JP2000163969A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000163969A
JP2000163969A JP19543199A JP19543199A JP2000163969A JP 2000163969 A JP2000163969 A JP 2000163969A JP 19543199 A JP19543199 A JP 19543199A JP 19543199 A JP19543199 A JP 19543199A JP 2000163969 A JP2000163969 A JP 2000163969A
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write
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circuit
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JP19543199A
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Yasuharu Sato
靖治 佐藤
Shinya Fujioka
伸也 藤岡
Tadao Aikawa
忠雄 相川
Waichiro Fujieda
和一郎 藤枝
Hitoshi Ikeda
仁史 池田
Hiroyuki Kobayashi
広之 小林
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • GPHYSICS
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    • G11C7/1039Read-write modes for single port memories, i.e. having either a random port or a serial port using pipelining techniques, i.e. using latches between functional memory parts, e.g. row/column decoders, I/O buffers, sense amplifiers

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】書き込み時のランダムアクセスのコマンドサイ
クルを短くしたメモリデバイスの提供。 【解決手段】書き込みコマンドに応答して、所定数ビッ
トの書き込みデータを書き込むメモリデバイスに関し、
それは書き込みコマンドと同時に、ローアドレス及びコ
ラムアドレスを入力し、保持する第1のステージ100
と、パイプラインスイッチを介して第1のステージに接
続され、ローアドレス及びコラムアドレスがデコードさ
れワード線及びセンスアンプの活性化が行われるメモリ
コアを有する第2のステージ200とでパイプライン構
造をなす。書き込みコマンドに続いて書き込みデータを
シリアルに入力し、メモリコアにパラレルに供給する第
3ステージ300を有する。所定数ビットの書き込みデ
ータの入力済みを検出し、パイプラインスイッチ22,
24を導通する書き込み用パイプライン制御信号を生成
するシリアルデータ検出回路を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の半導体記憶
装置に関し、特にクロックに同期して動作する半導体記
憶装置に関する。
【0002】近年、CPUの高速化に伴って、DRAM
(dynamic random access memory)等の半導体記憶装置
では、より高い信号周波数でデータ信号の入出力を行
い、データ転送速度の高速化をはかることが要求されて
いる。
【0003】この要求に応える半導体記憶装置として、
例えば、SDRAM(synchronousdynamic random acce
ss memory)、及びFCRAM(fast cycle random acc
essmemory )等は、外部からのクロック信号に同期して
動作することにより高速な動作を実現している。
【0004】
【従来の技術】以下、従来の半導体記憶装置について説
明する。尚、ここでは、クロック信号の立ち上がりエッ
ジと立ち下がりエッジに同期してデータの入出力を行う
ことにより高速化を実現するDDR−SDRAM(Doub
le Data Rate Synchronous Radom Access Memory) とF
CRAMの動作について説明する。
【0005】図1は、DDR−SDRAM及びFCRA
Mのメモリセル周辺の回路構成の一例を示す。図1の回
路は、容量201とNMOSトランジスタ202から2
12、223、224とPMOSトランジスタ213、
221、222を含む。尚、PMOSトランジスタ22
1及び222と、NMOSトランジスタ223及び22
4は、センスアンプ220を構成している。メモリセル
(記憶セル)である容量201には、1ビットのデータ
が記憶される。
【0006】図2は、上記図1に示すメモリセル周辺の
回路を有するDDR−SDRAMのデータ読出し動作を
示すタイミングチャートである。図1及び図2を参照し
て、データ読み出しのタイミング制御について説明す
る。
【0007】データ読出しの場合、SDRAMに対する
コマンドとして、ビット線BL及び/BLを所定の電圧
にプリチャージするプリチャージコマンドPRE、ロー
アクセスのための/RASコマンド(図2のアクティブ
コマンドに相当)、及びコラムアクセスのための/CA
Sコマンド(図2のリードコマンドに相当)が順次入力
される。/RASコマンドは、SDRAM内のコア回路
から1つのロー系のメモリセルブロック、即ち、特定の
ワード線を選択する。/CASコマンドは、選択された
ワード線の中から特定のコラム、即ちセンスアンプ22
0を選択する。尚、コア回路は、メモリセル201がロ
ー及びコラム方向に関してアレイ状に配置されたもので
あり、各コラム毎にセンスアンプ220が設けられてい
る。従って、センスアンプ220には、選択されたワー
ド線に対応するメモリセルのデータが取り込まれる。
【0008】/RAS信号に対応するコントロール信号
であるアクティブコマンドACTVが入力されると、内
部RAS信号である信号RASZが生成される(Hig
hになる)。信号RASZは、メモリコアを活性化する
信号である。
【0009】また、信号RASZは、メモリコアを活性
化するに伴い、ワード線を立ち上げて、センスアンプを
活性化する信号でもある。そのため、アクティブコマン
ドACTVが入力されると、メモリコアでは、信号RA
SZに応答して、ワード線が立ち上がり、センスアンプ
が活性化される。図1は、シェアード型センスアンプを
示しており、ビット線トランスファ信号BLT0,BL
T1がHigh状態になっているプリチャージ状態か
ら、ワード線SWを選択するようにアドレスが入力され
ると、一方のビット線トランスファ信号BLT0がLo
wレベルになり、反対側のブロックのビット線BL,/
BLがセンスアンプから切り離される。一方、他方のビ
ット線トランスファ信号BLT1はHレベルのままで、
トランジスタ203,204は導通状態のままとなり、
右側のビット線BL,/BLはセンスアンプに接続され
たままである。同時にプリチャージ信号PRをLOWに
落とし、ビット線BL及び/BLのリセット状態を解除
する。この状態で、サブワード線選択信号SWが選択さ
れると、セルゲートであるNMOSトランジスタ202
が導通し、容量201のデータがビット線BLに読み出
される(図2のBL−0,1に相当)。
【0010】次にセンスアンプ220を駆動するために
センスアンプ駆動信号SA1及びSA2(図2のSAに
相当)がアクティブ(それぞれLow、High)にな
り、NMOSトランジスタ212及びPMOSトランジ
スタ213が導通する。この状態で、ビット線BL及び
/BL上のデータは、NMOSトランジスタ203及び
204を介して、センスアンプ220に読み込まれる。
センスアンプ220が駆動することにより、ビット線B
L及び/BL上のデータが増幅されて振幅が増大する。
このとき、SDRAM全体において、各センスアンプに
は選択されたワード線に対応する全てのメモリセルのデ
ータが取り込まれている。
【0011】次に/CASコマンドに対応するコントロ
ール信号である読出しコマンドREADが入力される
と、SDRAM内部では図1に示すコラム線選択信号C
Lを適切なタイミングでHIGHにし、特定のコラムを
選択する。この時、選択されたコラムゲートであるNM
OSトランジスタ210及び211が導通し、増幅され
たビット線BL及び/BL上のデータがグローバルデー
タバスGDBおよび/GDBに読み出される(図2のG
DB−0,1に相当)。そして、読出しバッファを介し
てデータバスDBおよび/DBに読み出されたパラレル
データ(図2のDB−0,1に相当)をシリアルデータ
に変換し、データDQとして出力する。
【0012】その後、プリチャージコマンドPREが入
力されると、適切なタイミングでプリチャージ信号PR
がHIGHになり、NMOSトランジスタ207、20
8、209が導通し、ビット線BL及び/BLが所定の
電位VPRにプリチャージされる。これにより、従来の
SDRAMは、ビット線BL及び/BLがリセットさ
れ、次のコントロール信号(データ書込みまたはデータ
読出し)に備えることができる。
【0013】従って、従来のSDRAMでは、図2に示
すデータ読出し動作に示すように、最初のコントロール
信号(データ読出し)の入力から、次のコントロール信
号(データ書込みまたはデータ読出し)が入力可能にな
るまでのサイクルが8クロックとなる。
【0014】図3は、上記図1に示すメモリセル周辺の
回路を有するDDR−SDRAMのデータ書込み動作を
示すタイミングチャートである。図1及び図3を参照し
て、データ書込みのタイミング制御について説明する。
【0015】アクティブコマンドACTVが入力される
と、先に説明したデータ読出し動作と同様に、内部RA
S信号である信号RASZ(High)が生成され、内
部では、メモリコアが活性化され、ワード線の立ち上げ
とセンスアンプの活性化が行われる。メモリコアが活性
化されると、NMOSトランジスタ202が導通し、容
量201のデータがビット線BLに読み出される(図3
のBL−0,1に相当)。尚、図1の周辺回路の動作は
先の説明と同様のため省略する。
【0016】次にセンスアンプ220を駆動するために
センスアンプ駆動信号SA1及びSA2(図3のSAに
相当)がアクティブ(それぞれLow、High)にな
り、NMOSトランジスタ212及びPMOSトランジ
スタ213が導通する。この状態で、ビット線BL及び
/BL上のデータは、NMOSトランジスタ203及び
204を介して、センスアンプ220に供給される。セ
ンスアンプ220が駆動することにより、ビット線BL
及び/BL上のデータが増幅されて振幅が増大する。
【0017】次に書込みコマンドWRITEが入力され
ると、同時に外部から入力されたデータ信号DQとして
のシリアルデータをパラレルデータに変換し、データバ
スDBおよび/DB上に出力する(図3のDB−0,1
に相当)。そして、書込みバッファを介してグローバル
データバスGDBおよび/GDB上に出力されたパラレ
ルデータ(図3のGDB−0,1に相当)を、図1に示
すコラム線選択信号CLがHighになるタイミングで
センスアンプ220に書込み、更にサブワード線選択信
号SWが選択されるタイミングで、ビット線BLを介し
てそのデータを容量201に記憶する。
【0018】その後、プリチャージコマンドPREが入
力されると、適切なタイミングでプリチャージ信号PR
がHIGHになり、NMOSトランジスタ207、20
8、209が導通し、ビット線BL及び/BLが所定の
電位VPRにプリチャージされる。これにより、従来の
SDRAMは、ビット線BL及び/BLがリセットさ
れ、次のコントロール信号(データ書込みまたはデータ
読出し)に備えることができる。
【0019】従って、従来のSDRAMでは、図3に示
すデータ書込み動作に示すように、最初のコントロール
信号(データ書込み)の入力から、次のコントロール信
号(データ書込みまたはデータ読出し)が入力可能にな
るまでのサイクルが9クロックとなる。
【0020】上述のような動作(データ読出し及びデー
タ書込み)を行う従来のSDRAMでは、同一のローア
ドレス(同一のワード線)のデータを連続的に読み出す
場合には、異なるコラムを順次選択することで、異なる
コラムアドレスのデータを順次読み出すことが出来る。
具体的にいうと、図1のセンスアンプ220は、複数の
コラムの各々に対して設けられているため、これら複数
のセンスアンプ220は、同一のローアドレスで異なっ
たコラムアドレスのデータを格納している。従って、異
なるコラムを順次選択して、センスアンプ220が既に
格納しているデータを読み出せば、データ読み出しを連
続的に行うことが出来る。同様に、同一のワード線に選
択されるセンスアンプにデータを書き込む場合にも、異
なるコラムを順次選択して書き込めば、データ書込みを
連続的に行うことが出来る。
【0021】しかしながら、従来のSDRAMは、異な
ったローアドレス(異なったワード線)のデータを連続
的に読み出そうとすると、または異なったローアドレス
にデータを連続的に書き込もうとすると(即ち、ランダ
ムアクセスを行うと)、異なるワード線が選択するメモ
リセルのデータを、新たにビット線BL及び/BL上に
読みだす必要がある。更に、新たなデータをビット線B
L及び/BL上に読み出すためには、予めビット線BL
及び/BLをプリチャージしておく必要がある。従っ
て、図2、図3に示すように、最初のコントロール信号
の入力から、次のコントロール信号が入力可能になるま
でに、それぞれ8クロック、9クロックの間隔が発生し
てしまう。このような大きな時間間隔が生じてしまうこ
とは、高速なデータ読出し動作、及び高速なデータ書込
み動作を実現する際の阻害要因となる。
【0022】そこで、上記ランダムアクセスの高速化を
実現する半導体記憶装置として、FCRAMが開発され
た。下記にSDRAMとの相違点、及びFCRAMのデ
ータ読み出しのタイミング制御について説明する。尚、
FCRAMのメモリセル周辺の回路構成は、図1に示す
回路構成と同様である。
【0023】SDRAMとの第1の相違点として、FC
RAMは、一度に複数のコラムを選択することにより、
各センスアンプ220からパラレルにデータを読み出
す。そのため、固定の期間だけ各センスアンプ220を
駆動しておけばよく、センスアンプ動作の期間をバース
ト長BLに関わらず一定にして(例えば、BL=1とB
L=4のセンスアンプ動作の期間が同一)、乱れのない
ロー系のパイプライン動作を実行可能になる。
【0024】第2に、FCRAMは、内部プリチャージ
信号(SDRAMの(PRE)に相当)によって自動的
にリセット動作を実行する。これは、センスアンプ動作
の期間が同一であることを利用することで、各センスア
ンプ220からのデータ読み出しの直後に、最適なタイ
ミングでプリチャージを実行する。そのため、センスア
ンプ220の動作能力の限界に近い高速なサイクルでの
データ読み出しを実現することができる。
【0025】第3に、FCRAMでは、ランダムアクセ
スの読出しサイクルにおいて、例えば、バースト長BL
=4のとき、各センスアンプから一斉に読み出した4ビ
ットのパラレルデータをシリアルデータに変換し、連続
した途切れのないデータ読出しを実現する。
【0026】図4は、上記図1に示すメモリセル周辺の
回路を有するFCRAMのデータ読出し動作を示すタイ
ミングチャートである。図1及び図2を参照して、デー
タ読み出しのタイミング制御について説明する。尚、読
出しデータのバースト長は、BL=4とする。
【0027】アクティブコマンドACTが入力される
と、FCRAMは、内部で選択されたメモリコアを活性
化する信号RASZを生成し、それに応答して、コア内
ではワード線選択信号MW及びSW、ビット線トランス
ファー信号BLT、及びセンスアンプ駆動信号SA1及
びSA2(図4のSAに相当)を適切なタイミングで生
成する。これにより、メモリセル201のデータは、ビ
ット線BL(図4のBLに相当)に現われ、センスアン
プ220に取り込まれ、更にセンスアンプ220内で振
幅が増幅される。更にFCRAMでは、信号RASZを
受け取ってから所定の時間が経過した後に、信号RAS
ZのLレベルにより自動的に内部プリチャージ信号PR
Eを生成する。
【0028】また、読み出しコマンドREADの入力に
対応して、コラムアドレスが選択するコラムのコラム線
選択信号CLがHIGHになり、センスアンプ220の
データがグローバルデータバスGDB及び/GDB(図
4のGDBに相当)に読み出される。読み出されたデー
タは、4ビットのパラレルデータであり、このデータが
読出しバッファを介してデータバスDB及び/DB上に
出力され、更にシリアルデータに変換され、読出しデー
タDQ(図4のDQに相当)として外部に出力される。
【0029】尚、内部生成されたプリチャージ信号PR
Eは、SDRAMの外部からプリチャージ信号PREが
入力された時と同様の動作で、ビット線トランスファー
信号BLT及びワード線選択信号MW及びSWをリセッ
トすると共に、ビット線BL及び/BLを所定の電位に
プリチャージする。このプリチャージ信号PREによる
プリチャージ動作のタイミングは、コラム線選択信号C
Lによりデータがセンスアンプ220から読み出された
直後である。また、FCRAMでは、アクティブコマン
ドACTV及び読み出しコマンドREADを、アクティ
ブリードコマンドACTVREADとして入力する。
【0030】上記のデータ読出し動作を繰り返し実行し
た場合、FCRAMでは、SDRAMよりランダムアク
セスのリードサイクルが短く、図4に示す様に、最初の
コントロール信号ACTVの入力から、次のコントロー
ル信号ACTVが入力可能になるまでのサイクルを、大
幅に減少させることができる。このように、FCRAM
では、SDRAMよりも高速なデータ読出しを実現して
いる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
FCRAMでは、コマンド信号の取込みタイミングを基
準にしてメモリコア活性化信号RASZを生成すること
により、ワード線で選択されたメモリセルの全てのデー
タを対応する各センスアンプに取り込み、高速なデータ
読出しを実現している。
【0032】しかしながら、コマンド信号の取込みタイ
ミングを基準にしてメモリコア活性化信号RASZを生
成すると、コマンド信号の取込みタイミングからメモリ
コア活性化信号RASZがアクティブになるまでの時間
が固定されるため、データ書込み時において、以下の問
題が発生する。
【0033】例えば、バースト長BL=4の時、ある周
波数のクロックに同期してデータ書込み動作を行うと正
確に書き込めるにもかかわらず、そのクロックより周波
数の低いクロックでは正確に書き込めない場合がある。
即ち、データを取り込む周波数が低いのにかかわらず、
メモリコア活性化信号RASZが所定時間の経過後に自
動的にアクティブとなるため、バースト長分の全てのデ
ータを取り込む前にセンスアンプへの書込みが開始され
てしまい、残りのデータが書き込めないという問題が発
生する。尚、この問題は、データ書込み動作において、
同期するクロックの周波数に応じて、バースト長BL=
1以外の全てのバースト長で発生する可能性がある。
【0034】更に、FCRAMの一つの特徴である、ラ
ンダムにアクセスされた場合でも、その動作サイクル
(若しくはコマンドサイクル)が短いという特性が、書
込動作時のバースト長によっては、失われる場合があ
る。例えば、バースト長が長くなっているにもかかわら
ず動作周波数が低くなると、短い動作サイクルでは書込
データを全て有効に取り込むことが困難になることが考
えられるからである。
【0035】本発明の目的は、設定可能なバースト長の
全てのデータを正確に書き込むことができ、高速なデー
タ書込み処理及びデータ読出し処理を実現する半導体記
憶装置を提供することにある。
【0036】更に、本発明の目的は、バースト長の自由
度を制限しても読み出しと書込のコマンドサイクルとを
短くすることができるメモリ回路を提供することにあ
る。
【0037】更に、本発明の目的は、ランダムアクセス
による書き込みの場合のコマンドサイクルを短くしたメ
モリデバイスを提供することにある。
【0038】更に、本発明の別の目的は、ローアドレス
とコラムアドレスを同時に入力し、書き込みのコマンド
サイクルを短くしたメモリデバイスを提供することにあ
る。
【0039】更に、本発明の別の目的は、異なるバース
ト長に対応して動作することができ、書き込みのコマン
ドサイクルを短くしたメモリデバイスを提供することに
ある。
【0040】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するため、本発明の第1の側面は、クロックに同期して
動作する半導体記憶装置において、取り込まれたコマン
ド信号に応答して、メモリコアを活性化する制御信号を
生成する制御信号生成回路と、バースト長を設定するバ
ースト長設定回路とを有し、前記制御信号生成回路は、
データ読出し時及びデータ書込み時において、前記コマ
ンド信号の取り込みタイミングに応答して、前記バース
ト長に関係ない同等のタイミングで、前記制御信号を出
力することを特徴とする。
【0041】上記発明によれば、読み出し時と書き込み
時において、コマンド信号入力後、バースト長に関係な
い同等のタイミングでメモリコア活性化信号が生成され
る。従って、連続読み出し時、連続書き込み時、及び読
み出しと書き込みが交互に行われる時において、同じコ
マンドサイクルで動作するメモリ回路を提供することが
できる。
【0042】本発明の半導体記憶装置は、シリアルの書
込みデータを取り込むためのクロック周波数に対応し
て、バースト長設定回路に設定可能なバースト長の最大
値を規定する。即ち、コマンド信号の取り込みタイミン
グから一定時間経過後に制御信号が生成されてメモリコ
アが活性化されるまでに、全てのシリアルデータが内部
に取り込まれることを保証する。そのために、バースト
長設定回路に設定可能なバースト長の最大値をクロック
周波数に応じて規定する。従って、本発明の半導体記憶
装置は、バースト長に関係ない同等のタイミングでメモ
リコア活性化信号が発生しても、設定されたバースト長
の全てのデータを正確に書き込むことができる。
【0043】また、第1の側面の発明の好ましい態様
は、書込みコマンド信号の取込みタイミングから、次の
読出しコマンド信号の取込みタイミングまでの間隔が、
読出しコマンド信号の取込みタイミングから、次の読出
しコマンド信号の取込みタイミングまでの間隔と同一と
することを特徴とする。ここでは、コマンド信号の入力
間隔であるコマンドサイクルTrcが常に最小値で一定
である。即ち、読出しコマンド−読出しコマンド、書込
みコマンド−書込みコマンド、読出しコマンド−書込み
コマンド、及び書込みコマンド−読出しコマンドの入力
間隔が常に一定である。これにより、コマンドサイクル
が一定で短いというメモリデバイスを提供することがで
きる。
【0044】また、第1の側面の発明の別の好ましい態
様は、前記コマンド信号が読出しコマンド信号の時、前
記読出しコマンド信号の取込みタイミングから、データ
が読み出されるまでの時間が、前記間隔より長いことを
特徴とする。ここでは、高速なデータ読出し及びデータ
書込みを実現するため、例えば、メモリコアとコマンド
デコーダとがパイプライン構成をなす。
【0045】次に、本発明の第2の側面は、クロックに
同期して動作する半導体記憶装置において、取り込まれ
たコマンド信号に基づいて、メモリコアを活性化する制
御信号を生成する制御信号生成回路を有し、前記制御信
号生成回路は、前記コマンド信号が読出しコマンド信号
の時、該読出しコマンド信号の取り込みタイミングに応
答して前記制御信号を出力し、前記コマンド信号が書込
みコマンド信号の時、バースト長の一連の書込みデータ
のうちn番目の書込みデータの取込みタイミングに応答
して、前記制御信号を出力することを特徴とする。
【0046】上記の発明によれば、設定可能なバースト
長の全てのデータを正確に書き込むことができ、高速な
データ書込み処理及びデータ読出し処理を実現する。
尚、ここでいう変数nは、バースト長を最大値とする整
数であり、バースト長よりも少ない数でも良い。
【0047】上記の本発明の第2に側面の半導体記憶装
置は、全てのシリアルデータが内部に取り込まれ、この
状態から一定時間経過後に制御信号を生成するように、
制御信号生成回路を制御する。従って、本発明の半導体
記憶装置は、設定されたバースト長分の全てのデータを
クロックの周波数に関係なく書き込むことができる。即
ち、設定可能なバースト長、及び書込みデータを取り込
むためのクロック周波数に制限を与えることなく、高速
なデータ書込み処理及びデータ読出し処理を実現する。
【0048】また、上記発明の第2の側面での好ましい
実施態様は、読出しデータ及び書込みデータのバースト
長を設定するためのバースト長設定回路(後述する第2
及び第3の実施例のモードレジスタ4に相当)を有し、
前記制御信号生成回路は、設定されたバースト長に基づ
いて前記制御信号を出力することを特徴とする。ここで
は、任意のバースト長を設定するための具体的な構成例
を示す。
【0049】また、上記発明の第2の側面での好ましい
実施態様は、設定されたバースト長の書込みデータの全
ビットを、一定時間以内に取り込み可能な場合、前記制
御信号生成回路は、その1ビット目の取り込みタイミン
グに応答して前記制御信号を出力することを特徴とす
る。ここでは、制御信号生成回路における制御信号の生
成方法の一例を規定する。
【0050】また、上記発明の第2の側面での好ましい
実施態様は、取り込んだ書込みデータのビット数をカウ
ントするバーストカウンタ(後述する第2及び第3の実
施例のバーストカウンタ51に相当)を有し、前記制御
信号生成回路は、設定されたバースト長の書込みデータ
の全ビットを、一定時間以内に取り込み不可能な場合、
前記バースト長分の書込みデータのn番目の書込みデー
タ取込みタイミングに応答して前記制御信号を出力する
ことを特徴とする。ここでは、制御信号生成回路におけ
る制御信号の別の生成方法を規定する。
【0051】また、上記発明の第2の側面での好ましい
実施態様は、書込みコマンド信号の取込みタイミングか
ら、次の読出しコマンド信号の取込みタイミングまでの
間隔が、読出しコマンド信号の取込みタイミングから、
次の読出しコマンド信号の取込みタイミングまでの間隔
と同一とすることを特徴とする。ここでは、コマンド信
号の入力間隔であるTrcが最小値で一定であることを
規定する。
【0052】また、上記発明の第2の側面での好ましい
実施態様は、前記コマンド信号が読出しコマンド信号の
時、前記読出しコマンド信号の取込みタイミングから、
データが読み出されるまでの時間が、前記間隔より長い
ことを特徴とする。ここでは、高速なデータ読出し及び
データ書込みを実現するため、パイプライン処理が行わ
れていることを示す。
【0053】次に、本発明の第3の側面は、クロックに
同期して動作する半導体記憶装置において、取り込まれ
たコマンド信号に応答して、メモリコアを活性化する制
御信号を生成する制御信号生成回路と、バースト長を設
定するためのバースト長設定回路とを有し、前記制御信
号生成回路は、データ読出し時及びデータ書込み時にお
いて、前記コマンド信号の取り込みタイミングに応答し
て、前記バースト長に関係ないタイミングで、前記制御
信号を出力する第1の回路と、データ読み出し時におい
て、前記コマンド信号の取り込みタイミングに応答して
前記制御信号を出力し、データ書込み時において、一連
の書込みデータのn番目の書込みデータの取込みタイミ
ングに応答して前記制御信号を出力する第2の回路とを
有し、前記クロックの周波数及び設定されたバースト長
に応じて、前記第1の回路と前記第2の回路とを切替え
可能とすることを特徴とする。
【0054】上記の第3の側面によれば、設定可能なバ
ースト長の全てのデータを正確に書き込むことができ、
高速なデータ書込み処理、及びデータ読出し処理を実現
するための具体的な第3の構成例を規定する。尚、ここ
でいう変数nは、バースト長を最大値とする整数であ
り、バースト長より小さくても良い。
【0055】本発明の半導体記憶装置において、例え
ば、第1の回路にて動作する場合は、コマンド信号の取
り込みタイミングから一定時間経過後に制御信号が生成
されメモリセル内のデータがセンスアンプに読み込まれ
る時までに、全てのシリアルデータが内部に取り込まれ
るように、バースト長設定回路に設定可能なバースト長
の最大値をクロック周波数毎に規定する。従って、設定
されたバースト長の全てのデータを正確に書き込むこと
ができる。一方、第2の回路にて動作する場合は、全て
のシリアルデータが内部に取り込まれ、この状態から一
定時間経過後に制御信号を生成するように、制御信号生
成回路を制御する。従って、この場合も設定されたバー
スト長分の全てのデータをクロックの周波数に関係なく
正確に書き込むことができる。
【0056】更に、本発明の第4の側面は、所定のバー
スト長を有し、クロックに同期して動作するメモリ回路
において、複数のメモリセルと該メモリセルにビット線
を介して接続されるセンスアンプ群とを有するメモリコ
アと、取り込まれたコマンド信号に応答して、前記メモ
リコアを活性化する制御信号を生成する制御信号生成回
路とを有し、前記制御信号生成回路は、データ読出し時
及びデータ書込み時において、前記コマンド信号の取り
込みタイミングに応答して、前記バースト長にかかわら
ず固定された遅延時間後に、前記制御信号を出力し、前
記データ読み出し及びデータ書き込みが混在する場合の
コマンドサイクルが一定のクロック数であることを特徴
とする。
【0057】上記の第4の側面によれば、バースト長を
ある程度制限することで、読み出しと書き込みとが混在
する時のコマンドサイクルを最短にすることができ、高
速ランダムアクセスを可能にすることができる。
【0058】更に、本発明の第5の側面は、所定のバー
スト長を有し、クロックに同期して動作するメモリ回路
において、コマンド信号をデコードする第1のステージ
と、複数のメモリセルと該メモリセルにビット線を介し
て接続されるセンスアンプ群とを含むメモリコアを有
し、前記第1のステージとパイプライン動作する第2の
ステージと、取り込まれたコマンド信号に基づいて、前
記メモリコアを活性化する制御信号を生成する制御信号
生成回路を有し、前記制御信号生成回路は、前記コマン
ド信号が読出しコマンド信号の時、該読出しコマンド信
号の取り込みから一定の遅延時間後に、前記制御信号を
出力し、前記コマンド信号が書込みコマンド信号の時、
該書き込みコマンド信号の取り込みから前記バースト長
に応じた遅延時間後に、前記制御信号を出力することを
特徴とする。
【0059】更に、本発明の第6の側面は、書き込みコ
マンドに応答して、バースト長に対応する所定数ビット
の書き込みデータを書き込むメモリ回路において、前記
書き込みコマンドと同時に、ローアドレス及びコラムア
ドレスを入力し、保持する第1のステージと、パイプラ
インスイッチを介して前記第1のステージに接続され、
前記ローアドレス及びコラムアドレスがデコードされワ
ード線及びセンスアンプの活性化が行われるメモリコア
を有する第2のステージと前記書き込みデータをシリア
ルに入力し、前記書き込みデータを前記メモリコアにパ
ラレルに供給する第3ステージと、前記所定数ビットの
書き込みデータが入力された後に、前記パイプラインス
イッチを導通する書き込み用パイプライン制御信号を生
成するシリアルデータ検出回路とを有することを特徴と
する。
【0060】本発明の第6の側面によれば、パイプライ
ン構造のFCRAMにおいて、バースト長の書き込みデ
ータを確実に取り込んでから、第2ステージのメモリコ
アを活性化することができる。また、連続する書き込み
時、連続する読み出し時において、コマンドサイクルを
バースト長にかかわらず短くすることができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体記憶装置の
実施例を図面に基づいて説明する。但し、本発明は、以
下の実施例に限定されるものではない。
【0062】図5は、クロックCLK1,/CLK1に
同期して動作する本発明の半導体記憶装置の構成例を示
す。具体的には、本発明のFCRAMの構成を示す。
【0063】本発明の半導体記憶装置は、図5に示すよ
うに、クロックバッファ1、コマンドデコーダ2、アド
レスバッファ3、モードレジスタ4、バンク0用回路
5、バンク1用回路6、バンク0用シリパラ変換回路
7、バンク1用シリパラ変換回路8、バンク0用パラシ
リ変換回路9、バンク1用パラシリ変換回路10、デー
タ入力バッファ11、データ出力バッファ12を含む。
また、バンク0用回路5とバンク1用回路6内には、マ
トリクス状に配列されたメモリセル18、ローデコーダ
17、センスアンプ19、及びコラムデコーダ20を含
む複数のメモリセルブロック(メモリセルブロック16
a、16b、16c、16dを示す。以後単にブロック
と呼ぶ)と、RAS生成ユニット13、アドレスラッチ
14、及びライトアンプ/センスバッファ15を含んで
いる。
【0064】FCRAMは、クロックバッファ1,コマ
ンドデコーダ2,アドレスバッファ3及びモードレジス
タ4などで構成される第1のステージと、バンク回路
5,6を有するメモリコアで構成される第2ステージ
と、シリアル・パラレル回路7,8及びパラレル・シリ
アル回路9,10、そして、データ入力バッファ11,
データ出力バッファ12で構成される第3ステージを有
する。これらのステージは、パイプライン動作を行い、
ステージ間には、図示しないパイプラインゲートが設け
られ、所定のタイミングでそのパイプラインゲートが開
かれる。
【0065】上記のように構成される本発明の半導体記
憶装置は、内部で自動的にバンクインターリーブ動作を
行っており、複数のブロックを選択的に活性化し、更に
そのブロック内に記憶されているデータ読出し速度、及
びそのブロック内へのデータ書込み速度の高速化を実現
している。
【0066】また、本発明の半導体記憶装置は、マトリ
クス状にメモリセルを敷きつめたセルマトリクス(コア
回路)が、複数のバンク単位(図示のバンク0用回路5
及びバンク1用回路6)に分割されている。バンク毎に
分割されたセルマトリクスは、更に複数のメモリセルが
ロー及びコラム方向に配置されたブロック16a、16
b、16c、16dを形成する。各ブロックでは、コラ
ム単位にセンスアンプ19を有する。尚、図5に示す本
発明の半導体記憶装置は、説明の便宜上、2バンク構成
として図示するが、装置内のバンク構成はこれに限った
ものではない。
【0067】上記、本発明の半導体記憶装置を構成する
各部の機能について簡単に説明する。クロックバッファ
1は、外部からのクロック信号CLKが入力され、装置
を構成する各部に同期クロックCLK1を供給する。コ
マンドデコーダ2には、外部からのコマンド信号、例え
ば、ライトイネーブル信号WE、チップセレクト信号/
CS等が入力され、コマンドデコーダ2は、それらのコ
マンド信号をデコードして、後述の対応する制御信号を
各バンク用回路に供給する。尚、/は負論理の信号を表
し、その他は正論理の信号を表す。アドレスバッファ3
は、外部からのメモリアドレス信号A0〜Anを受信
し、そのアドレス信号をデコードすることによりアクセ
ス対象となるバンクを選択する。尚、本発明では、バン
ク0用回路5、バンク1用回路6のいずれか1つを選択
する。また、入力されるアドレス信号の変数nはメモリ
容量に応じた整数とする。
【0068】モードレジスタ4は、データ書込み及びデ
ータ読出しにおけるデータのバースト長を設定するため
のレジスタ(または、フューズ、スイッチ、及びワイヤ
ボンディングによる設定)を具備し、外部から設定され
るバースト長に基づいてバースト長情報を生成する。或
いは、バースト長が固定的に設定される場合は、モード
レジスタ4にバースト長の設定が行われることはない。
【0069】データ入力バッファ11は、書込みデータ
であるシリアルデータを受信して内部で処理可能なシリ
アルデータとしてバッファリングする。シリパラ変換回
路7及び8は、データ入力バッファ11にて受信したシ
リアルデータを所定のタイミングでパラレルデータに変
換する。パラシリ変換回路9及び10は、各ブロックか
ら読み出されるパラレルデータをシリアルデータに変換
する。データ出力バッファ12は、各パラシリ変換回路
からのシリアルデータを受信し、外部で処理可能な信号
としてバッファリングして出力する。
【0070】次にアドレスバッファ3に選択される各バ
ンク内の構成及び機能について説明する。ここでは、図
示のバンク0用回路5についてのみ説明し、同様の構成
を有するバンク1用回路6の構成及び機能については、
同一の符号を付して説明を省略する。バンク0用回路5
において、RAS生成ユニット13は、バンク内のメモ
リコア活性化信号RASZを生成する。また、RAS生
成ユニット13は、ブロック内の各構成を活性化するた
めの信号を生成し、更にブロックの活性化を開始してか
ら一定時間経過後に自動的に内部をプリチャージする。
【0071】アドレスラッチ回路14は、供給されたア
ドレス信号をラッチすると共にプリデコードし、バンク
内に配置された複数のブロック16a〜16dの1つを
選択する。ライトアンプ/センスバッファ15(以後、
単にセンスバッファ15と呼ぶ)は、データ読出し時、
選択されたメモリブロックから読み出されるパラレルデ
ータを受け取り、そのパラレルデータを後続の回路で処
理可能な信号にバッファリングして書込みデータバス上
に出力する。また、データ書込み時は、受信するパラレ
ルデータを各ブロックで処理可能な信号にバッファリン
グしてグローバルデータバス(GDB)上に出力する。
【0072】次に前記アドレスラッチ回路14に選択さ
れる各ブロック内の構成及び機能について説明する。こ
こでは、図示のブロック16aについてのみ説明し、同
様の構成を有するブロック16b、16c、16dの構
成及び機能については、同一の符号を付して説明を省略
する。ブロック16aにおいて、ローデコーダ17は、
アドレス信号A0〜Anに対応するワード線を選択する
ためのワード線選択信号を生成する。センスアンプ19
は、ワード線選択信号により選択されるワード線に接続
された全てのメモリセルのデータをビット線経由で供給
され、増幅する。コラムデコーダ20は、前記複数のセ
ンスアンプに保持されているデータを複数ビット同時に
選択するためのコラム線選択信号CLを生成する。
【0073】上記、図5に示す半導体記憶装置は、クロ
ック信号CLK、アクティブコマンドACTと読み出し
コマンドRDとの組み合わせ(アクティブリード)、及
びアドレス信号A0〜Anの入力によりデータ読出し動
作を開始する。
【0074】ここで、本実施の形態例の半導体記憶装置
の基本的なデータ読出し動作(例えば、バースト長BL
=4のとき)を図5に基づいて説明する。クロック信号
CLKは、内部のグローバルなクロック信号CLK1と
して、半導体記憶装置の動作を同期制御するために、常
に内部の各構成部に供給されている。アクティブコマン
ドACT及びリードコマンドRDは、1つのコマンド、
アクティブリードACTRDとして入力され、コマンド
デコーダ2でデコードされ、デコード結果に応じてRA
S生成ユニット13を制御する。あるいは、アクティブ
コマンドACT及び読み出しコマンドRDを、2サイク
ルにまたがる一つのパケット形式で受け取るようにして
も良い。アドレス信号A0〜Anは、アドレスバッファ
3を介してアドレスラッチ14に供給される。尚、アド
レスバッファ3で取り込まれたアドレスの一部は、図示
しないバンクデコーダでデコーダされ、データ読出し動
作を実行するバンクが選択される。ここでは、バンク0
用回路5が選択されたものとして説明する。
【0075】RAS生成ユニット13は、アクティブリ
ードコマンドACT+RDが入力されると、内部RAS
信号であるメモリコア活性化信号RASZを生成する。
即ち、コマンド信号の取込みタイミングを基準にして信
号RASZを生成する。尚、RAS生成ユニット13
は、リフレッシュコマンド入力時に信号RASZを連続
的に内部生成してリフレッシュ動作を実行するための回
路であり、アクティブリードACT+RDの入力時には
信号RASZを単発的に生成する。生成された信号RA
SZは、メモリコアを活性化するための信号であり、ア
クセス対象となるブロックに供給される。
【0076】更に、RAS生成ユニット13では、この
信号RASZに応答して、バンク0用回路5内のいずれ
かのブロックを活性化し、同時にセンスアンプ19及び
センスバッファ15を活性化する。また、RAS生成ユ
ニット13では、ブロックの活性化を開始してから一定
時間経過後に自動的に内部をプリチャージする。このプ
リチャージ動作では、外部からプリチャージ信号が供給
された場合と同様に、RAS生成ユニット13をリセッ
トしてプリチャージする。上記、内部で自動的に実行さ
れるプリチャージ動作を、以降では自己プリチャージと
呼ぶ。
【0077】アドレスラッチ回路14では、アドレス信
号A0〜Anを受け取ると、バンク0用回路5内に配置
された複数のブロック16a、16b、16c、16d
の一つ、例えば、ブロック16aを選択する。更にアド
レスラッチ回路14では、ローデコーダ17を制御し、
適切なタイミングでワード線を選択させる。バンク0用
回路5内では、この選択されたブロック16aにおいて
のみローデコーダ17が動作し、選択されたワード線に
結合されたブロック16a内の全てのメモリセルのデー
タを読み出して、個々にセンスアンプ19に格納する。
【0078】また、アドレスラッチ回路14は、コラム
デコーダ20を制御して適切なタイミングでコラムを選
択させる。コラムデコーダ20は、アクセス対象として
指定される複数(ビット数は固定)のコラム、例えば、
4つのコラムに供給し、それらのコラムのセンスアンプ
19から4ビットのパラレルデータを読み出して、グロ
ーバルデータバス(GDB)を介してセンスバッファ1
5に供給する。センスバッファ15は、読み込んだ4ビ
ットのパラレルデータを増幅し、読出しデータバス(D
B−R)を介してパラシリ変換回路18aに供給する。
増幅された4ビットのパラレルデータは、パラシリ変換
回路9にてシリアルデータに変換され、データ出力バッ
ファ12を介して外部に読み出される。
【0079】このように本発明の半導体記憶装置は、デ
ータ読出し時、一度に複数のコラムを選択することによ
り、センスアンプ19から複数ビットのパラレルデータ
を読み出す。そのため、固定(一定)の期間だけセンス
アンプ19を駆動しておけばよく、センスアンプ動作の
期間をバースト長BLに関わらず一定にして(例えば、
BL=1とBL=4のセンスアンプ動作の期間が同
一)、乱れのないロー系のパイプライン動作を実行可能
にしている。その結果、FCRAMは、ランダム読み出
しが連続する場合、コマンドサイクルが最短になる。
【0080】また、本発明の半導体記憶装置は、センス
アンプ動作の期間が同一であることを利用して自己プリ
チャージを実行することにより、センスアンプ19から
のデータ読み出しの直後に、最適なタイミングでプリチ
ャージが行える。そのため、センスアンプ19の動作能
力の限界に近い高速なサイクルでのデータ読み出しを実
現することができる。
【0081】以上、本発明の半導体記憶装置の基本的な
データ読出し動作について説明したが、上記のように、
コマンド信号の取込みタイミングを基準にしてメモリコ
ア活性化信号RASZを生成する場合は、コマンド信号
の取込みタイミングから信号RASZがアクティブにな
るまでの時間が固定されるため、データ書込み時におい
て、以下のことを考慮する必要がある。
【0082】例えば、バースト長BL=4の時、ある周
波数のクロックに同期してデータ書込み動作を行うと正
確に書き込めるにもかかわらず、そのクロックより周波
数の低いクロックでは正確に書き込めない場合が考えら
れる。即ち、データを取り込む周波数が低い場合、信号
RASZがある特定時間の経過後に自動的にアクティブ
となるため、バースト長分の全ての書込みデータを取り
込む前にセンスアンプ19への書込みが開始され、残り
のデータが書き込めない場合が考えられる。
【0083】そこで、図5に示す半導体記憶装置では、
RAS生成ユニット13を図6(第1の実施例)、図1
2(第2及び第3の実施例)、または図18(第4の実
施例)のような回路構成にすることにより、設定された
バースト長分の全ての書込みデータを書き込めるように
している。以下、第1から第4の実施例について、図面
に基づいて詳細に説明する。尚、本実施例のメモリセル
(例えば、図示のメモリセル18)は、例えば、DRA
M型のセル構造を有し、本実施例のメモリセル周辺の回
路構成は、先に説明した図1と同様の構成とする。
【0084】[第1の実施の形態例]図6(a)及び
(b)は、第1の実施例におけるRAS生成ユニット1
3の回路例(1)及び(2)をそれぞれ示す。
【0085】図6(a)のRAS生成ユニット13はデ
ータ読出し動作とデータ書込み動作で信号RASZの発
生タイミングを別々に設定され、図6(b)のRAS生
成ユニット13はデータ読出し動作とデータ書込み動作
で信号RASZの発生タイミングが同じに設定されてい
る。図6(a)に示すRAS生成ユニット13は、第1
の遅延回路31、第2の遅延回路32、NANDゲート
33、34、35、プリチャージ信号生成回路36を含
む構成とし、コマンドデコーダ2にてクロックCLK,
/CLKに同期して取り込まれたコマンド信号/CS,
/WEに基づいて、メモリコア活性化信号RASZを生
成する。図6(b)に示すRAS生成ユニット13は、
遅延回路41、インバータ42、NANDゲート43、
44、プリチャージ信号生成回路36を含む構成とし、
図6(a)と同様にメモリコア活性化信号RASZを生
成する。
【0086】FCRAMは、前述した通り、メモリ回路
を3つのステージに分けて、それぞれパイプライン動作
することにより、コマンドサイクルを短くし、ランダム
アクセスであってもアクセス時間を短くすることができ
る。その場合、留意すべき点は、バースト長である。読
み出し動作では、バースト長は出力段の第3ステージの
動作に影響するだけであり、メモリコアである第2ステ
ージの活性化のタイミングであるメモリコア活性化信号
RASZのタイミングには影響しない。従って、アクテ
ィブ・リード・コマンドに応答して、所定の遅延後にメ
モリコア活性化信号RASZを生成して、コマンドサイ
クルを所定の短いサイクルにすることができる。
【0087】しかし、書込動作では、バースト長は入力
段の動作に影響するので、メモリコアである第2ステー
ジの活性化のタイミングをその分遅くすることが求めら
れる。書き込み動作が連続する場合は、メモリコア活性
化信号を送らせても、パイプライン動作によりバースト
長にかかわらずコマンドサイクルを読み出し動作並に短
くできる。しかし、書き込み動作後に読み出し動作が行
われる場合は、アクティブライトコマンドとアクティブ
リードコマンドとの間の時間が、通常の短いサイクルよ
りも長くなる。
【0088】そこで、第1の実施例は、FCRAMにお
けるメモリコア活性化信号RASZを生成するタイミン
グを、読み出しと書き込みで同じにし、或いはそれぞれ
固定し、コマンドサイクルをできるだけ短くし、読み出
し動作、書き込み動作、それらの組み合わせ動作のいず
れであっても、コマンドサイクルを一定若しくは一定範
囲に入るようにする。
【0089】上記の要件を満たすFCRAMとしては、
第1にバースト長を所定の短い値、例えばBL=2、に
固定的に設定したFCRAMがある。この例が、図6
(b)に示されたRAS生成ユニット回路(2)であ
る。その場合、FCRAMは、動作クロックの周波数が
所定の値以下であるという規格を有する。従って、FC
RAMは、上記規格内で動作する限りは、バースト長が
BL=2であってもBL=1であっても良い。
【0090】上記の要件を満たす第2のFCRAMとし
ては、設定可能なバースト長を、動作クロックの周波数
に対応したバースト長、例えばBL=4以下、に制限し
たものがある。この例が、図6(a)に示されたRAS
生成ユニット回路(1)である。その場合は、FCRA
Mは、その規格上、動作クロックの周波数に対応してあ
る程度のバースト長の選択の余地を有する。書き込み動
作でのメモリコア活性化信号RASZの遅延を、書き込
み時に読み出し時よりも長く設定し、その遅延時間に見
合ったバースト長と動作クロックの周波数を選ぶことが
できる。この場合でも、第1の遅延回路31の遅延時間
が固定されているので、コマンドサイクルは一定の範囲
に入ることが保証される。例えば、周波数が高くなると
利用できるバースト長も長くすることができ、周波数が
低くなると利用できるバースト長も短くすることが必要
になる。例えば、クロック100MHzで、バースト長
BL=4までのシリアルデータを内部に取込み可能な場
合、モードレジスタ4にはBL=4以内の値が設定可能
となる。従って、クロック50MHzで同期する場合
は、設定可能な最大バースト長はBL=2となる。
【0091】以上の様に、第1の実施例では、メモリコ
ア活性化信号RASZが生成されるタイミングを、コマ
ンドの入力から固定の遅延後にしているので、利用でき
るバースト長の最大値をクロックCLK1,/CLK1
の周波数に応じた固定値とする。メモリコア活性化信号
RASZのタイミングを固定化することで、FCRAM
のコマンドサイクルを、できるだけ短い一定の長さにす
ることができる。
【0092】図7は、第1の実施例における半導体記憶
装置の動作タイミングを示す。具体的にいうと、バース
ト長BL=2の状態において、データ読出し動作を連続
的に実行する場合の動作タイミングを示す。図10は、
図6(a)のRAS生成ユニットの動作タイミングを示
し、図11は、図6(b)のRAS生成ユニットの動作
タイミングを示す。以下、図7及び図10,11に従っ
て第1の実施例の動作を説明する。
【0093】まず、図6(a)のRAS生成ユニットの
場合で説明する。コマンドデコーダ2にアクティブコマ
ンドACT及び読み出しコマンドRDが、1つのコマン
ド、アクティブリードACTRD、で入力されると、R
AS生成ユニット13は、メモリコア活性化制御信号R
ASZを生成する。このメモリコア活性化信号RASZ
に応答して、メモリコア内では、ワード線が駆動され、
センスアンプが活性化され、最後に自動的にプリチャー
ジ動作される。
【0094】図10に示される通り、まず、コマンドデ
コーダ2は、読み出しコマンドの入力により、ノードN
4上にHighパルスを出力する。ノードN4上のHi
ghパルスを受けたRAS生成ユニット13では、第2
の遅延回路32にてそのHighパルスに所定の遅延d
t2を付加し、ノードN5上に出力する。ノードN5上
のHighパルスを受けたNANDゲート33は、この
パルスを反転し、LowパルスをノードN6に出力す
る。そのLowパルスはNANDゲート34と35で構
成するRS−FFのセット側に入力され、Hレベルのメ
モリコア活性化信号RASZが生成される。同時に活性
化信号RASZは、プリチャージ信号生成回路36に入
力される(図10のデータ読出し動作READを参
照)。プリチャージ信号生成回路36は、後述する通
り、RS−FFをリセットし、活性化信号RASZをL
レベルにする。
【0095】図6(b)のRAS生成ユニット13の動
作は、図11に示される通りであり、上記図10の動作
説明における、第1の遅延回路31と第2の遅延回路3
2を遅延回路41に、ノードN4をノードN1に、ノー
ドN5をノードN3に、NANDゲート33をインバー
タ42に、それぞれ置き換えることで説明することがで
きる。但し、図11に示される通り、遅延回路41が共
通であるので、遅延時間dtは読み出しREADと書き
込みWRITEとで同じである。従って、以降の動作は
全て図6(a)のRAS生成ユニット13についてのみ
説明し、図6(b)については説明を省略する。
【0096】上記のように、RAS生成ユニット13か
ら出力される制御信号RASZがHighになると、ブ
ロック16a内では、図1に示すメモリセル周辺回路に
示すように、ワード線選択信号MW及びSW、ビット線
トランスファー信号BLT、及びセンスアンプ駆動信号
SA1及びSA2(図7のSAに相当)を適切なタイミ
ングで生成する。これにより、メモリセル201(図5
のメモリセル18に相当)のデータは、ビット線BL
(図7のBLに相当)に現われ、センスアンプ220
(図5のセンスアンプ19に相当)に取り込まれ、更に
センスアンプ220内で振幅が増幅される。
【0097】プリチャージ信号生成回路36では、先に
入力された制御信号RASZのHighに基づいて、所
定のタイミングで自己プリチャージ処理を行う。即ち、
プリチャージ信号生成回路36は、所定のタイミングで
ノードN7上にLowパルスを出力し、NANDゲート
34,35からなるRS−FFをリセットし、制御信号
RASZをLowに戻す(図10のデータ読出し動作、
及び図7のRASZを参照)。
【0098】また、読み出しコマンドRDの入力に対応
して、コラムアドレスに対応するコラム線選択信号CL
に選択されたセンスアンプ19のデータがグローバルデ
ータバスGDBに読み出される。読み出されたデータ
は、2ビットのパラレルデータであり、このデータがセ
ンスバッファ15を介してデータバスDB−R上に出力
され、更にパラシリ変換回路9にてシリアルデータに変
換され、読出しデータDOUT0〜7として外部に出力
される。尚、読出しデータは説明の便宜上8ビットと規
定するが、これに限ったものではない。但し、ここの例
では、バースト長が2であるので、読み出しデータDO
UT0,1が出力されるだけである。
【0099】この様なデータ読出し動作を、例えば、図
7に示すように繰り返し実行した場合、コマンド入力か
らメモリコア活性化信号RASZの発生までの遅延時間
dtRは固定される。従って、第1の実施例の半導体記
憶装置は、従来のSDRAMの動作(図2参照)よりラ
ンダムアクセスのリードサイクル、即ち、コマンド信号
の入力間隔であるTrc(この場合は3クロック)が短
く、常に最小の時間Trcでデータ読み出し処理を繰り
返すことができる。このように、第1の実施例の半導体
記憶装置では、従来のSDRAMよりも高速なデータ読
出しを実現している。
【0100】図8は、第1の実施例でバースト長BL=
2の状態において、データ書込み動作とデータ読出し動
作を連続的に交互に実行する場合の動作タイミングを示
す。以下、図8及び図6,10,11に従って、その動
作を説明する。
【0101】まず、第1の実施例の半導体記憶装置は、
クロック信号CLK、アクティブコマンドACT、書き
込みコマンドWR、アドレス信号A0〜An,及び書込
みデータDIN0〜DIN7の入力によりデータ書込み
動作を開始する。アクティブコマンドACT、書き込み
コマンドWRは、アクティブライトACTWRとして供
給され、コマンドデコーダ2でデコードされ、デコード
結果に応じてRAS生成ユニット13を制御する。アド
レス信号A0〜Anは、アドレスバッファ3に供給さ
れ、同時に書込みデータD0〜D7がデータ入力バッフ
ァ11に供給される。尚、書込みデータは説明の便宜上
8ビットと規定するが、これに限ったものではない。こ
この例では、バースト長が2であるので、書き込みデー
タD0,1が入力されるだけである。
【0102】コマンドデコーダ2にアクティブライトコ
マンドACTWRが入力されると、RAS生成ユニット
13は、遅延時間dtWを伴ってメモリコア活性化信号
RASZを生成する。まず、コマンドデコーダ2では、
書込みコマンドの入力により、ノードN1上にHigh
パルスを出力する。ノードN1上のHighパルスを受
けたRAS生成ユニット13では、第1の遅延回路31
にてそのHighパルスに所定の遅延dt1を付加し、
ノードN3上に出力する。ノードN3上のHighパル
スを受けたNANDゲート33は、このパルスを反転
し、LowパルスをノードN6に出力する。そのLow
パルスはNANDゲート34と35で構成するRS−F
Fのセット側に入力され、Hレベルのメモリコア活性化
信号RASZが生成される。同時に制御信号RASZ
は、プリチャージ信号生成回路36に入力される(図1
0のデータ書込み動作を参照)。
【0103】上記のように、RAS生成ユニット13か
ら出力される制御信号RASZがHighになると、ブ
ロック16a内では、図7のデータ読出し動作と同様
に、ワード線選択信号MW及びSW及びセンスアンプ駆
動信号SAが適切なタイミングで生成され、メモリセル
18のデータがビット線BL上に読み出され、そのデー
タがセンスアンプ19に取り込まれ、更にセンスアンプ
19内で振幅が増幅される。
【0104】プリチャージ信号生成回路36では、先に
入力された制御信号RASZのHighに基づいて、所
定のタイミングで自己プリチャージ処理を行う(データ
読出し処理と同様)。即ち、プリチャージ信号生成回路
36は、所定のタイミングでノードN7上にLowパル
スを出力し、RS−FFをリセットし、制御信号RAS
ZをLowに戻す(図10のデータ書込み動作、及び図
8のRASZを参照)。
【0105】また、データ入力バッファ11に入力され
る書込みデータDINは、設定されたバースト長(この
場合はBL=2)に基づくシリアルデータであり、その
シリアルデータは、シリパラ変換回路7にて2ビットの
パラレルデータに変換され、書込みデータバスDBW―
0,1を介してセンスバッファ15に供給される。セン
スバッファ15は、グローバルデータバスGDB−0,
1を介して、コラムデコーダ20がアクセス対象として
指定するコラムのセンスアンプ19に対して、そのパラ
レルデータを供給する。この時、先にメモリセルから読
み出され、センスアンプ19に保持されていたデータ
は、そのパラレルデータ(書込みデータ)により上書き
される。その後、各センスアンプに保持された書込みデ
ータが対応する各メモリセルにそれぞれ書き込まれ記憶
される。
【0106】図6(b)に示されるRAS生成ユニット
を利用すると、図8に示される通り、メモリコア活性化
信号RASZが生成されるタイミングdtW,dtRが
常に同じになり、データ書き込み動作とデータ読み出し
動作が、同じコマンドサイクルになり、FCRAMが短
いコマンドサイクルで高速動作するというメリットを最
大限にすることができる。但し、その場合は、固定化さ
れたタイミングdtW,dtRに適合するバースト長に
設定するか、固定的なバースト長にするという仕様上の
制限が付随する。
【0107】図8に示すように書き込みと読み出しサイ
クルを交互に繰り返し実行した場合、第1の実施例の半
導体記憶装置は、従来のSDRAMの動作(図3参照)
よりコマンド信号の入力間隔であるコマンドサイクルT
rc(この場合は3クロック)が短く、常に最小の時間
Trcで各動作を繰り返すことができる。
【0108】また、図6(a)に示されるRAS生成ユ
ニットを利用した場合でも、書き込み用の第1の遅延回
路の遅延時間dt1をある程度の時間に固定すること
で、データ書き込み動作と読み出し動作を繰り返す場合
でも、コマンドサイクルをある程度の短さに維持するこ
とができる。
【0109】図9は、第1の実施例において、データ書
き込み動作を繰り返した場合の動作タイミング図であ
る。書き込み動作時において、コマンドの入力からメモ
リコア活性化信号RASZがHレベルになるまでの遅延
時間dtWは固定されている。そして、FCRAMのパ
イプライン構成により、メモリコア内のセンスアンプが
活性化状態であっても、次のアクティブ・ライト・コマ
ンドACTWRを入力することができるので、遅延時間
dtWが長くなっても、その連続書き込み動作時のコマ
ンドサイクルは、常に最小の時間Trc(3クロック)
にすることができる。
【0110】このように、第1の実施例では、図7、図
8、図9の動作タイミングからわかる通り、設定可能な
バースト長の最大値をクロックCLK,/CLKの周波
数に応じた固定値とするという仕様上の制限を持たせる
ことにより、コマンド信号(ACTRDまたはACTW
R)の取り込みタイミングから一定時間経過後に制御信
号RASZを出力することができる。この構成により、
第1の実施例のメモリ回路は、連続読み出し時、連続書
き込み時、そして書き込みと読み出しを交互に行う時に
おいて、いずれも短いコマンドサイクルでの動作を実現
する。そして、仕様上の制限により、第1の実施例のメ
モリ回路は、設定されたバースト長分の全てのシリアル
データを内部に取り込むことが可能となり、全てのシリ
アルデータを取り込む前にセンスアンプ19への書込み
が開始されて、残りのデータが書き込めないという問題
はない。
【0111】また、第1の実施例の半導体記憶装置は、
コマンド信号(ACTRDまたはACTWR)の入力間
隔であるコマンドサイクル時間Trcが常に最小値で一
定となり、これにより、RAS生成ユニット13の制御
が容易になる。
【0112】また、データ読み出し動作及び書き込み動
作においては、メモリ回路がパイプライン構造を有する
ので、前サイクルでのセンスアンプ活性化状態中であっ
ても、次のコマンドを取り込むことができるので、コマ
ンドサイクルTrcは実質的にセンスアンプの活性化サ
イクルに応じた短い時間となる。従って、読み出し時の
コマンドの取込みタイミングから出力信号DOUT上に
データが読み出されるまでの時間が、コマンドサイクル
時間Trcより長くなっている。また、書き込み時のコ
マンドの取り込みからデータがメモリセルの書き込まれ
るまでの時間が、コマンドサイクル時間Trcより長く
なっている。
【0113】第1の実施例において、バースト長をBL
=2に固定し、書き込み時と読み出し時のメモリコア活
性化信号RASZの発生までの遅延時間dtR,dtW
を同じに固定すると、図7,8,9に示される通り、い
かなる動作の組み合わせであっても、コマンドサイクル
Trcは、常に一定の3クロックに維持される。その結
果、FCRAMのコマンドサイクルを短くできるという
特性をより生かすことができる。
【0114】[第2の実施の形態例]図12は、第2の
実施例におけるRAS生成ユニット13の回路例を示
す。図12のRAS生成ユニット13は、バーストカウ
ンタ51、第1の遅延回路52、第2の遅延回路53、
NANDゲート54、55、56、プリチャージ信号生
成回路36を含む構成とし、コマンドデコーダ2にてク
ロックCLK,/CLKに同期して取り込まれたコマン
ド信号/CS,/WEに基づいて、メモリコア活性化信
号RASZを生成する。バーストカウンタ51を設けた
点が、図6(a)の回路と異なる。
【0115】また、第2の実施例は、第1の実施例とは
異なり、モードレジスタ4に設定するバースト長の最大
値をクロックCLK1,/CLK1の周波数に応じた固
定値としない。即ち、クロックの周波数にかかわらず、
モードレジスタ4に任意に設定されたバースト長分の全
てのシリアルデータを書込み可能とする。そこで、第2
の実施例では、データ読出し時は、第1の実施例と同様
に、読出しコマンドACTRDの取り込みタイミングか
ら一定時間経過後に制御信号RASZを出力する。ま
た、データ書込み時は、任意に設定されたバースト長分
の書込みデータの全部を取込んだ後に制御信号RASZ
を出力する。その為に、図12のRAS生成ユニット
は、バーストカウンタ51を設け、バースト長分の書き
込みデータの取り込みに要する時間をカウントする。即
ち、アクティブライトACTWRの取り込みタイミング
からバースト長に基づいた遅延時間後に制御信号RAS
Zを生成する。
【0116】図13は、第2の実施例における半導体記
憶装置の動作タイミングを示す。具体的にいうと、バー
スト長BL=4の状態において、データ書込み動作とデ
ータ読出し動作を連続的に交互に実行する場合の動作タ
イミングを示す。また、図14は、RAS生成ユニット
の動作タイミングを示す。以下、図13、14に従っ
て、第2の実施例の書き込みから読み出しまでの動作を
説明する。
【0117】第2の実施例の半導体記憶装置も、第1の
実施例と同様に、クロック信号CLK、アクティブライ
トコマンドACTWR、アドレス信号A0〜An,及び
書込みデータDIN0〜DIN7の入力によりデータ書
込み動作を開始する。
【0118】コマンドデコーダ2にアクティブライトコ
マンドACTWRが入力されると、RAS生成ユニット
13は、バースト長に応じた数だけクロックをカウント
した後、制御信号RASZを生成する。まず、コマンド
デコーダ2では、書込みコマンドACTWRの入力によ
り、ノードN1上にHighパルスを出力する。ノード
N1上のHighパルスを受けたRAS生成ユニット1
3では、バーストカウンタ51にてシリアルに入力され
る書込みデータのビット数であるバースト長を、クロッ
クCLK1,/CLK1に同期してカウントする。ここ
ではBL=4であるから、クロックCLK1,/CLK
1を4回カウントする。バーストカウンタ51は、4ビ
ット目のシリアルデータD3のタイミングクロックをカ
ウントすると、ノードN2上にHighパルスを出力す
る。これにより、バーストカウンタ51は、遅延時間d
tBだけHパルスを遅らせる。また、ノードN2上のH
ighパルスを受けた第1の遅延回路52にてそのHi
ghパルスに所定の遅延dt1を付加し、ノードN3上
に出力する。ノードN3上のHighパルスを受けたN
ANDゲート54は、このパルスを反転し、Lowパル
スをノードN6に出力する。そのLowパルスはNAN
Dゲート54と56で構成するRS−FFのセット側に
入力され、Hレベルのメモリコア活性化信号RASZが
生成される。同時に制御信号RASZは、図14に示さ
れる通り、プリチャージ信号生成回路36に入力され
る。
【0119】上記のように、RAS生成ユニット13か
ら出力される制御信号RASZがHighになると、メ
モリコア内のブロック16a内では、図8のデータ書込
み動作(第1の実施例)と同様に、ワード線選択信号M
W及びSW及びセンスアンプ駆動信号SAが適切なタイ
ミングで生成され、メモリセル18のデータがビット線
BL上に読み出され、そのデータがセンスアンプ19に
取り込まれ、更にセンスアンプ19内で振幅が増幅され
る。
【0120】プリチャージ信号生成回路36では、先に
入力された制御信号RASZのHighに基づいて、所
定のタイミングで自己プリチャージ処理を行う(データ
読出し処理と同様)。即ち、図12,14に示される通
り、プリチャージ信号生成回路36は、所定のタイミン
グでノードN7上にLowパルスを出力し、RS−FF
をリセットし、制御信号RASZをLowに戻す。
【0121】また、データ入力バッファ11に入力され
る書込みデータDINは、設定されたバースト長(この
場合はBL=4)に基づく4ビットのシリアルデータで
あり、そのシリアルデータは、シリパラ変換回路7にて
4ビットのパラレルデータに変換され、書込みデータバ
スDBW−0〜3を介してセンスバッファ15に供給さ
れる。センスバッファ15は、グローバルデータバスG
DB―0〜3を介して、コラムデコーダ20がアクセス
対象として指定するコラムのセンスアンプ19に対し
て、そのパラレルデータを供給する。この時、先にメモ
リセルから読み出され、センスアンプ19に保持されて
いたデータは、そのパラレルデータ(書込みデータ)に
より上書きされる。その後、各センスアンプに保持され
た書込みデータが対応する各メモリセルにそれぞれ書き
込まれ記憶される。
【0122】図13に示されるように、書き込み時は、
コマンドの入力からメモリコア活性化信号RASZの発
生までの遅延時間dtWは、バーストカウンタ51の遅
延dtBと第1の遅延回路52の遅延dt1との合計に
ほぼ等しい。また、読み出し時での遅延時間dtRは、
第2の遅延時間53の遅延dt2にほぼ等しい。そし
て、書き込み時には、バースト長分の書き込みデータD
0〜D3が全て取り込まれた後に、メモリコア活性化信
号RASZを生成させているので、書き込みデータが確
実に書き込まれる。但し、バーストカウンタの遅延dt
Bにより、書き込みコマンドWRから読み出しコマンド
RDまでの期間は4クロックと、読み出しコマンドRD
から書き込みコマンドWRまでの期間の3クロックより
も長くなる。
【0123】しかし、FCRAMのパイプライン構成に
より、前サイクルでのセンスアンプ活性化中に、次のサ
イクルのコマンドを入力することができるので、従来の
SDRAMよりもコマンドサイクルは短くなる。
【0124】図15は、第2の実施の形態例における、
連続書き込み動作についての動作タイミング図である。
この場合も、バースト長BLが4に設定されている場合
である。それぞれの書き込み動作では、図13の場合と
同様に、書き込みコマンドACTWRの供給からメモリ
コア活性化信号RASZの生成までの遅延時間dtW
は、バーストカウンタの遅延dtBと第1の遅延回路の
遅延dt1との合計にほぼ等しい。しかし、FCRAM
のパイプライン構成により、前サイクルでのセンスアン
プの活性化中(活性化信号SAがHレベルの間)に次の
サイクルのコマンドと書き込みデータD0〜D3を供給
開始することができる。従って、連続して書き込みが行
われる場合は、たとえバースト長分の遅延dtBを追加
しても、コマンドサイクルTrcは、3クロックと短く
なる。
【0125】図示しないが、第2の実施の形態例におい
て、連続して読み出し動作が行われる場合も、図7に示
される通り、コマンドサイクルは3クロックと短くな
る。
【0126】このように、第2の実施例では、図13、
15の動作タイミングからわかる通り、書込み動作時
は、任意に設定されたバースト長分の書込みデータを全
て取込み、その後にメモリコア活性化信号RASZを生
成する。この構成により、第2の実施例の半導体記憶装
置では、設定されたバースト長分の全てのシリアルデー
タを内部に取り込むことが可能となり、全てのシリアル
データを取り込む前にセンスアンプ19への書込みが開
始されて、残りのデータが書き込めないという問題がな
い。
【0127】また、第2の実施例の半導体記憶装置も第
1の実施例と同様に、データ読み出し動作、データ書き
込み動作、それらの交互の繰り返しにおいては、コマン
ドの取込みタイミングから出力信号DOUT上にデータ
が読み出されるまでの時間、及びコマンドの取り込みか
らデータがメモリセルに書き込まれるまでの時間が、コ
マンドサイクル時間Trcより長くなっている。これ
は、FCRAMのパイプライン構成により、第2ステー
ジのセンスアンプが活性化中でも、第1ステージにてコ
マンドの入力及び書き込みデータの取り込みを開始する
ことができるからである。
【0128】[第3の実施例]第2の実施例は、バース
トカウンタ51がバースト長の数をクロックに同期して
カウントして、バースト長に応じた遅延時間dtWを生
成する。しかし、バースト長に応じた遅延時間dtWを
生成するためには、バーストカウンタ51がバースト長
の数より少ない数をクロックに同期してカウントしても
良い。即ち、第1の遅延回路52の遅延時間dt1やそ
の後段の遅延によっては、バーストカウンタ51がカウ
ントすべき数は、必ずしもバースト長の数と等しい必要
はない。バーストカウンタ51の遅延dtBとその後段
dt1などの合計の遅延が、バースト長に応じた遅延d
tWであればよい。そこで、第3の実施例では、バース
トカウンタ51が、バースト長の数より所定数少ない数
をカウントしてから、Hレベルのパルス信号を出力す
る。
【0129】第2及び第3の実施例のいずれでも、書き
込みコマンドACTWRの供給からメモリコア活性化信
号RASZの発生までの遅延時間dtWは、バースト長
に応じた時間になることに変わりはない。
【0130】第3の実施例は、RAS生成ユニット13
を、第2の実施例における図12の回路例と同一の構成
で実現する。第3の実施例は、第2の実施例とは異な
り、データ書込み時、任意に設定されたバースト長分の
書込みデータの一部を取込んだ時点で、バーストカウン
タ51がHレベルを出力し、その後第1の遅延回路の一
定時間dt1経過後に制御信号RASZを出力する。
尚、データ書込み動作における制御信号RASZの生成
する動作以外、及びデータ読出し動作などのこれ以外の
動作は、第2の実施例と同様である。その意味で、第3
の実施例は第2の実施例の応用例といえる。従って、こ
こでは、第2の実施例との相違点のみ説明し、同様の動
作については説明を省略する。
【0131】第3の実施例の半導体記憶装置では、モー
ドレジスタ4に任意に設定されたバースト長分の書込み
データの全ビットを、書込みデータの1ビット目の取り
込みタイミングから一定時間dt1(固定時間)以内に
取り込み可能な場合、RAS生成ユニット13がその1
ビット目の取り込みタイミングから一定時間dt1経過
後、制御信号RASZを出力する。一方、前記一定時間
dt1以内に取り込み不可能な場合、RAS生成ユニッ
ト13は、バーストカウンタ51のカウント値により、
内部にバースト長分の書込みデータ数より所定ビット少
ない書込みデータを取り込んだことを確認し、この状態
から一定時間dt1経過後、制御信号RASZを出力す
る。尚、書込みデータはクロックCLK1,/CLK1
に同期して内部に取り込まれているものとする。
【0132】例えば、モードレジスタ4にバースト長B
L=4が設定され、前記固定時間dt1内に4ビットの
書込みデータを取り込める場合、RAS生成ユニット1
3は、その1ビット目のデータD0の取り込みタイミン
グから、即ち、第1の実施例と同じタイミングから、一
定時間経過dt1後、制御信号RASZを出力する。一
方、モードレジスタ4にバースト長BL=4が設定さ
れ、前記固定時間dt1内に4ビットの書込みデータの
内、2ビットしか取り込めない場合、RAS生成ユニッ
ト13は、バーストカウンタ51によりバースト長分の
書込みデータ数の4ビットより1ビット少ない3ビット
目の書込みデータD3を取り込んだことを確認し、そこ
から一定時間dt1経過後、制御信号RASZを出力す
る。
【0133】尚、モードレジスタ4に設定可能なバース
ト長は任意であるから、例えば、バースト長BL=8が
設定され、前記固定時間dt1内に8ビットの書込みデ
ータの内、4ビットしか取り込めない場合、RAS生成
ユニット13は、バーストカウンタ51により、バース
ト長分の書込みデータ数の8ビットより3ビット少ない
5ビット目(nビット目)の書込みデータを取り込んだ
ことを確認し、そこから一定時間dt1経過後、制御信
号RASZを出力する。
【0134】図16は、第3の実施例における半導体記
憶装置の動作タイミングを示す。具体的にいうと、バー
スト長BL=4の状態において、前記固定時間dt1内
に4ビットの書込みデータの内、2ビットしか取り込め
ない場合の動作タイミングを示す。また、図17は、R
AS生成ユニットの動作タイミングを示す。以下、図1
6、17に従って第3の実施例の動作を説明する。
【0135】コマンドデコーダ2にアクティブライトコ
マンドACTWRがパケット形式で入力されると、RA
S生成ユニット13は、バーストレングスBLの数より
所定数少ない数をカウント後(dtB)、固定時間dt
1後に制御信号RASZを生成する。まず、コマンドデ
コーダ2では、書込みコマンドの入力により、ノードN
1上にHighパルスを出力する。ノードN1上のHi
ghパルスを受けたRAS生成ユニット13では、バー
ストカウンタ51がバースト長に対応する数をカウント
する。この例では、バースト長BL=4に対して、カウ
ント数は3になっている。バーストカウンタ51は、シ
リアルデータの3ビット目D3のタイミングクロックを
カウントすると、ノードN2上にHighパルスを出力
する。これによりバーストカウンタ51は遅延dtBを
Hパルスに与える。そして、ノードN2上のHighパ
ルスを受けた第1の遅延回路52は、そのHighパル
スに所定の遅延dt1を付加し、ノードN3上に出力す
る。ノードN3上のHighパルスを受けたNANDゲ
ート54は、このパルスを反転し、Lowパルスをノー
ドN6に出力する。そのLowパルスはNANDゲート
54と56で構成するRS−FFのセット側に入力さ
れ、Hレベルのメモリコア活性化信号RASZが生成さ
れる。同時に、Hレベルのメモリコア活性化信号RAS
Zは、プリチャージ信号生成回路36に入力される。
【0136】上記のように、コマンド入力から遅延時間
dtW後にRAS生成ユニット13から出力される制御
信号RASZがHighになると、メモリコアのブロッ
ク16a内では、図13のデータ書込み動作(第2の実
施例)と同様に、ワード線選択信号MW及びSW及びセ
ンスアンプ駆動信号SAが適切なタイミングで生成さ
れ、メモリセル18のデータがビット線BL上に読み出
され、そのデータがセンスアンプ19に取り込まれ、更
にセンスアンプ19内で振幅が増幅される。尚、以降の
動作は第2の実施例と同様のため説明を省略する。
【0137】このように、第3の実施例では、バースト
カウンタ51が、バースト長に応じた数をカウントして
から後にメモリコア活性化信号RASZが生成される。
従って、コマンドの入力からバースト長に応じた遅延時
間後にメモリ活性化信号RASZが生成される。従っ
て、任意に設定されたバースト長分の書込みデータが確
実に取り込まれてから、センスアンプが活性化され、書
き込みエラーの発生が防止される。第3の実施例は、第
2の実施例と同様の効果が得られると共に、高速なデー
タ書込み動作を行うことができる。
【0138】[第4の実施例]図18(a)は、第4の
実施例におけるRAS生成ユニット13の回路例を示
す。
【0139】図18(a)のRAS生成ユニット13
は、バーストカウンタ61、トランスファーゲート6
3、63、インバータ64、第1の遅延回路65、第2
の遅延回路66、NANDゲート67、68、69、プ
リチャージ信号生成回路36を含む構成とし、コマンド
デコーダ2にてクロックCLK,/CLKに同期して取
り込まれたコマンド信号/CS,/WEに基づいて、メ
モリセル内のデータをセンスアンプに読み込むための制
御信号RASZを生成する。
【0140】第4の実施例は、第1の実施例と、第2ま
たは第3の実施例との両方の構成を備え、クロックの周
波数及び設定されたバースト長に応じて切替え可能とす
る。
【0141】例えば、図18(a)に示すように、モー
ドレジスタ4の出力ノードbl2にトランスファーゲー
ト62、63が接続されている場合に、バースト長BL
=2が設定されると、トランスファーゲート63が導通
し、読み出し、書き込み共に、コマンド信号RD、WR
の取り込みタイミングから一定時間dt1経過後に、制
御信号RASZを出力する。即ち、第1の実施例の動作
を行う。
【0142】一方、BL=2以外のバースト長、例えば
BL=4,8,16、が設定されると、トランスファー
ゲート62が導通し、データ書込み時は、任意に設定さ
れたバースト長分の書込みデータの全部または一部の取
込みをバーストカウンタ61で確認し、その一定時間d
t1経過後に制御信号RASZを出力する。また、デー
タ読出し時は、読出しコマンドRDの取り込みタイミン
グから一定時間dt2経過後に制御信号RASZを出力
する。即ち、第2または第3の実施例の動作を行う。
【0143】尚、第4の実施例では、各トランスファー
ゲートの制御以外の動作が第1、第2、第3の実施例と
同様のため、データ読出し動作及びデータ書込み動作に
ついては説明を省略する。また、図18(a)では、説
明の便宜上、モードレジスタ4の出力信号bl2をRA
S生成ユニット13に供給しているが、これに限らず、
クロックCLK1,/CLK1の周波数に応じてどの出
力信号bl2,bl4,bl8,bl16を供給しても
かまわない。また、モードレジスタ4に設定可能なバー
スト長も図示のBL=2,4,8,16に限らない。更
に、図18(b)には、電気的に設定可能なレジスタ以
外のモードレジスタ4の回路例を示す。図18(b)
は、インバータ81〜86、NANDゲート87〜9
0、フューズ91、92、抵抗93、94を含む構成と
し、例えば、両方のフューズが接続されるとバースト長
がBL=2に固定され、フューズ91が接続されフュー
ズ92が切断されるとバースト長がBL=4に固定さ
れ、フューズ91が切断されフューズ92が接続される
とバースト長がBL=8に固定され、両方のフューズが
切断されるとバースト長がBL=16に固定される。
【0144】図19は、第1〜第4の実施例のデータ書
込み動作におけるセンスアンプ19の動作比較を示す。
ここでは、バースト長がBL=4に設定されている場合
を例として説明する。尚、図19(a)部分は、第1の
実施例、及び第4の実施例にて第1の実施例の構成に切
り替えられている場合のセンスアンプの動作を示す。図
19(b)部分は、第2の実施例、及び第4の実施例に
て第2の実施例の構成に切り替えられている場合のセン
スアンプの動作を示す。それ以外の部分は、各実施例に
共通する動作タイミングを示す。
【0145】第1の実施例のデータ書込み動作を行う図
19(a)部分は、書込みコマンドWRITEの取込み
から一定時間dt1経過後に制御信号RASZを出力
し、その後、適切なタイミングでセンスアンプ駆動信号
SAを出力する。同時にビット線BL,/BL上のデー
タがセンスアンプにて増幅され、保持される。その後、
書込みデータD0〜D3がセンスバッファ15にラッチ
され、そのデータがグローバルデータバスGDB,/G
DB上に出力される。この状態で、コラム選択信号CL
が出力されると、対応するセンスアンプにグローバルデ
ータバスGDB,/GDB上のデータが書き込まれ、更
に対応するメモリセルにそのデータが記憶される。その
後は適切なタイミングで自己プリチャージが行われ、デ
ータ書込み動作を終了する。
【0146】一方、第2の実施例のデータ書込み動作を
行う図19(b)部分は、4ビット目の書込みデータD
3の取込みから一定時間dt1経過後に制御信号RAS
Zを出力し、その後、適切なタイミングでセンスアンプ
駆動信号SAを出力する。この時、まだビット線BL,
/BL上のデータがセンスアンプにて増幅されていない
状態で、コラム選択信号CLを出力し、対応するセンス
アンプにグローバルデータバスGDB,/GDB上のデ
ータを書き込み、更に対応するメモリセルにそのデータ
が記憶される。その後は適切なタイミングで自己プリチ
ャージが行われ、データ書込み動作を終了する。
【0147】このように、バースト長がBL=4に設定
されている場合は、ビット線BL,/BL上のデータが
センスアンプにて増幅されていない状態でデータを書き
込む第2の実施例の方が、センスアンプにて増幅されて
いる状態でデータを書き込む第1の実施例より、幾分高
速にデータ書込み動作を実行できる。つまり、センスア
ンプの状態を反転する必要がないだけ、図19(b)の
ほうが図19(a)よりも高速である。
【0148】更に、図19(b)の場合は、センスアン
プが活性化している期間が短くなる。このことは、図1
5に示した通り、書き込み動作が連続して行われる場合
は、図19(b)のようにセンスアンプ活性化期間を短
くすることにより、コマンドサイクルを読み出し時のコ
マンドサイクルと同様に短くすることができる。FCR
AMのパイプライン動作により、センスアンプの活性化
期間が短ければ、第2ステージでの動作期間を短くで
き、全体のコマンドサイクルを短くすることが可能にな
る。
【0149】図20は、本発明の半導体記憶装置内のシ
リパラ変換回路7及び8の構成例を示す。尚、シリパラ
変換回路7とシリパラ変換回路8は同一の構成であるた
め、シリパラ変換回路8については同一の符号を付して
説明を省略する。
【0150】シリパラ変換回路7は、入力データラッチ
部101、パラレル変換部102、パラレルデータ出力
部103を含む構成とし、モードレジスタ4に設定され
るバースト長に基づいて入力されるシリアルの書込みデ
ータを、所定の基準クロックに基づいてパラレルデータ
に変換する機能を有する。上記所定の基準クロックは、
クロックバッファ1にて外部からのクロック信号CLK
を分周して生成され、コマンド信号等を取り込むための
クロックと同相のクロック信号CLK1と、クロック信
号CLK1と位相が1/2周期ずれたクロック信号/C
LK1のことをいう。
【0151】上記、入力データラッチ部101は、設定
されたバースト長に応じて連続的に入力されるシリアル
データを、クロック信号CLK1に同期してラッチする
第1のラッチ回路111と、クロック信号/CLK1に
同期してラッチする第2のラッチ回路112にて交互に
ラッチし、前記シリアルデータを2つのシリアルデータ
に分割する。パラレル変換部102は、2つのシリアル
データを特定の時間間隔で別々のF/F(フリップフロ
ップ)113、114、115、116にてラッチし、
バースト長に応じたビット数のパラレルデータを生成す
る。尚、図20では説明の便宜上、4つのF/Fを有
し、変換可能な最大のビット数を4としているが、本来
のF/Fの数は設定可能なバースト長にあわせた適切な
数とする。パラレルデータ出力部103は、生成された
パラレルデータをF/F117、118、119、12
0にて取込み、所定のタイミングで一斉に出力する。
【0152】図21(a)及び(b)は、このように構
成されるシリパラ変換回路7の基本動作を示す。図21
を用いて、シリパラ変換回路7の基本動作について簡単
に説明する。
【0153】例えば、モードレジスタ4に設定されたバ
ースト長がBL=2の場合(図21(a)参照)に、書
込みコマンドWRITEが入力され、データ入力バッフ
ァ11のノードDINに2ビット構成のシリアルデータ
D0,D1が入力されると、そのシリアルデータがシリ
パラ変換回路7に取り込まれる。
【0154】シリアルデータD0,D1を受け取ったシ
リパラ変換回路7では、第1のラッチ回路111がクロ
ック信号CLK1の立ち上がりに同期してデータD0を
ラッチする。続けて、第2のラッチ回路112がクロッ
ク信号/CLK1の立ち上がりに同期してデータD1を
ラッチする。データD0はノードDIN−Oに、データ
D1はノードDIN−Eにそれぞれ出力される。
【0155】ノードDIN−O上のデータD0、及びノ
ードDIN−E上のデータD1は、所定のタイミング信
号P1の立ち上がりタイミングで、それぞれF/F11
3、F/F114にて取り込まれ、ここで2ビットのパ
ラレルデータが生成され、それぞれノードDI−0,D
I−1に出力される。
【0156】最後に、ノードDI−0,DI−1上のデ
ータD0、D1を受け取ったF/F117及びF/F1
18は、所定のタイミング信号P3の立ち上がりで、書
込みデータバスDBWにそのパラレルデータを出力す
る。
【0157】また、例えば、モードレジスタ4に設定さ
れたバースト長がBL=4の場合(図21(b)参照)
に、書込みコマンドWRITEが入力され、データ入力
バッファ11のノードDINに4ビット構成のシリアル
データD0,D1,D2,D3が入力されると、そのシ
リアルデータがシリパラ変換回路7に供給される。
【0158】シリアルデータD0,D1,D2,D3を
受け取ったシリパラ変換回路7では、第1のラッチ回路
111がクロック信号CLK1の連続した立ち上がりに
同期してそれぞれデータD0,D2をラッチする。更
に、第2のラッチ回路112がクロック信号/CLK1
の連続した立ち上がりに同期してそれぞれデータD1,
D3をラッチする。即ち、シリアルデータD0,D1,
D2,D3は、CLK1→/CLK1→CLK1→/C
LK1の順にラッチされることになり、その内、データ
D0,D2はノードDIN−Oに、データD1,D3は
ノードDIN−Eにそれぞれ出力される。
【0159】ノードDIN−O上のデータD0、及びノ
ードDIN−E上のデータD1は、所定のタイミング信
号P1の立ち上がりタイミングで、それぞれF/F11
3、F/F114に取り込まれ、続けてノードDIN−
O上のデータD2、及びノードDIN−E上のデータD
3が、所定のタイミング信号P2の立ち上がりタイミン
グで、それぞれF/F115、F/F116に取り込ま
れる。この状態で4ビットのパラレルデータが生成さ
れ、それぞれノードDI−0,DI−1,DI−2,D
I−3に出力される。
【0160】最後に、ノードDI−0〜3上のデータD
0、D1、D2、D3を受け取ったF/F117、F/
F118、F/F119及びF/F120は、所定のタ
イミング信号P3の立ち上がりで、書込みデータバスD
BWにそのパラレルデータを出力する。
【0161】このように、図20のシリパラ変換回路
は、任意のバースト長に応じて入力されたシリアルデー
タを、適切なタイミングでパラレルデータに変換するこ
とができる。
【0162】このシリパラ変換回路7は、半導体記憶装
置に入力されるクロック信号CLKが、年々高速化され
ることに対応して、上記のような構成を取っている。例
えば、クロック信号CLKが400MHzの場合は、1
クロック周期が2.5nsとなり、このクロック信号C
LKに同期してシリアルデータが入力されても、通常の
シフトレジスタで取り込むのは大変困難である。そこ
で、本発明の半導体記憶装置では、クロック信号CLK
を内部で分周して周波数を1/2にすることにより、ク
ロック信号CLK1と、180°位相のずれたクロック
信号/CLK1を生成し、この2つのクロック信号に同
期して順にシリアルデータを取り込む構成とした。
【0163】しかしながら、コマンド信号及び書込みデ
ータ(シリアルデータ)は、外部からのクロックに同期
さえしていれば、どのタイミングでも入力できる。即
ち、内部では、クロック信号CLK1と/CLK1のど
ちらに同期して入力されるかわからない。図20のシリ
パラ変換回路7では、必ずシリアルデータの1ビット目
D0をクロック信号CLK1に同期して取り込まなけれ
ばならず、1ビット目D0がクロック信号/CLK1に
同期して入力された場合は、DBW−0にD1、DBW
−1にD0、DBW−2にD3、DBW−3にD2がそ
れぞれ出力されることになる。
【0164】そこで、図22では、クロック信号CLK
1と/CLK1のどちらに同期してシリアルデータの1
ビット目が入力されるかわからないことを考慮したシリ
パラ変換回路7の構成を示す。図22に示すシリパラ変
換回路7は、図20の構成のパラレル変換部102とパ
ラレルデータ出力部103との間に、信号入れ替え部1
04を挿入する構成とする。信号入れ替え部104で
は、シリアルデータの1ビット目をクロック信号CLK
1に同期して取り込んだ場合はそのまま出力し、クロッ
ク信号/CLK1に同期して取り込んだ場合は、データ
D0とD1、D2とD3を、それぞれ入れ換えて出力す
る。
【0165】図23は、図22のように構成されるシリ
パラ変換回路7の動作タイミングを示す。尚、図23
(a)は、1ビット目がクロック信号CLK1に同期し
て取り込まれた場合、図23(b)は、1ビット目がク
ロック信号/CLK1に同期して取り込まれた場合の動
作タイミングである。
【0166】以下、クロック信号が400MHz、且つ
モードレジスタ4に設定されたバースト長がBL=4の
時の、シリパラ変換回路7の動作タイミングを説明す
る。
【0167】例えば、シリアルデータの1ビット目がク
ロック信号CLK1に同期して入力された場合(図23
(a)参照)、シリパラ変換回路7では、第1のラッチ
回路111がクロック信号CLK1の連続した立ち上が
りに同期してそれぞれデータD0,D2をラッチする。
更に、第2のラッチ回路112がクロック信号/CLK
1の連続した立ち上がりに同期してそれぞれデータD
1,D3をラッチする。この時、信号入れ換え部104
には、シリアルデータの1ビット目がクロック信号CL
K1に同期して入力されたことを示す信号AGW0Zに
High(アクティブ状態)が入力され、トランスファ
ーゲート121〜124がONになっている。この信号
はパラレルデータ出力部103がデータを出力するま
で、即ち、タイミング信号P3の発生タイミングまでH
ighを保持する。
【0168】以降、パラレル変換部102がノードDI
−0〜3上にデータD0〜D3を出力するまでの動作
は、先に図21(b)にて説明した動作と同様のため、
説明を省略する。
【0169】パラレル変換部102では、4ビットのパ
ラレルデータを生成し、ノードDI−0,1,2,3に
それぞれデータD0,D1,D2,D3を出力する。ノ
ードDI−0〜3上のD0〜D3を受け取った信号入れ
替え部104では、信号AGW0ZにHighが入力さ
れているため、トランスファーゲート121〜124を
介して、データD0をノードDDI−0、D1をDDI
−1、D2をDDI−2、D3をDDI−3にそれぞれ
出力する。
【0170】最後に、ノードDDI−0〜3上のデータ
D0〜D3を受け取ったF/F117、F/F118、
F/F119及びF/F120は、所定のタイミング信
号P3の立ち上がりで、書込みデータバスDBWにその
パラレルデータを出力する。
【0171】また、例えば、シリアルデータの1ビット
目がクロック信号/CLK1に同期して入力された場合
(図23(b)参照)、シリパラ変換回路7では、第2
のラッチ回路112がクロック信号/CLK1の連続し
た立ち上がりに同期してそれぞれデータD0,D2をラ
ッチする。更に、第1のラッチ回路111がクロック信
号CLK1の連続した立ち上がりに同期してそれぞれデ
ータD1,D3をラッチする。シリアルデータD0,D
1,D2,D3は、/CLK1→CLK1→/CLK1
→CLK1の順にラッチされることになり、その内、デ
ータD0,D2はノードDIN−Eに、データD1,D
3はノードDIN−Oにそれぞれ出力される。
【0172】この時、信号入れ換え部104には、シリ
アルデータの1ビット目がクロック信号/CLK1に同
期して入力されたことを示す信号AGW180ZにHi
gh(アクティブ状態)が入力され、トランスファーゲ
ート125〜128がONになっている。この信号はパ
ラレルデータ出力部103がデータを出力するまで、即
ち、タイミング信号P3の発生タイミングまでHigh
を保持する。
【0173】ノードDIN−E上のデータD0は、所定
のタイミング信号P1の立ち上がりタイミングで、F/
F114に取り込まれ、同時にノードDIN−O上のデ
ータD1がF/F113に取り込まれる。続けてノード
DIN−E上のデータD2は、所定のタイミング信号P
2の立ち上がりタイミングで、F/F116に取り込ま
れ、同時にノードDIN−O上のデータD3がF/F1
15に取り込まれる。この状態で4ビットのパラレルデ
ータが生成され、それぞれノードDI−0,DI−1,
DI−2,DI−3上にそれぞれデータD1,D0,D
3,D2が出力される。
【0174】ノードDI−0,DI−1,DI−2,D
I−3上のデータD1,D0,D3,D2を受け取った
信号入れ替え部104では、信号AGW180ZにHi
ghが入力されているため、トランスファーゲート12
5〜128を介して、データの入れ換えを行う。その結
果、データD0がノードDDI−0に、D1がDDI−
1に、D2がDDI−2、D3がDDI−3にそれぞれ
出力される。
【0175】最後に、ノードDDI−0〜3上のデータ
D0〜D3を受け取ったF/F117、F/F118、
F/F119及びF/F120は、所定のタイミング信
号P3の立ち上がりで、書込みデータバスDBWにその
パラレルデータを出力する。
【0176】このように、図22のシリパラ変換回路7
では、図20とは異なり、シリアルデータの1ビット目
のデータD0をクロック信号CLK1に同期して取り込
んだ場合でも、クロック信号/CLK1に同期して取り
込んだ場合でも、必ず書込みデータバスDBW−0には
データD0が出力され、DBW−1にはD1が出力さ
れ、DBW−2にはD2が出力され、DBW−3にはD
3が出力されることになる。
【0177】上記、図20及び図22のように構成され
るシリパラ変換回路を図5に示す半導体記憶装置に用い
ることにより、本発明の半導体記憶装置は、年々高速化
するクロック信号CLKにも容易に対応可能となり、よ
り高速なデータ書込み動作を実現することができる。
【0178】[第2、3の実施例の変形例]次に、第
2、3の実施例の変形例を説明する。第2、3の実施例
では、書き込み動作時に、RAS生成ユニットが、コマ
ンド入力からバースト長に応じた遅延時間dtW後にメ
モリコア活性化信号RASZを生成する遅延回路を有す
る。それに対して、以下に示す変形例では、バースト長
に応じた数がカウンタによりカウントされ、その後、F
CRAMの第1ステージと第2ステージとの間のパイプ
ラインゲートが開かれる。それに応答して、第2ステー
ジのメモリコアが活性化される。
【0179】図24は、実施の形態例のメモリデバイス
の全体構成図である。図24のメモリデバイスは、コン
トロール信号が供給されるコントロールピン210と、
アドレス信号が供給されるアドレスピン212と、デー
タが供給される入出力端子DQと、クロックが供給され
るクロック端子CLKとを有する。そして、コントロー
ル信号の組み合わせからなるコマンドとアドレスを入力
し保持する第1のステージ1000と、パイプラインス
イッチ222,224を介して第1のステージ1000
に接続され、ローアドレス及びコラムアドレスがデコー
ドされて図示しないワード線及びセンスアンプの活性化
が行われるメモリコアbnk0,bnk1 を有する第2のステー
ジ2000とを有する。
【0180】更に、書き込みデータを入力して保持する
入力バッファと、書き込みデータをパラレル入力に変換
するシリアル・パラレル変換回路240と、メモリコア
からパラレルに読み出しデータを入力し、シリアル出力
に変換するパラレル・シリアル変換回路242と、その
シリアル出力を出力する出力バッファ246とを有する
第3のステージ3000を有する。
【0181】書き込みコマンドが供給されると、シリア
ルデータ検出回路250が、バースト長に応じた数の同
期クロックをカウントすることにより、所定の複数ビッ
トの書き込みデータが入力されたことを検出し、パイプ
ラインスイッチ222,224を導通する書き込み用パ
イプライン制御信号wenzを生成し、パイプラインスイッ
チ222,224に供給する。更に、書き込み用パイプ
ライン制御信号wenzに応答して、所定時間遅延後に、R
AS・CASロジック回路218がリセットされる。ま
た、読み出しコマンドが供給されると、RAS・CAS
ロジック回路218が読み出し用パイプライン制御信号
renzを生成し、パイプラインスイッチ222,224に
供給し、スイッチ222,224を開く。
【0182】そして、第1のステージ1000内の入力
バッファ214は、クロックclkに同期してコントロ
ールピン210のコマンドを取り込み、同時にアドレス
ピン212のローアドレスとコラムアドレスとを同時に
取り込む。第1のステージ1000内には、アドレス信
号を保持するアドレスバッファ216と、コントロール
ピン210に供給されたコントロール信号をデコードし
て、書き込みモード信号wrtzや読み出しモード信号rdz
及びローアクセス信号brasz(1)等を生成するRAS・C
ASロジック回路218とが設けられる。モードレジス
タ220には、モードレジスタセット信号mrszと共にア
ドレスピンから供給される各種のモード設定値が記録さ
れる。例えば、連続読み出しまたは書き込みを行う時の
データ数であるバースト長や、コマンド供給からデータ
出力までのクロック数であるレイテンシ等が、モード設
定値としてモードレジスタ220に設定される。
【0183】図24の例では、メモリコアは、2つのメ
モリバンクbnk0,bnk1 で構成される。このメモリコアを
有する第2のステージ2000は、第1のステージ10
00とパイプラインスイッチ222,224を介して接
続され、第1のステージ1000とパイプライン構成を
形成する。パイプラインスイッチ222を介して供給さ
れたローアドレスとコラムアドレスは、プリデコーダ2
26でプリデコードされ、それぞれローデコーダ232
とコラムデコーダ230に供給される。ローデコーダ2
32は、ワード線swl#z を選択して駆動し、コラムデコ
ーダ230は、コラム選択信号clz を選択して図示しな
いコラムゲートを開く。セルアレイとセンスアンプ23
4内には、複数のワード線swl#Z と複数のビット線対と
が設けられ、それらの交差位置に1トランジスタ及び1
キャパシタからなるメモリセルが設けられる。セルアレ
イ及びセンスアンプ234は、ライトアンプ236及び
リードアンプ238とグローバルデータバスGDB#X/Z を
介して接続される。また、ライトアンプ236とシリア
ル・パラレル変換回路240、及びリードアンプ238
とパラレル・シリアル変換回路242との間は、複数の
メモリバンクbnk0,bnk1 に共通の共通データバスcdb#x/
z を介して接続される。
【0184】更に、タイミングコントローラ228は、
第1のステージ1000から書き込みや読み出し時の時
に活性化状態になるローアクセス信号brasz に応答し
て、センスアンプを活性化するセンスアンプ活性化信号
slex/z、ライトアンプ236を活性化するライトアンプ
活性化信号waez、リードアンプ238を活性化するリー
ドアンプ活性化信号raez、プリデコーダ226を活性化
するデコーダ活性化信号dcez等の各種のタイミング制御
信号を生成する。また、タイミングコントローラ228
は、メモリバンク内のリセットのタイミングを制御する
セルフプリチャージ信号bsprx を生成して、パイプライ
ンスイッチ224等のリセット、メモリバンク内のリセ
ットのタイミングを制御する。
【0185】外部からストローブ信号として供給される
クロックCLKは、クロックバッファ254に取り込ま
れる。DLL(Delay Locked Loop) 回路等のクロック
補正回路252は、供給されたクロックCLKと位相が
一致した内部クロックclkを生成し、それを両入力バ
ッファ214と244,246に供給すると共に、シリ
アルデータ検出回路250とRAS・CASロジック回
路218等に供給する。
【0186】セルアレイ及びセンスアンプ234の構成
は、例えば、本件出願人が別途出願した特願平10-24072
2 (平成10年8月26日出願)に詳細に開示される。但
し、ワード線とビット線対及びそれらの交差位置の1ト
ランジスタ及び1キャパシタ、そして、ビット線対に接
続されるセンスアンプは、一般的なDRAMの構成と同
じである。
【0187】図25は、図24のメモリデバイスの書き
込みモードでの動作タイミングチャート図である。この
書き込みモードは、バースト長が4ビットの場合の例で
あり、一つの書き込みコマンドWRT(またはアクティ
ブライトACTWR、以下同様)に対して、4ビットの
データD0〜D3がシリアルに供給され、書き込みコマ
ンドWRTと同時に与えられるローアドレスとコラムア
ドレスに対応するメモリセルにデータD0〜D3がパラ
レルに書き込まれる。即ち、図24の共通データバスcd
bx/zやグローバルデータバスgdbx/zも、4ビットパラレ
ル構造を有する。
【0188】図25に示される通り、図24のメモリデ
バイスは、ローアドレスRAddとコラムアドレスCAddとが
同時に与えられる非マルチプレクス方式の構成を有す
る。クロックCLKの立ち上がりエッジt0のタイミン
グで、コマンドCMDとして書き込みコマンドWRTが
入力バッファ214に取り込まれ、同時に、ローアドレ
ス及びコラムアドレスR/CAddが入力バッファ214に取
り込まれる。この書き込みコマンドWRTと同時に、入
出力端子DQに接続される入力バッファ244には、最
初の書き込みデータD0が取り込まれ、更に引き続い
て、クロックCLKの立ち上がりエッジt1,t2,t
3のタイミングで、残りの書き込みデータD1,D2,
D3が取り込まれる。
【0189】書き込みコマンドWRTに応答して、第1
のステージ1000がアクティブ状態になる。即ち、R
AS・CASロジック回路218が、書き込みモード信
号wrtzを生成し、シリアルデータ検出回路250に供給
する。更に、アドレスバッファ216の活性化信号ealz
を生成し、アドレスバッファ216にアドレスがラッチ
される。そして、書き込みモード信号wrtzに応答して、
シリアルデータ検出回路250が、バースト長(この例
は4)分の内部クロックclkをカウントし、時間t3
の立ち上がりエッジをカウントすると、カウント終了後
に書き込み用パイプライン制御信号wenzを生成する。
【0190】書き込み用パイプライン制御信号wenzに応
答して、パイプラインスイッチ222,224が開か
れ、第2のステージ2000内が活性化される。アドレ
スバッファ216のアドレスがパイプラインスイッチ2
22を介してプリデコーダ226に供給され、RAS・
CASロジック回路218が書き込みモード信号wrtzに
応答して生成するローアクセス信号brasz(1)が、パイプ
ラインスイッチ224を介して、タイミングコントロー
ラ228に供給される。そして、アドレス信号のデコー
ド動作、ワード線の駆動、センスアンプの活性化が順次
行われる。
【0191】それと同時に、4ビット分の書き込みデー
タD0〜D3のシリアル入力が終了すると、シリアルデ
ータ検出回路250がシリアル・パラレル制御信号gox
を生成し、シリアル・パラレル変換回路240にシリア
ル・パラレル変換させ、共通データバスcdbx/zに4ビッ
ト分の書き込みデータD0〜D3を出力させる。そし
て、図示しないタイミングで、コラムデコーダ230が
コラム選択信号clz を出力し、データバス上の書き込み
データD0〜D3が、メモリセル内に書き込まれる。
【0192】そして、タイミングコントローラ228
は、書き込みが終了するタイミングで、セルフプリチャ
ージ信号bsprx を生成し、パイプラインスイッチ224
内にラッチされているローアクセス信号brasz(2)の状態
をリセットする。それに従って、タイミングコントロー
ラ228は、第2ステージ2000内の回路をリセット
する。
【0193】また、書き込み用パイプライン制御信号we
nzに応答して、所定の時間遅延後に、第1のステージ1
000がリセットされ、次のアドレスやコマンド信号の
取り込みとラッチ動作を開始する。従って、第2のステ
ージ2000がアクティブ状態であっても、第1のステ
ージ1000は、リセットされ、次のサイクルのアドレ
スとコマンド信号の取り込みを開始する。更に、シリア
ル・パラレル変換回路240は、シリアル・パラレル制
御信号gox に応答して、4ビットの書き込みデータをパ
ラレルにデータバスに出力すると、次の書き込みモード
の書き込みデータのシリアル入力を開始する。
【0194】以上の通り、書き込みモードにおいて、ロ
ーアドレスとコラムアドレスとが書き込みコマンドと同
時に供給され、あらかじめ設定したバースト長分の書き
込みデータをシリアルに取り込み、取り込みが終了した
段階で、第1のステージと第2のステージの間のパイプ
ラインスイッチを開いて第2のステージを活性化状態に
すると共に、シリアルパラレル変換されたデータをデー
タバスに出力する。その後のメモリセルへの書き込み動
作は、第2のステージ内で行われる。第2のステージで
書き込みが行われている間に、第1のステージ1000
と第3のステージ3000は、リセットされ、次の書き
込みコマンドに対応するアドレスとコマンドの取り込
み、及び書き込みデータのシリアル取り込みを行う。従
って、最初の書き込みコマンドWRTから次の書き込み
コマンドWRTまでの時間が、従来例に比較して短くな
る。即ち、ローアドレスとコラムアドレスが変更される
ランダムアクセスにおける、コマンドサイクルを短くす
ることができる。
【0195】図26は、図24のメモリデバイスの一部
詳細図である。図24と同じ部分には同じ引用番号を付
した。図26には、図24に示されていない各種制御信
号が追加されている。図27は、図26の動作を示すタ
イミングチャート図である。図27には、書き込み動作
と読み出し動作のタイミングチャートが示される。図2
6及び図27を参照しながら、以下、RAS・CASロ
ジック回路218、シリアルデータ検出回路250、パ
イプラインスイッチ222、224及びシリアル・パラ
レル変換回路240の構成を説明する。
【0196】図28は、RAS・CASロジック回路の
回路図である。RAS・CASロジック回路218は、
コマンドデコーダ181とローアクセス信号発生回路1
82とを有する。コマンドデコーダ181は、外部から
供給され入力バッファ214に取り込まれたコントロー
ル信号φCONを、内部モード信号にデコードする。図
28には、NANDゲート260とインバータ261か
らなるデコーダが、読み出しモード信号rdz を生成し、
NANDゲート262とインバータ263からなるデコ
ーダが、書き込みモード信号wrtzを生成し、NANDゲ
ート264とインバータ265からなるデコーダがモー
ドレジスタセット信号mrszをそれぞれ生成する。読み出
しモード信号rdz から後述する読み出し用パイプライン
制御信号renzが生成される。
【0197】RAS・CASロジック回路218内のロ
ーアクセス信号発生回路182は、書き込みモード信号
wrtz及び読み出しモード信号rdz と、バンク選択信号ba
0zから、活性状態(Hレベル)のローアクセス信号bras
z(1)を生成する。書き込みモード信号wrtzまたは読み出
しモード信号rdz のいずれかがHレベルで、バンク選択
信号ba0zがHレベルの時、NANDゲート267,26
8からなるRSフリップフロップ回路がNANDゲート
266のLレベル出力によりセット状態になり、ローア
クセス信号brasz(1)をHレベルに維持する。
【0198】ローアクセス信号発生回路182のRSフ
リップフロップ回路のセット状態は、書き込みモードで
は、シリアルデータ検出回路250が生成する書き込み
用パイプライン制御信号wenzに応答して、遅延回路26
9の遅延に従い、パイプラインスイッチの導通から所定
時間遅延後にリセットされる。また、同セット状態は、
読み出しモードでは、後述する第2ステージ2000が
発生するセルフプリチャージ信号bsprx に応答してリセ
ットされる。但し、NANDゲート270により、書き
込みモードでは、セルフプリチャージ信号bsprx による
リセット動作は、信号writezにより禁止される。このセ
ルフプリチャージ信号bsprx は、図26に示される通
り、読み出しモード信号rdz と論理回路254で論理を
とって生成される。従って、読み出し時に、第2ステー
ジ2000内のタイミングコントローラ228が生成す
るセルフプリチャージ信号bsprx が、ロジック回路18
に供給される。
【0199】図29は、シリアルデータ検出回路の回路
図である。シリアルデータ検出回路250は、RAS・
CASロジック回路218が生成する書き込みモード信
号wrtzに応答して、バースト長に対応するクロックcl
kをカウントし、書き込み用パイプライン制御信号wenz
を生成する。図29の例は、バースト長が4の場合と8
の場合に対応することができる。書き込みモード信号wr
tzは、遅延フリップフロップ列272〜279の初段の
フリップフロップ272に供給される。遅延フリップフ
ロップ272〜277は、相補クロック生成部285に
て内部クロックclkから生成される相補クロックclka
z,clkax によって、前段の信号を取り込み出力する。一
方、遅延フリップフロップ278は、バースト長4の場
合の相補クロック生成部286にて内部クロックclk
とバースト長設定信号/bl4から生成される相補クロック
clk4z,clk4x によって、前段の信号を取り込み出力す
る。同様に、遅延フリップフロップ279は、バースト
長8の場合の相補クロック生成部287にて内部クロッ
クclkとバースト長設定信号/bl8から生成される相補
クロックclk8z,clk8x によって、前段の信号を取り込み
出力する。
【0200】従って、バースト長が4に設定されている
場合は、バースト長設定信号/bl4がHレベルになり、相
補クロックclk4z,clk4x が有効になる。その結果、遅延
フリップフロップ列272,273,278が、書き込
みモード信号wrtzに応答して、内部クロックclkを3
回カウントした後に、バースト数信号bst4z を生成す
る。このバースト数信号bst4z に応答して、NORゲー
ト288とインバータ289からなる合成回路が、書き
込み用パイプライン制御信号wenzを生成する。
【0201】一方、バースト長が8に設定されている場
合は、バースト長設定信号/bl8がHレベルになり、相補
クロックclk8z,clk8x が有効になる。その結果、7段の
遅延フリップフロップ列272,273,274,27
5,276,277,279が、書き込みモード信号wr
tzに応答して、内部クロックclkを7回カウントした
後に、バースト数信号bst8z を生成する。このバースト
数信号bst8z に応答して、NORゲート288とインバ
ータ289からなる合成回路が、書き込み用パイプライ
ン制御信号wenzを生成する。
【0202】図25,4に示される通り、最初の書き込
みデータD0がクロックclkの立ち上がりエッジに応
答して取り込まれた後の書き込みモード信号wrtzに応答
して、シリアルデータ検出回路250がクロックのカウ
ントを開始するので、クロックのカウント値は、バース
ト長よりも1つ少なくなっている。また、遅延フリップ
フロップ272〜279は、セット・リセット信号発生
部284が生成するセット信号とリセット信号によりリ
セットされる。尚、上記のバースト長設定信号/bl4z,/b
l8z は、モードレジスタシーケンス、メタルオプショ
ン、ボンディングオプション、フューズオプション等に
よって、メモリデバイスに設定されることができる。図
26の例では、モードレジスタシーケンスにより、モー
ドレジスタ220内に設定される。
【0203】図30は、パイプラインスイッチの回路図
である。パイプラインスイッチ222,224は、トラ
ンスファスイッチ301と、トランスファ制御部302
と、データラッチ部303を有する。トランスファ制御
部302は、NORゲートで構成され、読み出し用パイ
プライン制御信号renzと書き込み用パイプライン制御信
号wenzと入力し、いずれかの制御信号に応答して、Lレ
ベルのトランスファ制御信号tenzを生成する。トランス
ファスイッチ301は、CMOSトランスファゲート2
90とインバータ291を有し、トランスファ制御信号
tenzがLレベルの時に、CMOSトランスファゲート2
90が開き、入力端子inの信号が、データラッチ部3
03にラッチされる。
【0204】データラッチ部303は、NANDゲート
292とトランジスタ295,296からなるインバー
タによりラッチ回路を構成する。そして、トランスファ
制御信号tenzがLレベルの時に、トランスファスイッチ
301が開き、Pチャネルトランジスタ294とNチャ
ネルトランジスタ297とがオフしてラッチ回路のラッ
チ状態が解除される。従って、入力端子inの信号に応
じて、NANDゲート292の出力が決定する。そし
て、トランジスタ制御信号tenzがHレベルになって、ト
ランスファスイッチ301が閉じると、トランスファ2
94,297がオンしてラッチ回路のラッチ状態が維持
される。更に、データラッチ部303は、リセット信号
として供給されるセルフプリチャージ信号bsprx のLレ
ベルに応答して、ラッチ状態がリセットされ、出力端子
out は強制的にLレベルになる。
【0205】尚、アドレス側のパイプラインスイッチ2
22は、NANDゲート292は単にインバータで構成
され、セルフプリチャージ信号bsprx の供給によるリセ
ット動作を行われない。
【0206】本変形例において、シリアルパラレル変換
回路240は、既に説明したシリパラ変換回路7,8に
より実現することができる。
【0207】
【発明の効果】本発明の第1の側面によれば、シリアル
の書込みデータを取り込むためのクロック周波数に応じ
て、バースト長設定回路に設定可能なバースト長の最大
値を規定する。即ち、コマンド信号の取り込みタイミン
グから一定時間経過後に制御信号RASZが生成され、
メモリセル内のデータがセンスアンプに読み込まれる時
までに、全てのシリアルデータが内部に取り込まれるよ
うに、設定可能なバースト長の最大値をクロック周波数
に応じて制限する。従って、本発明の半導体記憶装置
は、上記制限下で設定されたバースト長分の全データを
正確に書き込むことができる。
【0208】また、更に、本発明の第2の側面は、クロ
ックの周波数にかかわらず、バースト長設定回路に任意
に設定されたバースト長分の全てのシリアルデータを書
込み可能とする。即ち、本発明では、制御信号生成回路
が、データ読出し時は、読出しコマンドの取り込みタイ
ミングから一定時間経過後に制御信号RASZを出力
し、データ書込み時は、任意に設定されたバースト長分
の書込みデータの全部または一部を取込み、その一定時
間経過後に制御信号RASZを出力する。従って、任意
に設定可能なバースト長分の全データをクロックの周波
数に関係なく書き込むことができる。そして、設定可能
なバースト長、及び書込みデータを取り込むためのクロ
ック周波数に制限を与えることなく、高速なデータ書込
み処理及びデータ読出し処理を実現する。
【0209】また、更に、本発明の第3の側面は、第1
の回路にて動作する場合は、コマンド信号の取り込みタ
イミングから一定時間経過後に制御信号RASZが生成
され、メモリコアの活性化までに、全てのシリアルデー
タが内部に取り込まれるように、バースト長設定回路に
設定可能なバースト長の最大値をクロック周波数に対応
して規定する。一方、第2の回路にて動作する場合は、
制御信号生成回路は、データ読出し時は、読出しコマン
ドの取り込みタイミングから一定時間経過後に制御信号
RASZを出力し、データ書込み時は、任意に設定され
たバースト長分の書込みデータの全部または一部を取込
み、その一定時間経過後に制御信号RASZを出力す
る。従って、どちらも設定されたバースト長分の全デー
タを正確に書き込むことができる。
【0210】更に、本発明によれば、コマンド入力から
メモリコアが活性化するまでの時間を読み出し時と書き
込み時とで同等にすることで、両動作時におけるコマン
ドサイクルをできるだけ短い一定のクロック数にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDDR−SDRAMのメモリセル周辺の
回路構成の一例である。
【図2】従来のDDR−SDRAMのデータ読出し動作
タイミングである。
【図3】従来のDDR−SDRAMのデータ書込み動作
タイミングである。
【図4】従来のFCRAMのデータ読出し動作タイミン
グ(バースト長BL=4)である。
【図5】本発明の半導体記憶装置の構成例を示す図であ
る。
【図6】第1の実施例におけるRAS生成ユニットの回
路例である。
【図7】第1の実施例の動作タイミング(データ読出し
−データ読出しタイミング,バースト長BL=2固定の
場合)である。
【図8】第1の実施例の動作タイミング(データ書込み
−データ読出しタイミング,バースト長BL=2固定の
場合)である。
【図9】第1の実施例の動作タイミング(データ書込み
−データ書込みタイミング,バースト長BL=2固定の
場合)である。
【図10】第1の実施例におけるRAS生成ユニット
(1)内部の動作タイミングである。
【図11】第1の実施例におけるRAS生成ユニット
(2)内部の動作タイミングである。
【図12】第2の実施例におけるRAS生成ユニットの
回路例である。
【図13】第2の実施例の動作タイミング(データ書込
み−データ読出しタイミング,バースト長可変の場合)
である。
【図14】第2の実施例におけるRAS生成ユニット内
部の動作タイミングである。
【図15】第2の実施の形態例における、連続書き込み
動作についての動作タイミング図である。
【図16】第3の実施例の動作タイミング(データ書込
み−データ読出しタイミング,バースト長可変の場合)
である。
【図17】第3の実施例におけるRAS生成ユニット内
部の動作タイミングである。
【図18】第4の実施例におけるRAS生成ユニットの
回路例である。
【図19】各実施例におけるセンスアンプの動作タイミ
ングである。
【図20】シリパラ変換回路の構成である。
【図21】シリパラ変換回路の基本動作である。
【図22】シリパラ変換回路の構成である。
【図23】シリパラ変換回路の動作タイミングである。
【図24】実施の形態例のメモリデバイスの全体構成図
である。
【図25】図24のメモリデバイスの書き込みモードで
の動作タイミングチャート図である。
【図26】図24のメモリデバイスの一部詳細図であ
る。
【図27】図26の動作を示すタイミングチャート図で
ある。
【図28】RAS・CASロジック回路の回路図であ
る。
【図29】シリアルデータ検出回路の回路図である。
【図30】パイプラインスイッチの回路図である。
【符号の説明】
1 クロックバッファ1 2 コマンドデコーダ 3 アドレスバッファ 4 モードレジスタ 5 バンク0用回路 6 バンク1用回路 7,8 シリパラ変換回路 9,10 パラシリ変換回路 11 データ入力バッファ 12 データ出力バッファ 13 RAS生成ユニット、制御信号発生回路 14 アドレスラッチ回路 15 センスバッファ 18 メモリセル 19 センスアンプ 20 コラムデコーダ 31,52,65 第1の遅延回路 32,53,66 第2の遅延回路 36 プリチャージ信号生成回路 41 遅延回路 51,61 バーストカウンタ 1000 第1のステージ 2000 第2のステージ 3000 第3のステージ 218 RAS・CASスイッチ 222,224 パイプラインスイッチ 240 シリアル・パラレル変換回路 250 シリアルデータ検出回路 bnk0,bnk1 メモリバンク、メモリコア DQ 入出力端子 wenz 書き込み用パイプラインスイッチ制御
信号 renz 読み出し用パイプラインスイッチ制御
信号 wrtz 書き込みモード信号 rdz 読み出しモード信号 CLK、clk クロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相川 忠雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 藤枝 和一郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 池田 仁史 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小林 広之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックに同期して動作する半導体記憶
    装置において、 取り込まれたコマンド信号に応答して、メモリコアを活
    性化する制御信号を生成する制御信号生成回路と、 バースト長を設定するバースト長設定回路とを有し、 前記制御信号生成回路は、データ読出し時及びデータ書
    込み時において、前記コマンド信号の取り込みタイミン
    グに応答して、前記バースト長に関係ない同等のタイミ
    ングで、前記制御信号を出力することを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 クロックに同期して動作する半導体記憶
    装置において、 取り込まれたコマンド信号に基づいて、メモリコアを活
    性化する制御信号を生成する制御信号生成回路を有し、 前記制御信号生成回路は、 前記コマンド信号が読出しコマンド信号の時、該読出し
    コマンド信号の取り込みタイミングに応答して前記制御
    信号を出力し、 前記コマンド信号が書込みコマンド信号の時、バースト
    長の一連の書込みデータのうちn番目の書込みデータの
    取込みタイミングに応答して、前記制御信号を出力する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 バースト長を設定するバースト長設定回
    路を有し、 前記制御信号生成回路は、設定されたバースト長に応じ
    たタイミングで前記制御信号を出力することを特徴とす
    る請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号生成回路は、 設定されたバースト長の書込みデータの全てを、所定の
    一定時間以内に取り込み可能な場合、前記書込データの
    1ビット目の取り込みタイミングから前記一定時間後に
    前記制御信号を出力することを特徴とする請求項3記載
    の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記制御信号生成回路は、取り込んだ書
    込みデータのビット数をカウントするバーストカウンタ
    を有し、 設定されたバースト長の書込みデータの全てを、所定の
    一定時間以内に取り込み不可能な場合、前記バースト長
    分の書込みデータの2番目以降の書込みデータ取込みタ
    イミングに応答して前記制御信号を出力することを特徴
    とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 書込みコマンド信号の取込みタイミング
    から、次の読出しコマンド信号の取込みタイミングまで
    の間隔は、読出しコマンド信号の取込みタイミングか
    ら、次の読出しコマンド信号の取込みタイミングまでの
    間隔と同一とすることを特徴とする請求項4記載の半導
    体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記コマンド信号が読出しコマンド信号
    の時、 前記読出しコマンド信号の取込みタイミングからデータ
    が読み出されるまでの時間が、前記間隔より長いことを
    特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 クロックに同期して動作する半導体記憶
    装置において、 取り込まれたコマンド信号に応答して、メモリコアを活
    性化する制御信号を生成する制御信号生成回路と、 バースト長を設定するためのバースト長設定回路とを有
    し、 前記制御信号生成回路は、 データ読出し時及びデータ書込み時において、前記コマ
    ンド信号の取り込みタイミングに応答して、前記バース
    ト長に関係ないタイミングで、前記制御信号を出力する
    第1の回路と、 データ読み出し時において、前記コマンド信号の取り込
    みタイミングに応答して前記制御信号を出力し、データ
    書込み時において、一連の書込みデータのn番目の書込
    みデータの取込みタイミングに応答して前記制御信号を
    出力する第2の回路とを有し、 前記クロックの周波数及び設定されたバースト長に応じ
    て、前記第1の回路と前記第2の回路とを切替え可能と
    することを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の回路にて動作中、前記バース
    ト長設定回路は、前記バースト長の最大値を、クロック
    の周波数に応じた固定値とすることを特徴とする請求項
    8記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】所定のバースト長を有し、クロックに同
    期して動作するメモリ回路において、 複数のメモリセルと該メモリセルにビット線を介して接
    続されるセンスアンプ群とを有するメモリコアと、 取り込まれたコマンド信号に応答して、前記メモリコア
    を活性化する制御信号を生成する制御信号生成回路とを
    有し、 前記制御信号生成回路は、データ読出し時及びデータ書
    込み時において、前記コマンド信号の取り込みタイミン
    グに応答して、前記バースト長にかかわらず固定された
    遅延時間後に、前記制御信号を出力し、 前記データ読み出し及びデータ書き込みが混在する場合
    のコマンドサイクルが一定のクロック数であることを特
    徴とするメモリ回路。
  11. 【請求項11】所定のバースト長を有し、クロックに同
    期して動作するメモリ回路において、 コマンド信号をデコードする第1のステージと、 複数のメモリセルと該メモリセルにビット線を介して接
    続されるセンスアンプ群とを含むメモリコアを有し、前
    記第1のステージとパイプライン動作する第2のステー
    ジと、 取り込まれたコマンド信号に基づいて、前記メモリコア
    を活性化する制御信号を生成する制御信号生成回路を有
    し、 前記制御信号生成回路は、 前記コマンド信号が読出しコマンド信号の時、該読出し
    コマンド信号の取り込みから一定の遅延時間後に、前記
    制御信号を出力し、 前記コマンド信号が書込みコマンド信号の時、該書き込
    みコマンド信号の取り込みから前記バースト長に応じた
    遅延時間後に、前記制御信号を出力することを特徴とす
    るメモリ回路。
  12. 【請求項12】書き込みコマンドに応答して、バースト
    長に対応する所定数ビットの書き込みデータを書き込む
    メモリ回路において、 前記書き込みコマンドと同時に、ローアドレス及びコラ
    ムアドレスを入力し、保持する第1のステージと、 パイプラインスイッチを介して前記第1のステージに接
    続され、前記ローアドレス及びコラムアドレスがデコー
    ドされワード線及びセンスアンプの活性化が行われるメ
    モリコアを有する第2のステージと前記書き込みデータ
    をシリアルに入力し、前記書き込みデータを前記メモリ
    コアにパラレルに供給する第3ステージと、 前記所定数ビットの書き込みデータが入力された後に、
    前記パイプラインスイッチを導通する書き込み用パイプ
    ライン制御信号を生成するシリアルデータ検出回路とを
    有することを特徴とするメモリ回路。
  13. 【請求項13】請求項12において、 前記第1のステージは、前記書き込みコマンドに応答し
    て書き込みモード信号を生成し、 前記シリアルデータ検出回路は、前記書き込みモード信
    号に応答して、前記書き込みデータの入力タイミングを
    制御するクロックをカウントし、前記所定数のクロック
    をカウント後に、前記書き込み用パイプライン制御信号
    を生成することを特徴とするメモリ回路。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記第1のステージは、読み出しコマンドに応答して読
    み出し用パイプライン制御信号を生成し、当該読み出し
    用パイプライン制御信号に応答して前記パイプラインス
    イッチが導通することを特徴とするメモリ回路。
  15. 【請求項15】請求項12において、 前記書き込み用パイプライン制御信号に応答して、所定
    時間遅延後に、前記第1のステージがリセットされるこ
    とを特徴とするメモリ回路。
  16. 【請求項16】請求項12において、 前記書き込み用パイプライン制御信号に応答して、パイ
    プラインスイッチが開くと共に、前記シリアルデータ検
    出回路が生成するシリアル・パラレル変換信号に応答し
    て、前記第3のステージが、前記所定数ビットの書き込
    みデータを前記メモリコアに出力することを特徴とする
    メモリ回路。
  17. 【請求項17】読み出しコマンド及び書き込みコマンド
    に応答して、読み出し動作及び書き込み動作を行うメモ
    リデバイスにおいて、 前記読み出し及び書き込みコマンドと同時に、ローアド
    レス及びコラムアドレスを入力・保持し、前記コマンド
    をデコードする第1のステージと、 パイプラインスイッチを介して前記第1のステージに接
    続され、前記ローアドレス及びコラムアドレスがデコー
    ドされてワード線及びセンスアンプの活性化が行われる
    メモリコアを有する第2のステージと書き込みデータを
    シリアルに入力し、前記書き込みデータを前記メモリコ
    アにパラレルに供給し、前記読み出しコマンドに応答し
    て読み出しデータを前記メモリコアからパラレルに出力
    し、前記読み出しデータをシリアルに出力する第3ステ
    ージと、 前記書き込みコマンドに応答して、所定の複数ビットの
    書き込みデータが入力された後に、前記パイプラインス
    イッチを導通する書き込み用パイプライン制御信号を生
    成するシリアルデータ検出回路とを有することを特徴と
    するメモリ回路。
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