JP2000101873A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2000101873A
JP2000101873A JP10273016A JP27301698A JP2000101873A JP 2000101873 A JP2000101873 A JP 2000101873A JP 10273016 A JP10273016 A JP 10273016A JP 27301698 A JP27301698 A JP 27301698A JP 2000101873 A JP2000101873 A JP 2000101873A
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/645Beam current control means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の視認性を画像に応じて最適化する。 【解決手段】 ビーム電流検出部5は、CRT1の内部
を流れるビーム電流Jを通じて、画面10に映出される
画像の輝度を検出する。駆動制御部40は、検出された
輝度にもとづいて、スイッチ42,43を選択的に開閉
する。インダクタ3の二次コイル32を流れる電流Iに
対する制限特性が段階的に変えられることによって、一
次コイル31の誘導が制御される。その結果、画像信号
Pinを増幅する増幅部2のゲインの周波数特性が制御さ
れる。例えば、ノーマル表示の二値画像に対しては、ゲ
インの高周波成分を強め、リバース表示の二値画像に対
しては、逆に、弱めるように、周波数特性が制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CRT(陰極線
管)表示装置に代表される画像表示装置に関し、特に、
映出される画像の画質を向上させるための改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図25は、この発明の背景となる従来の
画像表示装置の内部構成を示すブロック図である。この
装置150は、CRT91を有するCRT装置として構
成されている。外部から入力された画像信号Pinは、増
幅器92によって画像信号Pcへと増幅された後に、CR
T91のカソード電極(図示を略する)へ入力される。
増幅器92の入力には、抵抗素子95と容量素子94を
含む直列回路と抵抗素子93との並列回路が接続されて
おり、入力と出力との間には、抵抗素子96が介挿され
ている。すなわち、従来装置150は、アクティブ方式
(電流フィードバック方式)のビデオ増幅回路を備えて
いる。
【0003】増幅器92の出力とCRT91との間に
は、インダクタ97と抵抗素子98の直列回路が介挿さ
れている。増幅器92のゲインは、抵抗素子93,9
5,96,98の抵抗、容量素子94の容量、および、
インダクタ97の誘導(インダクタンス)によって規定
される。特に、容量素子94およびインダクタ97は、
ゲインの高周波成分を補償する働きを成す。すなわち、
容量素子94の容量、および、インダクタ97の誘導
は、ゲインの周波数特性を規定する。
【0004】CRT91には、さらに、高電圧発生部9
9が接続されている。高電圧発生部99は、CRT91
へ高電圧を供給することにより、CRT91の内部での
電子線の射出を可能にする。従来装置150は、以上の
ように構成されているので、画像信号Pinが表現する画
像が、CRT91の前面に備わる画面へと映し出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置150では、画像信号Pcのゲインの周波数特性は固定
されており、画像の種別などに応じて、周波数特性を任
意に変えることができなかった。従来装置150におい
て、抵抗素子95を半固定の可変抵抗へと置き換えられ
た形態も知られている。しかしながら、抵抗素子95の
抵抗値は、電気的手段で変更することはできず、そのた
め、画像の種別に応じて、画像の視認性(視覚上の画
質)を最適化するために周波数特性を調整することは困
難であった。
【0006】さらに、特定種類の画像が映出される画面
上の特定範囲に限って、画像の種類に合致するように、
周波数特性等を制御する技術は、知られていなかった。
このように、従来の画像表示装置では、画像に応じた最
適な画質を得ることが困難であるという問題点があっ
た。なお、画像用増幅器の周波数特性の制御に関する文
献として、特開昭50-68221号公報、特開平2-312465号公
報、および、特開平6-189161号公報が知られる。
【0007】この発明は、従来の装置における上記した
問題点を解消するためになされたもので、画面に映出さ
れる画像の視認性を、画像に応じて最適化することので
きる画像表示装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の装置は、画
像表示装置であって、画像信号が表現する画像を映出す
る画像出力部と、可変インダクタを有し、当該可変イン
ダクタの誘導にもとづく周波数特性をもつゲインをもっ
て、前記画像信号を増幅して前記画像出力部へ供給する
増幅部と、前記誘導を制御することによって、前記周波
数特性を制御する制御部と、を備える。
【0009】第2の発明の装置では、第1の発明の画像
表示装置において、前記増幅部が、前記画像信号を増幅
する増幅器を、さらに有し、前記可変インダクタが、前
記増幅器と前記画像出力部との間の経路に介挿されてい
る。
【0010】第3の発明の装置では、第1または第2の
発明の画像表示装置において、前記可変インダクタが、
互いに誘導結合した一次コイルと二次コイルとを含んで
おり、前記一次コイルは、前記増幅器へ接続されてお
り、前記二次コイルは、前記制御部へ接続されており、
前記誘導は、前記一次コイルの誘導であり、前記制御部
は、前記二次コイルにおいて、前記一次コイルに流れる
電流によって励起される電流を制御することによって、
前記一次コイルの誘導を制御する。
【0011】第4の発明の装置は、第1ないし第3のい
ずれかの発明の画像表示装置において、前記画像信号の
解像度を、前記画像の同期信号にもとづいて検出する解
像度検出部を、さらに備え、前記制御部は、前記周波数
特性を、前記画像信号の解像度に依存して変化させる。
【0012】第5の発明の装置は、第1ないし第4のい
ずれかの発明の画像表示装置において、前記増幅部から
出力される前記画像信号のパルス波形を検出する過渡特
性検出部を、さらに備え、前記制御部は、前記周波数特
性を制御して、前記過渡特性検出部で検出された前記パ
ルス波形を目標に近づける。
【0013】第6の発明の装置は、第1ないし第5のい
ずれかの発明の画像表示装置において、前記画像出力部
に映出される画像の輝度を検出する輝度検出部を、さら
に備え、前記制御部は、前記輝度検出部で検出された前
記輝度にもとづいて、映出される前記画像が、ノーマル
表示の二値画像であるか否か、および、リバース表示の
二値画像であるか否か、を判定し、ノーマル表示の二値
画像に対しては、前記ゲインの高周波成分を強め、リバ
ース表示の二値画像に対しては、弱めるように、前記周
波数特性を制御する。
【0014】第7の発明の装置は、画像信号が表現する
画像を映出する画像出力部と、全体画像の中の特定範囲
を指定する範囲指定部と、前記範囲指定部が指定する前
記特定範囲に対して選択的に、前記画像の画質を制御す
る制御部と、を備える。
【0015】第8の発明の装置では、第7の発明の画像
表示装置において、前記範囲指定部が、前記画像の同期
信号に重畳された位置信号を、前記同期信号の中から抽
出する位置信号抽出部と、抽出された前記位置信号の前
記同期信号における位置にもとづいて、前記特定範囲を
決定し、前記制御部へ指定する範囲決定部とを、備え
る。
【0016】第9の発明の装置では、第7の発明の画像
表示装置において、前記範囲指定部が、前記画像信号に
重畳された位置信号を、前記画像信号の中から抽出する
位置信号抽出部と、抽出された前記位置信号の前記画像
信号における位置にもとづいて、前記特定範囲を決定
し、前記制御部へ指定する範囲決定部とを、備える。
【0017】第10の発明の装置では、第8または第9
の発明の画像表示装置において、前記位置信号が、制御
すべき画質の種別をも表現しており、前記範囲指定部
は、抽出された前記位置信号が表現する前記種別を解読
し、前記制御部へ指定する画質制御解読部を、さらに備
え、前記制御部は、前記画質制御解読部が指定する前記
種別の画質を選択的に制御する。
【0018】
【発明の実施の形態】<1. 実施の形態1>はじめに、
実施の形態1の画像表示装置について、説明する。
【0019】<1-1. 構成と概略動作>図1は、実施の
形態1の画像表示装置の構成を示すブロック図である。
この装置101には、画像出力部としてCRT1が備わ
っており、外部から入力される画像信号Pinが表現する
画像が、CRT1の前面に備わる画面10へと映し出さ
れる。すなわち、装置101は、CRT装置として構成
されている。
【0020】CRT1のカソード電極(図示を略する)
には、増幅部2が接続されている。電圧信号としての画
像信号Pinは、この増幅部2によって増幅される。増幅
されて得られた画像信号Pcは、CRT1のカソード電極
(図示を略する)へ、電圧信号として入力される。増幅
部2は、アクティブ方式(電流フィードバック方式)の
ビデオ増幅回路として構成されている。すなわち、増幅
器20の入力には、抵抗素子23と容量素子22を含む
直列回路と抵抗素子21との並列回路が接続されてお
り、入力と出力との間には、抵抗素子24が介挿されて
いる。
【0021】増幅器20の出力とCRT1との間には、
インダクタ3と出力抵抗素子11の直列回路が介挿され
ている。増幅部2のゲインは、抵抗素子21,23,2
4,11の抵抗、容量素子22の容量、および、インダ
クタ3の誘導(インダクタンス)によって規定される。
特に、容量素子22およびインダクタ3は、ゲインの高
周波成分を補償する働きを成す。すなわち、容量素子2
2の容量、および、インダクタ3の誘導は、ゲインの周
波数特性を規定する。特に、インダクタ3の誘導は可変
となっており(すなわち、インダクタ3は可変インダク
タであり)、それによって、ゲインの周波数特性が、イ
ンダクタ3によって調整可能となっている。
【0022】インダクタ3は、誘導結合した一次コイル
31および二次コイル32を備えている。一次コイル3
1と二次コイル32は、好ましくは、磁性体を通じて誘
導結合している。一次コイル31は、増幅器20の出力
と出力抵抗素子11との間に介挿され、二次コイル32
は、制御部4へ接続されている。制御部4は、一次コイ
ル31を流れる電流によって誘起される二次コイル32
の電流I、すなわちインダクタ3の二次電流を制御する
ことによって、増幅部2におけるインダクタ3の等価的
な誘導、すなわち、一次コイル31の誘導を制御する。
それによって、増幅部2のゲインの周波数特性が制御さ
れる。
【0023】インダクタ3として、二次電流の制御によ
って一次コイル31の誘導を幅広く変えることができ、
寄生容量が低く高周波特性に優れるとともに、結合係数
が高く、さらに、汎用品として低価格で入手できるとい
う利点を有する、トロイダルタイプのコモンモードチョ
ークが用いられるのが望ましい。
【0024】制御部4には、二次コイル32に接続さ
れ、電流Iを制限する特性を有する電流調整部41、お
よび、電流調整部41を駆動制御する駆動制御部40と
が備わっている。電流調整部41における電流制限特性
は、可変であり、駆動制御部40によって変更される。
すなわち、電流調整部41では、異なる電流制限特性を
有する2個(一般には、複数)の電流経路が並列に接続
されている。これらの電流経路は、それぞれ、二次コイ
ル32を共有する別個のループを形成する。
【0025】一方の電流経路に、抵抗素子44が介挿さ
れることによって、それらの電流経路の電流制限特性
が、互いに異なるものとなっている。そして、これらの
電流経路には、駆動制御部40が送出する制御信号に応
答して開閉(オン・オフ)するスイッチ42,43が、
介挿されている。スイッチ42,43には、例えば、ト
ランジスタなどのスイッチング素子、あるいは、リレー
などが用いられる。トランジスタが用いられるときに
は、オン状態において飽和状態となるように、素子の選
定、制御信号の値の設定などが行われる。
【0026】駆動制御部40は、例えば、スイッチ4
2,43のいずれか一方を閉じる(オンする)、また
は、双方を開く(オフする)ことによって、3通りの電
流制限特性を実現する。スイッチ42,43にトランジ
スタ等が用いられる場合には、駆動制御部40が送出す
る制御信号の電位と電流調整部41の電位との整合を図
るために、二次コイル32と電流調整部41とを含む電
流Iの経路の一部、例えば、二次コイル32の一端が、
接地(グラウンド)電位、あるいは、一定電位に接続さ
れる。後者の場合には、図1が示すように、電源13が
接続される。これによって、電流調整部41を、簡易な
回路で構成することが可能となる。
【0027】一方、CRT1には、さらに、高電圧発生
部12が接続されている。高電圧発生部12は、CRT
1へ高電圧を供給することにより、CRT1の内部での
電子線の射出を可能にする。高電圧発生部12には、さ
らに、ビーム電流検出部(輝度検出部)5が接続されて
いる。ビーム電流検出部5は、高電圧発生部12へ接続
されることによって、ビーム電流Jを検出する。ビーム
電流Jの検出信号は、A/D変換部14によって、デジタ
ル形式の信号へと変換された後に、駆動制御部40へと
伝達される。
【0028】駆動制御部40は、プログラムを搭載しな
いハードウェアのみで構成することも可能であるが、好
ましくは、プログラムにもとづいて動作するCPU(図
示を略する)と、このプログラムを格納するメモリ(図
示を略する)とを備える。それによって、駆動制御部4
0を簡単に構成することが可能となる。駆動制御部40
は、CRT1の内部における電子線の電流、すなわち、
ビーム電流Jにもとづいて、電流調整部41を制御す
る。
【0029】なお、図示を略するが、外部からは、画像
信号Pinと同時に、水平および垂直同期信号も入力さ
れ、これらの同期信号に同期して、CRT1の電子線の
走査が行われる。それによって、画面10には、画像信
号Pinが表現する画像が、正しく再現される。
【0030】<1-2. 駆動制御部の動作>図2〜図5
は、一例として1画素の画像を表現するパルス状の画像
信号Pinが入力された場合の駆動制御部40の動作説明
図である。このようなパルス状の画像信号Pinは、例え
ば、二値画像において点や線(例えば、文字)を表現す
る。インダクタ3で規定される増幅部2の周波数特性が
異なると、入力される画像信号Pinのパルス波形が同一
であっても、CRT1へ入力される画像信号Pcの波形は
異なる。
【0031】図2は、白背景の中に描かれた黒文字等
(リバース表示の文字・線図等の二値画像)を表現する
パルス状の画像信号Pinが、周波数特性の異なる増幅部
2を通過することによって得られる二通りの画像信号Pc
と、それらが変換されて得られる輝度とを、例示してい
る。高周波成分を強調する周波数特性の下で得られる画
像信号Pc1では、立ち上がり、立ち下がりともに、急峻
であり、ピークが高い。さらに、定常値への復帰の前
に、振動(リンギング)が現れる。
【0032】これに対して、高周波成分を弱める周波数
特性の下で得られる画像信号Pc2では、立ち上がり、立
ち下がりともに、緩やかであり、ピークが低い。特に、
定常値への復帰までに長い時間を要する。画像信号Pc1,
Pc2それぞれの、立ち上がりから低常値への復帰までの
期間T1,T2(すなわち、パルスの時間幅)の間には、T1
<T2の関係が成り立つ。画像信号Pcの波形は、CRT1
に固有のガンマ特性(カソード電圧と輝度の関係)にも
とづいて、輝度の波形へと変換される。
【0033】画像信号Pc1は、画像信号Pc2よりも、ピー
クが低いために、画像信号Pc1,Pc2それぞれの輝度B1,B2
は、B1<B2となる。しかしながら、輝度差(B2−B1)
は、図2のガンマ特性の曲線から理解されるように、画
像信号Pc1,Pc2のピークの差ほどには明瞭に現れない。
すなわち、リバース表示では、高周波成分の強さが異な
っても、輝度には目立つほどの差異が現れない。
【0034】図3は、画像信号Pc1,Pc2が表現する画像
(例えば、文字)を例示している。図3の例では、表現
される画像は、画面10の垂直方向Vに沿った線分であ
る。電子ビームの走査線は、水平方向Hに沿っており、
図2に示したパルス状の画像信号Pc1,Pc2が、水平方向
Hの同一位置に反復して現れることによって、図3の画
像が画面10に映出される。
【0035】画像信号Pc1,Pc2がそれぞれ表現する画像
の幅L1,L2の間には、L1<L2の関係が現れる。この関係
は、期間T1,T2の間の関係に対応しており、幅L1,L2は、
それぞれ、二通りの周波数特性の下での、ビーム径に対
応している。また、輝度B1,B2の間の関係を反映して、
黒文字の白背景に対するコントラストは、画像信号Pc2
よりも画像信号Pc1の方が幾分強くなる。しかしなが
ら、上記したように、その差は、視覚の上で目立つほど
ではない。
【0036】図4は、図2とは逆に、黒背景の中に描か
れた白文字等(ノーマル表示の二値画像)を表現するパ
ルス状の画像信号Pinが、周波数特性の異なる増幅部2
を通過することによって得られる二通りの画像信号Pc3,
Pc4と、それらが変換されて得られる輝度B3, B4とを、
例示している。高周波成分を強調する周波数特性の下で
得られる画像信号Pc3では、立ち下がり、立ち上がりと
もに、急峻であり、逆ピークは深い。さらに、定常値へ
の復帰の前に、振動(リンギング)が現れる。
【0037】これに対して、高周波成分を弱める周波数
特性の下で得られる画像信号Pc4では、立ち下がり、立
ち上がりともに、緩やかであり、逆ピークが浅い。ま
た、定常値への復帰までに長い時間を要する。画像信号
Pc3,Pc4それぞれの、立ち上がりから低常値への復帰ま
での期間T3,T4の間には、白背景の場合と同様に、T3<T
4の関係が成り立つ。
【0038】画像信号Pc3,Pc4それぞれの輝度B3,B4は、
白背景の場合とは逆に、B4<B3となる。しかも、図3の
ガンマ特性の曲線から解るように、画像信号Pc3,Pc4の
逆ピークの深さにおけるわずかな差異が、大きな輝度の
差(B3−B4)をもたらす。すなわち、ノーマル表示で
は、高周波成分の強さが、わずかに異なっても、輝度に
は際だった差異が現れる。
【0039】図5は、画像信号Pc3,Pc4が表現する画像
を例示している。図5に例示する画像は、図3に例示し
た画像と同一である。画像信号Pc3,Pc4がそれぞれ表現
する画像の幅L3, L4の間には、期間T3, T4の間の関係を
反映して、白背景の場合と同様に、L3<L4の関係が現れ
る。また、輝度B3, B4の間の関係を反映して、白文字の
黒背景に対するコントラストは、白背景の場合とは逆
に、画像信号Pc3よりも画像信号Pc4の方が強くなる。し
かも、上記したように、コントラストの差は、視覚の上
で顕著に現れる。
【0040】視覚上の画質の良否、すなわち、画像の視
認性に関しては、以下の理由により、リバース表示で
は、高周波成分が弱められる周波数特性が望ましく、ノ
ーマル表示では、逆に強められる特性が望ましい。リバ
ース表示の場合、画像信号Pc1,Pc2の間で、コントラス
トには視覚上、目立つほどの差異がないのに加えて、画
像信号Pc1では、幅L1が狭いために、画面10の発光す
べきではない部位にも電子ビームが照射され、本来、暗
部とすべき文字の部分が、視覚上、不明瞭となる。これ
に対して、画像信号Pc2では、幅L2が広いために、本意
としない部位への電子ビームの照射を回避することがで
き、暗部によって表現される文字が、視覚上、明瞭とな
る。
【0041】リバース表示では、さらに、CRT1に備
わるアパーチャグリル(図示を略する)のグリルピッチ
と二値画像との干渉に由来するモアレ縞の発生を抑える
上でも、高周波成分が弱められた画像信号Pc2の方が良
好である。これに対して、ノーマル表示では、モアレ縞
の発生の恐れがないのに加えて、画像信号Pc4よりも画
像信号Pc3の方が、コントラストが目立つほどに強い。
したがって、ノーマル表示では、高周波成分が強められ
た画像信号Pc3の方が、視認性において望ましい。
【0042】このため、駆動制御部40は、画像がリバ
ース表示であるときには、例えば、スイッチ42,43
の双方をオフすることによって、増幅部2のゲインの高
周波成分を弱める。これに対して、画像がノーマル表示
であるときには、例えば、スイッチ43をオンすること
によって、ゲインの高周波成分を強める。
【0043】駆動制御部40は、さらに、画像が二値画
像ではなく、例えば、動画、写真画などの多値画像であ
るときには、スイッチ42をオンし、それによって、さ
らに高周波成分を強めることも可能である。高周波成分
が強調されることによって、動画、写真画には、いわゆ
る輪郭補正が加えられる。輪郭補正によって、動画、写
真画等の輪郭が、視覚上、より明瞭となる。高周波成分
の強調と輪郭補正との関係については、実施の形態2で
言及する。
【0044】駆動制御部40は、画像の種別を、ビーム
電流Jにもとづいて判断する。例えば、二つの基準値が
設定されており、ビーム電流Jのある期間にわたる平均
値、例えば、1画面分の平均値が、低い基準値以下であ
れば、画像がノーマル表示の二値画像であると判定し、
高い基準値以上であれば、リバース表示の二値画像であ
ると判定する。また、例えば、平均値が低い基準値と高
い基準値の間にあれば、動画等の多値画像と判定され
る。
【0045】以上のように、装置101では、画像の種
別にもとづいて、ゲインの周波数特性が調整されるの
で、画像の種別によらずに、視認性の良好な画像の映出
が可能となる。しかも、ビーム電流検出部5の検出信号
にもとづいて、周波数特性の制御が行われるので、画像
の種別が変わっても、視認性の良好な画像が、自動的に
得られる。
【0046】さらに、誘導が可変のインダクタ3が用い
られるので、ゲインの高周波成分の制御が容易であり、
しかも、電気的な制御が可能である。特に、インダクタ
3が、増幅器20とCRT1との間の経路に介挿されて
いるので、従来装置150に設けられているインダクタ
97を、インダクタ3へと置き換えることによって、増
幅部2が出来上がる。すなわち、従来装置150におけ
る設計データ等の資源を、そのまま利用することがで
き、設計および製造に要するコストを節減することがで
きる。
【0047】また、インダクタ3が、相互インダクタン
スを通じて互いに誘導結合した一次および二次コイル3
1,32を備えているために、増幅部2における等価的
な誘導を、電流調整部41を用いて、容易に調整するこ
とが可能である。すなわち、周波数特性の電気的制御
が、一層容易に行われ得る。また、電流調整部41は、
スイッチ42,43のオン、オフ動作のみを通じて、電
流Iを段階的に調整するので、電流調整部41の設計が
容易である。また、駆動制御部40による制御も単純か
つ容易である。
【0048】<2. 実施の形態2>図6は、実施の形態
2の画像表示装置の構成を示すブロック図である。この
装置102は、電流調整部41に備わる電流Iの経路が
単一であって、経路に介挿されるトランジスタによっ
て、経路の電流制限特性が連続的に可変である点におい
て、実施の形態1の装置101(図1)とは特徴的に異
なっている。図6が示すように、トランジスタとして、
例えば、接合型のFET45が用いられる。FET45
は、好ましくは、デプレッション型である。
【0049】FET45のソースSおよびドレインD
は、それぞれ、二次コイル32の二つの端部へと、接続
されている。ソースSには電源13が、さらに接続され
ており、それによって、FET45がデプレッション型
として動作することが可能になっている。駆動制御部4
0は、制御信号として、駆動電圧信号を送出する。駆動
電圧信号は、FET45のゲートGに接続された抵抗素
子46を通じてゲートGへ、ゲート電圧として入力され
る。
【0050】図7は、FET45のゲート電圧とドレイ
ン・ソース間抵抗の関係を示すグラフである。FET4
5は、負の方向に十分に大きなゲート電圧が印加される
とオフし、正の方向に十分に大きなゲート電圧が印加さ
れるとオンする。両者の中間の範囲である非飽和領域で
は、ゲート電圧の正方向への増加にともなって、ドレイ
ン・ソース間抵抗が減少する。非飽和領域の範囲は、イ
ンダクタ3の特性(例えば、巻き線数など)にも依存す
るので、インダクタ3の特性は、FET45が非飽和領
域で動作し得るように、適切に選択される。さらに、制
御信号の範囲も、FET45が常に非飽和領域で動作す
るように、適切に設定される。
【0051】図8は、制御信号、画像信号Pc、および、
画面10に映出される画像の関係を示す動作説明図であ
る。実施の形態5で後述するように、単一の画面10の
中に、同時に、周波数特性の異なる画像が映出されるこ
とも可能であるが、図8では、異なる時間に画面10に
映出される3種の画像が、便宜上、一枚の画面10の中
に描かれている。
【0052】駆動制御部40は、ビーム電流Jの大きさ
にもとづいて、画像の種別を判別する。駆動制御部40
は、画像が動画等であるときには、制御信号を正の方向
に最も高く設定し、画像がノーマル表示の二値画像であ
るときには、中間の高さに設定し、画像がリバース表示
の二値画像であるときには、最も低く(負の方向の最も
大きく)設定する。その結果、インダクタ3の等価的な
誘導、すなわち、一次コイル31の誘導は、この順序で
上昇する。
【0053】したがって、ゲインの高周波成分は、動画
等に対しては最も強く、ノーマル表示の二値画像に対し
ては中程度となり、リバース表示の二値画像に対して
は、最も弱くなる。周波数特性に関する三種の画像の間
での好ましい関係は、実施の形態1で説明したとおりで
あり、図8の関係は、この好ましい関係に合致してい
る。動画像等では高周波成分が特に強いために、画像信
号PcにオーバシュートOSおよびアンダーシュートUS
が顕著に現れる。その結果、動画等の輪郭が強調される
という輪郭補正が実現する。それによって、動画等の輪
郭が鮮明となる。
【0054】また、3段階の中間に位置するノーマル表
示の二値画像に対する周波数特性は、視認性を考慮し
て、例えば、従来装置150における周波数特性、すな
わち、標準の周波数特性に同等程度に設定される。動画
像等に対しては、標準よりも高周波成分が強調され、リ
バース表示の二値画像に対しては、逆に弱められると良
い。
【0055】以上のように、装置102では、電流Iの
単一の経路に介挿されるFET45のゲート電圧を制御
することによって、ゲインの周波数特性を様々に変える
ことができる。また、上記では、周波数特性が3段階に
変えられる例を示したが、FET45のドレイン・ソー
ス間抵抗は、図7が示すようにゲート電圧に対して、連
続に変化し得るために、電流調整部41の構成を変更す
ることなく、周波数特性の段階数を無制限に大きくする
ことが可能であり、さらに、連続的に変更することも可
能である。すなわち、簡単な構成で、より緻密な周波数
特性の制御を実現することが可能である。
【0056】また、図6では、電流調整部41に備わる
トランジスタがFET45である例を示したが、別の種
類のトランジスタであっても良く、また、非飽和状態で
動作可能なトランジスタと同等の機能を果たすアクティ
ブ素子に置き換えることも可能である。図9は、その一
例を示すブロック図である。この装置103では、FE
T45に代えて、バイポーラ型のトランジスタ47が用
いられている。
【0057】トランジスタ47のエミッタおよびコレク
タは、それぞれ、二次コイル32の二つの端部へと、接
続されている。エミッタには接地電位を伝える配線、す
なわち接地電位線が、さらに接続されており、それによ
って、トランジスタ47が動作することが可能になって
いる。駆動制御部40は、制御信号として、電流信号を
送出する。この電流信号は、トランジスタ47のベース
に接続された抵抗素子48を通じて、ベースへ、ベース
電流として入力される。
【0058】<3. 実施の形態3>図10は、実施の形
態3の画像表示装置の構成を示すブロック図である。こ
の装置104は、電流調整部41に定電流回路が備わる
点において、実施の形態2の装置102(図6)とは特
徴的に異なっている。電流調整部41に備わる単一の電
流Iの経路には、FET60と抵抗素子61の直列回路
が介挿されている。すなわち、FET60のドレインD
は二次コイル32の一端へ接続され、FET60のソー
スSは抵抗素子61の一端へ接続され、抵抗素子61の
他端は二次コイル32の他端へと接続されている。抵抗
素子61の他端には、接地電位線が、さらに接続されて
いる。
【0059】FET60のゲートGには演算増幅器62
の出力が接続され、FET60のソースSは、演算増幅
器62の反転入力へと接続されている。すなわち、電流
Iに比例して抵抗素子61に発生する電圧降下が、演算
増幅器62へとフィードバックされる。駆動制御部40
は、電圧信号の形態で制御信号を出力し、この制御信号
は、演算増幅器62の非反転入力へ入力される。
【0060】したがって、抵抗素子61の電圧降下が一
定の値となるように、言い換えると、電流Iが一定とな
るように、FET60のドレイン・ソース間抵抗が演算
増幅器62によって調整される。一定である電流Iの値
は、制御信号に依存する。したがって、制御信号によっ
て、電流Iを、様々に、かつ、連続的に変更することが
可能である。
【0061】例えば、FET60の特性に、不均一、経
時変化、および、温度変化に伴う変化等があっても、二
次コイル32には、制御信号に応じた一定の大きさの電
流Iが流れる。このように、装置104は、簡単な構成
で、素子の特性における誤差を吸収し、精度の高い周波
数特性の制御を実現する。
【0062】<4. 実施の形態4>図11は、実施の形
態4の画像表示装置の構成を示すブロック図である。こ
の装置105は、解像度検出部70および過渡特性検出
部71が備わる点で、実施の形態1〜3の装置101〜
104とは、特徴的に異なっている。図11では、電流
調整部41として、装置102の電流調整部41(図
6)が例示されているが、他の装置101,103,1
04の電流調整部41へ置き換えられてもよい。
【0063】装置105は、使用されるときに、外部装
置90へと接続される。外部装置90は、例えば、パー
ソナルコンピュータである。外部装置90は、画像信号
Pinと同期信号Syncを、装置105へ伝送する。画像信
号Pinには、3種の色成分Pin(R), Pin(G), Pin(B)が含
まれ、同期信号Syncには、水平同期信号Sync(H)および
垂直同期信号Sync(V)が含まれる。
【0064】過渡特性検出部71は、画像信号Pinが増
幅部2を通過することによって得られる画像信号Pcの過
渡特性を検出する。解像度検出部70は、同期信号Sync
にもとづいて、外部装置90が送出する画像信号Pinの
解像度を検出する。駆動制御部40は、これらの検出結
果にもとづいて、画像の視認性を向上するように、増幅
部2のゲインの周波数特性を制御する。
【0065】なお、同期信号Syncは、CRT1の画面1
0の上に電子ビームを走査させるための従来周知の装置
部である同期・偏向回路(図示を略する)へも、供給さ
れる。このため、図11では、同期信号Syncが、解像度
検出部70とは別の経路へ分岐して伝えられるように描
かれている。
【0066】画像信号が、1画素の画像を表現するパル
ス状の波形をもって入力された場合に、増幅部2のゲイ
ンの高周波成分が過度に強いときには、図12が示すよ
うに、増幅後の画像信号Pcにリンギングが現れる。その
結果、画面10に映し出される画像には、図13が示す
ように、リンギングに対応した画像の歪が現れる。逆
に、増幅部2のゲインの高周波成分が過度に弱いときに
は、図14が示すように、増幅後の画像信号Pcでは、定
常値への収束が過度に遅延する。その結果、画面10に
映し出される画像には、図15が示すように、残像が現
れる。
【0067】これに対して、周波数特性が適切に設定さ
れたときには、図16が示すように、増幅後の画像信号
Pcは、リンギングを伴わず、しかも、定常値へ適度な早
さで収束する。その結果、画面10には、図17が示す
ように、歪も残像も伴わない適切な画像が映出される。
過渡特性検出部71は、画像信号Pcのパルス波形、すな
わち、過渡特性を検出する。過渡特性の検出は、例え
ば、画像信号Pcを、画像信号Pinのクロック周波数より
も高い周波数でサンプリングし、A/D変換することに
よって行われる。
【0068】駆動制御部40は、過渡特性検出部71で
得られたデジタル信号にもとづいて、過渡特性が、図1
6に示される目標からどれだけ変位しているかを判定
し、この変位を解消するように、電流調整部41および
インダクタ3を通じて、ゲインの周波数特性を修正す
る。このサイクルが反復されることによって、入力され
る画像信号Pinの過渡特性がどのようであっても、目標
とされる適切な画像信号Pcの過渡特性が得られ、画面1
0には図17が示すような適切な画像が映出される。す
なわち、外部装置90の特性、および、外部装置90と
装置105とを接続する配線の特性に依存することな
く、適切な画像が映出される。
【0069】目標とされる過渡特性は、外部装置90が
出力する画像信号Pinの解像度に依存して変更されるの
が、より望ましい。解像度検出部70は、この目的のた
めに設けられる。画像信号Pinの解像度とは、画像信号P
inの一画面当たりの水平方向Hおよび垂直方向Vに沿っ
た画素の個数(例えば、1024画素×768画素など)であ
り、通常において、外部装置90ごとに、その値は定ま
っている。
【0070】画像信号Pinの解像度と、同期信号Syncの
周期との間には、周知の簡単な関係が成り立つ。解像度
検出部70は、同期信号Syncを受信し、それらの周期を
算出することによって、画像信号Pinの解像度を検出す
る。そのためには、例えば、同期信号Syncの周期が、ク
ロックパルスの個数へ変換され、さらに、デジタル信号
処理を通じて、解像度が算出されるとよい。
【0071】駆動制御部40は、入力された画像信号Pi
nの解像度に応じて、例えば、図18のグラフに示され
るように、画像信号Pcの解像度、すなわち、映出される
画像の解像度を制御する。増幅部2のゲインの高周波成
分が強調されるほど、画像信号Pcの解像度は高くなる。
したがって、図18の縦軸は、ゲインの高周波成分の強
さと等価である。図18が示すように、駆動制御部40
は、画像信号Pinの解像度の中で、水平解像度のみを参
照すれば足りる。したがって、解像度検出部70では、
水平解像度のみが検出されれば十分である。
【0072】装置105は、画像信号Pinの最高解像度
が再現性よく映出されるように設定される(直線C
1)。これに対して、画像信号Pinの解像度が低けれ
ば、それに応じて、映出される画像の解像度は低くて
も、視認性の上では、支障がない。例えば、画像信号Pi
n, Pcの間での解像度の関係は、直線C2で与えられる
関係であってもよい。
【0073】さらに、画像信号Pinの解像度とCRT1
のグリルピッチとの干渉により、ある範囲にわたって、
画面10にモアレ縞が出現し易いことが知られている。
図18には、この範囲を、「モアレ領域」として例示し
ている。モアレ領域の位置、および、幅は、直線C1が
示す解像度の高さ(画面10に映出される電子ビームの
太さ)に依存する。モアレ縞の出現を抑えるには、画像
信号Pin, Pcの間での解像度の関係を変えればよい。
【0074】そのために、例えば、直線C1の高さで決
まるモアレ領域の高解像度側の端部よりも幾分高めの値
が、参照解像度Rrefとして設定される。駆動制御部40
は、解像度検出部70で検出された画像信号Pinの解像
度が、参照解像度Rref以上であれば、画像信号Pcの解像
度を、直線C1に一致するように、高い値に決定する。
逆に、画像信号Pinの解像度が、参照解像度Rrefよりも
低ければ、画像信号Pcの解像度が、直線C1よりも低く
直線C2よりも高い、ある高さに決定される。駆動制御
部40は、決定された画像信号Pcのそれぞれの解像度に
対応した周波数特性を実現するように、上記した過渡特
性の目標値を設定する。
【0075】目標とされる過渡特性は、画像の種別(ノ
ーマル表示、リバース表示など)にも依存して修正され
るのが、さらに望ましい。このため、装置105では、
駆動制御部40は、過渡特性検出部71および解像度検
出部70の検出結果だけでなく、ビーム電流検出部5で
検出されるビーム電流Jをも参照する。例えば、ノーマ
ル表示の二値画像に対しては、高周波成分を強調するよ
うに、目標が修正され、リバース表示の二値画像に対し
ては、高周波成分を弱めるように、修正されるとよい。
【0076】以上のように、装置105では、解像度検
出部70、過渡特性検出部71、および、ビーム電流検
出部5が備わっており、駆動制御部40は、これらが得
た検出信号を参照して制御を行う。このため、画像の種
別だけでなく、入力される画像信号Pinの解像度の相
違、および、入力される画像信号Pinの過渡特性(パル
ス波形)の相違をも考慮して、総合的に視認性が最適化
された画像を、自動的に映出することが可能である。
【0077】なお、外部装置90から装置105へ入力
される画像信号Pinは、RGB表色系の画像信号Pin(R,G,B)
だけでなく、例えばYIQ表色系など、他の表色系の画像
信号であってもよい。また、過渡特性検出部71は、3
成分すべてについて、過渡特性の検出を行っても良く、
代表として一成分を検出しても良い。検出対象とされる
成分の個数が多いほど、より精度の高い検出が可能とな
る。
【0078】また、解像度検出部70と過渡特性検出部
71の中で、いずれか一方のみが備わるように、装置1
05を変形することも可能である。さらに、ビーム電流
検出部5およびA/D変換部14を除去することも可能で
ある。すなわち、画像の種別の相違、入力される画像信
号Pinの解像度の相違、および、入力される画像信号Pin
の過渡特性の相違の各々を、単独に考慮し、あるいは、
任意の組み合わせによる総合的判断にもとづいて、映出
される画像の視認性を最適化することが、一般に可能で
ある。例えば、駆動制御部40は、解像度検出部70で
検出された解像度のみにもとづいて、図18の関係を実
現するように、周波数特性を制御することも可能であ
る。
【0079】さらに、図19に示すように、周波数特性
を、外部から手動で変更できるように、装置105を変
形することも可能である。この装置106では、過渡特
性検出部71の代わりに、操作部73、可変抵抗素子7
4、および、A/D変換部75が備わっている。可変抵抗
素子74には、例えば、正電源電位線と接地電位線とが
接続されている。操作者(オペレータ)は、操作部73
を操作することによって、可変抵抗素子74に発生する
電圧降下を変えることができる。この電圧降下は、A/D
変換部75によってデジタル信号へ変換されて、駆動制
御部40へ伝えられる。
【0080】駆動制御部40は、過渡特性検出部71に
よる検出信号の代わりに、A/D変換部75が出力する信
号を参照するとよい。その結果、解像度検出部70およ
びビーム電流検出部5による検出信号にもとづいて設定
された周波数特性を、操作者の手動にもとづいて、シフ
トすることが可能となる。操作者は、例えば、画面10
に映出される画像を目視しつつ、適切な過渡特性が得ら
れるように、操作部73を操作することができる。特
に、装置106のように、電流調整部41が非飽和領域
で動作するFET45を備えるときには、操作者は、周
波数特性を、連続的にシフトさせることが可能である。
【0081】<5. 実施の形態5>図20は、実施の形
態5の画像表示装置の構成を示すブロック図である。こ
の装置107は、範囲指定部8を備える点が特徴的であ
る。駆動制御部40は、例えば、解像度検出部70およ
びビーム電流検出部5による検出信号、ならびに、操作
部73の操作にもとづく周波数特性の制御など、実施の
形態1〜4で例示した制御を、範囲指定部8が指定する
全体画像の中の特定領域(例えば、小画面)に映出され
る画像に対して、選択的に実行する。図20は、装置1
06(図19)に、範囲指定部8が付加された形態を例
示している。
【0082】範囲指定部8は、画像信号Pinまたは同期
信号Syncに重畳して外部装置90から伝送される位置信
号を検出し、それにもとづいて、特定範囲(以下、「制
御ウィンドウ」と称する)を指定する。位置信号は、制
御ウィンドウの位置を表現する信号である。図21の動
作説明図が示すように、画面10に映出可能な全体画像
の中に設定される制御ウィンドウWに対応する位置信号
Csは、例えば、同期信号Sync、または、画像信号Pinに
対して、制御ウィンドウWの端部に対応する位置に重畳
される。
【0083】位置信号Csが、同期信号Syncと画像信号Pi
nのいずれに重畳されるか、あるいは、双方に重畳され
るかは、外部装置90に依存する。位置信号Csが画像信
号Pinに重畳される形態では、例えば、外部装置90が
パーソナルコンピュータである場合に、ハードウェアに
よらずに、画像信号Pinを出力するソフトウェア(プロ
グラム)のみで、位置信号Csを生成することができると
いう利点がある。
【0084】図21は、同期信号Syncに重畳される位置
信号Csが、水平同期信号Sync(H)と垂直同期信号Sync(V)
の双方に重畳される例を示しているが、水平同期信号Sy
nc(H)にのみ重畳されてもよい。また、画像信号Pinに重
畳される位置信号Csは、3成分の画像信号Pin(R,G,B)の
すべてに重畳されてもよく、いずれか一つ、あるいは、
2成分に重畳されてもよい。一般に、位置信号Csが重畳
される対象とされる信号が多いほど、位置信号Csの検出
の精度が高まる。
【0085】図22は、範囲指定部8の内部構成を示す
ブロック図である。画像信号Pinに重畳された位置信号C
sは、位置信号抽出部81によって抽出され、同期信号S
yncに重畳された位置信号Csは、位置信号抽出部84に
よって抽出される。画像信号Pinに位置信号Csが重畳さ
れるときには、重畳された位置信号Csの抽出を容易化す
るために、望ましくは、位置信号Csが存在する部位で
は、画像信号Pinは消去されるか、あるいは、弱められ
る。その結果、画面10には、図21に示されるよう
に、制御ウィンドウWの水平方向Hに沿った端部には、
位置信号Csに対応する画像が映出される。その結果、全
体画像の中での制御ウィンドウWの位置を、容易に視覚
で確認することができる。
【0086】図22に戻って、位置信号抽出部81で抽
出された位置信号Csは、範囲決定部82へ送られる。範
囲決定部82は、画像信号Pinの中の位置信号Csの位置
を判断することによって、全体画像の中の制御ウィンド
ウWの位置を決定する。その結果、制御ウィンドウWの
位置を指定する信号が、範囲決定部82から駆動制御部
40へと送出される。
【0087】同様に、位置信号抽出部84で抽出された
位置信号Csは、範囲決定部85へ送られる。範囲決定部
85は、同期信号Syncの中の位置信号Csの位置を判断す
ることによって、全体画像の中の制御ウィンドウWの位
置を決定する。その結果、制御ウィンドウWの位置を指
定する信号が、範囲決定部85から駆動制御部40へと
送出される。
【0088】範囲指定部8は、このように、同期信号Sy
ncと画像信号Pinの双方に対応した2系統の位置信号処
理系を備えているので、位置信号Csを同期信号Syncと画
像信号Pinのいずれに重畳する外部装置90に対して
も、あるいは、双方に重畳する外部装置90に対して
も、適切な処理を行い得る。駆動制御部40は、範囲決
定部82,85の一方、または、双方から伝送される信
号が指定する制御ウィンドウWに対して、選択的に、実
施の形態1〜4で述べた様々な制御を実行する。なお、
幅広い外部装置90に対応する必要がなければ、範囲指
定部8は、2系統の処理系を備える必要はなく、特定の
外部装置90に対応した1系統のみを備えていてもよ
い。
【0089】図21に戻って、画像信号Pinに重畳され
る位置信号Csについて例示するように、位置信号Csは、
様々なパターンを持つことが可能である。位置信号Csの
画像信号Pinまたは同期信号Sync内の位置によって制御
ウィンドウWの位置を表現するだけでなく、パターンを
持つことによって、制御ウィンドウWの中で制御される
べき画質の種別を表現することが可能となる。制御され
る画質には、輪郭補正の有無などの周波数特性によって
調整可能な画質だけでなく、画像の明るさ、コントラス
トなど、周波数特性だけでは調整できない画質が含まれ
てもよい。
【0090】図21に例示されるパターンは、様々なパ
ルス数、パルス間隔、および、パルス幅を有するパルス
列であり、パルス列で表現されたバーコードに相当す
る。位置信号Csのパターンは、図21の例に限られな
い。画像信号Pinに重畳される位置信号Csのパターン
は、画像信号Pinとは区別できる範囲で、任意に設定す
ることが可能である。
【0091】図22が示すように、範囲指定部8は、画
質制御解読部83,86を、さらに備えている。これら
の画質制御解読部83,86は、位置信号抽出部81,
84でそれぞれ抽出された位置信号Csのパターンを解読
し、制御すべき画質の種別を判定する。画質制御解読部
83,86は、さらに、制御すべき画質の種別を指定す
る信号を、駆動制御部40へ送出する。駆動制御部40
は、画質制御解読部83,86の一方、または、双方か
ら伝送される信号が指定する画質の種別に関する制御
を、制御ウィンドウWに対して実行する。
【0092】例えば、制御ウィンドウWに対して、輪郭
補正が加えられ、あるいは、画像の明るさが変更され
る。駆動制御部40は、電流調整部41を通じて周波数
特性を制御するだけでなく、画面10に映出される画像
の明るさや、コントラストを調整する装置部分である前
置増幅器25に対しても、制御信号を送出する。それに
よって、明るさ、コントラストなど、周波数特性を通じ
て制御できない種別の画質に対しても、位置信号Csが表
現するとおりの制御が行われる。
【0093】実施の形態2で参照した図8では、画面1
0の中に3種の画像が、便宜上、並んで描かれていた。
しかしながら、実施の形態5の装置107を用いれば、
図8に描かれるとおりに、周波数特性がそれぞれ適切に
設定された三種の画像を、同一の全体画像の中に並んで
映出することも可能となる。
【0094】以上のように、装置107では、外部装置
90の指定にもとづいて、全体画像の中の制御ウィンド
ウWに対して、選択的に画質の制御が行われる。また、
全体画像の中での制御ウィンドウWの範囲だけでなく、
制御すべき画質の種別も、外部装置90によって指定可
能である。これによって、映出されるべき様々な形態の
画像に対して、視認性を高めるための画質の制御が、柔
軟に行われ得る。
【0095】<6. 実施の形態6>図23は、実施の形
態6の画像表示装置の構成を示すブロック図である。こ
の装置108は、操作者の操作によって、制御ウィンド
ウWの位置が指定可能である点が特徴的である。すなわ
ち、装置108は、操作者の操作にもとづいて位置信号
Csを生成可能なように、操作部76、可変抵抗素子7
7、A/D変換部78、および、位置信号発生部79を備
えている。可変抵抗素子77には、例えば、正電源電位
線と接地電位線とが接続されている。
【0096】操作者は、操作部76を操作することによ
って、可変抵抗素子77に発生する電圧降下を変えるこ
とができる。この電圧降下は、A/D変換部78によって
デジタル信号へ変換されて、位置信号発生部79へ伝え
られる。位置信号発生部79は、A/D変換部78が出力
するデジタル信号にもとづいて、操作部76が指定する
制御ウィンドウWの位置を表現する位置信号Csを生成す
る。このとき、位置信号発生部79は、外部装置90が
送出する同期信号Syncを参照することにより、制御ウィ
ンドウWの位置に対応したタイミングで位置信号Csを出
力する。
【0097】信号混合部87は、外部装置90が送出す
る画像信号Pinに、位置信号発生部79が出力する位置
信号Csを重畳する。位置信号Csは、画像信号Pinの中の
制御ウィンドウWの位置に対応した部位に重畳される。
範囲指定部8は、信号混合部87が出力する信号の中か
ら、位置信号Csを抽出し、さらに、位置信号Csが表現す
る制御ウィンドウWの位置を決定し、制御ウィンドウW
を駆動制御部40へ指定する。範囲指定部8は、装置1
07の範囲指定部8(図22)の中で、位置信号抽出部
81および範囲決定部82を備えておれば足りる。
【0098】増幅部2には、画像信号Pinとともに位置
信号Csが入力されるので、図24が示すように、画面1
0には、制御ウィンドウWの端部、例えば、左上隅と右
下隅に、位置信号Csが現れる。操作者は、位置信号Csを
目視することによって、制御ウィンドウWを認識するこ
とができる。したがって、操作者は、位置信号Csを目視
しつつ、操作部76を操作することによって、全体画像
の中の所望の位置へと制御ウィンドウWを移動させるこ
とが可能である。このように、装置108では、操作者
の手動によって、全体画像に対する制御ウィンドウWの
位置を、任意に指定することが可能である。
【0099】<7. 変形例> (1) 以上の実施の形態では、増幅部2で増幅された画像
信号Pcが、CRT1のカソードに入力される例、すなわ
ち、CRT1がカソード電圧制御型である例を示した
が、言うまでもなく、CRT1はグリッド電圧制御型で
あってもよい。
【0100】(2) 以上の実施の形態では、インダクタ3
は、増幅器20の出力とCRT1との間の経路に介挿さ
れていたが、増幅部2の中で、ゲインの周波数特性に影
響を与える他の部位に設けられても良い。ただし、増幅
器20の出力とCRT1との間の経路に介挿される形態
では、実施の形態1で述べたような利点が得られる。
【0101】(3) 相互インダクタンスで結合する複数の
コイルを有するインダクタ3の代わりに、単一のコイル
を有し、例えば、磁性体のコアの位置、コアのギャップ
の大きさなどを、電気的に調整可能なインダクタを用い
ても良い。ただし、インダクタ3では、実施の形態1で
述べたような利点が得られる。
【0102】(4) 図19の装置106において、解像度
検出部70、過渡特性検出部71、および、ビーム電流
検出部5のいずれも備わらず、代わりに、操作部73、
可変抵抗素子74、および、A/D変換部75が備わるよ
うに、最も簡単な構成へと変更することも可能である。
このとき、周波数特性の制御は手動でのみ行われる。操
作者が画面10を目視しつつ手動操作することによっ
て、映出される画像に対して最適な周波数特性を実現す
ることが可能である。ただし、解像度検出部70、過渡
特性検出部71、および、ビーム電流検出部5などが備
わる形態では、実施の形態4で述べたような利点が得ら
れる。
【0103】(5) 以上の実施の形態では、画像出力部が
CRTである例を示した。しかしながら、この発明で
は、映出される画像の周波数特性が、増幅部2に含まれ
る可変のインダクタによって調整可能なすべての画像出
力部が使用可能である。特に、実施の形態5,6におい
ては、周波数特性の調整が、可変のインダクタを通じて
行われることを必要としない画像出力部も、広く使用可
能である。
【0104】
【発明の効果】第1の発明の装置では、増幅部のゲイン
の周波数特性が可変インダクタの誘導を通じて制御され
るので、画像信号に適する周波数特性を容易に、かつ、
電気的に設定することができ、視認性の良好な画像を得
ることができる。
【0105】第2の発明の装置では、可変インダクタが
増幅器と画像出力部との間の経路に介挿されているの
で、従来装置のインダクタを、可変のインダクタへと置
き換えることによって、増幅部が実現する。このため、
従来装置における設計データ等の資源を、そのまま利用
することができ、設計および製造に要するコストを節減
することができる。
【0106】第3の発明の装置では、可変インダクタ
が、互いに誘導結合した一次コイルと二次コイルとを含
んでおり、二次コイルに流れる電流を制御することによ
って、一次コイルの誘導が制御されるので、周波数特性
の電気的制御が、特に容易に行われ得る。
【0107】第4の発明の装置では、入力された画像信
号の解像度に応じて変わるように、周波数特性が制御さ
れるので、入力された画像信号の解像度に、視覚上、適
した周波数特性を、自動的に実現することができる。
【0108】第5の発明の装置では、画像出力部へ供給
される画像信号のパルス波形が目標へ近づくように、周
波数特性が制御されるので、入力された画像信号のパル
ス波形に関わりなく、視覚上、適した周波数特性を、自
動的に実現することができる。
【0109】第6の発明の装置では、画像出力部へ映出
される画像が二値画像であるときに、画像がノーマル表
示かリバース表示かに応じて、周波数特性が適切に変更
されるので、表示の種別が変わっても、視認性の良好な
画像の映出が自動的に実現する。
【0110】第7の発明の装置では、画質の制御が、全
体画像の中の指定された特定範囲に対して選択的に行わ
れ得るので、複数種類の画像が映出される全体画像の中
の特定画像に限って、画像の種類に合致するように、例
えば、周波数特性、明るさ等の画質を、制御することが
可能である。
【0111】第8の発明の装置では、画像信号と同時に
外部から入力される同期信号に重畳された位置信号にも
とづいて、特定範囲が決定されるので、画像信号を送出
する外部装置によって特定範囲を指定することが可能で
ある。
【0112】第9の発明の装置では、外部から入力され
る画像信号に重畳された位置信号にもとづいて、特定範
囲が決定されるので、画像信号を送出する外部装置によ
って特定範囲を指定することが可能である。しかも、位
置信号が画像信号に重畳されているので、画面に位置信
号が映し出される。このため、特定範囲を視覚によって
把握することが容易である。
【0113】第10の発明の装置では、位置信号にもと
づいて、例えば、周波数特性、明るさ等の、制御すべき
画質の種別が判別されるので、外部装置によって、特定
範囲に対して行うべき画質制御の種別をも指定すること
が可能である。このため、映出されるべき様々な形態の
画像に対して、視認性を高めるための画質の制御が、柔
軟に行われ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の装置のブロック図である。
【図2】 実施の形態1の装置の動作説明図である。
【図3】 実施の形態1の装置の動作説明図である。
【図4】 実施の形態1の装置の動作説明図である。
【図5】 実施の形態1の装置の動作説明図である。
【図6】 実施の形態2の装置のブロック図である。
【図7】 実施の形態2のFETの特性を示すグラフで
ある。
【図8】 実施の形態2の装置の動作説明図である。
【図9】 実施の形態2の装置の別の例のブロック図で
ある。
【図10】 実施の形態3の装置のブロック図である。
【図11】 実施の形態4の装置のブロック図である。
【図12】 実施の形態4の装置の動作説明図である。
【図13】 実施の形態4の装置の動作説明図である。
【図14】 実施の形態4の装置の動作説明図である。
【図15】 実施の形態4の装置の動作説明図である。
【図16】 実施の形態4の装置の動作説明図である。
【図17】 実施の形態4の装置の動作説明図である。
【図18】 実施の形態4の装置の動作説明図である。
【図19】 実施の形態4の装置の別の例のブロック図
である。
【図20】 実施の形態5の装置のブロック図である。
【図21】 実施の形態5の装置の動作説明図である。
【図22】 実施の形態5の範囲指定部のブロック図で
ある。
【図23】 実施の形態6の装置のブロック図である。
【図24】 実施の形態6の装置の動作説明図である。
【図25】 従来の装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 CRT(画像出力部)、2 増幅部、3 インダク
タ、4 制御部、5ビーム電流検出部(輝度検出部)、
8 範囲指定部、10 画面、20 増幅器、31 一
次コイル、32 二次コイル、40 駆動制御部、41
電流調整部、70 解像度検出部、71 過渡特性検
出部、73 操作部、81,84 位置信号抽出部、8
2,85 範囲決定部、83,86 画質制御解読部、
90外部装置、I 電流、J ビーム電流、Pin, Pin
(R,G,B), Pc 画像信号、Sync,Sync(H,V) 同期信号。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号が表現する画像を映出する画像
    出力部と、 可変インダクタを有し、当該可変インダクタの誘導にも
    とづく周波数特性をもつゲインをもって、前記画像信号
    を増幅して前記画像出力部へ供給する増幅部と、 前記誘導を制御することによって、前記周波数特性を制
    御する制御部と、を備える画像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像表示装置におい
    て、 前記増幅部は、前記画像信号を増幅する増幅器を、さら
    に有し、 前記可変インダクタが、前記増幅器と前記画像出力部と
    の間の経路に介挿されている画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像表
    示装置において、 前記可変インダクタが、互いに誘導結合した一次コイル
    と二次コイルとを含んでおり、 前記一次コイルは、前記増幅器へ接続されており、 前記二次コイルは、前記制御部へ接続されており、 前記誘導は、前記一次コイルの誘導であり、 前記制御部は、前記二次コイルにおいて、前記一次コイ
    ルに流れる電流によって励起される電流を制御すること
    によって、前記一次コイルの誘導を制御する画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の画像表示装置において、 前記画像信号の解像度を、前記画像の同期信号にもとづ
    いて検出する解像度検出部を、さらに備え、 前記制御部は、前記周波数特性を、前記画像信号の解像
    度に依存して変化させる画像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の画像表示装置において、 前記増幅部から出力される前記画像信号のパルス波形を
    検出する過渡特性検出部を、さらに備え、 前記制御部は、前記周波数特性を制御して、前記過渡特
    性検出部で検出された前記パルス波形を目標に近づける
    画像表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の画像表示装置において、 前記画像出力部に映出される画像の輝度を検出する輝度
    検出部を、さらに備え、 前記制御部は、前記輝度検出部で検出された前記輝度に
    もとづいて、映出される前記画像が、ノーマル表示の二
    値画像であるか否か、および、リバース表示の二値画像
    であるか否か、を判定し、ノーマル表示の二値画像に対
    しては、前記ゲインの高周波成分を強め、リバース表示
    の二値画像に対しては、弱めるように、前記周波数特性
    を制御する画像表示装置。
  7. 【請求項7】 画像信号が表現する画像を映出する画像
    出力部と、 全体画像の中の特定範囲を指定する範囲指定部と、 前記範囲指定部が指定する前記特定範囲に対して選択的
    に、前記画像の画質を制御する制御部と、を備える画像
    表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像表示装置におい
    て、 前記範囲指定部は、 前記画像の同期信号に重畳された位置信号を、前記同期
    信号の中から抽出する位置信号抽出部と、 抽出された前記位置信号の前記同期信号における位置に
    もとづいて、前記特定範囲を決定し、前記制御部へ指定
    する範囲決定部とを、備える画像表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の画像表示装置におい
    て、 前記範囲指定部は、 前記画像信号に重畳された位置信号を、前記画像信号の
    中から抽出する位置信号抽出部と、 抽出された前記位置信号の前記画像信号における位置に
    もとづいて、前記特定範囲を決定し、前記制御部へ指定
    する範囲決定部とを、備える画像表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の画像
    表示装置において、 前記位置信号は、制御すべき画質の種別をも表現してお
    り、 前記範囲指定部は、抽出された前記位置信号が表現する
    前記種別を解読し、前記制御部へ指定する画質制御解読
    部を、さらに備え、 前記制御部は、前記画質制御解読部が指定する前記種別
    の画質を選択的に制御する画像表示装置。
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