JP2001119314A - 衛星受信システム、電源装置、及び受信信号増幅器 - Google Patents

衛星受信システム、電源装置、及び受信信号増幅器

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JP2001119314A
JP2001119314A JP29390399A JP29390399A JP2001119314A JP 2001119314 A JP2001119314 A JP 2001119314A JP 29390399 A JP29390399 A JP 29390399A JP 29390399 A JP29390399 A JP 29390399A JP 2001119314 A JP2001119314 A JP 2001119314A
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signal
voltage
terminal
reception
power supply
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JP29390399A
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Kazumi Nakayama
和美 中山
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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Publication date
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源装置からCS(通信衛星)アンテナに至
る直流電流通過経路での電圧降下分を補償して、CSア
ンテナの偏波切換を確実に行えるようにする。 【解決手段】 CSアンテナ8からの受信信号を、ブー
スタ12にて増幅すると共に他のアンテナ2〜6からの
受信信号と混合し、更に4分配器30で分配して端末に
伝送するようにした受信システムにて、分配器30とブ
ースタ12は端末側からの電圧信号をCSアンテナ8側
に伝送可能で、更にブースタ12は、自己とアンテナ2
〜6との間の伝送経路上の機器10,6cへの電源供給
用電圧(15V)を端末側からの電圧信号から生成し出
力する。そして、分配器30よりも端末側の電源装置3
2は、CSチューナ34からの偏波切換信号の電圧(1
1V又は15V)より所定電圧Vdだけ高く且つCSア
ンテナ8及び上記機器12,10,6aに電源供給可能
な電圧信号を生成してCSアンテナ8側に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信衛星から送信
された相互に偏波面の異なる2種類の電波を受信する衛
星受信アンテナからの受信信号を端末側に伝送するのに
好適な衛星受信システムと、このシステムで使用される
電源装置及び受信信号増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信衛星(以下、単にCSと
もいう)からの送信電波を受信する衛星受信アンテナ
(以下、CSアンテナともいう)として、CSから送信
された偏波面が直交する2種類の電波、又は偏波面の旋
回方向が互いに異なる2種類の電波を受信可能なものが
知られている。
【0003】そして、この種のCSアンテナには、受信
信号の出力端子に供給される偏波切換・電源供給兼用の
電圧信号によって動作すると共に、例えば、その電圧信
号が第1電圧レベル(一般には直流9.5〜12V)で
あれば、直交2偏波の内の垂直偏波の電波を所定周波数
帯の受信信号に変換して出力し、上記電圧信号が第2電
圧レベル(一般には直流13.5〜16.5V)であれ
ば、直交2偏波の内の水平偏波の電波を所定周波数帯の
受信信号に変換して出力する受信部が備えられている。
尚、この受信部の偏波切換動作は、直交2偏波の電波を
受信する一般的なCSアンテナのものであり、例えば、
旋回方向が異なる円偏波の電波を受信するCSアンテナ
では、通常、右旋回の円偏波を受信する際には、直流約
11Vの電圧信号を受信部に供給し、左旋回の円偏波を
受信する際には、直流約15Vの電圧信号を受信部に供
給するようにされている。
【0004】また、この種のCSアンテナからの受信信
号を受けて、映像信号や音声信号を復調する受信端末装
置(所謂CSチューナ)は、通常、復調すべき受信信号
の偏波面に対応した第1電圧レベル又は第2電圧レベル
の電圧信号を、受信信号の入力端子からCSアンテナ側
に出力できるように構成されている。
【0005】ところで、上記CSアンテナを実際に設置
し、その受信信号を分配器等で分配して複数の端末に伝
送するようにした場合や、CSアンテナから端末まで受
信信号を伝送する伝送経路が長くなった場合等には、C
Sアンテナから端末までの伝送経路で受信信号が減衰
し、端末側に設置したCSチューナ側で良好な受信特性
が得られなくなることがある。
【0006】このような問題を解決するには、CSアン
テナから端末までの伝送経路上に、CSアンテナからの
受信信号を増幅可能な増幅器(以下、ブースタともい
う)を設ければよいが、ブースタにはCSチューナから
電源供給を行うことができない。つまり、CSチューナ
に内蔵されたCSアンテナ(詳しくは受信部)駆動用の
電源回路は、CSアンテナの受信部への電源供給を行う
ためのものであるため、偏波切換・電源供給兼用の電圧
信号を第1電圧レベルと第2電圧レベルとの何れかで選
択的に出力することはできるものの、その電圧信号の電
力容量は少なく、この電圧信号によってCSアンテナへ
の電源供給とブースタへの電源供給とを同時に行うこと
はできない。
【0007】このため、CSアンテナから端末までの伝
送経路に受信信号増幅用のブースタを設けた場合には、
ブースタに商用電源から直接電源供給を行うようにする
ことが考えられるが、ブースタを屋外に設置されたCS
アンテナの真下に設置することが難しいといった問題が
生じる。つまり、受信信号を劣化させることなく端末側
に伝送するには、アンテナ直下にブースタを設けること
が望ましいが、このようにするには、防水対策を施した
商用電源供給用の電源端子を設置しなければならず、そ
の配線工事が面倒であるとか、漏電等の安全対策が難し
いという問題があり、一般家庭における所謂ホーム共同
受信等では、アンテナ直下にブースタを設けることがで
きず、受信特性を向上させるには限界があった。
【0008】そこで、本出願人は、CSアンテナからの
受信信号を増幅するブースタを、伝送経路を介して端末
側より入力される電圧信号によって動作すると共に、端
末側からの電圧信号をCSアンテナ側へ出力するように
構成し、更に、ブースタからCSチューナへ至る受信信
号の伝送経路上に、CSチューナ側から入力される偏波
切換・電源供給兼用の電圧信号と同じ電圧レベル(第1
電圧レベル又は第2電圧レベル)で、且つ、少なくとも
ブースタとCSアンテナの受信部とを同時に動作させる
のに充分な電力の電圧信号を商用電源から生成して、そ
の電圧信号を伝送経路を介してブースタ側に出力すると
共に、その伝送経路を介してブースタ側から伝送されて
きた受信信号をCSチューナ側に出力する電源装置を設
けることを提案している。(例えば、特開平10−25
7410号公報)。
【0009】そして、このような衛星受信システムによ
れば、電源装置からブースタ側へ出力される電圧信号に
より、ブースタ及びCSアンテナの受信部への電源供給
と、CSアンテナの偏波切換とを、受信信号の伝送経路
を使って同時に行うことができるため、ブースタに、商
用電源から直接電源を供給するとか、或いは受信信号の
伝送経路とは別系統で電源を供給するといった必要がな
くなり、受信システムを実現する際の配線作業を極めて
簡単なものにすることができ、また、アンテナ直下にブ
ースタを設けた良好な受信特性が得られるシステムを、
極めて容易に構築することが可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の衛星受信システムにおいても、以下の問題が生じる
場合がある。まず、電源装置から出力される電圧信号の
電圧値は、内部回路の定数ばらつきや製造ばらつき等の
要因により、設計規格範囲内でばらつくこととなる。
【0011】このため、CSアンテナの受信部と上記電
源装置との間の伝送経路が非常に長かったり、上記ブー
スタと電源装置との間に受信信号を分配するための分配
器が設けられていたりして、電源装置からCSアンテナ
の受信部に至るまでの直流電流通過経路での電圧降下が
大きくなると、CSアンテナの受信部に偏波切換を正確
に行わせることができなくなる。
【0012】例えば、CSアンテナが、直交2偏波の電
波を受信する前述した一般的なものであり、上記直流電
流通過経路での電圧降下が1.5Vであるものとする。
そして、CSチューナから電源装置へ第2電圧レベル
(13.5〜16.5V)の電圧信号が出力されて、電
源装置がブースタ側へ第2電圧レベルの最小値である1
3.5Vの電圧信号を出力したとする。すると、この場
合、CSアンテナの受信部には、第2電圧レベルではな
く、第1電圧レベル(9.5〜12V)である12Vの
電圧信号が入力されてしまい、CSチューナが第2電圧
レベルの電圧信号を出力したにも拘わらず(即ち、第2
電圧レベルの電圧信号に対応した水平偏波の受信信号を
要求したにも拘わらず)、CSアンテナの受信部は、第
1電圧レベルに対応した垂直偏波の受信信号を出力して
しまうこととなる。よって、CSチューナにて映像信号
や音声信号を正常に復調することができなくなってしま
う。また、CSチューナから電源装置へ第1電圧レベル
の電圧信号が出力されて、電源装置がブースタ側へ第1
電圧レベルの最小値である9.5Vの電圧信号を出力し
たとする。すると、この場合、CSアンテナの受信部に
は、第1電圧レベルの最小値よりも低い8Vの電圧信号
しか入力されず、その受信部を正常に動作させることが
できなくなる。
【0013】特に、このような問題は、ブースタから電
源装置へ至る受信信号の伝送経路上に受信信号を分配す
るための分配器が設けられ、且つ、その分配器における
受信信号の出力端子と入力端子との間に、出力端子側か
ら入力端子側の方向を順方向として電流回り込み防止用
のダイオードが設けられている場合に顕著となる。
【0014】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、CSアンテナから端末側への受信信号の伝送
経路に増幅器(受信信号増幅手段)と電源装置(電源供
給手段)とを備えると共に、その電源装置から増幅器側
へ出力される電圧信号により、増幅器及びCSアンテナ
への電源供給とCSアンテナの偏波切換とを、受信信号
の伝送経路を使って同時に行うようにした衛星受信シス
テムにおいて、電源装置からCSアンテナに至る直流電
流通過経路での電圧降下分を補償して、CSアンテナの
偏波切換を確実に行えるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の衛星受信シ
ステムにおいては、通信衛星から送信された相互に偏波
面の異なる2種類の電波を第1偏波信号、第2偏波信号
として受信する衛星受信アンテナとして、端末側から出
力端子に供給される偏波切換・電源供給兼用の電圧信号
により動作すると共に、その電圧信号の電圧レベルが第
1電圧レベルであれば第1偏波信号を所定周波数帯の受
信信号に変換して出力端子から出力し、上記電圧信号の
電圧レベルが第2電圧レベルであれば第2偏波信号を所
定周波数帯の受信信号に変換して出力端子から出力する
受信部を備えた、偏波面切換可能な衛星受信アンテナを
有する。
【0016】そして、この衛星受信アンテナから端末側
に受信信号を伝送する伝送経路上には、その伝送経路を
介して端末側より入力される電圧信号を受けて動作する
受信信号増幅手段が設けられ、この受信信号増幅手段
は、衛星受信アンテナから入力される受信信号を増幅し
て端末側に出力すると共に、端末側からの電圧信号を伝
送経路を介して衛星受信アンテナ側に出力する。
【0017】そして更に、この受信信号増幅手段よりも
端末側の伝送経路上(即ち、受信信号増幅手段から端末
側に受信信号を伝送する伝送経路上)には、電源供給手
段が設けられる。そして、この電源供給手段は、第1電
圧レベル又は第2電圧レベルの偏波切換信号を端末から
受けて、その偏波切換信号よりも所定電圧だけ高く、且
つ、少なくとも前記受信部及び受信信号増幅手段を動作
させるに充分な電力量の電圧信号を生成し、該生成した
電圧信号を伝送経路を介して受信信号増幅手段側に出力
すると共に、その伝送経路を介して受信信号増幅手段側
から伝送されてきた受信信号を端末側に出力する。
【0018】このような本発明の衛星受信システムによ
れば、例えば、前述のCSチューナを端末側に設けて端
末装置とし、このCSチューナから衛星受信アンテナ側
へ偏波切換・電源供給兼用の第1電圧レベル又は第2電
圧レベルの電圧信号を出力するようにすれば、電源供給
手段は、この電圧信号を偏波切換信号として取り込み、
その偏波切換信号よりも所定電圧だけ高く、且つ、受信
部及び受信信号増幅手段を動作させるに充分な電力量の
電圧信号を生成することになる。そして、その生成され
た電圧信号は、伝送経路を介して受信信号増幅手段側に
出力され、受信信号増幅手段は、この電圧信号により動
作すると共に、この電圧信号を衛星受信アンテナ側に出
力する。このため、衛星受信アンテナの受信部にも電源
供給手段からの電圧信号が供給され、受信部はこの電圧
信号により動作することとなる。
【0019】ここで特に、本発明の衛星受信システムに
おいて、電源供給手段から受信信号増幅手段側に出力さ
れる電圧信号の電圧レベルは、第1電圧レベル又は第2
電圧レベルよりも所定電圧だけ高くなっているため、電
源供給手段から衛星受信アンテナ(詳しくは受信部)に
至る直流電流通過経路での電圧降下分が補償され、衛星
受信アンテナの受信部には、偏波切換・電源供給兼用の
電圧信号として、第1電圧レベル又は第2電圧レベルの
電圧信号を確実に供給することができる。
【0020】つまり、電源供給手段から衛星受信アンテ
ナに至る直流電流通過経路での電圧降下分が、電源供給
手段から第1電圧レベル又は第2電圧レベルの電圧信号
を出力したのでは衛星受信アンテナの受信部を正常に動
作させることができない程に大きくても、その受信部
に、CSチューナ等の端末からの偏波切換信号に応じた
第1電圧レベル又は第2電圧レベルの電圧信号を確実に
供給でき、端末側から衛星受信アンテナの偏波切換を確
実に行うことができる。よって、端末側にて所望の偏波
面の受信信号を確実に得ることができるようになる。
【0021】尚、端末から電源供給手段への偏波切換信
号の入力は、受信信号の伝送経路を介して行うようにし
ても良く、この伝送経路とは別の信号線を使って行うよ
うにしても良い。これは、電源供給手段は、受信信号増
幅手段及び衛星受信アンテナに対して、受信信号の伝送
経路を介して動作用の電圧信号を供給するものであり、
CSチューナ等の端末付近に配置することができるから
である。つまり、電源供給手段としての電源装置を端末
付近に配置した場合には、端末から直接偏波切換信号を
入力するようにしても、偏波切換信号入力用の信号線の
配線を簡単に行うことができるので、電源供給手段への
偏波切換信号の入力経路については適宜設定すればよ
い。
【0022】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の衛星受信システムにおいて、電源供給手段が、
当該手段に設けられた設定スイッチがオンとオフとのう
ちの何れか一方の状態になっている場合には、受信信号
増幅手段側に出力する電圧信号として、前記偏波切換信
号と同じ電圧レベルで、且つ、少なくとも前記受信部及
び受信信号増幅手段を動作させるに充分な電力量の電圧
信号を生成するように構されていることを特徴とする。
【0023】そして、この請求項2の衛星受信システム
によれば、電源供給手段から衛星受信アンテナに至る直
流電流通過経路での電圧降下分が小さく、電源供給手段
から第1電圧レベル又は第2電圧レベルの電圧信号を出
力しても衛星受信アンテナの受信部を正常に動作させる
ことができる場合には、設定スイッチを上記一方の状態
に操作することにより対応することができる。
【0024】換言すれば、上記直流電流通過経路での電
圧降下分が大きくて、電源供給手段から第1電圧レベル
又は第2電圧レベルの電圧信号を出力したのでは衛星受
信アンテナの受信部を正常に動作させることができない
場合にだけ、電源供給手段に備えられた設定スイッチを
上記一方の状態とは反対の状態に操作することにより、
電源供給手段から第1電圧レベルよりも所定電圧だけ高
い電圧信号又は第2電圧レベルよりも所定電圧だけ高い
電圧信号を出力させて、衛星受信アンテナの偏波切換を
端末側から確実に行えるようにすることができる。
【0025】ところで、CSアンテナとしては、受信部
が、受信信号の出力端子に供給される電圧信号に、所定
のパルス信号が重畳されていなければ第1の通信衛星か
らの送信電波を受信し、パルス信号が重畳されていれば
第2の通信衛星からの送信電波を受信する、といった受
信対象衛星の切り換えを行うものがある。そして、この
種のCSアンテナに対応したCSチューナは、第1と第
2の通信衛星のうち、第2の通信衛星からの送信電波を
CSアンテナに受信させて復調を行う場合には、自己が
出力する電圧信号にパルス信号を重畳するように構成さ
れている。
【0026】そこで、請求項3に記載の発明では、請求
項1,2に記載の衛星受信システムにおいて、衛星受信
アンテナの受信部は、出力端子に供給される偏波切換・
電源供給兼用の電圧信号に、所定のパルス信号が重畳さ
れていなければ第1の通信衛星からの送信電波を受信
し、またパルス信号が重畳されていれば第2の通信衛星
からの送信電波を受信するように構成されており、更
に、電源供給手段は、端末からの偏波切換信号にパルス
信号が重畳されているか否かを判定し、重畳されていな
ければ前記生成した電圧信号をそのままで、また重畳さ
れていれば前記生成した電圧信号に所定のパルス信号を
重畳して、受信信号増幅手段側に出力するように構成さ
れている。
【0027】そして、この衛星受信システムによれば、
例えば、出力する電圧信号へのパルス信号の重畳/非重
畳を行う上記CSチューナを端末側に設けて端末装置と
し、このCSチューナから衛星受信アンテナ側へ電圧信
号を出力するようにすれば、そのCSチューナからの電
圧信号にパルス信号が重畳されている場合に、電源供給
手段から受信信号増幅手段側へパルス信号が重畳された
電圧信号が出力される。そして、そのパルス信号は、受
信信号の伝送経路及び受信信号増幅手段を介して、電圧
信号と共に衛星受信アンテナの受信部に入力されること
となり、この結果、端末側から受信対象の通信衛星を切
り換えることができるようになる。つまり、受信対象衛
星の切り換え機能にも対応したシステムを構築すること
ができる。
【0028】次に、請求項4に記載の発明では、請求項
1〜3に記載の衛星受信システムにおいて、受信信号増
幅手段が、衛星受信アンテナからの受信信号を入力する
ための第1入力端子と、他の受信アンテナからの受信信
号を入力するための第2入力端子とを備え、第1入力端
子を介して入力される衛星受信アンテナからの受信信号
を増幅し、その増幅後の受信信号と第2入力端子を介し
て入力される他の受信アンテナからの受信信号とを混合
して、該混合後の受信信号を端末側に出力すると共に、
端末側より入力される電圧信号を第1入力端子から衛星
受信アンテナ側に出力する。そして更に、この受信信号
増幅手段は、上記他の受信アンテナに備えられている機
器或いは当該手段と上記他の受信アンテナとの間の受信
信号伝送用の伝送経路上に配置されている機器への電源
供給用電圧信号を、端末側より入力される電圧信号から
生成して、その生成した電源供給用電圧信号を第2入力
端子から上記他の受信アンテナ側へ出力する。
【0029】この衛星受信システムによれば、電源供給
手段から出力される電圧信号により、受信信号増幅手段
及び衛星受信アンテナの受信部だけではなく、他の受信
アンテナに備えられている機器或いは受信信号増幅手段
と他の受信アンテナとの間の伝送経路上に配置されてい
る機器へも電源供給を行えると共に、端末側へ、衛星受
信アンテナからの受信信号と他の受信アンテナからの受
信信号とを混合して伝送することができる。このため、
通信衛星用の衛星受信アンテナとそれ以外の受信アンテ
ナとを合わせ持つ受信システムを極めて容易に構築する
ことができる。
【0030】特に、地上放送電波(VHF帯及びUHF
帯のテレビ放送電波)或いは地上放送電波と放送衛星
(BS)からの放送電波とを受信する既存の受信システ
ムを、通信衛星(CS)からの放送電波も受信可能なシ
ステムに変更する場合、第1入力端子及び第2入力端子
を備えた上記受信信号増幅手段と電源供給手段とを設け
るだけで良く、システム変更の作業が非常に容易とな
る。
【0031】次に、請求項5に記載の発明は、上記請求
項1〜4の何れかに記載の衛星受信システムにおいて電
源供給手段として使用される電源装置である。そして、
この電源装置においては、電圧判定部が、端末から伝送
されてきた偏波切換信号の電圧レベルが第1電圧レベル
と第2電圧レベルとの何れであるかを判定する。
【0032】そして、定電圧電源部が、所定の設定スイ
ッチがオンとオフとのうちで予め定められた一方の状態
になっている場合に、電圧判定部により偏波切換信号の
電圧レベルが第1電圧レベルであると判定されると、そ
の第1電圧レベルで、且つ、少なくとも衛星受信アンテ
ナの受信部及び受信信号増幅手段を動作させるに充分な
電力量の電圧信号を商用電源から生成し、逆に、電圧判
定部により偏波切換信号の電圧レベルが第2電圧レベル
であると判定されると、その第2電圧レベルで、且つ、
少なくとも前記受信部及び受信信号増幅手段を動作させ
るに充分な電力量の電圧信号を商用電源から生成する。
また、定電圧電源部は、設定スイッチが前記一方の状態
とは反対の状態になっている場合に、電圧判定部により
偏波切換信号の電圧レベルが第1電圧レベルであると判
定されると、その第1電圧レベルよりも所定電圧だけ高
く、且つ、少なくとも前記受信部及び受信信号増幅手段
を動作させるに充分な電力量の電圧信号を商用電源から
生成し、逆に、電圧判定部により偏波切換信号の電圧レ
ベルが第2電圧レベルであると判定されると、その第2
電圧レベルよりも所定電圧だけ高く、且つ、少なくとも
前記受信部及び受信信号増幅手段を動作させるに充分な
電力量の電圧信号を商用電源から生成する。
【0033】また、この電源装置においては、パルス判
定部が、端末からの偏波切換信号にパルス信号が重畳さ
れているか否かを判定する。そして、パルス重畳部が、
定電圧電源部により生成された電圧信号を入力して、パ
ルス判定部により偏波切換信号にパルス信号が重畳され
ていないと判定されている場合には、前記入力した電圧
信号をそのまま出力し、またパルス判定部により偏波切
換信号にパルス信号が重畳されていると判定されている
場合には、前記入力した電圧信号に所定のパルス信号を
重畳して出力する。
【0034】そして更に、出力部が、パルス重畳部から
出力される電圧信号を、受信信号の伝送経路を介して受
信信号増幅手段側に出力すると共に、その伝送経路を介
して受信信号増幅手段側から伝送されてきた受信信号を
端末側に出力する。従って、このような電源装置によれ
ば、端末に設置されたCSチューナ等から出力される偏
波切換信号に応じて、受信信号増幅手段や衛星受信アン
テナの受信部を動作させるのに充分な電力量で、且つ、
衛星受信アンテナの偏波切換を確実に行うことが可能な
電圧レベルの電圧信号を出力することができると共に、
上記偏波切換信号にパルス信号が重畳されている場合に
は、出力する電圧信号にパルス信号を重畳させることが
できる。よって、この電源装置を用いれば、請求項1〜
4の衛星受信システムを構築することができる。
【0035】次に、請求項6に記載の発明は、上記請求
項1〜4の何れかに記載の衛星受信システムにおいて受
信信号増幅手段として使用される受信信号増幅器であ
り、この受信信号増幅器は、衛星受信アンテナからの受
信信号を入力するための第1入力端子と、他の受信アン
テナからの受信信号を入力するための第2入力端子とを
備えている。
【0036】そして、この受信信号増幅器においては、
端末側より入力される電圧信号を受けて動作する増幅混
合部が、第1入力端子を介して入力される衛星受信アン
テナからの受信信号を増幅すると共に、その増幅後の受
信信号と第2入力端子を介して入力される他の受信アン
テナからの受信信号とを混合して、該混合後の受信信号
を端末側に出力する。
【0037】そして更に、電圧信号出力部が、端末側よ
り入力される電圧信号を第1入力端子から衛星受信アン
テナ側に出力し、電源部が、他の受信アンテナに備えら
れている機器或いは当該受信信号増幅器と他の受信アン
テナとの間の受信信号伝送用の伝送経路上に配置されて
いる機器への電源供給用電圧信号を、端末側より入力さ
れる電圧信号から生成して、その生成した電源供給用電
圧信号を第2入力端子から他の受信アンテナ側へ出力す
る。
【0038】従って、このような受信信号増幅器によれ
ば、衛星受信アンテナから入力される受信信号を増幅し
て、その増幅後の受信信号と他の受信アンテナからの受
信信号とを混合した受信信号を、端末側に出力すること
ができる。また、第2入力端子を使用しなければ、衛星
受信アンテナからの受信信号を増幅した受信信号のみを
端末側に出力することができる。そして更に、端末側か
らの電圧信号を衛星受信アンテナ側に出力することがで
きると共に、端末側からの電圧信号を用いて、他の受信
アンテナに備えられている機器或いは当該受信信号増幅
器と他の受信アンテナとの間の伝送経路上に配置される
機器への電源供給も行うことができる。よって、この受
信信号増幅器を用いれば、請求項1〜4の衛星受信シス
テムを構築することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。まず図1は、本発明が適用された実施例の
衛星受信システム全体の構成を表わす概略構成図であ
る。
【0040】図1に示す如く、本実施例の衛星受信シス
テムは、一般家庭で、屋外に設置したアンテナからの受
信信号を各部屋に伝送する所謂ホーム共同受信用の受信
システムであり、テレビ放送受信用のアンテナとして、
地上局から送信されたVHF帯及びUHF帯のテレビ放
送電波を夫々受信するVHFアンテナ2及びUHFアン
テナ4と、放送衛星(以下、単にBSという)からの送
信電波を受信するBSアンテナ6と、通信衛星(CS)
から送信された直交2偏波の送信電波を受信するCSア
ンテナ8とを備えている。
【0041】CSアンテナ8は、本発明の衛星受信アン
テナに相当するものであり、反射鏡8aと、支持腕8b
を介して反射鏡8aの焦点位置に配置された受信部8c
とからなる、オフセット型のパラボラアンテナである。
そして、受信部8cは、端末側より受信信号の出力端子
に入力される偏波切換・電源供給兼用の電圧信号によっ
て動作し、反射鏡8aにて集波されたCSからの直交2
偏波の送信電波を第1偏波信号,第2偏波信号として夫
々受信すると共に、出力端子に入力された電圧信号の電
圧レベルに応じて第1偏波信号,第2偏波信号の内のい
ずれか一方を選択し、その選択した偏波信号を所定周波
数帯(本実施例では1.38〜1.88GHz)の受信
信号に変換して出力する。尚、本実施例において、受信
部8cは、出力端子に第1電圧レベルとしての直流9.
5〜12V(以下、この範囲の電圧レベルを単に直流1
1Vという)を受けると、第1偏波信号としての垂直偏
波信号を周波数変換した受信信号を出力端子から出力
し、出力端子に第2電圧レベルとしての直流13.5〜
16.5V(以下、この範囲の電圧レベルを単に直流1
5Vという)を受けると、第2偏波信号としての水平偏
波信号を周波数変換した受信信号を出力端子から出力す
るものとする。
【0042】また、CSアンテナ8の受信部8cは、出
力端子に供給される偏波切換・電源供給兼用の電圧信号
に、所定周期でレベルが変化するパルス信号(本実施例
では、例えば周波数が20〜50kHzのパルス信号)
が重畳されていなければ第1の通信衛星からの送信電波
を受信し、上記パルス信号が重畳されていれば第2の通
信衛星からの送信電波を受信する。つまり、出力端子に
供給される電圧信号にパルス信号が重畳されているか否
かで、受信対象の通信衛星を切り換える。
【0043】一方、BSアンテナ6は、CSアンテナ8
と同様、反射鏡6aと、支持腕6bを介して反射鏡6a
の焦点位置に配置された受信部6cとから構成されてい
る。そして、受信部6cは、端末側より受信信号の出力
端子に入力される電源供給用の電圧信号(本実施例では
直流15V)によって動作し、反射鏡6aにて集波され
たBSからの送信電波を受信すると共に、その受信した
信号をCSアンテナ8からの受信信号とは異なる所定周
波数帯(本実施例では1.0〜1.3GHz)の受信信
号に変換して出力する。
【0044】次に、VHFアンテナ2及びUHFアンテ
ナ4の各出力端子と、BSアンテナ6の受信部6cの出
力端子は、夫々、同軸ケーブルを介して、受信信号の増
幅器であるVU・BSブースタ10の各受信信号用の入
力端子に接続されており、各アンテナ2,4,6からの
受信信号は、夫々、VU・BSブースタ10に入力され
る。VU・BSブースタ10は、出力端子に受ける電源
供給用の電圧信号(本実施例では直流15V)によって
動作するように構成されており、上記各入力端子に入力
されるアンテナ2〜6からの各受信信号を増幅し、更に
混合して、出力端子から出力する。また、VU・BSブ
ースタ10においては、出力端子とBSアンテナ6から
の受信信号を受ける入力端子とが、チョークコイル等を
介して接続されており、出力端子に入力された電源供給
用の電圧信号を、同軸ケーブルを介して入力端子からB
Sアンテナ6側に出力できるようにされている。
【0045】尚、VU・BSブースタ10は、上記各ア
ンテナ2〜6からの受信信号の全てを増幅するように構
成されていてもよく、必要に応じてその受信信号の一部
(例えばVHFアンテナ2からの受信信号とUHFアン
テナ4からの受信信号)を増幅するように構成されてい
てもよい。
【0046】次に、CSアンテナ8の受信部8cの出力
端子は、同軸ケーブルを介して、受信信号の増幅器であ
るCSブースタ12(受信信号増幅手段及び受信信号増
幅器に相当)の第1入力端子12aに接続され、VU・
BSブースタ10の出力端子は、同軸ケーブルを介し
て、CSブースタ12の第2入力端子12bに接続され
ている。そして、この配線により、CSアンテナ8から
の受信信号と、VU・BSブースタ10で混合された各
アンテナ2〜6からの受信信号とが、CSブースタ12
に入力される。
【0047】CSブースタ12は、端末側より受信信号
の出力端子12cに入力される電圧信号を受けて動作す
るように構成されており、第1入力端子12aを介して
入力されるCSアンテナ8からの受信信号を増幅すると
共に、その増幅後の受信信号と第2入力端子12bを介
して入力される他の受信アンテナ2〜6からの受信信号
とを混合して、該混合後の受信信号を出力端子12cか
ら端末側に出力する。そして更に、CSブースタ12
は、端末側より出力端子12cに入力される電圧信号を
第1入力端子12aからCSアンテナ8側に出力すると
共に、VU・BSブースタ10とBSアンテナ6の受信
部6cへの電源供給用の電圧信号(直流15V)を、出
力端子12cより入力される電圧信号から生成して、そ
の生成した電圧信号を第2入力端子12bからVU・B
Sブースタ10及びBSアンテナ6側へ出力する。
【0048】具体的に説明すると、CSブースタ12に
おいては、出力端子12cに入力された電圧信号が、直
流及び低周波信号通過・高周波信号遮断用のチョークコ
イルL1,L2を介して第1入力端子12aから出力さ
れる。尚、出力端子12cに入力された電圧信号にパル
ス信号が重畳されている場合、そのパルス信号の周波数
はアンテナ2〜8からの受信信号に比べて非常に低いた
め、該パルス信号も、チョークコイルL1,L2を介し
て第1入力端子12aからCSアンテナ8側に出力され
る。また、出力端子12cに入力された電圧信号は、チ
ョークコイルL1,L3を介してDC−DCコンバータ
からなる電源部14に入力され、この電源部14は、チ
ョークコイルL3を介して入力された電圧信号から直流
15Vを生成する。そして、電源部14により生成され
た直流15Vの電圧信号が、チョークコイルL4を介し
て第2入力端子12bから出力される。
【0049】そして更に、CSブースタ12において
は、第1入力端子12aから入力された受信信号が、ハ
イパスフィルタ16を経由して増幅回路18に入力さ
れ、その増幅回路18の出力がハイパスフィルタ20に
入力される。また、第2入力端子12bから入力された
受信信号が、ロウパスフィルタ22に入力され、そのロ
ウパスフィルタ22の出力と上記ハイパスフィルタ20
の出力とが混合されて出力端子12cから出力される。
尚、ハイパスフィルタ16,20は、CSアンテナ8か
らの受信信号を含む1.38GHz以上の信号を通過さ
せるものであり、ロウパスフィルタ22は、他のアンテ
ナ2〜6からの受信信号を含む1.3GHz以下の信号
を通過させるものである。また、増幅回路18は、電源
部14で生成された直流15Vの定電圧(延いては、出
力端子12cに入力された電圧信号の電力)によって動
作する。
【0050】尚、本実施例においては、ハイパスフィル
タ16,20、増幅回路18、及びロウパスフィルタ2
2と、ハイパスフィルタ20及びロウパスフィルタ22
の各出力端子と出力端子12cとを結ぶ配線とが、増幅
混合部に相当し、チョークコイルL1,L2が、電圧信
号出力部に相当している。また、電源部14とチョーク
コイルL1,L3,L4とが、電源部に相当している。
【0051】以上が、屋外に配置される機器であり、次
に、屋内に配置される機器について説明する。上記CS
ブースタ12の出力端子12cは、屋外から屋内へと配
設された同軸ケーブルを介して4分配器30の入力端子
30aに接続されており、CSブースタ12で混合され
た各アンテナ2〜8からの受信信号は当該4分配器30
に入力される。そして、この受信信号は、4分配器30
内で4分配され、当該4分配器30の4つの分配出力端
子30b〜30eから夫々出力される。また、4分配器
30の分配出力端子30b〜30eの各々と入力端子3
0aとは、図2に示すように、チョークコイルLaとダ
イオードDとチョークコイルLbとの直列回路を介して
接続されている。つまり、この4分配器30は、所謂電
流通過型のものであり、分配出力端子30b〜30eの
何れかに入力された電圧信号や該電圧信号に重畳された
低周波のパルス信号を、入力端子30aからCSブース
タ12側に出力することができるようになっている。
尚、ダイオードDが設けられているのは、相互に異なる
分配出力端子30b〜30e同士では電流通過しないよ
うにするためである。
【0052】次に、4分配器30の各分配出力端子30
b〜30eは、夫々、同軸ケーブルを介して、当該受信
システムが設置される家屋の各部屋に配置されたテレビ
受像機やBSチューナ等の端末装置に接続されるが、本
受信システムにおいて、上記各分配出力端子30b〜3
0eのうちの何れか1つ(ここでは、図1の如く分配出
力端子30bとする)から端末装置に至る伝送経路(同
軸ケーブル)上には、電源供給手段としての電源装置3
2が設けられ、その電源装置32に端末装置としてのC
Sチューナ34が接続される。
【0053】つまり、この電源装置32の受信信号の入
力端子32aには、同軸ケーブルを介して4分配器30
の分配出力端子30bが接続され、該電源装置32の受
信信号の出力端子32bには、同軸ケーブル等を介し
て、CSチューナ34の受信信号の入力端子が接続され
る。そして、CSチューナ34にはAV機器用の同軸プ
ラグコネクタ付きコード等を介してテレビ受像機36が
接続されている。
【0054】尚、本実施例では、4分配器30の分配出
力端子30bから電源装置32に至る同軸ケーブル上
に、上記分配出力端子30bからの出力信号を、CSア
ンテナ8からの受信信号(CS信号)と、BSアンテナ
6からの受信信号(BS信号)と、VHF,UHFの受
信信号(VU信号)とに分ける分波器SPが設けられて
おり、その分波器SPの出力端子のうち、CS信号の出
力端子が、同軸ケーブルを介して電源装置32の入力端
子32aに接続されている。そして、この分波器SPに
おいて、少なくともCS信号の出力端子と、上記分配出
力端子30bに接続される入力端子とは、チョークコイ
ル等を介して接続されており、CS信号の出力端子に入
力される電圧信号や該電圧信号に重畳された低周波のパ
ルス信号を、上記入力端子から4分配器30側に出力す
ることができるようになっている。また、分波器SPか
らのBS信号とVU信号は、夫々、BSチューナ内蔵の
テレビ受像機36に同軸ケーブル等を介して入力されて
いる。
【0055】一方、CSチューナ34は、直流11V又
は直流15Vの偏波切換信号を、受信信号の入力端子か
ら出力することにより、CS信号の偏波切換とCSアン
テナ8への電源供給とを同時に行い、また、第1と第2
の通信衛星のうち、第2の通信衛星からの送信電波をC
Sアンテナ8に受信させる場合には、上記偏波切換信号
にパルス信号を重畳して出力するように構成されてい
る。尚、本実施例において、CSチューナ34は、垂直
偏波受信時には直流11Vの偏波切換信号を出力し、水
平偏波受信時には直流15Vの偏波切換信号を出力す
る。また、このようなCSチューナ34は、従来より周
知であるので、詳細な説明は省略する。
【0056】次に、電源装置32について説明する。図
1に示すように、電源装置32は、ACプラグPGを介
して入力される商用電源からの交流電圧(例えば交流1
00V)を、所定の交流電圧(例えば交流24V)に変
圧する電源トランス40と、電源トランス40による変
圧後の交流電圧から、CSブースタ12,CSアンテナ
8の受信部8c,VU・BSブースタ10,及びBSア
ンテナ6の受信部6cを同時に動作させるに充分な電力
量の直流定電圧を生成して出力するスイッチングレギュ
レータ42と、CSチューナ34から出力されて出力端
子32bに入力される偏波切換信号(直流11V又は直
流15V)を、一端が出力端子32bに接続された直流
及び低周波信号通過・高周波信号遮断用のチョークコイ
ルL5を介して取り込み、その偏波切換信号が直流11
Vと直流15Vとの何れであるかを判定する電圧判定回
路44と、スイッチングレギュレータ42の出力電圧を
設定するための設定スイッチSWとを備えている。
【0057】そして、スイッチングレギュレータ42
は、設定スイッチSWがオフされている場合には、電圧
判定回路44によりCSチューナ34からの偏波切換信
号が直流11Vであると判定されると、上記変圧後の交
流電圧から直流11Vの定電圧を生成して出力し、電圧
判定回路44によりCSチューナ34からの偏波切換信
号が直流15Vであると判定されると、上記変圧後の交
流電圧から直流15Vの定電圧を生成して出力する。ま
た、スイッチングレギュレータ42は、設定スイッチS
Wがオンされている場合には、電圧判定回路44により
CSチューナ34からの偏波切換信号が直流11Vであ
ると判定されると、上記変圧後の交流電圧から直流11
Vよりも所定電圧Vdだけ高い定電圧を生成して出力
し、電圧判定回路44によりCSチューナ34からの偏
波切換信号が直流15Vであると判定されると、上記変
圧後の交流電圧から直流15Vよりも所定電圧Vdだけ
高い定電圧を生成して出力する。
【0058】尚、上記所定電圧Vdは、4分配器30に
おける各分配出力端子30b〜30eから入力端子30
aへの直流電圧の電圧降下分に相当する電圧に設定され
ており、本実施例ではVd=1.3Vに設定されてい
る。これは、図2に示した2つのチョークコイルLa,
Lbで約0.4V電圧降下し、ダイオードDで約0.9
V電圧降下するためである。
【0059】また、電源装置32は、出力端子32bか
ら上記チョークコイルL5によって抽出された電圧信号
(即ち、CSチューナ34からの偏波切換信号)にパル
ス信号が重畳しているか否かを判定するパルス検出回路
46と、スイッチングレギュレータ42の出力電圧を入
力して、パルス検出回路46により偏波切換信号にパル
ス信号が重畳されていないと判定されている場合には、
スイッチングレギュレータ42の出力電圧をそのまま出
力し、パルス検出回路46により偏波切換信号にパルス
信号が重畳されていると判定されている場合には、スイ
ッチングレギュレータ42の出力電圧にCSチューナ3
4からのパルス信号とほぼ同じパルス信号を重畳して出
力するパルス重畳回路48とを備えている。尚、本実施
例でのパルス信号の波高値は0.6Vp-p (最大ピーク
値と最小ピーク値との差が0.6V)である。
【0060】そして更に、電源装置32は、入力端子3
2aとパルス重畳回路48の出力端子との間に接続され
て、パルス重畳回路48からの電圧信号(即ち、スイッ
チングレギュレータ42からの電圧信号、或いは、その
電圧信号にパルス信号を重畳した電圧信号)を入力端子
32aから4分配器30側へ出力するチョークコイルL
6と、入力端子32aと出力端子32bとの間に接続さ
れて、CSブースタ12側から入力端子32aに入力さ
れた受信信号(この例ではCS信号)を出力端子32b
から端末(つまりCSチューナ34)に出力する直流及
び低周波信号遮断・高周波信号通過用のコンデンサC1
とを備えている。
【0061】尚、本実施例では、チョークコイルL5及
び電圧判定回路44が電圧判定部に、電源トランス40
及びスイッチングレギュレータ42が定電圧電源部に、
チョークコイルL5及びパルス検出回路46がパルス判
定部に、パルス重畳回路48がパルス重畳部に、チョー
クコイルL6及びコンデンサC1が出力部に、夫々相当
している。
【0062】以上のような本実施例の共同受信システム
においては、電源装置32の設定スイッチをオンさせて
おけば、地上放送電波(VHF帯及びUHF帯のテレビ
放送電波)とBSからの放送電波とCSからの放送電波
とを受信可能となる。即ち、CSチューナ34の入力端
子から、垂直偏波選択用の電圧信号(直流11V)が出
力されているときには、電源装置32の入力端子32a
から4分配器30側へ直流11Vよりも所定電圧Vdだ
け高い電圧信号が出力され、逆に、CSチューナ34の
入力端子から、水平偏波選択用の電圧信号(直流15
V)が出力されているときには、電源装置32の入力端
子32aから4分配器30側へ直流15Vよりも所定電
圧Vdだけ高い電圧信号が出力されることとなる。
【0063】そして、この電圧信号は、4分配器30及
び同軸ケーブルを介してCSブースタ12の出力端子1
2cに入力されるが、4分配器30における分配出力端
子30b−入力端子30a間で上記所定電圧Vd(=
1.3V)だけ電圧降下するため、CSブースタ12の
出力端子12cには、CSチューナ34が出力した電圧
信号と同じ電圧レベルの直流11V又は直流15Vが入
力されることとなる。
【0064】そして更に、このようにしてCSブースタ
12の出力端子12cに入力された直流11V又は直流
15Vの電圧信号は、該CSブースタ12の第1入力端
子12aから同軸ケーブルを介して、CSアンテナ8の
受信部8cの出力端子に入力されることとなる。
【0065】また、CSブースタ12は、出力端子12
cに入力された電圧信号から、直流15Vの電圧信号を
生成して、その電圧信号を第2入力端子12bからVU
・BSブースタ10側に出力する。すると、その直流1
5Vの電圧信号は、VU・BSブースタ10の入力端子
から同軸ケーブルを介して、BSアンテナ6の受信部6
cの出力端子に入力されることとなる。
【0066】この結果、CSブースタ12、CSアンテ
ナ8の受信部8c、VU・BSブースタ10、及びBS
アンテナ6の受信部6cは、電源装置32の入力端子3
2aから出力された電圧信号の電力により動作すると共
に、電源装置32からCSアンテナ8の受信部8cに至
るまでの直流電流通過経路のうち、4分配器30内のチ
ョークコイルLa,Lb及びダイオードDの部分で、
1.3Vだけ電圧降下するにも拘わらず、CSアンテナ
8の受信部8cには直流11V又は直流15Vの電圧信
号が確実に供給されるため、CSアンテナ8の受信部8
cは、その電圧信号に応じた垂直又は水平偏波の受信信
号を出力端子から確実に出力することとなる。
【0067】このように、本実施例の共同受信システム
によれば、受信信号伝送用の同軸ケーブルだけで上記各
機器12,8c,10,6cへの電源供給が行えると共
に、電源装置32からCSアンテナ8に至る直流電流通
過経路での電圧降下分が大きくても、CSアンテナ8の
受信部8cに、CSチューナ34からの偏波切換信号に
応じた直流11V又は直流15Vの電圧信号を確実に供
給して、CSチューナ34側からCSアンテナ8の偏波
切換を確実に行うことができる。
【0068】また、本実施例の共同受信システムによれ
ば、4分配器30が設けられていない場合や、4分配器
30内にダイオードDが設けられていない場合等、電源
装置32からCSアンテナ8に至る直流電流通過経路で
の電圧降下が充分に小さくて、電源装置32から直流1
1V又は直流15Vの電圧信号を出力してもCSアンテ
ナ8の受信部8cを正常に動作させることができる場合
には、電源装置32の設定スイッチSWをオフにするこ
とで対応することができる。つまり、上記直流電流通過
経路での電圧降下の程度に応じて、設定スイッチSWを
オンとオフとの何れかに設定すれば良く、当該システム
を設置する際の作業が非常に容易となる。
【0069】一方更に、本実施例の共同受信システムに
おいて、CSチューナ34の入力端子から出力される電
圧信号にパルス信号が重畳されている場合には、電源装
置32の入力端子32aからCSブースタ12側へパル
ス信号が重畳された電圧信号が出力される。そして、そ
のパルス信号は、CSブースタ12の第1入力端子12
aから同軸ケーブルを介して、電圧信号と共にCSアン
テナ8の受信部8cに入力されることとなる。このため
本実施例の共同受信システムによれば、CSチューナ3
4側から受信対象の通信衛星を切り換えることができ、
受信対象衛星の切り換え機能にも対応できる。
【0070】そして特に、本実施例の共同受信システム
によれば、地上放送電波とBSからの放送電波とを受信
する既存の受信システムを、CSからの放送電波も受信
可能なシステムに変更する場合、CSブースタ12と電
源装置32とを追加して設けるだけで良く、システム変
更の作業が非常に容易となる。
【0071】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、地上放送電波とBS及びCSからの各放送電波とを
端末に伝送する共同受信システムについて説明したが、
本発明は、CSアンテナからの受信信号のみを端末側に
伝送する衛星受信システムであっても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の共同受信システムの構成を表す構成
図である。
【図2】 4分配器内における直流電流通過経路を表す
説明図である。
【符号の説明】
2…VHFアンテナ 4…UHFアンテナ 6…B
Sアンテナ 8…CSアンテナ 6c,8c…受信部 10…V
U・BSブースタ 12…CSブースタ 12a…第1入力端子 12
b…第2入力端子 14…電源部 16,20…ハイパスフィルタ 1
8…増幅回路 22…ロウパスフィルタ 30…4分配器 32…
電源装置 34…CSチューナ 40…電源トランス 44…
電圧判定回路 42…スイッチングレギュレータ 46…パルス検出
回路 48…パルス重畳回路 C1…コンデンサ D…ダ
イオード L1〜L6,La,Lb…チョークコイル PG…A
Cプラグ SP…分波器 SW…設定スイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/63 H04N 5/63 Z 5K062 7/20 630 7/20 630 Fターム(参考) 5C025 AA22 BA01 BA20 BA26 DA04 5C026 EA02 EA04 5C064 DA02 DA05 DA07 DA08 5J021 AA02 AA05 AB07 BA01 CA01 FA17 FA26 FA32 HA05 HA07 JA05 5J092 AA58 CA11 FA02 HA01 KA11 KA68 MA21 TA01 5K062 AA09 AB05 AB09 AB12 AC01 AD03 AD04 AE04 AG00 BA02 BD01 BF00 BF06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信衛星から送信された相互に偏波面の
    異なる2種類の電波を、夫々、第1偏波信号及び第2偏
    波信号として受信し、端末側への信号の出力端子に供給
    される偏波切換・電源供給兼用の電圧信号の電圧レベル
    が第1電圧レベルであれば、前記第1偏波信号を所定周
    波数帯の受信信号に変換して前記出力端子から端末側に
    出力し、前記出力端子に供給される前記電圧信号の電圧
    レベルが第2電圧レベルであれば、前記第2偏波信号を
    所定周波数帯の受信信号に変換して前記出力端子から端
    末側に出力する受信部を備えた衛星受信アンテナと、 該衛星受信アンテナから端末側に受信信号を伝送する伝
    送経路上に設けられ、前記伝送経路を介して端末側より
    入力される電圧信号を受けて動作し、前記衛星受信アン
    テナから入力される受信信号を増幅して端末側に出力す
    ると共に、前記端末側からの電圧信号を前記伝送経路を
    介して前記衛星受信アンテナ側に出力する受信信号増幅
    手段と、 前記受信信号増幅手段よりも端末側の伝送経路上に設け
    られ、前記第1電圧レベル又は前記第2電圧レベルの偏
    波切換信号を端末から受けて、該偏波切換信号よりも所
    定電圧だけ高く、且つ、少なくとも前記受信部及び前記
    受信信号増幅手段を動作させるに充分な電力量の電圧信
    号を生成し、該生成した電圧信号を前記伝送経路を介し
    て前記受信信号増幅手段側に出力すると共に、前記伝送
    経路を介して前記受信信号増幅手段側から伝送されてき
    た受信信号を端末に出力する電源供給手段と、 を備えたことを特徴とする衛星受信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の衛星受信システムにお
    いて、 前記電源供給手段は、当該手段に設けられた設定スイッ
    チがオンとオフとのうちの何れか一方の状態になってい
    る場合には、前記受信信号増幅手段側に出力する電圧信
    号として、前記偏波切換信号と同じ電圧レベルで、且
    つ、少なくとも前記受信部及び前記受信信号増幅手段を
    動作させるに充分な電力量の電圧信号を生成するように
    構成されていること、 を特徴とする衛星受信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の衛星受信
    システムにおいて、 前記衛星受信アンテナの受信部は、前記出力端子に供給
    される偏波切換・電源供給兼用の電圧信号に、所定のパ
    ルス信号が重畳されていなければ第1の通信衛星からの
    送信電波を受信し、前記パルス信号が重畳されていれば
    第2の通信衛星からの送信電波を受信するように構成さ
    れており、 前記電源供給手段は、前記端末からの偏波切換信号にパ
    ルス信号が重畳されているか否かを判定し、重畳されて
    いなければ前記生成した電圧信号をそのままで、また重
    畳されていれば前記生成した電圧信号に所定のパルス信
    号を重畳して、前記受信信号増幅手段側に出力するよう
    に構成されていること、 を特徴とする衛星受信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3に記載の衛星受
    信システムにおいて、 前記受信信号増幅手段は、 前記衛星受信アンテナからの受信信号を入力するための
    第1入力端子と、他の受信アンテナからの受信信号を入
    力するための第2入力端子とを備え、 前記第1入力端子を介して入力される前記衛星受信アン
    テナからの受信信号を増幅し、該増幅後の受信信号と前
    記第2入力端子を介して入力される前記他の受信アンテ
    ナからの受信信号とを混合して、該混合後の受信信号を
    端末側に出力すると共に、前記端末側より入力される電
    圧信号を前記第1入力端子から前記衛星受信アンテナ側
    に出力し、 更に、前記他の受信アンテナに備えられている機器或い
    は当該手段と前記他の受信アンテナとの間の受信信号伝
    送用の伝送経路上に配置されている機器への電源供給用
    電圧信号を、前記端末側より入力される電圧信号から生
    成して、該生成した電源供給用電圧信号を前記第2入力
    端子から前記他の受信アンテナ側へ出力するように構成
    されていること、 を特徴とする衛星受信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    の衛星受信システムにおいて電源供給手段として使用さ
    れる電源装置であって、 端末から伝送されてきた偏波切換信号の電圧レベルが、
    前記第1電圧レベルと前記第2電圧レベルとの何れであ
    るかを判定する電圧判定部と、 所定の設定スイッチがオンとオフとのうちで予め定めら
    れた一方の状態になっている場合において、前記電圧判
    定部により前記偏波切換信号の電圧レベルが前記第1電
    圧レベルであると判定されると、前記第1電圧レベル
    で、且つ、少なくとも前記受信部及び前記受信信号増幅
    手段を動作させるに充分な電力量の電圧信号を商用電源
    から生成し、前記電圧判定部により前記偏波切換信号の
    電圧レベルが前記第2電圧レベルであると判定される
    と、前記第2電圧レベルで、且つ、少なくとも前記受信
    部及び前記受信信号増幅手段を動作させるに充分な電力
    量の電圧信号を商用電源から生成し、また、前記設定ス
    イッチが前記一方の状態とは反対の状態になっている場
    合において、前記電圧判定部により前記偏波切換信号の
    電圧レベルが前記第1電圧レベルであると判定される
    と、前記第1電圧レベルよりも所定電圧だけ高く、且
    つ、少なくとも前記受信部及び前記受信信号増幅手段を
    動作させるに充分な電力量の電圧信号を商用電源から生
    成し、前記電圧判定部により前記偏波切換信号の電圧レ
    ベルが前記第2電圧レベルであると判定されると、前記
    第2電圧レベルよりも所定電圧だけ高く、且つ、少なく
    とも前記受信部及び前記受信信号増幅手段を動作させる
    に充分な電力量の電圧信号を商用電源から生成する定電
    圧電源部と、 前記端末からの偏波切換信号にパルス信号が重畳されて
    いるか否かを判定するパルス判定部と、 前記定電圧電源部により生成された電圧信号を入力し、
    前記パルス判定部により前記偏波切換信号にパルス信号
    が重畳されていないと判定されている場合には、前記電
    圧信号をそのまま出力し、前記パルス判定部により前記
    偏波切換信号にパルス信号が重畳されていると判定され
    ている場合には、前記電圧信号に所定のパルス信号を重
    畳して出力するパルス重畳部と、 該パルス重畳部から出力される電圧信号を、前記伝送経
    路を介して前記受信信号増幅手段側に出力すると共に、
    前記伝送経路を介して前記受信信号増幅手段側から伝送
    されてきた受信信号を端末側に出力する出力部と、 を備えていることを特徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    の衛星受信システムにおいて受信信号増幅手段として使
    用される受信信号増幅器であって、 前記衛星受信アンテナからの受信信号を入力するための
    第1入力端子と、 他の受信アンテナからの受信信号を入力するための第2
    入力端子と、 端末側より入力される電圧信号を受けて動作し、前記第
    1入力端子を介して入力される前記衛星受信アンテナか
    らの受信信号を増幅すると共に、該増幅後の受信信号と
    前記第2入力端子を介して入力される前記他の受信アン
    テナからの受信信号とを混合して、該混合後の受信信号
    を端末側に出力する増幅混合部と、 前記端末側より入力される電圧信号を前記第1入力端子
    から前記衛星受信アンテナ側に出力する電圧信号出力部
    と、 前記他の受信アンテナに備えられている機器或いは当該
    受信信号増幅器と前記他の受信アンテナとの間の受信信
    号伝送用の伝送経路上に配置されている機器への電源供
    給用電圧信号を、前記端末側より入力される電圧信号か
    ら生成し、該生成した電源供給用電圧信号を前記第2入
    力端子から前記他の受信アンテナ側へ出力する電源部
    と、を備えていることを特徴とする受信信号増幅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036631A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Matsushita Electric Works Ltd ブースタ及びテレビ放送受信システム

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