JP2000090402A - ディスク記憶装置及び同装置に適用する電源制御方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及び同装置に適用する電源制御方法

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JP2000090402A
JP2000090402A JP10253993A JP25399398A JP2000090402A JP 2000090402 A JP2000090402 A JP 2000090402A JP 10253993 A JP10253993 A JP 10253993A JP 25399398 A JP25399398 A JP 25399398A JP 2000090402 A JP2000090402 A JP 2000090402A
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voltage power
voltage
disk
low
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Shigeru Takekado
茂 竹門
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2電源方式において、相対的に高電圧電源の供
給を確保できる場合に、ディスクの回転速度の高速化等
による高性能モードに切り替わるディスク記憶装置を提
供することにある。 【解決手段】高電圧電源用の電源入力端子10Aおよび
低電圧電源用の電源入力端子10Bを有する2電源方式
のディスクドライブである。電圧モニタ12は、電源入
力端子10Aに高電圧電源HVが供給されるか否かを監
視している。電源コントローラ11は、電源入力端子1
0Aに高電圧電源HVが供給された場合には、当該高電
圧電源HVをモータドライバ21に供給する。コントロ
ーラ20は、電圧モニタ12から高電圧電源HVの供給
を検知されると、高性能モードでの動作制御を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スクドライブに適用し、特に2電源方式のディスク記憶
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型のハードディスクドライブ
(HDD)は、デスクトップ型またはノート型のパーソ
ナルコンピュータ(ホストシステム)の本体内に内蔵さ
れて、必要不可欠な装置として標準装備されている。H
DDは、ディスクを回転させるスピンドルモータ(SP
M)や、ヘッドをディスクの半径方向に移動させるため
のボイスコイルモータ(VCM)等の機構系を有する。
また、HDDは、当該機構系を制御したり、またヘッド
によりディスク上に記録再生するデータの信号処理を行
うためのロジック回路群(実際にはアナログ回路を含
む)を有する。
【0003】HDDでは、ディスクの回転速度及びヘッ
ドのシーク動作速度は、できる限り高速化が望ましい。
この高速化により、ディスクに対するデータ転送速度の
高速化、及びヘッドアクセス時(シーク時)のディスク
の回転待ち時間の短縮化を図り、結果としてデータのア
クセスの高速化を実現できる。このようなHDDの高性
能化には、機構系の主構成要素であるSPMやVCMの
高速駆動が必要となるため、相対的に高電圧(例えば+
12V)の電源供給が要求される。ここで、HDDの高
性能化には、高速化以外に高記録密度化(大容量化)が
あるが、ここでは高速化を意味する。
【0004】一方、ロジック回路群の動作には、相対的
に低電圧(例えば+3〜+5V)の電源供給があれば十
分である。AC電源の供給を標準とするデスクトップ型
のパーソナルコンピュータは十分な電源容量を確保でき
るため、前記のような高電圧と低電圧の2電源方式を採
用したHDDが標準装備されている。即ち、2電源方式
を採用したHDDでは、SPMやVCMのモータドライ
バには+12Vの高電圧電源が供給されて、ロジック回
路群には+5Vの低電圧電源が供給される構成になって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の2電源方式を採
用したHDDに対して、ノート型パーソナルコンピュー
タに標準装備されている小型HDDは、例えば+5Vの
低電圧電源のみの単一電源方式が採用されている。これ
は、ノート型パーソナルコンピュータは、バッテリ充電
方式が採用されており、相対的に電源容量が十分ではな
く、低消費電力化が重要な性能の一つになっているため
である。このため、ノート型用のHDDは、相対的にデ
ィスク回転速度が低速であり、これに伴ってデータ転送
速度及びヘッドのシーク速度が低速によりデータのアク
セス速度が低速である。
【0006】ここで、ノート型のパーソナルコンピュー
タにおいても、充電式バッテリだけでなく、AC電源の
供給が可能であることが一般的であるため、AC電源の
供給を確保できれば、十分な電源容量を確保できる。従
って、ノート型用のHDDにおいても、SPMやVCM
のモータドライバには例えば+12Vの高電圧電源を供
給して、高速化を実現することが望ましい。しかしなが
ら、デスクトップ型用のHDDと同様に、単純に高電圧
電源と低電圧電源の2電源方式を採用することはできな
い。即ち、携帯性に特徴のあるノート型のパーソナルコ
ンピュータは充電式バッテリだけで動作する状況が多い
ため、ノート型用のHDDには低電圧電源により駆動す
る低消費電力モードが必要不可欠な性能になっている。
【0007】デスクトップ型用のHDDでは、AC電源
供給の確保を前提としているため、SPMやVCM等の
機構系には常に高電圧電源(即ち、定格電源)が供給さ
れて、ディスクの回転数などは一定である(換言すれ
ば、低消費電力モードと高性能モードの切替えはな
い)。これに対して、ノート型用のHDDでは、充電式
バッテリによる低電圧電源が定格電源であり、AC電源
供給が確保された場合に、定格電源による標準モード
(低消費電力モード)からディスクの回転数の高速化な
どの高性能モードに切り替わる方式が望ましい。
【0008】そこで、本発明の目的は、2電源方式にお
いて、相対的に高電圧電源の供給を確保できる場合に、
ディスクの回転速度の高速化等による高性能モードに切
り替わるディスク記憶装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置の駆動電
源として高電圧電源および低電圧電源の2電源を使用す
るディスクドライブに関する。即ち、高電圧電源および
低電圧電源のそれぞれを供給するための電源供給手段
と、電源供給手段による高電圧電源の供給を監視する監
視手段と、監視手段からの監視結果に基づいて高電圧電
源供給がある場合には高電圧での高性能化が有効となる
所定のデバイスに当該高電圧電源を供給して駆動制御す
る制御手段とを備えたディスク記憶装置である。
【0010】具体的には、本発明の装置は、標準モード
では低電圧電源の供給によるディスク駆動(データの記
録再生動作)を実行する。即ち、標準モードでは低消費
電力化モードに相当し、電源容量が制限されている例え
ばバッテリ駆動の携帯型パーソナルコンピュータのディ
スクドライブに適用できる。
【0011】一方、当該携帯型パーソナルコンピュータ
において、例えばAC電源を使用できる場合には、本発
明の装置は高電圧電源の供給を受けることができる。こ
の高電圧電源の供給を受ける場合には、高性能モードで
のディスク駆動を実行する。即ち、ディスクの回転速度
を相対的に高速化する。また、ヘッドのシーク速度も高
速化する。これにより、結果としてアクセス速度を高速
化する高性能モードを実現する。要するに、本発明の構
成であれば、バッテリによる低電圧電源を定格電源とす
る例えばノート型パーソナルコンピュータに使用される
ディスクドライブに有効である。即ち、当該パーソナル
コンピュータの電源としてAC電源供給が確保された場
合に、定格電源による標準モード(低消費電力モード)
からディスクの回転数の高速化などの高性能モードに切
り替えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本実施形態に関係するデ
ィスク記憶装置の要部を示すブロック図である。 (ディスクドライブの構成)本実施形態の装置は、例え
ばノート型のような携帯型パーソナルコンピュータ(ホ
ストシステム2と表記する)の本体内部に標準装備され
るハードディスクドライブ(HDD)1を想定する。
【0013】本HDD1は、外部から電源供給を受ける
ための高電圧(+12V)の電源入力端子10Aおよび
低電圧(+5V)の電源入力端子10Bを備えている。
通常では、HDD1は、ホストシステム2から各電源
(高電圧電源HV及び低電圧電源LV)を供給される。
ホストシステム2は、高電圧電源HVを例えばディスプ
レイ装置などの動作電源として使用し、また低電圧電源
LVをCPUなどのロジック回路群の動作電源として使
用する。各電源入力端子10A,10Bは、電源コント
ローラ11に接続されている。
【0014】電源コントローラ11は、本発明の主要素
であり、ダイオード素子13A,13Bからなる電源供
給制御回路13および電源電圧モニタ12を有する。電
源電圧モニタ12は、電源入力端子10Aの電圧レベル
を監視し、高電圧電源HVが供給されたことを検知する
機能を有する。電源電圧モニタ12は、電源入力端子1
0Aに高電圧電源HVが供給されたことを検知すると、
検知信号をコントローラ20に出力する。電源供給制御
回路13は、電源入力端子10Aに入力される高電圧電
源HVを、電源ライン14Aを通じてモータドライバ2
1に供給する。このとき、ダイオード素子13Bの逆電
圧接続により、高電圧電源HVがロジック回路群22に
は供給されない。一方、電源入力端子10Aには高電圧
電源HVが供給されずに、電源入力端子10Bに入力さ
れる低電圧電源LVのみの場合には、電源供給制御回路
13はダイオード素子13B及び電源ライン14Aを通
じて低電圧電源LVをモータドライバ21に供給する。
また、電源供給制御回路13は、ロジック回路群22に
は常に電源ライン14Bを通じて低電圧電源LVを供給
する。
【0015】HDD1は、電源コントローラ以外に、通
常のドライブを構成するコントローラ20、モータドラ
イバ21、ロジック回路群22、ディスク23などの各
要素を備えている。コントローラ20は、ディスク23
とホストシステム2間のリード/ライトデータの転送を
制御するなどの機能を備えたディスクコントローラ以外
に、HDD1のメイン制御要素であるCPU(マイクロ
プロセッサ)も含む。モータドライバ21は、ディスク
23を回転させるスピンドルモータ(SPM)および図
示しないヘッドアクチュエータを駆動するためのボイス
コイルモータ(VCM)を駆動するための駆動回路であ
る。ヘッドアクチュエータは、ヘッドを搭載して、アク
セス時にディスク23の半径方向にシーク動作させるヘ
ッド移動機構である。ロジック回路群22は、前記のコ
ントローラ20以外の各種のロジック回路であり、リー
ド/ライトデータや信号処理を実行するリード/ライト
回路のようにアナログ回路も含む。 (電源制御動作)以下図1と共に、図2のフローチャー
トを参照して同実施形態の電源制御動作を説明する。
【0016】同実施形態のHDD1は、ノート型パーソ
ナルコンピュータであるホストシステム2の本体内部に
設けられて、ホストシステム2から電源供給がなされ
る。ここで、ホストシステム2は、標準モードでは充電
式バッテリにより駆動し、AC電源に接続したときにH
DD1に対して例えば+12Vの高電圧電源HVを供給
することを想定する。従って、標準モードでは、HDD
1に対しては例えば+5Vの低電圧電源LVのみが供給
される。
【0017】このような前提に基づいて、HDD1側の
電源コントローラ11の動作を説明する。まず、ホスト
システム2の電源がオンされて動作状態になると、HD
D1にも電源入力端子10A,10Bを通じて電源供給
がなされる(ステップS1)。電源コントローラ11で
は、電圧モニタ12は電源入力端子10Aの電圧レベル
を監視し、高電圧電源HVの供給を検知する監視動作を
開始する(ステップS2)。
【0018】ここで、ホストシステム2が充電式バッテ
リを電源とする標準モードで動作する場合には、HDD
1の電源入力端子10Aには高電圧電源HVの供給はな
く、電源入力端子10Bに低電圧電源LVのみが供給さ
れる(ステップS3のNO)。電源コントローラ11
は、電源ライン14Bを通じて低電圧電源LVをロジッ
ク回路群22に供給する。また、電源ライン14Aを通
じて低電圧電源LVをモータドライバ21に供給する
(ステップS4)。このような低電圧電源LVの供給に
より、HDD1は標準モードでの動作を行う(ステップ
S5)。即ち、標準モードでは、モータドライバ21は
例えば+5Vの低電圧電源LVにより、SPMおよびV
CMを駆動制御することになる。従って、SPMにより
ディスク23は、定格の例えば4,200rpm程度の
回転数で回転する。
【0019】一方、ホストシステム2がAC電源を使用
する場合には、HDD1の電源入力端子10Aには高電
圧電源HVの供給がなされて、電源入力端子10Bには
低電圧電源LVが供給される(ステップS3のYE
S)。電圧モニタ12は電源入力端子10Aの電圧レベ
ルが高電圧レベル(例えば+12V)になったことを検
知すると、その検知信号をコントローラ20に出力す
る。
【0020】電源コントローラ11は、電源ライン14
Aを通じて高電圧電源HVをモータドライバ21に供給
する(ステップS6)。また、電源ライン14Bを通じ
て低電圧電源LVをロジック回路群22に供給する。こ
のような高電圧電源HVの供給により、モータドライバ
21は例えば+12Vの高電圧電源HVにより、SPM
およびVCMを駆動制御することができる。コントロー
ラ20は、電圧モニタ12からの検知信号により高電圧
電源HVの供給を認識すると、高性能モードでの動作を
実行する(ステップS7)。具体的には、SPMはモー
タドライバ21から+12Vの高電圧電源HVが供給さ
れることにより、高速回転駆動することになる。従っ
て、ディスク23は、定格の例えば4,200rpm程
度から例えば1万rpm程度まで回転数が増大する。ま
た、VCMもモータドライバ21から+12Vの高電圧
電源HVが供給されることにより、高速駆動が可能とな
る。従って、VCMにより駆動されるヘッドアクチュエ
ータにより、ヘッドはディスク23上を高速にシークす
ることが可能となる。
【0021】以上のように本実施形態によれば、ホスト
システム2が電源容量に制限のある充電式バッテリによ
り動作する場合には、HDD1は例えば+5Vの低電圧
電源LVの供給に従って、標準モードでの動作となる。
即ち、ディスク23の回転速度やヘッドのシーク動作速
度は定格(相対的に低速)であり、換言すれば低消費電
力化モードで動作する。一方、ホストシステム2が電源
容量に余裕のあるAC電源を使用して動作する場合に
は、HDD1は例えば+12Vの高電圧電源HVの供給
を受けられる。従って、HDD1は、ディスク23の回
転速度やヘッドのシーク動作速度を定格よりも高速化
し、標準モードに対して高性能モードでの動作を実行で
きる。具体的には、ディスクの高速回転によりデータ転
送速度の高速化、及びシーク速度の高速化によるアクセ
ス速度の高速化を実現できる。但し、標準モードと高性
能モードのいずれの場合でも、ロジック回路系は低電圧
電源LVである定格電圧電源により動作する。
【0022】要するに、本実施形態は、高電圧電源HV
と低電圧電源LVとを使用する2電源方式を利用して、
高電圧電源HVの供給がある場合には高性能モードで動
作し、低電圧電源LVのみの場合には標準モード(低消
費電力化モード)で動作する。ここで、従来の例えば
3.5インチ型のHDDでは2電源方式を採用している
が、ディスクの回転数は常に一定であり、本実施形態に
相当する高性能モードはない。また、1電源方式により
ディスク回転数を切り替え、低消費電力モードを持つ方
式がある。しかし、この方式では電源電圧が一定のた
め、低消費電力効果が少なく、電源電圧を変換するため
のDC/DCコンバータまたは分圧抵抗回路が必要とな
り、部品点数の増大を招く。また、DC/DCコンバー
タまたは分圧抵抗回路を使用すると、標準モード時での
低消費電力化の効果が低減する等の問題もある。 (変形例1)図3は、本実施形態の変形例を示すブロッ
ク図である。本実施形態は、前述のように、ホストシス
テム2から高電圧電源HVの供給がある場合には、HD
D1は、自動的に高性能モードでの動作に移行すること
を想定している。これに対して、本変形例は、ホストシ
ステム2から高性能モードでの動作を指示するための特
定コマンドHCが発行されて、コントローラ20が当該
特定コマンドHCを受信すると高性能モードでの動作に
移行する方式である。
【0023】即ち、本変形例のHDD1では、コントロ
ーラ20は、電源コントローラ11の電圧モニタ12か
ら高電圧電源HVの供給に応じた検知信号を受信し、か
つホストシステム2から特定コマンドHCを受信すると
高性能モードでの動作に移行する。要するに、本変形例
は、パーソナルコンピュータのユーザの選択に応じて、
HDD1を標準モードまたは高性能モードのいずれかで
動作させるものである。ここで、当然ながら、コントロ
ーラ20は電圧モニタ12から高電圧電源HVの供給に
応じた検知信号を受信しない場合には、特定コマンドH
Cを受信しても高性能モードでの動作を実行できない。
なお、これ以外の構成及び動作は、本実施形態の場合と
同様であるため説明を省略する。 (変形例2)図4は、本実施形態の変形例2を示すブロ
ック図である。本実施形態は、前述のように、電源コン
トローラ11の電源供給制御機能として、ダイオード素
子13A,13Bを使用した電源供給制御回路13を使
用している。これに対して、本変形例は、電源コントロ
ーラ11の電源供給制御機能として、例えばメカニカル
リレーを使用した電源供給切替え回路40を使用したH
DD1である。
【0024】電源供給切替え回路40は、電圧モニタ1
2からの制御信号(検知信号)により接続接点が切り替
わる回路である。具体的には、図5のフローチャートを
参照して説明する。なお、電源供給切替え回路40以外
の構成は、本実施形態の場合と同様であるため説明を省
略する。
【0025】まず、ホストシステム2の電源がオンされ
て動作状態になると、HDD1にも電源入力端子10
A,10Bを通じて電源供給がなされる(ステップS1
0)。電源コントローラ11では、電圧モニタ12は電
源入力端子10Aの電圧レベルを監視し、高電圧電源H
Vの供給を検知する監視動作を開始する(ステップS1
1)。
【0026】ここで、ホストシステム2が充電式バッテ
リを電源とする標準モードで動作する場合には、HDD
1の電源入力端子10Aには高電圧電源HVの供給はな
く、電源入力端子10Bに低電圧電源LVのみが供給さ
れる(ステップS12のNO)。電源コントローラ11
では、電源供給切替え回路40は、電圧モニタ12から
検知信号が出力されないときには、電源入力端子10B
に電源ライン14Aを接続している。従って、モータド
ライバ21には電源ライン14Aを通じて低電圧電源L
Vが供給されている(ステップS13)。また、ロジッ
ク回路群22には、電源ライン14Bを通じて低電圧電
源LVが供給される。即ち、HDD1は標準モードでの
動作を行う(ステップS14)。この標準モードでは、
モータドライバ21は例えば+5Vの低電圧電源LVに
より、SPMおよびVCMを駆動制御することになる。
【0027】一方、ホストシステム2がAC電源を使用
する場合には、HDD1の電源入力端子10Aには高電
圧電源HVの供給がなされて、電源入力端子10Bには
低電圧電源LVが供給される(ステップS12のYE
S)。電圧モニタ12は電源入力端子10Aの電圧レベ
ルが高電圧レベル(例えば+12V)になったことを検
知すると、その検知信号をコントローラ20に出力す
る。このとき、電源供給切替え回路40は、電圧モニタ
12から制御信号(検知信号)を与えられると、電源入
力端子10Aに電源ライン14Aを接続するように切替
え動作を実行する(ステップS15)。
【0028】この切替え動作に応じて、電源コントロー
ラ11は、電源ライン14Aを通じて高電圧電源HVを
モータドライバ21に供給する(ステップS16)。ま
た、電源ライン14Bを通じて低電圧電源LVをロジッ
ク回路群22に供給する。このような高電圧電源HVの
供給により、モータドライバ21は例えば+12Vの高
電圧電源HVにより、SPMおよびVCMを駆動制御す
ることができる。コントローラ20は、電圧モニタ12
からの検知信号により高電圧電源HVの供給を認識する
と、高性能モードでの動作を実行する(ステップS1
7)。
【0029】以上のように本変形例によれば、ホストシ
ステム2から例えば+12Vの高電圧電源HVの供給を
受けると、電源供給切替え回路40の切替え動作によ
り、HDD1は、ディスク23の回転速度やヘッドのシ
ーク動作速度を定格よりも高速化する高性能モードでの
動作を実行できる。本変形例では、電源供給切替え回路
40としてメカニカルリレーを使用することにより、本
実施形態のようなダイオード素子(整流素子)13A,
13Bに発生する電圧降下を最小限に抑制できる効果が
ある。それ以外の効果は本実施形態の場合と同様であ
る。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、2
電源方式において、相対的に高電圧電源の供給を確保で
きる場合に、ディスクの回転速度の高速化等による高性
能モードに切り替わるディスク記憶装置を提供すること
ができる。従って、本発明を特にノート型のような携帯
型パーソナルコンピュータのHDDに適用した場合に、
バッテリなどを使用して電源容量に制限がある場合に
は、相対的に低電圧電源による標準モードでの動作を実
行して、低消費電力化の効果を高めることが可能とな
る。一方、AC電源などを使用して電源容量に余裕があ
る場合には、相対的に高電圧電源による高性能モードで
の動作を実行できる。これにより、低消費電力化モード
と高性能モードとを必要に応じて切り替えることができ
る有用なディスク記憶装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係するディスク記憶装置
の要部を示すブロック図。
【図2】同実施形態の電源制御動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図3】同実施形態の変形例1に関係するディスク記憶
装置を示すブロック図。
【図4】同実施形態の変形例2に関係するディスク記憶
装置を示すブロック図。
【図5】同変形例2の電源制御動作を説明するためのフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ(HDD) 2…ホストシステム(パーソナルコンピュータ) 10A,10B…電源入力端子 11…電源コントローラ 12…電圧モニタ 13…電源供給制御回路 14A,14B…電源ライン 20…コントローラ(HDC, CPU) 21…モータドライバ 22…ロジック回路群 23…ディスク 40…電源供給切替え回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを記録媒体として使用し、当該
    ディスクに対してデータの記録再生を行う各種デバイス
    を有するディスク記憶装置であって、 装置の駆動電源として高電圧電源および低電圧電源のそ
    れぞれを供給するための電源供給手段と、 前記電源供給手段による前記高電圧電源の供給を監視す
    る監視手段と、 前記監視手段からの監視結果に基づいて、前記電源供給
    手段による前記高電圧電源供給がある場合には高電圧で
    の高性能化が有効となる所定のデバイスに当該高電圧電
    源を供給して駆動制御し、前記電源供給手段から前記低
    電圧電源の供給のみの場合には当該低電圧電源供給によ
    る各種デバイスの駆動制御を実行する制御手段とを具備
    したことを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 【請求項2】 ディスクを記録媒体として使用し、当該
    ディスクに対してデータの記録再生を行う各種のデバイ
    スを有するディスク記憶装置であって、 装置の駆動電源として高電圧電源および低電圧電源のそ
    れぞれを供給するための電源供給手段と、 前記電源供給手段による前記高電圧電源の供給を監視す
    る監視手段と、 ホストシステムから高性能動作を示すコマンドを受け
    て、かつ前記監視手段からの監視結果に基づいて前記電
    源供給手段による前記高電圧電源供給がある場合には高
    電圧での高性能化が有効となる所定のデバイスに当該高
    電圧電源を供給して駆動制御し、前記電源供給手段から
    前記低電圧電源の供給のみの場合には当該低電圧電源供
    給による各種デバイスの駆動制御を実行する制御手段と
    を具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
  3. 【請求項3】 ディスクを記録媒体として使用し、当該
    ディスクに対してデータの記録再生を行う各種のデバイ
    スを有するディスク記憶装置であって、 装置の駆動電源として高電圧電源および低電圧電源のそ
    れぞれを供給するための電源供給手段と、 前記電源供給手段による前記高電圧電源の供給を監視す
    る監視手段と、 前記監視手段からの監視結果に基づいて、前記電源供給
    手段による前記高電圧電源供給がある場合には高電圧で
    の高性能化が有効となる所定のデバイスに当該高電圧電
    源を供給し、前記電源供給手段から前記低電圧電源の供
    給のみの場合には当該低電圧電源を前記所定のデバイス
    に供給する電源切替え手段とを具備したことを特徴とす
    るディスク記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記電源供給手段は、外部から供給され
    る前記高電圧電源を入力するための第1の入力端子およ
    び外部から供給される前記低電圧電源を入力するための
    第2の入力端子を有することを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3のいずれか記載のディスク記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記監視手段は、前記電源供給手段から
    供給される電源電圧レベルを監視し、所定の高電圧レベ
    ルを検出したときに前記高電圧電源の供給がなされてい
    ることを示す信号を出力することを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3のいずれか記載のディスク記憶
    装置。
  6. 【請求項6】 高性能化が有効となる所定のデバイス
    は、ディスクを回転させるスピンドルモータを駆動する
    ためのモータドライバまたは当該ディスクに対してデー
    タの記録再生動作を行うためのヘッドを移動させるボイ
    スコイルモータを駆動するためのモータドライバである
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいず
    れか記載のディスク記憶装置。
  7. 【請求項7】 ディスクを記録媒体として使用し、当該
    ディスクに対してデータの記録再生を行う各種デバイス
    および装置の駆動電源として高電圧電源および低電圧電
    源のそれぞれを供給するための電源供給手段を備えたデ
    ィスク記憶装置に適用する電源制御方法であって、 前記電源供給手段による前記高電圧電源の供給を検出す
    るステップと、 前記検出ステップにより前記高電圧電源供給がある場合
    には、高電圧での高性能化が有効となる所定のデバイス
    に当該高電圧電源を供給し、当該所定のデバイス以外の
    各種のデバイスに対して前記低電圧電源を供給するステ
    ップと、 前記電源供給手段から前記低電圧電源の供給のみの場合
    には、当該低電圧電源を前記所定のデバイスを含む各種
    のデバイスに対して前記低電圧電源を供給するステップ
    とを有することを特徴とする電源制御方法。
  8. 【請求項8】 記録媒体であるディスクと、当該ディス
    クに対してデータの記録再生を行うヘッドと、当該ディ
    スク及びヘッドを駆動するための各種デバイスとを有
    し、ホストシステムと接続して駆動電源を供給されるデ
    ィスク記憶装置であって、 前記ホストシステムから供給される高電圧電源及び低電
    圧電源のそれぞれを入力するための第1及び第2の入力
    端子と、 前記第1 の入力端子における電源電圧レベルを監視し、
    所定の高電圧レベルを検出したときに前記高電圧電源の
    供給がなされていることを示す信号を出力する監視手段
    と、 前記監視手段からの信号に応じて前記高電圧電源を高電
    圧での高性能化が有効となる所定のデバイスに供給する
    と共に、前記第2の入力端子を介して供給される前記低
    電圧電源を当該所定のデバイス以外の各種デバイスに供
    給する高性能モードを実行し、また前記第2の入力端子
    を介して前記低電圧電源の供給のみの場合には当該低電
    圧電源を当該所定のデバイスを含む各種デバイスに供給
    する標準モードを実行する電源制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするディスク記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003173611A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Hitachi-Lg Data Storage Inc 記録再生装置

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