JP2000274264A - エンジンブレーキ装置 - Google Patents

エンジンブレーキ装置

Info

Publication number
JP2000274264A
JP2000274264A JP11075239A JP7523999A JP2000274264A JP 2000274264 A JP2000274264 A JP 2000274264A JP 11075239 A JP11075239 A JP 11075239A JP 7523999 A JP7523999 A JP 7523999A JP 2000274264 A JP2000274264 A JP 2000274264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
brake
exhaust
engine brake
deceleration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11075239A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shoyama
幸司 庄山
Hirotaka Nakagawa
裕登 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP11075239A priority Critical patent/JP2000274264A/ja
Publication of JP2000274264A publication Critical patent/JP2000274264A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速時を検出するセンサの面倒な組付け調整
を不要とし且つエンジンブレーキ作動中に燃料が未燃状
態のまま排気管へ導かれてエンジンブレーキ解除後にア
フタファイヤを起こす虞れを確実に回避し得るようにす
る。 【解決手段】 エンジンブレーキ効果を増強して制動力
を得る減速装置(バリアブルジオメトリーターボチャー
ジャ2、圧縮圧開放型エンジンブレーキ、排気ブレー
キ)と、エンジン1への燃料噴射が停止していることを
検出する無噴射センサ16と、該無噴射センサ16によ
り燃料噴射の停止が確認された時に前記減速装置を作動
せしめる制御装置17とを備えてエンジンブレーキ装置
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンブレーキ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりトラックやバス等の大型車輌で
は、もともと車輌重量が大きい上に積載荷重が加わる
為、減速時に慣性力が大きく作用することになり、常用
ブレーキ装置にかかる負担が大きくなる。
【0003】そこで、下り坂などでブレーキをかける頻
度が高い時には、一般的にエンジンブレーキを併用する
ことが行われているが、積載荷重が大きい場合や坂道が
急勾配であるような場合には、十分なエンジンブレーキ
の効果が得られないことがある。
【0004】この為、エンジンの圧縮上死点付近で排気
弁を強制的に開作動して圧縮圧力を開放することにより
次の膨張行程におけるピストンを押し下げる力の発生を
少なくして圧縮行程で得た制動力を有効に作用させるよ
うにした圧縮圧開放型エンジンブレーキを補助的に装備
したり、エンジンの排気行程で排気管内に配設した排気
ブレーキバルブを閉じて排気を圧縮させることにより制
動力が得られるようにした排気ブレーキを補助的に装備
したりすることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいて提案されているものでは、センサによりアクセル
ペダルのオフを検出して減速時を判断するようにしてい
る為、オフにした時のアクセルペダルの角度とセンサの
検出位置とが合うように面倒な組付け調整を行わなけれ
ばならず、しかも、この組付け調整が良好に行われてい
ない場合には、減速時に燃料噴射が完全に停止しないう
ちに減速装置が作動してしまい、結果としてこの間に噴
射された燃料はそのまま未燃の状態で排気管へと排出さ
れてエンジンブレーキ解除後(エンジンの燃焼再開時)
にアフタファイヤを起こす虞れがあった。
【0006】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、減速時を検出するセンサの面倒な組付け調整を不要
とし且つエンジンブレーキ作動中に燃料が未燃状態のま
ま排気管へ導かれてエンジンブレーキ解除後にアフタフ
ァイヤを起こす虞れを確実に回避し得るようにすること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンブレ
ーキ効果を増強して制動力を得る減速装置と、エンジン
への燃料噴射が停止していることを検出する無噴射セン
サと、該無噴射センサにより燃料噴射の停止が確認され
た時に前記減速装置を作動せしめる制御装置とを備えた
ことを特徴とするエンジンブレーキ装置、に係るもので
ある。
【0008】従って、本発明では、エンジンへの燃料噴
射の停止を無噴射センサで確認して減速時を判断するよ
うにしているので、例えばアクセルペダルのオフにより
減速時を判断するような検出手段と比較して面倒な組付
け調整が不要であり、しかも、エンジンブレーキ作動中
に燃料が未燃状態のまま排気管へ導かれてしまうような
事態が起こらなくなる。
【0009】また、本発明においては、減速装置がバリ
アブルジオメトリーターボチャージャであっても、圧縮
圧開放型エンジンブレーキであっても、排気ブレーキで
あっても良く、更には、減速装置がバリアブルジオメト
リーターボチャージャと圧縮圧開放型エンジンブレーキ
との組み合わせから成るものであっても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0011】図1は本発明に係るエンジンブレーキ装置
を実施する形態の一例を示し、図中1はディーゼル機関
であるエンジンを示し、該エンジン1は、ターボチャー
ジャとしてバリアブルジオメトリーターボチャージャ2
(以下ではVGTと略称する)を備えており、エアクリ
ーナ3から導いた吸入空気4を吸気管5を介し前記VG
T2のコンプレッサ2aへ送り、該コンプレッサ2aで
加圧された吸入空気4を更にインタクーラ6へ送って冷
却し、該インタクーラ6から図示しないインテークマニ
ホールドへと吸入空気4を導いてエンジン1の各シリン
ダに導入するようにしてある。
【0012】また、このエンジン1の各シリンダには、
燃料噴射装置7により図示しない燃料タンクからの液体
燃料(軽油)をエンジン1の各シリンダ内に噴射して燃
焼させるようにしてあり、エンジン1の各シリンダから
排出された排気ガス8をエキゾーストマニホールド9を
介し前記VGT2のタービン2bへ送り、該タービン2
bを駆動した排気ガス8を排気管10を介し車外へ排出
するようにしてある。
【0013】更に、前記エンジン1には、そのエンジン
回転数を検出する回転センサ15が装備され、また、前
記燃料噴射装置7には、燃料噴射の停止を検出する無噴
射センサ16が装備されており、前記回転センサ15か
らの回転数信号15aと、前記無噴射センサ16からの
無噴射信号16aと、図示しない運転席に装備したブレ
ーキスイッチ13からの選択モード信号13aとが制御
装置17に入力されるようになっている。
【0014】ここで、無噴射センサ16は、燃料噴射装
置7による燃料噴射が停止していることを検出できるも
のであれば良く、例えば燃料の供給を遮断する電磁弁の
閉状態を電気的に検出するものとしたり、燃料の噴射量
を制御するコントロールラックのストロークを検出して
無噴射の位置であるか否かを判断するものとしたりする
ことが可能で、燃料噴射装置7の形式により様々な検出
方式を採用することが可能である。
【0015】また、ブレーキスイッチ13は、通常走行
時の制御モードと制御パターンの異なる複数段階の減速
時専用モードとを切り換え可能としたものであり、例え
ばオフ状態と二種類のオン状態との三つの切換ポジショ
ンを有し、オフ状態で通常走行時の制御モードが制御装
置17に指示され、オン状態では切換ポジションにより
決まる何れか一方の減速時専用モードが制御装置17に
指示されるようになっている。
【0016】そして、前記制御装置17においては、V
GT2のタービン2b側に備えたアクチュエータ18に
対し開度指令18aを出力して前記VGT2の容量を適
宜に変更する制御を行い得るようにしてある。
【0017】即ち、図2に示す如く、VGT2は、ター
ビン2bのノズルベーン14をアクチュエータ18によ
り傾動することで前記ノズルベーン14の開度を調整で
きるようになっており、例えば一定の排気ガス量に対し
ノズルベーン14の開度を大きく開くと、VGT2のタ
ービン2bにおける排気ガス8の旋速が下がり、これに
よりタービン2bの回転数が下がってコンプレッサ2a
側における吸入空気量が減少するので、結果的にVGT
2の容量が増加したことになり(同じ駆動回転数を得る
のに多量の排気ガスが必要となる)、これとは反対に、
一定の排気ガス量に対しノズルベーン14の開度を絞る
と、VGT2のタービン2bにおける排気ガス8の旋速
が上がり、これによりタービン2bの回転数が上がって
コンプレッサ2a側における吸入空気量が増加するの
で、結果的にVGT2の容量が減少したことになる(同
じ駆動回転数を得るのに少量の排気ガスで済む)。
【0018】そこで、本形態例においては、図3の表に
示すように、例えばVGT2の容量を[1]〜[4]の
4段階で変更するものとし、ブレーキスイッチ13をオ
フにして通常走行時の制御モードを選択した際に、VG
T2の容量が低速で[2]、中速で[3]、高速で
[4]となるように変更する通常制御が制御装置17で
行われ、他方、ブレーキスイッチ13を一段階目のオン
にして第一の減速時専用モードを選択した際に、VGT
2の容量が低速で[1]、中速で[2]、高速で[3]
となるように前記通常制御の場合より容量を少な目に抑
えた専用制御Iが制御装置17で行われ、更には、ブレ
ーキスイッチ13を二段階目のオンにして第二の減速時
専用モードを選択した際に、VGT2の容量が低速、中
速、高速の何れにおいても[1]となるように容量を下
限値に抑制する専用制御IIが制御装置17で行われる
ようにしてある。
【0019】即ち、通常走行時には、吸入空気4と、該
吸入空気4に燃料を添加して燃焼させることにより発生
した燃焼ガスとを含む大量の排気ガス8が排出されるの
で、この大量の排気ガス8を想定してエンジン回転数に
応じた最も効率の良い過給が成されるようにVGT2の
容量制御を行えばよいが、この通常走行時を想定した容
量制御を減速時を考慮せずに用いた場合、燃料添加の成
されない減速時では、吸入空気4がそのまま排気ガス8
として排出されるだけで通常走行時より少ない排気ガス
量しか得られないので、VGT2のタービン2bの回転
数が減速時に十分に上がらず、これに伴いコンプレッサ
による吸入空気量も相対的に低下してエンジンブレーキ
を作動させるにあたってのVGT2の容量が大きすぎる
結果となり、必要な制動力を得る為の十分な作動ガス量
を確保できなくなるので、これを解消する目的で減速時
専用モードを新たに採用して通常走行時より容量を少な
目に抑える二種類の専用制御I,IIを行うようにして
いるのである。
【0020】ここで、二種類の専用制御I,IIを用意
している理由は、実質的にエンジンブレーキを用いるこ
とになる下り坂の勾配や積載荷重、運転者の好み等に応
じてエンジンブレーキの効き具合を調節できるようにす
る為である。
【0021】尚、前述した通常制御は、燃費向上を目的
としてVGT2の容量をエンジン回転数に応じ適切に調
節するようにしたものであり、この種の通常走行時にお
ける制御自体は、VGT2の一般的な使用形態として既
に従来周知となっているものである。
【0022】また、本形態例においては、図2の上側部
分に概略的に示す如く、圧縮圧開放型エンジンブレーキ
が併用されており、図2中における19はシリンダ、2
0は燃焼室、21はピストン、22は排気弁、23は排
気ポートを夫々示し、排気行程でエキゾーストプッシュ
ロッド24により基端を突き上げられて傾動する排気用
ロッカアーム25の先端によりクロスヘッド26を介し
両方の排気弁22が押し下げられて開作動され、燃焼室
20から排気ポート23へと排気ガス8が掃気されるよ
うになっている。
【0023】そして、前記排気用ロッカアーム25の先
端によりクロスヘッド26を介し両方の排気弁22が押
し下げられて開作動される際には、前記排気用ロッカア
ーム25の基端が上方のハウジング27に備えられたマ
スタピストン28を押し上げ、前記ハウジング27内に
穿設された油通路29に圧力を発生させて別のシリンダ
19の上方にあるスレーブピストン30を従動させて下
降せしめ、該スレーブピストン30によりクロスヘッド
26の片側に装備したアクチュエータピン31を介し一
方の排気弁22を単独でも押し下げ得るようにしてあ
る。
【0024】即ち、排気行程となっている別のシリンダ
19のマスタピストン28の作動により、圧縮上死点付
近となっているシリンダ19のスレーブピストン30が
従動されるよう行程タイミングの合うシリンダ19相互
のスレーブピストン30とマスタピストン28との間が
油通路29で接続されており、該油通路29には、該油
通路29の油圧の保持・解放を切り替える為の作動油3
4供給手段であるソレノイドバルブ32及びコントロー
ルバルブ33を介し作動油34(エンジンオイル)が供
給されるようになっている。
【0025】ここで、ソレノイドバルブ32は、制御装
置17からの制御信号32aにより作動油34の供給・
遮断を行い、コントロールバルブ33は、ソレノイドバ
ルブ32が開いた状態で前記油通路29の油圧が保持さ
れるよう逆止弁として機能し且つソレノイドバルブ32
が閉じた状態では前記油通路29の油圧をリリーフ口3
5へと解放するよう機能するものである。
【0026】そして、制御信号32aによりソレノイド
バルブ32を開けておけば、コントロールバルブ33が
逆止弁として機能して油通路29が閉じるので、各シリ
ンダ19の夫々が異なるタイミングで圧力上死点付近と
なった際に、排気行程にある別のシリンダ19の排気弁
22を開作動する為のエキゾーストプッシュロッド24
の突き上げにより排気用ロッカアーム25を介しマスタ
ピストン28が押し上げられて油通路29に圧力が発生
し、圧縮上死点付近にあるシリンダ19のスレーブピス
トン30が従動されて一方の排気弁22が開作動される
ので、燃焼室20内から圧縮空気を排気ポート23へと
逃がして次の膨張行程におけるピストン21を押し下げ
る力の発生を少なくし、圧縮行程で得たブレーキ力を有
効に活用することが可能となる。
【0027】また、制御信号32aによりソレノイドバ
ルブ32を閉じておけば、コントロールバルブ33によ
り油通路29の油圧が解放され、油通路29内には圧力
が発生しないので、スレーブピストン30が従動されな
くなり、排気弁22は通常の開弁操作により排気行程で
のみ開作動されて圧縮上死点付近では開作動されなくな
る。
【0028】而して、斯かる圧縮圧開放型エンジンブレ
ーキを併用して減速を行うと、無噴射センサ16からの
無噴射信号16aにより燃料噴射の停止が制御装置17
にて確認され、この時に運転席のブレーキスイッチ13
がオンになっていれば、該ブレーキスイッチ13からの
選択モード信号13aにより指示された減速時専用モー
ドが選択されて、回転センサ15からの回転数信号15
aに応じた開度指令18aがアクチュエータ18に出力
され、該アクチュエータ18によりVGT2のタービン
2bのノズルベーン14の開度が絞られ、VGT2の容
量が減少するように制御されるので、減速時に通常走行
時より少ない排気ガス量しか得られなくても、VGT2
のタービン2bの回転数を減速時に十分に上げてコンプ
レッサ2aによる吸入空気量を増加することが可能とな
り、圧縮圧開放型エンジンブレーキでの圧縮行程時に得
られる制動力を大幅に増加して、減速時におけるエンジ
ンブレーキの効果を増強することが可能となる。
【0029】また、以上は圧縮圧開放型エンジンブレー
キを併用した場合について説明したが、図1に示すよう
に、アクチュエータ11により開閉操作されるようにし
た排気ブレーキバルブ12を排気管10内に装備し、こ
の排気ブレーキバルブ12を制御装置17からの制御信
号11aにより閉じて排気を圧縮させることにより制動
力が得られるようにした排気ブレーキを併用するように
しても良く、この場合には、減速時にVGT2の容量を
減少させて吸入空気量を増やすことにより、排気管10
内の排気ブレーキバルブを閉じた際に得られる制動力を
増加することが可能となる。
【0030】ここで、図4は燃焼室20内で燃焼が行わ
れない減速時におけるシリンダ圧力とシリンダ容積との
関係を示す両対数表であり、図中で曲線Aで囲まれた範
囲が圧縮行程を示し、曲線Bで囲まれた範囲が排気行程
及び吸気行程を示しており、何れも減速時にVGT2の
容量を減少する制御を行うと、実線で示す状態から鎖線
で示す状態へと面積が上向きに拡張される結果となり、
このうちの曲線Aで囲まれた範囲の拡張が、圧縮圧開放
型エンジンブレーキでの圧縮行程時に得られる制動力の
増大化を示し、曲線Bで囲まれた範囲の拡張は、排気ブ
レーキを採用した際に得られる制動力の増大化を示して
いる。
【0031】そして、本形態例においては、エンジン1
への燃料噴射の停止を無噴射センサ16で確認して減速
時を検出するようにしているので、例えばアクセルペダ
ルのオフにより減速時を判断するような検出手段と比較
して、面倒な組付け調整を不要とし且つエンジンブレー
キ作動中に燃料が未燃状態のまま排気管10へ導かれて
エンジンブレーキ解除後にアフタファイヤを起こしたり
する虞れを確実に回避することができる。
【0032】また、VGT2を圧縮圧開放型エンジンブ
レーキや排気ブレーキと併用するに際し、例えばオフ状
態と二種類のオン状態との三つの切換ポジションを有す
るブレーキスイッチ13を一段階目のオンにした時に、
無噴射センサ16からの無噴射信号16aを受けた制御
装置17により排気ブレーキのみが作動する第一の減速
時専用モードが選択され、ブレーキスイッチ13を二段
階目のオンにした時には、回転センサ15からの回転数
信号15aに基づきエンジン回転数が1000rpm以
下の領域で排気ブレーキと圧縮圧開放型エンジンブレー
キとが併用されて作動し、エンジン回転数が1000r
pmを超えた領域で排気ブレーキが非作動となり且つV
GT2の容量制御と圧縮圧開放型エンジンブレーキとが
併用されて作動する第二の減速時専用モードが選択され
るように前記制御装置17を構成しても良い。
【0033】そして、このようにエンジンブレーキ効果
を増強して制動力を得る減速装置として備えられたVG
T2、圧縮圧開放型エンジンブレーキ、排気ブレーキを
適宜に選択し且つ組み合わせて用いた場合における吸収
馬力を図5に示すと、ブレーキスイッチ13のオフ状態
が曲線xで示すように通常のエンジンブレーキのみによ
る比較的少ない吸収馬力しか得られないのに対し、ブレ
ーキスイッチ13を一段階目のオンにした第一の減速時
専用モード(排気ブレーキのみ作動)では、曲線yで示
すようにエンジンブレーキ効果が増強されて高い吸収馬
力が得られ、ブレーキスイッチ13を二段階目のオンに
した第二の減速時専用モード(排気ブレーキ+圧縮圧開
放型エンジンブレーキ、VGT2+圧縮圧開放型エンジ
ンブレーキの組み合わせ作動)では、曲線zで示すよう
にエンジンブレーキ効果が更に増強されて一層高い吸収
馬力が得られる。
【0034】尚、本発明のエンジンブレーキ装置は、上
述の形態例にのみ限定されるものではなく、エンジンブ
レーキ効果を増強して制動力を得る減速装置としては、
バリアブルジオメトリーターボチャージャ、圧縮圧開放
型エンジンブレーキ、排気ブレーキ以外にも永久磁石式
リターダ等を採用することが可能であり、更には、この
永久磁石式リターダ等をバリアブルジオメトリーターボ
チャージャ等と組み合わせて用いるようにしても良いこ
と、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】上記した本発明のエンジンブレーキ装置
によれば、エンジンへの燃料噴射の停止を無噴射センサ
で確認して減速時を検出するようにしているので、例え
ばアクセルペダルのオフにより減速時を判断するような
検出手段と比較して、面倒な組付け調整を不要とし且つ
エンジンブレーキ作動中に燃料が未燃状態のまま排気管
へ導かれてエンジンブレーキ解除後にアフタファイヤを
起こしたりする虞れを確実に回避することができるとい
う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す概略図であ
る。
【図2】VGTの容量制御と圧縮圧開放型エンジンブレ
ーキとの関連を説明する模式図である。
【図3】図1の制御装置によるVGTの容量制御の具体
例を示す表である。
【図4】減速時におけるシリンダ圧力とシリンダ容積と
の関係を示す両対数表である。
【図5】本発明の別の形態例により得られる吸収馬力を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 バリアブルジオメトリーターボチャージャ 16 無噴射センサ 17 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 13/04 F02D 23/00 K 23/00 P 41/12 380 41/12 380 41/20 380 41/20 380 F02B 37/12 301Q Fターム(参考) 3G005 DA02 EA04 EA16 FA48 GA04 GD03 GE09 HA05 HA09 JA39 JA42 JA43 JB09 3G065 AA01 AA03 AA04 AA09 CA12 CA22 DA04 DA07 EA05 GA10 GA29 GA47 KA03 KA12 3G092 AA18 DA15 DB03 DC12 DC13 DF04 DF09 DF10 DG05 DG09 EA28 EA29 FA15 FA34 HB01Z HE01Z HF25Z HF27Z 3G301 HA02 HA06 HA11 JA00 JA17 KA16 KA26 LB13 MA11 PB03Z PE01Z PF05Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンブレーキ効果を増強して制動力
    を得る減速装置と、エンジンへの燃料噴射が停止してい
    ることを検出する無噴射センサと、該無噴射センサによ
    り燃料噴射の停止が確認された時に前記減速装置を作動
    せしめる制御装置とを備えたことを特徴とするエンジン
    ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 減速装置がバリアブルジオメトリーター
    ボチャージャであることを特徴とする請求項1に記載の
    エンジンブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 減速装置が圧縮圧開放型エンジンブレー
    キであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンブ
    レーキ装置。
  4. 【請求項4】 減速装置が排気ブレーキであることを特
    徴とする請求項1に記載のエンジンブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 減速装置がバリアブルジオメトリーター
    ボチャージャと圧縮圧開放型エンジンブレーキとの組み
    合わせから成ることを特徴とする請求項1に記載のエン
    ジンブレーキ装置。
JP11075239A 1999-03-19 1999-03-19 エンジンブレーキ装置 Pending JP2000274264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11075239A JP2000274264A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 エンジンブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11075239A JP2000274264A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 エンジンブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000274264A true JP2000274264A (ja) 2000-10-03

Family

ID=13570478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11075239A Pending JP2000274264A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 エンジンブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000274264A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008291784A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Denso Corp 内燃機関の停止制御装置及び停止制御システム
WO2012176736A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 いすゞ自動車株式会社 内燃機関及びその制御方法
WO2014199810A1 (ja) * 2013-06-13 2014-12-18 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド車両及びその制御方法
US9797316B2 (en) 2015-10-01 2017-10-24 Man Truck & Bus Ag Operating method and device for performing open-loop or closed-loop control for a permanent brake system of a vehicle
JP2018119472A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 いすゞ自動車株式会社 エンジン

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008291784A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Denso Corp 内燃機関の停止制御装置及び停止制御システム
WO2012176736A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 いすゞ自動車株式会社 内燃機関及びその制御方法
JP2013007318A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Isuzu Motors Ltd 内燃機関及びその制御方法
WO2014199810A1 (ja) * 2013-06-13 2014-12-18 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド車両及びその制御方法
JP2015000605A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド車両及びその制御方法
US9797316B2 (en) 2015-10-01 2017-10-24 Man Truck & Bus Ag Operating method and device for performing open-loop or closed-loop control for a permanent brake system of a vehicle
JP2018119472A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 いすゞ自動車株式会社 エンジン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6155217A (en) Control method of an internal combustion engine
US5778674A (en) Turbocharged diesel engine
KR100751607B1 (ko) 내적 배기 가스 재순환 시스템 및 방법
US5529549A (en) Hybrid internal combustion engine
US6062025A (en) Auxiliary brake system
JP4519133B2 (ja) エンジンブレーキ制御圧力ストラテジー
JPS58210332A (ja) デイ−ゼルエンジンの燃料噴射装置
JP2000274264A (ja) エンジンブレーキ装置
JP3850017B2 (ja) Egr装置
JPH08100685A (ja) 排気ブレーキ装置
JPS59158364A (ja) エンジンの吸排気装置
WO2011129836A1 (en) Engine braking system using spring loaded valve
JPH10141076A (ja) エンジンブレーキ装置
JP2001098913A (ja) 圧縮圧開放型エンジンブレーキ
JPH10141077A (ja) エンジンブレーキ装置
JP3298452B2 (ja) エンジン補助ブレーキ装置
JPH0320511Y2 (ja)
JP3682811B2 (ja) 車両用エンジンの制御装置
JP3717311B2 (ja) エンジンの排ガス再循環装置
JP3699781B2 (ja) エンジン補助ブレーキ装置
KR19980087434A (ko) 엔진보조브레이크장치
JP3098390B2 (ja) 車両用リターダ
JP2940420B2 (ja) 慣性過給装置付内燃機関
JP3702862B2 (ja) 内燃機関の制御方法
JP4554343B2 (ja) 可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060711