JP2000312339A - 復号装置および再生装置 - Google Patents
復号装置および再生装置Info
- Publication number
- JP2000312339A JP2000312339A JP11121254A JP12125499A JP2000312339A JP 2000312339 A JP2000312339 A JP 2000312339A JP 11121254 A JP11121254 A JP 11121254A JP 12125499 A JP12125499 A JP 12125499A JP 2000312339 A JP2000312339 A JP 2000312339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- generation management
- management information
- video
- digital watermark
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
- Storage Device Security (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】暗号のまま記録再生を行うと電子透かし情報を
更新できない。 【解決手段】暗号解読時に電子透かしを更新する。復号
時、暗号解読回路（１０）で用いた世代管理情報と電子
透かし検出回路（２０）で検出した電子透かし情報が示
す世代管理情報が異なる場合には、世代管理情報が一致
するように電子透かし更新回路（３０）で電子透かし情
報を更新する。
更新できない。 【解決手段】暗号解読時に電子透かしを更新する。復号
時、暗号解読回路（１０）で用いた世代管理情報と電子
透かし検出回路（２０）で検出した電子透かし情報が示
す世代管理情報が異なる場合には、世代管理情報が一致
するように電子透かし更新回路（３０）で電子透かし情
報を更新する。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は著作権保護に関し、
復号または再生した著作権保護された映像または音声情
報の複製を防止する復号装置および再生装置に関する。
復号または再生した著作権保護された映像または音声情
報の複製を防止する復号装置および再生装置に関する。
【従来の技術】ビデオディスク、ディジタルＶＴＲ、デ
ィジタル放送の受信装置などにより得られる高画質のビ
デオ信号に対する著作権保護を確実に行うようにしたビ
デオ信号処理装置や、ビデオ信号処理方法、記録媒体に
関する技術については、例えば、特開平１−１７８６５
６号公報に記載されている。
ィジタル放送の受信装置などにより得られる高画質のビ
デオ信号に対する著作権保護を確実に行うようにしたビ
デオ信号処理装置や、ビデオ信号処理方法、記録媒体に
関する技術については、例えば、特開平１−１７８６５
６号公報に記載されている。
【発明が解決しようとする課題】前記公報には世代管理
情報を用いてアナログのテレビジョン信号の状態を介し
て行われる複製を防止する技術が示されている。しか
し、ディジタルの映像または音声情報の状態を介して行
われる複製を防止する技術にまでは言及されていない。
著作権保護を確実に行うためには、暗号化の技術が有効
である。世代管理情報を暗号の鍵を決定するパラメータ
の一つとして取り込むことにより、世代管理を確実に行
うこともできる。また、蓄積媒体への記録再生だけでな
く、機器間を伝送する場合にも暗号化された状態で伝送
することにより、他の機器への違法な複製を防ぐことが
でき、暗号化された状態で入力してそのまま記録した
り、再生してそのまま暗号化された状態で出力したりす
ることができる。しかし、映像または音声情報を視聴す
るため、いずれは暗号を解かなければならない。一旦暗
号を解いた映像または音声情報は自由に複製できてしま
い、世代管理にならないという問題があった。このよう
な問題を解決するためには、世代管理情報を映像または
音声情報上に、視聴しても検知できない形で重畳する、
いわゆる電子透かし技術が有効である。すなわち、記録
する映像または音声情報の電子透かしを検出して記録の
世代管理を行うことができる。この電子透かし技術を暗
号化技術を補佐する技術として併用し、暗号が解かれた
映像または音声情報に対する世代管理を行うことによ
り、著作権保護をより確実に行うことができる。世代管
理情報は、一回複製可や複製不可を表す情報で、一回複
製可の情報を記録した場合、これを再生してさらに記録
しようとした場合の世代管理情報は、当然、複製不可に
更新されていなければならない。しかし、従来の技術
は、暗号化技術と電子透かし技術を併用した場合の世代
管理情報の更新について考慮されていなかった。特に、
暗号化された状態でそのまま記録再生する場合に電子透
かしの方の世代管理情報を更新することができない問題
について考慮されていなかった。本発明の目的は、暗号
化された状態でそのまま記録再生を行っても、暗号を解
いて再生した映像または音声情報の世代管理を行えるよ
うにした技術を示し、これらの技術を用いた復号装置お
よび再生装置を提供することである。
情報を用いてアナログのテレビジョン信号の状態を介し
て行われる複製を防止する技術が示されている。しか
し、ディジタルの映像または音声情報の状態を介して行
われる複製を防止する技術にまでは言及されていない。
著作権保護を確実に行うためには、暗号化の技術が有効
である。世代管理情報を暗号の鍵を決定するパラメータ
の一つとして取り込むことにより、世代管理を確実に行
うこともできる。また、蓄積媒体への記録再生だけでな
く、機器間を伝送する場合にも暗号化された状態で伝送
することにより、他の機器への違法な複製を防ぐことが
でき、暗号化された状態で入力してそのまま記録した
り、再生してそのまま暗号化された状態で出力したりす
ることができる。しかし、映像または音声情報を視聴す
るため、いずれは暗号を解かなければならない。一旦暗
号を解いた映像または音声情報は自由に複製できてしま
い、世代管理にならないという問題があった。このよう
な問題を解決するためには、世代管理情報を映像または
音声情報上に、視聴しても検知できない形で重畳する、
いわゆる電子透かし技術が有効である。すなわち、記録
する映像または音声情報の電子透かしを検出して記録の
世代管理を行うことができる。この電子透かし技術を暗
号化技術を補佐する技術として併用し、暗号が解かれた
映像または音声情報に対する世代管理を行うことによ
り、著作権保護をより確実に行うことができる。世代管
理情報は、一回複製可や複製不可を表す情報で、一回複
製可の情報を記録した場合、これを再生してさらに記録
しようとした場合の世代管理情報は、当然、複製不可に
更新されていなければならない。しかし、従来の技術
は、暗号化技術と電子透かし技術を併用した場合の世代
管理情報の更新について考慮されていなかった。特に、
暗号化された状態でそのまま記録再生する場合に電子透
かしの方の世代管理情報を更新することができない問題
について考慮されていなかった。本発明の目的は、暗号
化された状態でそのまま記録再生を行っても、暗号を解
いて再生した映像または音声情報の世代管理を行えるよ
うにした技術を示し、これらの技術を用いた復号装置お
よび再生装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】本発明に関する蓄積媒体
の復号装置は、少なくとも複製不可と一回複製可を識別
する複製世代管理情報を用いて暗号化された符号化され
た映像または音声情報が入力され、これを該複製世代管
理情報を用いて解読してもとの符号化された映像または
音声情報を復元する暗号解読手段と、復号した映像また
は音声情報に重畳されている複製世代管理情報を示す電
子透かし情報を検出する電子透かし検出手段と、暗号解
読に用いた複製世代管理情報と電子透かし検出手段で検
出した複製世代管理情報が異なっている場合には、該電
子透かし情報に暗号解読に用いた複製世代管理情報と一
致する情報になるような修正を加える電子透かし更新手
段を有することを特徴とする。本発明に関する蓄積媒体
の再生装置は、蓄積媒体に記録された映像または音声情
報が少なくとも複製不可と一回複製可を識別する複製世
代管理情報を用いて暗号化されている場合に該複製世代
管理情報を用いてそれを解読する暗号解読手段と、再生
した映像または音声情報に重畳されている複製世代管理
情報を示す電子透かし情報を検出する電子透かし検出手
段と、暗号解読に用いた複製世代管理情報と電子透かし
検出手段で検出した複製世代管理情報が異なっている場
合には、該電子透かし情報に暗号解読に用いた複製世代
管理情報と一致する情報になるような修正を加える電子
透かし更新手段を有することを特徴とする。
の復号装置は、少なくとも複製不可と一回複製可を識別
する複製世代管理情報を用いて暗号化された符号化され
た映像または音声情報が入力され、これを該複製世代管
理情報を用いて解読してもとの符号化された映像または
音声情報を復元する暗号解読手段と、復号した映像また
は音声情報に重畳されている複製世代管理情報を示す電
子透かし情報を検出する電子透かし検出手段と、暗号解
読に用いた複製世代管理情報と電子透かし検出手段で検
出した複製世代管理情報が異なっている場合には、該電
子透かし情報に暗号解読に用いた複製世代管理情報と一
致する情報になるような修正を加える電子透かし更新手
段を有することを特徴とする。本発明に関する蓄積媒体
の再生装置は、蓄積媒体に記録された映像または音声情
報が少なくとも複製不可と一回複製可を識別する複製世
代管理情報を用いて暗号化されている場合に該複製世代
管理情報を用いてそれを解読する暗号解読手段と、再生
した映像または音声情報に重畳されている複製世代管理
情報を示す電子透かし情報を検出する電子透かし検出手
段と、暗号解読に用いた複製世代管理情報と電子透かし
検出手段で検出した複製世代管理情報が異なっている場
合には、該電子透かし情報に暗号解読に用いた複製世代
管理情報と一致する情報になるような修正を加える電子
透かし更新手段を有することを特徴とする。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図１は、本発明に係わる復号
装置の実施例の信号の流れを示したブロック図である。
図１において、１０は暗号解読回路、２０は電子透かし
検出回路、３０は電子透かし更新回路、４０は世代管理
情報比較回路、５０は符号化データ入力端子、６０は暗
号解読有無指定入力端子、７０は世代管理情報入力端
子、８０は選択回路、９０は復号回路、１００は復号デ
ータ出力端子、１５０は選択回路、１６０は更新判定回
路である。本実施例は、ＭＰＥＧ２方式で圧縮符号化さ
れた動画像データを復号するいわゆるデコーダボードで
ある。符号化データ入力端子５０にはＤＶＤ―ＲＡＭな
どの蓄積媒体から再生された符号化データが入力され
る。ＤＶＤ―ＲＡＭでは、記録する映像情報の著作権を
保護するため、ＭＰＥＧ２方式で圧縮符号化された動画
像データを暗号化して記録する方式が検討されている。
暗号の鍵として複製の世代管理情報を用いるので、違法
な複製を行った場合は暗号を解くことができない。世代
管理情報とは複製不可や一回複製可を示すもので、一回
複製可の映像情報を記録する場合には世代管理情報を複
製不可に更新する。本実施例は、この暗号化されたＤＶ
Ｄ―ＲＡＭから再生される符号化データを復号すること
ができる。暗号解読回路１０がこの暗号を解く回路であ
る。暗号解読有無指定入力端子６０には、暗号化された
ＤＶＤ―ＲＡＭを再生する場合には暗号解読することを
指示する信号が入力され、その他の場合には暗号解読し
ないことを指示する信号が入力される。選択回路８０は
暗号解読する場合には暗号解読回路１０で暗号解読され
た符号化データを選択し、暗号解読しない場合には符号
化データ入力端子５０に入力された符号化データを選択
し、復号回路９０へ供給する。復号回路９０はＭＰＥＧ
２方式に基づく復号処理を行い、動画像データを復号す
る。復号された動画像データは復号データ出力端子１０
０から出力される。世代管理情報入力端子７０には、暗
号解読する場合に、世代管理情報が入力される。暗号解
読回路１０における暗号解読はこの世代管理情報を用い
て行われる。復号データ出力端子１００から出力された
動画像データは、ディスプレイ等に接続して視聴するこ
とができるが、これを他の記録装置に接続して記録でき
てしまうと著作権上問題である。このため、ＤＶＤ―Ｒ
ＡＭでは、世代管理情報を映像情報上に直接、視聴して
も検知できない形で重畳する電子透かし方式が検討され
ている。電子透かし重畳回路３０は、復号された動画像
データに重畳されている電子透かしを更新する。更新判
定回路１６０は、条件に応じて、復号データ出力端子１
００から出力される動画像データの電子透かしを更新す
るかどうかを判定し、選択回路１５０は判定結果に応じ
て電子透かしを更新した動画像データか電子透かしを更
新しない動画像データを選択し、復号データ出力端子１
００へ供給する。図２は、電子透かしの更新を行う条件
を示した図である。暗号解読しない場合は、著作権保護
された映像情報ではないから何もしない。暗号解読する
場合で、電子透かし検出回路２０により検出された世代
管理情報と世代管理情報入力端子７０から入力された世
代管理情報を世代管理情報比較回路４０にて比較し、一
致していた場合も、電子透かしの更新は行わない。暗号
解読する場合で、世代管理情報比較回路４０による比較
で一致しなかった場合は、電子透かしを世代管理情報入
力端子７０から入力された世代管理情報に合うように更
新する。これにより、電子透かしの世代管理情報がずれ
ているＤＶＤ―ＲＡＭを再生したデータを復号した出力
にも正しい電子透かしが入るので、そのようなＤＶＤ―
ＲＡＭ上に記録されている映像情報の複製を管理し、著
作権を保護することができる。したがって、暗号化した
まま電子透かしを更新せずに記録再生を行ったディスク
であっても、暗号をほどいて再生した映像情報の複製管
理を正しく行うことができる。図３は、本発明に係わる
再生装置の実施例の信号の流れを示したブロック図であ
る。図３において、１０は暗号解読回路、２０は電子透
かし検出回路、３０は電子透かし更新回路、４０は世代
管理情報比較回路、８０は選択回路、９０は復号回路、
１００は復号データ出力端子、１１０は蓄積媒体、１２
０は読み取り回路、１３０は暗号方式検出回路、１４０
は世代管理情報検出回路、１５０は選択回路、１６０は
更新判定回路である。本実施例は、図１に示した復号装
置と蓄積媒体の再生装置が一体になったプレーヤーであ
る。読み取り回路１２０はＤＶＤ―ＲＯＭなどの蓄積媒
体１１０からデータを読み取り、読み取った符号化デー
タを暗号解読回路１０、選択回路８０、暗号方式検出回
路１３０および世代管理情報検出回路１４０へ供給す
る。本実施例は、暗号化されたＤＶＤ―ＲＡＭから再生
される符号化データを復号することができる。暗号解読
回路１０がこの暗号を解く回路である。暗号方式検出回
路１３０は、ＤＶＤ―ＲＡＭ上に記録された、所定の暗
号方式で暗号化されたディスクであることを示す情報を
検出する。選択回路８０は暗号化されたディスクの場合
には暗号解読回路１０で暗号解読された符号化データを
選択し、暗号化されていないディスクの場合には読み取
り回路１２０から供給される符号化データを選択し、復
号回路９０へ供給する。復号回路９０はＭＰＥＧ２方式
に基づく復号処理を行い、動画像データを復号する。復
号された動画像データは復号データ出力端子１００から
出力される。世代管理情報検出回路１４０は、ＤＶＤ―
ＲＡＭ上に記録された、世代管理情報を検出する。暗号
解読回路１０における暗号解読はこの世代管理情報を用
いて行われる。電子透かし重畳回路３０は、復号された
動画像データに重畳されている電子透かしを更新する。
更新判定回路１６０は、条件に応じて、復号データ出力
端子１００から出力される動画像データの電子透かしを
更新するかどうかを判定し、選択回路１５０は判定結果
に応じて電子透かしを更新した動画像データか電子透か
しを更新しない動画像データを選択し、復号データ出力
端子１００へ供給する。図４は、電子透かしの更新を行
う条件を示した図である。暗号化されていないディスク
の場合は、著作権保護された映像情報ではないから何も
しない。暗号化されたディスクの場合で、電子透かし検
出回路２０により検出された世代管理情報と世代管理情
報入力端子７０から入力された世代管理情報を世代管理
情報比較回路４０にて比較し、一致していた場合も、電
子透かしの更新は行わない。暗号化されたディスクの場
合で、世代管理情報比較回路４０による比較で一致しな
かった場合は、電子透かしを世代管理情報入力端子７０
から入力された世代管理情報に合うように更新する。こ
れにより、電子透かしの世代管理情報がずれているＤＶ
Ｄ―ＲＡＭを再生して復号した出力にも正しい電子透か
しが入るので、そのようなＤＶＤ―ＲＡＭ上に記録され
ている映像情報の複製を管理し、著作権を保護すること
ができる。したがって、暗号化したまま電子透かしを更
新せずに記録再生を行ったディスクであっても、暗号を
ほどいて再生した映像情報の複製管理を正しく行うこと
ができる。以上述べた実施例の説明は全て映像情報の場
合を説明したが、音声情報の場合も、映像の符号化、復
号化が音声の符号化、復号化になり、映像の電子透かし
が音声の電子透かしになるだけで、実施例の構成は同様
で、同様の効果が得られる。
を用いて詳細に説明する。図１は、本発明に係わる復号
装置の実施例の信号の流れを示したブロック図である。
図１において、１０は暗号解読回路、２０は電子透かし
検出回路、３０は電子透かし更新回路、４０は世代管理
情報比較回路、５０は符号化データ入力端子、６０は暗
号解読有無指定入力端子、７０は世代管理情報入力端
子、８０は選択回路、９０は復号回路、１００は復号デ
ータ出力端子、１５０は選択回路、１６０は更新判定回
路である。本実施例は、ＭＰＥＧ２方式で圧縮符号化さ
れた動画像データを復号するいわゆるデコーダボードで
ある。符号化データ入力端子５０にはＤＶＤ―ＲＡＭな
どの蓄積媒体から再生された符号化データが入力され
る。ＤＶＤ―ＲＡＭでは、記録する映像情報の著作権を
保護するため、ＭＰＥＧ２方式で圧縮符号化された動画
像データを暗号化して記録する方式が検討されている。
暗号の鍵として複製の世代管理情報を用いるので、違法
な複製を行った場合は暗号を解くことができない。世代
管理情報とは複製不可や一回複製可を示すもので、一回
複製可の映像情報を記録する場合には世代管理情報を複
製不可に更新する。本実施例は、この暗号化されたＤＶ
Ｄ―ＲＡＭから再生される符号化データを復号すること
ができる。暗号解読回路１０がこの暗号を解く回路であ
る。暗号解読有無指定入力端子６０には、暗号化された
ＤＶＤ―ＲＡＭを再生する場合には暗号解読することを
指示する信号が入力され、その他の場合には暗号解読し
ないことを指示する信号が入力される。選択回路８０は
暗号解読する場合には暗号解読回路１０で暗号解読され
た符号化データを選択し、暗号解読しない場合には符号
化データ入力端子５０に入力された符号化データを選択
し、復号回路９０へ供給する。復号回路９０はＭＰＥＧ
２方式に基づく復号処理を行い、動画像データを復号す
る。復号された動画像データは復号データ出力端子１０
０から出力される。世代管理情報入力端子７０には、暗
号解読する場合に、世代管理情報が入力される。暗号解
読回路１０における暗号解読はこの世代管理情報を用い
て行われる。復号データ出力端子１００から出力された
動画像データは、ディスプレイ等に接続して視聴するこ
とができるが、これを他の記録装置に接続して記録でき
てしまうと著作権上問題である。このため、ＤＶＤ―Ｒ
ＡＭでは、世代管理情報を映像情報上に直接、視聴して
も検知できない形で重畳する電子透かし方式が検討され
ている。電子透かし重畳回路３０は、復号された動画像
データに重畳されている電子透かしを更新する。更新判
定回路１６０は、条件に応じて、復号データ出力端子１
００から出力される動画像データの電子透かしを更新す
るかどうかを判定し、選択回路１５０は判定結果に応じ
て電子透かしを更新した動画像データか電子透かしを更
新しない動画像データを選択し、復号データ出力端子１
００へ供給する。図２は、電子透かしの更新を行う条件
を示した図である。暗号解読しない場合は、著作権保護
された映像情報ではないから何もしない。暗号解読する
場合で、電子透かし検出回路２０により検出された世代
管理情報と世代管理情報入力端子７０から入力された世
代管理情報を世代管理情報比較回路４０にて比較し、一
致していた場合も、電子透かしの更新は行わない。暗号
解読する場合で、世代管理情報比較回路４０による比較
で一致しなかった場合は、電子透かしを世代管理情報入
力端子７０から入力された世代管理情報に合うように更
新する。これにより、電子透かしの世代管理情報がずれ
ているＤＶＤ―ＲＡＭを再生したデータを復号した出力
にも正しい電子透かしが入るので、そのようなＤＶＤ―
ＲＡＭ上に記録されている映像情報の複製を管理し、著
作権を保護することができる。したがって、暗号化した
まま電子透かしを更新せずに記録再生を行ったディスク
であっても、暗号をほどいて再生した映像情報の複製管
理を正しく行うことができる。図３は、本発明に係わる
再生装置の実施例の信号の流れを示したブロック図であ
る。図３において、１０は暗号解読回路、２０は電子透
かし検出回路、３０は電子透かし更新回路、４０は世代
管理情報比較回路、８０は選択回路、９０は復号回路、
１００は復号データ出力端子、１１０は蓄積媒体、１２
０は読み取り回路、１３０は暗号方式検出回路、１４０
は世代管理情報検出回路、１５０は選択回路、１６０は
更新判定回路である。本実施例は、図１に示した復号装
置と蓄積媒体の再生装置が一体になったプレーヤーであ
る。読み取り回路１２０はＤＶＤ―ＲＯＭなどの蓄積媒
体１１０からデータを読み取り、読み取った符号化デー
タを暗号解読回路１０、選択回路８０、暗号方式検出回
路１３０および世代管理情報検出回路１４０へ供給す
る。本実施例は、暗号化されたＤＶＤ―ＲＡＭから再生
される符号化データを復号することができる。暗号解読
回路１０がこの暗号を解く回路である。暗号方式検出回
路１３０は、ＤＶＤ―ＲＡＭ上に記録された、所定の暗
号方式で暗号化されたディスクであることを示す情報を
検出する。選択回路８０は暗号化されたディスクの場合
には暗号解読回路１０で暗号解読された符号化データを
選択し、暗号化されていないディスクの場合には読み取
り回路１２０から供給される符号化データを選択し、復
号回路９０へ供給する。復号回路９０はＭＰＥＧ２方式
に基づく復号処理を行い、動画像データを復号する。復
号された動画像データは復号データ出力端子１００から
出力される。世代管理情報検出回路１４０は、ＤＶＤ―
ＲＡＭ上に記録された、世代管理情報を検出する。暗号
解読回路１０における暗号解読はこの世代管理情報を用
いて行われる。電子透かし重畳回路３０は、復号された
動画像データに重畳されている電子透かしを更新する。
更新判定回路１６０は、条件に応じて、復号データ出力
端子１００から出力される動画像データの電子透かしを
更新するかどうかを判定し、選択回路１５０は判定結果
に応じて電子透かしを更新した動画像データか電子透か
しを更新しない動画像データを選択し、復号データ出力
端子１００へ供給する。図４は、電子透かしの更新を行
う条件を示した図である。暗号化されていないディスク
の場合は、著作権保護された映像情報ではないから何も
しない。暗号化されたディスクの場合で、電子透かし検
出回路２０により検出された世代管理情報と世代管理情
報入力端子７０から入力された世代管理情報を世代管理
情報比較回路４０にて比較し、一致していた場合も、電
子透かしの更新は行わない。暗号化されたディスクの場
合で、世代管理情報比較回路４０による比較で一致しな
かった場合は、電子透かしを世代管理情報入力端子７０
から入力された世代管理情報に合うように更新する。こ
れにより、電子透かしの世代管理情報がずれているＤＶ
Ｄ―ＲＡＭを再生して復号した出力にも正しい電子透か
しが入るので、そのようなＤＶＤ―ＲＡＭ上に記録され
ている映像情報の複製を管理し、著作権を保護すること
ができる。したがって、暗号化したまま電子透かしを更
新せずに記録再生を行ったディスクであっても、暗号を
ほどいて再生した映像情報の複製管理を正しく行うこと
ができる。以上述べた実施例の説明は全て映像情報の場
合を説明したが、音声情報の場合も、映像の符号化、復
号化が音声の符号化、復号化になり、映像の電子透かし
が音声の電子透かしになるだけで、実施例の構成は同様
で、同様の効果が得られる。
【発明の効果】本発明によれば、暗号化された状態でそ
のまま記録再生を行った符号を復号した場合でも、暗号
を解いて復号した映像または音声情報に正しい世代管理
情報を示す電子透かしを入れることができ、暗号を解い
て復号した映像または音声情報の世代管理による複製防
止を行うことができる。また、本発明によれば、暗号化
された状態でそのまま記録再生を行った蓄積媒体を再生
した場合でも、暗号を解いて再生した映像または音声情
報に正しい世代管理情報を示す電子透かしを入れること
ができ、暗号を解いて再生した映像または音声情報の世
代管理による複製防止を行うことができる。
のまま記録再生を行った符号を復号した場合でも、暗号
を解いて復号した映像または音声情報に正しい世代管理
情報を示す電子透かしを入れることができ、暗号を解い
て復号した映像または音声情報の世代管理による複製防
止を行うことができる。また、本発明によれば、暗号化
された状態でそのまま記録再生を行った蓄積媒体を再生
した場合でも、暗号を解いて再生した映像または音声情
報に正しい世代管理情報を示す電子透かしを入れること
ができ、暗号を解いて再生した映像または音声情報の世
代管理による複製防止を行うことができる。
【図１】本発明に係わる復号装置の実施例のブロック
図。
図。
【図２】本発明に係わる復号装置の電子透かし更新の条
件を示す図。
件を示す図。
【図３】本発明に係わる再生装置の実施例のブロック
図。
図。
【図４】本発明に係わる再生装置の電子透かし更新の条
件を示す図。
件を示す図。
１０…暗号解読回路、２０…電子透かし検出回路、３０
…電子透かし更新回路、４０…世代管理情報比較回路、
５０…符号化データ入力端子、６０…暗号解読有無指定
入力端子、７０…世代管理情報入力端子、８０…選択回
路、９０…復号回路、１００…復号データ出力端子、１
１０…蓄積媒体、１２０…読み取り回路、１３０…暗号
方式検出回路、１４０…世代管理情報検出回路、１５０
…選択回路、１６０…更新判定回路。
…電子透かし更新回路、４０…世代管理情報比較回路、
５０…符号化データ入力端子、６０…暗号解読有無指定
入力端子、７０…世代管理情報入力端子、８０…選択回
路、９０…復号回路、１００…復号データ出力端子、１
１０…蓄積媒体、１２０…読み取り回路、１３０…暗号
方式検出回路、１４０…世代管理情報検出回路、１５０
…選択回路、１６０…更新判定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 12/14 ３２０ Ｇ０６Ｆ 12/14 ３２０Ｂ Ｇ１０Ｌ 11/00 Ｇ１１Ｂ 20/10 Ｈ Ｇ１１Ｂ 20/10 Ｇ１０Ｌ 9/00 Ｅ Ｈ０４Ｎ 7/08 Ｈ０４Ｎ 7/08 Ｚ 7/081 Ｆターム(参考） 5B017 AA06 AA07 BA07 BB03 BB10 CA16 5B082 AA13 GA02 GA05 GA15 GC05 5C053 FA13 FA25 GA11 GB21 GB38 HA40 JA01 5C063 AB07 AC01 AC05 CA11 CA12 DA07 DA20 5D044 AB05 AB07 BC01 BC03 CC01 CC04 DE50 GK12 GK17 HL08
Claims (2)
- 【請求項１】符号化された映像または音声情報が入力さ
れ、これを復号して映像または音声情報を出力する復号
装置において、 少なくとも複製不可と一回複製可を識別する複製世代管
理情報を用いて暗号化された符号化された映像または音
声情報が入力されこれを該複製世代管理情報を用いて解
読してもとの符号化された映像または音声情報を復元す
る暗号解読手段と、 復号した映像または音声情報に重畳されている複製世代
管理情報を示す電子透かし情報を検出する電子透かし検
出手段と、 暗号解読に用いた複製世代管理情報と電子透かし検出手
段で検出した複製世代管理情報が異なっている場合には
該電子透かし情報に暗号解読に用いた複製世代管理情報
と一致する情報になるような修正を加える復号装置。 - 【請求項２】蓄積媒体に記録された映像または音声情報
を再生して出力する再生装置において、 蓄積媒体に記録された映像または音声情報が少なくとも
複製不可と一回複製可を識別する複製世代管理情報を用
いて暗号化されている場合に該複製世代管理情報を用い
てそれを解読する暗号解読手段と、 再生した映像または音声情報に重畳されている複製世代
管理情報を示す電子透かし情報を検出する電子透かし検
出手段と、 暗号解読に用いた複製世代管理情報と電子透かし検出手
段で検出した複製世代管理情報が異なっている場合には
該電子透かし情報に暗号解読に用いた複製世代管理情報
と一致する情報になるような修正を加える電子透かし更
新手段を有することを特徴とする再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11121254A JP2000312339A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 復号装置および再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11121254A JP2000312339A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 復号装置および再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000312339A true JP2000312339A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14806717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11121254A Pending JP2000312339A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 復号装置および再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000312339A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020067853A (ko) * | 2001-02-19 | 2002-08-24 | 주식회사 마크애니 | 디지털 워터마킹을 이용하여 디지털 오디오 저작물의 복사및 재생을 제어하는 장치 및 방법 |
| US6697306B2 (en) * | 2000-07-31 | 2004-02-24 | Sony Corporation | Data recording method, data outputting method, and data recording and/or reproducing method |
| KR100885318B1 (ko) * | 2004-09-29 | 2009-02-25 | 샤프 가부시키가이샤 | 기록 장치 및 방법 |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP11121254A patent/JP2000312339A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6697306B2 (en) * | 2000-07-31 | 2004-02-24 | Sony Corporation | Data recording method, data outputting method, and data recording and/or reproducing method |
| KR20020067853A (ko) * | 2001-02-19 | 2002-08-24 | 주식회사 마크애니 | 디지털 워터마킹을 이용하여 디지털 오디오 저작물의 복사및 재생을 제어하는 장치 및 방법 |
| KR100885318B1 (ko) * | 2004-09-29 | 2009-02-25 | 샤프 가부시키가이샤 | 기록 장치 및 방법 |
| US8170399B2 (en) | 2004-09-29 | 2012-05-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Recording device and method |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4645687B2 (ja) | 復号装置及び復号方法 | |
| US6301663B1 (en) | Copy protection apparatus and information recording medium used in this copy protection apparatus | |
| EP1158514B1 (en) | Recorder for recording copy of production on the basis of copy attribute embedded as electronic watermark in the production, reproducing device for reproducing recorded copy, recorded medium, recording method, and reproducing method | |
| US20050257075A1 (en) | Data output method and apparatus, data playback method and apparatus, data recording method and apparatus, and data recording and playback method and apparatus | |
| JP2001243703A (ja) | コンテンツ不正コピー防止方法およびシステム | |
| JP2010146692A (ja) | データ再生方法、データ再生装置、データ符号化方法、データ記録方法、データ記録装置、認証方法及び半導体チップ | |
| WO2001093267A1 (fr) | Donnees de contenus, support d'enregistrement, procede et dispositif d'enregistrement, procede et dispositif de reproduction | |
| US7116893B2 (en) | Data recording/reproduction apparatus and method | |
| JP2009301702A (ja) | 情報再生装置、及び情報再生方法 | |
| JP2004030882A (ja) | レンダリング装置、コピー制御方法及びプログラム | |
| JP4087409B2 (ja) | 複合機、及び記録再生方法 | |
| JP2001331106A (ja) | 暗号化情報信号、情報記録媒体、情報信号再生装置、および、情報信号記録装置 | |
| JP3837974B2 (ja) | 再生装置及び再生方法 | |
| JP2000030367A (ja) | 情報信号再生システム、情報信号読み出し装置、情報信号処理装置、情報信号再生方法、情報信号読み出し方法、および、情報信号処理方法 | |
| JP2002542732A (ja) | 情報のコピープロテクションの方法及びシステム | |
| JP4038851B2 (ja) | 再生装置及び方法、記録媒体、並びに信号処理装置及び信号処理方法 | |
| US20040076295A1 (en) | Signal processing device and signal processing method | |
| JP2000312339A (ja) | 復号装置および再生装置 | |
| JP2007294054A (ja) | デジタル画像記録再生装置 | |
| JP2006195973A (ja) | データ処理装置 | |
| JPH09320192A (ja) | 著作権保護方法及び装置 | |
| JP3984792B2 (ja) | データ処理方法、データ処理装置 | |
| JP2000312291A (ja) | 復号装置および再生装置 | |
| JP2000149421A (ja) | デジタルデータ管理方法および装置 | |
| JP4201010B2 (ja) | 復号装置 |