JP2001060934A - Ｏｆｄｍ通信装置 - Google Patents

Ｏｆｄｍ通信装置

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JP2001060934A
JP2001060934A JP11233909A JP23390999A JP2001060934A JP 2001060934 A JP2001060934 A JP 2001060934A JP 11233909 A JP11233909 A JP 11233909A JP 23390999 A JP23390999 A JP 23390999A JP 2001060934 A JP2001060934 A JP 2001060934A
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signal
ofdm
processing
transmission
interleaving
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Hiroaki Sudo
浩章 須藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04L1/04—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception using frequency diversity

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一のパケットが連続して誤る確率を低
減させることが可能なＯＦＤＭ通信装置を提供するこ
と。 【解決手段】 送信信号に対して相互に異なるインタリ
ーブ処理を実行可能な複数のインタリーブ手段と、前記
送信信号の再送数に応じて、前記複数のインタリーブ手
段の中から前記送信信号に対してインタリーブ処理を実
行すべきインタリーブ手段を選択する選択手段と、選択
されたインタリーブ手段によりインタリーブ処理された
送信信号に対してＯＦＤＭ処理を行うＯＦＤＭ手段と、
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、再送制御を行うＯ
ＦＤＭ（Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ
Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘｉｎｇ）方式の
通信装置に関し、特にインタリーブ技術を利用したＯＦ
ＤＭ方式の通信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】インタリーブ技術を利用した従来のＯＦ
ＤＭ通信装置による再送制御について、図２を参照して
説明する。図２は、インタリーブ技術を利用した従来の
ＯＦＤＭ通信装置の構成を示すブロック図である。以
下、インタリーブ技術を利用した従来のＯＦＤＭ通信装
置の再送制御について、図２に示すＯＦＤＭ通信装置を
ともに備えた第１通信装置と第２通信装置とが無線通信
を行う場合を例にとり説明する。なお、ここでは、第１
通信装置が第２通信装置に対して信号を送信し、第２通
信装置が受信した信号に誤りが存在した際に、この誤っ
た信号を、第１通信装置が第２通信装置に対して、再度
送信（再送）する場合について説明する。
【０００３】まず、第１通信装置の送信系において、送
信信号は、再送制御部１１に格納される。この送信信号
は、パケット単位の信号である。格納された送信信号
は、送信タイミングに従って、再送制御部１１によりイ
ンタリーブ処理部１２に送信される。
【０００４】インタリーブ処理部１２では、再送制御部
１１より送信された信号の順序が、特定の規則に従って
並びかえられる。順序が並びかえられた信号は、送信Ｏ
ＦＤＭ部１３により、所定の送信ＯＦＤＭ処理がなされ
て、各サブキャリアに配置される。
【０００５】ここで、上記所定の送信ＯＦＤＭ処理がな
された信号というのは、インタリーブ処理部１２でイン
タリーブ処理された結果、所定のサブキャリア間隔を置
いて、各サブキャリアに配置された信号となっている。
すなわち、上記所定の送信ＯＦＤＭ処理がなされた信号
は、インタリーブ処理部１２に入力された送信信号にお
ける１番目〜３番目の信号が、それぞれ、サブキャリア
１、サブキャリア５、サブキャリア９、というように、
例えば、４サブキャリア間隔を置いて配置される。
【０００６】送信ＯＦＤＭ処理がなされた信号は、アン
テナ１４を介して第２通信装置に送信される。第１通信
装置から送信された信号は、伝送路を介して、第２通信
装置により受信される。
【０００７】第２通信装置において、アンテナ１４より
受信された信号は、受信ＯＦＤＭ部１５により、所定の
受信ＯＦＤＭ処理がなされる。上記所定の受信ＯＦＤＭ
処理がなされた信号は、デインタリーブ処理部１６によ
りデインタリーブ処理がなされる。デインタリーブ処理
がなされた信号は、誤り訂正部１７により誤り訂正処理
がなされる。誤り訂正された信号は、再送制御部１１に
出力される。
【０００８】再送制御部１１において、誤り訂正された
信号に誤りが存在しない場合には、この信号は受信信号
として出力される。逆に、誤り訂正された信号に誤りが
存在する場合には、この信号は所定のメモリに格納され
る。この後、この信号の再送を要求する旨のパケットを
含む信号が、インタリーブ処理部１２および送信ＯＦＤ
Ｍ部１３により処理された後、アンテナ１４を介して第
１通信装置に対して送信される。
【０００９】この後、第１通信装置において、再送制御
部１１では、第２通信装置により再送の要求をされたパ
ケットは、再送タイミングに従って、インタリーブ処理
部１２に送信される。このパケットは、上述したものと
同様の処理がなされて、アンテナ１４を介して第２通信
装置に対して再送される。
【００１０】以上のようにして、第２通信装置において
誤りが存在した信号は、第１通信装置により再送され
る。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
リーブ技術を利用した従来のＯＦＤＭ通信装置において
は、下記に述べるような問題がある。すなわち、第２通
信装置において誤り訂正処理を行う信号として、ある特
定の時間に品質の悪い信号が集中したものが入力される
状況が発生する場合がある。
【００１２】ここで、この状況を具体的に説明するため
に、図３を参照する。図３は、インタリーブ技術を利用
した従来のＯＦＤＭ装置により受信された信号における
サブキャリアの配置の一例を示す模式図である。なお、
第１通信装置におけるインタリーブ処理部１２では、上
記例に示したようなインタリーブ処理がなされているも
のとする。
【００１３】図３に示すようなサブキャリアが配置され
た信号が第２通信装置により受信されたときには、デイ
ンタリーブ処理部１６により出力される信号というの
は、サブキャリア１、サブキャリア５、サブキャリア
９、サブキャリア１３、…というように、４サブキャリ
ア間隔をおいて、各サブキャリアから時系列的に取り出
された信号となる。ここで、図３から明らかなように、
サブキャリア１、サブキャリア５、サブキャリア９、サ
ブキャリア１３、…に配置された信号は、品質が悪いも
のとなる。
【００１４】この結果、誤り訂正部１７に入力される信
号は、ある特定の時間に品質の悪い信号が集中したもの
となるので、誤り訂正部１７による誤り訂正の効果が低
減して、誤りの存在する信号が再送制御部１１に出力さ
れることが多くなる。これにより、第１通信装置が同一
のパケットを再送することになる。
【００１５】さらに、回線（伝送路）状態の変動が、例
えば図４に示すように、第１通信装置による同一パケッ
トを送信する時間間隔に対して遅い場合には、上記同一
パケットが最初に送信されたときの回線状態と、上記同
一パケットが再度送信（再送）されたときの回線状態と
は、ほぼ同じようなものとなる。
【００１６】この場合には、再送されたパケットが含ま
れた信号が第２通信装置により受信された際において、
この受信された信号におけるサブキャリアの配置状態
は、図３に示したものとほぼ同様な状態である。したが
って、第２通信装置において、第１通信装置により再送
されたパケットについても誤りが生ずる可能性が非常に
高くなり、さらには、上記パケットが連続して誤る事態
となる。したがって、第１通信装置が送信したある特定
のパケットを、第２通信装置が誤りなしの状態で受信す
るまでに、長い時間がかかることになる。
【００１７】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、同一のパケットが連続して誤る確率を低減させ
ることが可能なＯＦＤＭ通信装置を提供することを目的
とする。
【００１８】
【課題を解決するための手段】本発明のＯＦＤＭ送信装
置は、送信信号に対して相互に異なるインタリーブ処理
を実行可能な複数のインタリーブ手段と、前記送信信号
の再送数に応じて、前記複数のインタリーブ手段の中か
ら前記送信信号に対してインタリーブ処理を実行すべき
インタリーブ手段を選択する選択手段と、選択されたイ
ンタリーブ手段によりインタリーブ処理された送信信号
に対してＯＦＤＭ処理を行うＯＦＤＭ手段と、を具備す
ることを特徴とする。
【００１９】本発明によれば、相互に異なる複数のイン
タリーブ処理のうち、送信信号の再送数に応じたインタ
リーブ処理を上記送信信号に対して行うので、同一の送
信信号が連続して誤る確率を低減させることができる。
これにより、ある特定の送信信号が誤った場合におい
て、この特定の送信信号を誤りなしの状態で受信するま
での時間を短縮することができる。
【００２０】本発明のＯＦＤＭ受信装置は、通信相手に
より送信信号の再送数に応じたインタリーブ処理がなさ
れた信号を受信し、前記信号に対してＯＦＤＭ処理を行
う受信手段と、ＯＦＤＭ処理された信号に対して相互に
異なるデインタリーブ処理を実行可能な複数のデインタ
リーブ手段と、前記複数のデインタリーブ処理手段の中
から前記インタリーブ処理に対応したデインタリーブ処
理を行うデインタリーブ手段を選択し、選択されたイン
タリーブ手段に前記ＯＦＤＭ処理された信号に対するデ
インタリーブ処理を実行させる選択手段と、を具備する
ことを特徴とする。
【００２１】本発明によれば、相互に異なる複数のデイ
ンタリーブ処理のうち、受信信号に対して施されたイン
タリーブ処理に応じたデインタリーブ処理を上記受信信
号に対して行うので、同一の受信信号が連続して誤る確
率を低減させることができる。これにより、ある特定の
受信信号が誤った場合において、この特定の受信信号を
誤りなしの状態で受信するまでの時間を短縮することが
できる。
【００２２】本発明のＯＦＤＭ通信装置は、上記ＯＦＤ
Ｍ送信装置と、上記ＯＦＤＭ受信装置と、を具備するこ
とを特徴とする。
【００２３】本発明によれば、同一の送信信号が通信相
手により受信されたときに連続して誤る確率を低減させ
るＯＦＤＭ送信装置と、同一の受信信号が連続して誤る
確立を低減させるＯＦＤＭ受信装置と、を備えるので、
良好な無線通信を行うことができるＯＦＤＭ通信装置を
提供することができる。
【００２４】本発明の通信端末装置は、上記ＯＦＤＭ通
信装置を備えたことを特徴とする。本発明の基地局装置
は、上記ＯＦＤＭ通信装置を備えたことを特徴とする。
【００２５】本発明によれば、良好な無線通信を行うこ
とが可能なＯＦＤＭ通信装置を搭載するので、効率的か
つ良好な無線通信を行うことができる。
【００２６】本発明のＯＦＤＭ通信方法は、複数のイン
タリーブ処理のうち送信信号の再送数に応じたインタリ
ーブ処理を前記送信信号に対して実行するインタリーブ
処理工程と、インタリーブ処理がなされた送信信号に対
してＯＦＤＭ処理を行い、ＯＦＤＭ処理がなされた送信
信号を伝送路を介して送信する送信工程と、前記送信さ
れた信号を前記伝送路を介して受信し、受信した信号に
対してＯＦＤＭ処理を行う受信工程と、複数のデインタ
リーブ処理のうち前記実行されたインタリーブ処理に対
応したデインタリーブ処理を、ＯＦＤＭ処理された信号
に対して実行するデインタリーブ処理工程と、を具備す
ることを特徴とする。
【００２７】本発明によれば、相互に異なる複数のイン
タリーブ処理のうち、送信信号の再送数に応じたインタ
リーブ処理を上記送信信号に対して行い、また、相互に
異なる複数のデインタリーブ処理のうち、受信信号に施
されたインタリーブ処理に対応したデインタリーブ処理
を上記受信信号に対して行うので、同一の送信信号が連
続して誤る確率を低減させることができるとともに、同
一の受信信号が連続して誤る確率を低減させることがで
きる。
【００２８】
【発明の実施の形態】本発明者は、ＯＦＤＭ送信処理さ
れた送信信号における各信号が配置されるサブキャリア
は、ＯＦＤＭ送信処理前になされるインタリーブ処理に
応じて変化するため、送信信号に対するインタリーブ処
理を変化させることにより、受信側において、ＯＦＤＭ
受信処理により取り出される各信号の品質が変化するこ
とに着目して、本発明をするに至った。
【００２９】本発明の骨子は、送信信号の再送数に応じ
たインタリーブ処理を送信信号に対して行うようにした
ことである。
【００３０】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【００３１】（実施の形態）図１は、本発明の実施の形
態に係るＯＦＤＭ通信装置の構成を示すブロック図であ
る。以下、本実施の形態に係るＯＦＤＭ通信装置につい
て、このＯＦＤＭ通信装置をともに備えた第１通信装置
と第２通信装置とが無線通信を行う場合を例にとり説明
する。なお、ここでは、第１通信装置が第２通信装置に
対して信号を送信し、第２通信装置が受信した信号に誤
りが存在した際に、この誤った信号を、第１通信装置が
第２通信装置に対して、再度送信（再送）する場合につ
いて説明する。
【００３２】まず、第１通信装置の送信系において、送
信信号は、再送制御部１０１に格納される。この送信信
号は、例えばパケット単位の信号である。格納された送
信信号は、あらかじめ設定されている送信タイミングに
従って、再送制御部１０１により第１インタリーブ処理
部１０２および第２インタリーブ処理部１０３に送信さ
れる。
【００３３】第１インタリーブ処理部１０２では、再送
制御部１０１により送信された信号に対してインタリー
ブ処理がなされる。すなわち、再送制御部１０１により
送信された信号の順序が、特定の規則に従って並びかえ
られる。第１インタリーブ処理部１０２により順序が並
びかえられた信号は、セレクタ１０４に出力される。
【００３４】第２インタリーブ処理部１０３では、再送
制御部１０１により送信された信号に対してインタリー
ブ処理がなされる。すなわち、再送制御部１０１により
送信された信号の順序が、特定の規則に従って並びかえ
られる。ただし、この第２インタリーブ処理部１０３に
より用いられる特定の規則は、上述した第１インタリー
ブ処理部１０２により用いられる特定の規則と異なるも
のである。第２インタリーブ処理部１０３により順序が
並びかえられた信号は、セレクタ１０４に出力される。
【００３５】第１インタリーブ処理部１０２および第２
インタリーブ処理部１０３によるインタリーブ方法とし
て、チップインタリーブやシンボルインタリーブ等を含
む様々なインタリーブを用いることが可能である。
【００３６】セレクタ１０４では、再送制御部１０１に
よる制御に従って、第１インタリーブ処理部１０２また
は第２インタリーブ処理部１０３のいずれかにより出力
されたインタリーブ処理後の信号が送信ＯＦＤＭ部１０
５に出力される。
【００３７】具体的には、再送制御部１０１により送信
されるパケットの再送数に応じて、すなわち、ここで
は、再送制御部１０１により送信されるパケットが、初
めて送信される信号であるか再送される信号であるかに
応じて、第１インタリーブ処理部１０２からのインタリ
ーブ処理後の信号または第２インタリーブ処理部１０３
からのインタリーブ処理後の信号のうちのいずれかを送
信ＯＦＤＭ部１０５に出力すべき旨の制御信号が、再送
制御部１０１よりセレクタ１０４に対して出力される。
【００３８】なお、本実施の形態においては、再送制御
部１０１により送信されるパケットが、初めて送信され
る信号である場合には、セレクタ１０４より送信ＯＦＤ
Ｍ部１０５に対して、第１インタリーブ処理部１０２か
らのインタリーブ処理後の信号が出力され、また、再送
される信号である場合には、第２インタリーブ処理部１
０３からのインタリーブ処理後の信号が出力されるもの
とする。
【００３９】セレクタ１０４からの信号、すなわち、第
１インタリーブ処理部１０２によりインタリーブ処理さ
れた信号は、送信ＯＦＤＭ部１０５により、所定の送信
ＯＦＤＭ処理がなされて、各サブキャリアに配置され
る。この送信ＯＦＤＭ処理には、直列・零列変換、１次
変調（ＱＰＳＫや１６ＱＡＭ等）およびＩＦＦＴ（逆フ
ーリエ変換）等の処理が含まれる。
【００４０】ここで、上記所定の送信ＯＦＤＭ処理がな
された信号というのは、第１インタリーブ処理部１０２
でインタリーブ処理された結果、所定のサブキャリア間
隔を置いて、各サブキャリアに配置された信号となって
いる。すなわち、上記所定の送信ＯＦＤＭ処理がなされ
た信号は、第１インタリーブ処理部１０２に入力された
信号における１番目〜４番目の信号が、それぞれ、サブ
キャリア１、サブキャリア５およびサブキャリア９、と
いうように、例えば、４サブキャリア間隔をおいて配置
される。
【００４１】送信ＯＦＤＭ処理がなされた信号は、アン
テナ１０６を介して第２通信装置に送信される。第１通
信装置から送信された信号は、伝送路を介して、第２通
信装置により受信される。
【００４２】第２通信装置において、アンテナ１０６に
より受信された信号は、受信ＯＦＤＭ部１０７により、
所定の受信ＯＦＤＭ処理がなされる。この受信ＯＦＤＭ
処理には、同期、ＦＦＴ（フーリエ変換）、送信ダイバ
ーシチ、同期検波（あるいは遅延検波）および並列直列
変換等の処理が含まれる。上記所定の受信ＯＦＤＭ処理
がなされた信号は、第１デインタリーブ処理部１０８お
よび第２デインタリーブ処理部１０９に出力される。
【００４３】第１デインタリーブ処理部１０８では、受
信ＯＦＤＭ部１０７からの信号の順序が、特定の規則に
従って並びかえられる。この特定の規則は、第１通信装
置における第１インタリーブ処理部１０２により用いら
れた特定の規則に対応するものである。これにより、受
信ＯＦＤＭ部１０７からの信号の順序は、この信号が第
１通信装置における再送制御部１０１により送信された
際における順序と同一となるように並びかえられる。第
１デインタリーブ処理部１０８によりデインタリーブ処
理がなされた信号は、セレクタ１１０に出力される。
【００４４】第２デインタリーブ処理部１０９では、受
信ＯＦＤＭ部１０７からの信号の順序が、特定の規則に
従って並びかえられる。この特定の規則は、第１通信装
置における第２インタリーブ処理部１０３により用いら
れた特定の規則に対応するものである。これにより、受
信ＯＦＤＭ部１０７からの信号の順序は、この信号が第
１通信装置における再送制御部１０１により送信された
際における順序と同一となるように並びかえられる。第
２デインタリーブ処理部１０９によりデインタリーブ処
理がなされた信号は、セレクタ１１０に出力される。
【００４５】セレクタ１１０では、再送制御部１０１に
よる制御に従って、第１デインタリーブ処理部１０８ま
たは第２デインタリーブ処理部１０９のいずれかにより
出力されたデインタリーブ処理後の信号が誤り訂正部１
１１に出力される。
【００４６】具体的には、アンテナ１０６を介して受信
されたパケットの受信数に応じて、すなわち、ここで
は、アンテナ１０６を介して受信されたパケットが、第
１通信装置により初めて送信された信号であるか再送さ
れた信号であるかに応じて、第１デインタリーブ処理部
１０８からのデインタリーブ処理後の信号または第２デ
インタリーブ処理部１０９からのデインタリーブ処理後
の信号のうちのいずれかを誤り訂正部１１１に出力すべ
き旨の制御信号が、再送制御部１０１よりセレクタ１１
０に対して出力される。
【００４７】なお、本実施の形態においては、アンテナ
１０６を介して受信されるパケットが、第１通信装置に
より初めて送信された信号である場合には、セレクタ１
１０より誤り訂正部１１１に対して、第１デインタリー
ブ処理部１０８からのデインタリーブ処理後の信号が出
力され、また、再送された信号である場合には、第２デ
インタリーブ処理部１０９からのデインタリーブ処理後
の信号が出力されるものとする。
【００４８】セレクタ１１０からの信号、すなわち、第
１デインタリーブ処理部１０８によりデインタリーブ処
理された信号は、誤り訂正部１１１により誤り訂正処理
がなされパケット単位の信号として、再送制御部１０１
に出力される。
【００４９】再送制御部１０１において、誤り訂正され
たパケット単位の信号に誤りが存在しない場合には、こ
の信号は受信信号として出力される。逆に誤り訂正され
たパケット単位の信号に誤りが存在する場合には、この
パケット単位の信号は所定のメモリに格納される。この
後、このパケット単位の信号の再送を要求する旨のパケ
ットを含む信号が、送信系の各部により処理された後、
アンテナ１０６を介して第１通信装置に対して送信され
る。
【００５０】この後、上記再送を要求する旨のパケット
を含む信号を受信した第１通信装置において、再送制御
部１０１では、第２通信装置により再送の要求をされた
パケット単位の信号は、再送タイミングに従って、第１
インタリーブ処理部１０２および第２インタリーブ処理
部１０３に送信される。さらに、再送制御部１０１より
セレクタ１０４に対して、第２インタリーブ処理部１０
３からのインタリーブ処理後の信号を送信ＯＦＤＭ部１
０５に出力すべき旨の制御信号が出力される。
【００５１】セレクタ１０４では、上記制御信号に従っ
て、第２インタリーブ処理部１０３からのインタリーブ
処理後の信号が送信ＯＦＤＭ部１０５に出力される。す
なわち、再送されるパケット単位の信号は、最初に送信
された際とは異なるインタリーブ処理がなされて、送信
ＯＦＤＭ部１０５に出力される。セレクタ１０４からの
信号は、送信ＯＦＤＭ部１０５により上述したような処
理がなされてアンテナ１０６を介して第２通信装置に送
信される。
【００５２】ここで、再送されるパケットの送信ＯＦＤ
Ｍ処理後の信号というのは、第２インタリーブ処理部１
０３でインタリーブ処理された結果、最初の送信時とは
異なるサブキャリア間隔をおいて、各サブキャリアに配
置された信号となっている。すなわち、上記送信ＯＦＤ
Ｍ処理後の信号は、第２インタリーブ処理部１０３に入
力された信号における１番目〜４番目の信号が、それぞ
れ、サブキャリア１、サブキャリア３、サブキャリア５
およびサブキャリア７、というように、例えば、２サブ
キャリア間隔をおいて配置される。これにより、再送さ
れるパケットにおける各信号は、最初の送信時とは異な
るサブキャリアに配置されることになる。
【００５３】第２通信装置において、再送されたパケッ
トを含む信号は、アンテナ１０６を介して受信される。
アンテナ１０６を介して受信された信号は、受信ＯＦＤ
Ｍ部１０７、第１デインタリーブ処理部１０８および第
２デインタリーブ処理部１０９のそれぞれにより上述し
たものと同様の処理がなされる。
【００５４】セレクタ１１０には、再送制御部１０１よ
り、第２デインタリーブ処理部１０９からのデインタリ
ーブ処理後の信号を誤り訂正部１１１に出力すべき旨の
制御信号が出力される。
【００５５】セレクタ１１０では、上記制御信号に従っ
て、第２デインタリーブ処理部１０９からのデインタリ
ーブ処理後の信号が誤り訂正部１１１に出力される。す
なわち、再送されたパケット単位の信号は、最初に送信
された際とは異なるデインタリーブ処理がなされて、誤
り訂正部１１１に出力される。セレクタ１１０からの信
号は、誤り訂正部１１１により誤り訂正処理がなされて
再送制御部１０１に出力される。
【００５６】ここで、第１通信装置においてある特定の
パケットに対するインタリーブ処理を、最初の送信時と
再送時とで変化させることにより、再送されたこのパケ
ットを含む信号が第２通信装置によりどのような状態で
受信されるかについて、再度図３を参照して説明する。
【００５７】図３に示したように、ある特定のパケット
が第２通信装置により初めて受信されたときには、受信
ＯＦＤＭ部１０７より出力される信号というのは、サブ
キャリア１、サブキャリア５、サブキャリア９、サブキ
ャリア１３、…というように、４サブキャリア間隔をお
いて、各サブキャリアから時系列的に取り出された信号
となる。図３から明らかなように、このように取り出さ
れた信号は、サブキャリア１、サブキャリア５、サブキ
ャリア９、サブキャリア１３、…に配置された信号の品
質が悪いため、ある特定の時間に誤りが集中する信号と
なる。
【００５８】一方、上記特定のパケットが第２通信装置
により再度受信されたとき、受信ＯＦＤＭ部１０７によ
り出力される信号というのは、サブキャリア１、サブキ
ャリア３、サブキャリア５、サブキャリア７、…という
ように、２サブキャリア間隔をおいて、各サブキャリア
から時系列的に取り出された信号となる。ただし、第２
通信装置により上記特定のパケットが、最初に受信され
た時点における回線の状態と、再度受信された時点にお
ける回線の状態と、は略同一であるものとする。
【００５９】図３から明らかなように、このように取り
出された信号は、品質の悪い信号と品質の良い信号とが
交互に含まれた信号となるので、ある特定の時間に誤り
が集中する可能性が低い信号となっている。すなわち、
第１通信装置では、特定のパケットにおける各信号は、
この特定のパケットが最初に送信される場合と再度送信
される場合とにおいて、相互に異なるサブキャリアに配
置された後に送信されているので、第２通信装置により
受信された上記特定のパケットにおける各信号の品質
は、上記各場合において相互に異なったものとなる。こ
こで、上記各場合における回線の状態は略同一であるの
で、第２通信装置により受信される上記特定のパケット
においては、ある特定の時間に誤りが集中する可能性が
低くなる。
【００６０】したがって、第１通信装置によるある特定
のパケットの最初の送信時と再度の送信時との回線状態
がほとんど変化しない場合において、第２通信装置にお
いて、第１通信装置により再送されたパケットについ
て、誤りが生ずる可能性が非常に低くなる。すなわち、
上記場合において、ある特定のパケットが連続して誤る
事態を回避することができる。
【００６１】なお、本実施の形態においては、インタリ
ーブ処理部およびデインタリーブ処理部をそれぞれ２つ
用意した場合について説明したが、本発明は、これに限
定されず、インタリーブ処理部およびデインタリーブ処
理部の数をさらに増やした場合についても適用可能なも
のである。この場合には、用意した複数のインタリーブ
処理部およびデインタリーブ処理部を、送信するパケッ
トの再送数に応じて使用するようにすればよい。これに
より、同一のパケットが連続して誤る確率をさらに確実
に低減させることができる。
【００６２】また、本実施の形態においては、第１通信
装置が第２通信装置に対して信号を送信し、第２通信装
置が受信した信号に誤りが存在した際に、この誤った信
号を、第１通信装置が第２通信装置に対して、再度送信
（再送）する場合について説明したが、第１通信装置お
よび第２通信装置は、ともに図１に示した構成を有する
ので、本発明は、第２通信装置が第１通信装置に対して
信号を送信し、第１通信装置が受信した信号に誤りが存
在した際に、この誤った信号を、第２通信装置が第１通
信装置に対して、再度送信する場合についても適用可能
なものである。
【００６３】このように、本実施の形態によれば、相互
に異なるインタリーブを行うインタリーブ処理部および
デインタリーブ処理部をそれぞれ複数用意し、送信する
パケットの再送数に応じて、上記複数のインタリーブ処
理部およびデインタリーブ処理部を用いる、すなわち、
インタリーブ方法を変えることにより、同一のパケット
が連続して誤る確率を低減させることができる。これに
より、ある特定のパケットが誤った場合において、この
特定のパケットを誤りなしの状態で受信するまでの時間
を短縮することができる。
【００６４】なお、本実施の形態においては、あるパケ
ットの再送数に応じてインタリーブ処理を変化させる場
合について説明したが、本発明は、これに限定されず、
複数用意したインタリーブ処理部およびデインタリーブ
処理部を、回線品質等の様々な条件に応じて、使い分け
るようにした場合についても適用可能である。これによ
り、受信したパケットが誤る確率を低減させることがで
きる。
【００６５】さらに、本発明の実施の形態に係るＯＦＤ
Ｍ通信装置は、ディジタル移動体通信システムにおける
通信端末装置や基地局装置に搭載可能なものである。
【００６６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信信号の再送数に応じたインタリーブ処理を送信信号
に対して行うようにしたので、同一のパケットが連続し
て誤る確率を低減させることが可能なＯＦＤＭ通信装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係るＯＦＤＭ通信装置の
構成を示すブロック図
【図２】インタリーブ技術を利用した従来のＯＦＤＭ通
信装置の構成を示すブロック図
【図３】インタリーブ技術を利用したＯＦＤＭ装置によ
り受信された信号におけるサブキャリアの配置の一例を
示す模式図
【図４】インタリーブ技術を利用した従来のＯＦＤＭ通
信装置が用いる回線の状態を示す模式図
【符号の説明】
１０１ 再送制御部 １０２ 第１インタリーブ処理部 １０３ 第２インタリーブ処理部 １０４ セレクタ １０５ 送信ＯＦＤＭ部 １０６ アンテナ １０７ 受信ＯＦＤＭ部 １０８ 第１デインタリーブ処理部 １０９ 第２デインタリーブ処理部 １１０ セレクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 送信信号に対して相互に異なるインタリ
    ーブ処理を実行可能な複数のインタリーブ手段と、前記
    送信信号の再送数に応じて、前記複数のインタリーブ手
    段の中から前記送信信号に対してインタリーブ処理を実
    行すべきインタリーブ手段を選択する選択手段と、選択
    されたインタリーブ手段によりインタリーブ処理された
    送信信号に対してＯＦＤＭ処理を行うＯＦＤＭ手段と、
    を具備することを特徴とするＯＦＤＭ送信装置。
  2. 【請求項２】 通信相手により送信信号の再送数に応じ
    たインタリーブ処理がなされた信号を受信し、前記信号
    に対してＯＦＤＭ処理を行う受信手段と、ＯＦＤＭ処理
    された信号に対して相互に異なるデインタリーブ処理を
    実行可能な複数のデインタリーブ手段と、前記複数のデ
    インタリーブ処理手段の中から前記インタリーブ処理に
    対応したデインタリーブ処理を行うデインタリーブ手段
    を選択し、選択されたインタリーブ手段に前記ＯＦＤＭ
    処理された信号に対するデインタリーブ処理を実行させ
    る選択手段と、を具備することを特徴とするＯＦＤＭ受
    信装置。
  3. 【請求項３】 請求項１に記載のＯＦＤＭ送信装置と、
    請求項２に記載のＯＦＤＭ受信装置と、を具備すること
    を特徴とするＯＦＤＭ通信装置。
  4. 【請求項４】 請求項３に記載のＯＦＤＭ通信装置を備
    えたことを特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項５】 請求項４に記載のＯＦＤＭ通信装置を備
    えたことを特徴とする基地局装置。
  6. 【請求項６】 複数のインタリーブ処理のうち送信信号
    の再送数に応じたインタリーブ処理を前記送信信号に対
    して実行するインタリーブ処理工程と、インタリーブ処
    理がなされた送信信号に対してＯＦＤＭ処理を行い、Ｏ
    ＦＤＭ処理がなされた送信信号を伝送路を介して送信す
    る送信工程と、前記送信された信号を前記伝送路を介し
    て受信し、受信した信号に対してＯＦＤＭ処理を行う受
    信工程と、複数のデインタリーブ処理のうち前記実行さ
    れたインタリーブ処理に対応したデインタリーブ処理
    を、ＯＦＤＭ処理された信号に対して実行するデインタ
    リーブ処理工程と、を具備することを特徴とするＯＦＤ
    Ｍ通信方法。
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