WO2016079816A1 - 座席用表皮材、座席用表皮材の製造方法、及びエンボスロール - Google Patents

座席用表皮材、座席用表皮材の製造方法、及びエンボスロール Download PDF

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Abstract

 加熱エンボスロール(11)のベース面(42)には、複数の型押部(41)が形成されている。加熱エンボスロール(11)と加熱フラットロール(12)との間に長尺材(1)を通過させることにより、長尺材(1)が加熱エンボスロール(11)の型押部(41)により押圧される。型押部(41)は、ベース面(42)からの高さが部位によって異なるように形成されている。

Description

座席用表皮材、座席用表皮材の製造方法、及びエンボスロール
 本発明は、エンボス模様を有する座席用表皮材、前記座席用表皮材の製造方法、及び、前記座席用表皮材の製造に用いられるエンボスロールに関する。
 自動車、バス、鉄道等の車両の座席シートや、ソファ、座椅子等の家具のシート等、座席用表皮材の意匠性を高めるべく、エンボス加工を施してその表面に凹凸模様を形成したものが用いられている。エンボス加工を施すことにより、座席用表皮材の表面が立体的となって好適な装飾性を付与することができる。また、凹凸形状が形成されることにより触感を好適に変化させることもできる。
 従来の座席用表皮材のエンボス加工が、特許文献1に記載されている。この文献に開示の方法によれば、表地とクッション層とからなる積層シートが、加熱されたエンボスロールとヒートロールとの間を通過させられる。これにより、積層シートの表面にエンボス模様が形成される。
 図12は、特許文献1のエンボス加工に用いられるエンボスロール100を示している。エンボスロール100のベース面101には、複数の型押部102が規則的に突設され、積層シートがエンボスロール100とヒートロールとの間を通過する間に、型押部102が、積層シートの表面を、所定時間、所定圧力で押圧する。これにより、図13(a)に示すように、複数の凹部201が、深くはっきりとした形で、積層シート200の表面に形成される。こうして、積層シート200の表面全体に、立体的な凹凸模様が形成される。
 従来のエンボスロール100に突設された複数の型押部102は、略直方体状に形成されている。このため、型押部102により、積層シート200の表面には、正面視矩形状をなす複数の凹部が規則的に配置されたエンボス模様が形成される。また、図13(b)に示すように、積層シート200の断面形状は、型押部102によって押圧された平面状の加熱押圧部202と、型押部102によって押圧されない非加熱押圧部203のみからなる形状となる。
 したがって、積層シート200の表面には、立体的なエンボス模様が付与されるものの、エンボス模様が付与された部分の表情は単調であり、座席用表皮材としての装飾性の観点からはなお改善の余地があるものである。
特開2007-276285号公報
 本発明の目的は、複雑な立体感で表現されるエンボス模様を有する座席用表皮材を提供すること、前記座席用表皮材の製造方法を提供すること、及び、前記座席用表皮材の製造に用いられるエンボスロールを提供することである。
 上記の目的を達成するため、本発明の第一の態様によれば、座席用表皮材の製造方法が提供される。その製造方法は、ベース面から突出する複数の型押部が設けられた加熱エンボスロールと、加熱フラットロールとの間に長尺材を通過させて、型押部により長尺材を押圧する工程を備え、加熱エンボスロールのベース面からの高さが部位によって異なるように形成された型押部により、長尺材を押圧する。
 この構成によれば、加熱エンボスロールに突設された型押部が、加熱エンボスロールのベース面からの高さが部位によって異なるように形成されていることから、一つの型押部によって押圧された部分には、部位によって深さの異なる凹部が形成される。型押部のベース面からの高さを適宜設定することで、凹部の形状を柔軟に設計可能である。
 そして、見る角度によって、凹部の形状が異なるため、光の反射具合、光沢感が異なり、複雑な立体感を持って視認される。また、加熱エンボスロールには複数の型押部が突設されていることから、長尺材の表面に複数の凹部が複数形成され、長尺材の表面全体に複雑な立体感が付与される。これにより、装飾性に富んだ座席用表皮材が得られる。
 さらに、型押部が形成されたエンボスロールとフラットロールとがともに加熱されるため、長尺材の表面のみならず、長尺材の裏面からも加熱することができる。これにより、加熱エンボスロールのみを加熱する場合と比べて、加熱エンボスロールの温度を低く設定しても、深くはっきりとした凹部を形成することができる。また、長尺材表面が過剰に加熱されることも抑制できる。よって、座席用表皮材の意匠性を向上させることができる。
 上記の座席用表皮材の製造方法は、加熱エンボスロールと加熱フラットロールとの間を長尺材が通過するとき、加熱エンボスロールのベース面が長尺材と接触しないことが好ましい。
 この構成によれば、長尺材の表面に加熱エンボスロールにより接触しない部分が形成される。長尺材の表面に、加熱エンボスロールと非接触部分が存在することにより、長尺材の表面への熱影響が抑制される。これにより、座席用表皮材の意匠性が向上する。
 上記の座席用表皮材の製造方法は、前記型押部のそれぞれには、その少なくとも一部に段差が形成され、前記段差は、前記ベース面から段階的に変化する高さを有していることが好ましい。
 この構成によれば、少なくとも一部に段差が形成された型押部により、長尺材を完全に押圧する面積が少なくなり、エンボス模様の立体感が向上する。従来の略直方体状の型押部では、完全に押圧する部分と押圧しない部分とが存在するのみである。これに対し、段差が形成された型押部では、完全に押圧する部分と押圧しない部分との間で、押圧の度合いが徐々に変化する部分が存在する。これにより、従来のエンボス模様と比べて、なだらかな傾斜面を持つ凹部が形成されるため、凹部の形状に変化を持たせることができ、複雑な立体感を表現することができる。また、段差の形状を変更することで、凹部に形成されたなだらかな傾斜面の緩急の設計が容易に行える。
 上記の座席用表皮材の製造方法は、型押部のそれぞれには、その少なくとも一部に斜面が形成されていることが好ましい。
 この構成によれば、斜面が形成された型押部により、長尺材を完全に押圧する面積が少なくなり、エンボス模様の立体感が向上する。斜面が形成された型押部では、従来のエンボス模様と比べて、なだらかな傾斜面を持つ凹部が形成される。これにより、凹部の形状に変化を持たせることができ、複雑な立体感を表現することができる。また、斜面の傾斜角度を変更することで、凹部に形成されたなだらかな傾斜面の緩急の設計が容易に行える。
 上記の座席用表皮材の製造方法は、複数の型押部のそれぞれには、ベース面からの高さが変化する斜面が形成され、複数の型押部は、ベース面上の仮想線に沿って並ぶ一群の型押部を備え、一群の型押部において隣接する型押部の斜面は、仮想線に対してそれぞれ異なる向きに傾斜していることが好ましい。
 この構成によれば、長尺材の表面で、ある仮想線に沿って形成された一群の凹部において、互いに隣接する凹部では、なだらかな傾斜面の向きが異なるようにすることができる。これにより、複雑な立体感を表現することができる。
 上記の座席用表皮材の製造方法は、型押部には、ベース面からの高さが変化する凹部が形成されていることが好ましい。
 上記の座席用表皮材の製造方法は、型押部には、ベース面からの高さが変化する凸部が形成されていることが好ましい。
 これらの構成によれば、より複雑な立体感を有する座席用表皮材が得られる。
 上記課題を解決するため、本発明の第二の態様によれば、座席用表皮材の製造に用いられるエンボスロールが提供される。エンボスロールのベース面には、複数の型押部が形成され、型押部は、エンボスロールのベース面からの高さを有し、型押部の高さは、部位によって異なる。
 この構成によれば、部位によって深さの異なる凹部を有するエンボス模様を形成することができる。また、型押部の高さを変更することで、凹部の形状を自由に設計可能である。これにより、複雑な立体感を持ち、装飾性に優れた座席用表皮材を製造することができる。
 上記課題を解決するため、本発明の第三の態様によれば、エンボス模様が形成された表面を有する座席用表皮材が提供される。座席用表皮材は、加熱エンボスロールによって加熱及び押圧された加熱押圧部と、前記加熱エンボスロールによって加熱及び押圧されない非加熱押圧部とを備えている。加熱押圧部は、互いに隣接する第1加熱押圧部と第2加熱押圧部とを有し、第2加熱押圧部の厚みは、第1加熱押圧部の厚みより大きく、かつ非加熱押圧部の厚みより小さい。
 この構成によれば、加熱押圧部は、厚みの異なる第1の加熱押圧部と第2の加熱押圧部を有している。加熱エンボスロールによって加熱及び押圧された部分において、厚さの異なる部分が複数存在される。これにより、非加熱押圧部と加熱押圧部との間に所望の傾斜が形成された座席用表皮材を製造することができる。
 本発明によれば、複雑な立体感で表現されるエンボス模様を有する座席用表皮材が得られる。
本発明の第1実施形態に係る座席用表皮材の斜視図。 (a)(b)は、座席用表皮材の製造方法を説明する模式図。 (a)は、第1実施形態のエンボスロール全体の形状を示す模式図、(b)は、エンボスロールの端部を拡大して示す部分斜視図。 (a)は、エンボスロールの型押部を拡大して示す部分断面図、(b)は、型押部に形成された段差を拡大して示す部分断面図。 エンボスロールにより長尺材が押圧されている状態を示す模式図。 (a)は、第1実施形態の座席用表皮材の斜視図、(b)は、座席用表皮材の一部を拡大して示す部分斜視図。 (a)~(d)は、加熱押圧部の形状を説明する模式図。 (a)は、本発明の第2実施形態に係るエンボスロール全体の形状を示す模式図、(b)は、エンボスロールの端部を拡大して示す部分斜視図。 エンボスロールの型押部を拡大して示す部分断面図。 エンボスロールにより長尺材が押圧されている状態を示す模式図。 第2実施形態の座席用表皮材の斜視図。 従来のエンボスロールの模式図。 (a)は、従来の座席用表皮材の斜視図、(b)は、座席用表皮材の断面図。
(第1実施形態)
 本発明を具体化した第1実施形態について、図1~図7(d)を参照して説明する。また、自動車の座席シートに用いられる座席用表皮材(以下、表皮材Pという。)を例に挙げて、第1実施形態を説明する。表皮材Pは、丈の長い長尺状の長尺材1にエンボス加工を施すことにより、その表面にエンボス模様が付与されたものである。
 図1に示すように、表皮材Pは、表地2と、裏地3と、これら表地2と裏地3との間に挟まれたクッション材4とを積層一体化して形成されており、表地2側の表面にエンボス模様が付与されている。
 表地2及び裏地3の材料は特に限定されない。表地2及び裏地3の材料には、織物、編物、不織布、或いは、これらの複合材等を選択して使用することができる。例えば、綿、麻、絹等の天然繊維や、アセテート、キュプラ等の再生繊維、或いは、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル等の合成繊維を選択して使用することができる。表地2は表皮材Pに装飾性を付与する等の観点から選択し、裏地3は内部のクッション材4を保護する等の観点から選択することができる。表地2及び裏地3の各材料は、それぞれ異なっていてもよく、同じであってもよい。
 クッション材4の材料も特に限定されず、自動車の座席シートに適した適度な柔軟性を有するものを選択して使用することができる。例えば、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、フェノールフォーム、シリコーンフォーム、アクリルフォーム、ポリイミドフォーム等、合成樹脂発泡体を好適に挙げることができる。
 長尺材1の幅、長さ、厚みについては特に限定されない。厚みは、はっきりとしたエンボス模様を付与するといった観点から、3mm~15mm程度であるのが好ましい。第1実施形態では、厚みが約6mmの長尺材1にエンボス模様を付与する場合について説明する。
 図2(a)に示すように、表皮材Pは、エンボス加工により長尺材1の表面にエンボス模様を付与することにより、形成されている。エンボス加工は、回転可能に設けられたエンボスロール11と、エンボスロール11に対向して回転可能に設けられたフラットロール12との間に、長尺材1を通過させることにより行う。エンボス加工時、長尺材1の表地2をエンボスロール11側に配置するとともに、長尺材1の裏地3をフラットロール12側に配置する。
 図2(b)、図3(a)に示すように、エンボスロール11及びフラットロール12は、それぞれ、軸方向の長さが約180cm、半径が約10cmの円筒形状に形成されている。エンボスロール11のベース面42には、複数の型押部41が軸方向全体に延びるように突設されている。一方、フラットロール12の表面は凹凸のない面として形成されている。
 図2(a)に示すように、エンボスロール11及びフラットロール12には、加熱機構13、14がそれぞれ接続されている。加熱機構13、14は、エンボスロール11及びフラットロール12の加熱温度を制御する。これにより、長尺材1の表地2側の温度と、裏地3側の温度とを、個別に設定及び管理することができる。エンボスロール11及びフラットロール12の加熱温度は、表地2、裏地3、或いはクッション材4の材料や、付与すべきエンボス模様の凹凸形状に応じて適宜設定することができる。
 図2(b)に示すように、エンボス加工は、所定温度にそれぞれ設定されたエンボスロール11とフラットロール12との間に長尺材1を通過させることにより行う。このとき、長尺材1の表地2側の表面に、エンボスロール11の型押部41が所定深さ食込み、かつ、エンボスロール11のベース面42が長尺材1の表地2側の表面に接触しないよう、エンボスロール11及びフラットロール12の位置があらかじめ調整される。長尺材1がエンボスロール11とフラットロール12との間を通過すると、エンボスロール11の型押部41の加熱及び押圧によって、表地2、裏地3、及びクッション材4が互いに熱融着する。
 また、エンボスロール11とフラットロール12とがともに加熱されていることから、表地2及び裏地3の双方がクッション材4と熱融着し、その部分でクッション材4が圧縮された状態となる。表皮材Pの表地2側には、型押部41の加熱及び押圧により凹部20が形成されるとともに、裏地3側にも、表地2の凹部20と対応する位置に、凹部30が形成される。このようにして、表皮材Pにエンボス加工を施すことにより、表皮材Pの表地2表面に複数の凹部20が形成され、裏地3表面に複数の凹部30が形成され、エンボス模様を有する表皮材Pが形成される。
 次に、エンボスロール11に突設された型押部41の形状及び大きさについて説明する。型押部41の形状及び大きさは、以下に説明するものに限定されない。型押部41の形状及び大きさを変更して、エンボス加工を実施することもできる。
 図3(b)、図4(a)に示すように、型押部41は、エンボスロール11のベース面42から垂直に立設される長側面45及び短側面46を備え、ベース面42から最も高い部分は、ベース面42と略平行な平面状の頂面43として形成されている。ここでは、ベース面42から頂面43までの高さは、約5mmに設定されている。長側面45と頂面43は連設し、短側面46と頂面43との間には、5つの段差44が形成されている。各段差44は、型押部41の軸線に沿って型押部41の全長に亘り延びている。
 図4(b)に示すように、5つの段差44は、同一形状で同一の大きさに形成されている。各段差44は、エンボスロール11のベース面42に略平行な底面47と、ベース面42に略垂直な立面48とで構成されている。ここでは、各段差44の底面47の奥行Wは、約1mm、立面48の高さHは、約0.5mmに設定されている。ここでは、5つの段差44が形成されていることから、長側面45の高さが約5mmであるのに対し、短側面46の高さは約2.5mmとなるように設定されている。
 図3(b)、図4(a)に示すように、複数立設された型押部41のうち隣り合う型押部41では、段差44が向かい合うような位置関係で配置されている。説明の便宜上、図3(b)、図4(a)において、段差44が右側に形成された型押部を41aとし、段差44が左側に形成された型押部を41bとする。つまり、隣り合う型押部41a、41bの段差44同士が向かい合い、隣り合う型押部41a、41bの長側面45同士が向かい合うように配置されている。
 図5に示すように、長尺材1がエンボスロール11とフラットロール12との間を通過するとき、例えば、型押部41の頂面43から約4mmまでの部分が長尺材1内に食い込むような状態で、長尺材1の表地2側を型押部41によって押圧する。このとき、エンボスロール11のベース面42と長尺材1の表地2との間には約1mmのクリアランスが形成される。このクリアランスにより、ベース面42が長尺材1の表地2表面に接触しない。エンボスロール11の型押部41によるこのような押圧により、長尺材1の表地2には、凹部20が形成される。
 第1実施形態のエンボスロール11は、型押部41に段差44が形成された形状となっていることから、型押部41の頂面43の部分では、長尺材1の表地2が、均一な強い力により押圧される。これに対し、型押部41の段差44の部分では、長尺材1の表地2は、段差44の高さに応じて異なる力により押圧される。ここでは、長尺材1の表地2表面を型押部41が押圧することによって形成された凹部20で、頂面43によって押圧された部分を第1加熱押圧部21aとし、段差44によって押圧された部分を第2加熱押圧部21bとする。そして、第1加熱押圧部21a、第2加熱押圧部21bを併せて加熱押圧部21とする。また、エンボスロール11のベース面42に対応する位置で、押圧されない長尺材1の表地2表面を、非加熱押圧部22とする。
 図5、図6(a)に示すように、型押部41の頂面43により強く押圧された第1加熱押圧部21aは、凹部20の底面で平面状に形成される。また、加熱されたエンボスロール11による熱影響と頂面43からの強い押圧力とにより、表地2、裏地3、及びクッション材4との間で熱融着が進行し、長尺材1の厚みが小さくなっている。
 一方、型押部41の段差44により比較的弱く押圧された第2加熱押圧部21bは、凹部20に比較的緩やかな傾斜面として形成される。加熱されたエンボスロール11による熱影響と段差44からの押圧力とにより、第1加熱押圧部21aと同様な熱融着が進行する。しかしながら、段差44が形成されることにより、表地2への型押部41の食い込みが少なくなって表地2に対する押圧力が弱くなる分、第2加熱押圧部21bでの厚みは、第1加熱押圧部21aより大きくなる。段差44は、徐々にその高さが変更するように形成されていることから、その熱融着の程度も徐々に変化することになり、その結果として、第2加熱押圧部21bは、緩やかな傾斜面となる。これにより、図6(a)に示すように、エンボス加工された長尺材1、すなわち、表皮材Pの凹部20には、部位によって高さの異なる傾斜面が形成されることになる。
 図6(a)に示すように、型押部41aの段差44と型押部41bの段差44とが向かい合った部分で押圧された長尺材1表面には、非加熱押圧部22を挟んで、緩やかな傾斜面として形成された第2加熱押圧部21bが隣り合う形状となる。また、型押部41aの長側面45と型押部41bの長側面45とが向かい合った部分で押圧された長尺材1表面には、非加熱押圧部22を挟んで、垂直に近い急な傾斜面が形成される。このように、第1実施形態のエンボスロール11では、型押部41に段差44が形成され、段差44の向きが型押部41a、41bとで異なっていることで、長尺材1表面に緩急の異なる傾斜面を複雑に形成することができる。これにより、見る方向により表皮材Pの表面光沢が変化し、表面の形状が複雑となって高い装飾性が得られる。
 図6(b)に示すように、第2加熱押圧部21bでは、微視的に見れば、段差44の押圧による微細な段差が形成されているが、こういった微細な段差は、第2加熱押圧部21bの緩やかな傾斜面に形成された横方向の細線として視認される。これによっても、従来のエンボス加工では得られない模様を付与することができ、高い装飾性を付与することができる。
 型押部41a、41bは、頂面43とベース面42との間に段差44が複数形成された複雑な形状となっており、この型押部41a、41bによって形成されたエンボス模様は、複雑な立体形状となる。段差44の形状及び大きさを変更することにより、第2加熱押圧部21bの面積を変更したり、第2加熱押圧部21bの傾斜面の形状を変更してその緩急を調整したりすることができる。また、段差44の向きを型押部41a、41bで変更して、段差44同士が向かい合うように配置されている。これにより、非加熱押圧部22を介して第2加熱押圧部21bが隣接する部分、非加熱押圧部22を介して第1加熱押圧部21aが隣接する部分が形成され、表皮材Pの部位によってエンボス模様に変化を付けることができる。これは、従来のエンボスロールの型押部102のような単純な形状ではなく、エンボスロール11の型押部41に細かな加工を施したことによって得られる効果であり、型押部41にさらに微細な凹凸形状を形成することでより表情豊かなエンボス模様を形成することができる。
 よって、上記の方法によれば、エンボスロール11とフラットロール12との間に長尺材1を通過させることにより、複雑な立体感で表現されるエンボス模様が形成された表皮材Pを得ることができる。
 次に、第1実施形態の作用について図3(a)~図5を参照して記載する。
 エンボスロール11のベース面42には、複数の段差44を有する型押部41が形成されている。型押部41に複数の段差44を形成することにより、エンボス加工の際、型押部41の平面状の頂面43のみならず、段差44によっても、長尺材1の表地2表面が押圧される。これにより、長尺材1の表地2には、型押部41の頂面43により強い力で押圧された第1加熱押圧部21aと、型押部41の段差44で比較的弱い力で押圧された第2加熱押圧部21bからなる加熱押圧部21が形成される。第1加熱押圧部21aは、凹部20の底面で平面状に形成され、第2加熱押圧部21bは、凹部20の底面から非加熱押圧部22に繋がる緩やかな傾斜面状に形成される。型押部41の段差44は、長尺材1の表面に緩やかな傾斜面を形成する。
 図12に示すように、従来のエンボス加工では、直方体形状の型押部102により積層シート200を押圧していたのに対し、第1実施形態のエンボス加工では、型押部41に段差44が形成されることにより、頂面43により強い力で押圧される第1加熱押圧部21aの面積の割合が、従来のエンボス加工の加熱押圧部202の面積の割合より少なくなる。つまり、表皮材Pを完全に押圧する部分の面積が少なくなることから、非加熱押圧部22での厚みが従来のものより厚くなり、第1加熱押圧部21aと非加熱押圧部22との高低差が大きくなる。
 図7(a)に示すように、表皮材Pの非加熱押圧部22での厚みをaとし、表皮材Pの表面に形成された第1加熱押圧部21aでの表皮材Pの厚みをbとしたとき、第1実施形態で得られる表皮材Pは、例えば、
    2≦a/b≦6   ・・・・・ (1)
の関係式を満たしている。この場合、第1加熱押圧部21aの高さに対する非加熱押圧部22の高さが高くなり、メリハリのあるエンボス模様となる。
 また、第2加熱押圧部21bの水平距離、つまり、第1加熱押圧部21a端部と非加熱押圧部22端部との水平距離をcとすると、第2加熱押圧部31bの形状は、例えば、
    0.2≦(a-b)/c≦2   ・・・・・ (2)
の関係式を満たしている。この場合、(a-b)/cは、第2加熱押圧部21bの傾斜面の形状を表しており、(a-b)/cの数値範囲が、例えば、0.2以上2以下である場合、第2加熱押圧部21bの傾斜面が緩やかな形状であることを示している。第1実施形態では、型押部41に段差44が形成されていることから、第2加熱押圧部21bの傾斜面をこういった数値範囲とすることができる。
 さらに、エンボスロール11及びフラットロール12をともに加熱してエンボス加工を施していることから、エンボスロール11のみを加熱するエンボス加工に比べて、加熱押圧部21がはっきり形成されるとともに、第1加熱押圧部21aでの表皮材Pの焼き付きを抑制することができる。例えば、約6mmの厚みの長尺材1に、型押部41を約4mm食い込ませてエンボス加工を施した第1実施形態では、第1加熱押圧部21aでの厚みbが、
    1mm≦b≦3mm   ・・・・・ (3)
の数値範囲を満たすことができる。
 一方、従来のエンボス加工では、型押部102が直方体形状であることから、図7(b)に示すように、平面状の加熱押圧部202と、非加熱押圧部203のみが存在することになり、凹部の側面の傾斜が急となる。また、エンボスロールのみを加熱してフラットロールを加熱しない態様でエンボス加工を施した場合には、図7(c)に示すように、加熱押圧部202での押圧が十分でなく、はっきりとしたエンボス模様が形成されなかったり、逆に、図7(d)に示すように、加熱押圧部202が焼き付いてしまったりする場合がある。
 第1実施形態のエンボス加工は、型押部41に複数の段差44を形成し、エンボスロール11及びフラットロール12をともに加熱していることから、表面の凹凸感が向上したはっきりとしたエンボス模様が形成されるとともに、表面に緩急の異なる傾斜面を形成して、エンボス模様を複雑な立体感で表現することができる。
 第1実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
 (1)型押部41に形成された段差44により、長尺材1に緩やかな傾斜面を形成することができる。これにより、従来のエンボス加工に比べて、より複雑なエンボス模様を形成することができる。
 (2)型押部41における段差44の高さ、大きさ等の形状や、段差44の形成位置を変えることで、傾斜面の緩急を設計可能であり、傾斜面の形成位置を設計可能である。さらに、複数の型押部41で、異なる形状の段差44を形成したり、異なる位置に段差44を形成したりすることで、形状の異なる複数の加熱押圧部21を形成することができる。複雑な形状の型押部41を設計することで、長尺材1表面に複雑なエンボス模様が形成できて、加飾性の向上した表皮材Pを製造することができる。
 (3)型押部41に段差44が形成されていることで、表皮材P表面の凹部20には、緩急の異なる複数の傾斜面が形成される。凹部20内に形成された複数の傾斜面により、見る角度によって凹部20の形状が異なるため、光の反射具合、光沢感が異なり、複雑な立体感を持って視認される。表皮材P表面に、このような凹部20が複数形成され、表皮材Pの表面全体に複雑な立体感が付与される。これにより、装飾性に富んだ表皮材Pが得られる。
 (4)型押部41の段差44により形成された第2加熱押圧部21bでは、微視的には微細な段差が形成されるが、こういった微細な段差は、なだらかな傾斜面に形成された横方向の細線として視認される。従来のエンボス加工では得られない模様を付与することができ、表皮材P表面に高い装飾性を付与することができる。
 (5)エンボスロール11及びフラットロール12の両方を加熱していることから、エンボスロール11の温度を低く設定したとしても、長尺材1の温度をエンボス加工に好適な温度に保持することができる。これにより、深くはっきりとしたエンボス模様を形成することができる。
 (6)エンボスロール11及びフラットロール12の両方を加熱していることから、表皮材Pの表地2側の温度を低くすることができて、表地2に対する熱あたりを抑制することができる。長尺材1の表地2表面に、不要な光沢が付与されたり、変色したりといったことが抑制される。
 (7)エンボスロール11及びフラットロール12は、個別の加熱機構13、14によって制御されることから、エンボス加工における諸条件に応じてそれぞれの加熱温度を個別に設定することができる。例えば、表地2及び裏地3の材料、エンボスロール11に形成された型押部41の形状、付与すべきエンボス模様の凹凸感、或いは、エンボスロール11とフラットロール12の駆動速度等、いろいろな条件を加味して、その加熱温度を個別に設定することができる。
 (8)エンボスロール11のベース面42が、長尺材1の表地2表面に接触しないように、エンボスロール11とフラットロール12の位置関係を設定している。これにより、非加熱押圧部22では、エンボスロール11による熱あたりを防止でき、表皮材Pの表地2表面に不要な光沢が付与されたり、変色したり、触感が変化したりといったことが抑制される。長尺材1の表地2の質感を保持することができ、意匠に優れた表皮材Pを得ることができる。
(第2実施形態)
 本発明を具体化した第2実施形態について、図8(a)~図11を参照して説明する。
 第2実施形態では、エンボスロール50に形成された型押部51の形状が、第1実施形態の型押部41とは相違している。他の構成は第1実施形態と同様であることから、型押部51の形状を中心に説明する。
 図8(a)に示すように、エンボスロール50のベース面52には、複数の型押部51がエンボスロール50の軸方向に連なって、エンボスロール50の全長に亘り突設されている。図8(b)、図9に示すように、型押部51は、エンボスロール50のベース面52から垂直に立設される長側面54及び短側面55を備え、ベース面52から最も高い部分は、ベース面52と略平行な平面状の頂面56として形成されている。ここでは、ベース面52から頂面56までの高さ、つまり、長側面54の高さは、約5mmに設定されている。長側面54と頂面56は連設し、短側面55と頂面56との間には、斜面53が1つの型押部51の軸方向全体に形成されている。ベース面52から斜面53までの高さ、つまり、短側面55の高さは、約3mmに設定されている。また、一つの型押部51の軸方向の長さは、約20mmに設定されている。
 図8(b)に示すように、軸方向に延びる型押部51は、四角筒状の一部が切り欠かれて形成された斜面53を、エンボスロール50の周方向の一方側に向けた型押部51aと、他方側に向けた型押部51bとが連続して形成されている。型押部51aと型押部51bとは、同一形状で同一の大きさに形成され、それぞれの頂面56の位置が軸方向に一致するような位置関係となっている。軸方向に連続する型押部51aと型押部51bの間には、約1mmの隙間が形成されている。
 図8(b)、図9に示すように、複数立設された型押部51のうち、エンボスロール50の軸方向に隣り合う型押部51では、斜面53が周方向に反対側を向くように型押部51aと型押部51bが交互に形成されている。つまり、エンボスロール50の軸方向に沿う線を仮想線としたとき、隣圧型押部51a、51bに形成された斜面53は、仮想線に対してそれぞれ異なる向きに傾斜している。また、エンボスロール50の周方向に隣り合う型押部51では、斜面53が周方向の同一側に向くように同じ型押部51aか、或いは、同じ型押部51bが形成されている。
 図10に示すように、エンボスロール50に形成された型押部51には斜面53が形成されていることから、型押部51の頂面56の部分では、長尺材1の表地2側が強く押圧されるものの、型押部51の斜面53の部分では、その高さに応じて長尺材1の表地2への押圧力が異なる。ここでは、長尺材1の表地2表面を型押部51が押圧することによって形成された凹部60で、頂面56によって押圧された部分を第1加熱押圧部61aとし、斜面53によって押圧された部分を第2加熱押圧部61bとする。そして、第1加熱押圧部61a、第2加熱押圧部61bを併せて加熱押圧部61とする。また、エンボスロール50のベース面52に対応する位置で、押圧されない長尺材1の表地2表面を、非加熱押圧部62とする
 図10、図11に示すように、型押部51の頂面56により強く押圧された第1加熱押圧部61aは、凹部60の底面で平面状に形成される。また、加熱されたエンボスロール50による熱影響と頂面56からの強い押圧力とにより、表地2、裏地3、及びクッション材4との間で熱融着が進行し、長尺材1の厚みが薄くなっている。そして、第1加熱押圧部61aと非加熱押圧部62との間には、垂直に近い急な傾斜面が形成される。
 一方、型押部51の斜面53により、比較的弱く押圧された第2加熱押圧部61bは、凹部60に比較的緩やかな傾斜面として形成される。加熱されたエンボスロール50による熱影響と斜面53からの押圧力とにより、第1加熱押圧部61aと同様な熱融着が進行するものの、斜面53が形成されることにより、表地2への型押部51の食い込みが少なくなって表地2に対する押圧力が弱くなる分、第2加熱押圧部61bでの厚みは、第1加熱押圧部61aより厚くなる。斜面53は、徐々にその高さが変更するように形成されていることから、その熱融着の程度も徐々に変化することになり、その結果として、第2加熱押圧部61bは、緩やかな傾斜面状となる。
 これにより、エンボス加工がなされた長尺材1(表皮材P)の凹部60には、図11に示すように、部位によって異なる傾斜面が形成されることになる。
 図11に示すように、表皮材Pにおいて軸方向に隣り合う凹部60では、それぞれの第1加熱押圧部61aが軸方向に一致し、第2加熱押圧部61bがそれぞれ異なる側に形成される。このように、第2実施形態のエンボスロール50では、型押部51に斜面53が形成され、斜面53の向く方向を型押部51a、51bで変えることで、長尺材1表面に緩急の異なる傾斜面を複雑に形成することができる。これにより、見る方向により表皮材Pの表面光沢が変化し、表面の表情が複雑となって高い装飾性が得られる。
 第2実施形態によれば、第1実施形態の効果(1)~(8)を得ることができる。
 なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。また、以下の変更例を組み合わせて実施してもよい。
 ・ 第1実施形態では、エンボスロール11に形成された型押部41の形状、大きさ、数、或いは、型押部41に形成された段差44の数、奥行、高さ等の数値を設定したが、これに限定されない。その形状、大きさ、数等は、製造すべき長尺材1の表面形状に合わせて設定することができる。また、長尺材1の大きさ、厚さも変更することができる。
 ・ 第1実施形態では、同じ大きさで同一形状の段差44を5つ形成したが、異なる大きさの段差44を形成したり、異なる形状の段差44を形成したりすることもできる。
 ・ 第1実施形態では、型押部41の短側面46と頂面43との間に段差44を形成したが、短側面46と頂面43との間、及び長側面45と頂面43との間の両方に段差44を形成してもよい。
 ・ 第1実施形態の段差44と、第2実施形態の斜面53とを、一つの型押部に形成してもよい。
 ・ 第1実施形態では、すべての型押部41に段差44を形成し、第2実施形態では、すべての型押部51に斜面53を形成した。しかし、これに限定されず、複数の型押部41の一部に段差44を形成してもよく、複数の型押部51の一部に斜面53を形成するようにしてもよい。
 ・ 第1実施形態の加熱押圧部21は、第1加熱押圧部21a及び第2加熱押圧部21bとから構成され、第2実施形態の加熱押圧部61は、第1加熱押圧部61a及び第2加熱押圧部61bとから構成されている。しかし、これに限定されず、第1実施形態において、第1加熱押圧部21aや第2加熱押圧部21bとは厚みの異なる第3の加熱押圧部や、第4の加熱押圧部等をさらに形成するようにしてもよい。また、第2実施形態において、第1加熱押圧部61aや第2加熱押圧部61bとは厚みの異なる第3の加熱押圧部や、第4の加熱押圧部等をさらに形成するようにしてもよい。厚みの異なる複数の加熱押圧部が隣接する構成とすることができる。
 ・ 第2実施形態では、型押部51a、51bの頂面56の位置が軸方向に一致するような位置関係で、型押部51a、51bをエンボスロール50の軸方向に延びるように連続して形成したが、各型押部51a、51bを周方向に交互にずらして形成してもよい。
 ・ 第1実施形態では、型押部41に段差44を形成し、第2実施形態では、型押部51に斜面53を形成したが、他の形状のものを形成してもよい。型押部の頂面の一部から凹設された凹部を形成するとか、型押部の頂部の一部から凸設された凸部を形成するとか、型押部に複数の溝を形成するとかを例示することができる。いずれも、一つの型押部に、さらに異なる構造を付加したり、微細な構造を彫刻したりして得られる形状として認識することができる。エンボスロールの型押部を複雑な形状とすることで、長尺材表面に複雑なエンボス模様を付与することができ、装飾性に優れた座席用表皮材を得ることができる。
 上記各実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
 (イ)複数の型押部のそれぞれには、前記加熱エンボスロールのベース面からの高さが変化する斜面が形成され、前記複数の型押部のうち前記加熱エンボスロールの軸方向に隣接する型押部では、その斜面が、互いに異なる方向に傾斜しており、これら複数の型押部により前記長尺材を押圧する座席用表皮材の製造方法。
 (ロ)前記加熱エンボスロールのベース面からの高さが変化する凹部が形成された前記型押部により、前記長尺材を押圧する座席用表皮材の製造方法。
 (ハ)前記加熱エンボスロールのベース面からの高さが変化する凸部が形成された前記型押部により、前記長尺材を押圧する座席用表皮材の製造方法。
 1…長尺材、11…エンボスロール(加熱エンボスロール)、12……フラットロール(加熱フラットロール)、21…加熱押圧部、21a…第1加熱押圧部、21b…第2加熱押圧部、41…型押部、42…ベース面、44…段差、50…エンボスロール(加熱エンボスロール)、51…型押部、53……斜面。

Claims (9)

  1. 座席用表皮材の製造方法であって、
     ベース面から突出する複数の型押部が設けられた加熱エンボスロールと、加熱フラットロールとの間に長尺材を通過させて、前記型押部により前記長尺材を押圧する工程を備え、
     前記加熱エンボスロールのベース面からの高さが部位によって異なるように形成された前記型押部により、前記長尺材を押圧することを特徴とする座席用表皮材の製造方法。
  2. 請求項1記載の座席用表皮材の製造方法において、
     前記加熱エンボスロールと前記加熱フラットロールとの間を前記長尺材が通過するとき、前記加熱エンボスロールのベース面が前記長尺材と接触しないことを特徴とする座席用表皮材の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の座席用表皮材の製造方法において、
     前記型押部のそれぞれには、その少なくとも一部に段差が形成され、
     前記段差は、前記ベース面から段階的に変化する高さを有していることを特徴とする座席用表皮材の製造方法。
  4. 請求項1~3のうちいずれか一項に記載の座席用表皮材の製造方法において、
     前記型押部のそれぞれには、その少なくとも一部に斜面が形成されていることを特徴とする座席用表皮材の製造方法。
  5. 請求項1~3のうちいずれか一項に記載の座席用表皮材の製造方法において、
     前記複数の型押部のそれぞれには、前記ベース面からの高さが変化する斜面が形成され、
     前記複数の型押部は、前記ベース面上の仮想線に沿って並ぶ一群の型押部を備え、
     前記一群の型押部において隣接する型押部の斜面は、前記仮想線に対してそれぞれ異なる向きに傾斜していることを特徴とする座席用表皮材の製造方法。
  6. 請求項1~5のうちいずれか一項に記載の座席用表皮材の製造方法において、
     前記型押部には、前記ベース面からの高さが変化する凹部が形成されていることを特徴とする座席用表皮材の製造方法。
  7. 請求項1~6のうちいずれか一項に記載の座席用表皮材の製造方法において、
     前記型押部には、前記ベース面からの高さが変化する凸部が形成されていることを特徴とする座席用表皮材の製造方法。
  8. 座席用表皮材の製造に用いられるエンボスロールであって、
     前記エンボスロールのベース面には、複数の型押部が形成され、
     前記型押部は、前記ベース面からの高さを有し、
     前記型押部の高さは、部位によって異なることを特徴とするエンボスロール。
  9. エンボス模様が形成された表面を有する座席用表皮材であって、
     加熱エンボスロールによって加熱及び押圧された加熱押圧部と、
     前記加熱エンボスロールによって加熱及び押圧されない非加熱押圧部とを備え、
     前記加熱押圧部は、互いに隣接する第1加熱押圧部と第2加熱押圧部とを有し、
     前記第2加熱押圧部の厚みは、前記第1加熱押圧部の厚みより大きく、かつ前記非加熱押圧部の厚みより小さいことを特徴とする座席用表皮材。
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