供者(広告主や広告代理店など)101、情報配信や視聴
者コミュニケーション機能をもつネットワークセンタ
(例えば図1に示した映像配信センタ6に相当する)10
3、屋外に設置され情報を放映・表示する新たな媒体で
あるビジュアルタワー(例えば図2に示した受信装置10
に相当する)104、放映・表示される情報を視認する視
聴者105から構成されるネットワークである。これらの
各構成間の基本的な通信手段として、インターネット10
6などのIP網が通常は利用される。
【0080】情報提供者101は、インターネット106を介
して、配信(広告)の注文および配信すべき映像(画
像)コンテンツをネットワークセンタ103に供給する。
また、情報提供者101は、ファクシミリを利用して、管
理センタ102に、配信の注文および配信すべき映像コン
テンツを示す情報を供給してもよい。この場合、管理セ
ンタ102は、映像コンテンツの制作を、自ら行ったり、
外部の業者に依頼し、完成した映像コンテンツをネット
ワークセンタ103に供給する。
【0081】ビジュアルタワー104およびネットワーク
センタ103の間のデータ授受には、イントラネット/イク
ステラネット、PIAFS(PHS Internet Access Forum Stan
dard)、CATVおよび衛星通信なども利用可能である。
【0082】また、視聴者105は、ネットワークセンタ1
03へアクセスする場合、インターネット106に接続可能
なパソコンなどを利用するが、携帯電話やカーナビゲー
ションシステムなどの移動通信端末も利用可能である。
【0083】このように、情報配信システムには、上記
の各構成間における情報(データ)の授受、ビジュアル
タワー104の稼働・運用、視聴者コミュニケーションを
行うための通信、コンビュータシステム、並びに、コン
ピュータシステムで稼動するソフトウェアなどが含まれ
る。以下では、説明を容易にするために、情報配信シス
テムをネットワークセンタ103およびビジュアルタワー1
04に区分して説明する。
【0084】[ネットワークセンタのシステム]図10は
ネットワークセンタ103のシステム構成の一例を示す図
である。
【0085】ネットワークセンタ103は、ビジュアルタ
ワー104、情報配信のスケジューリング、コンテンツ、
並びに、情報配信システムを構成するネットワークのポ
ータルサイト(具体的にはWebサーバ111)を運用し管理
する。これらの運用および管理を行うために、ネットワ
ークセンタ103のシステムは、サーバシステム112、電光
掲示制御システム113、ポータルサイトシステム114、お
よび、稼動/障害/保守管理システム115などから構成さ
れる。なお、上記の構成は一例であり、ネットワークセ
ンタ103によっては、上記構成が一つのサーバシステム
にまとめられる場合もあるし、それぞれの構成が複数の
サーバに分散される場合もある。
【0086】●サーバシステム サーバシステム112は、システム全体の管理、ビジュア
ルタワー104の管理、情報配信スケジュールの管理、お
よび、コンテンツの管理などの機能を有する。
【0087】Webサーバ111を介したサーバシステム11
2、電光掲示制御システム113およびポータルサイトシス
テム114の利用は、登録ユーザ(情報提供者101および管
理者102)に限定されるので、サーバシステム112は、そ
のアクセス権を認証ファイルに設定し、ユーザ認証を行
うユーザ管理機能を有する。
【0088】サーバシステム112は、情報配信システム
のサービスを利用する広告主および広告代理店などの顧
客情報をデータベースとして管理する。
【0089】情報提供者101は、Webサーバ111を介して
サーバシステム112にアクセスすることで、ビジュアル
タワー104単位で、映像コンテンツの放映スケジュール
を設定することができる。さらに、必要な場合、情報提
供者101は、事前に、ビジュアルタワー104単位の放映ス
ケジュールの枠を予約することもできる。
【0090】サーバシステム112は、設定された放映ス
ケジュールおよび予約された放映スケジュールの枠をデ
ータベースに登録し管理する。放映スケジュールを設定
(または予約)した情報提供者101および管理者102は、
その参照、変更および取り消しが可能である。また、他
の情報提供者101は、Webサーバ111を介してサーバシス
テム112にアクセスすることで、ビジュアルタワー104単
位で、放映スケジュールの埋まり具合および予約状況を
参照することが可能である。
【0091】映像コンテンツは、Webベースの例えばMPE
G4、AVI(Audio and Visual Interchange)形式、JPEG形
式などのコンテンツファイルとして作成され、情報提供
者101などからサーバシステム112に供給される。サーバ
システム112は、供給されたコンテンツファイルをデー
タベースに登録し、配信スケジュールおよび放映スケジ
ュールに関連付けて管理する。
【0092】サーバシステム112は、放映スケジュール
が入力され、その映像コンテンツが供給されると、その
配信スケジュールなどを作成する。この配信スケジュー
ルの参照は、情報提供者101には不可能であるが、管理
者102は可能である。とくに、管理者102は、必要があれ
ば、サーバシステム112にアクセスして配信スケジュー
ルを変更させる、あるいは、取り消させることもでき
る。
【0093】サーバシステム112は、配信スケジュール
に合わせて、映像コンテンツおよび映像スケジュールな
どを含む前述した付加情報を、インターネット106を介
して各ビジュアルタワー104へ供給する。各ビジュアル
タワー104のシステムは、インターネットプロトコル(I
P)に対応するアドレスを有するから、そのアドレスを指
定することで、所望するビジュアルタワー104に所定の
情報(映像コンテンツおよび映像スケジュールなどを含
む前述した付加情報)を容易かつ正確に供給することが
できる。
【0094】さらに、ビジュアルタワー104の無人運転
を実現するため、サーバシステム112は、ビジュアルタ
ワー104ごとの機器条件および運用条件などが記載され
た情報を参照して、ビジュアルタワー104を運用するた
めのコマンドを発行する。このコマンドは、インターネ
ット106を介してビジュアルタワー104に到達し、ビジュ
アルタワー104のシステムにより解釈され、ビジュアル
タワーの無人運転が実現される。
【0095】●電光掲示制御システム 電光掲示制御システム113は、ビジュアルタワー104にオ
プション設置される電光掲示板67(図8参照)の制御、
管理および表示内容の管理などの機能を有する。
【0096】情報提供者101は、Webサーバ111を介して
電光掲示制御システム113にアクセスすることで、ビジ
ュアルタワー104単位で、電光掲示を設定することがで
きる。電光掲示の内容は、ダイナミックに変更が可能
で、地域情報または緊急告知内容をタイムリーに表示可
能である。なお、定時のニュース配信などのために、情
報提供者101は、事前に、ビジュアルタワー104単位の電
光掲示スケジュールの枠を予約することもできる。
【0097】電光掲示制御システム113は、設定された
電光掲示、その掲示内容、および、予約状況をデータベ
ースに登録し管理する。電光掲示を設定(予約)した情
報提供者101および管理者102は、その参照、変更および
取り消しが可能である。また、他の情報提供者101は、W
ebサーバ111を介して電光掲示制御システム113にアクセ
スすることで、ビジュアルタワー104単位で、電光掲示
板67が設置されているか、電光掲示が空いているかなど
の状況を把握することが可能である。
【0098】電光掲示制御システム113は、電光掲示が
設定されると、その掲示内容および付加情報をインター
ネット106を介して各ビジュアルタワー104へ供給する。
通常、ビジュアルタワー104のシステムは、供給された
掲示内容を、逐次、電光掲示板67に表示する。なお、表
示回数や、特定の時間帯の電光掲示が要求される場合、
それらの情報は付加情報としてビジュアルタワー104の
システムに供給される。
【0099】●ポータルサイトシステム ポータルサイトシステム114は、放映された映像コンテ
ンツの情報提供者101と、その映像コンテンツを視聴し
た視聴者105とを結ぶWebサイト(ポータルサイト)を提
供する。さらに、ポータルサイトシステム114は、視聴
者105から募られたモニタや会員からの情報を受け付け
て、ビジュアルタワー104の広告効果や放映状況などの
情報を収集する。なお、会員から提供される情報には、
インセンティブポイントを設け、特典を付与する機能も
提供することができる。
【0100】ポータルサイトシステム114は、放映され
た映像コンテンツに対して視聴者105がより詳細な情報
を望む場合に、その情報提供者(この場合は広告主)10
1のホームページを参照できるように、リンクサービス
を行う。勿論、このサービスは、視聴者105に限らず、
すべてのインターネット利用者に提供される。
【0101】また、ポータルサイトシステム114は、視
聴者105から募った会員や情報提供者101向けのページを
提供する。このページによって、モニタや会員から情報
を受け付けたり、ビジュアルタワー104の広告効果や放
映状況などの情報を収集する。その際、対象の映像コン
テンツに重ねて表示されるキーワード(コンテンツ識別
ID)の入力画面を提供する。さらに、このページによっ
て、映像コンテンツの広告効果や放映状況などの情報を
情報提供者101に提供する。
【0102】前述したように、前記キーワード入力によ
る会員からの情報提供にインセンティブポイントを設け
る場合がある。このような場合、現在のポイントを会員
に通知する必要があるため、ポータルサイトシステム11
4は、会員から要求がある場合にインセンティブポイン
トなどの情報を表示する機能を有する。
【0103】また、ポータルサイトシステム114は、管
理者102向けのページで、会員の管理機能(認証情報を
含む会員登録、更新および削除など)、インセンティブ
情報の検索機能を提供する。なお、会員情報はデータベ
ースにより管理される。さらに、管理者102向けに、映
像コンテンツの放映状況や統計機能(キーワード入力の
集計結果に基づく統計情報)などを表示する機能を有す
る。
【0104】さらに、ポータルサイトシステム114は、
携帯電話向けのページを提供する。会員は、携帯電話か
らこれらのページを利用して、上記と同様に、キーワー
ドを入力したり、インセンティブポイントを確認したり
することができる。
【0105】●稼動/障害/保守管理システム 稼動/障害/保守管理システム115には、ビジュアルタワ
ー104を遠隔操作するパソコンが接続され、遠隔操作に
対するビジュアルタワー104の無応答や、ビジュアルタ
ワー104からの情報(例えば異常通知)は保守センタの
パソコンに送られる。遠隔操作の記録や取得された情報
は、稼動/障害/保守管理システム115のデータベースに
記録され、システム管理者の操作により随時保守センタ
のパソコン画面に表示することができる。
【0106】稼動/障害/保守管理システム115は、ビジ
ュアルタワー104の異常を検知すると、システム管理者
または保守担当者(または保守会社)へ電子メールや電
話などによって障害報告を発行するとともに、その障害
情報をポータルサイトシステム114へ供給する。この障
害情報は、情報提供者101がアクセス可能なビジュアル
タワー104の稼働状況をビジュアルタワー104、情報提供
者101および放映コンテンツごとなどに示すページにリ
アルタイムに反映される。
【0107】●その他 ネットワークセンタ103は、この他に情報配信に対する
課金を管理する機能を有し、電子メールなどによって情
報提供者101に情報配信費を請求する。課金情報はポー
タルサイトシステム114にも供給されるので、情報提供
者101や管理者102は、ポータルサイトシステム114にア
クセスして、随時、課金を把握することが可能である。
【0108】[ビジュアルタワー]ビジュアルタワー10
4は、道路沿い、駅前、駅構内、空港、バスターミナ
ル、高速道路などのパーキングエリアおよびサービスエ
リア、並びに、繁華街など視聴者を確保し易い場所に配
置される。
【0109】ビジュアルタワー104に搭載されたパソコ
ン(以下「タワーPC」と呼ぶ)は、サーバシステム112
から供給されるスケジュールに基づき、同じく供給され
る映像コンテンツを、ビジュアルタワー104に付設され
たプロジェクタ(例えば図2に示す液晶プロジェクタ16a
や16b)によりビジュアルタワー104の回転スクリーン
(以下、単に「スクリーン」と呼ぶ)などに投影する。
また、サーバシステム112から供給される電光掲示板67
に表示すべき文字情報を、ビジュアルタワー104に付設
された電光掲示板67に表示する。
【0110】タワーPCは、上記の基本機能のほかに以下
の機能を有する。
【0111】●運用管理機能 タワーPCは、ビジュアルタワー104に付設された機器を
無人運転する上で必要な以下の管理機能を提供する。 (1)自動運転:サーバシステム112から供給されるスケジ
ュールに従い、各機器(機能)を起動し終了する。 (2)データ管理:サーバシステム112から供給されるスケ
ジュール、映像コンテンツおよび文字情報などのデータ
を世代管理し保存する。なお、これらスケジュールやコ
ンテンツは全てファイル形式になっている。 (3)システム管理:タワーPCを保守、管理するためのパ
ラメータの設定に関する機能、稼働状況の情報提供に関
する機能、システムを終了させる機能など。
【0112】●画像表示機能 タワーPCは、スケジュールに従い、サーバシステム112
から供給されるHTMLファイルやXMLファイルなどに基づ
き、映像コンテンツを含む画面情報をプロジェクタに供
給して、スクリーンに映像を投影させる。なお、画面情
報の所定位置に、上述したポータルサイトシステム114
を利用して入力すべきキーワードを表示する。
【0113】つまり、タワーPCは、ブラウザなどのソフ
トウェアによりHTMLファイルやXMLファイルに従う画面
情報を生成し、その画面情報をプロジェクタに供給する
ことで映像コンテンツをスクリーンに投影させる。その
際、映像コンテンツを全画面表示し、ウィンドウメニュ
ーやフレームなどは表示しない。
【0114】ブラウザなどのソフトウェアは、映像コン
テンツを読み込みながら画面情報を生成するため、映像
コンテンツが表示されるまでの時間は映像コンテンツの
データサイズによる差が生じる。この差を縮小するため
にタワーPCは、例えばブラウザなどのソフトウェアを同
時に複数起動して、ウィンドウの前面に配置したブラウ
ザの画面情報を投影しながら、背面に配置したブラウザ
に次の映像コンテンツを読み込ませ、画面情報が生成さ
れた後、ブラウザの配置関係を逆転して、新たな画面情
報を投影するように制御する。
【0115】●サーバシステムとのインタフェイス タワーPCは、スケジュールに定義された時間に、サーバ
システム112に接続してあたらなスケジュールや映像コ
ンテンツなどをダウンロードする機能を有する。また、
スケジュールに定義された時間に、稼動/障害/保守管理
システム115にアクセスして、タワーPCの稼働ログや障
害ログをアップロードする。
【0116】●監視機能 タワーPCは、ビジュアルタワー104が正常に稼働してい
るか否かを監視する。異常が認められた場合は、稼動/
障害/保守管理システム115に障害通知を発行し、システ
ムを終了する。監視項目には次のようなものがある。 (1)プロジェクタ稼働監視:映像コンテンツをスクリー
ンへ投影中、CCDカメラなどの監視機器によって取得さ
れるスクリーンの映像を定期的にチェックする。映像が
投影されていない場合や映像が変化しない場合、プロジ
ェクタを停止するとともに、稼動/障害/保守管理システ
ム115に障害通知を発行する。
【0117】上記のチェックは、映像1フレームごとに
数箇所のサンプリングポイントを設定し、サンプリング
ポイントの色の差分を求め、その差分が所定値以上であ
れば映像が表示されていると判断するものである。そし
て、次フレームおよび前フレームの同じサンプリングポ
イントにおける色の差分が所定値以上であれば、映像が
変化していると判断する。 (2)温度監視:ビジュアルタワー104に取り付けられた全
天候型収納ボックス(以下「チャンバ」と呼ぶ)内に設
置された温度センサにより温度を監視し、稼働環境とし
て定義されている温度範囲を逸脱する場合、稼動/障害/
保守管理システム115に障害通知を発行する。なお、チ
ャンバには、プロジェクタ、冷却器および監視機器など
が収納される。また、別のチャンバには、タワーPC、各
機器のコントローラ、UPS(無停電装置)および電源系
統などが収納される。 (3)電源監視:UPSより電源系統のシャツトダウンが通知
された場合、各装置(プロジェクタ、電光掲示板、通信
機器ほか)に対する終了処理を行い、稼動/障害/保守管
理システム115に障害通知を発行する。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
映像コンテンツを局所的に配信することができる。
【0119】さらに、映像コンテンツを局所的かつ時限
的に配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の情報配信システムの概略構成を
示す図、
【図2】受信装置の構成例を示す図、
【図3】スクリーンの一例を示す図、
【図4】受信装置の他の構成例を示す斜視図、
【図5】受信装置のさらに他の構成例を示す図、
【図6】映像配信センタの詳細な構成例を示す図、
【図7】情報配信システムの構成例を示すブロック図、
【図8】スクリーンに付設可能な懸垂幕および電光掲示
板の一例を示す図、
【図9】第2実施形態の情報配信システムの構成例を示
す図、
【図10】図9に示すネットワークセンタのシステム構
成の一例を示す図である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報コンテンツを配信する配信手段と、 屋外の複数の所定場所それぞれに設置され、配信される
    情報コンテンツに含まれる画像を付設されたスクリーン
    に表示する複数の受信手段とを有し、 前記情報コンテンツには、少なくとも前記情報コンテン
    ツを受信すべき受信手段を指定する付加情報が含まれる
    ことを特徴とする情報配信システム。
  2. 【請求項2】 前記付加情報には、前記画像を表示すべ
    き時間、および/または、前記画像を表示すべき期間な
    いし表示回数を指定する情報が含まれることを特徴とす
    る請求項1に記載された情報配信システム。
  3. 【請求項3】 前記配信は通信衛星を介して行われるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載された情報
    配信システム。
  4. 【請求項4】 屋外の複数の所定場所それぞれに設置さ
    れ、配信される情報コンテンツに含まれる画像を付設さ
    れたスクリーンに表示する複数の受信手段と、 所望する受信手段に情報コンテンツを配信する配信手段
    とを有することを特徴とする情報配信システム。
  5. 【請求項5】 前記情報コンテンツには、前記情報コン
    テンツに含まれる画像を表示するスケジュール情報が含
    まれることを特徴とする請求項4に記載された情報配信
    システム。
  6. 【請求項6】 前記配信はインターネットプロトコルを
    使用するネットワークを介して行われることを特徴とす
    る請求項4または請求項5に記載された情報配信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記受信手段はそれぞれ、前記情報コン
    テンツの配信を受信する受信部、地上部に植設された柱
    に取り付けられ前記画像を表示するための少なくとも一
    つのスクリーン、前記スクリーンに画像を投影する少な
    くとも一つのプロジェクタを有することを特徴とする請
    求項1から請求項6の何れかに記載された情報配信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記受信手段は、前記スクリーンに画像
    が表示されている場合は巻き取られた状態または前記ス
    クリーンの背後に待機された状態にある幕を有し、前記
    スクリーンに画像が表示されていない場合、前記幕を前
    記スクリーンの前に配置することを特徴とする請求項1
    から請求項7の何れかに記載された情報配信システム。
  9. 【請求項9】 前記受信手段は、さらに、前記情報コン
    テンツに含まれる文字情報を表示するための電光掲示板
    を前記スクリーンの近傍に有することを特徴とする請求
    項1から請求項8の何れかに記載された情報配信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記配信手段は、情報提供者の指示を
    受け付ける受付手段、受け付けた指示に基づき前記情報
    コンテンツを編成する編成手段、並びに、編成された情
    報コンテンツを送信する送信手段を有することを特徴と
    する請求項1から請求項9の何れかに記載された情報配信
    システム。
  11. 【請求項11】 前記配信手段は、前記情報コンテンツ
    の配信に対する視聴者の反応を取得し、配信される情報
    コンテンツに関連する情報および取得された視聴者の反
    応を示す情報を提供するサーバを有することを特徴とす
    る請求項1から請求項10の何れかに記載された情報配信
    システム。
  12. 【請求項12】 前記配信手段は、さらに、前記複数の
    受信手段を管理する管理手段を有することを特徴とする
    請求項1から請求項11の何れかに記載された情報配信シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 屋外の複数の所定場所それぞれに設置
    された複数の受信手段に情報コンテンツを配信し、 配信される情報コンテンツに含まれる画像を前記受信手
    段に付設されたスクリーンに表示させる各ステップを有
    し、 前記情報コンテンツには、少なくとも前記情報コンテン
    ツを受信すべき受信手段を指定する付加情報が含まれる
    ことを特徴とする情報配信方法。
  14. 【請求項14】 前記付加情報には、前記画像を表示す
    べき時間、および/または、前記画像を表示すべき期間
    ないし表示回数を指定する情報が含まれることを特徴と
    する請求項13に記載された情報配信方法。
  15. 【請求項15】 屋外の複数の所定場所それぞれに設置
    された複数の受信手段の中から所望する受信手段に情報
    コンテンツを配信し、 配信される情報コンテンツに含まれる画像を前記受信手
    段に付設されたスクリーンに表示させることを特徴とす
    る情報配信方法。
  16. 【請求項16】 前記情報コンテンツには、前記情報コ
    ンテンツに含まれる画像を表示するスケジュール情報が
    含まれることを特徴とする請求項15に記載された情報配
    信方法。
  17. 【請求項17】 請求項13から請求項16の何れかに記載
    された情報配信を行うためのプログラムコードが記憶さ
    れた記憶媒体。
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