JP2000172821A - 半導体装置、データ記憶メディア、データ記録装置、データ読出装置、および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、データ記憶メディア、データ記録装置、データ読出装置、および半導体装置の製造方法

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JP2000172821A
JP2000172821A JP35165098A JP35165098A JP2000172821A JP 2000172821 A JP2000172821 A JP 2000172821A JP 35165098 A JP35165098 A JP 35165098A JP 35165098 A JP35165098 A JP 35165098A JP 2000172821 A JP2000172821 A JP 2000172821A
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semiconductor
memory
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルデータの不正コピーの防止、シス
テムセキュリティーの向上に適したデータ記録メディア
を提供する。 【解決手段】 Vppを入力する接続端子111とワード
線Wiとの間にそれぞれトランジスタ112を介挿し、
このトランジスタの導通状態を、制御端子113の入力
によって制御することで第2のメモリセルアレイ122
にライトプロテクトをかける。この端子113はデータ
記録メディアの外部接続端子とは電気的に独立に、モジ
ュール内部に孤立するように配設することにより、この
ワード線Wiと接続された第2のメモリセルアレイは、
読取り専用領域となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルデータを
記憶するデータ記憶メディアに関する。また本発明はデ
ィジタルデータを記憶するデータ記憶メディアにデータ
を記録するデータ記録装置、データ記憶メディアに記憶
されたデータを読みだすデータ読みだし装置を提供する
ことを目的とする。
【0002】
【従来の技術】近年では文字、画像、映像、音楽、音声
などさまざまな情報をディジタルデータとして取り扱う
ようになってきている。このようなディジタルデータ、
プログラムデータを記録するためのデータ記憶メディア
としてもテープ、フロッピーディスク、ハードディス
ク、光磁気ディスクなどを初めとして様々なものが用い
られている。
【0003】例えばフロッピーディスクは一般に幅広く
普及しているメディアであるが、メディアを回転駆動す
る必要があることからモータと回転機構とを必要とする
ため、このデータ記憶メディアを取り扱う電子機器の小
型化、軽量化には適したメディアとはいえない。
【0004】携帯型の電子機器で用いる外部データ記憶
メディアとしては、他の電子機器との互換性の保持と、
携帯用途に適した小型化、軽量化を両立することが課題
である。
【0005】このようなデータ記憶メディアとして、近
年、データの書き換えを電気的に行うことができる不揮
発性メモリがデータ記憶のためのメディアとして注目さ
れている。 このようなデータ記憶メディアとして、例
えば不揮発性メモリ素子を小型のメモリカードの形にパ
ッケージングしたデータ記憶メディアが知られている。
このデータ記憶メディアに、静止画、音声、音楽等のコ
ンテンツを記録する応用も進展している。ディジタルデ
ータとしてデータ記憶メディアに取り込まれたコンテン
ツは、アナログ信号と違い何度コピーを繰り返してもそ
の質の劣化を引き起こさない。このため無防備なコンテ
ンツが不正にコピーされるのを防止する技術を確立する
ことが求められている。
【0006】またディジタルデータとして、電子商取
引、電子バンキングなどに用いられる認証情報をデータ
記憶メディアに格納する場合は、事態はさらに深刻であ
り、ディジタルな認証情報の不正コピーを防止する技術
の確立が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は、読出専用の領域を有する半導体データ記憶メデ
ィアを提供することを目的とする。また本発明は一度だ
け書き込むことができその後読出専用となる領域を有す
る半導体データ記憶メディアを提供することを目的とす
る。
【0008】また本発明はデータ通信、電子商取引など
のシステムセキュリティーの向上を図るとともに、不正
コピーを防止することができるデータ記憶メディアを提
供することを目的とする。
【0009】また本発明は、ディジタルデータの不正な
コピーを防止することができるデータ記録装置、データ
読出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】無防備なディジタルデー
タがコピーされ、世の中に流通してしまうことを防ぐた
めには、データ記憶メディア自身の個体認識が役立つ。
【0011】例えば、半導体素子などからなるデータ記
憶メディア自身が、個々に、そのデータ記憶メディアの
個体識別情報を所有していると、この個体識別情報を暗
号鍵の一部として使ったり、あるいは暗号鍵を再度暗号
化する暗号鍵として使うことができる。このような個体
識別情報に基づいて、例えば音楽データなどのコンテン
ツを暗号化し、その個体識別情報を有するデータ記憶メ
ディアに記録するようにする。この暗号化されたデータ
は暗号化に用いられた個体識別情報を有するデータ記憶
メディアに記録されたときのみ有効となる。なぜなら
ば、暗号化されたデータをデコードするときには、デー
タ記憶メディア自身の個体認識番号が関与するからであ
る。もし、ある個体認識番号を持つデータ記憶メディア
に記録された音楽データが他の個体識別番号を持つデー
タ記憶メディアにコピーされても、その音楽データは他
の個体識別番号を持つデータ記憶メディアからは暗号鍵
が違うために、決して読み出す事ができないので、他の
個体識別番号を持つデータ記憶メディアにとっては無意
味な音楽データとなる。
【0012】そこで、データ記憶メディアを構成してい
る書き換え可能な不揮発性メモリの中に、該メモリの供
給メーカが製造段階で、個々のデータ記憶メディアを個
体識別することができる方法として、該メモリの内部に
個体識別ができる手段を埋め込む方法が取られている。
この手段は、特に、書き換え可能な不揮発性メモリその
ものだけで構成されているスマートメディアと呼ばれる
データ記憶メディアにおいては有効となる。
【0013】該メモリの供給メーカが製造段階で、個々
のデータ記憶メディアを個体識別できる方法として、特
別な領域に読み出し専用の特別領域を設定する事が多
い。但し、従来の読み出し専用の特別な番号領域は、マ
スクROMとしてウェハーの製造工程中に作り付けてし
まう場合や、その特別の番号領域をOTPとすべく特別
な構成にしている場合が一般的であった。しかしなが
ら、上記方法が製造工程上あるいはデバイス構成上、複
雑であり、そのため工程日数の増加を招き、引いてはコ
スト高にまで影響してくる。
【0014】さらに、該メモリの供給メーカが製造段階
で、個々のデータ記憶メディアを個体識別することがで
きる方法としてよく用いられる方法として、製造段階で
個体識別番号をデータ信号線を用いて書き込み、その書
き込んだ領域を読み出し専用化する手段として、書き込
み後に再び書き込みに必要な信号がかからないように書
き込み信号からのラインのヒューズ部分をレーザ等にて
切断してしまう方法がある。
【0015】しかしながら、レーザによるヒューズを切
断する方法は製造工程上工程が追加になり複雑かつコス
ト高を生じる。また、実際はヒューズを切断するという
物理的に絶対かつ完璧な方法のように見えるが、人為的
あるいは工程上のミスが発生し、切断され無かった場
合、目視による工程が完了しているかどうかの判断が難
しい点があり、特定領域を完璧に読み出し専用化されて
いるかどうかの信頼度に欠ける面がある。
【0016】本発明では簡単な構成にて、書き換え可能
な不揮発性メモリに読み出し専用の特別な番号領域を設
定することができ、メモリ素子の製造メーカーが製造段
階で、個々のデータ記憶メディアを個体識別することが
できる個体識別情報をデータ記憶メディアに付与するこ
とができる方法を提供するものである。
【0017】本発明のデータ記憶メディアは、第1のメ
モリセルと第2のメモリセルを有し、前記第1のメモリ
セルへのデータの書込みを制御する配線と接続された第
1の接続端子と、前記第2のメモリセルへの前記データ
の書込みまたは消去を制御する配線と接続された第2の
接続端子とを有する半導体素子と、前記第1の接続端子
と接続され、前記第2の接続端子とは電気的に独立に配
設された外部接続端子と、前記半導体素子が内部に封止
され、かつ前記外部接続端子が外部に導出、あるいは表
面や側面に露出するように前記半導体素子と前記外部接
続端子とを保持する手段と、を具備したことを特徴とす
る。
【0018】本発明のデータ記憶メディアは、第1の面
と第2の面とを有する配線基板と、前記配線基板の前記
第1の面に搭載され、第1のメモリセルと第2のメモリ
セルを有し、前記第1のメモリセルへのデータの書込み
を制御する配線と接続された第1の接続端子と、前記第
2のメモリセルへの前記データの書込みまたは消去を制
御する配線と接続された第2の接続端子とを有する半導
体素子と、前記配線基板の前記第2の面に配設され、前
記第1の接続端子と接続され、前記第2の接続端子とは
電気的に独立に配設された外部接続端子と、前記半導体
素子を封止するように前記配線基板の前記第2の面と前
記半導体素子を覆って配設された封止樹脂と、を具備し
たことを特徴とする。
【0019】本発明のデータ記憶メディアは、第1の面
と第2の面とを有する配線基板と、前記配線基板の前記
第1の面に搭載され、第1のメモリセルと第2のメモリ
セルを有し、前記第1のメモリセルへのデータの書込み
または消去を制御する配線と接続された第1の接続端子
と、前記第2のメモリセルへの前記データの書込みまた
は消去を制御する配線と接続された第2の接続端子とを
有する半導体素子と、前記配線基板の前記第2の面に配
設され、前記第1の接続端子と接続され、前記第2の接
続端子とは電気的に独立に配設された外部接続端子と、
前記半導体素子を封止するように前記配線基板の前記第
2の面と前記半導体素子を覆って配設された封止手段と
を有するモジュールと、前記外部接続端子が表面に露出
するように前記モジュールを保持する凹部を有するカー
ド型の保持部材と、を具備したことを特徴とする。
【0020】本発明のデータ記憶メディアでは、前記第
2の接続端子は前記第2のメモリセルへの前記データの
書込みまたは消去を制御する前記配線の導通状態を制御
可能に接続するようにしてもよい。
【0021】また前記第2の接続端子は前記第2のメモ
リセルへのデータの書込みまたは消去を制御する前記配
線に介挿されたトランジスタのゲート電極と接続するよ
うにしてもよい。
【0022】また前記第2のメモリセルには、前記半導
体素子を識別するための識別情報を保持するようにして
もよい。さらに第1のメモリセルにユーザの認証情報を
保持するとともに、第2のメモリセルに識別情報を保持
するようにしてもよい。
【0023】前記半導体素子は実質的に不揮発性メモリ
素子から構成するようにしてもよい。また不揮発性メモ
リ素子の一部に、論理回路を設けるようにしてもよい。
【0024】前記不揮発性メモリ素子としては、例えば
NAND型、AND型、NOR型などのフラッシュEE
PROMを用いるようにしてもよい。
【0025】また前記半導体素子はデータレジスタを有
し、前記データの前記半導体素子への書込みと読みだし
は前記データレジスタを介して行われ、前記第2のメモ
リセルが構成するメモリ容量は、前記データレジスタの
容量以下に設定するようにしてもよい。
【0026】また前記半導体素子は論理回路を有し、前
記第1のメモリセルは、前記半導体素子の外部からの直
接のアクセスが可能な第1の領域と、前記論理回路を介
してのみアクセス可能な第2の領域とを有するようにし
てもよい。
【0027】本発明のデータ記録装置は、識別情報を有
する半導体メモリ素子を備えたデータ記憶メディアにデ
ータを記録するデータ記録装置において、前記データ記
憶メディアを保持する手段と、前記半導体メモリ素子か
ら前記識別情報を獲得する手段と、第1の符号を保持す
る手段と、前記第1の符号と獲得した前記識別情報とに
基づいて第2の符号を生成する手段と、前記データを前
記第2の符号に基づいてエンコードする手段と、エンコ
ードした前記データを前記半導体メモリ素子に書き込む
手段と、具備したことを特徴とする。
【0028】本発明のデータ読出装置は、識別情報を有
する半導体メモリ素子を備えたデータ記憶メディアから
データを読み出すデータ読出装置において、前記データ
記憶メディアを保持する手段と、前記半導体メモリ素子
から前記識別情報を獲得する手段と、第1の符号を保持
する手段と、前記第1の符号と獲得した前記識別情報と
に基づいて第2の符号を生成する手段と、前記半導体メ
モリ素子から前記データを読み出す手段と、読み出した
前記データを前記第2の符号によりデコードする手段
と、を具備したことを特徴とする。また、前記第1の符
号を保持する手段は半導体素子であり、前記第1の符号
としてこの第1の符号を保持した前記半導体素子を識別
する個別識別情報を用いるようにしてもよい。
【0029】また、前記第1の符号を保持する手段へ、
前記第1の符号を供給する手段をさらに具備するように
してもよい。例えば、前記第1の符号を保持する手段へ
前記第1の符号を供給する手段としてはスマートカード
を用いるようにしてもよい。すなわち、少なくとも論理
回路と、この論理回路を介して外部からアクセスされる
不揮発性半導体メモリとを有する半導体素子を有するス
マートカードの、不揮発性半導体メモリ素子に第1の符
号を格納するようにしてもよいし、また前記半導体素子
に、読取り専用の第2の領域を設け、この第2の領域に
第1の符号を格納するようにしてもよい。もちろん前記
半導体素子の識別情報を第1の符号として用いるように
してもよい。
【0030】データの読出装置には、デコードした前記
データはアナログデータに変換する手段をさらに具備
し、メモリセルに格納したデータは、アナログデータと
して出力するようにしてもよい。
【0031】本発明の半導体装置の製造方法は、複数の
素子領域を有するウエハの前記素子領域に、データの書
込みまたは消去を制御する配線と接続された複数の接続
端子と、前記データを保持可能な第1の領域と第2の領
域とを有する半導体メモリ素子を形成する工程と、前記
半導体メモリ素子の第2の領域に前記半導体素子の識別
情報を書き込む工程と、外部接続端子が外部に導出、あ
るいは表面や側面に露出するとともに、この外部接続端
子と前記半導体メモリ素子の前記第1の領域の前記デー
タの書込みまたは消去を制御する前記配線とが接続さ
れ、前記の前記半導体メモリ素子の前記第2の領域の前
記データの書込みまたは消去を制御する前記配線と接続
された前記接続端子が前記外部接続端子と電気的に独立
になるように前記半導体メモリ素子を封止する工程と、
を有することを特徴とする。
【0032】前記識別情報を前記半導体メモリ素子の前
記第2の領域に書き込む工程は、前記ウエハを前記素子
領域ごとに分離する以前に行うようにしてもよい。
【0033】本発明のデータ記憶メディアは、個々のメ
モリデバイスを識別することができる識別情報を一定の
メモリ領域に格納した書き換え可能な不揮発性メモリに
おいて、識別情報を格納する領域は読み出し専用の領域
であり、その識別情報を格納する領域の形成に際して
は、メモリチップ上に設けられた書き込みときのみに使
われる少なくとも一つ以上の専用の電極パッドを設けら
れており、前記電極パッドはメモリチップをメモリデバ
イスとしてパッケージにされる際に、外部電極端子に接
続されずにパッケージ内部に取り込まれたままの状態で
残されたことを特徴とするものである。メモリチップ上
に設けられた書き込みときのみに使われる専用の前記電
極パッドは、その電圧をある一定の規定電圧に設定され
たとき、識別情報を格納する領域に繋がったデータ信号
を読み込み専用信号化するむことができる機能を有して
いる。
【0034】またメモリチップ上に設けられた書き込み
のときのみに使われる専用の前記電極パッドはその電圧
をある一定の規定電圧に設定しないと、識別情報を格納
する領域に書き込み用高電圧がかかることができないよ
うな機能を有している。
【0035】また識別情報を格納する領域の形成する読
み出し専用の領域に繋がった各ビットに対応したワード
線が、メモリチップ上に設けられた書き込み時のみに使
われる専用の前記電極パッドと同時に使用したときの
み、前記ワード線の状態が書き込み状態に維持されるこ
とを特徴とする。
【0036】さらに前記ワード線にフラッシュメモリに
必要な書き込み高電圧を発生させないように、メモリチ
ップ上に設けられた書き込み時のみに使われる専用の前
記電極パッドにて制御した事を特徴とする。
【0037】識別情報は、メモリデバイスがウェハーの
状態で完成したときに行う電極パッドにプローブを接触
させてテスター試験を行う際に、メモリチップ上に設け
られた書き込み時のみに使われる専用の前記電極パッド
にある電圧を印加しつつ、識別情報を格納する領域に繋
がったデータ信号から書き込むようにしてもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳細
に説明する。
【0039】(実施形態1)図1、図2は本発明のデー
タ記録メディアの例を概略的に示す図である。ここでは
データ記録メディアの例としてICカードを取り上げて
説明する。図1にはスマートカードとよばれるCPU付
きのICカードを、図2にはメモリカードとよばれる実
質的にメモリ素子からなるICカードを例示している。
なお、ICカードには、CPUを搭載しているものとし
ていないものとに大別することができるが、ここではC
PUとメモリを搭載したICカード(例えばISO準拠
のICカード)をスマートカードと呼び、実質的にメモ
リ素子からなるCPUを搭載しないタイプのICカード
をメモリカードと呼ぶ。
【0040】スマートカード11は縦85.6mm、横
54.0mm、厚さ0.76±0.08mmと、ISO
7810に準拠したものであり、一方の面に露出した平
面型端子12を備えている。このスマートカード11の
平面型端子12もISO7816に準拠したものであ
り、この平面型端子を介して、スマートカード11に内
蔵されたICへのアクセスが行われる。
【0041】図2に示したメモリカード21の大きさは
縦45.0±0.1mm、横37.0±0.1mm、厚
さ0.76±0.08mmであり、JEDECのMO−
186(FLOPPY DISK CARD)に準拠し
たものである。スマートカード11の平面型電極12
と、形状、ピン数は相違するものの、このメモリカード
21も一方の面に露出した平面型端子22を備えてお
り、この平面型端子22を通じて内蔵されたICへのア
クセスが行われる。そして本発明のデータ記録メディア
では、半導体素子の接続端子のうち、識別情報を格納し
たメモリセルの消去動作・書込み動作を制御する配線
は、平面型端子22と接続されることなく、電気的に独
立に孤立して配設されている。したがって本発明のデー
タ記録メディアでは、パッケージングの後は識別情報は
読みだすことしかできない。
【0042】ここで、スマートカード11についてさら
に詳細に説明する。図3はCPUとメモリを備えたIC
カードの1種であるスマートカード11の構成を模式的
に示す図である。スマートカード11内にはMPU13
チップが内蔵されており、このMPU13はCPU14
とプログラムメモリ(ROM)15、そしてデータメモ
リであるEEPROM16から構成されている。このよ
うなチップの片面はモールドされて、もう一方の面は平
面型端子12が形成される。
【0043】図4にスマートカード11の平面型端子1
2のパターンの例を示す。ピン12aは電源(VC
C)、ピン12bはリセット(RST)、ピン12cは
クロック(CLK)、ピン12eはグランド(GN
D)、ピン12gは伝送(I/O)であり、ピン12
d、ピン12hは予備、ピン12fは未使用である。
【0044】つぎにメモリカード21についてさらに詳
細に説明する。このメモリカード21は、NAND型E
EPROMが1チップに搭載されたフラッシュメモリカ
ードであり、その大きさは縦45.0±0.1mm、横
37.0±0.1mm、厚さ0.76±0.08mmで
あり、JEDECのMO−186(FLOPPY DI
SK CARD)に準拠したものである。このメモリー
カードの形態の例として、SmartMediaあるい
はSSFDC(Solid State Floppy
Disk Card)と呼ばれているものをあげるこ
とができる。
【0045】このメモリカード21は主として2つの部
分から構成されている。図5にこれらの構成を示すよう
に、ひとつはメモリチップを搭載し平面型端子を備えた
パッケージ23と、このパッケージを保持するベースカ
ード24である。
【0046】このパッケージ23の概略的な構造は図6
に示すように、メモリチップ25を搭載した樹脂基板2
6をモールド樹脂27により片面モールドしたものであ
り、メモリチップ25と配線基板26との接続にはここ
ではワイヤボンディング28を用いている。外部との電
気的な接続をとるためにパッケージのメモリチップ25
搭載面と反対側には平面型端子22を設けており、平面
型端子22とメモリチップ25との電気的接続は樹脂基
板26に設けたスルーホール26aを介してビア接続し
ている。また、平面型端子22の表面は金メッキを施し
ており、ここでは金の純度を99.5%程度まで落して
機械的耐摩耗性を向上させたハード金メッキを施してい
る。このような構成を採用することによりパッケージの
厚さは約0.65mm程度と非常に薄いものとなってい
る。
【0047】一方、このパッケージ23を保持するベー
スカード24はパッケージ23を嵌合するようなステッ
プ付の凹部を有している。このベースカード24に形成
されたステップの部分で、配線基板のモールドされてい
ない領域で接着することによって、パッケージ23をベ
ースカード24に固定している。パッケージ23の平面
型端子22はベースカード24の表面と実質的に同一平
面を構成するように固定される。なおベースカード24
の凹部の底部はパッケージ23のモールド層27の厚さ
よりもわずかに深く形成されており、メモリチップ25
にかかる応力を緩和するとともに、モールド工程での厚
さ制御のマージンを大きくしている。
【0048】メモリチップ25と対応するベースカード
24の薄肉部は非常に薄いため、流動性の高い例えばP
C/ABSアロイを用いて射出成型法により形成した。
【0049】なお、パッケージ23とベースカード24
の固定にはゴムを主材とした熱圧着シートを用いてお
り、ベースカード24のステップの部分に熱圧着シート
を載置してパッケージ23を搭載したうえで熱圧着して
いる。
【0050】このメモリカードの平面構成は、平面型端
子22が露出した接触領域と、書き込み禁止用のシール
などを貼る領域81、インデックスラベルを貼る領域8
2、搭載したメモリチップの容量、電源電圧、種別等が
表記される表記領域83から構成される。なお、ベース
カード24の挿入方向の先端部の一方の角の切りかけ部
84は、電源電圧に応じて左右に形成されている。例え
ば、電源電圧が5Vのメモリカードでは挿入方向の左
側、電源電圧が3.3Vのメモリカードでは挿入方向の
右側に切り欠きを形成している。この切り欠けはスロッ
トの誤挿入防止機構とともに機能し、例えば電源電圧が
3.3Vのメモリカードに5Vの電源が印加され、メモ
リチップ25が電気的に破壊されるのを防止している。
【0051】書き込み禁止を行うには、ライトプロテク
ト領域に導電性を有するシールを貼り付ける。スロット
34側の接続電極35はライトプロテクト領域に対応す
る部分に2つの端子を接触させ、その導通状態によって
シールの貼り付けの有無を検出することにより、ソフト
ウエア的またはハードウエア的にメモリカード21への
書き込みにプロテクトをかけることができる。
【0052】このメモリカード12に搭載されているN
AND型フラッシュEEPROMについて説明する。こ
のメモリは、例えば8MBの場合には、528バイト×
16ページ×1,024ブロック構成の3.3V単一電
源動作のフラッシュメモリである。メモリチップの内部
には、528バイトのスタティックなレジスタを備えて
おり、プログラム動作およびリード動作はこのレジスタ
とメモリセルアレイ間で528バイト単位でデータ転送
される。また消去はブロック(4kバイト+256バイ
ト単位)で実行される。1ページが512バイトではな
く528バイトと16バイト余分な領域が付加されてい
るが、この冗長領域はECC(エラー訂正)符号の格納
領域または管理情報等を格納する領域として使用するこ
とができる。本発明のデータ記録メディアにあっては、
この冗長領域の一部を読みだし専用のメモリセルとし、
素子の識別情報を格納するようにしてもよい。
【0053】このメモリはアドレス、データ、コマンド
を平面型端子のI/O端子からシリアルに入出力する完
全シリアルタイプのメモリで、プログラム、消去動作は
メモリチップ内で自動実行させるタイプのものである。
【0054】図7は2MB、4MB、8MBのNAND
型EEPROMを用いたメモリーカードの仕様とピンレ
イアウトを示す図である。また図8はメモリチップ25
の構成を模式的に示す図である。このようにこのメモリ
チップ25はアドレスピンを持っておらず、アドレスは
I/Oピンから複数回に分けて入力される。このためピ
ン数を少なく、かつメモリ容量が大きくなってもピン数
を増やす必要がない。このことは、図7に例示した32
MB、64MBのNAND型EEPROMのピンレイア
ウトに示している。したがって、本発明のデータ記録装
置、データ読出装置などの接続装置側に関しても、接続
電極35の構成を変更することなく容量の相違するメモ
リカード21を受け入れることができる。さらに接続電
極35を共通化することができ、1つの接続装置で異な
る種類のメモリカードを使用することができるという利
点を有している。
【0055】(実施形態2)図9はNAND構造のメモ
リセルの平面構成図と等価回路図の例を示す図である。
図9(a)は16MビットのNAND構造のメモリセル
の構成を、図9(c)は4MビットのNAND構造のメ
モリセルの構成を、図9(b)は16MビットのNAN
D構造のメモリセルの等価回路図である。
【0056】メモリセルトランジスタは自己整合された
2層ゲート構造で浮遊ゲートFGi、制御ゲートCGi
ともにポリシリコンで形成されている。1NANDの構
造は、4Mビットの場合、2個の選択トランジスタSG
1 とSG2 との間に8個のメモリセルトランジスタが直
列に介挿され、16Mビットの場合、16個のメモリセ
ルトランジスタが直列に介挿されている。図9中101
はコンタクトホール、102はソース線である。
【0057】フラッシュメモリにデータを書き込むため
にはメモリセルの中にある浮遊ゲートFGi に電子を溜
める必要があり、このために、浮遊ゲートFGi の上に
ある制御ゲートCGi に書き込みのための高電圧Vppを
印加する必要がある。浮遊ゲートFGi へは、NAND
型フラッシュメモリではトンネル現象により電子を注入
し、NOR型フラッシュメモリはホットエレクトロンを
注入して実行している違いがある。トンネル現象と呼ば
れる物理現象の方が、高電圧とはいっても比較的低い値
の電圧で実行することができるために、NAND型フラ
ッシュメモリは内部に昇圧回路を設けてこの高電圧を発
生している。
【0058】この例では本発明をNAND型フラッシュ
メモリに応用した場合を例にとって説明するが、本発明
は、NOR型フラッシュメモリやAND型フラッシュメ
モリなどにも同様に適用することができる。
【0059】メモリセルのデータの消去/書込み方法
は、例えばメモリセルのチャネル全面でトンネル電流を
流して行う方法を採用するようにしてもよい。
【0060】図10はメモリセル1ビットの消去動作を
説明するための図であり、図11はメモリセル1ビット
の書き込み動作を説明するための図である。消去時は、
制御ゲートCGi を0VにしてN型基板103とPウェ
ル104にVEEを印加する。これによりゲートFGiか
らN型基板にトンネル電流が流れ、メモリセルの閾値は
負になる。このときトンネル電流は、メモリセルのチャ
ネル全面で流れる。
【0061】一方書込みの場合は、消去時とは逆に制御
ゲートCGiにVppを印加してN型基板103とPウェ
ル104を0Vにする。これにより、トンネル電流はN
型基板103から浮遊ゲートFGiへと流れ、メモリセ
ルの閾値は正になる。書込み時も消去時と同様に、トン
ネル電流は、メモリセルのチャネル全面で流れる。
【0062】また書き込まないメモリセルには、ドレイ
ン106に0VとVPPの中間電位VP1を与えて誤書込み
を防止する。消去/書込みともにチャネル全面でトンネ
ル電流を流す動作方法では、トンネル酸化膜に双方向に
電界が印加されることになるため、素子の信頼性を向上
することができる。消去/書込みともにチャネル全面で
トンネル電流を流す動作を行うために、メモリセルアレ
イと周辺回路はN型基板103上にそれぞれ分離された
Pウェル104上に形成されている。配線構造は例えば
3層ポリシリコン1層Alで、3層目のポリシリコンは
MoSi2 との積層構造であり、Alの金属配線はTi
/TiNのバリアメタルを下地に形成している。
【0063】このNANDEEPROMのチップ構成
は、ページ単位のプログラムのためにチップ周辺部にセ
ンスアンプを兼ねた本体メモリセルアレイの1ロー分に
相当するサイズのデータレジスタを配置している。また
5Vまたは3.3V電源動作のための消去/書込み用の
高電圧を発生する昇圧回路(高電圧発生回路)を備えて
おり、動作モードの制御はコマンド入力により行われ
る。リダンダンシィは例えば、4ブロック、2カラムが
搭載されている。
【0064】図12は8MBのメモリセルアレイの内部
構成を模式的に示す図である。本体メモリセルアレイ
は、512バイトごとに16バイトの冗長ビットが付加
されている。データの書込みと読みだしは、データレジ
スタを介してページ単位に行う方式を用いている。8M
Bの場合、深さ方向に8ビットを有する16kローがメ
モリ領域として準備されている。個別識別情報をこのメ
モリ領域内に設けてもよいし、あるいは、リダンダンシ
ィとして用意したブロック内に設けてもよい。
【0065】読みだし動作は、選択された1ロー分のデ
ータをメモリセルからデータレジスタへ転送するページ
アクセスと、データレジスタからデータを出力端子に読
みだすシリアルアクセスとからなる。
【0066】図13はシリアルな読みだし動作を説明す
るための図である。図13に示すように、最初に入力し
たアドレスからページアクセスを開始し、1ページ分の
読みだしが終了すると、自動的に次ページのページアク
セスを行う。外部システムはページアクセスが終了した
かどうかをReady/Busy端子のレベルに基づい
て判別することができる。
【0067】また読みだし方式には、1ページ分をシリ
アルに読みだすモードの他に、冗長部だけを連続して読
みだすモードがあり、これらの読み出しモードはコマン
ドの入力により使い分けることができる。この冗長部は
例えば誤り訂正符号を格納したり、個体識別情報、暗号
鍵などを格納することができる。
【0068】このようにこのデバイスはファイルシステ
ムに最適な読みだし方法を採用することができる。
【0069】図14は書込み動作の例を説明するための
フローチャートである。この例では閾値分布を狭くして
電源マージンを十分確保するために、ビットごとに書き
込み時間を制御している。
【0070】まず書込みを行うページアドレスを入力
し、次にデータレジスタに書き込むデータを入力後所定
の時間書込みを行う。次に自動的にデータ読みだしを行
い、メモリセルの閾値が正になっているかどうかをチェ
ックする。書込み量が不十分であるビットには再度書込
みを行い、閾値が正になっているビットには再書込みを
禁止する。
【0071】図15は消去動作の例を説明するためのフ
ローチャートである。消去方式は、選択された任意のブ
ロックだけ消去することができるマルチブロックイレー
ズを採用するようにしてもよい。
【0072】まず消去する任意のブロック(複数でもよ
い)のアドレスを入力し、内部レジスタでブロックアド
レスを記憶する。この記憶されたブロックアドレスに対
応したブロック内のメモリセルの制御ゲートCGi に0
Vを印加し消去を行う。このとき非選択ブロック内のメ
モリセルの制御ゲートには消去電圧が印加されるため、
選択されたブロックだけ消去が行われる。
【0073】消去後、内部レジスタから消去したブロッ
クアドレスを読みだし、消去したブロック内のメモリセ
ルについて、閾値が十分負になっているかチェックす
る。もし消去が不十分であれば再度消去を行う。この一
連の動作は、消去すべきブロックがすべて消去OKにな
るまで自動的に繰り返して行われる。
【0074】(実施形態3)図16はNAND型フラッ
シュメモリのメモリセルの構成の例を模式的に示す図で
ある。ビットラインに繋がったセレクトS1と接地ライ
ンに繋がったセレクトS2のトランジスタSG1、SG
2とをONにすることで、8つのメモリセルトランジス
タ単位で構成された一組のセル領域を活性な状態にす
る。
【0075】そして8つのメモリセルトランジスタのそ
れぞれのコントロールゲートCGiに繋がったワード線
Wi(W1〜W8)の状態で書き込み及び読み出し状態
を設定する。例えば、W1、W2及びW4からW8の他
のワード線はそれぞれのメモリセルトランジスタがON
状態になる電圧、例えば3Vから5V程度の電圧を印加
する。 一方、例えばW3に書き込まれたデータを読み
出すときには、W3をフローティング状態に維持し、他
のワード線にはそれぞれのトランジスタがON状態にな
る電圧、例えば3Vから5V程度の電圧を印加し、S1
からS2の導通および非導通を感知して、“0”および
“1”の状態に対応するデータとして読み取る。
【0076】図17、18は本発明のデータ記録メディ
アの構成の例を概略的に示す図である。 図16で説
明したように、各ワード線Wi に高電圧Vppを印加する
ことでデータの書き込み動作は実行される。このため
に、ワード線Wi は書き込み状態のとき、Vppに繋がる
ような回路構成を施す。この際、個体識別することがで
きる任意の番号を書き込む特別領域に繋がったワード線
Wi の全てで、書き込み状態のとき、Vppに繋がるよう
な回路のところに、更に制御回路を設け、この制御回路
をコントロールする専用ラインを設定した回路構成とす
る(図17)。この図17では、例えばこの制御回路は
専用ラインに特定の電圧が印加されたときのみ高電圧V
ppをワード線Wi に発生することができるようにする。
【0077】この制御回路の一例を図18に示す。高電
圧Vppを制御するトランジスタのゲートが専用ラインに
繋がっている。そのために、専用ラインにゲートコント
ロール信号を印加したときにのみ、Vppラインは導通す
ることができる。このような構成を採用することによ
り、ワード線Wi への電圧Vppの印加を制御することが
できる。
【0078】すなわちデータの消去動作、書込み動作を
行う場合、上述のようにワード線Wi に電圧Vppを印加
する必要がある。本発明のデータ記録メディアでは、V
ppを入力する接続端子111とワード線Wiとの間にそ
れぞれトランジスタ112を介挿し、このトランジスタ
の導通状態を、制御端子113の入力によって制御する
ことで、所定のメモリセルアレイにライトプロテクトを
かけている。
【0079】トランジスタ112のソース・ドレインは
Vppの入力を行う接続端子111と各ワード線Wiとの
間に介挿され、ゲート電極は制御線の端子113と接続
されている。
【0080】この端子113を例えば図1、図2に例示
したようなデータ記録メディアの外部接続端子とは電気
的に独立に、モジュール内部に孤立するように配設する
ことにより、このワード線Wiと接続されたメモリセル
アレイに格納されたデータは、読取り専用となり、書き
換えることはできない。個体識別情報などの管理情報は
例えば半導体素子の製造時に、モジュール化の前に、端
子113にトランジスタ112がオンになるような電圧
を印加しながら書き込むことができる。したがってプロ
テクトされたメモリセルアレイに、識別情報等の管理情
報を格納することにより、データ記録メディアのセキュ
リティー、データ記録メディアのセキュリティーの確保
が必要なシステムでの利用性を向上することができる。
【0081】図18のような構成を採用することによ
り、最大でもこの1ページ単位全体を個体識別すること
ができる任意の番号が書き込まれた、読み出し専用の特
別領域として設定することができる。
【0082】(実施形態4)図19は本発明のデータ記
録メディアを構成する半導体素子の構成の例を模式的に
示す図である。
【0083】この半導体素子では接続端子がメモリセル
アレイを含む集積回路110の周辺部に配設されてお
り、これらの接続端子111、114を介して外部回路
から半導体素子へのアクセスが行われる。Vppは通常は
メモリチップ内部の高電圧発生回路で発生したものを直
接印加する場合が多いが、ここでは例えば、接続端子1
11はVppを入力する端子であり、接続端子114は、
例えばCLE、ALE、WE、WP、/CE、/RE、
R/B、GND、I/Oなどの入力が行われる端子であ
るとする(図7参照)。
【0084】本発明のデータ記録メディアでは、これら
の接続端子の一部への外部回路からのアクセスを禁止す
る構成を採用することにより、読み書きが可能な第1の
メモリセルと、読み込みのみが可能な第2のメモリセル
とを実現している。
【0085】すなわち前述のように、本発明のデータ記
録メディアでは、Vppを入力する接続端子111とワー
ド線Wiとの間に、それぞれトランジスタ112などの
制御回路を介挿し、このトランジスタの導通状態を、制
御端子113の入力によって制御することで、所定のメ
モリセル(第2のメモリセル)へのライトプロテクトを
かけている。そして制御端子113への外部回路からの
アクセスを禁止するために、本発明ではこの制御端子と
データ記録メディアの外部接続端子とを電気的に独立に
配設した状態で、モジュール化している。図20、図2
1は本発明のデータ記録メディアの構成の例を概略的に
示す図である。図20ではDIPタイプのデータ記録メ
ディアであり、図21では、例えば図5に例示したよう
な外部接続端子22をメモリモジュールと一体化したタ
イプのデータ記録メディアである。ここではどちらの場
合にもボンディングワイヤー28を用いたボンディング
実装により半導体素子25を搭載しているが、導電性バ
ンプを用いたフリップチップ接続によりフェースダウン
型に搭載するようにしてもよい。なお、22cはリード
フレームである。
【0086】さて、上述した接続電極111、114は
メモリ素子25が絶縁性のモールド樹脂27でパッケー
ジングされるときには、図20、図21に示されたパッ
ケージの外部接続端子22、22bと接続され外部の信
号との間のやり取りに寄与する。ところが、先のワード
線WiへのVpp印加制御の専用ラインに繋がった少なく
とも一つ以上の制御端子113は、この外部接続端子2
2、22bと繋がらない特別な端子として形成する。こ
の特別の制御端子は、半導体素子25がウェハー状態で
行われるチップ検査工程や、通常のダイソートテスト工
程でのみアクセス可能な専用パッドとする。このような
制御端子113へのアクセスが可能な状態では、第2の
メモリセルと接続したワード線Wiに電圧Vppを印加す
ることができる。したがって例えば半導体素子の個体識
別番号等の管理情報を書き込むことができる。この後、
制御端子113をモジュール内に封止してしまえば、モ
ジュールを壊さない限り第2のメモリセルと接続したワ
ード線Wiに電圧Vppを印加することはできなくな
る。、 図20、図21に例示したように半導体素子2
5をパッケージにした後は、これらの制御端子113と
接続した外部接続端子22、22bはないため、パッケ
ージされた半導体素子のある特定の領域を読み出し専用
の管理情報格納領域として確保することができる。
【0087】なお第2のメモリセル122は、半導体素
子25内での内部アクセス専用にするようにしてもよ
い。また半導体素子25内での内部アクセス専用、かつ
読出専用の領域にするようにしてもよい。さらに消去制
御のみが不能な領域(1度だけ書込みができる)として
もよい。
【0088】例えば第2のメモリセルのワード線Wi に
書込み電圧を印加する端子と、消去電圧を印加する端子
とを別に設けておく。あるいは第2のメモリセルに消去
電圧を印加する端子を除いて半導体素子を形成する。
【0089】半導体素子の製造工程において、ウエハの
ダイソータ段階で、メモリセルのすべてに”0”を書き
込んでおく。そして、第2のメモリセルへの消去電圧を
印加できなくするようにする。この方法は、例えば、制
御ライン専用に繋がった少なくとも一つ以上の制御端子
を設け、その制御端子を用いてウエハ状態でメモリセル
に“0”を書き込んだ後、メモリチップをパッケージに
封止する際に、その制御端子を外部接続端子22、22
bと接続しないようにする前述と同様の方法にて実施す
ることができる。また、前述したようにトランジスタの
ような制御回路を介挿することにより行ってもよい。
【0090】このときこの半導体素子は、第2のメモリ
セルへ、1度だけデータの書込みができる状態にある。
この段階で、半導体素子の製造者が半導体素子の識別情
報等の管理情報を第2のメモリセルに書き込むようにし
てもよい。また第2のメモリセルのワード線に書込み電
圧を印加する端子と、データ記録メディアの外部接続端
子22とを接続しておき、ユーザー、ベンダーが必要に
応じて消去不能(したがって読だし専用の)管理情報を
格納するようにしてもよい。
【0091】このような一度だけ書込みが可能なOTP
領域は、前述した読出専用、書込み不能のメモリセルの
他に設けるようにしてもよい。このような領域は、半導
体素子の製造メーカ以外のユーザなどの秘密保持、セキ
ュリティー管理、コピー防止等に用いるのに好適であ
る。
【0092】(実施形態5)半導体素子の識別情報等の
管理情報を読みだし専用のメモリセルに格納することが
できる本発明のデータ記録メディアによれば、例えば電
子商取引システム、電子バンキングシステム、電子マネ
ーシステム等のセキュリティーを向上することができ
る。また、本発明のデータ記録メディアは、例えばイン
ターネット等の各種ネットワークを通じて音楽や映像等
のファイルデータを配信するファイルデータの配信シス
テムにおいても用いることができる。例えばメモリ素子
に格納されたディジタルデータの不正コピーを防止する
ことができる。例えばこのようなシステムは、本発明の
データ記録メディアの外部接続端子22、22bを介し
て半導体素子25とアクセスする手段を備えるようにす
ればよい。そして、例えばPC、PDA、携帯電話、デ
ィジタルカメラ、携帯音楽機器等の本発明のデータ記録
メディアのホスト機器は、本発明のデータ記録メディア
の第2のメモリセルに格納された管理情報に基づいて、
データ記録メディアの第1のメモリセルに書き込むデー
タを暗号化するようにする。ファイルデータとしてはテ
キストデータだけでなく、例えば音楽データ、画像デー
タ、あるいは映像データ等をあげることができる。この
ような場合前記音楽データは、例えばAAC、Twin
VQ、AC−3、MP−3等の圧縮アルゴリズムにより
圧縮された状態で配信、配付される場合もある。また画
像データは例えばJPEG、MPEG2等の圧縮アルゴ
リズムにより圧縮されて配信、配付される場合もある。
【0093】いずれの場合でも、ホスト機器からデータ
記録メディアにデータを格納する際に、第2のメモリセ
ルに格納された管理情報に基づいてデータを暗号コード
化してから第1のメモリセルに格納することにより第1
のメモリセルに格納したディジタルデータをビットto
ビットでその他の半導体素子等にコピーしても、デコー
ドするための管理情報が異なるので無意味なデータとな
る。
【0094】このように本発明のデータ記録装置、デー
タ読出装置、情報処理装置と、本発明のデータ記録メデ
ィア(例えばスマートカード、メモリカード(Smar
tMediaを含む)などのICカード)を組み合わせ
ることにより、電子商取引システム、電子バンキングシ
ステム、電子マネーシステム、各種配信システム等に対
応することができる。このような場合、例えばメモリカ
ードに暗号化されたアイデンティフィケーションデータ
を認証に用い、スマートカードによるペイメントと組み
合わせることにシステムの安全性をより高めることがで
きる。
【0095】アイデンティフィケーションデータとして
は、例えば指紋、顔写真、声紋、虹彩等の画像データ、
音声データやこれらの組み合わせを用いるようにしても
よい。これらのアイデンティフィケーションデータは個
人を認証するためのディジタルサインとして暗号化して
おくことが好ましく、例えばインターフェースのCPU
などにより暗号化して、メモリカードに取り込むように
してもよい。また例えば外部インターフェースによる暗
号化は、メモリカード内の第2のメモリセルに格納され
た識別情報などの管理情報に基づいて行うようにしても
よい。
【0096】このようなシステムの例として、スマート
カードとメモリカードの2枚のICカードにより、音楽
配信と課金を行う例について説明する。すなわち、各種
のネットワークを用いて音楽を配信し、配信された音楽
をメモリカードに取り込むようにするとともに、その課
金、決済をスマートカードにより行うのである。特に音
楽、画像、映像などのデータはシリアルアクセスに適し
ているため、外部接続端子と、シリアルアクセス型メモ
リ素子とを備えるデータ記録メディアは好適に用いるこ
とができる。
【0097】音楽のデータは、例えばAACや、AC−
3、MP−3等の各種圧縮アルゴリズムに基づいて圧縮
された状態で配信することが、トラフィックの混雑防止
や、通信速度の向上などの観点から好ましい。また、メ
モリカードにも圧縮された状態で記憶させれば、メモリ
カードの容量を節約することができる。さらに、メモリ
カードに保持する音楽データは暗号化しておくようにし
てもよい。また配信する音楽データ自体を暗号化してお
くようにしてもよい。さらに暗号化を配信する音楽デー
タに取り込んでおき、そのままデータ記録メディアに保
持するようにしてもよい。
【0098】このような音楽配信システムを用いれば、
例えばインターネット等の各種のネットワークを通じて
ユーザに音楽を配信するとともに、その課金処理を行う
ことができる。
【0099】なおここではファイルデータの例として音
楽データの配信システムの例について説明したが、これ
以外にも例えばテキストデータ、画像データ、映像デー
タ(MPEG、MPEG2などの動画データ)等の配信
システムに適用するようにしてもよい。
【0100】(実施形態6)図22は本発明のデータ記
録読出装置30の構成の1例を概略的に示す図であり、
図23は図22に例示した本発明のデータ記録読出装置
30を、そのスロットの開口部側から見た図である。ま
た図24は図22に例示したデータ記録読出装置30を
横から透視した様子を模式的に示す図である。なおこの
例ではデータ記録、データ読出をともに行うことができ
る装置について説明するが、本発明はデータの記録また
は、データの読出のいずれか一方の専用の装置にも適用
することができる。さらにこの例では2つの記録メディ
ア(スマートカードとメモリカード)とに対応した装置
について説明するが、どちらか一方のデータ記録メディ
アと対応する装置にも本発明は全く同様に説明すること
ができる。
【0101】このデータ記録読出装置30は、第1の面
に第1の外部接続端子12を有するスマートカード(第
1のデータ記録メディア)11と、第1の面に第2の外
部接続端子22を有し、第1のデータ記録メディア11
よりも小さなメモリカード21(第2のデータ記録メデ
ィア、例えばSmartMedia)とを挿入して保持
する装置であり、スマートカード11を挿入するスロッ
ト31と、スロット31にスマートカード11が挿入さ
れたときに外部接続端子12と接触するように形成され
た接続電極32を有する第1の保持手段33と、第1の
保持手段33の接続電極32が形成された側面に、接続
電極32が形成された領域が露出するように積層され、
メモリカード21を挿入するスロット34と、スロット
34にメモリカード21が挿入されたときに外部接続端
子22と接触するように形成された接続電極35を有す
る第2の保持手段36とを備えている。そして、スマー
トカード11を下側のスロット31に、メモリカード2
1を上側のスロット34に保持するように第1の保持手
段33と第2の保持手段36とが組み合わされている。
なお、第1の保持手段33および第2の保持手段36
は、挿入されたスマートカード11、メモリカード21
などのデータ記録メディアを保持することができればよ
く、必ずしもカード全体を覆うような形状に限ることは
ない。例えばデータ記録メディアの分程度が覆われる形
状など、データ記録メディアが露出した形で保持される
ように形成してもよい。
【0102】図25はスマートカード11とメモリカー
ド21とをそれぞれスロット31、スロット34へ挿入
したときの相互の位置関係の例を説明するための図であ
る。このようにスマートカード11とメモリカード21
とは、スロットの開口部側を揃えて重ね合わせることに
より、外部接続端子12と外部接続端子22とが重なり
あわないようにスロットに挿入することができる。この
とき本発明のデータ記録読出装置では、第1の外部接続
端子12と第2の外部接続端子22とに対して同じ側か
らコンタクトするように構成している。また、第1の保
持手段33の第2の保持手段36と重なり合っていない
領域40の部分で、外部接続端子32との接続を行うこ
ともできる。さらにこの領域40に、スマートカード1
1およびメモリカード12を駆動するコントローラを含
むインターフェース回路を形成するようにしてもよい。
【0103】スマートカード11の外部接続端子12と
接続する接続電極32およびメモリカード21の外部接
続端子22と接続する接続電極35は、外部接続端子1
2、22の形状に応じた構成とすればよい。
【0104】図26は外部接続端子とコンタクトする接
続電極32、35の例を概略的に示す図である。例えば
図26に示すような例えばスプリング機構を備えた接触
ピン37を外部接続端子パターンに応じて備えるように
してもよい。この接続電極32、35と例えばインター
フェース回路とを接続する配線は、スロット内に形成す
るようにしてもよいし、また、スロットの外側から接続
するようにしてもよい。
【0105】図28は本発明のデータ記録装置の構成の
例を模式的に示す図である。本発明のデータ記録装置
は、識別情報を有する半導体素子を備えたデータ記録メ
ディアにディジタルデータを記録するデータ記録装置に
おいて、メモリカード(例えばSmartMedi
a)、スマートカード等のデータ記録メディア120を
保持する手段と、半導体素子25の第2のメモリセル1
22から識別情報を獲得する手段と、第1の暗号鍵K1
を格納する不揮発性メモリ素子123と、第1の暗号鍵
K1と獲得した識別情報Aとに基づいて第2の暗号鍵K
2を生成する手段と、第1のメモリセルに格納すべきデ
ータD1を第2の暗号鍵K2に基づいてエンコードする
手段と、エンコードしたデータD2を半導体素子25の
第1のメモリセル121に格納する手段と、を具備した
ものである(図28参照)。この例ではデータ記録メデ
ィア120からの識別情報Aの獲得、不揮発性メモリ素
子123からの第1の暗号鍵K1の獲得、識別情報Aと
第1の暗号鍵K1に基づく第2の暗号鍵K2の生成、第
2の暗号鍵K2に基づいたデータD1のデータD2への
エンコードはCPU55aによって行っている。
【0106】図29は本発明のデータ読出装置の構成の
例を模式的に示す図である。本発明のデータ読出装置
は、識別情報を有する半導体素子を備えたデータ記録メ
ディアからデータを読み出すデータ読出装置において、
データ記録メディア120を保持する手段と、半導体素
子25の第2のメモリ122セルから識別情報Aを獲得
する手段と、第1の暗号鍵K1を保持する手段と、前記
第1の暗号鍵K1と獲得した前記識別情報Aとに基づい
て第2の暗号鍵K2を生成する手段と、前記半導体素子
から前記データを読み出す手段と、読み出した前記デー
タを前記第2の暗号鍵K2によりデコードする手段と、
を具備したものである(図29参照)。この例ではデー
タ記録メディア120からの識別情報Aの獲得、不揮発
性メモリ素子123からの第1の暗号鍵K1の獲得、識
別情報Aと第1の暗号鍵K1に基づく第2の暗号鍵K2
の生成、第2の暗号鍵K2に基づいたデータD2のデー
タD1へのデコードはCPU55aによって行ってい
る。読出装置においては、例えばD/Aコンバータ等に
よりデコードしたデータをアナログデータに変換してか
ら出力するようにしてもよい。
【0107】前述したように本発明のデータ記録メディ
ア120には、データの読だし、書込み、消去、を行う
ことができる第1のメモリセル121と、書込み、消去
を行うことができない管理データ格納領域である第2の
メモリセル122とを有している。このデータ記録メデ
ィア120では、制御端子113はすでにモジュール内
に外部接続端子22とは電気的に独立して埋め込まれて
おり、第2のメモリセル122にVppを印加することは
できない。
【0108】データの書込み動作について説明する。供
給され、第1のメモリセル121に格納すべきディジタ
ルデータをデータD1とする。データ記録装置130a
のCPU55aは、データ記録メディア120の第2の
領域122に格納された例えば半導体素子の識別情報A
(シリアルナンバーなど)などの管理情報を読みだす。
またインターフェース回路55内の不揮発性メモリ12
3に格納された暗号鍵K1を読みだす。そして、識別情
報Aを暗号鍵K1によりエンコードして暗号鍵K2を生
成する。
【0109】そしてデータD1を暗号鍵K2によりコー
ドしてデータD2とし、このデータD2を第2のメモリ
セル122に格納する。
【0110】データ読だしのときにも、データ読出装置
130bのCPU55aは、データ記録メディア120
の第2の領域122に格納された例えば半導体素子の識
別情報A(シリアルナンバーなど)などの管理情報を読
みだす。またインターフェース回路55内の不揮発性メ
モリ123に格納された暗号鍵K1を読みだして、識別
情報Aを暗号鍵K1によりエンコードして暗号鍵K2を
生成する。
【0111】そしてデータ記録メディア120の第2の
メモリセル122から獲得したデータD2を暗号鍵K2
によりデコードしてデータD1とし、このデータD1を
外部に出力する。このとき、ディジタルなデータD1
は、D/Aコンバータによってアナログデータに変換し
た上で出力することがデータの不正コピー防止のために
は好適である。ここで説明した例では、識別情報Aは公
開鍵に、第1の暗号鍵K1は秘密鍵に対応している。固
有の識別情報Aを有する半導体素子25を備えたデータ
記録メディア120から他の固有の識別情報Bを有する
データ記録メディアへ、データD2をコピーされた場合
でも、データ読出装置はD2をデコードするためのK2
を正しく生成することができず、不正コピーされたデー
タは意味をなさないことになる。図28および図29の
第1の暗号鍵K1を、第1の暗号鍵K1を保持する手
段、つまりデータ記録装置130aおよびデータ読出装
置130bを識別する個別識別情報とすることで、識別
情報Aを保持する手段との間で一対一の関係でD2の情
報が授受される。これではシステムとして不便な場合に
は、第1の暗号鍵K1を外部から供給出来るようにすれ
ばよい。
【0112】この際、セキュリティーの観点からは、個
別識別情報を持つ秘密鍵K1であることが望ましく、例
えばスマートカードに記録された個人所有の秘密鍵を第
1の暗号鍵K1として使うことができる。
【0113】ところで、このスマートカードに記録され
た個人所有の秘密鍵の一例としては、ネットワーク等で
音楽データ等のデータが配信されてきて、個人が所定の
データを受信した際に、支払いと同時に所定のデータと
共に受け取ったものが考えられる。このことにより、所
有権のあるデータを正当な手段、例えば、データ価値に
見合った支払い等で取得した者以外が使用できないよう
なより安全性・セキュリティーの高いシステムが構築さ
れる。
【0114】なおここで説明したエンコード、デコード
のスキームは例であり、他のスキームを用いることもで
きる。本発明では、読取り専用の第2のメモリセル12
2に半導体素子25、あるいはデータ記録メディア12
0ごとに固有の識別情報を格納することにより、データ
セキュリティーの向上、不正コピーの防止を行うことが
できる。
【0115】また図27に示したように、インターフェ
ース回路55内に少なくとも1個のCPU(またはDS
P)55aを備えるようにしてもよい。これにより、例
えばこのCPU55aによって、データ記録メディアの
第1のメモリセルに格納すべきデータDの暗号化、第1
のメモリセルから読みだすデータの復号化を行うように
することができる。また、スマートカード11に内蔵さ
れたICもCPUを備えているから、例えばスマートカ
ード11のCPUに第1の暗号鍵K1を保持し、インタ
ーフェース回路55のCPUでは第2の暗号鍵K2を処
理するようにしてもよい。さらに、メモリカード21の
第2のメモリセルに保持するデータとして、識別情報A
などの管理情報、また例えば認証を行うためのディジタ
ルサインである写真情報や、指紋、声紋などの情報を保
持/読出する場合には、インターフェース回路55のC
PU55aにより、またはスマートカード11のCPU
により、データの暗号化/復号化を行うことによりメモ
リカード21に保持されたデータのセキュリティーを確
保することができる。
【0116】CPU55aは処理能力が高い方がより複
雑な暗号化、復号化処理を短時間で実行することができ
る。RSAの鍵の値のビット長を長くすればするほど、
それを処理するCPUにかかる負荷が大きくなる。した
がっって、このような複雑な処理を例えばスマートカー
ドのCPUで行うには、専用のコプロセッサを具備する
などの手段を講じないと時間がかかりすぎる。このため
本発明ではインターフェース回路55内のCPUによっ
て、このような「重い」処理を行っており、例えば16
ビット、32ビットといった比較的高性能のCPUを、
必要に応じて使い分けるようにすることができる。
【0117】一方、暗号化、復号化の必要のないデータ
の場合には、インターフェース回路55内をスルーパス
でホスト側とアクセスするように設計するようにしても
よい。このために、例えばメモリカード21に保持され
たデータに、そのデータが暗号化されているか否かを示
すヘッダを付加するようにしてもよい。このようなヘッ
ダの付加はスマートカード11のCPUにより実行する
ことも可能である。
【0118】このような構成を採用することにより本発
明のデータ記録読出装置は、ディジタルデータの不正コ
ピーを防止することができる。また認証情報等を本発明
のデータ記録メディアに格納することで、電子決済やデ
ィジタルマネーの取り扱いにおけるセキュリティーを向
上することができる。特にいわゆるスマートカードでは
扱いきれない1〜16MB程度の大きな情報量を有する
ディジタルサイン、医療記録等のデータを安全に保管す
るとともに、PC側乃至はネットワーク側に安全に送出
することもできる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明のデータ記録
メディアでは、所定のメモリセルアレイを、読取り専用
の領域、あるいは一度だけ書込み可能で消去が不能の領
域にすることができる。したがってこれらの領域に例え
ば半導体素子の識別情報等の管理情報を格納することに
より、不正コピーを防止することができる。また、シス
テムセキュリティーの向上を図ることができる。本発明
のデータ記録メディア、半導体装置の製造方法によれ
ば、第2のメモリセルを高い信頼性で形成することがで
き、かつ工程的には非常に簡単で低コスト化を実現する
ことができる。
【0120】また本発明のデータ記録装置、データ読出
装置によれば、データ記録メディアのプロテクトされた
第2のメモリセルに格納された識別情報を、データ記録
装置、データ読出装置に格納された第1の暗号鍵により
コード化して、第2の暗号鍵を生成し、この第2の暗号
鍵により格納するデータのエンコード、読みだすデータ
のデコードを行うことができる。したがって、データの
不正コピーを防止することができ、また、システムセキ
ュリティーの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ記録メディアの例(スマートカ
ード)を概略的に示す図。
【図2】本発明のデータ記録メディアの例(メモリカー
ド)を概略的に示す図。
【図3】スマートカードの構成を模式的に示す図。
【図4】スマートカードの外部接続端子のパターンの例
を示す図。
【図5】メモリカードの構成を模式的に示す図。
【図6】メモリチップを搭載し外部接続端子を備えたパ
ッケージの構成を概略的に示す図。
【図7】16MbのNAND型EEPROMの仕様とピ
ンレイアウトを示す図。
【図8】メモリチップの構成を模式的に示す図。
【図9】NAND構造のメモリセルの平面構成図と等価
回路図の例を示す図。
【図10】メモリセル1ビットの消去動作を説明するた
めの図。
【図11】メモリセル1ビットの書き込み動作を説明す
るための図。
【図12】16Mビットのメモリセルアレイの内部構成
を模式的に示す図。
【図13】シリアルな読みだし動作を説明するための
図。
【図14】書込み動作の例を説明するためのフローチャ
ート。
【図15】消去動作の例を説明するためのフローチャー
ト。
【図16】NAND型フラッシュメモリのメモリセルの
構成の例を模式的に示す図。
【図17】本発明のデータ記録メディアの構成の例を概
略的に示す図。
【図18】本発明のデータ記録メディアの構成の例を概
略的に示す図。
【図19】本発明のデータ記録メディアの例(スマート
カード)を概略的に示す図。
【図20】本発明のデータ記録メディアの構成の例を概
略的に示す図。
【図21】本発明のデータ記録メディアの構成の例を概
略的に示す図。
【図22】本発明のデータ記録読出装置の構成の1例を
概略的に示す図。
【図23】本発明のデータ記録読出装置を、そのスロッ
トの開口部側から見た図。
【図24】本発明のデータ記録読出装置を横から透視し
た様子を模式的に示す図。
【図25】スマートカードとメモリカードとをそれぞれ
スロットへ挿入したときの相互の位置関係の例を説明す
るための図。
【図26】外部接続端子とコンタクトする接続電極の例
を概略的に示す図。
【図27】本発明のデータ記録読出装置の構成の別の1
例を説明するための図。
【図28】本発明のデータ記録装置の構成の例を模式的
に示す図。
【図29】本発明のデータ読出装置の構成の例を模式的
に示す図。
【符号の説明】
11………スマートカード 12………外部接続端子 13………MPUチップ 14………CPU 15………ROM(プログラムメモリ) 16………EEPROM 21………メモリカード 22………外部接続端子 22b……外部接続端子 23………パッケージ 24………ベースカード 25………メモリチップ 26………樹脂基板 27………モールド樹脂 28………ワイヤボンディング 30………データ記録読出装置 31、34………スロット 32、35………接続電極 33………第1の保持手段 36………第2の保持手段 37………接触ピン 40………第1の保持手段の第2の保持手段と対向して
いない領域 50………筐体 51………コネクタ(データ記録読出装置側) 52………コネクタ(本体側) 53………中央演算装置(CPU) 54………基板 55………インタフェース回路 55a……CPU(インターフェース) 56………バス 59………接続配線 61………メモリ 62………カウンタ 63………センサ 65………I/F(PC側) 66………I/F(データ記録メディア側) 101………コンタクトホール 102………ソース線 103………半導体基板(N型) 104………Pウェル 105………ソース領域 106………ドレイン領域 111………接続端子 112………トランジスタ 113………制御端子 114………接続端子 120………データ記録メディア 121………第1のメモリセルアレイ 122………第2のメモリセルアレイ 123………不揮発性メモリ 130a……データ記録装置 130b……データ読出装置

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のメモリセルと第2のメモリセルを
    有し、前記第1のメモリセルへのデータの書込みを制御
    する配線と接続された第1の接続端子と、前記第2のメ
    モリセルへの前記データの書込みまたは消去を制御する
    配線と接続された第2の接続端子とを有する半導体素子
    と、 前記第1の接続端子と接続され、前記第2の接続端子と
    は電気的に独立に配設された外部接続端子と、 前記半導体素子が内部に封止され、かつ前記外部接続端
    子が外部に導出されるように前記半導体素子と前記外部
    接続端子とを保持する手段と、を具備したことを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1のメモリセルと第2のメモリセルを
    有し、前記第1のメモリセルへのデータの書込みを制御
    する配線と接続された第1の接続端子と、前記第2のメ
    モリセルへの前記データの書込みまたは消去を制御する
    配線と接続された第2の接続端子とを有する半導体素子
    と、 前記第1の接続端子と接続され、前記第2の接続端子と
    は電気的に独立に配設された外部接続端子と、 前記半導体素子が内部に封止され、かつ前記外部接続端
    子が表面に露出するように前記半導体素子と前記外部接
    続端子とを保持する手段と、を具備したことを特徴とす
    るデータ記憶メディア。
  3. 【請求項3】 第1の面と第2の面とを有する配線基板
    と、 前記配線基板の前記第1の面に搭載され、第1のメモリ
    セルと第2のメモリセルを有し、前記第1のメモリセル
    へのデータの書込みを制御する配線と接続された第1の
    接続端子と、前記第2のメモリセルへの前記データの書
    込みまたは消去を制御する配線と接続された第2の接続
    端子とを有する半導体素子と、 前記配線基板の前記第2の面に配設され、前記第1の接
    続端子と接続され、前記第2の接続端子とは電気的に独
    立に配設された外部接続端子と、 前記半導体素子を封止するように前記配線基板の前記第
    2の面と前記半導体素子を覆って配設された封止樹脂と
    を具備したことを特徴とするデータ記憶メディア。
  4. 【請求項4】 第1の面と第2の面とを有する配線基板
    と、前記配線基板の前記第1の面に搭載され、第1のメ
    モリセルと第2のメモリセルを有し、前記第1のメモリ
    セルへのデータの書込みまたは消去を制御する配線と接
    続された第1の接続端子と、前記第2のメモリセルへの
    前記データの書込みまたは消去を制御する配線と接続さ
    れた第2の接続端子とを有する半導体素子と、前記配線
    基板の前記第2の面に配設され、前記第1の接続端子と
    接続され、前記第2の接続端子とは電気的に独立に配設
    された外部接続端子と、前記半導体素子を封止するよう
    に前記配線基板の前記第2の面と前記半導体素子を覆っ
    て配設された封止手段とを有するモジュールと、 前記外部接続端子が表面に露出するように前記モジュー
    ルを保持する凹部を有するカード型の保持部材と、 を具備したことを特徴とするデータ記憶メディア。
  5. 【請求項5】 前記第2の接続端子は前記第2のメモリ
    セルへの前記データの書込みまたは消去を制御する前記
    配線の導通状態を制御可能に接続されていることを特徴
    とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のデータ
    記憶メディア。
  6. 【請求項6】 前記第2の接続端子は前記第2のメモリ
    セルへのデータの書込みまたは消去を制御する前記配線
    に介挿されたトランジスタのゲート電極と接続されてい
    ることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに
    記載のデータ記憶メディア。
  7. 【請求項7】 前記第2のメモリセルには、前記半導体
    素子を識別するための識別情報が保持されていることを
    特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のデ
    ータ記憶メディア。
  8. 【請求項8】 前記半導体素子は実質的に不揮発性メモ
    リ素子からなることを特徴とする請求項2乃至請求項7
    のいずれかに記載のデータ記憶メディア。
  9. 【請求項9】 前記不揮発性メモリ素子はNAND型フ
    ラッシュEEPROMであることを特徴とする請求項8
    に記載のデータ記憶メディア。
  10. 【請求項10】 前記半導体素子はデータレジスタを有
    し、前記データの前記半導体素子への書込みと読みだし
    は前記データレジスタを介して行われ、前記第2のメモ
    リセルが構成するメモリ容量は、前記データレジスタの
    容量以下であることを特徴とする請求項2乃至請求項9
    のいずれかに記載のデータ記憶メディア。
  11. 【請求項11】 前記半導体素子は論理回路を有し、前
    記第1のメモリセルは、前記半導体素子の外部からの直
    接のアクセスが可能な第1の領域と、前記論理回路を介
    してのみアクセス可能な第2の領域とを有することを特
    徴とする請求項2乃至10のいずれかに記載のデータ記
    憶メディア。
  12. 【請求項12】 識別情報を有する半導体メモリ素子を
    備えたデータ記憶メディアにデータを記録するデータ記
    録装置において、 前記データ記憶メディアを保持する手段と、 前記半導体メモリ素子から前記識別情報を獲得する手段
    と、 第1の符号を保持する手段と、 前記第1の符号と獲得した前記識別情報とに基づいて第
    2の符号を生成する手段と、 前記データを前記第2の符号に基づいてエンコードする
    手段と、 エンコードした前記データを前記半導体メモリ素子に書
    き込む手段と、を具備したことを特徴とするデータ記録
    装置。
  13. 【請求項13】 識別情報を有する半導体メモリ素子を
    備えたデータ記憶メディアからデータを読み出すデータ
    読出装置において、 前記半導体メディアを保持する手段と、 前記半導体メモリ素子から前記識別情報を獲得する手段
    と、 第1の符号を保持する手段と、 前記第1の符号と獲得した前記識別情報とに基づいて第
    2の符号を生成する手段と、 前記半導体メモリ素子から前記データを読み出す手段
    と、 読み出した前記データを前記第2の符号によりデコード
    する手段と、を具備したことを特徴とするデータ読出装
    置。
  14. 【請求項14】 前記第1の符号を保持する手段は半導
    体素子であり、前記第1の符号はこの第1の符号を保持
    した前記半導体素子を識別する個別識別情報であること
    を特徴とする請求項12及至請求項13に記載のデータ
    読出装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の符号を保持する手段へ、前
    記第1の符号を供給する手段をさらに具備したことを特
    徴とする請求項13に記載のデータ読出装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の符号を保持する手段へ、前
    記第1の符号を供給する手段はスマートカードであるこ
    とを特徴とする請求項15に記載のデータ読出装置。
  17. 【請求項17】 デコードした前記データをアナログデ
    ータに変換する手段をさらに具備したことを特徴とする
    請求項13に記載のデータ読出装置。
  18. 【請求項18】 複数の素子領域を有するウエハの前記
    素子領域に、データの書込みまたは消去を制御する配線
    と接続された複数の接続端子と、前記データを保持可能
    な第1の領域と第2の領域とを有する半導体メモリ素子
    を形成する工程と、 前記半導体メモリ素子の第2の領域に前記半導体素子の
    識別情報を書き込む工程と、 外部接続端子が外部に導出、あるいは表面や側面に露出
    するとともに、この外部接続端子と前記半導体メモリ素
    子の前記第1の領域の前記データの書込みまたは消去を
    制御する前記配線とが接続され、前記の前記半導体メモ
    リ素子の前記第2の領域の前記データの書込みまたは消
    去を制御する前記配線と接続された前記接続端子が前記
    外部接続端子と電気的に独立になるように前記半導体メ
    モリ素子を封止する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記識別情報を前記半導体メモリ素子
    の前記第2の領域に書き込む工程は、前記ウエハを前記
    素子領域ごとに分離する以前に行うことを特徴とする請
    求項18に記載の半導体装置の製造方法。
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