JP2000041980A - 超音波散乱体をイメ―ジングするためのシステム及び方法 - Google Patents

超音波散乱体をイメ―ジングするためのシステム及び方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】トランスデューサ・アレイのゴレイ符号化励起
を用いることにより、医用超音波イメージングにおける
信号対雑音比を改善する。 【解決手段】2つの直交するゴレイ系列対をそれぞれの
送信焦点ゾーンへ送信する。第2のゾーンへのゴレイ対
の送信の開始は、第1の送信焦点ゾーンへのゴレイ対の
送信の開始から短時間の後にまで遅延されて、2対のフ
ァイアリングが時間的に重なり合うようにする。受信フ
ィルタ処理は、各々の焦点ゾーンについて1つずつ、2
つの並列の経路を辿る。各々のデコード用フィルタ(帯
域フィルタリングにも用いられる)が、その出力信号を
ベクトル加算器へ供給し、各ベクトル加算器の出力信号
は、多重化されて従来のBモード処理(包絡線検出、対
数圧縮及びエッジ強調フィルタ)へ送られた後に、表示
のためスキャン変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は一般的には超音波イメージング
・システムに関する。具体的には、本発明は、医用超音
波イメージングにおいて信号対雑音比(SNR)を増大
させる方法及び装置に関する。
【0002】
【発明の背景】従来の超音波イメージング・システム
は、超音波ビームを送信し、次いで、被検体からの反射
ビームを受信する超音波トランスデューサ素子のアレイ
(配列)を含んでいる。このような走査は、一連の測定
を含んでいる。これらの測定では、フォーカスされた超
音波が送信されると、システムは短い時間間隔の後に受
信モードに切り換わり、反射した超音波が受信され、ビ
ーム形成されて、表示のために処理される。典型的に
は、送信及び受信は、各回の測定中には同一の方向にフ
ォーカスされており、1本の音響ビーム又は走査線に沿
った一連の点からデータを取得する。受信器は、反射し
た超音波が受信されるのに伴って、走査線に沿った一連
のレンジ(距離)に動的にフォーカスされる。
【0003】超音波イメージングのために、アレイは典
型的には、1列又はそれ以上の列を成して構成されてお
り別個の電圧で駆動される多数のトランスデューサ素子
を有している。時間遅延(又は位相)及び印加される電
圧の振幅を選択することにより、所与の列の個々のトラ
ンスデューサ素子を、超音波を発生するように制御する
ことができ、これらの超音波を合計して、好ましいベク
トル方向に沿って走行しておりビームに沿った選択され
た点にフォーカスされている正味の超音波を形成する。
各回のファイアリング(firing)のビーム形成用パラメ
ータを変化させて、最大焦点に変化を与えてもよいし、
又はそうでなければ、各回のファイアリングで受信され
るデータの内容を変化させてもよく、これは、例えば、
各ビームの焦点を前回のビームの焦点に対してシフトさ
せた状態で、同じ走査線に沿って相次いでビームを送信
することにより行われる。ステアリング型アレイの場合
には、時間遅延及び印加される電圧の振幅を変化させる
ことにより、ビームをその焦点と共に平面内で移動させ
て、物体を走査するることができる。リニア・アレイの
場合には、アレイに垂直な向きのフォーカスされたビー
ムが、ファイアリング毎にアレイを横断して開口を平行
移動させることにより、物体を横断して走査される。
【0004】トランスデューサ・プローブを用いて受信
モードで反射音波を受信するときにも同じ原理が適用さ
れる。受信用トランスデューサ素子で発生される電圧は
加算されて、正味の信号が物体内の単一の焦点から反射
された超音波を表すようにする。送信モードの場合と同
様に、超音波エネルギのこのフォーカスされた受信は、
各々の受信用トランスデューサ素子からの信号に対して
別個の時間遅延(及び/又は位相シフト)並びに利得を
付与することにより達成される。
【0005】超音波画像は、多数の画像走査線で構成さ
れている。単一の走査線(又は走査線の小さな局在化さ
れた群)は、関心領域内のある点にフォーカスされてい
る超音波エネルギを送信した後に、反射エネルギを或る
時間にわたって受信することにより取得される。フォー
カスされた送信エネルギは送信ビームと呼ばれる。送信
後の時間中に、1つ又はそれ以上の受信ビームフォーマ
が、各々のチャネルによって受信されたエネルギを、位
相回転又は遅延を動的に変化させながらコヒーレントに
加算して、経過時間に比例するレンジにおける所望の走
査線に沿ってピーク感度を生じさせる。結果として得ら
れるフォーカスされた感度パターンが受信ビームと呼ば
れる。ある走査線の分解能は、関連する送信ビーム及び
受信ビームの対の指向性の結果である。
【0006】ビームフォーマ・チャネルの出力信号は、
コヒーレントに加算されて、物体の関心領域又は関心空
間内の各々のサンプル空間についてのそれぞれのピクセ
ル強度値を形成する。これらのピクセル強度値は、対数
圧縮され、スキャン変換された後に、走査中の解剖学的
構造の画像として表示される。以上に述べた形式の医用
超音波イメージング・システムでは、SNRを最適化す
ることが望ましい。付加的なSNRを用いて、所与のイ
メージング周波数における増大した透過性を得ることも
できるし、又はより高い周波数における超音波イメージ
ングを容易にすることにより分解能を向上させることも
できる。
【0007】超音波におけるゴレイ(Golay )・コード
の利用は、単一素子で固定焦点のトランスデューサを用
いて無生物を検査する非破壊検査(NDE)の分野で周
知である。ゴレイ・コードはまた、医用超音波イメージ
ングの分野でも知られている。しかしながら、超音波イ
メージング・システムにおいてゴレイ・コードを利用す
ることは、ダイナミック・フォーカシング、組織の動き
(NDEには存在しない影響)及び非線形の伝播効果
が、許容できない符号の劣化及び対応するレンジの劣化
をもたらすと考えられていたので、顧みられていなかっ
た。
【0008】米国特許出願第09/063,109号
は、トランスデューサ・アレイのゴレイ符号化励起を用
いることにより医用超音波イメージングにおいてSNR
を向上させる方法及び装置を開示している。SNRの改
善のために、1対のゴレイ符号化された基本系列を各々
のビームで連続して同一の焦点位置に送信し、次いで、
ビーム加算されたデータをデコードしている。1対のゴ
レイ符号化された基本系列は、基本系列を、オーバサン
プリングの後にゴレイ・コード対と畳み込みすることに
より形成されている。ゴレイ・コード対は、1対の2値
(+1,−1)系列であり、2つの系列の自己相関の和
がクロネッカのデルタ関数であるという性質を備えてい
る。オーバサンプリング後のゴレイ系列は、各々の+1
及び−1の間にゼロを有しているゴレイ系列であり、ゼ
ロの数が基本系列の長さから1を減じたものに等しいか
又はこれよりも大きくなっている。ゴレイ・コード対の
上述の性質は、一般の符号よりも優れた2つの重要な利
点となって現れる。即ち、(1)ゴレイ・コードは、レ
ンジ・サイドローブを有さないこと、及び(2)ゴレイ
・コードは、より高価なディジタル−アナログ変換器に
対して、バイポーラ・パルサを利用するだけで送信する
ことができることである。
【0009】上述の米国特許出願第09/063,10
9号は更に、ゴレイ対の2つの系列の送信の間に生ずる
組織の動きが、符号の歪みをもたらし、これにより、レ
ンジ・サイドローブが増大することを開示している。第
1の系列からのエコーが完全に受信されたら直ちに第2
の系列を送信することにより、これら2回の送信の間で
の時間間隔を最小化することができる。そして、送信の
間の間隔の最小化は、動きに誘起される符号の歪みを最
小化する。
【0010】ゴレイ符号化励起を用いる前述の医用超音
波Bモード・イメージング・システムでは、フレーム・
レートは、従来のイメージングと比較して2倍分低下す
る。なぜならば、従来のイメージングでは焦点ゾーン当
たり1回のファイアリングしか必要でなかったのに対
し、各々の送信焦点ゾーン毎に2回の往復遅延付きファ
イアリング(即ち、間に往復の伝播遅延を有する2回の
ファイアリング)が必要だからである。換言すると、従
来のイメージングでは、ゴレイ符号化励起を用いて1つ
の焦点ゾーンをビーム形成するのに必要な時間と同じ時
間量で2つの焦点ゾーンをビーム形成することができ
る。従って、解決すべき問題点は、どのようにしてゴレ
イ符号化励起における2倍のフレーム・レートの低下
(又は一般的には多相のN個の相補セットにおけるN倍
の低下)を回復させるかということにある。
【0011】1982 IEEE Ultrasonics Symposium 、第8
21頁〜第825頁(1982年)のB. B. Lee 及びE.
S. Furgasonによる論文「フェーズド・アレイにおける
同時マルチ・モード動作のためのゴレイ・コード(Gola
y Codes for Simultaneous Multi-Mode Opertion in Ph
ased Arrays )」では、直交するゴレイ・コードを用い
て2つのビームを同時に送信及び受信するアナログ式超
音波イメージング・システムが記載されている。このLe
e 及びFurgasonのシステムは、基礎的なアナログ式フェ
ーズド・アレイ・システムであり、セクタ走査のみ可能
なものであって、1つのビーム方向に沿って多数の送信
焦点ゾーンを実現することはできない。従って、先行技
術を改良するようなゴレイ符号化励起を用いた超音波イ
メージング・システムが必要とされている。
【0012】
【発明の概要】トランスデューサ・アレイのゴレイ符号
化励起を用いることにより医用超音波イメージングにお
けるSNRを改善する本発明の方法及び装置は、いくつ
かの観点でLee 及びFurgasonの先行技術に改良を加えた
ものである。第1に、本発明の1つの好ましい実施態様
は、ディジタル・システムであり、セクタ(フェーズド
・アレイ)走査ならびに非セクタ(リニア及びカーブリ
ニア)走査において多数の送信焦点ゾーンが可能であ
る。2つの送信焦点ゾーンが、2回の往復遅延付きファ
イアリングに必要な時間よりも僅かに長い時間で、直交
するゴレイ・コードを用いてビーム形成され、これによ
り、ゴレイ符号化励起により生ずる2倍のフレーム・レ
ートの低下の殆どすべてを回復する。次に、先行技術に
おける多数のビームの同時送信は、非効率的で高価な並
列送信ビーム形成用ハードウェアを必要とするものであ
ったが、本発明では、ビームの順次送信を利用してお
り、バイポーラ・パルサを用いるときには1組の送信ハ
ードウェアしか必要としない。最後に、本発明は、多相
符号及び3つ以上の焦点ゾーンに拡張することができ
る。
【0013】A1 、A2 、B1 及びB2 がそれぞれ、長
さN(2の羃数)のバイポーラ系列であって、例えば、
1 =[a1 (1),a1 (2),…,a1 (N)]で
あって、
【0014】
【数1】
【0015】のゴレイの相補条件が各々の対について成
立しており(即ち、各々の対がゴレイ対となってお
り)、且つ、2つのゴレイ対の間では、
【0016】
【数2】
【0017】の直交条件が成立している場合、直交する
ゴレイ対[A1 ,A2 ]及び[B1 ,B2 ]が存在す
る。ここで、上記の式で「×を○で囲んだ記号」は相関
を表しており、δ(n)はクロネッカのデルタ関数であ
る。2つの焦点ゾーンA及びBに関わる従来のゴレイ符
号化励起では、1対のゴレイ・コードが先ずAへ送信さ
れ、続いて、各回の送信の間での往復伝播遅延をTとし
て、もう1対のゴレイ・コードがBへ送信されている。
従って、この送信の系列は、 A1 −(T)−A2 −(T)−B1 −(T)−B2 −(T)−… (4) と表すことができる。ここで、(T)は往復伝播遅延を
表している。このように、上述の送信の系列は、約4T
の全送信持続時間を有している。本発明の好ましい実施
態様では、2つの直交するゴレイ対の系列が、上述のよ
うにそれぞれのゾーンへ送信されるが、第2のゾーンへ
のゴレイ対の送信は、第1の送信焦点ゾーンへのゴレイ
対の送信開始の短時間の後に開始し、2つの対のファイ
アリングがインタリーブされるようにする。即ち、 A1 −B1 −(T)−A2 −B2 −(T)−… (5) 1つのゴレイ対([A1 ,A2 ]又は[B1 ,B2 ])
における2回のファイアリングの間の間隔は、このよう
に、ゴレイ対の間での余分なファイアリングを収容する
ためにTよりも僅かに長くなっている(典型的には約1
%〜2%)。4回の送信の全持続時間は、この場合に
は、2Tを僅かに上回るのみであり、2つの対のファイ
アリングが焦点ゾーンA及びBをそれぞれビーム形成す
るように順序よく行われれば、2倍のフレーム・レート
の低下の殆どすべてを回復する。
【0018】往復伝播遅延がない状態でA1 及びB1
送信すると、2回の送信からのエコーの間に重なりが生
じ、このことはA2 及びB2 についても同様であるの
で、この重なりを、2つの送信焦点位置を適正にビーム
形成するために受信フィルタリングで分離しなければな
らない。受信フィルタリングは、各々の焦点ゾーンにつ
いて1つずつ、2つの並列の経路を辿る。各々のデコー
ド用フィルタ(これは帯域フィルタリング(BPF)用
にも使用される)が、ベクトル加算器に対して出力信号
を供給し、この出力信号はマルチプレクス(多重化)さ
れて、従来のBモード処理(包絡線検出、対数圧縮及び
エッジ強調フィルタ)へ送られた後、表示のためにスキ
ャン変換される。
【0019】
【好ましい実施態様の詳しい説明】本発明を組み込んだ
超音波イメージング・システムが図1に示されている。
このシステムは、別個に駆動される複数のトランスデュ
ーサ素子12を有しているトランスデューサ・アレイ1
0を含んでおり、トランスデューサ素子12の各々は、
送信器14によって発生されるパルス波形によって付勢
されたときに超音波エネルギのバーストを発生する。被
検体からトランスデューサ・アレイ10に反射されて戻
って来た超音波エネルギは、各々の受信用トランスデュ
ーサ素子12によって電気信号へ変換されて、1組の送
受信切換え(T/R)スイッチ18を介して受信器16
へ別個に印加される。T/Rスイッチは、典型的には、
送信用の電子回路によって発生される高電圧から受信用
電子回路を保護するためのダイオードである。送信信号
によって、ダイオードは受信器への信号を遮断するか又
は制限する。送信器14及び受信器16は、人間のオペ
レータによるコマンドに応答してマスタ・コントローラ
20の制御の下で動作する。1つの完全な走査(スキャ
ン)は一連のエコーの取得によって行われ、この際、送
信器14が瞬間的にオンにゲート駆動されて各々のトラ
ンスデューサ素子12を付勢し、各々のトランスデュー
サ素子12によって発生される後続のエコー信号が受信
器16へ印加される。1つのチャネルは、他のチャネル
が依然として送信中である間に受信を開始してもよい。
受信器16は、各々のトランスデューサ素子からの別々
のエコー信号を合算して単一のエコー信号を発生し、こ
のエコー信号を用いて表示モニタ22上の画像の1本の
線を形成する。
【0020】マスタ・コントローラ20の指令の下で、
送信器14は、超音波エネルギが指向性のフォーカスさ
れたビームとして送信されるようにトランスデューサ・
アレイ10を駆動する。これを達成するためには、送信
ビームフォーマ26によって多数のパルサ24へそれぞ
れの時間遅延が付与される。マスタ・コントローラ20
は、音響パルスが送信される条件を決定する。この情報
によって、送信ビームフォーマ26は、パルサ24によ
って発生されるべき送信パルスの各々についてタイミン
グ及び振幅を決定する。各々の送信パルスの振幅は、ア
ポダイゼーション発生回路(図示されていない)によっ
て発生される。次いで、パルサ24は送信パルスをT/
Rスイッチ18を介してトランスデューサ・アレイ10
の素子12の各々へ送り、これにより、トランスデュー
サ・アレイに存在している可能性のある高電圧から時間
−利得制御(TGC)増幅器28を保護する。送信フォ
ーカス時間遅延及びアポダイゼーション重みを従来の方
式で適当に調節することにより、超音波ビームを方向付
けすると共にフォーカスさせて、送信ビームを形成する
ことができる。
【0021】超音波エネルギの各々のバーストによって
発生されるエコー信号は、各々の送信ビームに沿った連
続したレンジ(距離)に位置する物体から反射したもの
である。これらのエコー信号は、各々のトランスデュー
サ素子12によって別々に検知される。特定の時間点に
おけるエコー信号の大きさのサンプルが、特定のレンジ
において生じた反射の量を表す。反射点と各々のトラン
スデューサ素子12との間の伝播経路に差があるので、
エコー信号は同時には検出されず、また各エコー信号の
振幅は等しくない。受信器16は、各々の受信チャネル
に設けられているそれぞれのTGC増幅器28を介して
別々のエコー信号を増幅する。TGC増幅器28によっ
て提供される増幅の量は、制御線(図示されていない)
を介して制御される。次いで、増幅されたエコー信号は
受信ビームフォーマ30へ供給される。受信ビームフォ
ーマの各々の受信用チャネルは、それぞれのTGC増幅
器28によってそれぞれ1つのトランスデューサ素子1
2に結合されている。
【0022】マスタ・コントローラ20の指令の下で、
受信ビームフォーマ30は、送信されたビームの方向を
追跡し、各々のビームに沿った一連のレンジにおけるエ
コー信号をサンプリングする。受信ビームフォーマ30
は、各々の増幅されたエコー信号に対して適正な時間遅
延及び受信時アポダイゼーション重みを付与し、これら
の信号を加算して、1つの超音波ビームに沿ったある特
定のレンジに位置する点から反射した全超音波エネルギ
を正確に示すエコー信号を形成する。受信フォーカス時
間遅延は、特殊なハードウェアを用いて実時間で算出さ
れるか、又はルックアップ・テーブルから読み出され
る。受信チャネルはまた、受信されたパルスをフィルタ
リングするための回路を有している。その後、時間遅延
された受信信号が加算される。
【0023】図1に示すシステムにおいて、受信ビーム
フォーマの出力信号の周波数は、復調器31によってベ
ースバンドにシフトされる。これを達成する1つの方法
は、入力信号に複素正弦exp(i2πfd t)を乗算
するものである。ここで、f d は、信号のスペクトルを
ベースバンドに移動させるのに要求される周波数シフト
である。次いで、ビーム加算され復調された信号は、信
号処理器32へ供給され、信号処理器32は、加算され
た受信信号を表示データへ変換する。Bモード(グレイ
・スケール)では、表示データは、エッジ強調及び対数
圧縮等の何らかの追加の処理を行った後の信号の包絡線
である。スキャン・コンバータ34が、信号処理器32
から表示データを受け取り、このデータを表示に望まし
い画像へ変換する。具体的には、スキャン・コンバータ
34は、音響画像データを極座標(R−θ)のセクタ・
フォーマット又はデカルト座標リニア・アレイから、適
当にスケーリングされたデカルト座標の表示ピクセル・
データへ、ビデオ・レートで変換する。次いで、これら
のスキャン変換された音響データは、表示のため表示モ
ニタ22へ供給され、表示モニタ22は、Bモード信号
の包絡線の時間変化振幅をグレイ・スケールとして映像
化する。各々の送信ビームについてそれぞれの走査線が
表示される。
【0024】図2は、米国特許出願第09/063,1
09号に開示されている形式の超音波イメージング・シ
ステムを示している。このシステムでは、送信開口内の
各々のトランスデューサ素子が、基本系列を符号化した
系列を用いてパルス駆動される。符号化された系列にお
ける各々のパルスは、通常、チップ(chip)と呼ばれて
いる。基本系列はN桁の送信符号を用いて位相符号化さ
れて、Nチップの符号化された系列を形成し、これは送
信系列メモリ36に記憶される。送信系列メモリ36か
ら読み出された各々の符号化された系列は、それぞれの
送信ファイアリングの際に多数のパルサ24の駆動を制
御する。例えば、各トランスデューサ素子は、所望の送
信焦点位置にフォーカスされている1回目の送信ファイ
アリングの際には第1の符号化された系列に従ってパル
ス駆動され、同じ送信焦点位置にフォーカスされている
2回目の送信ファイアリングの際には第2の符号化され
た系列に従ってパルス駆動される。第1及び第2の符号
化された系列は、第1及び第2の送信符号を基本系列と
それぞれ畳み込みすることにより形成され、即ち、送信
符号を用いて基本系列を位相符号化することにより形成
される。好ましい実施態様によれば、第1及び第2の送
信符号は相補的ゴレイ・コード、即ち、[1,1]及び
[1,−1]のゴレイ・コード対であり、パルサ24は
バイポーラ・パルサである。
【0025】パルサ24は、発生される超音波エネルギ
が各回の送信ファイアリング毎に1つのビームにフォー
カスされるように、トランスデューサ・アレイ10の素
子12を駆動する。これを達成するためには、ルックア
ップ・テーブル38からの送信フォーカス時間遅延が、
パルサによって発生されるそれぞれのパルス波形に付与
される。送信フォーカス時間遅延を従来の同様に適当に
調節することにより、超音波ビームを多数の送信焦点位
置にフォーカスさせて、画像平面における走査を行うこ
とができる。各回の送信毎に、トランスデューサ素子1
2からのエコー信号は、受信ビームフォーマのそれぞれ
の受信チャネル40へ供給される。各々の受信チャネル
は、アナログ−ディジタル変換器(図示されていない)
を含んでいる。マスタ・コントローラ20(図1)の指
令下で、受信ビームフォーマ30(図1)は、送信され
たビームの方向を追跡する。受信ビームフォーマ・メモ
リ42が、受信されたエコー信号に対して適正な受信フ
ォーカス時間遅延を付与し、これらの信号を加算して、
特定の送信焦点位置から反射された全超音波エネルギを
正確に表す合成エコー信号を形成する。時間遅延された
受信信号は、各回の送信ファイアリングについて受信加
算器44で加算される。
【0026】相次ぐファイアリングからの加算された受
信信号は、デコード用フィルタ46へ供給される。デコ
ード用フィルタ46は、1回目の送信ファイアリングに
ついては第1の加算された受信信号を第1の受信符号と
相関させ、2回目の送信ファイアリングについては第2
の加算された受信信号を第2の受信符号と相関させる。
同じ送信焦点位置にフォーカスされた1回目及び2回目
の送信ファイアリングから導き出されたフィルタリング
された信号は、ベクトル加算器50で加算され、次い
で、加算されフィルタリングされた信号は復調されて、
信号処理器32(図1)へ供給される。Bモードでは、
信号処理には、包絡線検出、エッジ強調及び対数圧縮が
含まれている。信号処理及びスキャン変換の後に、表示
モニタ22(図1)上に1本の走査線が表示される。以
上の手順を繰り返して、各々の送信焦点位置についてそ
れぞれの走査線が表示されるようにする(各々のビーム
角度毎に1つの送信焦点位置がある場合)か、又は各々
のベクトルについてそれぞれの走査線が表示されるよう
にする(各々のビーム角度毎に多数の送信焦点位置があ
る場合)。
【0027】図2に示すシステムでは、第1のゴレイ符
号化された系列からのエコーが完全に受信されたら直ち
に、第2のゴレイ符号化された系列が送信される。その
結果、フレーム・レートは、従来のイメージングと比較
して2倍分低下する。なぜならば、従来のイメージング
では焦点ゾーン当たり1回のファイアリングしか必要で
なかったのに対し、各々の送信焦点ゾーン毎に2回の往
復遅延付きファイアリング(即ち、間に往復伝播遅延を
有する2回のファイアリング)が必要だからである。
【0028】図3は、本発明の好ましい実施態様による
医用超音波イメージング・システムのブロック図であ
る。このイメージング・システムは、浅い送信焦点ゾー
ン(一般的には、妥当なSNRを有している)をイメー
ジングするときには、従来の方式で動作する。しかしな
がら、深い送信焦点ゾーン(一般的には、不適当なSN
Rを有している)については、このシステムは、ゴレイ
符号化励起を用いる。
【0029】簡潔にするため、図3では、図2の構成要
素10、18、24、36、38、40及び42につい
ては繰り返さない。しかしながら、本発明を理解するた
めに、図3に示されている構成要素は、図2からの前述
の構成要素と組み合わされることを理解されたい。従っ
て、以下の説明では、図2及び図3の両方を参照する。
【0030】本発明の好ましい実施の形態では、第1及
び第2の直交するゴレイ対を、これらの送信のそれぞれ
の開始の間に往復伝播遅延がない状態で送信することに
より、ゴレイ符号化励起における2倍のフレーム・レー
トの低下が回復される。具体的には、本発明の好ましい
実施の形態によれば、2つの直交するゴレイ対の系列
[A1 ,A2 ]及び[B1 ,B2 ]をそれぞれの送信焦
点ゾーンへ送信する。このとき、第2のゾーンへ送信さ
れるゴレイ対[B1 ,B2 ]は、第1の送信焦点ゾーン
へのゴレイ対[A1 ,A2 ]の送信の開始から短時間の
後に開始される。A1 及びB1 を往復伝播遅延のない状
態で送信することにより、これら2回の送信からのエコ
ーの間に重なりが生じ、このことはまた、A2 及びB2
についても同様である。これらの重なりは、分離を回復
すると共に2つの送信焦点位置を適正にビーム形成する
ために、受信フィルタリングで除去されなければならな
い。受信フィルタリングは、各々の焦点ゾーンについて
1つずつ、2つの並列の経路に従う。
【0031】各回のファイアリングの際に、(図2を参
照)バイポーラ・パルサ24は、送信系列メモリ36に
よって又は特殊なハードウェアによって供給されるゴレ
イ符号化された基本系列によって励起される。送信系列
メモリ36からのゴレイ符号化された基本系列及びルッ
クアップ・テーブル38によって供給される送信フォー
カス遅延に応答して、パルサ24は、送信開口を構成す
るそれぞれのトランスデューサ素子12に対してゴレイ
符号化されたパルス系列を供給する。図4は、トランス
デューサ素子12を駆動するために送信メモリ36に記
憶されている上述のような基本系列の1つを示してい
る。ゴレイ符号化された基本系列の各々における+1及
び−1の要素は、バイポーラ・パルサによって反対の位
相を有するパルスへ変換される。
【0032】直交するゴレイ・コード対は、直接送信さ
れるのではなく、先ず、これらの系列をオーバサンプリ
ング(典型的には、40MHzで、又はdt=0.02
5マイクロ秒の時間でのサンプル)し、次いで、オーバ
サンプリング系列を基本系列と畳み込みして、直交する
ゴレイ符号化された基本系列を形成することにより送信
される。各々の直交するゴレイ符号化された基本系列
は、基本系列の適正な選択によりそのスペクトルがトラ
ンスデューサの通過帯域によりよく一致するので、遥か
に効率的に送信することができる。
【0033】図4は、等間隔のバイポーラ・パルスの系
列で各々のトランスデューサ素子12を励起することに
よる送信波形の形成を示している。このパルス系列は、
送信メモリ36に記憶されておりバイポーラ・パルサ2
4によって供給される+1及び−1から成る系列によっ
て指定される。図4は、送信メモリ36に記憶されてい
る8つのサンプルしか示していないが、実際には、送信
メモリは、例えば40MHzのサンプリング・レートで
読み出される64、128又はそれ以上のサンプルを記
憶している。2つのゴレイ・コード対[+1,+1]及
び[+1,−1]、並びに[−1,+1,+1,−1]
の基本系列については、ゴレイ符号化された基本系列
[−1,+1,+1,−1,−1,+1,+1,−1]
が1回目のファイアリングについて送信メモリ36に記
憶される。2回目のファイアリングについては、ゴレイ
符号化された基本系列[−1,+1,+1,−1,+
1,−1,−1,+1]が送信メモリに記憶される。
【0034】図5〜図8は、基本系列と、オーバサンプ
リング後の1対のゴレイ系列の一方との畳み込みからの
送信用の(ゴレイ符号化された)基本系列の形成を示し
ている。図5には、ゴレイ系列[+1,−1]が示され
ている。基本系列は、結果として得られる超音波のパル
ス形状及びスペクトル・エネルギを最適化するように設
計されている。図6に示す実例では、基本系列は、極性
[+1,+1,+1,+1,+1,+1,−1,−1,
−1,−1,−1,−1]を有するパルスの系列となっ
ている。1回目のファイアリングでは、基本系列は、ゴ
レイ・コード[+1,−1]に対応しているオーバサン
プリング後のゴレイ系列(図7を参照)と畳み込みされ
る。結果として得られるゴレイ符号化された基本系列を
図8に示す。2回目のファイアリングでは、基本系列
は、ゴレイ・コード[+1,+1]に対応しているオー
バサンプリング後のゴレイ系列(図示されていない)と
畳み込みされる。結果として得られるゴレイ符号化され
た基本系列を図9に示す。ゴレイ符号化された基本系列
は、予め算出されており、送信系列メモリ36(図2)
に記憶されている。送信系列は、トランスデューサ素子
を励起した後に、各回のファイアリング毎にゴレイ系列
によって決定される極性を有する超音波パルスの系列を
生ずる。
【0035】各回のファイアリング毎に、得られたフォ
ーカスされたビームからのエコー信号が、受信開口を構
成するトランスデューサ素子によって電気信号へ変換さ
れる。これらの受信信号は、受信チャネル40(図2)
において、増幅されると共に、特殊なハードウェアによ
って実時間で算出されるか又はルックアップ・テーブル
から供給される受信フォーカス時間遅延42(図2)に
従って時間遅延される。次いで、増幅され遅延された信
号は、受信ビーム加算器44(図2)によって加算され
る。
【0036】2つの直交するゴレイ式の系列の対[A
1 ,A2 ]及び[B1 ,B2 ]がそれぞれの送信焦点ゾ
ーンへ送信される場合には、加算されている受信信号R
1 及びR2 が、1対のゴレイ・デコーダによってデコー
ドされる。ここで、R1 =A1+B1 は、A1 送信から
のエコー及びB1 送信からのエコーの重ね合わせを表し
ており、R2 =A2 +B2 は、A2 送信からのエコー及
びB2 送信からのエコーの重ね合わせを表している。図
3に示すように、第1のゴレイ・デコーダはデコード用
フィルタ52とベクトル加算器54とを含んでおり、第
2のゴレイ・デコーダはデコード用フィルタ56とベク
トル加算器58とを含んでいる。加算されている受信信
号R1 はデコード用フィルタ52に供給されると共にデ
コード用フィルタ56に供給されて、デコード用フィル
タ52は該加算されている受信信号R1 を受信符号A1
と相関させ、またデコード用フィルタ56は該加算され
ている受信信号R1 を受信符号B1 と相関させる。受信
符号は、フィルタ係数メモリ48によってフィルタ係数
の形態で供給される。受信の際には、時間反転されたオ
ーバサンプリング後の系列をフィルタ係数として用いる
(FIRフィルタにおける相関を実現するために時間が
反転されている。)。A1 によってフィルタリングする
と、
【0037】
【数3】
【0038】が得られ、これはベクトル加算器54に記
憶される。同様に、B1 によってフィルタリングする
と、
【0039】
【数4】
【0040】が得られ、これはベクトル加算器58に記
憶される。続いて、加算されている受信信号R2 はデコ
ード用フィルタ52に供給されると共にデコード用フィ
ルタ56に供給されて、デコード用フィルタ52は該加
算されている受信信号R2 を受信符号A2 と相関させ、
またデコード用フィルタ56は該加算されている受信信
号R2 を受信符号B2 と相関させる。A2 によってフィ
ルタリングすると、
【0041】
【数5】
【0042】が得られ、これをベクトル加算器54で加
算すると、
【0043】
【数6】
【0044】が得られ、焦点ゾーンAについての信号が
分離されてゴレイ・デコードされている。同様に、B2
によってフィルタリングすると、
【0045】
【数7】
【0046】が得られ、これをベクトル加算器58で加
算すると、
【0047】
【数8】
【0048】が得られ、焦点ゾーンBについての信号が
分離されてゴレイ・デコードされている。本発明の好ま
しい実施態様では、各々のデコード用フィルタは、帯域
フィルタ処理も行うそれぞれのFIR(有限インパルス
応答)フィルタを含んでおり、各々のベクトル加算器
は、それぞれのFIRフィルタの出力に結合された入力
を有するそれぞれのバッファ・メモリを含んでいる。重
なり合ったエコー信号の各々の対について、それぞれ1
組のフィルタ・タップがフィルタ係数メモリ48から読
み出され、それぞれのFIRフィルタへ書き込まれる。
【0049】各回のファイアリング毎に、送信の際に用
いられたゴレイ符号化された基本系列に対応しているオ
ーバサンプリング後のゴレイ系列を用いてフィルタリン
グが行われる。時間反転されたオーバサンプリング後の
ゴレイ系列は、メモリ48に記憶されており、適当な時
刻にデコード用フィルタ52及び56へ供給される。デ
コード用フィルタは、以下の相関を実行するFIRフィ
ルタである。
【0050】
【数9】
【0051】ここで、*は畳み込みを示しており、上付
きのバーは共役関係を示している(x及びyが複素数で
ある場合)。相関の結果は、それぞれベクトル加算器5
4及び58で加算されて、デコードされた信号を形成
し、これらの信号は更なる処理のためにマルチプレクサ
60を介して順次Bモード・プロセッサ32(図1)へ
供給される。SNRが向上すること以外では、デコード
後のゴレイ・パルスは、ゴレイ符号化された基本系列の
代わりに基本系列を送信することにより得られるものと
実質的に同じである。
【0052】ゴレイ・コードの主な利点は、符号の送信
のために、アポダイズされたチャープ(chirp )等のそ
の他の符号を送信することが必要なより高価なディジタ
ル−アナログ変換器に対して、バイポーラ・パルサを利
用することにある。加えて、ゴレイ・コードは理論的に
はレンジ・ローブを有していないが、このことは他のど
の符号にも当てはまらない。
【0053】このイメージング・システムはまた、RF
エコー信号をベースバンドに復調させると共にビーム加
算の前又は後にダウンサンプリングすることにより動作
することもできる。この場合には、相関のために記憶さ
れているオーバサンプリング後のゴレイ系列もまた、ベ
ースバンドに復調されると共にダウンサンプリングされ
る。
【0054】直交するゴレイ符号化励起に用いられる2
つの送信焦点ゾーンは、同一のビーム・ベクトルに沿っ
ていてもよいし、異なるビーム・ベクトルに沿っていて
もよい。前者の場合には、スキャン・コントローラ(図
示されていない)が、より深いゾーンについての加算器
の出力信号を指示し、この出力信号をトランケート(打
ち切り)して、適当なレンジ位置においてより浅いゾー
ンについての加算器の出力信号にアペンド(追加)し、
表示される前に1本の走査線を形成する。後者の場合に
は、2つの焦点ゾーンの各々が、それぞれの走査線に対
応する。(直交する)ゴレイ符号化励起がより深いゾー
ンにおいてのみ用いられるときには、より浅い領域に従
来のゾーンが存在していてもよい。
【0055】本発明のいくつかの好ましい特徴について
のみここに例示し説明したが、当業者には多くの改変及
び変更が想到されよう。例えば、本発明は、2相の符号
を用いることに限定されておらず、多相の符号を代替的
に用いることができる。加えて、ここに記載した方法
は、直交する相補的な組を用いて2つよりも多い焦点ゾ
ーンに拡張することもできる。更に、ゴレイ符号化を個
別の受信サブ開口に対して用いて、ダイナミック・フォ
ーカシングの影響を減少させ得ることは明らかである。
例えば、受信開口を単一の送信イベントについて2つ又
はそれよりも多いサブ開口に分割することができ、全体
的な受信開口が同一であれば、対としてまとめられる送
信イベントについてサブ開口を異なったものとすること
が可能である。各回の送信イベント毎に、受信信号を各
々のサブ開口についてビーム形成し、それぞれのサブ開
口についてビーム形成された信号をフィルタリングした
後に、それぞれのサブ開口のフィルタリング後の信号を
加算する。従って、特許請求の範囲は、本発明の要旨の
範囲内に含まれるこれらのようなすべての改変及び変更
を網羅することを意図しているものと理解すべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込むようにプログラムすることの
できる超音波イメージング・システムのブロック図であ
る。
【図2】米国特許出願第09/063,109号に開示
されている発明による超音波イメージング・システムの
ブロック図である。
【図3】本発明の好ましい実施態様に従って、トランス
デューサ素子に対する重なり合ったゴレイ符号化励起及
び対応する受信波形の並列デコーディングを用いた超音
波イメージング・システムの一部のブロック図である。
【図4】本発明による単一のトランスデューサ素子につ
いてゴレイ符号化励起のための構成を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の好ましい実施態様によるゴレイ・コー
ド系列を示すパルス線図である。
【図6】本発明の好ましい実施態様による基本系列を示
すパルス線図である。
【図7】本発明の好ましい実施態様によるオーバサンプ
リング後のゴレイ・コード系列を示すパルス線図であ
る。
【図8】本発明の好ましい実施態様によるゴレイ符号化
された1対の基本系列を示すパルス線図である。
【図9】本発明の好ましい実施態様によるゴレイ符号化
された1対の基本系列を示すパルス線図である。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波散乱体をイメージングするシステ
    ムにおいて、 多数のトランスデューサ素子を含んでいる超音波トラン
    スデューサ・アレイと、 前記トランスデューサ・アレイに、それぞれ第1乃至第
    4の符号系列から導き出された第1乃至第4の符号化パ
    ルス系列のビームを送信させるようにプログラムされて
    いる送信ビームフォーマであって、前記第1及び第2の
    符号系列は第1の相補対であり、第3及び第4の符号系
    列は第2の相補対であり、前記第1及び第2の相補対は
    直交しており、前記第1及び第2のビームは第1の送信
    焦点ゾーンを有しており、前記第3及び第4のビームは
    前記第1の送信焦点ゾーンと異なる第2の送信焦点ゾー
    ンを有している送信ビームフォーマと、 前記第1及び第3のビームの送信の後に前記トランスデ
    ューサ・アレイにより受信され変換された第1の組の信
    号から第1のビーム加算された受信信号を形成すると共
    に、前記第2及び第4のビームの送信の後に前記トラン
    スデューサ・アレイにより受信され変換された第2の組
    の信号から第2のビーム加算された受信信号を形成する
    ようにプログラムされている受信ビームフォーマと、 前記第1のビーム加算された受信信号からの第1の信号
    成分を通過させると共に、前記第2のビーム加算された
    受信信号からの第2の信号成分を通過させる第1のフィ
    ルタと、 前記第1のビーム加算された受信信号からの第3の信号
    成分を通過させると共に、前記第2のビーム加算された
    受信信号からの第4の信号成分を通過させる第2のフィ
    ルタと、 前記第1及び第2の信号成分を加算して、前記第1の送
    信焦点ゾーンに対応する第1のデコードされた信号を形
    成すると共に、前記第3及び第4の信号成分を加算し
    て、前記第2の送信焦点ゾーンに対応する第2のデコー
    ドされた信号を形成するベクトル加算器と、 前記第1及び第2のデコードされた信号からそれぞれ導
    き出される第1及び第2の画像信号を形成するようにプ
    ログラムされているプロセッサと、 前記第1の画像信号の関数である第1の画像部分と前記
    第2の画像信号の関数である第2の画像部分とを有して
    いる画像を表示する表示モニタとを有していることを特
    徴とする、超音波散乱体をイメージングするシステム。
  2. 【請求項2】 前記第2及び第3のビームの送信は第1
    の時間間隔だけ離隔されており、前記第1及び第3のビ
    ームの送信は第2の時間間隔だけ離隔されており、前記
    第2及び第4のビームの送信は第3の時間間隔だけ離隔
    されており、前記第1の時間間隔は前記第2及び第3の
    時間間隔の各々よりも長い持続時間を有している請求項
    1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記第2の時間間隔の持続時間は前記第
    3の時間間隔の持続時間と等しい請求項2に記載のシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のビーム加算された受
    信信号をフィルタリングするのにそれぞれ用いられる第
    1及び第2の組のフィルタ係数を前記第1のフィルタへ
    供給すると共に、前記第1及び第2のビーム加算された
    受信信号をフィルタ処理するのにそれぞれ用いられる第
    3及び第4の組のフィルタ係数を前記第2のフィルタへ
    供給するフィルタ係数メモリを更に含んでいる請求項1
    に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の組のフィルタ係数
    は、前記第1のフィルタが、前記第1及び第2のビーム
    加算された受信信号を前記第1及び第2の符号系列とそ
    れぞれ相関させて、前記第1及び第2の信号成分をそれ
    ぞれ発生するように構成されており、更に、前記第3及
    び第4の組のフィルタ係数は、前記第1及び第2のビー
    ム加算された受信信号を前記第3及び第4の符号系列と
    それぞれ相関させて、前記第3及び第4の信号成分をそ
    れぞれ発生するように構成されている請求項4に記載の
    システム。
  6. 【請求項6】 前記第1の相補対の符号系列は第1のゴ
    レイ・コード対であり、前記第2の相補対の符号系列は
    第2のゴレイ・コード対である請求項1に記載のシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 超音波散乱体をイメージングするシステ
    ムにおいて、 多数のトランスデューサ素子を含んでいる超音波トラン
    スデューサ・アレイと、 基本系列と第1の対の符号系列の第1及び第2のオーバ
    サンプリング後の符号系列との畳み込みからそれぞれ導
    き出された第1及び第2の符号化された基本系列を供給
    すると共に、前記基本系列と第2の対の符号系列の第3
    及び第4のオーバサンプリング後の符号系列との畳み込
    みからそれぞれ導き出された第3及び第4の符号化され
    た基本系列を供給する符号系列源であって、前記第1の
    対の符号系列が相補的であり、前記第2の対の符号系列
    が相補的であり、前記第1及び第2の対の符号系列が直
    交している符号系列源と、 前記第1乃至第4の符号化された基本系列をそれぞれ用
    いて発生される第1乃至第4の符号化されたパルス系列
    のビームを前記トランスデューサ・アレイから送信させ
    るようにプログラムされているルックアップ・テーブル
    であって、前記第1及び第2のビームは第1の送信焦点
    ゾーンを有しており、前記第3及び第4のビームは前記
    第1の送信焦点ゾーンと異なる第2の送信焦点ゾーンを
    有しているルックアップ・テーブルと、 前記トランスデューサ・アレイに結合されていて、前記
    第1及び第3のビームの送信の後に且つ前記第2及び第
    4のビームの送信の前に、選択されたトランスデューサ
    素子から第1の組の信号を受信し、また前記第2及び第
    4のビームの送信の後に、選択されたトランスデューサ
    素子から第2の組の信号を受信する多数の受信チャネル
    と、 前記第1の組の信号から第1のビーム加算された受信信
    号をを形成し且つ前記第2の組の信号から第2のビーム
    加算された受信信号を形成するようにプログラムされて
    いる受信ビームフォーマと、 前記第1のビーム加算された受信信号からの前記第1及
    び第2の信号成分と前記第2のビーム加算された受信信
    号からの前記第3及び第4の信号成分とを、前記第1の
    送信焦点ゾーンに対応する第1のデコードされた信号と
    前記第2の送信焦点ゾーンに対応する第2のデコードさ
    れた信号とに変換する第1及び第2のゴレイ・デコーダ
    と、 前記第1及び第2のデコードされた信号からそれぞれ導
    き出される第1及び第2の画像信号を形成するようにプ
    ログラムされているプロセッサと、 前記第1の画像信号の関数である第1の画像部分と前記
    第2の画像信号の関数である第2の画像部分とを有して
    いる画像を表示する表示モニタとを有していることを特
    徴とする、超音波散乱体をイメージングするシステム。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2のゴレイ・デコーダ
    は、 前記第1のビーム加算された受信信号からの第1及び第
    2の信号成分を通過させ且つ前記第2のビーム加算され
    た受信信号からの第3及び第4の信号成分を通過させる
    デコード用フィルタと、 前記第1及び第3の信号成分をベクトル加算して、前記
    第1の送信焦点ゾーンに対応する第1のデコードされた
    信号を形成し、また前記第2及び第4の信号成分をベク
    トル加算して、前記第2の送信焦点ゾーンに対応する第
    2のデコードされた信号を形成するベクトル加算器とを
    含んでいる請求項6に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記各デコード用フィルタは、有限イン
    パルス応答フィルタを含んでいる請求項8に記載のシス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記ルックアップ・テーブルは、前記
    第2及び第3のビームの送信が第1の時間間隔だけ離隔
    され、前記第1及び第3のビームの送信が第2の時間間
    隔だけ離隔され、前記第2及び第4のビームの送信が第
    3の時間間隔だけ離隔され、前記第1の時間間隔が前記
    第2及び第3の時間間隔の各々よりも長くなるようにプ
    ログラムされている請求項7に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記ルックアップ・テーブルは、前記
    第2の時間間隔が前記第3の時間間隔と等しくなるよう
    にプログラムされている請求項10に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記デコード用フィルタは、前記第1
    及び第2のビーム加算された受信信号を受信するように
    並列に構成されている第1及び第2のフィルタと、前記
    第1及び第2のビーム加算された受信信号をフィルタリ
    ングするのにそれぞれ用いられる第1及び第2の組のフ
    ィルタ係数を前記第1のフィルタへ供給すると共に、前
    記第1及び第2のビーム加算された受信信号をフィルタ
    リングするのにそれぞれ用いられる第3及び第4の組の
    フィルタ係数を前記第2のフィルタへ供給するフィルタ
    係数メモリとを含んでいる請求項8に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記フィルタ係数メモリにより供給さ
    れる前記第1及び第2の組のフィルタ係数は、前記第1
    のフィルタが、前記第1及び第2のビーム加算された受
    信信号を前記第1及び第2のオーバサンプリング後の符
    号系列とそれぞれ相関させて、前記第1及び第2の信号
    成分をそれぞれ発生するように選択されており、前記フ
    ィルタ係数メモリにより供給される前記第3及び第4の
    組のフィルタ係数は、前記第2のフィルタが、前記第1
    及び第2のビーム加算された受信信号を前記第3及び第
    4のオーバサンプリング後の符号系列とそれぞれ相関さ
    せて、前記第3及び第4の信号成分をそれぞれ発生する
    ように選択されている請求項12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記符号系列源により発生される前記
    第1の対の符号系列は第1のゴレイ・コード対であり、
    前記符号系列源により発生される前記第2の対の符号系
    列は第2のゴレイ・コード対である請求項7に記載のシ
    ステム。
  15. 【請求項15】 前記トランスデューサ素子にそれぞれ
    結合されていると共に前記符号系列源に結合されている
    多数のバイポーラ・パルサを含んでいる請求項7に記載
    のシステム。
  16. 【請求項16】 多数のトランスデューサ素子を含む超
    音波トランスデューサ・アレイを用いて、超音波ビーム
    を送信する方法において、 基本系列と第1乃至第4の符号系列との畳み込みから第
    1乃至第4の符号化された基本系列を導き出し、前記第
    1及び第2の符号系列は第1の相補対であり、前記第3
    及び第4の符号系列は第2の相補対であり、前記第1及
    び第2の相補対は直交している工程と、 前記第1の符号化された基本系列に対応している第1の
    符号化されたパルス系列を用いて、第1の組の時間遅延
    により、第1の組の前記トランスデューサ素子の各々を
    駆動して、第1の送信焦点ゾーンにフォーカスされてい
    る第1のビームを形成する工程と、 前記第3の符号化された基本系列に対応している第3の
    符号化されたパルス系列を用いて、第2の組の時間遅延
    により、第2の組の前記トランスデューサ素子の各々を
    駆動して、前記第1の送信焦点ゾーンと異なる第2の送
    信焦点ゾーンにフォーカスされている第2のビームを形
    成する工程と、 前記第2の符号化された基本系列に対応している第2の
    符号化されたパルス系列を用いて、前記第1の組の時間
    遅延により、前記第1の組の前記トランスデューサ素子
    の各々を駆動して、前記第1の送信焦点ゾーンにフォー
    カスされている第3のビームを形成する工程と、 前記第4の符号化された基本系列に対応している第4の
    符号化されたパルス系列を用いて、前記第2の組の時間
    遅延により、前記第2の組の前記トランスデューサ素子
    の各々を駆動して、前記第2の送信焦点ゾーンにフォー
    カスされている第4のビームを形成する工程と有してい
    ることを特徴とする、超音波ビームを送信する方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の相補対の符号系列は第1の
    ゴレイ・コード対であり、前記第2の相補対の符号系列
    は第2のゴレイ・コード対である請求項15に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 超音波散乱体をイメージングする方法
    において、 第1及び第2の符号化されたパルス系列のビームを送信
    し、該第1のビームは第1の送信焦点ゾーンを有してお
    り、前記第2のビームは前記第1の送信焦点ゾーンと異
    なる第2の送信焦点ゾーンを有しており、前記第1のビ
    ームの送信の開始及び前記第2のビームの送信の開始
    は、往復伝播遅延よりも短い時間間隔だけ離隔されてい
    る工程と、 前記第1及び第2のビームの送信の後に、前記トランス
    デューサ・アレイにより受信され変換された第1の組の
    信号から第1のビーム加算された受信信号を形成する工
    程と、 前記第1のビーム加算された受信信号をフィルタリング
    して、第1及び第2の信号成分を形成する工程と、 前記第1及び第2のビームの前記超音波エコーが前記ト
    ランスデューサ・アレイにより受信された後に、第3及
    び第4の符号化されたパルス系列のビームを送信し、該
    第3のビームは前記第1の送信焦点ゾーンを有してお
    り、前記第4のビームは前記第2の送信焦点ゾーンを有
    しており、前記第3のビームの送信の開始及び前記第4
    のビームの送信の開始は、前記往復伝播遅延よりも短い
    時間間隔だけ離隔されている工程と、 前記第3及び第4のビームの送信の後に、前記トランス
    デューサ・アレイにより受信され変換された第2の組の
    信号から第2のビーム加算された受信信号を形成する工
    程と、 前記第2のビーム加算された受信信号をフィルタリング
    して、第3及び第4の信号成分を形成する工程と、 前記第1及び第3の信号成分を加算して、第1のデコー
    ドされた信号を形成する工程と、 前記第2及び第4の信号成分を加算して、第2のデコー
    ドされた信号を形成する工程と、 前記第1及び第2のデコードされた信号からそれぞれ導
    き出される第1及び第2の画像信号を形成する工程と、 前記第1の画像信号の関数である第1の画像部分と前記
    第2の画像信号の関数である第2の画像部分とを有して
    いる画像を表示する工程とを有し、 前記第1乃至第4の符号化されたパルス系列のビーム
    は、第1乃至第4の符号系列からそれぞれ導き出されて
    おり、前記第1及び第2の符号系列は第1の相補対の符
    号系列であり、前記第3及び第4の符号系列は第2の相
    補対の符号系列であり、前記第1及び第2の相補対の符
    号系列は直交していること、を特徴とする、超音波散乱
    体をイメージングする方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の相補対の符号系列は第1の
    ゴレイ・コード対であり、前記第2の相補対の符号系列
    は第2のゴレイ・コード対である請求項18に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 超音波ビームを送信するシステムにお
    いて、 多数のトランスデューサ素子を含んでいる超音波トラン
    スデューサ・アレイと、 基本系列と第1乃至第4の符号系列との畳み込みから第
    1乃至第4の符号化された基本系列を供給する送信系列
    源であって、前記第1及び第2の符号系列は第1の相補
    対であり、前記第3及び第4の符号系列は第2の相補対
    であり、前記第1及び第2の相補対は直交している送信
    系列源と、 選択されたトランスデューサ素子を駆動させて、前記第
    1から第4までの符号化された基本系列からそれぞれ導
    き出される第1乃至第4の符号化されたパルス系列のビ
    ームを送信する手段であって、前記第1及び第2のビー
    ムは第1の送信焦点ゾーンを有しており、前記第3及び
    第4のビームは前記第1の送信焦点ゾーンと異なる第2
    の送信焦点ゾーンを有しており、前記第1及び第3のビ
    ームは前記第2及び第4のビームの前に送信される、前
    記選択されたトランスデューサ素子を駆動する手段とを
    有していることを特徴とする、超音波ビームを送信する
    システム。
  21. 【請求項21】 前記選択されたトランスデューサ素子
    を駆動する手段は、前記送信系列源に結合されている多
    数のパルサと、該パルサに結合されているルックアップ
    ・テーブルとを含んでいる請求項20に記載のシステ
    ム。
  22. 【請求項22】 前記第1の相補対は第1のゴレイ・コ
    ード対であり、前記第2の相補対は第2のゴレイ・コー
    ド対である請求項20に記載のシステム。
  23. 【請求項23】 超音波散乱体をイメージングするシス
    テムにおいて、 多数のトランスデューサ素子を含んでいる超音波トラン
    スデューサ・アレイと、 前記トランスデューサ・アレイが、第1乃至第4の符号
    系列からそれぞれ導き出される第1乃至第4の符号化さ
    れたパルス系列のビームを送信するようにプログラムさ
    れている送信ビームフォーマであって、前記第1及び第
    2の符号系列は第1の相補対であり、前記第3及び第4
    の符号系列は第2の相補対であり、前記第1及び第2の
    相補対は直交しており、前記第1及び第2のビームは第
    1の送信焦点ゾーンを有しており、前記第3及び第4の
    ビームは前記第1の送信焦点ゾーンと異なる第2の送信
    焦点ゾーンを有している送信ビームフォーマと、 前記第1及び第3のビームの送信の後に、前記トランス
    デューサ・アレイにより受信され変換される第1の組の
    信号から第1のビーム加算された受信信号を形成すると
    共に、前記第2及び第4のビームの送信の後に、前記ト
    ランスデューサ・アレイにより受信され変換される第2
    の組の信号から第2のビーム加算された受信信号を形成
    するようにプログラムされている受信ビームフォーマ
    と、 前記第1及び第2のビーム加算された受信信号を復調さ
    せて、第1及び第2の復調された信号をそれぞれ形成す
    る復調器と、 前記第1の復調された信号からの第1の信号成分を通過
    させると共に、前記第2の復調された信号からの第2の
    信号成分を通過させる第1のフィルタと、 前記第1の復調された信号からの第3の信号成分を通過
    させると共に、前記第2の復調された信号からの第4の
    信号成分を通過させる第2のフィルタと、 前記第1及び第2の信号成分を加算して、第1のデコー
    ドされた信号を形成する第1のベクトル加算器と、前記
    第3及び第4の信号成分を加算して、第2のデコードさ
    れた信号を形成する第2のベクトル加算器と、 前記第1及び第2のデコードされた信号からそれぞれ導
    き出される第1及び第2の画像信号を形成するようにプ
    ログラムされているプロセッサと、 前記第1の画像信号の関数である第1の画像部分と前記
    第2の画像信号の関数である第2の画像部分とを有して
    いる画像を表示する表示モニタとを有していることを特
    徴とする、超音波散乱体をイメージングするシステム。
  24. 【請求項24】 前記第1及び第2のフィルタの各々
    が、有限インパルス応答フィルタを含んでいる請求項2
    3に記載のシステム。
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