WO2023027054A1 - ニッケル基超合金及びその粉末、並びにニッケル基超合金造形体の製造方法 - Google Patents

ニッケル基超合金及びその粉末、並びにニッケル基超合金造形体の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明の一側面は、質量百分率で、4.8%以上5.1%以下のAl、1.4%以上1.7%以下のTi、14.2%以上19.2%以下のCr、4.5%以上12.4%以下のCo、0.7%以上1.5%以下のTa、2.8%以上5.3%以下のW、0%以上4.1%以下のMo、0%以上0.04%以下のZr、0.024%以上0.15%以下のC、並びに残部Ni及び不可避不純物からなるニッケル基超合金である。

Description

ニッケル基超合金及びその粉末、並びにニッケル基超合金造形体の製造方法
 本発明は、ニッケル基超合金及びその粉末、並びにニッケル基超合金造形体の製造方法に関する。
 ニッケル基超合金は、高温で優れた強度と耐酸化性を有することが知られている。このため、航空機のエンジンや火力発電所で使用されるタービン等の、高温・酸化性環境下で高応力が負荷される部材に使用されている。中でも、Inconel(登録商標)738LCは、ガンマプライム(γ’)相の析出強化により、優れた高温強度を有する合金として知られている。
 しかし、Inconel(登録商標)738LCは、溶接時に微小割れを生じやすいため、溶接が極めて困難であることが知られている。また、金属製部材の製造方法として近年盛んに開発が行われている積層造形法、すなわち、金属粉末の層にレーザや電子ビーム等を照射して、局所的に溶融・凝固させることで造形層を形成し、これを繰り返して積層することで造形体を得る方法、においても、Inconel(登録商標)738LCの微小割れが報告されている(特許文献1、2)。
 こうした背景から、優れた高温強度を有しつつ、溶接や積層造形等のプロセスにおいて微小割れが発生しにくい合金組成が種々提案されている。
 例えば、特許文献2では、Inconel(登録商標)738LCよりもZr及びSiを減量した組成の合金は、余熱を行わない選択的レーザ溶融(SLM)により、ほぼクラックのない部品を製造することができるとしている。
 また、特許文献3では、Ni基超合金のSを0.002%以下に制御するか、Nを0.10%以下に制御することにより、積層造形法等の急速溶融急速凝固プロセスで焼結を行っても割れが抑制できるとしている。
 さらに、特許文献4では、TiとAlの合計を10.0質量%以下に抑えつつ、Zr、Y、及びHfの少なくとも1種以上を、Zr:0.1%以上2.0%以下、Y:0.2%以上2.0%以下、Hf:0.1%以上2.0%以下に制御することにより、積層造形時の割れを抑制しつつ、良好な高温特性が得られるとしている。
特開2015-224394号公報 特開2017-508877号公報 特開2017-36485号公報 特開2019-44209号公報
 特許文献2、3では、合金粉末を積層造形した際に発生するクラックが減少したことを確認しているが、高温強度又はこれに影響を及ぼす析出相の確認は行っていない。また、特許文献4では、合金粉末を積層造形した造形体について、高温での引張強さ、0.2%耐力、及び伸びの低下が小さいことを確認しているが、この結果は、Zr、Y、Hfの添加により生成した、熱的に安定なZr、Y、Hfの酸化物粒子が介在物粒子となることで生じるピン止め効果に起因するものとしており、造形体中に含まれるγ’相の割合は不明である。
 このように、Inconel(登録商標)738LCと同程度の量のγ’相を析出することで優れた高温強度を発現しつつ、溶接や積層造形等の急速溶融急速凝固プロセスにおけるクラックの発生を抑制可能なニッケル基超合金組成については、これまでのところ報告されていない。そこで、本発明は、Inconel(登録商標)738LCと同程度の体積割合のγ’相を析出可能であり、かつ急速溶融急速凝固プロセスで発生するクラックが少ないニッケル基超合金を提供することを課題とする。
 本発明者らは、前記課題を解決するための検討の過程で、ニッケル基超合金における凝固脆性温度域(Brittle Temperature Range、BTR)の広狭が、急速溶融急速凝固プロセスでのクラックの発生に影響を及ぼすことに着目した。そして、BTRの決定因子である、急冷凝固時の液相線温度と固相線温度との差を小さくし、かつ1000℃平衡状態のγ’相の体積割合をInconel(登録商標)738LCと同程度となるように、ニッケル基超合金の組成を調整することで、前記課題を解決できることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
 すなわち、本発明の一側面は、質量百分率で、4.8%以上5.1%以下のAl、1.4%以上1.7%以下のTi、14.2%以上19.2%以下のCr、4.5%以上12.4%以下のCo、0.7%以上1.5%以下のTa、2.8%以上5.3%以下のW、0%以上4.1%以下のMo、0%以上0.04%以下のZr、0.024%以上0.15%以下のC、並びに残部Ni及び不可避不純物からなるニッケル基超合金である。
 また、本発明の他の側面は、前記ニッケル基超合金の粒子で構成されるニッケル基超合金粉末であり、さらに別の側面は、(1)前記ニッケル基超合金粉末を層状に敷き詰めること、(2)前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末に、所期のパターンで高エネルギー線を照射して前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末を溶融・凝固させ、造形層を形成すること、(3)前記造形層上に、前記ニッケル基超合金粉末を層状に敷き詰めること、(4)前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末に、所期のパターンで高エネルギー線を照射して前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末を溶融・凝固させ、新たな造形層を形成すること、並びに(5)前記(3)及び(4)を繰り返して造形体の外形を形成することを含む、ニッケル基超合金造形体の製造方法である。
 本発明によれば、Inconel(登録商標)738LCと同程度の体積割合のγ’相を析出可能であり、かつ急速溶融急速凝固プロセスで発生するクラックが少ない、ニッケル基超合金を提供することができる。
本発明の一側面に係るニッケル基超合金造形体の製造方法に使用可能な積層造形装置の構造、及び該装置の動作を示す模式図 実施例1及び比較例1に係るニッケル基超合金造形体の形状(左側)、並びに電子顕微鏡観察を行ったニッケル基超合金造形体の断面(右側)を示す模式図 実施例1に係るニッケル基超合金造形体断面のSEM像 比較例1に係るニッケル基超合金造形体断面のSEM像 実施例1に係るニッケル基超合金造形体に熱処理を施した後の、断面のSEM像) 比較例1に係るニッケル基超合金造形体に熱処理を施した後の、断面のSEM像
 [ニッケル基超合金]
 本発明の一側面に係るニッケル基超合金(以下、単に「第1側面」と記載することがある)は、質量百分率で、4.8%以上5.1%以下のAl、1.4%以上1.7%以下のTi、14.2%以上19.2%以下のCr、4.5%以上12.4%以下のCo、0.7%以上1.5%以下のTa、2.8%以上5.3%以下のW、0%以上4.1%以下のMo、0%以上0.04%以下のZr、0.024%以上0.15%以下のC、並びに残部Ni及び不可避不純物からなる。これにより、Inconel(登録商標)738LCと同程度の体積割合のγ’相を析出可能としつつ、急速溶融急速凝固プロセスで発生するクラックが少ないニッケル基超合金となる。前記各成分の量の特定理由は、以下のとおりである。なお、以下の説明では、特に断らない限り、「%」は「質量%」を、「γ’相の体積割合」は「1000℃平衡状態のγ’相の体積割合」をそれぞれ意味する。
 アルミニウム(Al)は、4.8%以上5.1%以下とする。上述の組成を有するニッケル基超合金においては、Alは、γ’相の形成作用を有し、その含有量の増加に伴いγ’相の体積割合も増加する。このため、Alの含有量を前述の範囲とすることで、γ’相の体積割合を所期の範囲内とすることができる。
 チタン(Ti)は、1.4%以上1.7%以下とする。Tiは、Alと同様に、上述の組成を有するニッケル基超合金においてγ’相の形成作用を有する。このため、Tiを1.4%以上とすることで、γ’相の体積割合を高めることができる。他方、Tiは、僅かではあるものの、BTRを広げる作用を有する。このため、Tiを1.7%以下とすることで、BTRが広くなりすぎることを防止できる。
 クロム(Cr)は、14.2%以上19.2%以下とする。上述の組成を有するニッケル基超合金においては、Crは、耐酸化性を向上させる作用、及びニッケル固溶体相の固溶強化作用を有する。このため、Crを14.2%以上とすることで、ニッケル基超合金を耐酸化性及び機械的強度に優れるものとすることができる。他方、Crは、僅かではあるものの、γ’相の体積割合を低減する作用、及びBTRを広げる作用を有する。このため、Crを19.2%以下とすることで、γ’相の体積割合を高めつつ、BTRが広くなりすぎることを防止できる。
 コバルト(Co)は、4.5%以上12.4%以下とする。上述の組成を有するニッケル基超合金においては、Coは、ニッケル固溶体相の固溶強化作用を有する。このため、Coを4.5%以上とすることで、ニッケル基超合金の機械的強度を十分なものとすることができる。他方、Coは、Crと同様に、僅かではあるものの、γ’相の体積割合を低減する作用、及びBTRを広げる作用を有する。このため、Coを12.4%以下とすることで、γ’相の体積割合を高めつつ、BTRが広くなりすぎることを防止できる。
 タンタル(Ta)は、0.7%以上1.5%以下とする。上述の組成を有するニッケル基超合金においては、Taは、γ’相の固溶強化作用を有し、その含有量の増加に伴いγ’相の体積割合を増加させる。このため、Taの含有量を前述の範囲とすることで、γ’相の体積割合を所期の範囲内とすることができる。
 タングステン(W)は、2.8%以上5.3%以下とする。上述の組成を有するニッケル基超合金においては、Wは、ニッケル固溶体相の固溶強化作用を有する。このため、Wを2.8%以上とすることで、ニッケル基超合金を機械的強度に優れるものとすることができる。他方、Wは、γ’相の体積割合を高める作用、及び僅かではあるもののBTRを広げる作用を有する。このため、Wを5.3%以下とすることで、γ’相の体積割合を所期の範囲内としつつ、BTRが広くなりすぎることを防止できる。
 モリブデン(Mo)は、0%以上4.1%以下とする。上述の組成を有するニッケル基超合金においては、Moは、ニッケル固溶体相の固溶強化作用を有する。このため、Moを含有することで、ニッケル基超合金を機械的強度に優れるものとすることができる。他方、Moは、γ’相の体積割合を高める作用を有する。このため、Moを4.1%以下とすることで、γ’相の体積割合を所期の範囲内とすることができる。
 ジルコニウム(Zr)は、0%以上0.04%以下とする。上述の組成を有するニッケル基超合金においては、Zrは、BTRを広げる作用を有する。このため、Zrを0.04%以下とすることで、BTRが広くなりすぎることを防止できる。
 炭素(C)は、0.024%以上0.15%以下とする。上述の組成を有するニッケル基超合金においては、Cは、BTRを狭める作用を有する。このため、Cを0.024%以上とすることで、BTRが狭く、急冷凝固時のクラックの発生が抑制されたニッケル基超合金が得られる。他方、Cは、他の金属元素と反応して粒界に炭化物を生成し、耐食性及び靭性の低下を引き起こすことがある。このため、Cを0.15%以下とすることで、粒界での炭化物の生成を抑制することができる。
 ニッケル基超合金が上述の組成を有することは、エネルギー分散型エックス線分光(EDX)法、波長分散型エックス線分光(WDS)法、蛍光エックス線分析法(XRF)、高周波誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析法、燃焼赤外線吸収法、加熱融解赤外線吸収法、又は湿式化学分析法のいずれかにより確認することができる。
 [ニッケル基超合金粉末]
 本発明の他の側面に係るニッケル基超合金粉末(以下、単に「第2側面」と記載することがある)は、第1側面に係るニッケル基超合金の粒子で構成される。この粉末は、積層造形法に適用した際に、得られるニッケル基超合金造形体中のクラックの発生を抑制できる。
 第2側面では、粉末の粒径及びこれを構成する粒子の形状は特に限定されない。粒径の上限については、例えば、JIS Z 8801-1(2019)で規定される、公称目開き106μmの篩を通過するものとすることができ、公称目開き75μmの篩を通過するものとすることが好ましい。粒径の下限については、1μm以上とすることができ、5μm以上とすることが好ましい。また、粒子の形状については、例えば、球形とすることができる。
 第2側面の製造方法は特に限定されず、公知の金属粉末の製法の中から所期の粒径・粒子形状の粉末が得られるものを適宜選択すればよい。一例として、溶融金属に高圧のガスを吹きつけて冷却し、金属粒子を得るガスアトマイズ法が挙げられる。ガスアトマイズ法は、金属の酸化を抑制しつつ、球形の粒子が得られる利点を有する。得られたニッケル基超合金粉末は、そのまま造形体の製造に供してもよく、篩等により分級して粒度を揃えた後、造形体の製造に供してもよい。
 [ニッケル基超合金造形体の製造方法]
 本発明のさらに別の側面に係るニッケル基超合金造形体の製造方法(以下、単に「第3側面」と記載することがある)は、(1)第2側面のニッケル基超合金粉末を層状に敷き詰めること、(2)前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末に、所期のパターンで高エネルギー線を照射して前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末を溶融・凝固させ、造形層を形成すること、(3)前記造形層上に、第2側面のニッケル基超合金粉末を層状に敷き詰めること、(4)前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末に、所期のパターンで高エネルギー線を照射して前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末を溶融・凝固させ、新たな造形層を形成すること、並びに(5)前記(3)及び(4)を繰り返して造形体の外形を形成することを含む。これにより、クラックの少ないニッケル基超合金造形体を得ることができる。
 第3側面で用いる造形装置は特に限定されず、公知の金属用積層造形装置から適宜選択すればよい。図1に、使用可能な造形装置の構造、及び該装置の動作を模式的に示す。この装置は、前記(1)から(4)の操作に対応して、以下のように動作する。(1)粉体貯留槽1中に設けられた粉体供給ピストン11が上昇し、内部のニッケル基超合金粉末Pを所定の高さだけ押し上げる。その後、押し上げられたニッケル基超合金粉末Pを、リコータ2にて造形室3へと供給し、造形ピストン31上に層状に敷き詰める。(2)レーザ光源4から発生したレーザビーム41を、層状に敷き詰められたニッケル基超合金粉末Pに対して所期のパターンで照射する。これにより、前記パターン上のニッケル基超合金粉末が溶融・凝固して造形層となる。(3)造形ピストン31が所期の高さだけ下降すると共に、粉体供給ピストン11が所期の高さだけ上昇する。その後、粉体供給ピストン11で押し上げられたニッケル基超合金粉末Pを、リコータ2にて造形室3へと供給し、造形層及び未造形のニッケル基超合金粉末Pで形成される層の上に、層状に敷き詰める。(4)レーザ光源4から発生したレーザビーム41を、層状に敷き詰められたニッケル基超合金粉末Pに対して所期のパターンで照射する。これにより、前記パターン上のニッケル基超合金粉末が溶融・凝固して新たな造形層となる。
 第3側面では、前述の方法で外形を形成した造形体に熱処理を行ってもよい。造形体に行う熱処理としては、溶体化処理及び時効処理が挙げられる。溶体化処理の条件としては、1100℃以上1200℃以下の温度にて1時間以上5時間以内保持した後、900℃以下の温度まで空冷するものが例示される。また、時効処理の条件としては、800℃以上900℃以下の温度にて12時間以上48時間以内保持した後、空冷するものが例示される。溶体化処理及び時効処理のいずれについても、熱処理雰囲気は特に限定されない。このため、ニッケル基超合金造形体の製造コストを抑える点からは、熱処理雰囲気は空気とすることが好ましい。前述した溶体化処理と時効処理とは、異なる熱処理装置を用いて別々に行ってもよく、同一の熱処理装置を用いて連続的に行ってもよい。溶体化処理と時効処理とを連続して行う場合には、溶体化処理における冷却を、その後の時効処理温度に達するまでとしてもよい。
 以下、本実施形態を実施例により詳細に説明するが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。
 [実施例1]
 <ニッケル基超合金粉末の作製>
 合金組成が、5%のAl、1.5%のTi、17.5%のCr、8.5%のCo、1%のTa、4%のW、1.9%のMo、0.03%のZr、0.1%のC、並びに残部Ni及び不可避不純物からなるものとなるように、原料を秤量し、溶解してインゴットを作製した。得られたインゴットから、ガスアトマイズ法によりニッケル基超合金粉末を作製し、JIS Z 8801-1(2019)で規定される、公称目開き53μmの篩を通過させて、実施例に係るニッケル基超合金粉末を得た。
 <ニッケル基超合金粉末の組成分析>
 得られたニッケル基超合金粉末の組成を、炭素については燃焼赤外線吸収法、その他の元素については湿式化学分析法を用いて分析した。得られた結果を表1に示す。この結果から、実施例に係るニッケル基超合金粉末は、ほぼ設計値どおりの組成を有するものといえる。
 <ニッケル基超合金造形体の作製>
 実施例に係るニッケル基超合金粉末を、積層造形装置(SLM Solutions社製、SLM280)に装填し、レーザ出力300W、走査速度1100mm/s、走査ピッチ100μm、積層厚30μmの条件で積層造形し、ニッケル基超合金造形体を作製した。ニッケル基超合金造形体の形状は、直径10mm、高さ5mmの円柱状とし、直径10mm、厚さ2mmのサポート上に造形を行った。
 <ニッケル基超合金造形体の熱処理>
 得られたニッケル基超合金造形体を熱処理炉内に配置し、空気中、1170℃で2時間の溶体化処理を行った後、室温まで空冷した。次いで、ニッケル基超合金造形体を熱処理炉内に配置し、空気中、840℃で24時間の時効処理を行った後、室温まで空冷した。
 <ニッケル基超合金造形体の断面観察及び組成分析>
 積層造形後、熱処理前のニッケル基超合金造形体、及び熱処理後のニッケル基超合金造形体のそれぞれについて、図2に示すように、底面及び上面を構成する各円の中心付近を通る平面で切断し、その断面を走査型電気顕微鏡(SEM)(日本電子株式会社製、JSM-7200F)にて観察した。熱処理前のニッケル基超合金造形体の断面のSEM像を図3に、熱処理後のニッケル基超合金造形体の断面のSEM像を図5に、それぞれ示す。また、炭素については燃焼赤外線吸収法、その他の元素については湿式化学分析法を用いて、ニッケル基超合金造形体の組成分析を行った。得られた結果を表1に示す。この結果から、実施例に係るニッケル基超合金造形体は、ほぼ設計値どおりの組成を有するものといえる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 <熱処理後のニッケル基超合金造形体におけるγ’相の割合の算出>
 熱処理後のニッケル基超合金造形体の断面のSEM像を、画像解析ソフトウェア(Image-J)により解析し、SEM像中で白っぽく(明るく)見えるγ’相の面積割合を算出した。得られた面積割合は49.4±1.9%であった。
 [比較例1]
 ニッケル基超合金粉末として、市販のInconel(登録商標)738LC粉末を用いた以外は実施例1と同様の方法で、比較例1に係るニッケル基超合金造形体を得た。なお、Inconel(登録商標)738LCの組成は、3.20%以上3.70%以下のAl、3.20%以上3.70%以下のTi、15.70%以上16.30%以下のCr、3.00%以上9.00%以下のCo、1.50%以上2.00%以下のTa、2.40%以上2.80%以下のW、1.50%以上2.00%以下のMo、0.03%以上0.08%以下のZr、0.15%以上0.20%以下のC、0.09%以上0.13%以下のNb、0.007%以上0.012%以下のB、並びに残部Ni及び不可避不純物からなるものである。
 得られたニッケル基超合金造形体について、実施例1と同様の方法で、断面観察を行った。熱処理前のニッケル基超合金造形体の断面のSEM像を図4に、熱処理後のニッケル基超合金造形体の断面のSEM像を図6に、それぞれ示す。また、熱処理後のニッケル基超合金造形体の断面のSEM像から、実施例1と同様の方法でγ’相の面積割合を算出した。得られた面積割合は50.2±2.2%であった。
 図3と図4との対比から、4.8%以上5.1%以下のAl、1.4%以上1.7%以下のTi、14.2%以上19.2%以下のCr、4.5%以上12.4%以下のCo、0.7%以上1.5%以下のTa、2.8%以上5.3%以下のW、0%以上4.1%以下のMo、0%以上0.04%以下のZr、0.024%以上0.15%以下のC、並びに残部Ni及び不可避不純物からなる組成のニッケル基超合金粉末で形成された実施例1に係るニッケル基超合金造形体は、積層造形法により形成されたものであるにも関わらず、内部にクラックは確認されなかったのに対し、前記組成を有さないニッケル基超合金粉末で形成された比較例1に係るニッケル基超合金造形体は、図4中に矢印で示す複数のクラックが内部に存在することが判る。この結果から、前述の組成を有する実施例1に係るニッケル基超合金は、積層造形法による造形や、溶接による接合等の急速溶融急速凝固プロセスにおけるクラックの発生が抑制されるものといえる。
 また、熱処理後のニッケル基超合金造形体におけるγ’相の面積割合からは、前述の組成を有する実施例1に係るニッケル基超合金造形体は、比較例1と同条件の熱処理により、該熱処理条件に応じた、比較例1と同程度の体積割合のγ’相を生成するものといえる。そして、図5と図6との対比から、このとき生成するγ’相は、実施例1の方が微細で、大きさのばらつきが小さく、均一に分布していることも判る。こうしたγ’相の形態から見て、熱処理後の実施例1に係るニッケル基超合金造形体は、機械的特性に優れるものであることが推定される。
 [実施例2]
 本実施例及び後述する実施例3、並びに後述する比較例2から比較例4では、積層造形の条件の相違によるクラック発生の有無を確認すると共に、クラックが確認された例については、その多寡を単位面積あたりのクラック長として定量し、比較した。
 <ニッケル基超合金粉末及び造形体の作製>
 上述した実施例1と同様の手順でニッケル基超合金粉末を作製した。次いで、得られたニッケル基超合金粉末を、積層造形装置に装填し、レーザ出力300W、走査速度600mm/sの条件で積層造形し、ニッケル基超合金造形体を作製した。ニッケル基超合金造形体の形状は、直径10mm、高さ5mmの円柱状とした。
 <ニッケル基超合金造形体の断面観察>
 積層造形後、熱処理前のニッケル基超合金造形体について、実施例1と同様の方法で断面観察を行った。その結果、断面にクラックは確認されなかった。
 [実施例3]
 ニッケル基超合金造形体を作製する際のレーザ出力を180Wとした以外は実施例2と同様の方法で、ニッケル基超合金造形体を作製した。積層造形後、熱処理前のニッケル基超合金造形体について、実施例1と同様の方法で断面観察を行った。その結果、断面にクラックは確認されなかった。
 [比較例2及び比較例3]
 <ニッケル基超合金造形体の作製及びその断面観察>
 ニッケル基超合金粉末として、市販のInconel(登録商標)738LC粉末を用いた以外は実施例2及び実施例3と同様の方法で、比較例2及び比較例3に係る各ニッケル基超合金造形体をそれぞれ作製した。積層造形後、熱処理前のニッケル基超合金造形体について、実施例1と同様の方法で断面観察を行った。その結果、各ニッケル基超合金造形体の断面にクラックが確認された。
 <単位面積あたりのクラック長の測定・算出>
 観察を行ったニッケル基超合金造形体の断面のうち、ニッケル基超合金造形体の側面近傍(図2中のx軸方向の端部近傍)の部分のSEM像について、画像解析により二値化処理を行った後、アスペクト比の大きな黒色部分をクラックとして抽出した。次いで、クラックとして抽出した各部分のフェレー径を測定し、各クラックの長さとした。次いで、各クラックの長さの合計(μm)を、SEM像を得た領域の面積(mm)で割った値を、単位面積あたりのクラック長(μm/mm)とした。得られた単位面積あたりのクラック長は、比較例2で185.7μm/mm、比較例3で793.2μm/mmであった。
 [比較例4]
 ニッケル基超合金造形体を作製する際の走査速度を1200mm/sとした以外は比較例2と同様の方法で、ニッケル基超合金造形体を作製した。積層造形後、実施例1と同様の方法で断面観察を行ったところ、ニッケル基超合金造形体の断面にクラックが確認された。比較例2と同様の方法で単位面積あたりのクラック長を測定・算出したところ、単位面積あたりのクラック長は、70.9μm/mmであった。
 実施例2及び実施例3、並びに比較例2から比較例4の結果から、4.8%以上5.1%以下のAl、1.4%以上1.7%以下のTi、14.2%以上19.2%以下のCr、4.5%以上12.4%以下のCo、0.7%以上1.5%以下のTa、2.8%以上5.3%以下のW、0%以上4.1%以下のMo、0%以上0.04%以下のZr、0.024%以上0.15%以下のC、並びに残部Ni及び不可避不純物からなる組成のニッケル基超合金で形成された粉末は、積層造形条件によらずクラックのないニッケル基超合金造形体が得られるものであるのに対し、前記組成を有さないニッケル基超合金で形成された粉末は、積層造形によるクラックの発生を避けることが困難なものであり、かつ、発生するクラックの量が、積層造形条件によって大きく変動するものであることが判る。
 本発明に係るニッケル基超合金によれば、積層造形法による造形や、溶接による接合等の急速溶融急速凝固プロセスにおけるクラックの発生が抑制される。このため、前記プロセスの適用が容易となる点で、本発明は有用である。また、本発明に係るニッケル基超合金は、熱処理により、Inconel(登録商標)738LCと同程度の量のγ’相を析出する。このため、本発明は、高温において強度が高い部材が得られる点で有用である。
 1  粉体貯留槽
 11 粉体供給ピストン
 2  リコータ
 3  造形室
 31 造形ピストン
 4  レーザ光源
 41 レーザビーム
 P  ニッケル基超合金粉末

Claims (4)

  1.  質量百分率で、
      4.8%以上5.1%以下のAl、
      1.4%以上1.7%以下のTi、
      14.2%以上19.2%以下のCr、
      4.5%以上12.4%以下のCo、
      0.7%以上1.5%以下のTa、
      2.8%以上5.3%以下のW、
      0%以上4.1%以下のMo、
      0%以上0.04%以下のZr、
      0.024%以上0.15%以下のC、並びに
      残部Ni及び不可避不純物からなる
    ニッケル基超合金。
  2.  請求項1に記載のニッケル基超合金の粒子で構成される、ニッケル基超合金粉末。
  3.  (1)請求項2に記載のニッケル基超合金粉末を層状に敷き詰めること、
     (2)前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末に、所期のパターンで高エネルギー線を照射して前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末を溶融・凝固させ、造形層を形成すること、
     (3)前記造形層上に、請求項2に記載のニッケル基超合金粉末を層状に敷き詰めること、
     (4)前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末に、所期のパターンで高エネルギー線を照射して前記層状に敷き詰めたニッケル基超合金粉末を溶融・凝固させ、新たな造形層を形成すること、並びに
     (5)前記(3)及び(4)を繰り返して造形体の外形を形成すること
    を含む、ニッケル基超合金造形体の製造方法。
  4.  前記(5)にて外形を形成した造形体を、1100℃以上1200℃以下の温度にて1時間以上5時間以内保持した後、900℃以下まで空冷し、次いで800℃以上900℃以下の温度にて12時間以上48時間以内保持した後、室温まで空冷する、請求項3に記載のニッケル基超合金造形体の製造方法。
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