JPH0851426A - パルス発生率監視回路 - Google Patents
パルス発生率監視回路Info
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- JPH0851426A JPH0851426A JP18319094A JP18319094A JPH0851426A JP H0851426 A JPH0851426 A JP H0851426A JP 18319094 A JP18319094 A JP 18319094A JP 18319094 A JP18319094 A JP 18319094A JP H0851426 A JPH0851426 A JP H0851426A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 t時間にn回以上パルスが発生するか否かを
監視する計数回路において、パルス発生率を常時算出
し、検出もれのない監視を行う。 【構成】 有効セルを受信時パルスを発生させるセル受
信回路1と、パルス発生時のタイマ値を格納するメモリ
2と、タイマがオーバフローした回数を管理するフラグ
31および32と、パルス発生率を算出する制御回路4
と、タイマ5と、パルス発生回数をカウントするN進カ
ウンタ6とからなるパルス発生率監視回路において、タ
イマ5はタイマオーバフロー時各フラグ31,32を交
互に“1”としてオーバフローした回数の管理を行い、
制御回路4は、パルス発生時そのタイマ値とメモリに格
納済みであるn回前のパルスが発生した時刻でのタイマ
値と、フラグの値によりパルス発生率を算出し監視を行
う。
監視する計数回路において、パルス発生率を常時算出
し、検出もれのない監視を行う。 【構成】 有効セルを受信時パルスを発生させるセル受
信回路1と、パルス発生時のタイマ値を格納するメモリ
2と、タイマがオーバフローした回数を管理するフラグ
31および32と、パルス発生率を算出する制御回路4
と、タイマ5と、パルス発生回数をカウントするN進カ
ウンタ6とからなるパルス発生率監視回路において、タ
イマ5はタイマオーバフロー時各フラグ31,32を交
互に“1”としてオーバフローした回数の管理を行い、
制御回路4は、パルス発生時そのタイマ値とメモリに格
納済みであるn回前のパルスが発生した時刻でのタイマ
値と、フラグの値によりパルス発生率を算出し監視を行
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM網からセルを受
信し、時間t当たりn個以上の有効セルを受信するか否
かでスループットを監視するなどのパルス発生率を監視
するシステムに係り、パルス発生率の監視を常時行える
計数回路に関する。例えば、通信網内のトラヒック制限
の正常性監視及びエラー監視回路に用い得るパルス発生
率監視回路に関する。
信し、時間t当たりn個以上の有効セルを受信するか否
かでスループットを監視するなどのパルス発生率を監視
するシステムに係り、パルス発生率の監視を常時行える
計数回路に関する。例えば、通信網内のトラヒック制限
の正常性監視及びエラー監視回路に用い得るパルス発生
率監視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ATM網では、受信側の処理能
力を超える入力があったときには対応しえない。したが
って、受信側の処理能力を超えた入力があったことを監
視する必要がある。従来の回路は、特開昭56−116
331号公報に記載のように、設定された時間tの間に
n回以上のパルスがあるか否かを監視する場合、設定さ
れた時間t毎のサンプリングを行いその間のパルス発生
回数を監視する構成になっていた。
力を超える入力があったときには対応しえない。したが
って、受信側の処理能力を超えた入力があったことを監
視する必要がある。従来の回路は、特開昭56−116
331号公報に記載のように、設定された時間tの間に
n回以上のパルスがあるか否かを監視する場合、設定さ
れた時間t毎のサンプリングを行いその間のパルス発生
回数を監視する構成になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、パル
ス発生率の監視を設定された一定時間毎のサンプリング
で行っていた。このためサンプリングとサンプリングと
の間にまたがる時間t内に規定値を越える数のパルスが
発生した場合は、これを検出できないという問題があ
る。
ス発生率の監視を設定された一定時間毎のサンプリング
で行っていた。このためサンプリングとサンプリングと
の間にまたがる時間t内に規定値を越える数のパルスが
発生した場合は、これを検出できないという問題があ
る。
【0004】本発明は、パルス発生率を監視する回路に
おいて、一定時間毎のサンプリングするときに設定され
た一定の時間t内に規定値を越える数のパルスが発生し
たときにこれを検出できるとともに、サンプリングとサ
ンプリングとの間にまたがる時間t内に規定値を越える
数のパルスが発生してもこれを検出できる監視能力の高
い監視回路を提供することを目的とする。
おいて、一定時間毎のサンプリングするときに設定され
た一定の時間t内に規定値を越える数のパルスが発生し
たときにこれを検出できるとともに、サンプリングとサ
ンプリングとの間にまたがる時間t内に規定値を越える
数のパルスが発生してもこれを検出できる監視能力の高
い監視回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、パルスを観測した時刻のタイマ値と、メ
モリに格納済みであるn回前のパルスが発生した時刻で
のタイマ値によって時間経過を算出し、これを基にパル
ス発生率を算出するようにした。すなわち、パルス発生
率が一定値を越えた事を検出するパルス発生率監視回路
において、パルス発生時刻を計時するタイマと、パルス
が発生した時刻での前記タイマ値を格納するメモリと、
パルス発生毎に前記タイマ値と前記メモリに格納済であ
るタイマ値によりパルス発生率を算出する制御回路を備
えた。
に、本発明は、パルスを観測した時刻のタイマ値と、メ
モリに格納済みであるn回前のパルスが発生した時刻で
のタイマ値によって時間経過を算出し、これを基にパル
ス発生率を算出するようにした。すなわち、パルス発生
率が一定値を越えた事を検出するパルス発生率監視回路
において、パルス発生時刻を計時するタイマと、パルス
が発生した時刻での前記タイマ値を格納するメモリと、
パルス発生毎に前記タイマ値と前記メモリに格納済であ
るタイマ値によりパルス発生率を算出する制御回路を備
えた。
【0006】しかし、この場合タイマ値がオーバフロー
するとパルス発生率を正確に算出できなくなる。このた
め、本発明は、タイマオーバフロー回数を管理する管理
情報を用いてタイマ値がメモリに格納された後発生した
タイマ値のオーバフロー回数を管理することによって、
観測中にタイマ値がオーバフローした場合でも発生率を
正確に監視する。すなわち、前記パルス発生率監視回路
において、タイマ値のオーバフロー回数を管理する管理
情報を前記タイマ値を格納するメモリに対応させて具備
することによって、タイマ値がオーバフローした場合に
おいても、前記管理情報にてパルス発生率を算出可能と
した。
するとパルス発生率を正確に算出できなくなる。このた
め、本発明は、タイマオーバフロー回数を管理する管理
情報を用いてタイマ値がメモリに格納された後発生した
タイマ値のオーバフロー回数を管理することによって、
観測中にタイマ値がオーバフローした場合でも発生率を
正確に監視する。すなわち、前記パルス発生率監視回路
において、タイマ値のオーバフロー回数を管理する管理
情報を前記タイマ値を格納するメモリに対応させて具備
することによって、タイマ値がオーバフローした場合に
おいても、前記管理情報にてパルス発生率を算出可能と
した。
【0007】
【作用】本発明は、パルスが入力する毎に、パルスが発
生した時刻のタイマ値とメモリに格納済みであるn回前
のパルスが発生した時刻でのタイマ値を比較して時間を
算出し、パルス発生率の算出を常時行うので、従来例で
発生したサンプリング間の検出もれがなくなる。また、
タイマ値格納用メモリの各アドレスに対応させて2種類
のタイマオーバフロー管理用フラグを設け、タイマオー
バフロー時タイマは2種類の前記フラグを交互に“1”
とし、制御回路はパルス発生時タイマ値をメモリに格納
するのと同時に2種類のフラグを“0”とすることによ
りタイマ値がメモリに格納された後発生したタイマオー
バフロー回数(0,1,2回以上)の管理が可能とな
る。例えばタイマ値が格納されているメモリに対応する
フラグが“0”,“0”の場合は、タイマ値がメモリに
格納されてからタイマがオーバフローしていないことを
示す。フラグが“0”,“1”または“1”,“0”の
場合は、タイマが1回オーバフローしていることを示
す。フラグが“1”,“1”の場合は、タイマが2回以
上オーバフローしていることを示す。これによってタイ
マ値がメモリに格納されてからタイマがオーバフローし
た場合にもパルス発生率算出時に管理情報を参照するこ
とによりパルス発生率の監視を正確に行える。
生した時刻のタイマ値とメモリに格納済みであるn回前
のパルスが発生した時刻でのタイマ値を比較して時間を
算出し、パルス発生率の算出を常時行うので、従来例で
発生したサンプリング間の検出もれがなくなる。また、
タイマ値格納用メモリの各アドレスに対応させて2種類
のタイマオーバフロー管理用フラグを設け、タイマオー
バフロー時タイマは2種類の前記フラグを交互に“1”
とし、制御回路はパルス発生時タイマ値をメモリに格納
するのと同時に2種類のフラグを“0”とすることによ
りタイマ値がメモリに格納された後発生したタイマオー
バフロー回数(0,1,2回以上)の管理が可能とな
る。例えばタイマ値が格納されているメモリに対応する
フラグが“0”,“0”の場合は、タイマ値がメモリに
格納されてからタイマがオーバフローしていないことを
示す。フラグが“0”,“1”または“1”,“0”の
場合は、タイマが1回オーバフローしていることを示
す。フラグが“1”,“1”の場合は、タイマが2回以
上オーバフローしていることを示す。これによってタイ
マ値がメモリに格納されてからタイマがオーバフローし
た場合にもパルス発生率算出時に管理情報を参照するこ
とによりパルス発生率の監視を正確に行える。
【0008】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1〜図3により
説明する。図1は、本発明のパルス発生率監視回路の1
実施例を示す構成図であり、ATM網からセルを受信
し、時間t当たりn個以上の有効セルを受信するか否か
でスループットを監視するパルス発生率監視回路の例を
示す。
説明する。図1は、本発明のパルス発生率監視回路の1
実施例を示す構成図であり、ATM網からセルを受信
し、時間t当たりn個以上の有効セルを受信するか否か
でスループットを監視するパルス発生率監視回路の例を
示す。
【0009】本発明に係るパルス発生率監視回路は、セ
ル受信回路1と、メモリ2と、第1のタイマオーバーフ
ロー回数監視フラグ31および第2のタイマオーバーフ
ロー回数監視フラグ32と、制御回路4と、T時間タイ
マ5と、N進カウンタ6と、警報回路7から構成され
る。
ル受信回路1と、メモリ2と、第1のタイマオーバーフ
ロー回数監視フラグ31および第2のタイマオーバーフ
ロー回数監視フラグ32と、制御回路4と、T時間タイ
マ5と、N進カウンタ6と、警報回路7から構成され
る。
【0010】セル受信回路1は、ATM網から受信した
受信セルのうちに有効セルを検出したときに有効セルパ
ルスを発生させ、制御回路4に送る。受信したセルは図
示を省略した通信処理手段に送られ処理が行われる。
受信セルのうちに有効セルを検出したときに有効セルパ
ルスを発生させ、制御回路4に送る。受信したセルは図
示を省略した通信処理手段に送られ処理が行われる。
【0011】メモリ2は、N(≧n)個分の記憶エリア
を持ち、制御回路4の指令によって有効セルパルスが発
生した時刻のタイマ値を順次各記憶エリアに格納するタ
イマ値格納メモリの働きをする。
を持ち、制御回路4の指令によって有効セルパルスが発
生した時刻のタイマ値を順次各記憶エリアに格納するタ
イマ値格納メモリの働きをする。
【0012】二つのタイマオーバーフロー回数監視フラ
グ31,32は、各々タイマ値格納用メモリ2の各アド
レスに対応させてN個のフラグを有し、T時間タイマ5
がオーバーフローするとその信号を受けて第1のフラグ
または第2のフラグのいずれかが状態を変化させられ、
タイマ5のオーバフロー回数を管理する。なお、フラグ
31,32の初期値は、全て“1”にセットされる。
グ31,32は、各々タイマ値格納用メモリ2の各アド
レスに対応させてN個のフラグを有し、T時間タイマ5
がオーバーフローするとその信号を受けて第1のフラグ
または第2のフラグのいずれかが状態を変化させられ、
タイマ5のオーバフロー回数を管理する。なお、フラグ
31,32の初期値は、全て“1”にセットされる。
【0013】制御回路4は、有効セルパルスが発生した
時刻のT時間タイマ5の値をメモリ2に格納すると同時
に、そのメモリに対応するフラグ31,32の値を
“0”とし、n回前のパルス発生時刻のタイマ値と今回
のパルス発生時刻のタイマ値および、フラグ31,32
の値から両時刻間の時間を算出し、この時間とパルス発
生回数nから、パルス発生率を算出し、パルス発生率の
監視を行う。さらに、制御回路4には、パルスを受信す
る度に状態を変化するレジスタAが設けられている。
時刻のT時間タイマ5の値をメモリ2に格納すると同時
に、そのメモリに対応するフラグ31,32の値を
“0”とし、n回前のパルス発生時刻のタイマ値と今回
のパルス発生時刻のタイマ値および、フラグ31,32
の値から両時刻間の時間を算出し、この時間とパルス発
生回数nから、パルス発生率を算出し、パルス発生率の
監視を行う。さらに、制御回路4には、パルスを受信す
る度に状態を変化するレジスタAが設けられている。
【0014】T時間タイマ5は、T(≧t)時間カウン
トしオーバーフローした後初期値からカウントを再開す
る。N進カウンタ6は、有効セルパルス発生回数をカウ
ントし、Nまでカウントするとリセットされ初期値から
カウントを再開する。
トしオーバーフローした後初期値からカウントを再開す
る。N進カウンタ6は、有効セルパルス発生回数をカウ
ントし、Nまでカウントするとリセットされ初期値から
カウントを再開する。
【0015】警報回路7は、パルス発生率が監視値を越
えた事を通知する警報回路である。
えた事を通知する警報回路である。
【0016】以下、働きを説明する。ここで、T時間タ
イマの値をt[p,q]で示し、pはp番目のパルス入
力時を示している。セル受信回路1は、ATM網から受
信したセル中に有効セルを検出すると、有効セルパルス
を制御回路4へ向けて送出する。制御回路4は、1番目
の有効セルパルスを受信すると、メモリ2のアドレス
(0)番地にT時間タイマ5の有効セルパルス受信時刻
の値t[1,1]を格納させるとともにアドレス(0)
対応のフラグ31,32を“0”とし、さらにN進カウ
ンタ6を1歩進させて“1”とする。次ぎに、2番目の
有効セルパルスを受信すると、制御回路4は、N進カウ
ンタ6の内容“1”が示すメモリ2のアドレス(1)番
地にT時間タイマ5のその受信時刻の値t[2,1]を
格納するとともにアドレス(1)対応のフラグ31,3
2を“0”とし、さらにN進カウンタ6の値を1歩進さ
せて“2”とする。このように、有効セルパルスを受信
する度にその受信時刻のT時間タイマ5の値tmを順次
メモリ2に格納するとともにメモリアドレスに対応する
フラグ31,32を“0”とし、さらにN進カウンタ6
を順次歩進させる。
イマの値をt[p,q]で示し、pはp番目のパルス入
力時を示している。セル受信回路1は、ATM網から受
信したセル中に有効セルを検出すると、有効セルパルス
を制御回路4へ向けて送出する。制御回路4は、1番目
の有効セルパルスを受信すると、メモリ2のアドレス
(0)番地にT時間タイマ5の有効セルパルス受信時刻
の値t[1,1]を格納させるとともにアドレス(0)
対応のフラグ31,32を“0”とし、さらにN進カウ
ンタ6を1歩進させて“1”とする。次ぎに、2番目の
有効セルパルスを受信すると、制御回路4は、N進カウ
ンタ6の内容“1”が示すメモリ2のアドレス(1)番
地にT時間タイマ5のその受信時刻の値t[2,1]を
格納するとともにアドレス(1)対応のフラグ31,3
2を“0”とし、さらにN進カウンタ6の値を1歩進さ
せて“2”とする。このように、有効セルパルスを受信
する度にその受信時刻のT時間タイマ5の値tmを順次
メモリ2に格納するとともにメモリアドレスに対応する
フラグ31,32を“0”とし、さらにN進カウンタ6
を順次歩進させる。
【0017】N番目の有効セルパルスを受信すると、制
御回路4は、N進カウンタ6の内容“n”が示すメモリ
2のアドレス(n−1)番地にT時間タイマ5のその受
信時刻の値t[n,1」を格納するとともにメモリアド
レス(n−1)に対応するフラグ31,32を“0”と
し、さらにN進カウンタ6の値を1歩進させて“n”と
する。
御回路4は、N進カウンタ6の内容“n”が示すメモリ
2のアドレス(n−1)番地にT時間タイマ5のその受
信時刻の値t[n,1」を格納するとともにメモリアド
レス(n−1)に対応するフラグ31,32を“0”と
し、さらにN進カウンタ6の値を1歩進させて“n”と
する。
【0018】次いで、N+1番目の有効セルパルスを受
信すると、制御回路4は、N進カウンタ6の内容“n”
が示すメモリ2のアドレス(n)番地に有効セルパルス
受信時刻のT時間タイマ5の値t[n+1,1]を格納
するとともに、メモリ2の(0)番地に格納されたn個
前の有効セルパルス受信時刻のT時間タイマ5の値t
[1,1]と現在のT時間タイマ5の値t[n+1,
1]との差を用いて両時刻の間の時間t[n+1,1]
−t[1,1]を算出する。さらに、制御回路4は、算
出された両時刻間の時間t[n+1,1]−t[1,
1]を用いてパルス発生率N/t[n+1,1]−t
[1,1]を算出する。制御回路4は、このパルス発生
率を、例えば制御回路4自体内に格納された基準値と比
較して、基準値を超えたときに、その旨を警報回路7に
送出して、受信回路に対して適切な対応を行わせる。
信すると、制御回路4は、N進カウンタ6の内容“n”
が示すメモリ2のアドレス(n)番地に有効セルパルス
受信時刻のT時間タイマ5の値t[n+1,1]を格納
するとともに、メモリ2の(0)番地に格納されたn個
前の有効セルパルス受信時刻のT時間タイマ5の値t
[1,1]と現在のT時間タイマ5の値t[n+1,
1]との差を用いて両時刻の間の時間t[n+1,1]
−t[1,1]を算出する。さらに、制御回路4は、算
出された両時刻間の時間t[n+1,1]−t[1,
1]を用いてパルス発生率N/t[n+1,1]−t
[1,1]を算出する。制御回路4は、このパルス発生
率を、例えば制御回路4自体内に格納された基準値と比
較して、基準値を超えたときに、その旨を警報回路7に
送出して、受信回路に対して適切な対応を行わせる。
【0019】以下、順次有効セルパルスを受信すると、
制御回路4は、メモリ2に格納されているn個前の有効
セルパルス受信時刻のT時間タイマ5の値と、今回の有
効セルパルス受信時刻のT時間タイマ5の値のとの差を
算出して、パルス発生率を算出する。N進カウンタ6が
カウントアップするとその値は0に戻り、メモリ2のア
ドレスは再度(0)番地からカウントされる。
制御回路4は、メモリ2に格納されているn個前の有効
セルパルス受信時刻のT時間タイマ5の値と、今回の有
効セルパルス受信時刻のT時間タイマ5の値のとの差を
算出して、パルス発生率を算出する。N進カウンタ6が
カウントアップするとその値は0に戻り、メモリ2のア
ドレスは再度(0)番地からカウントされる。
【0020】ここで、有効セルパルスを受信してパルス
発生率を監視しているときに、時間Tが経過してタイマ
5がタイムアップしてオーバフローした時の処理を図2
の動作フローチャートを用いて説明する。
発生率を監視しているときに、時間Tが経過してタイマ
5がタイムアップしてオーバフローした時の処理を図2
の動作フローチャートを用いて説明する。
【0021】フラグ31および32は前述のように初期
状態で全て“1”にセットされているとする。制御回路
4に設けられたレジスタAは、T時間タイマ5がオーバ
ーフローしたことを示すパルスを受信する度にレジスタ
Aの状態を“0”または“1”に変化させる。ここで、
レジスタAの初期値は不定であって良い。
状態で全て“1”にセットされているとする。制御回路
4に設けられたレジスタAは、T時間タイマ5がオーバ
ーフローしたことを示すパルスを受信する度にレジスタ
Aの状態を“0”または“1”に変化させる。ここで、
レジスタAの初期値は不定であって良い。
【0022】いま、T時間タイマ5がオーバフローした
とすると(S1)、オーバーフローの情報を得た制御回
路4は、自身のレジスタAが“0”であるか否かを判断
する(S2)。レジスタAが“0”であるとき第1のフ
ラグ31の(0)〜(n−1)番目のフラグを全て
“1”とし(S3)、レジスタAが“1”のときフラグ
32の(0)〜(n−1)番目のフラグを全て“1”と
する(S4)。次に、レジスタAの内容を反転させたも
のをレジスタAに格納する(S5)。
とすると(S1)、オーバーフローの情報を得た制御回
路4は、自身のレジスタAが“0”であるか否かを判断
する(S2)。レジスタAが“0”であるとき第1のフ
ラグ31の(0)〜(n−1)番目のフラグを全て
“1”とし(S3)、レジスタAが“1”のときフラグ
32の(0)〜(n−1)番目のフラグを全て“1”と
する(S4)。次に、レジスタAの内容を反転させたも
のをレジスタAに格納する(S5)。
【0023】いま、上述の状態からT時間タイマ5が2
回目のオーバフローしたとすると(S1)、オーバーフ
ローの情報を得た制御回路4は、自身のレジスタAが
“0”であるか否かを判断する(S2)。レジスタAが
“0”であるときフラグ31の(0)〜(n−1)番目
のフラグを全て“1”とし(S3)、レジスタAが
“1”のときフラグ32の(0)〜(n−1)番目のフ
ラグを全て“1”とする(S4)。次に、レジスタAの
内容を反転させたものをレジスタAに格納する(S
5)。
回目のオーバフローしたとすると(S1)、オーバーフ
ローの情報を得た制御回路4は、自身のレジスタAが
“0”であるか否かを判断する(S2)。レジスタAが
“0”であるときフラグ31の(0)〜(n−1)番目
のフラグを全て“1”とし(S3)、レジスタAが
“1”のときフラグ32の(0)〜(n−1)番目のフ
ラグを全て“1”とする(S4)。次に、レジスタAの
内容を反転させたものをレジスタAに格納する(S
5)。
【0024】後で述べるように、メモリ1のアドレスに
対応したフラグ31,32は、初期値は“1”でメモリ
1にタイマ値が書き込まれたときに“0”となる。した
がって、メモリ1にタイマ値が書き込まれた後に発生し
たタイマオーバーフロー回数は、メモリ1に対応したフ
ラグ31,32のいずれも“0”の場合は0回、フラグ
31,32のいずれかが“1”の場合は1回、フラグ3
1,32のいずれも“1”の場合は2回以上で示すこと
ができる。又、フラグ31,32のいずれも“1”の場
合は、メモリ1にタイマ値が何も格納されていない初期
値の場合もある。
対応したフラグ31,32は、初期値は“1”でメモリ
1にタイマ値が書き込まれたときに“0”となる。した
がって、メモリ1にタイマ値が書き込まれた後に発生し
たタイマオーバーフロー回数は、メモリ1に対応したフ
ラグ31,32のいずれも“0”の場合は0回、フラグ
31,32のいずれかが“1”の場合は1回、フラグ3
1,32のいずれも“1”の場合は2回以上で示すこと
ができる。又、フラグ31,32のいずれも“1”の場
合は、メモリ1にタイマ値が何も格納されていない初期
値の場合もある。
【0025】一方、パルスが発生したときの制御回路4
の処理を説明する。
の処理を説明する。
【0026】上に述べたように、メモリ2内には、パル
ス発生毎に制御回路4内のN進カウンタ6の示すアドレ
スにその時のタイマ値が格納され、パルス発生毎に前記
N進カウンタ6は歩進される。したがってパルス発生時
の前記N進カウンタ6の値をxとし、パルス発生率算出
のためのパルス回数をnとし、T時間タイマ5がオーバ
ーフローする時間をTとし、N進カウンタ6のカウント
アップ値をNすると、x≧nの場合は、そのn回前のパ
ルス発生時のタイマ値はメモリ2のアドレス(x−n)
番地の内容M(x−n)で表され、x<nの場合はメモ
リ2のアドレス(x−n+N)番地の内容M(x−n+
N)で表わされる。また、そのn回の間のタイマオーバ
フロー回数(0,1,2回以上)は、x≧nの場合は第
1のフラグ31の(x−n)番目のフラグの値F1(x
−n)および第2のフラグ32の(x−n)番目のフラ
グの値F2(x−n)から、F1(x−n)+F2(x
−n)で表される。x<nの場合は第1のフラグ31の
(x−n+N)番目の値F1(x−n+N)および第2
のフラグ32の(x−n+N)番目のフラグの値F1
(x−n+N)から、F1(x−n+N)+F2(x−
n+N)で表わされる。また、n回前のパルス発生時の
タイマ値がメモリ2に格納されていない場合、つまりト
ータルのパルス発生回数がn回に満たない場合は、フラ
グF1(x−n+N)及びF2(x−n+N)は、初期
値の“1”、“1”がでありオーバーフロー回数2回以
上とみなす。
ス発生毎に制御回路4内のN進カウンタ6の示すアドレ
スにその時のタイマ値が格納され、パルス発生毎に前記
N進カウンタ6は歩進される。したがってパルス発生時
の前記N進カウンタ6の値をxとし、パルス発生率算出
のためのパルス回数をnとし、T時間タイマ5がオーバ
ーフローする時間をTとし、N進カウンタ6のカウント
アップ値をNすると、x≧nの場合は、そのn回前のパ
ルス発生時のタイマ値はメモリ2のアドレス(x−n)
番地の内容M(x−n)で表され、x<nの場合はメモ
リ2のアドレス(x−n+N)番地の内容M(x−n+
N)で表わされる。また、そのn回の間のタイマオーバ
フロー回数(0,1,2回以上)は、x≧nの場合は第
1のフラグ31の(x−n)番目のフラグの値F1(x
−n)および第2のフラグ32の(x−n)番目のフラ
グの値F2(x−n)から、F1(x−n)+F2(x
−n)で表される。x<nの場合は第1のフラグ31の
(x−n+N)番目の値F1(x−n+N)および第2
のフラグ32の(x−n+N)番目のフラグの値F1
(x−n+N)から、F1(x−n+N)+F2(x−
n+N)で表わされる。また、n回前のパルス発生時の
タイマ値がメモリ2に格納されていない場合、つまりト
ータルのパルス発生回数がn回に満たない場合は、フラ
グF1(x−n+N)及びF2(x−n+N)は、初期
値の“1”、“1”がでありオーバーフロー回数2回以
上とみなす。
【0027】よって制御回路4は、パルスの発生がある
と(S11)、x≧nの場合は、発生時刻+T×(F1
(x−n)+F2(x−n))−M(x−n)<tの条
件が、x≧nの場合は、発生時刻+T×(F1(x−n
+N)+F2(x−n+N))−M(x−n+N)<t
の条件が満たされるか否か判断し(S12)、この条件
が満たされた場合パルス発生率が規定値を越えたものと
して警報回路7へ通知する(S13)。この後、およ
び、上記条件が満たされないときは、制御回路4は、メ
モリ2のM(x)にパルス発生時のタイマ値を格納し、
第1のフラグ31の(x−1)番地のフラグF1(x)
および第2のフラグ32の(x−1)番地のフラグF2
(x)を“0”とし(S14)、最後に内部のN進カウ
ンタ6を歩進させて終了する(S15)。
と(S11)、x≧nの場合は、発生時刻+T×(F1
(x−n)+F2(x−n))−M(x−n)<tの条
件が、x≧nの場合は、発生時刻+T×(F1(x−n
+N)+F2(x−n+N))−M(x−n+N)<t
の条件が満たされるか否か判断し(S12)、この条件
が満たされた場合パルス発生率が規定値を越えたものと
して警報回路7へ通知する(S13)。この後、およ
び、上記条件が満たされないときは、制御回路4は、メ
モリ2のM(x)にパルス発生時のタイマ値を格納し、
第1のフラグ31の(x−1)番地のフラグF1(x)
および第2のフラグ32の(x−1)番地のフラグF2
(x)を“0”とし(S14)、最後に内部のN進カウ
ンタ6を歩進させて終了する(S15)。
【0028】本実施例によれば、タイマ5の容量を小さ
くすることができるとともに、複数のタイマ及び制御回
路を持つことなくパルス発生率の常時監視が可能とな
る。
くすることができるとともに、複数のタイマ及び制御回
路を持つことなくパルス発生率の常時監視が可能とな
る。
【0029】また、本実施例では、タイマ値のオーバー
フロー回数の管理を2種類のフラグを用いて実現してい
るが、2ビット以上のカウンタを用いても実現可能であ
る。
フロー回数の管理を2種類のフラグを用いて実現してい
るが、2ビット以上のカウンタを用いても実現可能であ
る。
【0030】また、本実施例では、タイマ5がオーバフ
ローした場合を考慮し、フラグ31,32によりタイマ
5のオーバフロー回数管理を行っているが、タイマ5の
値Tが十分大きい場合フラグ31,32による処理なし
でも実現可能である。例えば、精度1秒のタイマ値が3
2ビットあった場合、136年間オーバフローしない。
ローした場合を考慮し、フラグ31,32によりタイマ
5のオーバフロー回数管理を行っているが、タイマ5の
値Tが十分大きい場合フラグ31,32による処理なし
でも実現可能である。例えば、精度1秒のタイマ値が3
2ビットあった場合、136年間オーバフローしない。
【0031】次ぎに、本発明の第2の実施例を図4を用
いて説明する。本実施例では、第1のフラグ31および
第2のフラグ32はメモリ2のアドレスに対応したフラ
グを有している。T時間タイマ5がオーバーフローする
までの間は、第1のフラグ31および第2のフラグ32
は、それぞれ全て“0”,“0”となっている。いま、
K番目のパルスの受信体勢にあるときに、T時間タイマ
5がオーバフローしたとすると(S21)、オーバーフ
ローの情報を得た制御回路4は、自身のレジスタAが
“0”であるか否かを判断する(S22)。レジスタA
が“0”であるときフラグ31のK番目のフラグ(k)
を“1”とし(S23)、レジスタAが“1”のときフ
ラグ32のK番目のフラグ(k)を“1”とする(S2
4)。次に、レジスタAの内容を反転させたものをレジ
スタAに格納する(S25)。次いで、新たなパルスが
入力されたか否かを判断し(S26)、入力がなかった
ときはステップ(S21)に戻ってT時間タイマ5のオ
ーバーフローを監視する。新たな、パルスが入力された
ときには、オーバーフロー監視フローを終了する。した
がって、レジスタAが“0”であるとき第1のフラグ3
1はK番目のフラグ(k)が“1”であり他は全て
“0”の状態にあり、第2のフラグ32は全て“0”の
状態にある。レジスタAが“1”であるとき第1のフラ
グ31は全て“0”の状態にあり、第2のフラグ32は
K番目のフラグ(k)が“1”であり他は全て“0”の
状態にある。
いて説明する。本実施例では、第1のフラグ31および
第2のフラグ32はメモリ2のアドレスに対応したフラ
グを有している。T時間タイマ5がオーバーフローする
までの間は、第1のフラグ31および第2のフラグ32
は、それぞれ全て“0”,“0”となっている。いま、
K番目のパルスの受信体勢にあるときに、T時間タイマ
5がオーバフローしたとすると(S21)、オーバーフ
ローの情報を得た制御回路4は、自身のレジスタAが
“0”であるか否かを判断する(S22)。レジスタA
が“0”であるときフラグ31のK番目のフラグ(k)
を“1”とし(S23)、レジスタAが“1”のときフ
ラグ32のK番目のフラグ(k)を“1”とする(S2
4)。次に、レジスタAの内容を反転させたものをレジ
スタAに格納する(S25)。次いで、新たなパルスが
入力されたか否かを判断し(S26)、入力がなかった
ときはステップ(S21)に戻ってT時間タイマ5のオ
ーバーフローを監視する。新たな、パルスが入力された
ときには、オーバーフロー監視フローを終了する。した
がって、レジスタAが“0”であるとき第1のフラグ3
1はK番目のフラグ(k)が“1”であり他は全て
“0”の状態にあり、第2のフラグ32は全て“0”の
状態にある。レジスタAが“1”であるとき第1のフラ
グ31は全て“0”の状態にあり、第2のフラグ32は
K番目のフラグ(k)が“1”であり他は全て“0”の
状態にある。
【0032】次いで、K番目のパルスの受信体勢にある
ときに、T時間タイマ5が2回目のオーバフローをした
とすると(S21)、オーバーフローの情報を得た制御
回路4は、自身のレジスタAが“0”であるか否かを判
断する(S22)。レジスタAが“0”であるとき第1
のフラグ31のK番目のフラグ(k)を“1”とし(S
3)、レジスタAが“1”のとき第2のフラグ32のK
番目のフラグ(k)を“1”とする(S4)。次に、レ
ジスタAの内容を反転させたものをレジスタAに格納す
る(S5)。したがって、レジスタAが“0”であると
き、前回のレジスタAの状態は“1”であったから、第
2のフラグ32のK番目のフラグ(k)は既に“1”の
状態に変わっており、今回第1のフラグ31のK番目の
フラグ(k)が“1”に変わる。このとき第1のフラグ
31および第2のフラグ32他のフラグは全て“0”で
ある。レジスタAの内容が“1”であるとき、前回のレ
ジスタAの状態は“0”であったから、第1のフラグ3
1のK番目のフラグ(k)は既に“1”の状態に変わっ
ており、今回第2のフラグ32のK番目のフラグ(k)
が“1”に変わる。このとき第1のフラグ31および第
2のフラグ32他のフラグは全て“0”である。
ときに、T時間タイマ5が2回目のオーバフローをした
とすると(S21)、オーバーフローの情報を得た制御
回路4は、自身のレジスタAが“0”であるか否かを判
断する(S22)。レジスタAが“0”であるとき第1
のフラグ31のK番目のフラグ(k)を“1”とし(S
3)、レジスタAが“1”のとき第2のフラグ32のK
番目のフラグ(k)を“1”とする(S4)。次に、レ
ジスタAの内容を反転させたものをレジスタAに格納す
る(S5)。したがって、レジスタAが“0”であると
き、前回のレジスタAの状態は“1”であったから、第
2のフラグ32のK番目のフラグ(k)は既に“1”の
状態に変わっており、今回第1のフラグ31のK番目の
フラグ(k)が“1”に変わる。このとき第1のフラグ
31および第2のフラグ32他のフラグは全て“0”で
ある。レジスタAの内容が“1”であるとき、前回のレ
ジスタAの状態は“0”であったから、第1のフラグ3
1のK番目のフラグ(k)は既に“1”の状態に変わっ
ており、今回第2のフラグ32のK番目のフラグ(k)
が“1”に変わる。このとき第1のフラグ31および第
2のフラグ32他のフラグは全て“0”である。
【0033】したがって、本発明によれば、K番目のパ
ルス待機時にT時間タイマ5が1回オーバーフローした
ときには、第1のフラグ31のK番目のフラグ(k)か
第2のフラグ32のK番目のフラグ(k)のいずれかが
“1”となってオーバーフロー1回の状態を示し、K番
目のパルス待機中にさらにT時間タイマ6が2回目のオ
ーバーフローをしたときには、第1のフラグ31のK番
目のフラグ(k)および第2のフラグ32のK番目のフ
ラグ(k)のいずれも“1”となってオーバーフロー2
回の状態を示すことができる。
ルス待機時にT時間タイマ5が1回オーバーフローした
ときには、第1のフラグ31のK番目のフラグ(k)か
第2のフラグ32のK番目のフラグ(k)のいずれかが
“1”となってオーバーフロー1回の状態を示し、K番
目のパルス待機中にさらにT時間タイマ6が2回目のオ
ーバーフローをしたときには、第1のフラグ31のK番
目のフラグ(k)および第2のフラグ32のK番目のフ
ラグ(k)のいずれも“1”となってオーバーフロー2
回の状態を示すことができる。
【0034】同様に、K+1番目のパルス待機時にT時
間タイマ5がオーバーフローしたときには、第1のフラ
グ31か第2のフラグ32のK+1番目のフラグ(k+
1)のいずれかが“1”となってオーバーフロー1回の
状態を示し、K+1番目のパルス待機中にさらにT時間
タイマ5が2回目のオーバーフローをしたときには、第
1のフラグ31および第2のフラグ32のK番目のフラ
グ(k+1)のいずれも“1”となってオーバーフロー
2回の状態を示すことができる。
間タイマ5がオーバーフローしたときには、第1のフラ
グ31か第2のフラグ32のK+1番目のフラグ(k+
1)のいずれかが“1”となってオーバーフロー1回の
状態を示し、K+1番目のパルス待機中にさらにT時間
タイマ5が2回目のオーバーフローをしたときには、第
1のフラグ31および第2のフラグ32のK番目のフラ
グ(k+1)のいずれも“1”となってオーバーフロー
2回の状態を示すことができる。
【0035】次ぎに、パルスが発生したときの制御回路
4の処理を説明する。
4の処理を説明する。
【0036】上に述べたように、メモリ2内には、パル
ス発生毎に制御回路4内のN進カウンタ6の示すアドレ
スにその時のタイマ値が格納され、パルス発生毎に前記
N進カウンタ6は歩進される。したがってパルス発生時
の前記N進カウンタ6の値をxとし、パルス発生率算出
のためのパルス回数をnとし、T時間タイマ5がオーバ
ーフローする時間をTとし、N進カウンタ6のカウント
アップ値をNすると、x≧nの場合は、そのn回前のパ
ルス発生時のタイマ値はメモリ2のアドレス(x−n)
番地の内容M(x−n)で表され、x<nの場合はメモ
リ2のアドレス(x−n+N)番地の内容M(x−n+
N)で表わされる。また、そのn回前からの間のタイマ
オーバフロー回数は、x≧nの場合は第1のフラグ31
の(x−n)番目から(n)番目までの全てのフラグの
値の和ΣF1と第2のフラグ32の(x−n)番目から
(n)番目までの全てのフラグの値の和ΣF2との和Σ
F1+ΣF2で表される。x<nの場合は第1のフラグ
31の(x−n+N)番目のから(n)番目までの全て
のフラグの値の和ΣF1と第2のフラグ32の(x−n
+N)番目から(n)番目までの全てのフラグの値の和
ΣF2との和ΣF1+ΣF2で表される。
ス発生毎に制御回路4内のN進カウンタ6の示すアドレ
スにその時のタイマ値が格納され、パルス発生毎に前記
N進カウンタ6は歩進される。したがってパルス発生時
の前記N進カウンタ6の値をxとし、パルス発生率算出
のためのパルス回数をnとし、T時間タイマ5がオーバ
ーフローする時間をTとし、N進カウンタ6のカウント
アップ値をNすると、x≧nの場合は、そのn回前のパ
ルス発生時のタイマ値はメモリ2のアドレス(x−n)
番地の内容M(x−n)で表され、x<nの場合はメモ
リ2のアドレス(x−n+N)番地の内容M(x−n+
N)で表わされる。また、そのn回前からの間のタイマ
オーバフロー回数は、x≧nの場合は第1のフラグ31
の(x−n)番目から(n)番目までの全てのフラグの
値の和ΣF1と第2のフラグ32の(x−n)番目から
(n)番目までの全てのフラグの値の和ΣF2との和Σ
F1+ΣF2で表される。x<nの場合は第1のフラグ
31の(x−n+N)番目のから(n)番目までの全て
のフラグの値の和ΣF1と第2のフラグ32の(x−n
+N)番目から(n)番目までの全てのフラグの値の和
ΣF2との和ΣF1+ΣF2で表される。
【0037】よって制御回路4は、パルスの発生がある
と、x≧nの場合は、発生時刻+T×(ΣF1+ΣF
2)−M(x−n)<tの条件が、x≧nの場合は、発
生時刻+T×(ΣF1+ΣF2)−M(x−n+N)<
tの条件が満たされるか否か判断し、この条件が満たさ
れた場合パルス発生率が規定値を越えたものとして警報
回路7へ通知する。この後、および、上記条件が満たさ
れないときは、制御回路4は、メモリ2のM(x)にパ
ルス発生時のタイマ値を格納し、第1のフラグ31の
(x−1)番地のフラグF1(x)および第2のフラグ
32の(x−1)番地のフラグF2(x)を“0”とし
(S14)、最後に内部のN進カウンタ6を歩進させて
終了する。
と、x≧nの場合は、発生時刻+T×(ΣF1+ΣF
2)−M(x−n)<tの条件が、x≧nの場合は、発
生時刻+T×(ΣF1+ΣF2)−M(x−n+N)<
tの条件が満たされるか否か判断し、この条件が満たさ
れた場合パルス発生率が規定値を越えたものとして警報
回路7へ通知する。この後、および、上記条件が満たさ
れないときは、制御回路4は、メモリ2のM(x)にパ
ルス発生時のタイマ値を格納し、第1のフラグ31の
(x−1)番地のフラグF1(x)および第2のフラグ
32の(x−1)番地のフラグF2(x)を“0”とし
(S14)、最後に内部のN進カウンタ6を歩進させて
終了する。
【0038】また、実施例1および実施例2では、ハー
ドウェアによる実現例を示したが、ファームウェア処理
による実現も可能である。また、警報回路7は、パルス
発生率が監視値を越えた事を通知する警報回路とした
が、パルス発生率が監視値に達しないことを通知する警
報装置であってもよい。
ドウェアによる実現例を示したが、ファームウェア処理
による実現も可能である。また、警報回路7は、パルス
発生率が監視値を越えた事を通知する警報回路とした
が、パルス発生率が監視値に達しないことを通知する警
報装置であってもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、パルス発生率の算出及
び監視を常時行えるため監視性能を向上させることがで
きる。
び監視を常時行えるため監視性能を向上させることがで
きる。
【0040】例えば、パルスの発生が指数分布に従うも
のとすると従来の方法では、サンプリングとサンプリン
グとの間にまたがって一定時間内に規定値を越える数の
パルスが発生するため、見逃しを生じる場合があるが、
本発明においてはそのような見逃しがなくなる。
のとすると従来の方法では、サンプリングとサンプリン
グとの間にまたがって一定時間内に規定値を越える数の
パルスが発生するため、見逃しを生じる場合があるが、
本発明においてはそのような見逃しがなくなる。
【図1】本発明に係る計数回路の構成を示すブロック
図。
図。
【図2】本発明の第1の実施例におけるタイマオーバフ
ロー時のタイマの動作フローチャート。
ロー時のタイマの動作フローチャート。
【図3】本発明の第1の実施例におけるパルス発生時の
制御部の動作フローチャート。
制御部の動作フローチャート。
【図4】本発明の第2の実施例におけるタイマオーバフ
ロー時のタイマの動作フローチャート。
ロー時のタイマの動作フローチャート。
【符号の説明】 1 セル受信回路 2 メモリ 4 制御回路 5 T時間タイマ 6 N進カウンタ 7 警報回路 31 第1のフラグ 32 第2のフラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/00 (72)発明者 小樋 康晴 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 江坂 慎一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 パルス発生率が一定値を越えた事を検出
するパルス発生率監視回路において、パルス発生時刻を
計時するタイマと、パルスが発生した時刻での前記タイ
マ値を格納するメモリと、パルス発生毎に前記タイマ値
と前記メモリに格納済であるタイマ値によりパルス発生
率を算出する制御回路を備えることを特徴とするパルス
発生率監視回路。 - 【請求項2】 タイマ値のオーバフロー回数を管理する
管理情報を前記タイマ値を格納するメモリに対応させて
具備し、タイマ値がオーバフローした場合においても、
前記管理情報にてパルス発生率を算出可能としたことを
特徴とする請求項1に記載のパルス発生率監視回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18319094A JPH0851426A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | パルス発生率監視回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18319094A JPH0851426A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | パルス発生率監視回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0851426A true JPH0851426A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16131352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18319094A Pending JPH0851426A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | パルス発生率監視回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0851426A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6674716B1 (en) | 1998-01-16 | 2004-01-06 | International Business Machines Corporation | Cell compliance decision method and apparatus |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP18319094A patent/JPH0851426A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6674716B1 (en) | 1998-01-16 | 2004-01-06 | International Business Machines Corporation | Cell compliance decision method and apparatus |
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