WO2013191050A1

WO2013191050A1 - 表示装置及びテレビ受信装置

Info

Publication number: WO2013191050A1
Application number: PCT/JP2013/066188
Authority: WO
Inventors: 敏之明星
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2012-06-19
Filing date: 2013-06-12
Publication date: 2013-12-27
Also published as: US20150116598A1; US9291844B2

Abstract

液晶表示装置１０（表示装置）は、ＬＥＤ２２（光源）と、液晶パネル１１（表示パネル）と、導光板１６と、導光板１６に対して液晶パネル１１側と反対側に配されるシャーシ４０であって、板状をなし、導光板１６側の板面４０ｃに、当該シャーシ４０の板面方向に沿って並ぶ凹部４１ａ及び凸部４１ｂからなるシャーシ側凹凸部４１を有するシャーシ４０と、液晶パネル１１に対して表示面１１ａ側に配されるとともに、シャーシ４０との間に、ＬＥＤ２２、液晶パネル１１、及び導光板１６を収容するフレーム３０（フレーム部材）であって、ＬＥＤ２２が取り付けられており、シャーシ側凹凸部４１と嵌合可能なフレーム側凹凸部３４を有するとともに、当該フレーム側凹凸部３４がシャーシ側凹凸部４１と嵌合されているフレーム３０と、を備える。

Description

表示装置及びテレビ受信装置

　本発明は、表示装置及びテレビ受信装置に関する。

　例えば、液晶テレビなどの液晶表示装置は、その表示パネルである液晶パネルが自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としており、その一例が下記特許文献１に記載されている。

特開２０１０－１７０９２２号公報

（発明が解決しようとする課題）
　上記のような液晶表示装置は、液晶パネルとバックライト装置とを、液晶パネルの表側から被せた金属製のベゼルによって組み付け状態に保持してなる液晶表示ユニットを有しており、この液晶表示ユニットを外観部品である合成樹脂製のキャビネットによって包囲した状態のものを製品とするのが一般的とされる。

　ところが、近年では製造コストの削減や、さらなる薄型化などの要請から、合成樹脂製のキャビネットを廃止することが検討されている。しかしながら、そうすると従来はキャビネット内に収容されていたベゼルなどのフレーム部材が外部に露出することになる一方で、これらの部材は光源から発生する熱が伝達されるために高温になり易くなっていた。このため、フレーム部材が高温となることを抑制することにより、フレーム部材を使用者等が触れる場合における安全面に配慮することが求められている。

　また、フレーム部材に光源を取り付ける構成を採用した場合には、フレーム部材の温度がＬＥＤなどの光源に及ぼす影響が大きく、フレーム部材の高温化に起因する光源の寿命低下等が懸念される。

　本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、フレーム部材の温度上昇を抑制するとともに、光源の寿命低下を抑制可能な表示装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）
　本発明の表示装置は、光源と、前記光源の光を利用して表示を行う表示パネルと、前記表示パネルに対してその表示面側とは反対側に重なるようにして配されるとともに端面が前記光源と対向して配される導光板と、前記導光板に対して前記表示パネル側と反対側に配されるシャーシであって、板状をなし、前記導光板側の板面に、当該シャーシの板面方向に沿って並ぶ凹部及び凸部からなるシャーシ側凹凸部を有するシャーシと、前記表示パネルに対して前記表示面側に配されるとともに、前記シャーシとの間に、前記光源、前記表示パネル、及び前記導光板を収容するフレーム部材であって、前記光源が取り付けられており、前記シャーシ側凹凸部と嵌合可能なフレーム側凹凸部を有するとともに、当該フレーム側凹凸部が前記シャーシ側凹凸部と嵌合されているフレーム部材と、を備える。

　このような構成によれば、フレーム側凹凸部がシャーシ側凹凸部と嵌合されているから、フレーム部材とシャーシとの接触面積を大きくすることができ、光源で発生し、フレームに伝えられた熱を、フレーム側凹凸部からシャーシ側凹凸部へと効率よく伝えることができる。そして、シャーシ側凹凸部からシャーシ全体へ伝導された熱を、板状をなすシャーシから放熱することができる。この結果、フレーム側凹凸部およびシャーシ側凹凸部を備えない表示装置に比べて、フレーム部材の温度を低いものとすることができ、フレーム部材を使用者が触れる場合における安全面に優れ、また、フレーム部材が高温になることに起因して光源の寿命が低下することを抑制することができる。

　本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
（１）前記シャーシは、前記凹部及び前記凸部が当該シャーシの端部に沿って延びるものとされている。このような構成によれば、シャーシの端部に沿う方向において、シャーシの剛性を高めることができる。

（２）前記シャーシは、前記シャーシ側凹凸部が当該シャーシの周端部の全周に亘って設けられている。このような構成によれば、シャーシの板面における平面度を高めることができる。

（３）前記凸部は、前記シャーシの前記導光板側の板面に突設された複数のリブとされてなる。このような構成によれば、シャーシ側凹凸部を設けることが容易である。

（４）前記フレーム側凹凸部と前記シャーシ側凹凸部とは、放熱グリスまたは放熱シートを介して嵌合するものとされている。このような構成によれば、フレーム側凹凸部からシャーシ側凹凸部へ熱をより伝わり易くすることができ、より一層フレーム部材の温度を低いものとすることができる。

（５）前記フレーム部材は、前記導光板の前記端面と対向状に配されるとともに前記光源が取り付けられる光源取付部と、前記光源取付部に隣接し、前記フレーム側凹凸部が設けられるとともに前記シャーシに当接するシャーシ当接部と、を有している。このような構成によれば、シャーシ当接部が光源取付部と隣接するから、光源から光源取付部に伝えられた熱を、効率よくシャーシ当接部側に伝えることができる。

（６）前記フレーム部材は、断面視Ｌ字状をなし、当該表示装置の外観を構成する外観構成部を更に備える。このような構成によれば、フレーム部材は光源取付部およびシャーシ当接部とは別に外観構成部を備えるから、特に使用者が直接的に触れやすい外観構成部が高温になり難いものとされており、より一層、フレーム部材を使用者が直接的に触れる場合における安全面に優れる。

（７）前記光源が実装される光源基板を更に備え、前記光源は、前記光源基板を介して前記フレーム部材に取り付けられている。このような構成によれば、光源からの熱を、一般に熱伝導性に優れた導電路を有する光源基板からフレーム部材に伝えることができ、光源からの熱をフレーム部材へ伝わり易くすることができる。

（８）前記光源基板が取り付けられる放熱部材を更に備え、前記光源基板は、前記放熱部材を介して前記フレーム部材に取り付けられている。このような構成によれば、光源からの熱を、光源基板および放熱部材を介してフレーム部材に伝えることができ、光源からの熱をフレーム部材へより伝わり易くすることができる。

（９）前記光源は、白色発光ダイオードである。このような構成によれば、光源の低消費電力化を図るとともに、より一層の長寿命化を図ることができる。

（１０）前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルとされる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのディスプレイ等に適用でき、特に大型画面用として好適である。

（発明の効果）
　本発明によれば、フレーム部材の温度上昇を抑制するとともに、光源の寿命低下を抑制可能な表示装置を提供することができる。

本発明の実施形態１に係るテレビ受信装置及び液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図テレビ受信装置及び液晶表示装置の背面図液晶表示装置をなす液晶表示ユニットの概略構成を示す分解斜視図液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図液晶表示装置の長辺方向に沿った断面構成を示す断面図液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示すものであって、フレーム側凹凸部およびシャーシ側凹凸部を示す拡大断面図シャーシの周端部を示す拡大正面図本発明の実施形態２に係る液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示すものであって、フレーム側凹凸部およびシャーシ側凹凸部を示す拡大断面図本発明の実施形態３に係る液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示すものであって、フレーム側凹凸部およびシャーシ側凹凸部を示す拡大断面図本発明の実施形態４に係る液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示すものであって、フレーム側凹凸部およびシャーシ側凹凸部を示す拡大断面図

　＜実施形態１＞
　本発明の実施形態１を図１から図７によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置１０について例示する。なお、各図面の一部にはＸ軸、Ｙ軸およびＺ軸を示しており、各軸方向が各図面で共通した方向となるように描かれている。このうちＹ軸方向は、鉛直方向と一致し、Ｘ軸方向は、水平方向と一致している。また、特に断りがない限りは、上下の記載については鉛直方向を基準とする。

　テレビ受信装置ＴＶは、液晶表示ユニットＬＤＵと、液晶表示ユニットＬＤＵの裏面側（背面側）に取り付けられる各種基板ＰＷＢ，ＭＢ，ＣＴＢと、液晶表示ユニットＬＤＵの裏面側に各主基板ＰＷＢ，ＭＢ，ＣＴＢを覆う形で取り付けられるカバー部材ＣＶと、スタンドＳＴとを備えてなり、スタンドＳＴによって液晶表示ユニットＬＤＵの表示面を鉛直方向（Ｙ軸方向）に沿わせた状態で保持されている。本実施形態に係る液晶表示装置１０は、上記した構成のテレビ受信装置ＴＶから、少なくともテレビ信号を受信するための構成（メイン基板ＭＢのチューナー部など）を除いたものである。液晶表示ユニットＬＤＵは、図３に示すように、全体として横長の方形（矩形状、長手状）をなしており、表示オアネルである液晶パネル１１と、外部光源であるバックライト装置１２とを備え、これらが液晶表示装置１０の外観を構成する外観部材であるフレーム３０（フレーム部材）及びシャーシ４０によって一体的に保持された構成となっている。なお、本実施形態に係るシャーシ４０は、外観部材の一部を構成するとともにバックライト装置１２の一部を構成している。

　先に、液晶表示装置１０における裏面側の構成について説明する。液晶表示装置１０における裏側の外観を構成するシャーシ４０の裏面には、図２に示すように、Ｙ軸方向に沿って延在するスタンド取付部材ＳＴＡがＸ軸方向に離間した２位置に一対取り付けられている。これらスタンド取付部材ＳＴＡは、断面形状がシャーシ４０側の面が開口した略チャンネル型をなしており、シャーシ４０との間に保有される空間内にスタンドＳＴにおける一対の支柱部ＳＴｂが差し込まれるようになっている。なお、スタンド取付部材ＳＴＡ内の空間には、バックライト装置１２が有するＬＥＤ基板２４に接続された配線部材（電線など）が通されるようになっている。スタンドＳＴは、Ｘ軸方向及びＺ軸方向に並行する台座部ＳＴａと、台座部ＳＴａからＹ軸方向に沿って立ち上がる一対の支柱部ＳＴｂとからなる。カバー部材ＣＶは、合成樹脂製とされており、一対のスタンド取付部材ＳＴＡをＸ軸方向について横切りつつもシャーシ４０の裏面における図２に示す下側約半分程度を覆う形で取り付けられている。このカバー部材ＣＶとシャーシ４０との間には、次述する各種基板ＰＷＢ，ＭＢ，ＣＴＢなどの部品を収容可能な部品収容空間が保有されている。

　各種基板ＰＷＢ，ＭＢ，ＣＴＢには、図２に示すように、電源基板ＰＷＢ、メイン基板ＭＢ及びコントロール基板ＣＴＢが含まれている。電源基板ＰＷＢは、当該液晶表示装置１０の電力供給原ともいえるものであり、他の各基板ＭＢ，ＣＴＢ及びバックライト装置１２が有するＬＥＤ２２などに駆動電力を供給することが可能とされる。従って、電源基板ＰＷＢが「ＬＥＤ２２を駆動するＬＥＤ駆動基板」を兼用しているといえる。メイン基板ＭＢは、テレビ信号を受信可能チューナー部と、受信したテレビ信号を画像処理する画像処理部（チューナー部共々図示せず）とを少なくとも有しており、処理した画像信号を次述するコントロール基板ＣＴＢへと出力可能とされる。なお、このメイン基板ＭＢは、当該液晶表示装置１０が図示しない外部の画像再生機器に接続されたときには、その画像再生機器からの画像信号が入力されるので、その画像信号を画像処理部にて処理してコントロール基板ＣＴＢへと出力可能とされる。コントロール基板ＣＴＢは、メイン基板から入力される画像信号を液晶駆動用の信号に変換し、その変換した液晶駆動用の信号を液晶パネル１１に供給する機能を有する。

　液晶表示装置１０を構成する液晶表示ユニットＬＤＵは、図３に示すように、その主要な構成部品が、表側の外観を構成するフレーム３０と、裏側の外観を構成するシャーシ４０との間に保有される空間内に収容されてなるものとされる。フレーム３０及びシャーシ４０内に収容される主要な構成部品には、少なくとも、液晶パネル１１、光学部材１５、導光板１６及びＬＥＤユニット２０が含まれている。このうち、液晶パネル１１、光学部材１５及び導光板１６は、相互に積層された状態で、その表側のフレーム３０と裏側のシャーシ４０とによって挟み込まれる形で保持されるようになっている。バックライト装置１２は、光学部材１５、導光板１６、ＬＥＤユニット２０及びシャーシ４０からなるものとされ、上記した液晶表示ユニットＬＤＵから液晶パネル１１及びフレーム３０を除いた構成とされる。ＬＥＤユニット２０は、フレーム３０及びシャーシ４０内において、導光板１６をその短辺方向（Ｙ軸方向）の両側方から挟み込む形で一対配されている。ＬＥＤユニット２０は、光源であるＬＥＤ２２と、ＬＥＤ２２が実装されるＬＥＤ基板２４とからなる。以下、各構成部品について説明する。

　液晶パネル１１は、図３に示すように、平面に視て横長の方形（矩形状、長手状）をなしており、透光性に優れた一対のガラス製の基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両基板間に液晶が封入された構成とされる。一方の基板（アレイ基板）には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子（例えばＴＦＴ）と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方の基板（ＣＦ基板）には、Ｒ（赤色），Ｇ（緑色），Ｂ（青色）等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。この液晶パネル１１は、次述する光学部材１５の表側に積層する形で載せられており、その裏側の面（裏側の偏光板の外面）が光学部材１５に対して殆ど隙間無く密着している。これにより、液晶パネル１１と光学部材１５との間に塵埃などが浸入するのが防止されている。液晶パネル１１における表示面１１ａは、画面中央側にあって画像が表示可能な表示領域と、画面外周端側にあって表示領域の周りを取り囲む枠状（額縁状）をなる非表示領域とからなる。この液晶パネル１１は、液晶駆動用のドライバ部品やフレキシブル基板を介してコントロール基板ＣＴＢが接続されており、コントロール基板ＣＴＢから入力される信号に基づいてその表示面１１ａにおける表示領域に画像が表示されるようになっている。なお、両基板の外側には偏光板が配されている。なお、フレーム３０の液晶パネル１１側に露出する面の一部には、弾性を有する弾性部材３６，３７がそれぞれ配されている（図６参照）。

　光学部材１５は、図３に示すように、液晶パネル１１と同様に平面に視て横長の方形状をなしており、その大きさ（短辺寸法及び長辺寸法）が液晶パネル１１と同等とされる。光学部材１５は、次述する導光板１６の表側（光出射側）に積層する形で載せられていて上記した液晶パネル１１と導光板１６との間に挟み込まれた状態で配されている。光学部材１５は、いずれもシート状をなすとともに３枚が積層して配されている。具体的な光学部材１５の種類としては、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどがあり、これらの中から適宜に選択して使用することが可能である。

　導光板１６は、屈折率が空気よりも十分に高く且つほぼ透明な（透光性に優れた）合成樹脂材料（例えばＰＭＭＡなどのアクリル樹脂やポリカーボネートなど）からなる。導光板１６は、図３に示すように、液晶パネル１１及び光学部材１５と同様に平面に視て横長の方形状をなすとともに光学部材１５よりも厚みが大きな板状をなしており、その主面における長辺方向がＸ軸方向と、短辺方向がＹ軸方向とそれぞれ一致し、且つ主面と直交する板厚方向がＺ軸方向と一致している。導光板１６は、光学部材１５の裏側に積層していて光学部材１５とシャーシ４０との間に挟み込まれるよう配されている。導光板１６は、図４に示すように、少なくともその短辺寸法が、液晶パネル１１及び光学部材１５の各短辺方向寸法よりも大きくなっており、短辺方向についての両端部（長辺方向に沿った両端部）が液晶パネル１１及び光学部材１５における両端部よりも外向きに突き出して（平面に視て非重畳となるよう）配されている。この導光板１６は、その短辺方向の両側方に配された一対のＬＥＤユニット２０によってＹ軸方向について挟み込まれる形で配されており、短辺方向についての両端部にＬＥＤ２２からの光がそれぞれ導入されるようになっている。そして、この導光板１６は、その短辺方向についての両端部から導入したＬＥＤ２２からの光を内部で伝搬させつつ光学部材１５側（表側）に向くよう立ち上げて出射させる機能を有する。

　この導光板１６の主面のうち、表側を向いた面（光学部材１５との対向面）が内部の光を光学部材１５及び液晶パネル１１に向けて出射させる光出射面１６ａとなっている。導光板１６における主面に対して隣り合う外周端面のうち、Ｘ軸方向に沿って長手状をなす長辺側の両端面（短辺方向についての両端部が有する両端面）は、それぞれＬＥＤ２２（ＬＥＤ基板２４）と所定の空間を空けて正対する形で対向状をなしており、これらがＬＥＤ２２から発せられた光が入射される一対の光入射面１６ｂ（導光板１６の端面）となっている。この光入射面１６ｂは、Ｘ軸方向及びＺ軸方向（ＬＥＤ基板２４の主板面）に沿って並行する面とされ、光出射面１６ａに対して略直交する面とされる。また、ＬＥＤ２２と光入射面１６ｂとの並び方向は、Ｙ軸方向と一致しており、光出射面１６ａに並行している。

　導光板１６における裏側、つまり光出射面１６ａとは反対側の面（シャーシ４０との対向面）１６ｃには、図４に示すように、その面１６ｃから裏側外部に出射した光を反射して表側へ立ち上げることが可能な反射シート１７がそのほぼ全域を覆う形で設けられている。換言すれば、反射シート１７は、シャーシ４０と導光板１６との間に挟み込まれた形で配されている。この反射シート１７は、合成樹脂製とされ、表面が光の反射性に優れた白色を呈するものとされる。反射シート１７は、その短辺寸法が導光板１６の短辺寸法よりも大きくなっており、その両端部が導光板１６の光入射面１６ｂよりもＬＥＤ２２寄りに突き出して配されている。この反射シート１７における突出部位によってＬＥＤ２２からシャーシ４０側に向けて斜めに進行する光を効率的に反射して、導光板１６の光入射面１６ｂへと向かわせることが可能とされている。なお、導光板１６における光出射面１６ａまたはその反対側の面１６ｃの少なくともいずれか一方には、内部の光を反射させる反射部（図示せず）または内部の光を散乱させる散乱部（図示せず）が所定の面内分布を持つようパターニングされており、それにより光出射面１６ａからの出射光が面内において均一な分布となるよう制御されている。

　一対のＬＥＤユニット２０，２０は、それぞれＬＥＤ基板２４とＬＥＤ２２とから構成される。ＬＥＤ基板２４は、その板面がシャーシ４０の底板に対して垂直とされるとともに導光板１６の入光面１６ｂと対向した状態で、シャーシ４０の長辺方向に延びている。ＬＥＤ基板２４の一方の板面には、白色発光するＬＥＤ２２が一列に並んで実装されている。そして、ＬＥＤ基板２４は、ＬＥＤ基板２４の他方の板面がフレーム３０と面接触するようにしてフレーム３０に取り付けられている。なお、ＬＥＤ２２は、青色発光素子に、黄色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、青色発光素子に、緑色と赤色の領域にそれぞれ発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、青色発光素子に、緑色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布すると共に、赤色発光素子を組み合わせることにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、ＬＥＤ２２は、青色発光素子と、緑色発光素子と、赤色発光素子と、を組み合わせることにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、紫外光発光素子と、蛍光体と、を組み合わせたものであってもよい。特に、紫外光発光素子に、青色と緑色と赤色にそれぞれ発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしたものであってもよい。

　続いて、フレーム３０及びシャーシ４０の構成について説明する。フレーム３０及びシャーシ４０は、いずれも例えばアルミニウムなどの金属製とされており、仮に合成樹脂製とした場合に比べると、機械的強度（剛性）及び熱伝導性がいずれも高くなっている。つまり、フレーム３０及びシャーシ４０を構成する材料は、いずれも遮光性を有する遮光性材料である、とも言える。これらフレーム３０及びシャーシ４０は、図３に示すように、その短辺方向についての両端部（両長辺側端部）に対をなすＬＥＤユニット２０をそれぞれ収容しつつも、互いに積層配置された液晶パネル１１、光学部材１５及び導光板１６を表側と裏側とから挟み込む形で保持するものとされる。

　フレーム３０は、図３に示すように、液晶パネル１１の表示面１１ａにおける表示領域を取り囲むよう、全体として横長の枠状をなしている。フレーム３０は、図４及び図５に示すように、断面視Ｌ字状をなし、液晶表示装置１０の外観を構成する外観構成部３１と、外観構成部３１と一体的に形成され、ＬＥＤ２２が取り付けられる光源取付部３２と、外観構成部３１および光源取付部３２と一体的に形成され、シャーシ４０に当接するシャーシ当接部３３と、で構成されている。このような構成により、フレーム３０は、外観構成部３１の一部と、光源取付部３２と、シャーシ当接部３３と、が角筒状に連結されている。外観構成部３１は、液晶パネル１１の表示面１１ａに並行するとともに液晶パネル１１を表側から押さえるパネル押さえ部３１ａと、パネル押さえ部３１ａの外周側部分から裏側に向けて突出する側壁部３１ｂとからなる。

　このうち、パネル押さえ部３１ａは、液晶パネル１１の外周側部分（非表示領域、額縁部分）に倣って横長の枠状をなすとともに液晶パネル１１の外周側部分をほぼ全周にわたって表側から押さえることが可能とされる。パネル押さえ部３１ａは、液晶パネル１１の外周側部分に加えて、液晶パネル１１の外周側部分よりも放射方向について外側に配される光学部材１５及び導光板１６の外周側部分、及び各ＬＥＤユニット２０をも表側から覆うことが可能な幅を有している。パネル押さえ部３１ａのうち表側を向いた外面（液晶パネル１１に対する対向面とは反対側の面）は、液晶パネル１１の表示面１１ａと同じく液晶表示装置１０における表側外部に露出しており、液晶パネル１１の表示面１１ａと共に液晶表示装置１０の正面を構成している。一方、側壁部３１ｂは、パネル押さえ部３１ａにおける外周側部分（詳しくは外周端部）から裏側に向けて突出する略平板状をなしている。側壁部３１ｂは、内部に収容される液晶パネル１１、光学部材１５、導光板１６及び各ＬＥＤユニット２０を全周にわたって取り囲むとともに、裏側のシャーシ４０をもほぼ全周にわたって取り囲むことが可能とされる。側壁部３１ｂは、液晶表示装置１０における周方向に沿った外面が、液晶表示装置１０における周方向外部に露出しており、液晶表示装置１０における天面、底面、両側面を構成している。

　光源取付部３２は、図６に示すように、パネル押さえ部３１ａにおける側壁部３１ｂよりも内寄り（導光板１６寄り）の位置に設けられている。光源取付部３２は、パネル押さえ部３１ａの内面からＺ軸方向に沿って裏側に向けて突出するとともに、パネル押さえ部３１ａの各辺（Ｘ軸方向またはＹ軸方向）に沿って延在する横長な略平板状をなしている。そして、液晶表示装置１０の組み付け状態において、光源取付部３２は、導光板１６の光入射面１６ｂと対向状に配され、導光板１６側の面にＬＥＤ２２（ＬＥＤユニット２０）が取り付けられている。光源取付部３２は、パネル押さえ部３１ａにおける各辺にそれぞれ設けられるとともに、それぞれが各辺の全長にわたる長さ寸法を有している。なお、本実施形態では、フレーム３０における長辺側の光源取付部３２に光源が取り付けられる一方、短辺側の光源取付部３２には光源が取り付けられていない。

　シャーシ当接部３３は、図６に示すように、光源取付部３２と側壁部３１ｂのパネル押さえ部３１ａと反対側の端部に跨るようにして、光源取付部３２に隣接して設けられている。シャーシ当接部３３は、パネル押さえ部３１ａと対向状をなす、横長な略平板状をなしている。そして、シャーシ当接部３３には、シャーシ４０側の面（パネル押さえ部３１ａと反対側の面）に、後述するフレーム側凹凸部３４が設けられている。このような構成により、光源取付部３２とシャーシ当接部３３とが、ＬＥＤ２２とシャーシ４０との間に介在するものとされている。

　上記した構成を有する枠状のフレーム３０は、各辺（各長辺部分及び各短辺部分）毎に分割された４つの分割フレームを組み付けてなるものとされる。これにより、各分割フレームを製造するに際して、例えば金属材料を押し出し成形する、といった製造方法を採用することが可能となるから、仮に枠状のフレーム３０を金属材料の削り出しなどの製造方法によって製造した場合に比べて、製造コストの低廉化を図ることができる。そして、隣り合う長辺側分割フレーム及び短辺側分割フレームは、それぞれの延在方向についての端部同士を連結することで、枠状のフレーム３０を構成している。そして、外観構成部３１と、光源取付部３２と、シャーシ当接部３３の各々が、全周にわたって連なる枠状をなすものとされる。

　シャーシ４０は、図３に示すように、導光板１６及びＬＥＤユニット２０などを裏側からほぼ全域にわたって覆うよう、全体として横長な略浅皿状をなしている。シャーシ４０は、図３に示すように、表側を向いた板面４０ｃ（導光板１６側の板面）が導光板１６と相対するとともに、裏側を向いた板面が液晶表示装置１０における裏側外部に露出していて液晶表示装置１０の背面を構成している。シャーシ４０は、図７に示すように、導光板１６と同様に横長の方形状をなす底板部４０ａと、底板部４０ａにおける周端部からそれぞれ裏側に段差状に凹むとともに、ＬＥＤユニット２０や、当該ＬＥＤユニットに接続される配線（図示せず）を収容する光源収容部４０ｂとを有している。

　底板部４０ａは、図４及び図５に示すように、導光板１６における短辺方向についての中央側の大部分（短辺方向についての両端部分を除いた部分）を裏側から受けることが可能な平板状をなしており、導光板１６に対する受け部を構成していると言える。
　光源収容部４０ｂは、図７に示すように、底板部４０ａの周端部の全周に亘って設けられており、その内面（導光板１６側の板面４０ｃ）に、後述するシャーシ側凹凸部４１が設けられている。

　続いて、本実施形態の要部であるシャーシ側凹凸部４１およびフレーム側凹凸部３４の構成、並びにフレーム３０とシャーシ４０の組み付け態様について説明する。
　ここで、図６は、液晶表示装置１０の要部断面図であって、図４における一方のシャーシ側凹凸部４１およびフレーム側凹凸部３４の近傍を拡大した断面図を示している。なお、図４における他方のシャーシ側凹凸部４１およびフレーム側凹凸部３４の構成、並びに図５におけるシャーシ側凹凸部４１およびフレーム側凹凸部３４の構成については同様の構成であるので説明を省略する。

　シャーシ側凹凸部４１は、図６に示すように、シャーシ４０の光源収容部４０ｂにおいて、導光板１６側の板面４０ｃに、当該シャーシ４０の板面方向（Ｙ軸方向）に沿って並ぶ凹部４１ａ及び凸部４１ｂからなる。凹部４１ａ及び凸部４１ｂの各々は、シャーシ４０の端部に沿って延びるものとされている。そして、シャーシ側凹凸部４１は、図７に示すように、シャーシ４０の周端部の全周亘って設けられている。言い換えれば、凹部４１ａ及び凸部４１ｂの各々は、図４に示す、シャーシ４０の長辺方向に沿って延びる部分と図５に示す、シャーシ４０の短辺方向に沿って延びる部分とが互いに連結されて、枠状に延設されている。

　凸部４１ｂは、シャーシ４０の導光板１６側の板面４０ｃに突設された複数のリブ（本実施形態では３本）とされている。凸部４１ｂは、断面視矩形状とされており、その側面がシャーシ４０の板面４０ｃと垂直に延びている。そして、凹部４１ａは、互いに隣り合う凸部４１ｂ，４１ｂの側面とシャーシ４０の板面４０ｃとで、断面視コの字状に形成されている。

　フレーム側凹凸部３４は、図４及び図５に示すように、シャーシ側凹凸部４１と嵌合可能な構成とされている。具体的には、フレーム側凹凸部３４は、シャーシ当接部３３のシャーシ４０側の表面に、シャーシ側凹凸部４１の凸部４１ｂの外形に沿って凹む複数の溝部３４ａ（本実施形態では３本）が切られてなる。なお、溝部３４ａは、フレーム３０を押し出し成形する際に、その押し出し方向に延びているので、フレーム側凹凸部３４を形成することが容易である。

　溝部３４ａは、図６に示すように、断面視コの字状に形成され、その内側面がシャーシ当接部３３の表面と垂直に延びている。そして、互いに隣り合う溝部３４ａ，３４ａの内側面とシャーシ当接部３３の表面とで、突部３４ｂが断面視矩形状に形成されている。

　次に、フレーム３０とシャーシ４０の組み付け態様について説明する。液晶表示装置１０を製造するには、それぞれ別途に製造した各構成部品（フレーム３０、シャーシ４０、液晶パネル１１、光学部材１５、導光板１６、ＬＥＤユニット２０など）を相互に組み付けるようにして行う。組み付けに際しては、各構成部品は、その全てが図４及び図５に示す姿勢とはＺ軸方向について天地反転させた姿勢でもって組み付けられる。まず、構成部品のうちのフレーム３０を、その裏側の面が鉛直方向の上側を向く姿勢としつつ作業台上にセットする。なお、フレーム３０は、予め４つの分割フレーム３０Ｓを相互に連結することで、全体として枠状に形成されている。

　フレーム３０には、その光源取付部３２のうち、長辺方向に沿って延びる部分に一対のＬＥＤユニット２０が組み付けられる。ＬＥＤユニット２０は、公知の手法により光源取付部３２へ取り付けられるものとされており、ネジ止め等の手法を例示することができる。
　続いて、フレーム３０に対して液晶パネル１１を組み付け、各光学部材１５、導光板１６、反射シート１７を順次に液晶パネル１１の裏側の面上に直接積層配置する。

　上記のようにしてフレーム３０に対してＬＥＤユニット２０、液晶パネル１１、光学部材１５、及び導光板１６を組み付けたら、続いてシャーシ４０を組み付ける作業を行う。シャーシ４０は、板面４０ｃが鉛直方向の下側を向く姿勢とされた状態で、フレーム３０に対して組み付けられる。この際、シャーシ４０のシャーシ側凹凸部４１をフレーム３０のフレーム側凹凸部３４と嵌合させるようにして、シャーシ４０をフレーム３０のシャーシ当接部３３に当接させる。その後、シャーシ４０は、公知の手法によりフレーム３０へ取り付けられるものとされており、ネジ止め等の手法を例示することができる。

　以上のようにして液晶表示装置ユニットＬＤＵの組み付けが完了する。その後、液晶表示ユニットＬＤＵに対してその裏面側にスタンド取付部材ＳＴＡ及び各種基板ＰＷＢ，ＭＢ，ＣＴＢを組み付けた後に、スタンドＳＴ及びカバー部材ＣＶを組み付けることで、液晶表示装置１０及びテレビ受信装置ＴＶが製造される。このようにして製造された液晶表示装置１０は、液晶パネル１１を表示面１１ａ側から押さえるフレーム３０、及びバックライト装置１２を構成するシャーシ４０がそれぞれ外観を構成しているのに加え、液晶パネル１１と光学部材１５とが直接積層されているので、従来のようにフレーム３０及びシャーシ４０とは別途に合成樹脂製のキャビネットや、液晶パネル１１と光学部材１５との間に介在して両者を非接触となるように保つパネル受け部材を有するものに比べると、部品点数及び組付工数が削減されることで製造コストが低廉化するとともに、薄型化及び軽量化が図られている。

　上記のようにして製造された液晶表示装置１０の電源をＯＮすると、電源基板ＰＷＢからの電力供給を受けて、コントロール基板ＣＴＢから各種信号が液晶パネル１１に供給されてその駆動が制御されるとともに、バックライト装置１２を構成する各ＬＥＤ２２が駆動される。各ＬＥＤ２２からの光は、導光板１６により導光されてから光学部材１５を透過することで、均一な面状の光に変換されてから液晶パネル１１に照射され、もって液晶パネル１１に所定の画像が表示される。

　ところで、液晶表示装置１０の使用に伴って、各ＬＥＤ２２を点灯させると各ＬＥＤ２２から熱が生じることになる。各ＬＥＤ２２から生じた熱は、まずはＬＥＤ基板２４に伝達されてからフレーム３０の光源取付部３２へと伝達される。そして、フレーム３０において、光源取付部３２から外観構成部３１およびシャーシ当接部３３へと伝導されていく。そして、シャーシ当接部３３からシャーシ４０へと熱が伝達され、シャーシ４０から外部へと効率的に放散されることで、フレーム３０の内部に熱がこもり難くなっている。このとき、フレーム３０とシャーシ４０の間では、フレーム側凹凸部３４およびシャーシ側凹凸部４１が嵌合しているから、フレーム側凹凸部およびシャーシ側凹凸部が設けられていない場合に比べて、互いの接触面積が大きいものとされている。このため、フレーム３０からシャーシ４０へと効率よく熱が伝えられる構成となっている。特に、本実施形態に係るフレーム３０は、機械的強度を十分に得るべく金属製とされているために、熱伝導性が良好であることから、効率よくシャーシ４０に熱を伝達することができる。さらに、シャーシ４０は、フレーム３０と同様に機械的強度を十分に得るべく金属製とされているために、熱伝導性が良好であり、また、フレーム３０よりも外部に露出する面積が大きいものとされているから、ＬＥＤ２２からの熱を効率的に放散させることができて高い放熱性能が得られる。

　以上説明したように本実施形態の液晶表示装置１０（表示装置）は、ＬＥＤ２２（光源）と、ＬＥＤ２２の光を利用して表示を行う液晶パネル１１（表示パネル）と、液晶パネル１１に対してその表示面側とは反対側に重なるようにして配されるとともに光入射面１６ｂがＬＥＤ２２と対向して配される導光板１６と、導光板１６に対して液晶パネル１１側と反対側に配されるシャーシ４０であって、板状をなし、導光板１６側の板面４０ｃに、当該シャーシ４０の板面方向に沿って並ぶ凹部４１ａ及び凸部４１ｂからなるシャーシ側凹凸部４１を有するシャーシ４０と、液晶パネル１１に対して表示面１１ａ側に配されるとともに、シャーシ４０との間に、ＬＥＤ２２、液晶パネル１１、及び導光板１６を収容するフレーム３０（フレーム部材）であって、ＬＥＤ２２が取り付けられており、シャーシ側凹凸部４１と嵌合可能なフレーム側凹凸部３４を有するとともに、当該フレーム側凹凸部３４がシャーシ側凹凸部４１と嵌合されているフレーム３０と、を備える。

　本実施形態によれば、フレーム側凹凸部３４がシャーシ側凹凸部４１と嵌合されているから、フレーム３０とシャーシ４０との接触面積を大きくすることができ、ＬＥＤ２２で発生し、フレーム３０に伝えられた熱を、フレーム側凹凸部３４からシャーシ側凹凸部４１へと効率よく伝えることができる。そして、シャーシ側凹凸部４１からシャーシ４０全体へ伝導された熱を、板状をなすシャーシ４０から放熱することができる。この結果、フレーム側凹凸部およびシャーシ側凹凸部を備えない表示装置に比べて、フレーム３０の温度を低いものとすることができ、フレーム３０を使用者が触れる場合における安全面に優れ、また、フレーム３０が高温になることによりＬＥＤ２２の寿命が低下することを抑制することができる。

　また、本実施形態では、シャーシ４０は、凹部４１ａ及び凸部４１ｂが当該シャーシ４０の端部に沿って延びるものとされている。このため、シャーシ４０の端部に沿う方向において、シャーシ４０の剛性を高めることができる。

　また、本実施形態では、シャーシ４０は、シャーシ側凹凸部４１が当該シャーシ４０の周端部の全周に亘って設けられている。このため、シャーシ４０の板面における平面度を高めることができる。

　また、本実施形態では、凸部４１ｂは、シャーシ４０の導光板１６側の板面４０ｃに突設された複数のリブとされてなる。このため、シャーシ側凹凸部４１を設けることが容易である。

　また、本実施形態では、フレーム３０において、シャーシ当接部３３が光源取付部３２と隣接するから、ＬＥＤ２２から光源取付部３２に伝えられた熱を、効率よくシャーシ当接部３３に伝えることができる。

　また、本実施形態では、フレーム３０は、光源取付部３２およびシャーシ当接部３３とは別に外観構成部３１を備えるから、特に使用者が直接的に触れやすい外観構成部３１が高温になり難いものとされており、より一層、フレーム３０を使用者が触れる場合における安全面に優れる。

　また、本実施形態では、ＬＥＤ２２は、ＬＥＤ基板２４を介してフレーム３０に取り付けられている。このため、ＬＥＤ２２からの熱を、一般に熱伝導性に優れた導電路を有するＬＥＤ基板２４からフレーム３０に伝えることができ、ＬＥＤ２２からの熱をフレーム３０へ伝わり易くすることができる。

　また、本実施形態では、光源は、白色発光ダイオードであるから、光源の低消費電力化を図るとともに、より一層の長寿命化を図ることができる。

　＜実施形態２＞
　本発明の実施形態２を図８によって説明する。この実施形態２では、シャーシ側凹凸部１４１の形状を変更したシャーシ１４０およびシャーシ側凹凸部１４１と嵌合可能なフレーム側凹凸部１３４を有するフレーム１３０が上記実施形態と相違する。なお、上記した実施形態と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　シャーシ側凹凸部１４１は、その凸部１４１ｂがシャーシ１４０の導光板１６側の板面４０ｃに突設された複数のリブ（本実施形態では３本）とされている。凸部１４１ｂは、断面視三角形状とされており、その側面がシャーシ１４０の板面４０ｃに対して鋭角をなしている。そして、凹部１４１ａは、互いに隣り合う凸部１４１ｂ，１４１ｂの側面で、断面視Ｖの字状に形成されている。言い換えれば、シャーシ側凹凸部１４１は断面視鋸歯状とされている。

　フレーム側凹凸部１３４は、その溝部１３４ａが断面視Ｖの字状に形成されている。そして、互いに隣り合う溝部１３４ａ，１３４ａの内側面により、突部１３４ｂが断面視三角形状に形成されている。言い換えれば、フレーム側凹凸部１３４は断面視鋸歯状とされている。

　本実施形態によれば、シャーシ側凹凸部１４１およびフレーム側凹凸部１３４は互いに断面視鋸歯状をなすから、シャーシ側凹凸部１４１の凸部１４１ｂをフレーム側凹凸部１３４の溝部１３４ａに嵌合させ易く、フレーム１３０とシャーシ１４０の組み付け作業が容易である。

　＜実施形態３＞
　本発明の実施形態３を図９によって説明する。この実施形態３では、シャーシ側凹凸部４１およびフレーム側凹凸部３４の間に放熱グリス２５０を介在させる点が上記実施形態と相違する。なお、上記した実施形態と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　実施形態３に係る液晶表示装置１０では、フレーム側凹凸部３４とシャーシ側凹凸部４１との間に放熱性を有する放熱グリス２５０が介在している。このため、放熱グリス２５０によってフレーム側凹凸部３４からシャーシ側凹凸部４１へと熱をより伝わり易くすることができ、より一層フレーム３０の温度を低いものとすることができる。

　＜実施形態４＞
　本発明の実施形態４を図１０によって説明する。この実施形態４では、フレーム３３０およびＬＥＤユニット３２０の構成を変更した点が上記実施形態と相違する。なお、上記した実施形態と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　ＬＥＤユニット３２０は、ＬＥＤ基板２４とＬＥＤ２２と放熱部材３２６とから構成される。放熱部材３２６は、放熱性を有する板状部材であって、シャーシ３４０の長辺方向に沿って配され、その板面がシャーシ３４０の板面４０ｃに対して垂直な状態で配されている。そして、放熱部材３２６の一方の板面（導光板１６側の板面）には、ＬＥＤ基板２４が取り付けられている。

　フレーム３３０は、パネル押さえ部３１ａにおける側壁部３１ｂよりも内寄り（導光板１６寄り）の位置に、ネジ部材ＳＭが取り付けられるネジ取付部３３８が一体形成されている。ネジ取付部３３８は、パネル押さえ部３１ａの内面からＺ軸方向に沿って裏側に向けて突出するとともに、パネル押さえ部３１ａの各辺（Ｘ軸方向またはＹ軸方向）に沿って延在する横長な略ブロック状をなしている。このような構成により、ネジ部材ＳＭをシャーシ３４０に設けられたネジ取付孔（不図示）から挿入するとともにネジ取付部３３８に螺合させ、フレーム３３０に対してシャーシ３４０を取り付けることができる。

　光源取付部３３２は、ネジ取付部３３８のうち、導光板１６側の面（側壁部３１ｂと反対側の面）とされている。そして、光源取付部３３２には、放熱部材３２６の他方の板面（導光板１６と反対側の板面）と面接触するようにして、放熱部材３２６が取り付けられている。一方、シャーシ当接部３３３は、ネジ取付部３３８のうち、シャーシ３４０側の面（パネル押さえ部３１ａと反対側の面）とされている。このような構成により、光源取付部３３２とシャーシ当接部３３３とが、ＬＥＤ２２とシャーシ４０との間に介在するものとされている。

　本実施形態では、ネジ取付部３３８に光源取付部３３２とシャーシ当接部３３３が形成されているから、ネジ取付部３３８とは別に光源取付部３３２とシャーシ当接部３３３を設ける必要がない。

　また、本実施形態では、ＬＥＤ基板２４が放熱部材３２６を介して光源取付部３３２に取り付けられているから、ＬＥＤ２２からの熱を、ＬＥＤ基板２４および放熱部材３２６を介して速やかにフレーム３３０に伝えることができ、液晶表示装置１０の放熱性を高めることができる。

　＜他の実施形態＞
　本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
　（１）上記した各実施形態では、シャーシ側凹凸部４１の凹部４１ａ及び凸部４１ｂがシャーシ４０の端部に沿って延びるものを例示したが、これに限られない。例えば、シャーシ側凹凸部の凹部と凸部とが、互いにシャーシの端部に沿って並列するものも本発明に含まれる。

　（２）上記した各実施形態では、シャーシ側凹凸部４１がシャーシ４０の周端部の全周に亘って設けられているものを例示したが、これに限られない。例えば、シャーシ側凹凸部は、シャーシの周端部のうち光源が配される端部に沿ってのみ設けられているものや、ネジ部材等が取り付けられる部分を避けて設けられているものも本発明に含まれる。この場合、少なくとも光源が配される端部に沿って配されている構成によれば、光源からの熱をシャーシに伝達し易く、好適である。

　（３）上記した実施形態３では、シャーシ側凹凸部４１およびフレーム側凹凸部３４の間に放熱グリス２５０を介在させるものを例示したが、これに限られない。例えば、放熱グリス２５０に替えて放熱シートを介在させても同様の効果が奏される。

　（４）上記の各実施形態以外にも、シャーシ側凹凸部およびフレーム側凹凸部は互いに嵌合可能な構成とされていればよく、形状、構成、配置等については適宜に変更可能である。

　（５）上記した各実施形態では、シャーシ４０の底板部４０ａと光源収容部４０ｂとが段差状に構成されるものを例示したが、底板部と光源収容部とが面一状に構成されているものも本発明に含まれる。

　（６）上記した各実施形態以外にも、ＬＥＤユニット（ＬＥＤ基板）を導光板における両長辺及び両短辺の各端部に対してそれぞれ対向するよう一対ずつ、合計４つ配したものや、逆にＬＥＤユニットを導光板における一方の長辺または一方の短辺の端部に対してのみ対向するよう１つ配したものも本発明に含まれる。また、ＬＥＤユニットを導光板における任意の３辺の各端部に対してそれぞれ対向するよう３つ配したものも本発明に含まれる。

　（７）上記した各実施形態では、光源としてＬＥＤを用いたものを示したが、有機ＥＬなどの他の光源を用いることも可能である。

　（８）上記した各実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてＴＦＴを用いたが、ＴＦＴ以外のスイッチング素子（例えば薄膜ダイオード（ＴＦＤ））を用いた液晶表示装置にも適用可能であり、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。

　（９）上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。

　（１０）上記した各実施形態では、チューナー部を備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナー部を備えない表示装置にも本発明は適用可能である。

　１０...液晶表示装置（表示装置）、１１...液晶パネル（表示パネル）、１１ａ...表示面、１６...導光板、１６ｂ...光入射面（端面）、２２...ＬＥＤ（光源）、２４...ＬＥＤ基板（光源基板）、３０，１３０，３２０...フレーム、３１...外観構成部、３２...光源取付部、３３...シャーシ当接部、３４，１３４，３３４...フレーム側凹凸部、３４ａ，１３４ａ...凹部、３４ｂ，１３４ｂ...凸部、４０，１４０，３４０...シャーシ、４０ｃ...板面、４１，１４１，３４１...シャーシ側凹凸部、２５０...放熱グリス、３２６...放熱部材、ＴＶ...テレビ受信装置

Claims

　光源と、
　前記光源の光を利用して表示を行う表示パネルと、
　前記表示パネルに対してその表示面側とは反対側に重なるようにして配されるとともに端面が前記光源と対向して配される導光板と、
　前記導光板に対して前記表示パネル側と反対側に配されるシャーシであって、板状をなし、前記導光板側の板面に、当該シャーシの板面方向に沿って並ぶ凹部及び凸部からなるシャーシ側凹凸部を有するシャーシと、
　前記表示パネルに対して前記表示面側に配されるとともに、前記シャーシとの間に、前記光源、前記表示パネル、及び前記導光板を収容するフレーム部材であって、前記光源が取り付けられており、前記シャーシ側凹凸部と嵌合可能なフレーム側凹凸部を有するとともに、当該フレーム側凹凸部が前記シャーシ側凹凸部と嵌合されているフレーム部材と、
　を備えることを特徴とする表示装置。
　前記シャーシは、前記凹部及び前記凸部が当該シャーシの端部に沿って延びるものとされていることを特徴とする請求項１に記載の表示装置。
　前記シャーシは、前記シャーシ側凹凸部が当該シャーシの周端部の全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項２に記載の表示装置。
　前記凸部は、前記シャーシの前記導光板側の板面に突設された複数のリブとされてなることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の表示装置。
　前記フレーム側凹凸部と前記シャーシ側凹凸部とは、放熱グリスまたは放熱シートを介して嵌合するものとされていることを特徴とする請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の表示装置。
　前記フレーム部材は、前記導光板の前記端面と対向状に配されるとともに前記光源が取り付けられる光源取付部と、前記光源取付部に隣接し、前記フレーム側凹凸部が設けられるとともに前記シャーシに当接するシャーシ当接部と、を有していることを特徴とする請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の表示装置。
　前記フレーム部材は、断面視Ｌ字状をなし、当該表示装置の外観を構成する外観構成部を更に備えることを特徴とする請求項６に記載の表示装置。
　前記光源が実装される光源基板を更に備え、
　前記光源は、前記光源基板を介して前記フレーム部材に取り付けられていることを特徴とする請求項１から請求項７のいずれか１項に記載の表示装置。
　前記光源基板が取り付けられる放熱部材を更に備え、
　前記光源基板は、前記放熱部材を介して前記フレーム部材に取り付けられていることを特徴とする請求項８に記載の表示装置。
　前記光源は、白色発光ダイオードであることを特徴とする請求項１から請求項９のいずれか１項に記載の表示装置。
　前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルとされることを特徴とする請求項１０に記載の表示装置。
　請求項１０又は請求項１１に記載の表示装置を備えることを特徴とするテレビ受信装置。