JP2000013417A - モニタ機能付障害切分装置 - Google Patents

モニタ機能付障害切分装置

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JP2000013417A
JP2000013417A JP10244483A JP24448398A JP2000013417A JP 2000013417 A JP2000013417 A JP 2000013417A JP 10244483 A JP10244483 A JP 10244483A JP 24448398 A JP24448398 A JP 24448398A JP 2000013417 A JP2000013417 A JP 2000013417A
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line
modem
terminal
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Noboru Saito
登 斎藤
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】事務所において、端末装置からの監視情報を常
時モニタ出来ると共に、障害発生時に異常箇所の探索が
容易に行なえる監視制御装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】被監視箇所に設置し監視情報を送信する端
末装置1aから1e及び2aから2eと、端末装置から
の監視情報を中継する中継装置3と、各端末装置からの
情報を一括監視する親局装置4と、各端末装置からの監
視情報をモニタすると共に、障害時には切分試験を行な
うモニタ機能付障害切分装置5とにより構成する。又、
モニタ機能付障害切分装置5は、パソコン6とモデム7
とを備えた模擬中継装置8と、第一のモデム9とCPU
10と第二のモデム11及びスイッチ回路12とを備え
た回線切分装置13とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモニタ機能付き障害
切分装置に関し、特に親局装置と複数の端末装置間をポ
ーリング方式により通信を行なう監視制御装置における
モニタ機能付き障害切分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】親局装置により各所に点在する設備を遠
隔監視するため、一つの回線に複数の端末装置を接続し
ポーリング方式により通信する監視制御装置は多くのシ
ステムが稼動しているが、前記監視制御装置は、高い信
頼性と優れた保全度が要求されるため多様な方式が開発
されている。図7に従来の監視制御装置の構成図を示
す。本図において監視制御装置は、被監視箇所に設置し
監視情報を送信する端末装置1aから1e及び2aから
2eと、前記端末装置からの監視情報を中継する中継装
置3と、各端末装置からの情報を一括監視する親局装置
4とにより構成する。以上のように構成した監視制御装
置は次のように動作する。中継装置3は、一回線当たり
N台の端末装置を接続した回線を最大M回線まで収容出
来るが、ここでは説明を解りやすくするために以下の如
くN=5、M=16とした実施例により説明する。各所
に点在する端末装置は、被監視箇所にある設備等の監視
情報や計測情報を中継装置による端末装置へのポーリン
グに応答して中継装置に伝送する。ポーリングは、1回
線に最大5台接続されている各端末装置に対して中継装
置から順次呼出しを行ない、前記端末装置がポーリング
応答することにより情報を収集し、これを全回線にわた
って繰り返し行なう。次に親局装置に対しては、中継装
置は受信した情報を定時間隔及び親局装置から要求のあ
った時に伝送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の監視制御装置は、親局装置を人が常駐す
る事務所から離れた機械室に設置するため、事務所にて
現在の監視情報及び計測情報等を確認する時は、親局装
置を管理している管理センターに連絡をとり確認を行な
っている。従って、事務所においてリアルタイムに端末
装置の状態把握が出来ないという問題が生じている。
又、親局装置が中継装置から障害情報を受信した時に、
その内容からは端末装置の障害か、回線の障害か或いは
中継装置の障害かの区別が出来ない。例えば、中継装置
が通信回線1の全てのデータが通信異常と親局装置に通
知したとしても、通知内容は中継装置に障害があって異
常になっているのか、又は、端末装置を含めた通信回線
1側に障害があって異常となっているのかの判断が出来
ない。本発明は、上述したような従来の監視制御装置の
問題を解決するためになされたものであって、事務所に
おいて端末装置からの情報を常時モニタ出来ると共に、
障害発生時に異常箇所の探索が容易に行なえる監視制御
装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るモニタ機能付障害切分装置は、以下の
構成をとる。請求項1記載のモニタ機能付障害切分装置
は、所定の被監視箇所に端末装置を設置し該端末装置が
検出する監視情報を中継装置を経由して親局装置に送出
する監視制御装置において、パソコンとモデムからなる
模擬中継装置とCPUとスイッチ回路と第一のモデム及
び第二のモデムからなる回線切分装置とにより構成した
モニタ機能付障害切分装置を設置し、中継装置と複数の
端末装置間において行われている通信の前記端末装置か
ら中継装置に送出する監視情報を、中継装置と複数の端
末装置間を接続している回線に第二のモデムをハイイン
ピーダンスとして接続することにより、前記回線に前記
回線切分装置と前記模擬中継装置とを接続し、該模擬中
継装置に備えられた前記中継装置と同等の性能を有する
パソコンにより前記回線側に影響を与えることなくモニ
タするよう構成する。請求項2記載のモニタ機能付障害
切分装置は、所定の被監視箇所に端末装置を設置し該端
末装置が出力する監視情報を中継装置を経由して親局装
置に送出する監視制御装置において、パソコンとモデム
からなる模擬中継装置と、CPUとスイッチ回路と第一
のモデム及び第二のモデムからなる回線切分装置とによ
り構成したモニタ機能付障害切分装置を設置し、親局装
置において検出した通信異常に該当する端末装置が接続
された回線を前記回線切分装置を介して前記模擬中継装
置に接続し該模擬中継装置と前記端末装置間において通
信を行なうことにより障害探査するよう構成する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基づいて
本発明を詳細に説明する。図1は本発明によるモニタ機
能付障害切分装置を組み込んだ監視制御装置の一実施例
を示す構成図である。本図において監視制御装置は、被
監視箇所に設置し監視情報を送信する端末装置1aから
1e及び2aから2eと、端末装置からの監視情報を中
継する中継装置3と、各端末装置からの情報を一括監視
する親局装置4と、各端末装置が送出する監視情報をモ
ニタすると共に、障害時には切分試験を行なうモニタ機
能付障害切分装置5とにより構成する。又、モニタ機能
付障害切分装置5は、パソコン6とモデム7とを備えた
模擬中継装置8と、第一のモデム9とCPU10と第二
のモデム11及びスイッチ回路12とを備えた回線切分
装置13とにより構成する。以上のように構成した監視
制御装置は次のように動作する。先ず、監視制御装置が
正常動作し、回線切分装置13に設けられたスイッチ回
路12のスイッチであるSW2が全ての回線を接続して
いる場合は、親局装置4と、中継装置3及び端末装置1
aから1e、2aから2eが接続された状態となり監視
制御装置は現用動作している。中継装置3は、一回線当
たりN台の端末装置を接続した回線を最大M回線まで収
容出来るが、ここでは説明を解りやすくするために以下
の如くN=5、M=16とした実施例により説明する。
各所に点在する端末装置は、被監視箇所にある設備等の
監視情報や計測情報を中継装置から端末装置へのポーリ
ングに応答して中継装置に伝送する。ポーリングは、1
回線に最大5台接続されている端末装置に対して中継装
置から順次呼出を行ない、前記端末装置がポーリング応
答することにより情報を収集し、これを全回線にわたっ
て繰り返し行なう。次に親局装置に対しては、中継装置
は受信した情報を定時間隔及び親局から要求のあった時
に伝送する。
【0006】次にモニタ機能付障害切分装置5は、上述
のように現用動作している監視制御装置に影響を与える
こと無く、各端末装置が中継装置3を経由して親局装置
4に送信している監視情報をモニタすることが出来る。
その手順を説明すると、保守者は模擬中継装置8を構成
しているパソコン6を操作し、モデム7及び回線切分装
置13を構成している第一のモデム9を経由してCPU
10に対してモニタすべき回線の接続情報を送出する。
CPU10は接続情報を受信後、スイッチ回路12を動
作させ、SW1を所望の回線に切り替えると共にパソコ
ン6に回線の接続情報を送信する。この時現用回線に接
続するモニタ用の第二のモデム11は、受信回路の入力
インピーダンスをハイインピーダンスとし、現用回線に
影響を与えないようにしている。次に第二のモデム11
は、所望の回線に接続された各端末装置が中継装置から
のポーリングに応答して送出している信号を並列に受信
し、受信したデータをCPU10と第一のモデム9及び
モデム7を経由してパソコン6に送出する。パソコン6
は、中継装置と同等の機能を備えており、受信した各端
末装置からのポーリング応答電文を解読しディスプレイ
に表示する。以降、スイッチ回路12のSW1を順次切
り替えることを繰り返し、全回線の監視情報をリアルタ
イムにモニタすることが出来る。尚、通常は模擬中継装
置8は事務所に又、回線切分装置13は他所にある中継
装置3等が設置されている機械室等に夫々設置し、両者
の間を試験回線により接続している。
【0007】次に、障害が発生した時に、保守者はモニ
タ機能付障害切分装置5を操作して障害回線を中継装置
3から切り離し、障害回線の端末装置を模擬中継装置8
に接続して回線切分試験を行うことが出来る。模擬中継
装置8は、前述したように中継装置3と同等の機能を有
しており、ポーリングにより端末装置から情報を収集し
内容を解読することが出来る。回線切分試験の方法を説
明すると、先ず、障害となっている回線を模擬中継装置
8に接続するために、模擬中継装置8を構成しているパ
ソコン6を操作し、モデム7及び回線切分装置13を構
成している第一のモデムを経由してCPU10に回線切
分情報を送信する。これを受けてCPU10は、スイッ
チ回路12の所望のスイッチSW1及びSW2を動作さ
せ障害回線を切り分けると共にパソコン6に回線の切分
状況を送信する。次に、パソコン6により、切り分けた
障害回線に接続している複数の端末装置に対し、モデム
7及び第一のモデム9、CPU10、第二のモデム11
を経由して、順次ポーリングを行い端末装置からのポー
リング応答の有無により障害箇所を探索する。探索が終
了するとパソコン6により、モデム7及び第一のモデム
9を介して回線切分装置13のCPU10に回線復旧情
報を送信する。そこでCPU10はスイッチ回路12の
所定のスイッチを復旧すると共に、パソコン6に回線の
切分状況を送信する。尚、回線切分装置13に備えられ
たCPU10は、送受信するポーリング電文に関し、該
ポーリング電文の端末アドレスを常時識別し、回線切分
装置13に与えられた端末アドレスが識別されない時は
そのままポーリング電文を通過させる。
【0008】図2に中継装置と端末装置間、模擬中継装
置と回線切分装置間及び模擬中継装置と端末装置間にお
いて送受信される信号のフォーマットを示す。(a)は
1キャラクタの構成を示し、調歩同期用のstビット及
びspビットと、8ビットからなるデータビット及び1
ビットのパリティビットにより構成する。(b)はポー
リング及びポーリング応答電文のフォーマットを示し、
最大18キャラクタのデータと、データの始めと終わり
を示す「DLE」+「STX」及び「DLE」+「ETX」と、
誤り検定を行なう「BCC」とにより構成する。(c)は
肯定応答フォーマットを示し、データが正常に受信した
時に「DLE」+「ACK」を送信する。(d)は否定応答
フォーマットを示し、データが正常に受信しなかった時
に「DLE」+「NAK」を送信する。
【0009】図3に中継装置と端末装置間及び模擬中継
装置と端末装置間において送受される信号のデータ部の
フォーマットを示す。(a)は中継装置及び模擬中継装
置から端末装置に送信するポーリング要求電文を示し、
ポーリング対象となる端末装置の回線番号と端末番号と
からなる端末アドレスと、ポーリング電文の種別からな
るデータ種別と、親局装置から配信される下り表示情報
とにより構成する。(b)は端末装置から中継装置及び
模擬中継装置に送信するポーリング応答電文を示し、前
述した端末アドレスと、装置の状態を示す装置情報と、
計測情報及び監視情報よりなる上り表示情報とにより構
成する。
【0010】図4に中継装置と端末装置間のポーリング
による通信手順及び親局装置と中継装置間の通信手順を
示す。(a)は中継装置と端末装置間のポーリングによ
る通信手順である。中継装置及び端末装置は全て起動し
ている状態とし、中継装置のモデムは送信要求(以下、
RSと記す)信号ONとなっており搬送波が出力されて
いる。そのため全端末装置のモデムは搬送波検出(以
下、CDと記す)信号ON状態である。一方端末装置の
モデムはRS信号OFFとなっており中継装置のモデム
はCD信号OFF状態である。次に中継装置はポーリン
グ動作に入り図3の(a)に示したポーリング要求電文
を送信する。端末装置では、全端末が前記ポーリング要
求電文を受信し、電文中に指定してある端末アドレスを
認識した後、被選択確認のとれた端末装置のみモデムを
起動してRS信号をONとする。続いて起動した端末装
置は、図3の(b)に示したポーリング応答電文を中継
装置に送信した後、モデムのRS信号をOFFとする。
中継装置では、返送されたポーリング応答電文が正常で
あると認識すると正常受信応答として「DLE」+「AC
K」信号を端末装置に送信し、端末装置では「DLE」+
「ACK」信号受信により送達確認をする。以下同様の動
作を端末装置2〜5について行ないこれを順次繰り返
す。次に、(b)は親局装置と中継装置間の通信手順で
ある。親局装置と中継装置は起動している状態とし、中
継装置から親局装置には定時に計測情報や監視情報を、
例えば1時間おきに送信する。又、親局装置から中継装
置に対し情報の送信を要求し、その時点での計測情報や
監視情報を入手することも出来る。
【0011】図5に模擬中継装置と回線切分装置間にお
いて送受される信号のデータ部の電文フォーマットを示
す。該電文フォーマットは、中継装置と端末装置間及び
模擬中継装置と回線切分装置を経由した端末装置間にお
いて使用されるものに準じ、模擬中継装置は回線切分装
置を6番目の端末装置として位置づけ固有の端末アドレ
スを割り付けている。回線切分装置は、模擬中継装置が
出力する電文の端末アドレスを識別し、回線切分装置に
与えられたアドレスが識別された時のみデータを取り込
み、該当しない場合は前記電文をそのまま端末装置側に
出力する。又、回線切分装置は、端末装置側から受信す
るポーリング応答電文についてはそのまま模擬中継装置
側に出力する。模擬中継装置と回線切分装置間の電文フ
ォーマットは、回線の接続及び切り離し情報が主体とな
るため、データ部のキャラクタ内容は固有のものとなっ
ている。(a)は模擬中継装置から回線切分装置に送信
する電文フォーマットを示し、回線切分装置のアドレス
を指定する端末アドレスと、電文の種別からなるデータ
種別と、回線の接続及び切り離しを指定する回線接続及
び切分情報とにより構成する。(b)は回線切分装置か
ら模擬中継装置に送信する電文フォーマットを示し、前
記端末アドレスと、装置の状態を示す装置情報と、現在
の回線接続及び切分状態を示す回線接続及び切分情報と
により構成する。
【0012】図6に模擬中継装置と回線切分装置間及び
模擬中継装置と回線切分装置を経由した端末装置間にお
いて、端末装置が出力する監視情報のモニタを行なう時
の通信手順を示す。先ず、模擬中継装置と回線切分装置
間の通信手順について説明する。模擬中継装置及び回線
切分装置は起動している状態とし、模擬中継装置のモデ
ム及び回線切分装置の第一のモデムはRS信号ONとな
っており共に搬送波が出力されている。そのため模擬中
継装置のモデム及び回線切分装置の第一のモデムはCD
信号ON状態である。次に模擬中継装置は回線接続の動
作に入り図5の(a)に示した要求電文を送出する。回
線切分装置では、前記要求電文を受信して、電文中に指
定してある端末アドレスを認識し、該当するアドレスで
あると、前記要求電文により指定された回線を模擬中継
装置側に接続する。次に回線切分装置は図5の(b)に
示した応答電文を模擬中継装置に送出する。模擬中継装
置では、返送された応答電文が正常であると認識すると
正常受信応答として「DLE」+「ACK」信号を回線切分
装置に送信し、回線切分装置では「DLE」+「ACK」信
号受信により送達確認をする。次に、回線切分装置は、
中継装置と端末装置間において行われているポーリング
要求及び応答電文のうち、各端末装置から順次出力され
るポーリング応答電文をモニタするため、第二のモデム
により得られた信号をそのまま第一のモデムに入力し、
さらに模擬中継装置に対して出力する。模擬中継装置で
は、受信したポーリング応答電文をモデムを介してパソ
コンに入力し解読する。又、別な回線に接続されている
端末装置をモニタする場合は、別途上記手順により模擬
中継装置から回線切分装置に回線接続情報を送出するこ
とで可能となる。
【0013】図7に模擬中継装置と回線切分装置間及び
模擬中継装置と回線切分装置を経由した端末装置間にお
いて、端末装置の回線切分試験を行なう時の通信手順を
示す。先ず、模擬中継装置と回線切分装置間の通信手順
について説明する。模擬中継装置及び回線切分装置は起
動している状態とし、模擬中継装置のモデム及び回線切
分装置の第一のモデムはRS信号ONとなっており共に
搬送波が出力されている。そのため模擬中継装置のモデ
ム及び回線切分装置の第一のモデムはCD信号ON状態
である。次に模擬中継装置は回線切分の動作に入り図5
の(a)に示した要求電文を送出する。回線切分装置で
は、前記要求電文を受信して、電文中に指定してある端
末アドレスを認識し、該当するアドレスであると、前記
要求電文により指定された回線を模擬中継装置側に切り
分ける。次に回線切分装置は図5(b)に示した応答電
文を模擬中継装置に送出する。模擬中継装置では、返送
された応答電文が正常であると認識すると正常受信応答
として「DLE」+「ACK」信号を回線切分装置に送信
し、回線切分装置では「DLE」+「ACK」信号の受信に
より送達確認をする。
【0014】次に回線が切り分けられた後、模擬中継装
置と端末装置間のポーリングによる通信手順を説明す
る。回線切分試験を行なう際は、回線切分装置は、模擬
中継装置と端末装置との間にあって、信号の中継のみを
行なう。即ち模擬中継装置のモデムからの信号は、回線
切分装置の第一のモデムを経由して第二のモデムからそ
のまま端末装置のモデムに出力される。又、端末装置の
モデムからの信号は、回線切分装置の第二のモデムを経
由して第一のモデムからそのまま模擬中継装置のモデム
に出力される。そこで、模擬中継装置と端末装置とが直
接対向して接続している場合と同一の動作となり、模擬
中継装置は、障害内容を探査するため切り分けられた回
線の端末装置に対して、中継装置が行なっているのと同
一の手順によりポーリングを行ない、その結果から障害
内容を特定することが出来る。模擬中継装置及び端末装
置は全て起動している状態とし、模擬中継装置のモデム
はRS信号ONとなっており搬送波が出力されている。
そのため全端末装置のモデムはCD信号ON状態であ
る。一方端末装置のモデムはRS信号OFFとなってお
り模擬中継装置のモデムはCD信号OFF状態である。
次に模擬中継装置はポーリング動作に入り図3の(a)
に示したポーリング要求電文を送出する。端末装置で
は、全端末が前記ポーリング要求電文を受信し、電文中
に指定してある端末アドレスを認識した後、被選択確認
のとれた端末装置のみモデムを起動してRS信号をON
とする。続いて起動した端末装置は図3の(b)に示し
たポーリング応答電文を模擬中継装置に送出した後、モ
デムのRS信号をOFFとする。模擬中継装置では、返
送されたポーリング応答電文が正常であると認識すると
正常受信応答として「DLE」+「ACK」信号を端末装置
に送信し、端末装置では「DLE」+「ACK」信号受信に
より送達確認をする。以下模擬中継装置は同様の動作を
残りの端末装置について行ない、応答電文が正常受信さ
れない端末装置を識別し、障害内容の特定を行なう。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述したように、請求項1記載
のモニタ機能付障害切分装置は、事務所において、現用
運用状態に影響を与えることなく稼動中の端末装置が出
力するポーリング応答電文を、リアルタイムに確認出
来、監視制御装置の運用上大きな効果を期待できる。
又、請求項2記載のモニタ機能付障害切分装置は、事務
所において、障害発生時には回線を切り分けて障害探査
が行なえ、監視制御装置の保守を行なう上で大きな効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモニタ機能付障害切分装置を組み
込んだ監視制御装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】中継装置と端末装置間、模擬中継装置と回線切
分装置間及び模擬中継装置と端末装置間において送受信
される信号のフォーマットを示す図である。
【図3】中継装置と端末装置間及び模擬中継装置と端末
装置間において送受される信号のデータ部のフォーマッ
トを示す図である。
【図4】中継装置と端末装置間のポーリングによる通信
手順及び親局装置と中継装置間の通信手順を示す図であ
る。
【図5】模擬中継装置と回線切分装置間において送受さ
れる信号のデータ部のフォーマットを示す図である。
【図6】模擬中継装置と回線切分装置間及び模擬中継装
置と回線切分装置を経由した端末装置間において、端末
装置のモニタを行なう時の通信手順を示す図である。
【図7】模擬中継装置と回線切分装置間及び模擬中継装
置と回線切分装置を経由した端末装置間において、端末
装置の切分試験を行なう時の通信手順を示す図である。
【図8】従来の監視制御装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1a、1e、2a、2e・・端末装置、 3・・中継装
置、 4・・親局装置、5・・障害切分装置、 6・・
パソコン、 7・・モデム、 8・・模擬中継装置、
9・・第一のモデム、 10・・CPU、 11・・第
二のモデム、 12・・スイッチ回路、 13・・回
線切分装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の被監視箇所に端末装置を設置し該端
    末装置が出力する監視情報を中継装置を経由して親局装
    置に送出する監視制御装置において、パソコンとモデム
    からなる模擬中継装置と、CPUとスイッチ回路と第一
    のモデム及び第二のモデムからなる回線切分装置とによ
    り構成したモニタ機能付障害切分装置を設置し、中継装
    置と複数の端末装置間において行われる通信の前記端末
    装置から中継装置に送出する監視情報を、中継装置と複
    数の端末装置間を接続している回線に第二のモデムの入
    力インピーダンスをハイインピーダンスとして接続する
    ことにより、前記回線に前記回線切分装置と前記模擬中
    継装置とを接続し、該模擬中継装置に備えられた前記中
    継装置と同等の性能を有するパソコンにより前記回線に
    対して影響を与えることなくモニタすることを特徴とし
    たモニタ機能付障害切分装置。
  2. 【請求項2】所定の被監視箇所に端末装置を設置し該端
    末装置が出力する監視情報を中継装置を経由して親局装
    置に送出する監視制御装置において、パソコンとモデム
    からなる模擬中継装置と、CPUとスイッチ回路と第一
    のモデム及び第二のモデムからなる回線切分装置とによ
    り構成したモニタ機能付障害切分装置を設置し、親局装
    置において検出した通信異常に該当する端末装置が接続
    された回線を前記回線切分装置を介して前記模擬中継装
    置に接続し該模擬中継装置と前記端末装置間において通
    信を行なうことにより障害探査することを特徴としたモ
    ニタ機能付障害切分装置。
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