JP2001052142A - Idカード、idカード発行装置ならびにidカード認証装置 - Google Patents

Idカード、idカード発行装置ならびにidカード認証装置

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JP2001052142A
JP2001052142A JP11224437A JP22443799A JP2001052142A JP 2001052142 A JP2001052142 A JP 2001052142A JP 11224437 A JP11224437 A JP 11224437A JP 22443799 A JP22443799 A JP 22443799A JP 2001052142 A JP2001052142 A JP 2001052142A
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image data
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Akio Okazaki
彰夫 岡崎
Kenichi Hiramatsu
憲一 平松
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偽造しにくく,かつ簡単な構成を持つ、IDカ
ード、その発行装置ならびに認証装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】IDカード23発行時に、入力された顔画
像22の特徴画像21を抽出し、この特徴画像21を符
号化、暗号化してバーコードとしてIDカード23上に
印刷し、認証時には、この符号化された特徴画像21を
復号化して特徴画像として表示し、写真画面22上の対
応する個所と比較対照させ、一致すれば真正なIDカー
ド23として認証するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、顔写真によって
カード提示者をカード所有者本人として認証するために
用いられる、自動車運転免許証やパスポートに代表され
る顔写真付き証明書(以下IDカードという)と、この
IDカードの発行装置ならびにIDカード認証装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】IDカードには通常、カード所有者の正
面顔写真が貼付或いはプリントされ、カード認証者は、
提示されたカード上の写真とカードを提示した人物の顔
とを見比べて、一致した場合にはそのカードを提示した
人物を正当なカード所有者として認証している。
【0003】従って、IDカードを偽造または変造する
ためには、まずIDカード全体を正確にコピーした後、
顔写真が印刷された部分のみを入れ替えるという処理を
行えばよい。従来は、正確に顔写真のみを入れ換えると
いうことが印刷技術の精度上、簡単にはできなかったた
め、人が注意してIDカードを見れば比較的容易に偽変
造カードを判別することが可能であった。
【0004】しかしながら、近年、パソコンを利用した
カラー印刷技術の進歩により、IDカード全体を正確に
コピ一した後、顔写真が印刷された部分のみを精度良く
入れ替えるという処理が場合によっては可能なレベルに
なってきた。
【0005】これを防止するためには、IDカード全体
の正確なコピーが困難な印刷技術を新たに導入する必要
があるが、コストがかなり増加するという欠点があっ
た。また、ある期間を経てそれに対抗するコピー技術が
開発されるといった繰り返しになることもあり、必ずし
も、根本的な解決策にならない場合があった。
【0006】また、顔写真のカラー画像データをデータ
圧縮し、それを2次元コード化して、写真領域とは別の
場所に印刷したIDカードの従来例があるが(特開平8
−129634「IDカード及びIDカード読取装
置」)、データ圧縮を施したとしてもデータ量はそれほ
ど減らず、読み取り装置の小型化・携帯化が困難であっ
た。また、データ圧縮では原顔画像データが持っていた
情報が平均的に失われるために、これを再生した時に、
個人を視覚的に認識する際に必須の特徴データも失わ
れ,認証エラーが生じ易くなる傾向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
上記事情を考慮してなされたもので、コスト増加をでき
るだけ押さえて、しかも根本的に偽変造防止が期待でき
るIDカード、IDカード発行装置ならびにIDカード
認証装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のIDカード
は、IDカード本体と、このIDカード本体上に記録さ
れたカード所有者の顔画像記録部と、この顔画像の記録
部とは異なる部位に符号化して記録され、前記カード所
有者の顔画像の視覚上の特徴を表す特徴データ記録部と
から構成されている。
【0009】また、この発明のIDカード発行装置は、
カード所有者の顔の画像データを取り込む顔画像データ
取込手段と、取り込まれた顔画像データに基づいて顔画
像をIDカード上にプリントする手段と、前記顔画像の
視覚上の特徴を特徴データとして抽出する特徴データ抽
出手段と、前記抽出された特徴データを符号化する手段
と、この符号化した特徴データを前記IDカード上に可
視または不可視的に記録する手段とから構成されてい
る。
【0010】また、この発明のIDカード認証装置は、
提示されたIDカードを挿入する挿入口を有する認証装
置本体と、挿入されたIDカード上に符号化して記録さ
れたカード所有者の顔画像データと、この顔画像の視覚
上の特徴を表す特徴データとを読み取る手段と、読み取
られた顔画像データを表示するとともに、前記特徴デー
タを復号して前記特徴を表す文字表示または画像表示を
行う表示手段とから構成されている。
【0011】この構成により、仮にIDカードが精密に
複写された後で顔画像記録部が不正に他の人物の顔画像
のものと取り替えられたとしても、符号化された特徴デ
ータ記録部には元の真正な所有者の顔画像の特徴が記録
されているので、認証装置上で再生された取り替えられ
た顔画像上の特徴と特徴データ記録部から再生された元
の顔画像の特徴とが一致せず、不正使用が未然に防止出
来る。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明は、IDカード自体と、
このIDカードを発行する装置と、発行されたIDカー
ドを認証する装置とに関するが、以下、夫々の発明の実
施の形態に付いて簡単に説明し、その後で実施の形態に
付いて詳細に説明する。
【0013】(1)IDカード乃至その発行装置では、
顔写真等に基づいて入手した顔画像の特徴である「内容
情報」を手動/半自動/全自動のいずれかの方法により
抽出し、この内容情報を、IDカードの印刷面の顔写真
領域とは別の特定の場所に符号化または暗号化された状
態で印刷する(以下では、この印刷された内容情報を
「付加情報」と呼ぶ)。
【0014】(2)IDカード認証装置では、顔写真領
域の画像情報を読み取り、画像処理して「内容情報」を
取り出す手段と、特定の場所に印刷された「付加情報」
を読み取り、復号処理または暗号解読処理を行う手段
と、それら「内容情報」と「付加情報」を認証者へ並べ
て、あるいは重ね合わせたりなどして、同時に表示する
手段、または、自動的に両情報を照合し、一致したかど
うかの照合結果を表示する手段とを備える。
【0015】具体的には、顔写真の「内容情報」として
は、 I.「髪が長い」、「メガネをかけている」、「口ひげ
がある」、「ネクタイをしている」などのあらかじめ数
通りにコード化された情報(以下では、「顔写真内容コ
ード」と呼ぶ)等の顔画像の特定の部分の特徴情報や、 II.顔画像の概略形状を表すデータ量が削減された画像
情報、例えば、似顔桧的に線画化された顔画像(以下で
は、「アブストラクト顔画像」と呼ぶ)や、 III.顔領域に存在する特徴点情報、例えば「眼」の中
心位置、「鼻孔」の中心位置、「口」の両端の位置、あ
るいはそれら相互の距離情報(以下では、「顔特徴点リ
スト」と呼ぶ)などがある。
【0016】以下、この発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0017】この実施の形態では、あらかじめ「顔写真
内容コード」表を用意するものとし、IDカード発行時
には操作者がどのコードかを対話的に教示し、認証時に
は付加印刷された画像情報をもとのコードに復元表示す
ることにより認証者の認証行為を支援する装置及び方法
の例を示す。
【0018】まず、図1を参照して、この発明のIDカ
ード発行装置の構成に付いて説明する。図1において、
IDカード発行装置11には顔画像メモリ12が設けら
れており、この顔画像メモリ12には、電子カメラ1
3、スキャナ14、及び顔写真画像ファイル15が選択
的に接続され、顔画像データが供給される。
【0019】電子カメラ13の場合にはIDカード発行
の申込者16の顔写真をその場で撮影して、顔画像デー
タを顔画像メモリ12に格納する。或いは、申込者16
が予め用意した顔写真17を持参してもらい、これをス
キャナ14でスキャンして顔画像メモリ12に顔画像デ
ータを取り込む。或いは、申込者16の顔画像データが
予め顔写真画像ファイル15に格納されている場合に
は、そのデータを読み出して顔画像メモリ12に書き込
む。
【0020】このようにしてIDカード発行装置11の
顔画像メモリ12に格納された顔画像データは、IDカ
ード発行操作に応じて読み出され、まず、この顔画像デ
ータから特徴データを1つ以上抽出し、付加情報を形成
する。この形成された付加情報は符号化或いは暗号化さ
れた後で、格納された顔画像データとともにプリンタに
送られ、IDカード本体の上に顔画像が印刷されるとと
もに付加情報が印刷される。このようにして付加情報2
1とともに顔写真22付きのIDカード23である会員
証が発行される。
【0021】図2は、IDカード発行装置11の内部構
成を示し、顔画像メモリ12及び印刷サブシステム19
は夫々CPU18によって制御される。このIDカード
発行装置11は、対話操作型の発行装置であり、CPU
18に接続された表示装置18A及びキーボード18B
とを有し、操作者20、即ち発行者はこの表示装置18
A,キーボード18Bを介してCPU18と対話しなが
ら所定のカード発行業務を遂行することができる。
【0022】即ち、(1)電子カメラ13からの入力
(直接入力)、(2)スキャナ14からの入力(顔写真
からの間接入力)、(3)ファイル15からの入力(顔
写真の画像ファイル15からの読み込み)の3通りの方
法のいずれかで入力された顔画像データは、一旦、顔画
像メモリ12にバッファリングされ、カード発行時に読
み出されて表示装置18A上に表示される。
【0023】この発明が従来システムと違うところは、
「顔写真内容コード」データがCPUの制御により操作
者20との対話を通して入力され、それが符号化または
暗号化され、付加印刷情報として印刷サブシステム19
に送られる点である。
【0024】以下、付加印刷情報として用いられる顔画
像の特徴を抽出する為の一例である内容コードと顔画像
特徴との対応を示す図3を参照しながら付加情報21の
形成方法を説明する。
【0025】付加情報としては、図3に示すように、髪
特徴、ひげ特徴、眼鏡特徴、衣服特徴、ネクタイ特徴、
装身具特徴等がある。顔画像の特徴を内容コードとして
対話入力する際のユーザインタフェースとしては、例え
ば、メニュー画面を、メニュー画面1:髪特徴の選択−
>メニュー画面2:ひげ特徴の選択−>メニュー画面
3:眼鏡の着用の有り無しの選択−>メニュー画面4:
衣服特徴の選択−>メニュー画面5:ネクタイ着用の有
り無しの選択−>メニュー画面6:装身具特徴の選択、
という具合に順番に表示して、操作者20にキーボード
18Bやマウスなどを用いて指示させるという方法が可
能である。
【0026】例えば、申し込み者が、長髪、ひげ無し、
眼鏡無し、スーツ着用、ネクタイ有り、装身具無しであ
れば、操作者20はメニュー画面上で順次該当する項目
をキーボード18Bなどで選択して行き、最終的には付
加情報として”00101000011”と言う内容の
11ビットの符号化特徴情報を作成できることになる。
この形成された特徴情報は一旦CPU18により保持さ
れ、顔画像メモリ12からの顔画像データとともに印刷
サブシステム19に送られて未発行IDカード上に印刷
される。
【0027】以下、図4を参照してこの発明の実施の形
態であるIDカード23の発行装置11のCPU18の
処理フローを説明する。
【0028】最初のステップ1では、顔画像メモリ12
から顔画像データが読み出されて表示装置18A上にお
いて操作者20に示される。
【0029】次のステップ2では、図3で説明した手順
に従ってメニュー画面が表示装置18A上に表示され、
操作者20から選択入力された顔画像の内容コード情報
(顔画像の特徴パターンの指示)を受け取る。
【0030】次のステップ3では、あらかじめ作成され
ている図3のようなコードテーブルを参照し、内容コー
ドを”0”と”1”から構成される一次元パターン系列
であるバイナリパターンに変換する。
【0031】次のステップ4では、得られたバイナリパ
ターンを対応するバーコード情報に変換する。
【0032】最後のステップ5では、形成されたバーコ
ード情報を付加情報21として印刷サブシステム19へ
送り、所定のIDカード用のシート上に顔画像22や他
の会員番号、氏名、発行年月日、有効期限などの書誌的
情報とともに付加情報21が印字される。
【0033】図5はこのようにして発行されたIDカー
ド23の一例を示し、付加情報21がバーコードとして
印刷されるとともに、顔画像22や書誌的情報24が文
字情報として印刷される。
【0034】このように付加情報がバーコードとして印
刷されることにより、後で説明するIDカードの認証装
置ではこの付加情報を読み取るのに複雑な読み取り装置
を用いること無く、簡単な構成のCCDラインセンサを
用いることができ、認証装置を安価で簡単な構成とする
ことができる。
【0035】以下、図6、図7を参照してIDカード認
証装置の構成、作用を説明する。
【0036】図6は、IDカード認証端末31の外観斜
視図を示す。この認証端末31はハンディタイプとして
形成され、前面にCCDラインセンサの読み取り面32
を有し、背面に液晶表示部33を有する構成である。
【0037】図7を参照してIDカード認証端末31の
構成を更に詳細に説明する。図7において、認証を受け
ようとするIDカード所持者は、そのIDカード23を
認証者34へ提示する。認証者34はこのIDカード2
3を受け取って、まずその表面に印刷されている顔写真
上の顔画像とIDカード所持者の顔とを見比べて一致を
確認する。一致していれば、その後、IDカード認証端
末31を用いてその表面の付加情報21の部分をCCD
ラインセンサ32で走査する。
【0038】付加情報21は図5に示したようにバーコ
ード形式で記録されており、CCDラインセンサ32に
より一次元走査を受けて11ビット分の“1”、“0”
で符号化された付加情報がラインバッファ35に一時的
に格納される。
【0039】CPU36には予め図3に示したような
“0”、“1”のバイナリコードデータと顔画像の特徴
データとの関係を示すテーブルを持ち、このテーブルを
参照して対応する特徴を読み出す。この読み出された特
徴は、付加情報21、即ち顔画像内容コード情報として
表示部33にたとえば「長髪」、「ひげなし」,「眼鏡
なし」などの文字情報として表示される。この表示はた
とえば図3の6項目の特徴すべてについて一括して表示
するかあるいは1項目づつ順次認証者34の対話型の指
示により対話部37を構成する,たとえばキーボードを
通じてCPU36を介して表示される。
【0040】この顔画像内容コード情報は、文字で表示
する代わりに絵コードとして表示することもできる。
【0041】次にこの実施形態のIDカード認証端末3
1の動作を図8のCPU36の動作フローを参照して説
明する。
【0042】まず、認証すべきIDカード23が認証者
34に提示されると、認証者34はIDカード認証端末
31の対話部37のキーボードを操作して認証動作をス
タートさせる。これにより、CPU36は最初のステッ
プS11においてCCDラインセンサ32を駆動可能状
態とし、カード23上の付加情報21のバーコードパタ
ーンの読み取り可能状態とする。
【0043】この状態で認証者34は認証端末31のC
CDラインセンサ32の読み取り面32aをカード23
の付加情報21の記録部に押し付ける。これに伴い、次
のステップS12にて、CPU36は一定周期でライン
バッファ35にCCDラインスキャナ32の読み取り範
囲のラインデータを取り込み、バーコードを認識する。
この処理をバーコード検知に成功するまで繰り返す。例
えば,バーコード検知に成功すると,図示しないブザー
を駆動して音で認証者に知らせるようにする。
【0044】次のステップS13にて,検知されたバー
コード情報は図3の内容のテーブルを参照して顔画像の
内容コード(バイナリパターン)に復元される。例えば
図5に示したバーコードでは検知されたバーコード情報
がバイナリパターン“00101”に復元される。この
バイナリパターンは“00”が長髪、“10”がひげな
し、“1”が,眼鏡なしを示し、文字情報としてこのま
ま表示部33に表示してもよいが、この実施形態では,
次のステップS14にてバイナリーパターンをそれに対
応する顔特徴パターンである絵コードに変換する。
【0045】このようにして得られた絵コードは、次の
ステップS15において表示部33に送られてイメージ
として表示される。この際,認証者34は、この表示部
33に表示された付加情報21から得られた顔画像の特
徴をIDカード23の提示者の顔の各部と比較し,特徴
がそれぞれ一致するか否か確認する。なお,このとき、
ステップS15において、書誌的事項24などの補助情
報も表示するようにしてもよい。
【0046】また、顔写真内容コード21の印刷表現方
法としては、バーコード符号化(ここでの例以外のバー
コード符号化体系ももちろん可能)以外にも数字やアル
ファベットで符号化するなどの方法も可能である。ま
た、通常のデータスクランブル処理や暗号化処理を施し
てより安全性を高めてもよい。付加印刷される場所も、
顔写真領域以外ならば、用途によって最適な場所(例え
ば、目立たない場所)に変えてよい。
【0047】なお、顔写真内容コードとしては、ここで
挙げた例以外にも「丸顔」「細長い顔」などの顔の形状
特徴や「ほくろ」などの特徴情報、あるいは衣服の色な
ど、IDカード発行時の入カコストに応じて言語表現可
能な内容コードが様々、実施可能である。
【0048】さらには、顔写真内容コードだけではな
く、有効期限などの数値情報、住所など情報を直接文字
で印字せずに、コード情報として顔写真内容コードと組
み合わせて付加印刷情報とすれば、さらに安全性を高め
られる。
【0049】以上に説明した実施の形態では、顔画像の
特徴をテキストコードまたは絵コード化して付加情報と
して顔画像とともにIDカード上に印刷する例を示した
が,以下に説明するこの発明の実施の形では、IDカー
ド発行時に「アブストラクト顔画像」をもとの顔画像デ
ータより自動的または半自動的に抽出して付加情報とし
て使用する(画像変換処理)する装置及び方法の実施の
形態を示す。
【0050】IDカード発行装置の構成は、図1,図2
に示した実施の形態と同じであるから以下の説明はこれ
らの図面を参照して行うが、以下のようにそのCPU1
8が行う処理が大きく異なる。第9図にIDカード発行
装置のCPUが行う処理の流れを示す。
【0051】IDカード発行装置11のCPU18は、
まず、ステップS21で、顔画像メモリ12に格納され
たカラー顔画像データを濃淡画像に変換する。例えば、
RGBそれぞれ8ビットごとに入力されるカラー画像デ
ータのうち、B信号のみを取り出したり、あるいは適当
に重み付け加算して8ビット化したりすることで実現可
能である。
【0052】次にステップS22では、顔の形状輸郭を
自動抽出(エッジ抽出)するために適当な微分フィルタ
リング処理(エッジ強調)を行った後、その結果の濃淡
画像に対してしきい値処理を施し、2値画像に変換す
る。すなわち、しきい値をTとすると、画像のある位置
(i,j)の画素の値を、現在の値がT以上ならば
“1”、そうでないならば“0”に変換する。Tの値
は、あらかじめ設定しておいてもよいし、操作者20が
対話的に入力画像ごとに設定してもよい。
【0053】ステップS23では、孤立点・ピンホール
・ごみ成分などの雑音除去や切れ・かすれなどの修復処
理を行い画質を向上させる。この処理は、従来の画像処
理技術を組み合わせて用いることで自動化が実現可能で
あるが、雑音の大きさが自動処理のレベルを超えている
場合は、操作者20が対話的に雑音除去や修復処理を行
ってもよい。この操作は、例えば、マウスなどのポイン
ティングデバイスを用いて表示装置18Aの画面上を指
示することで実施可能である。
【0054】次のステップS24では、画像を適当な大
きさに縮小し、この結果をアブストラクト画像とする。
縮尺(アブストラクト画像のデータ容量)は、付加印刷
するバーコードの最大長から決定されるべきものであ
る。図13にこのようにして原写真から形成された人物
の顔画像のアブストラクト画像の一例を示す。
【0055】ステップS25では、アブストラクト画像
(2値画像)を、最も左上の画素から最も右下の画素へ
とラスタスキャンしながらその画素値を順番に並べると
いう処理を行うことにより、1次元系列化(バイナリー
パターン化)する。
【0056】ステップS26では、バイナリーパターン
を1次元バーコード化した後、その情報を付加印刷情報
として印刷サブシステム19ヘ送る。
【0057】図10には、図9で説明したようにして発
行されたIDカードの認証端末の構成を示し、図11に
そのCPUが行う処理の流れの例を示す。また、図12
は、この実施の形態における認証端末の外部形態(据え
置き型)の例である。認証対象となるIDカードの顔写
真データと付加印刷データの表示ユーザインタフェース
としては、例えば、第12図に示すように両者を同じ大
きさに並べることによって認証者の比較照合(認証行
為)を支援する表示画面が実施可能である。この他に
も、両者を重ね合わせて表示したり、ユーザである認証
者の指示により両方を選択できるようにしてもよい。
【0058】図10において、認証を受けようとするI
Dカード所持者は、そのIDカード123を認証者13
4へ提示する。認証者134はこのIDカード123を
受け取って、まずその表面に印刷されている顔写真12
2上の顔画像とIDカード所持者の顔とを見比べて一致
を確認する。一致していれば、その後、IDカード認証
端末131を用いてその表面をカラーCCDエリアセン
サ132で走査する。
【0059】IDカード認証端末131は図12に示し
たように、端末本体131Aに対して折りたたみ可能に
形成された液晶表示ブ133を有し、前面に複数の操作
ボタン137Aを有する対話部137を有し、この対話
部137と液晶表示部133との間にIDカード差込口
131Bを形成している。認証者134は受け取ったI
Dカード123をこの差込口131Bに挿入する。
【0060】図11の最初のステップS31において、
付加情報121を含むIDカード123の表面はカラー
CCDエリアセンサ132により2次元走査を受けて、
画像データとして画像バッファ135に一時的に格納さ
れる。
【0061】CPU136には予め顔画像領域122と
付加情報121の領域の位置データが格納されており、
この位置データに基づいてCPU136はステップS3
2において、画像バッファ135から両者の部分画像デ
ータを切り出す。
【0062】切り出された部分画像データのうち、バー
コード情報を含む領域が処理対照領域として選択され、
ステップS33にてその領域にあるバーコードを認識
し、図9のステップS25で行った処理の逆の処理,即
ち,認識されたバーコードからもとの一次元系列のバイ
ナリーパターンを復元する。
【0063】復元されたバイナリーパターンは次のステ
ップS34にて二次元化,即ち画像データ化し、アブス
トラクト顔画像が復元される。
【0064】この復元されたアブストラクト顔画像はモ
ノクロ画像であり、ステップS35にて図12の液晶表
示部133の画面の右半分の表示領域に輪郭線画像13
3Aとして表示される。
【0065】一方、IDカード123のカラー写真12
2のカラー画像は左半分の表示領域に顔写真の画像13
3Bとして表示される。なお,これらの画像133A,
133Bは比較に都合が良いように、認証者134が操
作ボタン137Aを操作することにより表示の際に適当
な大きさに調整される。
【0066】なお、両画像133A,133Bを並べる
代わりに大きさを同じに調整した後で互いに重なり合う
ように表示してもよい。これにより,二つの画像の比較
が容易となり、異同が容易にわかるようになる。
【0067】この実施の形態の特徴は、IDカード12
3を差込口131Bに差し込んで、カラ−CCDエリア
センサ132により印刷面情報をカラー画像データとし
て取り込んだ後、画像メモリ135上での顔写真122
に対応する領域とバーコード印刷の付加情報121に対
応する領域(アブストラクト顔画像情報)を別々に切り
出して、それぞれ対応した処理を行う点である。ここで
は、1次元バーコードを用いたが、IDカード123上
の付加印刷領域121の条件によっては、図9のステッ
プS25でアブストラクト画像の1次元系列化を行わ
ず、このまま2次元コード化して、それを付加印刷して
もよい。
【0068】なお、この実施の形態で用いられる個々の
画像処理はすべて従来技術であって、例えば文献:「長
尾真・監訳:ディジタル画像処理、近代科学杜(197
8年出版)」に詳しい。また、この実施の形態では、カ
ード正偽の判定は認証者134が行うものであって認証
端末131はその行為を支援するものである。
【0069】この発明では、付加情報として顔画像の中
に含まれる種々の特徴を抽出して利用することができ
る。以下に説明する実施の形態では、IDカード発行時
に「顔特徴点リスト」を、もとの顔画像データより自動
的または半自動に抽出し、IDカード認証時にその内容
数値情報を復元して認証者に表示する例である。
【0070】IDカード発行装置とIDカード認証端末
の構成・外部形態は、図9乃至図13で示した実施の形
態と同じでよいからその説明は省略するが、発行装置,
認証装置それぞれのCPUが行う処理が大きく異なる。
【0071】第14図と第15図に、IDカード発行装
置とIDカード認証端末のそれぞれのCPUが行う処理
の流れの例を示す。
【0072】この実施の形態の特徴は、カラー顔画像デ
ータより眼、鼻孔、口などの顔の特徴点を従来の画像処
理技術を用いて自動抽出する点であり、自動抽出が困難
な場合やエラーが発生した場合などは操作者が対話的に
特徴点の位置を指示することにより、補完(半自動化)
が可能である。
【0073】バイナリーパターン化は、得られた特徴点
の座標(2進数としてビット表現)を一定の順番で並べ
る(顔特徴点リスト)ことにより容易に実現できる。
【0074】復元の際は、もとの座標値表現に戻した
後、適当なテンプレートパターン(眼パターン、鼻パタ
ーンなど)を用いて、絵的(2次元的)に再構成するこ
とにより、認証の際の照合比較が容易になる。表示ユー
ザインタフェースとしては、図9乃至図13の実施形態
と同様に顔写真データと絵的に再構成された付加印刷デ
ータを並べて表示したり、重ね合わせたりして表示すれ
ばよい。
【0075】カラーあるいは、濃淡顔画像より眼、鼻
孔、口などの顔の特徴点を抽出する方法としては種々の
方法が発表されているが、例えば、文献「福井和広、山
口修:形状抽出とパターン照合の組合せによる顔特徴点
抽出、電子情報通信学会論文誌D−11、Vol.J8
0−D−II,No.8、pp2170−2177(1
997年8月)」に詳しい。
【0076】まず,図14を参照してIDカード発行装
置のCPUの処理フローを説明する。発行装置では、例
えば申し込み者から提供されたカラー写真からスキャナ
によりカラー顔画像データを取り込み,画像バッファに
格納する。
【0077】CPUはこの格納されたカラー顔画像デー
タをステップS41にてモノクロの濃淡画像データに変
換する。
【0078】次のステップS42では、得られた濃淡画
像データから眼,鼻,口などの顔パーツを概略的に認識
し、この結果から濃淡画像データにおける顔領域を検出
する。検出結果は表示装置に表示されるが、エラーとな
った場合には操作者が対話的に修正指示を行うこともで
きる。
【0079】例えば顔領域が図16に示したものとして
検出されたものとすると、ステップS43にて、この検
出された顔領域の中で、眼の中心点I1、I2,鼻穴の
中心点N1,N2、口の両端点M1,M2などの特徴点
の位置を詳細に検出する。この場合も、エラーとなった
場合には、操作者が対話的に指示してそれぞれの特徴点
の位置を正確に設定する。
【0080】次のステップS44では、x、yの方向へ
のラスタスキャンの順番で、それぞれの特徴点I1,I
2,N1,N2,M1,M2の位置座標を順次抽出し、
得られた位置情報列を表す数値データ列を一次元系列化
する。ここでは、得られた座標値を2進数表現化するこ
とにより、バイナリーパターン化する。特徴点I1の位
置座標を「xI1,yI1]とし、I2の位置座標を
「xI2,yI2」とし、特徴点N1,N2,M1,M
2の位置座標を夫々「xN1,yN1」、「xN2,y
N2」、「xM1、yM1」、「xM2,yM2」とす
る。従って、順次得られる座標値を2進数表現化するこ
とにより、バイナリーパターン「xI1,yI1、xI
2,yI2、xN1,yN1、xN2,yN2、xM
1、yM1、xM2,yM2」が得られることになる。
【0081】最後のステップS45では、このようにし
て得られたバイナリーパターンをバーコード変換した
後、付加情報として印刷サブシステムに送り、IDカー
ドが印刷、発行される。
【0082】次に、このようにして発行されたIDカー
ドの認証端末の動作をそのCPUの処理フローとして図
15を参照して説明する。認証端末は図10の場合と同
様に構成されるので、図10を参照して以下説明する。
【0083】被認証者がそのIDカード123を認証者
134に提示すると、認証者134の操作、例えばID
カード123を認証装置131の差込口に差し込む操作
により、ステップS51にてカラーCCDエリアセンサ
132が駆動され、差し込まれたIDカード123の表
面を画像データとして画像バッファ135に取り込む。
【0084】CPU136には予め顔画像領域122と
付加情報121の領域の位置データが格納されており、
この位置データに基づいてCPU136はステップS5
2において、画像バッファ135から両者の部分画像デ
ータを切り出す。
【0085】切り出された部分画像データのうち、バー
コード情報を含む領域が処理対照領域として選択され、
ステップS53にてその領域にあるバーコードを認識
し、図9のステップS25で行った処理の逆の処理,即
ち,認識されたバーコードからもとの一次元系列のバイ
ナリーパターンを復元する。
【0086】復元されたバイナリーパターンは次のステ
ップS54にて二次元化,即ち画像データ化し、特徴点
顔画像が復元される。
【0087】この復元された顔画像はモノクロ画像であ
り、ステップS55にて図12の液晶表示部133の画
面の右半分の表示領域に特徴点顔画像133Aとして表
示される。
【0088】一方、IDカード123のカラー写真12
2のカラー画像は左半分の表示領域に顔写真の画像13
3Bとして表示される。なお,これらの画像133A,
133Bは比較に都合が良いように、認証者134が操
作ボタン137Aを操作することにより表示の際に適当
な大きさに調整される。
【0089】この実施の形態では,カラーCCDエリア
センサーを用いてIDカードのカラー写真を認証端末に
表示させたが、モノクロ写真で十分な場合は、モノクロ
CCDエリアセンサーであってもよい。
【0090】なお、両画像133A,133Bを並べる
代わりに大きさを同じに調整した後で互いに重なり合う
ように表示してもよい。これにより,二つの画像の比較
が容易となり、異同が容易にわかるようになる。
【0091】また、この実施の形態では、正偽の判定は
認証者が行うものであって、認証端末はその行為を支援
するものであるが、ある程度は自動的に行わせることが
可能である。その例は図16、図17を参照した次の実
施の形態で説明する。
【0092】この実施の形態では、IDカード発行時に
「アブストラクト顔画像」や「顔特徴点リスト」を、も
との顔画像データより自動的または半自動的に抽出する
ばかりでなく、IDカード認証時にも、その内容情報を
復元したのち自動的または半自動的に照合処理を行って
「正当なIDカードかどうかの判定結果」を認証者に表
示する。
【0093】IDカード発行装置とIDカード認証端末
の構成・外部形態は、図10の実施の形態と同じであ
る。また、IDカード発行装置のCPUが行う処理は、
図9、図14に示した処理フローと同じでよい。
【0094】この実施の形態の特徴は、IDカードの認
証(顔写真の内容情報と付加印刷情報との照合)を認証
者の支援により自動的に行うことであり、図16と図1
7に、IDカード認証端末のCPUが行う処理の流れの
例を2つ示す。
【0095】認証時の照合処理においては、カラー顔画
像データに対して発行時と同様な画像処理を行った後、
従来の画像・パターン照合技術を用いて容易に実現可能
である。例えば、図16のステップS65では「アブス
トラクト顔画像」の自動照合を行うが、これは、同じ大
きさの2値画像同士の論理演算を行い1の値をもつ画素
が重なる個数が多いほど照合度が高いとすればよい。ま
た、図17のステップS75では「顔特徴点リスト」同
士の照合を行うが、ここでは、リスト内のすべての特徴
点同士の座標比較を行い、位置ずれが所定の許容範囲内
であれば一致したとみなし、一致した特徴点の個数が多
いほど照合度が高いとすればよい。図16、図17の処
理フローにおける残りのステップは夫々図11、図15
の処理フローと同じであり、ここでは説明を省略する。
【0096】この実施の形態において、「アブストラク
ト顔画像」や「顔特徴点リスト」を付加印刷情報として
別々に実施してもよいし、両方を同時に実施することも
可能である。この場合、例えば、「アブストラクト顔画
像」情報の後に、区切りコードを挿入して「顔特徴点リ
スト」情報を連結して1次元系列化すればよい。また、
1つの付加情報とせず、別々に分けて2箇所に付加印刷
してもよい。
【0097】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではない。例えば、上記実施の形態を種々に
組み合わせて実施することが可能である。また、上記実
施の形態では、バーコード符号化印刷の場合について説
明したが、電子透かし印刷を行ってもよい。さらには、
磁気カード、ICカードの場合は、それらの記録媒体に
格納してもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で、種々変形して実施できる。
【0098】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
顔写真の内容情報をIDカード上の顔写真領域とは別の
場所に付加情報として印刷し、IDカードの認証時に顔
写真と付加情報を手動/半自動/全自動により照合でき
るので、コスト増加をできるだけ押さえて、信頼性の高
い偽変造防止が行なえるIDカードとその発行装置なら
びに認証装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の態様のIDカードの発
行装置の全体の構成を示すブロック図。
【図2】図1のIDカード発行装置の内部構成を示すブ
ロック図。
【図3】顔画像の内容コード表の例を示す図。
【図4】図1、図2のIDカード発行装置の動作を示す
フローチャート。
【図5】発行されたIDカードの一例を示す平面図。
【図6】IDカード認証端末の斜視図。
【図7】IDカード認証端末の構成を示すブロック図。
【図8】IDカード認証端末の動作フローチャート。
【図9】他の実施の形態のIDカード発行装置の動作フ
ローチャート。
【図10】他の実施の形態のIDカード認証端末の構成
のブロック図。
【図11】他の実施の形態のIDカード認証端末の動作
フローチャート。
【図12】図10のIDカード認証端末の外観斜視図。
【図13】特徴画像の一つとしてのアブストラクト画像
の一例を示す図。
【図14】3番目の実施の形態のIDカード発行装置の
動作フローチャート。
【図15】3番目の実施の形態のIDカード認証装置の
動作フローチャート。
【図16】顔画像から特徴点抽出を行う説明の為の図。
【図17】4番目の実施の形態のIDカード認証端末の
動作フローチャート。
【図18】5番目の実施の形態のIDカード認証装置の
動作フローチャート。
【符号の説明】
11…IDカード発行装置。 12…顔画像メモリ。 13…電子カメラ。 14…スキャナ。 15…画像ファイル。 18…CPU。 18A…表示装置。 18B…キーボード。 19…印刷サブシステム。 21…付加情報。 22…顔画像。 23…IDカード。 32…CCDラインセンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 AA14 AA15 BB09 BC01 CA11 5B043 AA01 AA09 BA04 CA03 DA05 EA03 EA04 EA07 FA04 FA07 GA02 HA02 HA07 HA08 5B058 KA11 KA38 YA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IDカード本体と、 このIDカード本体上に記録されたカード所有者の顔画
    像の記録部と、 この顔画像の記録部とは異なる部位に符号化して記録さ
    れ、前記カード所有者の顔画像の視覚上の特徴を表す特
    徴データ記録部と、 を具備したことを特徴とするIDカード。
  2. 【請求項2】 前記特徴データの符号化は暗号化処理を
    含むことを特徴とする請求項1に記載のIDカード。
  3. 【請求項3】 前記特徴データは、前記特徴を文字で表
    現したものを含むことを特徴とする請求項1または2の
    いずれかに記載のIDカード。
  4. 【請求項4】 前記符号化はバーコード化を含むことを
    特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のIDカ
    ード。
  5. 【請求項5】 カード所有者の顔の画像データを取り込
    む顔画像データ取込手段と、 取り込まれた顔画像データに基づいて顔画像をIDカー
    ド上にプリントする手段と、 前記顔画像の視覚上の特徴を特徴データとして抽出する
    特徴データ抽出手段と、 前記抽出された特徴データを符号化する手段と、 この符号化した特徴データを前記IDカード上に可視ま
    たは不可視的に記録する手段と、 を具備することを特徴とするIDカードの発行装置。
  6. 【請求項6】 前記特徴データ抽出手段は、文字で表現
    された複数の一般的な顔画像の特徴を表示画面上に表示
    する手段と、 表示された複数の一般的な特徴のうちで前記カード所有
    者の顔画像上で該当するものを選択する手段と、 を具備することを特徴とする請求項5に記載のIDカー
    ドの発行装置。
  7. 【請求項7】 前記特徴データ抽出手段は、前記顔画像
    データのデータ圧縮によりアブストラクト顔画像データ
    を抽出する手段を含むことを特徴とする請求項5に記載
    のIDカードの発行装置。
  8. 【請求項8】 提示されたIDカードを挿入する挿入口
    を有する認証装置本体と、 挿入されたIDカード上に符号化して記録されたカード
    所有者の顔画像データと、この顔画像の視覚上の特徴を
    表す特徴データとを読み取る手段と、 読み取られた顔画像データを表示するとともに、前記特
    徴データを復号して前記特徴を表す文字表示または画像
    表示を行う表示手段と、 を具備することを特徴とするIDカードの認証装置。
  9. 【請求項9】 前記特徴データは前記顔画像データのデ
    ータ圧縮によるアブストラクト顔画像データを含み、 前記表示手段は、前記顔画像データとアブストラクト顔
    画像データとを併置または重ねあわせて表示する手段を
    含むことを特徴とする請求項8に記載のIDカードの認
    証装置。
  10. 【請求項10】 前記特徴データは前記顔画像中の眼の
    中心点、鼻孔の中心点を含む特異点を示す情報を含み、 前記表示手段は、前記顔画像データと前記特異点とを重
    ね合わせて表示する手段を含むことを特徴とする請求項
    8に記載のIDカードの認証装置。
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