JP2001277446A - 表面防汚処理されたオレフィン系樹脂積層シ−ト - Google Patents
表面防汚処理されたオレフィン系樹脂積層シ−トInfo
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- JP2001277446A JP2001277446A JP2000094039A JP2000094039A JP2001277446A JP 2001277446 A JP2001277446 A JP 2001277446A JP 2000094039 A JP2000094039 A JP 2000094039A JP 2000094039 A JP2000094039 A JP 2000094039A JP 2001277446 A JP2001277446 A JP 2001277446A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】防汚処理が施されてなるオレフィン系積層シ−
トを提供する。 【構成】繊維性基布の両面にオレフィン系樹脂を積層し
たシ−トの片面または両面に変性エチレン酢酸ビニル系
または変性ポリプロピレン系からなるプライマ−層を有
し、さらにアクリル系化合物またはフッ素系化合物の防
汚性トップ層を有する防汚処理オレフィン系積層シ−ト
の構成とする。 【効果】オレフィン系樹脂シ−トでの防汚性の高い防汚
処理方法として適しており、焼却時に有害物質やガス発
生の塩化ビニル系樹脂に代わる各種オレフィン系樹脂シ
−トに利用可能である。また、熱融着も可能であり、縫
製面でも作業性の良好な積層シ−トとして効果を奏す
る。
トを提供する。 【構成】繊維性基布の両面にオレフィン系樹脂を積層し
たシ−トの片面または両面に変性エチレン酢酸ビニル系
または変性ポリプロピレン系からなるプライマ−層を有
し、さらにアクリル系化合物またはフッ素系化合物の防
汚性トップ層を有する防汚処理オレフィン系積層シ−ト
の構成とする。 【効果】オレフィン系樹脂シ−トでの防汚性の高い防汚
処理方法として適しており、焼却時に有害物質やガス発
生の塩化ビニル系樹脂に代わる各種オレフィン系樹脂シ
−トに利用可能である。また、熱融着も可能であり、縫
製面でも作業性の良好な積層シ−トとして効果を奏す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日除けテント、屋形テ
ント、トラック幌、一般シ−ト、養生シ−ト等に利用で
きる防汚性のすぐれたオレフィン系樹脂積層シ−トを提
供するものである。
ント、トラック幌、一般シ−ト、養生シ−ト等に利用で
きる防汚性のすぐれたオレフィン系樹脂積層シ−トを提
供するものである。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂が不適正な焼却処理に
より有害な物質やガスを発生し、環境問題の改善が求め
られる状況下にあるが、現状では依然として塩化ビニル
系樹脂積層基材にフッ素系表面処理を施したシ−トが一
般的に使われており、次世代のポリオレフィン系樹脂積
層シ−トの表面防汚処理のための接着処理を含む防汚処
理方法は、現状では最適処方が見出せていない状況であ
る。一般的なコロナ処理により表面改質されたオレフィ
ン系積層シ−トの上に表面防汚処理をする方法も検討さ
れているが、完全な防汚処理処方の決め手はなく検討を
必要 としている。
より有害な物質やガスを発生し、環境問題の改善が求め
られる状況下にあるが、現状では依然として塩化ビニル
系樹脂積層基材にフッ素系表面処理を施したシ−トが一
般的に使われており、次世代のポリオレフィン系樹脂積
層シ−トの表面防汚処理のための接着処理を含む防汚処
理方法は、現状では最適処方が見出せていない状況であ
る。一般的なコロナ処理により表面改質されたオレフィ
ン系積層シ−トの上に表面防汚処理をする方法も検討さ
れているが、完全な防汚処理処方の決め手はなく検討を
必要 としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】塩化ビニル系樹脂から
オレフィン系樹脂への過渡期に当たる現在、ポリオレフ
ィン系積層体の表面処理も耐久性が良好で防汚性能の優
れた製品を市場に提供すべき時期に来ている。そこで問
題となるのが、ポリオレフィン系基材表面層とフッ素処
理またはアクリル処理表面層間のプライマ−層をどのよ
うな構成で積層して耐久性の良好な防汚性の高いフッ素
処理及びアクリル処理の施された防汚処理オレフィン系
積層シ−トを提供することである。
オレフィン系樹脂への過渡期に当たる現在、ポリオレフ
ィン系積層体の表面処理も耐久性が良好で防汚性能の優
れた製品を市場に提供すべき時期に来ている。そこで問
題となるのが、ポリオレフィン系基材表面層とフッ素処
理またはアクリル処理表面層間のプライマ−層をどのよ
うな構成で積層して耐久性の良好な防汚性の高いフッ素
処理及びアクリル処理の施された防汚処理オレフィン系
積層シ−トを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため、オレフィン系シ−トの表面に直接フッ素
処理または、アクリル処理の積層は接着が困難なため、
プライマ−層として適切な処方を検討し、その上に目的
の防汚処理層を積層することとし、次のような処方を見
出すに至った。処方としては、変性エチレン酢酸ビニル
樹脂または、変性ポリプロピレン樹脂をプライマ−接着
処理剤としてアンカ−処理に使用することでフッ素処理
または、アクリル処理の表面防汚層の基材オレフィン樹
脂層との接着力を高めて耐久性のある防汚処理オレフィ
ン系積層シ−トを提供する。
解決するため、オレフィン系シ−トの表面に直接フッ素
処理または、アクリル処理の積層は接着が困難なため、
プライマ−層として適切な処方を検討し、その上に目的
の防汚処理層を積層することとし、次のような処方を見
出すに至った。処方としては、変性エチレン酢酸ビニル
樹脂または、変性ポリプロピレン樹脂をプライマ−接着
処理剤としてアンカ−処理に使用することでフッ素処理
または、アクリル処理の表面防汚層の基材オレフィン樹
脂層との接着力を高めて耐久性のある防汚処理オレフィ
ン系積層シ−トを提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の表面防汚処理されたオレ
フィン系樹脂積層シ−トの基材は、ポリエステル、ポリ
アミド、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ア
ラミド等の合成繊維、ガラス繊維、および天然または再
生繊維素繊維等から選ばれる繊維で構成された生地が使
用される。
フィン系樹脂積層シ−トの基材は、ポリエステル、ポリ
アミド、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ア
ラミド等の合成繊維、ガラス繊維、および天然または再
生繊維素繊維等から選ばれる繊維で構成された生地が使
用される。
【0006】オレフィン系樹脂としては、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、あるいはエチレン・酢酸ビニル共重
合体のようなオレフィン系共重合体などの熱可塑性樹脂
が選択でき、カレンダ−加工機により上記基材の両面に
カレンダ−成形圧 着積層される。カレンダ−加工機の
ほか、Tダイ法なども利用できる。
ン、ポリエチレン、あるいはエチレン・酢酸ビニル共重
合体のようなオレフィン系共重合体などの熱可塑性樹脂
が選択でき、カレンダ−加工機により上記基材の両面に
カレンダ−成形圧 着積層される。カレンダ−加工機の
ほか、Tダイ法なども利用できる。
【0007】プライマ−(下塗り)層としては、変性エ
チレン・酢酸ビニル系樹脂、たとえばハニ−化成社製の
製品番号P957、または、変性ポリプロピレン系樹
脂、たとえばハニ−化成社製の製品番号P958など
が、グラビヤコ−タ−により厚さ3〜100μm、好ま
しくは5〜40μm積層される。
チレン・酢酸ビニル系樹脂、たとえばハニ−化成社製の
製品番号P957、または、変性ポリプロピレン系樹
脂、たとえばハニ−化成社製の製品番号P958など
が、グラビヤコ−タ−により厚さ3〜100μm、好ま
しくは5〜40μm積層される。
【0008】アクリル系化合物またはフッ素系化合物の
防汚性トップ(表面)層としては、従来塩化ビニル系積
層シ−トの防汚加工に使われてきたアクリル系やフッ素
系の防汚処理剤が利用でき、トップ層の厚さは3〜10
0μm、望ましくは5〜40μmが好適であり、コンマ
コ−タ−により形成される。市販されている防汚処理剤
の例としては、三菱レ−ヨン(株)のアクリル系樹脂ア
クリペットMDやハニ−化成(株)のアルキルメタアク
リレ−ト・フッ化アルキルアクリレ−ト共重合樹脂品番
A071などがある。
防汚性トップ(表面)層としては、従来塩化ビニル系積
層シ−トの防汚加工に使われてきたアクリル系やフッ素
系の防汚処理剤が利用でき、トップ層の厚さは3〜10
0μm、望ましくは5〜40μmが好適であり、コンマ
コ−タ−により形成される。市販されている防汚処理剤
の例としては、三菱レ−ヨン(株)のアクリル系樹脂ア
クリペットMDやハニ−化成(株)のアルキルメタアク
リレ−ト・フッ化アルキルアクリレ−ト共重合樹脂品番
A071などがある。
【0009】本発明の両面にプライマ−層を有する製品
は、熱融着加工が可能であり、種々の製品、用途に向け
ての縫製加工も容易である。これにより従来の塩化ビニ
ル製品と同等の防汚性能と加工性を有する非塩化ビニル
製品の提供が可能となった。
は、熱融着加工が可能であり、種々の製品、用途に向け
ての縫製加工も容易である。これにより従来の塩化ビニ
ル製品と同等の防汚性能と加工性を有する非塩化ビニル
製品の提供が可能となった。
【0010】本発明品および比較例の防汚性能の評価
は、各試料を60℃で、カ−ボンブラック2部、畑土8
0部、鉱物油10部からなる防汚性判定用コンパウンド
中に入れ充分攪拌後、各試料を取り出して表面の汚染状
態をミノルタCR−200色差計により、それぞれの試
験前の状態を標準として色差を測定した。汚染状態は、
試料をコンパウンドから「取り出したまま」、「乾(い
た布で)拭き取り後」、「水洗い後」の3段階で評価し
た。
は、各試料を60℃で、カ−ボンブラック2部、畑土8
0部、鉱物油10部からなる防汚性判定用コンパウンド
中に入れ充分攪拌後、各試料を取り出して表面の汚染状
態をミノルタCR−200色差計により、それぞれの試
験前の状態を標準として色差を測定した。汚染状態は、
試料をコンパウンドから「取り出したまま」、「乾(い
た布で)拭き取り後」、「水洗い後」の3段階で評価し
た。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図1は本発明に係る表面防汚処理されたオレフィン系樹
脂積層シ−トの断面説明図である。1はポリエステル等
の合成繊維、ガラス繊維、および天然または再生繊維素
繊維等から選ばれた繊維で構成された生地、2はフッ素
処理層、3はプライマ−処理層、4はオレフィン系シ−
ト層である。
図1は本発明に係る表面防汚処理されたオレフィン系樹
脂積層シ−トの断面説明図である。1はポリエステル等
の合成繊維、ガラス繊維、および天然または再生繊維素
繊維等から選ばれた繊維で構成された生地、2はフッ素
処理層、3はプライマ−処理層、4はオレフィン系シ−
ト層である。
【0012】実施例1 ポリエステルフィラメント250Dを、目付70g/m
2 の平織にした生地の両面に、フィルム厚さ0.25m
mに成形された下記配合のオレフィン系樹脂フィルムを
カレンダ−積層して基材シ−トを作成し、その両表面に
プライマ−層として、ハニ−化成(株)製変性エチレン
・酢酸ビニル樹脂P957(30%溶液)を5μmの厚
さに積層した。さらに片面最外層に防汚性トップ層とし
て、ハニ−化成(株)製のアルキルメタアクリレ−ト・
フッ化アルキルアクリレ−ト共重合樹脂A071(30
%溶液)をコンマ−コ−タ−によって30μm積層した
シ−トを作成した。 オレフィン系樹脂配合 エ−イ−エスジャパン(株)製ポリプロピレン樹脂 サンソプレ−ン グレ−ド211−64 80部 三井石化ポリケミカル(株)製エチレン・酢酸ビニル樹脂 エバフレックスP1905 20部
2 の平織にした生地の両面に、フィルム厚さ0.25m
mに成形された下記配合のオレフィン系樹脂フィルムを
カレンダ−積層して基材シ−トを作成し、その両表面に
プライマ−層として、ハニ−化成(株)製変性エチレン
・酢酸ビニル樹脂P957(30%溶液)を5μmの厚
さに積層した。さらに片面最外層に防汚性トップ層とし
て、ハニ−化成(株)製のアルキルメタアクリレ−ト・
フッ化アルキルアクリレ−ト共重合樹脂A071(30
%溶液)をコンマ−コ−タ−によって30μm積層した
シ−トを作成した。 オレフィン系樹脂配合 エ−イ−エスジャパン(株)製ポリプロピレン樹脂 サンソプレ−ン グレ−ド211−64 80部 三井石化ポリケミカル(株)製エチレン・酢酸ビニル樹脂 エバフレックスP1905 20部
【0013】実施例2 実施例1と全く同一の構成の基材シ−ト、およびプライ
マ−層からなる積層シ−トの片面に、実施例1と同一種
類の防汚性トップ層を、10μmの厚さで積層したシ−
トを作成した。
マ−層からなる積層シ−トの片面に、実施例1と同一種
類の防汚性トップ層を、10μmの厚さで積層したシ−
トを作成した。
【0014】実施例3 実施例1と同一の基材シ−トの両面に、プライマ−層と
して、ハニ−化成(株)製変性ポリオレフィン系樹脂P
958(30%溶液)を、5μmの厚さに積層した。さ
らに片面最外層に防汚性トップ層として、三菱レ−ヨン
(株)製アクリル系樹脂アクリペットMD(20%溶
液)をコンマコ−タ−で30μm積層したシ−トを作成
した。
して、ハニ−化成(株)製変性ポリオレフィン系樹脂P
958(30%溶液)を、5μmの厚さに積層した。さ
らに片面最外層に防汚性トップ層として、三菱レ−ヨン
(株)製アクリル系樹脂アクリペットMD(20%溶
液)をコンマコ−タ−で30μm積層したシ−トを作成
した。
【0015】比較例1 実施例1と全く同一の構成の基材シ−トであって、プラ
イマ−処理、防汚性トップ処理とも行なわない、表面が
オレフィン系樹脂そのままのシ−トを比較例1とする。
イマ−処理、防汚性トップ処理とも行なわない、表面が
オレフィン系樹脂そのままのシ−トを比較例1とする。
【0016】比較例2 実施例1と全く同一の構成の基材シ−トの両表面に、接
着性改良のための一般的処理であるコロナ放電処理を行
ない、その表面に防汚性トップ層として、ハニ−化成
(株)製のアルキルメタアクリレ−ト・フッ化アルキル
アクリレ−ト共重合樹脂A071(30%溶液)をコン
マコ−タ−によって30μm積層したシ−トを作成し
た。
着性改良のための一般的処理であるコロナ放電処理を行
ない、その表面に防汚性トップ層として、ハニ−化成
(株)製のアルキルメタアクリレ−ト・フッ化アルキル
アクリレ−ト共重合樹脂A071(30%溶液)をコン
マコ−タ−によって30μm積層したシ−トを作成し
た。
【0017】比較例3 実施例1と同一の生地に、フィルム厚0.25mmに成
形された下記配合のポリ塩化ビニルフィルムを両面カレ
ンダ−積層して基材シ−トとし、その片面表面に比較例
1と同じハニ−化成(株)製のアルキルメタアクリレ−
ト・フッ化アルキルアクリレ−ト共重合樹脂A071
(30%溶液)を、コンマコ−タ−によって30μm積
層したシ−トを作成した。
形された下記配合のポリ塩化ビニルフィルムを両面カレ
ンダ−積層して基材シ−トとし、その片面表面に比較例
1と同じハニ−化成(株)製のアルキルメタアクリレ−
ト・フッ化アルキルアクリレ−ト共重合樹脂A071
(30%溶液)を、コンマコ−タ−によって30μm積
層したシ−トを作成した。
【0018】各試料を上記のとおり防汚性判定用コンパ
ウンド中に入れ、充分攪拌後、各試料を取り出して表面
の汚染状態をミノルタCR−200色差計でそれぞれの
試験前状態を標準として色差測定を実施した結果を表1
に示す。
ウンド中に入れ、充分攪拌後、各試料を取り出して表面
の汚染状態をミノルタCR−200色差計でそれぞれの
試験前状態を標準として色差測定を実施した結果を表1
に示す。
【0019】
【表1】
【0020】上記表1での比較例2では、コロナ処理の
みでプライマ−層を処理していないため防汚処理層の接
着力が悪く防汚性判定用コンパウンド中の攪拌によって
処理層が剥離している。
みでプライマ−層を処理していないため防汚処理層の接
着力が悪く防汚性判定用コンパウンド中の攪拌によって
処理層が剥離している。
【0021】防汚性は、フッ素処理をする事により格段
に向上する事がわかる。且つ一般的プライマー処理であ
るコロナ処理だけではフッ素処理層の脱落が起き良好な
防汚性能を維持できない。
に向上する事がわかる。且つ一般的プライマー処理であ
るコロナ処理だけではフッ素処理層の脱落が起き良好な
防汚性能を維持できない。
【0022】更に塩化ビニール製品の場合は可塑剤のブ
リードが起き防汚性能の低下が起きるが、実施例のもの
は可塑剤を含まない為従来PVC製品以上の高い防汚性
を維持できる。
リードが起き防汚性能の低下が起きるが、実施例のもの
は可塑剤を含まない為従来PVC製品以上の高い防汚性
を維持できる。
【0023】
【発明の効果】防汚性はフッ素処理をする事により格段
に向上する事がわかる。オレフィン系樹脂シートでの防
汚性の高い防汚処理方法の開発を行なって各種オレフィ
ン系シートに利用可能である。また、熱融着加工も可能
であり、縫製面でも作業性の良好で従来の塩化ビニル製
品と遜色のないシ−トである。
に向上する事がわかる。オレフィン系樹脂シートでの防
汚性の高い防汚処理方法の開発を行なって各種オレフィ
ン系シートに利用可能である。また、熱融着加工も可能
であり、縫製面でも作業性の良好で従来の塩化ビニル製
品と遜色のないシ−トである。
【図1】本発明に係るオレフィン系樹脂積層シ−トの断
面図である。
面図である。
1 生地 2 フッ素処理層 3 プライマー処理層 4 オレフィン系シート層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // D06M 15/256 D06M 15/256 Fターム(参考) 4F100 AK03B AK03C AK07D AK17E AK25E AK41 AK68D AL06D BA04 BA05 BA06 BA07 BA10B BA10E BA13 DG01A DG11A EJ65D GB90 JL06 4L033 AC04 CA17
Claims (2)
- 【請求項1】 繊維性基布の両面にオレフィン系樹脂が
積層されてなるシ−トの片面または両面に、変性エチレ
ン・酢酸ビニル系または変性ポリプロピレン系樹脂のプ
ライマ−層を介在して、アクリル系化合物またはフッ素
系化合物の防汚性トップ層が積層されてなることを特徴
とする表面防汚処理されたオレフィン系樹脂積層シ−
ト。 - 【請求項2】 防汚性トップ層を形成するフッ素系化合
物が、ポリフッ化ビニリデン、またはフッ化ビニリデ
ン、4フッ化エチレン、および6フッ化プロピレンから
なる共重合体である請求項1記載の表面防汚処理された
オレフィン系樹脂積層シ−ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094039A JP2001277446A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 表面防汚処理されたオレフィン系樹脂積層シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094039A JP2001277446A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 表面防汚処理されたオレフィン系樹脂積層シ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001277446A true JP2001277446A (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18609138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000094039A Pending JP2001277446A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 表面防汚処理されたオレフィン系樹脂積層シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001277446A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007237698A (ja) * | 2006-03-11 | 2007-09-20 | Sekisui Chem Co Ltd | 内照式看板用フィルム |
KR101027662B1 (ko) | 2008-12-17 | 2011-04-12 | 대륭기업 주식회사 | 페놀 수지 및 톨루엔을 함유하지 않은 폴리아마이드계 신발부품용 저독성 프라이머 조성물 |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000094039A patent/JP2001277446A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007237698A (ja) * | 2006-03-11 | 2007-09-20 | Sekisui Chem Co Ltd | 内照式看板用フィルム |
KR101027662B1 (ko) | 2008-12-17 | 2011-04-12 | 대륭기업 주식회사 | 페놀 수지 및 톨루엔을 함유하지 않은 폴리아마이드계 신발부품용 저독성 프라이머 조성물 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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|
A977 | Report on retrieval |
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|
A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
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