JP2000357299A - 車両の走行安全装置 - Google Patents

車両の走行安全装置

Info

Publication number
JP2000357299A
JP2000357299A JP11169619A JP16961999A JP2000357299A JP 2000357299 A JP2000357299 A JP 2000357299A JP 11169619 A JP11169619 A JP 11169619A JP 16961999 A JP16961999 A JP 16961999A JP 2000357299 A JP2000357299 A JP 2000357299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
lateral movement
collision
steering
steering torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11169619A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Niimura
智之 新村
Kenji Odaka
賢二 小▲高▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP11169619A priority Critical patent/JP2000357299A/ja
Priority to US09/593,812 priority patent/US6571176B1/en
Priority to DE10029710A priority patent/DE10029710B4/de
Publication of JP2000357299A publication Critical patent/JP2000357299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/025Active steering aids, e.g. helping the driver by actively influencing the steering system after environment evaluation
    • B62D15/0265Automatic obstacle avoidance by steering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/12Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger
    • B60T7/22Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger initiated by contact of vehicle, e.g. bumper, with an external object, e.g. another vehicle, or by means of contactless obstacle detectors mounted on the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/1755Brake regulation specially adapted to control the stability of the vehicle, e.g. taking into account yaw rate or transverse acceleration in a curve
    • B60T8/17558Brake regulation specially adapted to control the stability of the vehicle, e.g. taking into account yaw rate or transverse acceleration in a curve specially adapted for collision avoidance or collision mitigation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2201/00Particular use of vehicle brake systems; Special systems using also the brakes; Special software modules within the brake system controller
    • B60T2201/02Active or adaptive cruise control system; Distance control
    • B60T2201/022Collision avoidance systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2260/00Interaction of vehicle brake system with other systems
    • B60T2260/02Active Steering, Steer-by-Wire

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータによる自動操舵で自車と対向
車との衝突を回避するとき、アクチュエータが過剰な操
舵トルクを発生してステアリングホイールを握るドライ
バーに違和感を与えるのを防止する。 【解決手段】 自車が対向車に衝突する可能性があると
きに、電動パワーステアリング装置のアクチュエータに
正弦波状の横移動制御電流I1 を供給し、自車を横移動
させて対向車との衝突を回避する。横移動の開始と同時
にヨーレートを積分して自車のヨー角を検出し、横移動
の最終段階から前記ヨー角を0に収束させて自車の車両
姿勢を元の状態に戻すべく、ヨー角補正制御電流I2
前記横移動制御電流I1 に重ね合わせてアクチュエータ
に供給する。衝突回避のための操舵目標値に操舵角を用
いず、アクチュエータの電流値(つまりアクチュエータ
が発生する操舵トルク)を用いることにより、アクチュ
エータが過剰な操舵トルクを発生してドライバーが違和
感を受けるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダー装置等の
物体検出手段を用いて自車が対向車に衝突するのを防止
する車両の走行安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる車両の走行安全装置は、特開平7
−14100号公報により既に知られている。
【0003】上記公報に記載されたものは、自車と対向
車との相対距離、自車と対向車との相対速度、自車の車
速、自車の前方の画像に基づいて自車が対向車に衝突す
る可能性を判定し、衝突可能性がある場合にドライバー
に警報を発したり、自動制動を行ったりして衝突を回避
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自車が対向
車に衝突する可能性がある場合に、自動制動に代えて、
あるいは自動制動に加えて自動操舵を行って衝突を回避
することが考えられる。このような場合に、衝突回避の
ための操舵目標値を操舵角により設定すると、その目標
操舵角を発生させるべくアクチュエータを駆動したとき
にドライバーがステアリングホイールを強く保持してい
ると、ドライバーの保持力が大きいほどアクチュエータ
は大きな操舵トルクを発生してしまい、そのためにドラ
イバーが違和感を受けるという問題が発生する。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、アクチュエータによる自動操舵で自車と対向車との
衝突を回避するとき、アクチュエータが過剰な操舵トル
クを発生してステアリングホイールを握るドライバーに
違和感を与えるのを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、自車の進行方
向に存在する物体を検出する物体検出手段と、自車の車
速を検出する車速検出手段と、物体検出手段による検出
結果および車速検出手段で検出した自車の車速に基づい
て対向車を判別するとともに、自車と対向車との相対関
係を算出する相対関係算出手段と、自車が対向車と適正
にすれ違うための自車の適正進路を設定する適正進路設
定手段と、自車が対向車に衝突すると推定される衝突予
測位置を、前記相対関係および自車の車速に基づいて予
測する衝突位置予測手段と、前記衝突予測位置と前記適
正進路との比較に基づき、自車を横移動させて対向車と
の衝突を回避するのに必要な横移動操舵トルクを算出す
る衝突回避操舵トルク算出手段と、自車の操舵を行うア
クチュエータと、衝突回避操舵トルク算出手段で算出し
た横移動操舵トルクに基づいてアクチュエータの駆動を
制御するアクチュエータ制御手段とを備えたことを特徴
とする車両の走行安全装置が提案される。
【0007】上記構成によれば、自車および対向車が衝
突する可能性がある場合に衝突回避操舵トルク算出手段
が横移動操舵トルクを算出し、アクチュエータ制御手段
が横移動操舵トルクに基づいてアクチュエータの駆動を
制御して自車を横移動させるので、ドライバーが自発的
な衝突回避操作を行なわない場合でも対向車との衝突を
確実に回避することができる。しかも衝突回避のための
操舵目標値が操舵角ではなく操舵トルクにより設定され
るので、ドライバーがステアリングホイールを強く保持
しているような場合でも、アクチュエータが過剰な操舵
トルクを発生してドライバーに違和感を与えることが防
止される。
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、アクチュエータは電気モータ
であり、アクチュエータ制御手段はドライバーのステア
リング操作をアシストするためのアシスト操舵トルクお
よび横移動操舵トルクに基づいてアクチュエータの駆動
を制御することを特徴とする車両の走行安全装置が提案
される。
【0009】上記構成によれば、電気モータよりなるア
クチュエータの駆動が、ドライバーのステアリング操作
をアシストするためのアシスト操舵トルクおよび横移動
操舵トルクに基づいて制御されるので、ドライバーが自
発的な操舵を行ったときのアシスト機能と、衝突回避の
ための自動操舵機能とを両立させることができる。
【0010】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項2の構成に加えて、衝突回避操舵トルク算出手段
は、衝突回避後に車両姿勢を衝突回避前の状態に戻すた
めのヨー角補正操舵トルクを前記横移動操舵トルクに加
算することを特徴とする車両の走行安全装置が提案され
る。
【0011】上記構成によれば、衝突回避後に車両姿勢
を衝突回避前の状態に戻すためのヨー角補正操舵トルク
を横移動操舵トルクに加算するので、横移動操舵トルク
による衝突回避の結果として自車の車両姿勢が乱れて
も、ヨー角補正操舵トルクによって車両姿勢を自動的に
元の状態に復元してドライバーの操作負担および違和感
を軽減することができる。
【0012】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項2または3の構成に加えて、アシスト操舵トルク
はドライバーの操舵方向と逆方向のアシストを禁止する
ように設定されており、アシスト操舵トルクおよび横移
動操舵トルクの両方による衝突回避時にはドライバーの
操舵方向と逆方向のアシストが許容されることを特徴と
する車両の走行安全装置が提案される。
【0013】上記構成によれば、ドライバーが自発的に
操舵を行ったときには、アシスト操舵トルクによってド
ライバーのステアリング操作を的確にアシストすること
ができる。またドライバーが自発的に操舵をせず、ステ
アリングホイールを保持したままのときには、ドライバ
ーの操舵方向と逆方向のアシストが許容されるので、衝
突回避のための横移動操舵トルクを支障なく発生させる
ことができる。
【0014】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項1〜4の何れか構成に加えて、横移動操舵トルク
による自車の横移動量は所定値以下になるように設定さ
れることを特徴とする車両の走行安全装置が提案され
る。
【0015】上記構成によれば、横移動操舵トルクによ
る自車の横移動量が所定値以下に制限されるので、衝突
を回避するための横移動量が大き過ぎて自車が道路を逸
脱するのを防止することができる。
【0016】また請求項6に記載された発明によれば、
請求項1〜5の何れかの構成に加えて、横移動操舵トル
クは、自車の進行方向が対向車に近づくほど大きくなる
ことを特徴とする車両の走行安全装置が提案される。
【0017】上記構成によれば、自車の進行方向が対向
車に近づくと横移動操舵トルクが大きくなるので、衝突
可能性が高いときに大きな横移動量を発生させて衝突を
確実に回避することができる。
【0018】また請求項7に記載された発明によれば、
請求項1〜6の何れかの構成に加えて、横移動操舵トル
クは、自車の車速が低いほど大きくなることを特徴とす
る車両の走行安全装置が提案される。
【0019】上記構成によれば、自車の車速が低いほど
横移動操舵トルクが大きくなるので、衝突可能性が高い
ときに大きな横移動量を発生させて衝突を確実に回避す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0021】図1〜図24は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は走行安全装置を備えた車両の全体構成図、
図2は走行安全装置のブロック図、図3は車両の操舵装
置の斜視図、図4は電子制御ユニットの機能の説明図、
図5は正面衝突回避制御手段の回路構成を示すブロック
図、図6はメインルーチンのフローチャート、図7は正
面衝突回避制御ルーチンのフローチャート、図8は旋回
時衝突回避制御ルーチンのフローチャート、図9は正面
衝突判断ルーチンのフローチャート、図10は警報制御
ルーチンのフローチャート、図11は横移動制御ルーチ
ンのフローチャート、図12はヨー角補正制御ルーチン
のフローチャート、図13はアクチュエータ駆動電流の
出力可能領域を示すマップ、図14は旋回時衝突回避制
御の内容を示す図、図15は横偏差δdを算出する手法
の説明図(衝突が発生する場合)、図16は横偏差δd
を算出する手法の説明図(自車が対向車の左側を通過す
る場合)、図17は横偏差δdを算出する手法の説明図
(自車が対向車の右側を通過する場合)、図18は横偏
差δdの補正係数を検索するマップ、図19は衝突回避
のための基準横移動制御電流の算出手法の説明図、図2
0は自車の偏向角を説明する図、図21は偏向角から横
移動制御電流補正係数を検索するマップ、図22は車速
から横移動制御電流補正係数を検索するマップ、図23
はアクチュエータの制御系のブロック図、図24は横移
動制御電流およびヨー角補正制御電流の加算を説明する
図である。
【0022】図1および図2に示すように、左右の前輪
Wf,Wfおよび左右の後輪Wr,Wrを備えた車両
は、操舵輪である左右の前輪Wf,Wfを操舵するため
のステアリングホイール1と、ドライバーによるステア
リングホイール1の操作をアシストする操舵力および衝
突回避のための操舵力を発生する電動パワーステアリン
グ装置2とを備える。電動パワーステアリング装置2の
作動を制御する電子制御ユニットUには、物体検出手段
としてのレーダー装置3と、ステアリングホイール1の
操舵角を検出する操舵角センサS1 と、ステアリングホ
イール1に入力される操舵トルクを検出する操舵トクル
センサS2 と、車体の横加速度を検出する横加速度セン
サS3 と、車体のヨーレートを検出する自車ヨーレート
センサS4と、各車輪Wf,Wf;Wr,Wrの回転数
を検出する車速センサS5 …とからの信号が入力され
る。電子制御ユニットUは、レーダー装置3および各セ
ンサS 1 〜S5 …からの信号に基づいて電動パワーステ
アリング装置2の作動を制御するとともに、液晶ディス
プレイよりなる表示器4およびブザーやランプよりなる
警報器5の作動を制御する。
【0023】レーダー装置3は、自車前方の左右方向所
定範囲に向けて電磁波を送信し、その電磁波が物体に反
射された反射波を受信することにより、自車と物体との
相対距離、自車と物体との相対速度、物体の方向を検出
する。本実施例では、1回の送受信で自車と物体との上
記相対関係を検出することができるミリ波レーダーが用
いられる。
【0024】図3は操舵装置11の構造を示すもので、
ステアリングホイール1の回転はステアリングシャフト
12、連結軸13およびピニオン14を介してラック1
5に伝達され、更にラック15の往復動が左右のタイロ
ッド16,16を介して左右の前輪Wf,Wfに伝達さ
れる。操舵装置11に設けられた前記電動パワーステア
リング装置2は、電気モータよりなるアクチュエータ1
7の出力軸に設けた駆動ギヤ18と、この駆動ギヤ18
に噛み合う従動ギヤ19と、この従動ギヤ19と一体の
スクリューシャフト20と、このスクリューシャフト2
0に噛み合うとともに前記ラック15に連結されたナッ
ト21とを備える。従って、アクチュエータ17を駆動
すれば、その駆動力を駆動ギヤ18、従動ギヤ19、ス
クリューシャフト20、ナット21、ラック15および
左右のタイロッド16,16を介して左右の前輪Wf,
Wfに伝達することができる。
【0025】図4に示すように、電子制御ユニットUは
電動パワーステアリング制御手段22と、正面衝突回避
制御手段23と、加算手段24と、出力電流決定手段2
5とを備える。電動パワーステアリング制御手段22
は、操舵トルクセンサS2 の出力に基づいて算出される
操舵トルクが車速センサS5 …の出力に基づいて算出さ
れる車速に応じた所定の値になるように制御信号を出力
する。出力電流決定手段25は前記制御信号に基づいて
アクチュエータ17への出力電流を決定し、この出力電
流を駆動回路26を介してアクチュエータ17に出力す
ることにより、ドライバーによるステアリングホイール
1の操作がアシストされる。一方、自車が対向車と正面
衝突する可能性がある場合には、正面衝突回避制御手段
23が衝突回避のための制御信号を出力し、この制御信
号により出力電流決定手段25および駆動回路26を介
してアクチュエータ17の駆動を制御することにより、
対向車との正面衝突を回避するための自動操舵が実行さ
れる。この自動操舵の内容は後から詳述する。
【0026】電動パワーステアリング制御手段22が出
力する制御信号と、正面衝突回避制御手段23が出力す
る制御信号とを加算手段24で加算するので、正面衝突
を回避するための自動操舵の実行中であっても、ドライ
バーの自発的なステアリング操作に応じて電動パワース
テアリング装置2のアシスト機能をそのまま発揮させる
ことが可能となり、自動操舵の実行中に電動パワーステ
アリング装置2のアシスト機能が消滅してドライバーが
違和感を受けることが防止される。
【0027】ところで、図13(A)に示すように、一
般に電動パワーステアリング装置2の制御は、ドライバ
ーがステアリングホイール1に入力した操舵トルクの方
向と、アクチュエータ17を駆動する電流の方向とが一
致するように設定されている。即ち、アクチュエータ1
7はドライバーによるステアリングホイール1の操作を
アシストする方向の操舵トルクのみを発生するようにな
っている。
【0028】しかしながら、電動パワーステアリング制
御手段22の制御信号および正面衝突回避制御手段23
の制御信号を加算すると、ドライバーがステアリングホ
イール1に入力する操舵トルク(電動パワーステアリン
グ制御手段22の制御信号)の方向が、アクチュエータ
17を駆動する電流の方向と一致しなくなる場合があ
り、このような場合に前記図13(A)のマップに基づ
いてアクチュエータ17を駆動する電流を決定すると、
正面衝突を回避するための自動操舵が禁止され、あるい
は弱められて充分な衝突防止効果が発揮できなくなる可
能性がある。そこで本実施例では、前記図13(A)の
マップに代えて図13(B)のマップを採用し、ドライ
バーがステアリングホイール1に入力した操舵トルクの
方向と、アクチュエータ17を駆動する電流の方向とが
一致しない場合を一部許容することにより、正面衝突を
回避するための自動操舵の機能が支障なく発揮されるよ
うにしている。
【0029】次に、図5に基づいて正面衝突回避制御手
段23の構成と、その機能の概要とを説明する。
【0030】正面衝突回避制御手段23は、相対関係算
出手段M1と、適正進路設定手段M2と、衝突時刻予測
手段M3と、衝突位置予測手段M4と、衝突判定手段M
5と、衝突回避操舵トルク算出手段M6と、アクチュエ
ータ制御手段M7とから構成される。
【0031】相対関係算出手段M1は、物体検出手段
(レーダー装置3)および車速検出手段(車速センサS
5 …)の出力に基づいて、自車Aiと対向車Aoとの相
対角度(相対位置)θ、相対距離Lおよび相対速度Vs
を算出する。適正進路設定手段M2は、自車Aiが対向
車Aoと適正にすれ違うための自車Aiの本来の適正進
路Rを設定する。衝突時刻予測手段M3は、自車Aiが
対向車Aoとすれ違う衝突時刻を推定する。衝突位置予
測手段M4は、前記衝突時刻において自車Aiが対向車
Aoに衝突すると予測される衝突予測位置Pを予測す
る。衝突判定手段M5は、前記衝突予測位置Pを前記適
正進路Rと比較して自車Aiおよび対向車Aoの衝突可
能性を判定する。衝突回避操舵トルク算出手段M6は、
自車Aiおよび対向車Aoの衝突を回避するためにアク
チュエータ17が発生すべき操舵トルク(つまりアクチ
ュエータ17に供給される電流)を算出する。そしてク
チュエータ制御手段M7は、衝突回避操舵トルク算出手
段M6で算出した操舵トルクをアクチュエータ17に発
生させて自車Aiおよび対向車Aoの衝突を回避すべ
く、該アクチュエータ17の作動を制御する。
【0032】次に、本実施例の作用を図6〜図12のフ
ローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0033】先ず、図6のメインルーチンのステップS
11で操舵角センサS1 、操舵トルクセンサS2 、横加
速度センサS3 、自車ヨーレートセンサS4 および車速
センサS5 …の出力に基づいて自車の状態を検出する。
続くステップS12で、レーダー装置3で対向車の状態
を検出する。レーダー装置3は対向車以外にも前走車、
歩道橋、標識、キャッツアイ等を検出するが、自車との
相対速度に基づいて対向車を他の物体から識別すること
ができる。続くステップS13で、自車の状態および対
向車の状態を表示器4に表示する。
【0034】続くステップS14で、レーダー装置3お
よび各センサS1 〜S5 …の検出結果に基づいて正面衝
突回避制御が適切に行われているか否かをチェックす
る。正面衝突回避制御はドライバーが過度な走行を行っ
ていない場合だけに実行されるもので、例えばオーバー
スピードでの走行時には、ステップS15でシステムの
作動を中止するとともに、その旨を表示器4でドライバ
ーに報知して適切な運転を促す。また前記ステップS1
4のシステムチェックの結果、ドライバーが対向車との
正面衝突を回避すべく自発的な操作を行った場合、つま
りステアリングホイール1に大きな操舵トルクを入力し
たり、ブレーキペダルを踏んで制動を行ったりした場合
には、ステップS16で正面衝突回避制御を中止して通
常の電動パワーステアリング制御に復帰するとともに、
その旨を表示器4でドライバーに報知する。これによ
り、ドライバーによる自発的なステアリング操作と正面
衝突回避制御の自動操舵制御とが干渉するのを回避する
ことができる。
【0035】前記ステップS14のシステムチェックの
結果が正常であれば、ステップS17で自車の走行状態
を判定する。自車が直進に近い走行状態にあり、レーダ
ー装置3および各センサS1 〜S5 …の検出結果に基づ
いて対向車とすれ違う(衝突する)時刻と、そのときの
自車および対向車の位置関係とが的確に推定可能な場合
であれば、ステップS18に移行して正面衝突回避制御
を実行する。一方、過度な走行ではないが自車の旋回の
度合いが強く、対向車とすれ違う(衝突する)時刻と、
そのときの自車および対向車の位置関係が的確に推定で
きない場合であれば、ステップS19に移行して旋回時
衝突回避制御を実行する。そしてステップS20で、自
車と対向車との衝突を回避すべく、正面衝突回避制御あ
るいは旋回時衝突回避制御に基いて電動パワーステアリ
ング装置2のアクチュエータ17を作動させる。
【0036】次に、前記ステップS18の「正面衝突回
避制御」の内容を、図7のフローチャートに基づいて説
明する。
【0037】先ずステップS21で、自車および対向車
が衝突する可能性の程度を表す衝突判断パラメータを、
すなわち自車および対向車がすれ違う時刻(あるいは衝
突する時刻)における自車および対向車の横偏差δdを
算出する。そしてステップS22で、前記横偏差δdを
後述する閾値と比較することにより衝突の可能性の有無
を判定し、衝突の可能性があり且つその可能性が小さい
場合には、ステップS23で警報器5を作動させてドラ
イバーに警報を発する。また衝突の可能性があり且つそ
の可能性が大きい場合には、ステップS24で警報を発
すると同時にアクチュエータ17をさせて対向車を回避
するための自動操舵を実行する。前記ステップS22の
「衝突判断」、前記ステップS23の「警報制御」およ
び前記ステップS24の「回避操舵制御」の具体的な内
容は、図9〜図12のフローチャートに基づいて後から
詳述する。
【0038】次に、前記ステップS19の「旋回時衝突
回避制御」の内容を、図8のフローチャートに基づいて
説明する。
【0039】先ずステップS31で旋回時における衝突
危険度を算出する。衝突危険度は、自車の旋回半径およ
び対向車の旋回半径の差の絶対値に基づいて判断される
もので、その差の絶対値が大きくなるに伴って危険度が
高いと判断される。そしてステップS32で、前記衝突
危険度に応じた警報制御および車線逸脱防止制御を実行
する。旋回時には、対向車とすれ違う時刻や、そのとき
の自車および対向車の位置関係を的確に推定することが
難しいため、その衝突回避制御は直進時のそれに比べて
弱いものとなる。
【0040】図14に示すように、旋回時における衝突
危険度はレベル1、レベル2およびレベル3の3段階に
設定されており、それらのレベルは、例えば左側通行の
道路で自車が右旋回中であれば対向車旋回半径−自車旋
回半径に基づいて判定され、自車が左旋回中であれば自
車旋回半径−対向車旋回半径に基づいて判定される。危
険度が低いレベル1では警報器4による警報だけを実行
し、危険度が中程度のレベル2および危険度が高いレベ
ル3では警報器4による警報およびアクチュエータ17
による車線逸脱防止制御を実行する。尚、危険度が中程
度のレベル2における車線逸脱防止制御を弱めに設定
し、危険度が高いレベル3では車線逸脱防止制御を強め
に設定することもできる。車線逸脱防止制御は、ドライ
バーが車線を逸脱する方向への操舵を行ったとき、電動
パワーステアリング装置2のアクチュエータ1を駆動し
て前記操舵を妨げるような操舵反力を発生させて車線逸
脱を防止するものである。
【0041】尚、「旋回時衝突回避制御」における警報
は、「正面衝突回避制御」における警報と区別すべく、
警報器5のブザーの音色やランプの色を異ならせてい
る。
【0042】次に、前記ステップS22の「衝突判断」
の内容を、図9のフローチャートおよび図15〜図17
の説明図に基づいて説明する。
【0043】先ず、ステップS41で車速センサS5
に出力に基づいて自車Aiの車速Viを算出し、ステッ
プS42で自車ヨーレートセンサS4 の出力に基づいて
自車Aiのヨーレートγiを算出し、ステップS43で
レーダー装置3の出力に基づいて自車Aiおよび対向車
Aoの相対距離Lを算出し、ステップS44でレーダー
装置3の出力に基づいて自車Aiおよび対向車Aoの相
対速度Vsを算出し、ステップS45でレーダー装置3
の出力に基づいて自車Aiおよび対向車Aoの相対角度
θを算出する。続くステップS46で、対向車と衝突せ
ずにすれ違うための自車Aiの本来の適正進路Rを、現
在の対向車Aoの位置から測った適正横距離daに基づ
いて設定する。この適正横距離daは予め設定されてお
り、その値は例えば3mとされる。続くステップS47
で、自車Aiの車速Viおよびヨーレートγiと、自車
Aiに対する対向車Aoの相対位置関係から、対向車A
oのヨーレートγoを算出する。そしてステップS48
で、自車Aiが対向車Aoとすれ違う位置(衝突予測位
置P)における自車Aiと適正進路Rとの間の横偏差δ
dを算出する。以下、この横偏差δdを算出する過程
を、図15に基づいて詳細に説明する。
【0044】図15は、左側通行の道路で自車Aiが誤
って対向車Ao側の車線に進入しようとする状態を示し
ている。ここで、適正横位置Ai′は、自車Aiの適正
進路R上であって、現在の対向車Aoの位置の横方向に
対応する位置であり、その適正横位置Ai′と対向車A
oとの間の距離は適正横距離da(例えば3m)であ
る。Lは自車Aiおよび対向車Aoの相対距離であって
レーダー装置3の出力に基づいて算出される。θは自車
Aiおよび対向車Aoの相対角度であってレーダー装置
3の出力に基づいて算出される。εは自車Aiの適正進
路Rの方向および対向車Aoの方向の成す角度であっ
て、相対距離Lおよび適正横距離daに基づいて幾何学
的に求められる。Viは自車Aiの車速であって、車速
センサS5 …の出力に基づいて算出される。Vsは自車
Aiの車速Viと対向車Aoの車速Voとの差に相当す
る相対車速であって、レーダー装置3の出力に基づいて
算出される。
【0045】図15において、斜線を施した三角形にお
いて、 X cos(θ+ε)=L sinθ …(1) が成立し、これをXについて解くと、 X=L sinθ/ cos(θ+ε) …(2) が得られる。また現在を基準として計った衝突時間tc
(すれ違い時刻あるいは衝突時刻までの経過時間)は、
相対距離Lを相対速度Vsで除算した値として得られ
る。
【0046】 tc=L/Vs …(3) また自車Aiから衝突予測位置P(すれ違い位置)まで
の距離Lcは、車速Viと衝突時間tcとの積として得
られる。
【0047】 Lc=Vi・tc=L(Vi/Vs) …(4) 図15から明らかなように、自車Aiの位置において角
度θ+εの頂点を共有する2つの直角三角形の相似関係
から、 Lc′:L=δd:da+X …(5) が成立し、更にLc′ cosε=Lc cos(θ+ε)の関
係と、前記(2)式、(4)式および(5)式とから、
横偏差δdが次式のように得られる。
【0048】
【数1】
【0049】(6)式の右辺における5つの変数のう
ち、Viは常に算出可能であり、且つVs,L,θ,ε
はレーダー装置3の1回の送受信で算出可能であるた
め、レーダー装置3で最初に対向車Aoを判別した時点
で速やかに横偏差δdを算出することができる。従っ
て、自車Aiおよび対向車Aoが相互に接近するために
衝突時間tcに余裕がない場合でも、速やかに衝突可能
性の判定を行なって衝突回避制御を開始することができ
る。
【0050】而して、図9のフローチャートのステップ
S49で、前記横偏差δdを予め設定した衝突判定基準
値と比較し、横偏差δdが第1衝突判定基準値δdnお
よび第2衝突判定基準値δdxの間にあれば、すなわち
δdn<δd<δdxが成立すれば、ステップS50で
自車Aiが対向車Aoに衝突する可能性があると判定す
る(図15参照)。一方、図16に示すようにδd≦δ
dnであれば、あるいは図17に示すようにδd≧δd
xであれば、ステップS51で自車Aiが対向車Aoに
衝突する可能性がないと判定する。図17の状態は、例
えば自車Aiが分岐路に進入するために対向車Aoの車
線を斜めに横切るような場合に相当する。
【0051】尚、前記第1衝突判定基準値δdnおよび
第2衝突判定基準値δdxは自車Aiの車幅等に応じて
適宜設定されるもので、例えば第1衝突判定基準値δd
n=1.5m、第2衝突判定基準値δdx=4.5mと
される。
【0052】以上の説明では横偏差δdを算出する際に
自車Aiのヨーレートγiおよび対向車Aoのヨーレー
トγoを考慮していないが、それらヨーレートγi,γ
oを考慮することにより、更に精度の高い衝突回避が行
われる。
【0053】自車Aiが車速Vi、ヨーレートγiで走
行するとViγiの横加速度が発生するため、このVi
γiを2回積分することにより自車Aiの横方向移動量
yiが算出される。従って、衝突時間tc=L/Vsに
おける自車Aiの横方向移動量yiは、 yi=(Vi・γi/2)・(L/Vs)2 …(7) で与えられる。
【0054】同様に、対向車Aoが車速Vo、ヨーレー
トγoで走行するとVoγoの横加速度が発生するた
め、このVoγoを2回積分することにより対向車Ao
の横方向移動量yoが算出される。従って、衝突時間t
c=L/Vsにおける対向車Aoの横方向移動量yo
は、 yo=(Vo・γo/2)・(L/Vs)2 …(8) で与えられる。
【0055】而して、前記(6)式の横偏差δdを自車
Aiの横方向移動量yiおよび対向車Aoの横方向移動
量yoで補正した次式を用いることにより、横偏差δd
の精度を一層高めることができる。
【0056】
【数2】
【0057】対向車Aoのヨーレートγoは、レーダー
装置3の出力に基づいて対向車Aoの位置を複数回検出
して該対向車Aoの旋回軌跡を推定すれば、その旋回半
径と対向車Aoの車速Voとに基づいて算出される。従
って、対向車Aoのヨーレートγoはレーダー装置3の
1回の送受信では検出することができず、(9)式にお
ける対向車Aoのヨーレートγoを用いた補正を行うに
は若干の演算時間が必要になる。但し、図6のフローチ
ャートのステップS17で説明したように、この正面衝
突回避制御は自車Aiが実質的に直線走行しているとき
(直線路を走行しているとき)に行われるもので、この
とき対向車Aoのヨーレートγoが大きな値を持つこと
は稀である。このことから、対向車Aoのヨーレートγ
oを用いた補正を行わなくても充分な精度を確保するこ
とができる。
【0058】ところで、前記第1衝突判定基準値δdn
および第2衝突判定基準値δdxを固定値とする代わり
に、第1衝突判定基準値δdnおよび第2衝突判定基準
値δdxを横偏差δdを算出した時点における自車Ai
および対向車Aoの走行状態で補正すれば、正面衝突回
避制御を更に精度良く行うことができる。すなわち、第
1衝突判定基準値δdnの補正は、3つの補正係数k1
n,k2n,k3nを用いて、 δdn←k1n・k2n・k3n・δdn …(10) のように行われ、第2衝突判定基準値δdxの補正は3
つの補正係数k1x,k2x,k3xを用いて、 δdx←k1x・k2x・k3x・δdx …(11) のように行われる。
【0059】補正係数k1n,k1xは、図18(A)
に示すマップから衝突までの時間(衝突時間tc)に基
づいて検索される。衝突時間tcが小さいために横偏差
δdの算出誤差が小さいと推定される領域では、補正係
数k1n,k1xは1に保持される。衝突時間tcが大
きいために横偏差δdの算出誤差が大きいと推定される
領域では、補正係数k1nは衝突時間tcの増加に伴っ
て1から増加するとともに、補正係数k1xは衝突時間
tcの増加に伴って1から減少する。これにより、横偏
差δdの算出誤差が大きい領域で第1衝突判定基準値δ
dnおよび第2衝突判定基準値δdxの間の幅を小さく
し、不確実な正面衝突回避制御が行われるのを回避する
ことができる。
【0060】補正係数k2n,k2xは、図18(B)
に示すマップから自車Aiおよび対向車Aoの相対距離
Lに基づいて検索される。相対距離Lが小さいために横
偏差δdの算出誤差が小さいと推定される領域では、補
正係数k2n,k2xは1に保持される。相対距離Lが
大きいために横偏差δdの算出誤差が大きいと推定され
る領域では、補正係数k2nは相対距離Lの増加に伴っ
て1から増加するとともに、補正係数k2xは相対距離
Lの増加に伴って1から減少する。これにより、横偏差
δdの算出誤差が大きい領域で第1衝突判定基準値δd
nおよび第2衝突判定基準値δdxの間の幅を小さく
し、不確実な正面衝突回避制御が行われるのを回避する
ことができる。
【0061】補正係数k3n,k3xは、図18(C)
に示すマップから自車Aiのヨーレートγiに基づいて
検索される。自車Aiのヨーレートγiが0であって横
偏差δdの算出誤差が小さいと推定されるときには、補
正係数k3n,k3xは1に設定される。自車Aiのヨ
ーレートγiの増加に伴って横偏差δdの算出誤差が増
加すると補正係数k3nは1から増加するとともに、補
正係数k3xは1から減少する。これにより、横偏差δ
dの算出誤差が大きい領域で第1衝突判定基準値δdn
および第2衝突判定基準値δdxの間の幅を小さくし、
不確実な正面衝突回避制御が行われるのを回避すること
ができる。
【0062】次に、前記図7のフローチャートのステッ
プS23の「警報制御」の内容を、図10のフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0063】先ず、ステップS61で衝突情報を受信す
る。衝突情報とは、衝突時間tc(衝突までの時間)、
衝突予測位置Pでの自車Aiおよび対向車Aoの走行状
態、横偏差δd等である。続くステップS62で一次警
報の判断を行い、衝突時間tcが例えば4秒未満になる
と、ステップS63で警報器5を作動させて一次警報を
開始する。続いてステップS64で二次警報の判断を行
い、衝突時間tcが例えば3秒未満になると、ステップ
S65で警報器5を作動させて二次警報を開始する。一
次警報は衝突までの時間的余裕が比較的に大きい場合に
実行され、また二次警報は衝突までの時間的余裕が比較
的に小さい場合に実行されるもので、その差異をドライ
バーに認識させるべくブザーの音色、音量やランプの色
を変化させる。ドライバーは警報器5による警報により
衝突の危険を認識して自発的な回避操作を行うことがで
きる。
【0064】さて、前記図7のフローチャートのステッ
プS24の「回避操舵制御」は、自車Aiにレーンチェ
ンジと同じ横移動を行わせて対向車Aoとの衝突を回避
する「横移動制御」と、横移動が終了する段階で自車A
iのヨー角を横移動を開始する時点の状態に戻す「ヨー
角補正制御」とから構成される。以下、前記ステップS
24の「回避操舵制御」のうちの「横移動制御」の内容
を、図11のフローチャートに基づいて説明する。
【0065】先ず、ステップS71で、前記ステップS
61と同様に衝突情報を受信した後に、ステップS72
で操舵開始の判断を行い、衝突時間tcが前記二次警報
の閾値である3秒よりも短い閾値τ0 (例えば2.2
秒)未満になると、ステップS73で衝突回避のための
横移動量を算出する。この横移動量は、基本的に前記ス
テップS48で算出した横偏差δdの今回値が充てられ
るが、誤差を除去するために前回値を用いて平均化処理
を行う。続くステップS74以後で、回避操舵のために
アクチュエータ17を駆動する横移動制御電流I1 を算
出する。
【0066】即ち、ステップS74で、先ず基準となる
横移動制御電流I1 を設定する。図19(A),(B)
に示すように、回避操舵は自車Aiが対向車Aoを回避
した後に自車Aiの元の姿勢に復帰するように行われる
もので、衝突時間tc(閾値τ0 )が経過した時点での
横移動量の基準値を、衝突回避の効果と最終的に車線を
逸脱しないこととを考慮して例えば2mに設定する。ま
た回避操舵により発生する最大横加速度YGが大き過ぎ
たり、操舵速度が速過ぎたりしてドライバーに違和感を
与えないようにし、且つ操舵開始よりτ0 =2.2秒が
経過したときに2mの横移動を行うようにしなければな
らない。以上のことから本実施例では、例えば最大横加
速度YGを0.15G程度に設定し、操舵周期を4秒
(0.25Hz)程度に設定する。
【0067】自車が図19(A)に示す衝突回避のため
の横移動量を発生した後に元の車両姿勢(衝突回避を開
始する以前のヨー角)に復帰するように、つまりレーン
チェンジと同じ動作を行わせるために、電動パワーステ
アリング装置2のアクチュエータ17に図19(B)に
実線で示す基準となる正弦波状の横移動制御電流I1
与えられる。この横移動制御電流I1 の振幅は、車両の
重量、タイヤ特性、サスペンションジオメトリ等によっ
て異なるが、一般の乗用車ではアクチュエータ17によ
り発生するラック15の推力に換算して80kgf程度
(ドライバーがステアリングホイール1に加える操舵力
に換算して15〜20kgf・cm程度)が適切であ
る。
【0068】アクチュエータ17に供給する電流を大き
くすると該アクチュエータ17により発生する操舵トル
クが大きくなるため、衝突回避のための操舵目標値をア
クチュエータ17に供給する電流値により設定すること
は、前記操舵目標値をアクチュエータ17が発生する操
舵トルクにより設定することと同義である。
【0069】前記横移動制御電流I1 がそのままアクチ
ュエータ17に供給されるのは、あくまでもドライバー
が自発的なステアリング操作を行わない場合であり、ド
ライバーがステアリングホイール1を強く握っているよ
うな場合には、電動パワーステアリング装置2のアシス
ト制御電流Iにより横移動制御電流I1 が一部相殺され
て横移動量が小さくなることもある。つまり、ドライバ
ーがステアリングホイール1を強く握っているというこ
とは、ドライバーが自発的な操舵による衝突回避を行う
必要がないと判断している場合であり、このドライバー
の意思が横移動制御電流I1 に反映されることになる。
また、このような場合には、ステアリングホイール1を
強く握っているドライバーの手にアクチュエータ17が
発生した操舵トルクが伝達されるので、ステアリングホ
イール1を通してドライバーに衝突の危険性があること
を報知することができる。
【0070】ところで、図19(B)に実線で示す基準
となる横移動制御電流I1 は、図20(A)に示すよう
に自車Aiの進行方向が車線に平行である状態を想定し
て設定されているが、図20(B)に示すように、自車
Aiの進行方向が対向車Ao側(右側)に偏向角α>0
だけずれている場合には回避に必要な横移動量が増加
し、逆に図20(C)に示すように、自車Aiの進行方
向が反対向車Ao側(左側)に偏向角α<0だけずれて
いる場合には回避に必要な横移動量が減少する。そこで
ステップS75で、図21に示すマップに基づいて前記
偏向角αから横移動制御電流補正係数を検索し、この横
移動制御電流補正係数を基準となる横移動制御電流I1
に乗算して補正された横移動制御電流I1 を算出する。
その結果、補正された横移動制御電流I1 は、自車Ai
の進行方向が対向車Ao側にずれている場合には振幅が
増加し、自車Aiの進行方向が反対向車Ao側にずれて
いる場合には振幅が減少することになる。
【0071】続くステップS76で、自車Aiの車速V
iに応じて横移動制御電流I1 を更に補正する。基準と
なる横移動制御電流I1 は周波数が一定であり、かつそ
れにより発生する横加速度YGが一定になるように設定
されているので、車速Viが変化しても横移動量が大き
く変化することはないが、実際には操舵に伴うタイヤお
よび路面間の摩擦力の影響で低車速時には大きな横移動
制御電流I1 が必要になり、高車速時には必要な横移動
制御電流I1 が減少する場合がある。そこで、図22に
示すマップに基づいて車速Viから横移動制御電流補正
係数を検索し、この横移動制御電流補正係数を前記ステ
ップS75で補正した横移動制御電流I 1 に乗算して更
なる補正を行う。
【0072】続くステップS77で、前記ステップS7
3で算出した横移動量を(横偏差δd)に基づいて横移
動制御電流I1 を更に補正する。即ち、衝突回避に必要
な横移動量が前記ステップS74〜76で算出した横移
動制御電流I1 により発生する横移動量よりも小さい場
合に、衝突回避に必要な横移動量が小さい割合だけ横移
動制御電流I1 を減少する側に補正する。逆に、衝突回
避に必要な横移動量が前記ステップS74〜76で算出
した横移動制御電流I1 により発生する横移動量よりも
大きい場合に、横移動制御電流I1 の補正は行わない。
【0073】そしてステップS78で、対向車Aoとの
衝突を回避すべく、前記ステップS77で算出した最終
的な横移動制御電流I1 に応じてアクチュエータ17の
駆動を制御する。
【0074】次に、前記ステップS24の「回避操舵制
御」のうちの「ヨー角補正制御」の内容を、図12のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0075】先ず、ステップS81で、前記ステップS
61と同様に衝突情報を受信した後に、ステップS82
でヨー角算出の開始判断を行う。ヨー角の算出は常時行
われるものではなく、前記ステップS72の横移動制御
の操舵開始と同じタイミングで開始される。横移動制御
の操舵開始タイミングになると、ステップS83で、自
車ヨーレートセンサS4 で検出した自車Aiのヨーレー
トγiを横移動制御の操舵開始の時点から積分すること
により、自車のヨー角βを算出する。従って、横移動制
御の操舵開始の時点では、自車のヨー角βは常に0にな
る。これにより、自車ヨーレートセンサS4 のドリフト
の影響を排除して自車Aiのヨー角βを正確に検出する
ことができる。
【0076】続いて、ステップS84でヨー角補正制御
の開始判断を行う。ヨー角補正制御は、横移動制御が最
終段階に入ってヨー角が0に近づいたときに開始される
もので、本実施例では4秒間に設定された横移動制御が
終了する1秒前に、換言すると横移動制御が開始してか
ら3秒後に開始される。横移動制御の継続時間を4秒間
に設定したことにより、衝突回避のための自動操舵が急
激に行われてドライバーに違和感を与えるのを防止する
ことができる。また横移動制御の主要部である最初の3
秒間はヨー角補正制御が実行されないので、ヨー角補正
制御が横移動制御と干渉するのを防止して確実な横移動
を可能にするとともに、横移動制御の最終段階でヨー角
補正制御を効果的に行わせることができる。尚、ヨー角
補正制御は、横移動制御により変化した自車Aiのヨー
角βを元の状態に戻すためのものであるから、横移動制
御の終了に続いて開始することもできる。
【0077】続いて、ステップS85で、自車のヨー角
βを0に戻すべくアクチュエータ17を駆動するヨー角
補正制御電流I2 を算出し、ステップS86で前記ヨー
角補正制御電流I2 を横移動制御を行うための横移動制
御電流I1 に重ね合わせてアクチュエータ17を駆動す
る。
【0078】これを図23に基づいて更に説明すると、
ヨー角補正制御終了時の目標ヨー角β0 =0と、自車A
iのヨーレートγiを積分した実ヨー角βとの偏差を算
出し、この偏差が入力されたPIコントローラは該偏差
を0に収束させるフィードバック制御を行うべくヨー角
補正制御電流I2 を算出する。このヨー角補正制御電流
2 には、ドライバーのステアリング操作をアシストす
るアシスト制御電流Iと、横移動制御電流I1 とが加算
され、その加算値に基づいてアクチュエータ17が駆動
される。
【0079】但し、衝突回避制御中にドライバーがステ
アリングホイール1に大きな操舵トルクを入力すると前
記偏差が0に収束せずに発散することがあり、このよう
なときにはヨー角補正制御電流I2 が大きく算出されて
アクチュエータ17がドライバーが意図せぬ作動を行う
可能性がある。そこで、ヨー角補正制御電流I2 をリミ
ット処理してアシスト制御電流Iおよび横移動制御電流
1 を越えないようにすることにより、ドライバーが受
ける違和感を軽減することができる。
【0080】図24は横移動制御電流I1 およびヨー角
補正制御電流I2 の加算を示すものである。このときド
ライバーによるステアリング操作は行われていないもの
とし、従ってアシスト制御電流Iは0である。正弦波状
の横移動制御電流I1 は衝突回避制御の開始時点から、
その1周期に相当する4秒に亘って出力され、ヨー角補
正制御電流I2 は衝突回避制御の開始の3秒後から出力
を開始され、実ヨー角βが0に収束しなくても2秒が経
過すると強制的に終了される。従って、衝突回避制御は
開始から5秒間で終了することになる。このように、ヨ
ー角補正制御を時間を限って終了させることにより、実
ヨー角βが0に収束せずにヨー角補正制御がだらだらと
継続するのを防止することができる。また横移動制御と
ヨー角補正制御とを一部オーバーラップさせることによ
り、制御の収束感を高めることができる。
【0081】ところで、衝突回避のための操舵目標値を
操舵角として設定すると、ドライバーがステアリングホ
イール1を強く保持しているような場合に、実操舵角が
目標操舵角に収束しないためにアクチュエータ17が大
きな操舵トルクを発生してしまい、この操舵トルクがド
ライバーに伝達されて違和感を与えることになる。しか
しながら、本実施例によれば衝突回避のための操舵目標
値が操舵トルク(即ち、横移動制御電流I1 )により設
定されているため、ドライバーがステアリングホイール
1を強く保持していてもアクチュエータ17が発生する
操舵トルクが予め設定された操舵トルクを越えることが
なくなり、ドライバーが受ける違和感が軽減される。
【0082】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0083】例えば、本発明の物体検出手段はレーダ装
置3に限定されず、テレビカメラ等の他の手段であって
も良い。
【0084】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、自車および対向車が衝突する可能性がある場
合に衝突回避操舵トルク算出手段が横移動操舵トルクを
算出し、アクチュエータ制御手段が横移動操舵トルクに
基づいてアクチュエータの駆動を制御して自車を横移動
させるので、ドライバーが自発的な衝突回避操作を行な
わない場合でも対向車との衝突を確実に回避することが
できる。しかも衝突回避のための操舵目標値が操舵角で
はなく操舵トルクにより設定されるので、ドライバーが
ステアリングホイールを強く保持しているような場合で
も、アクチュエータが過剰な操舵トルクを発生してドラ
イバーに違和感を与えることが防止される。
【0085】また請求項2に記載された発明によれば、
電気モータよりなるアクチュエータの駆動が、ドライバ
ーのステアリング操作をアシストするためのアシスト操
舵トルクおよび横移動操舵トルクに基づいて制御される
ので、ドライバーが自発的な操舵を行ったときのアシス
ト機能と、衝突回避のための自動操舵機能とを両立させ
ることができる。
【0086】また請求項3に記載された発明によれば、
衝突回避後に車両姿勢を衝突回避前の状態に戻すための
ヨー角補正操舵トルクを横移動操舵トルクに加算するの
で、横移動操舵トルクによる衝突回避の結果として自車
の車両姿勢が乱れても、ヨー角補正操舵トルクによって
車両姿勢を自動的に元の状態に復元してドライバーの操
作負担および違和感を軽減することができる。
【0087】また請求項4に記載された発明によれば、
ドライバーが自発的に操舵を行ったときには、アシスト
操舵トルクによってドライバーのステアリング操作を的
確にアシストすることができる。またドライバーが自発
的に操舵をせず、ステアリングホイールを保持したまま
のときには、ドライバーの操舵方向と逆方向のアシスト
が許容されるので、衝突回避のための横移動操舵トルク
を支障なく発生させることができる。
【0088】また請求項5に記載された発明によれば、
横移動操舵トルクによる自車の横移動量が所定値以下に
制限されるので、衝突を回避するための横移動量が大き
過ぎて自車が道路を逸脱するのを防止することができ
る。
【0089】また請求項6に記載された発明によれば、
自車の進行方向が対向車に近づくと横移動操舵トルクが
大きくなるので、衝突可能性が高いときに大きな横移動
量を発生させて衝突を確実に回避することができる。
【0090】また請求項7に記載された発明によれば、
自車の車速が低いほど横移動操舵トルクが大きくなるの
で、衝突可能性が高いときに大きな横移動量を発生させ
て衝突を確実に回避することができる。
【0091】尚、アクチュエータ17に供給する電流を
大きくすると、該アクチュエータ17が発生する操舵ト
ルクが大きくなるため、実施例における横移動制御電流
1、ヨー角補正制御電流I2 およびアシスト制御電流
Iは、本発明の横移動操舵トルク、ヨー角補正操舵トル
クおよびアシスト操舵トルクにそれぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行安全装置を備えた車両の全体構成図
【図2】走行安全装置のブロック図
【図3】操舵装置の斜視図
【図4】電子制御ユニットの機能の説明図
【図5】正面衝突回避制御手段の回路構成を示すブロッ
ク図
【図6】メインルーチンのフローチャート
【図7】正面衝突回避制御ルーチンのフローチャート
【図8】旋回時衝突回避制御ルーチンのフローチャート
【図9】正面衝突判断ルーチンのフローチャート
【図10】警報制御ルーチンのフローチャート
【図11】横移動制御ルーチンのフローチャート
【図12】ヨー角補正制御ルーチンのフローチャート
【図13】アクチュエータ駆動電流の出力可能領域を示
すマップ
【図14】旋回時衝突回避制御の内容を示す図
【図15】横偏差δdを算出する手法の説明図(衝突が
発生する場合)
【図16】横偏差δdを算出する手法の説明図(自車が
対向車の左側を通過する場合)
【図17】横偏差δdを算出する手法の説明図(自車が
対向車の右側を通過する場合)
【図18】横偏差δdの補正係数を検索するマップ
【図19】衝突回避のための基準横移動制御電流の算出
手法の説明図
【図20】自車の偏向角を説明する図
【図21】偏向角から横移動制御電流補正係数を検索す
るマップ
【図22】車速から横移動制御電流補正係数を検索する
マップ
【図23】アクチュエータの制御系のブロック図
【図24】横移動制御電流およびヨー角補正制御電流の
加算を説明する図
【符号の説明】
Ai 自車 Ao 対向車 I1 横移動制御電流(横移動操舵トルク) I2 ヨー角補正制御電流(ヨー角補正操舵トル
ク) I アシスト制御電流(アシスト操舵トルク) M1 相対関係算出手段 M2 適正進路設定手段 M4 衝突位置予測手段 M6 衝突回避操舵トルク算出手段 M7 アクチュエータ制御手段 P 衝突予測位置 R 適正進路 S5 車速センサ(車速検出手段) Vi 自車の車速 3 レーダー装置(物体検出手段) 17 アクチュエータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00 137:00 Fターム(参考) 3D032 CC02 CC08 CC20 CC21 DA03 DA09 DA15 DA22 DA23 DA29 DA33 DA77 DA88 DC01 DC02 DC08 DC09 DC29 DC33 DC34 DC35 DC40 DD02 DE09 EA01 EB04 EB11 EB12 EB16 EC23 GG01 5H180 AA01 CC12 CC14 LL01 LL04 LL06 LL09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車(Ai)の進行方向に存在する物体
    を検出する物体検出手段(3)と、 自車(Ai)の車速(Vi)を検出する車速検出手段
    (S5 )と、 物体検出手段(3)による検出結果および車速検出手段
    (S5 )で検出した自車(Ai)の車速(Vi)に基づ
    いて対向車(Ao)を判別するとともに、自車(Ai)
    および対向車(Ao)の相対関係を算出する相対関係算
    出手段(M1)と、 自車(Ai)が対向車(Ao)と適正にすれ違うための
    自車(Ai)の適正進路(R)を設定する適正進路設定
    手段(M2)と、 自車(Ai)が対向車(Ao)に衝突すると推定される
    衝突予測位置(P)を、前記相対関係および自車(A
    i)の車速(Vi)に基づいて予測する衝突位置予測手
    段(M4)と、 前記衝突予測位置(P)と前記適正進路(R)との比較
    に基づき、自車(Ai)を横移動させて対向車(Ao)
    との衝突を回避するのに必要な横移動操舵トルク
    (I1 )を算出する衝突回避操舵トルク算出手段(M
    6)と、 自車(Ai)の操舵を行うアクチュエータ(17)と、 衝突回避操舵トルク算出手段(M6)で算出した横移動
    操舵トルク(I1 )に基づいてアクチュエータ(17)
    の駆動を制御するアクチュエータ制御手段(M7)と、
    を備えたことを特徴とする車両の走行安全装置。
  2. 【請求項2】 アクチュエータ(17)は電気モータで
    あり、アクチュエータ制御手段(M7)はドライバーの
    ステアリング操作をアシストするためのアシスト操舵ト
    ルク(I)および横移動操舵トルク(I1 )に基づいて
    アクチュエータ(17)の駆動を制御することを特徴と
    する、請求項1に記載の車両の走行安全装置。
  3. 【請求項3】 衝突回避操舵トルク算出手段(M6)
    は、衝突回避後に車両姿勢を衝突回避前の状態に戻すた
    めのヨー角補正操舵トルク(I2 )を前記横移動操舵ト
    ルク(I1 )に加算することを特徴とする、請求項2に
    記載の車両の走行安全装置。
  4. 【請求項4】 アシスト操舵トルク(I)はドライバー
    の操舵方向と逆方向のアシストを禁止するように設定さ
    れており、アシスト操舵トルク(I)および横移動操舵
    トルク(I1 )の両方による衝突回避時にはドライバー
    の操舵方向と逆方向のアシストが許容されることを特徴
    とする、請求項2または3に記載の車両の走行安全装
    置。
  5. 【請求項5】 横移動操舵トルク(I1 )による自車
    (Ai)の横移動量は所定値以下になるように設定され
    ることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の車
    両の走行安全装置。
  6. 【請求項6】 横移動操舵トルク(I1 )は、自車(A
    i)の進行方向が対向車(Ao)に近づくほど大きくな
    ることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の車
    両の走行安全装置。
  7. 【請求項7】 横移動操舵トルク(I1 )は、自車(A
    i)の車速が低いほど大きくなることを特徴とする、請
    求項1〜6の何れかに記載の車両の走行安全装置。
JP11169619A 1999-06-16 1999-06-16 車両の走行安全装置 Pending JP2000357299A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11169619A JP2000357299A (ja) 1999-06-16 1999-06-16 車両の走行安全装置
US09/593,812 US6571176B1 (en) 1999-06-16 2000-06-15 Vehicle travel safety device
DE10029710A DE10029710B4 (de) 1999-06-16 2000-06-16 Fahrzeugfahrsicherheitseinrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11169619A JP2000357299A (ja) 1999-06-16 1999-06-16 車両の走行安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000357299A true JP2000357299A (ja) 2000-12-26

Family

ID=15889867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11169619A Pending JP2000357299A (ja) 1999-06-16 1999-06-16 車両の走行安全装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6571176B1 (ja)
JP (1) JP2000357299A (ja)
DE (1) DE10029710B4 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004515851A (ja) * 2000-12-05 2004-05-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両周囲を検出する少なくとも1つのセンサを有する車両
EP2098423A1 (en) 2008-03-04 2009-09-09 Nissan Motor Co., Ltd. Apparatus and process for vehicle driving assistance
DE102009043458A1 (de) 2008-09-30 2010-04-29 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Fahrunterstützungssystem für Fahrzeuge
JP2010241315A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Honda Motor Co Ltd 車両用衝突回避装置
CN102001359A (zh) * 2009-08-26 2011-04-06 罗伯特·博世有限公司 用于车辆的行驶方向稳定系统
JP2013173404A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Toyota Motor Corp 衝突被害軽減システム、装置制御装置、衝突被害低減方法
WO2019087380A1 (ja) * 2017-11-06 2019-05-09 本田技研工業株式会社 車両制御装置
WO2021005940A1 (ja) * 2019-07-09 2021-01-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 操舵制御装置、操舵制御方法、及び操舵制御システム
JP2021095021A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 トヨタ自動車株式会社 衝突回避支援装置

Families Citing this family (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7275607B2 (en) 1999-06-04 2007-10-02 Deka Products Limited Partnership Control of a personal transporter based on user position
DE10036276A1 (de) * 2000-07-26 2002-02-07 Daimler Chrysler Ag Automatisches Brems- und Lenksystem für ein Fahrzeug
EP1409310B1 (de) * 2001-07-11 2009-04-29 Robert Bosch Gmbh Verfahren und vorrichtung zur prädiktion von bewegungstrajektorien eines kraftfahrzeugs
JP4485193B2 (ja) * 2001-07-11 2010-06-16 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両減速の自動作動方法及びその装置
DE10159658A1 (de) * 2001-12-05 2003-06-26 Daimler Chrysler Ag System zur automatischen Folgeführung eines Kraftfahrzeugs
DE10218010A1 (de) * 2002-04-23 2003-11-06 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Querführungsunterstützung bei Kraftfahrzeugen
US8718919B2 (en) * 2002-04-23 2014-05-06 Robert Bosch Gmbh Method and apparatus for lane recognition for a vehicle
AU2003247972A1 (en) 2002-07-12 2004-02-02 Deka Products Limited Partnership Control of a transporter based on attitude
JP2004161110A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Advics:Kk 車両の横運動安定化装置
JP3849650B2 (ja) * 2003-01-28 2006-11-22 トヨタ自動車株式会社 車両
DE10318111A1 (de) * 2003-04-22 2004-11-11 Continental Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Erkennung eines Fahrzustands
JP2004330950A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Honda Motor Co Ltd 車両の走行安全装置
US7317978B2 (en) * 2003-09-05 2008-01-08 Nissan Motor Co., Ltd. Driving force control apparatus for vehicle
JP2005112007A (ja) * 2003-10-02 2005-04-28 Toyoda Mach Works Ltd 車両の統合制御装置
JP2005112008A (ja) * 2003-10-02 2005-04-28 Toyoda Mach Works Ltd 車両の統合制御装置
JP4496760B2 (ja) * 2003-10-29 2010-07-07 日産自動車株式会社 車線逸脱防止装置
JP4161923B2 (ja) * 2004-03-09 2008-10-08 株式会社デンソー 車両安定化制御システム
US8005616B2 (en) * 2004-10-20 2011-08-23 Adc Automotive Distance Control Systems Gmbh Method for determining relevant objects
JP4421450B2 (ja) * 2004-11-22 2010-02-24 本田技研工業株式会社 車両の逸脱判定装置
US7734418B2 (en) * 2005-06-28 2010-06-08 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle operation assisting system
JP4169022B2 (ja) * 2005-08-05 2008-10-22 日産自動車株式会社 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備える車両
JP2007145152A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Mitsubishi Electric Corp 車両用自動制動装置
JP4604985B2 (ja) * 2005-11-28 2011-01-05 トヨタ自動車株式会社 車輌の走行制御装置
JP4582052B2 (ja) * 2006-06-07 2010-11-17 トヨタ自動車株式会社 走行支援装置
JP4254844B2 (ja) * 2006-11-01 2009-04-15 トヨタ自動車株式会社 走行制御計画評価装置
US8515659B2 (en) 2007-03-29 2013-08-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Collision possibility acquiring device, and collision possibility acquiring method
US7832523B2 (en) * 2007-03-29 2010-11-16 Ford Global Technologies Power assist steering system
JP5309582B2 (ja) * 2007-05-11 2013-10-09 日産自動車株式会社 車両の走行制御方法及び走行制御装置
JP5249525B2 (ja) * 2007-05-28 2013-07-31 本田技研工業株式会社 車両操作支援装置
JP4450023B2 (ja) 2007-07-12 2010-04-14 トヨタ自動車株式会社 自車両危険度取得装置
JP4737179B2 (ja) * 2007-11-02 2011-07-27 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置及び車両制御方法
JP5309633B2 (ja) * 2007-11-16 2013-10-09 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車両制御装置、車両制御方法及びコンピュータプログラム
JP4831442B2 (ja) * 2008-12-24 2011-12-07 トヨタ自動車株式会社 衝突判定装置
JP4748232B2 (ja) * 2009-02-27 2011-08-17 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
CN102348592B (zh) * 2009-04-21 2014-08-06 丰田自动车株式会社 行驶辅助装置
US8571786B2 (en) * 2009-06-02 2013-10-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicular peripheral surveillance device
US8577551B2 (en) * 2009-08-18 2013-11-05 Crown Equipment Corporation Steer control maneuvers for materials handling vehicles
US8725402B2 (en) 2009-11-13 2014-05-13 The Boeing Company Loss of separation avoidance maneuvering
US9262933B2 (en) * 2009-11-13 2016-02-16 The Boeing Company Lateral avoidance maneuver solver
DE112010005903B4 (de) * 2010-09-24 2014-11-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Objekterfassungsvorrichtung und Objekterfassungsprogramm
DE102010042048B4 (de) * 2010-10-06 2020-11-12 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Unterstützung eines Fahrers eines Kraftfahrzeugs bei einem Fahrmanöver
JP5671306B2 (ja) * 2010-11-10 2015-02-18 カヤバ工業株式会社 サスペンション装置
JP5651052B2 (ja) * 2011-03-15 2015-01-07 富士重工業株式会社 車両のパワーステアリング制御装置
JP5944781B2 (ja) * 2012-07-31 2016-07-05 株式会社デンソーアイティーラボラトリ 移動体認識システム、移動体認識プログラム、及び移動体認識方法
KR101409747B1 (ko) * 2012-12-28 2014-07-02 현대모비스 주식회사 횡방향 제어 장치 및 그 제어 방법
US10747226B2 (en) * 2013-01-31 2020-08-18 Flir Systems, Inc. Adaptive autopilot control systems and methods
KR101464883B1 (ko) * 2013-06-19 2014-11-25 주식회사 만도 요 레이트를 이용한 차량 충돌 방지 방법
EP2821308B1 (en) * 2013-07-03 2016-09-28 Volvo Car Corporation Vehicle system for control of vehicle safety parameters, a vehicle and a method for controlling safety parameters
JP5939224B2 (ja) * 2013-10-03 2016-06-22 株式会社デンソー 先行車選択装置
JP6183298B2 (ja) * 2014-06-10 2017-08-23 株式会社デンソー 衝突回避装置
US10112609B2 (en) * 2014-06-10 2018-10-30 Denso Corporation Collision avoidance apparatus
JP6451464B2 (ja) * 2015-04-02 2019-01-16 株式会社デンソー 衝突回避装置、及び衝突回避システム
US11399995B2 (en) 2016-02-23 2022-08-02 Deka Products Limited Partnership Mobility device
US10926756B2 (en) 2016-02-23 2021-02-23 Deka Products Limited Partnership Mobility device
US10220843B2 (en) 2016-02-23 2019-03-05 Deka Products Limited Partnership Mobility device control system
US10908045B2 (en) 2016-02-23 2021-02-02 Deka Products Limited Partnership Mobility device
US10802495B2 (en) 2016-04-14 2020-10-13 Deka Products Limited Partnership User control device for a transporter
KR101996419B1 (ko) * 2016-12-30 2019-07-04 현대자동차주식회사 센서 융합 기반 보행자 탐지 및 보행자 충돌 방지 장치 및 방법
KR101996418B1 (ko) * 2016-12-30 2019-07-04 현대자동차주식회사 센서 융합 기반 보행자 탐지 및 보행자 충돌 방지 장치 및 방법
JP7103753B2 (ja) * 2017-03-16 2022-07-20 トヨタ自動車株式会社 衝突回避装置
USD829612S1 (en) 2017-05-20 2018-10-02 Deka Products Limited Partnership Set of toggles
USD846452S1 (en) 2017-05-20 2019-04-23 Deka Products Limited Partnership Display housing
US10605897B2 (en) * 2018-03-06 2020-03-31 Veoneer Us, Inc. Vehicle lane alignment correction improvements
CA3106189A1 (en) 2018-06-07 2019-12-12 Deka Products Limited Partnership System and method for distributed utility service execution
DE102018221241A1 (de) 2018-12-07 2020-06-10 Volkswagen Aktiengesellschaft Fahrassistenzsystem für einen Kraftwagen, Kraftwagen und Verfahren zum Betreiben eines Kraftwagens
EP4257405A3 (en) 2019-02-01 2023-12-20 Crown Equipment Corporation On-board charging station for a remote control device
US11641121B2 (en) 2019-02-01 2023-05-02 Crown Equipment Corporation On-board charging station for a remote control device
DE102019208201B3 (de) 2019-06-05 2020-10-29 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zum Betreiben eines Lenksystems
DE102019208200A1 (de) 2019-06-05 2020-12-10 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zum Betreiben eines Steer-by-Wire Lenksystems
US11718296B2 (en) 2019-12-09 2023-08-08 Bendix Commercial Vehicle Systems Llc Using shared traffic information to support adaptive cruise control (ACC) between platooning vehicles
CA3186028A1 (en) 2020-08-11 2022-02-17 Trisha M. Luthman Remote control device

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05213216A (ja) * 1992-02-05 1993-08-24 Omron Corp 電動式パワーステアリング装置
JPH05238403A (ja) * 1992-02-28 1993-09-17 Mitsubishi Motors Corp 4輪操舵装置
JPH0714100A (ja) * 1993-06-22 1995-01-17 Toyota Motor Corp 車両衝突防止装置
JPH07160994A (ja) * 1993-12-08 1995-06-23 Mitsubishi Motors Corp 車両用自動操舵装置
JPH07179140A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用自動操縦装置
JPH08175413A (ja) * 1994-12-21 1996-07-09 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置および予防安全装置
JPH08263794A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Honda Motor Co Ltd 車両の操舵制御装置
JPH10211886A (ja) * 1997-01-29 1998-08-11 Honda Motor Co Ltd 車両の操舵装置
JPH1178948A (ja) * 1997-09-13 1999-03-23 Honda Motor Co Ltd 車両用操舵装置
JPH1199955A (ja) * 1997-08-01 1999-04-13 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3830790A1 (de) * 1988-09-09 1990-03-15 Freund Eckhard Verfahren und vorrichtung zur automatischen kollisionsvermeidung fuer automatisch fuehrbare fahrzeuge
GB9317983D0 (en) * 1993-08-28 1993-10-13 Lucas Ind Plc A driver assistance system for a vehicle
JP2799375B2 (ja) * 1993-09-30 1998-09-17 本田技研工業株式会社 衝突防止装置
US5854987A (en) * 1995-02-22 1998-12-29 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle steering control system using navigation system
US5826677A (en) * 1995-04-18 1998-10-27 Koyo Seiko Co., Ltd. Vehicle steering device
JP3574235B2 (ja) * 1995-08-31 2004-10-06 本田技研工業株式会社 車両の操舵力補正装置
DE19725656B4 (de) * 1996-06-27 2014-11-20 Volkswagen Ag Sicherheits-Überholsystem
JP3577851B2 (ja) * 1996-10-03 2004-10-20 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置
EP0891903B1 (de) * 1997-07-17 2009-02-11 Volkswagen Aktiengesellschaft Automatische Notbremsfunktion
JP4011711B2 (ja) * 1998-01-13 2007-11-21 本田技研工業株式会社 車両走行安全装置
JP3828663B2 (ja) * 1998-06-11 2006-10-04 本田技研工業株式会社 車両の障害物回避制御装置
JP3571234B2 (ja) * 1998-10-12 2004-09-29 本田技研工業株式会社 車両用操舵制御装置
JP4007723B2 (ja) * 1999-06-16 2007-11-14 本田技研工業株式会社 車両の走行安全装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05213216A (ja) * 1992-02-05 1993-08-24 Omron Corp 電動式パワーステアリング装置
JPH05238403A (ja) * 1992-02-28 1993-09-17 Mitsubishi Motors Corp 4輪操舵装置
JPH0714100A (ja) * 1993-06-22 1995-01-17 Toyota Motor Corp 車両衝突防止装置
JPH07160994A (ja) * 1993-12-08 1995-06-23 Mitsubishi Motors Corp 車両用自動操舵装置
JPH07179140A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用自動操縦装置
JPH08175413A (ja) * 1994-12-21 1996-07-09 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置および予防安全装置
JPH08263794A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Honda Motor Co Ltd 車両の操舵制御装置
JPH10211886A (ja) * 1997-01-29 1998-08-11 Honda Motor Co Ltd 車両の操舵装置
JPH1199955A (ja) * 1997-08-01 1999-04-13 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JPH1178948A (ja) * 1997-09-13 1999-03-23 Honda Motor Co Ltd 車両用操舵装置

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004515851A (ja) * 2000-12-05 2004-05-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両周囲を検出する少なくとも1つのセンサを有する車両
EP2098423A1 (en) 2008-03-04 2009-09-09 Nissan Motor Co., Ltd. Apparatus and process for vehicle driving assistance
US8155879B2 (en) 2008-03-04 2012-04-10 Nissan Motor Co., Ltd. Apparatus and process for vehicle driving assistance
DE102009043458B4 (de) * 2008-09-30 2016-12-15 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Fahrunterstützungssystem für Fahrzeuge
DE102009043458A1 (de) 2008-09-30 2010-04-29 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Fahrunterstützungssystem für Fahrzeuge
US8175797B2 (en) 2008-09-30 2012-05-08 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Vehicle drive assist system
JP2010241315A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Honda Motor Co Ltd 車両用衝突回避装置
CN102001359A (zh) * 2009-08-26 2011-04-06 罗伯特·博世有限公司 用于车辆的行驶方向稳定系统
JP2013173404A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Toyota Motor Corp 衝突被害軽減システム、装置制御装置、衝突被害低減方法
WO2019087380A1 (ja) * 2017-11-06 2019-05-09 本田技研工業株式会社 車両制御装置
JPWO2019087380A1 (ja) * 2017-11-06 2020-09-03 本田技研工業株式会社 車両制御装置
JP2021130457A (ja) * 2017-11-06 2021-09-09 本田技研工業株式会社 車両制御装置
US11325589B2 (en) 2017-11-06 2022-05-10 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle control device
JP7216766B2 (ja) 2017-11-06 2023-02-01 本田技研工業株式会社 車両制御装置
WO2021005940A1 (ja) * 2019-07-09 2021-01-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 操舵制御装置、操舵制御方法、及び操舵制御システム
JP2021011227A (ja) * 2019-07-09 2021-02-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 操舵制御装置、操舵制御方法、及び操舵制御システム
JP7194085B2 (ja) 2019-07-09 2022-12-21 日立Astemo株式会社 操舵制御装置、操舵制御方法、及び操舵制御システム
JP2021095021A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 トヨタ自動車株式会社 衝突回避支援装置
JP7273370B2 (ja) 2019-12-18 2023-05-15 トヨタ自動車株式会社 衝突回避支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE10029710B4 (de) 2010-03-11
DE10029710A1 (de) 2001-01-25
US6571176B1 (en) 2003-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000357299A (ja) 車両の走行安全装置
JP4007723B2 (ja) 車両の走行安全装置
US6317692B2 (en) Safety running system for vehicle
US6269307B1 (en) Travel safety system for vehicle
US7509211B2 (en) Apparatus for estimating of deviation from lane, and apparatus for warning of same and method for same
JP3571234B2 (ja) 車両用操舵制御装置
US5854987A (en) Vehicle steering control system using navigation system
EP1982898B1 (en) Steering assist system and vehicle mounted with the same
US9211911B2 (en) Method for steering assistance during an emergency maneuver
JP3986683B2 (ja) 車両の走行安全装置
JP3660011B2 (ja) 車両の操舵制御装置
US20080300788A1 (en) Vehicular operation assisting system
US20110279254A1 (en) Method and device for carrying out an avoidance maneuver
JP2001022444A (ja) 車両用操舵制御装置
JP2000067396A (ja) 車両の走行安全装置
JP3986681B2 (ja) 車両の走行安全装置
JP2000067394A (ja) 車両の走行安全装置
JP4778818B2 (ja) 車両操作支援装置
JP3706669B2 (ja) 車両用操舵装置
JP3980765B2 (ja) 車両の走行安全装置
JP2000062553A (ja) 車両の走行安全装置
JP3923191B2 (ja) 車両の走行安全装置
JP4200943B2 (ja) 運転支援装置
JP2000062555A (ja) 車両の走行安全装置
JP2000067398A (ja) 車両の走行安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070502