JP2000198512A - 保管管理装置およびシステム - Google Patents

保管管理装置およびシステム

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JP2000198512A
JP2000198512A JP99899A JP99899A JP2000198512A JP 2000198512 A JP2000198512 A JP 2000198512A JP 99899 A JP99899 A JP 99899A JP 99899 A JP99899 A JP 99899A JP 2000198512 A JP2000198512 A JP 2000198512A
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Hajime Murata
元 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬品の安全管理ができる保管管理装置および
システムにおいて、専用のパソコンを設けなくても集計
等の多様な演算処理を容易に行い得るシステムを提供す
る。 【解決手段】 電子秤2と、取扱者の識別情報を入力す
る入力手段3と、被計量物Aの品名および計量した計量
値を表示する表示手段4と、取扱う被計量物Aの品名お
よび入出庫の態様を設定するための操作手段4と、取扱
う被計量物Aの品名を操作手段4によって設定すると、
当該被計量物Aが保管してあるロケーションの錠を開錠
させるための信号を出力する出力ポートと、日時を計時
する計時手段とを備えた保管管理装置1に関する。電子
秤2で計った計量値、当該被計量物Aの取扱者の識別情
報、当該被計量物Aの品名、当該入出庫の態様、ならび
に、当該被計量物Aを取扱った日時を含む情報を項目ご
とに区切ってテキスト形式で記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、学校や病院などに
おいて薬品などの管理を行う保管管理装置およびシステ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有用な薬品を毒物として悪用する
事件が多発している。かかる悪用を防止するには、誰
が、何時、何を、どれだけ使用したかを管理する必要が
ある。その方法としては、たとえば、多数のロケーショ
ンを有する保管庫を設けると共に、ロケーションごとに
重量検出器を設けた自動管理システム(特開平 5-51104
号公報)を採用することが考えられる。この種のシステ
ムでは、記憶して蓄積した情報の統計処理を行う必要が
ある。この処理としては、品名または取扱者ごとに集計
を行うなど種々の演算を行う必要があるから、前記自動
管理システムに電子計算機(パソコン)を接続してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来例で
は、専用のパソコンを保管庫とセットにして新たに設け
ると共に、演算処理のための専用のアプリケーションソ
フトを開発する必要があり、そのため、大幅なコストア
ップを招く。したがって、本発明の目的は、薬品の安全
管理ができる保管管理装置およびシステムにおいて、専
用のパソコンを設けなくても、あるいは、前記演算処理
のためのアプリケーションソフトを新たに開発しなくて
も、集計等の多様な演算処理を容易に行い得るシステム
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の保管管理装置は、まず、被計量物の重量を
計量するための電子秤と、取扱者の識別情報を入力する
入力手段と、前記被計量物の品名および計量した計量値
を表示する表示手段と、取扱う被計量物の品名および入
出庫の態様を設定するための操作手段と、取扱う被計量
物の品名を前記操作手段によって設定すると、当該被計
量物が保管してあるロケーションの錠を開錠させるため
の信号を出力する出力ポートと、被計量物を取扱った日
時を計時する計時手段とを備えている。今、被計量物を
電子秤に載せて計量し入出庫の態様を設定すると、前記
電子秤で計った計量値、当該被計量物の取扱者の識別情
報、当該被計量物の品名、当該入出庫の態様、ならび
に、当該被計量物を取扱った日時を含む情報が項目ごと
に区切られてテキスト形式で記録ないし出力される。
【0005】こうして記録ないし出力された情報は、メ
モリカードなどの記憶媒体に一旦記憶させた後にオフラ
インでパソコンに取り込まれたり、あるいは、通信線お
よびサーバーを介してパソコンに取り込まれる。ここ
で、今日、研究室には必ずパソコンがあり、また、通
常、市販の表計算ソフトがインストールされている。し
たがって、前述のように、情報を項目ごとに区切ってテ
キスト形式で記録ないし出力すれば、当該情報をパソコ
ンに取り込んだ後、市販の表計算ソフトを起動させて、
所望の集計を行うことができる。したがって、専用のパ
ソコンを用いなくても、あるいは、特別のアプリケーシ
ョンソフトを開発しなくても、誰が、何時、何を、どれ
だけ使用したかを管理することができる。
【0006】本発明において、「被計量物」としては、
一般に、実験室や病院などで用いられる薬品が対象とな
る。「識別情報を入力する入力手段」としては、一般
に、IDカードリーダおよび暗証番号の入力装置が用い
られるが、双方のいずれか一方としてもよい。「表示手
段および操作手段」は、両方が一体となったタッチスク
リーンを用いるのが好ましいが、各々を別体としてもよ
い。「品名の設定」方法としては、予め登録された品名
自体を直接設定してもよいが呼出No. や品番または保管
するロケーションを設定してもよい。「入出庫の態様」
には、大きく分けて、被計量物を保管庫から取り出す場
合と、被計量物を保管庫に入れる場合との2種類があ
る。「情報を…記録ないし出力する」とは、当該情報を
メモリカードやフロッピーディスクのような記憶媒体に
記憶させることの他に、メモリに記憶させたり、あるい
は、メモリに記憶させた直後に通信手段を介して出力し
てもよいことを意味する。また、「情報」とは、たとえ
ば品名を品番やロケーションなどの他の情報で記録して
もよいことを意味する。「情報を項目ごとに区切ってテ
キスト形式で記録ないし出力する」方法としては、各情
報の項目間をカンマで区切ると共に、所定の情報を改行
コードで区切るCSV形式を採用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。本システムは、図1の保管庫S
内に収容された薬品を図2の保管管理装置1で管理する
ものである。保管管理装置1は、電子秤2、カードリー
ダ(入力手段)3、タッチスクリーン(表示手段、操作
手段)4、ストロークキー部(操作手段)5がインター
フェース(図示せず)を介して、マイコン10(図1)
に接続されている。
【0008】電子秤2は対象物(被計量物)Aの重量を
計量するためのものである。対象物Aは、一般に、瓶
(風袋)Bおよび当該瓶B内に収容された薬品Mであ
る。カードリーダ3は、取扱者の識別番号をIDカード
(図示せず)から読み取るものである。
【0009】タッチスクリーン4は、たとえば液晶表示
器を有しており、図3〜図5に示すように、品名および
計量値(重量)の他に種々のメッセージを表示すると共
に、操作キー4a〜4eを構成する。すなわち、タッチ
スクリーン4は、本発明の表示手段を構成すると共に、
品名および入出庫の態様を設定するための操作手段を構
成する。
【0010】前記入出庫の態様を設定する態様設定キー
としては、図3(b)に示す「出庫」キー4a、「入
庫」キー4b、「持出」キー4cおよび「返却」キー4
dの4つのキーが設けてある。 「出庫」キー4aは、対象物Aを保管庫Sから取り出す
際に、当該対象物Aを保管庫Sに再び戻さない場合(以
下、この態様を「出庫」という。)に操作するキーであ
る。 「持出」キー4cは、対象物Aを保管庫Sから取り出し
て計量する際に、当該対象物Aを保管庫Sに再び戻すこ
とを前提とする場合(以下、この態様を「持出」とい
う。)に操作するキーである。 「入庫」キー4bは、対象物Aを保管庫Sに入れる際
に、当該対象物Aを初めて保管庫Sに入れる場合(以
下、この態様を「入庫」という。)に操作するキーであ
る。 「返却」キー4dは、対象物Aを計量して保管庫Sに入
れる際に、以前に保管庫Sから持ち出した対象物Aを当
該保管庫Sのロケーションに戻す場合(以下、この態様
を「返却」という。)に操作するキーである。 なお、これらの態様設定キー4a〜4dにタッチする
と、CPU11は計時手段12から現在の日時を読み出
す。
【0011】前記計時手段12は、図1のマイコン10
のCPU11に設けてあり、対象物Aを取り扱った日時
を計時する。マイコン10のRAM13には、種々の登
録情報が記憶されている。登録情報としては、たとえ
ば、図3(a)の暗証番号や取扱者名、図4(a)の呼
出No. や薬品名などがあり、RAM13には、図1
(b)に示すように、呼出No. 、品名ごとに、後述する
ロケーションおよび補充発注重量などが互いに関連付け
て記憶されている。また、前記RAM13には、各品名
ごとの実際の在庫量を更新記憶させる記憶部が設けてあ
る。
【0012】前記マイコン10の基板には、メモリカー
ド(記憶媒体)20を接続するためのコネクタ(装着
部)15が設けてある。前記メモリカード20には、入
出庫履歴(図6)を記憶するための履歴記憶部21が設
けてある。
【0013】前記履歴記憶部21には、図6に示すよう
に、対象物Aを取り扱った「日付」、「時刻」の他に、
対象物Aの「呼出コード」、「品番」、「重量」(計量
値,入力値)、「単位」、「在庫量」、「単位」、保管
庫Sの「ロケーション」、「取扱者No. 」(取扱者の識
別番号)および「区分」(入出庫の態様)が記録(記
憶)される。
【0014】これらの履歴情報は、CSV形式で記憶さ
れる。すなわち、前記履歴情報は、各情報の項目間をカ
ンマで区切ると共に、所定のレコード(所定の情報)を
改行コードで区切ってテキスト形式で記録(記憶)され
ている。前記履歴情報は、1回の入出庫態様、取扱者お
よび品名ごとに改行されて記録されている。また、前記
履歴情報は、1日単位のファイルに記憶される。すなわ
ち、CPU11は計時手段12から読み出した日付が変
更されるごとに自動的に新しいファイルを図1の履歴記
憶部21に作成し、当該ファイルに履歴情報を書き込
む。
【0015】前記マイコン10には、開錠信号および施
錠信号を出力するための出力ポート16が接続されてい
る。すなわち、取り扱う対象物Aの品名をタッチスクリ
ーン4によって設定すると、CPU11は品名に対応し
たロケーションをRAM13から読み出して、当該対象
物Aが保管してあるロケーションの錠Siを開錠させる
ための開錠信号を出力ポート16を介して出力する。一
方、図4(b)の「終了」キー4eにタッチすると、図
1の前記開錠されているロケーションの電子錠Siを施
錠させる施錠信号をCPU11が出力ポート16を介し
て出力する。なお、前記出力ポート16は、リレーボッ
クス30を介して、保管庫Sの各ロケーションの電子錠
Siに接続されている。
【0016】つぎに、本システムの運用について説明す
る。まず、取扱者が、IDカードを図1のカードリーダ
3に通して読み取らせると、RAM13から取扱者が読
み出され、図3(a)の取扱者確認画面がタッチスクリ
ーン4に表示される。その後、所定の暗証番号が入力さ
れると、図3(b)の品名呼出画面がタッチスクリーン
4に表示される。この画面において、所定のキーにタッ
チすると、図4(a)の品名選択画面が子ウインドウ4
sに表示される。この画面において、所定の品名(薬品
名称)を選択して呼出No. にタッチすることにより、取
扱者の識別情報が記録されると共に、品名の設定がなさ
れる。以上の品名設定操作は入出庫の態様にかかわらず
同じである。
【0017】前記品名設定操作により、図4(b)の計
量画面がタッチスクリーン4に表示される。同時に、図
1のCPU11はRAM13から当該品名「塩化ナトリ
ウム」に対応した図1(b)のロケーションNo. 「01」
を読み出し、図4(b)の画面にロケーションNo. 「0
1」を表示させると共に、図1の出力ポート16を介し
てリレーボックス30に開錠信号として当該ロケーショ
ンNo. 「01」を出力する。リレーボックス30は当該ロ
ケーションNo. に対応する電子錠S1を開錠する。
【0018】ここで、本実施形態では、品名に対応した
ロケーションNo. を品名と共にタッチスクリーン4に表
示するので、取扱者はロケーションを覚える必要はな
く、また、ロケーションを間違えるおそれもない。
【0019】「入庫」を行う際には、当該対象物Aが新
品である場合、前記品名設定操作後、図2の当該瓶Bの
ラベルLに表示されている重量をストロークキー部5を
用いて置数することで、正味重量を入力する。入力され
た正味重量は、図5(a)の入出庫態様選択画面のよう
に重量として表示される。この後、図5(a)の「入
庫」キー4bにタッチすると、CPU11は計時手段1
2から現在日時を読み出すと共に、CPU11は過去の
在庫重量をRAM13から読み出して、当該在庫重量に
前記置数した値を加算して新たな在庫重量を算出する。
この演算後、CPU11はRAM13内の在庫量の情報
を更新記憶させると共に、該更新記憶させた在庫量をタ
ッチスクリーン4に表示させる。この後、CPU11
は、図6に示す日付,時刻,呼出コード,品番(品名に
関する情報),重量,単位,在庫量,単位,ロケーショ
ン,取扱者,区分(入出庫の態様:この場合「入庫」)
および改行コードの情報をメモリカード20の履歴記憶
部21にCSV形式で記憶させる。たとえば、図6の1
行目の情報の場合、 1998/10/7,9:56:19,2,NaCl,500,g,
2800,g,01,100,入庫,改行コードの情報が記憶される。
【0020】取扱者は前記「入庫」キー4bにタッチし
た後、当該対象物Aを開錠された保管庫Sのロケーショ
ンに入れ、この後、図5(a)の「終了」キー4eにタ
ッチする。取扱者が「終了」キー4eにタッチすること
で、CPU11は出力ポート16を介してリレーボック
ス30に施錠信号を出力する。この出力後、開錠されて
いた電子錠Siが施錠される。なお、「入庫」を行う際
に、正味重量が分からない場合は、対象物Aを計量した
後、周知の風袋引きを行って入庫する。
【0021】「持出」を行う際には、前記品名設定操作
後、品名に対応して開錠された図2のロケーションか
ら、当該品名の対象物Aを取り出す。この取出後、取扱
者は当該対象物Aを電子秤2の上に載せる。つまり、薬
品Mを瓶Bごと電子秤2の上に載せる。これにより、電
子秤2で計量された計量値(持出時の計量値)がCPU
11により図5(a)のように重量として表示される。
その後、図5(a)の「持出」キー4cにタッチする
と、CPU11は計時手段12から現在日時を読み出す
と共に、図6に示す、日付,時刻,呼出コード,品番
(品名に関する情報),重量,単位,在庫量,単位,ロ
ケーション,取扱者,区分(入出庫の態様:この場合
「持出」)および改行コードの情報をメモリカード20
の履歴記憶部21にCSV形式で記憶させる。
【0022】なお、「持出」の場合、在庫量の演算はな
されず、また、メモリカード20には「在庫量」として
ブランクの情報、つまり、「,」と「,」とが隣接した
状態で情報が記憶される。たとえば、図6の4行目の情
報の場合 1998/10/7,11:56:55,1,NaCl,300,g,,g,01,123
4,持出, 改行コードが記憶される。前記図5(a)の
「持出」キー4cにタッチした後、取扱者が「終了」キ
ー4eにタッチすると、CPU11は前述の「入庫」の
場合と同様に、電子錠Siの施錠を行わせる。
【0023】「返却」を行う際には、前記品名設定操作
後、返却すべき対象物Aを電子秤2の上に瓶Bごと載せ
る。これにより、電子秤2で計量された計量値(返却時
の計量値)がCPU11により図5(a)のように重量
として表示される。この後、図5(a)の「返却」キー
4dにタッチすると、CPU11は計時手段12から現
在日時を読み出すと共に、下記の(1) 式で表される在庫
量の計算を行う。在庫量=(最新の在庫量)−((持出時の
計量値)−(返却時の計量値))…(1)前記演算後、CP
U11はRAM13内の在庫量の情報を更新記憶させる
と共に、図6に示す日付から区分までの情報をメモリカ
ード20の履歴記憶部21にCVS形式で記憶させる。
【0024】ここで、持出時および返却時の計量値に
は、それぞれ、風袋重量(瓶Bの重量)が含まれている
が、前記(1) 式では風袋重量が何グラムであるかを知る
必要がない。したがって、取扱者は風袋重量を全く意識
する必要がなく、つまり、瓶Bから薬品を取り出して計
量する必要がなく、したがって、至便である。
【0025】前記計量後、取扱者が当該対象物Aを開錠
されている保管庫Sのロケーションに入れ、この後、図
5(a)の「終了」キー4eにタッチすると、CPU1
1は前述の「入庫」の場合と同様に電子錠Siの施錠を
行わせる。
【0026】「出庫」を行う際には、前記品名設定操作
後、品名に対応して開錠されたロケーションから当該品
名の対象物Aを取り出す。この取出後、新品(未使用)
の対象物AのラベルLなどに記載されている正味重量を
テンキー(ストロークキー部5)で置数して入力する。
この後、「出庫」キー4aにタッチすると、CPU11
は計時手段12から現在日時を読み出すと共に、下記の
(2) 式で表される在庫量の演算を行う。在庫量=(最新
の在庫量)−(出庫時の計量値) …(2)前記演
算後、CPU11はRAM13内の在庫量の情報を更新
記憶させると共に、図6に示す日付から区分までの情報
をメモリカード20の履歴記憶部21にCVS形式で記
憶させる。前記置数操作後、取扱者が「終了」キー4e
にタッチすることで、CPU11は出力ポート16を介
してリレーボックス30に施錠信号を出力すると、開錠
されていた電子錠Siが施錠される。
【0027】なお、「出庫」を行う際に、正味重量が分
からない場合は、対象物Aを計量した後、周知の風袋引
きを行って出庫する。また、風袋引きを行うのが面倒な
場合は、一度「持出」として取り出して使用した後、空
瓶Bのみを「返却」してもよい。
【0028】以上のようにして、メモリカード20の履
歴記憶部21には、入出庫の履歴が記録される。メモリ
カード20に記録された履歴は、メモリカード20をパ
ソコン(電子計算機)などに読み取らせることで、図6
のような状態に表示したり、あるいは、印字したりする
ことができる。また、市販の表計算ソフトにより、取扱
者ごとや区分ごとまたは品名ごとの集計を算出すること
もできる。たとえば、特定の品番「HCl 」および取扱者
「1234」を選択して図7のような表を作成したり、ある
いは、当該取扱者「1234」および品番「HCl 」について
集計を行うこともできる。したがって、誰が、何時、何
を、何グラム持ち出した(使用した)かを、パソコンと
市販の表計算ソフトを用いて容易に管理することができ
る。
【0029】また、本実施形態では、日付が変わるごと
にCPU11が自動的にファイルを作成するから、日単
位で所望の期間を設定して、日ごとのファイルを読み出
し集計を行うこともできる。
【0030】前記実施形態において、メモリカード20
の記憶総容量のうち、所定の容量を使用すると、図5
(b)の記憶容量確認画面に示すように、当該事態を表
示するようにしてもよい。この場合、CPU11は、装
置の起動時にメモリカード20の記憶総容量を読み取
り、その後、使用されている量を所定のサイクルで(た
とえば新たなファイルを作成する度に)読み取り、予め
設定した所定量に使用量が達していると、前記図5
(b)の画面をタッチスクリーン4に表示させるように
プログラムしておく。
【0031】なお、前記実施形態では、図1の保管庫S
に複数の電子錠Snを設けたが、電子錠Snは1つであ
ってもよい。また、本発明は図5(a)のキー4a〜4
eの名称(表示)を限定するものではない。また、「持
出」や「返却」の態様を必ずしも設ける必要はない。ま
た、図1の保管管理装置自体にプリンタを設けてもよ
い。また、品名に対応したロケーションは、各品名ごと
に詳細な内容を対応させて別途表示させてもよい。さら
に、品名の設定をバーコードリーダなどで行ってもよ
い。また、特定のロケーションについては、予め設定さ
れた特定のIDカードを持つ取扱者のみが開錠できるよ
うにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
薬品等を取り出したり、返却した際に、取扱者、日時、
入出庫の態様、品名、計量値などが記憶されるようにし
たから、誰が、何時、何を、何グラム出し入れしたかを
管理することができる。特に、前記情報を項目ごとに区
切ってテキスト形式で記録ないし出力するようにしたか
ら、前記情報を既設のパソコンに取り込んだ後、市販の
表計算ソフトにより、所望の集計を行うことができる。
したがって、専用のパソコンを用いなくてもよいから、
安価なシステムを構築することができる。
【0033】また、1日ごとに自動的にファイルを作成
しておけば、数日分、1週間分、1月分などの所望の期
間ごとの集計を容易に行うことができる。
【0034】また、前記各情報を脱着自在の記憶媒体に
記憶させるようにすれば、パソコンを保管庫の近くに設
ける必要がない上、保管管理装置とパソコンとの間をケ
ーブルで接続する必要がないから、更なるコストダウン
を計ることができる。
【0035】また、前記記憶媒体の記憶総容量のうち、
所定の容量を使うと当該事態が表示されるようにすれ
ば、記憶媒体の容量を管理することができるから、至便
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す保管管理システムの
概略構成図および登録情報の一部を示す概念図である。
【図2】保管管理装置の概略斜視図である。
【図3】表示画面を示す正面図である。
【図4】他の表示画面を示す正面図である。
【図5】更に他の表示画面を示す正面図である。
【図6】メモリカードの記憶内容を電算機で出力した状
態を示す図である。
【図7】市販の表計算ソフトを使って出力した状態を示
す図である。
【符号の説明】
1:保管管理装置 2:電子秤 3:カードリーダ(入力手段) 4:タッチスクリーン(表示手段,操作手段) 4a〜4e:キー 5:ストロークキー部(操作手段) 12:計時手段 15:コネクタ 16:出力ポート 20:メモリカード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計量物の重量を計量するための電子秤
    と、 取扱者の識別情報を入力する入力手段と、 前記被計量物の品名および計量した計量値を表示する表
    示手段と、 取扱う被計量物の品名および入出庫の態様を設定するた
    めの操作手段と、 取扱う被計量物の品名を前記操作手段によって設定する
    と、当該被計量物が保管してあるロケーションの錠を開
    錠させるための信号を出力する出力ポートと、 被計量物を取扱った日時を計時する計時手段とを備え、 前記電子秤で計った計量値、当該被計量物の取扱者の識
    別情報、当該被計量物の品名、当該入出庫の態様、なら
    びに、当該被計量物を取扱った日時を含む情報を項目ご
    とに区切ってテキスト形式で記録ないし出力するように
    した保管管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記各情報の項目間をカンマで区切ると共に、所定の情
    報を改行コードで区切って出力するようにした保管管理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 予めファイルを作成する所定の単位を設定し、 該所定の単位ごとにファイルを作成して前記情報を記録
    できるようにした保管管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記所定の単位は日ごとに設定され、1日ごとにファイ
    ルが形成されるようにした保管管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは2において、 前記各情報を記憶させる記憶媒体を挿入して装着する装
    着部を設け、 該記憶媒体に前記テキスト形式で前記情報を記憶させる
    ようにした保管管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記記憶媒体の記憶総容量のうち、所定の容量を使うと
    当該事態が表示されるようにした保管管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の保管管理装置と、前
    記開錠信号で開錠される保管庫とを備えた保管管理シス
    テム。
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