JP2001006291A - オーディオ信号の符号化方式判定装置、及びオーディオ信号の符号化方式判定方法 - Google Patents

オーディオ信号の符号化方式判定装置、及びオーディオ信号の符号化方式判定方法

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JP2001006291A
JP2001006291A JP11173759A JP17375999A JP2001006291A JP 2001006291 A JP2001006291 A JP 2001006291A JP 11173759 A JP11173759 A JP 11173759A JP 17375999 A JP17375999 A JP 17375999A JP 2001006291 A JP2001006291 A JP 2001006291A
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audio signal
signal
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encoding method
input
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Hiroshi Iwabuchi
浩志 岩淵
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Fujifilm Microdevices Co Ltd
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Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイコンを用いず、従来よりも短時間でオー
ディオ信号の符号化方式を判定する装置、及びその装置
を用いたオーディオ信号の符号化方式判定方法を提供す
ること。 【解決手段】 符号化されたオーディオ信号が入力さ
れ、前記符号化されたオーディオ信号の符号化方式を判
定し、前記オーディオ信号を復号して出力するディジタ
ルシグナルプロセッサ301と、前記符号化されたオー
ディオ信号を復号する復号プログラムが格納されるメモ
リ303とを備えたオーディオ信号の符号化方式判定装
置。また、符号化されたオーディオ信号の付加データ中
の所定部分のデータ列に基づいて該オーディオ信号の符
号化方式を判定するステップを含むオーディオ信号の符
号化判定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーディオ信号の符
号化方式の判定装置、及びそれを用いた判定方法に関
し、特にDSP(デジィタルシグナルプロッセサ)を用
いた符号化方式の判定装置、及びそれを用いた判定方法
に関する。近年、CD、LD、DVD等のオーディオソ
ースが普及しており、それらに記録されるオーディオ信
号の符号化方式として、PCM、DTS、AC−3、M
PEG等が実用化されている。これらの符号化方式が用
いられているオーディオ信号を復号するには、その符号
化方式に対応した復号方法を用いなければならない。そ
こで、オーディオ信号を復号する前に、そのオーディオ
信号で用いられている符号化方式を判定しなければなら
ない。
【0002】
【従来の技術】AVアンプ、DVDプレーヤ、スピカー
システム等には、オーディオソース(CD、LD、DV
D等)からのオーディオ信号が入力される。CD、L
D、DVDからのオーディオ信号は符号化されており、
その符号化方式はオーディオソース毎に異なる。これを
表1に示す。
【0003】
【表1】
【0004】表1において、DTSはデジタルシアター
システム社が開発した符号化方式、AC−3はドルビー
研究所が開発した符号化方式、MPEG(Moving
Picture Experts Group)は情
報を圧縮する符号化方式の国際標準である。表1から分
かるように、1つのオーディオソースに対して用いられ
る符号化方式は必ずしも1つではなく、複数の符号化方
式が用いられる場合がある。この場合には、1つのオー
ディオソースを聴取している途中で、符号化方式が変わ
ることになる。例えば、DVDではDTS、AC−3、
MPEGが用いられているため、最初DTSで聴取して
いたものが、途中でAC−3やMPEGに変わる場合が
ある。
【0005】そのため、オーディオ信号を復号するに
は、まず、現在オーディオ信号で用いられている符号化
方式が何であるかを判定する必要がある。そして、それ
により判別した符号化方式に対応する復号方法により、
該オーディオ信号を復号しなければならない。次に、図
1を参照しながら、従来用いられているオーディオ信号
の判定装置について説明する。
【0006】図1は従来例に係るオーディオ信号の判定
装置のブロック図である。図1において、100はDI
R(ディジタルインターフェイスレシーバ)であり、オ
ーディオソースからのオーディオ信号は、該DIR10
0により所定の信号形式に変換されてDSP(ディジタ
ルシグナルプロッセサ)103に入力される。オーディ
オソースからのオーディオ信号はIEC958と呼ばれ
るディジタルオーディオインターフェース規格に基づい
ており、その1フレームは、オーディオデータと付加デ
ータとから構成されている。この付加データには、オー
ディオ信号がPCMにより符号化されているか、或いは
PCM以外の符号化方式(DTS、AC−3、MPE
G)により符号化されているかの情報が含まれている。
【0007】DIR100はこの情報に基づいて、オー
ディオ信号がPCMにより符号化されている場合には、
そのことを示すフラグ(以下PCMフラグという)をオ
ンし、該PCMフラグをマイコン101に出力する。ま
た、オーディオ信号がPCM以外の符号化方式により符
号化されている場合には、DIR100はPCMフラグ
をオフし、該PCMフラグをマイコン101に出力す
る。マイコン101はPCMフラグのオン、オフによ
り、現在入力されているオーディオ信号がPCMにより
符号化されているか、又はそれ以外(DTS、AC−
3、MPEG)の符号化方式により符号化されているか
を判定することができる。ただし、PCMフラグだけで
は、オーディオ信号がPCM以外の符号化方式で符号化
されている場合に、それがDTS、AC−3、MPEG
のどれで符号化されているのかを判定することはできな
い。この場合にDTS、AC−3、MPEGであるかを
判定する方法については後述する。
【0008】DSP103は、DIR100から入力さ
れるオーディオ信号を復号するものである。オーディオ
信号を復号するには、該オーディオ信号中で用いられて
いる符号化方式に対応する復号プログラムがあらかじめ
DSP103にローディングされている必要がある。復
号に必要な復号プログラムはマイコン101中のメモリ
102に格納されており、オーディオ信号中で用いられ
ている符号化方式に応じ、プログラムがDSP103に
ローディングされる。
【0009】また、DSP103は、オーディオ信号中
で用いられている符号化方式に対応しない復号プログラ
ムがローディングされている場合に、マイコン101に
対しデコードエラー信号を出力する機能を有している。
例えば、あるオーディオソースを聴取している途中に、
オーディオ信号の符号化方式が変わった場合には、その
符号化方式とローディングされている復号プログラムと
が対応しなくなるため、DSP103はマイコン101
に対し、デコードエラー信号を出力する。これにより、
マイコン101は、オーディオ信号の符号化方式が変わ
ったことを検知することができる。
【0010】104はDSPからの出力をミュートする
ための出力ミュート部であり、105はDSPから出力
されるディジタル信号をアナログ信号に変換するための
D/A変換器である。次に、図1のオーディオ信号の符
号化方式判定装置を用いたオーディオ信号の符号化方式
判定方法について、図2を参照しながら説明する。
【0011】図2は従来例に係るマイコン101にプロ
グラムされているオーディオ信号の符号化方式判定処理
のフローチャートである。まず、ステップS101にお
いてマイコン101は、DIR100から出力されるP
CMフラグのオン、オフの切り替わり、又はDSP10
3から出力されるデコードエラー信号により、オーディ
オソースからの信号の符号化方式が変化したことを検知
する。
【0012】次に、ステップS102に移行し、出力ミ
ュート部104に対し出力ミュート信号を出力し、出力
をミュートする。続いて、ステップS103に移行し、
DSP103に対し復号処理中止命令を出力し、現在D
SP103で行っている復号処理を中止させる。次に、
ステップS104に移行し、オーディオソースからの信
号の符号化方式がPCM方式かそれ以外の方式(DT
S、AC−3、MPEG)かを判断する。この判断は、
DIR100からのPCMフラグのオン、オフにより行
われる。すなわち、PCMフラグがオンである場合には
PCM方式であると判断し、PCMフラグがオフである
場合にはPCM以外(DTS、AC−3、MPEG)で
あると判断する。
【0013】このとき、オーディオソースからの信号の
符号化方式がPCM方式である(YES)と判断した場
合にはステップS105に移行し、メモリ102に格納
されているPCMの復号プログラムをDSP103にロ
ーディングする。そしてステップS106に移行し、D
SP103に対し復号処理開始信号を出力し、DSP1
03において復号処理を再開させる。その後ステップS
107に移行し、出力ミュート部104に対し出力ミュ
ート解除信号を出力し、出力ミュートを解除し、符号化
方式の判定処理を終了する。
【0014】もし、ステップS104において、オーデ
ィオソースからの信号の符号化方式がPCM方式ではな
い(NO)と判断した場合には、ステップS104から
ステップS108にに移行する。ステップS108では
DTSの復号プログラムがメモリ102からDSP10
3にローディングされる。その後ステップS109に移
行し、DSP103に対し復号処理開始信号を出力し、
DSP103において復号処理を再開させる。そして、
ステップS110に移行し、DSP103からのデコー
ドエラー信号の有無を判断する。デコードエラー信号
は、現在オーディオ信号中で用いられている符号化方式
と、DSP103にローディングされている復号プログ
ラムとが対応していない場合に、DSP103からマイ
コン101に対し出力される。そのため、デコードエラ
ー信号が無い(NO)場合には、現在オーディオ信号中
で用いられている符号化方式がDTSであるということ
になる。この場合は他の復号プログラム(AC−3用、
MPEG用)を改めてDSP103にローディングする
必要は無く、そのままステップS107に移行して出力
ミュートを解除し、符号化方式の判定処理を終了する。
【0015】もし、ステップS110においてデコード
エラー信号が有る(YES)場合には、ステップS11
0からステップS111に移行する。ステップ111で
はAC−3の復号プログラムがメモリ102からDSP
103にローディングされる。その後ステップS112
に移行し、DSP103に対し復号処理開始信号を出力
し、DTS103において復号処理を再開させる。そし
て、ステップS113に移行し、DTS103からのデ
コードエラー信号の有無を判断する。このとき、デコー
ドエラー信号が無い(NO)場合には、現在オーディオ
信号中で用いられている符号化方式がAC−3であると
いうことになる。この場合は他の復号プログラム(MP
EG用)を改めてDSP103にローディングする必要
は無く、そのままステップS107に移行して出力ミュ
ートを解除し、符号化方式の判定処理を終了する。 も
しステップS113においてデコードエラー信号が有る
(YES)場合には、ステップS113からステップS
114に移行する。ステップS114ではMPEGの復
号プログラムがメモリ102からDSP103にローデ
ィングされる。その後ステップS115に移行し、DS
P103に対し復号処理開始信号を出力し、DSP10
3において復号処理を再開させる。このとき、MPEG
以外の符号化方式(PCM、DTS、AC−3)は、ス
テップS104、S110、S113で判定されたた
め、現在オーディオ信号中で用いられている符号化方式
としてはMPEG以外には無い。従って、ステップS1
15の後にデコードエラー信号の有無を判断する必要は
無く、そのままステップS107に移行して出力ミュー
トを解除し、符号化方式の判定処理を終了する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例に係る
オーディオ信号の符号化方式の判定装置、及びそれを用
いた判定方法では、DIR100からのPCMフラグに
より符号化方式がPCMかそれ以外(DTS、AC−
3、MPEG)かを判定し、それによりPCM以外であ
ると判定した場合には、PCM以外(DTS、AC−
3、MPEG)の復号プログラムをメモリ102からD
SP103にローディング後、DSP103からのデコ
ードエラーの有無により、符号化方式を判定するという
ものである。
【0017】しかし、この符号化方式の判定装置び方法
では次のような問題点がある。すなわち、DIR100
のPCMフラグはマイコン101に対し、オーディオ信
号がPCM符号化方式以外(DTS、AC−3、MPE
G)の符号化方式を用いている場合に、それがDTS、
AC−3、MPEGのどの符号化方式を用いているかの
情報を与えない。それがDTS、AC−3、MPEGで
あるかを判定するには、マイコン101はこれらの符号
化方式に対応する復号プログラムを、メモリ102から
DSP103へ何度かローディングしなければならな
い。
【0018】マイコン101とDSP103との通信速
度は最大で約200kbps程であり、この通信速度で
はDSP103へ大きな復号プログラムをローディング
するのに時間がかかり過ぎる。時間が最もかかる場合で
一つの復号プログラムをローディングするのに約500
msec程度かかり、図2のステップS114まで進む
場合(DTS、AC−3、MPEGの復号プログラムを
順次ローディングする場合)には、1.5sec(=3
×500msec)程度の時間がかかる。
【0019】マイコン101は、オーディオ信号の符号
化方式の判定以外に他の仕事(ディスプレー、リモコ
ン、パネル操作等の処理)も行わなければならない。符
号化方式の判定処理を行っている間は、これらの仕事は
一時保留されることになるため、符号化方式の判定処理
に時間がかかり過ぎると、これらの仕事に支障をきたす
ことになる。
【0020】本発明は、係る従来例の課題に鑑みて創作
されたものであり、マイコンを用いず、従来よりも短時
間でオーディオ信号の符号化方式を判定する装置、及び
その装置を用いたオーディオ信号の符号化方式判定方法
の提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、第1の
発明である、符号化されたオーディオ信号が入力され、
前記符号化されたオーディオ信号の符号化方式を該オー
ディオ信号の付加データ中の所定部分のデータ列に基づ
いて判定し、前記オーディオ信号を復号して出力するデ
ィジタルシグナルプロセッサと、前記符号化されたオー
ディオ信号を復号する復号プログラムが格納される記憶
手段とを備えたオーディオ信号の符号化方式判定装置に
よって解決する。
【0022】または、第2の発明である、外部からの出
力ミュート信号に基づいて前記復号されたオーディオ信
号を選択的に出力する出力ミュート手段を備えたことを
特徴とする第1の発明に記載のオーディオ信号の符号化
方式判定装置によって解決する。または、第3の発明で
ある、前記ディジタルシグナルプロセッサは、前記オー
ディオ信号中の付加データに基づいて該オーディオ信号
がPCM符号化方式により符号化されているか否かを示
すPCMフラグを出力すると共に該オーディオ信号を所
定の信号形式に変換して出力する信号形式変換処理と、
前記信号形式変換処理から前記所定の信号形式に変換さ
れたオーディオ信号が入力され、前記所定の信号形式に
変換されたオーディオ信号の付加データ中の所定部分の
データ列を読み取り該データ列を出力すると共に該所定
の信号形式に変換されたオーディオ信号を出力する入力
判定データ列読み取り処理と、前記データ列読み取り処
理から前記所定の信号形式に変換されたオーディオ信号
が入力され、前記所定の信号形式に変換されたオーディ
オ信号を前記復号プログラムにより復号して出力すると
共に該所定の信号形式に変換されたオーディオ信号の符
号化方式と該復号プログラムとが対応しない場合にはデ
コードエラー信号を出力する復号処理と、前記信号形式
変換処理から前記PCMフラグが入力され、前記入力判
定データ列読み取り処理から前記データ列が入力され、
前記復号処理から前記デコードエラー信号が入力され、
前記デコードエラー信号が入力される場合に、前記出力
ミュート手段に対し前記出力ミュート信号を出力すると
共に前記復号処理に対して復号中止命令を出力し、前記
復号中止命令を出力後、前記PCMフラグと前記データ
列とに基づいて前記所定の信号形式に変換されたオーデ
ィオ信号の符号化方式を判定し、前記判定終了後、前記
判定により判定された符号化方式に対応する復号プログ
ラムを前記記憶手段からローディングし、前記ローディ
ング終了後、前記復号処理に対して復号再開命令を出力
すると共に前記出力ミュート部に対して出力ミュート解
除信号を出力する入力判定処理とを行うことを特徴とす
る第2の発明に記載のオーディオ信号の符号化方式判定
装置によって解決する。
【0023】または、第4の発明である、前記デジタル
シグナルプロセッサは、前記オーディオ信号中の付加デ
ータに基づいて該オーディオ信号がPCM符号化方式に
より符号化されているか否かを示すPCMフラグを出力
すると共に該オーディオ信号を所定の信号形式に変換し
て出力する信号形式変換処理と、前記信号形式変換処理
から前記所定の信号形式に変換されたオーディオ信号が
入力され、前記所定の信号形式に変換されたオーディオ
信号の付加データ中の所定部分のデータ列を読み取り該
データ列を出力すると共に該所定の信号形式に変換され
たオーディオ信号を出力する入力判定データ列読み取り
処理と、前記信号形式変換処理から前記所定の信号形式
に変換されたオーディオ信号をバッファに入力し、前記
所定の信号形式に変換されたオーディオ信号を一時的に
格納する処理とから成る割り込み処理と、前記割り込み
処理内のバッファから前記所定の信号形式に変換された
オーディオ信号が入力され、前記所定の信号形式に変換
されたオーディオ信号を前記復号プログラムにより復号
して出力する復号処理と、前記割り込み処理内の前記信
号形式変換処理から前記PCMフラグが入力され、前記
割り込み処理内の前記入力判定データ列読み取り処理か
ら前記データ列が入力され、前記PCMフラグと前記デ
ータ列とに基づいて前記所定の信号形式に変換されたオ
ーディオ信号の符号化方式に変化が有るか無いかをを判
定し、前記判定により前記オーディオ信号の符号化方式
に変化が有る判定する場合に、前記出力ミュート手段に
対し前記出力ミュート信号を出力すると共に前記復号処
理に対して復号中止命令を出力し、前記PCMフラグと
前記データ列とに基づいて前記所定の信号形式に変換さ
れたオーディオ信号の符号化方式を判定し、前記判定終
了後、前記判定により判定された符号化方式に対応する
復号プログラムを前記記憶手段からローディングし、前
記ローディング終了後、前記復号処理に対して復号再開
命令を出力すると共に前記出力ミュート部に対して出力
ミュート解除信号を出力する入力判定処理とから成るメ
イン処理とを行い、前記符号化されたオーディオ信号が
前記ディジタルシグナルプロセッサに入力される度に、
前記メイン処理に割り込みをかけ、前記割り込み処理を
行うことにより、前記メイン処理と前記割り込み処理と
を時分割で行うことを特徴とする第2の発明に記載のオ
ーディオ信号の符号化方式判定装置によって解決する。
【0024】または、第5の発明である、符号化された
オーディオ信号の付加データ中の所定部分のデータ列に
基づいて該オーディオ信号の符号化方式を判定するステ
ップを含むオーディオ信号の符号化判定方法によって解
決する。または、第6の発明である、符号化されたオー
ディオ信号の符号化方式が変化したことを検知するステ
ップと、前記符号化されたオーディオ信号がPCM符号
化方式により符号化されているか否かを判定するステッ
プと、前記符号化されたオーディオ信号がPCM符号化
方式により符号化されていないと判断した場合に、前記
符号化されたオーディオ信号の所定範囲の復号処理が終
了しているか否かを判定し、前記所定部分の復号処理が
終了していないと判断した場合に該判定を繰り返すステ
ップと、前記判定により前記所定範囲の復号処理が終了
していると判定した場合に該復号処理を中止するステッ
プと、前記復号処理を中止後、前記符号化されたオーデ
ィオ信号の付加データ中の所定部分のデータ列に基づい
て該符号化されたオーディオ信号の符号化方式を判定す
るステップと、前記オーディオ信号の符号化方式を判定
後、該判定により判定した符号化方式に対応する復号プ
ログラムをローディングするステップと、前記ローディ
ングを終了後、前記符号化されたオーディオ信号の復号
処理を再開するステップとを含むオーディオ信号の符号
化方式判定方法によって解決する。
【0025】または、第7の発明である、前記符号化さ
れたオーディオ信号の符号化方式が変化したことを検知
するステップは、該検知後に前記復号処理からの出力を
ミュートするステップを含み、前記符号化されたオーデ
ィオ信号の復号処理を再開するステップは、該再開後に
前記ミュートを解除するステップを含むことを特徴とす
る第6の発明に記載のオーディオ信号の符号化方式判定
方法によって解決する。
【0026】または、第8の発明である、前記符号化さ
れたオーディオ信号の所定範囲は該オーディオ信号の1
フレームであることを特徴とする第6の発明又は第7の
発明のいずれか一に記載のオーディオ信号の符号化方式
判定方法によって解決する。または、第9の発明であ
る、前記符号化されたオーディオ信号の所定範囲は該オ
ーディオ信号の1サンプルであることを特徴とする第6
の発明又は第7の発明のいずれか一に記載のオーディオ
信号の符号化方式判定方法によって解決する。
【0027】または、第10の発明である、符号化され
たオーディオ信号をバッファに一時的に格納するステッ
プと、前記符号化されたオーディオ信号の付加データ中
の所定部分のデータ列を読み取ると共に前記符号化され
たオーディオ信号がPCM符号化方式により符号化され
ているか否かを示すPCMフラグを出力するステップと
を含む割り込み処理と、前記データ列と前記PCMフラ
グに基づいて前記オーディオ信号の符号化方式に変化が
有るか無いかを判定するステップと、前記判定により前
記オーディオ信号の符号化方式に変化が有ると判定され
る場合に、前記オーディオ信号がPCM符号化方式によ
り符号化されているかどうかを判定するステップと、前
記符号化されたオーディオ信号がPCM符号化方式によ
り符号化されていないと判定した場合に、前記データ列
に基づいて前記符号化されたオーディオの符号化方式を
判定するステップと、前記符号化されたオーディオ信号
の符号化方式を判定後、該判定により判定した符号化方
式に対応する復号プログラムをローディングするステッ
プと含むメイン処理とを行い、前記符号化されたオーデ
ィオ信号が入力される度に、前記メイン処理に割り込み
をかけ、前記割り込み処理を行うことにより、前記メイ
ン処理と前記割り込み処理とを時分割で行うことを特徴
とするオーディオ信号の符号化方式判定方法によって解
決する。
【0028】
【作用】本発明に係るオーディオ信号の符号化方式判定
装置によれば、該装置はオーディオ信号を復号するDS
P(ディジタルシグナルプロセッサ)と、DSPがオー
ディオ信号を復号するのに必要な復号プログラムが格納
されている記憶手段と、DSPからの出力をミュートす
る出力ミュート手段とで構成されている。ここで、オー
ディオ信号の符号化方式の判定を行うのはDSPであ
り、従来例のようにマイコンを符号化方式の判定に用い
ていない。
【0029】そのため、DSPはマイコンと通信する必
要が無く、その通信に必要な時間を省くことができ、符
号化方式の判定に要する時間を従来よりも短くすること
ができる。また、本発明に係るオーディオ信号の符号化
方式判定方法によれば、オーディオ信号の付加データ中
の所定部分のデータ列に基づいて、符号化方式の判定を
行う。
【0030】そのため、復号プログラムをDSPに何度
かローディングする従来の判定方法に比べて、符号化方
式の判定に必要な時間を短くすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】(1)本発明の第1の実施の形態
に係るオーディオ信号の符号化方式判定装置についての
説明。 図3は本発明の第1の実施形態に係るオーディオ信号の
符号化方式判定装置の機能ブロック図である。図3に示
されるように、該装置(以下システムとも言う)は、D
SP(ディジタルシグナルプロセッサ)301、記憶手
段の一実施例であるメモリ303、D/A変換器30
8、及び出力ミュート手段の一実施例である出力ミュー
ト部307より構成される。これにより分かるように、
本発明では従来用いられているマイコンを使用していな
い。以下でこれらの機能について説明する。
【0032】メモリ303には、PCM、DTS、AC
−3、MPEGのそれぞれに対応する復号プログラムが
格納されている。DSP301において復号を行う場合
には、現在入力されているオーディオ信号の符号化方式
に対応する復号プログラムが、DSP301にローディ
ングされる。D/A変換器308は、DSP301にお
いて復号化されたオーディオ信号をアナログ信号に変換
し、該アナログ信号を外部のスピーカやヘッドフォン
(図示しない)に出力するものである。また、出力ミュ
ート部307は、オーディオ信号の符号化方式に変化が
あった場合に、復号されたオーディオ信号の出力を一時
的にミュートするものである。
【0033】DSP301にはオーディオソース(図示
しない)からオーディオ信号が入力される。DSP30
1は、このオーディオ信号に対し信号形式変換処理30
2、入力判定データ列読み取り処理304、入力判定処
理305、及び復号処理306を行うものである。ここ
で、DSP301におけるこれらの処理について説明す
る。
【0034】信号形式変換処理302の処理内容は、従
来例に係るDIR100のそれと同様である。すなわ
ち、信号形式変換処理302は、オーディオソース(図
示しない)からIEC958の規格に基づくオーディオ
信号が入力されると、そのオーディオ信号を所定の信号
形式に変換し、復号処理306に出力する。また、入力
されるオーディオ信号中の付加データに含まれる情報に
基づいて、該信号がPCM符号化方式により符号化され
ているか、又はそれ以外の符号化方式(DTS、AC−
3、MPEG)により符号化されているのかを判断す
る。そして、オーディオ信号がPCM符号化方式で符号
化されている場合はPCMフラグをオンにし、該PCM
フラグを入力判定処理305に出力する。また、オーデ
ィオ信号がPCM符号化方式以外(DTS、AC−3、
MPEG)により符号化されている場合は、PCMフラ
グをオフにし、該PCMフラグを入力判定処理305に
出力する。なお、オーディオ信号の入力が無い場合に
は、PCMフラグはエラーとなる。
【0035】入力判定データ列読み取り処理304で
は、信号形式変換処理302から入力されるオーディオ
信号の付加データ中の所定部分のデータ列(以下入力判
定データ列と言う)を読み取り、該入力判定データ列を
入力判定処理305に出力する。また、それと共に、オ
ーディオ信号が入力判定データ列読み取り処理304か
ら復号処理306に入力される。
【0036】入力判定処理305は、信号形式変換処理
302より入力されるPCMフラグ、及び入力判定デー
タ列読み取り処理304より入力される入力判定データ
列に基づいて、現在入力されているオーディオ信号の符
号化方式を判定するものである。先に説明したように、
PCMフラグは、オーディオ信号がPCM符号化方式で
符号化方式で符号化方式で符号化されていない場合に
は、オーディオ信号がPCM以外のどの符号化方式(D
TS、AC−3、MPEG)で符号化されているかの情
報を持っていない。
【0037】本発明では、オーディオ信号がPCM符号
化方式で符号化されていない場合には、入力判定データ
列に基づいて、入力判定処理305において符号化方式
を判定する。この入力判定データ列は、オーディオ信号
の符号化方式によって異なるため、あらかじめ各々の符
号化方式(DTS、AC−3、MPEG)における入力
判定データ列を調べておき、これと現在のオーディオ信
号中の入力判定データ列とを比較することにより、現在
のオーディオ信号の符号化方式を判定することができ
る。これによると、従来のように各々の符号化方式(D
TS、AC−3、MPEG)に対応する復号プログラム
を何度かDSPにローディングする必要が無く、そのロ
ーディングに必要な時間を省くことができるため、符号
化方式の判定に必要な時間を従来よりも短くすることが
できる。
【0038】なお、オーディオ信号がPCM符号化方式
で符号化されている場合には、オンとなったPCMフラ
グがDIR処理302から入力判定処理305に入力さ
れ、それによって入力判定処理305は現在のオーディ
オ信号がPCMによって符号化されていると判断するこ
とができる。このようにしてオーディオ信号の符号化方
式が判定されると、メモリ303から現在の符号化方式
に対応する復号プログラムがDSP301にローディン
グされ、復号処理306において、該復号プログラムに
よりオーディオ信号が復号される。そして、復号された
オーディオ信号が復号処理306から出力ミュート部3
07に出力される。
【0039】ここで、メモリ303とDSP301との
間の通信速度は約40Mbpsであり、これは従来のよ
うにマイコンを用いた場合の通信速度、すなわちマイコ
ンとDSP間の通信速度の200kbpsよりも速い値
である。これにより、復号プログラムをメモリ303か
らDSP301へローディングするのに必要な時間を、
従来の500msec(マイコン101内のメモリ10
2からDSP103に一つの復号プログラムをローディ
ングする際に必要な時間)よりも短くすることができ
る。
【0040】ここで、もし現在入力されているオーディ
オ信号の符号化方式が変化すると、該符号化方式と、ロ
ーディングされている復号プログラムとが対応せず、オ
ーディオ信号を復号することができなくなる。例えば、
今までDTSのオーディオ信号をDTS用の復号プログ
ラムで復号していた場合に、オーディオ信号がAC−3
に変わると、DTS用の復号プログラムではAC−3を
復号することができなくなってしまう。
【0041】このような場合には、復号処理306はデ
コードエラー信号を入力判定処理305に対し出力す
る。このデコードエラー信号を受けた場合の入力判定処
理305の動作については、次の「(2)本発明の実施
の形態に係るオーディオ信号の符号化方式判定方法につ
いての説明。」の所で説明する。以上説明したように、
本発明の第1の実施の形態に係るオーディオ信号の符号
化方式判定装置では、オーディオ信号がPCM符号化方
式で符号化されておらず、PCM以外のどの符号化方式
であるかを判定する必要がある場合には、オーディオ信
号の付加データ中の入力判定データ列に基づいて、入力
判定処理305において符号化方式を判定する。これに
よると、従来のように復号プログラムをDSPに何度か
ローディングする必要が無いため、従来よりも符号化方
式の判定にかかる時間を短くすることができる。
【0042】また、このように符号化方式を判定した
後、その符号化方式に対応する復号プラグラムをローデ
ィングする場合でも、そのローディングに必要な時間を
従来よりも短くすることができる。すなわち、本発明で
は、DSPは従来のようにマイコンと通信するのではな
くメモリと直接通信するため、その通信速度を従来より
も速くすることができ、従来よりも符号化方式の判定に
かかる時間を短くすることができる。
【0043】なお、本実施形態におけるDSPに代え
て、プログラム可能なCPUを用いても、本実施形態と
同様の作用、及び効果を奏することができる。 (2)本発明の第2の実施の形態に係るオーディオ信号
の符号化方式判定方法についての説明。 本発明の第2の実施の形態に係るオーディオ信号の符号
化方式判定方法について、図3及び図4を参照しながら
説明する。
【0044】図4は本実施形態に係るオーディオ信号の
符号化方式判定方法のフローチャートであり、これは図
3中の入力判定処理305の処理手順を示すものであ
る。まず、現在システムに入力されているオーディオ信
号の符号化方式が変化し、それによってデコードエラー
信号が復号処理306から入力判定処理305に入力さ
れる(ステップS401)と、入力判定処理は出力ミュ
ート部307に対し出力ミュート信号を出力する(ステ
ップS402)。
【0045】すると入力判定処理305はステップS4
03に移行し、そこでオーディオ信号の符号化方式がP
CMかそれ以外(DTS、AC−3、MPEG)かを判
定する。この判定は、信号形式変換処理から入力判定処
理305に入力されるPCMフラグに基づいて判定され
る。すなわち、PCMフラグがオンならばPCMである
と判断し、PCMフラグがオフならばPCM以外(DT
S、AC−3、MPEG)であると判断する。
【0046】ここで、現在入力されているオーディオ信
号の符号化方式はPCMである(YES)と判断した場
合にはステップS404に移行し、復号中止命令を復号
処理306に対し出力する。これにより、復号処理30
6に割り込みがかけられ、復号処理306において現在
行われている復号処理が中止させられる。次にステップ
S405に移行し、メモリ303に格納されているPC
M用の復号プログラムをローディングする。ローディン
グが終了するとステップS406に移行し、復号処理3
06に対し復号再開命令を出力する。これにより、復号
処理306では、新しくローディングされたPCM用の
復号プログラムに基づいてオーディオ信号の復号処理が
再開される。その後ステップS407に移行し、出力ミ
ュート部307に対し出力ミュート解除信号を出力す
る。これにより、復号処理306において復号化され、
D/A変換器308においてアナログ信号化されたオー
ディオ信号が、外部のスピーカやヘッドフォン(図示し
ない)に出力される。
【0047】もし、ステップ403において、現在入力
されているオーディオ信号の符号化方式はPCMではな
い(NO)と判断した場合にはステップS408に移行
する。ステップS408では、復号処理306におい
て、現在オーディオ信号の1フレーム分の復号処理が終
了しているかどうかの確認が行われる。ここで、1フレ
ーム分の復号処理が終了している場合には、ステップS
409に移行する。もし、1フレーム分の復号処理が現
在終了していない場合には、1フレーム分の復号処理が
終了するまでステップS408を繰り返し、1フレーム
分の復号処理が終了後、ステップS409に移行する。
ここで、1フレーム分の復号処理が終了までにかかる時
間は、AC−3では約32msec、MPEG(Lay
er2)では約24msecである。
【0048】ステップS409では、復号中止命令を復
号処理306に対して出力する。これにより、復号処理
306に割り込みがかけられ、復号処理306において
現在行われている復号処理が中止させられる。その後ス
テップS410に移行し、現在入力されているオーディ
オ信号の符号化方式の判定が行われる。この判定は、入
力判定データ列読み取り処理304から入力判定処理3
05に入力される入力判定データ列に基づいて行われ
る。先に説明したように、この入力判定データ列はそれ
ぞれの符号化方式(DTS、AC−3、MPEG)によ
り異なるため、あらかじめ各々の符号化方式(DTS、
AC−3、MPEG)における入力判定データ列を調べ
ておき、これと現在のオーディオ信号中の入力判定デー
タ列とを比較することにより、現在のオーディオ信号の
符号化方式を判定することができる。
【0049】ステップS410においてオーディオ信号
の符号化方式が判定されると、ステップS411に移行
する。ステップS411では、判定された符号化方式に
対応する復号プログラムが、メモリ303からDSP3
01にローディングされる。このとき、本発明では従来
のようにマイコンを用いていないため、このローディン
グに必要な時間を従来よりも短くすることができる。す
なわち、先に説明したように、マイコンを用いた従来例
では、マイコンとDSPの通信速度は最大で約200k
bpsである。そして、この速度で1つの復号プログラ
ムをマイコン内のメモリからDSPにローディングする
のに約500msec程度かかる。これに対し本発明で
は、DSP301とメモリ303とが直接通信し、その
通信速度は約40Mbpsであり、これは従来のマイコ
ンとDSP間の通信速度(200kbps)よりも速
い。これにより、1つの復号プログラムをローディング
するのに必要な時間を従来(500msec)よりも短
くすることができる。
【0050】このようにして復号プログラムのローディ
ングが終了すると、ステップS406に移行し、復号処
理306に対し復号再開命令を出力する。これにより、
復号処理306では、新しくローディングされた復号プ
ログラムに基づいてオーディオ信号の復号処理が再開さ
れる。その後、ステップS407に移行し、出力ミュー
ト部に対し出力ミュート解除信号を出力する。これによ
り、復号処理306において復号化され、D/A変換器
308においてアナログ信号化されたオーディオ信号
が、外部のスピーカやヘッドフォン(図示しない)に出
力される。
【0051】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態に係るオーディオ信号の符号化方式判定方法で
は、オーディオ信号がPCM符号化方式で符号化されて
おらず、PCM以外のどの符号化方式であるかを判定す
る必要がある場合(ステップS410)、従来のように
復号プログラムをDSPに何度かローディングする必要
が無い。本発明において、オーディオ信号がPCM符号
化方式以外で符号化されている場合、その符号化方式を
判定し、その符号化方式に対応する復号プログラムをD
SPにローディングするのに必要な時間は、ステップS
408〜S411のそれぞれの処理時間の総和である。
ここで先に説明したように、ステップS408を処理す
るのに必要な時間は約24〜32msec、ステップS
411において復号プログラムをローディングするのに
必要な時間は500msec以下、そしてステップS4
09(復号中止)とS410(入力判定)は瞬時に処理
できる。従って、これら(ステップS408〜S41
1)の処理時間の総和は、従来の処理時間(最大1.5
sec)よりも明らかに短いものとなる。
【0052】(3)本発明の第3の実施の形態に係るオ
ーディオ信号の符号化方式判定方法についての説明。 本発明の第3の実施の形態に係るオーディオ信号の符号
化方式判定方法について、図5を参照しながら説明す
る。図5は本実施形態に係るオーディオ信号の符号化方
式判定方法のフローチャートであり、これは図3中の入
力判定処理305の処理手順を示すものである。また、
図5において、図4と同様のステップには図4と同じ記
号を用いている。
【0053】第3の実施の形態が第2の実施の形態と異
なる点は、第2の実施の形態におけるステップS408
に替えて、本実施形態ではステップS408aを用いて
いる点である。その他のステップについてはその処理内
容は第2の実施の形態のそれと同じであるので、これら
のステップについての説明は省略する。第2の実施の形
態におけるステップS408にでは、復号処理306で
現在オーディオ信号の1フレーム分の復号処理が終了し
ているかどうかの確認が行われる。
【0054】これに対し本実施形態におけるステップS
408aでは、現在復号処理306にオーディオ信号の
1サンプル分の入力があるかどうかの確認がおこなわれ
る。オーディオ信号は通常多チャネル(2ch、5.1
ch、7.1ch)でシステムに入力されるため、その
信号はその標本間隔よりも短い周期でシステムに入力さ
れることになる。例えば、CDで現在2チャネルの入力
が有る場合を考えてみると、CDでは1つのチャネルの
標本間隔は約2.3×10-2msecであるから、その
信号は約1.2×10-2(=2.3×10-2/2)ms
ecの間隔でシステムに入力されることになる。
【0055】このため、第2の実施の形態ではステップ
S408を処理するのに最大で1フレームを復号する時
間(24〜32msec)が必要であったのに対し、第
3の実施の形態ではステップS408aを処理するのに
その標本間隔よりも短い時間(上の例では1.2×10
-2msec)しかかからない。従って、ステップS40
8aの処理時間を第2の実施の形態におけるステップS
408よりも短くできる。これにより、システムに入力
されるオーディオ信号の符号化方式を判定するのに必要
な時間を、第2の実施の形態よりも更に短くすることが
できる。
【0056】(4)本発明の第4の実施の形態に係るオ
ーディオ信号の符号化方式判定装置についての説明。 図6は本発明の第4の実施形態に係るオーディオ信号の
符号化方式判定装置の機能ブロック図である。図6にお
いて、先の図3と同様の構成要素については図3と同じ
記号を用いており、それについては以下では説明を省略
する。
【0057】図6に示されるように、該装置(以下シス
テムとも言う)はDSP(ディジタルシグナルプロセッ
サ)301a、記憶手段の一実施例であるメモリ30
3、D/A変換器308、及び出力ミュート手段の一実
施例である出力ミュート部307より構成される。これ
により分かるように、本発明では従来用いられているマ
イコンを使用していない。以下でこれらの機能について
説明する。
【0058】DSP301aは、オーディオソース(図
示しない)から入力されるオーディオ信号に対し、入力
判定データ列読み取り処理等を行う割り込み処理318
と、復号処理等を行うメイン処理319とを時分割で行
うものである。まず、オーディオ信号がオーディオソー
ス(図示しない)からDSP301aに入力されると、
該オーディオ信号は割り込み処理内318の信号形式変
換処理302に入力される。
【0059】信号形式変換処理302では、入力された
オーディオ信号を所定の信号形式に変換し、該信号をバ
ッファ317と入力判定データ列読み取り処理304a
に出力する。また、それと共に、PCMフラグをメイン
処理319内の入力判定処理305aに出力する。ここ
で、バッファ317は、所定の信号形式に変換されたオ
ーディオ信号を一時的に格納しておくものである。そし
て、入力判定データ列読み取り処理304aは、信号形
式変換処理302から入力されるオーディオ信号の付加
データ中の所定部分のデータ列(以下入力判定データ列
と言う)を読み取り、該入力判定データ列を入力判定処
理305aに出力するものである。
【0060】これらの処理が終了すると、割り込み処理
318が終了し、次にメイン処理319が開始される。
メイン処理319は、復号処理306aと入力判定処理
305aとを行うものである。入力判定処理305aで
は、割り込み処理318から出力されたPCMフラグと
入力判定データ列とに基づいて、現在システムに入力さ
れているオーディオ信号の符号化方式が判定される。こ
のとき行われる符号化方式の判定は、先に第1の実施の
形態の所で説明した通りである。
【0061】すなわち、PCMフラグがオンの場合は、
オーディオ信号はPCMにより符号化されていると判定
する。そして、PCMフラグがオフの場合は、PCM以
外(DTS、AC−3、MPEG)により符号化されて
いると判定され、それがどの符号化方式(DTS、AC
−3、MPEG)により符号化されているかの判定は、
入力判定データ列に基づいて行われる。
【0062】このようにしてオーディオ信号の符号化方
式が判定されると、メモリ303から現在の符号化方式
に対応する復号プログラムがDSP301aにローディ
ングされる。そして復号処理306aにおいて、該復号
プログラムにより、バッファ317に一時的に格納され
ていたオーディオ信号が復号される。その後、復号され
たオーディオ信号が復号処理306aから出力ミュート
部307に出力される。
【0063】ここで、メイン処理319を行っている最
中に、新たにオーディオ信号がシステムに入力される
と、該メイン処理319に割り込みがかかり、該メイン
処理319で現在行われている処理が一時停止される。
そして、メイン処理319に代わり、先に説明した割り
込み処理318が開始される。割り込み処理318の処
理内容は上で説明した通りであり、該割り込み処理31
8が終了すると、一時停止されていたメイン処理319
が再び再開される。
【0064】すなわち、本実施形態では、上記のメイン
処理319と割り込み処理318とがDSP301aに
おいて時分割で行われ、割り込み処理318はシステム
にオーディオ信号が入力される度に行われる。これによ
ると、第1の実施の形態の所で説明したのと同様に、復
号プログラムをDSPに何度かローディングする必要が
無いため、従来よりも符号化方式の判定にかかる時間を
短くすることができる。
【0065】なお、本実施形態におけるDSPに代え
て、プログラム可能なCPUを用いても、本実施形態と
同様の作用、及び効果を奏することができる。 (5)本発明の第5の実施の形態に係るオーディオ信号
の符号化方式判定方法についての説明。 図7及び図8は第5の実施の形態に係るオーディオ信号
の符号化方式判定方法のフローチャートであり、特に、
図7は図6における割り込み処理318の処理手順を示
すフローチャートであり、図8は図6におけるメイン処
理319の処理手順を示すフローチャートである。
【0066】始めに、割り込み処理318における処理
手順について、図7を参照しながら説明する。まず、シ
ステムにオーディオ信号が入力されると、メイン処理3
19において現行われている処理に割り込みがかかり、
割り込み処理318において図7に示すような割り込み
処理が開始される(ステップS601)。
【0067】続いて、ステップS602において、オー
ディオ信号をDSP301a内部に取りこむ。その後、
ステップS603において、DSP301a内部に取り
こまれたオーディオ信号を信号形式変換処理302によ
り所定の信号形式に変換すると共に、該オーディオ信号
をバッファ317に一時格納する。
【0068】そして、ステップS604において、入力
判定データ列読み取り処理304aにより、信号形式変
換処理302から出力されるオーディオ信号中の入力判
定データ列を読み取る。また、これと同時に、PCMフ
ラグが信号形式変換処理302から出力される。以上に
より、割り込み処理318における処理が終了する。
【0069】次に、メイン処理319における処理手順
について、図8を参照しながら説明する。まず、ステッ
プS605において、オーディオ信号中の入力判定デー
タ列に変化があるかどうかが判断される。この判断は、
入力判定処理305aにおいて行われるものであり、そ
れは割り込み処理のステップS604において読み取ら
れた入力判定データ列に基づいて行われる。
【0070】ここで、もし入力判定データ列に変化が無
い(NO)と判断される場合には、ステップS606に
移行し、復号処理306aにおいて現在行われているオ
ーディオ信号の復号処理を継続する。もし、ステップS
605において、オーディオ信号中の入力判定データ列
に変化がある(YES)と判断される場合には、ステッ
プS607に移行し、入力判定処理305aから出力ミ
ュート部307に出力ミュート信号が出力され、出力が
ミュートされる。
【0071】その後、ステップS608に移行し、入力
判定処理305aから復号処理306aに復号中止命令
が出力される。これにより、復号処理306aにおいて
現在行われているオーディオ信号の復号処理が中止され
る。続いて、ステップS609に移行し、そこでオーデ
ィオ信号の符号化方式がPCMかそれ以外(DTS、A
C−3、MPEG)かを判定する。この判定は、信号形
式変換処理302から出力されるPCMフラグに基づ
き、入力判定処理305aにおいて行われる。すなわ
ち、入力判定処理305aにおいて、PCMフラグがオ
ンならばオーディオ信号はPCMで符号化されていると
判定され、PCMフラグがオフならばPCM以外(DT
S、AC−3、MPEG)であると判定される。
【0072】このとき、現在システムに入力されている
オーディオ信号の符号化方式はPCMである(YES)
と判定されると、ステップS610に移行する。ステッ
プS610では、メモリ303に格納されているPCM
用の復号プログラムがDSP301aにローディングさ
れる。その後、ステップS613に移行し、入力判定処
理305aから復号処理306aに復号再開命令が出力
される。これにより、復号処理306aにおいて、新し
くローディングされたPCM用の復号プログラムに基づ
いて、オーディオ信号の復号が再開される。
【0073】そして、ステップS614に移行し、入力
判定処理305aから出力ミュート部307に出力ミュ
ート解除信号が出力され、出力のミュートが解除され
る。その後は上記のステップが繰り返されることとな
る。もし、上記のステップS609において、現在シス
テムに入力されているオーディオ信号の符号化方式はP
CMではない(NO)と判定されると、ステップS60
9からステップS611に移行する。ステップS611
では、入力判定処理305aにおいて、入力判定データ
列読み取り処理304aで読み取られた入力判定データ
列に基づいて、オーディオ信号の符号化方式が判定され
る。第1、及び第2の実施の形態で説明したように、こ
の入力判定データ列はそれぞれの符号化方式(DTS、
AC−3、MPEG)により異なるため、あらかじめ各
々の符号化方式(DTS、AC−3、MPEG)におけ
る入力判定データ列を調べておき、これと現在のオーデ
ィオ信号中の入力判定データ列とを比較することによ
り、現在のオーディオ信号の符号化方式を判定すること
ができる。
【0074】ステップS611においてオーディオ信号
の符号化方式が判定されると、ステップS612に移行
する。ステップS612では、判定された符号化方式に
対応する復号プログラムが、メモリ303からDSP3
01aにローディングされる。このとき、本発明では従
来のようにマイコンを用いていないため、このローディ
ングに必要な時間を従来よりも短くすることができると
いうことは、第2の実施の形態の所で説明した通りであ
る。
【0075】その後、ステップS613に移行して復号
処理を再開し、ステップS614に移行して出力のミュ
ートを解除する。その後は上記のステップが繰り返され
ることとなる。上で説明した割り込み処理、及びメイン
処理は、DSP301aにおいて時分割で処理されるも
のである。すなわち、メイン処理を行っている最中に新
たにオーディオ信号の入力があると、該メイン処理はそ
の処理を一時停止され、割り込み処理が開始される。そ
して、割り込み処理が終了後、一時停止されていたメイ
ン処理の処理が再開される。これによると、第1の実施
の形態の所で説明したのと同様に、復号プログラムをD
SPに何度かローディングする必要が無いため、従来よ
りも符号化方式の判定にかかる時間を短くすることがで
きる。これによると、第2の実施の形態の所で説明した
のと同様に、復号プログラムをDSPに何度かローディ
ングする必要が無いため、従来よりも符号化方式の判定
にかかる時間を短くすることができる。
【0076】(6)本発明の第6の実施の形態に係るオ
ーディオ信号の符号化方式判定装置についての説明。 図9は本発明の第6の実施形態に係るオーディオ信号の
符号化方式判定装置の機能ブロック図である。本実施形
態に係るオーディオ信号の符号化方式判定装置は、第1
の実施の形態に係るオーディオ信号の符号化方式判定装
置における復号処理306とD/A変換器308の間
に、音場処理309、ベースマネジメント処理310、
センター/サラウンドディレイ処理311、ダウンミッ
クス処理312を介在させたものである。図6におい
て、第1の実施の形態で説明した処理と同様の処理につ
いては図3と同じ番号を用いており、それらの処理の説
明は省略する。
【0077】図9において、音場処理309は、復号処
理306から出力されるオーディオ信号に対し、プロロ
ジック、サラウンドシュミレーション、3D、プロロジ
ック+3Dのいずれかの処理を、ユーザの希望に応じて
選択的に施すものである。また、ベースマネジメント処
理310は、低音域の音場をユーザの希望により調整す
るものである。
【0078】センター/サラウンドディレイ処理311
は、音楽を聴取しているユーザとスピーカとの間の距離
が変化した場合でも、オーディオ信号に対して所定の処
理を行うことにより、ユーザが希望するステレオ音場を
聴取できるようにするものである。また、ダウンミック
ス処理312は、音場処理309から出力される5.1
chのオーディオ信号を、ヘッドフォン用に2chのオ
ーディオ信号に変換するものである。
【0079】そして、これらの処理はユーザが自分の希
望に応じてリモコンやパネル操作(図示しない)によっ
て選択するものである。リモコンやパネルはマイコン3
17が制御しており、ユーザが自分の希望する処理を選
択すると、マイコン317は音場処理選択313、べー
スマネジメント選択314、センター/サラウンドディ
レイ選択315、及びダウンミックス処理選択316に
対し、それぞれ所定の命令を出力する。これにより、オ
ーディオ信号に対してユーザの希望する処理が施され、
ユーザは自分の希望する音場を聴取することができる。
【0080】本実施の形態においてマイコン317は、
図示しないディスプレー、リモコン及び操作パネルを制
御するものであり、従来のようにオーディオ信号の符号
化方式を判定するものではない。従って、オーディオ信
号の符号化方式が変わった場合、従来のようにマイコン
の仕事(ディスプレー、リモコン、操作パネル等の制
御)が保留されることは無い。
【0081】また、本実施の形態において入力判定処理
304は、第2、又は第3の実施の形態に係るオーディ
オ信号の符号化方式判定方法により、処理が行われる。
従って、本実施の形態において、オーディオ信号の符号
化方式を判定するのに必要な時間が従来よりも短くでき
るのは、第2、又は第3の実施の形態で説明した通りで
ある。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るオー
ディオ信号の符号化方式判定装置によれば、該装置は符
号化方式を判定するためにマイコンを用いていない。そ
のため、DSPはマイコンと通信する必要が無く、その
通信に必要な時間を省くことができる。これにより、符
号化方式に必要な時間を従来に比べて短くすることがで
きる。
【0083】また、本発明に係るオーディオ信号の符号
化方式判定方法によれば、オーディオ信号の付加データ
中の所定部分のデータ列を用いて符号化方式の判定を行
う。これによると、従来のように復号プログラムを何度
かDSPにローディングする必要が無いため、符号化方
式に必要な時間を従来に比べて短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例に係るオーディオ信号の符号化方式判
定装置のブロック図である。
【図2】 従来例に係るオーディオ信号の符号化方式判
定方法のフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係るオーディオ
信号の符号化方式判定装置のブロック図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係るオーディオ
信号の符号化方式判定方法のフローチャートである。
【図5】 本発明の第3の実施の形態に係るオーディオ
信号の符号化方式判定方法のフローチャートである。
【図6】 本発明の第4の実施の形態に係るオーディオ
信号の符号化方式判定装置のブロック図である。
【図7】 本発明の第5の実施の形態に係るオーディオ
信号の符号化方式判定方法における割り込み処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第5の実施の形態に係るオーディオ
信号の符号化方式判定方法におけるメイン処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の第6の実施の形態に係るオーディオ
信号の符号化方式判定装置のブロック図である。
【符号の説明】
100 DIR(ディジタルインターフェイ
スレシーバ)、 101、317 マイコン、 102、303 メモリ、 103、301、301a、 DSP、 104、308 D/A変換器、 105、307 出力ミュート部、 302 信号形式変換処理、 304、304a 入力判定データ列読み取り処理、 305、305a 入力判定処理、 306、306a 復号処理、 309 音場処理、 310 ベースマネジメント処理、 311 センター/サラウンドディレイ処
理、 312 ダウンミックス処理、 313 音場処理選択、 314 ベースマネジメント処理選択、 315 センター/サラウンドディレイ処理
選択、 316 ダウンミックス処理選択 317 バッファ、 318 割り込み処理、 319 メイン処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB06 BC03 CC04 FG18 FG30 5D045 DA20 5J064 AA00 BB13 BC02 BC07 BC14 BD03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化されたオーディオ信号が入力さ
    れ、前記符号化されたオーディオ信号の符号化方式を該
    オーディオ信号の付加データ中の所定部分のデータ列に
    基づいて判定し、前記オーディオ信号を復号して出力す
    るディジタルシグナルプロセッサと、 前記符号化されたオーディオ信号を復号する復号プログ
    ラムが格納される記憶手段とを備えたオーディオ信号の
    符号化方式判定装置。
  2. 【請求項2】 外部からの出力ミュート信号に基づい
    て前記復号されたオーディオ信号を選択的に出力する出
    力ミュート手段を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載のオーディオ信号の符号化方式判定装置。
  3. 【請求項3】 前記ディジタルシグナルプロセッサ
    は、 前記オーディオ信号中の付加データに基づいて該オーデ
    ィオ信号がPCM符号化方式により符号化されているか
    否かを示すPCMフラグを出力すると共に該オーディオ
    信号を所定の信号形式に変換して出力する信号形式変換
    処理と、 前記信号形式変換処理から前記所定の信号形式に変換さ
    れたオーディオ信号が入力され、前記所定の信号形式に
    変換されたオーディオ信号の付加データ中の所定部分の
    データ列を読み取り該データ列を出力すると共に該所定
    の信号形式に変換されたオーディオ信号を出力する入力
    判定データ列読み取り処理と、 前記データ列読み取り処理から前記所定の信号形式に変
    換されたオーディオ信号が入力され、前記所定の信号形
    式に変換されたオーディオ信号を前記復号プログラムに
    より復号して出力すると共に該所定の信号形式に変換さ
    れたオーディオ信号の符号化方式と該復号プログラムと
    が対応しない場合にはデコードエラー信号を出力する復
    号処理と、 前記信号形式変換処理から前記PCMフラグが入力さ
    れ、前記入力判定データ列読み取り処理から前記データ
    列が入力され、前記復号処理から前記デコードエラー信
    号が入力され、前記デコードエラー信号が入力される場
    合に、前記出力ミュート手段に対し前記出力ミュート信
    号を出力すると共に前記復号処理に対して復号中止命令
    を出力し、前記復号中止命令を出力後、前記PCMフラ
    グと前記データ列とに基づいて前記所定の信号形式に変
    換されたオーディオ信号の符号化方式を判定し、前記判
    定終了後、前記判定により判定された符号化方式に対応
    する復号プログラムを前記記憶手段からローディング
    し、前記ローディング終了後、前記復号処理に対して復
    号再開命令を出力すると共に前記出力ミュート部に対し
    て出力ミュート解除信号を出力する入力判定処理とを行
    うことを特徴とする請求項2に記載のオーディオ信号の
    符号化方式判定装置。
  4. 【請求項4】 前記デジタルシグナルプロセッサは、 前記オーディオ信号中の付加データに基づいて該オーデ
    ィオ信号がPCM符号化方式により符号化されているか
    否かを示すPCMフラグを出力すると共に該オーディオ
    信号を所定の信号形式に変換して出力する信号形式変換
    処理と、 前記信号形式変換処理から前記所定の信号形式に変換さ
    れたオーディオ信号が入力され、前記所定の信号形式に
    変換されたオーディオ信号の付加データ中の所定部分の
    データ列を読み取り該データ列を出力すると共に該所定
    の信号形式に変換されたオーディオ信号を出力する入力
    判定データ列読み取り処理と、 前記信号形式変換処理から前記所定の信号形式に変換さ
    れたオーディオ信号をバッファに入力し、前記所定の信
    号形式に変換されたオーディオ信号を一時的に格納する
    処理とから成る割り込み処理と、 前記割り込み処理内のバッファから前記所定の信号形式
    に変換されたオーディオ信号が入力され、前記所定の信
    号形式に変換されたオーディオ信号を前記復号プログラ
    ムにより復号して出力する復号処理と、 前記割り込み処理内の前記信号形式変換処理から前記P
    CMフラグが入力され、前記割り込み処理内の前記入力
    判定データ列読み取り処理から前記データ列が入力さ
    れ、前記PCMフラグと前記データ列とに基づいて前記
    所定の信号形式に変換されたオーディオ信号の符号化方
    式に変化が有るか無いかをを判定し、前記判定により前
    記オーディオ信号の符号化方式に変化が有る判定する場
    合に、前記出力ミュート手段に対し前記出力ミュート信
    号を出力すると共に前記復号処理に対して復号中止命令
    を出力し、前記PCMフラグと前記データ列とに基づい
    て前記所定の信号形式に変換されたオーディオ信号の符
    号化方式を判定し、前記判定終了後、前記判定により判
    定された符号化方式に対応する復号プログラムを前記記
    憶手段からローディングし、前記ローディング終了後、
    前記復号処理に対して復号再開命令を出力すると共に前
    記出力ミュート部に対して出力ミュート解除信号を出力
    する入力判定処理とから成るメイン処理とを行い、 前記符号化されたオーディオ信号が前記ディジタルシグ
    ナルプロセッサに入力される度に、前記メイン処理に割
    り込みをかけ、前記割り込み処理を行うことにより、前
    記メイン処理と前記割り込み処理とを時分割で行うこと
    を特徴とする請求項2に記載のオーディオ信号の符号化
    方式判定装置。
  5. 【請求項5】 符号化されたオーディオ信号の付加デ
    ータ中の所定部分のデータ列に基づいて該オーディオ信
    号の符号化方式を判定するステップを含むオーディオ信
    号の符号化判定方法。
  6. 【請求項6】 符号化されたオーディオ信号の符号化
    方式が変化したことを検知するステップと、 前記符号化されたオーディオ信号がPCM符号化方式に
    より符号化されているか否かを判定するステップと、 前記符号化されたオーディオ信号がPCM符号化方式に
    より符号化されていないと判断した場合に、前記符号化
    されたオーディオ信号の所定範囲の復号処理が終了して
    いるか否かを判定し、前記所定部分の復号処理が終了し
    ていないと判断した場合に該判定を繰り返すステップ
    と、 前記判定により前記所定範囲の復号処理が終了している
    と判定した場合に該復号処理を中止するステップと、 前記復号処理を中止後、前記符号化されたオーディオ信
    号の付加データ中の所定部分のデータ列に基づいて該符
    号化されたオーディオ信号の符号化方式を判定するステ
    ップと、 前記オーディオ信号の符号化方式を判定後、該判定によ
    り判定した符号化方式に対応する復号プログラムをロー
    ディングするステップと、 前記ローディングを終了後、前記符号化されたオーディ
    オ信号の復号処理を再開するステップとを含むオーディ
    オ信号の符号化方式判定方法。
  7. 【請求項7】 前記符号化されたオーディオ信号の符
    号化方式が変化したことを検知するステップは、該検知
    後に前記復号処理からの出力をミュートするステップを
    含み、 前記符号化されたオーディオ信号の復号処理を再開する
    ステップは、該再開後に前記ミュートを解除するステッ
    プを含むことを特徴とする請求項6に記載のオーディオ
    信号の符号化方式判定方法。
  8. 【請求項8】 前記符号化されたオーディオ信号の所
    定範囲は該オーディオ信号の1フレームであることを特
    徴とする請求項6又は請求項7のいずれか一に記載のオ
    ーディオ信号の符号化方式判定方法。
  9. 【請求項9】 前記符号化されたオーディオ信号の所
    定範囲は該オーディオ信号の1サンプルであることを特
    徴とする請求項6又は請求項7のいずれか一に記載のオ
    ーディオ信号の符号化方式判定方法。
  10. 【請求項10】 符号化されたオーディオ信号をバッ
    ファに一時的に格納するステップと、前記符号化された
    オーディオ信号の付加データ中の所定部分のデータ列を
    読み取ると共に前記符号化されたオーディオ信号がPC
    M符号化方式により符号化されているか否かを示すPC
    Mフラグを出力するステップとを含む割り込み処理と、 前記データ列と前記PCMフラグに基づいて前記オーデ
    ィオ信号の符号化方式に変化が有るか無いかを判定する
    ステップと、前記判定により前記オーディオ信号の符号
    化方式に変化が有ると判定される場合に、前記オーディ
    オ信号がPCM符号化方式により符号化されているかど
    うかを判定するステップと、前記符号化されたオーディ
    オ信号がPCM符号化方式により符号化されていないと
    判定した場合に、前記データ列に基づいて前記符号化さ
    れたオーディオの符号化方式を判定するステップと、前
    記符号化されたオーディオ信号の符号化方式を判定後、
    該判定により判定した符号化方式に対応する復号プログ
    ラムをローディングするステップと含むメイン処理とを
    行い、 前記符号化されたオーディオ信号が入力される度に、前
    記メイン処理に割り込みをかけ、前記割り込み処理を行
    うことにより、前記メイン処理と前記割り込み処理とを
    時分割で行うことを特徴とするオーディオ信号の符号化
    方式判定方法。
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