WO2004040204A1 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

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Masakazu Hirai
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Abstract

  吹出口は、ライン吹出口(35)とコーナ吹出口(36)とにより構成する。ライン吹出口(35)は、4つの辺部と4つの隅部とが交互に連続しているケーシング底部の4辺に沿って延びるように形成する。コーナ吹出口(36)は、ケーシングの隅部に、相隣なるライン吹出口(35)を繋ぐように形成する。そして、ライン吹出口(35)には、ライン吹出口(35)の長さ方向の軸(41)周りに揺動可能な揺動羽根(38)を設ける。コーナ吹出口(36)には、固定された固定羽根(39)を設ける。

Description

明 細 書 空気調和装置の室内機 技術分野
本発明は、 空気調和装置の室内機に関し、 特に、 吹出部分の構造の改良に係 るものである。 背景技術
従来、 天井に設置される空気調和装置の室内機は、 例えば、 ファンと熱交換 器とを収納するケ一シングと、 このケーシングの下部中央に形成された正方形状 の吸込口と、 この吸込口の周囲で該吸込口の 4辺に沿って延びるように形成され た直線溝状の吹出口とを備えている。 上記室内機は、 ファンの駆動により吸込口 から吸い込んだ室内空気を熱交換器で加熱又は冷却し、 調和空気を各吹出口から 4方へ吹き出す。
上記吹出口には、 空気の吹出方向を上下に調整するためのフラップ (羽根) が一般に設けられている。 フラップは、 吹出口の長さ方向の軸周りに揺動可能に 設けられている。
ところで、 室内を所定の設定温度に空気調和するためには、 所定の流量の調 和空気を室内へ吹き出す必要がある。 通常、 上記吹出口から吹き出される空気の 風速を大きくすることにより、吹出空気の流量を増大させることが行われている。 しかしながら、 吹出空気の風速が大きくなると、 ユーザに不快なドラフ ト感を与 えてしまうという問題が生じる。
そこで、 特開 2 0 0 1— 2 0 1 1 6 5号公報に開示されているように、 吸込 口の周りにリング溝状の吹出口を設け、 その吹出口の全周に亘つて径方向外側へ 放射状に空気を吹き出すことが知られている。 このように、 吹出口をリング溝状 に形成して吹出口を'全体として長くする。 この結果、 吹出口の面積が拡大するた め、 吹出空気の風速の増大を抑えつつ吹出空気の流量を増加させることが可能と る。 ところが、 上記従来の室内機では、 吹出口の形状が円弧であるため、 その構 造上、 該吹出口でフラップを上下に揺動させることができない。 そこで、 フラヅ プを上下にスライ ド移動させるためのスライ ド機構を備えるようにしている。
上記スライ ド機構は、 フラップに一体形成された揺動リンクと、 該摇動リン クに一端がピン結合されると共に、他端がモータの駆動軸に連結されたレバーと、 該レバーとケ一シングとを繋ぐパネと、 フラップに一体形成された摺動軸と、 該 摺動軸を上下に案内するガイ ド溝とにより構成されている。 そして、 モー夕の駆 動又はパネの弾性により、 摺動軸をガイ ド溝に沿って上下に案内してフラップを 昇降させ、 空気の吹出方向を調整するようにしている。
-解決課題一
しかし、 上記従来の室内機では、 フラップを昇降させるためのスライ ド機構 が必要となるので、 空気の吹出方向を調整するための構造が複雑になり、 コスト が高くなるという問題がある。
本発明は、 斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところ は、 空気調和機の室内機の吹出部分の構造に改良を加えることにより、 ユーザの ドラフト感を低減すると共に、 吹出方向を調整するための構成を簡単にしてコス 卜の低下を図ることにある。 発明の開示
上記の目的を達成するために、 この発明では、 ケ一シング底部の 4辺に沿つ て延びるライン吹出口と、 ケ一シングの隅部で相隣なるライン吹出口を繋ぐコー ナ吹出口とを設け、 上記ライン吹出口で空気の吹出方向を調整する一方、 コーナ 吹出口で空気の吹出方向を固定するようにした。
具体的に、 第 1の発明は、 室内の天井に設けられ、 調和空気を吹き出すため の吹出口 (16) を備える空気調和装置の室内機が対象である。 そして、 上記吹 出口 (16) は、 4つの辺部 (11a) と 4つの隅部 (11 b) とが互いに連続してい るケーシング底部 ( 11 ) の 4辺に沿って延びるライン吹出口 (35) と、 上記ケ —シング (10) の隅部 (11b) に形成され、 相隣なるライン吹出口 (35, 35) を 繋く、コーナ吹出口 (36) とにより構成され、 上記ライン吹出口 (35) には、 該 ライン吹出口 (35) の長さ方向の軸 (41 ) 周りに揺動可能な揺動羽根 (38) が 設けられ、 上記コーナ吹出口 (36) には、 調和空気を一定方向に吹き出させる 案内手段 (39) が設けられている。
上記の発明では、 調和空気がライン吹出口 (35) から吹き出されると共に、 コーナ吹出口 (36) からも吹き出される。 すなわち、 上記吹出口 (16) 全体の 開口面積は、 ライン吹出口 (35) のみを備える室内機よりも大きい。 その結果、 所定流量の空気を室内へ供給する際に、 その吹出空気の風速が比較的小さくなる ため、 ユーザのドラフト感は低減する。
また、 コーナ吹出口 (36) では、 案内手段 (39) によって、 空気が所定の 方向に吹き出される。 一方、 ライン吹出口 (35) では、 揺動羽根 (38) によつ て、 調和空気の吹出方向が調整されるため、 室内の温度分布が偏らないように適 切な空気調和が行われる。
第 2の発明は、 上記第 1の発明において、 上記案内手段 (39) が、 固定さ れた固定羽根 (39) である構成としている。
上記の発明では、 固定羽根 (39) によって、 空気が所定の固定方向に吹き 出される。
第 3の発明は、 上記第 1の発明において、 上記各揺動羽根 (38) が、 個別 に所定の傾きで保持可能に構成されている。
すなわち、 室内の壁や窓に吹出空気が吹き付けられると、 その吹出空気に気 流の乱れが生じてドラフトが発生し易くなる。これに対し、上記第 2の発明では、 上記室内機が天井の壁際等に設置される場合、 壁側の揺動羽根 (38) は、 個別 に下方へ揺動して保持される。 その結果、 壁側のライン吹出口 (35) では、 空 気が下方に吹き出されるため、 ドラフトの発生は抑制される。 また、 ライン吹出 口 (35) から下方に吹き出される空気により、 室内のペリメータの空気調和が 好適に行われる。
第 4の発明は、 上記第 3の発明において、 上記各揺動羽根 (38) の軸 (41 ) には、 該各摇動羽根 (38) を駆動するためのモータ (43) が接続され、 上記モ 一夕 (43) には、 該モ一夕 (43 ) の駆動を制御するためのコントローラ (4δ) が、 モ一夕 (43) とコントローラ (45) との間を断接するスイッチ (46) を介 して接続されている。
上記の発明では、 各モ一夕 (43) は、 コントローラ (45) により制御され て駆動する。 各揺動羽根 (38) は、 これらのモー夕 (43) により個別に駆動さ れて摇動する。 ところで、 上記室内機が壁際等に設置される場合には、 壁側の揺 動羽根 (38) に接続されているモ一夕 (43) と、 コントローラ (45) とは、 上 記スィッチ (46) により遮断される。 その後、 壁側の揺動羽根 (38) は、 下方 へ揺動した状態で保持される。
第 5の発明は、 上記第 3の発明において、 上記各揺動羽根 (38) の軸 (41 ) に接続され、 該各摇動羽根 (38) を駆動するためのモ一夕 (43) と、 上記モー 夕 (43) の駆動電流を遮断可能なスィッチとを備えている。
上記の発明では、 上記室内機が壁際等に設置される場合、 壁側の揺動羽根 (38) に接続されているモ一夕 (43) の駆動電流がスィヅチにより遮断される。 その後、 壁側の揺動羽根 (38) は、 下方へ摇動した状態で保持される。 一発明の効果一
第 1の発明は、 吹出口 (16) を、 4つの辺部 (11a) と 4つの隅部 (11 b) とが互いに連続しているケ一シング底部 (1 1 ) の 4辺に沿って延びるライン吹 出口 (35) と、 ケ一シング (10) の隅部 (1 1b) に形成され、 相隣なるライン吹 出口 (3δ) を繋ぐコーナ吹出口 (36) とにより構成し、 ライン吹出口 (3δ) に は、 ライン吹出口 (35) の長さ方向の軸周りに揺動可能な揺動羽根 (38) を設 け、 コーナ吹出口(36) には、調和空気を一定方向に吹き出させる案内手段(39) を設けている。
この第 1の発明によれば、 調和空気を、 ライン吹出口 (35) に加えてコ一 ナ吹出口 (36) からも吹き出すようにしたので、 吹出口 (16) 全体の開口面積 を大きくすることが可能となる。 その結果、. 所定流量の調和空気を室内へ供給す る際に、 各吹出口 (16) における空気の風速が比較的小さくなるため、 ユーザ のドラフト感を低減させることができる。
また、 コーナ吹出口 (36) では、 案内手段 (39) によって、 簡単な構成で 調和空気を所定の方向に吹き出すことが可能となる。
さらに、 ライン吹出口 (35 ) では、 揺動羽根 (38) により調和空気の吹出 方向が調整されるため、 室内の温度分布が偏らないように適切な空気調和を行う ことができる。
加えて、 直線状に延びる揺動羽根 (38) を摇動させることにより風向き調 整を行うようにしたので、 その構成を簡単にして、 コストの低減を図ることがで きる。
第 2の発明は、 案内手段 (39) を、 固定された固定羽根 (39) で構成して いる。
この第 2の発明によれば、 コーナ吹出口 (36) において、 固定羽根 (39) によって、 簡単な構成で調和空気を所定の固定方向に吹き出すことができる。
第 3の発明は、 各揺動羽根 (38) を、 個別に所定の傾きで保持可能に構成 している。
この第 3の発明によれば、 室内機が天井の壁際等に設置される場合、 壁側の 摇動羽根 (38) を個別に下方へ摇動して保持することが可能となる。 その結果、 壁側のライン吹出口 (35) において空気が下方に吹き出されるため、 吹出空気 の壁への吹きつけを防止し、 ドラフ卜の発生を抑制することができる。
また、 ライン吹出口 ( 35) から下方に吹き出される空気により、 室内のぺ リメ一夕の空気調和を好適に行うことができる。
第 4の発明によると、 各揺動羽根 (38) の軸 (41 ) には、 各揺動羽根 (38) を駆動するためのモータ (43) を接続し、 モ一夕 (43) には、 モータ (43) の 駆動を制御するためのコントロ一ラ (45)を、 モー夕 (43) とコントローラ (45) との間を断接するスイッチ (46) を介して接続している。
この第 4の発明によれば、 室内機が壁際等に設置される場合、 壁側の揺動羽 根 (38) に接続されているモー夕 (43) と、 コントローラ (45) とをスイッチ (46) により遮断することが可能となる。 その結果、 壁側の摇動羽根 (38) を 下方へ揺動して保持することができる。
第 5の発明によると、 各揺動羽根 (38) の軸 (41 ) に接続され、 該各揺動 羽根 (38) を駆動するためのモ一夕 (43) と、 モー夕 (43 ) の駆動電流を遮断 可能なスィツチとを備えている。
この第 5の発明によれば、 室内機が壁際等に設置される場合、 壁側の揺動羽 根 (38) に接続されているモ一夕 (43) の駆動電流を、 スイッチにより遮断す ることが可能となる。 その結果、 壁側の揺動羽根 (38) を下方へ揺動して保持 することができる。 図面の簡単な説明
図 1は、 実施形態 1の室内機におけるケーシング内部を概略的に示す正面図 である。
図 2は、 実施形態 1の室内機の外観を示す正面図である。
図 3は、 実施形態 1の室内機の概観を示す側面図である。
図 4は、 図 2における] Y— IV線断面図である。
図 5は、実施形態 2の室内機のケーシング内部を概略的に示す正面図である。 図 6は、 コントロ一ラと各モ一夕との接続状態を示す配線系統図である。 図 7は、 実施形態 2の室内機における空気の吹出方向を示す概略斜視図であ る。
図 8は、 実施形態 3の室内機の外観を示す正面図である。
図 9は、 図 8における IX— IX線断面図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〈実施形態 1〉
図 1〜図 4は、 本発明に係る空気調和装置の室内機の実施形態 1を示してい る。 尚、 図 1は、 図 3及び図 4の I― I線から看た図である。図 4に示すように、 室内機 (1 ) は、 いわゆる天井吊下型室内機であり、 ケーシング (10) 内にファ ン (20) と、 熱交換器 (30) とを備え、 室内の天井面 (70) に設置されている。
上記ケ一シング (10) は、 図 3及び図 4に示すように、 天井面 (70) に固 定されたケーシング上部である天板 ( 12) と、 該天板 ( 12) に下方から向かい 合うように接続されたケーシング底部である底板 (11 ) とにより構成されてい る。 天板 (12) と、 底板 (11 ) は、 略正方形状に形成され、 その四隅の隅部が それぞれ円弧状になっている。 すなわち、 図 1に示すように、 天板 (12) には、 4つの辺部 (12a, 12a, ··· ) と 4つの隅部 (12b, 12b , ··· ) とが互いに連続し て形成されている。 同様に、 図 2に示すように、 底板 (11 ) には、 4つの辺部 ( 11a, 11a, ··· ) と 4つの隅部 (11b, 11b , ···) とが互いに連続して形成され ている。
上記底板 (11 ) の中央部には、 図 2に示すように、 正方形状に開口する吸 込口 (15) が形成されている。 吸込口 (15) には、 その全面に亘つて、 室内空 気に含まれる塵埃等の浮遊物を除去するためのエアフィル夕 (17) が設けられ ている。 エアフィルタ (17) は、 格子状のフィル夕カバー (19) によって固定 支持されている。
上記ファン (20) は、 図 4に示すように、 シュラウド (21 ) とハブ (22) との間にブレード (23) が保持されたいわゆるターボファンである。 該ファン (20) は、 ケ一シング(10)の内部の略中央位置に配設され、 ファンモ一夕 (25) を介してケ一シング ( 10) に取り付けられている。
上記天板 (12) の中央部には、 ファンモー夕 (25) がボルト等により締結 固定されている。 ファンモ一夕 (25) の駆動軸 (26) は、 下方に延びており、 ファン (20) のハブ (22) が連結されている。 また、 ファン (20) の下方には、 吸込口 ( 15) からケ一シング ( 10) 内に流入した空気をファン (20) の下部へ 案内するベルマウス (27) が設けられている。 そして、 ファン (20) は、 ファ ンモ一夕 (25) の駆動力により回転駆動し、 下方からベルマウス (27) を介し て吸い込んだ空気を、 該ファン (20) の径方向外側へ送り出すようになつてい る。
上記熱交換器 (30) は、 互いに平行に設けられた多数のプレート状のフィ ン (31 ) と、 該フィ ン (31 ) を貫通して設けられる伝熱管 (32) とから構成さ れるいわゆるクロスフィ ン熱交換器である。 この熱交換器 (30) は、 平面視が 矩形の筒状に構成され、 上記ファン (20) の周りを囲うように配設されている。 熱交換器 (30) は、 天板 (12) と底板 (11 ) とにより上下に挟まれて支持され ている。 上記熱交換器 (30) は、 冷媒配管 (34) を介して室外機 (図示省略) に接 続されている。 該熱交換器 (30) は、 冷房運転時に蒸発器として作動し、 暖房 運転時に凝縮器として作動し、 上記ファン (20) から送り出される空気を冷却 又は加熱して調和空気を生成する。 また、 熱交換器 (30) の下方にはドレン水 を受けるドレンパン (33) が設けられている。 ドレンパン (33) は、 底板 (11 ) の上部に形成されている。
上記ケーシング (10) には、 調和空気を吹き出すための吹出口 (16) が、 該ケ一シング (10) の側部の周方向に連続して延びるように形成されている。 すなわち、 図 4に示すように、 天板 (12) の周縁部と、 底板 (11 ) の周縁部と の間には、 所定の隙間が設けられており、 この隙間が吹出口 (16) に構成され ている。
上記吹出口 (16) は、 ライン吹出口 (35) とコーナ吹出口 (36) とにより 構成されている。図 2及ぴ図 3に示すように、 ライン吹出口 (3δ)は、底板(11 ) の 4つの辺部 (11a, 11a, ··· ) に沿って延びるように、 ケーシング (10) の側 面に形成されている。 一方、 コーナ吹出口 (36) は、 ケーシング (10) の隅部 ( 11 b) に形成され、 相隣なるライン吹出口 (35, 35) を繋ぐように形成されて いる。 そして、 ライン吹出口 (35) とコーナ吹出口 (36) とは連続して形成さ れている。
上記天板 (12) の周縁部には、 熱交換器 (30) が配設されている内側部分 から斜め下方の外側へ延びる案内面 (51 ) と、 該案内面 (51 ) から外側へ連続 して延びる水平面 (52) とが形成されている。 一方、 底板 (11 ) には、 ドレン パン (33) の外縁部分から外側に延びる水平面 (53) と、 該水平面 (54) から 連続して斜め下方の外側へ延びる案内面 (54) とが形成されている。
上記ライン吹出口 (35) 及びコーナ吹出口 (36) の内側には、 これら天板 ( 12) の案内面 (51 ) 及び水平面 ( ) と、 底板 (11 ) の水平面 (δ3) 及び案 内面 (54) とにより構成される空気通路が形成されている。 上記ファン (20) から送り出される空気は、 案内面 (51 ) と水平面 (53) とにより絞られた後、 水平面 (52) と案内面 (54) により外側へ案内され、 各吹出口 (35, 36) から ケーシング (10) の外部へ吹き出す。 図 1に示すように、 上記ライン吹出口 (35) には揺動羽根 (38) が設けら れる一方、 コーナ吹出口 (36) には固定羽根 (39) が設けられている。 摇動羽 根 (38) は、 図 1に示すように、 ライン吹出口 (35) に沿って延びる略長方形 の板状に形成され、 その両端部に長手方向の外側へ突出する連結ピン (41 ) が それそれ形成されている。 揺動羽根 (38) は、 各連結ピン (41 ) がケーシング ( 10) に回転自在に支持されることにより、 ライン吹出口 (35) の長さ方向の 軸周りに揺動可能に構成されている。
上記ケーシンク' ( 10) の隅部 (11 b, 12b) のうち 3つの隅部 (11 b , 12b) において、 隣り合う連結ビン (41 ) 同士は、 連結軸 2) により連結されてい る。 そして、 各連結ピン (41 ) は、 連結軸 (42) の回動に伴って回動するよう になっている。 上記 3つの連結軸 (42) のうち中央に位置する連結軸 (42) に は、 モー夕 (43) の駆動軸が連結されている。 このモー夕 (43) が駆動するこ とにより、 各連結軸 (42) 及び連結ピン (41 ) を介して 4つの摇動羽根 (38) が同期して上下に揺動するようになっている。 この摇動羽根 (38) の揺動によ り、 ライン吹出口 (35) における空気の吹出方向が上下に調整される。
上記固定羽根 (39) は、 調和空気を一定方向に吹き出させる案内手段を構 成し、 コーナ吹出口 (36) に沿って円弧状に延びる板状に形成されている。 固 定羽根 (39) は、 ケ一シング (10) に固定され、 その外周縁部が略水平方向に 延びるように形成されている。 こうして、 固定羽根(39)は、 コーナ吹出口 (36) における空気の吹出方向を略水平方向に維持するようになっている。
一室内機の作動一
次に、 本実施形態の空気調和装置の室内機 (1 ) の作動について説明する。 ファンモータ (25) を駆動してファン (20) を回転させると、 室内の空気 は、 吸入口 ( 15) 及びエアフィル夕 ( 17) を介してケ一シング ( 10) 内へ吸い 込まれる。 ケ一シング ( 10) 内に吸い込まれた空気は、 ベルマウス (27) によ りファン (20) の中央へ導かれ、 回転するファン (20) により、 該ファン (20) の径方向外側へ送り出される。 ファン (20) から送り出された空気は、 熱交換 器 (30) により冷却又は加熱され、 調和空気が生成される。 調和空気は、 図 2 に示すように、 ライン吹出口 (35) とコーナ吹出口 (36) との双方から、 ケー シング (10) の全周に亘つて 8方向に吹き出され。 尚、 ライン吹出口 (35) の 開口はコ一ナ吹出口 (36) よりも大きいため、 ライン吹出口 (35) からの風量 は、 コーナ吹出口 (36) よりも多い。
コーナ吹出口 (36) では、 調和空気は、 固定羽根 (39) により整流されて 略水平方向に吹き出される。 一方、 ライン吹出口 (35) では、 調和空気の吹出 方向は、 揺動羽根 (38) により上下に調整される。
すなわち、 冷房運転では、 通常時に、 モー夕 (43) を駆動し、 各揺動羽根 (38) の先端を上側に揺動させる。 このことで、 調和空気は、 ライン吹出口 (35) で水平方向にそれそれ吹き出される。 そして、 室内の下側空間における冷却要求 が大きい場合など、 必要に応じて、 各揺動羽根 (38) は、 モー夕 (43) の駆動 により、 先端が下方へ揺動される。 このとき、 調和空気は、 ライン吹出口 (35) で斜め下方へ吹き出される。
一方、 暖房運転では、 運転開始時など暖房負荷が比較的大きいときに、 モー 夕 (43) を駆動して、 各揺動羽根 (38) の先端を下側に回動させる。 このこと で、 調和空気は、 ライン吹出口 ( 35) で斜め下方へそれそれ吹き出される。 そ して、 室内の下側空間の暖房が適切に行われる。 この暖房運転が継続されて暖房 負荷が比較的小さくなつたときには、 各揺動羽根 (38) の先端を上側に揺動さ せ、 ライン吹出口 (35) における空気の吹出方向を略水平方向に維持し、 吹出 空気がュ一ザに直接当たらないようにする。
このようにして、 調和空気の一部がコーナ吹出口 (36) から略水平方向に 吹き出されると共に、 調和空気の他の一部がライン吹出口 (35) から略水平方 向又は斜め下方へ吹き出される。 この結果、 室内の空気調和が適切に行われる。
一実施形態 1の効果一
この実施形態 1によると、 調和空気を、 ライン吹出口 (35) に加えてコー ナ吹出口 (36) からも吹き出すようにしたので、 吹出口全体の開口面積を大き くすることが可能となる。その結果、所定流量の調和空気を室内へ供給する際に、 各吹出口 (35 , 36) における空気の風速が比較的小さくなるため、 ユーザのド ラフト感を低減させることができる。
また、 コーナ吹出口 (36) では、 固定羽根 (39) によって、 空気がユーザ のいない略水平方向に吹き出されるため、 ドラフ卜の低減を図ることが可能とな また、 ライン吹出口 (3δ) においても、 摇動羽根 (38) の先端を上側へ摇 動させることで、 コーナ吹出口 (36) と同様に、 空気を略水平方向へ吹き出し てドラフトを低減することができる。
さらに、 揺動羽根 (38) の先端を下方に揺動させることにより、 空気を下 方へ吹き出して、 室内の温度分布が偏らないように適切な空気調和を行うことが できる。
加えて、 直線状に延びる揺動羽根 (38) とモータ (43) とを連結ピン (41 ) 及び連結軸 (42) を介して連結するという簡単な構成によって、 吹出口 (16) における空気の吹出方向を調整するようにしたので、 風向き調整のために要する コストを低減することができる。
〈実施形態 2〉
図 5〜図 7は、 本発明の実施形態 2を示している。 尚、 以下の各実施形態に おいて、 図 1〜図 4と同じ部分については、 同じ符号を付してその詳細な説明は 省略する。 この実施形態 2では、 各揺動羽根 (38) の軸である連結ピン (41 ) には、 該各摇動羽根 (38) を駆動するためのモー夕 (43) がそれそれ接続され ている。
図 5に示すように、 各揺動羽根 (38) の一方の連結ビン (41 ) は、 ケーシ ング (10) の底板 (11 ) に回転自在に支持され、 他方の連結ビン (41 ) は、 モ —夕 (43) に連結されている。 上記各揺動羽根 (38) は、 各モー夕 (43) の駆 動により、 他の揺動羽根 (38) とは別個独立に上下に揺動するようになってい る。
ケーシング (10) の天板 い2) には、 上記モー夕 (43) の駆動を制御する ためのコントローラ (45) が設けられている。 図 6に示すように、 モー夕 (43) には、 コントローラ (45) が、 モ一夕 (43) とコントローラ (45) との間を断 接するスィッチ (46) を介して接続されている。 そして、 スィッチ (46) によ り、 コント口一ラ (45) とモー夕 (43 ) との間の通電状態を遮断することによ つて、 摇動羽根 (38) を手動で上下に揺動させるようにしている。 すなわち、 各摇動羽根 (38) は、 個別に所定の傾きで保持可能に構成されている。
したがって、 この実施形態 2では、 室内機 (1 ) が室内の壁際や窓際に据え 付けられた場合、 壁際又は窓際に配置される揺動羽根 (38) について、 該揺動 羽根 (38) のモ一夕 (43) とコントローラ (45) との間の通電状態は、 該コン トロ一ラ (45) により制御されてスイッチ (46) により遮断される。 その後、 該摇動羽根 (38) の先端を、 手動により下方へ揺動させて保持する。
こうして、 図 7に示すように、 壁際又は窓際のライン吹出口 (35) では、 調和空気が、 保持された揺動羽根 (38) により風向きが調整されて下方へ吹き 出される。 一方、 他のライン吹出口 (35) では、 摇動羽根 (38) がコント口一 ラ (45) により制御されて揺動し、 調和空気が上下に吹き出される。
一実施形態 2の効果—
この実施形態 2によると、 揺動羽根 (38) に接続されているモ一夕 (43) と、 コントローラ (45) との間を、 スイッチ (46) により遮断することにより、 揺動羽根 (38) を個別に下方へ摇動して保持することが可能となる。 したがつ て、 室内機 (1 ) が天井の壁際や窓際に設置される場合、 その壁側又は窓際に配 置されたライン吹出口 (35) において、 揺動羽根 (38) を下方へ揺動して保持 することで、 空気を下方へ吹き出すことが可能となる。 その結果、 吹出空気が壁 や窓へ吹き付けられることを防止して、ドラフトの発生を抑制することができる。
さらに、 上記ライン吹出口 ( 35) から下方に吹き出される空気により、 室 内のペリメータの空気調和を好適に行うことができる。
尚、 上記実施形態 2では、 コントローラ (45 ) とモー夕 (43) との間を断 接するスィッチ (46) を設けるようにしたが、 モ一夕 (43) の駆動電流を遮断 可能なスイッチ (図示省略) を設けるようにしてもよい。 このことにより、 摇動 羽根 (38) のモー夕 (43 ) へ供給される駆動電流を、 スィヅチにより遮断し、 この実施形態 3と同様に、 摇動羽根 (38) を手動により所定の傾きに保持する ことができる。
〈実施形態 3 > 図 8及び図 9は、 本発明の実施形態 3を示している。 この実施形態 3の室内 機 (1 ) は、 天井板 (天井面) (70) に開口する設置用開口 (71 ) に埋め込んで 据え付けられる天井埋め込み型の室内機に構成されている。 同図に示すように、 本実施形態 3の室内機 (1 ) は、 ケ一シング (10) 内に、 上記各実施形態と同様 のファン (20) と熱交換器 (30) とを収納している。
上記ケ一シング (10) は、 図 8に示すように、 下方に向かって開口する箱 形の本体ケ一シング (10a) と、 該本体ケーシング (10a) の底面開口部を覆う ケーシング底部である化粧パネル (14) とによって構成されている。 上記本体 ケ一シング (10a) は、 天板 (12) と、 該天板 (12) の外縁部から下方へ延びる 側板 (13) とから構成されている。 上記化粧パネル (14) は、 略正方形状の板 部材により構成されており、 4つの辺部(14a, 14a, ··· )と 4つの隅部(14b, 14b , ··· ) とが互いに連続して形成されている。 該化粧パネル (14) は、 本体ケーシ ング (10a) の側板 (13) の下端部に取付けられ、 その周縁部が天井板 (70) の 下面に当接するように、 該天井板 (70) に沿って取り付けられている。
図 9に示すように、 上記化粧パネル (14) の略中央部には、 正方形状の吸 込口 (15) が開口している。 吸込口 (15) には、 エアフィル夕 (17) が設けら れ、 該エアフィルタ (17) は、 フィル夕カパ一 (19) により支持されている。
上記化粧パネル (14) における吸込口 (15) の周りには、 吹出口 (16) が 形成されている。吹出口 (16) は、 上記各実施形態と同様に、 ライン吹出口 (35) とコーナ吹出口 (36) とにより構成されている。
上記ライン吹出口 (35) は、 化粧パネル (14) の 4つの辺部 (14a) に沿つ て延びるように、 細長い長方形状に形成されている。 一方、 コーナ吹出口 (36) は、 化粧パネル (14) の 4つの隅部 (14b) に沿って、 円弧状に形成されている。 ライン吹出口 (35) とコーナ吹出口 (36) とは、 化粧パネル (14) の下面にお いて、 その周方向に略連続するように形成されている。
上記ライン吹出口 (35) 及びコーナ吹出口 (36) は、 化粧パネル (14) に おける外周側の側壁である外側案内面 (16a, 16b) と、 内周側の側壁である内 側案内面 (16c, 16d) とにより構成されている。 外側案内面 (16a, 16b) は、 略鉛直下方に延びる第 1外側案内面 (16a) と、 該第 1外側案内面 (16a) の下 端から化粧パネル (14) の下面までパネル外周側に向かって斜め下方へ傾斜す る第 2外側案内面 (16b) とから構成されている。 一方、 内側案内面 (16c, 16d) は、 略鉛直下方に延びる第 1内側案内面 (16c) と、 該第 1内側案内面 (16c) の下端からパネル外周側に向かって緩やかに斜め下方へ傾斜する第 2内側案内面
( I6d) とから構成されている。
上記各実施形態と同様に、 上記ライン吹出口 (35) には揺動羽根 (38) が 設けられる一方、 コーナ吹出口 (36) には固定羽根 (図示省略) が設けられて いる。 揺動羽根 (38) 及び固定羽根は、 その幅方向に亘つて僅かに湾曲してい る。揺動羽根(38) は、 ライン吹出口 (35) に沿って設けられ、 化粧パネル(14) に回転自在に支持されている。 各揺動羽根 (38) には、 図示を省略するが、 上 記実施形態 1と同様に、 連結ピン及び連結軸を介してモータが接続されている。 一方、 固定羽根は、 コーナ吹出口 (36) に沿って設けられ、 化粧パネル (14) に固定されると共に、 その先端が水平方向に延びている。
したがって、 この実施形態 3においても、 上記実施形態 1と同様に、 ファン
(20) の駆動によって吸込口 (15) から吸い込まれた空気は、 熱交換器 (30) で冷却又は加熱され、 ケーシング (10) の外周側の空気通路を通り、 ライン吹 出口 (35) 及びコーナ吹出口 (36) を介して室内へ吹き出される。 コ一ナ吹出 口 (36) では、 固定羽根 (39) により空気が室内の上部空間へ吹き出される。 一方、 ライン吹出口 (35) では、 揺動羽根 (38) の摇動により空気の吹出方向 が上下に調整される。
以上説明したように、 この実施形態 3においても、 上記実施形態 1と同様の 効果を得ることができる。 そのことに加えて、 ケ一シング (10) の本体ケーシ ング (10a) を天井面 (70) に埋め込んで設けるため、 省スペース化を図り、 室 内空間を有効に利用することができる。
〈その他の実施形態〉
上記各実施形態において、 案内手段を固定羽根 (39) で構成したが、 案内 段は、 これに限られるものではない。
つまり、 案内手段は、 手動で回動可能な可動羽根で構成してもよい。 この可 動羽根は、 例えば、 ケ一シング (10) にピンによって取り付けられ、 手動で傾 きを変更し、 調和空気の吹出方向を変更する。 .
要するに、 上記案内手段は、 調和空気を一定方向に吹き出させる手段であれ ばよい。 産業上の利用可能性
以上のように、 本発明による空気調和装置の室内機は、 全周囲から調和 空気を室内に吹き出す場合に有用である。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 室内の天井に設けられ、 調和空気を吹き出すための吹出口 (16) を備える 空気調和装置の室内機であって、
上記吹出口 い6) は、 4つの辺部 (11 a) と 4つの隅部 (11b) とが互いに 連続しているケーシング底部 (11 ) の 4辺に沿って延びるライン吹出口 (35) と、上記ケ一シング(10)の隅部(11 b)に形成され、相隣なるライン吹出口(35 , 35) を繋ぐコーナ吹出口 (36) とにより構成され、
上記ライン吹出口 (35) には、 該ライン吹出口 (35) の長さ方向の軸周り に揺動可能な揺動羽根 (38) が設けられ、
上記コーナ吹出口 (36) には、 調和空気を一定方向に吹き出させる案内手 段 (39) が設けられている
ことを特徴とする空気調和装置の室内機。
2 . 請求項 1において、
上記案内手段 (39) は、 固定された固定羽根 (39) である
ことを特徴とする空気調和装置の室内機。
3 . 請求項 1において、
上記各揺動羽根 (38) は、 個別に所定の傾きで保持可能に構成されている ことを特徴とする空気調和装置の室内機。
4 . 請求項 3において、
上記各揺動羽根 ( ) の軸 (41 ) には、 該各摇動羽根 (38) を駆動するた めのモー夕 (43) が接続され、
上記モ一夕 (43) には、 該モ一夕 (43 ) の駆動を制御するためのコント口 —ラ (45) が、 モ一夕 (43) とコントローラ (45) との間を断接するスィッチ (46) を介して接続されている
ことを特徴とする空気調和装置の室内機。
5 . 請求項 3において、
上記各揺動羽根 (38) の軸 (41 ) に接続され、 該各揺動羽根 (38) を駆動 するためのモー夕 (43) と、
上記モ一夕 (43) の駆動電流を遮断可能なスイッチとを備えている ことを特徴とする空気調和装置の室内機。
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