JP2000013884A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

Info

Publication number
JP2000013884A
JP2000013884A JP10173702A JP17370298A JP2000013884A JP 2000013884 A JP2000013884 A JP 2000013884A JP 10173702 A JP10173702 A JP 10173702A JP 17370298 A JP17370298 A JP 17370298A JP 2000013884 A JP2000013884 A JP 2000013884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
sound
sound radiation
force
vibrating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10173702A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Fujihira
正男 藤平
Akira Yamagishi
亮 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10173702A priority Critical patent/JP2000013884A/ja
Publication of JP2000013884A publication Critical patent/JP2000013884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/28Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
    • H04R1/2869Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/28Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
    • H04R1/2807Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements
    • H04R1/2815Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements of the bass reflex type
    • H04R1/2823Vents, i.e. ports, e.g. shape thereof or tuning thereof with damping material
    • H04R1/2826Vents, i.e. ports, e.g. shape thereof or tuning thereof with damping material for loudspeaker transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/28Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
    • H04R1/2869Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself
    • H04R1/2873Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself for loudspeaker transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2209/00Details of transducers of the moving-coil, moving-strip, or moving-wire type covered by H04R9/00 but not provided for in any of its subgroups
    • H04R2209/027Electrical or mechanical reduction of yoke vibration

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で小型軽量なスピーカボックスの
揺動を防止でき良好な低音再生ができる小型軽量のスピ
ーカ装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 スピーカボックス1の前面のバッフル板
2に取り付けられたスピーカ3と、このスピーカ3に弾
性体20を介して被着された比較的大質量の振動体21
とを具備し、このスピーカ3の音放射力F1 をこのスピ
ーカ3の音放射方向と逆方向の反作用力−F1 を駆動力
として発生するこの振動体21の音放射方向と逆方向の
作用力F2 と、この振動体21の質量M2 とにより相殺
する如くし、このスピーカボックス1の音の放射による
揺動をなくすようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型軽量のスピーカ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に小型軽量のスピーカ装置の低域再
生限界を伸ばすための有効な手段として、スピーカを設
けたバッフル板に開口及びダクトを設け、スピーカの振
動板の背面から出た音の位相を反転して、ダクトを介し
て開口から外部に放射させて、スピーカの振動板から前
面に出る音波を強め、低音域を歪まない様にしたバスレ
フレックス型(位相反転型)のスピーカ装置が良く知ら
れている。
【0003】この様な位相反転型スピーカ装置は図3に
示す様にスピーカボックス1の前面に設けたバッフル板
2に穿ったスピーカ放音孔2aに対向してスピーカ3が
固定される。
【0004】このスピーカ3は例えば、図3に示す如
く、リング状マグネット4と、このリング状マグネット
4を挟むように取付けられたプレート5及びヨーク6と
を設け、プレート5の内周側とヨーク6のセンターポー
ル6aとの間に磁気空隙7を形成する。またプレート5
にはスピーカ3のフレーム8が取付けられ、振動板10
の外周部にはエッジ9が設けられ、このエッジ9によっ
てコーン型の振動板10の外周部がフレーム8に保持さ
れている。
【0005】一方、振動板10の内周部にボイスコイル
ボビン11が取付けられており、このボイスコイルボビ
ン11にはボイスコイル12が巻装され、ボイスコイル
12はプレート5及びヨーク6のセンターポール6aに
よって形成された磁気空隙7内に挿入する様になされて
いる。17はこのボイスコイル12をこの磁気空隙7内
に保持するためのダンパーである。
【0006】またスピーカボックス1の外部の所定位置
に設けられた入力端子13aよりの音響信号を接続線1
4aを介してスピーカ3の端子15に供給し、端子15
よりの音響信号を錦糸線16を介してボイスコイル12
に供給している。
【0007】また、バッフル板2のスピーカ放音孔2a
と同一面に開口18aを有するダクト18を設け、スピ
ーカ3の振動板10の背面から出た音の位相を反転し
て、このダクト18からスピーカボックス1の外に放射
し、この振動板10の前面からでる音の低音域を広げて
いる。
【0008】上述の様に位相反転型のスピーカ装置とす
ることで、密閉型に比べて低音再生限界を低くすること
が出来て、スピーカ3の低音共振周波数f0 の約80%
程度まで低域再生範囲を拡げることが出来るとされてい
る。
【0009】この様なスピーカ装置ではスピーカ3の振
動板10の振動による音放射力F1はスピーカ3の実効
質量M1 にスピーカの振動板10の動く加速度α1 を乗
算した即ち、F1 =M1 α1 で表せる。この様な音放射
力F1 に対し、振動板10の背面側からスピーカボック
ス1内に向かう反作用力−F1 も、スピーカ装置が小型
軽量でスピーカボックス1の容積が小さくなれば顕著に
なり、振動板10の振動によってスピーカボックス1内
の空気は圧縮及び膨張を繰返し、この空気は振動板10
を元の位置に戻そうとする力となって働くためスピーカ
ボックス1を揺動させ、低音再生が阻害される問題があ
った。
【0010】この様な問題を解決するために本出願人は
先に図4に示す様なスピーカ装置を提案した、図4で図
3との対応部分には同一符号を付して示しその詳細説明
は省略する。
【0011】図4に於いて、スピーカボックス1は合成
樹脂で箱形にバッフル板2と一体に成型される。バッフ
ル板2の上側に穿設されたスピーカ放音孔2aに対向し
て、図3で詳記したと同様構成のスピーカ3を固定す
る。バッフル板2の下側に配された第1のダクト18及
び開口18aはバッフル板2の成型時に一体に成型され
る。
【0012】又、後面板1Bの上部にはバッフル板2に
穿ったスピーカ放音孔2aと対向する位置にスピーカ放
音孔2bを穿ち、第2のスピーカ3bを、好ましくはス
ピーカ3と背面同志が対向し且つスピーカ放音孔2bと
対向する様に後面板1Bに固定すると共に第1のダクト
18よりダクト径の大きい第2のダクト18bを第1の
ダクト18の所定長さ内でオーバラップし、且つ同心円
状断面が形成される様に後面板1Bと一体に植立させ、
第2のダクト18bの開口18cを通して第1のダクト
18の開口18aに放射する空気の等価質量MD 及び等
価抵抗RD を大きくする様に構成させている。
【0013】更に、第1及び第2のスピーカ3及び3b
には後面板1Bに配設した入力端子13a及び13b並
びに接続線14a及び14bを介して同一入力の音響信
号が供給されている。
【0014】上述した図4のスピーカ装置によれば第1
及び第2のダクト18及び18b間のダクト放射力FD1
及びFD2の反作用力−FD1及び−FD2は夫々相殺される
ので第1及び第2のスピーカ3及び3bの放射力F1
びF2 の反作用力−F1 及び−F2 をF1 ≒F2 とすれ
ば互に相殺することが出来る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上述した構
成ではスピーカボックス1内に一対の略同一構造のスピ
ーカ3及び3bを必要とし、スピーカボックス1の小型
化が図り難くなるだけでなく高価となる問題があった。
【0016】更に、スピーカの振動系を等しく作った2
つのスピーカでは低音共振周波数f0 の高い方が振動板
の共振鋭度であるQはf0 に比例して大きくなるため低
域の再生には不向きになる弊害があった。
【0017】本発明は叙上の問題点を解消したスピーカ
装置を提供しようとするものであり、簡単な構成で小型
軽量なスピーカボックスの揺動を防止でき良好な低音再
生ができる小型軽量のスピーカ装置を得ようとするもの
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明スピーカ装置はス
ピーカボックスの前面のバッフル板に取り付けられたス
ピーカと、このスピーカに弾性体を介して被着された比
較的大質量の振動体とを具備し、このスピーカの音放射
力をこのスピーカの音放射方向と逆方向の反作用力を駆
動力として発生するこの振動体の音放射方向と逆方向の
作用力と、この振動体の質量とにより相殺する如くし、
このスピーカボックスの音の放射による揺動をなくすよ
うにしたものである。
【0019】斯る本発明によれば、比較的大質量の振動
体をスピーカに弾性体を介して被着する簡単な構成で、
スピーカボックスの音の放射による揺動をなくすことが
でき良好な低音再生ができる。
【0020】また、本発明スピーカ装置はスピーカボッ
クスの前面のバッフル板に取り付けられたスピーカと、
このスピーカボックスの弾性を有する如くなされた後面
板に被着された比較的大質量の振動体とを具備し、この
スピーカの音放射力をこのスピーカの音放射方向と逆方
向の反作用力を駆動力として発生するこの振動体のこの
音放射方向と逆方向の作用力と、この振動体の質量とに
より相殺する如くし、このスピーカボックスの音の放射
による揺動をなくすようにしたものである。
【0021】斯る本発明によれば比較的大質量の振動体
をスピーカボックスの弾性を有する如くなされた後面板
に被着する簡単な構成で、スピーカボックスの音の放射
による揺動をなくすことができ、良好な低音再生ができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明スピ
ーカ装置の実施の形態の例につき説明する。この図1に
おいて、図3,図4に対応する部分には同一符号を付し
て示す。
【0023】図1は本例のスピーカ装置の側断面図を示
し、図1例においても図3,図4と同様に位相反転型ス
ピーカ装置の構成とする。この図1のスピーカ装置にお
いては、スピーカボックス1をABS樹脂等で略々直方
体状に成型し、このスピーカボックス1の前面に設けた
バッフル板2に穿ったスピーカ放音孔2aにスピーカ3
を固定する。
【0024】このスピーカ3は例えば図1に示す如く、
リング状マグネット4と、このリング状マグネット4を
挟むように取付けられたプレート5及びヨーク6とを設
け、プレート5の内周側とヨーク6のセンターポール6
aとの間に磁気空隙7を形成し、またプレート5にはス
ピーカ3のフレーム8が取付けられ、振動板10の外周
部にはエッジ9が設けられ、このエッジ9によってコー
ン型の振動板10の外周部がフレーム8に保持されてい
る。
【0025】一方、振動板10の内周部にボイスコイル
ボビン11が取付けられており、このボイスコイルボビ
ン11にはボイスコイル12が巻装され、このボイスコ
イル12はプレート5及びヨーク6のセンターポール6
aによって形成された磁気空隙7内に挿入するようにな
されている。17はこのボイスコイル12をこの磁気空
隙7内に保持するためのダンパーである。
【0026】また、スピーカボックス1の外部の所定位
置に設けられた入力端子13aよりの音響信号を接続線
14aを介してスピーカ3の端子15に供給し、端子1
5よりの音響信号を錦糸線16を介してボイスコイル1
2に供給する如くしている。
【0027】また、バッフル板2のスピーカ放音孔2a
と同一面に開口18aを有する第1のダクト18を設け
ると共にこの第1のダクト18よりダクト径の大きい第
2のダクト18bをこの第1のダクト18の所定長さ内
でオーバーラップし、且つ同心円状断面が形成されるよ
うに後面板1Bと一体に植立させ、第2のダクト18b
の開口18cを通して第1のダクト18の開口18aよ
り空気を放射する如く構成する。
【0028】この場合、この第1及び第2のダクト18
及び18b間のダクト放射力FD1及びFD2の反作用力−
D1及び−FD2は夫々互いに相殺され、この第1及び第
2のダクト18及び18bのダクト放射力FD1及びFD2
によってはこのスピーカボックス1は揺動しない。
【0029】また、このスピーカ3の振動板10の背面
から出た音の位相を反転して、この第1及び第2のダク
ト18及び18bからスピーカボックス1の外に放射
し、この振動板10の前面からでる音の低音域を広げて
いる。
【0030】本例においては、スピーカ3のヨーク6の
後面板1B側の全域に亘ってゴム等の弾性体20を介し
て円盤状の比較的大質量M2 の振動体21を被着する。
この場合ゴム等の弾性体20のバネ常数kが比較的大き
いので、この振動体21の質量M2 も比較的大きいもの
を必要とする。
【0031】この場合、この振動体21の共振周波数f
となり、この共振周波数fを必要に応じ、スピーカ3の
低音共振周波数f0 の上側又は下側とする如くする。
【0032】本例においては、スピーカ3の振動板10
の振動による音放射力をF1 とし、この振動体21がス
ピーカ3の音放射力F1 の音放射方向と逆方向の反作用
力−F1 を駆動力として発生する音放射方向と逆方向の
作用力をF2 とし、このスピーカ装置の振動体21の質
量M2 を除いた重さをMとし、このスピーカ装置の底面
と載置台との間の摩擦抵抗をRとしたとき、 F1 ≦F2 +F1 R+(M+M2 )R ・・・(1) が成り立つ如くする。
【0033】ここで、作用力F2 は、振動体21の動く
加速度をα2 としたとき、 F2 =M2 α2 ・・・(2) であり、また音放射力F1 は F1 =M1 α1 ・・・(3) であるので、この式(1),(2),(3)より振動体
21の質量M2 を求めることができる。
【0034】本例においては上述式(1)を満足するこ
とにより、スピーカ3の音放射力F1 をスピーカ3のこ
の音放射力と逆方向の反作用力−F1 を駆動力として発
生する振動体21の作用力F2 、この振動体21の質量
2 等により相殺することができ、スピーカ3の音の放
射力が損なわれることがなく、即ち、スピーカボックス
1が揺動することがなく良好な低音再生ができる。
【0035】従って本例によれば比較的大質量M2 の振
動体21をスピーカ3のヨーク6の後面板1B側に被着
する簡単な構成で音の放射による揺動をなくすことがで
き良好な低音再生ができる利益がある。
【0036】図2は本発明の実施の形態の他の例を示
す。この図2例につき説明するにこの図2例において、
図1例に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説
明は省略する。
【0037】この図2例のスピーカ装置においても図1
例と同様にスピーカボックス1をABS樹脂等で略々直
方体に成型し、このスピーカボックス1の前面に設けた
バッフル板2に穿ったスピーカ放音孔2aにスピーカ3
を固定する。
【0038】本例においてはこのスピーカボックス1の
後面板1に弾性を持たせる如くする。このスピーカボッ
クス1をABS樹脂等の樹脂で成型したときは、この後
面板1Bは弾性を有し、所定のバネ常数kを有する。
【0039】本例においては、このスピーカボックス1
内の後面板1Bのスピーカ3に対応する部分に円盤状の
比較的大質量M2 の振動体21を被着する。この場合、
このスピーカボックス1の後面板1Bのバネ常数kが比
較的大きいので、この振動体21の質量M2 も比較的大
きいものを必要とする。
【0040】この場合、この振動体21の共振周波数f
となり、この共振周波数fを必要に応じ、スピーカ3の
低音共振周波数f0 の上側又は下側とする如くする。
【0041】この例においても、スピーカ3の振動板1
0の振動による音放射力をF1 とし、この振動体21が
スピーカ3の音放射力F1 の音放射方向と逆方向の反作
用力−F1 を駆動力として発生する音放射方向と逆方向
の作用力をF2 とし、このスピーカ装置の振動体21の
質量M2 を除いた重さをMとし、このスピーカ装置の底
面と載置台と間の摩擦抵抗をRとしたとき、 F1 ≦F2 +F1 R+(M+M2 )R が成り立つ如くする。
【0042】ここで、作用力F2 は、振動体21の動く
加速度をα2 としたとき F2 =M2 α2 であり、また音放射力F1 は F1 =M1 α1 であるので、上述式より振動体の質量M2 を求めること
ができる。この図2例においては、その他は図1例と同
様に構成する。
【0043】この図2例においても、上述式を満足する
ことにより、スピーカ3の音放射力F1 をスピーカ3の
この音放射力と逆方向の反作用力−F1 を駆動力として
発生する振動体21の作用力F2 、この振動体21の質
量M2 等により相殺することができ、スピーカ3の音の
放射力が損なわれることがなく、即ち、スピーカボック
ス1が揺動することがなく、良好な低音再生ができる。
【0044】従ってこの図2例によれば比較的大質量M
2 の振動体21をスピーカボックス1内の後面板1Bに
被着する簡単な構成で音の放射による揺動をなくすこと
ができ、良好な低音再生ができる利益がある。
【0045】尚、本発明は上述例に限ることなく、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り
得ることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で小型軽量
なスピーカボックスの揺動を防止でき、良好な低音再生
ができる小型軽量のスピーカ装置を得ることができる利
益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スピーカ装置の実施の形態の一例を示す
側断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の他の例を示す側断面図で
ある。
【図3】従来のスピーカ装置の例を示す側断面図であ
る。
【図4】従来のスピーカ装置の例を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥スピーカボックス、1B‥‥後面板、2‥‥バッ
フル板、3‥‥スピーカ、6‥‥ヨーク、18,18b
‥‥ダクト、20‥‥弾性体、21‥‥振動体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカボックスの前面のバッフル板に
    取り付けられたスピーカと、 前記スピーカに弾性体を介して被着された比較的大質量
    の振動体とを具備し、 前記スピーカの音放射力を前記スピーカの音放射方向と
    逆方向の反作用力を駆動力として発生する前記振動体の
    前記音放射方向と逆方向の作用力と、前記振動体の質量
    とにより相殺する如くし、前記スピーカボックスの音の
    放射による揺動をなくすようにしたことを特徴とするス
    ピーカ装置。
  2. 【請求項2】 スピーカボックスの前面のバッフル板に
    取り付けられたスピーカと、 前記スピーカボックスの弾性を有する如くなされた後面
    板に被着された比較的大質量の振動体とを具備し、 前記スピーカの音放射力を前記スピーカの音放射方向と
    逆方向の反作用力を駆動力として発生する前記振動体の
    前記音放射方向と逆方向の作用力と、前記振動体の質量
    とにより相殺する如くし、前記スピーカボックスの音の
    放射による揺動をなくすようにしたことを特徴とするス
    ピーカ装置。
JP10173702A 1998-06-19 1998-06-19 スピーカ装置 Pending JP2000013884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10173702A JP2000013884A (ja) 1998-06-19 1998-06-19 スピーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10173702A JP2000013884A (ja) 1998-06-19 1998-06-19 スピーカ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000013884A true JP2000013884A (ja) 2000-01-14

Family

ID=15965551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10173702A Pending JP2000013884A (ja) 1998-06-19 1998-06-19 スピーカ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000013884A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6944311B2 (en) 2002-06-07 2005-09-13 Fujitsu Ten Limited Speaker for vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6944311B2 (en) 2002-06-07 2005-09-13 Fujitsu Ten Limited Speaker for vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08111896A (ja) 電気音響変換器
JP2000013884A (ja) スピーカ装置
JP2000184482A (ja) スピーカ及びスピーカ装置
JPH11341586A (ja) スピーカ装置
JPH11308689A (ja) スピーカ装置
JP3491541B2 (ja) 加振装置及びそれを使用した音響変換装置
JPH11341595A (ja) スピーカ装置
JP2000013888A (ja) スピーカ及びスピーカ装置
JPH04111597A (ja) 動電型スピーカ
JPH1127784A (ja) スピーカ及びスピーカ装置
JPH11308691A (ja) スピーカ装置
GB2365655A (en) Loudspeaker with an additional flat diaphragm connected to cone diaphragm
JP2000023284A (ja) スピーカ装置及びスピーカ
JPH062387Y2 (ja) スピ−カシステム
JP3921831B2 (ja) スピーカ装置
JP2000059879A (ja) スピーカ装置
JPH11150782A (ja) スピーカ装置
JPH11341585A (ja) スピーカ装置
JPH11243593A (ja) スピーカ及びスピーカ装置
KR200196826Y1 (ko) 콘 스피커 구조
JP2000041292A (ja) スピーカ装置
JPH11150780A (ja) スピーカ装置
JP2000069582A (ja) スピーカ装置
JP2000032592A (ja) スピーカ装置
JPH11308688A (ja) スピーカ装置