JP2001119675A - 送信装置および受信装置 - Google Patents

送信装置および受信装置

Info

Publication number
JP2001119675A
JP2001119675A JP29738099A JP29738099A JP2001119675A JP 2001119675 A JP2001119675 A JP 2001119675A JP 29738099 A JP29738099 A JP 29738099A JP 29738099 A JP29738099 A JP 29738099A JP 2001119675 A JP2001119675 A JP 2001119675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
receiving
retransmission
individual information
encryption key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29738099A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Iimuro
聡 飯室
Takumi Okamura
巧 岡村
Yuji Yamamoto
裕二 山本
Sadao Tsuruga
貞雄 鶴賀
Masaru Namiki
勝 南木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP29738099A priority Critical patent/JP2001119675A/ja
Publication of JP2001119675A publication Critical patent/JP2001119675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】受信装置が、自身に対して伝送されている全て
の個別情報を受信しようとするときに受信状態を続けな
ければならない時間を短縮し、余分の電力消費を防止す
る。 【解決手段】アンテナ201で受けた受信信号は受信部202
で復調されてビットストリーム150となり、多重分離器2
03に供給される。多重分離器203では、ビットストリー
ム150中に多重された個別情報141および再送マーカ情報
142を分離して取り出す。受信した再送マーカ情報142を
マーカカウンタ214で計数して、所定の回数以上受信さ
れたことを検出すると、制御部210が電源212をカットし
てスリープモードに入る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送の送
信装置および受信装置に係わり、特に、送信側におい
て、多数の受信装置に対して個々に異なる個別情報を、
放送すべき共通のデータに多重化して伝送する送信装置
および受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、有料放送などにおいて正規の受信
装置にのみにデータが伝送されるようにする限定受信を
行う場合には、階層構造になった複数の暗号鍵によって
スクランブルを行う方式がよく用いられている。例え
ば、電気通信技術審議会諮問第74号答申(平成7年7月)に
は、衛星デジタル放送における限定受信方式として、3
重の鍵(セッション鍵Ks、ワーク鍵Kw、マスター鍵Km
i)を用いる方式が示されている。この方式を図7を用い
て説明する。
【0003】図7において、送信装置701では、データ
生成装置100からのアプリケーションデータを、スクラ
ンブラ101においてセッション鍵Ksでスクランブルし、
受信装置702に伝送する。また、スクランブルを解くた
めに必要な情報(セッション鍵Ksを含む)を暗号化器106
においてワーク鍵Kwで暗号化して共通情報140として伝
送する。さらに、ワーク鍵Kwと、受信装置毎に個別の
契約情報を暗号化器109において暗号化して個別情報141
として伝送する。個別情報141の暗号化に用いられるマ
スター鍵Kmiは、個々の受信装置毎に割り当てられた固
有の鍵であり、データベース部107内に保持されてい
る。なお、共通情報140、個別情報141、およびスクラン
ブラ101でスクランブルされたアプリケーションデータ
は、多重化器110によって放送信号150中に多重される。
多重化の方式としては、MPEG(Moving Picture Experts
Group)2 Systems(ISO/IEC13818-1)のトランスポートパ
ケットによる時分割多重化が行われることが一般的であ
る。
【0004】一方、受信装置702では、多重分離器203に
て分離されたアプリケーションデータをデスクランブラ
204でデスクランブルして、図示しないアプリケーショ
ンデコーダへ出力する。このとき、デスクランブルに必
要なセッション鍵Ksは共通情報140の中に含まれてお
り、暗号復号器206において暗号を復号して取り出す。
この暗号復号に必要となるワーク鍵Kwは、後述するよ
うに、正規の受信契約者の受信装置のみが入手しできる
ようになっている。
【0005】上述したように、正規の受信装置に対して
は、対応するマスター鍵Kmiで暗号化された個別情報14
1が送信装置701から伝送されているので、この個別情報
141を暗号復号器207に入力し、記憶部208にあらかじめ
記憶されているマスター鍵Kmiで暗号復号して、ワーク
鍵Kwを取り出すことができる。仮に、正規の受信契約
のない受信装置が別の受信装置宛ての個別情報141を入
手しても、マスター鍵Kmiが異なるのでワーク鍵Kwは
入手できず、結果として暗号復号器206によるセッショ
ン鍵Ksの復号動作を行うことができない。 以上に述
べた構成により正規の受信契約者にのみデータを伝送す
る限定受信システムを実現できるが、さらに、セキュリ
ティを向上させるためには、セッション鍵Ksやワーク
鍵Kwを定期的に更新する必要がある。通常は、セッシ
ョン鍵Ksは1秒から10数秒程度の、ワーク鍵Kwは1ヶ月
から1年程度の、それぞれ適当な更新周期で更新し、ア
プリケーションデータの不正受信防止を強化する。ただ
し、ワーク鍵Kwについては実際には更新は行わずに、
受信装置702毎に受信契約条件を判定することで代用す
る場合もある。この場合には、各受信装置702毎の契約
内容や有効期限などの受信契約条件を個別情報141によ
って定期的に更新し、契約条件が満たされたときにのみ
暗号復号器206が動作するように制御させることで、不
正受信を防止する。
【0006】ところで、個別情報は各受信装置ごとにそ
れぞれ伝送しなければならないため、契約者が増加する
に従って伝送すべき個別情報の総量が増えることにな
る。しかしながら、放送信号の全伝送容量に対して個別
情報が利用できる割合はごく少ない一定量に限られてい
ることが普通であり、このため、全受信装置がそれぞれ
の個別情報の受信を完了するまでの時間は増加する。ま
た、受信装置側の受信障害や停電などを考慮して同じ内
容の個別情報を繰り返し再送する場合には、個別情報の
総量の増加は再送周期が長くなることを意味する。特
に、数十万から数千万の契約者を想定する衛星放送など
においては、再送周期は数時間から数十時間に達する場
合もある。
【0007】そこで、各受信装置ごとに更新時期をずら
して、その時点で更新の対象になった受信装置にのみ個
別情報を伝送することがよく行われている。この場合
は、一度に伝送すべき個別情報の量を数分の1に低減す
ることができ、再送周期を短くすることができる。しか
しながら、受信装置にとっては、自分宛の個別情報が伝
送されるのが特定の期間に限定されることになるため、
この期間に確実に個別情報を受信できるような特別な配
慮が必要となる。
【0008】個別情報を確実に受信するためには、まず
装置の電源がオンになっている必要がある。さらに、例
えば、複数のトランスポンダを持つ衛星放送において事
業者が一部のトランスポンダでしか個別情報を伝送しな
いような場合や、衛星放送とCATVのように異なる事業者
による放送ネットワークを1台の装置で切り替えて受信
するようなマルチネットワーク対応受信装置の場合は、
視聴チャンネルを切り替えるなどして個別情報が伝送さ
れているトランスポンダを選択しなければならない。こ
のためには、従来のアナログ衛星放送に見られるよう
に、ユーザにダイレクトメールや告知放送という形で更
新時期を知らせて、その時期に個別情報が受信できるよ
うに手動で設定してもらうという方法もあるが、人手に
頼っているために確実性がなく、トラブルの原因となる
虞があった。また、確実に受信するためには長期間電源
をオンしつづけなければならず、無駄な電力を消費して
しまうという問題もあった。
【0009】これに対して、特開平08-336087号公報で
は、ユーザが受信装置の電源オフを指示したときにすぐ
に電源を切断せず、自動的に個別情報を受信する状態に
なり、一定時間受信を行った後に、自動的に電源を切
断、もしくは他のチャンネルを順次選局する受信装置が
示されている。また、特開平07-202884号公報では、次
回の更新時期を定義する伝送スケジュール情報を個別情
報と一緒に伝送し、受信装置は受信した伝送スケジュー
ルに従って装置内のタイマを制御して、次の更新時期が
到来したときに自動的に電源をオンする方式が示されて
いる。さらに、伝送スケジュール情報として、電源オン
状態の保持時間も含めることにより、個別情報受信完了
後の電源切断のタイミングも送信側から制御することが
できる。
【0010】これらの方式を適用した場合の動作を図8
を用いて詳しく説明する。図8において横軸800は時間軸
であり、前回と今回の更新時期における個別情報の再送
の様子と受信装置の動作状態を表わしている。時刻ts0
からte0の間が前回の更新期間、時刻ts1からte1の間
が今回の更新期間であり、それぞれの期間の長さ(Td0
およびTd1)は例えば10日程度とする。またts0からts
1までの時間Trはワーク鍵Kwや受信契約条件などの更
新周期を表わしており、例えば前述したように1年程度
とする。また、各更新周期の期間には、一定量の個別情
報が繰り返し再送されており、その再送周期Tc0および
Tc1は、例えば2時間程度とする。また時間軸上に記し
た黒点801乃至805は、ある受信装置に対して送られてい
る個別情報を示しており、この図では一度に3個の個別
情報が周期Tc1で繰り返し再送されている状態を示して
いる。
【0011】また、時間軸の下に記した破線810と実線8
11は、受信装置の状態の遷移を示している。ここで、受
信装置の状態として次の3つの状態を定義する。「ビジ
ー状態」は、受信装置の電源がオンであり、ユーザが何
らかのサービスを受信している状態を示す。この状態で
は、個別情報を受信するために別のトランスポンダや別
の衛星などを自動的に選択することは許されない。な
お、ユーザが実際にはサービスを受信していなのに電源
オンにしたまま放置したような場合でも、一般には受信
装置側では区別できないので、ビジー状態に含める。
「ウェイト状態」は、例えばユーザが電源オフの指示を
した場合などで、受信装置が自動的にトランスポンダの
切替などを行って個別情報の受信を待つことが可能な状
態を示す。「スリープ状態」は、タイマなど必要最低限
の機能以外は動作を停止している低消費電力の状態を示
す。
【0012】さて、図8における状態遷移810では、ス
リープ状態にあった受信装置が、更新期間の開始時刻t
s1にあらかじめ設定されていたタイマにより自動的に起
動してウェイト状態となり、一定のウェイト保持時間T
w1の間に個別情報を受信した後で、再びスリープ状態と
なる。また、状態遷移811では、時刻ts1ではビジー状
態であるため、自動受信せずにそのままビジー状態を保
持し、その後時刻toffにおいてユーザが電源オフを指
示したときにウェイト状態となって個別情報を一定のウ
ェイト保持時間Tw1の間に受信した後で、スリープ状態
となる。なお、ウェイト保持時間Tw1は、受信装置の出
荷時などにあらかじめ装置内に記憶させた固定値として
もよいし、あるいは、前回の更新時期(ts0からte0の
間)に送信側で次回の再送周期Tc1を予測し、この値か
ら必要なTw1を算出して前記伝送スケジュール情報とし
て受信装置に伝送してもよい。
【0013】以上に示した動作により、人手に頼ること
無く確実に個別情報を受信し、かつ無駄な電力を消費し
ないようにすることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の方式では、ウェ
イト保持時間Tw1をあらかじめ定めておかなければなら
ない。前述のように、更新周期Trは1年程度に達するこ
ともあり、この間に受信契約者が増加して実際の再送周
期が大幅に伸びた場合に備えて、大きな余裕をもってT
w1を設定しておく必要がある。余裕が小さい場合には、
個別情報の受信完了前にスリープ状態になってしまうこ
とがあり、問題となる。
【0015】従って、例えば、再送周期1周分(Tc1)程
度の間受信を続ければ確実に全個別情報を受信できる場
合においても、実際には、ウェイト保持時間Tw1を、T
c1よりも長く設定しなければならず、TwとTc1の差の
分だけ余分にウェイト状態を続けることになり、無駄に
電力を消費してしまうという問題がある。
【0016】また、前述したマルチネットワーク対応受
信装置では複数のネットワークの更新期間が重なること
もある。この場合には、あるネットワークのウェイト状
態の完了後は、すぐにスリープ状態には遷移せずに、更
新期間中の別のネットワークに対するウェイト状態とな
って、次々に異なるネットワークの放送を巡回していく
必要がある。しかしながら、1つのネットワークに対す
るウェイト保持時間が長くなると、ユーザが次に電源オ
ンの指示を出してビジー状態になるまでの間に全てのネ
ットワークの放送の巡回が完了しない虞がある。特に、
伝送スケジュール(Ts1およびTw1)を個別情報で伝送す
る方式をとっていないネットワークが混在した場合に
は、この巡回中にウェイト状態の完了を判定することが
できないため、大きな障害となる。
【0017】本発明の目的は、ウェイト保持時間を前も
って余裕をもって定めておくことなく、実際に個別情報
を受信するときの再送周期に即して必要最低限の期間だ
け受信することを可能にし、余分の電力消費を防止する
ことの可能な送信装置および受信装置を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、宛先の受信装
置の端末IDが付加された複数の個別情報を所定の再送周
期で繰り返し生成する個別情報生成手段と、複数の受信
機に共通の共通情報を生成する共通情報生成手段と、前
記個別情報と前記共通情報を多重化して伝送する伝送手
段とを備えた送信装置において、前記個別情報の再送周
期に同期して再送マーカ情報を生成する再送マーカ生成
手段を備え、前記伝送手段は前記再送マーカ情報も多重
化して伝送することを特徴とする送信装置である。 ま
た、本発明は、伝送すべきアプリケーションデータを生
成するデータ生成手段と、複数の受信機に共通の共通情
報としての第1の暗号鍵を生成する第1の暗号鍵生成手
段と、宛先の受信装置の端末IDが付加された複数の個別
情報としての第2の暗号鍵を生成する第2の暗号鍵生成
手段と、前記アプリケーションデータを前記第1の暗号
鍵で暗号化する第1の暗号化手段と、前記共通情報を第
2の暗号鍵で暗号化する第2の暗号化手段と、受信装置
毎に固有の第3の暗号鍵を記憶する暗号鍵記憶手段と、
前記個別情報を前記第3の暗号鍵で暗号化する第3の暗
号化手段と、前記暗号化された共通情報と前記暗号化さ
れた個別情報と前記暗号化されたアプリケーションデー
タと前記再送マーカ情報を多重化して伝送する伝送手段
とを備えたことを特徴とする送信装置である。
【0019】また、本発明は、少なくとも宛先の端末ID
が付加されて所定の再送周期で繰り返し再送される個別
情報と、前記再送周期と同期した再送マーカ情報と、全
ての受信機に共通の情報とが多重化された信号とを受信
する受信手段と、固有の端末IDを少なくとも1つ記憶す
る記憶手段と、前記受信手段を制御して自動的に前記個
別情報の受信動作を開始或いは停止の制御をする制御手
段とを備え、前記受信手段は、前記個別情報のうち、前
記宛先の端末IDと前記固有の端末IDが一致するものを選
択して受信する受信手段であって、さらに、前記再送マ
ーカ情報の受信回数が第1の所定回数以上に達したとき
に受信完了信号を発生する計測手段を備え、前記制御手
段は、前記受信完了信号の検出時に前記受信手段を制御
して前記個別情報の受信動作を停止させることを特徴と
する受信装置である。
【0020】また本発明は、暗号化されたアプリケーシ
ョンデータと、暗号化された共通情報と、暗号化された
個別情報であって少なくとも宛先の端末IDが付加されて
所定の再送周期で繰り返し再送される個別情報と、前記
再送周期と同期した再送マーカ情報とが多重化された信
号を受信する受信手段と、前記暗号化されたアプリケー
ションデータの暗号を復号する第1の復号手段と、前記
暗号化された前記共通情報の暗号を復号して第1の暗号
鍵を取り出し、前記第1の復号手段に供給する第2の復
号手段と、前記暗号化された前記個別情報の暗号を復号
して第2の暗号鍵を取り出し、前記第2の復号手段に供
給する第3の復号手段と、受信装置毎に固有の端末IDか
らなる第3の暗号鍵を記憶し前記第3の復号手段に供給
する固有暗号鍵供給手段と、前記受信手段を制御して自
動的に前記個別情報の受信動作を開始或いは停止の制御
をする制御手段とを備え、前記受信手段は、前記個別情
報のうち、前記宛先の端末IDと前記固有の端末IDが一致
するものを選択して受信する受信手段であって、さら
に、前記再送マーカ情報の受信回数が第1の所定回数以
上に達したときに受信完了信号を発生する計測手段を備
え、前記制御手段は、前記受信完了信号の検出時に前記
受信手段を制御して前記個別情報の受信動作を停止させ
ることを特徴とする受信装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0022】図1乃至図4、図9乃至10、図12は、
本発明を応用した有料ディジタルテレビ放送の第1の実
施形態に係わり、図1は、送信装置の構成を示すブロッ
ク図、図2Aおよび図2Bは受信装置の構成を示すブロ
ック図、図3は図2Aの受信装置の動作状態の遷移図、
図4は図2Aの受信装置の制御手順の主要部を示すフロ
ーチャート、図9は個別情報のデータ構造、図10は再
送マーカ情報のデータ構造、図12は再送マーカ情報の
データ列と送信装置の動作を説明する図である。
【0023】図1の送信装置において、データ生成装置
100はアプリケーションデータとして、MPEG2圧縮された
映像や音声などのデータをスクランブラ101に供給す
る。スクランブラ101は、供給されたアプリケーション
データを鍵生成部102で定期的(例えば10秒)に更新され
て出力されるセッション鍵Ksでスクランブルする。セ
ッション鍵Ksは共通情報生成部103にも供給されてお
り、番組条件生成部104から出力される番組の金額など
の番組情報と一緒にエンコードされ、暗号化器106で暗
号化されて共通情報140となる。暗号化器106での暗号化
に使われるワーク鍵Kwは、鍵生成部105から定期的(例
えば1年)に更新されて出力されており、個別情報生成部
108にも供給されている。
【0024】また、データベース部107には、正規の受
信契約者毎の契約条件と、受信契約者固有の端末ID、お
よび対応するマスター鍵Kmiがすべて記憶されている。
個別情報生成部108では、ワーク鍵Kwが更新されたとき
や、受信契約条件が更新されたときには、データベース
部107から契約条件を読み出して、ワーク鍵Kwと、次回
の更新時期(時刻Ts1と時刻Ts1からの更新期間Td1ま
たは時刻Ts1と時刻Te1から定義された更新時期)を定
義する伝送スケジュール情報とをあわせ、さらに宛先の
端末IDを付加して、暗号化器109に供給する。暗号化器1
09では、データベース部107から読み出された受信契約
者に対応するマスター鍵Kmiで暗号化を行って個別情報
141を出力する。
【0025】ここで、個別情報141の構造を図9を用い
て詳しく説明する。
【0026】図9において、個別情報141は、MPEG2 シ
ステムズ(Systems)で規定されるプライベートセクシ
ョン構造に従っており、テーブルID 901(8ビット)、セ
クションシンタックス指示902(1ビット)、プライベート
指示903(1ビット)、リザーブ1ビット904(2ビット)、セ
クション長905(12ビット)、テーブルID拡張906(16ビッ
ト)、リザーブ2ビット907(2ビット)、バージョン番号9
08(5ビット)、カレントネクスト指示909(1ビット)、セ
クション番号910(8ビット)、最終セクション番号911(8
ビット)、宛先端末ID 912(64ビット)、個別情報本体913
(800ビット)、およびCRC 914(32ビット)の各フィールド
から構成されている。この形式は、電気通信技術審議会
諮問第74号答申で定める個別情報の構造にも合致してい
る。
【0027】テーブルID 901には、後述する受信装置の
多重分離器において、MPEG2 システムズ(Systems)形
式の他のテーブルとの区別を可能とするために固有の値
(例えば0x84)とし、個別情報専用のテーブルを割り当て
る。以降の902乃至911、および914の各フィールドに
は、MPEG2 システムズ(Systems)の形式に従った値が
設定される。宛先端末ID 912には、図1のデータベース
部107から読み出された受信契約者固有の端末IDが設定
される。個別情報本体913には、前記ワーク鍵Kw、次回
の更新時期を定義する前記伝送スケジュール情報、およ
び、データベース部107から読み出された前記契約条件
が格納される。なお、図1の暗号化器109によって暗号化
が施されるのは、この個別情報本体913の部分のみであ
る。
【0028】ここで、ある時点でワーク鍵Kwや契約条
件の更新対象となっている受信契約者に対する個別情報
の総数をNとすると、個別情報生成部108は、N個の個
別情報141を一定の順序で、かつ一定の再送周期Tc1で繰
り返し生成する。 図12は生成されるデータ列を示
す。図12において、個別情報1201乃至1207は、再送周
期Tc1の間に生成されるN個の個別情報を表わしてい
る。また、折れ線1220は、図1のカウンタ120のカウント
値の変化を示しており、個別情報1201乃至1207を1つ生
成する度に1だけカウントアップし、所定の個数(M、た
だしM≦N)をカウントすると、図1のマーカ生成部121
に対してマーカ生成指示信号1221を発生し、再びゼロに
戻る。マーカ生成部121では、カウンタ120からのマーカ
生成指示信号1221を受けると再送マーカ情報142を生成
する。
【0029】ここで、再送マーカ情報142の構造を図1
0を用いて詳しく説明する。
【0030】図10において、再送マーカ情報142は、
図9と同じく、MPEG2 システムズ(Systems)で規定され
るプライベートセクション構造に従っており、テーブル
ID 1001および、マーカ識別コード1002以外の部分は図9
と同じ構造であり、図9に対応する部分には同一符号を
付して重複する説明を省略する。テーブルID 1001は、
図9のテーブルID 901とは異なる値(例えば0x86)とし、
再送マーカ情報専用のテーブルを割り当てる。マーカ識
別コード1002は、図1のカウンタ122のカウント値を格納
する。なお、図12の折れ線1222に示すように、カウンタ
122のカウント値は、再送マーカ情報を1つ生成する度に
1だけカウントアップされる。また、個別情報生成部108
で、一周期分(N個)の個別情報141を生成し終えると、
カウンタ120および122はゼロクリアされる。従って、1
回の再送周期の間には、個別情報のM個毎に1個の割合
で、全部でint(N/M)個(ただし、int(x)はxを超えない整
数を表わす)の再送マーカ情報1210乃至1212が生成さ
れ、そのマーカ識別コード1002は、0からint
(N/M)−1までの異なる値を持つことになる。
【0031】以上の4種類の情報、すなわち、スクラン
ブラ101でスクランブルされたアプリケーションデー
タ、共通情報140、個別情報141、および再送マーカ情報
142は、多重化器110に供給され、MPEG2 システムズ(Sys
tems)のトランスポートパケットとして時分割多重され
て、一つのビットストリーム150として送信部111に供給
される。送信部111では、リードソロモンエラー訂正符
号化や、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)ディジ
タル変調などを行って図示しないアンテナに出力し、衛
星等を介して受信装置に伝送する。
【0032】一方、図2Aに示す受信装置では、図示し
ない衛星からの放送信号が、アンテナ201で受信されて
受信部202に供給され、トランスポンダの選択やQPSKデ
ィジタル復調、およびエラー訂正復号などが施されて元
のビットストリーム150として再生されて、多重分離器2
03に供給される。多重分離器203では、ビットストリー
ム150に多重されている4種類の信号、すなわち、スクラ
ンブルされたアプリケーションデータ、共通情報140、
個別情報141、および再送マーカ情報142を分離して取り
出す。ただし、個別情報141は、付加されている宛先端
末IDが自分の固有の端末IDと一致したときにのみ取り出
す。取り出された個別情報141は暗号復号器207に供給さ
れ、マスター鍵記憶部208に記憶された受信装置固有の
マスター鍵Kmiで暗号が復号される。この復号された個
別情報に含まれるワーク鍵Kwと受信契約条件は暗号復
号器207内に記憶されるとともに、暗号復号器206にも供
給され、また伝送スケジュール情報243は制御部210に記
憶される。
【0033】暗号復号器206では、多重分離器203で分離
された共通情報140に含まれる番組情報と、暗号復号器2
07から供給される受信契約条件を比較し、受信可能と判
定した場合には、ワーク鍵Kwで暗号を復号してセッシ
ョン鍵Ksを取り出して記憶するとともに、デスクラン
ブラ204にも供給する。
【0034】多重分離器203からデスクランブラ204に供
給されるスクランブルされたアプリケーションデータ
は、セッション鍵KsでデスクランブルされてAVデコー
ダ205に供給され、MPEG2圧縮が復号されて、図示しない
テレビ受像機に出力され、番組が再生される。
【0035】また、図示しないブラウン管や液晶パネル
等の表示装置を備え、AVデコーダ205の出力信号を、そ
の表示装置に供給して、表示するようにしてもよい。
または、図示しない磁気テープや磁気ディスク等に記録
および再生する記録再生手段を備え、AVデコーダ205の
出力信号を、その記録再生手段に供給して、記録および
再生するようにしてもよい。また、記録する信号として
はAVデコーダ205の出力信号以外にも、多重分離器203か
らデスクランブラ204に供給されるスクランブルされた
アプリケーションデータ、あるいは、セッション鍵Ks
でデスクランブルされてAVデコーダ205に供給されるMPE
G2ストリーム信号でも構わない。
【0036】さて、制御部210では、前述した受信装置
の3つの状態、すなわちビジー状態、ウェイト状態、ス
リープ状態の間での状態遷移を制御する。図3と図4を用
いてこの制御手順を詳しく説明する。図3は受信装置の
3つの状態の間の状態遷移図であり、図4は、ウェイト
状態における受信装置の制御手順を示すフローチャート
図である。
【0037】まず、図3において、スリープ状態である
状態M301では、図2Aの制御部210は、受信部202の
動作を停止し、電源212からはタイマ213の動作に必要な
最低限の電力しか供給しない。図3の状態M301におい
て、図2Aの電源スイッチ211からユーザの電源オン指
示を検出すると、図3のビジー状態である状態M302に遷
移し、または、あらかじめ設定されていたタイマにより
次回の更新周期開始時刻(Ts1)が到来したことを検出す
ると、図3のウェイト状態である状態M303に遷移する。
状態M302では、電源212から通常の電力を供給させて、
受信部202を制御してユーザの選択した番組の受信を開
始させる。図3の状態M302において、図2Aの電源スイ
ッチ211からユーザの電源オフ指示を検出すると、図3
のウェイト状態である状態M303に遷移する。
【0038】状態M301または状態M302から状態M303への
遷移が起こると、図2Aの制御部210は図4に示すステッ
プS401から始まる一連の手順を実行する。ステップS402
では、前回の個別情報の受信時に記憶された前述の伝送
スケジュール情報243と現在時刻を比較し、個別情報の
更新周期の対象が存在するか否かを判定し、存在する場
合にはステップS403にすすむ。ステップS403では、電源
212を制御して通常の電力を供給する。また、伝送スケ
ジュール情報243に含まれている周波数情報を利用し
て、受信部202を制御し、更新対象の個別情報が伝送さ
れているトランスポンダの受信を開始して、ステップS4
04にすすむ。ステップS404では、次に述べる3つの事象
のうちのどれか一つが発生するまでイベント待ちを行
う。すなわち、個別情報を受信した場合はステップS405
に、再送マーカ情報を受信した場合はステップS406に、
そしてユーザの電源オン指示を検出した場合はステップ
S408にそれぞれすすむ。ステップS405では、受信した個
別情報141を前記暗号復号器207に供給してワーク鍵Kw
と受信契約条件の更新処理を行い、再びステップS404に
戻る。
【0039】また、ステップS406では、マーカカウンタ
214において、再送マーカ情報142に付加されたマー
カ識別コード毎に受信回数をカウントしてステップS407
にすすむ。ステップS407では、再送マーカ情報142に
付加されたマーカ識別コード毎に受信回数が規定回数L
(例えば2回)以上に達したマーカカウンタ214が存在する
か否かを判定する。存在する場合は全てのマーカカウン
タ214をゼロクリアして更新処理を完了し、ステップS40
2に戻る。存在しない場合は更新処理を継続するために
ステップS404に戻る。ステップS408ではビジー状態であ
る状態M302に遷移する。また、ステップS402で、更新対
象が存在しないと判定された場合はステップS409にすす
み、次回の更新周期開始時刻(Ts1)をタイマ213にセッ
トしてステップS410にすすみ、スリープ状態である状態
M301に遷移する。
【0040】以上説明したように、本発明の第1の実施
形態によれば、図1に示した送信装置では繰り返し再送
される個別情報に同期した再送マーカ情報が伝送され
る。そして、図2Aの受信装置において、同一のマーカ
識別コードを持つ再送マーカ情報が2回以上受信したこ
とによって個別情報の再送周期が1周したことを認識で
きるため、受信すべき全ての個別情報を確実に受信する
ことができ、かつ必要以上に受信を行わずにスリープ状
態となって無駄な電力を消費しないようにできる。
【0041】なお、受信回数判定の規定回数L=1のと
きは、マーカカウンタ214の代りに、再送マーカ情報が
一回で受信されたか否かを示すマーカ識別コード別受信
済フラグテーブルを用いても構わない。あるいは、最初
に受信した再送マーカ情報のマーカ識別コードを記憶す
るレジスタを設けて、再び同じマーカ識別コードをもつ
再送マーカ情報が受信されたことにより、再送周期が1
周したことを判定するようにしても構わない。
【0042】なお、本実施形態においては、受信装置内
の暗号復号器206および207とマスター鍵記憶部208をIC
カード等に内蔵したセキュリティモジュール230として
構成し、受信装置本体から取り外し可能とすることによ
り、限定受信方式のセキュリティを向上させている。
【0043】さらに、図2Bに図示のように、受信装置
内の暗号復号器206および207とマスター鍵記憶部208に
加え、マーカカウンタ214も、ICカード等に内蔵したセ
キュリティモジュール230として構成し、受信装置本体
から取り外し可能とすることにより、限定受信方式のセ
キュリティを向上させてもよい。この場合は、図4のス
テップS407のマーカカウンタの受信回数判定処理はセキ
ュリティモジュール230内で実行される。したがって、
規定回数L等の判定条件を変更しなければならないよう
な場合でも、受信装置本体には手を加えずセキュリティ
モジュール230を取り替える等の手段だけで、簡単に変
更することが可能となる。
【0044】図5および図11は、本発明を応用した有
料ディジタルテレビ放送の送信装置の第2の実施例に係
わり、図5は送信装置の構成を示すブロック図、図11は
再送マーカ情報のデータ構造である。図5において、50
1は個別情報書込み部、502は個別情報バッファ、503は
個別情報読出し部であり、その他の図1に対応する部分
には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0045】図5の送信装置では、伝送すべき個別情報
141は、個別情報バッファ502にあらかじめ書き込まれて
おり、通常動作中は個別情報読出し部503が所定の再送
周期で繰り返し読み出しを行って、多重化部110に供給
するものである。受信契約者の契約情報に変更が生じた
場合などには、個別情報書込み部501が、総数N個の新
たな個別情報を順番に個別情報バッファ502に書込む。
このとき、個別情報をM個書き込む毎にマーカ生成部12
1で再送マーカ情報542を1つ生成し、個別情報141と多重
してバッファ502に書込む。
【0046】マーカ生成部121では、再送マーカ情報542
を図11に示すデータ構造で生成する。図11の再送マーカ
情報542の構造は、図9の個別情報本体フィールド913を
除き、図9に示した個別情報141の形式と同一であり、図
9の個別情報本体フィールド913を、図10のマーカ識
別コード1002とした構造である。テーブルID 901には個
別情報141と同じ値(例えば0x84)が設定される。宛先の
端末ID 912には、例えば全ビットが0である特別の値を
設定する。この特別の値が宛先となっている個別情報は
全ての受信装置が受信すべきものとする。マーカ識別コ
ード1002には第1の実施例の送信装置と同様に、カウン
タ122の値が設定される。
【0047】本実施形態によれば、あらかじめ情報が書
込まれた個別情報バッファ502から個別情報と再送マー
カ情報が所定の再送周期で読み出されるので、図1に示
した第1の実施例の送信装置が送信する信号と同様の間
隔を持った個別情報と再送マーカ情報の信号を送信する
ことができる。さらに、個別情報バッファ502内に他の
個別情報を追加したり、あるいは一部の個別情報を削除
して、個別情報全体のデータ量を変更しても、依然とし
て個別情報の再送周期と再送情報マーカの同期の関系が
維持されるようになっている。したがって、一度生成し
た個別情報に対して、契約者の追加や削除などの変更を
柔軟に加えることができる。
【0048】なお、本実施形態の送信装置に対応する受
信装置は、第1の実施形態の受信装置において、受信し
た個別情報のうち通常の宛先端末IDが付されたものを本
来の個別情報として処理し、全ビットが0である特別の
宛先端末IDが付されたものを再送マーカ情報として処理
するように変更するだけで構成できる。
【0049】図6は、本発明を応用した有料ディジタル
テレビ放送の別の実施形態である受信装置の構成を示す
ブロック図である。図6において、601はCATV放送を伝
送するケーブル、602はCATV放送を受信してビットスト
リームを再生する受信部、610はストリーム切替器であ
り、その他の図2Aに対応する部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
【0050】図6の受信装置は、第1の放送事業者によ
って衛星を介して伝送される第1の放送ネットワーク
と、第2の放送事業者によってCATV網を介して伝送され
る第2の放送ネットワークとを切り替えて受信すること
の可能なマルチネットワーク対応の受信装置である。
【0051】図6において、ケーブル601から供給され
るCATV放送信号は、受信部602において受信周波数の選
択やディジタル復調、およびエラー訂正復号されて第2
のビットストリーム650となり、受信部202から出力され
る第1のビットストリーム150とともにストリーム切替
器610に供給され、どちらか一方が選択されて多重分離
部203に供給される。制御部210は、前述のビジー状態M3
02において、ユーザの指示したネットワークの番組が受
信できるようにストリーム切替器610を制御する。ま
た、ウェイト状態M303の制御手順ステップS403(図4)
において、個別情報の更新対象となっているネットワー
クが受信できるようにストリーム切替器610を制御す
る。
【0052】本実施形態によれば、異なる事業者による
複数の放送ネットワークを1台の装置で切り替えて受信
するようなマルチネットワーク対応受信装置の場合にお
いても、図2Aに示した第1の実施形態による受信装置
の場合と同様に、受信すべき全ての個別情報を確実に受
信することができ、かつ必要以上に受信を行わずにスリ
ープ状態となって無駄な電力を消費しないようにでき
る。
【0053】なお、本実施形態においては、衛星放送と
CATV放送の2つの放送を切り替えて受信する受信装置を
示したが、異なる衛星を切り替えて受信するものや、地
上波放送と衛星放送とを切り替えるものであってもよ
い。また、切替の対象となる放送の種類も2つに限るも
のではなく、3つ以上の放送を切り替えるものであって
もよい。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、個別情報を受信するた
めに受信状態を保持しておくべき時間の長さを前もって
余裕をもって定めておくことなく、実際に個別情報を受
信するときの再送周期に即して必要最低限の期間だけ受
信することを可能にし、余分の電力消費を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による送信装置のブロ
ック図である。
【図2A】本発明の第1の実施形態による受信装置のブ
ロック図である。
【図2B】本発明の第1の実施形態による受信装置の他
のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による受信装置の状態
遷移図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による送信装置の制御
手順のフローチャートを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態による送信装置のブロ
ック図である。
【図6】本発明の別の実施形態による受信装置のブロッ
ク図である。
【図7】従来の受信放送のシステム図である。
【図8】従来の個別情報受信方法の動作タイミング図で
ある。
【図9】本発明の第1の実施形態による個別情報のデー
タ構造である。
【図10】本発明の第1の実施形態による再送マーカ情
報のデータ構造である。
【図11】本発明の第2の実施形態による再送マーカ情
報のデータ構造である。
【図12】本発明の第1の実施形態による再送マーカ情
報のデータ列と送信装置の動作を説明する図である。
【符号の説明】
100…データ生成装置、101…スクランブラ、102…鍵生
成部、103…共通情報生成部、108…個別情報生成部、10
9…暗号化器、110…多重化器、111…送信部、120…カウ
ンタ、121…マーカ生成部、201…アンテナ、202…受信
部、203…多重分離器、204…デスクランブラ、205…AV
デコーダ、206…暗号復号器、207…暗号復号器、208…
記憶部、210…制御部、214…マーカカウンタ、230…セ
キュリティモジュール、501…個別情報書込み部、502…
個別情報バッファ、503…個別情報読出し部、601…CATV
伝送ケーブル、602…受信部、610…ストリーム切替器、
701…送信装置、702…受信装置、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 630 (72)発明者 山本 裕二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 鶴賀 貞雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 南木 勝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5C063 AA20 AB03 AB07 AC10 CA23 CA34 DA07 DA13 5C064 BA01 BB05 BC20 BD13 5J104 AA07 BA06 EA06 EA17 KA09 NA29 NA31 NA40 PA04

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】宛先の受信装置の端末IDが付加された複数
    の個別情報を所定の再送周期で繰り返し生成する個別情
    報生成手段と、複数の受信機に共通の共通情報を生成す
    る共通情報生成手段と、前記個別情報と前記共通情報を
    多重化して伝送する伝送手段とを備えた送信装置におい
    て、前記個別情報の再送周期に同期して再送マーカ情報
    を生成する再送マーカ生成手段を備え、前記伝送手段は
    前記再送マーカ情報も多重化して伝送することを特徴と
    する送信装置。
  2. 【請求項2】前記再送マーカ情報生成手段は、前記再送
    周期の1周期の間に、互いに異なるマーカ識別コードを
    持つ複数の再送マーカ情報を、所定の時間間隔をおいて
    生成することを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 【請求項3】前記再送マーカ情報生成手段は、前記個別
    情報と同一のフォーマットで前記再送マーカ情報を生成
    し、前記再送マーカ情報の宛先端末IDには、全ての受信
    装置が対象であることを意味する特別の既定値を付すこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の送信装置。
  4. 【請求項4】前記個別情報と前記再送マーカ情報をあら
    かじめ多重化した形で記憶する個別情報記憶手段と、前
    記個別情報記憶手段から前記再送周期で繰り返し読み出
    しを行う読み出し手段を備え、前記伝送手段は、前記読
    み出し手段で読み出したデータと前記共通情報とを多重
    化して伝送することを特徴とする請求項1記載の送信装
    置。
  5. 【請求項5】前記個別情報生成手段は、単一の受信装置
    を宛先とする単独端末IDを付した単独個別情報と、特定
    の複数の受信装置群を宛先とするグループ端末IDを付し
    たグループ個別情報とを生成することを特徴とする請求
    項1記載の送信装置。
  6. 【請求項6】伝送すべきアプリケーションデータを生成
    するデータ生成手段と、複数の受信機に共通の共通情報
    としての第1の暗号鍵を生成する第1の暗号鍵生成手段
    と、宛先の受信装置の端末IDが付加された複数の個別情
    報としての第2の暗号鍵を生成する第2の暗号鍵生成手
    段と、前記アプリケーションデータを前記第1の暗号鍵
    で暗号化する第1の暗号化手段と、前記共通情報を第2
    の暗号鍵で暗号化する第2の暗号化手段と、受信装置毎
    に固有の第3の暗号鍵を記憶する暗号鍵記憶手段と、前
    記個別情報を前記第3の暗号鍵で暗号化する第3の暗号
    化手段と、前記暗号化された共通情報と前記暗号化され
    た個別情報と前記暗号化されたアプリケーションデータ
    と前記再送マーカ情報を多重化して伝送する伝送手段と
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  7. 【請求項7】前記再送マーカ情報生成手段は、前記再送
    周期の1周期の間に、互いに異なるマーカ識別コードを
    持つ複数の再送マーカ情報を、所定の時間間隔をおいて
    生成することを特徴とする請求項6記載の送信装置。
  8. 【請求項8】前記再送マーカ情報生成手段は、前記個別
    情報と同一のフォーマットで前記再送マーカ情報を生成
    し、前記再送マーカ情報の宛先端末IDには、全ての受信
    装置が対象であることを意味する特別の既定値を付すこ
    とを特徴とする請求項6または7記載の送信装置。
  9. 【請求項9】前記個別情報と前記再送マーカ情報をあら
    かじめ多重化した形で記憶する個別情報記憶手段と、前
    記個別情報記憶手段から前記再送周期で繰り返し読み出
    しを行う読み出し手段を備え、前記伝送手段は、前記読
    み出し手段で読み出したデータと前記共通情報とを多重
    化して伝送することを特徴とする請求項6記載の送信装
    置。
  10. 【請求項10】前記個別情報生成手段は、単一の受信装
    置を宛先とする単独端末IDを付した単独個別情報と、特
    定の複数の受信装置群を宛先とするグループ端末IDを付
    したグループ個別情報とを生成することを特徴とする請
    求項6記載の送信装置。
  11. 【請求項11】少なくとも宛先の端末IDが付加されて所
    定の再送周期で繰り返し再送される個別情報と、前記再
    送周期と同期した再送マーカ情報と、全ての受信機に共
    通の情報とが多重化された信号とを受信する受信手段
    と、固有の端末IDを少なくとも1つ記憶する記憶手段
    と、前記受信手段を制御して自動的に前記個別情報の受
    信動作を開始或いは停止の制御をする制御手段とを備
    え、前記受信手段は、前記個別情報のうち、前記宛先の
    端末IDと前記固有の端末IDが一致するものを選択して受
    信する受信手段であって、さらに、前記再送マーカ情報
    の受信回数が第1の所定回数以上に達したときに受信完
    了信号を発生する計測手段を備え、前記制御手段は、前
    記受信完了信号の検出時に前記受信手段を制御して前記
    個別情報の受信動作を停止させることを特徴とする受信
    装置。
  12. 【請求項12】前記再送マーカ情報は、前記再送周期の
    1周期の間に互いに異なるマーカ識別コードを持つ複数
    の再送マーカ情報からなり、前記計測手段は前記マーカ
    識別コード毎に独立に受信回数を計測し、前記第1の所
    定の回数以上に達した再送マーカ情報が第2の所定の種
    類以上に達したときに前記受信完了信号を発生すること
    を特徴とする請求項11記載の受信装置。
  13. 【請求項13】前記受信手段は、前記個別情報のうち、
    宛先端末IDが全受信装置が受信対象であることを意味す
    る特定の規定値と一致したものを受信して、前記再送マ
    ーカ情報として前記計測手段に供給することを特徴とす
    る請求項11または12記載の受信装置。
  14. 【請求項14】前記受信手段は、前記個別情報が伝送さ
    れている複数の信号群から一つを選択して受信し、前記
    制御手段は、前記受信完了信号を検出したときに前記受
    信手段を制御して前記信号群の他の信号を選択すること
    を特徴とする請求項11、12または13記載の受信装
    置。
  15. 【請求項15】暗号化されたアプリケーションデータ
    と、暗号化された共通情報と、暗号化された個別情報で
    あって少なくとも宛先の端末IDが付加されて所定の再送
    周期で繰り返し再送される個別情報と、前記再送周期と
    同期した再送マーカ情報とが多重化された信号を受信す
    る受信手段と、前記暗号化されたアプリケーションデー
    タの暗号を復号する第1の復号手段と、前記暗号化され
    た前記共通情報の暗号を復号して第1の暗号鍵を取り出
    し、前記第1の復号手段に供給する第2の復号手段と、
    前記暗号化された前記個別情報の暗号を復号して第2の
    暗号鍵を取り出し、前記第2の復号手段に供給する第3
    の復号手段と、受信装置毎に固有の端末IDからなる第3
    の暗号鍵を記憶し前記第3の復号手段に供給する固有暗
    号鍵供給手段と、前記受信手段を制御して自動的に前記
    個別情報の受信動作を開始或いは停止の制御をする制御
    手段とを備え、前記受信手段は、前記個別情報のうち、
    前記宛先の端末IDと前記固有の端末IDが一致するものを
    選択して受信する受信手段であって、さらに、前記再送
    マーカ情報の受信回数が第1の所定回数以上に達したと
    きに受信完了信号を発生する計測手段を備え、前記制御
    手段は、前記受信完了信号の検出時に前記受信手段を制
    御して前記個別情報の受信動作を停止させることを特徴
    とする受信装置。
  16. 【請求項16】前記再送マーカ情報は、前記再送周期の
    1周期の間に互いに異なるマーカ識別コードを持つ複数
    の再送マーカ情報からなり、前記計測手段は前記マーカ
    識別コード毎に独立に受信回数を計測し、前記第1の所
    定の回数以上に達した再送マーカ情報が第2の所定の種
    類以上に達したときに前記受信完了信号を発生すること
    を特徴とする請求項15記載の受信装置。
  17. 【請求項17】前記受信手段は、前記個別情報のうち、
    宛先端末IDが全受信装置が受信対象であることを意味す
    る特定の規定値と一致したものを受信して、前記再送マ
    ーカ情報として前記計測手段に供給することを特徴とす
    る請求項15または16記載の受信装置。
  18. 【請求項18】前記受信手段は、前記個別情報が伝送さ
    れている複数の信号群から一つを選択して受信し、前記
    制御手段は、前記受信完了信号を検出したときに前記受
    信手段を制御して前記信号群の他の信号を選択すること
    を特徴とする請求項15、16または17記載の受信装
    置。
  19. 【請求項19】少なくとも前記第2の復号手段と、前記
    第3の復号手段と、前記固有暗号鍵供給手段とをセキュ
    リティモジュールに内蔵し、前記セキュリティモジュー
    ルを受信装置本体から取り外し可能としたことを特徴と
    する請求項15に記載の受信装置。
  20. 【請求項20】前記第2の復号手段と、前記第3の復号
    手段と、前記固有暗号鍵供給手段と、前記計測手段とを
    セキュリティモジュールに内蔵し、前記セキュリティモ
    ジュールを受信装置本体から取り外し可能としたことを
    特徴とする請求項15に記載の受信装置。
  21. 【請求項21】暗号化されたアプリケーションデータ
    と、暗号化された共通情報と、暗号化された個別情報で
    あって少なくとも宛先の端末IDが付加されて所定の再送
    周期で繰り返し再送される個別情報と、前記再送周期と
    同期した再送マーカ情報とが多重化された信号を受信す
    る受信手段と、前記暗号化されたアプリケーションデー
    タの暗号を復号する第1の復号手段と、前記第1の復号
    手段で復調されたアプリケーションデータを表示する表
    示装置と、前記暗号化された前記共通情報の暗号を復号
    して第1の暗号鍵を取り出し、前記第1の復号手段に供
    給する第2の復号手段と、前記暗号化された前記個別情
    報の暗号を復号して第2の暗号鍵を取り出し、前記第2
    の復号手段に供給する第3の復号手段と、受信装置毎に
    固有の端末IDからなる第3の暗号鍵を記憶し前記第3の
    復号手段に供給する固有暗号鍵供給手段と、前記受信手
    段を制御して自動的に前記個別情報の受信動作を開始或
    いは停止の制御をする制御手段とを備え、前記受信手段
    は、前記個別情報のうち、前記宛先の端末IDと前記固有
    の端末IDが一致するものを選択して受信する受信手段で
    あって、さらに、前記再送マーカ情報の受信回数が第1
    の所定回数以上に達したときに受信完了信号を発生する
    計測手段を備え、前記制御手段は、前記受信完了信号の
    検出時に前記受信手段を制御して前記個別情報の受信動
    作を停止させることを特徴とする受信および表示装置。
  22. 【請求項22】暗号化されたアプリケーションデータ
    と、暗号化された共通情報と、暗号化された個別情報で
    あって少なくとも宛先の端末IDが付加されて所定の再送
    周期で繰り返し再送される個別情報と、前記再送周期と
    同期した再送マーカ情報とが多重化された信号を受信す
    る受信手段と、前記暗号化されたアプリケーションデー
    タの暗号を復号する第1の復号手段と、前記第1の復号
    手段で復調されたアプリケーションデータを記録および
    再生する記録再生と、前記暗号化された前記共通情報の
    暗号を復号して第1の暗号鍵を取り出し、前記第1の復
    号手段に供給する第2の復号手段と、前記暗号化された
    前記個別情報の暗号を復号して第2の暗号鍵を取り出
    し、前記第2の復号手段に供給する第3の復号手段と、
    受信装置毎に固有の端末IDからなる第3の暗号鍵を記憶
    し前記第3の復号手段に供給する固有暗号鍵供給手段
    と、前記受信手段を制御して自動的に前記個別情報の受
    信動作を開始或いは停止の制御をする制御手段とを備
    え、前記受信手段は、前記個別情報のうち、前記宛先の
    端末IDと前記固有の端末IDが一致するものを選択して受
    信する受信手段であって、さらに、前記再送マーカ情報
    の受信回数が第1の所定回数以上に達したときに受信完
    了信号を発生する計測手段を備え、前記制御手段は、前
    記受信完了信号の検出時に前記受信手段を制御して前記
    個別情報の受信動作を停止させることを特徴とする受信
    および表示装置。
  23. 【請求項23】送信装置において、複数の受信装置に対
    して共通の共通情報と、受信装置毎に個別の個別情報
    に、宛先の端末IDを付して所定の再送周期で繰り返した
    情報と、前記個別情報の再送周期に同期した少なくとも
    1種類の再送マーカ情報とを、放送ストリーム中に多重
    化して伝送し、 受信装置において、受信装置の持つ固有端末IDと前記宛
    先端末IDが一致した場合に前記個別情報を受信し、前記
    再送マーカ情報の受信回数を計測して、前記受信回数が
    所定回数以上に達したときに、前記個別情報の受信動作
    を停止することを特徴とする放送の送受信システム。
JP29738099A 1999-10-19 1999-10-19 送信装置および受信装置 Pending JP2001119675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29738099A JP2001119675A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 送信装置および受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29738099A JP2001119675A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 送信装置および受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001119675A true JP2001119675A (ja) 2001-04-27

Family

ID=17845751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29738099A Pending JP2001119675A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 送信装置および受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001119675A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005518035A (ja) * 2001-12-14 2005-06-16 テレビジョン アンド ワイヤレス アプリケーションズ ヨーロッパ アーベー 条件付きアクセスのための方法及びシステム
JP2008205987A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Hitachi Ltd 限定受信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005518035A (ja) * 2001-12-14 2005-06-16 テレビジョン アンド ワイヤレス アプリケーションズ ヨーロッパ アーベー 条件付きアクセスのための方法及びシステム
JP2008205987A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Hitachi Ltd 限定受信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5195134A (en) Transmitting, receiving, and automatic recording system for programs with time and channel information
US5937067A (en) Apparatus and method for local encryption control of a global transport data stream
EP0866615B1 (en) Data transmission and reception
US7461396B2 (en) System and method for providing a secure environment for performing conditional access functions for a set top box
US7697475B2 (en) Processing a data stream format for mobile audiovisual reception
US7242773B2 (en) Multiple partial encryption using retuning
JP3476481B2 (ja) デジタル的に高品質化できるテレビジョン信号復号器用独立外部機密保護モジュール
US4700387A (en) Broadcast system for scrambled programming signals
EP1436943B1 (en) Method and apparatus for controlling paired operation of a conditional access module and an integrated receiver and decoder
KR100252972B1 (ko) 한정수신 시스템
EP0256596A2 (en) Decoding transmitted scrambled signals
US20050201559A1 (en) Conditional access system
US6920222B1 (en) Conditional access system enabling partial viewing
US20050025312A1 (en) Distribution of encrypted information
JP2001069480A (ja) 限定受信システム
US7623662B2 (en) Default encryption and decryption
JP2001119675A (ja) 送信装置および受信装置
JP2000101984A (ja) ケーブルテレビの限定受信システム並びその送信装置及びその受信装置
WO2007132840A1 (ja) ストリーム生成方法、放送受信装置および表示方法
JP2001223653A (ja) 番組受信端末装置及び番組提供方法
JPH11187378A (ja) デジタル放送システム
JP3561599B2 (ja) デジタル信号受信装置
JP2000350181A (ja) 放送の蓄積方法および蓄積制御プログラムを記録した記録媒体
GB2193867A (en) Decoding transmitted scrambled signals in a pay television system
JP2001211127A (ja) デジタル放送におけるスクランブル制御