JP2001001431A - 被覆パイプ - Google Patents

被覆パイプ

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JP2001001431A
JP2001001431A JP11177002A JP17700299A JP2001001431A JP 2001001431 A JP2001001431 A JP 2001001431A JP 11177002 A JP11177002 A JP 11177002A JP 17700299 A JP17700299 A JP 17700299A JP 2001001431 A JP2001001431 A JP 2001001431A
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resin
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Masanori Imanishi
正典 今西
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GODAI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆材の焼却時に必要な燃焼エネルギーを抑
えるとともに表面の手触り感が良好で風合いのあり、分
解容易な被覆パイプを提供せんとする。 【解決手段】 金属製のパイプ基体2と、該パイプ基体
の外周に設けた紙繊維及びバインダー高分子化合物を主
成分とする被覆層1とより構成される被覆パイプAを構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製のパイプ基
体外周に防食性や断熱性、耐衝撃性等の目的に応じた被
覆層が形成される被覆パイプに関する。
【0002】
【従来の技術】冷延鋼鈑を下地とする樹脂被覆パイプ
は、例えば植物栽培用いぼ竹やビニールハウスの骨組み
等の農業用品や、物干し竿、棚の支柱等の家庭用品、の
ぼりの旗竿等の商業用品として広く使用されている。こ
れら樹脂被覆パイプには良好な外観が要求され、被覆材
に用いる合成樹脂としては、従来から加工方法のバリエ
ーションが広く、可塑剤の添加で比較的自由に硬度を設
定でき、着色及び印刷も容易で廉価なポリ塩化ビニル樹
脂(PVC)が主に用いられていた。しかし、前記ポリ
塩化ビニル樹脂は廃棄燃焼時における塩素ガス、ダイオ
キシン等の有害ガス発生といった環境負荷の問題があ
り、近年ではABS樹脂やポリプロピレン樹脂などのオ
レフィン系合成樹脂等を用いるものに次第に替わりつつ
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記被覆材
に用いられる合成樹脂の燃焼カロリーは元来高く、例え
ばポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂では1100
0〜12000cal/gと高い燃焼カロリーを有して
いる。したがって、廃棄燃焼の際には高温燃焼による焼
却炉損傷の問題が生じ、また、これら従来からの樹脂被
覆パイプにおいては着色や印刷は可能であるものの表面
の手触り感を向上させるには限界があり、決して温かみ
を感じられるものではなかった。
【0004】本発明は係る現況に鑑み為されたもので、
被覆材の廃棄焼却時に必要な燃焼エネルギーを低く抑え
るとともに有害ガスの発生がなく、表面の手触り感が良
好で風合いがあるとともに分解容易な被覆パイプを提供
せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題を
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、上記被覆材に
紙繊維を使用することで、焼却時の燃焼エネルギーを低
減でき且つ被覆パイプ表面の手触り感を向上でき、分解
容易となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、金属製のパイプ基体と
該パイプ基体の外周に設けた紙繊維及びバインダー高分
子化合物を主成分とする被覆層とより構成される被覆パ
イプを提供する。このように、被覆層の素材として燃焼
カロリーの低い紙繊維を使用することで、バインダー高
分子化合物として合成樹脂を併用する場合であっても該
合成樹脂の使用量は必然的に削減され、被覆層を焼却す
る際の燃焼エネルギーは従来の50〜70%程度に低減
できる。また、紙繊維は分解性に優れるため、耐用年数
を経過した後にはパイプ表面から破いて除去しやすく且
つ当該紙繊維が分解されることで必然的に前記バインダ
ー高分子化合物も細片状に崩壊し、被覆層全体は焼却処
理するまでもなく有効に処理できる。前記被覆層を構成
する紙繊維の外表面には少なくともバインダー高分子化
合物からなる薄い膜が形成され、防水効果を奏している
が、該膜を加熱等により意図的に除去して前記紙繊維を
含水膨張させることにより、当該被覆層は脆弱化してパ
イプ基体から取り剥すことが容易となる。さらに、紙繊
維は断熱効果を奏するとともに皮膚触感が柔らかいた
め、被覆パイプ表面における手触り感を大幅に改善させ
ることが可能である。
【0007】前記紙繊維は、紙を構成する繊維をいい、
各種紙の細断片、粒状体、粉状体、解繊体、即ちパルプ
及び溶融体の一種又は二種以上の組み合わせを含むこと
は勿論のこと、植物を解繊したセルロース繊維からなる
溶解パルプや製紙用パルプも含まれる。前記紙繊維とし
て一旦製品として市場に出た新聞、雑誌、週刊誌などの
回収古紙の細断片、粒状体、粉状体、解繊体及び溶融体
から選択される一種又は二種以上を用いれば、コストの
低減が図れるとともに、資源のリサイクルとなり環境保
全上も好ましが、前記古紙以外に未使用の印刷用紙、包
装用紙、薄葉紙、雑種紙などの紙製品等も当然に利用で
きる。ここで、単又は複数の色に着色される紙又は色付
きの古紙から形成した紙繊維の粒状物により、被覆層表
面に模様が形成されれば、外観に優れた被覆パイプが得
られる。
【0008】前記バインダー高分子化合物は、前記紙繊
維をパイプ基体の外周に固定できる高分子化合物を指
し、詳しくは前記紙繊維を拘束して該紙繊維をパイプ基
体の外周に固定させることの可能な天然又は合成の高分
子化合物をいう。前記バインダー高分子化合物として熱
可塑性合成樹脂を用いる場合には、紙繊維を80wt%
以下、好ましくは50〜70wt%含有してなる良好な
被覆層が形成でき、前記紙繊維の含有率が80wt%よ
り大きいと被覆層は脆くなる。上記熱可塑性合成樹脂と
してはポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリブタジエン樹脂等のオレ
フィン単独重合体、オレフィン共重合体等が好適であ
り、その他ポリ塩化ビニル樹脂を使用することも好まし
い。また、これら熱可塑性合成樹脂は、タルクや炭酸カ
ルシウムを添加することで燃焼カロリーをさらに低減で
き、必要に応じてガラス繊維等の補強剤や難燃剤を添加
することも好ましい。尚、前記タルクや炭酸カルシウム
を紙繊維に添加したものでは、当該紙繊維の吸水性及び
分解性が向上し、上述した被覆層の崩壊が促進されると
ともにパイプ基体からの除去がより容易となる。被覆層
のバインダー高分子化合物として熱可塑性の樹脂フィル
ム又は樹脂シートの廃材を用いれば、コストの低減が図
れるとともに、資源のリサイクルとなり環境保全上も好
ましい。
【0009】また、バインダー高分子化合物として天然
高分子化合物を用いる場合には、デンプン、セラック、
ゴム、樹脂(ヤニ)等が好適である。但し、吸水性が無
視できないほど大きな天然高分子化合物を用いる場合に
は、被覆層表面に耐水コーティングを施すことが好まし
い。
【0010】さらに、使用条件によっては、生分解性や
光分解性を有する高分子化合物をバインダー高分子化合
物の全部又は一部として使用することも可能であり、生
分解性高分子化合物としては、コーンスターチやでんぷ
ん、脂肪族ポリエステル樹脂等が好適であり、光分解性
高分子化合物としては、エチレン−一酸化炭素共重合
体、ビニルケトン−ビニルモノマー共重合体、熱可塑性
1、2ブタジエン樹脂、ポリイソブチレンオキシド樹脂
等が好適である。前記生分解性高分子化合物は例えばポ
リビニールアルコール(PVA)やポリエチレン樹脂と
複合させることで加工性や耐水性、機械的強度等が著し
く改善され、前記ポリビニールアルコールはそれ自体生
分解性を有するのでこれと複合してなるものは最終的に
はバインダー全体が分解され得る。このように生分解性
又は光分解性の高分子化合物をバインダー高分子化合物
に利用すれば、被覆層は焼却されるまでもなく分解若し
くは崩壊しやすく、CO2排出量の削減につながり環境
保全上好ましい。
【0011】被覆層を形成する方法としては、表面層形
成に関する公知な加工方法が利用でき、例えば汎用の装
置を用いた押出成形法やインサート成形法、積層成形
法、粉末塗装法等が好適に利用できる。前記押出成形法
による場合には、紙繊維70wt%以下及び熱可塑性合
成樹脂30wt%以上含有した混合流体、具体的には紙
繊維を50〜70wt%、ポリプロピレン樹脂を10〜
22wt%及び密度0.87〜0.94g/cm3のポ
リエチレン樹脂を20〜28wt%含有した混合流体を
パイプ基体の外周に押出し被覆することが好ましい。こ
のように押出成形された被覆層は均一な表面形状を有す
る良質なものとなり、インサート成形に比べてコストの
低減も図れる。前記熱可塑性合成樹脂の含有量を30w
t%より少なく設定すると前記混合流体の流動性が低下
し成形が難しくなるため好ましくない。
【0012】被覆層が発泡成形されたものであれば、該
被覆層の厚みが増大して表面の風合いがより強調される
とともにパイプに対する緩衝性も向上する。さらに当該
パイプを配管として用いる場合にあっては、内部を流通
する流体の断熱性が向上される。
【0013】また、被覆層が光触媒機能を備えたもので
あれば、当該被覆層は、悪臭やNO X等の空気中の有害
物質、油汚れ、細菌、カビ等を分解し、耐候性、耐汚染
性、抗菌性及び抗カビ性に優れた被覆パイプが得られ、
特に当該被覆パイプを室内で使用する場合にあっては室
内空気が清浄、消臭されるのである。ここに光触媒と
は、特定波長の光が照射されて光化学反応を起こし、上
記有害物質等を分解する触媒としての作用や抗菌作用、
防カビ作用等の働きをするものをいい、代表的なものと
して二酸化チタン(TiO2)や酸化亜鉛(ZnO)等
の光触媒活性微粒子が挙げられる。なかでもアナターゼ
型結晶構造を有する二酸化チタンは、通常の照明光で高
い触媒活性を示し、且つ化学的に安定であるため好まし
い。但し、上記微粒子が直接被覆層に含まれると、これ
と接触するバインダー高分子化合物が少なからず分解さ
れるといった不都合が生じるため、好ましくは当該光触
媒活性微粒子の表面に前記バインダー高分子化合物に対
して不活性なセラミックスやアパタイトからなる保護膜
が形成される。前記アパタイトは蛋白質、核酸、酵素、
細菌、ウイルス等に対する吸着能に優れており、これを
上記保護膜として用いた被覆パイプにあっては、上記光
触媒機能との相乗作用により清浄、消臭効果が飛躍的に
向上する。尚、前記光触媒活性微粒子の表面にセラミッ
クスとアパタイトの双方からなる保護層を形成する場合
には、前記セラミックスとしてアパタイトとの親和性の
高いシリカセラミックスやジルコニアセラミックス、ア
ルミナセラミックス、珪操土等を用いることが好まし
い。
【0014】これら光触媒は、被覆層を成形する際の混
合流体に含有されていることで前記被覆層の容積全体に
ほぼ均一に存在することとなるが、光、有害物質等が浸
透容易な被覆層表面やその近傍に限定して含有されても
良く、被覆層表面に露出した状態で担持されたものにあ
っては光触媒機能がより効率良く発揮される。
【0015】被覆層の厚みは、パイプ基体との密着性が
維持できる0.1〜5mmの範囲で適宜調整することが
好ましい。
【0016】パイプ基体は、鋼管、鋳鉄管、非鉄金属管
等の金属製の管が用いられ、その断面形状は円形、多角
形その他の適宜な形状が選択できる。寸法は外径7mm
以上、厚さ0.26mm以上であることが好ましく、特
に被覆層1の厚みが大きく且つ紙繊維の含有率が60〜
70wt%である場合、パイプ基体2の変形屈曲に基づ
く前記被覆層1の破損を避けるため、外径19mm以
上、厚さ0.3mm以上で充分な曲げ強度を有するもの
が好ましい。そして、パイプ基体の曲げ強度を30〜8
0kgf/mm2、好ましくは70〜80kgf/mm2
とすれば、前記被覆層の破損は未然に防止できる
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付図面
に基づき詳細に説明する。図1〜2は本発明の第1実施
形態、図3は第2実施形態、図4〜5は本発明の第3実
施形態を示し、図中符号1は被覆層、2はパイプ基体、
Aは被覆パイプをそれぞれ示している。
【0018】本発明の被覆パイプAは、金属製のパイプ
基体2の外周に設ける被覆層1の主要な被覆材として紙
繊維を用いたことで、従来の樹脂被覆パイプに比べて軽
量で且つ燃焼エネルギーが低く、さらに表面の手触り感
が改善されたものであり、したがって環境保全に適応す
るとともに外観や風合いの向上した被覆パイプである。
即ち、パイプ基体2の外周に設けた被覆層1が紙繊維及
びバインダー高分子化合物を含有することで、該被覆層
1の焼却の際に必要な燃焼エネルギーは従来の70%以
下にでき、CO2の排出量を低減できるとともに高温燃
焼による焼却炉の損傷も避けることが可能となる。ま
た、紙繊維が被覆層表面若しくはその近傍にも存在する
ため、手触りは柔らかくそのままの状態で装飾用として
充分利用できるとともに、該表面の接着性が極めて良好
となるため、例えば被覆層の外周部にさらに円筒状の発
泡樹脂成形体を強固に接着させて、断熱パイプや緩衝パ
イプとして利用することにも適している。
【0019】図1は本発明に係る第1実施形態を示す一
部破断斜視図、図2は被覆層1を示す簡略断面図であ
る。本実施形態の被覆パイプAは、円筒状のパイプ基体
2の外周面上に被覆層1が被覆されてなり、該被覆層1
はバインダー高分子化合物、ここでは熱可塑性合成樹脂
と紙繊維が適量混在した状態に成形されている。
【0020】詳しくは、前記被覆層1は紙繊維70wt
%以下及び熱可塑性合成樹脂30wt%以上含有した混
合流体をパイプ基体2の外周面上に押出し被覆して成形
され、具体的には前記混合流体は紙繊維を50〜70w
t%、ポリプロピレン樹脂を10〜22wt%、及びポ
リエチレン樹脂を20〜28wt%含有している。
【0021】前記ポリエチレン樹脂としては、その密度
が0.87〜0.94g/cm3の範囲にある低密度ポ
リエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)又は超低密度ポリエチレン(VLDP
E)等が好適に用いられ、これらポリエチレン樹脂を配
合することで被覆層の耐衝撃性及び耐ストレスクラック
性が向上できるとともに紙繊維との良好な結合性が維持
され、該紙繊維の含有量を増大できる。さらに、例えば
「サンワックス151−P」(三洋化成工業株式会社製
商品名)等の流動促進剤を用いてメルトインデックス
(MI)1〜10、より好ましくは3〜10に設定され
たポリエチレン樹脂を用いれば、押出成形時の加工性は
更に向上し、被覆層にはより均一且つ手触り感の良好な
表面性状が達成される。尚、前記ポリエチレン樹脂のメ
ルトインデックスが10より大きいと被覆層の機械的強
度が低下するので好ましくない。前記ポリエチレン樹脂
の代わりにエチレン/αオレフィン共重合体を用いても
良く、αオレフィンとしては、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−
ヘプテン、4−メチル−ペンテン−1,4−メチル−ヘ
キセン−1,4,4−ジメチルペンテン−1等が適して
いる。
【0022】本実施形態に係る被覆層の押出成形におい
ては、予め表面の水分や油分が除かれたパイプ基体2を
ダイの中心に設けた貫通孔に導通し、該パイプ基体2の
送り動作に応じてその外面上に混合流体を均一に押出被
覆した後、冷却固化させているが、その他の方法、例え
ば前記パイプ基体を回転移送し且つその送り動作に応じ
て外面上に混合流体をシート状に押出し、連続的に巻き
付けて被覆するものでも良い。前記混合流体は、上記し
た成分を一旦、単又は複数の種類のペレットに成形し、
これを被覆層の形状、寸法等に合わせて適当量成形機に
供給して再溶解させたものであるが、上記成分の全部又
は一部をペレット化することなく直接成形機に供給する
ものも好ましい。
【0023】紙繊維としては、一旦製品として市場に出
た新聞、雑誌、週刊誌などの回収古紙を解砕したものが
用いられているが、解繊してパルプ化したものを用いる
ことも好ましい。この様に古紙を解繊してパルプ化する
際には、パルパー法や乾式法等の公知な方法を用いるこ
とができる。解繊の際に脱インク処理を施すことは必ず
しも必要ではないが、脱インク処理を行う場合に用いる
脱墨剤としては、上記古紙の種類に応じて非イオン性活
性剤、陰イオン性活性剤、脂肪酸又は脂肪酸石鹸のエマ
ルジョン、脂肪酸誘導体、高級アルコール誘導体、油脂
誘導体等から選択される1種又は2種以上が好適であ
る。本実施形態の如く紙繊維の原料として古紙を利用す
れば、原料費のコストダウン並びにリサイクルが実現さ
れる。
【0024】本実施形態の被覆層1の表面には、色付き
の古紙を解砕した紙繊維や一部解繊されてパルプ化した
紙繊維の凝集体、古紙中のインク成分等からなる様々な
大きさ、形状及び色の粒状物3、・・・により模様が形成
されており、被覆パイプAの装飾性を向上している。
尚、粒状物3は顔料を用いて任意な色に着色することも
可能であり、さらに単又は複数色に着色された古紙等の
紙から形成される粒度及び色の異なる細断片、粒状体、
粉状体等の紙繊維を用意し、これを適宜選択して成形装
置に供給すれば、被覆層1表面における模様の制御が可
能となって被覆パイプAの装飾性を更に向上できる。但
し、本実施形態の如く被覆層を押出成形法で成形する場
合において前記紙繊維の粒度があまりに大きすぎると、
混合流体の流動性が低下して加工性及び機械的強度に悪
影響を与えるとともに、押出時に前記紙繊維が成形表面
にきずを生じて歩留まりを低下させるため、前記紙繊維
の大きさは、その長さを0.1〜2.5mmの範囲内で
あって且つ被覆層の厚み以下に設定する。
【0025】前記ポリプロピレン樹脂及びポリエチレン
樹脂は、紙繊維と同様の観点から、市場に出たシート、
フィルムその他の廃材を回収したリサイクル樹脂が利用
され、コストの低減とともに廃材の再資源化が図られて
いる。
【0026】被覆層1は、その厚みが大きいほど断熱
性、緩衝性その他の機能や、手触り感、風合い等が向上
し、特に発泡成形したものであれば、該被覆層の厚みが
増大して表面の風合いがより強調されるとともに、パイ
プに対する緩衝性や内部を流通する流体の断熱性が向上
される。但し、被覆層1の厚みが5mmより大きいと収
縮率の関係で当該被覆層1とパイプ基体2表面との密着
性が低下するので、前記厚みは5mm以下の範囲で適宜
使用状況に応じて設定される。尚、被覆層1が後述の第
2実施形態に示す如く接着層を含むものにあっては、前
記収縮率の影響が緩和され、被覆層の厚みを5mmより
大きくしても前記密着性を維持することが可能となる。
【0027】パイプ基体2は、外径19mm、厚さ0.
3mmの円形鋼管で、約75kgf/mm2の曲げ強度
を有し、該パイプ基体2の変形屈曲に基づく前記被覆層
1の破損が未然に防止されている。
【0028】次に、図3は本発明に係る被覆パイプの第
2実施形態を示している。本実施形態の被覆パイプ1A
は上述した第1実施形態に係る被覆層1に光触媒を含有
して構成されており、空気中の有害物質、油汚れ、細
菌、カビを分解し、耐候性、耐汚染性、抗菌性及び抗カ
ビ性に優れた被覆パイプである。
【0029】被覆層1は、上記第1実施形態と同様の比
率で配合される紙繊維、ポリプロピレン樹脂及びポリエ
チレン樹脂を主成分とした混合流体に光触媒を添加した
上、パイプ基体上に押出し被覆して形成されている。前
記光触媒は、バインダー高分子化合物である上記ポリプ
ロピレン樹脂やポリエチレン樹脂に対して不活性な保護
膜を光触媒活性微粒子の表面に形成したもの(以下、
「光触媒機能粒子」と称す。)が用いられ、本実施形態
の光触媒機能粒子4は、アナターゼ型結晶構造を有する
二酸化チタンの微粒子表面に前記保護膜としてのセラミ
ックス膜が被覆されて構成される。前記セラミックス膜
はポリエチレングリコール等の有機高分子化合物が添加
されたセラミックスゾル液を二酸化チタン微粒子表面に
コーティングした後、加熱焼成して形成され、焼成時に
前記有機高分子化合物が消失するためセラミックス膜に
は多数の細孔が生じ、該細孔の底には二酸化チタン微粒
子が露出している。従って、光触媒機能粒子4に接する
バインダー高分子化合物や紙繊維は二酸化チタン微粒子
に直接接触しないため分解が回避されるとともに、上記
有害物質等の被分解物は被覆層1に拡散浸透した後、前
記細孔に取り込まれて有効に分解されるのである。尚、
前記保護膜の他の好ましい実施例としては、前記二酸化
チタンの微粒子表面にアパタイトを成膜したものやアパ
タイト分散複合セラミックスを成膜したものが挙げられ
る。その他の構成は基本的には上記第1実施形態の被覆
パイプと同様であり、同一箇所には同一符号を附してそ
の説明は省略する。
【0030】図4は本発明に係る被覆パイプの第3実施
形態を示し、被覆パイプ2Aは二層以上の多層構造から
なる被覆層1を有している。具体的には、前記被覆層1
はパイプ基体2の外周面上に接着剤を被着してなる第1
被覆層11と、該第1被覆層11の外周面上にバインダ
ー高分子化合物とともに紙繊維を被着してなる第2被覆
層12とから構成され、金属製のパイプ基体2と第2被
覆層12とが接着剤からなる前記第1被覆層11を介し
て強固に接着されている。このような多層構造を採用す
ることで、紙繊維を含有する被覆層の収縮率に基づく密
着性の問題が解消され、また、紙繊維も80wt%程度
まで含有可能である。ここで、第1被覆層11に用いる
接着剤は、周知の接着剤から前記第2被覆層12の組成
に基づき適宜選択して使用され、特に、第2被覆層12
に使用されるバインダー高分子化合物をベースとした接
着剤を用いることが好ましい。例えばバインダー高分子
化合物としてポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂を
用いる場合、前記接着剤としては変性ポリプロピレン樹
脂や変性ポリエチレン樹脂が好適である。多層構造の成
形方法としては、量産性に優れた押出成形法を利用する
ことが好ましく、例えば各層を形成する可塑化された流
状素材を共通のダイを介して被覆する多層押出成形法が
好適に利用できる。
【0031】尚、本実施形態においても被覆層1に光触
媒を含有させることが好ましい。光触媒の含有形態は、
上述した第2実施形態の如くバインダー高分子化合物の
存在する第2被覆層12全体に光触媒機能粒子を含有さ
せても良いが、光、有害物質等が浸透容易な被覆層表面
やその近傍に限定して光触媒機能粒子を含有させても良
い。図5は第2被覆層12の表面に光触媒機能粒子4を
主成分とする第3被覆層13を形成したものであり、前
記光触媒機能粒子4の一部が被覆層表面に露出した状態
で担持されており、触媒機能を効率良く発揮している。
第3被覆層13は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、
ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、フッ素系樹
脂、ビニル系樹脂、塩素系樹脂、スチレン系樹脂、エポ
キシ系樹脂、尿素系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、各種グラフト樹脂等の溶液に光触媒機能粒子
4を混合し、グラビアコート法やロールコート法、スプ
レーコート法、フローコート法、コンマコート法、ダイ
コート法、バーコート法、ディップコート法等の公知の
塗布方法を用いて前記被覆層表面に塗布する方法や、上
記樹脂溶液中に光触媒機能粒子4を混合分散した後、第
2被覆層12表面上又は第2被覆層12とともに押出成
形する方法などが採用できる。
【0032】以上、第1実施形態乃至第3実施形態に示
した被覆層1にあっては、成形後に表面研磨を施しても
良く、又、耐衝撃性や耐水性、耐候性、耐薬品性などを
有するポリプロピレン樹脂等の表面保護層を設けること
も好ましい。
【0033】本発明の被覆パイプは、植物栽培用いぼ竹
やビニールハウスの骨組み等の農業用品や、物干し竿、
棚の支柱等の家庭用品、のぼりの旗竿等の商業用品とし
て利用でき、紙繊維の含有量を適宜調整することで家庭
用の水道配管やガス管、機械装置付属配管、各種プラン
トの配管等としても利用できる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の被覆パイプによれば、被
覆層が紙繊維及びバインダー高分子化合物を主成分とし
ているので、合成樹脂の使用量が削減でき、被覆層を焼
却する場合の燃焼エネルギーは従来の50〜70%程度
に低減できる。また、紙繊維は分解性に優れるため、耐
用年数を経過した後にはパイプ表面から破いて除去しや
すく且つ当該紙繊維が分解されることで必然的にバイン
ダー高分子化合物も細片状に崩壊し、被覆層全体は焼却
処理するまでもなく有効に処理できる。前記被覆層を構
成する紙繊維の外表面には、少なくともバインダー高分
子化合物からなる薄い膜が形成されて防水効果を奏して
いるが、該膜を加熱等により意図的に除去して前記紙繊
維を含水膨張させるだけで、当該被覆層を容易にパイプ
基体から取り剥すことができる。さらに、前記紙繊維は
断熱効果を奏するとともに皮膚触感が柔らかいため、被
覆パイプ表面における手触り感を大幅に改善させること
ができる。
【0035】請求項2記載の被覆パイプによれば、紙繊
維として古紙の細断片、粒状体、粉状体、解繊体及び溶
融体から選択される一種又は二種以上を用いたので、コ
ストの低減が図れるとともに資源のリサイクルとなる。
【0036】請求項3記載の被覆パイプによれば、バイ
ンダー高分子化合物として熱可塑性合成樹脂を用い、且
つ被覆層に紙繊維を80wt%以下含有させたので、軽
量且つ複雑な形状に成形し易く、上記紙繊維による効果
も強調できる。
【0037】請求項4記載の被覆パイプによれば、バイ
ンダー高分子化合物として熱可塑性の樹脂フィルム又は
樹脂シートの廃材を用いるので、上記古紙を用いる場合
と同様、コストの低減が図れるとともに資源のリサイク
ルとなる。
【0038】請求項5記載の被覆パイプによれば、被覆
層は、紙繊維70wt%以下及び熱可塑性合成樹脂30
wt%以上含有した混合流体をパイプ基体外周に押出し
被覆して成形されるので、均一な表面形状を有する良質
な被覆層が得られ、インサート成形と比較してコストの
低減も図れる。
【0039】請求項6記載の被覆パイプによれば、混合
流体が紙繊維を50〜70wt%、ポリプロピレン樹脂
を10〜22wt%及び密度0.87〜0.94g/c
3のポリエチレン樹脂を20〜28wt%含有してい
るので、被覆層の機械的強度及び軽量化が維持されると
ともに、当該混合流体は成形時に適度な流動性を示すの
で前記被覆層には平滑な表面が形成できる。
【0040】請求項7記載の被覆パイプによれば、被覆
層が発泡成形されるので、該被覆層の厚みが増して風合
いが強調されるとともにパイプに対する緩衝性が向上
し、さらに当該パイプを配管として用いる場合に内部を
流通する流体の断熱性が向上される。
【0041】請求項8記載の被覆パイプによれば、被覆
層が光触媒を備えているので、悪臭やNOX等の空気中
の有害物質、油汚れ、細菌、カビを分解し、耐候性、耐
汚染性、抗菌性及び抗カビ性に優れた被覆パイプが得ら
れる。
【0042】請求項9記載の被覆パイプによれば、セラ
ミックスとアパタイトの一方又は双方からなる保護膜が
表面に形成される光触媒活性微粒子を前記被覆層に含有
させたので、清浄、消臭効果が飛躍的に向上する。
【0043】請求項10記載の被覆パイプによれば、被
覆層の厚みが0.1〜5mmであるので、該被覆層とパ
イプ基体との密着性を維持できる。
【0044】請求項11記載の被覆パイプによれば、バ
インダー高分子化合物の全部又は一部に生分解性高分子
化合物を用いたので、被覆層は焼却されるまでもなく分
解若しくは崩壊しやすく、CO2排出量を削減できる。
【0045】請求項12記載の被覆パイプによれば、単
又は複数の色に着色される紙又は色付きの古紙から形成
した紙繊維の粒状物により、被覆層の表面に模様が形成
され、外観に優れた被覆パイプが得られるとともに、被
覆層に前記粒状物が分散含有されるため、該被覆層を破
いてパイプ基体から除去することがより容易になり且つ
前記粒状物に対して多量の水分を吸水させれば、生分解
の進行や膨潤による脆弱化で、被覆層はより分解しやす
くなる。
【0046】請求項13記載の被覆パイプによれば、パ
イプ基体の曲げ強度が70〜80kgf/mm2である
ので、パイプ基体の変形屈曲に基づく被覆層の破損が未
然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る被覆パイプを示す
説明斜視図。
【図2】同じく第1実施形態に係る被覆パイプを示す簡
略断面図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る被覆パイプを示す
簡略断面図。
【図4】本発明の第3実施形態に係る被覆パイプを示す
簡略断面図。
【図5】光触媒が含有される第3被覆層を設けた第3実
施形態の変形例を示す簡略断面図。
【符号の説明】
A、1A、2A 被覆パイプ 1 被覆層 2 パイプ基体 3 粒状物 4 光触媒機能粒子 11 第1被覆層 12 第2被覆層 13 第3被覆層
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA21 AB01A AD00B AD20B AK01B AK01C AK03D AK04B AK04G AK06 AK07B AK07G AK25D AK41D AK51D AK62 AK63 AK65 AN01D BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10D CB03 DA11 DE01B DE01C DG01B DG01C DG10B DG10C DJ01B EJ02B GB01 GB71 HB00B JA13B JB02 JB16B JC00B JH02B JJ02 JK04A JK10 JL08B JL08C JL08D JL16B JN10B JN30B YY00A 4F207 AA03 AA04 AA07 AA08 AA11 AA24 AA31 AB16 AC04 AD02 AD04 AD06 AD12 AD16 AD17 AE02 AG03 AG08 AG20 AH01 AH47 AP14 KA01 KA17 KB18 KJ06 KW45

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のパイプ基体と、該パイプ基体の
    外周に設けた紙繊維及びバインダー高分子化合物を主成
    分とする被覆層とより構成される被覆パイプ。
  2. 【請求項2】 紙繊維として、古紙の細断片、粒状体、
    粉状体、解繊体及び溶融体から選択される一種又は二種
    以上を用いた請求項1記載の被覆パイプ。
  3. 【請求項3】 バインダー高分子化合物として熱可塑性
    合成樹脂を用い、且つ被覆層に紙繊維を80wt%以下
    含有させた請求項1又は2記載の被覆パイプ。
  4. 【請求項4】 バインダー高分子化合物として熱可塑性
    の樹脂フィルム又は樹脂シートの廃材を用いてなる請求
    項1〜3の何れか1項に記載の被覆パイプ。
  5. 【請求項5】 被覆層は、紙繊維70wt%以下及び熱
    可塑性合成樹脂30wt%以上含有した混合流体をパイ
    プ基体外周に押出し被覆したものである請求項1〜4の
    何れか1項に記載の被覆パイプ。
  6. 【請求項6】 混合流体が、紙繊維を50〜70wt
    %、ポリプロピレン樹脂を10〜22wt%、及び密度
    0.87〜0.94g/cm3のポリエチレン樹脂を2
    0〜28wt%含有している請求項5記載の被覆パイ
    プ。
  7. 【請求項7】 被覆層が発泡成形されている請求項1〜
    6の何れか1項に記載の被覆パイプ。
  8. 【請求項8】 被覆層が光触媒機能を備えている請求項
    1〜7の何れか1項に記載の被覆パイプ。
  9. 【請求項9】 セラミックスとアパタイトの一方又は双
    方からなる保護膜が表面に形成される光触媒活性微粒子
    を前記被覆層に含有させた請求項8記載の被覆パイプ。
  10. 【請求項10】 被覆層の厚みが0.1〜5mmである
    請求項1〜9の何れか1項に記載の被覆パイプ。
  11. 【請求項11】 バインダー高分子化合物の全部又は一
    部に生分解性高分子化合物を用いた請求項1〜10の何
    れか1項に記載の被覆パイプ。
  12. 【請求項12】 単又は複数の色に着色される紙又は色
    付きの古紙から形成した紙繊維の粒状物により、被覆層
    表面に模様が形成される請求項1〜11の何れか1項に
    記載の被覆パイプ。
  13. 【請求項13】 パイプ基体の曲げ強度が70〜80k
    gf/mm2である請求項1〜12の何れか1項に記載
    の被覆パイプ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100954277B1 (ko) 2009-12-31 2010-04-23 삼건세기(주) 코팅 파이프 및 이의 코팅방법
KR101496728B1 (ko) * 2013-07-03 2015-02-27 주식회사 비지피 골프장 벙커 정리기의 봉체 제조방법
US9953088B2 (en) 2012-05-14 2018-04-24 Apple Inc. Crowd sourcing information to fulfill user requests
JP2021178498A (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 倉敷紡績株式会社 成形体

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