WO2018061488A1 - 旅客移動状況出力装置および方法 - Google Patents

旅客移動状況出力装置および方法 Download PDF

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Abstract

エレベーターの構成によってビル内を旅客が移動する時間がどのように変化するかを評価することが困難である。そこで、本発明の旅客移動状況出力装置(100)は、利用者毎に利用者がビルへ入場してからエレベーターホールまでの移動にかかる第1の移動時間と、エレベーターホールにおいてエレベーターホールに到着してからエレベーター乗車までにかかる待ち時間と、エレベーター乗車から目的階に到着するまでの移動にかかる第2の移動時間とを取得し、第1の移動時間、待ち時間及び第2の移動時間の情報を収集して、ビル内への入場から目的階に到着するまでにおける利用者の移動時間統計情報を算出する移動時間算出部(101,103)と、総移動時間を表示する表示部(105)とを備え、移動時間算出部は、第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を算出し、表示部は、第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と、第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を併せて表示する。

Description

旅客移動状況出力装置および方法
 本発明は旅客移動状況を評価する装置、方法に関する。
 ビルの高層化や大規模化に伴い、エレベーターに求められる輸送力は増加する。エレベーターの台数を増やすことで輸送力の確保は可能であるが、フロア面積を圧迫する。このため、エレベーターの行先を低層階と高層階などの複数グループに分けて運行するマルチバンク方式や、シャトルエレベーターを利用して、中層階でエレベーターを乗り継ぐスカイロビー方式や、またスカイロビー方式とマルチバンク方式の組み合わせなど、エレベーターの構成の多様化が進んでいる。多様化するエレベーターを利用する旅客の立場に立てば、ビルの入口から各々の目的地までの到着まで円滑に移動出来ることが重要である。
 特許文献1には、人の動きを模擬するフロア内人流シミュレータと、エレベーターの動きを模擬するエレベーター移動シミュレータと、エレベーターへの人の乗り降りを模擬するエレベーター乗降シミュレータとを組合せて、ビル内の水平および垂直方向の人の流れを一貫してシミュレーションし、フロア内における人の流れとエレベーターの運行状況を表示する技術が開示されている。
特開2009-096612号公報
 しかしながら特許文献1に記載の技術では、エレベーターの構成が変わることが考慮されていない。ビル内を旅客が移動する時間は、エレベーターの構成に影響され、変化する可能性があるが、特許文献1に記載の技術では、その点を評価することが出来ない
 上記目的を達成するため、本発明の旅客移動状況出力装置は、利用者毎に利用者がビルへ入場してからエレベーターホールまでの移動にかかる第1の移動時間と、エレベーターホールにおいてエレベーターホールに到着してからエレベーター乗車までにかかる待ち時間と、エレベーター乗車から目的階に到着するまでの移動にかかる第2の移動時間とを取得し、第1の移動時間、待ち時間及び第2の移動時間の情報を収集して、ビル内への入場から目的階に到着するまでにおける利用者の移動時間統計情報を算出する移動時間算出部と、総移動時間を表示する表示部とを備え、移動時間算出部は、第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を算出し、表示部は、第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と、第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を併せて表示する。
 本発明によれば、エレベーターの構成によってビル内を旅客が移動する時間がどのように変化するかを評価することが出来る。
実施例1において旅客移動状況出力装置の構成について示した例図である。 実施例1において階間移動の平均移動時間の算出方法について示した例図である。 実施例1において旅客移動状況出力装置処理フローの概要を示した例図である。 実施例1においてエレベーターの運行実績データの一例を示した図である。 実施例1において待ち時間算出の一時データの一例を示した図である。 実施例1において階間移動時間算出の一時データの一例を示した図である。 実施例1において旅客移動動線データとしてマルチバンク方式におけるデータの一例を示した図である。 実施例3において旅客移動動線データとしてスカイロビー方式におけるデータの一例を示した図である。 実施例1において入口から各フロアに移動する旅客の移動線図の一例を示した図である。 実施例1においてビル入口から各フロアに移動する旅客の移動線図の一例を示した図である。 実施例1においてビル入口から各フロアに移動する旅客の移動線図の一例を示した図である。 実施例2において行先階予約式エレベーターの運行実績データの一例を示した図である。 実施例1において各フロアからビル入口に移動する旅客の移動線図の一例を示した図である。 実施例1において旅客移動状況出力装置で算出する旅客の階間移動のデータの一例について示した図である。 実施例1において旅客移動状況出力装置で算出する旅客のエレベーター待ち時間のデータの一例について示した図である。 実施例1においてエレベーターの階間移動における各階停車運転と直通運転の比較した図である。 実施例1において旅客移動状況出力装置で階間移動時間を算出するための計算式を示した図である。 実施例1において複数の移動線図を比較した図の一例を示した図である。 実施例3においてスカイロビー方式のビルにおけるビル入口から各フロアに移動する旅客の移動線図の一例を示した図である。
 以下、図面を参照しながら、本発明の実施例の詳細を説明する。
本発明の旅客移動状況出力装置および方法の一実施例について、以下図を用いて説明する。
 <装置構成>
 図1は、旅客移動状況出力装置の構成の一実施例について示した図である。図1を用いて旅客移動状況出力装置の構成について説明する。旅客移動状況出力装置100は、エレベーターの運行実績データ111と、レイアウトデータ112のデータを備え、レイアウトデータを入力として前記ビルレイアウトから読み取れる距離情報を元に、各エレベーターホールから出入口を含むフロア内の任意の地点までの移動時間を算出するフロア内移動時間算出部101と、エレベーターの運行実績データ111を入力として旅客のエレベーター待ち時間の統計指標値を算出する旅客のエレベーター待ち時間算出部102と、エレベーターの運行実績データ111を入力として旅客の階間移動時間の統計指標値を算出する旅客の階間移動時間算出部103と、前記フロア内移動時間算出部101で算出した各エレベーターホールからフロア内の任意の地点までの移動時間と、前記旅客のエレベーター待ち時間算出部102で算出した旅客のエレベーター待ち時間の統計指標値と、前記旅客の階間移動時間算出部103で算出した旅客の階間移動時間の統計指標値と、レイアウトデータ112から読み取った旅客の移動動線を入力として、ビルにおける各地点における移動時間の統計指標値を図示する移動線図を移動線図データ113に出力する移動線図出力部104と、前記移動線図データ113からひとつ以上の移動線図を入力として重ね合わせて比較表示して出力する移動線図比較表示部105を備える。
 以上で、図1を用いた旅客移動状況出力装置の構成の説明を終える。
 <データの説明>
 次に本実施例における特徴的なデータについて、図4、図5、図6、図7を用いて説明する。
 図4はエレベーターの運行実績データ111の一例を示している。列401はエレベーターに関する状態変化が発生した時刻を示す。列402は特定のエレベーターの号機を対象とする場合にのみ対象号機を示す。列403は変化したエレベーターの状態を示す。列404は列402に対象号機が示されている場合にのみ、前記対象号機の上下の進行方向を示す。列405は列402に対象号機が示されている場合には前記対象号機の位置(階)を示し、それ以外の場合には、状態変化の事象が起きた位置(階)を示す。列406は列402に対象号機が示されている場合にのみ前記対象号機の乗車人数の推定値を示す。エレベーターの運行実績データは列401の時刻の順に記録されているものとする。
 レコード411では時刻8:49:04に1階のエレベーターホールにおいて上方向に移動するための呼びボタンが押されたことを示している。レコード412では、時刻8:49:35に1号機が上方向に進行しようとしており、かつ1階で戸開し、かつそのときの乗車人数は0人であることを示している。レコード413は時刻8:49:45に1号機が上方向に進行しようとしており、かつ1階で戸閉し、かつそのときの乗車人数は4人であることを示している。
 図5はエレベーターの運行実績データ111から旅客のエレベーター待ち時間算出部102によって、エレベーターの待ち時間および待ち人数を算出する際の中間データを示している。列501はエレベーターの待ち時間を算出する階を示し、列502は待ち時間を示し、列503はエレベーターの進行方向を示し、列504は待ち人数を示す。前記待ち時間はエレベーターホールでの移動しようとする方向の呼びボタンが押されてから、押されたボタンと同じ方向に向かうエレベーターが最初に戸開するまでの時間とする。この待ち時間は最初にエレベーターホールに到着した旅客の待ち時間であり、待ち時間の最大値と考えられる。ここで旅客が一様な間隔で到着したと仮定し、待ち時間の平均値を半分の値としてもよい。また、待ち人数は前記エレベーターが戸開した時点の乗車人数と戸閉した時点の乗車人数の差と仮定する。
 図5は、図1の旅客のエレベーター待ち時間算出部102において、旅客のエレベーター待ち時間を算出する際の中間データとして、エレベーターの呼びと前記呼びに対応したエレベーターの到着・出発毎に待ち時間及び待ち人数を出力する。
 図5の各レコードの算出方法を、図4を用いて説明する。
レコード511は、図4のエレベーターの運行実績データ111において、レコード411の時点でエレベーターの呼びボタンが押されてから、レコード412の時点でエレベーター1号機が到着して戸開するまでの時刻から待ち時間31秒が算出され、またレコード412の戸開時点の乗車人数とレコード413における戸閉時点の乗車人数の差分より待ち人数4人が算出している。
 レコード512は、図4のエレベーターの運行実績データ111において、レコード414の時点でエレベーターの呼びボタンが押されてから、レコード417の時点でエレベーター2号機が到着して戸開するまでの時刻から待ち時間17秒が算出され、またレコード417の戸開時点の乗車人数とレコード419の戸閉時点の乗車人数の差分より待ち人数2人を算出している。
 図15は、旅客のエレベーター待ち時間算出部102で算出され、出力される旅客のエレベーター待ち時間のデータの一例を示しており、このデータは図5の一時データから算出される。エレベーターバンク毎、かつ、停車階毎に、待ち時間の統計指標値が記録される。ここでの統計指標値を平均値とすると、1501は1階で低層バンクを利用するときの平均待ち時間が43秒であることを示しており、1502は、1階で高層バンクを利用するときの平均待ち時間が40秒であることを示している。
 図14は、旅客の階間移動時間算出部103で算出され、出力される旅客の階間移動時間のデータの一例を示しており、このデータは図6の一時データから算出される。エレベーターバンク毎、かつ、基準階から各停車階までの階間移動時間の統計指標値が記録される。ここでは基準階を1階とし、統計指標値を平均値とすると、1401は低層バンクでの1階から2階への平均移動時間が16秒であることを示している。1402は低層バンクでの1階から3階への平均移動時間が31秒であることを示している。1403は高層バンクでの1階から7階への平均移動時間が39秒であることを示している。1404は高層バンクでの1階から8階への平均移動時間が54秒であることを示している。ここで1階から2階、1階から3階の移動時間が線形に増加していない理由としては、1階から3階の移動は、エレベーターに乗り合わせた旅客によって1階から2階に停車せず直接3階に移動する場合と、2階に停車した後、3階に移動する場合では、2階での停車時間および2階で停車するための加速減速の時間などによって、移動時間は変わってくるためである。旅客の階間移動時間算出部103における移動時間の算出方法の詳細については後述する。
 図6はエレベーターの運行実績データ111から旅客の階間移動時間算出部103において、旅客の階間移動時間を算出する際の中間データとして、階間移動エレベーターに乗車して階間移動した旅客の人数および移動時間を算出したデータを表している。列601は階間移動の出発階を示し、列602は階間移動の到着階を示し、列603は旅客のエレベーターを利用した階間の移動時間を示し、列604は旅客の移動人数を示す。前記階間の移動時間は、エレベーターの運転時間のほかに、ドアの開閉時間や、エレベーター内で待機した時間も含んでもよい。
 また、前記乗車人数は、出発階で戸閉した時点の乗車人数または到着階で戸開した時点の降車人数とする。
 図6の各レコードの算出方法を、図4を用いて説明する。
レコード611は、図4のエレベーターの運行実績データ111において、1号機がレコード413の時点で戸閉して1階から出発し、レコード415の時点で2階に到着して戸開するまでの時間から運転時間10秒が算出され、そのときの乗車人数4人である。
 レコード612は、図4のエレベーターの運行実績データ111において、1号機がレコード416の時点で戸閉して2階から出発し、レコード418の時点で4階に到着して戸開するまでの時間から運転時間15秒が算出され、そのときの乗車人数1人である。
 レコード613は、図4のエレベーターの運行実績データ111において、2号機がレコード419の時点で戸閉して1階から出発し、レコード421の時点で4階に到着して戸開するまでの時間から運転時間20秒が算出され、そのときの乗車人数2人である。
 レコード614は、図4のエレベーターの運行実績データ111において、1号機がレコード420の時点で戸閉して4階から出発し、レコード423の時点で1階に到着して戸開するまでの時間から運転時間20秒が算出され、そのときの乗車人数0人である。
 図7は、旅客移動動線データの一例を示した図である。移動動線データはエレベーターホールとビル入口やオフィス入口など、ビル内の移動ネットワークにおける接続関係を示したデータである。図7はマルチバンク方式のビルにおける旅客の移動動線データを示しており、ビルの1階入口から直接、低層バンクおよび高層バンクへ移動可能なことを示している。ここでは入口とエレベーターバンクのみを移動動線の対象としているが、ビル内に設けられた食堂や展望室、店舗、トイレ、喫煙室などさまざまな施設や設備を対象としてもよい。図7のようにデータとして入力せず、処理部などにおいて移動動線を考慮することで明示的な入力を省略してもよい。
 以上で、データの説明を終える。
 <処理部の説明>
 図2を用いて旅客の階間移動の統計指標値を算出する方法について説明する。
 図14の説明の中でも述べた通り、エレベーターによる階間移動の時間は途中階の停車によって大きく変わる。図16に、1階から3階まで直通運転する場合と、2階に停車する場合の運転時間の比較したグラフを示し、途中階の停車による運転時間の変化について説明する。グラフの縦軸1602は高さ方向の位置および階数を示しており、横軸1601は時刻を表している。1603の時刻に1階を出発して直通運転で3階へ移動する場合、1604の時刻に3階に到着する。一方で、2階に停車する場合は、2階に停車するための減速、2階での停車時間、2階から3階へ向かうための加速それぞれの期間において、移動時間がかかってしまう。エレベーターにおける途中階の停車有無は同じエレベーターに乗り合わせた他の旅客の行先に依存し、途中階の停車回数によって旅客の移動時間も変化することがわかる。以上でエレベーターの途中階の停車による運転時間の変化についての説明を終える。
 階間移動の平均移動時間を考える場合には、この途中階の停車回数を考慮する必要がある。そこで到着階に停車する直前の途中停車階の組み合わせを表す運転パターンを考え、それぞれの運転パターンの移動時間を、前記途中停車階から目的階まで直通運転する場合の平均移動時間と、出発階から途中停車階までの平均移動時間の和で表し、前記途中停車階から目的階までの移動人数の加重平均によって、出発階から目的階までの平均移動時間を求めることとする。
 例として、図2に、1階から3階への運転パターン、並びに1階から4階への運転パターンについて図示した。実線の矢印で示した移動は直通運転を示し、点線の矢印による移動は途中階で停車してもよいことを示している。
 1階から3階の運転パターンはすでに述べたように2通りあり、1階から3階の平均移動時間は各運転パターンの移動時間に対して利用する人数の加重平均によって求める。より具体的な1階から3階の平均移動時間の算出方法は、1階から3階への移動214における平均移動時間と、1階から2階への移動223の平均移動時間と2階から3階までの移動215の平均移動時間の合計とを、それぞれの移動において3階へ到着した旅客の人数によって加重平均を取ることで、算出される。
 同様に1階から4階の運転パターンは3通りあり、1階から4階の平均移動時間は各運転パターンの移動時間に対して利用する人数の加重平均によって求める。より具体的な1階から4階の平均移動時間の算出方法は、1階から4階への移動211における平均移動時間と、1階から2階への移動221の平均移動時間と2階から4階までの移動212の平均移動時間の合計と、1階から3階への移動222の平均移動時間と3階から4階までの移動213の平均移動時間の合計とを、それぞれの移動において4階へ到着した移動の人数によって荷重平均を取ることで、算出される。
 前記平均移動時間の算出の前提として、1階から3階への移動と、3階から5階への移動など、移動する階間にオーバーラップがない場合に限り、各階の移動時間が独立であると仮定している。この仮定により、出発階から途中停車階までの平均移動時間と、途中停車階から到着階までの平均移動時間の加算によって、出発階から到着階までの平均移動時間を算出することができる。また、独立であると仮定すれば、平均だけでなく分散についても同様の手順で求められる。なお、前記計算の仮定で必要となる、出発階から途中停車階までの平均移動時間は、前記途中停車階を目的階として、出発階から到着階(前記途中停車階)までの平均移動時間を再帰的に算出するか、あるいは、算出順序を基準階から近い階を到着階として、平均移動時間を順に算出していけばよい。
 この算出方法を漸化式としてまとめたものを図17に示す。
 図3は、本発明の旅客移動状況出力装置の一実施例について処理及びデータの流れの概要を示した図である。図3を用いて処理及びデータの流れについて説明する。
 フロア内移動時間算出部101は、レイアウトデータ111から出入口からエレベーターホールまでの距離302を読み取り、前記距離と予め設定しておいた人の平均歩行速度(例えば、4km/hとする)からフロア内移動時間303を算出し、移動線図出力部104へ出力する。
 旅客のエレベーター待ち時間算出部102は、エレベーターの運行実績データ112を読み込み、図5に示した中間データへの変換を介して、旅客のエレベーター待ち時間304を算出し、移動線図出力部104へ出力する。
 旅客の階間移動時間算出部103は、エレベーターの運行実績データ112を読み込み、図6に示した中間データへの変換を介して、旅客の階間移動時間305を算出し、移動線図出力部104へ出力する。
 移動線図出力部104は、フロア内移動時間算出部101から出力されたフロア内移動時間303と、旅客のエレベーター待ち時間算出部102から出力された旅客のエレベーター待ち時間304と、旅客の階間移動時間算出部103から出力された旅客の階間移動時間305を入力として、図14に示した中間データであるビル内移動時間表にまとめ、このビル内移動時間表から、さらに移動線図306を描画し、移動線図データ113へ出力する。
 すなわち、旅客移動状況出力装置100の移動時間算出部(フロア内移動時間算出部101、エレベーター待ち時間算出部102、階間移動時間算出部103)は、利用者毎に利用者がビルへ入場してからエレベーターホールまでの移動にかかる第1の移動時間(フロア内異動時間)と、エレベーターホールにおいて前記エレベーターホールに到着してからエレベーター乗車までにかかる待ち時間(旅客のエレベーター待ち時間)と、エレベーター乗車から目的階に到着するまでの移動にかかる第2の移動時間(旅客の階間移動時間)とを取得し、第1の移動時間、待ち時間及び第2の移動時間の情報を収集して、ビル内への入場から目的階に到着するまでにおける利用者の移動時間統計情報を算出し、表示部(移動線図比較表示部105)は、総移動時間を表示し、移動時間算出部は、第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を算出し、表示部は、第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と、第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を併せて表示する。
 また、移動時間算出部は、移動時間統計情報として、利用者の第1の移動時間、待ち時間及び第2の移動時間の情報を合算した時間の最大値、平均値又は分散値を算出しても良い。
 また、第1のエレベーター構成とは、基準階から目的階にエレベーターが直行する場合の構成であり、第2のエレベーター構成とは、基準階から目的階にエレベーターが運行する際に、中間階にも停止する場合の構成であっても良い(例は図10で後述)。
 また、移動時間算出部は、基準階から目的階にエレベーターが直行する場合のエレベーターの運行時間と、利用者人数を掛けることで重み付けした値と、基準階から目的階にエレベーターが運行する際に、中間階にも停止する場合の移動時間に、各中間階を経由して移動した利用者人数を掛けることで重み付けした値との合計を、各中間階及び基準階から目的階まで直行した利用者の総人数で割ることで基準階から目的階の移動時間の加重平均を求めることで、旅客が基準階から目的階まで移動する平均値を算出しても良い。
 また、表示部は、移動線図が示す旅客のエレベーター待ち時間、エレベーターの各階の移動時間、各階での戸開時間の種類によって識別できるように色と線種の一方または両方を変更して表示しても良い。
 また、第1のエレベーター構成に対して、第2のエレベーター構成とは、エレベーターのレイアウト、エレベーターの台数、配置仕様、又は旅客の移動需要のいずれかひとつ以上を変更したものとしても良い。
 また、表示部は、任意の2つの地点および状態を遷移するのに要する所要時間に対して、ひとつ以上の基準値を予め設定しておき、移動線図の所要時間を前記基準値と照らし合わせて、色と線種の一方または両方を変更して表示しても良い。
 また、移動時間算出部において、第2の移動時間は、運行管理システム(図示せず)から取得した運行実績データに基づいて算出され、運行実績データは、物理的にエレベーターが運行した実績のデータと、計算機シミュレーションなど仮想的にエレベーターが運行した実績のデータの一方または両方を用いても良い(詳細は実施例2で後述)。
 また、第1のエレベーター構成及び、第2のエレベーター構成とは、エレベーターを乗り継いで移動することが想定されるスカイロビー方式のビル又は、目的階によって利用するエレベーターバンクが異なるマルチバンク方式のいずれかも含まれる(詳細は実施例3で後述)。
 以上で、処理及びデータの流れについての説明を終える。
 <出力および効果>
 図9、図10、図11、図13を用いて、移動線図出力部104が出力する移動線図306について説明する。
 図9のグラフは、ビル入口から各階の移動目的地となりうるオフィス入口などまでの移動を表した移動線図である。縦軸951は高さ方向の位置(階)を表し、横軸はビル入口を0とし、ビル入口からの移動時間を表す。この移動線図の時間は、ひとりひとりの旅客の移動時間の平均値や最大値などの統計指標値とする。
 低層階へ移動する場合は、901がビル入口を示す。前記ビル入り口を出発し、低層階のエレベーターホールへの到着を902が示す。この901から902までの時間はビル入口から低層階エレベーターホールまでの移動時間を表しており、フロア内移動時間算出部101で算出したフロア内移動時間303を用いて描画する。前記エレベーターホールでエレベーター到着を待ち、エレベーター到着を903が示す。ここで902から903までの期間が低層階のエレベーターホールに到着してからエレベーターが到着するまでの時間を表しており、旅客のエレベーター待ち時間算出部102によって算出した旅客のエレベーター待ち時間304を用いて描画する。903でエレベーターが到着してからエレベーターに乗り込み、エレベーター出発を904が示す。904でエレベーターが出発し、2階のエレベーター到着を905が示し、2階での旅客の乗降を終えた後のエレベーターの出発を906が示す。以降も停車する階について、907から914まで最上階までの各階での出発、到着を順に示す。前記の出発および到着を示す線は、旅客の階間移動時間算出部103で算出した旅客の階間移動時間305を用いて描画する。また各階でのエレベーター停車後、エレベーターを降車した旅客が前記階の目的地到着についても示す。2階の場合は、905から906の間にエレベーターから降車し、915で2階の目的地到着を示す。3階の目的地到着は916が示す。以降917から919が各階の目的地到着を示す。前記エレベーター停車から各階の目的地到着までの線は、フロア内移動時間算出部101で算出したフロア内移動時間303を用いて算出する。
 高層階へ移動する場合は、高層階のエレベーターホールへの到着を921が示す。低層階の移動線図と重ならないようにここでは少し縦軸方向にずらして表記しているが、低層階と重ねて表示してもよい。前記エレベーターホールでエレベーター到着を待ち、エレベーター到着を922が示す。922でエレベーターが到着してからエレベーターに乗り込み、エレベーター出発を923が示す。923でエレベーターが出発し、7階のエレベーター到着を924が示し、7階での旅客の乗降を終えて後のエレベーターの出発を925が示す。以降も停車する階について、926から931まで最上階までの各停車階での出発、到着を順に示す。低層階と同様、各階でのエレベーター停車後、エレベーターを降車した旅客が前記階の目的地に到着についても示し、各階での目的地到着を932から935が示す。低層階及び高層階などエレベーターバンクを区別せず目的階到着または各階の目的地到着の点をそれぞれ線でつないで示してもよい。
 図10は、図9に示した移動線図を簡素化し、各階への到着時刻のみを示した図である。細かい情報を除き、これによって各階に到着できる時間のみを示すことができる。後述する移動線図の比較などにおいては細かい情報を除いたほうが比較しやすいこともある。
 図11は、図9に示した移動線図に対して、移動人数の大小の情報を追加して示した図である。移動時間およびエレベーターの待ち時間の時間毎に、その区間を移動する旅客の人数に応じて線分の太さを変更する。例えば、1122から1123の線分の太さで、1階から7階へ移動するエレベーターを利用する旅客が1時間あたり2500人以上、5000人以下であることを示している。この図から、移動時間がかかっており、かつ、利用人数が多い場所が確認できる。すなわち、移動線図比較表示部105(表示部)は、利用者の人数に基づいて、第1の移動時間(フロア内異動時間)、待ち時間(旅客のエレベーター待ち時間)及び第2の移動時間(旅客の階間移動時間)毎に重み付けをして表示しても良い。
 図13は、各階からビル入口に向かう場合の移動線図を示した図である。例えば昼食時間帯や退勤時間帯などのビルの入口に向かう人の流れを評価する場合に用いる。縦軸が高さ方向の位置(階)であることは変わらないが、横軸はビル入口1300を0として、各地点からビル入口までの所要時間を示しており、例えば1311は5階の移動開始地点からビル入口までの移動時間は128秒であることを示しており、1312は3階から下方向に向かうエレベーターに乗車してからの移動時間は66秒であることを示している。
 移動線図比較表示部105によって1つ以上の移動線図を比較した結果を出力した例を図18に示す。図18を用いて移動線図の比較結果の図について説明する。全ての階に停車するエレベーターを設ける1バンク方式の移動線図を1801に示し、低層階に停車するエレベーターと高層階に停車するエレベーターをそれぞれ分けて設置するマルチバンク方式において低層階を対象とした移動線図を1802に示し、高層階を対象とした移動線図が1803に示す。ここでは各方式においてエレベーターの台数や仕様は変えずに比較評価した結果、すべての停車階において1バンク方式よりもマルチバンク方式の方が目的地に到着するまでの時間が短く済むことがわかる。例えば、1バンク方式で6階への到着を示す1811よりも、マルチバンク方式で6階への到着を示す1812の方が先着であることが確認できる。
 この例では運行方式を変えて例を比較したが、運行方式は同じでエレベーターの仕様だけを変えたり、エレベーターの利用者数や利用条件を変更したりすることで算出した移動線図を比較してもよい。このように多様なケースの移動線図を比較することで、各ケースにおいて各階までの移動時間がどの程度改善したのかを直感的に確認することができる。
 また、実際のビルに設置されたエレベーター実機の運行実績データから算出した移動線図と、計算機シミュレーションなどを用いて、同等の条件や、異なる条件下でエレベーターの動作を模擬し、前記エレベーターの運行実績データから算出した移動線図とを比較してもよい。実機の運行実績データから算出した移動線図と、計算機シミュレーションなどを用いて同等の条件で算出した移動線図を比較することで、計算機シミュレーションによるビル内交通の予測精度を評価することもできる。
 すなわち、本実施形態によれば、エレベーターの運行実績データを入力として、ビル内を旅客が移動する時間を算出した移動線図を出力することができ、この移動線図によってビル全体の時間距離を可視化することができる。また、異なる条件で算出した複数の移動線図を比較することで、ビル全体における旅客の移動の所要時間を比較することができる。特に、計算機シミュレーションによって算出した移動線図と、エレベーター実機の運行によって算出した移動線図を比較することによって、計算機シミュレーションによる再現精度を、瑣末なエレベーターの運行の差分に寄らず、ビル内の旅客の移動時間で評価することが可能となる。
 本発明の旅客移動状況出力装置および方法の一実施例について、以下図を用いて説明する。基本的な装置の構成や、データの形式、データや処理の流れなどは実施例1と同様なので省略する。
 本実施例では、入力とするエレベーターの運行実績データ111が実施例1と異なる。本実施例では、エレベーターの乗車時に上下の釦を押してエレベーターを呼ぶのではなく、エレベーターホールまたはその周辺に設置された端末などから目的とする階の釦を押すと、押した階に停車するエレベーターを指示される方式の行先階予約方式のエレベーターの移動実績データを用いる。
 以下では、前記行先階予約方式のエレベーターの運行実績データについてのみ図12を用いて説明する。図12は、行先階予約方式のエレベーターの運行実績データの一例を示す。前記行先階予約方式では、エレベーターを利用する旅客ひとりひとりがエレベーターホールに到着後、エレベーター乗車前に行先を入力するため、この方式のエレベーターの運行実績データからは、エレベーター利用者ひとりひとりについてエレベーターホールに到着した時刻と出発階および目的階が記録される。前記端末を操作した時刻は列1201に記録され、端末に入力する目的階は列1204に記録され、端末を操作した階(つまり出発階)は列1207に記録され、前記端末が旅客に乗車を指示するエレベーターの号機は1205に記録される。
 レコード1211では、時刻8:49:04に1階から2階へ向かう旅客が端末を操作し、1号機への乗車を指示されたことを示している。レコード1212では、時刻8:49:10に1階から4階へ向かう旅客が端末を操作し、1号機への乗車を指示されたことを示している。
 前記の端末操作により1号機への乗車を指示された旅客は、その後直近に到着する1号機に乗車する。前記レコード1211および1212の旅客が乗車するエレベーターは、レコード1215から時刻8:49:35に到着することがわかる。以上で、運行実績データについての説明を終える。
 前記の運行実績データから旅客のエレベーター待ち時間の算出方法について説明する。エレベーターに乗車するすべての旅客に対して、前記の端末を操作した時刻から前記エレベーターが到着する時刻までの差をそれぞれの待ち時間として算出し、平均値などの統計的指標を算出する。算出した結果は実施例1と同様に図15に示した旅客のエレベーター待ち時間の形式に出力する。このとき実施例1と同様に図5のデータを介して算出してもよい。以上で、旅客のエレベーター待ち時間の算出方法についての説明を終える。
 本実施例の旅客移動状況出力装置および方法によって、旅客の待ち時間を正確に反映させた移動線図を出力することが可能となる。
 本発明の旅客移動状況出力装置および方法の一実施例について、以下図を用いて説明する。基本的な装置の構成や、データの形式、データや処理の流れなどは実施例1と同様なので省略する。
 本実施例では、複数のエレベーターを乗り継いで移動するスカイロビー方式を採用したビルにおける移動線図について、図8と図19に例を示し説明する。
 図8は、実施例3において旅客移動動線データとしてスカイロビー方式におけるデータの一例を示した図である。図8は、スカイロビー方式のビルにおける旅客の移動動線データを示しており、ビルの1階入口(801)から低層バンク(802)には直接移動することができるが、ビルの1階入口(803)から、高層バンク(805)にはシャトルバンク(804)を乗り継いで移動する必要があることを示している。
 図19のビルでは、1階から7階まで途中停車なしで運行するシャトルエレベーターが設置されており、7階がスカイロビー階に相当する。7階のスカイロビー階には、7階から11階に停車するエレベーターバンクと、7階および12階から15階に停車するエレベーターバンクが設けられている。1901はシャトルエレベーターの1階到着を示し、1902はシャトルエレベーターの7階スカイロビー階への到着を示す。1903は7階から11階に停車するエレベーターバンクのエレベーターホールへの旅客の到着を示し、1902から1903は旅客が7階に到着してから前記エレベーターホールまでの移動を表しており、フロア内移動時間算出部101で算出したフロア内移動時間303を用いて描画する。1904は7階から11階に停車するエレベーターバンクのエレベーターの7階到着を示す。1903から1904は前記エレベーターホールに到着してからエレベーターが到着するまでの旅客のエレベーターの待ち時間を表しており、旅客のエレベーター待ち時間算出部102によって算出した旅客のエレベーター待ち時間304を用いて描画する。また、1905は7階および12階から15階に停車するエレベーターバンクのエレベーターホールへの旅客の到着を示し、1902から1905は旅客が7階に到着してから前記エレベーターホールまでの移動を表しており、フロア内移動時間算出部101で算出したフロア内移動時間303を用いて描画する。1906は7階および12階から15階に停車するエレベーターバンクのエレベーターの7階到着を示し、1905から1906は前記エレベーターホールに到着してからエレベーターが到着するまでの旅客のエレベーターの待ち時間を表しており、旅客のエレベーター待ち時間算出部102によって算出した旅客のエレベーター待ち時間304を用いて描画する。
 スカイロビー方式を採用したビルにおける移動線図の説明を以上で終える。
 本実施例の旅客移動状況出力装置および方法によって出力する移動線図によって、複数のエレベーターを乗り継いで移動するビルにおいても、旅客移動状況出力装置および方法を適用することが可能である。
 旅客移動状況出力装置100、エレベーターの運行実績データ111、レイアウトデータ112

Claims (11)

  1.  利用者毎に前記利用者がビルへ入場してからエレベーターホールまでの移動にかかる第1の移動時間と、エレベーターホールにおいて前記エレベーターホールに到着してからエレベーター乗車までにかかる待ち時間と、エレベーター乗車から目的階に到着するまでの移動にかかる第2の移動時間とを取得し、
     前記第1の移動時間、前記待ち時間及び前記第2の移動時間の情報を収集して、ビル内への入場から目的階に到着するまでにおける利用者の移動時間統計情報を算出する移動時間算出部と、
     総移動時間を表示する表示部とを備え、
     前記移動時間算出部は、第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を算出し、
     前記表示部は、前記第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と、前記第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を併せて表示することを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  2.  請求項1に記載の旅客移動状況出力装置において、
     前記移動時間算出部は、前記移動時間統計情報として、前記利用者の前記第1の移動時間、前記待ち時間及び前記第2の移動時間の情報を合算した時間の最大値、平均値又は分散値を算出することを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  3.  請求項2に記載の旅客移動状況出力装置において、
     前記表示部は、前記利用者の人数に基づいて、前記第1の移動時間、前記待ち時間及び前記第2の移動時間毎に重み付けをして表示することを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  4.  請求項3に記載の旅客移動状況出力装置において、
     前記第1のエレベーター構成とは、基準階から目的階にエレベーターが直行する場合の構成であり、
     前記第2のエレベーター構成とは、基準階から目的階にエレベーターが運行する際に、中間階にも停止する場合の構成であることを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  5.  請求項4に記載の旅客移動状況出力装置において、
     前記移動時間算出部は、前記基準階から目的階にエレベーターが直行する場合のエレベーターの運行時間と、利用者人数を掛けることで重み付けした値と、前記基準階から目的階にエレベーターが運行する際に、中間階にも停止する場合の移動時間に、各中間階を経由して移動した利用者人数を掛けることで重み付けした値との合計を、前記各中間階及び前記基準階から前記目的階まで直行した利用者の総人数で割ることで、基準階から目的階の移動時間の加重平均を求めることにより、旅客が基準階から目的階まで移動する平均値を算出することを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  6.  請求項4に記載の旅客移動状況出力装置において、
     前記表示部は、移動線図が示す旅客のエレベーター待ち時間、エレベーターの各階の移動時間、各階での戸開時間の種類によって識別できるように色と線種の一方または両方を変更して表示することを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  7.  請求項3に記載の旅客移動状況出力装置において、
     前記第1のエレベーター構成に対して、前記第2のエレベーター構成とは、エレベーターのレイアウト、エレベーターの台数、配置仕様、又は旅客の移動需要のいずれかひとつ以上を変更したものとすることを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  8.  請求項3に記載の旅客移動状況出力装置において、
     前記表示部は、任意の2つの地点および状態を遷移するのに要する所要時間に対して、ひとつ以上の基準値を予め設定しておき、移動線図の所要時間を前記基準値と照らし合わせて、色と線種の一方または両方を変更して表示することを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  9.  請求項1に記載の旅客移動状況出力装置の前記移動時間算出部において、
     前記第2の移動時間は、運行実績データに基づいて算出され、前記運行実績データは、物理的にエレベーターが運行した実績のデータと、計算機シミュレーションなど仮想的にエレベーターが運行した実績のデータの一方または両方を用いることを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  10.  請求項3に記載の旅客移動状況出力装置において、
     前記第1のエレベーター構成及び、前記第2のエレベーター構成とは、
     エレベーターを乗り継いで移動することが想定されるスカイロビー方式のビル又は、目的階によって利用するエレベーターバンクが異なるマルチバンク方式のいずれかを含むことを特徴とする旅客移動状況出力装置。
  11.  利用者毎に前記利用者がビルへ入場してからエレベーターホールまでの移動にかかる第1の移動時間と、エレベーターホールにおいて前記エレベーターホールに到着してからエレベーター乗車までにかかる待ち時間と、エレベーター乗車から目的階に到着するまでの移動にかかる第2の移動時間とを取得し、
     前記第1の移動時間、前記待ち時間及び前記第2の移動時間の情報を収集して、ビル内への入場から目的階に到着するまでにおける利用者の移動時間統計情報を算出し、
     総移動時間を表示し、
     第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を算出し、
     前記第1のエレベーター構成における移動時間統計情報と、前記第2のエレベーター構成における移動時間統計情報を併せて表示することを特徴とする旅客移動状況出力方法。
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