JP2000287140A - 番組予約受信方法 - Google Patents

番組予約受信方法

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JP2000287140A
JP2000287140A JP8712599A JP8712599A JP2000287140A JP 2000287140 A JP2000287140 A JP 2000287140A JP 8712599 A JP8712599 A JP 8712599A JP 8712599 A JP8712599 A JP 8712599A JP 2000287140 A JP2000287140 A JP 2000287140A
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JP8712599A
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English (en)
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Hisayasu Mochizuki
久靖 望月
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ番組の視聴や録画等の番組予約受信方
法において、複数回放送される番組があるなかで、利用
者が、全ての希望番組を容易に受信することができるよ
うにする。 【解決手段】 番組表から、利用者の希望する複数の番
組の番組名を検索し、その各番組について、上記番組表
内に記載された放送日時データから、受信時間が重なら
ないような番組とその受信時間との組み合わせを抽出
し、そのような組み合わせが存在すれば、該組み合わせ
を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ番組の視聴
や録画等の番組予約受信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビスケジューラやビデオ録画装置
(VTR、VCR)、衛星放送受信装置のような最新の
テレビジョン・システムは、利用可能なチャネルの数が
最近では劇的に増加していることから、ますます複雑化
している。例えば、RCA(登録商標)やDSS(登録
商標)の直接放送衛星からの受信装置では、選択できる
チャネルの数が150チャネルにもなっている。
【0003】このような場合、テレビ番組の予定表も巨
大なものとなるため、電子番組表(EPG、Electoric
Program Guide )により、放送が予定されている番組の
名前および放送日時等の番組情報を利用者に通知する方
法が広く行われている。また、このような電子番組表を
利用して、特開平9−200640号公報に記載されて
いるような、Gopherエージェントを使用して、利
用者の希望する番組情報を検索し、希望する番組予約を
行うことが行われている。
【0004】このような放送においては、1つの番組を
複数回放送しているため、従来の地上波ではチューナー
を増やす以外に解決できなかった裏番組の視聴も、適切
に視聴時間を選択することにより可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−200640号公報に記載の技術等により視聴
希望番組の検索を行い、検索結果となる視聴希望番組の
放送時間帯が複数存在する場合には、その視聴時間帯の
選択は利用者自らが行わなければならない。この選択
は、重複する視聴希望番組の有無、利用者のスケジュー
ル(在宅であるかどうか等)、録画する場合のビデオデ
ッキのスケジュール(残テープ長等)等に依存するが、
視聴希望番組数が増加するにつれ、その希望する番組を
すべて視聴可能であるかの判断、および、視聴可能な場
合の番組の選択が、容易ではなくなっている。加えて、
その判断は、利用者のスケジュール変更等により頻繁に
やり直す必要があるため、大変な労力を必要としてい
る。
【0006】このように、従来の技術では、せっかく多
くの番組が複数回放送されて利用者に選択の幅が広がっ
ているにもかかわらず、その量が膨大であるために、利
用者が、受信したい番組を容易には選択できないという
問題点がある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、複数回放送される番組があるなか
で、利用者が、全ての希望番組を容易に受信することが
できる番組予約受信方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の番組予約受信方法は、将来放送され
る番組名とその放送日時データとを含んだ番組表が番組
内容とともに配信されるテレビ放送についてあらかじめ
決められた通りの複数の番組を受信する番組予約受信方
法において、利用者が受信を希望する希望番組の入力を
受け付け、上記番組表から、上記希望番組の番組名を検
索し、その各番組について、上記番組表内に記載された
放送日時データから、受信時間が重ならないような、番
組とその受信時間との組み合わせを抽出し、そのような
組み合わせが存在すれば、該組み合わせを記憶する最適
化処理を行うことを特徴としている。
【0009】上記の構成により、上記番組表から、利用
者の希望する複数の番組の番組名を検索し、その各番組
について、上記番組表内に記載された放送日時データか
ら、受信時間が重ならないような番組とその受信時間と
の組み合わせを抽出し、そのような組み合わせが存在す
れば、該組み合わせを記憶する最適化処理を行う。
【0010】したがって、利用者は、上記記憶された組
み合わせを呼び出してテレビ受像部に表示させることに
よりその中身を確認し、その組み合わせのうちの一つを
選べば、全ての希望番組の受信を行うことができる。そ
れゆえ、複数回放送される番組があるなかで、利用者
が、全ての希望番組を容易に受信することができる。
【0011】また、同じ番組を受信するのであっても、
利用者の希望に応じて受信方法を容易に選択できる。例
えば、上記組み合わせのうち、一つ目は、全部を1日の
連続5時間で受信できるものであり、二つ目は、全部の
受信には3日かかるが、そのうち、特定の日時(例えば
9月1日)は2時間以内に納まるようなものであるとす
る。利用者が9月1日に外出して視聴できないためその
間は2時間テープを使って録画したいという場合には、
上記二つ目のものを選択すればよい。それゆえ、複数回
放送される番組があるなかで、利用者が、全ての希望番
組を、よりいっそう、容易に受信することができる。
【0012】請求項2記載の番組予約受信方法は、請求
項1の構成に加えて、上記各希望番組について放送日時
データを提示し、その放送日時データについて、利用者
からの削除指示を受け付け、該削除指示があった場合
は、該当する放送日時データを、上記最適化処理の対象
から削除することを特徴としている。
【0013】上記の構成により、提示された上記放送日
時データについて、利用者の希望する上記各番組につい
て放送日時データを提示し、放送日時データについて、
利用者からの削除指示を受け付け、該削除指示があった
場合は、該当する放送日時データを上記最適化処理の対
象から削除する。
【0014】したがって、利用者が録画を望まず視聴の
みを望むが、不在により視聴できない等のように、不適
合の日時があらかじめ判っている場合等に、その不適合
の日時に該当する放送日時データをあらかじめ除外して
おくことができる。そのため、上記最適化処理の結果
に、そのような不適合な日時での受信が含まれる心配が
なくなる。それゆえ、請求項1の構成による効果に加え
て、複数回放送される番組があるなかで、利用者が、全
ての希望番組を、よりいっそう、容易に受信することが
できる。
【0015】請求項3記載の番組予約受信方法は、請求
項1の構成に加えて、上記希望番組が連続ものであっ
て、上記番組表内でその番組名内にその通し番号が含ま
れているものについて、該通し番号の受信希望範囲の入
力を受け付け、通し受信希望が入力された場合は、その
番組について、該当する通し番号を持ったものを上記番
組表から検索し、上記最適化処理の対象に加えることを
特徴としている。
【0016】従来、電子番組表において、例えば、ある
テレビドラマが、「最後の将軍第10話」のように、通
し番号(ここでは話数)が番組表に記載されている場合
は、正確に第10話が録画されるが、通常は連続して第
11話も見たいので、あらためて第11話を利用者が自
分で探して録画予約登録しなければならない。
【0017】これに対し、上記本発明の構成によれば、
上記希望番組が連続ものであって、上記番組表内でその
番組名内にその通し番号が含まれているものについて、
通し番号の受信希望範囲の入力を受け付け、通し受信希
望が利用者により入力された場合は、その番組につい
て、該当する通し番号を持ったものを上記番組表から検
索し、上記最適化処理の対象に加える。
【0018】したがって、利用者が、例えばあるテレビ
ドラマ「最後の将軍」の第9話から第15話までを見た
い場合に、番組表が、「最後の将軍第9話」、「最後の
将軍第10話」、…というように記載されていれば、利
用者が、番組「最後の将軍」の「第9話から第15話」
と指定すればよく、「最後の将軍第9話」、「最後の将
軍第10話」、「最後の将軍第11話」、…、「最後の
将軍第15話」のように一つ一つ指定する手間がかから
ない。それゆえ、請求項1の構成による効果に加えて、
複数回放送される番組があるなかで、利用者が、全ての
希望番組を、よりいっそう、容易に受信することができ
る。
【0019】請求項4記載の番組予約受信方法は、請求
項1の構成に加えて、上記最適化処理で得られた各組み
合わせの放送日時データを提示し、さらなる希望番組の
入力を受け付け、上記さらなる希望番組が入力された場
合に、上記各組み合わせの放送日時データとその希望番
組とで、受信時間の重なっている時間帯があれば、その
時間帯を提示することを特徴としている。
【0020】上記の構成により、上記最適化処理で得ら
れた各組み合わせの放送日時データを提示し、利用者か
らのさらなる希望番組の入力を受け付け、上記さらなる
希望番組が入力された場合に、上記各組み合わせの放送
日時データとその希望番組とで、受信時間の重なってい
る(重複している)時間帯があれば、その時間帯を提示
する。
【0021】したがって、利用者は、重複している時間
帯については該当番組の受信を断念するか、あるいは、
重複している番組同士の重複時間帯を知覚して、重複が
消失するように、一方の番組の全放送時間のうちで実際
に受信する時間を縮めるべく調整することが、容易に行
える。それゆえ、請求項1の構成による効果に加えて、
複数回放送される番組があるなかで、利用者が、全ての
希望番組を、よりいっそう、容易に受信することができ
る。
【0022】請求項5記載の番組予約受信方法は、請求
項1の構成に加えて、実際の受信時の受信エラーの有無
を検知し、受信エラーのあった場合には、その番組を含
む残りの未受信番組について、再度上記最適化処理を行
うことを特徴としている。
【0023】上記の構成により、実際の受信時の受信エ
ラーの有無を検知し、受信エラーのあった場合には、そ
の番組を含む残りの未受信番組について、再度上記最適
化処理を行う。
【0024】したがって、はじめの最適化処理ではうま
く受信可能とされていたが実際には受信エラーとなった
ため受信できなかった場合でも、その番組を確実に受信
することができる。それゆえ、請求項1の構成による効
果に加えて、希望番組のうちで一時は受信できなかった
番組を受信できる機会を増やし、利用者が、全ての希望
番組を受信できる可能性を高めることができる。
【0025】請求項6記載の番組予約受信方法は、請求
項5の構成に加えて、利用者が希望番組を選択した際に
提示された放送日時データを予約受信開始前にすべて記
憶しておき、受信エラーにてある番組が受信できなかっ
た場合に、再最適化のときに、その番組について、現時
点の上記番組表を新たに参照し、番組表が延長されてい
れば、上記未受信番組の放送日時がその延長分の中にな
いかどうかを調べ、みつかれば、それを、上記再度の最
適化処理に用いる放送日時データに追加して、上記再度
の最適化処理を行うことを特徴としている。
【0026】請求項5において、再度最適化を行うが、
その際、そのときには番組表のデータが更新されてい
て、はじめに予約を行った時点よりも後の日時のデータ
まで配信されている可能性がある。その場合、この更新
後のデータも参照したほうが、上記未受信番組の放送時
間帯が増える可能性があるため好ましいといえる。
【0027】そこで、上記本発明の構成によれば、利用
者が希望番組を選択した際に提示された放送日時データ
を予約受信開始前にすべて記憶しておき、受信エラーに
てある番組が受信できなかった場合に、再最適化のとき
に、その番組について、現時点の上記番組表を新たに参
照し、番組表が延長されていれば、上記未受信番組の放
送日時がその延長分の中にないかどうかを調べる。みつ
かれば、それを、上記再度の最適化処理に用いる放送日
時データに追加して、上記再度の最適化処理を行う。
【0028】したがって、受信エラーにて受信できなか
った番組の、これからの放送日時として採否を検討でき
るデータを、増やすことができる。それゆえ、請求項5
の構成による効果に加えて、希望番組のうちで一時は受
信できなかった番組を受信できる機会をいっそう増や
し、利用者が、全ての希望番組を受信できる可能性をい
っそう高めることができる。
【0029】請求項7記載の番組予約受信方法は、請求
項6の構成に加えて、利用者が希望番組を選択した際に
提示された放送日時データを予約受信開始前にすべて記
憶しておくとともに、各希望番組について、その放送日
時データが予約受信開始までに修正されたか否かを記憶
し、受信エラーにてある番組が受信できなかった場合
に、その番組については放送日時データの修正が行われ
ていた場合には、再最適化のときに、その番組について
は、現時点の番組表の放送日時データを追加せずに、上
記再度の最適化処理を行うことを特徴としている。
【0030】上記の構成により、利用者により放送日時
データの意図的な修正指示を受け付ける。意図的な修正
としては、放送日時データの追加や削除が挙げられる。
これにより、予約受信の際に不適合な日時に受信される
心配がなくなるとともに放送日時データの漏れを補完で
きるので、複数回放送される番組があるなかで、利用者
が全ての希望番組を、よりいっそう容易に受信すること
ができる。
【0031】ただ、請求項6では、前述したように、利
用者が希望番組を選択した際に提示された放送日時デー
タを、再最適化に用いるべく、予約受信開始前にすべて
記憶しておくのであるが、しかしながら、上述のように
記憶後に利用者がその放送日時データを意図的に修正し
てあった場合には、そこへ、現時点の番組表に記載の新
たな放送日時データ分をそのまま追加してしまうと、不
適切なデータを追加した状態で処理することになるの
で、結果的に、意図しない予約受信を行ってしまう可能
性がある。
【0032】そこで、上記本発明の構成によれば、利用
者が希望番組を選択した際に提示された放送日時データ
を、請求項6同様、予約受信開始前にすべて記憶してお
くが、各希望番組について、その放送日時データが予約
受信開始までに修正されたか否かを記憶し、受信エラー
にてある番組が受信できなかった場合に、その番組につ
いては放送日時データの修正が行われていた場合には、
再最適化のときに、その番組については、現時点の番組
表の放送日時データを追加せずに、上記再度の最適化処
理を行う。
【0033】したがって、受信エラーにて受信できなか
った番組の、これからの放送日時として採否を検討でき
るデータに、不適切なデータを混ぜて処理して結果的に
意図しない予約受信を行ってしまう不具合を効果的に防
止することができる。それゆえ、請求項6の構成による
効果に加えて、希望番組のうちで一時は受信できなかっ
た番組を受信できる機会をいっそう増やし、利用者が、
全ての希望番組を受信できる可能性をいっそう高めるこ
とができる。
【0034】請求項8記載の番組予約受信方法は、請求
項5ないし7のいずれかの構成に加えて、上記再度の最
適化処理の結果受信できない番組がある場合はその旨を
提示することを特徴としている。
【0035】従来は、予約録画を行う場合は、予約録画
終了後に利用者が、記録媒体がビデオテープ等であれば
テープを巻き戻し、録画内容を初めから終わりまですべ
て視聴することでチェックを行って初めて、希望番組の
うちで受信できなかった番組がどれであるかを、利用者
が把握することができる。また、録画せず視聴のみ行う
場合は、受信中に常に画面を注視していなければならな
い。そのため、非常に時間がかかる。
【0036】そこで、上記本発明の構成によれば、希望
番組のうちで、上記再度の最適化処理の結果受信できな
い番組がある場合はその旨を提示する。
【0037】したがって、予約録画終了後に利用者が、
記録媒体がビデオテープ等であればテープを巻き戻し、
録画内容を初めから終わりまですべて視聴することでチ
ェックを行わなくても、希望番組のうちで受信できなか
った番組がどれであるかを、利用者が瞬時に把握するこ
とができる。また、録画せず視聴のみ行う場合でも、受
信中に常に画面を注視している必要がない。それゆえ、
請求項5ないし7のいずれかの構成による効果に加え
て、希望番組のうちで受信できなかった番組を利用者が
容易に把握でき、利便性を高めることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図23に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。本実施の形態は、将来放映され
る予定のテレビ番組の、少なくとも、番組名、番組開始
時間、番組終了時間の番組情報が前もって送信されて、
チャネル案内リストを構成するようにしたテレビジョン
通信システムである。また、この放送においては、1つ
の番組を複数回放送している。そこでは、放送内容とと
もに、上記番組情報が、電子番組表(EPG)(番組
表)として利用者(視聴者、消費者)に通知されるよう
になっている。そして、利用者は、この電子番組表を用
いて、希望する番組情報を検索し、視聴や録画といった
受信を希望する番組予約を行うことができる。
【0039】受信形態としては、リアルタイムで、受信
しながら同時に視聴する場合と、受信中はただ録画する
だけで視聴はせず、録画が終了してから視聴する場合と
がある。ここでは、特に断りのない限り、受信形態とし
て単に視聴といえば前者を指し、受信形態として単に録
画といえば後者を指すものとする。
【0040】このようなテレビジョン通信システムの一
つである、衛星テレビジョン通信システムの構成につい
て説明する。図3に示すように、衛星300Sは、オー
ディオ(音声)、ビデオ(映像)、またはデータ情報を
表す信号を、地球基地局の送信装置300Tから受信し
ている。衛星300Sは、この信号を増幅して、特定の
周波数で動作して一定のバンド幅を持つトランスポンダ
を経由して、利用者の住宅に置かれた複数の受信装置
(テレビジョン受信機)300Rへ再送信している。こ
の種の装置は、アップリンク送信部分すなわち地上から
衛星までの部分、地球を回る衛星の送受信ユニット、お
よび、利用者の住宅に置かれた受信装置を含むダウンリ
ンク部分すなわち衛星から地上までの部分から構成され
ている。
【0041】送信装置300Tは、信号源(ソース)3
01例えばテレビジョン信号源からのデータ信号を処理
し、その処理した信号を衛星300Sに送信する。衛星
300Sは、この信号を受信すると、受信アンテナ30
0Aに再送信し、受信アンテナ300Aから信号が受信
装置300Rに入力される。
【0042】送信装置300Tは、エンコーダ310
T、変換器(変調器/順方向誤り訂正器(FEC)ユニ
ット)320T、およびアップリンクユニット330T
を具備している。エンコーダ310Tは、信号源301
からの信号を、MPEGのような所定の規格に従って圧
縮し、符号化する。MPEGは、ディジタル記憶媒体上
に記憶される動画および関連オーディオの符号化表現に
関して国際標準化機構(ISO、International Standa
rds Organization)の動画専門家部会(Moving Picture
Expert Group )によって開発された国際規格である。
エンコーダ310Tから出力された符号化信号は、変換
器320Tに渡され、そこで信号はエラー訂正データと
一緒に符号化され、この符号化信号は4相位相偏移変調
(QPSK、Quaternary Phase Shift Key)で変調され
て搬送波に乗せられる。
【0043】アップリンクユニット330Tは、その圧
縮・符号化信号を衛星300Sに送信し、その衛星30
0Sからの信号は、選択された地域の受信エリアに送信
される。衛星300Sからの信号は、テレビジョン受信
機の上に置かれたインターフェース装置であるいわゆる
セットトップボックスユニットの受信装置300Rの入
力に接続された、アンテナディッシュ(antenna dish)
(皿状アンテナ)としての上記受信アンテナ300Aに
よって受信される。
【0044】受信装置300Rは、信号を復調し、エラ
ー訂正データを復号化する復調器(復調器/順方向誤り
訂正器(FEC)ユニット)310Rと、IR(赤外
線)リモート・コントロール・コマンドを受信するIR
受信装置350Rと、復調器310Rと相互作用しなが
ら動作するマイクロプロセッサ360Rと、信号の内容
に応じて、つまり、オーディオ情報であるかビデオ情報
であるかに応じて、受信装置300R内のオーディオ/
ビデオデコーダ330Rへ信号を転送するトランスポー
ト(トランスポート・ユニット)320Rとを装備して
いる。NTSCエンコーダ340Rは、復号化信号を、
標準NTSC民生ビデオカセットレコーダであるVCR
302およびNTSC民生テレビジョン受信機303の
信号処理回路で使用するのに適したフォーマットに符号
化する。マイクロプロセッサ(またはマイクロコントロ
ーラやマイクロコンピュータ)360Rは、IR(赤外
線)制御信号をリモート・コントロール・ユニットであ
るリモコン(遠隔制御器)380Rから受信し、制御情
報をIR送信装置(IRリンク)370Rを介してVC
R302へ送信する。マイクロプロセッサ360Rは、
画面を利用者に対して表示するために必要な文字表示信
号も生成する。また、マイクロプロセッサ360Rは、
リモコン380Rのカーソル・キーのX、Y情報を受信
し、それを解読して画面表示内の利用者選択部分を強調
して表示することを制御する。
【0045】図4は、本実施の形態に係る機器の論理構
成を示している。機器400は、受信装置300Rに組
み込まれている。機器400は、番組情報抽出部40
1、入力部402、制御部403、データ記憶部404
を備えている。制御部403は、上記マイクロプロセッ
サ360Rと兼用されていてもよい。機器400はま
た、表示部405を備えている。番組情報抽出部401
では、アンテナ406より受信された信号から番組表情
報を抽出する。該情報は、番組名、チャネル番号、開始
時間、終了時間、詳細情報等を含んでいる。制御部40
3では、この番組表情報から、利用者の入力した条件に
従った検索の実行、その検索結果に基づく最適なスケジ
ュールの導出、その最適スケジュールを表示する際の表
示部405の制御、および、最適スケジュールに基づく
録画や視聴等の受信の実行を制御する。利用者は、入力
部402を介してデータの入力を行う。データ記憶部4
04は、上記番組表情報を表すデータ、上記の利用者に
よる入力データ、上記検索結果を表すデータ、および上
記最適なスケジュールを表すデータを記憶する。
【0046】上記のようにして表示される電子番組表を
図1に示す。すなわち、この図は、電子番組表画面の一
例を示している。図中、102は情報表示領域を、10
3は選択表示領域をそれぞれ示している。
【0047】利用者は、入力部(リモコンまたは本体の
上向き、下向き、左向き、右向きのコントロール・キ
ー)を介して、強調表示領域(カーソル)を、希望の番
組の名前を収めている番組案内画面表示のブロック
(枠)まで動かして、1つの番組を選択している。この
状態で、カーソルの現在の位置(X、Y情報)が評価さ
れて、選択されたチャネル情報と番組時間情報とが導出
される仕組みになっている。詳細表示要求を行うこと
で、選択された番組の詳細情報が表示される。また、視
聴希望要求を行うことで、選択領域が現在時刻を表して
いればその番組へのチャネル変更が行われ、選択領域が
未来時刻を表していれば、その番組の視聴または録画等
の受信の予約が行われる。図1では、「ベストセレクシ
ョン」が選択されている。ここでカーソルを上に移動さ
せると、図2に示すように「レッツ・ハブ・ア・パーテ
ィ」が選択される。このようなチャネル案内は、上述の
衛星テレビジョン通信システムから受信することが可能
である。
【0048】図5は、本実施の形態における全体のフロ
ーチャートを示している。S501にて、システムとし
ての機器400において、利用者が入力部402から受
信希望番組データを入力すると、S502にて、該シス
テムは、この入力データを現在の受信スケジュールとマ
ージ(結合)する。次に、S503にて受信スケジュー
ル最適化処理を行い、S504にて該結果の表示を行
う。S505にて該結果を採用するのであれば、S50
6にて受信予約、すなわち視聴予約または録画予約を行
い、終了する。S505にて該結果を採用しないのであ
れば、利用者は、S507にて条件の変更を行う。
【0049】該条件変更は、受信希望番組データの追
加、削除、優先順位の変更、放送時間帯の調節に相当す
る。S508にて再び試行を行うであれば、S503に
て再び最適化処理を行う。S508にて再び試行を行わ
ないのであれば、S506にて受信予約を行い、終了す
る。
【0050】図6は、受信希望番組の入力画面を示して
いる。601は電子番組表を示している。602は、現
在までに利用者が入力した受信希望番組リストを示して
いる。603は、メッセージウィンドウを示している。
利用者が電子番組表601から受信希望番組を選択する
と、受信希望番組リスト602の最下位にその番組が挿
入される。
【0051】図7は、受信希望番組の放送時間帯表示画
面を示している。701は、放送時間帯表示ウィンドウ
を示している。ここで番組名により検索した結果得られ
た放送時間帯が、利用者の求めるものと等しいか確認
し、異なる場合は、追加、削除等の修正を行う。
【0052】例えば削除処理についていえば、利用者が
録画を望まず視聴のみを望むが、不在により視聴できな
い等のように、不適合の日時があらかじめ判っている場
合等に、削除処理によって、その不適合の日時に該当す
る放送日時データをあらかじめ除外しておくことができ
る。そのため、上記最適化処理の結果に、そのような不
適合な日時での受信が含まれる心配がなくなる。また、
追加処理についていえば、電子番組表になんらかの原因
により漏れがあった場合等に、その漏れていた放送日時
データをあらかじめ追加しておくことができる。そのた
め、そのような漏れによる受信機会を逃す可能性を減少
させることができる。このような削除、追加処理によ
り、全ての希望番組を、よりいっそう容易に受信するこ
とができるようになっている。
【0053】図8は、受信希望番組リストの最下位に新
規受信希望番組が挿入された状態を示している。利用者
は、挿入された該番組名を上下させることで、優先順位
を決定する。
【0054】図9は、受信希望番組リストの最下位に挿
入された受信希望番組を、上キーにより2つ上に移動さ
せた状態を示している。
【0055】図6から図9までのすべてにおいて、利用
者に対する操作説明は、メッセージウィンドウ(60
3、703、804、904で示す)に表示される。
【0056】図10は、図5における受信希望番組入力
のフローチャートを示している。利用者は、S1001
にて受信希望番組を選択する。
【0057】この受信希望番組がドラマのような連続も
のであるかどうか、および、電子番組表における番組名
に通し番号としての話数が含まれているかによって、4
つの場合に処理が分かれる。すなわち、電子番組表にお
いては、そのデータが、一方的に配信される放送である
特性上、必ずしも利用者が望んでいる形であるとは限ら
ない。例えば、あるテレビドラマが「最後の将軍」と記
載されていたり、「最後の将軍第10話」と記載されて
いたりする。
【0058】「最後の将軍第9話」のみの受信を希望す
るなど、受信希望番組が連続ものであっても連続した受
信希望を行わない場合、すなわち、S1002にて電子
番組表における番組名に話数が含まれており、かつS1
003にて連続番組登録を行わない場合には、完全に単
一の番組登録を行うことになる。ここでは、S1004
にて放送時間帯の検索を行い、続くS1005にて優先
度の決定を行って、当該受信希望番組についての入力を
終了する。
【0059】「最後の将軍第9話」、「最後の将軍第1
0話」、「最後の将軍第11話」の受信を希望するな
ど、受信希望番組が連続もので、電子番組表の番組名に
話数が含まれている場合、すなわち、S1002にて電
子番組表における番組名に話数が含まれており、かつS
1003にて連続番組登録を行う場合には、単一の番組
登録の繰り返しを行う。これは、受信希望番組の拡大に
相当する。ここでは、利用者は、第10話から第12話
までの受信を行いたいなど、受信希望話数の範囲の入力
をS1006にて行う。すると、入力された受信希望話
数を用いて、S1007にて各受信希望話数に該当する
放送時間帯が検索される。それに続くS1008にて利
用者は各受信希望話数ごとの優先度の決定を行い、当該
受信希望番組についての入力を終了する。
【0060】以上の2つの処理では、システムが検索し
たものには原理的には間違いがないと考えられる。
【0061】次に、上述したように、検索の元となる電
子番組表のデータは放送によって供給されるため、必ず
しも利用者の望んでいる情報と一致しているとは限らな
い。そのため、本実施の形態では、以下に述べるよう
に、電子番組表に記載の番組名が同一であるものについ
て、その番組の放送内容が同一か否かを調べ、同一の放
送内容のものは一つのグループとしてまとめるグループ
分けを行うようにしている。このグループ分けは、放送
される日付、放送時間帯の法則性、電子番組表において
配信される詳細情報、または利用者の持つ知識等を用い
るなどによって行うことができる。そして、電子番組表
に記載の番組名は同一であるが放送内容が異なるために
グループからはずれた余分な放送時間帯は、利用者の選
択により、削除するか、別の受信希望番組として新たに
登録する等の処理を行うこととしている。以下では、上
記連続ドラマ「最後の将軍」を例にとって説明する。す
なわち、電子番組表にはどの回も「最後の将軍」とだけ
記載されているため、電子番組表に記載の番組名が同一
であるような場合である。なお、グループ分けは、この
ような連続ドラマ以外にも、例えば、毎日放送するが曜
日によって内容が異なるような番組についても有効であ
る。
【0062】「最後の将軍」の第9話、第10話、第1
1話の受信を希望するなど、受信希望番組が連続もので
あるにもかからわず電子番組表の番組名に話数が含まれ
ていない場合、すなわちS1002にて電子番組表にお
ける番組名に話数が含まれておらず、かつS1009に
て連続番組登録を行う場合には、複数の番組登録を行
う。ここでは、まずS1010にてシステムが放送時間
帯の検索を行う。検索された放送時間帯は複数の番組を
含んでいる可能性があるため、S1011にて、システ
ムが、各放送時間帯について詳細情報を比較し、同じも
のをグループとしてまとめる。
【0063】「最後の将軍」のように、通し番号(ここ
では話数)が電子番組表に記載されていない場合に、も
し、その番組名だけを頼りに他の放送時間を検索すれ
ば、実際には第9話、第10話、第11話であり互いに
異なるのに、全く同一の番組と見なされてしまい、第1
0話が見たいにもかかわらず第11話が録画されてしま
うことがありうる。
【0064】これに対し、本実施の形態では、上述のよ
うに、希望番組が連続ものであって、上記電子番組表内
でその番組名内にその通し番号が含まれていないものに
ついて、該番組の通し受信希望の入力を受け付け、通し
受信希望が入力された場合は、その番組について、上記
電子番組表内に格納された、各番組の詳細情報を参照
し、該詳細情報が同一であるものをひとまとめのグルー
プとし、該詳細情報が異なるものは別のグループとして
提示するようにしている。
【0065】なお、実際に詳細情報に含まれる情報は各
チャネルに委ねられているため、完全に自動化すること
は難しいが、このS1011では、詳細情報の同じもの
は同一の番組であるとみなしてグループ分けを行う。例
えば、テレビドラマ「最後の将軍」が、電子番組表では
単に「最後の将軍」としか記載されていないが、上記詳
細情報としてそのドラマのあらすじが記載されていれ
ば、番組名が「最後の将軍」であるものについてその詳
細情報に記載されたあらすじの文章同士を比較し、その
文章同士が同一であれば、それらの番組は同じ回である
と判断できる。同じ回であると判断されれば、同一グル
ープに入れられる。別の回であると判断されれば、別の
グループに入れられる。その結果、利用者は、各グルー
プから一つずつ選択するだけで、重複も洩れもない番組
受信が可能になる。
【0066】したがって、利用者は、電子番組表にその
番組の通し番号が記載されていなくても、異なる放送内
容の連続番組のそれぞれを確実に受信することができ
る。それゆえ、複数回放送される番組があるなかで、利
用者が、全ての希望番組を、よりいっそう、容易に受信
することができる。
【0067】この自動グループ分けが正しいかどうかの
判定をS1012で利用者の知識によって行う。正しく
ない場合には、S1013にて、利用者の手動によるグ
ルーピングを行う。ここでは、人間(利用者)のみが知
っている情報を用いることになる。各番組の情報は、こ
の電子番組表で提供される以外にも、一般の番組情報誌
等の別のメディアでも供給されているので、それらを用
いることができる。
【0068】S1014またはS1015にてグループ
ごとの優先度を決定する。例えば、グループAは優先度
1、グループBは優先度2、等のように決める。これに
より、当該受信希望番組についての入力を終了する。
【0069】映画をテレビ放映する場合のように、受信
希望番組が連続ものでない場合、また、「最後の将軍」
の第10話のみを受信希望する場合などのように連続も
のであっても連続した受信希望を行わず、かつ電子番組
表の番組名に話数が含まれていない場合、すなわち、S
1002にて電子番組表における番組名に話数が含まれ
ておらず、かつS1009にて連続番組登録を行わない
場合には、単一の番組の予約を行うことになる。この場
合も、前述の場合と同様に修正が必要になる可能性があ
る。これは、受信希望番組の縮小に相当する。ここで
は、S1016にて放送時間帯を検索する。検索された
放送時間帯は、「最後の将軍」第10話および第11話
のように、複数の番組を含んでいる可能性があるため、
利用者は、S1017において、放送時間帯を確認し、
必要に応じて修正(削除)を行い、S1018にて優先
度を決定し、当該受信希望番組についての入力を終了す
る。
【0070】以上の4通りの処理を終了した後、S10
19にて受信希望番組で未入力のものが存在すれば、再
びS1001にて入力を行う。S1019にて未入力の
受信希望番組が存在しないのであれば、受信希望番組デ
ータの入力を終了する。
【0071】図11は、図5における現在の受信スケジ
ュールをマージするフローチャートを示している。11
01は、図10にて入力された受信希望番組データを示
している。1102は、現在の受信スケジュールにおけ
る受信希望番組データを示している。S1103にて受
信希望番組データ1101および1102を加え、受信
希望番組データ1104を生成する。
【0072】図12は、図11に示す処理にて生成され
た受信希望番組データ1200を示している。また、図
13は、図5における最適化処理の一例のフローチャー
トを示している。現在、図12に示すように、Priority
個の番組が受信希望番組リストに登録されているとす
る。このとき、S1201にてその受信希望番組1つに
つき放送時間帯を1つずつ選択する。S1202にて、
その選択された組み合わせを今までに選択していないこ
とを確認し、S1203にて、各受信希望番組について
開始時間と終了時間とが重複している数を調べる。S1
204にて、重なりがない場合、S1205にて、その
放送時間帯の組み合わせを最適化成功リストに追加し、
S1206にて最適化成功パターン総数を1だけ増加す
る。S1207にて、受信希望番組の全放送時間帯につ
いてすべての組み合わせを網羅するまで繰り返し、終了
する。
【0073】図14は、最適化後の結果表示画面を示し
ている。1301は受信スケジュールを示している。1
302はメッセージウィンドウを示している。1303
は、最適化が成功した10個の受信可能パターンのう
ち、現在表示しているものを示している。1304、1
305にて、利用者の入力に基づき、表示する受信可能
パターンの番号を変化させる。
【0074】図15、図16は、最適化後の結果表示画
面のうち、別のパターンを示している。図14において
9月1日のみで完結している受信スケジュールが、図1
5、図16の場合では他の日に分散している。例えば、
9月1日から9月2日にかけて出張が入った場合、受信
可能パターンの1番(図14)では録画をすることがで
きない。そこで、その場合は、利用者が、別のパターン
を探し、9月1日から9月2日にかけて映画が1本だけ
スケジュールされている受信可能パターンの10番(図
16)を選択すればよい。
【0075】図17は、図14の処理結果のビジュアル
画面による表示画面を示している。1601は、番組受
信スケジュールを図示したものである。強調部分160
2の番組情報が、1603で示される箇所に表示され
る。
【0076】図18に示すように、最適化処理後に、図
14にある受信希望番組に「バッドボーイズ」(放送日
時は9月1日23:15〜9月2日1:15のみとす
る)を最低の優先順位で追加した場合、二つの番組が重
複してしまう。1702にて、重複する番組のうちで優
先順位の低いものを強調表示している。1703にて、
システムの検索により得られた、その優先順位の低い受
信希望番組の情報を表示し、1704にて、重複してい
る他の受信希望番組の情報を表示している。
【0077】図19は、図5におけるS507の人間
(利用者)による条件変更のうちの放送時間帯の再調
節、または、図18の場合の放送時間帯の再調節の際の
表示画面を示している。1801は、番組受信スケジュ
ールを図示したものである。1805にて、重複する番
組のうちで優先順位の低いものを強調表示している。1
803にて、その優先順位の低い受信希望番組の情報を
表示し、1804にて、重複している他の受信希望番組
の情報を表示している。1802はメッセージウィンド
ウを示している。入力部402より左右の入力を行うこ
とで、強調表示している番組およびそれと重複している
番組の放送時間帯を変化させることができる。図19で
は、「エビータ」の受信終了時間を23:15とするこ
とで、重複しないように調節を行っている。
【0078】次に、最適化処理を行った結果、放送時間
が重複するため、希望番組のうちのいくつかが受信不可
能となった場合について述べる。
【0079】このような場合は、まず、優先順位の最下
位の番組についてのみ重複が生じているようなスケジュ
ールパターンをシステムが調べ、それを最適化パターン
として表示する。このようなパターンが存在しなけれ
ば、優先順位の最下位およびその一つ上の番組について
のみ重複が生じているようなスケジュールパターンを調
べる。以下同様である。
【0080】上記最適化パターンが複数個ある場合は、
放送時間の重複がなかった場合と同様に、利用者がその
うちの一つを選択する。ここでは、図20に示すよう
に、最適化パターンNo.3を選択した場合を例にとっ
て説明する。
【0081】同図に示すように、表形式での結果表示画
面としては、受信可能な希望番組およびそのスケジュー
ルと、受信不可能な希望番組名とが、表形式で表示され
ることによって利用者に提示される。例えばここでは、
「バッドボーイズ」と「スタートレックDS9」との2
つの希望番組のいずれもが、他の希望番組と重複してお
り、2106はこのような受信不可能な番組名を示して
いる。
【0082】また、図21に示すように、グラフ形式で
の結果表示画面としては、受信可能な希望番組とそのス
ケジュールとが図示された上に、受信不可能な番組の時
間帯の一つが重ねて表示されることによって利用者に提
示される。同図において、2202、2203は、受信
不可能な希望番組の放送時間帯の一つを示している。な
お、受信不可能な希望番組がただ一つの場合は、例えば
それが「バッドボーイズ」であれば、グラフ形式の結果
表示画面としては、前述の図18に示したのと同様の内
容となる。
【0083】上記の図21に示す表示において、220
2に示すように、受信不可能な希望番組のうちで現在利
用者が着目しているものは、メッシュで表されるように
なっている。また、2204の上下の矢印を操作するこ
とにより、このような着目する受信不可能番組を変更す
ることができる。この操作の結果表示される画面を図2
2に示す。すなわち、着目する受信不可能番組が「スタ
ートレックDS9」に変わる。また、図22中、230
4の左右の矢印を操作することにより、現在着目してい
る受信不可能番組の、他の放送時間帯が表示される。こ
の操作の結果表示される画面を図23に示す。なお、そ
れとともに、同図に示すように、重複する番組も変わ
る。
【0084】また、このように最適化処理の結果希望番
組が重複した場合、前述の図19に示すように、重複し
ている時間帯を利用者が任意に変更することによって、
各希望番組の実際の受信時間を再調節し、重複をなくす
ことができる。上記の図21ないし図23の表示は、こ
のような受信時間の再調節(微調整)を行うための入り
口としての役目をも持っている。
【0085】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、利用者は、受信希望番組を可能な限り多く受信(視
聴または録画)することが可能となる。また、利用者自
身のスケジュール変更等にも迅速に対処することが可能
となる。
【0086】なお、ここでは、衛星テレビジョン通信シ
ステムを例にとって説明したが、本発明は、ディジタル
であるかアナログであるかに関係なく、地上ベースのテ
レビジョン通信システムにも等しく適用可能である。
【0087】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図4、図10および図24に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施の形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材
には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0088】本実施の形態では、受信形態として録画を
行う場合を例にとって説明する。しかしながら、録画を
行わない視聴の場合も、録画を行わないだけであり、以
下の説明は同様に適用可能である。
【0089】衛星放送の通信路の信頼性を考えた場合、
アップリンク側、衛星、ダウンリンク側のそれぞれにお
いてエラーが発生することが考えられる。利用者がエラ
ーのない映像を受信するためには、全体を通して、発生
したエラーが訂正可能であった場合のみとなる。しか
し、受信可能番組数の増加に伴い録画希望番組数も増加
していくが、録画した番組が正しく録画されているかど
うかは、実際に視聴するまで確認できない。録画時間の
増加により、確認に要する時間も増加していくため、す
べての録画が正常であることを確認する作業には、大変
な時間と労力とを要する。
【0090】一方、衛星放送においては多くの番組につ
いて再放送が行われており、録画した番組内に受信エラ
ー(不良)が含まれていても、再放送時間に録画予約時
間を変更することで、その録画機会を増加することがで
きるが、録画予約の再設定には大変な時間と労力とを要
する。
【0091】これに対し、本実施の形態では、受信の不
具合を検知して利用者に提示することで、予約録画実行
中の明らかな受信エラーを検知し、可能な限りエラーの
ない予約録画を試みる録画予約方法を提供することが可
能になっている。
【0092】本実施の形態の構成は、受信エラーを検知
すること、および、検知した受信エラーを利用して予約
録画スケジュールの変更を行うことの2点から構成され
ている。ここで問題となっているのは、予約録画を実行
する回数が多くなるに従い、録画した内容の確認ができ
なくなることである。そのため、利用者への通知が行わ
れていれば、予約録画スケジュールの変更は人間が行っ
てもよい。
【0093】受信エラーの検出については、本実施の形
態では、図4に示す制御部403が、一定時間中に検出
された誤りの回数、停波していた時間、または受信レベ
ルを、ダウンリンク側でカウントしておき、表示部40
5にて表示するなどによって利用者に提示することをも
って行う。また、予約録画実行中の誤り検出回数、停波
時間が、それぞれ、エラーと判断する基準となる一定値
を超えたら、表示部405にて表示するなどによって、
利用者にその旨、および、受信エラーが発生したことを
提示する。これらの一定値は、あらかじめ、データ記憶
部404に記憶しておく。そして、後述のように、受信
エラーの検知を利用した予約録画スケジュールの変更を
行う場合は、1つの番組の予約録画終了時の録画予約中
の誤り検出回数または停波時間が一定値を超えたときに
は、その番組の別の放送時間帯に録画予約を再設定する
ようになっている。
【0094】本実施の形態においては、利用者が希望番
組を選択した際に提示された放送日時データを、予約受
信開始前にすべてデータ記憶部404に記憶しておくと
ともに、各希望番組について、その放送日時データが予
約録画開始までに利用者により修正されたか否かをも、
データ記憶部404に記憶しておく。
【0095】図24に、本実施の形態にかかる予約録画
実行のフローチャートを示す。S2001にて、録画予
約されている番組の予約録画を1つ実行するごとに、S
2002にて、利用者があらかじめ登録しておいた、受
信エラーの発生頻度に関する許容値と、エラー発生状況
とを比較する。この許容値は、利用者によって許容範囲
が異なることも考えられるため、利用者による変更が可
能でもかまわない。この許容値は、データ記憶部404
にあらかじめ記憶させておく。
【0096】受信エラーが発生していない場合は、1つ
の予約録画を終了する。
【0097】ここで、予約録画実行中に随時受信状況を
確認し、上記許容値を超えた時点で予約録画を中止する
こととしてもよい。
【0098】また、受信エラーが上記許容値以上となっ
た番組は、予約録画の失敗した番組とみなせるため、録
画機器においてその番組録画の消去を行ってもよい。こ
の場合、録画機器がVCRの場合は、機器制御ケーブル
やリモコン信号送出機等を用いて、頭出しを利用したテ
ープの巻き戻しを指示することがそれに相当する。
【0099】S2002にて受信エラーが上記許容値以
上に発生していた場合は、予約録画スケジュールの再構
築を行う。このとき、可能な限り予約録画の機会を増や
すため、番組放送時間帯データの更新を行うことが望ま
しい。
【0100】すなわち、再度、予約録画スケジュールの
最適化を行うのであるが、その際、そのときには電子番
組表のデータが更新、つまり、電子番組表の期間が延長
されていて、はじめに録画予約を行った時点よりも後の
日時のデータまで配信されている可能性がある。例え
ば、録画予約した時点では9月30日までのデータが配
信されていたが、録画を実行した時点では10月1日ま
でのデータが配信されている可能性があるということで
ある。その場合、この更新後のデータも参照したほう
が、上記未録画番組の放送時間帯が増える可能性がある
ため好ましいといえる。
【0101】もし、予約録画時に、図10のS1013
における人間のみが知っている情報を用いたグルーピン
グや、S1017における人間による確認・修正を行っ
た場合は、上記未録画番組を、電子番組表だけでは特定
できない恐れがある。一方、このような手動の修正を行
わなかった場合は、上記未録画番組を、電子番組表だけ
で特定できる。
【0102】そのため、S2003にて、この1つの未
録画番組について、このような手動の修正があったかど
うかを調べることにより、録画予約されている番組を登
録したときの入力データを用いて予約番組の特定ができ
るか否かを調べる。そのため、前述した通り、実施の形
態1で説明した番組予約動作時に、上記機器400のデ
ータ記憶部404に、各録画希望番組について、このよ
うな手動の修正があったかどうかを記憶しておく。
【0103】手動の修正がなかった場合は、録画予約さ
れている番組を登録したときの入力データを用いて予約
番組の特定ができると判断できる。このような場合は、
S2004にて、番組放送時間帯の追加を行う。つま
り、予約録画対象時間を延長したことになる。
【0104】一方、上述のように、予約録画時に、図1
0のS1013における人間のみが知っている情報を用
いたグルーピングやS1017における人間による確認
・修正を行っていた場合は、このような確認・修正はそ
の時点で人間が介在しなければならないため、上記予約
録画スケジュールの再構築の自動実行は不可能となる。
このような番組については、放送時間帯の追加は行わな
い。ただし、これが利用者の不在の間の録画ではなく、
利用者が在宅であって録画または視聴を行っているよう
な場合であれば、利用者がこの時点で手動で番組放送時
間帯のデータを追加することも可能である。
【0105】次に、番組放送時間帯の上記更新作業を行
ったか否かにかかわらず、S2005にて、再び最適化
処理を行う。
【0106】S2006にて、上記の再び行った最適化
処理で最適な番組予約スケジュールが存在しない場合、
すなわち予約されている番組が重複している場合は、S
2007にて、該当する番組を表示部405にて表示す
る。これは、最も優先度の低い番組から順に該当してい
くことになる。また、本実施の形態では、それに加え
て、最適な番組予約スケジュールの存否にかかわらず、
再最適化処理を行ったことおよびそれにより得られたス
ケジュールを表示する。この表示は、ログ的な要素とし
て行うものである。すなわち、例えば、表示部405の
表示画面内で、他の情報表示の邪魔にならない任意の位
置に、利用者により意識的に消去されるまで表示する。
または、上記表示画面にこのようにすべてを常時表示し
ておく代わりに、再最適化処理を行ったことのみを常時
表示しておき、それを利用者が見て詳しい内容を呼び出
したときだけ、重複番組名等の詳しい内容を表示するよ
うにしてもよい。
【0107】このログ的な表示を行うことにより、利用
者が不在時に行われた自動的な上記再最適化処理の結果
を、帰宅時に利用者が容易に確認することができる。す
なわち、利用者は、帰宅時にこの表示を見ることで、予
約録画実行時に受信エラーが発生していたこと、およ
び、それに伴い自動的な再最適化処理が行われたことを
知る。そして、その再最適化処理の適否を、自分の希望
内容と照らし合わせて判断する。したがって、その再最
適化処理が適切でなかった場合等、必要に応じて、この
時点で利用者の手動により再度最適化を行うことができ
る。これにより、希望番組のうちで一時は受信できなか
った番組を受信できる機会を、より容易かつ確実に増や
すことができる。
【0108】加えて、上記のように帰宅後に手動による
最適化を行う時点では、上記自動的な再最適化処理を行
った時点と比べて、電子番組表の期間が延長されている
可能性がある。そのため、それだけ、最適化が成功する
可能性を増加させることができる。例えば、電子番組表
の更新が、日付が変わる際に行われているのであれば、
上記自動的な再最適化処理が失敗した場合に、日付が変
わるのを待って上記手動での再最適化を行うようにする
ことができる。これにより、再最適化の時点で電子番組
表の期間が確実に延長されているので、その分、未録画
番組の受信機会が増加する可能性を高めることができ
る。
【0109】また、S2006にて再び行った最適化処
理で最適な番組予約スケジュールのパターンが複数個得
られた場合には、以下のように処理する。すなわち、原
則的には、全ての最適化処理においてそうであるよう
に、ここでの最適化処理においても、登録されている希
望番組のすべてについてできるだけ早期に録画を完了し
て、全体的な録画スケジュールを短縮できるようなパタ
ーンが優先される。これは、一つには、一般的に、最後
の希望番組の録画が終了した時点ではすでに新規の希望
番組が追加されていることが多いからであり、また一つ
には、天候による受信不良は予測不可能なため、録画を
できるだけ早期に完了したほうが、一般的には録画機会
の増加につながるからである。
【0110】ただし、(a) 利用者にとって優先度の高い
希望番組を録画する機会を増やすことと、(b) 上記のよ
うに全体的な録画スケジュールを短縮することとは、必
ずしも一致しない。そのため、この(a) 、(b) いずれを
採るかは、利用者が選択すればよい。すなわち、利用者
にとって優先度の高いある特定の希望番組(Aとする)
の録画機会を増やせるならば全体的な録画スケジュール
があまり短縮できなくてもよい場合は、各パターンの最
終的な録画終了日時がいつであるかとは無関係に、この
番組Aの放送日時としてできるだけ早い日時を選んでい
るパターンを選択すればよい。例えば、番組Aの放送回
数が今後2回しかない場合に、もし、放送日時の遅いほ
うを録画することとしているパターンを選択していれ
ば、その放送が受信エラーにより録画できなかった場合
はもう番組Aを録画する機会がないことになる。これに
対し、放送日時の早いほうを録画することとしているパ
ターンを選択しておけば、その放送が受信エラーにより
録画できなかった場合には、再最適化処理により上記遅
いほうの日時にもう一度番組Aを録画する機会を得るこ
とができるので、番組Aを録画できる可能性をそれだけ
増加させることができる。
【0111】なお、実際の運用では、スケジュールの選
択を左右するパラメータは、上記(a) 以外にも、例え
ば、テープ交換のタイミング、利用者が在宅か不在か等
による視聴または録画の変更、利用できるビデオデッキ
の台数などのように多数考えられる。そのため、これら
のパラメータをも含めて、上記再最適化処理で得られた
複数のパターンから、利用者の意図に沿うパターンを選
択すればよい。例えば、(1) 上記の原則に則って、最終
的な録画終了日時が最も早いようなパターンを選ぶ、
(2) 特定番組Aについて最も日時の早い放送分を録画す
ることになるパターンを選ぶ、(3) 不在のときにテープ
交換の必要が生じないように、帰宅予定時刻までの全録
画時間が残テープ長を超えず、かつ帰宅予定時刻までの
全録画時間の最も短いパターンを選ぶ、等が挙げられ
る。なお、利用者が在宅の場合は、このような観点から
その都度手動でパターンを選択することができる。ま
た、利用者が不在となる場合には、あらかじめ、利用者
が制御部403に、どのようにしてパターンを選ぶかを
指示しておけばよい。
【0112】そして、最適化の成功・不成功にかかわら
ず、一つの予約録画の終了となる。S2008にて、全
ての予約録画が終了しているかどうかを調べ、未録画番
組が存在しない場合は終了となる。
【0113】これにより、利用者は、受信希望番組を、
可能な限り安全に、多く録画することが可能になる。
【0114】なお、本発明に係る番組予約受信方法を、
下記のように構成してもよい。すなわち、番組予約受信
方法は、1つの番組が異なる時間に複数回放送されてい
る放送システムの番組表に基づいて1つ以上の番組を録
画予約(登録)する方法であって、番組表に基づいて録
画希望番組を指定するステップと、指定された1つ以上
の番組のすべての放送時間帯を調べるステップと、それ
を表示するステップとを有する構成とすることができ
る。
【0115】また、上記構成において、番組表に基づい
て指定された1つ以上の番組のすべての放送時間帯を表
示するステップと、上記表示の中からユーザが任意の放
送時間帯を削除するステップとを有する構成とすること
ができる。
【0116】また、上記構成において、番組表に基づい
て指定された1つ以上の番組のすべての放送時間帯を表
示するステップと、上記表示に基づいて特定の放送時間
帯の関連番組のすべての放送時間帯を再調査するステッ
プと、再調査結果を再表示するステップとを有する構成
とすることができる。
【0117】また、上記構成において取得した放送時間
帯に基づき、指定指定された複数の番組が重複すること
なく録画ができる放送時間帯を抽出するステップとを有
する構成とすることができる。
【0118】また、上記構成において、重複が生じると
きは重複時間帯を表示するステップと、上記放送時間帯
を再調節するステップを有する構成とすることができ
る。
【0119】また、上記構成において、実際の予約録画
実行時に受信エラーの有無を検知するステップをさらに
備え、受信エラーのあった場合にはその番組を含む残り
の未録画番組に対して再度最適化を行う構成とすること
ができる。
【0120】また、上記構成において、ユーザの選択結
果を記憶しており、受信エラー発生時には過去のユーザ
選択結果を用いて未録画番組の放送時間帯を延長し、再
度最適化を行う構成とすることができる。
【0121】また、上記構成において、ユーザによる個
別の修正があった場合には、未録画番組の放送時間帯を
延長せずに再度最適化を行う構成とすることができる。
【0122】また、上記構成において、再び行われた最
適化において録画できない番組が存在した場合、その旨
を表示する構成とすることができる。
【0123】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
番組予約受信方法は、利用者が受信を希望する希望番組
の入力を受け付け、上記番組表から、上記希望番組の番
組名を検索し、その各番組について、上記番組表内に記
載された放送日時データから、受信時間が重ならないよ
うな、番組とその受信時間との組み合わせを抽出し、そ
のような組み合わせが存在すれば、該組み合わせを記憶
する最適化処理を行う構成である。
【0124】それゆえ、複数回放送される番組があるな
かで、利用者が、全ての希望番組を容易に受信すること
ができるという効果を奏する。
【0125】請求項2記載の番組予約受信方法は、請求
項1の構成に加えて、上記各希望番組について放送日時
データを提示し、その放送日時データについて、利用者
からの削除指示を受け付け、該削除指示があった場合
は、該当する放送日時データを、上記最適化処理の対象
から削除する構成である。
【0126】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、複数回放送される番組があるなかで、利用者が、
全ての希望番組を、よりいっそう、容易に受信すること
ができるという効果を奏する。
【0127】請求項3記載の番組予約受信方法は、請求
項1の構成に加えて、上記希望番組が連続ものであっ
て、上記番組表内でその番組名内にその通し番号が含ま
れているものについて、該通し番号の受信希望範囲の入
力を受け付け、通し受信希望が入力された場合は、その
番組について、該当する通し番号を持ったものを上記番
組表から検索し、上記最適化処理の対象に加える構成で
ある。
【0128】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、複数回放送される番組があるなかで、利用者が、
全ての希望番組を、よりいっそう、容易に受信すること
ができるという効果を奏する。
【0129】請求項4記載の番組予約受信方法は、請求
項1の構成に加えて、上記最適化処理で得られた各組み
合わせの放送日時データを提示し、さらなる希望番組の
入力を受け付け、上記さらなる希望番組が入力された場
合に、上記各組み合わせの放送日時データとその希望番
組とで、受信時間の重なっている時間帯があれば、その
時間帯を提示する構成である。
【0130】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、複数回放送される番組があるなかで、利用者が、
全ての希望番組を、よりいっそう、容易に受信すること
ができるという効果を奏する。
【0131】請求項5記載の番組予約受信方法は、請求
項1の構成に加えて、実際の受信時の受信エラーの有無
を検知し、受信エラーのあった場合には、その番組を含
む残りの未受信番組について、再度上記最適化処理を行
う構成である。
【0132】上記の構成により、実際の受信時の受信エ
ラーの有無を検知し、受信エラーのあった場合には、そ
の番組を含む残りの未受信番組について、再度上記最適
化処理を行う構成である。
【0133】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、希望番組のうちで一時は受信できなかった番組を
受信できる機会を増やし、利用者が、全ての希望番組を
受信できる可能性を高めることができるという効果を奏
する。
【0134】請求項6記載の番組予約受信方法は、請求
項5の構成に加えて、利用者が希望番組を選択した際に
提示された放送日時データを予約受信開始前にすべて記
憶しておき、受信エラーにてある番組が受信できなかっ
た場合に、再最適化のときに、その番組について、現時
点の上記番組表を新たに参照し、番組表が延長されてい
れば、上記未受信番組の放送日時がその延長分の中にな
いかどうかを調べ、みつかれば、それを、上記再度の最
適化処理に用いる放送日時データに追加して、上記再度
の最適化処理を行う構成である。
【0135】それゆえ、請求項5の構成による効果に加
えて、希望番組のうちで一時は受信できなかった番組を
受信できる機会をいっそう増やし、利用者が、全ての希
望番組を受信できる可能性をいっそう高めることができ
るという効果を奏する。
【0136】請求項7記載の番組予約受信方法は、請求
項6の構成に加えて、利用者が希望番組を選択した際に
提示された放送日時データを予約受信開始前にすべて記
憶しておくとともに、各希望番組について、その放送日
時データが予約受信開始までに修正されたか否かを記憶
し、受信エラーにてある番組が受信できなかった場合
に、その番組については放送日時データの修正が行われ
ていた場合には、再最適化のときに、その番組について
は、現時点の番組表の放送日時データを追加せずに、上
記再度の最適化処理を行う構成である。
【0137】それゆえ、請求項6の構成による効果に加
えて、希望番組のうちで一時は受信できなかった番組を
受信できる機会をいっそう増やし、利用者が、全ての希
望番組を受信できる可能性をいっそう高めることができ
るという効果を奏する。
【0138】請求項8記載の番組予約受信方法は、請求
項5ないし7のいずれかの構成に加えて、上記再度の最
適化処理の結果受信できない番組がある場合はその旨を
提示する構成である。
【0139】それゆえ、請求項5ないし7のいずれかの
構成による効果に加えて、希望番組のうちで受信できな
かった番組を利用者が容易に把握でき、利便性を高める
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る番組予約受信方法の一構成例にお
けるチャネル案内である電子番組表の一部を表示してい
る画面表示を示す説明図である。
【図2】図1の画面表示で他の番組を選択した様子を示
す説明図である。
【図3】本発明に係る番組予約受信方法の一構成例にお
ける通信システムの概略の構成を示す説明図である。
【図4】図3の構成例における番組予約受信装置の概略
の構成を示すブロック図である。
【図5】受信予約処理を示すフローチャートである。
【図6】受信希望番組の決定を行う際の画面表示を示す
説明図である。
【図7】受信希望番組の放送時間帯の表示を行う際の画
面表示を示す説明図である。
【図8】受信希望番組の優先順位の決定を行う際の画面
表示を示す説明図である。
【図9】受信希望番組の優先順位の変更を行う際の画面
表示を示す説明図である。
【図10】受信希望番組データの入力処理を示すフロー
チャートである。
【図11】現在決定されている受信希望番組スケジュー
ルと新規入力された受信希望番組データとのマージ処理
を示すフローチャートである。
【図12】生成された受信希望番組データを示す説明図
である。
【図13】最適化処理を示すフローチャートである。
【図14】最適化が可能であった場合の、リストによる
処理結果表示画面の一例を示す説明図である。
【図15】最適化が可能であった場合の、リストによる
処理結果表示画面の他の例を示す説明図である。
【図16】最適化が可能であった場合の、リストによる
処理結果表示画面のさらに他の例を示す説明図である。
【図17】最適化が可能であった場合の、ビジュアル画
面による処理結果表示画面を示す説明図である。
【図18】重複時間帯の表示を行う表示画面を示す説明
図である。
【図19】重複時間帯に該当する番組の放送時間帯を再
調節する際の表示画面を示す説明図である。
【図20】最適化が不可能であった場合の、リストによ
る処理結果表示画面の一例を示す説明図である。
【図21】最適化が不可能であった場合の、重複時間帯
の表示を行う処理結果表示画面を示す説明図である。
【図22】最適化が不可能であった場合の、重複時間帯
の表示を行う処理結果表示画面を示す説明図である。
【図23】最適化が不可能であった場合の、重複時間帯
の表示を行う処理結果表示画面を示す説明図である。
【図24】本発明に係る番組予約受信方法の他の構成例
における原文入力処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
300A 受信アンテナ 300R 受信装置 300S 衛星 300T 送信装置 301 信号源 302 VCR 303 NTSC民生テレビジョン受信機 310R 復調器 310T エンコーダ 320R トランスポート 320T 変換器 330R オーディオ/ビデオデコーダ 330T アップリンクユニット 340R NTSCエンコーダ 350R IR受信装置 360R マイクロプロセッサ 370R IR送信装置 380R リモコン 400 機器 401 番組情報抽出部 402 入力部 403 制御部 404 データ記憶部 405 表示部 406 アンテナ 1200 受信希望番組データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/035 // H04N 5/7826 Fターム(参考) 5B049 CC02 CC32 DD01 EE05 EE07 EE31 FF03 FF04 GG03 GG04 GG07 5B075 KK07 KK20 KK33 ND03 ND20 ND22 NR02 NR12 PP02 PP13 PP30 PQ02 PQ22 PQ66 PQ69 PR08 UU40 5C018 FA04 FB09 HA10 5C025 BA25 BA27 CA09 CB08 CB09 DA01 DA04 5C063 AA02 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10 DA03 DA13 EB32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】将来放送される番組名とその放送日時デー
    タとを含んだ番組表が番組内容とともに配信されるテレ
    ビ放送についてあらかじめ決められた通りの複数の番組
    を受信する番組予約受信方法において、 利用者が受信を希望する希望番組の入力を受け付け、 上記番組表から、上記希望番組の番組名を検索し、 その各番組について、上記番組表内に記載された放送日
    時データから、受信時間が重ならないような、番組とそ
    の受信時間との組み合わせを抽出し、そのような組み合
    わせが存在すれば、該組み合わせを記憶する最適化処理
    を行うことを特徴とする番組予約受信方法。
  2. 【請求項2】上記各希望番組について放送日時データを
    提示し、その放送日時データについて、利用者からの削
    除指示を受け付け、該削除指示があった場合は、該当す
    る放送日時データを、上記最適化処理の対象から削除す
    ることを特徴とする請求項1記載の番組予約受信方法。
  3. 【請求項3】上記希望番組が連続ものであって、上記番
    組表内でその番組名内にその通し番号が含まれているも
    のについて、該通し番号の受信希望範囲の入力を受け付
    け、通し受信希望が入力された場合は、その番組につい
    て、該当する通し番号を持ったものを上記番組表から検
    索し、上記最適化処理の対象に加えることを特徴とする
    請求項1記載の番組予約受信方法。
  4. 【請求項4】上記最適化処理で得られた各組み合わせの
    放送日時データを提示し、 さらなる希望番組の入力を受け付け、 上記さらなる希望番組が入力された場合に、上記各組み
    合わせの放送日時データとその希望番組とで、受信時間
    の重なっている時間帯があれば、その時間帯を提示する
    ことを特徴とする請求項1記載の番組予約受信方法。
  5. 【請求項5】実際の受信時の受信エラーの有無を検知
    し、 受信エラーのあった場合には、その番組を含む残りの未
    受信番組について、再度上記最適化処理を行うことを特
    徴とする請求項1記載の番組予約受信方法。
  6. 【請求項6】利用者が希望番組を選択した際に提示され
    た放送日時データを予約受信開始前にすべて記憶してお
    き、 受信エラーにてある番組が受信できなかった場合に、再
    最適化のときに、その番組について、現時点の上記番組
    表を新たに参照し、番組表が延長されていれば、上記未
    受信番組の放送日時がその延長分の中にないかどうかを
    調べ、みつかれば、それを、上記再度の最適化処理に用
    いる放送日時データに追加して、上記再度の最適化処理
    を行うことを特徴とする請求項5記載の番組予約受信方
    法。
  7. 【請求項7】利用者が希望番組を選択した際に提示され
    た放送日時データを予約受信開始前にすべて記憶してお
    くとともに、各希望番組について、その放送日時データ
    が予約受信開始までに修正されたか否かを記憶し、 受信エラーにてある番組が受信できなかった場合に、そ
    の番組については放送日時データの修正が行われていた
    場合には、再最適化のときに、その番組については、現
    時点の番組表の放送日時データを追加せずに、上記再度
    の最適化処理を行うことを特徴とする請求項6記載の番
    組予約受信方法。
  8. 【請求項8】上記再度の最適化処理の結果受信できない
    番組がある場合はその旨を提示することを特徴とする請
    求項5ないし7のいずれかに記載の番組予約受信方法。
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