JP2001154810A - データ記録制御装置および方法、並びにデータ記録再生装置 - Google Patents

データ記録制御装置および方法、並びにデータ記録再生装置

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JP2001154810A
JP2001154810A JP33948999A JP33948999A JP2001154810A JP 2001154810 A JP2001154810 A JP 2001154810A JP 33948999 A JP33948999 A JP 33948999A JP 33948999 A JP33948999 A JP 33948999A JP 2001154810 A JP2001154810 A JP 2001154810A
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Makoto Tabuchi
真 田渕
Masakazu Murata
雅和 村田
Yoshizo Mihara
義蔵 三原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に負担を掛けることなく、ノンリニア
アクセス可能な記録媒体を用いたデータの記録を効率的
に行うことができるようにする。 【解決手段】 データ管理部34A,34Cは、データ
の記録中において、記録予定領域におけるデータが記録
されていない未記録領域(残量時間)の大きさを常時監
視し、その未記録領域の大きさを示す情報(残量時間を
示す情報)を定常的にコントロールパネル4に通知す
る。コントロールパネル4は、データ管理部34A,3
4Cからの情報に基づいて、記録予定領域の残量が所定
値を下回ったと判断した場合には、記録予定領域にあら
たな領域が追加されるよう、記録予定領域の追加命令を
発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声・映像(以
下、AVと記す。)データ等の記録に利用されるデータ
記録制御装置および方法、並びにデータ記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATV(ケーブル・テレビジョ
ン)等の普及による情報提供の多チャンネル化に伴い、
従来のVTR(ビデオテープレコーダ)とは異なり、1
台のデータ記録再生装置によって複数のデータを同時に
記録および再生するという要求が高まりつつある。そし
て、この要求を満たすために、半導体メモリ、光磁気デ
ィスクおよびハードディスク等のランダムアクセスが可
能な記録媒体を使用して、複数のAVデータを記録再生
するAVサーバと呼ばれる装置が普及しつつある。
【0003】ここで、AVサーバには、従来のVTR機
器とは異なり、ランダムアクセス可能な記録媒体の長所
を生かして、通常、複数の入出力ポートが設けられてい
る。このようなAVサーバでは、ビデオテープ1本1本
を単位に素材(Material)を管理するVTRとは異なり、
ハードディスク等の大容量の記録媒体に大量のAVデー
タを記録し、それらを所定単位のデータ(例えば素材単
位のデータ)をひとまとまりの管理単位として管理する
ことが多い(以下、このような管理単位を「ファイル」
という。)。つまり、AVサーバでは、通常、記録媒体
にファイル単位のAVデータが複数記録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のAV
サーバにおいて、データを記録媒体に記録する場合に
は、通常、各入出力ポート単位または所定の記録単位
(例えばファイル単位)で、あらかじめデータを記録す
るための記録予定領域を固定的に割り当てて、この記録
予定領域にデータを記録するようになっている。ここ
で、記録予定領域の割り当ては、例えば、データの記録
開始前に、使用者が領域の大きさを指定することによっ
て行われる。従来では、このデータを記録するために割
り当てられた領域の大きさは、データの記録中には変更
することはできない。
【0005】しかしながら、上述のようにデータを記録
するための領域をあらかじめ固定的に割り当ててしまう
ような記録方法では、あらかじめ割り当てられた記録予
定領域にデータを記録した時点で、データの記録動作が
停止してしまう。従って、従来の記録方法では、記録媒
体にまだデータを記録可能な領域が残っているにもかか
わらず、記録予定領域を超える大きさのデータについて
はデータを記録することができなくなってしまうという
問題がある。このような記録方法は、記録媒体の記録領
域を最大限有効に活用したいという使用者の要求に反す
るものであり好ましくない。また、このような記録方法
では、装置の運用の仕方によっては、記録すべきデータ
を部分的にしか記録することができないような事態が生
じる虞があるので、データ記録の目的に致命的な損失を
与えてしまうことも考えられる。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、使用者に負担を掛けることなく、ノ
ンリニアアクセス可能な記録媒体を用いたデータの記録
を効率的に行うことができるようにしたデータ記録再生
装置および方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ記録制御
装置は、ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用いてデ
ータの記録および再生を行うための記録再生手段と、デ
ータの入力を行うための少なくとも1つの入力部とデー
タの出力を行うための少なくとも1つの出力部とを有
し、記録再生手段に時分割でアクセス可能な入出力手段
とを備えたデータ記録再生装置におけるデータの記録制
御を行うデータ記録制御装置であって、入力部から入力
されたデータを記録媒体に記録するときに、あらかじめ
データを記録するための記録予定領域を割り当てて、記
録媒体におけるデータ記録のための領域を管理する管理
手段と、管理手段によって割り当てられた記録予定領域
に基づいて、記録再生手段にデータの記録を行わせる制
御を行うと共に、記録予定領域におけるデータが記録さ
れていない未記録領域の大きさを監視し、未記録領域の
大きさの変化に応じて管理手段に対して記録予定領域の
大きさの変更を行わせる制御を行う記録制御手段とを備
えたものである。
【0008】本発明のデータ記録制御方法は、ノンリニ
アアクセス可能な記録媒体を用いてデータの記録および
再生を行うための記録再生手段と、データの入力を行う
ための少なくとも1つの入力部とデータの出力を行うた
めの少なくとも1つの出力部とを有し、記録再生手段に
時分割でアクセス可能な入出力手段とを備えたデータ記
録再生装置におけるデータの記録制御を行うデータ記録
制御方法であって、入力部から入力されたデータを記録
媒体に記録するときに、あらかじめデータを記録するた
めの記録予定領域を割り当てて、記録媒体におけるデー
タ記録のための領域を管理し、割り当てられた記録予定
領域に基づいて、記録再生手段にデータの記録を行わせ
る制御を行うと共に、記録予定領域におけるデータが記
録されていない未記録領域の大きさを監視し、未記録領
域の大きさの変化に応じて記録予定領域の大きさの変更
を行わせる制御を行うようにしたものである。
【0009】本発明のデータ記録再生装置は、ノンリニ
アアクセス可能な記録媒体を用いてデータの記録および
再生を行うための記録再生手段と、データの入力を行う
ための少なくとも1つの入力部とデータの出力を行うた
めの少なくとも1つの出力部とを有し、記録再生手段に
時分割でアクセス可能な入出力手段と、入力部から入力
されたデータを記録媒体に記録するときに、あらかじめ
データを記録するための記録予定領域を割り当てて、記
録媒体におけるデータ記録のための領域を管理する管理
手段と、管理手段によって割り当てられた記録予定領域
に基づいて、記録再生手段にデータの記録を行わせる制
御を行うと共に、記録予定領域におけるデータが記録さ
れていない未記録領域の大きさを監視し、未記録領域の
大きさの変化に応じて管理手段に対して記録予定領域の
大きさの変更を行わせる制御を行う記録制御手段とを備
えたものである。
【0010】本発明のデータ記録制御装置および方法、
並びにデータ記録再生装置では、入力部から入力された
データを記録媒体に記録するときに、あらかじめデータ
を記録するための記録予定領域が割り当てられ、記録媒
体におけるデータ記録のための領域が管理される。ま
た、割り当てられた記録予定領域に基づいて、記録再生
手段にデータの記録を行わせる制御が行われると共に、
記録予定領域におけるデータが記録されていない未記録
領域の大きさが監視され、未記録領域の大きさの変化に
応じて記録予定領域の大きさの変更が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る
データ記録再生装置は、AVデータの記録再生、入出力
および編集の機能を有し、1台の装置で編集作業を行う
ことを可能とした装置である。
【0012】図2は、本発明の一実施の形態に係るデー
タ記録再生装置の外観を示す斜視図である。本実施の形
態に係るデータ記録再生装置1は、1つの筐体2を備え
ている。この筐体2は、例えば1台のVTRと同等の大
きさである。筐体2の前面には、上側にメータパネル3
が設けられ、下側にコントロールパネル4が設けられて
いる。コントロールパネル4は、筐体2に対して取り外
し可能になっている。なお、コントロールパネル4は、
筐体2から取り外して、使用しないようにすることもで
きるし、筐体2から取り外し、ケーブルによって筐体2
内の回路と接続して、筐体2から取り外した状態で使用
することもできるようになっている。
【0013】図3は、図2に示したメータパネル3とコ
ントロールパネル4における主要な部分を示す正面図で
ある。本実施の形態に係るデータ記録再生装置1は、A
Vデータの入力を行うための入力部またはAVデータの
出力を行うための出力部としての4つのポートを備えて
いる。各ポートは、それぞれビデオデータと4チャンネ
ルまたは8チャンネルのオーディオデータの入力または
出力が可能になっている。図3に示したメータパネル3
は、4つのポートの動作状態を表示するための表示部1
1を備えている。この表示部11は、各ポートに対応し
た4つの表示領域11A〜11Dを有している。表示領
域11A〜11Dは、それぞれ、表示部11における左
上、右上、左下、右下の部分に配置されている。各表示
領域11A〜11Dは、それぞれ、4チャンネル分のオ
ーディオレベルメータを表示するためのオーディオレベ
ルメータ部12と、タイムコード等を表示するためのド
ットマトリクス部13と、各ポートの現在の動作状態
(再生中、記録中等)を表示するための状態表示部14
と、表示されているタイムコードの種類等の各種の情報
を表示するための情報表示部15とを有している。な
お、オーディオレベルメータ部12には、各チャンネル
毎のオーディオレベルメータの下側に、対応するチャン
ネルの番号が表示されるようになっている。また、後述
するスイッチを操作することにより、オーディオレベル
メータ部12には、第1チャンネルから第4チャンネル
までの4つのオーディオレベルメータと、第5チャンネ
ルから第8チャンネルまでの4つのオーディオレベルメ
ータのいずれかが、選択的に表示されるようになってい
る。なお、表示の切り替えは、図示しないスイッチの操
作に応じてなされるようになっている。
【0014】また、本実施の形態に係るデータ記録再生
装置1では、各ポート毎に、AVデータの入力の選択
や、オーディオデータの記録または再生のレベルの調整
や、オーディオデータをモニタするチャンネルの選択等
の各種の操作を行うことができるようになっている。メ
ータパネル3には、このような操作の対象となるポート
を選択するための4つのポート選択スイッチ16が設け
られている。
【0015】メータパネル3には、更に、オーディオデ
ータの記録または再生のレベルの調整を行うための4つ
のロータリエンコーダ17と、ビデオプロセスの調整を
行うためのロータリエンコーダ18とが設けられてい
る。
【0016】一方、コントロールパネル4は、編集作業
に必要な各種のスイッチや、編集作業に用いる画像等を
表示するための表示部を含む操作・表示部21を備えて
いる。また、コントロールパネル4には、ポート選択ス
イッチ16と同様に、操作の対象となるポートを選択す
るための4つのポート選択スイッチ22が設けられてい
る。コントロールパネル4には、更に、記録を指示する
スイッチ23、巻き戻しを指示するためのスイッチ2
4、再生を指示するためのスイッチ25、早送りを指示
するためのスイッチ26および停止を指示するためのス
イッチ27が設けられている。また、本実施の形態に係
るデータ記録再生装置1は、最大2台までの外部のVT
Rを遠隔操作することができるようになっている。コン
トロールパネル4には、遠隔操作する外部のVTRを選
択するための2つのスイッチ28が設けられている。
【0017】本実施の形態に係るデータ記録再生装置1
では、使用者はコントロールパネル4を用いて、データ
を記録するための各種の設定や記録済みのデータに対す
る編集作業に必要な操作を行うことが可能になってい
る。例えば、使用者はコントロールパネル4を用いて、
データの記録開始前に、データを記録するための記録予
定領域の大きさの指定を各ポート毎にファイル単位で行
うことができる。
【0018】図4は、本実施の形態に係るデータ記録再
生装置1を利用したシステムの一構成例を示す図であ
る。同図に示したシステムは、例えばライブ中継に用い
られるものである。このシステムでは、2台のビデオカ
メラ81,82によって撮影されたAVデータ83,8
4をデータ記録再生装置1に入力し、データ記録再生装
置1よりAVデータ85とモニタ用のAVデータ86を
出力するようにしている。AVデータ86は、モニタ装
置87に入力されるようになっている。このシステムで
は、例えば、2台のビデオカメラ81,82によって撮
影されたAVデータ83,84を切り替えてデータ記録
再生装置1によって収録しながら、AVデータ85とし
て出力して、オンエアに用いることができる。また、こ
のシステムでは、収録したAVデータを、単純にリプレ
イしたり、スローにてリプレイしたりすることもでき
る。また、このシステムでは、モニタ装置87によっ
て、オンエアに用いる映像や音声を確認することができ
る。
【0019】本実施の形態に係るデータ記録再生装置1
では、このようなシステムにおいて、2台のビデオカメ
ラ81,82によって撮影されたAVデータ83,84
を記録するときに、あらかじめコントロールパネル4を
用いて、データの記録開始前に、データを記録するため
の記録予定領域の大きさの指定が各データ毎に行われ
る。また、本実施の形態に係るデータ記録再生装置1に
おいては、データの記録が開始されると、記録予定領域
におけるデータが記録されていない未記録領域の大きさ
を監視し、未記録領域の大きさの変化に応じて記録予定
領域の大きさの変更が行われるようになっている。な
お、この記録予定領域の大きさの変更については、後に
図面を参照してより具体的に説明する。
【0020】図1は、本実施の形態に係るデータ記録再
生装置1の回路構成を示すブロック図である。本実施の
形態に係るデータ記録再生装置1は、主としてAVデー
タを転送するためのデータバス30と、主として装置内
の制御コマンドを転送するための制御バス50との2つ
の内部バスを備えている。データバス30には、情報管
理部32、記録再生部33およびデータ管理部34A〜
34Dが接続されている。一方、制御バス50には、タ
イミング管理部31、情報管理部32、記録再生部3
3、データ管理部34A〜34Dおよび制御部36が接
続されている。データ管理部34A〜34Dには、それ
ぞれ、データ入出力部37A〜37Dが接続されてい
る。制御部36には、特殊効果部(エフェクタ)39が
接続されている。また、制御部36には、メータパネル
3が接続されている。タイミング管理部31には、コン
トロールパネル4が接続されている。各部31〜39
は、例えば別個の基板によって構成されている。
【0021】コントロールパネル4は、操作・表示部2
1や各種スイッチの制御を行うCPU(中央処理装置)
4aと、各種情報を記憶するRAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)4bとを有している。コントロールパネル
4は、更に、時間計測を行うための図示しないタイマを
有している。CPU4aは、操作・表示部21や各種ス
イッチの入力状態を監視し、入力状態に応じた制御コマ
ンドをデータ管理部34等に送信すると共に、データ管
理部34等から制御コマンドに応答して送信されたステ
ータス信号を受信するようになっている。また、CPU
4aは、データの記録時において、所定時間毎にデータ
管理部34から記録予定領域におけるデータが記録され
ていない未記録領域の大きさを示す情報を取得すると共
に、取得した未記録領域の大きさを示す情報に基づい
て、記録予定領域にあらたな領域を追加すべきであると
判断したときには、自動的に、データ管理部34に記録
予定領域を追加する命令を発するようになっている。R
AM4bには、データ管理部34から通知された未記録
領域の大きさを示す情報等が格納されるようになってい
る。
【0022】タイミング管理部31は、タイミングパル
ス発生器41を有している。タイミング管理部31は、
更に、CPU、ROM(リード・オンリ・メモリ)およ
びRAMを含む図示しないマイクロコンピュータを有し
ている。タイミングパルス発生器41は、データ管理部
34A〜34Dや制御部36等の各回路部において必要
とされるタイミングパルスを発生するようになってい
る。タイミングパルス発生部41には、外部からの基準
ビデオ信号Vref が入力されるようになっている。タイ
ミング管理部31は、更に、コントロールパネル4と制
御バス50とを接続するためのインタフェース(図で
は、I/Fと記す。)42を有している。
【0023】情報管理部32は、制御バス50に接続さ
れ、情報管理部32における主要な制御動作を実行する
CPU40と、記録媒体(HDD45,46)における
ファイルの記録領域を示すファイル管理情報を保持し、
このファイル管理情報に基づいてファイルの管理を行う
ファイル管理部43と、イーサネット等の外部のネット
ワークに接続され、外部のネットワークとの間でデータ
の入出力を行うネットワークドライバ44とを有してい
る。情報管理部32は、例えば、データを記録するとき
に、あらかじめデータを記録するための記録予定領域を
割り当てて、記録媒体におけるデータ記録のための領域
を管理するようになっている。なお、情報管理部32に
おいて管理されるファイル管理情報については、後に図
面を参照して詳述する。
【0024】記録再生部33は、制御バス50に接続さ
れ、記録再生部33における主要な制御動作を実行する
CPU38と、ビデオデータを記録するための複数のハ
ードディスク装置(以下、HDDと記す。)45に接続
され、これらのHDD45を制御するビデオ用ディスク
アレイコントローラ47と、オーディオデータを記録す
るための複数のHDD46に接続され、これらのHDD
46を制御するオーディオ用ディスクアレイコントロー
ラ48と、これらのディスクアレイコントローラ47,
48とデータバス30との間に設けられ、データを一時
的に記憶するためのバッファメモリ49とを有してい
る。ここでは、ビデオデータ用のHDD45は、9台設
けられ、そのうちの8台はAVデータの記録用で、1台
はパリティデータの記録用になっている。9台のHDD
45とビデオ用ディスクアレイコントローラ47は、R
AID(Redutant Arrays of Inexpensive Disks)3の
構成になっている。一方、オーディオデータ用のHDD
46は、2台設けられている。2台のHDD46とオー
ディオ用ディスクアレイコントローラ48は、RAID
1の構成になっている。
【0025】制御部36は、編集部51と、各種機器を
接続するためのインタフェース(図では、I/Fと記
す。)52と、制御バス50に接続され、制御部36に
おける主要な制御動作を実行するCPU53と、このC
PU53に接続され、各種情報を記憶するRAM54と
を有している。インタフェース52は、メータパネル3
や外部コントロール91のCPU92をCPU53に接
続するようになっている。なお、インタフェース52に
は、外部からの編集コマンドCE も入力できるようにな
っている。編集部51は、マトリクススイチャ(ルー
タ)とオーディオミキサの機能を有している。また、編
集部51は、特殊効果部39に接続され、特殊効果部3
9に対してデータを出力するための2つのデータ出力経
路と、特殊効果部39からデータを入力するための1つ
のデータ入力経路とを有している。また、編集部51
は、モニタ用のデータDM を出力できるようになってい
る。
【0026】制御部36において、CPU53は、イン
タフェース52を介して、メータパネル3等から制御コ
マンドを受信すると共に、受信したコマンドの内容を解
析し、コマンドによって指示された内容の動作を実施す
るよう制御部36内の各回路および他の回路部を制御す
るようになっている。例えば、CPU53は、ファイル
管理に関するコマンドを受信した場合には、主として情
報管理部32を制御し、制御部36における編集部51
のルータの制御に関するコマンドを受信したときには、
編集部51を制御するようになっている。なお、CPU
53による他の回路部に対する主たる制御は、制御バス
50を介して他の回路部のCPUとの間で制御コマンド
を送受信することにより行われるようになっている。ま
た、CPU53は、メータパネル3からの制御コマンド
を受信した場合には、その制御結果を、ステータス信号
としてメータパネル3に送信するようになっている。
【0027】また、制御部36において、CPU53
は、所定時間毎に情報管理部32にアクセスし、情報管
理部32において管理されているファイル管理情報を、
RAM54に格納するようになっている。RAM54に
は、ファイル管理情報を格納するための領域が確保され
ている。なお、情報管理部32において管理されるファ
イル管理情報には、後述するように、データがHDD4
5,46のどのアドレス位置に記録されているかを示す
アドレス情報が含まれているが、制御部36のRAM5
4には、HDD45,46のアドレス情報をタイムコー
ドに換算したタイムコード値がファイル管理情報として
格納されるようになっている。
【0028】特殊効果部39は、CPU、ROMおよび
RAMを含む図示しないマイクロコンピュータを有し、
ディゾルブ、ワイプ等の特殊効果を得るための処理を行
うようになっている。
【0029】データ入出力部37A〜37Dは、CP
U、ROMおよびRAMを含む図示しないマイクロコン
ピュータを有している。データ入出力部37A〜37D
は、それぞれ端子61A〜61Dに接続されている。こ
こで、端子61Aおよび端子61Cはデータ入力端子、
端子61Bおよび端子61Dはデータ出力端子であるも
のとする。また、端子61A〜61Dによって入出力さ
れるAVデータは、例えば、シリアルディジタルインタ
フェース(以下、SDIと記す。)規格に従ったディジ
タルデータである。
【0030】データ入出力部37Aおよびデータ管理部
34Aは、1つのポート60Aを構成し、データ入出力
部37Bおよびデータ管理部34Bは、1つのポート6
0Bを構成し、データ入出力部37Cおよびデータ管理
部34Cは、1つのポート60Cを構成し、データ入出
力部37Dおよびデータ管理部34Dは、1つのポート
60Dを構成している。
【0031】データ入出力部37Aは、SDI規格のデ
ータからAVデータを取り出し、必要に応じてデータを
圧縮するエンコーダ62と、2入力1出力の切り替えス
イッチ64とを有している。スイッチ64の一方の入力
端は端子61Aに接続され、他方の入力端は編集部51
に接続され、出力端はエンコーダ62の入力端に接続さ
れている。なお、端子61Aは、編集部51にも接続さ
れている。
【0032】データ入出力部37Bは、データが圧縮さ
れていればその圧縮されたデータを伸長してSDI規格
のデータに変換するデコーダ63と、2入力1出力の切
り替えスイッチ65とを有している。スイッチ65の一
方の入力端はデコーダ63の出力端に接続され、他方の
入力端は編集部51に接続され、出力端は端子61Bに
接続されている。なお、デコーダ63の出力端は、編集
部51にも接続されている。
【0033】データ入出力部37Cは、SDI規格のデ
ータからAVデータを取り出し、必要に応じてデータを
圧縮するエンコーダ72と、2入力1出力の切り替えス
イッチ74とを有している。スイッチ74の一方の入力
端は端子61Cに接続され、他方の入力端は編集部51
に接続され、出力端はエンコーダ72の入力端に接続さ
れている。なお、端子61Cは、編集部51にも接続さ
れている。
【0034】データ入出力部37Dは、データが圧縮さ
れていればその圧縮されたデータを伸長してSDI規格
のデータに変換するデコーダ73と、2入力1出力の切
り替えスイッチ75とを有している。スイッチ75の一
方の入力端はデコーダ73の出力端に接続され、他方の
入力端は編集部51に接続され、出力端は端子61Dに
接続されている。なお、デコーダ73の出力端は、編集
部51にも接続されている。
【0035】データ管理部34Aは、データ入出力部3
7Aのエンコーダ62の出力端とデータバス30との間
に介挿されたバッファメモリ66を有している。データ
管理部34Bは、データバス30とデータ入出力部37
Bのデコーダ63の入力端との間に介挿されたバッファ
メモリ67を有している。データ管理部34Cは、デー
タバス30とデータ入出力部37Cのデコーダ72の入
力端との間に介挿されたバッファメモリ76を有してい
る。データ管理部34Dは、データバス30とデータ入
出力部37Dのデコーダ73の入力端との間に介挿され
たバッファメモリ77を有している。
【0036】データ管理部34AのCPU68およびデ
ータ管理部34CのCPU78には、それぞれ外部から
の記録コマンドCR を入力できるようになっている。デ
ータ管理部34AのCPU68およびデータ管理部34
CのCPU78は、外部からの記録コマンドCR 、コン
トロールパネル4のCPU4aまたは制御部36のCP
U53等からの記録コマンドに応じて、それぞれ端子6
1Aおよび端子61Cに入力されたデータを記録再生部
33に転送し、記録させる処理を制御するようになって
いる。データ管理部34BのCPU69およびデータ管
理部34DのCPU79には、外部からの再生コマンド
P を入力できるようになっている。データ管理部34
BのCPU69およびデータ管理部34DのCPU79
は、外部からの再生コマンドCP 、コントロールパネル
4のCPU4aまたは制御部36のCPU53等からの
再生コマンドに応じて、記録再生部33によってデータ
を再生させ、再生データをそれぞれ端子61Bおよび端
子61Dに転送する処理を制御するようになっている。
【0037】データ管理部34A〜34Dは、タイミン
グ管理部31のタイミングパルス発生器41から供給さ
れたタイミングパルスに基づくタイムスロットに従っ
て、各ポート60A〜60D毎の、記録再生装置33に
対するアクセスを時分割で行うようになっている。
【0038】また、データ管理部34A〜34Dは、記
録再生装置33に対するアクセスを行う場合には、情報
管理部32にアクセスし、情報管理部32において管理
されているファイル管理情報の中から、記録再生装置3
3にアクセスするために必要となる管理情報を取得する
と共に、取得した情報を図示しないRAMに格納するよ
うになっている。なお、情報管理部32において管理さ
れるファイル管理情報には、後述するように、データが
HDD45,46のどのアドレス位置に記録されている
かを示すアドレス情報が含まれているが、データ管理部
34A〜34DにおいてRAMに格納するファイル管理
情報は、HDD45,46のアドレス情報であっても良
いし、HDD45,46のアドレス情報をタイムコード
に換算したタイムコード値の情報であっても良い。
【0039】なお、データ入出力部37A〜37Dおよ
びデータ管理部34A〜34Dは、それぞれ、他の種類
のデータ入出力部およびデータ管理部に取り替えること
ができるようになっている。例えば、入力型のデータ入
出力部37Cおよびデータ管理部34Cの組を、データ
入出力部37Bおよびデータ管理部34Bの組のような
出力型のデータ入出力部およびデータ管理部に取り替え
ることができる。このようにした場合には、データ記録
再生装置1は、1つの入力ポート(ポート60A)と3
つの出力ポート(ポート60B〜ポート60D)を有す
る装置となる。
【0040】また、図1に示した各回路部におけるCP
Uは、図示しないが、それぞれROMおよびRAMを有
したマイクロコンピュータの構成となっている。
【0041】ここで、図1において、記録再生部33お
よびHDD45,46は、本発明における「記録再生手
段」の一具体例に対応する。ポート60A〜60Dは、
本発明における「入出力手段」の一具体例に対応する。
情報管理部36は、本発明における「管理手段」の一具
体例に対応する。データ管理部34A,34Cは、本発
明における「記録制御手段」の一具体例に対応する。コ
ントロールパネル4は、本発明における「追加命令送出
手段」の一具体例に対応する。
【0042】図7は、本実施の形態に係るデータ記録再
生装置1の機能的な構成を示すブロック図である。な
お、図では、主として、本実施の形態に係るデータ記録
再生装置1に特徴的な構成要素のみを示している。
【0043】同図に示したように、データ記録再生装置
1は、ノンリニアアクセス可能な記録媒体(本実施の形
態においてはHDD45,46のハードディスク)を用
いてデータの記録および再生を行うための記録再生手段
91と、記録再生手段91にデータの記録および再生を
行わせるための制御を行う記録制御手段92と、記録再
生手段91の記録媒体におけるデータ記録のための領域
を管理する管理手段93と、記録制御手段92に記録予
定領域の追加命令S4を発する追加命令送出手段94
と、記録再生手段91に時分割でアクセス可能な入出力
手段95とを備えている。同図において、主として記録
制御手段92、管理手段93および追加命令送出手段9
4によって、本実施の形態に係るデータ記録制御装置9
0が構成されている。入出力手段95は、データDの入
力を行うための少なくとも1つの入力部95aを有して
いる。ここで、図1においては、入力ポート60A,6
0Cが、入力部95aに対応する。なお、記録制御手段
92は、入出力手段95における入力部95aが複数あ
る場合には、各入力部に対応して複数設けられる。但
し、追加命令送出手段94は、記録制御手段92が複数
設けられている場合でも、記録制御手段92のそれぞれ
に対して時分割でアクセス可能であるため、一つだけの
構成で良い。
【0044】管理手段93は、入力部95aから入力さ
れたデータDを記録媒体に記録する場合において、記録
制御手段92からデータを記録するためのあらたな記録
領域を取得するよう要求する記録領域取得要求S1があ
ったときには、要求されたデータ量に応じて、現在ある
データの記録が可能な空き領域の中から、あらかじめデ
ータを記録するための記録予定領域を割り当て、その割
り当てた領域を示す情報S2を記録制御手段92に通知
するようになっている。
【0045】記録制御手段92は、管理手段93によっ
て割り当てられた記録予定領域に基づいて、記録再生手
段91にデータDの記録を行わせる制御を行うと共に、
記録予定領域におけるデータが記録されていない未記録
領域の大きさを監視し、未記録領域の大きさの変化に応
じて管理手段93に対して記録予定領域の大きさの変更
を行わせる制御を行うようになっている。より具体的に
は、記録制御手段92は、追加命令送出手段94から発
せられた追加命令S4に応じて管理手段93に対して記
録予定領域にあらたな領域を追加させる制御を行うよう
になっている。なお、記録制御手段92は、管理手段9
3によって割り当てられた記録予定領域を示す情報S2
と、実際に記録したデータの大きさとの差分を取ること
により、未記録領域の大きさを算出するようになってい
る。記録制御手段92によって算出された未記録領域の
大きさを示す情報S3は、追加命令送出手段94に通知
される。なお、記録制御手段92において把握している
記録予定領域を示す情報S2は、記録媒体中の領域を示
すアドレス情報または記録媒体中のアドレス領域を時間
に換算した時間情報である。従って、記録制御手段92
によって算出される未記録領域の大きさの情報S3は、
アドレス情報に限定されず、データを記録可能な残量時
間の情報であっても良い。
【0046】追加命令送出手段94は、未記録領域の大
きさを示す情報(または残量時間を示す情報)S3を、
所定時間毎に記録制御手段92から取得すると共に、取
得した未記録領域の大きさを示す情報S3に基づいて、
記録予定領域におけるデータの未記録領域の大きさが所
定値よりも小さくなったと判断したときに、記録予定領
域にあらたな領域が追加されるよう、記録制御手段92
に記録予定領域の追加命令S4を発するようになってい
る。以上のように、本実施の形態に係るデータ記録再生
装置1は、データの記録に伴って記録予定領域の追加を
自動的に行う機能を有している。なお、この記録予定領
域の追加を自動的に行う機能については、後に図面を参
照して詳述する。
【0047】次に、図5および図6を参照して、情報管
理部32において管理されるファイル管理情報について
説明する。
【0048】ファイル管理情報は、主として、図5
(A)に示したファイルエントリ(FileEntry;FE)
と、図5(B)に示したレコードエントリ(Record Ent
ry;RE)とにより構成される。ファイルエントリとレ
コードエントリは、互いにリンク(関連付け)されるよ
うになっている。
【0049】ファイルエントリは、ファイル名と、この
ファイル名に対応する記録領域情報を有する最初のレコ
ードエントリにリンクするためのポインタと、ファイル
番号との3つの項目を有して構成されている。
【0050】レコードエントリは、リンクされたファイ
ルエントリによって示されるファイル名のデータが、H
DD45,46のアドレス空間上のどの領域に記録され
ているのかを示すためのものである。このレコードエン
トリは、同一ファイルの次のデータが記録された領域を
示すレコードエントリへのポインタと、データが記録さ
れた領域の先頭位置の先頭アドレスと、この先頭アドレ
スからの連続した記録領域のデータ長(サイズ)との3
つの項目を有して構成されている。このレコードエント
リは、HDD45,46のアドレス空間において、1つ
のファイルに含まれるデータが全て連続した領域に記録
されている場合には、単独で構成される。また、HDD
45,46のアドレス空間において、1つのファイルに
含まれるデータが複数の領域に分割されて記録されてい
る場合には、その分割された領域に対応した複数のレコ
ードエントリのリストで構成される。この場合には、
「次のレコードエントリへのポインタ」の項目により、
複数のレコードエントリが順次リンクされる。なお、次
の記録領域に対応するレコードエントリがない場合に
は、1つのファイルに含まれるデータの終了であること
を示す旨の「EOF(End Of File )」の記述がなされ
る。
【0051】なお、図7に示した管理手段93(情報管
理部36(図1))において、記録制御手段92(デー
タ管理部34A,34C(図1))からの記録領域取得
要求S1に応じて行われるあらたな記録予定領域の追加
は、通常、レコードエントリの「連続領域のデータ長」
の値を書き換えることにより行われる。
【0052】図6は、ファイル管理情報の具体例を示す
図である。ここでは、同図(A)に示したように、HD
D45,46のアドレス空間において、ファイル名が
「A」で、ファイル番号が「1」のデータが、アドレス
50〜100、アドレス200〜300およびアドレス
500〜600の3つの領域に分割されて記録されてい
る場合について説明する。
【0053】上述のように記録されたファイル名Aのデ
ータに関するファイル管理情報は、ファイルエントリと
レコードエントリとを用いて、同図(B)のように表さ
れる。すなわち、ファイルエントリにおいて、「ファイ
ル名」の項目には、「A」と記述され、「ファイル番
号」の項目には、「1」と記述されている。また、ファ
イルエントリにおいて、「最初のレコードエントリへの
ポインタ」は、アドレス50〜100のデータを示すレ
コードエントリにリンクされている。
【0054】アドレス50〜100のデータを示すレコ
ードエントリにおいて、「先頭アドレス」の項目には、
「50」と記述され、「連続領域のデータ長」の項目に
は、「50」と記述されている。また、アドレス50〜
100のデータを示すレコードエントリにおいて、「次
のレコードエントリへのポインタ」は、アドレス200
〜300のデータを示すレコードエントリにリンクされ
ている。アドレス200〜300のデータを示すレコー
ドエントリにおいて、「先頭アドレス」の項目には、
「200」と記述され、「連続領域のデータ長」の項目
には、「100」と記述されている。また、アドレス2
00〜300のデータを示すレコードエントリにおい
て、「次のレコードエントリへのポインタ」は、アドレ
ス500〜600のデータを示すレコードエントリにリ
ンクされている。次に、アドレス500〜600のデー
タを示すレコードエントリにおいて、「先頭アドレス」
の項目には、「500」と記述され、「連続領域のデー
タ長」の項目には、「100」と記述されている。ま
た、アドレス500〜600のデータを示すレコードエ
ントリにおいて、「次のレコードエントリへのポイン
タ」には、ファイル名Aのデータの終了であることを示
す「EOF」の記述がなされている。
【0055】次に、本実施の形態に係るデータ記録再生
装置1の動作について説明する。
【0056】まず、外部より入力されたAVデータを記
録するときの基本的な動作について説明する。このとき
には、端子61Aおよび端子61Cの少なくとも一方に
データが入力される。端子61Aに入力されたデータ
は、データ入出力部37A内のスイッチ64を経て、エ
ンコーダ62に入力されて必要に応じて圧縮される。圧
縮されたデータは、データ管理部34A内のバッファメ
モリ66に一時的に記憶される。データ管理部34A
は、自己に割り当てられたタイムスロットの期間におい
て、記録再生部33にアクセスし、バッファメモリ66
またはバッファメモリ76に記憶されたデータを、デー
タバス30を介して、記録再生部33に転送する。端子
61Cに入力されたデータは、データ入出力部37C内
のスイッチ74を経て、エンコーダ72に入力されて必
要に応じて圧縮される。圧縮されたデータは、データ管
理部34C内のバッファメモリ76に一時的に記憶され
る。データ管理部34Cは、自己に割り当てられたタイ
ムスロットの期間において、記録再生部33にアクセス
し、バッファメモリ66またはバッファメモリ76に記
憶されたデータを、データバス30を介して、記録再生
部33に転送する。
【0057】記録再生部33では、転送されてきたデー
タは、バッファメモリ49に一時的に記憶された後、読
み出される。バッファメモリ49より読み出されたデー
タのうち、ビデオデータはビデオ用ディスクアレイコン
トローラ47に入力され、オーディオデータはオーディ
オ用ディスクアレイコントローラ48に入力される。ビ
デオ用ディスクアレイコントローラ47は、入力された
ビデオデータを、所定の単位で分割し、且つパリティデ
ータを計算し、分割されたデータおよびパリティデータ
を複数のHDD45に記録する。また、オーディオ用デ
ィスクアレイコントローラ48は、入力されたオーディ
オデータを、2つのHDD46に対して記録する。
【0058】次に、記録されているデータを外部に出力
するときの動作について説明する。このときには、デー
タ管理部34Bおよびデータ管理部34Dの少なくとも
一方が、自己に割り当てられたタイムスロットの期間に
おいて、制御バス50を介して記録再生部33にアクセ
スし、記録再生部33に対して、データの再生を要求す
る。データ再生部33では、ビデオ用ディスクアレイコ
ントローラ47が、複数のHDD45より分割されたビ
デオデータおよびパリティデータを読み出し、分割され
たデータを単一化すると共に、パリティデータに基づい
てエラー検出およびエラー訂正を行って、ビデオデータ
を再生する。また、オーディオ用ディスクアレイコント
ローラ48は、2つのHDD46のうち、エラーのない
HDD46より、オーディオデータを再生する。再生さ
れたビデオデータおよびオーディオデータは、バッファ
メモリ49に一時的に記憶された後、読み出されて、デ
ータバス30を介して、データ管理部34Bまたはデー
タ管理部34Dに転送される。
【0059】データを、端子61Bより外部に出力する
場合には、再生されたデータは、データ管理部34Bの
バッファメモリ67を経て、圧縮されていればデータ入
出力部37B内のデコーダ63によって伸長され、スイ
ッチ65を経て、端子61Bより外部に出力される。デ
ータを、端子61Dより外部に出力する場合には、再生
されたデータは、データ管理部34Dのバッファメモリ
77を経て、圧縮されていればデータ入出力部37D内
のデコーダ73によって伸長され、スイッチ75を経
て、端子61Dより外部に出力される。
【0060】なお、本実施の形態に係るデータ記録再生
装置1では、データ管理部34A〜34Dが時分割で動
作するので、2つの端子61Aおよび端子61Cより、
同じデータあるいは異なるデータを同時に入力すること
が可能であると共に、2つの端子61Bおよび端子61
Dより、同じデータあるいは異なるデータを同時に出力
することが可能である。
【0061】次に、データの編集を行うときの動作につ
いて説明する。制御部36の編集部51は、外部より入
力されたデータと記録再生部33によって再生されたデ
ータとの少なくとも一方を用いてデータの編集処理を行
う。すなわち、編集部51は、端子61Aまたは端子6
1Cを介して外部より入力されたデータと、記録再生部
33によって再生され、デコーダ63,73によって伸
長された各出力データを入力することができる。編集部
51は、これらのデータのうちの少なくとも1つを用
い、自己が有するマトリクススイッチャやオーディオミ
キサを利用し、また必要に応じて特殊効果部39を利用
して、編集処理を行う。編集部51は、ディゾルブ、ワ
イプ等の特殊効果を得るためのABロール編集を行うこ
とができる。
【0062】編集部51は、編集処理によって得られた
データを、スイッチ64,65,74,75のいずれか
に出力することができる。スイッチ64およびスイッチ
74に出力されたデータは、記録再生部33によってH
DD45,46に記録される。スイッチ65およびスイ
ッチ75に出力されたデータは、それぞれ端子61B,
61Dより出力される。このように、編集部51は、リ
ニア編集を行うことができる。
【0063】編集部51は、更に、編集後のデータを出
力することなく、編集点のデータ等の編集情報のみを保
持するノンリニア編集を行うこともできる。
【0064】以上のように本実施の形態に係るデータ記
録再生装置1では、データを蓄積する手段としてRAI
D構成のHDD45,46を用い、記録再生部33に対
して時分割でアクセスできるようにしたので、記録再生
部33およびHDD45,46によって、VTR2〜4
台分の機能を持つことができる。従って、本実施の形態
に係るデータ記録再生装置1では、中継車内や野外にお
ける編集に必要なシステムを、小さな占有空間で構築す
ることができる。また、編集作業の際にビデオテープを
頻繁に入れ替えるような作業が不要となり、編集作業が
容易になる。
【0065】また、本実施の形態に係るデータ記録再生
装置1では、編集部51によって、AVデータの入出力
処理とは独立して編集処理を行うことができるので、A
Vデータの収録と編集作業とオンエアを同時に、並行し
て行うことができる。更に、本実施の形態に係るデータ
記録再生装置1では、データ管理部34,35が、記録
再生部33に対するアクセスを時分割で行うので、更
に、各ポート60A〜60D毎の記録再生部33に対す
るアクセスを、みかけ上、同時に行うことができ、各ポ
ート60A〜60D毎のデータの入出力を同時に行うこ
とができる。
【0066】本実施の形態に係るデータ記録再生装置1
では、以上のような動作の一部をコントロールパネル4
から制御することができる。
【0067】次に、本実施の形態の特徴部分である記録
予定領域の追加を自動的に行う機能について具体的に説
明する。なお、以下の説明は、本実施の形態におけるデ
ータ記録制御方法の説明を兼ねている。
【0068】まず、図8および図9を参照して、本実施
の形態に係るデータ記録再生装置1によって行われる記
録領域の追加の具体例を説明する。図9は、図8に示し
たファイルAのデータに関するファイル管理情報を示し
ている。なお、以下では、説明を簡略化するため、HD
D45,46における記録領域のアドレス値と、このア
ドレス値を時間に換算したタイムコード値が同じ値であ
るものとして説明する。また、以下では、ポート60A
から入力されたデータをHDD45,46に記録する場
合について説明する。但し、ポート60Cから入力され
たデータをHDD45,46に記録する場合についても
ポート60Aの場合と同様である。また、本実施の形態
に係るデータ記録再生装置1においては、コントロール
パネル4を用いて、記録予定領域の追加を自動的に行う
機能を使用するか否かを選択することができるようにな
っているが、以下では、データの記録時に、あらかじめ
この機能を使用するようにモード選択がなされているも
のとする。
【0069】ここでは、図8に示したように、ファイル
Bのデータを記録するための領域が既にアドレス62〜
80に確保されている状態で、あらたにファイルAのデ
ータを記録する場合について説明する。ファイルAのデ
ータを記録する場合、実際にデータの記録を開始する前
に、コントロールパネル4から、データを記録するため
の記録予定領域の大きさの指定がファイル単位で行われ
る。ここでは、最初に記録予定領域の大きさが、時間に
して60分に指定されたものとする。このとき、コント
ロールパネル4のCPU4aから、60分のデータを記
録することを示すコマンドが、制御バス50を介してデ
ータ管理部34AのCPU68に送信される。データ管
理部34AのCPU68は、コントロールパネル4のC
PU4aからのコマンドに応じて、情報管理部32のC
PU40に、データ記録用の新規の記録領域を指定され
た大きさ分だけ取得するよう要求するコマンドを制御バ
ス50を介して送信する。情報管理部32のCPU40
は、ファイル管理部43に管理されているファイル管理
情報を参照し、指定されたデータの大きさに応じて、現
時点のHDD45,46におけるデータの記録が可能な
全空き領域の中から、新規のデータを記録するための記
録予定領域を割り当てて、新規のデータに関するファイ
ル管理情報を作成し、そのファイル管理情報を制御バス
50を介してデータ管理部34AのCPU68に通知す
る。データ管理部34AのCPU68は、通知された領
域の情報を図示しないRAMに格納する。
【0070】図9(A)は、ファイルAのデータを記録
するために情報管理部32によって最初に割り当てられ
た記録予定領域を示すファイル管理情報の一例を示して
いる。同図に示したファイル管理情報は、ファイルエン
トリ(FE)とレコードエントリ(RE)とからなる。
ファイルエントリにおいて、「ファイル名」の項目に
は、「A」と記述され、「ファイル番号」の項目には、
「1」と記述されている。また、ファイルエントリにお
いて、「最初のレコードエントリへのポインタ」は、レ
コードエントリにリンクされている。レコードエントリ
において、「先頭アドレス」の項目には、「0」と記述
され、「連続領域のデータ長」の項目には、「60」と
記述されている。また、レコードエントリにおいて、
「次のレコードエントリへのポインタ」には、ファイル
名Aのデータの終了であることを示す「EOF」の記述
がなされている。
【0071】データ管理部34AのCPU68は、図9
(A)のように割り当てられた記録予定領域に基づい
て、ファイルAのデータを記録するよう記録再生部33
を制御する。記録再生部33は、データ管理部34Aの
CPU68によって指定された領域にファイルAのデー
タを記録する。また、データ管理部34AのCPU68
は、データの記録中において、記録予定領域におけるデ
ータが記録されていない未記録領域の大きさを常時監視
し、その未記録領域の大きさを示す情報を定常的(例え
ば10秒に1回)にコントロールパネル4のCPU4a
に通知する。コントロールパネル4のCPU4aに通知
される情報は、HDD45,46のアドレス領域を示す
アドレス情報またはアドレス領域を時間に換算した時間
情報である。コントロールパネル4のCPU4aは、デ
ータ管理部34AのCPU68からの通知により、最初
に割り当てられた記録予定領域におけるデータの記録残
量時間の情報を知ることができる。
【0072】次に、最初に割り当てられた記録予定領域
に基づいてデータの記録が進行し、図8(A)に示した
ように、データの記録が実際に行われた記録済領域Sa
の割合が大きくなり、データの未記録領域Sbの大きさ
が所定値(図の例では1分)まで小さくなると、最初に
割り当てられた記録予定領域に対して、図8(B)に示
したように、あらたな追加記録領域Sc1が所定量(図
の例では2分)だけ追加される。
【0073】この場合には、まず、コントロールパネル
4のCPU4aが、未記録領域の大きさを示す情報(ま
たは残量時間を示す情報)に基づいて、データの未記録
領域の大きさが所定値よりも小さくなったと判断したと
きに、記録予定領域にあらたな領域が追加されるよう、
データ管理部34AのCPU68に記録予定領域の追加
命令を発行する。データ管理部34AのCPU68は、
コントロールパネル4のCPU4aから発行された追加
命令に応じて、情報管理部32のCPU40に、最初に
割り当てられたファイルAの記録予定領域に所定量の記
録領域を追加するよう要求するコマンドを制御バス50
を介して送信する。情報管理部32のCPU40は、デ
ータ管理部34AのCPU68から記録領域を追加する
よう要求するコマンドを受信すると、ファイル管理部4
3に管理されているファイル管理情報を参照し、現時点
のHDD45,46におけるデータの記録が可能な全空
き領域の中から、ファイルAの記録予定領域にあらたな
記録予定領域を所定量だけ確保して追加し、最初に作成
したファイルAに関するファイル管理情報を更新する。
更新したファイル管理情報は、制御バス50を介してデ
ータ管理部34AのCPU68に通知される。データ管
理部34AのCPU68は、通知された領域の情報を図
示しないRAMに格納する。
【0074】図9(B)は、図8(B)のように記録領
域の追加が行われた際に更新されたファイル管理情報の
一例を示している。このファイル管理情報では、同図に
示したように、最初に作成されたファイル管理情報(図
9(A))に対して、領域の追加を行った分だけ「連続
領域のデータ長」の値が変更され、その値が「60」か
ら「62」に変更されている。
【0075】なお、あらたに追加される記録予定領域の
大きさは、時間に換算して、データ管理部34AのCP
U68からコントロールパネル4のCPU4aに対して
行われる未記録領域の大きさを示す情報の通知間隔より
も大きくなるような値に設定することが望ましい。未記
録領域の大きさを示す情報の通知間隔よりも追加される
記録予定領域の大きさが小さいと、データの記録残量時
間がゼロになってから未記録領域の大きさを示す情報が
通知される場合があるからである。
【0076】図8(A)に示した記録状態では、最初に
確保した記録予定領域(アドレス0〜60)に対して連
続して空き領域(アドレス60〜62)があったため
に、追加記録領域Sc1は、最初に確保した記録予定領
域に対して連続したアドレス領域に追加することができ
た。しかしながら、図8(B)に示した記録状態では、
確保した記録予定領域の直後にファイルBのデータ用の
記録領域(アドレス62〜80)が存在しているので、
次の追加記録領域は、最初に確保した記録予定領域に対
して連続したアドレス領域に追加することはできない。
このような場合には、図8(C)に示したように、最初
に確保した記録予定領域から離れたアドレス位置にある
他の空き領域に追加記録領域が確保される。図8(C)
の例では、ファイルBの記録領域の直後にある空き領域
(アドレス80〜82)に、追加記録領域Sc2が追加
されている。
【0077】図9(C)は、図8(C)のように記録領
域の追加が行われることにより更新されたファイル管理
情報の一例を示している。図8(C)の状態では、最初
に確保した記録予定領域から離れたアドレス位置に追加
記録領域が確保されているので、ファイル管理情報とし
ては、図9(C)に示したように、前回更新されたファ
イル管理情報(図9(B))に対して、あらたに追加記
録領域を表すレコードエントリが作成される。この場
合、1番目のレコードエントリにおいて、「次のレコー
ドエントリへのポインタ」は、追加記録領域を表す2番
目のレコードエントリにリンクされる。2番目のレコー
ドエントリにおいて、「先頭アドレス」の項目には、
「80」と記述され、「連続領域のデータ長」の項目に
は、「2」と記述されている。また、2番目のレコード
エントリにおいて、「次のレコードエントリへのポイン
タ」には、ファイル名Aのデータの終了であることを示
す「EOF」の記述がなされる。
【0078】なお、データの記録量が大きくなって、H
DD45,46に、追加記録領域として割り当てるだけ
の空き領域が無くなってしまった場合には、情報管理部
32のCPU40は、追加記録領域の割り当てが失敗し
たことをデータ管理部34AのCPU68に通知する。
この場合には、それまでに確保された記録予定領域にお
いてデータの記録が行われる。
【0079】次に、図10および図11の流れ図を参照
して、上述した記録予定領域の追加を自動的に行う機能
を実現するためのコントロールパネル4とデータ管理部
34とにおける制御動作について説明する。なお、以下
では、上述の図8および図9を用いて説明した場合と同
様に、ポート60Aから入力されたデータをHDD4
5,46に記録する場合について説明する。但し、ポー
ト60Cから入力されたデータをHDD45,46に記
録する場合についても、以下で説明するポート60Aの
場合と同様である。
【0080】まず、図10の流れ図を参照して、コント
ロールパネル4におけるCPU4aの制御動作について
説明する。コントロールパネル4において、CPU4a
は、記録予定領域の追加を自動的に行う機能に関する処
理を、図示しないタイマからの割り込み要求信号を受信
(ステップS11)したタイミングで行う。タイマから
の割り込み要求は、例えば映像信号のフレーム単位の時
間で行われる。データ管理部34AのCPU68は、デ
ータの記録中において、記録予定領域におけるデータが
記録されていない未記録領域(残量時間)の大きさを常
時監視し、その未記録領域の大きさを示す情報(残量時
間を示す情報)を定常的(例えば10秒に1回)にコン
トロールパネル4のCPU4aに通知している。コント
ロールパネル4のCPU4aは、まず、このデータ管理
部34AのCPU68からの情報を取得する(ステップ
S12)。
【0081】次に、CPU4aは、取得した情報に基づ
いて、記録予定領域の残量が所定値(例えば1分)を下
回っているか否かを判断する(ステップS13)。CP
U4aは、記録予定領域の残量が所定値を下回っていな
いと判断したとき(ステップS13;N)には、ステッ
プS11に戻る。一方、記録予定領域の残量が所定値を
下回ったと判断したとき(ステップS13;Y)には、
CPU4aは、記録予定領域にあらたな領域が追加され
るよう、データ管理部34AのCPU68に記録予定領
域の追加命令を発行する(ステップS14)。
【0082】次に、図11の流れ図を参照して、データ
管理部34AのCPU68の制御動作について説明す
る。データ管理部34AのCPU68は、記録予定領域
におけるデータが記録されていない未記録領域(残量時
間)の大きさを示す情報(残量時間を示す情報)を既に
コントロールパネル4のCPU4aに通知している場合
には、次に、前回の通知時から一定時間(例えば10
秒)が経過しているか否かを判断(ステップS21)
し、一定時間が経過していないとき(N)には、次に、
コントロールパネル4のCPU4aから記録予定領域の
追加命令を受信したか否かを判断する(ステップS2
3)。一方、一定時間が経過したとき(ステップS2
1;Y)、およびまだ一度も通知を行っていないときに
は、CPU68は、残量時間を示す情報をコントロール
パネル4のCPU4aに通知(ステップS22)し、次
に、コントロールパネル4のCPU4aから記録予定領
域の追加命令を受信したか否かを判断する(ステップS
23)。
【0083】CPU68は、コントロールパネル4のC
PU4aから記録予定領域の追加命令を受信していない
場合(ステップS23;N)には、ステップS21の処
理に戻る。一方、コントロールパネル4のCPU4aか
ら記録予定領域の追加命令を受信したとき(ステップS
23;Y)には、CPU68は、次に、情報管理部32
のCPU40に、記録領域の追加の対象となるファイル
の記録予定領域に所定量の記録領域を追加するよう要求
するコマンドを制御バス50を介して送信する(ステッ
プS24)。情報管理部32のCPU40は、データ管
理部34AのCPU68から記録領域を追加するよう要
求するコマンドを受信すると、ファイル管理部43に管
理されているファイル管理情報を参照し、現時点のHD
D45,46におけるデータの記録が可能な全空き領域
の中から、対象となるファイルの記録予定領域にあらた
な記録予定領域を所定量だけ確保して追加し、当初作成
したファイル管理情報を更新する。更新されたファイル
管理情報は、制御バス50を介してデータ管理部34A
のCPU68に通知される。CPU68は、情報管理部
32によって作成されたあらたなファイル管理情報を取
得(ステップS25)し、この取得したファイル管理情
報に基づいて、記録再生部33を制御しHDD45,4
6にデータを記録させる(ステップS26)。
【0084】なお、以上の説明では、1つのポート60
Aから入力されたデータをHDD45,46に記録する
場合について説明したが、複数のポートから入力された
データをHDD45,46に記録する場合についても、
それぞれのポートのデータに対して、記録予定領域の追
加が自動的に行われる。この場合、各ポートのデータ管
理部は、それぞれ独立して情報管理部32およびコント
ロールパネル4との通信を行う。また、情報管理部32
およびコントロールパネル4は、各ポートのデータ管理
部との間で時分割で順次上述したような処理を行う。例
えば、n個(nは2以上の整数)のポートから“同時
に”データの記録を行ったとすると、各ポートのデータ
管理部は、HDD45,46の全空き領域の1/nの大
きさまで自動的に記録予定領域の追加を行うことができ
る。
【0085】以上説明したように、本実施の形態に係る
データ記録再生装置1によれば、各ポートから入力され
たデータをHDD45,46に記録するときに、あらか
じめデータを記録するための記録予定領域を割り当て
て、HDD45,46におけるデータ記録のための領域
を管理し、その割り当てられた記録予定領域に基づい
て、HDD45,46にデータの記録を行わせる制御を
行うと共に、記録予定領域におけるデータが記録されて
いない未記録領域の大きさを監視し、未記録領域の大き
さの変化に応じて記録予定領域の大きさの変更を自動的
に行うようにしたので、データの記録開始時およびデー
タの記録中において、使用者に負担を掛けることなく、
HDD45,46の記録容量を最大限に使用して、デー
タの記録を行うことができる。これにより、使用者に負
担を掛けることなく、ノンリニアアクセス可能な記録媒
体を用いたデータの記録を効率的に行うことができる。
【0086】また、本実施の形態に係るデータ記録再生
装置1によれば、1つのコントロールパネル4から、各
ポートのデータ管理部に記録予定領域の追加命令を発す
ることができるようにしたので、各ポートから入力され
たデータをコントロールパネル4から一括して記録制御
することが可能になり、複数のファイルの記録領域を同
時に拡張しながら、データの記録を行うことができる。
【0087】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変更が可能である。例えば、データ記録再生
装置1に、外部の編集装置を接続するようにしても良
い。外部の編集装置を接続した場合には、データ記録再
生装置1に対して、外部の編集装置から、記録コマンド
R 、再生コマンドCP および編集コマンドCE が与え
られる。この場合には、外部の編集装置を操作して、デ
ータ記録再生装置1において編集を行うことができる。
【0088】また、上記実施の形態では、データを記録
するための記録媒体がハードディスクである場合につい
て説明したが、記録媒体として、半導体メモリや光磁気
ディスク等を使用しても良い。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし5
のいずれか1項に記載のデータ記録制御装置、請求項6
記載のデータ記録制御方法または請求項7記載のデータ
記録再生装置によれば、入力部から入力されたデータを
記録媒体に記録するときに、あらかじめデータを記録す
るための記録予定領域を割り当てて、記録媒体における
データ記録のための領域を管理し、割り当てられた記録
予定領域に基づいて、記録再生手段にデータの記録を行
わせる制御を行うと共に、記録予定領域におけるデータ
が記録されていない未記録領域の大きさを監視し、未記
録領域の大きさの変化に応じて記録予定領域の大きさの
変更を行わせる制御を行うようにしたので、使用者に負
担を掛けることなく、ノンリニアアクセス可能な記録媒
体を用いたデータの記録を効率的に行うことができると
いう効果を奏する。
【0090】特に、請求項3記載のデータ記録制御装置
によれば、請求項2記載のデータ記録制御装置におい
て、記録制御手段を、入出力手段における各入力部毎に
設け、記録制御手段に記録予定領域の追加命令を発する
追加命令送出手段を、各入力部毎の記録制御手段に共通
して設けるようにしたので、各入力部から入力されたデ
ータを一括して記録制御することが可能になるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデータ記録再生装
置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るデータ記録再生装
置の外観を示す斜視図である。
【図3】図2に示した外部コントロールパネルにおける
操作部の主要な部分を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るデータ記録再生装
置を利用したシステムの構成例を示す説明図である。
【図5】図1に示した情報管理部において管理されるフ
ァイル管理情報について説明するための説明図である。
【図6】図5に示したファイル管理情報の具体例を示す
説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るデータ記録再生装
置の機能的な構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るデータ記録再生装
置における記録予定領域の追加を自動的に行う機能を具
体的に説明するための説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係るデータ記録再生装
置において記録予定領域の追加を自動的に行うことに伴
って変更されるファイル管理情報の具体例を示す説明図
である。
【図10】図1に示したコントロールパネルの制御動作
について説明するための流れ図である。
【図11】図1に示したデータ管理部の制御動作につい
て説明するための流れ図である。
【符号の説明】
1…データ記録再生装置、2…筐体、3…メータパネ
ル、4…コントロールパネル、11…表示部、30…デ
ータバス、31…タイミング管理部、32…情報管理
部、33…記録再生部、34A〜34D…データ管理
部、36…制御部、37A〜37D…データ入出力部、
39…特殊効果部、45,46…HDD、50…制御バ
ス、51…編集部、54…RAM、60A〜60D…ポ
ート、61A〜61D…端子。
フロントページの続き (72)発明者 三原 義蔵 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B065 BA01 CC03 5B082 AA00 CA08 CA16 JA04 5C053 FA14 FA23 FA27 GA11 GB01 GB06 GB11 GB14 GB15 JA22 JA24 KA01 KA08 KA24 LA01 LA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用
    いてデータの記録および再生を行うための記録再生手段
    と、データの入力を行うための少なくとも1つの入力部
    とデータの出力を行うための少なくとも1つの出力部と
    を有し、前記記録再生手段に時分割でアクセス可能な入
    出力手段とを備えたデータ記録再生装置におけるデータ
    の記録制御を行うデータ記録制御装置であって、 前記入力部から入力されたデータを前記記録媒体に記録
    するときに、あらかじめデータを記録するための記録予
    定領域を割り当てて、前記記録媒体におけるデータ記録
    のための領域を管理する管理手段と、 前記管理手段によって割り当てられた記録予定領域に基
    づいて、前記記録再生手段にデータの記録を行わせる制
    御を行うと共に、前記記録予定領域におけるデータが記
    録されていない未記録領域の大きさを監視し、前記未記
    録領域の大きさの変化に応じて前記管理手段に対して前
    記記録予定領域の大きさの変更を行わせる制御を行う記
    録制御手段とを備えたことを特徴とするデータ記録制御
    装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記未記録領域の大きさを示す情
    報を、所定時間毎に前記記録制御手段から取得すると共
    に、取得した未記録領域の大きさを示す情報に基づい
    て、前記記録予定領域におけるデータの未記録領域の大
    きさが所定値よりも小さくなったと判断したときに、前
    記記録予定領域にあらたな領域が追加されるよう、前記
    記録制御手段に記録予定領域の追加命令を発する追加命
    令送出手段を備え、 前記記録制御手段は、前記追加命令送出手段から発せら
    れた追加命令に応じて前記管理手段に対して前記記録予
    定領域にあらたな領域を追加させる制御を行うことを特
    徴とする請求項1記載のデータ記録制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記録制御手段は、前記入出力手段に
    おける各入力部毎に設けられるものであり、 前記追加命令送出手段は、各入力部毎の記録制御手段に
    共通して設けられるものであることを特徴とする請求項
    2記載のデータ記録制御装置。
  4. 【請求項4】 前記管理手段は、前記記録予定領域の割
    り当てをファイル単位で行うことを特徴とする請求項1
    記載のデータ記録制御装置。
  5. 【請求項5】 前記データは、映像データまたは音声デ
    ータの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1
    記載のデータ記録制御装置。
  6. 【請求項6】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用
    いてデータの記録および再生を行うための記録再生手段
    と、データの入力を行うための少なくとも1つの入力部
    とデータの出力を行うための少なくとも1つの出力部と
    を有し、前記記録再生手段に時分割でアクセス可能な入
    出力手段とを備えたデータ記録再生装置におけるデータ
    の記録制御を行うデータ記録制御方法であって、 前記入力部から入力されたデータを前記記録媒体に記録
    するときに、あらかじめデータを記録するための記録予
    定領域を割り当てて、前記記録媒体におけるデータ記録
    のための領域を管理し、 前記割り当てられた記録予定領域に基づいて、前記記録
    再生手段にデータの記録を行わせる制御を行うと共に、
    前記記録予定領域におけるデータが記録されていない未
    記録領域の大きさを監視し、前記未記録領域の大きさの
    変化に応じて前記記録予定領域の大きさの変更を行わせ
    る制御を行うことを特徴とするデータ記録制御方法。
  7. 【請求項7】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用
    いてデータの記録および再生を行うための記録再生手段
    と、 データの入力を行うための少なくとも1つの入力部とデ
    ータの出力を行うための少なくとも1つの出力部とを有
    し、前記記録再生手段に時分割でアクセス可能な入出力
    手段と、 前記入力部から入力されたデータを前記記録媒体に記録
    するときに、あらかじめデータを記録するための記録予
    定領域を割り当てて、前記記録媒体におけるデータ記録
    のための領域を管理する管理手段と、 前記管理手段によって割り当てられた記録予定領域に基
    づいて、前記記録再生手段にデータの記録を行わせる制
    御を行うと共に、前記記録予定領域におけるデータが記
    録されていない未記録領域の大きさを監視し、前記未記
    録領域の大きさの変化に応じて前記管理手段に対して前
    記記録予定領域の大きさの変更を行わせる制御を行う記
    録制御手段とを備えたことを特徴とするデータ記録再生
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005235183A (ja) * 2004-01-23 2005-09-02 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム
JP2021121994A (ja) * 2020-01-31 2021-08-26 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグの製造方法及びスパークプラグ

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