JP2001109666A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2001109666A
JP2001109666A JP28382799A JP28382799A JP2001109666A JP 2001109666 A JP2001109666 A JP 2001109666A JP 28382799 A JP28382799 A JP 28382799A JP 28382799 A JP28382799 A JP 28382799A JP 2001109666 A JP2001109666 A JP 2001109666A
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semiconductor memory
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memory device
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JP28382799A
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Katsumi Ouchi
勝美 大内
Kunihiro Katayama
国弘 片山
Takashi Tsunehiro
隆司 常広
Takayuki Tamura
隆之 田村
Kazunori Furusawa
和則 古沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チップ固有の識別番号のように、セキュリティ
が必要なデータを格納できる不揮発性半導体記憶装置を
実現する。 【解決手段】記憶領域の一部または全部の領域内の、消
去単位領域の管理情報領域に、前記消去単位領域の消去
回数を示す情報を有し、前記情報が所定の値であると
き、チップ内の動作制御装置により、前記一部または全
部の領域のワード線またはデータ線またはソース線に対
して、消去に必要な電圧を印加しない。また、書き込み
についても同様な制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セキュリティが必
要なデータを格納できる不揮発性半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラをはじめとする携
帯型情報機器の普及に伴い、外部記憶装置であるフラッ
シュメモリカードの需要が大きくなっている。フラッシ
ュメモリカードは記憶媒体としてフラッシュメモリを搭
載した、PCカードまたはそれ以下のサイズの記憶装置
である。
【0003】フラッシュメモリは電気的に書き換え可能
であり、高集積化に適した不揮発性半導体メモリであ
る。フラッシュメモリの主な用途は、フラッシュメモリ
カードにおける記憶媒体のほかに、PC(Personal Com
puter)のBIOSの格納、携帯電話のプログラムやデ
ータ(アドレス帳など)の格納に用いられている。
【0004】フラッシュメモリはその用途に応じて、A
ND型、NOR型など様々なセルアレイ構造が提案さ
れ、それぞれ特徴をもっている。
【0005】AND型フラッシュメモリは、高集積・低
電圧化に適したフラッシュメモリであり、ファイルスト
レージ系の記憶媒体として使われることが多い。AND
型フラッシュメモリの公知例としては特開平6−774
37がある。消去は、制御ゲートに高電圧を印加し、ソ
ースおよびドレインおよび基板を接地し、ファウラー・
ノルトハイム電流によりチャネルから浮遊ゲートに電子
を注入することで行う。その結果、フラッシュメモリセ
ルのしきい値が高くなる。書き込みは、制御ゲートに負
電圧、ドレインに低電圧を印加し、ソースを開放、基板
を接地して行う。このとき、ファウラー・ノルトハイム
電流により浮遊ゲートからドレインへ電子が引き抜か
れ、メモリセルのしきい値が低くなる。AND型フラッ
シュメモリにおいては、メモリセルのしきい値が高い状
態が消去状態であり、このときメモリセルが記憶する値
は‘1’である。また、しきい値が低い状態が書き込み
状態であり、このときメモリセルが記憶する値は‘0’
である。
【0006】また、近年、フラッシュメモリチップの大
容量化に伴い、音楽データや電子書籍データを格納する
用途への期待が高まっている。フラッシュメモリにこれ
らのデータを格納する際の問題点は、フラッシュメモリ
カードに格納するコンテンツに対する著作権保護であ
る。
【0007】コンテンツの著作権保護を実現する一つの
方法として、フラッシュメモリチップ内部に固有の識別
番号を設け、この識別番号を利用する方法がある。つま
り、他の識別番号を持ったフラッシュメモリチップには
コンテンツをコピーできない、または他の識別番号のフ
ラッシュメモリチップにコピーができても正しく再生す
ることができない、といった方法で不正コピーを防止す
ることできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュメモリと同
一チップ内に設ける識別番号は、書き換えが不可能でな
くてはならない。識別番号をマスクROM領域に格納す
ると、チップの出荷後にユーザ側で識別番号を書き込む
といったことができない。一方、従来のフラッシュメモ
リ領域に識別番号を格納すると、消去や上書きにより自
由に改ざんされてしまう。
【0009】識別番号のようにセキュリティが必要なデ
ータを、フラッシュメモリ領域に格納するときの課題
は、(1)識別番号を書き込む前に最低1回は消去でき
る、(2)1回書き込みを行った後は再び書き込むこと
ができない、または、(3)識別番号の上書きが検出さ
れた場合は他のデータを読み書きできない、ようなフラ
ッシュメモリを実現することである。
【0010】本発明の目的は、所定回数だけ消去した後
は、再び消去することができない記憶領域を有する不揮
発性半導体記憶装置を実現することである。
【0011】本発明の他の目的は、1度書き込んだ後
は、再び書き込みができない記憶領域を有する不揮発性
半導体記憶装置を実現することである。
【0012】本発明のさらに他の目的は、データの上書
きが検出された場合は他のデータを読み書きできない不
揮発性半導体記憶装置を実現することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、複数個の消去単位領域で構成され、消去単位領域ご
とに通常のデータ領域と、消去単位領域全体の管理情報
を記憶する管理情報領域とを有する記憶領域と、外部よ
り入力したアドレス値により、ワード線またはデータ線
またはソース線を選択し所定の電圧を印加する選択装置
と、消去・書き込み・読み出し等の動作を制御する動作
制御装置と、不揮発性半導体記憶装置の状態を記憶する
一時記憶装置とを有する不揮発性半導体記憶装置におい
て、記憶領域の一部または全部の領域内の、消去単位領
域の管理情報領域に、消去単位領域を1度消去したこと
を示す情報を有し、この情報が所定の値であるとき、選
択装置に対する動作制御装置の制御により、一部または
全部の領域のワード線またはデータ線またはソース線に
対して、消去に必要な電圧の印加を抑止する手段を設け
る。
【0014】また、本発明の他の目的を達成するため
に、記憶領域の一部または全部の領域内の、消去単位領
域の管理情報領域に、消去単位領域に1度書き込みを行
ったことを示す情報を有し、この情報が所定の値である
とき、選択装置に対する動作制御装置の制御により、一
部または全部の領域のワード線またはデータ線またはソ
ース線に対して、書き込みに必要な電圧の印加を抑止す
る手段を設ける。
【0015】また、本発明のさらに他の目的を達成する
ために、通常データの各ビットと1対1の写像関係にあ
るデータを生成する装置を有し、記憶領域内の一部また
は全部の領域に対して、同一の書き込み単位領域に、通
常データおよび写像関係のデータを書き込む領域を有
し、他のデータ領域に対して書き込みおよび読み出しを
行うとき、予め通常データおよび写像関係のデータが互
いに写像関係にあるかを検証し、写像関係にない場合は
前記データ領域への書き込みおよび読み出しを不可能に
設定する手段を設ける。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)まず、本発明の
第一の実施例を説明する。図2は、AND型フラッシュ
メモリチップ201のブロック構成を示す。以下、AN
D型フラッシュメモリチップ201を構成する各ブロッ
クについて説明する。
【0017】AND型フラッシュメモリのセルアレイ群
202は8面のセルアレイで構成する。データの消去・
書き込み・読み出しは、8面のセルアレイで並列に行わ
れる。セルアレイはフラッシュメモリセルを平面的に配
列したものである。図3にAND型フラッシュメモリの
セルアレイの構造を示す。ドレイン側とソース側にそれ
ぞれ選択トランジスタ(301、302、303、及び
304、305、306)が設けられ、この2つの選択
トランジスタの間にM個のフラッシュメモリセルが並列
に接続されている。この1組の選択トランジスタではさ
んだ記憶領域、すなわち図3において点線で囲まれた記
憶領域を、以下メモリブロックと呼ぶ。また、共通ソー
ス線には接地電圧Vssが印加されている。
【0018】AND型フラッシュメモリは、選択したワ
ード線に接続された全てのフラッシュメモリセルに対し
て、消去・書き込み・読み出しを行う。例えば、図3で
ワード線W2に接続されたメモリセル群M2を選択した
場合を考える。
【0019】消去動作は、ドレイン側およびソース側の
選択トランジスタのゲートSDおよびSSに電源電圧Vc
c、ワード線W2に高電圧Vpp、データ線D1〜D528
に接地電圧Vssを印加して行う。
【0020】書き込み動作は、ドレイン側の選択トラン
ジスタのゲートSDに電源電圧Vcc、ソース側の選択ト
ランジスタのゲートSSに接地電圧Vss、ワード線W2
に負電圧Vnn、データ線に電源電圧Vccを印加して行う。
【0021】読み出し動作は、ドレイン側およびソース
側の選択トスタランジのゲートSDおよびSSに電源電
圧Vcc、ワード線W2に電源電圧Vcc、データ線D1から
D528に所定の正電圧を印加して行う。
【0022】セルアレイ内の一本のワード線(Wn)に
は528個のフラッシュメモリセルが接続されている。
また、本実施例では1つのフラッシュメモリセルにつき
1ビットデータを記憶する。セルアレイ群202は8面
のセルアレイで構成するので、消去・書き込み・読み出
しの単位は528バイトとなる。
【0023】図32にセルアレイ群202のデータ構成
を示す。一本のワード線ごとにアドレスが割り当てられ
ている。また、1つのアドレスに対応する528バイト
のデータは、512バイトのセクタデータ領域と、セク
タデータを管理する情報を格納する16バイトの管理情
報領域とで構成する。セクタデータを512バイトとし
たのは、磁気ディスクのセクタサイズと同じにするため
である。
【0024】行アドレス0は消去禁止領域である。また
行アドレス1〜16383は消去可能領域である。
【0025】図2の行デコーダ203は、セルアレイ群
202内のワード線を選択し所定の電圧を印加する。図
33に示すように、行デコーダ203は、消去禁止領域
のワード線選択回路100、および消去可能領域のワー
ド線選択回路101、およびメモリブロック選択回路1
02、103で構成する。
【0026】消去禁止領域のワード線選択回路100、
および消去可能領域のワード線選択回路101は、行ア
ドレスをデコードしてワード線を選択し、ワード線に印
加する電圧を制御する。図33には示していないが、行
アドレスは行アドレスバッファ204を介して行デコー
ダ203に入力する。行アドレスが0のとき、消去禁止
領域のワード線選択回路100がワード線を選択する。
また行アドレスが1から16383のとき、消去可能領
域のワード線選択回路101が行アドレスに対応するワ
ード線を選択する。消去可能領域のワード線選択回路1
01には、ワード線電圧Vwおよび接地電圧Vssが、消去
禁止領域のワード線選択回路100には、接地電圧Vss
のみが図2に示す内部電源発生回路213より供給され
る。
【0027】消去禁止領域のワード線選択回路100の
内部構成を図34に、また、消去可能領域のワード線選
択回路101のうち、1本のワード線に対応する回路を
図35に示す。チップ外部より行アドレスとして0を入
力すると、消去禁止領域内のワード線が選択される。こ
のとき、コントロール回路211からの制御信号ERS
に応じてワード線に印加する電圧が変化する。すなわ
ち、制御信号ERSが‘H’レベルのときワード線には
接地電圧Vssが印加され、制御信号ERSが‘L’レベ
ルのときワード線にはワード線電圧Vwが印加される。ま
た、消去可能領域内のワード線は選択されていないので
接地電圧Vssが印加される。
【0028】一方、行アドレスとして1から16383
を入力すると、消去可能領域内の行アドレスに対応した
ワード線が選択される。このとき消去可能領域のワード
線選択回路101は、選択したワード線にはワード線電
圧Vwを印加する。また、消去禁止領域のワード線選択回
路100、消去可能領域のワード線選択回路101とも
に非選択のワード線に対しては接地電圧Vssを印加す
る。
【0029】メモリブロック選択回路102、103
は、行アドレスをデコードしてメモリブロックを選択す
る。図33には示していないが、メモリブロック選択回
路102、103には行アドレスが入力する。また、電
源電圧Vcc、接地電圧Vssが供給される。
【0030】メモリブロック選択回路102、103
は、コントロール回路211からの制御信号に応じて、
ドレイン側およびソース側の選択トランジスタのゲート
に印加する電圧を制御する。消去動作および読み出し動
作において、メモリブロック選択回路102、103
は、ドレイン側およびソース側の選択トランジスタのゲ
ートに電源電圧Vccを印加する。また、書き込み動作に
おいて、メモリブロック選択回路102、103は、ド
レイン側の選択トランジスタのゲートに電源電圧Vccを
印加し、ソース側の選択トランジスタのゲートに接地電
圧Vssを印加する。
【0031】ラッチ回路205は、書き込み時は書き込
みデータを保持し、読み出し時はセンスアンプとして読
み出し電圧を増幅し保持する役割をもつ。
【0032】列アドレスカウンタ206は、チップ外部
から入力された列アドレスのバッファになるとともに、
コントロール回路211からの制御信号により列アドレ
スをインクリメントし、アクセスする列アドレスを変化
させる。
【0033】列デコーダ207は、列アドレスをデコー
ドし、アクセスするデータ線を選択するための信号を出
力する。
【0034】列ゲート208は、列デコーダ207の出
力によりアクセスするデータ線を選択する。
【0035】入力データ制御回路209は、消去動作ま
たは読み出し動作において、コントロール回路211か
らの制御信号に応じてセルアレイ群202内のデータ線
に印加する電圧を制御する。書き込み動作の場合は、マ
ルチプレクサ210からの入力データをそのまま列ゲー
ト208へ伝える。
【0036】マルチプレクサ210は、コントロール回
路211からの制御信号により、バスの切替を行う。
【0037】コントロール回路211はチップ内部の動
作を制御する回路である。コントロール回路211はチ
ップ外部より各種制御信号を入力する。また、コントロ
ール回路211は各動作について所定のタイミングで、
チップ内の各ブロックへ制御信号を出力する。
【0038】ステータスレジスタ212はフラッシュメ
モリチップ201の動作状態または動作結果を示す。ス
テータスレジスタ212のビット構成を図7に示す。ス
テータスレジスタは8ビットで構成されている。第0ビ
ット(R_B)は、‘0’のときチップはビジー状態で
あり、‘1’のときチップはレディー状態である。ビッ
ト2(EER)は、‘1’のとき消去エラーであること
を示す。ビット3(PER)は、‘1’のとき書き込み
エラーであることを示す。ビット4(EIH)は、
‘1’のとき消去禁止領域に対して消去コマンドを発行
したためエラーであることを示す。その他のビットは予
備ビットである。
【0039】内部電源発生回路213は、チップ外部よ
り電源電圧Vccおよび接地電圧Vssを入力する。電源電圧
Vccは、例えば3.3Vの単一電源である。また、接地電
圧Vssは0Vである。内部電源発生回路213は、コント
ロール回路211からの制御信号に応じて、電源電圧Vc
cから高電圧Vppへの昇圧、または負電圧Vnnへの降圧を
行い、ワード線電圧Vwとして出力する。ここで高電圧Vp
pは例えば12V、負電圧Vnnは例えば−7Vである。内
部電源発生回路213は、電源電圧Vccおよび接地電圧V
ssを各ブロックへ出力し、また、ワード線電圧Vwについ
ては行デコーダ203へ出力する。
【0040】以下、図2を用いて、AND型フラッシュ
メモリチップ201の入出力信号を説明する。
【0041】I/Oは8本で構成されるデータ信号バス
である。コマンドの入力やデータの入出力は、データ入
出力信号端子I/Oを介して1バイトずつ行われる。
【0042】ADDRはアドレス信号バスであり、行ア
ドレスと列アドレスで構成する。
【0043】/CEはチップ選択信号である。信号名の
前の‘/’は信号が負論理であることを示す。
【0044】/OEは、メモリデータやステータスレジ
スタを読み出す場合にアサートする信号である。
【0045】/WEは、外部から入力したコマンドやア
ドレスをラッチする信号である。
【0046】SCは、書き込みや読み出しにおいて、デ
ータを1バイトずつラッチする信号である。
【0047】R/Bは、フラッシュメモリチップ201
内部が消去中または書き込み中でビジー状態のとき、
‘0’を出力する。一方レディー状態のときはハイイン
ピーダンスを出力する。
【0048】以下、このAND型フラッシュメモリチッ
プ201の消去動作、書き込み動作、読み出し動作につ
いて説明する。
【0049】まず、消去動作の手順について説明する。
【0050】(1)チップ外部より/CEをアサートし
た後、消去コマンドを入力する。消去コマンドは、マル
チプレクサ210を介してコントロール回路211に入
力する。
【0051】(2)チップ外部よりアドレス(行アドレ
ス+列アドレス)を入力する。入力したアドレスのう
ち、行アドレスは行アドレスバッファ204およびコン
トロール回路211に、列アドレスは列アドレスカウン
タ206に入力する。
【0052】(3)コントロール回路211は制御信号
ERSを‘1’にセットする。
【0053】(4)チップ外部より消去開始コマンドを
入力する。
【0054】(5)入力した行アドレスが0であるかど
うかに関わらず、行アドレス0のワード線には接地電圧
Vssが印加される。つまりワード線と基板との間で電位
差が生じないので消去を行うことができない。
【0055】書き込み動作については、行アドレスが指
定するワード線が消去禁止領域にあるか消去可能領域に
あるかに関わらず、選択したワード線には負電圧Vnnを
印加し、非選択のワード線には接地電圧Vssを印加す
る。
【0056】よって、消去禁止領域・消去可能領域の区
別なくデータの書き込みを行うことができる。
【0057】読み出し動作についても、行アドレスが指
定するワード線が消去禁止領域にあるか消去可能領域に
あるかに関わらず、選択したワード線には電源電圧Vcc
を印加し、非選択のワード線には接地電圧Vssを印加す
る。
【0058】よって、消去禁止領域・消去可能領域の区
別なくデータの読み出しを行うことができる。
【0059】本実施例により、1回たりとも消去できな
い消去禁止領域を設けることができる。しかし、フラッ
シュメモリチップの製造後の選別処理では消去動作を行
うのが一般的である。
【0060】そこで第二の実施例として、1回だけ消去
可能なAND型フラッシュメモリについて説明する。
【0061】(第二の実施例)以下、第一の実施例と異
なる個所を中心に説明する。
【0062】図4にセルアレイ群202のデータ構成を
示す。
【0063】行アドレス0は再消去禁止領域である。再
消去禁止領域の管理情報領域は、1バイトの消去済バイ
トを格納する。このバイトに対しては、チップ201外
部から読み書きを行うことはできない。
【0064】行アドレス1〜16383は消去可能領域
である。消去可能領域の管理情報領域にも消去済バイト
を格納する領域を有するが使用しない。
【0065】図1は、第二の実施例におけるセルアレイ
とその周辺の詳細を示す。
【0066】図1に示す再消去禁止領域のワード線選択
回路100、および消去可能領域のワード線選択回路1
01は、行アドレスをデコードしてワード線を選択し、
ワード線に印加する電圧を制御する。図1には示してい
ないが、行アドレスは行アドレスバッファ204を介し
て行デコーダ203に入力する。行アドレスが0のと
き、再消去禁止領域のワード線選択回路100がワード
線を選択する。また行アドレスが1から16383のと
き、消去可能領域のワード線選択回路101が行アドレ
スに対応するワード線を選択する。再消去禁止領域のワ
ード線選択回路100および消去可能領域のワード線選
択回路101には、ワード線電圧Vwおよび接地電圧Vss
が内部電源発生回路213より供給される。
【0067】再消去禁止領域のワード線選択回路100
の内部構成を図5に、また、消去可能領域のワード線選
択回路101のうち、1本のワード線に対応する回路を
図6に示す。チップ外部より行アドレスとして0を入力
すると、再消去禁止領域内のワード線が選択される。こ
のとき再消去禁止領域のワード線選択回路100が行ア
ドレス0に対応するワード線に印加する電圧は、外部か
らの制御信号EPHにより異なる。図1に示すように、
各セルアレイのデータ線D528に対応するラッチが記
憶する値がすべて‘1’のとき、制御信号EPHは
‘1’となる。EPHが‘0’のとき、ワード線にはワ
ード線電圧Vwを印加し、EPHが‘1’のとき、ワード
線には接地電圧Vssを印加する。また、消去可能領域内
のワード線は選択されていないので接地電圧Vssが印加
される。
【0068】一方、行アドレスとして1から16383
を入力すると、消去可能領域内の行アドレスに対応した
ワード線が選択される。このとき消去可能領域のワード
線選択回路101は、選択したワード線にはワード線電
圧Vwを印加する。また、再消去禁止領域のワード線選択
回路100、消去可能領域のワード線選択回路101と
もに非選択のワード線に対しては接地電圧Vssを印加す
る。
【0069】メモリブロック選択回路102、103
は、行アドレスをデコードしてメモリブロックを選択す
る。図1には示していないが、メモリブロック選択回路
102、103には行アドレスが入力する。また、電源
電圧Vcc、接地電圧Vssが供給される。
【0070】以下、AND型フラッシュメモリチップ2
01の消去動作、書き込み動作、読み出し動作について
説明する。
【0071】まず、消去動作について図8から図11を
用いて説明する。以下、図8を用いて消去動作の詳細な
手順を示す。
【0072】(ステップ801)チップ外部より/CE
をアサートした後、消去コマンドを入力する。消去コマ
ンドは、マルチプレクサ210を介してコントロール回
路211に入力する。
【0073】(ステップ802)チップ外部よりアドレ
ス(行アドレス+列アドレス)を入力する。入力したア
ドレスのうち、行アドレスは行アドレスバッファ204
およびコントロール回路211に、列アドレスは列アド
レスカウンタ206に入力する。
【0074】(ステップ803)コントロール回路21
1は入力した行アドレスが0であるかどうかを判定す
る。
【0075】(ステップ804)行アドレスが0でない
とき、チップ外部より消去開始コマンドを入力する。
【0076】(ステップ805)一方、行アドレスが0
であるとき、コントロール回路211は、まず制御信号
CNFを‘1’にセットする。つぎに、内部電源発生回
路213および入力データ制御回路209に読み出しを
行うための制御信号を出して、管理情報領域の消去済バ
イトをラッチ回路205へ読み出す。この間、R/B信
号は‘0’を出力し、チップ内部がビジー状態であるこ
とを示す。読み出し終了後、コントロール回路211は
制御信号CNFを‘0’にセットする。
【0077】(ステップ806)ステップ805の処理
終了後、チップ外部より消去開始コマンドを入力する。
【0078】(ステップ807)消去済バイト内の全ビ
ットのうち少なくとも1ビットが‘0’である場合(す
なわち、消去を一度も行っていない場合)、または、ス
テップ804の処理終了後、コントロール回路211
は、内部電源発生回路213および入力データ制御回路
209に消去を行うための制御信号を出力する。このと
き、選択したワード線には高電圧Vppを印加し、データ
線D1からD528には接地電圧Vssを印加する。これ
により、選択したワード線に接続されたフラッシュメモ
リセルの消去が開始する。フラッシュメモリセルを消去
している間、出力信号R/Bは‘0’であり、チップ内
部がビジー状態であることを示す。また、消去中に/O
Eをアサートすると、ステータスレジスタ212の内容
を読み出すことができる。このとき、図7のビット0
(R_B)は‘0’である。
【0079】(ステップ808)消去が終わると、出力
信号R/Bがハイインピーダンス、すなわちレディー状
態に戻る。この後、/OEをアサートしてステータスレ
ジスタ212を読み出すと、図7のビット0(R_B)
は‘1’、ビット4(EIH)は‘0’である。
【0080】(ステップ809)消去済バイトの全ビッ
トが‘1’である場合(すなわち、一度消去を行ってい
る場合)、内部電源発生回路213および入力データ制
御回路209に消去を行うための制御信号を出力する。
このとき、選択したワード線には接地電圧Vssが印加さ
れ、基板との間で電位差が生じないので消去を行うこと
ができない。ここで、出力信号R/Bはハイインピーダ
ンス状態である。また、ここでステータスレジスタ21
2を読み出すと、図7のビット0(R_B)は‘1’、
ビット4(EIH)は‘1’である。
【0081】図9に消去可能領域へ消去コマンドを発行
したときのタイミングチャートを示す。図10に再消去
禁止領域へ最初に消去コマンドを発行したときのタイミ
ングチャートを示す。図11に再消去禁止領域へ2回目
以降に消去コマンドを発行したときのタイミングチャー
トを示す。
【0082】書き込み動作、読み出し動作については、
アドレスを入力した後、コントロール回路211は行ア
ドレスが0であるかを判定したり、消去済バイトをラッ
チ回路205へ読み出すことはしない。
【0083】書き込み動作については、行アドレスが指
定するワード線が再消去禁止領域にあるか消去可能領域
にあるかに関わらず、選択したワード線には負電圧Vnn
を印加し、非選択のワード線には接地電圧Vssを印加す
る。
【0084】よって、再消去禁止領域・消去可能領域の
区別なくデータの書き込みを行うことができる。
【0085】読み出し動作についても、行アドレスが指
定するワード線が再消去禁止領域にあるか消去可能領域
にあるかに関わらず、選択したワード線には電源電圧Vc
cを印加し、非選択のワード線には接地電圧Vssを印加す
る。
【0086】よって、再消去禁止領域・消去可能領域の
区別なくデータの読み出しを行うことができる。
【0087】本実施例により、AND型フラッシュメモ
リの一部のメモリ領域に対して、1回だけ消去可能な領
域を設けることができる。
【0088】本実施例では再消去禁止領域に対して許容
する消去回数は1回であった。これを拡張して、所定の
回数だけ消去した後に消去を禁止することもできる。こ
のとき、管理情報領域には消去済バイトの代わりに消去
回数を格納する。消去回数は、コントロール回路211
が入力データ制御回路209を制御して書き込む。
【0089】また、本実施例ではAND型フラッシュメ
モリについて説明したが、本実施例の効果はAND型に
限るものではない。DINOR型、NOR型、NAND
型など他のフラッシュメモリセル構造でも同様にして再
消去禁止領域を設けることができる。
【0090】また、本実施例と同様な効果は、図36に
示すようなフラッシュメモリチップ群311とカードコ
ントローラチップ312で構成されるフラッシュメモリ
カード310でも得ることができる。つまり、消去バイ
トを読み出し、再消去禁止領域への消去を制御する手段
をカードコントローラチップ312の中に内蔵していて
もよい。また、カードコントローラチップ312内のカ
ードステータスレジスタ313を利用して、再消去エラ
ーを表示させることもできる。これにより、カードステ
ータスレジスタ313の内容をノート型PCなどのホス
ト機器から読み出すことができる。このとき、フラッシ
ュメモリチップ群311は従来のフラッシュメモリチッ
プで構成してよい。
【0091】(第三の実施例)つぎに、第三の実施例を
図12から図19を用いて説明する。本実施例は、第一
の実施例で説明した再消去禁止領域を発展させ、さらに
上書きを防止する機能を持たせる。すなわち、1回だけ
消去可能であることに加え、1回だけ書き込み可能な領
域を実現することが目的である。
【0092】図13に、本実施例におけるセルアレイ群
202のデータ構成を示す。行アドレス0は再消去・再
書き込み禁止領域である。行アドレス0の管理情報領域
には、消去済バイトに加え、1バイトの書き込み済バイ
トを格納する。この書き込み済バイトには、チップ20
1外部から読み書きすることができない。
【0093】書き込み動作において、コントロール回路
211は、書き込み済バイトを読み込んで、全ビットデ
ータが‘0’であるかどうかを判定し、行デコーダ20
3への制御信号OTPをセットする。また、再消去・再
書き込み禁止領域に対する最初の書き込み動作におい
て、コントロール回路211は入力データ制御回路20
9を制御して、書き込み済バイトの全ビットに ‘0’
を格納する。
【0094】図15にステータスレジスタ212のビッ
ト構成を示す。第一の実施例でのステータスレジスタの
ビット構成に対して、ビット5に再書き込みエラービッ
ト(PIH)が新たに追加される。再消去・再書き込み
禁止領域に対して、2回目以降に書き込みコマンドを発
行した場合は、ビット5(PIH)が‘1’にセットさ
れる。
【0095】書き込み動作について図16から図19を
用いて説明する。以下、図16を用いて書き込み動作の
手順を説明する。
【0096】(ステップ1601)チップ外部より/C
Eをアサートした後、書き込みコマンドを入力する。書
き込みコマンドは、マルチプレクサ210を介してコン
トロール回路211に入力する。
【0097】(ステップ1602)チップ外部よりアド
レス(行アドレス+列アドレス)を入力する。入力した
アドレスのうち、行アドレスは行アドレスバッファ20
4およびコントロール回路211に、列アドレスは列ア
ドレスカウンタ206に入力する。
【0098】(ステップ1603)コントロール回路2
11は入力した行アドレスが0であるかどうかを判定す
る。
【0099】(ステップ1604)行アドレスが0でな
いと判定した場合、チップ外部より書き込みデータを1
バイトずつ入力する。このとき、最大526バイトまで
入力することができる。入力されたデータはラッチ回路
205に記憶される。
【0100】(ステップ1605)入力終了後、チップ
外部より書き込み開始コマンドを入力する。
【0101】(ステップ1606)一方、ステップ16
03にて行アドレスが0であると判定した場合、コント
ロール回路211は、まず制御信号CNFを‘1’にセ
ットする。つぎに、内部電源発生回路213および入力
データ制御回路209に読み出しを行うための制御信号
を出力し、管理情報領域の消去済バイトおよび書き込み
済バイトをラッチ回路205へ読み込む。この間、出力
信号R/Bは‘0’を出力し、チップ内部がビジー状態
であることを示す。読み出し終了後、コントロール回路
211は制御信号CNFを‘0’にセットする。
【0102】(ステップ1607)チップ外部より書き
込みデータを1バイトずつ入力する。このとき、最大5
26バイトまで入力することができる。入力されたデー
タはラッチ回路205にラッチされる。入力終了後、入
力データ制御回路209は、セルアレイ群202内のデ
ータ線D527に対応する8個のラッチに‘0’をラッ
チする。
【0103】(ステップ1608)チップ外部より書き
込み開始コマンドを入力する。
【0104】(ステップ1609)消去済バイトの全ビ
ットが‘1’かつ書き込み済バイトの全ビットが‘0’
を満足しない場合、または、ステップ1605の処理終
了後、コントロール回路211は、内部電源発生回路2
13および入力データ制御回路209に書き込みを行う
ための制御信号を出力する。このとき、選択したワード
線には負電圧Vnnを印加する。データ線に印加される電
圧は、ラッチ回路205が記憶する値に対応する。これ
により、選択したワード線に接続されたフラッシュメモ
リセルの書き込みが開始する。再消去・再書き込み禁止
領域の最初の書き込みにおいては、管理情報領域内の書
き込み済バイトの全ビットに‘0’が書き込まれる。こ
の間、出力信号R/Bは‘0’であり、チップ内部がビ
ジー状態であることを示す。また、書き込み中に/OE
をアサートすると、ステータスレジスタ212の内容を
読み出すことができる。このとき、図15のビット0
(R_B)は‘0’である。
【0105】(ステップ1610)書き込みが終了する
と、出力信号R/Bがハイインピーダンス、すなわちレ
ディー状態に戻る。この後、/OEをアサートしてステ
ータスレジスタ212を読み出すと、図15のビット0
(R_B)は‘1’、ビット5(PIH)は‘0’であ
る。
【0106】(ステップ1611)消去済バイトの全ビ
ットが‘1’かつ書き込み済バイトの全ビットが‘0’
である場合(すなわち、消去および書き込みをすでに行
った場合)、コントロール回路211は、内部電源発生
回路213および入力データ制御回路209に書き込み
を行うための制御信号を出力する。このとき、選択した
ワード線には接地電圧Vssを印加され、接地電圧Vssまた
は電源電圧Vccに印加されているデータ線との間で電位
差が生じない、または電位差が小さいので書き込みが発
生しない。ここで、出力信号R/Bはハイインピーダン
ス状態である。また、ステータスレジスタ212を読み
出すと、図15のビット0(R_B)は‘1’、ビット
5(PIH)は‘1’である。
【0107】図17に消去・書き込み可能領域へ書き込
みコマンドを発行したときのタイミングチャートを示
す。図18に再消去・再書き込み禁止領域へ最初に書き
込みコマンドを発行したときのタイミングチャートを示
す。図19に再消去・再書き込み禁止領域へ2回目以降
に書き込みコマンドを発行したときのタイミングチャー
トを示す。
【0108】消去動作、読み出し動作については第一の
実施例と同様である。
【0109】本実施例により、AND型フラッシュメモ
リの一部のメモリ領域に対して、1回だけ書き込み可能
な領域を設けることができる。再消去・再書き込み禁止
領域のデータに対して、消去だけでなく、書き込みを許
容しないことで、上書きによるデータの破壊を防止する
ことができる。
【0110】本実施例についても、同様な効果を図36
に示すようなフラッシュメモリチップ群311とカード
コントローラチップ312で構成されるフラッシュメモ
リカード310でも得ることができる。
【0111】(第四の実施例)つぎに、第四の実施例を
図20から図31を用いて説明する。本実施例は、第二
の実施例の再消去禁止領域を第三の実施例とは異なる形
式で発展させたものである。
【0112】図20は、AND型フラッシュメモリチッ
プ901のブロック構成を示す。以下、本実施例で新規
に追加されたブロック、および、第一の実施例で説明し
たブロックと機能が異なるブロックについて説明する。
【0113】セルアレイ群902は、第一の実施例と同
様に8面のセルアレイで構成される。図21にセルアレ
イ群902のデータ構成を示す。
【0114】行アドレス0は、第二の実施例と同様に5
28ビット×8=528バイトの再消去禁止領域であ
る。再消去禁止領域のセクタデータ領域は、256バイ
ト以内の識別番号を格納する領域と、256バイト以内
の識別番号の反転データを格納する領域とで構成する。
識別番号の反転データとは、識別番号を‘0’,‘1’
の2進数で表現したとき、‘0’を‘1’に、‘1’を
‘0’に反転したデータである。
【0115】行アドレス1から行アドレス16383は
消去可能領域であり、セクタデータ領域にはユーザデー
タを格納する。
【0116】行デコーダ903は、第二の実施例と同様
に、再消去禁止領域のワード線選択回路、消去可能領域
のワード線選択回路、メモリブロック選択回路で構成す
る。再消去禁止領域のワード線選択回路を図22に示
す。チップ外部から入力した行アドレスが0でなくて
も、コントローラ回路211からの制御信号RIDによ
りワード線を選択し、読み出しに必要な電源電圧Vccを
印加できるようにしている。また、消去可能領域のワー
ド線選択回路は、図1の消去可能領域のワード線選択回
路101と同一である。よって、ワード線ごとの回路は
図6と同一である。また、メモリブロック選択回路も図
1のメモリブロック選択回路102、103と同一であ
る。
【0117】データ線電圧制御回路906は、図2の入
力データ制御回路209に相当する。データ線電圧制御
回路906は、消去・書き込み・読み出しの各動作にお
いて、コントロール回路211からの制御信号OPRに
応じて、データ線に印加する電圧を制御する。
【0118】図23に反転/照合回路907、マルチプ
レクサ904、905、ゲート回路908、ラッチ回路
205の詳細図を示す。
【0119】反転/照合回路907は2つの役割をも
つ。一つの役割は、識別番号の書き込みにおいて反転/
照合回路907内部で識別番号の反転データを生成し、
識別番号とその反転データをデータ線へ出力することで
ある。もう一つの役割は、ユーザデータのアクセスにお
いて、アクセス前に識別番号の改ざんのチェックを行う
ことである。ここで言うチェックとは、識別番号領域と
反転データ領域に格納された2つのデータを読み出し
て、互いが反転関係にあるかどうかを検証することであ
る。2つのデータが反転関係にある場合は、ゲート回路
908内のMOSスイッチがONになるのでユーザデー
タの読み出し/書き込みが可能となる。逆に、2つのデ
ータが反転の関係にない場合は、ゲート回路908内の
MOSスイッチがOFFになるのでユーザデータの読み
出し/書き込みが不可能となる。
【0120】マルチプレクサ904、905は、再消去
禁止領域に対する入出力または消去可能領域に対する入
出力の切替制御を行う。切替制御はコントロール回路2
11からの制御信号UDIDにより行う。
【0121】ステータスレジスタ212のビット構成を
図24に示す。第一の実施例のときと比較して、ビット
5(TMP)が新規に追加されている。ビット5(TM
P)が‘1’のとき、識別番号が上書きされているため
ユーザデータにアクセスできないことを示す。
【0122】以下、識別番号のアクセス手順を説明す
る。ここでは、図25を用いて識別番号の書き込みを例
に手順を説明する。
【0123】(ステップ2501)チップ外部より/C
Eをアサートした後、書き込みコマンドを入力する。書
き込みコマンドは、マルチプレクサ210を介してコン
トロール回路211へ入力する。
【0124】(ステップ2502)チップ外部よりアド
レス(ただし、行アドレス=0)を入力する。入力した
アドレスのうち、行アドレスは行アドレスバッファ20
4とコントロール回路211に、列アドレスは列アドレ
スカウンタ206に入力する。
【0125】(ステップ2503)コントロール回路2
11は、マルチプレクサ904、905への制御信号U
DIDを‘0’にセットする。
【0126】(ステップ2504)コントロール回路2
11は、行アドレスが0であると判定したあと、行デコ
ーダ903への制御信号RIDを‘0’にセットする。
【0127】(ステップ2505)チップ外部より識別
番号および管理情報を1バイトずつ入力する。このと
き、入力可能な最大バイト数は(256+15)=27
1バイトである。入力した識別番号および識別番号の反
転データは、反転/照合回路907内部のラッチ回路に
記憶される。また、管理情報はラッチ回路205に記憶
される。
【0128】(ステップ2506)チップ外部より書き
込み開始コマンドを入力する。
【0129】(ステップ2507)コントローラ回路2
11は、内部電源発生回路213およびデータ線電圧制
御回路906に、書き込みを行うための制御信号を出力
する。このとき、行デコーダ903内の再消去禁止領域
のワード線選択回路は、選択したワード線に負電圧Vnn
を印加する。また、データ線電圧制御回路906はデー
タ線に電圧を印加せず、データ線には反転/照合回路9
07内部のラッチ、およびラッチ回路205が記憶する
値に応じた電圧が印加される。これにより、行アドレス
0への書き込みが開始する。この間、出力信号R/Bは
‘0’であり、チップ内部がビジー状態であることを示
す。また、書き込み中に/OEをアサートすると、ステ
ータスレジスタ212の内容を読み出すことができる。
このとき、図24のビット0(R_B)は‘0’であ
る。
【0130】(ステップ2508)書き込みが終了する
と、出力信号R/Bがハイインピーダンス、すなわちレ
ディー状態に戻る。この後、/OEをアサートしてステ
ータスレジスタ212を読み出すと、図24のビット0
(R_B)は‘1’である。
【0131】以上の手順により、識別番号およびその反
転データがそれぞれの領域に書き込まれる。図28に識
別番号の書き込みタイミングチャートを示す。
【0132】つづいて、ユーザデータのアクセス手順を
説明する。ここでは、ユーザデータの書き込みを例に、
図26を用いて手順を説明する。
【0133】(ステップ2601)チップ外部より/C
Eをアサートした後、書き込みコマンドを入力する。書
き込みコマンドは、マルチプレクサ210を介してコン
トロール回路211へ入力する。
【0134】(ステップ2602)チップ外部よりアド
レス(ただし、行アドレス≠0)を入力する。入力した
アドレスのうち、行アドレスは行アドレスバッファ20
4とコントロール回路211に、列アドレスは列アドレ
スカウンタ206に入力する。
【0135】(ステップ2603)コントロール回路2
11は、マルチプレクサ904、905への制御信号U
DIDを‘0’にセットする。
【0136】(ステップ2604)コントロール回路2
11は、行アドレスが0でないと判定したあと、行デコ
ーダ903への制御信号RIDを‘1’にセットする。
このとき、再消去禁止領域のワード線選択回路は行アド
レス0のワード線に電源電圧Vccを印加する。また、デ
ータ線電圧制御回路906は、コントロール回路211
からの制御信号により、データ線に所定の正電圧を印加
して識別番号領域および反転データ領域のデータを反転
/照合回路907内のラッチへ読み出す。この間、出力
信号R/Bは‘0’を出力し、チップがビジー状態であ
ることを示す。
【0137】反転/照合回路907内では、ラッチに読
み出された識別番号および反転データが反転関係にある
かどうかを判定する。
【0138】一般にフラッシュメモリでは、書き込みコ
マンドでは、単方向にしかデータの書き込みができな
い。例えば、AND型フラッシュメモリでは、書き込み
状態でメモリセルが記憶する値が‘0’で、消去状態で
は‘1’である。このとき、書き込みコマンドによる記
憶データの変化は‘1’から‘0’の単方向にしか起こ
らない。つまり、メモリセル記憶する情報が‘0’であ
るとき、書き込みコマンドにより‘1’にすることはで
きない。この性質を利用して、すでに格納されている通
常データとその反転データに対して上書きを行った場
合、図27のように上書き後の2つのデータは反転関係
でなくなる。よって、2つのデータが反転関係にあるか
どうかを調べることで、識別番号が上書きされているか
どうかを知ることができる。判定の結果、2つのデータ
が反転関係にある場合はゲート回路908のMOSトラ
ンジスタ群がONになる。反転関係にない場合はMOS
トランジスタ群がOFFになる。
【0139】(ステップ2605)コントローラ回路2
11は、行デコーダ903への制御信号RIDを‘0’
に、マルチプレクサ904、905への制御信号UDI
Dを‘1’にセットする。また、出力信号R/Bをハイ
インピーダンスに戻し、チップがレディー状態であるこ
とを示す。
【0140】(ステップ2606)チップ外部よりユー
ザデータおよび管理情報を1バイトずつ入力する。この
とき、入力可能な最大バイト数は527バイトである。
入力したユーザデータはラッチ回路205に記憶され
る。
【0141】(ステップ2607)チップ外部から書き
込み開始コマンドを入力する。コントローラ回路211
は、内部電源発生回路213およびデータ線電圧制御回
路906に、書き込みを行うための制御信号を出力す
る。このとき、行デコーダ903内の消去可能領域のワ
ード線選択回路は、選択したワード線に負電圧Vnnを印
加する。また、データ線電圧制御回路906はデータ線
に電圧を印加しない。
【0142】(ステップ2608)識別番号が上書きさ
れていない、すなわち、ゲート回路908内のMOSト
ランジスタ群がONになっていれば、データ線にはラッ
チ回路205内部のラッチが記憶する値に応じた電圧が
印加され、ユーザデータを書き込める。このとき、出力
信号R/Bは‘0’である。また、/OEをアサートす
るとステータスレジスタ212の内容を読み出すことが
できる。このとき、図24のビット0(R_B)は
‘0’、ビット5(TMP)は‘0’である。
【0143】(ステップ2609)書き込みが終了する
と、出力信号R/Bがハイインピーダンス、すなわちレ
ディー状態に戻る。この後、/OEをアサートしてステ
ータスレジスタ212を読み出すと、図24のビット0
(R_B)は‘1’、ビット5(TMP)は‘0’であ
る。
【0144】(ステップ2610)一方識別番号が上書
きされている、すなわち、ゲート回路908内のMOS
トランジスタ群がOFFになっていれば、ユーザデータ
領域にデータを書き込むことはできない。このとき、出
力信号R/Bはハイインピーダンスである。また、/O
Eをアサートするとステータスレジスタ212の内容を
読み出すことができる。このとき、図24のビット0
(R_B)は‘1’、ビット5(TMP)は‘1’であ
る。
【0145】図29に識別番号が改ざんされていない場
合のユーザデータの書き込みタイミングチャートを示
す。また、図30に識別番号が改ざんされている場合の
ユーザデータの書き込みタイミングチャートを示す。
【0146】本実施例では識別番号の上書きを防止する
ことはできないが、識別番号が改ざんされたことを検出
できる。さらに識別番号が改ざんされていた場合、ユー
ザデータにアクセスできなくなるといった応用が可能と
なり、ユーザデータにセキュリティ機能を持たせること
ができる。
【0147】また本実施例と同様な効果は、図31に示
すようなフラッシュメモリチップ群311とカードコン
トローラチップ312で構成されるフラッシュメモリカ
ード310でも得ることができる。つまり、反転データ
を生成する手段や、通常データと反転データが反転の関
係にあるかどうかを照合する手段を、カードコントロー
ラチップ312の中に内蔵していてもよい。また、カー
ドコントローラチップ312内のカードステータスレジ
スタ313を利用して、再消去エラーや上書きエラーを
表示させることもできる。これにより、カードステータ
スレジスタ313の内容をノート型PCなどのホスト機
器から読み出すことができる。このとき、フラッシュメ
モリチップ群311は従来のフラッシュメモリチップで
構成してよい。
【0148】
【発明の効果】本発明により、不揮発性半導体記憶装置
の記憶領域内に、所定の回数以上は消去ができない、さ
らには、1度しか書き込みができない領域を設けること
ができる。
【0149】また、再消去禁止領域内の同じ書き込み単
位領域に、通常データとその反転データ書き込むこと
で、通常データの改ざんが容易に検出することができる
ようになる。これを利用して、通常データの改ざんが検
出された場合はチップ内の他のデータにアクセスできな
くするといった応用が可能となる。
【0150】以上により、フラッシュメモリチップ内
に、チップ固有の識別番号などセキュリティが必要なデ
ータを格納することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第二の実施例における、セルアレイと
その周辺の詳細を示す図である。
【図2】本発明の第一から第三の実施例における、AN
D型フラッシュメモリのブロック構成を示す図である。
【図3】AND型フラッシュメモリのセルアレイの構造
を示す図である。
【図4】本発明の第二の実施例における、セルアレイ群
の構成を示す図である。
【図5】本発明の第二の実施例における、再消去禁止領
域のワード線選択回路を示す図である。
【図6】本発明の第二の実施例における、消去可能領域
のワード線選択回路における1本のワード線に対応する
選択回路を示す図である。
【図7】本発明の第一から第三の実施例における、ステ
ータスレジスタのビット構成を示す図である。
【図8】本発明の第二の実施例における、消去動作の手
順を示す図である。
【図9】本発明の第二の実施例における、消去可能領域
への消去のタイミングチャートを示す図である。
【図10】本発明の第二の実施例における、再消去禁止
領域への最初の消去タイミングチャートを示す図であ
る。
【図11】本発明の第二の実施例における、再消去禁止
領域への2回目以降の消去タイミングチャートを示す図
である。
【図12】本発明の第三の実施例における、セルアレイ
とその周辺の詳細を示す図である。
【図13】本発明の第三の実施例における、セルアレイ
群の構成を示す図である。
【図14】本発明の第三の実施例における、再消去禁止
領域のワード線選択回路を示す図である。
【図15】本発明の第三の実施例における、ステータス
レジスタのビット構成を示す図である。
【図16】本発明の第三の実施例における、書き込み動
作の手順を示す図である。
【図17】本発明の第三の実施例における、消去・書き
込み可能領域への書き込みのタイミングチャートを示す
図である。
【図18】本発明の第三の実施例における、再消去・再
書き込み不可領域への最初の書き込みタイミングチャー
トを示す図である。
【図19】本発明の第三の実施例における、再消去・再
書き込み不可領域への2回目以降の書き込みタイミング
チャートを示す図である。
【図20】本発明の第四の実施例における、AND型フ
ラッシュメモリのブロック構成を示す図である。
【図21】本発明の第四の実施例における、セルアレイ
群の構成を示す図である。
【図22】本発明の第四の実施例における、再消去禁止
領域のワード線選択回路を示す図である。
【図23】本発明の第四の実施例における、反転/照合
回路、マルチプレクサ等の詳細を示す図である。
【図24】本発明の第四の実施例における、ステータス
レジスタのビット構成を示す図である。
【図25】本発明の第四の実施例における、識別番号の
書き込み手順を示す図である。
【図26】本発明の第四の実施例における、ユーザデー
タの書き込み手順を示す図である。
【図27】本発明の第四の実施例における、識別番号お
よびその反転データに対する上書きを示す図である。
【図28】本発明の第四の実施例における、識別番号の
書き込みタイミングチャートを示す図である。
【図29】本発明の第四の実施例における、識別番号が
改ざんされていない場合のユーザデータの書き込みタイ
ミングチャートを示す図である。
【図30】本発明の第四の実施例における、識別番号が
改ざんされている場合のユーザデータの書き込みタイミ
ングチャートを示す図である。
【図31】本発明の第四の実施例における、フラッシュ
メモリカードの内部構成を示す図である。
【図32】本発明の第一の実施例における、セルアレイ
群の構成を示す図である。
【図33】本発明の第一の実施例における、セルアレイ
とその周辺の詳細を示す図である。
【図34】本発明の第一の実施例における、消去禁止領
域のワード線選択回路を示す図である。
【図35】本発明の第一の実施例における、消去可能領
域のワード線選択回路における1本のワード線に対応す
る選択回路を示す図である。
【図36】本発明の第二の実施例における、フラッシュ
メモリカードの内部構成を示す図である。
【符号の説明】
201 AND型フラッシュメモリチップ 202 セルアレイ群 203 行デコーダ 211 コントロール回路 212 ステータスレジスタ 907 反転/照合回路
フロントページの続き (72)発明者 常広 隆司 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 田村 隆之 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 古沢 和則 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B017 AA02 BA05 BB03 BB10 CA12 CA14 CA16 5B025 AA03 AB01 AC01 AD01 AD03 AD04 AD05 AD08 AD14 AE10 5L106 AA10 DD14

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の消去単位領域で構成され、消去単
    位領域ごとに通常のデータ領域と、消去単位領域全体の
    管理情報を記憶する管理情報領域とを有する記憶領域
    と、外部より入力したアドレス値によりワード線または
    データ線またはソース線を選択し所定の電圧を印加する
    選択装置と、消去・書き込み・読み出し等の動作を制御
    する動作制御装置と、不揮発性半導体記憶装置の状態を
    記憶する一時記憶装置とを有する不揮発性半導体記憶装
    置において、 前記記憶領域内の一部または全部の領域が、所定回数を
    消去した以降は消去を抑止する手段を有することを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記一部または全部の領域内の、消去単位領域の管理情
    報領域に、前記消去単位領域を1度消去したことを示す
    情報を有し、前記情報が所定の値であるとき消去単位領
    域の消去が不可能な状態に設定し、前記情報が前記所定
    の値以外であるときは消去単位領域の消去が可能な状態
    に設定する手段を有することを特徴とする不揮発性半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記一部または全部の領域内の、消去単位領域の管理領
    域に、前記消去単位領域の消去回数を示す情報を有し、
    前記情報が所定の値以上であるときは消去単位領域の消
    去が不可能な状態に設定し、前記情報が前記所定の値未
    満であるときは消去単位領域の消去が可能な状態に設定
    する手段を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記選択装置に対する前記動作制御装置の制御により、
    前記一部または全部の領域のワード線またはデータ線ま
    たはソース線に対して、消去に必要な電圧の印加を抑止
    する手段を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 消去が不可能な状態である前記一部または全部の領域に
    対して外部より消去命令を入力した場合、禁止行為であ
    ることを装置外部に知らせる手段を有することを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】複数個の消去単位領域で構成され、消去単
    位領域ごとに通常のデータ領域と、消去単位領域全体の
    管理情報を記憶する管理情報領域とを有する記憶領域
    と、外部より入力したアドレス値によりワード線または
    データ線またはソース線を選択し所定の電圧を印加する
    選択装置と、消去・書き込み・読み出し等の動作を制御
    する動作制御装置と、不揮発性半導体記憶装置の状態を
    記憶する一時記憶装置とを有する不揮発性半導体記憶装
    置において、 前記記憶領域の一部または全部の領域内の、消去単位領
    域の管理情報領域に、前記消去単位領域に1度書き込み
    を行ったことを示す情報を有し、前記情報が所定の値で
    あるとき消去単位領域への書き込みが不可能な状態に設
    定し、前記情報が前記所定の値以外であるときは消去単
    位領域への書き込みが可能な状態に設定する手段を有す
    ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 前記動作制御装置の制御により、前記一部領域のワード
    線またはデータ線またはソース線に対して、書き込みに
    必要な電圧の印加を抑止する手段を有することを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置
    において、 書き込みが不可能な状態である前記一部または全部の領
    域に対して外部より書き込み命令を入力した場合、禁止
    行為であることを装置外部に知らせる手段を有すること
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項5または8に記載の不揮発性半導体
    記憶装置において、 禁止行為であることを不揮発性半導体記憶装置の外部に
    知らせる手段が、前記一時記憶装置であることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項5または8に記載の不揮発性半導
    体記憶装置において、 禁止行為であることを不揮発性半導体記憶装置の外部に
    知らせる手段が、1本または複数本の専用出力ピンから
    出力する信号値であることを特徴とする不揮発性半導体
    記憶装置。
  11. 【請求項11】複数個の消去単位領域で構成され、消去
    単位領域ごとに通常のデータ領域と、消去単位領域全体
    の管理情報を記憶する管理情報領域とを有する記憶領域
    と、外部より入力したアドレス値によりワード線または
    データ線またはソース線を選択し所定の電圧を印加する
    選択装置と、消去・書き込み・読み出し等の動作を制御
    する動作制御装置と、不揮発性半導体記憶装置の状態を
    記憶する一時記憶装置とを有する不揮発性半導体記憶装
    置において、 通常データの各ビットと1対1の写像関係にあるデータ
    を生成する装置を有し、前記記憶領域内の一部または全
    部の領域に対して、同一の書き込み単位領域に、前記通
    常データおよび前記写像関係のデータを書き込むことを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 前記通常データの各ビットと1対1の写像関係にあるデ
    ータは、前記通常データの1の補数データ、すなわち
    ‘0’/‘1’に関する反転データであることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 前記通常データが、不揮発性半導体記憶装置に固有な識
    別番号であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  14. 【請求項14】請求項11に記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 前記通常データおよび上記写像関係のデータを格納する
    領域以外のデータ領域に対して書き込みおよび読み出し
    を行うとき、予め前記通常データおよび前記写像関係の
    データが互いに写像関係にあるかを検証し、互いに写像
    関係にある場合は書き込みおよび読み出しが可能に設定
    し、互いに写像関係にない場合は前記データ領域への書
    き込みおよび読み出しが不可能に設定する手段を有する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 前記通常データおよび上記写像関係のデータが互いに写
    像関係にない場合は書き込みおよび読み出しが不可能で
    あることを装置外部に知らせる手段を有することを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 前記の書き込みおよび読み出しが不可能であることを不
    揮発性半導体記憶装置の外部に知らせる手段が、前記一
    時記憶装置であることを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  17. 【請求項17】請求項15に記載の不揮発性半導体記憶
    装置において、 前記の書き込みおよび読み出しが不可能であることを不
    揮発性半導体記憶装置の外部に知らせる手段が、1本ま
    たは複数本の専用出力ピンから出力する信号値であるこ
    とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】1個または複数個の電気的に消去・書き
    込みが可能な不揮発性半導体記憶装置と、前記不揮発性
    半導体記憶装置へのデータの消去・書き込み・読み出し
    を制御する制御装置を有し、ホスト処理装置の外部記憶
    装置として動作する半導体記憶システムにおいて、前記
    制御装置内部で、通常データの各ビットと1対1の写像
    関係にあるデータを生成し、前記不揮発性半導体記憶装
    置内の、一部または全部の記憶領域に対して、同一の書
    き込み単位領域に、前記通常データおよび前記写像関係
    のデータを書き込むことを特徴とする半導体記憶システ
    ム。
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