WO2000070726A1

WO2000070726A1 - Moteur de petite taille et support de moteur

Info

Publication number: WO2000070726A1
Application number: PCT/JP2000/003050
Authority: WO
Inventors: Toshio Suzuki; Mitsugu Kudo; Takeshi Kogawa; Kazuo Morita
Original assignee: Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha
Priority date: 1999-05-12
Filing date: 2000-05-12
Publication date: 2000-11-23
Also published as: EP1193841A4; KR100427974B1; EP1193841A1; JP2000324763A; KR20010112954A

Description

明細書小型モー夕およびモー夕ホルダ技術分野

この発明は、機器への取り付けと組み込みを容易にした小型モー夕、およびそれを保持するモータホルダに関する。背景技術

近年、ポケットベルや携帯電話などの携帯通信端末においては、着信の場合、他人に迷惑をかけない無音振動による呼び出し方式（バイブレーション · コール ) が注目され、これに伴い、携帯通信端末の呼び出し用振動源として、小型で好適な、極小径の振動モータの改良が進められている。

この小型モー夕の一例としては、たとえば、第 9図に示す円筒型の小径なコアレスモー夕 7が知られている。このコアレスモータ 7は、偏心分銅 5を主軸の回転軸で回転させる磁気動力部 3と、その動力部 3側に電力を伝達する給電部 8から構成されている。

動力部 3は、円筒状に巻回された円筒コイル 3 1、円筒コイル 3 1の中心を貫通する回転軸 3 2、および円筒コイル 3 1を回転軸 3 2に固定し、かつ回転軸 3 2の一端に設けられた複数のコミュデータを主要部とする整流子 3 4部分を一体にモールド成形した固定具 3 3、とからなる前記回転子部を、ハウジングケース 3 6中心部に固定した円筒状の界磁磁石 3 5の中心穴部に、まず回転軸 3 2部分を挿通し、さらに同心状に形成された前記回転子の円筒コイル 3 1力界磁磁石 3 5を内包する形で、略円筒形のハウジングケース 3 6の内部に双方が間隙を介して納められることにより主要部が構成されている。

ここで、回転軸 3 2はハウジングケース 3 6の端部に設けられた軸受 3 7および他方の軸受 3 8によって回転自在に支持されているとともに、スぺ一サー 9 0 /JP

を介して軸先端に偏心分銅 5を固定支持している。

また、給電部 8は、ハウジングケース 3 6内径壁に嵌合する樹脂製のブラシ台 8 1と、ブラシ台 8 1に互いに点対称な状態で開放端部が対向するように設けられた一組のブラシ 8 2 , 8 2と、これら一組のブラシ 8 2 , 8 2の導通部端末をそれぞれモータ制御用の回路基板又は電源部側に接続する二本のリ一ド線 8 3から構成されている。ここで、一組のブラシ 8 2 , 8 2の間には前記回転軸 3 2の一端側の整流子 3 4部分が、ブラシ 8 2， 8 2の間隙を弾性変形させつつ押し広げられてから差し込まれている。

すなわち、コアレスモータ 7は、回路基板の電源部からリード線 8 3、ブラシ 8 2 ···、整流子 3 4を介して給電された巻回された円筒コイル 3 1に発生した磁界と、永久磁石である界磁磁石 3 5の磁界と、の間に生じる磁気反発力および吸引力により、前記回転子側が起動して回転するモータであり、回転軸に取り付けた偏心分銅 5の回転運動に伴って重心位置も回転するため、コアレスモータ 7自身が振動を発生する。

しかしながら、上述したコアレスモー夕 7の取り付けの際には、通常携帯通信端末などの電子機器の筐体（ケース）にコアレスモータ 7を平面的なクッション等、あるレ、は機械的な方法でモータハウジング外径部を部品を用いて固定した後に、前述した回路基板に対しリード線 8 3を引き回してから基板端子部に半田付け、あるいはリード線 8 3の先端に専用のコネクタ一部品を取り付けてから、基板側ソケット部分にはめ込んで接続する必要があった。

従って、コアレスモータ 7の取り付けには、携帯端末ケース側への固定、およびリード線 8 3の半田付け、または先端コネクターの取り付け処理とその差込接続という付加作業工程が必要であつたため、携帯端末ケースへの組み込みに手間がかかっていた。

また、コアレスモータ 7自身のケース側への取り付け構造、形状、および取り付けの作業性の問題、さらにリード線 8 3を前述した回路基板に取り付ける為の配線部分のスペースも必要であったため、携帯電子機器の小型化と組立の簡素化には不利であった。

従って、本発明は、携帯通信端末などの電子機器の呼び出し用の振動源として好適であり、かつ通信端末ケース内への取り付けを容易にするとともに、電子機器全体の小型化、および組み立ての容易性（自動化）にも有利な小型モータおよびモータホルダを提供することを目的としている。発明の開示

本発明は、回転軸に偏心分銅を取り付けた小型モ一夕をモー夕ホルダ内部に有し、該モータホルダの差込口から差し込まれて保持された状態で用いられる携帯通信機器端末用の小型モータにおいて、回路基板等の外部からモータに電気を給電する弾性を有する給電端子を、該モータの円筒状ハウジングケース外周に配置し、力、つ前記給電端子の固定端が円筒状ハウジングケースの一端側に接続固定される給電部の外周端から円筒長さ方向の中心方向に配置され、前記モータホルダに差し込まれる際に前記給電端子の開放端が該差込口端面の外側に出るように、固定端を前記開放端より内側内径方向に、かつ、前記差込口側に位置するように取り付けたことを特徴とする。

この発明にかかる小型モー夕によれば、前記給電端子の固定端が前記開放端より軸方向一端側のモータホルダの内側内径側の前記差込口側に位置している。従つて、前記開放端が十分に外側に位置している場合は、該小型モータが前記モータホルダに差し込まれる際に、前記開放端はそのまま前記モータホルダの外側に出て、バネ性が強く、回路基板側への圧接力が増す。

また、前記開放端が前記モ一夕ホルダの差込口以外の部分より内側に位置していても、前記給電端子は弾性を有しているため、該小型モータが前記モータホルダに差し込まれる際に、前記給電端子は該差込口端面から傾斜部により押されることよって固定端の隙間は外側に開き、よって前記開放端は前記モー夕ホルダの外側に出て、バネ性が増す。

従って、電子機器の各部品の配置や回路基板の回路構成を、該小型モータの給電端子と回路基板上の給電回路部とが組立により、所定の位置で圧接するように設計することにより、該小型モー夕およびモータホルダと回路基板を電子機器の上下ケースに挟み込んで組み込むだけで、前記給電端子は前記給電回路部と容易に導通するため、リード線の引き回しや半田付けなどの特別な接続作業をする必要はなくなる。

また、前記給電端子として、たとえば、板パネ状の金属片を斜めに取り付けると、前記固定端が前記モータホルダの差込口以外の部分より内側に位置していても、前記給電端子の下面とハウジングケース外径との隙間部分が前記差込口側端部により押されながら滑るため、差込作業はスムーズに行われる。

また、前記給電端子の開放端が前記固定端より前記差込口側に位置するため、前記モータホルダの差込方向の長さはモータ全長より短く、前記小型モ一夕を保持した状態においても保持しない状態と比べて変わらない。従って、該小型モー夕の設置に必要な長さ方向のスペースは従来と比べて少なくてすみ、電子機器は従来と比べて小型化できる。

また、前記給電端子のバネ性をもたせた開放端接触部分がモータハウジングの一端側から延びて円筒軸方向のほぼ中心位置するため、基板とケースでモー夕ホルダとモー夕を挟み込む場合には、給電端子の接続位置が圧縮方向のモー夕本体重心位置と一致してケース側へのモー夕の固定が安定する。

なお、この発明にかかる小型モータは、たとえば、前記給電端子の開放端の外側に、前記外部基板との接触圧を向上させるための突起を設けた構成としてもよレ、。この場合は、前記開放端と給電回路などの外部との接触圧はさらに向上するため、前記給電端子の外部基板との接続信頼性も向上する。

さらに、この発明は、たとえば、前記給電端子の少なくとも前記開放端部側に、前記給電端子の接触抵抗を低減させるための金メツキが施されている構成としてもよい。

また、この発明は、小型モータを差し込む開口した差込口と、この差込口から差し込まれた前記小型モータを保持する中空部を備えたモータホルダにおいて、前記小型モータを差し込む際に、該小型モータの前記給電端子の下側内径側に当接して該給電端子を上側円周方向外径側に向けて反らせることができる差込部を、前記差込口端面につながる側面の少なくとも一部に備えている。

この発明によれば、前記差込部は、小型モータが該モータホルダに差し込まれる際に、前記給電端子を上側円周方向外径側に向けて反らせることができるため

、小型モー夕のモ一夕ホルダとして好適なモータホルダを作製できる。

この発明にかかるモー夕ホルダは、前記差込部は、前記側面の一部であり、かつ、前記差込部の端面を前記給電端子の開放端より低くすることにより形成される傾斜面である構成としてもよい。

この場合は、前記小型モータの給電端子は、該モータホルダの前記差込部の外側に出ているため、差込口端面部分を挟み込み、前記給電端子は電子機器内に組み込まれる際に、回路基板などによつて弾性変形してたわむ。

すなわち、前記給電端子とこの回路基板上の給電回路などの外部端子部との接触圧は、該給電端子のパネ性反発力と、モータホルダーの傾斜面を利用することになるため圧接力は強くなる。従って、前記給電端子の外部との接続信頼性は向上する。

また、この発明にかかるモー夕ホルダは、弾性材料とすることが好ましい。これにより、該小型モータおよびモータホルダと回路基板を電子機器のケースに組み込んで互いに圧接する際に、モータホルダも圧迫されて回路基板側に反発し、この反発力は前記給電端子と給電回路などの外部回路基板との接触圧を十分に高めることができる。従って、前記給電端子の外部との接続信頼性は向上する。ここでは、前記弾性材料として、合成ゴム、ウレタンなどの一般的な樹脂があるが、金型によるプレス成型のほか、射出成形でできる材質のものであれば特に限定はなく、成形が容易で電子機器部品として使用できるものであればよい。また、本発明にかかるモータホルダは、絶縁材料とすることが好ましい。これにより、該小型モータおよびモータホルダと回路基板を電子機器のケースに組み込んで互いに圧接する際に、前記給電端子が該小型モータの他の部分と導通する可能性がなくなるため、該小型モータの絶緣信頼性は向上する。

また、本発明は、モー夕ホルダにおいて、該モータホルダに保持された前記小型モータの前記給電端子が下面内径側に向けて押しつぶされ反った際に、前記開放端突起部背面と接する位置に、前記開放端を上側円周方向外径側に押し返す凸部（たとえば、頂部）を設けている。

この発明によれば、該小型モータおよびモー夕ホルダと回路基板を電子機器のケースに組み込んで互いに圧接する際にかかる力は、前記凸部に集中するため、前記給電端子の外部との接続信頼性は向上する。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の一実施例であるコアレスモータ 1の構成を説明する上面概略図であり，第 2図は，コアレスモー夕 1の構成を説明する正面概略図であり，第 3図は，コアレスモー夕 1の一構成要素である給電部 4の構成を説明する図であり，第 4図は，モー夕ホルダ 2の構成を説明する上面概略図であり，第 5図は , モー夕ホルダ 2の構成を説明する正面概略図であり，第 6図は，コアレスモー夕 1およびモータホルダ 2を携帯通信端末 6に取り付けた例を説明する分解斜視概略図であり，第 7図は，コアレスモータ 1を内部に保持した状態のモータホルダ 2を説明する上面概略図であり，第 8図は，コアレスモータ 1を内部に保持した状態のモータホルダ 2を説明する正面概略図であり，第 9図は，従来例であるコアレスモー夕 7の構成を説明する分解斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、第 1図〜第 8図を用いて本発明の一実施例であるコアレスモー夕 1およびモータホルダ 2について詳細に説明する。第 1図および第 2図はコアレスモー夕 1の構成を説明する上面概略図および正面概略図で、第 3図はコアレスモー夕 1の一構成要素である給電部 4の部分構成を説明する図である。また第 4図および第 5図は、それぞれ、モータホルダ 2の構成を説明する上面概略図および正面概略図である。

また、第 6図はコアレスモータ 1およびモー夕ホルダ 2を携帯通信端末 6のケース（筐体）の一部に取り付けた例を説明する分解斜視概略図であり、第 7図および第 8図は、それぞれ、コアレスモータ 1を内部に保持した状態のモータホルダ 2を説明する上面概略図および正面概略図である。

まず、コアレスモー夕 1およびモータホルダ 2の構造について説明する。コアレスモータ 1は、第 1図および第 2図に示すように、偏心分銅 5を回転させるためのモータの構造として、主に動力部 3と、その動力部 3に電力を伝達する給電部 4から構成されている。すなわち、本発明のコアレスモータ 1は従来例であるコアレスモー夕 7と概略同じ部品構成であるが、前記形状のリード線を用いた給電部 8の代わりに新たに給電部 4の端子形状を採用いている。

すなわちこの給電部 4は、第 3図に示すように、ブラシ台 4 1と、ブラシ台 4 1に互いに線対称な状態で対向するように設けられた一組のブラシ 4 2と、これらニ本のブラシ 4 2をそれぞれ回路基板に接続する二本の給電端子 4 3から構成されている。ここで、一組のブラシ 4 2の間には回転子側の回転軸 3 2の一端側にある整流子 3 4力二本のブラシ 4 2の間を弾性変形させつつ差し込まれて構成されている。

給電端子 4 3は、板パネ状の金属板が望ましいが棒状のものでもよく、その表面は接触抵抗を低減させるために先端部分に金メツキが施されている。さらに詳細には、扳バネ状の給電端子 4 3の開放端 4 3 aは接触する上面側に球面状の突起 4 3 bを有すると共に、突起 4 3 bを設けた箇所付近でハウジングケース側に向かって折れ曲がつており、また、固定端 4 3 cをブラシ台 4 1の側周面 4 1 a の一部である 4 3 cに固定することにより、給電端子 4 3は、側周面 4 1 aからモータ本体長さ方向内側に向かって斜め上方に接続部分から折り曲げられ、ケ一ス円周方向外方に飛び出ている。

この給電端子 4 3の設置角度は、詳細を後述する傾斜面 2 3の傾斜角とほぼ同じ力、、やや広い程度とすることが望ましい。ここで、前記した開放端 4 3 aの折れ曲がり部は、第 3図においては側周面 4 1 aとほぼ平行となっている力角度的には接触する回路基板側に端子先端部分力く鋭利に当たらないよう考慮した設計となっている。また、給電端子 4 3の長さは、後述する作業により携帯通信端末 6に組み込まれた際に、携帯通信端末 6内部の回路基板 6 3上の給電回路の平面端子部と重なるよう設計されている。また、このモータ 1を保持するモータホルダ 2は、たとえば、絶縁性ゴムなどの絶縁性を有する弾性材で作製されており、第 4図および第 5図に示すように、コアレスモータ 1を受け入れて外周部全体を保持するための中空部 2 1 と、コアレスモータ 1を中空部 2 1に差し込むための開口した差込口 2 2と、コアレスモ一夕 1が差し込まれる際に給電端子 4 3をモータホルダ 2外部と分けて露出させるための傾斜面 2 3と、コアレスモ一夕 1の回転軸 3 2の先端をモータホルダ 2 の外部に突出させるための開口部 2 5を備えている。

この中空部 2 1内径側は、コアレスモータ 1をしつかり保持するために、コアレスモータ 1のハウジングケース 3 6の外形と概略同じ寸法形状をしている。また傾斜面 2 3は、差込口 2 2から長さ方向中央のモー夕ホルダー外周部に向かって伸びており、その頂部 2 4 (凸部）は、モータホルダ 2の基板との接触面で最も頂部に位置し、かつ、コアレスモータ 1がモ一夕ホルダ 2に保持された状態で給電端子の突起 4 3 bが筐体であるケースと回路基板で挟まれて押された場合に、平面回路端子部にこの突起 4 3 bが重なるように設計されている。

つぎに、コアレスモー夕 1およびモータホルダ 2の使用方法および機能について説明する。まず、コアレスモー夕 1を、第 6図に概略を示すように、中心線上に向かレ、合わせてモータホルダ 2の中に差し込む。

ここで、上述したように、給電端子 4 3の設置角度は傾斜面 2 3の傾斜角とほぼ等しいか、やや大きい角度で折り曲げられており、給電端子 4 3は、第 7図および第 8図に示すように、コアレスモータ 1がモータホルダ 2に差し込まれる際に傾斜面 2 3の外側に突出する。

また、偏心分銅 5は、コアレスモータ 1の本体をモー夕ホルダ 2に差し込んだ後に、開口部 2 5から飛び出した回転軸 3 2に固定することもある力 \ 作業性向上のため本発明では、偏心分銅 5がカシメられたモータを、開口部 2 5に続く切り欠き部 2 6を設けたモータホルダ 2の弾性変形した開口部に挿入することにより、偏心分銅付きコアレスモータ 1はモータホルダ 2に容易に差し込まれて保持される。

その後、コアレスモータ 1およびモータホルダ 2を、通常は携帯電話やページャなどの携帯通信端末 6の下部ケース 6 1の内壁の一部に設けられたボックス状の固定部 6 1 aに塡め込んで固定する。さらに、回路基板 6 3を下部ケース 6 1 あるいは上部ケース 6 2に固定してから、下部ケース 6 1 と上部ケース 6 2とを組み合わせて一つの携帯機器用のケースとする。ここで、回路基板 6 3の位置は、回路基板 6 3の下面側回路導通部とモー夕ホルダ 2の上面側の給電端子 4 3とが正負極で接するように設計されている。

この際、前述したように、給電端子 4 3の長さは、携帯通信端末 6に組み込まれた際に回路基板 6 3上の給電回路と重なるよう設計されているため、半田付けなどの特別な接続作業を行うことなしで回路基板 6 3上の給電回路と給電端子 4 3とは接続される。この際、モータホルダ 2は絶縁性材料であるため、コアレスモータ 1の他の箇所と前記した給電回路とが接触して導通することはない。また、給電端子 4 3は扳バネ状であり、かつ、突起 4 3 bを設けており、さらに、接触部分に金メッキを施しているため、前記した給電回路と給電端子 4 3の接続抵抗は低減する。また、モー夕ホルダ 2の傾斜面 2 3の頂部 2 4部分は、外部基板と面接触する中で最も外側に位置し、かつ、給電端子 4 3が橈んだ場合にも、第 8図で示すように突起 4 3 b部分と配置的に重なるように位置しているため、前記した給電回路と給電端子 4 3の接触圧、すなわち接铳信頼性はさらに向上する。

さらに、モータホルダ 2は弾性を有しており、かつ、回路基板 6 3の給電回路面とモ一夕ホルダ 2の頂部 2 4の上面側とは接するため、モータホルダ 2は回路基板側に常に反発しており、間に挟まれた給電端子 4 3のパネ性弾性力を常に補償する。

従って、給電端子 4 3のパネ性反発力が低下したときも前記した給電回路と給電端子 4 3の接触圧は低下しにくい為、落下による衝撃等に対しても接続の信頼性は保持できる。

また、給電端子 4 3は給電部 4側からコアレスモータ 1の円筒軸方向中心に向かって円周方向に飛び出しているため、コアレスモー夕 1の筐体であるケース内設置に必要なスペースは、従来のリード線の配線部分、すなわち軸方向引き回し部分のスペースは確実に従来品と比べて少なくてすむ。従って、携帯通信端末 6 は設計上、従来と比べて小型化できる。

さらに、コアレスモータ 1が偏心分銅 5の回転運動に伴って大きく振動しても

、モー夕はモー夕ホルダ 2を介して下部ケース 6 1と常に接しているため、振動を下部ケース 6 1側に伝えるのみで、パネ性のある給電端子 4 3はモータ本体の振動を回路基板 6 3側にはほとんど伝えることはなく、そのため回路基板のビビリ -ガタツキ等による異音■騒音を発生しない。

以上より、本発明の一実施例であるコアレスモー夕 1およびモータホルダ 2によれば、コアレスモータ 1の板パネ状の給電端子 4 3を円筒軸方向内側に向けて外周方向外方に飛び出るように斜めに固定し、また、モー夕ホルダ 2には差込口 2 2から中央外周側に向かって上がっていく傾斜面 2 3を設けたので、コアレスモータ 1がモータホルダ 2に差し込まれる際に、給電端子 4 3はモータホルダ 2 の外側に飛び出す。

このため、コアレスモータ 1およびモ一夕ホルダ 2が携帯通信端末 6に組み込まれる際に、給電端子 4 3と対面方向に位置する回路基板 6 3の給電回路とは、半田付けなどの特別な作業をすることなしに圧接して導通することができる。また、給電端子 4 3には接続部に突起 4 3 bを設け、また、モータホルダ 2の傾斜面 2 3の頂部 2 4は、対向する回路基板の平面部に対しモー夕ホルダ 2の受け面の他の箇所よりも最も高く外側に飛び出しており、さらにモータホルダ 2は弾性材であるので、給電端子 4 3は上側外方に向かって反発する力が増し、給電端子 4 3と前記した給電回路との接触圧は向上する。さらに、給電端子 4 3は金メッキを施されているため、その接触抵抗は低減し、導通の信頼性は向上する。従って、コアレスモータ 1およびモータホルダ 2の取り付けは、従来と比べて容易になると共に、その接続信頼性も十分確保される。また、給電端子 4 3は円筒コアレスモータ 1の給電部 4から軸方向内側に向かって外周方向外側に飛び出しており、コアレスモータ 1の設置に必要なスペースは、給電端子 4 3がパネ性を有する薄板状の形状であるため、ケースにセットした状態ではモ一夕ホルダ 2 外径寸法とほぼ同一で変わらず、従来リード線付きと比べて長さ寸法がなく、少なくてすむため、携帯通信端末 6全体としては小型化できる。

さらに、偏心分銅 5の回転運動に伴ってモータ本体が振動しても、モータホルダ 2を介して携帯電子機器の下部ケース 6 1 と接しているため、回路基板とのズレなどもなく、振動を下部ケース 6 1に伝えるのみで騒音を発生しない。

なお、本発明は本実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形できる。たとえば、本発明に係る小型モータはコアレスモータに限定されるものではなく、コアードモー夕にも当然応用でき、また、その用途は携帯通信端末の振動源に限定されるものではない。すなわち、偏心分銅の代わりに歯車などの減速機構、あるいは羽根車等のロータフィンを取り付けることにより、任意の装置の駆動力源として用いることも可能である。

また、たとえば、生産上のバラツキで、給電端子 4 3の設置角度が傾斜面 2 3 の傾斜角より小さくなり、給電端子 4 3の両端部の高低差が少なくても、傾斜面 2 3の側部であり差込口 2 2の一部である側端部 2 3 aの厚さ力く、第 2図に示す 4 3 dの高さ寸法より大きければ、コアレスモー夕 1がモータホルダ 2の中に差し込まれる際に、給電端子 4 3は側端部 2 3 aに押されることによって外側に開くため、上記した実施例と同様の効果を安定して得られる。

以上、説明したように、この発明によれば、前記固定端が十分に外側に位置している場合は、該小型モータが前記モータホルダに差し込まれる際に、前記固定端はそのまま前記モー夕ホルダの外側に出る。また、前記固定端が前記モ一夕ホルダの差込口以外の部分より内側に位置していても、前記給電端子は弾性を有しているため、該小型モータが前記モータホルダに差し込まれる際に、前記給電端子は該差込口端面に押されることよって外側に開き、前記固定端は前記モータホルダの外側に出る。

従って、電子機器の各部品の配置や回路基板の回路構成を、該小型モータの給電端子と回路基板上の給電回路とが圧接するように設計することにより、該小型モー夕およびモータホルダと回路基板を携帯電子機器のケースに組み込むのみで前記給電端子は前記給電回路と導通する。

また、前記モータホルダの差込方向の長さは、前記小型モータを保持した状態においても保持しない状態と比べて変わらないため、該小型モータの設置に必要なスペースは従来と比べて少なくてすむ。従って、取り付けは容易であり、かつ

、携帯電子機器を従来と比べて小型化できる。

また、本発明によれば、前記開放端と給電回路などの外部との接触圧は向上するため、前記給電端子の外部との接続信頼性は向上する。さらに、前記給電端子の接触抵抗は低下する。また、この発明によれば、小型モー夕のモー夕ホルダとして好適なモータホルダを作製できる。

また、この発明によれば、前記給電端子とこの回路基板上の給電回路などの外部との接触圧は、該給電端子の反発力を利用することにより高くなるため、前記給電端子の外部との接続信頼性は向上する。また、この発明によれば、前記給電端子とこの回路基板上の給電回路などの外部との接触圧は、前記モ一夕ホルダの反発力を利用することになるため、前記給電端子の外部との接続信頼性は向上す。

また、この発明によれば、該小型モータおよびモータホルダと回路基板を電子機器のケースに組み込んで互いに圧接する際に、前記給電端子が該小型モータの他の部分と導通する可能性はないため、該小型モータの絶縁信頼性は向上する。また、この発明によれば、該小型モータおよびモー夕ホルダと回路基板を電子機器のケースに組み込んで互いに圧接する際にかかる力は、前記凸部に集中するため、前記給電端子の外部との接続信頼性は向上する。産業上の利用可能性

以上のように、本発明にかかる小型モータおよびモータホルダは、携帯通信機器端末などの小型化、および各部品の省スペース化を求められている携帯電子機器等の呼び出し用の振動源として好適である。

Claims

請求の範囲

1 . 回転軸に偏心分銅を取り付けた小型モータをモー夕ホルダ内部に有し、該モ一夕ホルダの差込口から差し込まれて保持された状態で用いられる携帯通信機器端末用の小型モー夕において、

回路基板等の外部からモ一夕に電気を給電する弾性を有する給電端子を、該モ一夕の円筒状ノ、ウジングケ一ス外周に配置し、かつ前記給電端子の固定端が円筒状ハウジングケースの一端側に接続固定される給電部の外周端から円筒長さ方向の中心方向に配置され、前記モータホルダに差し込まれる際に前記給電端子の開放端が該差込口端面の外側に出るように、固定端を前記開放端より内側内径方向に、かつ、前記差込口側に位置するように取り付けたことを特徴とする小型モータ。

2 . 前記給電端子の開放端の接触面外側に、前記外部基板との接触圧を向上させるための突起部を設けたことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の小型モー夕

3 . 前記給電端子の少なくとも前記開放端部側に、前記給電端子の接触抵抗を低減させるための金メツキが施されていることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の小型モー夕。

4 . 請求の範囲第 1項〜第 3項のいずれか一つに記載の小型モータを差し込む差込口と、この差込口から差し込まれた前記小型モー夕を保持する中空部とを備えたモータホルダであって、

前記小型モータを差し込む際に、該モータの前記給電端子の下面内径側に当接して該給電端子を上面円周方向外径側に向けて反らせる差込部を、前記差込口端面につながるホルダーの側面の少なくとも一部に備えることを特徴とするモー夕ホルダ _c

5 . 前記差込部は、前記側面の一部であり、かつ、前記差込部の端面を前記給電端子の開放端より低くすることにより形成される傾斜面であること、を特徴とする請求の範囲第 4項に記載のモータホルダ。

6 . 前記モータホルダは、弾性材料からなることを特徴とする請求の範囲第 4項または第 5項に記載のモー夕ホルダ。

7 . 前記モータホルダは、絶縁材料からなることを特徴とする請求の範囲第 4項〜第 6項のいずれか一つに記載のモータホルダ。

8 . 前記モータホルダに保持された前記小型モータの前記給電端子が内径方向内側に向けて反った際に、前記開放端と接する部分に、前記開放端を円周方向外径側に押し返す凸部を設けることを特徵とする請求の範囲第 4項〜第 7項のいずれか一"" ^こ記載のモー夕ホルダ。