JP2000082026A - 案件管理システム - Google Patents

案件管理システム

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JP2000082026A
JP2000082026A JP10252186A JP25218698A JP2000082026A JP 2000082026 A JP2000082026 A JP 2000082026A JP 10252186 A JP10252186 A JP 10252186A JP 25218698 A JP25218698 A JP 25218698A JP 2000082026 A JP2000082026 A JP 2000082026A
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Makoto Matsumoto
誠 松本
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】案件管理システムにおいて、共用データベース
による情報一元管理、及び電子帳票による定型フォーマ
ット、及び電子メールの有効活用、及び電子承認の効果
的利用がなされていなかった。 【解決手段】ネットワークに接続された複数の電子計算
機を使用して、報告書や文書などの案件情報をデータベ
ースで管理する案件管理システムにおいて、前記データ
ベースをアクセスする手段と、前記案件情報についての
メッセージを交換する電子メールとの連携手段を備える
ことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続された複数の電子計算機を使用したシステムに関し、
特に報告書や文書を管理したり、関連する情報を電子メ
ールでメッセージを交換したりして作業を進める案件管
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客関連の問合わせや要望は単独
で発生する場合もあるが、引合い規模の大きい案件は、
見積会議等でSE/営業部署から営業状況の説明と共
に、まとめて懸案事項や要求が提示され、見積り会議に
対応した部署が、関連する部署への報告書や他部署への
回答依頼書は電子メールを用いて展開している。
【0003】このとき、回答依頼書だけが送付されてき
た時には、その背景となる報告書を探すのに手間がかか
る。回答依頼書に常に背景となる報告書を添付して展開
するのでは、報告書を添付する手間がかかり、電子メー
ルの通信容量も大きくなり無駄が多い、という問題点が
ある。
【0004】また、顧客関連の上述のような問合わせや
要望、報告書等の情報を、対象製品の担当設計部署に電
子メールで連絡する場合、製品の設計部署を探す手間が
かかる場合や、担当部署が移管されたことを知らない等
の思わぬ不注意や勘違いなどから、誤った部署に連絡し
てしまう場合が度々発生するという問題点がある。ま
た、特開平7−152776号公報には、顧客の問合わ
せに応答し検索するものが開示されるが、顧客の問い合
せに円滑に応答する検索技術であり、案件の処理の管理
については示されていない。
【0005】また、特開平9−261267号公報に
は、案件毎の業務処理の連携において、電子メールの送
達状況の管理が開示されるが、案件そのものの管理につ
いては示されていない。
【0006】また、一般的なワークフローの概念では、
案件の処理を課題の作成・承認から回答の作成・承認を
業務フローで定義して運用する形態の場合、業務フロー
のなかの一部の対象者にしか案件情報やその処理状態が
伝わらないために、不特定な他部署から案件情報やその
処理状態を参照したい場合などへの柔軟なシステム運用
をすることが難しい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で記載し
たような問題がある。本発明の目的は、共用データベー
スによる承認ステータスまで含めた情報一元管理、及び
共用データベースに蓄積された案件データに対して、そ
の案件の背景となる案件を自動的に(ユーザがキーワー
ド等を工夫することなしに)検索できるような、案件デ
ータ間の関連付け機能及び、電子帳票による定型フォー
マットを利用し、帳票イメージのビューアでデータベー
スのデータ操作や、同じビューアから電子メールを送付
可能とする機能、及び電子メールの、宛先アドレスを探
す手間を節約すると共に、誤った部署への送付を防ぐこ
とを支援するような有効活用、及び承認されたデータに
対する権限階層によるアクセス制御や、承認されたデー
タを承認済みであると識別できる文書として印刷要求す
るような電子承認の効果的利用により、効率的な処理を
する案件管理システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ネットワークに接続された複数の電子計
算機を使用するシステムにおいて、案件情報をデータベ
ースとして蓄積する案件データベース手段と、案件情報
データベースに対する処理を行う案件データベース処理
手段と、本システムへのログイン制御及び、データへの
参照/更新権限を制御するアクセス管理手段と、本シス
テムの利用者全員のパスワード・電子メール宛先及びア
クセス権限/承認権限等の利用者情報、及び利用者とそ
の担当製品の間の対応関係を表す製品・人事情報取得手
段とを有する計算機または計算機群と、利用者が案件デ
ータの操作/加工を容易にするための画面ビューア手段
と、案件を他の利用者に連絡する際の電子メール連携手
段とを有する計算機群とからなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、会議や質
問/問合わせ等で発生した案件をクライアント・サーバ
型のシステムで管理する一実施の形態として説明する。
【0010】まず、管理対象の案件とは、会議議事録の
ように、それ自身には回答を求めないような報告書、解
決すべき課題であり、調査/回答を求められているもの
の2種類に大別する。前者のような案件を「報告書」と
よび、単に「案件」といえば、後者のような案件を指す
ものとする。
【0011】図1は本実施形態に関係する案件管理シス
テムのシステム構成を表すブロック図である。
【0012】案件(「報告書」及び「案件」)は、サー
バ機110の案件データベース1112に蓄積し、案件
データベース処理111で一元管理する。案件データベ
ース処理111は、案件データベース基本処理部111
1とシステム情報作成部1115と製品・人事情報選択
部1114からなる。案件データベース基本処理部11
11は、案件データベース1112の参照/更新/蓄積
/検索/追加/削除等を制御する。システム情報作成部
1115は、案件データの各々に後述のシステム情報を
作成する。製品・人事情報選択部1114は後述の製品
・人事情報データベース1113から必要な情報を選択
して取得する。
【0013】次に、案件データベース1112に蓄積さ
れる案件データ(「報告書」及び「案件」)のフィール
ドについて説明する。
【0014】「報告書」のフィールドの例を図2に示
す。概略的に「報告書」は、基礎情報として、案件ID
207,承認ステータス211,文書種別206,顧客
名201(顧客名称),発生日202(会議日等,当該
「報告書」の案件の発生日),担当者(配布先204,
作成者名208,承認者名209),作成部署コード2
10(作成者名208の作成者の所属する部署の部署コ
ード)製品名203(会議等、当該「報告書」で議論に
あがった製品名を1つまたは複数記載。後述参照)に細
分された各フィールドと,会議等の内容を記述するフィ
ールド(内容205)からなる。
【0015】また「案件」のフィールドの例を図3に示
す。概略的に「案件」は、基礎情報として、案件ID3
12,承認ステータス(課題承認ステータス319,回
答承認ステータス320),文書種別311,顧客名3
01(顧客名称),受付日302(回答依頼した日),
回答期限303(回答期限日),要求元308(顧客名
または担当営業部署名等当該案件作成者にとりまとめ回
答を要求しているところの名称),完了日305(要求
元308へのとりまとめ回答完了日),担当者(配布先
307、案件作成者名313、案件承認者名314、回
答作成者名316、回答承認者名317),案件作成部
署コード315(案件作成者名313の作成者の所属す
る部署の部署コード),回答承認部署コード318(回
答作成者名316の作成者の所属する部署の部署コー
ド),製品名306(調査/回答の対象となる製品名を
1つまたは複数記載。後述参照)「報告書」ID321
(後述参照)に細分された各フィールドと、課題の内容
からなるフィールド(課題内容309)と、回答の内容
からなるフィールド(回答内容310)からなる。
【0016】ここで、案件ID(207及び312)は
案件作成時に案件データベース処理111のシステム情
報作成部1115で、案件毎に一意なように採番登録さ
れる。文書種別(206及び311)は当該の案件デー
タが「報告書」であるか「案件」であるかを区別する識
別子で、文書種別206には「報告書」を表す識別子
を、文書種別311には「報告書」を表す識別子をシス
テム情報作成部1115が付与する。承認ステータス
(承認ステータス211,課題承認ステータス319,
回答承認ステータス320)は、データが承認済み/未
承認の何れであるかを示すもので、段階的にどのレベル
まで承認されているかが、各々の承認時点でシステム情
報作成部1115が識別子を付与する。承認の段階につ
いての例については後述する。また、「案件」の承認ス
テータスには「案件」作成元の承認ステータス(課題承
認ステータス319)と回答作成元の承認ステータス
(回答承認ステータス320)の2種類ある。担当者
は、(1)当該案件の作成元の担当者(作成者名20
8,承認者名209,案件作成者名313,案件承認者
名314)、(2)当該案件の配布先の担当者(配布先
204,配布先307)、(3)当該案件の回答作成元
の担当者(案件作成者名313,案件承認者名314)
の3種類あり、(1)と(3)は作成/承認の各々の時
点でログイン情報よりシステム情報作成部1115が自
動的に作成する。なお、配布先(204及び307)担
当者は複数者を登録できる。
【0017】図2において、項目名が{ }のフィール
ド(顧客名201,発生日202,製品名203,配布
先204,内容205)は作成者がデータ作成する。図
3において、項目名が{ }のフィールド(顧客名30
1,受付日302,回答期限303,完了日305,製
品名306,配布先307,要求元308,課題内容3
09)は「案件」課題作成者がデータ作成し、項目名が
『 』のフィールド(回答日304,回答内容310)
は回答者がデータ作成する。
【0018】また、図2、図3において、項目名が
[ ]のフィールド(文書種別206,案件ID20
7,作成者名208,承認者名209,作成部署コード
210,承認ステータス211,文書種別311,案件
ID312,案件作成者名313,案件承認者名31
4,案件作成部署コード315,回答作成者名316,
回答承認者名317,回答承認ステータス318,課題
承認ステータス319,回答承認ステータス320,
「報告書」ID321)はシステム情報作成部1115
が自動的に作成するシステム情報である。
【0019】各部署にはクライアント機120のみ必要
台数分設置し、ネットワーク130を経由してサーバ・
クライアント間で、アクセス管理112によりアクセス
条件に従った制御のもとで、案件データベース1112
の情報の参照/更新/検索/蓄積/追加/削除を可能と
する。
【0020】製品・人事情報データベース1113は、
従業員の情報として、パスワード・部署・役職・メール
アドレス等、また製品と担当部署及び製品担当者を対応
付ける情報が格納してあるデータベースである。製品・
人事情報データベース1113をリレーショナルデータ
ベースとして実現する例を図4に示す。
【0021】製品情報レコード410は製品単位に作ら
れ、各レコードは製品名称411(当該製品の名称),
製品担当部署コード412(当該製品の担当部署のコー
ド),製品担当者氏名413(当該製品の担当者名)の
各フィールドからなる。
【0022】ユーザ情報レコード420はユーザ単位に
作られ、各レコードはユーザ名421(当該ユーザの名
前),パスワード422(当該ユーザの案件管理システ
ムへのパスワード),電子メールアドレス423(当該
ユーザの電子メールアドレス),所属部署コード424
(当該ユーザの所属する部署のコード),役職425
(当該ユーザの役職),上長氏名426(当該ユーザの
上長)の各フィールドからなる。
【0023】アクセス条件とその制御としては、アクセ
ス管理112と連携して、本システムへのログイン認証
時に製品・人事情報データベース1113の役職425
を参照して、一定の役職権限者以上のユーザにしか本シ
ステムの一部の機能の使用を許可しないことや、データ
ベースのあるエリアへのアクセスの制限を与えることが
できる。また、案件編集時には上記の案件基礎情報の配
布先担当者(配布先204および配布先307)を記入
する際、対象製品のフィールド(製品名203及び製品
名306)が記述してあれば、製品・人事情報選択部1
114が、各製品名毎に、製品名称をキーに製品・人事
情報データベース1113の製品情報レコード410の
製品名称411を検索し一致したレコードの製品担当者
氏名413を求め、この製品担当者をキーにユーザ情報
レコード420のユーザ名421を検索し上長氏名42
6を求める。
【0024】このようにして製品・人事情報選択部11
14が配布先担当者の候補を選び出し、それをクライア
ント機120の画面ビューア基本制御部1211の処理
で画面ビューア121のプルダウンメニュー等で表示さ
せて選択できるようにする。
【0025】クライアント機120の画面ビューア12
1は、画面ビューア基本制御部1211と画面制御部1
212と電子帳票部1213に分かれている。画面ビュ
ーア基本制御部1211は、案件データについて電子メ
ール発信要求時に電子メール連携を起動させたり、すで
に述べたようにサーバ機110の製品・人事情報選択部
1114で得た配布先担当者候補をプルダウンメニュー
で表示させる等の処理を行う。
【0026】画面制御部1212は、初期メニュー画面
や各種帳票編集画面等の制御をしたり、サーバ機110
の案件データベース基本処理部1111に案件データの
新規作成を要求したりする。電子帳票部1213は数種
類の定型フォーマットの電子帳票を画面表示したり印刷
したりする。クライアント機120からの案件データベ
ース1112の参照/更新は電子帳票のフォーマットを
通すため、報告書/回答書のフォーマットで見易く統一
でき、印刷も可能である。
【0027】また、各種条件検索した結果の案件の一覧
表も一覧表のフォーマットで参照/印刷できる。メニュ
ー画面の例(図10)やクライアント機120からの案
件データベース1112の参照/更新等の編集を行うビ
ューア画面である「報告書」編集画面や「案件」編集画
面の例(図12、13)については後で説明する。
【0028】「報告書」・「案件」の回答には、権限階
層による段階的な電子承認が可能である。電子帳票と連
携して印影やサインも印刷できるため、印刷した文書は
直ちに報告書/回答書として使える。権限階層は、製品
・人事情報データベース1113の役職の階層に従うよ
うにできる。段階的承認は、 「報告書」作成部署 「案件」の課題内容作成部署 「案件」の回答内容作成部署 の各々について、作成者や承認者等の多段階のレベルで
承認ができ、各々のレベル毎に一定の権限階層以上でな
いと承認ができないように設定できる。承認を行ったと
同時に案件基礎情報の承認ステータス211や課題承認
ステータス319、回答承認ステータス318に反映さ
れ、承認されたデータは権限階層が上位のユーザにしか
変更を許さない等のアクセス制御をすることが、アクセ
ス管理112と連携して可能である。
【0029】クライアント機120の間は、電子メール
連携122と、電子メールの起動や電子メールの宛先の
入力ができるインタフェース(宛先インタフェース12
32)や電文の入力ができるインタフェース(電文入力
インタフェース1231)を持つような電子メール機能
123により通信する。電子メール連携122は電子メ
ール基本制御部1221と宛先取込み部1222からな
る。案件を送付する場合は、案件のビューア画面上のメ
ール送信ボタン(後述のメールボタン1503,メール
ボタン1603,メールボタン1604)をマウスでク
リックする等の簡単な操作で、画面ビューア基本制御部
1211が電子メール基本制御部1221を起動させる
ことにより、電子メール機能123から電子メールを送
信できる。
【0030】電子メールの送信先アドレスは、宛先取込
み部1222が案件基礎情報の担当者フィールドから取
込む。詳細は後述する。電子メールで流すデータは案件
データそのものである必要はなく、案件ID(207ま
たは312)のみを電子メールのメールデータに(電子
メール基本制御部1221が)自動付加するだけでもよ
い。
【0031】各種会議等で発生した「案件」は背景とな
る当該会議等の「報告」と関連付けて管理したい。しか
し、懸案の「案件」とその背景となる「報告」が作成さ
れる契機は非同期的である場合が多い。本システムでは
非同期に作成される「報告書」と「案件」を関連付けて
管理することができる。図5は、案件の関連付けと各種
編集画面の遷移全体を説明するための概念図である。メ
ニュー画面501で新規に案件データ(「報告書」また
は「案件」)を作成編集するか、または案件データの検
索をするか選択ができる。
【0032】5513,5514,5512の各矢印
は、各々、メニュー画面501から「報告書」編集画面
503または「案件」編集画面504または案件検索画
面502に遷移する。
【0033】5523,5524の各矢印は、それぞ
れ、案件編集画面502から「報告書」編集画面503
または「案件」編集画面504に遷移する。
【0034】5534,5535の各矢印は、「報告
書」編集画面503上の、「案件」編集ボタン5031
をマウスでクリックする等の操作性で「案件」編集画面
504に、「案件」参照ボタン5032をマウスでクリ
ックする等の操作性で「報告書」関連「案 件」一覧表
画面505に、それぞれ、遷移する。
【0035】5543の矢印は、「案件」編集画面50
4上の「報告書」編集ボタン5041をマウスでクリッ
クする等の操作性で「報告書」編集画面503に遷移す
る。5554,5553の各矢印は、「報告書」関連
「案件」一覧表画面505上の、「案件」ボタン505
5をマウスでクリックする等の操作性で「案件」編集画
面504に、「報告書」に戻る5051(ボタン)をマ
ウスでクリックする等の操作性で当該「報告書」関連
「案件」一覧表画面505に遷移する1つ前のもとの
「報告書」編集画面503に、それぞれ、遷移する。
【0036】上記で説明した矢印の中で太線の矢印55
13,5514,5534は、各々画面が遷移するとき
に画面制御部1212が、サーバ機110の案件データ
ベース基本処理部1111に要求して案件データの新規
作成をする。
【0037】メニュー画面501の例を図10に示す。
図10の例では、メニュー画面501であることを案件
管理システム メニュー1300という表題で表示し、
案件検索1301(ボタン)をマウスでクリックする等
で案件検索画面502に遷移する、また「報告書」編集
1302(ボタン)をマウスでクリックする等で「報告
書」編集画面503に遷移する、また「案件」編集13
03(ボタン)をマウスでクリックする等で「案件」編
集画面504に遷移する。
【0038】案件検索画面の例を図11に示す。図11
の例では、案件検索画面502であることを案件検索1
400という表題で表示し、案件ID(207または3
12)を指定した検索(1401)や、顧客名(201
または301)による検索(1402)や発生日(発生
日202または受付日302)をもとにした検索(14
03)ができる。これら以外にも上述の案件基礎情報を
キーとする検索や案件内容(内容205、課題内容30
9、回答内容310)等の全文検索を行うようにも、案
件データベース処理に対応する検索エンジンの機能に応
じて、機能を追加することができる。
【0039】検索結果は1404に表示されるのである
が、検索結果の表示の具体例は特に示していない。案件
データベース1112に蓄積されたデータの中から目的
の案件データを検索し表示させる(「報告書」であるか
「案件」であるかの文書種別に応じて「報告書」編集画
面503または「案件」編集画面504に遷移する)機
能を持つ。
【0040】処理の流れをフローチャート(図6,7,
8,9)を用いて説明する。
【0041】各種製品の引合いについての会議等に対応
した製品取り纏め等会議報告担当者(以下では単に会議
報告担当者とよぶ)はまず、「報告書」を案件データベ
ース1112上に作成し、今回の引合いに関連した懸案
事項(各種製品についての要望や詳細仕様調査依頼等)
の回答依頼で関連すると思われる個々の製品開発担当者
などに報告する。この会議報告担当者が「報告書」を作
成してからそれに関係する「案件」を関連する製品開発
担当部署に展開し、終わるまでの処理の流れについて図
6のフローチャートに示す。
【0042】会議報告担当者は案件管理システムにログ
インし(601)、メニュー画面501で「報告書」編
集1302を選択する(602)。
【0043】このとき、(9,1)クライアント機12
0の処理としては、画面ビューア121の画面制御部1
212は、「報告書」編集1302を選択したというイ
ベントをとらえて、画面を「報告書」編集画面503に
遷移させ、サーバ機110に新規の「報告書」データの
追加を案件データベース基本処理部1111に要求す
る。
【0044】(9,2)サーバ機110の処理として
は、案件データベース基本処理部1111は新規の「報
告書」データを案件データベース1112に作成し、シ
ステム情報作成部1115が「報告書」データのフィー
ルドのうち、システムが自動的に作成する情報を作成す
る(図2の[ ]のフィールド)。そして、案件データ
ベース基本処理部1111は、作成した当該「報告書」
の案件ID207を、当該「報告書」についてのユーザ
(会議報告担当者)の処理が終わるまで保持する。
【0045】「報告書」編集画面503上で会議報告担
当者は「報告書」を作成する(603)。この「報告
書」にある程度の分かっている範囲の懸案事項は書いて
おいてもよい。この「報告書」を報告することで、関係
部署の喚起を促す。「報告書」編集画面503の例を図
12に示す。図12の各エリアを説明する。当該案件デ
ータが「報告書」であることを顧客案件報告書1504
と表示することで現している。
【0046】配布先のXX1やYY1は配布先204に
記載した配布先の所属部署コードであり、XX2やYY
2は配布先204に記載した配布先の氏名である(15
01)。AAAは作成部署コード210であり、BBB
は承認者名209であり、CCCは作成者名208であ
る(1502)。NNNは案件ID207である(15
05)。KKKは顧客名201である(1508)。D
DDは発生日202である(1507)。PPP,QQ
Q,RRRは各々製品名203に記載の製品名である
(1510)。検討内容が内容205である(151
1)。
【0047】「案件」編集ボタン5031、「案件」参
照ボタン5032、メールボタン1503、承認ボタン
1506をマウスでクリックする等の操作でそれに応じ
た処理を行う。前の二者の場合については図5を用いて
説明した。
【0048】「報告書」の作成を完了した会議報告担当
者は、当該「報告書」の「報告書」編集画面503上の
承認ボタン1506をマウスでクリックする等のよい操
作性で、当該「報告書」についての承認をする。承認ボ
タン1506をマウスでクリックしたというイベントを
画面ビューア121の画面ビューア基本制御部1211
がとらえて、サーバ機110の案件データベース処理1
11に報告することで、案件データベース処理111の
システム情報作成部1115が当該「報告書」の承認ス
テータス211を変更する。
【0049】会議報告担当者の製品・人事情報データベ
ース1113の役職425から判断される承認権限属性
が作成者の権限しかない場合は、別途続いて、会議報告
担当者の承認者権限を持つ上長(製品・人事情報データ
ベース1113の上長氏名426による)が、当該「報
告書」の「報告書」編集画面503上の承認ボタン15
06をマウスでクリックする等で、当該「報告書」につ
いての承認者承認をする。
【0050】図9の「報告書」編集画面503の例で
は、一例として、作成部署AAA・承認者BBB・作成
者CCCは画面上はキャラクタで出力し(1502)、
承認ステータス211は各氏名を色分けまたは濃淡で区
別するような仕組みであり、この「報告書」を印刷する
と承認されているものは電子帳票部1213の機能によ
り承認印の印影が(画面上の各ボタン領域等の余白部分
を利用して)印刷される仕組みである。なお、「報告
書」の承認処理は「報告書」作成処理(603)の中で
行ってよいし、後回しにして別途承認作業をする方法で
もよい。
【0051】「報告書」の展開(個々の製品担当関連部
署に報告する処理)(604)は、前に述べたように、
「報告書」編集画面503上のメールボタン1503を
マウスでクリックする等のよい操作性でできる。また、
前に述べたように、案件データベース1112は(アク
セス管理112で許可されたユーザであれば)全部署の
ユーザから参照できるので、「報告書」を報告された製
品開発担当者以外のユーザが自発的に「報告書」を案件
データの基礎情報などから検索して参照することも可能
である。
【0052】会議報告担当者は、上記「報告書」に関係
する懸案事項等回答を必要とする案件をある程度洗い出
して整理できれば、それらの案件を各項目毎に「案件」
として案件データベース1112上に作成する(605
〜608)。「報告書」にリンク付けたい「案件」の作
成について説明する。
【0053】(1)案件の「案件」への分けかたは、製
品単位でもよいし、依頼先部署単位でもよい。(都合の
よい運用方法を予め決めておく。) (2)「案件」を作成するタイミングは、「報告書」さ
え作成してあればいつでもよい。「報告書」作成直後で
充分整理がされてなく、後から追加「案件」が発生する
等の状態であっても構わない。(リンク付けが当初と同
じ程度の操作性で できる。)(3)「報告書」作成直後に「案件」を作成
する場合は、「報告書」編集画面503上の「案件」編
集ボタン5031をマウスでクリックする等のよい操作
性で「案件」編集画面504に遷移する(605)。こ
のとき、 (3.1)クライアント機120の処理としては、画面
ビューア121の画面制御部1212は、「案件」編集
画面504を選択したというイベントをとらえて、画面
を「報告書」編集画面503から「案件」編集画面50
4に遷移させ(矢印5534参照)、サーバ機110に
新規の「案件」データの追加を案件データベース基本処
理部1111に要求する。
【0054】(3.2)サーバ機110の処理として
は、案件データベース基本処理部1111は新規の「案
件」データを案件データベース1112に作成し、シス
テム情報作成部1115が「案件」データのシステム情
報(システムが自動的に作成する情報)を作成する(図
3の[ ]の各フィールド)。
【0055】ここで、(2)で案件データベース基本処
理部1111が保持しておいた「報告書」の案件ID2
07をシステム情報作成部1115に渡し、それをシス
テム情報作成部1115は「報告書」ID321のフィ
ールドに書く。
【0056】(4)「案件」編集画面504上で会議報
告担当者は1つの「案件」を作成する(606)。
【0057】「案件」編集画面504の例を図13に示
す。図13の各エリアを説明する。当該案件データ が
「案件」であることを顧客案件回答書1605と表示す
ることで現している。HHHは要求元308である(1
601)。AAAは案件作成部署コード315であり、
BBBは案件承認者名314であり、CCCは案件作成
者名313である(1602)。NNNは案件ID31
2である(1607)。KKKは顧客名301である
(1608)。PPP,QQQは各々製品名306に記
載の製品名である(1609)。
【0058】DD1は受付日302である(161
1)。DD2は回答期限303である(1612)。D
D3は回答日304である(1613)。DD4は完了
日305である(1614)。課題内容が課題内容20
5である(1610)。XXXは回答承認者名317で
ある(1616)。YYYは回答作成者名316である
(1617)。ZZZは回答承認部署コード318であ
る(1615)。回答が回答内容310である(161
8)。
【0059】「報告書」編集ボタン5041、メールボ
タン(課題展開用)1603,メールボタン(回答通知
用)1604,承認ボタン1606をマウスでクリック
する等の 操作でそれに応じた処理を行う。「報告書」
編集ボタン5041の場合については図5を用いて説明
した。なお、DD3(1613),ZZZ(161
5),XXX(1616),YYY(1617)は回答
依頼先のデータ入力に基づいて表示される部分であり
「案件」作成当初は空白である。DD4(1614)も
「案件」作成当初は空白である。但し、XXX,YY
Y,ZZZの一部または全部は、「案件」作成当初等で
回答承認ステータス320が未承認の状態では配布先3
07から回答依頼する側(この場合は会議報告担当者)
が選択して記入できるようにしてもよい。
【0060】「案件」の基礎情報作成時、元となる「報
告書」の基礎情報のなかで、継承したい情報は自動的に
継承するため、書換える必要がなければその部分のデー
タ作成は不要である。
【0061】(5)1つの「案件」の作成を完了した会
議報告担当者は、当該「案件」の「案件」編集画面50
4上の承認ボタン1606をマウスでクリックする等の
よい操作性で、当該「案件」の課題内容についての承認
をする。承認の仕組みについては「報告書」の承認につ
いて既に述べた内容とほぼ同等である。(承認された
「案件」の課題は課題承認ステータス319に反映され
る。なお、「案件」が複数ある場合は、承認者承認を後
でまとめて行う、または、「案件」の課題については承
認者は上長でなくてもできるようにする等の運用方式を
最初に決めておいてもよい。) (6)「案件」の展開(回答依頼)は、前に述べたよう
に、「案件」編集画面504上のメールボタン(課題展
開用)1603をマウスでクリックする等のよい操作性
でできる(607)。また、前に述べたように、案件デ
ータベース1112は(アクセス管理112で許可され
たユーザであれば)全部署のユーザから参照できるの
で、「案件」を展開された担当者以外のユーザが、自発
的に「案件」を案件データの基礎情報などから検索する
ことも可能である。
【0062】(7)「案件」編集画面504には、リン
ク元の「報告書」編集画面503への画面遷移(矢印5
543参照)をするための「 報告書」編集ボタン50
41があり、このボタンをマウスでクリックする等の操
作で「報告書」編集画面503へ遷移する(608)。
【0063】(8)同一の「報告書」にリンク付けたい
「案件」毎に、当該「報告書」編集画面503から、上
記(3)〜(7)の操作を繰り返す。
【0064】(9)その時点での「案件」を全て作成し
終えた会議報告担当者は、案件管理システムをログアウ
トする(609)。
【0065】会議報告担当者が、時間が経ってから(案
件管理システムをログアウトした後で)当該「報告書」
に対する「案件」が整理できた、または追加「案件」が
発生した場合のように、作成済みの「報告書」に関係す
る「案件」を追加し、関連部署に展開し終わるまでの処
理の流れを図7のフローチャートに示す。会議報告担当
者は、案件管理システムにログインし(701)、メニ
ュー画面501で案件検索1301を選択し(70
2)、案件検索画面502上で、当該「報告書」を顧客
名1402・発生日1403等の案件基礎情報から検索
し(703)、その「報告書」編集画面503を選択す
る。
【0066】「案件」編集ボタン5031をマウス等で
クリックする等の操作で(704)、「案件」編集画面
504に遷移し、「案件」の課題内容等を作成し(70
5)、「案件」をメールボタン(課題展開用)1603
をマウスでクリックする等の操作で展開する(70
6)。
【0067】「報告書」編集ボタン5041をマウスで
クリックする等の操作でリンク元の「報告書」編集画面
503に遷移する(707)ので、会議報告担当者は追
加すべき「案件」毎に上記の操作を繰返すだけでよい。
「案件」の追加が終われば、案件管理システムをログア
ウトする(708)。これらの案件管理システムにおけ
る処理についての説明の詳細は既に(3)〜(9)で説
明した内容と同様である。
【0068】(「報告書」等の経緯がなく、)単独で発
生した「案件」は、(「報告書」編集画面503を経由
することなく)直接に「案件」編集画面504から「案
件」を作成する。単独に発生した「案件」について、作
成から展開し終わるまでの処理の流れを図8のフローチ
ャートに示す。案件管理システムにログインし(80
1)、メニュー画面501で「案件」編集1303を選
択し(802)、「案件」編集画面504に移る。前に
説明したように、矢印5514により、画面が遷移する
ときに画面制御部1212が、サーバ機110の案件デ
ータベース基本処理部1111に要求して案件データの
新規作成をする。
【0069】「案件」編集画面504上で「案件」の課
題内容等を作成し(803)、「案件」をメールボタン
(課題展開用)1603をマウスでクリックする等の操
作で展開し(804)、案件管理システムをログアウト
する(805)。
【0070】なお、単独で発生した「案件」に対して
は、「案件」編集画面504上の「報告書」編集ボタン
5041をクリックしても無効である。
【0071】案件(「報告書」や「案件」)を展開され
た部署がその案件に対応し終わるまでの処理の流れを、
図9のフローチャートを用いて説明する。電子メールで
案件の到着を知った担当部署の担当者は、案件管理シス
テムにログインし(901)、メニュー画面501で、
案件検索1301を選択し(902)、案件検索画面5
02で、電子メールで送付された案件ID(207また
は312)を指定して(1401)当該案件を検索し
(903)、当該案件の編集画面(「報告書」編集画面
503または「案件」編集画面504)に入る(90
4)。
【0072】案件が「報告書」であった場合は「報告
書」を読んで担当者は後の作業に備えることができる
(905)。案件が「案件」である場合は、担当者は当
該「案件」を読んで、背景を確認したい場合は、当該
「案件」編集画面504上の「報告書」編集ボタン50
41をマウスでクリックする等の操作(906)で当該
「案件」のリンク元の「報告書」編集画面503に移
り、「報告書」を表示し(907)、担当者は「報告
書」を読む。
【0073】担当者は改めて「案件」の背景となる「報
告書」を様々なキーワードでデータベースを検索する手
間は不要である。「報告書」を読み終われば、「案件」
参照ボタン5031をマウスでクリックする等の操作で
「報告書」関連「案件」一覧表画面505に移り、案件
ID312をキーにして、回答対象の当該「案件」の案
件ボタン5055をマウスでクリックする等の操作性で
回答対象の「案件」編集画面504に移る。(「案件」
参照ボタン5031と「報告書」関連「案件」一覧表画
面505については、後で説明する。) 当該「案件」編集画面504で「案件」に回答し承認を
行う(908)。「案件」編集画面504のメールボタ
ン(回答通知用)1604をマウスでクリックする等の
操作性で当該「案件」について回答が完了したことを、
当該「案件」の課題作成担当(案件作成者名313また
は案件承認者名314のいずれかまたは両方)に電子メ
ールで連絡される(909)。展開された案件について
の処理が終われば案件管理システムをログアウトする
(910)。
【0074】「報告書」編集画面503のメールボタン
1503や「案件」編集画面504上のメールボタン
(課題展開用)1603、(回答通知用)1604をマ
ウスでクリックされた等の場合のクライアント機120
の処理の流れについて説明する。画面ビューア121の
画面ビューア基本制御部1211は各種メール送信のボ
タン(1503または1603または1604)をクリ
ックしたというイベントをとらえて、電子メール連携1
22を起動させる。
【0075】電子メール基本制御部1221は、電子メ
ール機能123の電文入力インタフェース1231に対
して、電子メール本文として、案件基礎情報を参照し
て、案件に応じた電文を渡す。また、電子メール機能1
23の宛先インタフェース1232に対して、宛先取込
み部1222がサーバ機110の製品・人事情報選択部
1114と連携して、案件基礎情報の担当者フィールド
から案件に応じて取込んだ電子メールアドレスを渡す。
【0076】電文入力インタフェース1231に渡す電
文の例と宛先インタフェース1232に渡す送信先アド
レスを図15のデシジョンテーブルを用いて説明する。
「報告書」編集画面503上でメールボタン1503が
押下された場合は、電文の例AをIF1に渡し、配布先
204の電子メールアドレスをIF2に渡す。「案件」
編集画面504上でメールボタン(課題展開用)160
3が押下された場合は、電文の例BをIF1に渡し、配
布先307の電子メールアドレスをIF2に渡す。「案
件」編集画面504上でメールボタン(回答通知用)1
604が押下された場合は、電文の例CをIF1に渡
し、配布先313の電子メールアドレスをIF2に渡
す。その他のケースは対応しない。
【0077】電子メールの送付先アドレスを、配布先2
04または配布先307または案件作成者名313(こ
れらの氏名を、仮に、SSSとする)から求めるとき
に、電子メール連携122の宛先取込み部1222のサ
ーバ機110の製品・人事情報選択部1114との連携
機能を利用する。宛先取込み部1222は氏名情報SS
Sを製品・人事情報選択部1114に渡し、SSSのメ
ールアドレスの検索を依頼する。
【0078】製品・人事情報選択部1114は、氏名情
報SSSをキーに製品・人事情報データベース1113
のユーザ情報レコード420のユーザ名421を検索
し、一致したユーザ情報レコード420の電子メールア
ドレス423をSSSのメールアドレスとして宛先取込
み部1222に回答する。
【0079】電文A,B,Cの各例を図16に示す。電
文Aの例では、NNNには案件ID207を電子メール
基本制御部1221が反映させる。電文の例B及びCで
は、NNNには案件ID312を電子メール基本制御部
1221が反映させる。
【0080】電子メールの送信については電子メール基
本制御部1221の処理で、自動的に送信から電子メー
ル機能123の終了まで行うようにしてもよいし、一旦
電子メールの画面を表示し、送信者が電子メールについ
てさらに送付したい内容等があれば、それらを付け加え
ることができるようにして、実際の電子メールの送信・
終了処理は送信者が電子メール機能123の持つ電子メ
ール側の画面で、電子メール側の操作性に従った操作の
自由度を持たせるようにしてもよい。
【0081】なお、案件データベース1112の案件の
フィールドに配布先(204及び307)、案件作成者
名313等に対応したメールアドレスフィールドを準備
しておけば、製品・人事情報選択部1114の機能で、
これらの氏名データの入力が完了された時点でそのメー
ルアドレスを製品・人事情報データベース1113から
検索して各々対応するメールアドレスフィールドに記録
するという方法でもよい。この方法の場合は、上に述べ
たような電子メール連携122の宛先取込み部1222
のサーバ機110の製品・人事情報選択部1114との
連携機能は不要であり、単に、対象の氏名データに対応
するアドレスフィールドに記述してあるアドレスを電子
メールの宛先インタフェースに渡すだけでよい。
【0082】「報告書」編集画面503には、「報告
書」関連「案件」一覧表画面505を新たに生成しその
画面への画面遷移(矢印5535)をするための「案
件」参照ボタン5032がある。このボタンをマウスで
クリックする等の操作だけで、当該「報告書」にリンク
付けられた全ての「案件」の一覧表の画面である「報告
書」、関連「案件」一覧表画面505に遷移する。
【0083】「報告書」関連「案件」一覧表画面の実施
例を図14に示す。NNNは案件ID312である(1
711)。KKKは顧客名301である。DD1は受付
日302である(1713)。DD2は回答期限303
である(1714)。DD3は回答日304である(1
715)。DD4は完了日305である(1716)。
PPP,QQQは各々製品名306に記載の製品名であ
る(1717)。AAAは案件作成部署コード315で
ある(1718)。CCCは案件作成者名313である
(1719)。ZZZは回答承認部署コード318であ
る(1720)。ZZZは回答作成者名316である
(1721)。5041701〜1709はこれらの表
題である。
【0084】「案件」ボタン5055をマウスでクリッ
クする等の操作性で、「案件」編集画面504に画面が
遷移し、案件ID312がNNNである案件データを表
示させる。案件管理システムのユーザは、「報告書」関
連「案件」一覧表画面505で概況をみて、各「案件」
詳細の情報を知りたい場合等には、対象の「案件」に対
応する「案件」ボタン5055をマウスでクリックする
等の操作で「案件」編集画面504へ遷移し、情報の参
照を可能とする。「報告書」に戻る5051(ボタン)
をマウスでクリックする等の操作性で、元の「報告書」
編集画面503に画面遷移(矢印5553)する。
【0085】「報告書」関連「案件」一覧表画面505
には、各「案件」の課題承認ステータス319や回答承
認ステータス320を特定フィールドの色分けやブリン
ク等で表示させて、「報告書」についての懸案事項「案
件」の回答状況を一層わかりやすくすることも可能であ
る。各「案件」の課題の内容や回答の内容(の一部分)
等を表示するようにしてもよい。
【0086】本実施例では、ボタン操作をマウスでクリ
ックする場合で説明してきたが、PFキー(プログラム
ファンクションキー)への割り当てやプルダウンメニュ
ーからの選択により操作をしてもよい。
【0087】本実施例の案件管理システムを利用するこ
とにより、各種懸案事項等が発生する可能性のある打合
せ会議等の報告書を、その懸案事項と共に逐次管理する
場合で、懸案案件のデータとその背景となる報告書が作
成される契機が一致しない場合においても、各種会議等
で発生した懸案事項案件をその背景となる当該会議等の
報告書と関連付けて管理することを支援することができ
る。すなわち、懸案事項だけから、その背景になってい
る報告書を探す手間を節約し、したがって、また懸案事
項の回答依頼時にはその報告書を添付して回答依頼先に
展開するというような無駄な作業が省ける。
【0088】本実施例のシステムを顧客情報の案件管理
システムとして利用する場合、既存製品の受注及び拡販
活動の支援に役立つだけでなく、顧客要望事項などから
市場のニーズを的確にとらえ、製品戦略に着実に反映さ
せることにも役立つ。すなわち、以下の効果がある。
【0089】(1)情報の蓄積と共有化:「報告書」、
「案件」を電子帳票で作成する作業を補助する入力テン
プレートを活用し、統一した形式で情報の蓄積と共有が
でき、ノウハウの蓄積に役立つ。
【0090】(2)情報の活用:情報収集で蓄積した情
報をもとに、未回答案件の洗い出し、フォローアップ等
の案件の期限(約束)管理、統計分析(いかなる製品に
ついて、どのような案件が多いか等)及び分析報告書の
作成にも活用できる。また、情報を共有することで第三
者の情報収集が容易になり、対応の迅速化や情報の再利
用も可能となる。
【0091】さらに本実施例の案件管理システムを利用
することにより、各種報告書や案件の関連部署への展開
が電子メール連携により効率よくできる。製品の担当者
が変更された場合や担当者の職制が変更された場合等の
組織情報変更時にも、システムのシステム管理者が製品
・人事情報データベース1113を変更するだけで、シ
ステムのユーザは意識することなく利用できる。例え
ば、本システムのユーザから見て、製品をキーとして案
件を対象製品の担当者に送付する場合、製品の担当者の
職制等が変更されているかどうかを予め知っておかない
と、正しく担当部署に電子メールが送付されないという
というようなことがなくなる。
【0092】
【発明の効果】本発明では、案件データベースで各種情
報を収集・蓄積し、一元管理することで情報の共有化を
図ると共に、各種案件の進捗/期限管理を行い、各種案
件に対してタイムリかつ適切な対応が迅速にできること
を支援できるという効果がある。
【0093】また、本発明では、案件データベースに蓄
積された案件データに対して、その案件の背景となる案
件を自動的に検索することができるので、案件情報を他
部署へ連絡する場合や案件の経緯を知りたい場合に、本
システムのユーザは改めてキーワード等を工夫して検索
する必要がなくなるという効果がある。
【0094】さらに、本発明では、電子帳票による定型
フォーマットを利用し、帳票イメージのビューアでデー
タベースのデータ操作や、同じビューアから電子メール
の送付が可能であり、電子メールの、宛先アドレスを探
す手間を節約できると共に、誤った部署への送付を防ぐ
ことを支援できるため、効率的な利用ができるという効
果がある。
【0095】さらに、本発明では、権限階層による承認
機能の制御や、承認されたデータに対する権限階層によ
るアクセス制御や、承認されたデータを承認済みである
と識別できる文書として印刷要求するような電子承認の
効果的な利用ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係する案件管理システム
のシステム構成を示すブロック図。
【図2】「報告書」のフィールドを説明するための図。
【図3】「案件」のフィールドを説明するための図。
【図4】製品・人事情報をリレーショナルデータベース
として実現する例を説明するための図。
【図5】案件の関連付けと各種編集画面の遷移全体を説
明するための概念図。
【図6】「報告書」を作成してからそれに関係する「案
件」を関連部署に展開し終わるまでの処理の流れを説明
するためのフローチャート。
【図7】作成済みの「報告書」に関係する「案件」を追
加し、関連部署に展開し終わるまでの処理の流れを説明
するためのフローチャート。
【図8】単独に発生した「案件」について、作成から展
開し終わるまでの処理の流れを説明するフローチャー
ト。
【図9】案件を展開された側についての案件管理システ
ムの処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図10】メニュー画面の例を示す図。
【図11】案件検索画面の例を示す図。
【図12】「報告書」編集画面の例を示す図。
【図13】「案件」編集画面の例を示す図。
【図14】「報告書」関連「案件」一覧表画面の例を示
す図。
【図15】各種編集画面上で各種メールボタンをマウス
でクリックした場合に電子メールが生成する電文の例を
説明するためのデシジョンテーブルを示す図。
【図16】電文A,B,Cの例を示す図。
【符号の説明】
110…サーバ機、 120…クライアント機、13
0…ネットワーク、111…案件データベース処理、
112…アクセス管理、121…画面ビューア、12
2…電子メール連携、123…電子メール機能、111
1…案件データベース基本処理部、1112…案件デー
タベース、1113…製品・人事情報データベース、1
114…製品・人事情報選択部、1115…システム情
報作成部、 1211…画面ビューア基本制御
部、1212…画面制御部、1213…電子帳票部、1
221…電子メール基本制御部、 1222…宛先
取込部、1231…電文入力インタフェース、 12
32…宛先インタフェース、501…メニュー画面、5
02…案件検索画面、503…「報告書」編集画面、
504…「案件」編集画面、505…「報告書」関連
「案件」編集画面、5031…「案件」編集ボタン、
5032…「案件」参照ボタン、5041…「報告書」
編集ボタン、5051…「報告書」に戻る、5055…
「案件」画面、 1503…メールボタン、15
06…承認ボタン、1603…メールボタン(課題展開
用)、1604…メールボタン(回答通知用)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続された複数の電子計算
    機を使用して、報告書や文書などの案件情報をデータベ
    ースで管理する案件管理システムにおいて、前記データ
    ベースをアクセスする手段と、前記案件情報についての
    メッセージを交換する電子メールとの連携手段を備える
    ことを特徴とする案件管理システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記データベースをア
    クセスする手段は、前記案件情報の参照や編集する定型
    画面ビューア手段を有し、該画面ビューア手段はデータ
    ベースアクセスを行う表示画面を有し、該表示画面は電
    子メールと連携する操作を行うキーを備えたことを特徴
    とする案件管理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002073485A (ja) * 2000-09-01 2002-03-12 Nec Corp 連絡支援システムおよび方法
US7260451B2 (en) 2000-09-06 2007-08-21 Hitachi, Ltd., Tokyo, Japan, As Trustee For The Benefit Of Hitachi Air Conditioning Systems Co., Ltd., Tokyo, Japan, Beneficiary Air conditioner management system and converter unit therefor
US8751548B2 (en) 2006-03-31 2014-06-10 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus and method thereof, and information processing apparatus and method thereof

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