JP2001053365A - 光共振器およびそれを用いた光周波数掃引装置 - Google Patents

光共振器およびそれを用いた光周波数掃引装置

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JP2001053365A JP22811599A JP22811599A JP2001053365A JP 2001053365 A JP2001053365 A JP 2001053365A JP 22811599 A JP22811599 A JP 22811599A JP 22811599 A JP22811599 A JP 22811599A JP 2001053365 A JP2001053365 A JP 2001053365A
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Hiroki Takei
弘樹 武居
Fumihiko Yamamoto
文彦 山本
Tsuneo Horiguchi
常雄 堀口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広帯域の光周波数基準光パルス列を得ること
ができる光共振器および該光共振器を用いた光周波数掃
引装置を提供すること。 【解決手段】 光路の伝搬光に予め定めた周波数シフト
を与える光周波数シフタと、前記伝搬光の偏波状態を回
転させる偏波回転素子と、前記伝搬光の周波数シフトに
追随して透過中心周波数の変化する波長可変光バンドパ
スフィルタを備え、前記伝搬光を、前記光路中で往復さ
せ、前記偏波回転素子により偏波状態を回転させなが
ら、前記波長可変光バンドパスフィルタを往復させるよ
うに構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光波の周波数を高
精度かつ安定に掃引する光共振器及びそれを用いた光周
波数掃引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に下記の参考文献〔1〕において示
された従来の光周波数掃引装置の構成を示す。 参考文献〔1〕 H.Sabert and E.Brinkmeyer,”Passive birefringence
compensation in a frequency comb generator based o
n a linear fibre optical delay line”,Elect
ron.Lett.Vol.30,No.10.,p
p.812−813,1994. この従来の光周波数掃引装置は、偏波回転鏡(BPF入
り)18と、光遅延線12、光増幅媒質9、ファラデー
ローテーターミラー(以下,FRM)14を備え、光出
力手段としての光カプラ11を持つFabry−Per
ot型光共振器(以下、FP光共振器)を用いている。
【0003】偏波回転鏡(BPF入り)18は、下記の
参考文献〔2〕に示されたものと同じ原理で動作する。 参考文献〔2〕 T.Morioka,H.Takara,K.Mor
i,and M.Saruwatari,”Ultrafast
reflective opitical Kerr demultiplexer using polar
ization rotation mirror,”Electron.Lett.Vol.28,No.
6,pp.521-522.1992. FRM14は、直線偏波光を透過させた場合、その偏波
状態を45度回転させるファラデーローテーターと鏡に
より構成されており、任意の偏波状態の入力光に対し、
直交する偏波状態の光を反射するものである。
【0004】偏波回転鏡(BPF入り)18は、偏波ビ
ームスプリッタ(以下、PBS)2、波長固定バンドパ
スフィルタ(以下、波長固定BPF)17、光周波数シ
フタ3(周波数シフト幅△f)、光スイッチ4、光アイ
ソレータ5を構成要素として含む。
【0005】まず、図2の光周波数掃引装置の動作を説
明する前に、偏波回転鏡(BPF入り)18の構成要素
の結合形態について図3を用いて説明する。
【0006】PBS2において、図3のポートAから任
意の偏波状態の光を入力すると、紙面に平行な偏波(H
偏波)の成分はポートBから出力され、紙面に垂直な偏
波(V偏波)成分はポートCから出力される。また、ポ
ートBからH偏波光を、ポートCからV偏波光をそれぞ
れ入力すると、それぞれの偏波状態を保ったままポート
Aへ出力される。ポートB、Cには、偏波保持ファイバ
(PMF)が、それぞれのポートからの出力光の電界振
動方向がPMFの複屈折光学軸方向に一致するよう結合
されている。ポートBに結合されたPMFは、波長固定
BPF17との間の点Dにおいて90度ねじられた後、
ポートCに結合されたPMFと複屈折光学軸をそろえて
結合されている。PMF上の点DとポートCとの間の光
の偏波状態はV偏波で一定であるので、本部分へ偏波依
存性の高い素子である光周波数シフタ3、波長固定BP
F17の挿入が可能である。また、本部分には光アイソ
レータ5を挿入しており、光の伝搬方向をポートBから
ポートCへの一方向に限定している。よって、本偏波回
転鏡(BPF入り)18において、PSB2のポートA
よりH偏波光を入力すると、入力光は点DにおいてV偏
波光に変換され、波長固定BPF17によるフィルタリ
ングと光周波数シフタ3による△fの周波数シフトを被
った後、光スイッチ4と光アイソレータ5を透過し、V
偏波光としてポートAより出力される。
【0007】次に、図2に示した従来の光周波数掃引装
置の動作を説明する。まず、光周波数基準となるマスタ
ーレーザ6から発生された連続光を光パルス変調器7を
用いてパルス化し、V偏波に調整して光周波数シフタ3
の0次光ポート8より入力する。入力された光パルス
は、光周波数シフタ3、光スイッチ4、光アイソレータ
5を通過した後、PBS2のポートCに入力され、V偏
波光としてポートAから出力される。
【0008】その後、光増幅媒質9で増幅され、WDM
カプラ10、光カプラ11、光遅延線12を通過した
後、FRM14により偏波状態を90度回転され、再び
同一経路をたどり偏波回転鏡(BPF入り)18のポー
トAまで戻る。このとき、偏波回転鏡(BPF入り)1
8とFRM14の間の光路の複屈折と偏波依存性損失
(PDL)の効果はFRM14による偏波回転により完
全に相殺されているため、光パルスはH偏波になってい
る。そのため、光パルスは偏波回転鏡(BPF入り)1
8によって△fの周波数シフトを受けつつV偏波光とし
て反射され、ポートAより出力される。上記光増幅媒質
による増幅効果は、WDMカプラ10を介して光増幅媒
質9にポンプ光を入力することにより得ることができ
る。
【0009】上記の動作を繰り返すことにより、光パル
スはFP共振器内を多数回往復する。光パルスが図2の
右方向に伝搬する際に光カプラ11を通過すると、光パ
ルスのエネルギーの一部が光カプラ11の出力ポート1
6より出力されるため、結果として出力ポート16にお
いて光周波数シフタ3の周波数シフト幅ずつ周波数のシ
フトした光パルス列が得られる。なお、光パルス変調器
7、光スイッチ4は同期制御回路15によって光パルス
変調動作、スイッチ動作が同期して制御される。
【0010】以上説明したように、FRM14と偏波回
転鏡(BPF入り)18の間の光路上の任意の点におい
て、図の右方向に伝搬する光と左方向に伝搬する光の偏
波状態は常に直交しているため、本区間に存在する光路
の複屈折と偏波依存性損失(PDL)の影響を除去する
事ができる。よって本装置の配置場所の温度変化等の環
境変化に関わらず、常に安定して前記の光パルス列を得
ることができる。さらに、偏波回転鏡(BPF入り)1
8のループ部分に挿入した光アイソレータ5には、偏波
回転鏡(BPF入り)18により反射される光の偏波状
態を(V偏波のみに)単一化する効果がある。これによ
り、FP光共振器の偏波固有モードを単一化できるた
め、偏波回転素子(FRM14と偏波回転鏡(BPF入
り)18)の不完全性により生じる偏波モード間の競合
を抑圧し、安定な光パルス列の生成が可能となる。
【0011】しかしながら、図2に示した従来構成にあ
っては、光増幅媒質9で発生する自然放出光(Amplifie
d spontaneous emission:ASE)雑音を除去する目的
で波長固定BPF17が挿入されるが、その透過帯域幅
により光パルス周回回数(光周波数掃引幅に比例)が制
限される。一方、光周波数掃引の広帯域化を図るために
波長固定BPF17の透過帯域幅を拡大すると、信号光
の周回毎にASE(自然放出光雑音)が蓄積される度合
いが大きくなり、光パルスの周回回数が制限されてしま
う。
【0012】そこで、特開平6−110103号(特願
平4−262155号)において光リング共振器を用い
た光周波数掃引装置に適用されている波長可変光バンド
パスフィルタ(波長可変BPF)を、前記FP光共振器
における波長固定BPF17の代わりに用い、伝搬する
光パルスの周波数変化に追随して波長可変BPFの透過
中心周波数を変化させることにより、周波数掃引幅の飛
躍的拡大を期待することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記波長可
変BPFとしては、角度チューニング型誘電体多層膜
(ATDM)フィルタ19が主に用いられる。
【0014】図4に、誘電率ε2の媒質(媒質2)から
なるFabry-Perotエタロンを用いたATDMフィルタ1
9の説明図を示す。図の回転軸20を中心としてATD
Mフィルタ19を矢印方向に回転させ、入射光のATD
Mフィルタ19に対する入射角度θ1を変化させる。こ
れにより、入射光に対するフィルタの実効的な膜厚を変
化させ、透過中心周波数を変化させるものである。ここ
で、入射光の電界振動方向が入射平面(図4の紙面に相
当)に平行である場合(TM波)と垂直である場合(T
E波)とでは、任意の入射角度の値に対するATDMフ
ィルタ19の反射係数は異なる。また、ATDMフィル
タ19を回転させる(すなわち透過中心周波数を変化さ
せる)と、TM波及びTE波それぞれの反射係数は変化
する。このため、ATDMフィルタ19の透過特性は、
偏波依存性及び入射光角度依存性を持つ。以下に、数式
を用いて本ATDMフィルタ19の透過特性変化を計算
した結果を示す。
【0015】ATDMフィルタ19の周囲の媒質(媒質
1)の誘電率がε1であり、媒質1と媒質2の透磁率は
等しくμであるとする。誘電率ε1の媒質1から誘電率
ε2の媒質2に光が入射する際の電界反射率βは、次の
ような数式1によって与えられる。
【0016】
【数1】
【0017】これは、参考文献〔3〕に記載されてい
る。 参考文献〔3〕 S.Ramo,J.R.Whinnery and T.V.Duzer,”Fields and wav
es in communication electronics,second edition," J
ohn Wiley & Sons,1984. 数式1において、ZL,ZZ1は、それぞれの媒質2,1
のWave Inpedanceに相当し、入射光がTM波の場合は、
次の数式2,3で示されるものとなる。
【0018】
【数2】
【0019】
【数3】
【0020】また、入射光がTE波の場合は、次の数式
4,5で示されるものとなる。
【0021】
【数4】
【0022】
【数5】
【0023】ここで、θ1はフィルタ界面への入射角度
である。また、媒質2を透過した光が媒質1へ入射する
際の電界反射率は−ρとなる。
【0024】このとき、このATDMフィルタ19の光
強度透過率は次の数式6で計算される。この数式6は、
参考文献〔4〕に示されている。 参考文献〔4〕 A.Yariv,”光エレクトロニクスの基礎,"丸善,1974.
【0025】
【数6】
【0026】ここで、δはフィルタ膜を一往復した時に
生じる位相変化であり、次の数式7で与えられる。
【0027】
【数7】
【0028】ただし、n:媒質2の屈折率、l:フィル
タ膜厚、λ:入射光波長である。
【0029】入射角度0[rad]のとき透過中心波長が1
560nmになるとすると、2nl=1560×10~9×
m(m:自然数)が成り立つ。m=200、ε1=1、
ε2=3.78と仮定し、TM偏波光を入射角度0,
0.4[rad]として入射したときのATDMフィルタ1
9の透過波長特性TTMを図5(a)に示す。
【0030】ここで、透過中心波長は入射角度0[rad]
のとき1560nm、0.4[rad]のとき1528.39n
mである。本図から、入射角度を変化させるとフィルタ
の透過帯域幅が増加することがわかる。
【0031】図5(b)に上記条件においてTE偏波光
を入力した場合のフィルタ透過波長特性TTEを示す。こ
の図5(b)からわかるように、フィルタの透過帯域幅
はTM波の場合とは逆に減少している。このように、T
M、TEいずれの偏波を入射した場合でも、ATDMフ
ィルタ19の透過帯域幅は入射光角度の変化に伴い変化
する。よって、ATDMフィルタ19を前記FP光共振
器の偏波回転鏡(BPF入り)18のループ部に適用す
ると、ATDMフィルタ19の回転に従って透過帯域幅
が変化するため、光パルスの周回回数が減少するという
問題点がある。
【0032】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、さらに広帯域の光周波数基準光パルス列を得るこ
とができる光共振器および該光共振器を用いた光周波数
掃引装置を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光共振器は、光路の伝搬光に予め定めた周
波数シフトを与える光周波数シフタと、前記伝搬光の偏
波状態を回転させる偏波回転素子と、前記伝搬光の周波
数シフトに追随して透過中心周波数の変化する波長可変
光バンドパスフィルタを備え、前記伝搬光を、前記光路
中で往復させ、前記偏波回転素子により偏波状態を回転
させながら、前記波長可変光バンドパスフィルタを往復
させるように構成したことを特徴とする。
【0034】本発明の光周波数掃引装置は、上記構成の
光共振器と、該光共振器に光パルスを入力する手段と、
該入力された光パルスが光共振器中を往復することによ
り得られる、周波数がステップ状に掃引された光パルス
列を取り出す手段とを備えたことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明を適用
した光周波数掃引装置の一実施の形態を示す構成図であ
る。この実施形態における光周波数掃引装置と図2に示
した従来の光周波数掃引装置との基本的な相違点は、偏
波回転鏡1内に図2で示した波長固定BPF17を設け
ていないことと、FRM14と光遅延線12との間に波
長可変BPF13を設けたことである。この他の構成は
図2の従来構成と同じである。すなわち、この実施形態
の偏波回転鏡1は、光周波数シフタ3、光スイッチ4、
光アイソレータ5、偏波ビームスプリッタ(PBS)2
とから構成されている。
【0036】ここで、波長可変BPF13は、同期制御
回路15により、光スイッチ4および光パルス変調器7
のスイッチ動作、光パルス変調動作と周期的動作を達成
するように、透過帯域(透過中心周波数)が制御され
る。
【0037】このような構成において、光周波数の基準
を与えるマスターレーザ6から発生された連続光は、光
パルス変調器7によりパルスに変調され、V偏波に調整
された後、光周波数シフタ3の0次光ポート8より入力
される。入力された光パルスは、周波数シフト幅がΔf
の光周波数シフタ3によって周波数シフトを受けた後、
光スイッチ4、光アイソレータ5を通過し、PBS2の
ポートCに入力され、ポートAより出力される。
【0038】その後、光増幅媒質9において増幅され、
WDMカプラ10、光カプラ11、光遅延線12、波長
可変BPF13を通過し、FRM14により偏波状態を
90度回転された後、再び同一の光路を偏波回転鏡1内
のPBS2のポートAまで戻る。このとき、PBS2と
FRM14の間の光路の複屈折と偏波依存性損失(PD
L)の効果はFRM14による偏波回転により完全に相
殺されているため、光パルスはH偏波になっている。
【0039】ポートAよりPBS2に入力された光パル
スは、ポートBより出力され、光周波数シフタ3に至る
経路の点DにおいてV偏波に変換された後、光周波数シ
フタ3に再び到達する。波長可変BPF13は、光パル
スの周波数変化に追随してその透過中心周波数を変化す
るよう制御される。光パルス変調器7と光スイッチ4と
波長可変BPF13は、前記のように、周期的動作を達
成するため同期制御回路15により同期制御されてお
り、結果として出力ポート16から△fずつ周波数シフ
トした光パルス列fo,fo+Δf、fo+2Δf、…
…fo+nΔfが周期的に出力される。
【0040】光パルスが波長可変BPF13を通過する
際の偏波状態は、光路を図1の右方向に伝搬する際と左
方向に伝搬する際とで直交しているため、透過中心周波
数の制御に伴う波長可変BPF13のフィルタ透過帯域
幅の変化は抑圧される。
【0041】すなわち、図5(a)、(b)により説明
したように、ATDMフィルタ19を回転させ、入射光
角度を0[rad]から0.4[rad]に変化させた場合、TM
偏波光を入力した図5(a)では透過帯域幅は増加する
のに対し、TE偏波光を入力した図5(b)では減少し
ている。よって、図1の実施形態で示すように、伝搬光
が波長可変BPF13を往復する構成にし、偏波回転素
子(偏波回転鏡1とFRM14)により右方向伝搬時と
左方向伝搬時の偏波方向を直交させることにより、上記
透過帯域幅の変化をキャンセルし、透過帯域幅の変化を
抑圧することができる。
【0042】図6に、TTMとTTEの相乗平均(√(TTM
×TTE))を、入射光角度を0[rad]と0.4[rad]につ
いてプロットした結果を示す。このように、本実施形態
の構成によれば、入射角度の変化による波長可変BPF
13の透過帯域幅の変化が抑圧され、その結果として、
光パルスの周回回数を従来構成に比べて増大することが
できるという効果が得られる。
【0043】これにより、波長可変BPF13の透過中
心周波数の制御に関わらず、そのフィルタ透過帯域幅が
安定に保たれ、多数の光パルス周回が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光共振器
は、光路の伝搬光に予め定めた周波数シフトを与える光
周波数シフタと、前記伝搬光の偏波状態を回転させる偏
波回転素子と、前記伝搬光の周波数シフトに追随して透
過中心周波数の変化する波長可変光バンドパスフィルタ
とを設け、前記伝搬光を前記光路中で往復させ、前記偏
波回転素子により偏波状態を回転させながら前記波長可
変光バンドパスフィルタとを通過させるように構成した
ため、外部からパルス化された光周波数基準光を入力し
て周回させることにより、従来に比べより広帯域の光周
波数基準光パルス列を出力することが可能になるなどの
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光周波数掃引装置の第1の実
施形態を示す構成図である。
【図2】従来の光周波数掃引装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】偏波回転鏡の原理を説明するための図である。
【図4】角度チューニング型誘電体多層膜フィルタの動
作原理を示す説明図である。
【図5】角度チューニング型誘電体多層膜フィルタのフ
ィルタ角度を変化させた場合における透過帯域幅の変化
を示す図である。
【図6】本発明の構成において、角度チューニング型誘
電体多層膜フィルタのフィルタ角度を変化させた場合に
おける透過帯域幅の変化を示す図である。
【符号の説明】
1…偏波回転鏡、2…偏波ビームスプリッタ(PB
S)、3…光周波数シフタ、4…光スイッチ、5…光ア
イソレータ、6…マスターレーザ、7…光パルス変調
器、8…0次光ポート、9…光増幅媒質、10…WDM
カプラ、11…光カプラ、12…光遅延線、13…波長
可変バンドパスフィルタ(波長可変BPF)、14…フ
ァラデーローテーターミラー(FRM)、15…同期制
御回路、16…出力ポート、17…波長固定バンドパス
フィルタ(波長固定BPF)、18…偏波回転鏡(BP
F入り)、19…角度チューニング型誘電体多層膜(A
TDM)フィルタ、20…回転軸。
フロントページの続き (72)発明者 堀口 常雄 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H079 AA08 BA02 CA09 EA09 KA05 KA06 KA11 5F072 AB09 AK06 HH07 KK15 KK30 LL17 MM03 SS06 YY15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光路の伝搬光に予め定めた周波数シフト
    を与える光周波数シフタと、 前記伝搬光の偏波状態を回転させる偏波回転素子と、 前記伝搬光の周波数シフトに追随して透過中心周波数の
    変化する波長可変光バンドパスフィルタとを光路中に備
    え、 前記伝搬光を、前記光路中で往復させ、前記偏波回転素
    子により偏波状態を回転させながら、前記波長可変光バ
    ンドパスフィルタを往復させ、光周波数が予め定めた周
    波数シフト幅で変化する光信号を出力することを特徴と
    する光共振器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光共振器と、 該光共振器に光パルスを入力する手段と、 入力された光パルスが前記光共振器中を往復することに
    より周波数がステップ状に掃引された光パルス列を取り
    出す手段とを備えたことを特徴とする光周波数掃引装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016507892A (ja) * 2012-12-21 2016-03-10 デイビッド ウェルフォード, 光の波長放出を狭幅化するためのシステムおよび方法

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