WO2005087995A1 - 複合撚糸 - Google Patents

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Abstract

 高い糸強力を有し、高速の織編機によって製編織しても糸切れなどのトラブルが発生せず、高い伸縮性を有する織編物又は布帛を製造する。  少なくとも紡績糸及び水溶性糸を撚り合わせた複合撚糸であって、複合撚糸の撚り方向が紡績糸の撚り方向と逆であり、かつ下記要件(1)又は(2)を充足する複合撚糸を調製する。 (1)複合撚糸の撚数が、紡績糸の撚数に対して1.3~3倍であり、かつ紡績糸と水溶性糸との割合(重量比)が、紡績糸/水溶性糸=20/80~98/2であること (2)さらに2~5倍に伸長した弾性糸2が撚り合わされ、かつ複合撚糸の撚数が、紡績糸の撚数に対して0.3~3倍であるとともに、紡績糸1と弾性糸2との割合(重量比)が、紡績糸1/弾性糸2=50/50~99.9/0.1であり、紡績糸1及び弾性糸2の合計量と水溶性糸3との割合(重量比)が、紡績糸1及び弾性糸2の合計量/水溶性糸3=30/70~99/1であること

Description

複合撚糸
技術分野
[0001] 本発明は、少なくとも紡績糸および水溶性糸を撚り合わせた複合撚糸及びその製 造方法、並びに前記複合撚糸を用いて形成された織編物又は布帛及びその製造方 法に関する。
背景技術
[0002] 紡績糸を用いた織編物に伸縮性を付与するために様々な工夫がなされている。例 えば、紡績糸とポリウレタン弾性糸とを組み合わせた複合糸から製造した織編物は、 伸縮性を有し、人体へのフィット性、人体の動きに対する追随性に優れ、着心地が良 ぐ人体の動きを束縛しないため、スポーツ用衣料、肌着、ファンデーションなどの衣 料用途に広く用いられている。また、このような伸縮性を生力して、弾性包帯などの医 療用途、車輛内装材、ベルトコンベア用生地などの工業資材用などにも用いられて いる。
[0003] 紡績糸とポリウレタン弾性糸を組み合わせた複合糸の代表的な例としては、(1)ポリ ウレタン弾性糸を芯糸とし、その周りを紡績用綿で被覆した後に撚りを付与したコアス パンヤーン、 (2)ポリウレタン弾性糸を芯糸とし、その周りに紡績糸を単層または複層 に卷きつけたシングルまたはダブルカバードヤーン、 (3) 2本以上の紡績糸と、ポリウ レタン弾性糸とを撚り合わせたプライヤーンなどが挙げられる。
[0004] 前記複合糸のうち、コアスパンヤーン(1)は、ポリウレタン弾性糸を紡績用綿が完全 に被覆しているため、紡績糸単糸と変わらない風合を有している。しかし、紡績工程 において、ポリウレタン弾性糸を紡績用綿により完全被覆することや、紡績工程で使 用するエアスプライサーでの糸結びなどに非常に高い技術が要求されるため、製造 に困難を伴う。し力も、ポリウレタン弾性糸を紡績用綿で完全に被覆するためには多 量の紡績用綿を使用するため、最終的に得られるコアスパンヤーンが太くなりがちで 、細番手のコアスパンヤーンの製造が極めて困難である。更に、紡績用綿として用い る原綿の選別が必要であり、し力も前記のように非常に高い技術を要するため、小口 ット生産への対応は困難である。その上、現段階ではコアスパンヤーン用の紡績用 綿としては木綿が主に使用されており、麻や絹などの他の天然繊維や合成繊維など の木綿以外の繊維を紡績用綿として用いるコアスパンヤーンの安定した生産技術は 未だ確立されていない。さらに、コアスパンヤーンは、ポリウレタン弾性糸に紡績前の 綿を絡ませながら撚りを付与して製造されるため、コアスパンヤーン自体の糸強力や 伸縮性がそれほど高くない。そのため、コアスパンヤーンを用いて製造した織編物の 強力や伸縮性も充分とはいえない。また、コアスパンヤーンの表面には毛羽が発生し 易いため、製編織時に糊付処理が不可欠であり、しかも製編織工程での生産性が低 くなり易い。
[0005] 前記カバーヤーン(2)は、ポリウレタン弾性糸に糸状の紡績糸が巻きつけられてい るため、糸強力に優れ、外観や感触も良好であり、太番手から細番手まで所望の太 さのヤーンの製造が可能である。しかし、ポリウレタン弾性糸が紡績糸によって完全 に被覆されるまで紡績糸をポリウレタン弾性糸に卷きつける必要があるため、生産性 が低い。し力も、このカバーヤーンを用いて得られる織編物は重量が大きくなり易い。
[0006] 前記プライヤーン(3)は、通常、複数本の紡績糸と、ポリウレタン弾性糸を引き揃え て撚り合わせて製造するため、前記コアスパンヤーン(1)において必要な原綿の選 別が不要で、生産性が高ぐ小ロット多品種への対応も可能である。しかし、 2本以上 ある紡績糸の間に、ポリウレタン弾性糸が完全に封入されずに、ポリウレタン弾性糸 が紡績糸よりも外側に突出するトラブルや、プライヤーンの製造工程時にポリウレタン 弾性糸が切断するトラブルなどが発生し易い。し力も、 2本以上の紡績糸を使用する ため、細番手のプライヤーンを製造するためには、 目的とするプライヤーンの径に対 して 1Z2以下の径を有する細番手の高価な紡績糸を使用する必要があるため、ブラ ィヤーン (特に、細番手のプライヤーン)の製造が困難であり、経済的にも不利である
[0007] 特開 2001— 131838号公報 (特許文献 1)には、 1本の紡績糸と 1本以上の長繊維 とを撚り合わせてなる複合撚糸であって、前記複合撚糸の撚り方向と前記紡績糸の 撚り方向とが同一であり、且つ前者の撚り数が後者の撚り数よりも大きい複合撚糸が 開示されている。しかし、この複合糸でも、撚糸のトルクを低減できず、さらに、糸強力 や伸縮性、風合いの点でも充分ではない。
[0008] 一方、ポリウレタン弾性糸を用いずに、紡績糸を用いた織編物の伸縮性を向上する 方法も検討されている。ポリウレタン弾性糸は伸縮性が大きいため、ポリウレタン弾性 糸を用いた複合糸は、糸の取り扱いや製編織において、特殊な装置および高い技 術を必要とする。また、ポリウレタン弾性糸は熱や光などによって経時劣化を引き起こ し易いため、ポリウレタン弾性糸を用いた複合糸及び織編物は伸縮性が徐々に失わ れ易い。更に、ポリウレタン弾性糸を含む複合糸を用いて作製した織編物は、柔軟性 、ふつくらとした風合、軽量性などが低下し易い。
[0009] そこで、例えば、特開平 11 241269号公報 (特許文献 2)には、羊毛繊維と水溶 性ポリビニルアルコール繊維との混用紡績糸を用いて形成した布帛を、常温水浴中 に浸漬しながら昇温して、水溶性ポリビニルアルコール繊維を収縮させた後に溶解 除去し、次 、で羊毛繊維のみの布帛にセット処理を行う伸縮性羊毛布帛の製造方法 が開示されている。しかし、この方法では、混用紡績糸の糸強力が低ぐ高速の織機 や編機を使用して製編織すると、糸切れなどのトラブルが発生し易い。また、得られる 羊毛布帛の伸縮性や強度などの機械的特性も低い。さらに、この方法では、羊毛の 代わりに、木綿や合成繊維などの他の繊維を用いると、伸縮性の布帛が得られにく い。
[0010] また、欧州特許第 1061162B1号公報 (特許文献 3)には、カシミヤ糸と、高温で弱 酸性水溶液に対して溶解性を有する第 2糸とを組み合わせて複合糸とし、その複合 糸を製編織して織編物を作製した後、この織編物から第 2糸を酸で溶解除去して力 シミヤ 100%の布帛を製造する方法が開示されている。しかし、この方法により得られ るカシミヤ 100%の布帛も、伸縮性が充分ではなぐさらに酸により第 2の糸を除去し ているため、残留する糸の劣化などを生じ易い。
特許文献 1 :特開 2001 - 131838号公報 (請求項 1、段落番号 [0027])
特許文献 2:特開平 11 - 241269号公報 (請求項 1)
特許文献 3:欧州特許第 1061162B1号公報 (請求項 1)
発明の開示
発明が解決しょうとする課題 [0011] 本発明の目的は、高い糸強力を有し、高速の織機や編機によって製編織しても糸 切れなどのトラブルが発生することなぐ高い伸縮性を有する織編物 (布帛)を円滑に 製造できる高伸縮性の複合撚糸及びその製造方法、並びにこの複合撚糸を用いて 得られる織編物又は布帛を提供することにある。
[0012] 本発明の他の目的は、毛羽の発生が少なぐ整経において糊付け処理を省略して も良好に製編織でき、しかも外観、感触 (柔軟性)、通気性、機械的特性が良好で、 軽い織編物又は布帛を製造できる高伸縮性の複合撚糸及びその製造方法、並びに この複合撚糸を用 Vヽて得られる織編物又は布帛を提供することにある。
[0013] 本発明のさらに他の目的は、原綿などの選別が不要で、天然繊維製の紡績糸、合 成繊維製の紡績糸、半合成繊維製の紡績糸などの種々の紡績糸を使用でき、し力も 小ロット多品種に対しても高 、生産性で対応できる複合撚糸及びその製造方法、並 びにこの複合撚糸を用 ヽて得られる織編物又は布帛を提供することにある。
[0014] 本発明の別の目的は、従来のプライヤーンやコアスパンヤーンでは困難な細番手 での製造が可能な複合撚糸及びその製造方法、並びにこの複合撚糸を用いて得ら れる織編物又は布帛を提供することにある。
[0015] 本発明のさらに別の目的は、ポリウレタン弾性糸などの弾性糸を使用しなくても、高 い伸縮性を有し、軽量性、柔軟性、風合などの特性にも優れる織編物又は布帛を製 造できる複合撚糸及びその製造方法、並びにこの複合撚糸を用いて得られる織編 物又は布帛を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0016] 本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、紡績糸及びポリゥ レタン弾性糸の 2種類の糸を撚り合わせる代わりに、紡績糸、伸長した弾性糸および 水溶性糸の 3種類の糸を特定の割合で使用して、紡績糸の撚り方向とは逆の撚り方 向に 3種類の糸を撚り合わせ、かつ紡績糸の撚数と 3種類の糸を撚り合わせる際の 撚数の比を特定の範囲にすると、高い糸強力を有し、高速の織機や編機を使用して 製編織しても糸切れなどのトラブルが発生することなぐ高い伸縮性を有する織編物 を円滑に製造できることを見出し、本発明を完成した。さらに、紡績糸と水溶性糸を 特定の割合で使用して、紡績糸の撚り方向とは逆の撚り方向に両方の糸を撚り合わ せ、紡績糸の撚数と両方の糸を撚り合わせる際の撚数の比を特定の範囲にすると、 ポリウレタン弾性糸などの弾性糸を使用しなくても、高い伸縮性を有し、軽量性、柔軟 性、風合などの特性にも優れる織編物又は布帛を製造できることを見出し、本発明を 兀成し 7こ。
[0017] すなわち、本発明の複合撚糸は、少なくとも紡績糸及び水溶性糸を撚り合わせた 複合撚糸であって、複合撚糸の撚り方向が紡績糸の撚り方向と逆であり、かつ下記 要件(1)又は(2)を充足する。
(1)複合撚糸の撚数が、紡績糸の撚数に対して 1. 3— 3倍であり、かつ紡績糸と水 溶性糸との割合 (重量比)力 紡績糸 Z水溶性糸 = 20Z80— 98Z2であること
(2)さらに 2— 5倍に伸長した弾性糸が撚り合わされ、かつ複合撚糸の撚数が、紡績 糸の撚数に対して 0. 3— 3倍であるとともに、紡績糸と前記弾性糸との割合 (重量比) 力、紡績糸 Ζ弾性糸 = 50Ζ50— 99. 9/0. 1であり、紡績糸及び弾性糸の合計量 と水溶性糸との割合 (重量比)が、紡績糸及び弾性糸の合計量 Ζ水溶性糸 = 30/7 0— 99Z1であること
前記要件(2)を充足する複合撚糸において、弾性糸は、例えば、ポリウレタン弾性 糸であってもよくい。さらに、複合撚糸の重量に基づいて、紡績糸の割合が 20— 98 重量%、弾性糸の割合が 0. 5— 20重量%ぉよび水溶性糸の割合が 1一 70重量% 程度であってもよい。前記水溶性糸は、例えば、水溶性のフィラメント糸であってもよ い。
[0018] 本発明には、少なくとも紡績糸及び水溶性糸を撚り合わせて複合撚糸を製造する 方法であって、紡績糸の撚り方向とは逆の方向に、複合撚糸を撚り合わせて前記複 合撚糸を製造する方法も含まれる。この方法は、前記要件(1)を充足する複合撚糸 を製造する方法であって、紡績糸及び水溶性糸を引き揃え、複合撚糸の撚数が、紡 績糸の撚数に対して 1. 3— 3倍となるように、紡績糸及び水溶性糸を撚り合わせる方 法であってもよい。また、この方法は、前記要件(2)を充足する複合撚糸を製造する 方法であって、紡績糸、水溶性糸及び 2— 5倍に伸長した弾性糸を引き揃え、複合 撚糸の撚数が、紡績糸の撚数に対して 0. 3— 3倍となるように、紡績糸、前記弾性糸 および水溶性糸を撚り合わせる方法であってもよ 、。 [0019] また、本発明には、少なくとも前記複合撚糸で形成された織編物から、織編物を構 成する複合撚糸中の水溶性糸を親水性溶媒に溶解させて除去する布帛の製造方法 も含まれる。この方法において、前記織編物として前記複合撚糸を 10重量%以上含 む織編物を用いるとともに、親水性溶媒として水を用いてもょ ヽ。
[0020] さらに、本発明には、前記方法により得られた布帛も含まれる。
発明の効果
[0021] 本発明では、紡績糸、伸長した弾性糸および水溶性糸の 3種類の糸を特定の割合 で使用して、紡績糸の撚り方向とは逆の撚り方向に 3種類の糸を撚り合わせ、かつ紡 績糸の撚数と 3種類の糸を撚り合わせる際の撚数の比を特定の範囲に調整している ため、高い糸強力を有し、毛羽が少なぐしかも弾性糸が複合撚糸の外方へ突出し たり、露出するのが抑制される。さら〖こ、紡績糸を構成する原綿の選別が不要であり、 木綿、麻、絹、羊毛などの天然繊維で構成された紡績糸、合成繊維で構成された紡 績糸、半合成繊維で構成された紡績糸、天然繊維と合成繊維との混紡紡績糸など の種々の紡績糸を使用でき、細番手力ゝら太番手まで所望の太さで複合撚糸を得るこ とができ、し力も小ロット多品種に良好に対応できる。さらに、前記 3種類の糸を特定 の割合で使用し、紡績糸の撚り方向とは逆の撚り方向に撚り合わすため(特に、弾性 糸を 2— 5倍に伸長した状態で、前記 3種類の糸を紡績糸の撚り方向とは逆の方向に 撚り合わせることにより)、優れた特性を有する複合撚糸を高い生産性で円滑に製造 できる。
[0022] このような複合撚糸は、水溶性糸を含み、毛羽が少なぐさらに水溶性糸が補強の 役割を果たすため、高速の織機や編機を使用しても、糸切れなどのトラブルが発生 せず、更には整経において糊付け処理を省略しても、織編物を高い生産性で円滑に 製造できる。
[0023] このような複合撚糸を用いて得られた織編物から複合撚糸内の水溶性糸を溶解除 去すると、水溶性糸が溶け出たところに隙間が生じ、その隙間を埋めようとして糸に 縮む力が発生するため、織編物 (布帛)には高い伸縮性及び強い反発力が発現する 。さらに、弾性糸が紡績糸によって良好にカバーリングされるため、外観、感触、通気 性、軽量性に優れた織編物 (布帛)が得られる。 [0024] また、本発明では、紡績糸と水溶性糸とを特定の割合で使用して、紡績糸の撚り方 向とは逆の撚り方向に両方の糸を撚り合わせ、紡績糸の撚数と両方の糸を撚り合わ せる際の撚数の比を特定の範囲に調整しているため、紡績糸として、羊毛繊維で構 成された紡績糸だけでなぐ天然繊維で構成された紡績糸、合成繊維で構成された 紡績糸、半合成繊維で構成された紡績糸などの種々の紡績糸を使用できる。また、 細番手力ゝら太番手まで任意の紡績糸を使用して複合撚糸を製造できる。さらに、ポリ ウレタン弾性糸などの弾性糸を含まな 、ため、ポリウレタン弾性糸などの弾性糸の使 用に起因する熱や光などによる経時劣化がない。
[0025] また、このような複合撚糸も、水溶性糸を含むため、毛羽が少なぐ高速の織機や 編機を使用しても、糸切れなどのトラブルが発生せず、更には整経において糊付け 処理を省略しても、織編物 (布帛)を高い生産性で円滑に製造できる。
[0026] さらに、このような複合撚糸を用いて得られた織編物カゝら水溶性糸を溶解除去する と、紡績糸の糸長が水溶性糸に比べて長いため、溶解処理後に、その差長分の伸 縮性が得られる。更に、水溶性糸が溶け出たところに隙間が生じ、その隙間を埋めよ うと更に糸に縮む力が生じるため、ポリウレタン弾性糸を使用していないにも拘らず、 織編物 (布帛)に高い伸縮性が付与される。さらに、この織編物 (布帛)は、ふつくらと した良好な感触及び風合を有し、外観、軽量性、通気性などの特性にも優れる。
[0027] そのため、本発明の織編物 (布帛)は、前記した特性を活力ゝして、衣類用途、医療 用途、工業資材などの広範な分野に対して有効に使用できる。
図面の簡単な説明
[0028] [図 1]実施例 4において、紡績糸、ポリウレタン弾性糸および水溶性糸を、ポリウレタン 弾性糸を伸長した状態で引き揃えた状態を示す模式図である。
[図 2]実施例 4の(3)で得られた複合撚糸の形態を示す模式図である。
[図 3]実施例 4の(6)で得られた熱水処理後の生地を形成している複合撚糸の形態 を示す模式図である。 発明の詳細な説明
[0029] 以下に本発明につ 、て詳細に説明する。
[0030] [複合撚糸] 本発明の複合撚糸は、少なくとも紡績糸及び水溶性糸で構成されている。本発明 の複合撚糸は、さらに弾性糸をカ卩えた 3種類の糸で構成されて 、てもよ 、。
[0031] (紡績糸)
複合撚糸を構成する紡績糸は、水 (熱水)に溶解しない繊維から形成された紡績糸 であれば、特に限定されず、合成繊維、半合成繊維、再生繊維、天然繊維のいずれ であってもよい。合成繊維としては、例えば、ポリエステル系繊維(ポリエチレンテレフ タレート繊維、ポリトリメチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ポ リエチレンナフタレート繊維などの芳香族ポリエステル繊維など)、ポリアミド系繊維( ポジアミド、 6、ポジアミド、 66、ポジアミド、 11、ポジアミド、 12、ポジアミド、 610、ポジアミド、 612な どの脂肪族ポリアミド系繊維、脂環族ポリアミド系繊維、ポリフエ-レンイソフタルアミド 、ポリへキサメチレンテレフタルアミド、ポリ p フエ-レンテレフタルアミドなどの芳香族 ポリアミド系繊維など)、ポリオレフイン系繊維(ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリ C ォレフィン繊維など)、アクリル系繊維 (アクリロニトリル-塩ィ匕ビュル共重合体など
2-4
のアクリロニトリル単位を有するアクリロニトリル系繊維など)、水 (熱水)不溶性のポリ ビニルアルコール系繊維(エチレンービニルアルコール系共重合体繊維など)、ポリ 塩ィ匕ビュル系繊維 (ポリ塩ィ匕ビニル、塩ィ匕ビュル 酢酸ビニル共重合体、塩ィ匕ビニル アクリロニトリル共重合体の繊維など)、ポリ塩ィ匕ビユリデン系繊維 (塩ィ匕ビユリデンー 塩ィ匕ビュル共重合体、塩ィヒビユリデンー酢酸ビュル共重合体などの繊維)などが挙げ られる。
[0032] 半合成繊維としては、例えば、トリアセテート繊維などのアセテート繊維などが挙げ られる。再生繊維としては、例えば、レーヨン、ポリノジック、キュブラ、リヨセル (例えば 、登録商標名:「テンセル」など)などが挙げられる。天然繊維としては、例えば、木綿 、羊毛(ウール)、絹、麻などが挙げられる。さら〖こ、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維 などの無機繊維を使用してもよい。
[0033] これらの繊維は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。特に、紡績糸は、 これらの繊維から選択された単独紡績糸に限定されず、 2種以上の繊維で構成され た混紡紡績糸であってもよい。これらの繊維は、複合撚糸及びそれを用いて製造す る織編物の用途などに応じて適宜選択すればよい。汎用される繊維としては、例えば 、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、アクリル系繊維などの合成繊維、アセテート 繊維などの半合成繊維、レーヨン、キュブラなどの再生繊維、木綿、ウール、絹など の天然繊維などが挙げられる。特に、弾性糸(ポリウレタン弾性糸など)を必須成分と して用いる場合には、木綿などの天然繊維と組み合わせることにより、天然繊維の風 合 ヽゃ外観を出すことも可能である。
[0034] 紡績糸は、単糸、双糸または 3本以上の合撚糸のいずれであってもよい。本発明に おいて、「紡績糸の撚数」とは、紡績糸を製造するに当たって最後にかけられた撚り の撚数を意味する。例えば、紡績糸が単糸である場合は単糸を製造するために紡績 でかけられた撚数を意味し、双糸の場合は双糸を製造するために 2本の糸を撚り合 わせた撚数を意味し、 3本以上の合撚糸の場合は合撚糸を製造するために 3本以上 の糸を撚り合わせた撚数を意味する。
[0035] 紡績糸の撚数は特に制限されないが、撚数を T (単位:回 Z2. 54cm)、綿番手を S
(単位:番手)とすると、 K=TZ Sで表される撚係数 Kが 1. 5— 5 (好ましくは 2— 4、 さらに好ましくは 2. 5— 3. 5)程度の紡績糸が、紡績糸の品質安定性、複合撚糸の 製造における生産性、紡績糸の入手容易性などの点力も好ま 、。
[0036] 紡績糸が双糸又は 3本以上の合撚糸である場合は、撚糸の生産性、糸のハンドリ ング性、風合、紡績糸の入手容易性などの点から、それらの紡績糸の製造における 最後の撚方向が、双糸または合撚糸の製造に用いた単糸の撚方向と逆方向になつ ているのが好ましい。さらに、紡績糸の最後の撚数 (双糸又は合撚糸の撚数)が、双 糸または合撚糸の製造に用いた単糸の撚数の 0. 3-0. 9倍 (好ましくは 0. 4-0. 8 倍)程度であるのが好ま 、。
[0037] また、紡績糸の番手としては、綿番手 5— 200番 (好ましくは 7— 150番、さらに好ま しくは 10— 100番)程度の糸が、複合撚糸製造の円滑性、紡績糸の入手の容易性、 巿場の要求性などの点力 好まし 、。
[0038] (水溶性糸)
水溶性糸としては、親水性溶媒に対する溶解性を有していれば特に限定されない 力 特に、大気圧下で、水の沸騰温度 (約 100°C)までの温度で水 (熱水)に対して溶 解する糸が好ましい。このような水溶性糸を含む複合撚糸から得られた織編物は、水 溶性糸を水などの親水性溶媒で容易に溶解除去でき、取扱性などにも優れて!/ヽる。 特に、水溶性糸としては、水溶性糸自体を単独で温度 80°C以上 (特に 90°C以上)の 熱水に浸漬して 30分間放置したときに、浸漬前の水溶性糸の重量に対して、 85重 量%以上 (特に 95重量%以上)が前記熱水に溶解する水溶性糸(水不溶性の残渣 力 S15重量%未満、特に 5重量%未満である水溶性糸)が好ましい。水溶性糸の水溶 解性が低いと、複合撚糸を用いて製造した織編物を水で処理しても、複合撚糸中の 水溶性糸を充分に溶解除去できず、織編物に充分な伸縮性や軽量性などを付与す るのが困難となる。また、ポリウレタン弾性糸を用いる場合には、紛績糸によるポリウレ タン弾性糸へのカバーリング性が低下する。
[0039] 水溶性糸を構成する繊維としては、前記水溶解性を充足する限り特に限定されな いが、例えば、水可溶性榭脂で構成された繊維が使用できる。水可溶性榭脂として は、例えば、セルロース系榭脂(ヒドロキシメチルセルロースなどのヒドロキシ C アル
1-3 キルセルロースなど)、ポリビュル系榭脂(ポリビュルピロリドン、ポリビュルエーテル、 ポリビュルアルコール、ポリビュルァセタールなど)、アクリル系共重合体又はそのァ ルカリ金属塩( (メタ)アクリル酸ゃヒドロキシル基含有 (メタ)アクリル酸エステルなどの アクリル系単量体で構成された単位を含む共重合体など)、水溶性ポリアミド系榭脂( ポリオキシエチレン単位を有するポリアミドや、スルホン酸基ゃヒドロキシル基などを 導入したポリアミドなど)、水溶性ポリエステル系榭脂(ポリオキシエチレン単位を有す るポリエステルや、スルホン酸基ゃァミノ基などを導入したポリエステルなど)などが挙 げられる。これらの水可溶性榭脂は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる
[0040] これらのうち、ポリビニル系榭脂、特に、繊維強力、水 (熱水)への高い溶解性、生 分解性、入手容易性などの点から、水可溶性ポリビュルアルコール系榭脂が好まし い。一般に、水可溶性ポリビュルアルコール系榭脂は、熱分解温度と溶融開始温度 とが近接しているため、溶融紡糸が不可能である。従って、本発明では、溶融紡糸可 能な水可溶性ポリビュルアルコール、例えば、重合度を 200— 800 (特に 250— 500 )程度に低下させ、かつォレフィン類 (特にエチレンなどの C α—ォレフィンなど)を
2-10
3— 20モル%(特に 3— 15モル%)程度共重合させたポリビュルアルコール系榭脂 が好ましく使用される。水可溶性ポリビュルアルコール系榭脂で構成された繊維は、 例えば、水溶'性ビニロンなどとして市販されて!、る。
[0041] 水溶性糸は、水溶性である限りは、紡績糸であってもよぐフィラメント糸であっても よい。親水性溶媒で溶解除去し易い点力もは、フィラメント糸が好ましい。フィラメント 糸を用いると、水溶性糸の混率の低!、複合撚糸を用 、て得られた織編物であつても 、水などの親水性溶媒で水溶性糸を速やかに除去できる。
[0042] 水溶性糸の太さは、例えば、 15— 200dtex、好ましくは 20— 150dtex、さらに好ま しくは 25— lOOdtex程度である。水溶性糸の太さがこの範囲にあると、生産性が高く 、紡績糸などの他の糸との撚り合わせも容易にできる。また、複合撚糸の強力を向上 でき、紡績毛羽も低減できる。また、親水性溶媒による溶解除去を容易にできるととも に、溶解除去した後の生地に伸縮性を付与できる。さらに、紡績糸とポリウレタン弾性 糸とを組み合わせる場合、ポリウレタン弾性糸へのカバーリング性も向上できる。
[0043] 本発明では、複合撚糸における除去用糸(織編物にした後に除去する糸)として、 アルカリや酸に溶解又は分解する糸ではなぐ水などの親水性溶媒に溶解する糸( 水溶性糸)を使用した理由としては、織編物を形成している複合撚糸の一部をアル力 リゃ酸で除去した場合は、複合撚糸を構成している紡績糸やポリウレタン弾性糸の変 質や分解を生ずる恐れがあり、水などの親水性溶媒 (特に水)で処理した場合には、 紡績糸やポリウレタン弾性糸の変質や分解を生ずる恐れがないことが挙げられる。こ のような水溶性糸を使用することにより、複合撚糸を構成する紡績糸として広範囲の 種々の紡績糸を使用することができる。すなわち、本発明では、複合撚糸を構成する 紡績糸として、水などの親水性溶媒に溶解しない糸である限りは、アルカリや酸によ つて溶解又は分解し易い糸であっても使用することができ、複合撚糸を構成する紡 績糸の種類や選択の幅が広がり、ひいては複合撚糸から形成される織編物の種類、 特性、風合を色々なものにすることができる。特に、水溶性糸として、水可溶性ポリビ -ルアルコール系榭脂で構成された繊維を用いると、その高い生分解性により、溶解 後の廃液を微生物などにより分解除去できる。
[0044] (弾性糸)
弾性糸は、ゴム成分 (例えば、ジェン系ゴム、アクリル系ゴム、アクリル系ラテックス、 エチレン α—才レフイン系共重合体、エチレン αーォレフイン ポリェン共重合体、 ウレタンゴム、シリコーンゴム、ブチルゴムなど)やエラストマ一(例えば、スチレン系熱 可塑性エラストマ一、ォレフィン系熱可塑性エラストマ一、ポリエステル系熱可塑性ェ ラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマ一、ポリアミド系熱可塑性エラストマ一 など)などで構成された糸であってもよ 、が、ポリウレタン弾性糸が好ま 、。
[0045] ポリウレタン弾性糸は、通称スパンデッタスと称されており、弾性を有するポリウレタ ン系榭脂で構成されている。弾性を有するポリウレタン系榭脂としては、例えば、ポリ オール成分とポリイソシァネート成分との反応により得られるウレタン系重合体であつ てもよい。
[0046] ポリオール成分としては、ポリエーテルポリオール(例えば、ポリエチレングリコール やポリテトラメチレングリコールエーテルなどのポリオキシ C アルキレングリコールな
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ど)や、ポリエステルポリオール(例えば、ブタンジオールなどの C アルキレングリコ
2-6
ールと、アジピン酸などの C 脂肪族ジカルボン酸との反応により得られるポリエステ
4-12
ルジオールなど)などが好ましく使用できる。これらのポリオール成分は、単独で又は 二種以上組み合わせて使用できる。
[0047] ポリイソシァネートとしては、脂肪族ポリイソシァネート [例えば、へキサメチレンジィ ソシァネート (HDI)、トリメチルへキサメチレンジイソシァネート(TMDI)などの脂肪 族ジイソシァネートなど]、脂環族ポリイソシァネート [例えば、イソホロンジイソシァネ ート(IPDI)、水添キシリレンジイソシァネート、水添ビス (イソシアナトフェ -ル)メタン などの脂環族ジイソシァネートなど]、芳香族ポリイソシァネート [例えば、トリレンジィ ソシァネート (TDI)、キシリレンジイソシァネート(XDI)、ビス(イソシアナトフェ -ル)メ タン (MDI)など]などが好ましく使用できる。これらのポリイソシァネートは、単独で又 は二種以上組み合わせて使用できる。
[0048] ポリウレタン弾性糸は、これらの弾性ポリウレタン系榭脂を乾式紡糸、湿式紡糸又は 反応紡糸して得られる慣用のポリウレタン弾性糸を使用できる。ポリウレタン弾性糸は 、モノフィラメント糸でもあってもよく、マルチフィラメント糸であってもよい。ポリウレタン 弾性糸の太さは、例えば、 10— 350dtex、好ましくは 15— 200dtex、さらに好ましく は 20— 150dtex程度である。ポリウレタン弾性糸の太さがこの範囲にあると、紡績糸 および水溶性糸との撚り合わせが容易であり、織編物における水溶性糸を溶解した 後の紡績糸によるカバーリング性が向上し、生地に高い伸縮性を付与できる。
[0049] (紡績糸及び水溶性糸を撚り合わせた複合撚糸)
本発明の複合撚糸において、紡績糸と水溶性糸とを撚り合わせる場合、両者の割 合 (重量比)は、紡績糸 Z水溶性糸 = 20Z80— 98Z2、好ましくは 30Z70— 95Z 5、さらに好ましくは 50Z50— 90Z10程度である。両糸の割合を前記範囲にすると 、製編織性、糸強力、撚りの安定性などに優れる複合撚糸が得られる。しカゝも、複合 撚糸中の水溶性糸を親水性溶媒で溶解除去し易ぐ水溶性糸の除去された隙間を 埋めようとする収縮力が織編物に有効に働いて伸縮性を向上でき、併せて複合撚糸 で形成した織編物から水溶性糸を除去した後の織編物 (布帛)の風合、感触、軽量 性、通気性なども向上できる。水溶性糸の割合が少なすぎると、織編物 (布帛)の伸 縮性、軽量性、通気性などが低下し、硬くて劣った風合になり易い。一方、水溶性糸 の割合が多すぎると、水溶性糸を除去した後の織編物 (布帛)は、形態安定性が低 下し、目寄れなどが生じ易い。
[0050] 紡績糸及び水溶性糸の本数 (糸本数)は、撚糸機のクリル本数の制限、品質管理 の点から、紡績糸が 1一 3本 (好ましくは 1一 2本、特に 1本)であり、かつ水溶性糸が 1 一 3本 (好ましくは 1一 2本、特に 1本)であり、通常、紡績糸 1本及び水溶性糸 1本を 撚り合わせて複合撚糸が形成される。
[0051] このような複合撚糸では、複合撚糸の撚り方向(紡績糸と水溶性糸との撚り合わせ における撚り方向)(以下、複合撚糸の撚りを「上撚」ということがある)が、複合撚糸を 構成する紡績糸の撚り方向(以下、複合撚糸を構成する紡績糸の撚りを「下撚」という ことがある)と逆であり、且つ紡績糸の撚数 A (単位:回 Zm)に対する複合撚糸の撚 数 B (単位:回 Zm)の比(BZA)力 例えば、 1. 3— 3 (すなわち上撚の数が下撚の 数の 1. 3— 3倍)、好ましくは 1. 4一 3、さらに好ましくは 1. 5— 2程度の範囲である。
[0052] なお、本発明では、「複合撚糸の撚数」(上撚の撚数)とは、紡績糸及び水溶性糸( 又は紡績糸、水溶性糸及び弾性糸)を撚り合わせた撚数であり、実際には撚糸工程 時の設定撚数に準じた値となる。
[0053] 撚糸のトルクの低減、風合の向上などの点から、上撚の撚り方向と下撚の撚り方向 とを逆にすることは従来からも行われているが、従来は、上撚の撚数は下撚の撚数の
0. 3— 0. 9倍程度であって、上撚の撚数の方が下撚の撚数よりも少ないのが一般的 である。これに対して、本発明の複合撚糸では、上撚の撚数 (複合撚糸の撚数 A)を 下撚の撚数 (紡績糸の撚数 B)よりも多 、特定の範囲にして ヽる点で、上撚の撚数の 方が下撚の撚数よりも少ない従来技術と大きく相違する。
[0054] 前記複合撚糸では、上撚の撚数が下撚の撚数に対して 1. 3— 3倍程度であるため 、複合撚糸を製造するための合撚時 (上撚を行った際)に、複合撚糸の形態安定性( 撚りの安定性)を保ちながら、上撚が紡績糸の撚り(下撚)を解撚する方向に働く。そ のため、上撚の際に、紡績糸の糸長が長くなり、一方で水溶性糸は加撚されて糸長 が短くなる。そのため、紡績糸の撚数が 0からさらに加撚されるようになっても、紡績 糸の糸長が水溶性糸の糸長よりも大きい関係が保持された状態で撚糸される。その 結果、複合撚糸を良好に製編織でき、得られた織編物から水溶性糸を水で溶解除 去すると、伸縮性が大きくなり、ふつくらとした風合を有し、軽量性、通気性に優れた 布帛が得られる。
[0055] 複合撚糸における上撚の撚数が下撚の撚数に対して 0. 8倍未満であると、複合撚 糸を製造するための合撚時に紡績糸の解撚が不十分であり、さらには水溶性糸の加 撚も不十分であるため、そのような複合撚糸を用いて作製した織編物カゝら水溶性糸 を水で溶解除去しても伸縮性のある布帛が得られない。また、複合撚糸における上 撚の撚数が下撚の撚数に対して 0. 8倍以上 1. 3倍未満の場合は、複合撚糸を製造 する際の紡績糸の解撚は行われるものの、複合撚糸自体の撚りが不十分になるため 、製編織性が低下し、得られた織編物から水溶性糸を親水性溶媒で溶解除去した後 に残留する紡績糸の撚りが不足し、形態の安定な布帛が得られず、例えば、引っ張 ると糸が素抜けするような布帛となる。
[0056] 一方、上撚の撚数が下撚の撚数の 3倍を超えると、上撚をかける際の撚糸工程 (複 合撚糸を製造するための合撚工程)で糸切れなどのトラブルを生じて、複合撚糸の 生産性が低下し、得られた複合撚糸の強度も低下する。さらに、複合撚糸のトルクが 強くなり過ぎて、製編織工程での生産性も低下する。
[0057] 紡績糸と水溶性糸とを撚り合わせる際の撚糸機の種類は特に制限されず、例えば 、ダブルツイスター、リングツイスター、アップツイスターなどの従来汎用の撚糸機を使 用できる。
[0058] (紡績糸、水溶性糸及び弾性糸を撚り合わせた複合撚糸)
紡績糸と水溶性糸と弾性糸とを撚り合わせる場合、各糸の割合は、複合撚糸や織 編物の用途、紡績糸の種類、水溶性糸の種類などに応じて適宜調整できる。
[0059] 紡績糸と弾性糸との割合 (重量比)は、例えば、紡績糸 Z弾性糸 = 50/50-99.
9/0. 1、好ましくは 70Z30— 99. 5/0. 5、さらに好ましくは 80,20— 99,1 (特 に 90Z10— 97Z3)程度である。
[0060] 紡績糸及び弾性糸の合計量と水溶性糸との割合 (重量比)は、例えば、紡績糸及 び弾性糸の合計量 Z水溶性糸 = 30Z70— 99Zl、好ましくは 50Z50— 97Z3、さ らに好ましくは 60Z40— 95Z5 (特に 70Z30— 90Z10)程度である。
[0061] また、紡績糸、弾性糸および水溶性糸の割合は、一般的には、複合撚糸の重量に 基づいて、紡績糸の割合が 20— 98重量%(好ましくは 35— 95重量%)、弾性糸の 割合が 0. 5— 20重量%(好ましくは 0. 8— 15重量%)、および水溶性糸の割合が 1 一 70重量% (好ましくは 4一 55重量%)程度である。
[0062] 紡績糸、弾性糸および水溶性糸の割合が前記範囲にあると、弾性糸が紡績糸の外 側に突出したり露出することが抑制され、製編織性や強力などに優れた複合撚糸が 得られる。さらに、このような複合撚糸を用いて得られた織編物力 複合撚糸中の水 溶性糸を親水性溶媒で容易に溶解除去できるとともに、水溶性糸を除去した隙間を 埋めようとする収縮力が織編物に働いて、織編物 (布帛)の伸縮性、風合が向上し、 紡績糸による弾性糸のカバーリングが十分に行われる。
[0063] 紡績糸、弾性糸および水溶性糸の本数 (糸本数)は、撚糸機のクリル本数の制限、 品質管理の点から、紡績糸カ^ー 3本 (好ましくは 1一 2本)、弾性糸が 1一 2本 (好まし くは 1本)、水溶性糸が 1一 2本 (好ましくは 1本)であり、通常、紡績糸 1本、弾性糸 1 本及び水溶性糸 1本を撚り合わせて複合撚糸が形成される。
[0064] このような複合撚糸では、複合撚糸の撚り方向(紡績糸と弾性糸と水溶性糸との撚 り合わせにおける撚り方向)(上撚)が、複合撚糸を構成する紡績糸の撚り方向(下撚 )と逆である。上撚の撚り方向が下撚の撚り方向と逆であると、複合撚糸の製造にお いて、上撚が紡績糸の撚り(下撚)を多少解撚する方向に働き、この解撚により紡績 糸の糸長が多少長くなり、糸長が長くなつた紡績糸が弾性糸や水溶性糸を覆った状 態で撚糸が行われる。それに伴って、織編物を作製して水溶性糸を溶解した後に、 紡績糸による弾性糸(ポリウレタン弾性糸など)のカバーリングがより良好に行われる。
[0065] 前記複合撚糸にお 、て、複合撚糸の撚数 (上撚の数)が紡績糸の撚数 (下撚の撚 数)の 0. 3— 3倍、好ましくは 0. 5-2. 5倍、さらに好ましくは 0. 8-2. 5倍程度であ る。
[0066] 下撚の撚数が大きすぎると、撚りの安定性が低下し、複合撚糸の強力にバラツキが 発生し、毛羽の抑制が低下する。また、紡績糸による弾性糸及び水溶性糸への覆い 不足などにより製編織性が低下し易ぐ複合撚糸を製造するための撚糸工程におい て、下撚の解撚が不十分になるため、織編物にして水溶性糸を溶解した後に、紡績 糸による弾性糸のカバーリングが不十分になり易 、。
[0067] 一方、上撚の撚数が大きすぎると、上撚をかける際の撚糸工程で糸切れなどのトラ ブルを生じて、複合撚糸の生産性が低下し、得られた複合撚糸の強度も低下する。 さらに、撚りによる複合撚糸のトルクが強くなり過ぎて、製編織工程での生産性も低下 する。
[0068] なお、弾性糸を含む複合撚糸にお 、て、「複合撚糸の撚数」(上撚の撚数)とは、弾 性糸を所定の伸長倍率で伸長した状態で、紡績糸、水溶性糸及び弾性糸を撚り合 わせた撚数であり、実際には撚糸工程時の設定撚数に準じた値となる。すなわち、 上撚の撚数は、弾性糸が最早伸長して 、な 、状態 (元の長さに収縮して戻った状態 )にある複合撚糸の撚数ではない。
[0069] このような複合撚糸は、弾性糸を 2— 5倍、好ましくは 2. 5-4. 5倍、さらに好ましく は 2. 5— 4倍程度に伸長した状態で、紡績糸、弾性糸および水溶性糸の 3種類の糸 を、紡績糸の撚り(下撚)の方向とは逆の方向に撚り合わせる(上撚をかける)ことによ つて円滑に製造することができる。ここで、弾性糸の伸長倍率は、張力がかけられて V、な ヽ弾性糸の長さに対する伸長倍率を意味する。
[0070] 本発明では、弾性糸を伸長した状態で上撚をかけることによって、水溶性糸が溶解 除去された後の織編物に高い伸縮性、特に優れたキックバック性を付与できる。一方 、上撚をかける際の弾性糸の伸長倍率が小さ過ぎると、複合撚糸および織編物の伸 縮性が低くなり、大き過ぎると、弾性糸の縮もうとする力が強くなり過ぎて、撚糸時に 糸切れが多発して複合撚糸を得ることが困難になり、複合撚糸が得られたとしても製 編織の生産性が低下する。
[0071] 紡績糸、弾性糸および水溶性糸を撚り合わせる際の撚糸機の種類も、特に制限さ れず、例えば、ダブルツイスター、リングツイスター、アップツイスターなどの従来汎用 の撚糸機を使用できる。
[0072] [織編物 (布帛)及びその製造方法]
本発明の織編物 (布帛)は前記複合撚糸を用いて得られるが、前記複合撚糸は、 通常、トルクを有している。複合撚糸がトルクを有していても製編織工程に支障を及 ぼさない場合は、トルクを減ずることなぐ複合撚糸をそのまま織編物の製造に使用 することができる。一方、トルクを有していることにより製編織工程に支障を及ぼす場 合は、熱処理を施してトルクを減じるのが好ましい。トルクを減じるための熱処理温度 は、複合撚糸を構成する紡績糸、水溶性糸、弾性糸などの種類、複合撚糸のトルク の強さになどによって適宜決定できる。本発明では、前記複合撚糸を用いることによ つて、高い伸縮性を有する織編物を製造することができる。
[0073] 本発明の織編物 (布帛)は、種類や組織の内容などは特に制限されず、例えば、織 物 (平織り、斜文織り、糯子織りなど)や、編物 (機械編み、力ゝぎ針編み、棒針編み、ァ フガン編み、レース編みなど)などであってもよい。本発明の複合撚糸は糸強力も高 いため、例えば、高速 (例えば、織速度又は編速度 0. 05mZ分以上)の織機や編機 により織編物を製造しても糸切れなどのトラブル発生しないため、生産性が高い。
[0074] 本発明の織編物は少なくとも前記複合撚糸を用いて製造され、目的とする織編物 の種類や用途 (要求される伸縮の程度など)に応じて、前記複合撚糸の使用割合を 調節することができる。織編物に対する複合撚糸の使用割合は、織編物の全重量に 対して、例えば、複合撚糸が 10重量%以上 (例えば、 10— 100重量%)、好ましくは 20重量%以上 (例えば、 20— 100重量%)、さらに好ましくは 25重量%以上 (例えば 、 25— 100重量%)程度である。なお、後述するように、水溶性糸は親水性溶媒で抽 出除去されるが、織編物中におけるの複合撚糸の前記割合は、水溶性糸を含む値 である。複合撚糸の割合が低すぎると、水溶性糸を除去しても、伸縮性の高い布帛 が得られ難い。
[0075] 本発明では、複合撚糸を用いて製造した織編物から、複合撚糸中の水溶性糸を親 水性溶媒で抽出除去することにより、高い伸縮性を有する布帛が得られる。親水性 溶媒としては、水の他、アルコール類 (メタノール、エタノール、イソプロパノールなど) 、ケトン類 (アセトンなど)、エーテル類 (テトラヒドロフランなど)、セロソルブ類 (メチル セロソルブ、ェチルセ口ソルブなど)、カルビトール類(カルビトール、ジエチレングリコ ールジメチルエーテルなど)などが挙げられる。これらの親水性溶媒は、単独で又は 二種以上組み合わせて使用できる。これらの親水性溶媒のうち、水、エタノールなど のじ アルコール類、アセトンなどのケトン類、水と他の親水性溶媒との混合溶媒など
1-3
が好ましぐ通常、水が使用される。
[0076] 水溶性糸を抽出 (溶解除去)する方法は、特に限定されないが、簡便な方法で水溶 性糸を効率よく除去できる点から、高温の親水性溶媒に浸漬する方法であってもよい 。親水性溶媒として水を用いる場合、抽出水は中性であってもよぐアルカリ又は酸 性水溶液であってもよい。また、界面活性剤などを添加した水溶液であってもよい。
[0077] 抽出処理温度は、水溶性糸を構成する繊維の種類や溶媒に対する溶解度、糸の 形態や太さなどに応じて調節できる力 例えば、熱水を用いて水溶性ポリビニルアル コール系繊維で構成された水溶性糸を抽出する場合には、例えば、 40— 120°C、好 ましくは 50— 110°C、さらに好ましくは 60— 100°C (特に 70— 100°C)程度である。こ のような温度で処理すると、水溶性糸を短時間で速やかに織編物から除去できる。処 理温度が低すぎると、水溶性糸の抽出性が十分でなぐ生産性が低下する。また、処 理温度が高すぎると、水溶性糸の溶解時間が極端に短くなるとともに、織編物の品質 も低下し易い。
[0078] 親水性溶媒の割合は、織編物に対して 2倍 (重量基準)以上であり、例えば、 2— 1 000倍、好ましくは 3— 100倍、さらに好ましくは 5— 50倍程度である。親水性溶媒の 量が少なすぎると、水溶性糸の除去が不十分となる。なお、抽出除去が不十分な場 合には、水溶性糸を含まないフレッシュな親水性溶媒を用いて、再度親水性溶媒浴 中で水溶性糸を抽出除去してもよ!/ヽ。 [0079] 抽出処理時間についても、目的や使用する装置、処理温度に応じて適宜調整が可 能であるが、生産効率、安定性、得られる織編物の品質'性能などを考慮すると、例 えば、 1一 300分間、好ましくは 5— 200分間、さらに好ましくは 10— 100分間(特に 1 5— 60分間)程度である。
[0080] 水溶性糸を抽出処理した後の織編物 (布帛)は自然乾燥してもよいが、布帛の風合 いや通気性を向上させる点から、加熱して乾燥するのが好ましい。乾燥温度は、織編 物を構成する繊維の種類などに応じて適宜選択でき、例えば、 60°C以上、好ましく は 80— 300°C、さらに好ましくは 100— 200°C (特に 120— 160°C)程度である。乾 燥時間は、例えば、 0. 5分一 24時間、好ましくは 1分一 10時間、 3分一 1時間程度で ある。
[0081] なお、このような親水性溶媒による処理は、生産工程の円滑性、織編物の品質の点 から、織編物を染色したり、織編物に榭脂を付着する工程の前に行うのが好ましい。 染色工程ゃ榭脂付着工程中またはこれらの工程の後に水溶性糸の抽出処理を行う と、染色工程ゃ榭脂付着工程に支障を与えるとともに、水溶性糸の除去が充分に行 われなくなる。
[0082] 本発明の織編物 (布帛)には、必要に応じて、安定剤 (熱安定剤、紫外線吸収剤、 光安定剤、酸化防止剤など)、微粒子、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、可塑剤、潤滑 剤、結晶化速度遅延剤などの添加剤が含まれていてもよい。これらの添加剤は、単 独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらの添加剤は、複合撚糸を構成す る各糸、複合撚糸、織編物のいずれに含まれていてもよい。
産業上の利用可能性
[0083] このようにして得られた布帛は、高い伸縮性とふくらみのある良好な感触を有し、し 力も軽量性、通気性などにも優れている。従って、このような性質を活力して、例えば 、衣料 (スポーツ衣料、肌着、ファンデーションなど)、医療材料 (弾性包帯など)、車 輛用材料 (車輛内装材など)、工業資材 (ベルトコンベア用生地など)などに有効に利 用できる。
実施例
[0084] 以下に、実施例などにより本発明を具体的に説明する力 本発明は以下の例に何 ら限定されるものではない。なお、実施例および比較例において、織物(平織生地) の伸長率は次のようにして測定した。
[0085] [平織生地の伸長率]
(1)以下の例で製造した平織生地から、生地の経方向の寸法が 15cm (長さ)で緯 方向の寸法が 2. 5cm (幅)である試験片(a)と、生地の経方向の寸法が 2. 5cm (幅) で緯方向の寸法が 15cm (長さ)である試験片 (b)をそれぞれ切り取った。
[0086] (2)前記(1)で切り取った試験片(a)の長さ方向の一方の端部の中央 (幅方向の中 央)に lgの重りを取り付けて、重りを付けた端部を下にして試験片を垂直に吊してそ の状態で 1分間放置し、その時の試験片 (a)の長さ (La )を測定した。
1
[0087] 次いで、前記 lgの重りを試験片(a)の端部力も取り去り、代わりに 300gの重りを同 じ箇所に取り付けて垂直に吊してその状態で 3分間放置し、その時の試験片(a)の 長さ (La ) (cm)を測定して、下記の数式 (i)から平織生地の経方向の伸長率 (%)を
2
求めた。
[0088] 経方向の伸長率(%) = { (La -La ) /La } X 100 (i)
2 1 1
(3)前記(1)で切り取った試験片 (b)の長さ方向の一方の端部の中央 (幅方向の中 央)に lgの重りを取り付けて、重りを付けた端部を下にして試験片を垂直に吊してそ の状態で 1分間放置し、その時の試験片 (b)の長さ (Lb )を測定した。
1
[0089] 次いで、前記 lgの重りを試験片 (b)の端部から取り去り、代わりに 300gの重りを同 じ箇所に取り付けて垂直に吊してその状態で 3分間放置し、その時の試験片 (b)の 長さ (Lb ) (cm)を測定して、下記の数式 (ii)から平織生地の緯方向の伸長率 (%)を
2
求めた。
[0090] 緯方向の伸長率(0/0) = { (Lb Lb ) /Lb } X 100 (ii)
2 1 1
実施例 1
(1) (i)紡績糸として、撚数が 600回 Zm(Z撚)の木綿 100%の 20番手紡績糸(都 築紡績 (株)製、「TS20単糸」)を準備した。なお、この紡績糸は、 2. 54cm当りの撚 数 T= 15. 24回であり、番手 S = 20であること〖こより、式: K= (TZ S)から求めら れる撚り係数 Κは、 15. 24/^20= 15. 24/4. 47 = 3. 24である。
[0091] (ii)水溶性糸として、ポリビュルアルコールマルチフィラメント糸(56dtex) (80°Cの 水に溶解する糸)((株)クラレ製、「水溶性ビニロン」)を準備した。
[0092] (2)前記( 1)で準備した紡績糸 1本と水溶性糸 1本とを、ダブルツイスター (村田機 械 (株)製、「36M」 )に供給して、撚数 (上撚)が 1000回 Zm (S撚)となるようにして 撚り合わせて複合撚糸を製造した [複合撚糸の撚数 Bと紡績糸の撚数の撚数 Aとの 比(BZA) =約 1. 67]。
[0093] (3)前記(2)で得られた複合撚糸から所定長(lm)の糸を切り取って、試料糸とし、 その試料糸の上撚を解除して、紡績糸と水溶性糸との 2種類の糸に分離し、分離し たそれぞれの糸の重量を測定し、その測定結果力も複合撚糸におけるそれぞれの 糸の割合を求めたところ、前記複合撚糸は紡績糸 84重量%及び水溶性糸 16重量 %で構成されていた。
[0094] (4)前記(2)で得られた複合撚糸を経糸および緯糸として使用して、経 25本 Zcm 、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複合撚糸の混率 100重量 %)。製織においては、経糸にサイジング処理を施すことなく製織工程を実施したが、 糸切れなどのトラブルを全く生ずることなぐ平織生地を高速で織ることができ、製織 量産性に優れていた (織速度 0. lmZ分)。
[0095] (5)前記 (4)で得られた平織生地を、 80°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 (水 に対する生地の比率) = 1 : 10)、生地を形成して!/ヽる複合撚糸中の水溶性糸を溶解 除去し、次いで生地を水から取り出して 150°Cで 2分間乾燥した。これにより得られた 生地の経方向および緯方向の伸長率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長 率が 20%および緯方向の伸長率が 22%であり、高い伸縮性を有していた。し力も、 この生地は、ふつくらとしていて風合に優れ、軽量性及び通気性にも優れていた。
[0096] 実施例 2
(1)木綿 40番双糸を経糸として使用し、実施例 1の(2)で得られた複合撚糸を緯糸 として使用し、経 25本 Zcm、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地におけ る複合撚糸の混率 40%)。製織においては、経糸にサイジング処理を施すことなく前 記製織工程を実施したが、糸切れなどのトラブルを全く生ずることなぐ平織生地を高 速で織ることができ、製織量産性に優れていた (織速度 0. lmZ分)。
[0097] (2)前記( 1)で得られた平織生地を、 80°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地の緯糸をなす複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水から 取り出して 150°Cで 2分間乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方向 の伸長率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 11%および緯方向の伸 長率が 23%であり、緯方向に高い伸縮性を有していた。その上、この生地は、ふつく らとして 、て風合に優れ、しかも軽量性および通気性にも優れて 、た。
[0098] 実施例 3
( 1) (i)撚数が 800回 Zm (Z撚)の木綿 100%の 40番手紡績糸 (都築紡績 (株)製 、「TS40単糸」)を準備し、この紡績糸 2本をダブルツイスター (村田機械 (株)製、「3 6M」)に供給して撚数 600回 Zm (S撚)で撚糸して双糸を製造した。
[0099] (ii)水溶性糸として、ポリビュルアルコールマルチフィラメント糸(56dtex) (80°Cの 水に溶解する糸)(株式会社クラレ製「水溶性ビニロン」)を準備した。
[0100] (2)前記(1)で準備した双糸(紡績糸)と水溶性糸を、ダブルツイスター (村田機械( 株)製、「36M」 )に供給して、撚数 (上撚)が 1000回 Zm (Z撚)となるようにして撚り 合わせて複合撚糸を製造した [複合撚糸の撚数 Bと紡績糸の撚数 Aとの比 (BZA) =約 1. 67]。
[0101] (3)前記(2)で得られた複合撚糸から所定長(lm)の糸を切り取って、試料糸とし、 その試料糸の上撚を解除して、紡績糸(双糸)と水溶性糸との 2種類の糸に分離し、 分離したそれぞれの糸の質量を測定し、その測定結果力 複合撚糸におけるそれぞ れの糸の割合を求めたところ、前記複合撚糸は紡績糸(双糸) 85質量%ぉよび水溶 性糸 15重量%で構成されて 、た。
[0102] (4)木綿 40番双糸を経糸として使用し、前記(2)で得られた複合撚糸を緯糸として 使用して、経 25本 Zcm、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複 合撚糸の混率 40%)。製織においては、経糸にサイジング処理を施すことなく製織 工程を実施した力 糸切れなどのトラブルを全く生ずることなぐ平織生地を高速で織 ることができ、製織量産性に優れていた (織速度 0. lmZ分)。
[0103] (5)前記 (4)で得られた平織生地を、 80°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地を形成している複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水か ら取り出して 150°Cで 2分間乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方 向の伸長率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 10%および緯方向の 伸長率が 21%であり、緯方向に高い伸縮性を有していた。また、この生地は、ふつく らとして 、て風合に優れ、軽量性および通気性にも優れて 、た。
[0104] 比較例 1
( 1)撚数が 600回 Zm (Z撚)の木綿 100%の 20番手紡績糸 (都築紡績 (株)製、「 TS20単糸」)と、実施例 1で使用したポリビュルアルコールマルチフィラメント糸(56d tex)で構成された水溶性糸とを、ダブルツイスター (村田機械 (株)製、「36M」)に供 給して、撚数 (上撚)が 400回 Zm (S撚)となるようにして撚り合わせて複合撚糸を製 造した [複合撚糸の撚数 Bと紡績糸の撚数 Aとの比 (BZA) =約 0. 67]。
[0105] (2)前記(1)で得られた複合撚糸から所定長(lm)の糸を切り取って、試料糸とし、 その試料糸の上撚を解除して、紡績糸と水溶性糸との 2種類の糸に分離し、分離し たそれぞれの糸の重量を測定し、その測定結果力も複合撚糸におけるそれぞれの 糸の割合を求めたところ、この複合撚糸は紡績糸 84質量%ぉよび水溶性糸 16質量 %で構成されていた。
[0106] (3)木綿 40番双糸を経糸として使用し、前記(1)で得られた複合撚糸を緯糸として 使用して、経 25本 Zcm、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複 合撚糸の混率 40重量%) (織速度 0. lmZ分)。
[0107] (4)前記(3)で得られた平織生地を、 80°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地を形成している複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水か ら取り出して 150°Cで乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方向の伸 長率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 11%および緯方向の伸長率 力 S 12%であり、伸縮性が低力つた。
[0108] 比較例 2
( 1)撚数が 600回 Zm (Z撚)の木綿 100%の 20番手紡績糸 (都築紡績 (株)製、「 TS20単糸」)と、実施例 1で使用したじポリビュルアルコールマルチフィラメント糸(5 6dtex)で構成された水溶性糸とを、ダブルツイスター (村田機械 (株)製、「36M」)に 供給して、撚数 (上撚)が 700回 Zm (S撚)となるようにして撚り合わせて複合撚糸を 製造した [複合撚糸の撚数 Bと紡績糸の撚数 Aとの比 (BZA) =約 1. 17]。 [0109] (2)前記(1)で得られた複合撚糸から所定長(lm)の糸を切り取って、試料糸とし、 その試料糸の上撚を解除して、紡績糸と水溶性糸の 2種類の糸に分離し、分離した それぞれの糸の質量を測定し、その測定結果力 複合撚糸におけるそれぞれの糸 の割合を求めたところ、この複合撚糸は紡績糸 84質量%ぉよび水溶性糸 16重量% で構成されていた。
[0110] (3)木綿 40番双糸を経糸として使用し、前記(1)で得られた複合撚糸を緯糸として 使用して、経 25本 Zcm、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複 合撚糸の混率 40重量%) (織速度 0. lmZ分)。
[0111] (4)前記(3)で得られた平織生地を、 80°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地を形成している複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水か ら取り出して 150°Cで 2分間乾燥した。これにより得られた生地を緯方向に引っ張つ たところ、糸が抵抗感なく素抜けしてしまい、実用価値のないものであった。
[0112] 比較例 3
撚数が 600回 Zm (Z撚)の木綿 100%の 20番手紡績糸(都築紡績社製「TS20単 糸」)と、実施例 1で使用したポリビュルアルコールマルチフィラメント糸(56dtex)で 構成された水溶性糸とを、ダブルツイスター (村田機械 (株)製、「36M」)に供給して 、撚数 (上撚)が 3500回 Zm (S撚)となるようにして撚り合わせて複合撚糸を製造し ようとしたところ [上撚の撚数 Bと紡績糸の撚数 Aの比(BZA) =約 5. 93]、糸切れが 多くて撚糸が困難で、複合撚糸を製造することができな力つた。
[0113] 比較例 4
( 1) (i)撚数が 350回 Zm (Z撚)の木綿 100%の 10番手紡績糸 (都築紡績 (株)製 、「TS10単糸」)を準備し、この紡績糸 2本をダブルツイスター (村田機械 (株)製、「3 6M」)に供給して撚数 300回 Zm (S撚)で撚糸して双糸を製造した。
[0114] (ii)水溶性糸として、実施例 1で使用したポリビニルアルコールマルチフィラメント糸
(56dtex)を準備した。
[0115] (2)前記(1)で準備した双糸(紡績糸)と水溶性糸を、ダブルツイスター (村田機械( 株)製、「36M」 )に供給して、撚数 (上撚)が 600回 Zm (Z撚)となるようにして撚り合 わせて複合撚糸を製造した [複合撚糸の撚数 Bと紡績糸の撚数 Aの比 (BZA) = 2] [0116] (3)前記(2)で得られた複合撚糸から所定長(lm)の糸を切り取って、試料糸とし、 その試料糸の上撚を解除して、紡績糸(双糸)と水溶性糸の 2種類の糸に分離し、分 離したそれぞれの糸の質量を測定し、その測定結果力 複合撚糸におけるそれぞれ の糸の割合を求めたところ、この複合撚糸は紡績糸(双糸) 98. 2重量%ぉよび水溶 性糸 1. 8重量%で構成されていた。
[0117] (4)木綿 40番双糸を経糸として使用し、前記(2)で得られた複合撚糸を緯糸として 使用して、経 25本 Zcm、緯 13本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複 合撚糸の混率 50重量%)。
[0118] (5)前記 (4)で得られた平織生地を、 80°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地を形成している複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水か ら取り出して 150°Cで 2分間乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方 向の伸長率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 10%および緯方向の 伸長率が 13%であって伸縮性が低力つた。
[0119] 比較例 5
(1) (i)紡績糸として、撚数が 1500回 Zm(Z撚)の木綿 100%の 120番手紡績糸 [ Royal Textile Mills Ltd. (インド)製「Royal 120」]を準備した。
[0120] (ii)水溶性糸として、ポリビュルアルコールマルチフィラメント糸(330dtex) (80°C の水に溶解する糸)((株)クラレ製「水溶性ビニロン」)を準備した。
[0121] (2)前記(1)で準備した紡績糸 1本と水溶性糸 1本を、ダブルツイスター (村田機械
(株)製、「36M」 )に供給して、撚数 (上撚)が 2500回 Zm (S撚)となるようにして撚り 合わせて複合撚糸を製造した [複合撚糸の撚数 Bと紡績糸の撚数の撚数 Aの比 (B ZA) =約 1. 67]。
[0122] (3)前記(2)で得られた複合撚糸から所定長(lm)の糸を切り取って、試料糸とし、 その試料糸の上撚を解除して、紡績糸と水溶性糸の 2種類の糸に分離し、分離した それぞれの糸の質量を測定し、その測定結果力 複合撚糸におけるそれぞれの糸 の割合を求めたところ、この複合撚糸は紡績糸 13重量%ぉよび水溶性糸 87重量% で構成されていた。 [0123] (4)木綿 40番双糸を経糸として使用し、前記(2)で得られた複合撚糸を緯糸として 使用して、経 25本 Zcm、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複 合撚糸の混率 40重量%) (織速度 0. lmZ分)。
[0124] (5)前記 (4)で得られた平織生地を、 80°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地を形成している複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水か ら取り出して 150°Cで 2分間乾燥した。これにより得られた生地は、形態安定性に劣 つていて目寄れが生じ易ぐ実用価値が低力つた。
[0125] 比較例 6
(1)経糸として木綿 40番双糸の 1本を使用し、緯糸として実施例 1の(2)で得られた 複合撚糸と木綿 30番双糸を 1本: 4本の割合で使用して、経 25本 Zcm、緯 13本 Zc mの平織生地を製織した(平織生地における複合撚糸の混率 8重量%)。
[0126] (2)前記(1)で得られた平織生地を、 80°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地を形成している複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水か ら取り出して 150°Cで 2分間乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方 向の伸長率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 11 %および緯方向の 伸長率が 10%であり、伸縮性が低力つた。
[0127] 実施例 4
(1) (i)紡績糸として、撚数が 600回 Zm(Z撚)の木綿 100%の 20番手紡績糸(都 築紡績 (株)製、「TS20単糸」)を準備した。
[0128] (ii)ポリウレタン弾性糸として、単繊維繊度が 78dtexである弾性ポリウレタンで構成 されたマルチフィラメント糸(オペロンテックス社製、「ライクラ 127C」 )を準備した。
[0129] (iii)水溶性糸として、実施例 1で使用したポリビニルアルコールマルチフィラメント糸
(56dtex) (90°Cの熱水に完全に溶解する糸)((株)クラレ製「水溶性ビニロン」)を準 備し 7こ。
[0130] (2)図 1の模式図に示すように、前記(1)で準備した紡績糸 1、ポリウレタン弾性糸 2 および水溶性糸 3を、それぞれ 1本ずつ、ポリウレタン弾性糸を 3. 5倍に伸長した状 態で、ほぼ平行に引き揃えて、チーズ状に巻き付けてチーズとした。
[0131] (3)前記(2)で得られたチーズから前記 3種類の糸を巻き戻しながら、ポリウレタン 弾性糸を前記した 3. 5倍に伸長した状態で、ダブルツイスター (村田機械 (株)製、「 36M」)を使用して、複合撚糸における撚数が 1200回/ m (S撚)となるようにして撚 り合わせて (上撚をかけて)、図 2の模式図に示す複合撚糸(太さ 369dtex)を得た。 これにより得られた複合撚糸では、図 2に示すように、ポリウレタン弾性糸 2と水溶性 糸 3が紛績糸 1によってカバーリングされて ヽて、ポリウレタン弹'性糸 2が紛績糸 1より も外側に突出すると ヽぅトラブルは何ら生じて ヽなかった。
[0132] (4)前記(3)で得られた複合撚糸から所定長(lm)の糸を切り取って、試料糸とし、 その試料糸の上撚を解除して、紡績糸、ポリウレタン弾性糸および水溶性糸の 3種類 の糸に分離し、分離したそれぞれの糸の質量を測定し、その測定結果力 複合撚糸 におけるそれぞれの糸の割合を求めたところ、この複合撚糸は紡績糸 79. 1重量%、 ポリウレタン弾性糸 6重量%および水溶性糸 14. 9重量%で構成されて 、た。
[0133] (5)前記(3)で得られた複合撚糸を経糸および緯糸として使用して、経 25本 Zcm 、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複合撚糸の混率 100重量 %)。製織においては、経糸にサイジング処理を施すことなく前記製織工程を実施し たが、糸切れなどのトラブルを全く生ずることなぐ平織生地を高速で織ることができ、 製織量産性に優れていた (織速度 0. lmZ分)。
[0134] (6)前記(5)で得られた平織生地を、 90°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地を形成している複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水か ら取り出して 150°Cで 2分間乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方 向の伸長率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 23%および緯方向の 伸長率が 27%であり、高い伸縮性を有し、し力も反発性にも優れていた。また、得ら れた生地は、水溶性糸の水による溶解除去によって、ふつくらとしていて、軽量性に 優れていた。
[0135] また、熱水処理後の生地を構成している経糸および緯糸の構造を観察したところ、 図 3の模式図に示すように、木綿製紡績糸 1がポリウレタン弾性糸 2を良好にカバーリ ングしていて、生地に良好な風合を与えていた。
[0136] 実施例 5
(1)木綿 40番双糸を経糸として使用し、実施例 4の(6)で得られた複合撚糸を緯糸 として使用し、経 25本 Zcm、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地におけ る複合撚糸の混率 40重量%)。製織においては、経糸にサイジング処理を施すこと なく前記製織工程を実施したが、糸切れなどのトラブルを全く生ずることなぐ平織生 地を高速で織ることができ、製織量産性に優れていた (織速度 0. lmZ分)。
[0137] (2)前記(1)で得られた平織生地を、 90°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地の緯糸をなす複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水から 取り出して 150°Cで 2分間乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方向 の伸長率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 8%および緯方向の伸長 率が 28%であり、緯方向に高い伸縮性を有し、し力も反発性にも優れていた。その 上、得られた生地は、水溶性糸の水による溶解除去によって、ふつくらとしていて、軽 量性に優れていた。さらに、水 (熱水)処理後の生地を構成している緯糸は、図 3の模 式図に示すように、木綿製紡績糸がポリウレタン弾性糸を良好にカバーリングしてい て、それにより生地に良好な風合が付与されていた。
[0138] 比較例 7
(1)実施例 4で使用した紡績糸(Z撚、撚数 600回 Zm) 1本と、実施例 4で使用した ポリウレタン弾性糸 1本とを、ほぼ平行に引き揃えてチーズ状に巻き付けてチーズとし た。
[0139] (2)前記(1)で得られたチーズから前記 2種類の糸を巻き戻しながら、ポリウレタン 弾性糸を前記した 3. 5倍に伸長した状態で、実施例 4で使用したのと同じダブルツイ スターを使用して、複合撚糸における撚数が 1200回/ m (S撚)となるようにして撚り 合わせて (上撚をかけて)、複合撚糸(太さ 314dtex)を得た。
[0140] (3)木綿 40番双糸を経糸として使用し、前記(2)で得られた複合撚糸を緯糸として 使用し、経 25本 Zcm、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複 合撚糸の混率 40重量%)。これにより得られた生地の経方向および緯方向の伸長率 を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 8%および緯方向の伸長率が 13% であり、実施例 4および実施例 5で得られた熱水による水溶性糸の溶解除去後の生 地に比べて伸縮性に劣っており、またふつくら感および軽量性の点でも劣っていた。
[0141] 比較例 8 (1)実施例 4で使用した紡績糸(Z撚、撚数 600回 Zm)、実施例 4で使用したポリウ レタン弾性糸 1本および実施例 4で使用した水溶性糸 1本とを、ポリウレタン弾性糸を 3. 5倍に伸長した状態でほぼ平行に引き揃えてチーズ状に巻き付けてチーズとした
[0142] (2)前記(1)で得られたチーズから前記 3種類の糸を巻き戻しながら、ポリウレタン 弾性糸を前記した 3. 5倍に伸長した状態で、実施例 4で使用したのと同じダブルツイ スターを使用して、複合撚糸における撚数が 150回/ m (S撚)となるようにして撚り合 わせた (上撚を力けた)後、ポリウレタン弾性糸に力けて 、た張力を解除して複合撚 糸を得た。
[0143] (3)木綿 40番双糸を経糸として使用し、前記(2)で得られた複合撚糸を緯糸として 使用し、経 25本 Zcm、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複 合撚糸の混率 40%)。製織においては、複合撚糸における撚数 (上撚の撚数)が紡 績糸の撚数 (下撚の撚数)の 0. 25倍であったことにより、複合撚糸(緯糸)での紡績 糸によるポリウレタン弾性糸などへの覆いが不足し、ポリウレタン弾性糸が外方に露 出する部分が多ぐまた毛羽抑えが不足し、さらには強力のバラツキのため、製織に お!、て糸切れが多発して製織生産性に劣って 、た。
[0144] (4)前記(3)で得られた平織生地を、 90°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1:
10)、生地の緯糸をなす複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水から 取り出して 150°Cで乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方向の伸長 率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 8%および緯方向の伸長率が 23 %であり、緯方向に高い伸縮性を有していた力 紡績糸によるポリウレタン弾性糸の カバーリング不足により、ポリウレタン弾性糸の露出が多ぐ商品価値が劣っていた。
[0145] 比較例 9
(1)実施例 4で使用した紡績糸(Z撚、撚数 600回 Zm)、実施例 4で使用したポリウ レタン弾性糸 1本および実施例 1で使用した水溶性糸 1本を、ポリウレタン弾性糸を 5 . 5倍に伸長した状態でほぼ平行に引き揃えてチーズ状に巻き付けてチーズとした。
[0146] (2)前記(1)で得られたチーズから前記 3種類の糸を巻き戻しながら、ポリウレタン 弾性糸を前記した 5. 5倍に伸長した状態で、実施例 4で使用したダブルツイスターを 使用して、複合撚糸における撚数が 1200回 Zm (S撚)となるようにして撚り合わせて (上撚をかけて)複合撚糸を製造しょうとしたが、ポリウレタン弾性糸による収縮力が強 すぎて撚糸工程に支障をきたし、複合撚糸を製造することができな力つた。
[0147] 比較例 10
(1)実施例 4で使用した紡績糸(Z撚、撚数 600回 Zm)、実施例 4で使用したポリウ レタン弾性糸 1本および実施例 4で使用した水溶性糸 1本を、ポリウレタン弾性糸を 3 . 5倍に伸長した状態でほぼ平行に引き揃えてチーズ状に巻き付けてチーズとした。
[0148] (2)前記(1)で得られたチーズから前記 3種類の糸を巻き戻しながら、ポリウレタン 弾性糸を前記した 3. 5倍に伸長した状態で、実施例 1で使用したのと同じダブルツイ スターを使用して、複合撚糸における撚数が 2100回 Zm (S撚)となるようにして撚り 合わせて (上撚をかけて)複合撚糸を製造しょうとしたが、糸のトルクが強すぎて撚糸 機に絡み易ぐし力も糸が強いトルクに耐えられず糸切れが多発し、複合撚糸を製造 することができな力つた。
[0149] 比較例 11
(1)実施例 4で使用した紡績糸(Z撚、撚数 600回 Zm)、実施例 4で使用したポリウ レタン弾性糸 1本および実施例 4で使用した水溶性糸 1本を、ポリウレタン弾性糸を 1 . 5倍に伸長した状態でほぼ平行に引き揃えてチーズ状に巻き付けてチーズとした。
[0150] (2)前記(1)で得られたチーズから前記 3種類の糸を巻き戻しながら、ポリウレタン 弾性糸を前記した 1. 5倍に伸長した状態で、実施例 1で使用したのと同じダブルツイ スターを使用して、複合撚糸における撚数が 1200回/ m (S撚)となるようにして撚り 合わせた (上撚をかけた)後、ポリウレタン弾性糸にかけて!、た張力を解除して複合 撚糸を得た。
[0151] (3)木綿 40番双糸を経糸とし、前記(2)で得られた複合撚糸を緯糸として、経 25本 Zcm、緯 20本 Zcmの平織生地を製織した(平織生地における複合撚糸の混率 40 重量%)。
[0152] (4)前記(3)で得られた平織生地を、 90°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地の緯糸をなす複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地を水から 取り出して 150°Cで乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方向の伸長 率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 8%および緯方向の伸長率が 9 %であった。
[0153] 比較例 12
( 1)経糸として木綿 40番双糸を使用し、緯糸として実施例 4の前記(3)で得られた 複合撚糸と木綿 20番双糸を 1: 3 (糸長比)の割合で使用して、経 25本 Zcm、緯 20 本 Zcmの平織生地を製織した (平織生地における複合撚糸の混率 8重量%)。
[0154] (2)前記(1)で得られた平織生地を、 90°Cの熱水中に 30分間浸漬して (浴比 = 1: 10)、生地の緯糸の一部をなす複合撚糸中の水溶性糸を溶解除去し、次いで生地 を水から取り出して 150°Cで乾燥した。これにより得られた生地の経方向および緯方 向の伸長率を前記方法で測定したところ、経方向の伸長率が 8%および緯方向の伸 長率が 10%であった。

Claims

請求の範囲 [1] 少なくとも紡績糸及び水溶性糸を撚り合わせた複合撚糸であって、複合撚糸の撚り 方向が紡績糸の撚り方向と逆であり、かつ下記要件(1)又は(2)を充足する複合撚 糸。
(1)複合撚糸の撚数が、紡績糸の撚数に対して 1. 3— 3倍であり、かつ紡績糸と水 溶性糸との割合 (重量比)力 紡績糸 Z水溶性糸 = 20Z80— 98Z2であること
(2)さらに 2— 5倍に伸長した弾性糸が撚り合わされ、かつ複合撚糸の撚数が、紡績 糸の撚数に対して 0. 3— 3倍であるとともに、紡績糸と前記弾性糸との割合 (重量比) 力、紡績糸 Ζ弾性糸 = 50Ζ50— 99. 9/0. 1であり、紡績糸及び弾性糸の合計量 と水溶性糸との割合 (重量比)が、紡績糸及び弾性糸の合計量 Ζ水溶性糸 = 30/7 0— 99Z1であること
[2] 要件(2)を充足する複合撚糸であって、弾性糸がポリウレタン弾性糸である請求項 1記載の複合撚糸。
[3] 要件(2)を充足する複合撚糸であって、複合撚糸の重量に基づいて、紡績糸の割 合が 20— 98重量%、弾性糸の割合が 0. 5— 20重量%ぉよび水溶性糸の割合が 1 一 70重量%である請求項 1記載の複合撚糸。
[4] 水溶性糸が、水溶性のフィラメント糸である請求項 1記載の複合撚糸。
[5] 少なくとも紡績糸及び水溶性糸を撚り合わせて複合撚糸を製造する方法であって、 紡績糸の撚り方向とは逆の方向に、複合撚糸を撚り合わせて請求項 1記載の複合撚 糸を製造する方法。
[6] 請求項 1記載の要件(1)を充足する複合撚糸を製造する方法であって、紡績糸及 び水溶性糸を引き揃え、複合撚糸の撚数が、紡績糸の撚数に対して 1. 3— 3倍とな るように、紡績糸及び水溶性糸を撚り合わせる請求項 5記載の方法。
[7] 請求項丄記載の要件 (2)を充足する複合撚糸を製造する方法であって、紡績糸、 水溶性糸及び 2— 5倍に伸長した弾性糸を引き揃え、複合撚糸の撚数が、紡績糸の 撚数に対して 0. 3— 3倍となるように、紡績糸、前記弾性糸および水溶性糸を撚り合 わせる請求項 5記載の方法。
[8] 少なくとも請求項 1記載の複合撚糸で形成された織編物から、織編物を構成する複 合撚糸中の水溶性糸を親水性溶媒に溶解させて除去する布帛の製造方法。
織編物として請求項 1記載の複合撚糸を 10重量%以上含む織編物を用いるととも に、親水性溶媒として水を用いる請求項 8記載の方法。
請求項 8記載の方法により得られた布帛。
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