JP2000209564A - 双方向テレビシステムを用いた情報処理方法 - Google Patents

双方向テレビシステムを用いた情報処理方法

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JP2000209564A JP661699A JP661699A JP2000209564A JP 2000209564 A JP2000209564 A JP 2000209564A JP 661699 A JP661699 A JP 661699A JP 661699 A JP661699 A JP 661699A JP 2000209564 A JP2000209564 A JP 2000209564A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スポンサー及び一般視聴者にとって、さらなる
利用価値が向上する双方向性テレビジョンシステムを得
る。 【解決手段】放送局100からは複数のスポンサーの各
選択ボタン表示信号がIT関連信号として伝送される。
テレビジョン受信機100では、外部操作により何れか
の選択ボタンがクリックされる。応答サーバー300
は、選択された選択ボタンの選択情報を収集し、少なく
とも選択ボタンが選択された時間をベースにして各選択
ボタンのアクセスボリウムがわかるように解析を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、双方向テレビシ
ステムを用いた情報処理方法に関するもので、例えば現
在放送されている文字多重放送及び受信装置を利用し、
広告者及び一般ユーザにとって有意義な情報の収集及び
交換を可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】文字多重放送設備、文字多重放送受信装
置、電話回線及びサーバを関連つけて、双方向テレビシ
ステムが開発されている。
【0003】この双方向テレビシステムの技術は、例え
ば特開平9−98401号公報、特開平9−23723
4号公報に開示されている。
【0004】双方向テレビジョンシステムでは、放送局
は、テレビジョン信号の垂直帰線期間の特定の水平ライ
ンにデジタルデータを重畳して電波を送出する。上記デ
ジタルデータの内容としては、データ処理を行うための
プログラム(スクリプト)、キャラクタコードなどの実
データが存在する。一方、テレビジョン受信機では、上
記デジタルデータを受信し、スクリプトのデータを内部
のデータ処理部のプログラムRAMに格納する。また実デ
ータに関しては、スクリプトに基づいたデータ処理を行
う。データ処理結果は、表示制御部において処理され、
アンケート結果、商品情報(価格、販売期間など)、天
気予報、株式情報などとして表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の双方向テレビジ
ョンシステムでは、利用形態として、テレビショッピン
グ、天気予報情報の提供、各種アンケート結果の提供を
行っている。しかしながら、番組提供者(スポンサー)
にとっての利用範囲をさらに拡大しようとした場合、機
能的に不足している。
【0006】そこでこの発明では、スポンサー及び一般
視聴者にとって、さらなる利用価値を向上することがで
きる双方向テレビシステムを用いた情報処理方法及び装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では上記の目的
を達成するために、放送局、インタラクティブ機能を有
したテレビジョン受信機、応答サーバーを用いた双方向
テレビジョンシステムにおいて、前記テレビジョン受信
機では、インタラクティブ関連信号に基づく複数の選択
ボタンを表示し、前記選択ボタンの何れかを利用者が選
択した場合、当該選択ボタンの選択情報と利用者識別情
報(利用者ID)を前記応答サーバーに伝送するように
し、前記応答サーバーでは、前記利用者IDと前記選択
情報に基づき、少なくとも前記選択情報が選択された時
間或いは伝送されてきた時間をベースにして各選択ボタ
ンのアクセスボリウムを表わす情報を生成するものであ
る。
【0008】この方法によると、番組提供者として、複
数の広告用選択ボタンのうち、何れの広告用選択ボタン
が何時の時間帯にアクセスされたかを把握することがで
きる。この把握情報は、広範囲なものとなる。この結
果、番組提供者(広告者)は、一般視聴者(消費者)が
どのような時間帯にどのような商品或いはジャンルに興
味を持つかを認識することができる。つまり市場調査を
広範囲で即時に行うことができる。
【0009】またこの発明は、放送局、インタラクティ
ブ機能を有したテレビジョン受信機、応答サーバーを用
いた双方向テレビジョンシステムにおいて、前記テレビ
ジョン受信機では、インタラクティブ関連信号に基づく
選択ボタンを表示し、前記選択ボタンを利用者が選択し
た場合、当該選択ボタンの選択情報と利用者識別情報
(利用者ID)を前記応答サーバーに伝送するように
し、前記応答サーバーでは、前記利用者IDと前記選択
情報に基づき、前記選択情報の内容に応じて前記利用者
IDを前記放送局に転送し、前記放送局では、前記利用
者IDが転送されてきた場合、この利用者IDをインタ
ラクティブ関連情報に含めて転送し、対応する利用者の
テレビジョン受信機に固有さービスを行うようにしたも
のである。
【0010】この方法によると、双方向テレビジョンシ
ステムにおいて、更なる個々の視聴者に対してユニーク
なサービスを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0012】図1はこの発明の一実施の形態を示す図で
ある。本発明は、双方向性機能を実現した補完情報表示
型のインタラクティブ多重放送システムである。
【0013】上記のテレビジョンシステムを利用したネ
ットワークを大きく分類すると、放送局100、多数の
視聴者が所有するテレビジョン受信機200、応答サー
バ300、ネットワークサービスステーション400に
分類される。
【0014】放送局100の主な機能ブロックを述べる
と以下のようになる。即ち、記録媒体やテレビカメラか
ら取得した主番組信号を処理するための主番組処理部1
01、文字多重信号を生成処理する文字多重信号処理部
102、更にはインタラクティブ(IT)関連信号処理
部103が存在する。主番組が放送されるときに、文字
多重放送を行う場合には、コントローラ104の制御に
基づき、合成部105において文字多重信号が主番組信
号の所定の期間に挿入される。合成部105の出力信号
は、送信部106で変調され、アンテナ107を介して
電波として送出される。
【0015】更にインタラクティブ関連信号が放送され
る場合も、コントローラ104の制御に基づき、合成部
105においてIT関連信号(スクリプト)が主番組信号
の所定の期間に挿入される。そして文字多重信号の場合
と同様に、送信部106で変調され、アンテナ107を
介して電波として送出される。なおここでは、垂直帰線
消去期間(VBL)内のデータ伝送期間に挿入される付
加情報のビットストリーム全体を単にスクリプトと呼
ぶ。したがって、スクリプトには、ヘッダ、フォーム、
リソース、プログラム部(スクリプト本体)等が含まれ
る。
【0016】次に、テレビジョン受信機200の主な機
能ブロックを述べると以下のようになる。即ち、アンテ
ナ201、及びチューナ202で選択された受信チャン
ネルのテレビジョン信号は、主番組信号処理部203、
文字多重信号処理部204、IT関連信号処理部205
に供給さえる。主番組信号処理部203は、主番組のテ
レビジョン信号に対して各種の処理、輝度・色調整、音
声処理などを施して画像合成部206に出力する。画像
合成部206の出力は、表示部207に与えられ画像表
示される。
【0017】文字多重信号は、文字多重信号処理部20
4で抽出され、表示用の信号に構築され、画像合成部2
06に与えられる。またIT関連信号は、IT関連信号
処理部205において処理される。
【0018】IT関連信号処理部205は、視聴者との
インタラクティブを実現するためにデータ処理を行うプ
ログラム本体をプログラムメモリに格納することができ
る。またプログラムを格納した後、実データが伝送され
てきた場合、このプログラムの処理手順に添ったデータ
処理を行うことができる。更に、視聴者からリモコン2
10を通して入力されるデータもプログラムに基づき処
理することができる。さらにまた、表示用の実データが
伝送されてきた場合は、この表示用の実データを処理
し、画像合成部206に供給することで、表示用の実デ
ータを表示部207に反映させることができる。また、
視聴者の操作に応答したデータも表示部207に反映さ
せることができる。
【0019】リモコン220の操作信号は、リモコン受
信機208を介してメインコントローラ209に取り込
まれる。メインコントローラ209は、操作信号と内部
プログラムあるいは外部から送られて来たプログラムの
コマンド内容に応じて、データ処理を行う。例えば、チ
ャンネル選択などの通常のテレビジョン受信機の制御、
さらには、インタラクティブ機能に基づくデータ処理等
である。
【0020】インタラクティブ機能に基づくデータ処理
では、操作内容に応じて予め取り決められたデータをモ
デム(変調復調器)を介してネットワーク或いは電話回
線に送出する。例えば、市場調査のための応答信号やテ
レビショッピングによる商品発注信号等が送出される。
【0021】またテレビジョン受信機200には、固有
信号を処理するたとえばID処理部211が設けられて
おり、ここでは、IT関連信号に含まれてきたID信号
と、所有する固有のID信号の一致不一致を判定するこ
とができる。IDは、双方向テレビジョン受信機200
に予め付与されている識別番号である。したがって、テ
レビジョン受信機200が応答サーバーに情報を伝送す
る場合には、自己のID(利用者ID)をデータに付加し
て伝送するようになっている。
【0022】応答サーバー300は、ネットワーク或い
は電話回線を通じて送られて来た信号をモデム301で
受信し復調する。このモデム301から取り込まれたデ
ータは、各種情報解析部302に取り込まれる。各種情
報解析部302においては、IDに基づく個人情報の抽
出、市場調査における応答データの集計や統計処理、さ
らには応答時間帯の分析などが行われる。
【0023】個人情報としては、各種の情報がある。例
えば、視聴者の住所、電話番号、郵便番号、性別、及び
視聴者に割り当てられたID等である。この個人情報の
内、IDのみの抽出が行われると、さらにその詳しい個人
情報を把握することもできるようになっている。例え
ば、ITシステムの加入者の情報は、予め申し込みによ
り視聴者データベース部303内に登録されている。し
たがって、例えば視聴者のIDが伝送されて来ただけ
で、住所や電話など付随する情報が把握できる。
【0024】ここで、応答サーバー300から放送局1
00、あるいはネットワークサービス部(通信販売会
社、広告会社、データベース会社等)400へ送出すべ
きデータは、フィードバック処理部304で処理され
て、モデム305を介してネットワークまたは電話回線
を介して放送局100或いはネットワークサービス部4
00へ伝送される。
【0025】各種情報解析部302で取得された情報の
うち、どのような情報を外部に送出するかは、メインコ
ントローラ306が判定するようになっている。メイン
コントローラ306は、スポンサーからの要請を蓄積し
ているスポンサーデータベース307を利用し、スポン
サーの要求している情報を判断し、その判断結果に基づ
き各種情報解析部302内の情報の中から要求情報を抽
出し、フィードバック処理部304に転送することがで
きる。フィードバック情報処理部304では、単に抽出
したデータをモデム305に転送するだけではなく、抽
出したデータをスポンサーの要求に応じた形態に加工す
る各種のアプリケーションも備えている。
【0026】放送局100では、ネットワーク或いは電
話回線を通して伝送されてきた情報を、モデム108を
介して受信する。そして、この受信した情報を、IT関
連信号処理部103に送り、放送するIT関連情報に反
映させる。
【0027】たとえば、ITシステムとしてクイズ問題
が出され、視聴者から答えを収集し、回答を視聴者にフ
ィードバック場合であれば、クイズ問題の回答信号がI
T関連信号として放送される。回答信号は、テレビジョ
ン受信機200において、映像として反映される。
【0028】また、このとき、ネットワークサービス部
400のスポンサー情報部に対しては、正解者のIDと
共に、住所等正解者(視聴者)のデータベースが伝送さ
れる。これにより、正解者は、後日景品などを受け取る
ことができる。
【0029】さらに、このシステムでは、正解者のみに
次のステップの問題を提供することもできるようになっ
ている。これは、応答サーバー300が正解者を認識し
(例えばIDによる認識)、そのIDを放送局100に伝
送することにより可能である。この場合、放送局100
のIT関連信号処理部103は、次の問題を伝送すると
きに正解者のIDを添付した問題データを伝送すること
ができる。一方、テレビジョン受信機200では、ID
が添付されているデータを受信した場合、ID処理部2
11が動作し、伝送されてきたIDと同じ利用者IDを有
する場合のみ、データを表示部に反映できるようになっ
ている。
【0030】上記したこの発明のシステムには以下のよ
うな特徴がある。
【0031】即ち(1)この発明のシステムでは、応答
サーバー300において、各種情報解析部302が存在
し、この各種情報解析部302においては、テレビジョ
ン受信機200において、利用者が何時IT関連信号を
アクセスしたかの情報を分析することができる。また
(2)この発明のシステムでは、応答サーバー300か
ら放送局100に対して、利用者IDを伝送することが
できる仕組みとなっている。このために放送局100
は、テレビジョン受信機200のうち特定のものを指定
して個別サービスを行うことができる。更にこのサービ
スを利用することができるように、テレビジョン受信機
200では、ID処理部211が設けられている。
【0032】上記(1)、(2)の利点は、以下に説明
するこの発明のシステムの運用例により一層明らかにな
る。
【0033】この発明のシステムを利用した一例をテレ
ビジョン受信機の画面を示して説明することにする。
【0034】図2乃至図5には、例えば「24時間直営
広場」という番組名が放送されているチャンネルを選択
して映像を映し出した画面500の例を示している。こ
の番組の最初の画面では、例えば図2のようにメニュー
が現れ、この画面には、複数のスポンサーの社名或いは
商品のブランド名が複数表示される。ここで、ユーザが
リモコンを操作して、例えば菓子のメーカーである「G
K」と言う項目をクリックしたとすると、図3に示すよ
うに、当該メーカーで例えばこれから販売しようとして
る商品の像が現れるとともに、次のステップの案内画面
に進むためのクリック用ボタンが現れる。
【0035】ボタンとしては、例えば「プレゼント」、
「キャンペーン」、「FAX」などのクリックボタンが現
れる。「プレゼント」は、例えばスポンサーがアンケー
ト情報を収集する場合、或いはスポンサーがクイズ問題
を提供し、アンケート応答者、或いはクイズ正解者に対
してはプレゼントを差し上げるというような内容の番組
で利用される。図3の例では、第2階層画面で「プレゼ
ント」のボタンがクリックされている。すると、第3階
層画面では、アンケート調査の案内や特典をした画面が
現れる。ここで視聴者がスタートボタンをクリックする
と、質問1、質問2、…、の画面が次々と現れ、視聴者
はその質問に対してボタン選択手法で応答するようにな
っている。最後から2番目の画面では、プレゼントを申
し込むかどうかのボタンが現れ、視聴者がプレゼントを
申し込む旨のボタンをクリックすると、最後の画面でお
礼のコメントが現れるようになっている。
【0036】図4の例は、第2階層画面で通信販売を意
味する「通販」と言うボタンがクリックされた例を示し
ている。この場合は、「通販」のボタンがクリックされ
ると、第3階層画面では、通販している商品名が現れ
る。視聴者が「GKウオッチ」という商品名のボタンを
クリックしたとすると、その内容が次の第4階層画面に
記述されて現れる。「次へ」のボタンをクリックする
と、第5階層画面となり、ここでは、GKウオッチセッ
トの中のさらに細かい商品名が提示される。ここでユー
ザが、希望の商品名のボタンをクリックすると、その価
格案内が現れるとともに注文数量を入力するための第6
階層画面が現れる。
【0037】価格案内のボタンをクリックすると、更に
価格の詳細情報や、商品の配達期間などのさらに詳細な
記述を行った画面が現れる。また第6階層画面において
「申込む」というボタンをクリックすると、これまで申
し込んだ商品名や数量を確認するための画面が現れる。
ここで具体的に「注文」というボタンをクリックする
と、最終画面が現れ、お礼のコメントが表示される。
【0038】図5の例を述べる。この例は、第2階層画
面において「FAX」と言うボタンをクリックした例であ
る。このときは、スポンサーがFAXによる商品詳細情報
を提供している場合に利用される。第3階層画面では、
例えば当該スポンサーが行っている各種キャンペーンの
詳細情報をFAXで送りますというコメントが現れる。
そこで利用者が「申込む」と言うボタンをクリックする
と第4階層画面が現れ、いずれの電話番号へのFAX送信
を希望するのかの問い合わせ画面が現れる。利用者が電
話番号を特定すると最終階層画面となり、お礼のコメン
トと注意事項がコメントで現れる。
【0039】図6は、テレビジョン受信機100におい
て、上記したような「24時間直営広場」という番組が
受信され、IT関連信号の表示モードとしたときに実行さ
れるプログラムのフローチャート例を示している。画面
上では、複数の会社名(スポンサー名)が表示される。
この番組は、24時間放送されているものとする。今、
利用者が何れかの会社の会社選択ボタンをクリックする
と、当該会社のコードと操作時の時間情報が収集される
(ステップA1,A2,A3)。時間情報はテレビジョ
ン受信機100に内蔵されている時計回路から取り込ま
れる。
【0040】次に最終画面上の操作が済んだかどうかの
判定が行われる(ステップA4)。済の場合には、次
に、上記会社コード、時間情報に更に利用者IDと送信
先のサーバー電話番号が組み合わされて、モデム210
に送られる。モデム210は送信すべきデータを所定の
送信情報フォーマットに合せ込み、送信先サーバーの電
話番号を用いて応答サーバー300に電話回線を接続す
る。これにより、会社コードとそのアクセス時の時間情
報が送信される(ステップA5,A6)。
【0041】なお、上記の説明ではテレビジョン受信機
200から時間情報を伝送すると説明したが、応答サー
バー300において、テレビジョン受信機200側から
情報が伝送されてきたときに、そのときの時間情報を自
己のタイマーから取り込む機能が存在すれば、テレビジ
ョン受信機200からは時間情報を伝送する必要はな
い。
【0042】利用者が会社名をクリックし、図2乃至図
5で説明したような操作を行った場合には、ステップA
6を経由して、ステップA7に移行し、ボタン操作があ
ったかどうかの判定を行う。ボタン操作があった場合に
は、そのボタンが表示されている階層画面上の操作情報
がIT関連信号処理部205のバッファメモリに蓄積さ
れる(ステップA8)。そして最終画面上の操作があっ
たときは、蓄積された情報に会社コードが付加されて伝
送されるようにステップA5に移行する(ステップA
9)。これにより、商品注文、アンケート応答等の図2
乃至図5で説明した内容の処理が実現される。
【0043】図7は、上記のように伝送されてきた会社
2に関する情報を応答サーバー300の各種情報解析部
302で解析した場合の例である。図7(A)は、会社
Aの選択ボタンがアクセスされた回数(又はボリウム)
を時間をベースにして解析した例であり、この例では1
2時から14時、22時の時間帯に多くアクセスされた
ことを示している。
【0044】図7(B)は、会社2をアクセスした年齢
層をベースにしたアクセス量(ボリウム)を示したもの
で、アクセスした人としては40代から50代の人が非
常に多いことを示している。また図7(C)は、アクセ
スした人がどの地域に多いかを郵便番号をベースにして
分析した結果を示している。地域C,D,E及びJにア
クセスした人が多い(ボリウムが大きい)ことを示して
いる。このような情報分析は、応答サーバーの情報解析
部302のプログラムメモリに格納されているアプリケ
ーションにより容易に分析可能である。図7(C)で
は、地域を分類する場合、郵便番号を利用したが、電話
の局番をベースとしてもよいし、登録されている住所
(県、市など)をベースとして分類してもよい。
【0045】このように分析された情報は、モデム30
5、ネットワーク或いは電話回線を介して希望するネッ
トワークサービス部400の会社に転送される。この場
合も応答サーバー300に予め登録されている会社の電
話番号が利用される。また、図6の処理ルーチンである
ステップA7乃至A10で蓄積されたアンケート情報や
商品注文情報も、モデム305、ネットワーク或いは電
話回線を介して所望の会社へ伝送することができる。
【0046】上記の例は、複数の会社名をメニュー画面
に表示して、何れの会社がどのような時間帯にアクセス
されるかを調査した例であるが、必ずしもこのような利
用方法に限定されるとは限らない。例えば1つの会社で
あっても、その会社が取り扱っている各種商品に関する
アクセス情報を収集することも可能である。
【0047】図8に示すように、第1階層画面では例え
ば会社1で取り扱う複数の商品名を表示し、各商品のア
クセス情報を収集するようにしてもよい。この場合も先
の図6(B)の処理手順と同様な処理手順が採用され
る。即ち、当該会社の商品コードと操作時の時間情報が
収集される(ステップB1,B2,B3)。
【0048】次に最終画面上の操作が行われたかどうか
の判定がなされ(ステップB4),操作がなされた場合
は、上記商品コード、時間情報に更に利用者IDと送信
先のサーバー電話番号が組み合わされて、モデム210
に送られる。モデム210は送信すべきデータを所定の
送信情報フォーマットに合せ込み、送信先サーバーの電
話番号を用いて応答サーバー300に電話回線を接続す
る。これにより、商品コードとそのアクセス時の時間情
報が送信される(ステップB5,B6)。
【0049】さらに、利用者が商品名をクリックし、図
3の第4階層画面以降で説明したようなアンケート応答
操作を行った場合には、ステップB4を経由して、ステ
ップB7に移行し、ボタン操作があったかどうかの判定
を行う。ボタン操作があった場合には、そのボタンが表
示されている階層画面上の操作情報がIT関連信号処理
部205のバッファメモリに蓄積される(ステップB
8)。そして最終画面上の操作があったときは、ステッ
プB5に移行する。
【0050】上述した、図6で説明した運用を行った場
合、(1)会社(スポンサー或いは広告主)にとって
は、広大な範囲で市場調査が可能である。また即時に市
場調査の結果が得られる。また、複数の会社(スポンサ
ー或いは広告主)と共同してITテレビジョン番組放送
が可能であるために、広告も兼ねて低価格で市場調査を
行うことができる。更に24時間放送を行うことによ
り、地域をベースにしたアクセスボリウムの分析、時間
をベースにしたアクセスボリウムの分析、年齢や性別を
ベースにしたアクセスボリウムの分析が可能であり、詳
細な市場調査結果を得ることができる。
【0051】また応答サーバーや放送局などの情報運用
者にとっては、一度に多数の会社(広告主やスポンサ
ー)から運営資金を調達可能となる。また複数の会社の
情報を取り扱うので利用者の趣味嗜好を広範囲でカバー
でき、利用者拡大を行うのに有効である。
【0052】さらに、(2)この発明のシステムでは、
IDを有効に利用し、特定のテレビジョン受信機のみが
IT関連情報を処理できるように工夫されている。この
機能が付加されることにより、IT関連情報の一層の有
効利用が可能となる。
【0053】例えば、IT関連情報を利用した長時間の
クイズ番組等で正解者のみが残り、不正解者は脱落して
いくような方式の場合、不正解者のTVに対していつま
でも問題を提供する必要はない。そこでこのようなこの
システムでは、正解者のテレビジョン受信機のみでクイ
ズ問題を視聴できるような対応を図ることができる。但
し、不正解者のテレビジョン受信機では、IT関連信号
を用いてクイズ問題が提供されないだけであり、メイン
番組は視聴できる。
【0054】図9には、上記のような番組を実現するた
めの機能部を抽出して示している。即ち、テレビジョン
受信機200A,200B,200C,…にはそれぞれ
識別番号ID−1,ID−2,ID−3,…が付されて
いる。番組としてはクイズ問題を放送するものとする。
今、各テレビジョン受信機の視聴者が回答をしたものと
する。この回答情報は、ネットワークを介してIDと共
に応答サーバー300に転送される。ここで応答サーバ
ー300内の各種情報解析部302には、上記番組に対
応する個別ID処理部311が設けられている。この個
別ID処理部311では、正解者を抽出するとともに正
解者のIDをネットワークを介して放送局100へ転送
する。
【0055】一方、放送局100にも個別ID処理部1
11が設けられている。この個別ID処理部111で
は、放送しているクイズ番組のIT関連情報に、正解者
IDを多重して伝送する。すると、テレビジョン受信機
側では、伝送されてきたIDと自己の所有する利用者I
Dとを比較し、一致する場合のみ、次のクイズ問題の記
述を表示できる。これは予め転送されているスクリプト
(プログラム)が、放送局からIDが伝送されてきた場
合は、利用者IDと伝送IDとを比較し、一致する場合
のみクイズ問題を表示するように仕組まれているからで
ある。
【0056】上記の処理は、応答サーバー300は、ク
イズ解答者の中から、正解者の利用者IDを抽出する機
能を有したが、視聴者データベース303には、各種の
個人属性情報が存在するので、正解者の電話番号の認
識、正解者の郵便番号認識、正解者の住所認識、正解者
の性別認識、正解者の年齢認識等も可能である。
【0057】したがって、電話番号や郵便番号をベース
として利用者IDの分類、性別をベースとした利用者I
Dの分類、年齢層をベースとした利用者IDの分類など
も可能である。
【0058】図10には応答サーバー300の各種情報
解析部302に設けられている、分類テーブルの例を示
している。例えば郵便番号をベースにして利用者IDを
分類すると、利用者の地域毎の分類が可能である。さら
には電話番号の局番をベースにして利用者IDを分類し
ても利用者の地域毎の分類が可能である。
【0059】したがって、特定の地域の利用者に対して
のみIT関連信号情報を提供しようとすれば以下のよう
な信号処理を行えばよい。即ち、応答サーバー300か
ら、選択した地域の利用者IDを放送局100に転送
し、放送局では、転送されてきたID信号をIT関連信
号の例えば属性情報に付加して放送する。そして、受信
機では、属性情報から取り出した伝送IDと、自己の保
有する利用者IDの比較を行い一致したときのみIT関
連情報を表示できるように設定される。これにより特定
の地域の利用者に対して、IT関連信号によるサービス
を提供することができる。
【0060】更に、図10(C)に示すように、視聴者
データベースに基づき、年齢層をベースにした利用者I
Dを分類しておくこともできる。このようなテーブルを
利用すると、登録されている年齢層毎に異なるIT関連
信号の情報サービスを行うことも可能となる。さらにま
た性別情報に基づき利用者IDを分類することもでき、
性別に応じたIT関連信号の情報サービスを行うことも
可能となる。
【0061】さらにまた、このシステムであると、利用
者IDに基づき個々のサービスを行うことができるので
あるから、アンケートなどの市場調査情報が受信機より
送られてきた場合、その調査内容により、利用者の趣味
嗜好を分析することも可能である。
【0062】たとえば、車、家、土地、家電製品、本、
病院、スポーツ用品、衣類、食料品などの項目が選択ボ
タンで表示されるようにメイン番組と共に放送し、これ
らの選択情報を応答サーバーで収集する。情報解析部に
おいては、応答を行ってきた利用者IDをベースにして
各項目のアクセス回数を分析することにより当該利用者
の趣味嗜好を認識することができる。
【0063】図11には、利用者IDをベースにして、
各利用者がどのような分野や商品に興味を持っているか
を調査する場合に、利用者からの応答情報を蓄積するた
めのテーブルの簡単な例を示している。利用者X1は、
車に興味を持つことが、また利用者X2は、土地、家に
興味を持つことが、利用者X3はスポーツ用品に興味を
持つことが分析されている。このようなデータを蓄積す
る場合は、先に説明したようなアンケート調査方法によ
り、複数の項目(選択ボタン)を画面に表示し、利用者
からの応答情報を収集し、利用者IDをベースにして応
答情報を分類することにより可能である。
【0064】この場合、利用者が選択したボタンに対応
する商品に関して更なる情報を要求したときは、その利
用者のIDを放送局に送信することも可能である。放送
局では利用者IDを認識し、この利用者がさらに詳細情
報をテレビジョン受信機で見れるように案内情報をIT
関連情報として伝送する。
【0065】図12には、放送局100のIT関連信号
処理部103で作成されるIT関連信号の形式の例を示
している。ヘッダーの後に属性情報が存在し、この属性
情報の後に実データが存在する。ヘッダーは、これから
続くデータがIT関連信号であることを示し、テレビジ
ョン受信機では、このヘッダを検出すると、所定のルー
ルに従ってデータ蓄積を行う。またヘッダーには、属性
情報の存在開始箇所、実データの存在開始箇所を先頭か
らのバイト数で記述してある。また全体のバイト数も記
述されている。属性情報としては、実データが、テキス
トデータであるのか、画像制御情報であるのか、プログ
ラムであるのか等を示す種類情報、また実データを利用
する期間を示す有効時間情報、さらに利用者ID、その
他の情報などが記述されている。このIT関連信号は、
テレビジョン信号に多重される場合は、垂直帰線消去期
間内の水平走査期間に収まる範囲で適宜分割されて多重
される。従ってこの分割されたデータユニットは、水平
走査期間では、フレーミングコードを先頭にしたデジタ
ルデータとして存在する。
【0066】上記のように属性情報内の利用者IDは、
利用者を特定しないときは例えばオール0が伝送され
る。テレビジョン受信機200では、利用者ID(伝送
ID)が伝送されてきた場合、自己の保有する利用者I
Dと伝送IDとを比較し、一致する場合のみ実データを
用いるようにそのプログラムが設定されている。なおこ
のプログラムも放送局から伝送されてきたものである。
【0067】上記の方法では、利用者を特定する場合、
利用者IDを属性情報として記述したが、多くの利用者
(例えばある年齢層、ある地域等の単位)を特定する場
合には、すべての利用者のIDを伝送するのに時間がか
かることがある。このような場合は、実データとして利
用者IDを多数伝送するようにしてもよい。
【0068】図13は、属性情報内の実データの種類を
示す情報として、テキストデータ、画像制御情報、プロ
グラム、利用者IDの判別情報を用いるようにした例で
ある。実データの種類が利用者IDであれば、実データ
の中に多数の利用者IDを挿入して伝送することができ
る。
【0069】このような実データが伝送され、テレビジ
ョン受信機としては、属性情報を検出して、利用者ID
が伝送されてきたことを認識した場合、実データの中の
各利用者IDの中に自己のIDと同じものが存在するか
どうかを検出する。そして自己のIDと同じ伝送IDが
存在した場合は、次に伝送されてくるIT関連信号の実
データを利用するようにプログラムが設定されている。
このときは、属性情報内に利用者が特定されることを示
す利用者特定フラッグ(例えばオール“1”)が記述さ
れており、IDが一致した受信機のみが、実データを活
用できるようにプログラムが設定されている。なお全て
の利用者が実データを活用できるようにした関連信号で
は、利用者特定フラッグがオール“0”となっている。
図13の方式によると、一度の多数の利用者を特定でき
ることになる。
【0070】この発明のシステムは、応答サーバー30
0の情報解析結果に応じて、その結果に基づく利用者I
Dを応答サーバー300から放送局100へ伝送するこ
とにより、上記したようにIT関連信号を利用できる利
用者を種々選択切り換えが可能である。このためにIT
関連信号を利用して変化に富んだ各種のサービスを行う
ことが可能である。
【0071】上述した利用形態のさらなる展開として、
次のような運用も可能である。
【0072】例えばクイズ問題の番組において、利用者
が1度アクセスし回答した部分のアイコン表示を回答後
は、変化させる(例えばマスクしたり表示色を変えた
り、或いは回答済と記述したり)ことが可能となり、利
用者が無意識に再アクセスすることを防止できる。これ
により、無駄なデータ転送防止と、集まるデータの信頼
性向上が可能である。
【0073】また1度アクセスし回答した部分を、再度
アクセスした時には最初と異なるステップに進むような
番組構成とすることが可能である。あるいは1度アクセ
スし回答した部分の表示例を別のものに変えることも可
能となる。例えば会社1をアクセスし回答した場合、今
まで会社1であったアイコンをその利用者には会社2と
言うふうに変化させる。
【0074】上記のような運用は、利用者IDが応答サ
ーバーで解析され、放送局にフィードバックされること
により拡張された結果である。
【0075】また、固有サービスは、一定期間が経過し
たら解除されるようにしてもよい。これは一時的なサー
ビスを行う場合に有効である。
【0076】図14は更にこの発明の他の実施の形態で
ある。この実施の形態は、例えば全世界、あるいは合衆
国などのように言語の違う利用者に対してもIT番組を
容易に同時提供できるように工夫されたものである。こ
の実施の形態では、例えばテレビジョン受信機200A
から言語モードの切り換えとともにその言語指定情報が
応答サーバー300に送られてきた場合、応答サーバー
300の個別ID処理部311においては、次のような
処理を行う。
【0077】即ち、言語を指定してきた利用者IDを放
送局100へインターネット或いは電話回線などのネッ
トワークを通して伝送する。この場合言語指定情報も伝
送する。すると、放送局100のIT関連信号処理部1
03においては、指定された言語のテキストデータを図
12、或いは図13で示した実データの領域に挿入する
とともに、その伝送先の利用者IDを伝送する。する
と、言語を指定した利用者のテレビジョン受信機200
Aでは、利用者の使用言語によるアンケートコメント、
クイズ問題が提供されるようになる。
【0078】このように利用者IDを有効に活用するこ
とにより、より多彩なITテレビジョンシステムの活用
範囲が拡大できるようになる。
【0079】この発明の思想は、上記の実施の形態に限
定されるものではない。
【0080】さらに各種のサービスが可能なように、テ
レビジョン受信機200に対して若干のメモリを付加す
る、あるいは既存のメモリの空き領域を利用することに
より、利用価値を大幅に拡張することができる。
【0081】すなわち、図15には、テレビジョン受信
機200に対して、さらに電話番号メモリ231、郵便
番号メモリ232、年令、性別メモリ233を増設した
例を示している。これらのメモリに対しては、リモート
コントローラにより、視聴者が自由に郵便番号や電話番
号、さらには年令、性別を入力することができる。
【0082】一方、放送局100には、個別サービス機
能が設けられる。すなわち、IT関連信号処理部103
には、例えば配信地域設定部131が設けられ、ここ
で、データ放送による情報の配信先を特定できるように
なっている。すなわち、例えば電話番号を利用するもの
とすると、次のようになる。市街番号を属性情報として
伝送すると、当該市街番号を含む電話番号を有するテレ
ビジョン受信機が特定されることになり、特定されたテ
レビジョン受信機において、当該市街番号に対応して放
送されるデータ放送を視聴できる。これは、予め伝送さ
れるスクリプトによるプログラム手順がそのように構築
されることにより可能である。つまり、伝送されてきた
市街番号と自己の所有する市街番号とが一致したときの
み、放送されてきたデータを復号するように、スクリプ
トのプログラム手順が構築されている。
【0083】このような方法を採用した場合、同一放送
チャンネルであっても、異なるエリアでは異なる放送番
組を視聴できることになる。上記の例は、電話番号をパ
ラメータとしているが、郵便番号をパラメータとしても
同様な処理を行うことができる。
【0084】上記の実施例は、テレビジョン受信機20
0に対して個人情報を格納するメモリを増設すれば、簡
単に実現できる。また放送局側からは、特に応答サーバ
ーを経由しなくても、テレビジョン受信機の集合体別の
管理が可能である。
【0085】これにより、例えば新聞の配達エリアを特
定し、エリア毎に個別の情報提供をコマーシャルなどを
実現することができる。さらに緻密な個別サービスを行
うことができるようにするには、図15の実施の形態と
図9、図14の実施の形態を合体したシステムを構築す
ることにより可能である。
【0086】たとえば、図2に示したようなメニュー画
面を利用して市場調査を行う場合、エリア毎に内容の異
なる、或いは一部オーバーラップさせた内容でメニュー
画面を表示させることができる。これは、スポンサー或
いは調査依頼者が希望する市場規模に応じて自由に設定
できることになる。
【0087】上記したようにこの発明の大きな第1の特
徴点を述べると、テレビジョン受信装置では、放送局か
らテレビジョン信号と共に伝送されてくるデータを用い
てデータ処理を行うためのアプリケーションプログラム
を構築し、前記データまたは前記テレビジョン信号に基
づいて画面上に複数の広告用選択ボタンを表示し、外部
操作によって、前記複数の広告用選択ボタンのうち何れ
かが選択されたときに、そのボタン選択情報を、少なく
とも時間情報とともに選択した広告用選択ボタンに対応
付けて記憶し、前記記憶されている前記ボタン選択情報
及び利用者識別情報を含む蓄積情報を伝送ラインを介し
て伝送している。
【0088】これに応答する応答サーバーの情報解析手
段では、伝送されてきた前記蓄積情報を用いて、各選択
された広告用選択ボタンのアクセスボリウムが、少なく
とも選択された時間帯または伝送された時間をベースに
して明確にされる処理を行う。この結果、多くの項目
(会社)に対する市場調査を、低価格で広範囲で、しか
も即時にサービスすることができる。
【0089】また、この発明の大きな第2の特徴点を述
べると、テレビジョン受信機では、放送局からテレビジ
ョン信号と共に伝送されてくる送信データを用いてデー
タ処理を行うためのアプリケーションプログラムを構築
し、前記データまたは前記テレビジョン信号に基づいて
画面上に選択ボタンを表示し、外部操作によって、前記
選択ボタンが選択されたときに、そのボタン選択情報を
利用者識別情報とともに伝送ラインを介して伝送してい
る。これに応答する応答サーバーの情報解析手段では、
伝送されてきた前記ボタン選択情報の内容条件に応じて
当該選択情報に対応する利用者識別情報を放送局に伝送
する。これに応答する放送局では、新たな送信データに
利用者識別情報を含めて伝送し、特定のテレビジョン受
信機においてのみ前記新たな送信データが処理されるよ
うにしている。この結果、特定の利用者に対して個別に
インタラクティブ放送データのサービスを行うことがで
きる。
【0090】また第3の特徴点を述べると、テレビジョ
ン受信機に対して若干のメモリエリアを確保し、ここに
電話番号或いは郵便番号、さらには年令や性別を記憶で
きるようにすることで、放送局側は、エリア毎、或いは
年令層毎のように集合体毎のサービス管理を行うことが
できるようになる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
スポンサー及び一般視聴者にとって、さらなる利用価値
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の双方向テレビシステムを用いた情報
処理方法の全体を示す図。
【図2】この発明に係るテレビジョン受信機における画
面例を示す図。
【図3】同じくこの発明に係るテレビジョン受信機にお
ける画面例を示す図。
【図4】同じくこの発明に係るテレビジョン受信機にお
ける画面例を示す図。
【図5】同じくこの発明に係るテレビジョン受信機にお
ける画面例を示す図。
【図6】この発明に係るテレビジョン受信機における動
作例を説明するために示した説明図。
【図7】この発明に係る応答サーバーにおける情報解析
例を説明するために示した図。
【図8】この発明に係るテレビジョン受信機におけるさ
らに他の動作例を説明するために示した説明図。
【図9】この発明のシステムにおける全体動作例を説明
するために示した説明図。
【図10】この発明に係る応答サーバーにおける情報解
析のさらに他の例を説明するために示した図。
【図11】この発明に係る応答サーバーにおける情報解
析のさらにまた他の例を説明するために示した図。
【図12】この発明のシステムで利用されるIT関連信
号のフォーマットの一例を示す図。
【図13】この発明のシステムで利用されるIT関連信
号のフォーマットの他の例を示す図。
【図14】この発明のシステムにおける全体動作の他の
例を説明するために示した説明図。
【図15】この発明のシステムのさらに他の実施の形態
を示す図。
【符号の説明】
100…放送局、103…IT関連信号処理部、200
…テレビジョン受信機、205…IT関連信号処理部、
207…表示部、211…ID処理部、210…モデ
ム、300…応答サーバー、301…モデム、302…
各種情報解析部、304…フィードバック情報処理部、
205…モデム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23Q 1/16 (72)発明者 鹿目 任 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 山本 英孝 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 青木 宏司 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5B049 BB49 BB61 CC02 CC31 DD01 EE05 EE07 EE23 FF03 FF04 GG02 GG04 GG07 GG09 5C025 BA14 BA27 BA28 CA01 CA02 CA09 CB05 CB09 CB10 DA05 5C064 BA01 BA07 BB07 BB10 BC16 BC18 BC20 BC22 BC27 BD01 BD03 BD07 BD08 BD09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局、インタラクティブ機能を有した
    テレビジョン受信機、応答サーバーを用いた双方向テレ
    ビジョンシステムにおいて、 前記テレビジョン受信機では、インタラクティブ関連信
    号に基づく複数の選択ボタンを表示し、前記複数の選択
    ボタンの何れかを利用者が選択した場合、当該選択ボタ
    ンの選択情報と利用者識別情報(利用者ID)を前記応
    答サーバーに伝送するようにし、 前記応答サーバーでは、前記利用者IDと前記選択情報
    に基づき、少なくとも前記選択情報が選択された時間或
    いは伝送されてきた時間をベースにして各選択ボタンの
    アクセスボリウムを表わす情報を生成するようにしたこ
    とを特徴とする双方向テレビジョンシステムを用いた情
    報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の選択ボタンは、それぞれ異な
    る会社のインタラクティブ関連信号の提供を受けるため
    の選択ボタンであることを特徴とする請求項1記載の双
    方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方法。
  3. 【請求項3】 放送局、インタラクティブ機能を有した
    テレビジョン受信機、応答サーバーを用いた双方向テレ
    ビジョンシステムにおいて、 前記テレビジョン受信機では、インタラクティブ関連信
    号に基づく選択ボタンを表示し、前記選択ボタンを利用
    者が選択した場合、当該選択ボタンの選択情報と利用者
    識別情報(利用者ID)を前記応答サーバーに伝送する
    ようにし、 前記応答サーバーでは、前記利用者IDと前記選択情報
    に基づき、前記選択情報の内容に応じて前記利用者ID
    を前記放送局に転送し、 前記放送局では、前記利用者IDが転送されてきた場
    合、この利用者IDをインタラクティブ関連情報に含め
    て転送し、対応する利用者のテレビジョン受信機に固有
    サービスを行うようにしたことを特徴とする双方向テレ
    ビジョンシステムを用いた情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記応答サーバーは、 前記利用者IDに対応する利用者の住所、郵便番号、氏
    名、性別、及び電話番号が予め登録したデータベース蓄
    積部を有し、 前記選択された選択ボタンのアクセスボリウムが、前記
    利用者の住所、郵便番号、氏名、性別、及び電話番号の
    何れか1またはそれらの組み合わせをベースにして明確
    にされる処理を行うことを特徴とする請求項1または3
    記載の双方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方
    法。
  5. 【請求項5】 前記選択ボタンは、インタラクティブ関
    連信号に基く表示内容の言語を選択するためのボタンで
    あることを特徴とする請求項3記載の双方向テレビジョ
    ンシステムを用いた情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記応答サーバーは、前記選択ボタンの
    選択情報を解析した結果をネットワークを介して該当す
    る選択ボタンに対応する会社へ転送することを特徴とす
    る請求項1または3記載の双方向テレビジョンシステム
    を用いた情報処理方法。
  7. 【請求項7】 前記応答サーバーは、前記選択ボタンの
    選択情報を解析して利用者の特性情報を得るとともに、
    前記特性に対応する利用者IDとその特性情報を前記放
    送局に転送し、前記放送局は、転送されてきた利用者I
    Dと同じIDを前記特性に適合するインタラクティブ関
    連信号とともに放送することを特徴とする請求項3記載
    の双方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方法。
  8. 【請求項8】 複数のテレビジョン受信機に対して、放
    送局からデータ放送を行う方法において、 前記複数のテレビジョン受信機に、少なくとも設置エリ
    アを意味する固有データが保持されており、前記放送局
    からは前記設置エリアを指定する属性情報をデータに含
    ませて放送するようにし、同じ放送チャンネルを選択し
    ているテレビジョン受信機であっても、前記データ放送
    に基き表示される内容が異なるようにしたことを特徴と
    する情報処理方法。
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