JP2001067577A - 通信用補助装置 - Google Patents

通信用補助装置

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JP2001067577A
JP2001067577A JP24485799A JP24485799A JP2001067577A JP 2001067577 A JP2001067577 A JP 2001067577A JP 24485799 A JP24485799 A JP 24485799A JP 24485799 A JP24485799 A JP 24485799A JP 2001067577 A JP2001067577 A JP 2001067577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大掛かりな配線工事を一切不要にして、所謂
セキュリティシステムを安価に構成できる通信用補助装
置を提供する。 【解決手段】 公共の電波による通話ならびに画像送信
機能を備えた携帯電話1の外部接続端子2に接続される
容器20に、人体または火災の少なくとも一方を検知す
るための検知手段21を備える一方、画像表示機能を備
えた相手先の電話を特定して、前記検知手段21からの
所定の出力信号に基づいて特定した相手先の電話を自動
的に呼び出すための自動ダイヤル命令発信部23を、携
帯電話1または前記容器20に設けて、通信用補助装置
を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を用いた
通信用補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば防犯や防災の分野での通信装置と
して、建造物や倉庫内などの財産を侵入者や火災から守
るために、警備会社とセキュリティ契約を結んで、煙セ
ンサや感熱センサ、赤外線センサなどの監視センサを建
物の所定の場所に設置すると共に、これらのセンサと警
備会社の監視センターとを屋内配線でオンライン接続す
るものがある。
【0003】ところが、この通信装置では、セキュリテ
ィの契約料が非常に高価であることから、一般家庭での
十分な普及に至っていないのが現状であり、加えて、監
視センターで異常が検知された際には、異常確認のため
に警備員が現場に急行するのであるが、異常が火災の場
合には、警備員が現場に至る途上にも火災が進行する点
で問題があった。
【0004】また、警備員が現場に急行するまでの間に
侵入者が首尾よく犯行を終えて、警備員が現場に到達し
た際には、犯人が既に現場を立ち去った後であったりす
ることもあり、これに対処して、より警備体制を充実さ
せるためには、防犯・防災カメラを設置することである
が、これではセキュリティ契約料が一層高く付くことか
ら、一般家庭での普及にとって更なる問題となる。
【0005】更に、一般家庭でセキュリティ契約を結ん
だとしても、上記のシステムでは、異常の検知が監視セ
ンターで行われるだけであって、契約者が留守中の異常
を出先で即時に知ることはできないのであった。
【0006】一方、福祉や医療の分野では、身体障害者
からの呼び出しや、老人の徘徊や異常行動、病床人の容
態急変、乳幼児の起床など、介護人なしでは危険や不安
を伴い勝ちで、目を離せないことから、一般には介護人
などが常駐するが、このための介護の負担は大きく、か
つ、家族の日常生活や外出の制約を受けるもので、防犯
・防災面や福祉・医療面での安価なセキュリティの実現
が望まれている。
【0007】そのための通信装置の一つとして、各種セ
ンサからの出力を監視する手段と、この監視手段からの
監視情報を送信する手段と、この送信手段からの監視情
報を受信する携帯端末(PHS)とを備えて、異常発生
の情報をPHSに送信できるようにしたものが提案され
ている(例えば特開平9−54886号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
設備では、各種センサと出力監視手段および監視情報の
送信手段をライン接続する構成上、センサの配置工事を
要するだけでなく、センサの設置場所の変更も困難であ
り、加えて、情報送信手段としての基地局あるいは親機
に対する電話局との接続が有線である上に、端末PHS
と基地局あるいは親機との間に中継局や中継アンテナが
ないので、通信距離が限定される点で問題があった。
【0009】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、その目的は、広く普及した携帯電話(携帯
型の移動無線通信に用いられる電話機であって、所謂P
HSを含むものである。)を利用して、警備会社や介護
人などに頼ることなく、個人や少人数単位で、侵入者や
火災から財産を遠隔監視したり、遠隔で正確かつリアル
タイムで安価に、人の安全確認を行えるようにした通信
用補助装置を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による通信用補助装置は、公共の電波によ
る通話ならびに画像送信機能を備えた携帯電話の外部接
続端子に接続される容器に、人体または火災の少なくと
も一方を検知するための検知手段を備える一方、画像表
示機能を備えた相手先の電話を特定して、前記検知手段
からの所定の出力信号に基づいて特定した相手先の電話
を自動的に呼び出すための自動ダイヤル命令発信部を、
携帯電話または前記容器に設けて成る点に特徴がある
(請求項1)。
【0011】人体検知手段のセンサは、例えば、10μ
m付近の赤外線を検知する焦電型またはサーモパイルの
赤外線検出器と、超音波型検出器と、1μm付近の近赤
外線を検知する近赤外線検出器の少なくとも一つから構
成され(請求項2)、火災検知手段のセンサは、例え
ば、4.3μm付近の赤外線を検知する焦電型またはサ
ーモパイルの赤外線式炎検出器と、熱感知器と、煙感知
器と、紫外線検出器の少なくとも一つから構成される
(請求項3)。
【0012】而して、例えば防犯や福祉等を目的にする
場合は、人体検知手段を備えた通信用補助装置を用意
し、防災を目的にする場合は、火災検知手段を備えた通
信用補助装置を用意し、防犯や福祉等と防災とを目的に
する場合は、この二種類の通信用補助装置あるいは人体
検知手段と火災検知手段とを備えた通信用補助装置を用
意して、この通信用補助装置を建造物や倉庫内などの所
定の場所に、好ましくは出来るだけ多くを分散させて配
置するのである。
【0013】一方、この通信用補助装置が備える携帯電
話(便宜上、発信側の携帯電話と言う。)とは別の画像
表示機能を備えた電話(設置型であっても携帯型であっ
てもよく、受信者が移動・外出がちならば携帯型が好ま
しく、この電話を便宜上、受信側の電話と言う。)を用
意して、検知手段からの所定の出力信号に基づいて、こ
の受信側の電話を自動ダイヤル命令発信部によって自動
的に呼び出すように特定しておくのである。
【0014】上記の形態をとることによって、例えば不
審な人物が倉庫などに侵入した場合は、侵入者が通信用
補助装置の人体検知手段付近を移動した際に、この侵入
者が人体検知手段によって検知され、火災発生の際は、
かゝる事態が火災検知手段によって検知されるのであっ
て、この検知に基づいて検知手段から所定の出力信号が
発せられることで、自動ダイヤル命令発信部が予め特定
した受信側の電話を自動的に呼び出すことになる。
【0015】この呼び出しに基づいて、受信側の電話が
発信側からの撮像情報(静止画および動画を含む画像情
報であって、本発明ではこれを単に画像と呼ぶ)を画像
表示する機能を有することから、この電話を受信者が通
信状態に切り換えることで、不審人物の侵入であれば、
その侵入者の画像と音声とが伝達されるのであり、火災
であれば、炎の画像と共にパチパチと弾けるような火災
の音が伝達されるのであって、特に、受信者側の電話が
携帯型であれば、受信者が何処に居ようと、かゝる事態
を視覚的に確実かつリアルタイムに認識することができ
るのである。
【0016】従って、かゝる事態を認識したならば、受
信者は、警察や消防、その他、近隣の知人など、然るべ
き相手先を選定して救援を求めることができ、特に受信
側の電話が携帯型であれば、何処に居ようと遠隔的に且
つ早期に、防犯や防災の態勢をとることができるのであ
る。
【0017】中でも、人体検知手段を備えた通信用補助
装置では、上記の防犯に限らず、例えば玄関や勝手口な
どの出入口で人体を検知するように、人体検知手段を出
入口付近に配置しておけば、ここを人物(例えば来客や
徘徊老人)が通過したことが人体検知手段によって検知
され、或いは人体検知手段を、例えば身体障害者や病床
人のまわり、乳幼児の寝床まわりに配置しておけば、人
体(身体障害者や病床人、乳幼児)の動きが人体検知手
段によって検知されるのであって、これに基づいて受信
側の電話が自動的に呼び出されることで、来客の検知
や、例えば老人の徘徊や異常行動、その他、身体障害者
の呼び出しや病床人の容態急変、乳幼児の起床などを、
視覚をもって遠隔的に検知することができる。
【0018】この他にも、人体検知手段を備えた通信用
補助装置を、オートバイ回りや自動車の車内などに配置
しておけば、いわゆる車上狙いや盗難の検知や通報を、
受信側の電話によって実施でき、この際の携帯電話や通
信用補助装置への電源供給は、例えばシガライター部や
車中のバッテリーからとればよい。
【0019】更に、農業の分野において、例えばビニー
ルハウス内の所定の場所に上記構成の通信用補助装置を
配置しておけば、人間や野生動物によるビニールハウス
荒らしを検知することもできる。
【0020】ここで、人体検知と火災検知の何れを問わ
ず、受信側の電話に別途、画像記録装置を接続して、発
信側の通信用補助装置からの撮像情報を記録することが
好適である。即ち、画像記録装置に人物が記録されてい
ると、火災が放火であることが判明したり、盗難に遇っ
たりした際には、その記録画像を犯人特定の手掛かりに
したり、放火や窃盗の証拠にしたりすることができて好
適である。
【0021】また、検知機能の異なる複数種の人体検知
手段あるいは火災検知手段を備えれば、検知精度がアッ
プすることで、その分、信頼性が高まる利点がある。
【0022】要約すると、本発明によれば、受信側の電
話が画像表示手段を備えていることから、発信側の携帯
電話の呼び出し情報源が、人体検知手段を備えた通信用
補助装置では、不審な人物の侵入や、その他、身体障害
者からの呼び出しや、来客や老人の徘徊、病床人の容態
急変、乳幼児の起床、車上狙いや窃盗の犯人、野生動物
等の何であるかを、視覚的に遠隔確認することができ、
火災検知手段を備えた通信用補助装置では、火災の発生
を視覚的に遠隔確認することができる。
【0023】従って、本発明によれば、防犯や防災、医
療などの措置を誤りなく実施でき、また、人体検知手段
あるいは火災検知手段の誤作動や、ペットなどの小動物
による誤報であっても、画像で現場を確認できることか
ら、誤報による現地への急行などの徒労も回避されるの
である。
【0024】中でも、通信用補助装置に備える携帯電話
に、通信相手からの撮像情報を画像表示するための画像
表示手段を備える場合は(請求項4)、異常事態の発生
現場と相互に、画像と音声とによって遠隔的に交信で
き、かゝる構成の通信用補助装置を備えた携帯電話を、
発信側と受信側とで適宜複数を用意することで、部屋数
や家屋数などに応じて例えば警戒範囲を拡大でき、或い
は、家族や親戚、友人、知人、近隣同士などのネットワ
ークで、防犯・防災・福祉・医療面などの互いの協力や
警戒体制の一層の強化を期することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態によ
る通信装置を示し、図2のブロック図にも示すように、
この通信装置は、携帯電話1のオプション品接続用の外
部接続端子2に、リード線3とプラグ4とを介して通信
用補助装置5を接続し、かつ、通信用補助装置5にAC
アダプタ(安定化電源)6を接続して成るもので、通信
用補助装置5に電源を供給しながら、携帯電話1のバッ
テリー7を充電できるようにしている。
【0026】具体的には、携帯電話1は、撮像手段8と
画像表示手段9とを備えて、公共の電波(この公共の電
波とは、国内ならば、NTTなどの商用電波を意味す
る。)による通話ならびに画像の送受信機能を有するも
ので、ダイヤルボタン10と、通話の実行ならびに終了
ボタン11,12と、当該携帯電話が備える各種機能の
内容(発信先のダイヤル表示や短縮番号の一覧など)を
画像表示手段9に表示するためのメニューボタン13
と、伸縮ロッドタイプのアンテナ14などを備えてい
る。
【0027】更に、通話相手の電話が切られた際に自動
的に通話終了の措置が成される機能(次のダイヤルに備
えるためのもので、例えば15秒や30秒など短時間の
時間経過後に通話終了が成されるものでもよく、この場
合、設定時間の調整を可能にすることが望ましい。)を
有する外、通信回路15と特定の受信側の電話を呼び出
すためのダイヤル設定手段16とを内蔵しており、折り
畳み可能のスタンド1aを備えて、傾斜姿勢で自立でき
るように構成されている。
【0028】一方、通信用補助装置5は、机上タイプの
ものであって、前記リード線3の接続端子17とACア
ダプタ6からのリード線18の接続端子19とを備えた
容器20に、この容器20の前面部まわりの人体ならび
に火災を検知するための検知手段21と、この検知手段
21からの所定の出力信号を基にして異常を判定する異
常判定手段22、及び、自動ダイヤル命令発信部23を
備えており、かつ、この自動ダイヤル命令発信部23
は、異常判定手段22からの異常の判定情報を携帯電話
1側の自動ダイヤル命令受信部24に発信し、ダイヤル
設定手段16によって予め設定した少なくとも一つの電
話を自動的に呼び出すように構成されている。
【0029】上記の人体ならびに火災の検知手段21
は、図3にブロック図で示すように、人体検知用と火災
検知用の2個のセンサ25A,25Bを備えており、こ
の実施の形態では、センサ25A,25Bとして、焦電
型またはサーモパイルの赤外線検出器を用いている。
【0030】具体的には、人体から放射される10μm
付近の赤外線を検知するように、10μm帯の透過フィ
ルタ26を具備した人体検知用の赤外線センサ25A
と、炎から放射される4.3μm付近の赤外線を検知す
るように、4.3μm帯の透過フィルタ27を具備した
炎検知用の赤外線センサ25Bとを備えており、かつ、
センサ25Aの前面部には集光レンズ28が配置され、
センサ25Bの前面部には赤外線透過カバー29が配置
されている。
【0031】そして、各センサ25A,25Bに、それ
ぞれ増幅回路29と比較回路30と判定部31を接続し
て、人体と火災の一方または両方の検知による所定の出
力信号を基にして、異常判定手段22から自動ダイヤル
命令発信部23にダイヤル指令を出力し、かつ、自動ダ
イヤル命令発信部23からリード線3を経由して、その
ダイヤル指令信号を自動ダイヤル命令受信部24に発信
するように構成されている。
【0032】上記構成の通信用補助装置によれば、人体
ならびに火災の検知手段21による赤外線の検知領域に
人が侵入すると、その人体から放射される赤外線が人体
検知用の赤外線センサ25Aによって検知される。そし
て、この検知に基づいて異常判定手段22が異常を判定
して、その判定結果が自動ダイヤル命令発信部23から
リード線3を通して自動ダイヤル命令受信部24に入力
されることで、ダイヤル設定手段16は、予め設定した
少なくとも一つの受信側の電話を自動的に呼び出すこと
になる。
【0033】一方、人体ならびに火災の検知手段21に
よる赤外線の検知領域で火災が発生すると、その炎から
放射される赤外線が火災検知用の赤外線センサ25Bに
よって検知され、この検知に基づいて異常判定手段22
が異常を判定して、火災発生の判定結果自動ダイヤル命
令発信部23からリード線3を通して自動ダイヤル命令
受信部24に入力されることで、ダイヤル設定手段16
は、今度も予め設定した少なくとも一つの受信側の電話
を自動的に呼び出すことになる。この際、人の侵入と火
災の発生の何れかによって、特定の呼び出し相手を個別
に選択して呼び出すようにしてもよい。
【0034】従って、上記構成の通信用補助装置5を備
えた携帯電話1の複数台を、例えば倉庫内などの所定の
場所に分散させて配置すると共に、これらの通信用補助
装置5が備える携帯電話1を発信側の携帯電話として、
これとは別に、通話ならびに画像の送受信機能を有する
電話を受信側の電話として用意して、この受信側の電話
のダイヤルを、発信側の携帯電話のダイヤル設定手段1
6に入力させておけば、倉庫内に侵入した不審な人物
が、人体検知用センサ25Aの赤外線検知領域に入った
場合、この不審な人物の侵入が検知手段21によって検
知されることになり、倉庫内で火災が発生した場合も、
その炎が火災検知用のセンサ25Bによって検知される
ことになる。
【0035】これによって、検知手段21から所定の出
力信号が、自動ダイヤル命令発信部23を通してダイヤ
ル設定手段16に入力されることで、このダイヤル設定
手段16は予め設定した受信側の電話を自動的に呼び出
すのであって、この呼び出しに基づいて受信側の電話を
通信状態に切り換えると、この電話の画像表示手段に
は、発信側の携帯電話1まわりの画像(即ち、侵入者や
火災の画像)が表示されるのであり、自動ダイヤルによ
る呼び出しが人体検知によるものか火災の検知によるも
のかを、瞬時に視覚及び聴覚によって遠隔的に確認でき
るのである。
【0036】特に、受信側の電話が携帯型であれば、受
信者が何処に居ようと、上記の事態を瞬時に確認できる
のであって、この情報を確認したならば、この受信側の
電話を一旦切って、上記の情報に基づいて例えば受信側
の携帯電話により、警察や消防、その他、近隣の知人な
ど、然るべき相手先を選定して救援を求めることで、防
犯や防災の態勢を早期にとることができるのであり、こ
の際、赤外線センサ25A,25Bの誤作動やペットな
どの小動物による誤報であっても、画像で現場を確認で
きることから、誤報による現地への急行などの徒労も回
避されるのである。
【0037】ここで、防犯目的の場合は、携帯電話1の
外部接続端子2に接続されるリード線3を長くして、通
信用補助装置5を棚の上など、目立たない位置に配置す
ることが望ましく、その目立たない位置の近くにコンセ
ントが存しないならば、通信用補助装置5に接続される
ACアダプタ6からのリード線18も長くすればよい。
【0038】上記構成の通信用補助装置5を、例えば身
体障害者や病床人のまわりや、乳幼児の寝床まわり、そ
の他、玄関などの出入口などに配置しておけば、身体障
害者や病床人、乳幼児の動きや、出入口を通過する人が
検知手段21によって検知されて、受信側の電話が自動
的に呼び出されることで、例えば老人の徘徊や異常行
動、その他、身体障害者の呼び出しや病床人の容態急
変、乳幼児の起床などを、遠隔で瞬時に視覚確認するこ
とができる。
【0039】また、上記構成の通信用補助装置5では、
これが備える携帯電話1と受信側の電話とにおいて、画
像と音声とによって相互に交信できることから、発信側
と受信側の双方が上記構成の通信用補助装置5を備える
ことで、好適には適宜複数を用意することで、部屋数や
家屋数などに応じて例えば警戒範囲を拡大したり、家族
や親戚、友人、知人、近隣同士などのネットワークで、
防犯・防災・福祉・医療面などの互いの協力や警戒体制
の一層の強化を期することが可能となる。
【0040】この他、上記構成の通信用補助装置5を、
オートバイ回りや自動車の車内などに配置しておけば、
いわゆる車上狙いや窃盗の犯人像の視覚検知や通報を、
受信側の電話によって実施でき、また別途、画像記録装
置を受信側の電話に接続して、発信側の携帯電話からの
撮像情報を記録するようにすれば、その記録画像を犯人
特定の手掛かりや証拠にすることができる。
【0041】更には、農業の分野において、例えばビニ
ールハウス内の所定の場所に上記構成の通信用補助装置
5を配置しておけば、人や野生動物によるビニールハウ
ス荒らしが発生した場合、ハウス荒らしの人物像や、そ
の動物の種類が何であるかを視覚的に検知することもで
きる。
【0042】尚、人体ならびに火災検知用のセンサ25
A,25Bとして、実施の形態では、焦電型またはサー
モパイルの赤外線検出器を用いているが、人体検知用の
センサ25Aとして、超音波型検出器や、1μm付近の
近赤外線を検知する近赤外線検出器を選択しても、或い
は、火災検知用のセンサ25Bとして、熱感知器や煙感
知器、紫外線検出器を選択しても、更には、それぞれ検
知機能の異なる複数種のセンサを複合しても、その詳細
な説明を割愛するが、上述した通信用補助装置5と同様
の効果を得ることができる。
【0043】また、上記の実施の形態では、通信用補助
装置5の携帯電話1に画像表示手段9を備えさせている
が、例えば防犯や防災の面からは、受信側の電話からの
撮像情報を、通信用補助装置5側の携帯電話1に画像表
示する必要性がないことから、この画像表示手段9を省
略して実施可能である。
【0044】更に、発信側の通信用補助装置5を防犯や
防災などの警戒の状態にセットするに際して、その取扱
い者自身を検知手段21の人体検知用センサ25Aが検
知して、これを侵入者と見做して誤って特定の受信側の
電話を呼び出すことが懸念されるが、これを防止する手
段として、警戒状態のセット後、数秒間のタイマー(不
感時間)を設定したり、例えば受信側の電話からの指令
によって警戒状態へのセットを可能にするなどの手段を
講じることが好ましい。その指令は、自動ダイヤル命令
発信部23または自動ダイヤル命令受信部24へ送信す
るなど任意に行えばよい。
【0045】或いは、防犯や防災などの警戒モード以外
で、携帯電話1のバッテリー11に充電する際に、検知
手段21の人体検知用センサ25Aが人を検知すること
によっても、特定の電話を呼び出すことになるが、これ
を防止する手段として、例えば通信用補助装置5に、警
戒モードと充電モードとの切り換えスイッチを設ける一
方、充電モードから警戒モードへの切り換え後、上記し
たように数秒間のタイマー(不感時間)を設定して、充
電モードでは、人体検知用のセンサ25Aによる人体検
知を行わせないようにすればよい。
【0046】別の実施の形態による通信装置を図4〜図
7に示している。図4に示す通信装置では、図1に示す
通信装置において、これのリード線3を省略して、AC
アダプタ6に接続の通信用補助装置5を、携帯電話1の
外部接続端子2に直接的に接続するようにしている。
【0047】図5に示す通信装置では、外部接続端子2
と充電用端子32とを別々に備える携帯電話1を対象に
して、リード線18を介して携帯電話1にACアダプタ
6を接続すると共に、この携帯電話1にリード線33を
介して通信用補助装置5を接続し、かつ、通信用補助装
置5に対してACアダプタ6から電源を供給するように
している。
【0048】図6に示す通信装置では、図5に示す通信
装置において、これのリード線33を省略して、通信用
補助装置5を携帯電話1の外部接続端子2に直接的に接
続するようにしている。
【0049】図7に示す通信装置では、図1に示す通信
装置において、これのリード線3を省略して、ACアダ
プタ6に接続の通信用補助装置5を携帯電話1の外部接
続端子2に直接的に接続し、かつ、通信用補助装置5を
経由してのACアダプタ6からのバッテリー充電を省略
する一方、ACアダプタ34に接続された充電台35へ
の携帯電話1の差し込みによって、携帯電話1への充電
を行わせるようにしている。
【0050】上記した通信装置の各種の実施の形態にお
いて、ACアダプタ6を省略して、携帯電話1のバッテ
リー7から通信用補助装置5に電源を供給するようにし
てもよく、或いは、通信用補助装置5の容器20に専用
のバッテリーを内蔵して、このバッテリーから通信用補
助装置5に電源を供給するようにしてもよい。
【0051】また、自動ダイヤル命令発信部23を容器
20に内蔵しているが、この自動ダイヤル命令発信部2
3を携帯電話1に内蔵して実施可能であることは言うま
でもない。
【0052】尚、上記の実施の形態では、防犯や福祉等
と防災とを目的にすることから、通信用補助装置5とし
て、これに人体ならびに火災の検知手段21を装備させ
ているが、防犯や福祉等を目的にする場合は火災検知系
を省略し、防災を目的にする場合は人体検知系を省略し
て、通信用補助装置5を構成すればよく、或いは、この
二種類の通信用補助装置を併用して、防犯や福祉等と防
災とを図るようにしてもよいのである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、公共の電
波による通話ならびに画像送信機能を備えた携帯電話を
用いて、異常事態の発生を監視できるように通信用補助
装置を構成したのであって、これによって、所謂セキュ
リティシステムを、大掛かりな配線工事を一切不要にし
て安価に構成することができる。
【0054】しかも、携帯電話を用いることから、監視
場所の変更を極めて容易に行うことができる上に、音声
と画像とによる相互の交信も可能であって、携帯電話の
通常使用の面でも好適であり、全体として、本発明によ
れば、警備会社や介護人などに頼ることなく個人や少人
数単位で、侵入者や火災から財産を遠隔監視したり、遠
隔的に人の安全を確認したりすることを、リアルタイム
で正確かつ安価に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信用補助装置を含む通信装置の斜視図であ
る。
【図2】通信装置が備える各種機能部のブロック図であ
る。
【図3】人体ならびに火災検知手段のブロック図であ
る。
【図4】第1の別実施の形態による通信装置の斜視図で
ある。
【図5】第2の別実施の形態による通信装置の斜視図で
ある。
【図6】第3の別実施の形態による通信装置の斜視図で
ある。
【図7】第4の別実施の形態による通信装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…携帯電話、2…外部接続端子、9…画像表示手段、
20…容器、21…検知手段、23…自動ダイヤル命令
発信部、25A…人体検知用センサ、25B…火災検知
用センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 G08C 17/00 A H04M 11/04 H04B 7/26 109M 109T Fターム(参考) 2F073 AA33 AA40 AB02 AB12 BB01 BB09 BC02 CC08 GG01 5C086 AA01 AA22 AA27 BA01 BA22 CA10 CA12 CA13 CA28 CB16 CB17 CB28 CB36 DA01 DA14 DA16 DA20 EA08 EA11 EA13 EA36 EA43 FA06 FA18 GA09 5C087 AA02 AA09 AA10 AA21 AA37 BB12 BB20 BB64 BB65 BB74 BB76 DD04 DD05 DD06 DD14 DD24 DD29 DD30 EE05 EE13 EE16 EE17 EE18 FF01 FF04 FF12 FF13 FF17 FF23 FF30 GG30 GG39 GG46 GG57 GG70 GG73 5K067 AA35 BB04 DD28 EE02 FF18 HH13 5K101 KK14 LL12 NN01 NN21 PP03 RR12 UU19 UU20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公共の電波による通話ならびに画像送信
    機能を備えた携帯電話の外部接続端子に接続される容器
    に、人体または火災の少なくとも一方を検知するための
    検知手段を備える一方、画像表示機能を備えた相手先の
    電話を特定して、前記検知手段からの所定の出力信号に
    基づいて特定した相手先の電話を自動的に呼び出すため
    の自動ダイヤル命令発信部を、携帯電話または前記容器
    に設けて成ることを特徴とする通信用補助装置。
  2. 【請求項2】 人体検知手段のセンサが、10μm付近
    の赤外線を検知する焦電型またはサーモパイルの赤外線
    検出器と、超音波型検出器と、1μm付近の近赤外線を
    検知する近赤外線検出器の少なくとも一つによって構成
    される請求項1記載の通信用補助装置。
  3. 【請求項3】 火災検知手段のセンサが、4.3μm付
    近の赤外線を検知する焦電型またはサーモパイルの赤外
    線式炎検出器と、熱感知器と、煙感知器と、紫外線検出
    器の少なくとも一つによって構成される請求項1記載の
    通信用補助装置。
  4. 【請求項4】 携帯電話が、通信相手からの撮像情報を
    画像表示するための画像表示手段を備えてなる請求項1
    〜3のいずれかに記載の通信用補助装置。
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