JP2000030689A - バッテリ端子の接続構造 - Google Patents

バッテリ端子の接続構造

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JP2000030689A JP11174633A JP17463399A JP2000030689A JP 2000030689 A JP2000030689 A JP 2000030689A JP 11174633 A JP11174633 A JP 11174633A JP 17463399 A JP17463399 A JP 17463399A JP 2000030689 A JP2000030689 A JP 2000030689A
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信昭 小室
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリケースから突出する少なくとも一対
のバッテリ端子を、それぞれ対応する電気コードに結線
するバッテリ端子の接続構造において、電気コードをバ
ッテリ端子にワンタッチで簡単、的確に結線できるよう
にする。 【解決手段】 電気コード10の端部を固定したカプラ
端子8を有するカプラ6を、ガイド突起3およびガイド
溝7を介してバッテリケース1に着脱自在に嵌合し、前
記カプラ端子8,9をバッテリ端子4,5に対して同時
に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルモータや各種
電装品に給電するための車両用バッテリ等において、そ
の端子に電気コードを接続するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用のバッテリにおいては、
電気コードの端部に装着した接続金具の孔部をバッテリ
ケースから突出する端子に嵌合させた後、ボルトで前記
接続金具を締め付けて該孔部の直径を縮小させることに
より、前記端子と電気コードを接続する方法が用いられ
ている(例えば実開昭56−21365号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、電気コードを着脱する度にプラス端子側と
マイナス端子側の両方の接続金具のボルトを締めたり緩
めたりする必要があるために作業が面倒であった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、電気コードの着脱をワンタッチで容易に行うことが
可能なバッテリ端子の接続構造を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、バッテリケースから突出する少なくとも
一対のバッテリ端子を、それぞれ対応する電気コードに
結線するバッテリ端子の接続構造において、前記電気コ
ードの端部を固定したカプラ端子を有するカプラを、ガ
イド突起およびガイド溝を介して前記バッテリケースに
着脱自在に嵌合し、前記カプラ端子をバッテリ端子に対
して同時に結合してなることを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、前記第1の特徴に加えて、
前記バッテリケースに形成したガイド突起にヒューズホ
ルダを設けたことを第2の特徴とする。
【0007】更に本発明は、前記第1の特徴に加えて、
前記カプラにヒューズホルダを設けたことを第3の特徴
とする。
【0008】更にまた本発明は、前記第1の特徴に加え
て、カプラに係止爪を設け、この係止爪が係合する被係
止部をバッテリケースに設けたことを第4の特徴とす
る。
【0009】
【作 用】前述の構成を備えた本発明の第1の特徴によ
れば、ガイド突起をガイド溝に係合させてカプラをバッ
テリケース側に押し込むことにより、そのカプラとバッ
テリケースは一体に結合され、同時にカプラに設けたカ
プラ端子はバッテリに設けたバッテリ端子に自動的に結
合される。このとき、ガイド突起とガイド溝によって簡
単にカプラの接続方向を確認することができる。
【0010】また、本発明の第2,第3の特徴によれ
ば、ヒューズホルダがバッテリケースまたはカプラを利
用して装着されるので、ワイヤハーネスの途中にヒュー
ズホルダを装着する必要がなくなり、その結果ワイヤハ
ーネスの取り廻しが容易に行われる。
【0011】更に、本発明の第4の特徴によれば、バッ
テリケースに対するカプラの接続およびロックをワンタ
ッチで行うことができ、メンテナンス性能が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0013】添付図面において、図1は、本発明の第1
実施例を示すバッテリとカプラの斜視図、図2は第2実
施例を示す斜視図、図3は第2実施例の配線図、図4は
第3実施例を示す斜視図、図5は第4実施例を示す斜視
図、図6は第4実施例の部分平面図、図7は第5実施例
を示す斜視図、図8は第6実施例を示す斜視図、図9図
8の9部拡大斜視図、図10は第7実施例を示すカプラ
の平面図、図11は図10の11方向矢視図、図12〜
図15はそれぞれ前記第1実施例の第1〜第4変形例を
示す図である。
【0014】図1は本発明の第1実施例を示すもので、
自動車用バッテリBの概略直方体形状に形成されたバッ
テリケース1は、一方の長手方向端面の上部に段部2を
備えており、その段部2の中央には前記長手方向に沿っ
てガイド突起3が一体に形成されている。ガイド突起3
は段部2の底壁21 と側壁22 とに接続されており、そ
の底壁21 との接続部が一対の溝31 によって細幅に形
成されている。前記段部2の底壁21 にはガイド突起3
の左右両側に位置するようにバッテリ端子としてのプラ
ス端子4とマイナス端子5が設けられており、その先端
は前記長手方向に向けて直角に屈曲されている。
【0015】一方、カプラ6は合成樹脂により一体に形
成されており、その一方の端面61には前記ガイド突起
3と同一の断面形状を有するガイド溝7が開口してい
る。カプラ6の端面61 の左右両側には前記プラス端子
4とマイナス端子5がそれぞれ嵌合可能なカプラ端子
8,9が埋設されており、これらカプラ端子8,9には
カプラ6の外部に延出する電気コード10,11が連結
されている。カプラ端子8,9は弾性を有する金属板を
屈曲して形成したもので、その内部に前記プラス端子4
とマイナス端子5が所定の圧力を以て圧入される。
【0016】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0017】バッテリBの両端子4,5と電気コード1
0,11の結線は、ガイド溝7をバッテリケース1のガ
イド突起3に係合させた状態でカプラ6をバッテリケー
ス1側に押し込むことにより行われる。カプラ6の端面
1 が段部2の側壁22 に当接する位置まで前進する
と、プラス端子4とマイナス端子5がそれぞれカプラ端
子8,9に嵌合して接続される。このとき、カプラ6を
上下逆にして挿入しようとしても、ガイド突起3とガイ
ド溝7が係合しないため、容易にカプラ6の接続方向を
確認することができる。
【0018】図2及び図3は本発明の第2実施例を示す
もので、この実施例のバッテリケース1に形成したガイ
ド突起3は、その内部空間に着脱自在なヒューズホルダ
12を備えている。バッテリBのプラス端子は、該バッ
テリBのプラス極から直接カプラ端子81 に接続される
第1プラス端子41 と、バッテリBのプラス極から前記
ヒューズホルダ12に装着されたヒューズを介してカプ
ラ端子82 に接続する第2プラス端子42 の2個の端子
から構成されている。そして、前記第1プラス端子41
は電気コード101 を介して消費電力の極めて大きいセ
ルモータ13に接続されるとともに、第2プラス端子4
2 は消費電力が比較的少ないランプ等の他の電装品14
に接続されており、これによりセルモータ13の使用時
に前記ヒューズが溶断することを防止している。
【0019】而して、本実施例によっても先の実施例と
同様の作用効果を得ることが可能であり、それに加え
て、ヒューズホルダをワイヤハーネスの中間に介装する
必要が無くなるため、バッテリケース1周辺における前
記ワイヤハーネスの取廻しが容易になる。
【0020】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
この実施例はカプラ6の内部にヒューズホルダ12を装
着した点に特徴を有している。そして、バッテリBのプ
ラス端子4に接続されるカプラ端子8は直接セルモータ
13に延びる電気コード10 1 に接続されるとともに、
ヒューズホルダ12の内部に装着されたヒューズを介し
てランプ他の電装品14に延びる電気コード102 に接
続されている。
【0021】而して、この実施例においてもワイヤハー
ネスの取廻しを容易に行うことが可能となり、先の第2
実施例と同様の作用効果を奏することが可能となる。
【0022】図5および図6は本発明の第4実施例を示
すもので、この実施例はバッテリケース1に結合したカ
プラ6をロックすべく、カプラ6側に係止爪15を設け
るとともにバッテリケース1側に前記係止爪15が係合
する被係止部16を設けた点に特徴を有している。すな
わち、前記係止爪15はカプラ6の左右両側に突設した
支持ブラケット17にピン18を介して開閉自在に枢支
され、係止面151 とガイド面152 を形成した先端部
が閉じる方向にスプリング19で弾発付勢されている。
一方、バッテリケース1側には段部2の底壁21 と側壁
2 に接続する前記被係止部16が一体に形成され、そ
の中央には前記係止爪15の係止面15 1 が係合する係
止孔161 が開口している。
【0023】この実施例によれば、カプラ6のガイド溝
7ををバッテリケース1のガイド突起3に係合させて押
し込むと、ガイド面152 が被係止部16の端縁に当接
することにより係止爪15がスプリング19に抗して拡
開し、前記ガイド面152 が被係止部16の端縁を乗り
越えると前記スプリング19の弾発力で係止爪15が閉
じ、その係止面151 が被係止部16の係止孔161
係合する。これにより、カプラ6が振動等によりバッテ
リケース1から脱落することが確実に防止される。ま
た、カプラ6を取り外すには、係止爪15を指でスプリ
ング19に抗して拡開させながら被係止部16から離脱
させた後、そのカプラ6をバッテリケース1から引き抜
けばよい。
【0024】図7は本発明の第5実施例を示すもので、
前記第4実施例における係止孔16 1 を有する板状の被
係止部16に代えて、カプラ6側に設けた係止爪15に
係合可能な係止突起162 を有する被係止部16を設け
た点に特徴を有している。そして、この実施例によって
も上述の第4実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0025】図8および図9は本発明の第6実施例を示
すもので、この実施例はカプラ6にブレードヒューズ2
0とスペアのブレードヒューズ20′を同時に支持させ
た点に特徴を有している。すなわち、このカプラ6はバ
ッテリケース1の段部2に嵌合する本体部21を備え、
この本体部21には前記第5実施例と同様にバッテリケ
ース1のガイド突起3に係合するガイド溝7、バッテリ
Bのプラス端子4とマイナス端子5に接続するカプラ端
子8,9、およびバッテリケース1の被係止部16に係
合可能な係止爪15が設けられる。そして前記カプラ6
の本体部21の上面に一体に形成したヒューズホルダ2
2には、ブレードヒューズ20が挿入される支持孔と、
スペアのブレードヒューズ20′の端面を押圧して保持
する一対の支持爪221 が設けられる。そしてカプラ6
をバッテリケース1に装着した時、前記両ヒューズ2
0,20′はバッテリケース1の上面に沿うよう寝た状
態で支持される。
【0026】而して、この実施例によれば、実際に使用
するブレードヒューズ20とスペアのブレードヒューズ
20′を同時に保持できるだけでなく、ヒューズ20,
20′がバッテリケース1の上面に突出するのでカプラ
6を装着したままヒューズ20,20′の交換を行うこ
とができる。また、両ヒューズ20,20′がバッテリ
ケース1の上面に沿うように支持されるので、外観が良
く、しかもバッテリBの高さが極端に高くなることがな
い。
【0027】図10および図11は本発明の第7実施例
を示すもので、この実施例はスペアのブレードヒューズ
20′の外周の3辺を3本の支持爪222 で支持した点
に特徴を有しており、この実施例によっても前記第6実
施例と同じ作用効果を得ることが可能である。
【0028】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の小
設計変更を行うことが可能である。
【0029】例えば、バッテリケース1側に形成するガ
イド突起3とカプラ6側に形成するガイド溝7の位置、
形状、数等は前記各実施例のものに限定されず、適宜変
更可能である。すなわち、図12に示す前記第1実施例
の第1変形例の如くガイド突起3とガイド溝7を上下方
向に形成してカプラ6を上方からバッテリ本体1に結合
するもの、同じく図13に示す第2変形例の如くバッテ
リケース1側とカプラ6側に各2個のガイド突起3とガ
イド溝7を形成したもの、同じく図14に示す第3変形
例の如くバッテリリース1側にガイド溝7を形成すると
ともにカプラ6側にガイド突起3を形成したもの、同じ
く図15に示す第4変形例の如くバッテリケース1側お
よびカプラ6側に各2個のガイド溝7とガイド突起3を
形成したもの等の種々の設計変更が可能である。
【0030】また、上記第4〜7実施例において、カプ
ラ6、係止爪15、および支持ブラケット17を柔軟な
合成樹脂で一体に形成し、その支持ブラケット17の弾
性変形によって係止爪15を開閉させれば、係止爪15
を枢支するピン18と付勢用のスプリング19を省略す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、バッテリケースとカプラの一方に設けたガイド突起
を他方に設けたガイド溝に嵌合させるだけで、電気コー
ドをバッテリ端子にワンタッチで結線することができる
ので、バッテリ着脱の作業性が大幅に向上する。また、
ガイド突起とガイド溝によって結線の方向が一義的に決
定するので、容易にカプラの接続方向を確認することが
できる。
【0032】また、本発明の第2,第3の特徴によれ
ば、ヒューズホルダがバッテリケースまたはカプラを利
用して装着されるので、ワイヤハーネスの途中にヒュー
ズホルダを装着する必要がなくなり、その結果ワイヤハ
ーネスの取廻しが容易になる。
【0033】更に、本発明の第4の特徴によれば、バッ
テリケースに対するカプラの接続およびロックをワンタ
ッチで行うことができ、メンテナンス性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すバッテリとカプラの
斜視図
【図2】第2実施例を示す斜視図
【図3】第2実施例の配線図
【図4】第3実施例を示す斜視図
【図5】第4実施例を示す斜視図
【図6】第4実施例の部分平面図
【図7】第5実施例を示す斜視図
【図8】第6実施例を示す斜視図
【図9】図8の9部拡大斜視図
【図10】第7実施例を示すカプラの平面図
【図11】図10の11方向矢視図
【図12】第1実施例の第1変形例を示す図
【図13】第1実施例の第2変形例を示す図
【図14】第1実施例の第3変形例を示す図
【図15】第1実施例の第4変形例を示す図
【符号の説明】
1・・・バッテリケース 3・・・ガイド突起 4,41 ,42 ・・・プラス端子(バッテリ端子) 5・・・マイナス端子(バッテリ端子) 6・・・カプラ 7・・・ガイド溝 8,81 ,82 ・・・カプラ端子 9・・・カプラ端子 10,101 ,102 ・・・電気コード 11・・・電気コード 12・・・ヒューズホルダ 15・・・係止爪 16・・・被係止部 22・・・ヒューズホルダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月5日(1999.7.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 バッテリ端子の接続構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルモータや各種
電装品に給電するための車両用バッテリ等において、そ
の端子に電気コードを接続するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用のバッテリにおいては、
電気コードの端部に装着した接続金具の孔部をバッテリ
ケースから突出する端子に嵌合させた後、ボルトで前記
接続金具を締め付けて該孔部の直径を縮小させることに
より、前記端子と電気コードを接続する方法が用いられ
ている(例えば実開昭56−21365号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、電気コードを着脱する度にプラス端子側と
マイナス端子側の両方の接続金具のボルトを締めたり緩
めたりする必要があるために作業が面倒であった。
【0004】また従来では、ヒューズホルダをワイヤハ
ーネスの途中に設けるようにしていたので、それだけワ
イヤハーネスの取回しの自由度が制限される。そこでカ
プラ内にヒューズホルダを設けることも考えられるが、
その場合、カプラが接続状態のままではヒューズ交換が
できなくなる虞れがある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、従来の問題を解決することができる、バッテリ端子
の接続構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、バッテリケースから突出する少なくとも
一対のバッテリ端子を、それぞれ対応する電気コードに
結線するバッテリ端子の接続構造において、前記電気コ
ードの端部を固定したカプラ端子を有するカプラを、ガ
イド突起およびガイド溝を介して前記バッテリケースに
着脱自在に嵌合し、カプラ端子をバッテリ端子に対し
て同時に結合し、前記カプラの上部には、そのカプラの
バッテリケースへの嵌合方向と反対方向からヒューズを
挿着させるヒューズホルダを形成し、このヒューズホル
ダは、前記ヒューズの交換を前記カプラのバッテリケー
スへの装着状態でも行い得るように、バッテリケースの
上面より上方に突出していることを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は、前記第1の特徴に加えて、
前記ヒューズホルダには、前記ヒューズと並んでスペア
ヒューズを保持し得るスペアヒューズ保持手段が設けら
れることを第2の特徴とする。
【0008】更に本発明は、前記第1又は第2の特徴に
加えて、記カプラに係止爪を設け、この係止爪が前記
カプラの装着状態で係合する被係止部を前記バッテリケ
ースに設けたことを第3の特徴とする。
【0009】
【作 用】発明の上記第1の特徴によれば、ガイド突
起をガイド溝に係合させてカプラをバッテリケース側に
押し込むことにより、そのカプラとバッテリケースは一
体に結合され、同時にカプラに設けたカプラ端子は、対
応するバッテリ端子に自動的に結合される。このとき、
ガイド突起とガイド溝によって簡単にカプラの接続方向
を確認することができる。
【0010】またヒューズホルダがカプラの上部に一体
化されるので、ワイヤハーネスの途中にヒューズホルダ
を装着する必要がなくなり、ワイヤハーネスの取り廻し
が容易に行われる。しかもこのヒューズホルダは、カプ
ラのバッテリケースへの嵌合方向と反対方向からヒュー
ズを挿着可能であって、カプラのバッテリケースへの装
着状態でもヒューズを交換し得るようにバッテリケース
の上面より上方に突出しているため、カプラをバッテリ
ケースから分離しなくてもヒューズ交換作業を難なく行
うことができる。
【0011】また本発明の上記第2の特徴によれば、
ューズホルダには、前記ヒューズと並んでスペアヒュー
ズを保持し得るスペアヒューズ保持手段が設けられるか
ら、ヒューズとスペアヒューズとをバッテリケースの上
面に沿って互いに隣り合わせに配置できるから、メンテ
ナンス性能が向上する。
【0012】更に本発明の第の特徴によれば、バッテ
リケースに対するカプラの接続およびロックをワンタッ
チで行うことができ、メンテナンス性能が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0014】添付図面において、図1は、本発明の第1
実施例を示すバッテリとカプラの斜視図、図2は図1の
2部拡大斜視図、図3は第2実施例を示すカプラの平面
、図4は図3の4方向矢視図である。
【0015】図1,2は本発明の第1実施例を示すもの
で、自動車用バッテリBの概略直方体形状に形成された
バッテリケース1は、一方の長手方向端面の上部に段部
2を備えており、その段部2の中央には前記長手方向に
沿ってガイド突起3が一体に形成されている。ガイド突
起3は段部2の底壁21 と側壁22 とに接続されてお
り、その底壁21 との接続部が一対の溝31 によって細
幅に形成されている。前記段部2の壁2 2 にはガイド
突起3の左右両側に位置するようにバッテリ端子として
のプラス端子4とマイナス端子5が設けられいる。
【0016】一方、カプラ6は合成樹脂により一体に形
成されており、バッテリケース1の段部2に嵌合する本
体部21を備えている。この本体部21の両端面には、
前記ガイド突起3と同一の断面形状を有するガイド溝7
が開口している。カプラ6の、ガイド溝7の左右両側に
前記プラス端子4とマイナス端子5がそれぞれ嵌合
可能なカプラ端子8,9が埋設されており、これらカプ
ラ端子8,9にはカプラ6の外部に延出する電気コード
10,11が連結されている。カプラ端子8,9は弾性
を有する金属板を屈曲して形成したもので、その内部に
前記プラス端子4とマイナス端子5が所定の圧力を以て
圧入される。
【0017】ッテリBの両端子4,5と電気コード1
0,11の結線は、ガイド溝7をバッテリケース1のガ
イド突起3に係合させた状態でカプラ6をバッテリケー
ス1側に押し込むことにより行われる。カプラ6の本体
部21の端面が段部2の側壁22 に当接する位置まで前
進すると、プラス端子4とマイナス端子5がそれぞれカ
プラ端子8,9に嵌合して接続される。このとき、カプ
ラ6を上下逆にして挿入しようとしても、ガイド突起3
とガイド溝7が係合しないため、容易にカプラ6の接続
方向を確認することができる。
【0018】またこの実施例では、バッテリケース1に
結合したカプラ6をロックすべく、カプラ6の本体部2
1両側にそれぞれ弾性係止爪15を設けるとともに、バ
ッテリケース1側に、前記係止爪15が係合可能な係止
突起162 を有する被係止部16を設けている。従って
カプラ6のガイド溝7をバッテリケース1のガイド突起
3に係合させて押し込むと、係止爪15のガイド面が被
係止部16の係止突起162 端縁に当接することにより
係止爪15が自己の弾性力に抗して拡開し、前記ガイド
面が被係止部16の係止突起162 端縁を乗り越える
と、係止爪15自体の弾性復元力で係止爪15が閉じ、
その係止面が被係止部16の係止突起16 2 に係合す
る。これにより、カプラ6が振動等によりバッテリケー
ス1から脱落することが確実に防止される。また、カプ
ラ6を取り外すには、係止爪15を指で強制的に拡開変
形させながら被係止部16の係止突起162 から離脱さ
せた後、そのカプラ6をバッテリケース1から引き抜け
ばよい。
【0019】またカプラ6の本体部21の上面に一体に
形成したヒューズホルダ22には、ブレードヒューズ2
0が挿入される支持孔と、スペアのブレードヒューズ2
0′の端面を押圧して保持する、スペアヒューズ保持手
段としての一対の支持爪22 1 が設けられる。そしてカ
プラ6をバッテリケース1に嵌合装着した時、前記両ヒ
ューズ20,20′はバッテリケース1の上面に沿うよ
う寝た状態で支持される。
【0020】而して、この実施例によれば、実際に使用
するブレードヒューズ20とスペアのブレードヒューズ
20′をヒューズホルダ22に同時に保持できるだけで
なく、カプラ6をバッテリケース1に装着したままヒュ
ーズ20,20′の交換が行えるようにヒューズホルダ
22(従ってセット状態のヒューズ20,20′)が
ッテリケース1上面より突出しているため、カプラ6を
バッテリケース1より分離しなくてもヒューズ20,2
0′の交換を難なく行うことができる。また、両ヒュー
ズ20,20′がバッテリケース1の上面に沿うように
支持されるので、外観が良く、しかもバッテリBの高さ
が極端に高くなることがない。
【0021】更にヒューズホルダ22をワイヤハーネス
の中間に介装する必要が無くなるため、バッテリケース
1周辺におけるワイヤハーネスの取廻しが容易になる。
【0022】図および図は本発明の第実施例を示
すもので、この実施例はスペアのブレードヒューズ2
0′の外周の3辺を、スペアヒューズ保持手段としての
3本の支持爪222 で支持した点に特徴を有しており、
この実施例によっても前記第実施例と同じ作用効果を
得ることが可能である。
【0023】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の小
設計変更を行うことが可能である。
【0024】例えば、バッテリケース1側に形成するガ
イド突起3とカプラ6側に形成するガイド溝7の位置、
形状、数等は前記各実施例のものに限定されず、適宜変
更可能である。例えば、バッテリリース1側にガイド溝
7を形成するとともにカプラ6側にガイド突起3を形成
してもよく、またバッテリケース1側およびカプラ6側
に各2個のガイド溝7とガイド突起3を形成したもの等
の種々の設計変更が可能である。
【0025】また、上記施例において、カプラ6、係
止爪15及びその支持を柔軟な合成樹脂で一体に形成
したが、本発明では、カプラ6と別体の係止爪15をカ
プラ6に枢支して、これを係合方向にスプリングで付勢
するようにしてもよい
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、バッテリケースとカプラの一方に設けたガイド突起
を他方に設けたガイド溝に嵌合させるだけで、電気コー
ドをバッテリ端子にワンタッチで結線することができる
ので、バッテリ着脱の作業性が大幅に向上し、またガイ
ド突起とガイド溝によって結線の方向が一義的に決定す
るので、容易にカプラの接続方向を確認することができ
る。
【0027】またヒューズホルダがカプラの上部に一体
化されるので、ワイヤハーネスの途中にヒューズホルダ
を装着する必要がなくなり、ワイヤハーネスの取り廻し
が容易に行われる。しかもこのヒューズホルダは、カプ
ラのバッテリケースへの嵌合方向と反対方向からヒュー
ズを挿着可能であって、カプラのバッテリケースへの装
着状態でもヒューズを交換し得るようにバッテリケース
の上面より上方に突出しているため、カプラをバッテリ
ケースから分離しなくてもヒューズ交換を難なく行うこ
とができる。
【0028】また、本発明の第2の特徴によれば、ヒュ
ーズホルダには、上記ヒューズと並んでスペアヒューズ
を保持し得るスペアヒューズ保持手段が設けられるか
ら、ヒューズとスペアヒューズとをバッテリケースの上
面に沿って互いに隣り合わせに配置できるから、メンテ
ナンス性能が向上する。
【0029】更に、本発明の第の特徴によれば、バッ
テリケースに対するカプラの接続およびロックをワンタ
ッチで行うことができ、メンテナンス性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すバッテリとカプラの
斜視図
【図2】図1の2部拡大斜視図
【図3】第2実施例を示すカプラの平面図
【図4】図3の4方向矢視図
【符号の説明】 1・・・バッテリケース 3・・・ガイド突起 4・・プラス端子(バッテリ端子) 5・・・マイナス端子(バッテリ端子) 6・・・カプラ 7・・・ガイド溝 8・・カプラ端子 9・・・カプラ端子 1・・・電気コード 11・・・電気コー 15・・・係止爪 16・・・被係止部 22・・・ヒューズホルダ221 ・・支持爪(スペアヒューズ保持手段) 222 ・・支持爪(スペアヒューズ保持手段)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリケース(1)から突出する少な
    くとも一対のバッテリ端子(4,41 ,42 ;5)を、
    それぞれ対応する電気コード(10,101,102
    11)に結線するバッテリ端子の接続構造において、 前記電気コード(10,101 ,102 ;11)の端部
    を固定したカプラ端子(8,81 ,82 ;9)を有する
    カプラ(6)を、ガイド突起(3)およびガイド溝
    (7)を介して前記バッテリケース(1)に着脱自在に
    嵌合し、前記カプラ端子(8,81 ,82 ;9)をバッ
    テリ端子(4,41 ,42 ,5)に対して同時に結合し
    てなるバッテリ端子の接続構造。
  2. 【請求項2】 前記バッテリケース(1)に形成したガ
    イド突起(3)にヒューズホルダ(12)を設けたこと
    を特徴とする、請求項1記載のバッテリ端子の接続構
    造。
  3. 【請求項3】 前記カプラ(6)にヒューズホルダ(1
    2,22)を設けたことを特徴とする、請求項1記載の
    バッテリ端子の接続構造。
  4. 【請求項4】 前記カプラ(6)に係止爪(15)を設
    け、この係止爪(15)が係合する被係止部(16)を
    前記バッテリケース(1)に設けたことを特徴とする、
    請求項1記載のバッテリ端子の接続構造。
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