JPWO2021005762A1 - エレベーター装置 - Google Patents

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Abstract

エレベーター装置は、地震感知器(9)、かご(1)、運転制御部(21)、ドア検出部(23)、中断部(22)、及び判定部(24)を備える。中断部(22)は、管制運転が行われている時にドアが開いていることをドア検出部(23)が検出すると、管制運転を中断する。判定部(24)は、ドアが開いていることがドア検出部(23)によって検出されていた開時間に基づいて、再開条件が成立するか否かを判定する。運転制御部(21)は、再開条件が成立すると管制運転を再開する。

Description

この発明は、エレベーター装置に関する。
特許文献1に、エレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置では、地震が発生すると、かご内の乗客を避難させるための管制運転が行われる。
日本特開2017−193418号公報
従来のエレベーター装置では、地震後の管制運転において、かごが最寄り階に到着する前に緊急停止してしまうことがあった。このような場合、乗客はかご内に閉じ込められてしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、地震後に乗客がかご内に閉じ込められてしまうことを低減できるエレベーター装置を提供することである。
この発明に係るエレベーター装置は、地震感知器と、昇降路を移動するかごと、地震感知器が特定の信号を出力すると、かご内の乗客を避難させるための管制運転を行う運転制御手段と、かごのドアが開いていることを検出するドア検出手段と、管制運転が行われている時にドアが開いていることをドア検出手段が検出すると、管制運転を中断する中断手段と、ドアが開いていることがドア検出手段によって検出されていた開時間に基づいて、特定の再開条件が成立するか否かを判定する判定手段と、を備える。運転制御手段は、再開条件が成立すると判定手段が判定すると、中断手段によって中断された管制運転を再開する。
この発明に係るエレベーター装置であれば、地震後に乗客がかご内に閉じ込められてしまうことを低減できる。
実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。 制御装置が有する機能の例を示す図である。 実施の形態1におけるエレベーター装置の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるエレベーター装置の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるエレベーター装置の動作例を示すフローチャートである。 判定部が有する機能の例を示すフローチャートである。 判定部が有する機能の他の例を示すフローチャートである。 制御装置が有する機能の他の例を示すフローチャートである。 制御装置のハードウェア資源の例を示す図である。 制御装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。エレベーター装置は、例えばかご1及びつり合いおもり2を備える。かご1は、昇降路3を上下に移動する。つり合いおもり2は、昇降路3を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。
主ロープ4は、巻上機5の駆動綱車6に巻き掛けられる。かご1は、巻上機5によって駆動される。巻上機5は、制御装置7によって制御される。図1は、巻上機5及び制御装置7が昇降路3の上方の機械室8に設置される例を示す。巻上機5及び制御装置7は、昇降路3に設置されても良い。巻上機5が昇降路3に設置される場合、巻上機5は、昇降路3の頂部に設置されても良いし、昇降路3のピットに設置されても良い。
図1に示す例では、機械室8に地震感知器9が設けられる。地震感知器9は、昇降路3に設置されても良い。地震感知器9は、例えば加速度計である。地震感知器9は、建物の加速度を検出する。地震感知器9は、検出した加速度に応じた信号を出力する。地震感知器9からの信号は、制御装置7に入力される。
本実施の形態では、地震感知器9が、検出した加速度に応じて3段階の信号を出力する例について説明する。例えば、地震感知器9は、特定の第1レベル以上の加速度を検出すると、第1信号を出力する。地震感知器9は、特定の第2レベル以上の加速度を検出すると、第2信号を出力する。第2レベルの加速度は、第1レベルの加速度より大きい。地震感知器9は、特定の第3レベル以上の加速度を検出すると、第3信号を出力する。第3レベルの加速度は、第2レベルの加速度より大きい。
かご1は、ドア10、及びドアスイッチ11を備える。ドアスイッチ11は、例えばドア10が閉じていればドア閉信号を出力する。他の例として、ドアスイッチ11は、ドア10が開いていればドア開信号を出力する。ドアスイッチ11からのドア閉信号或いはドア開信号は、制御装置7に入力される。
図2は、制御装置7が有する機能の例を示す図である。制御装置7は、例えば記憶部20、運転制御部21、中断部22、ドア検出部23、及び判定部24を備える。
運転制御部21は、例えば自動運転、管制運転、及び診断運転を制御する。自動運転は、登録された呼びにかご1を順次応答させるための運転である。管制運転は、地震が発生した直後に、かご1内の乗客を避難させるための運転である。診断運転は、異常の有無を判定するための運転である。診断運転は、管制運転が終了した後にかご1を実際に移動させることによって行われる。
以下に、図3から図6も参照し、エレベーター装置が有する機能について詳しく説明する。図3から図5は、実施の形態1におけるエレベーター装置の動作例を示すフローチャートである。図3から図5は、一連の動作フローを示す。
運転制御部21が自動運転を行っている間、制御装置7では、地震感知器9から第3信号が入力された否かが判定される(S101)。S101でNoと判定されると、制御装置7では、地震感知器9から第2信号が入力されたか否かが判定される(S102)。S102でNoと判定されると、制御装置7では、地震感知器9から第1信号が入力されたか否かが判定される(S103)。
例えば、地震感知器9は、第1レベル以上且つ第2レベル未満の加速度を検出すると、第1信号を出力する。これにより、S103でYesと判定される。S103でYesと判定されると、運転制御部21は、かご1を最寄り階に停止させるための管制運転を開始する(S104)。
S104で管制運転が開始されると、中断部22は、特定の中断条件が成立したか否かを判定する(S105)。例えば、制御装置7に安全回路が備えられる。一例として、中断条件は、安全回路が動作すると成立する。中断条件が成立していなければ、かご1が最寄り階に停止したか否かが判定される(S109)。S109でNoと判定されると、S105において、中断条件が成立したか否かが再び判定される。即ち、中断部22によるS105の判定は、管制運転においてかご1が最寄り階に停止するまでの間、継続して行われる。中断部22は、S105でYesと判定すると、管制運転を中断させ、かご1を緊急停止させる(S106)。
例えば、ドア検出部23は、ドアスイッチ11からのドア開信号に基づいて、ドア10が開いていることを検出する。管制運転が行われている時にドア10が開いていることがドア検出部23によって検出されると、安全回路が動作する。これにより、中断条件が成立し、管制運転が中断される。即ち、かご1は緊急停止する。安全回路が動作する条件は、上記例のみに限定されない。例えば、他の安全装置から制御装置7に特定の信号が入力された場合にも安全回路が動作しても良い。
S106でかご1が緊急停止すると、中断部22は、中断条件の成立が継続しているか否かを判定する(S107)。S107でYesと判定されると、運転制御部21は、管制運転を再開させない。運転制御部21は、かご1を停止したままにする。一方、S107でNoと判定されると、運転制御部21は、管制運転を再開する(S108)。例えば、運転制御部21は、S108において、自動運転での移動速度より遅い特定の低速度でかご1を最寄り階に向けて移動させる。上記低速度は、例えば10m/minである。
S108で管制運転が再開されると、中断部22は、中断条件が成立したか否かを判定する(S105)。S105でYesと判定されると、上記動作が再び行われる。一方、管制運転が行われることによってかご1が最寄り階に停止すると(S109のYes)、運転制御部21はドア10を開く。これにより、乗客は、かご1から出ることができる。運転制御部21は、ドア10を開けてから一定時間が経過すると、ドア10を閉じる。最寄り階でドア10が閉じられると、ドア10が閉じてから一定時間が経過したか否かが判定される(S110)。S110でYesと判定されると、運転制御部21は、通常運転を再開する(S111)。
地震感知器9は、第2レベル以上且つ第3レベル未満の加速度を検出すると、第2信号を出力する。これにより、S102でYesと判定される。S102でYesと判定されると、運転制御部21は、かご1を最寄り階に停止させるための管制運転を開始する(S112)。
S112で管制運転が開始されると、中断部22は、特定の中断条件が成立したか否かを判定する(S113)。例えば、中断条件は、安全回路が動作すると成立する。中断条件が成立していなければ、かご1が最寄り階に停止したか否かが判定される(S117)。S117でNoと判定されると、S113において、中断条件が成立したか否かが再び判定される。即ち、中断部22によるS113の判定は、管制運転においてかご1が最寄り階に停止するまでの間、継続して行われる。中断部22は、S113でYesと判定すると、管制運転を中断させ、かご1を緊急停止させる(S114)。
S113における中断条件は、S105における中断条件と同じでも良い。例えば、管制運転が行われている時にドア10が開いていることがドア検出部23によって検出されると、安全回路が動作する。これにより、中断条件が成立し、管制運転が中断される。即ち、かご1は緊急停止する。
S114でかご1が緊急停止すると、中断部22は、中断条件の成立が継続しているか否かを判定する(S115)。S115でYesと判定されると、運転制御部21は、管制運転を再開させない。運転制御部21は、かご1を停止したままにする。一方、S115でNoと判定されると、運転制御部21は、管制運転を再開する(S116)。例えば、運転制御部21は、S116において、上記低速度でかご1を最寄り階に向けて移動させる。
S116で管制運転が再開されると、中断部22は、中断条件が成立したか否かを判定する(S113)。S113でYesと判定されると、上記動作が再び行われる。一方、管制運転が行われることによってかご1が最寄り階に停止すると(S117のYes)、運転制御部21はドア10を開く。これにより、乗客は、かご1から出ることができる。運転制御部21は、ドア10を開けてから一定時間が経過すると、ドア10を閉じる。最寄り階でドア10が閉じられると、ドア10が閉じてから一定時間が経過したか否かが判定される(S118)。
S118でYesと判定されると、運転制御部21は、診断運転を開始する(S119)。診断運転で異常が検出されると(S120のYes)、運転制御部21は運転を休止する。また、外部への発報が行われる(S121)。一方、診断運転で異常が検出されなければ(S120のNo)、運転制御部21は、通常運転を再開する(S122)。
地震感知器9は、第3レベル以上の加速度を検出すると、第3信号を出力する。これにより、S101でYesと判定される。S101でYesと判定されると、運転制御部21は、かご1を最寄り階に停止させるための管制運転を開始する(S123)。
S123で管制運転が開始されると、中断部22は、特定の中断条件が成立したか否かを判定する(S124)。例えば、中断条件は、安全回路が動作すると成立する。中断条件が成立していなければ、かご1が最寄り階に停止したか否かが判定される(S128)。S128でNoと判定されると、S124において、中断条件が成立したか否かが再び判定される。即ち、中断部22によるS124の判定は、管制運転においてかご1が最寄り階に停止するまでの間、継続して行われる。中断部22は、S124でYesと判定すると、管制運転を中断させ、かご1を緊急停止させる(S125)。
S124における中断条件は、S105における中断条件或いはS113における中断条件と同じでも良い。上述したように、ドア検出部23は、ドア10が開いていることを検出する。管制運転が行われている時にドア10が開いていることがドア検出部23によって検出されると、安全回路が動作する。これにより、中断条件が成立し、管制運転が中断される。即ち、かご1は緊急停止する。
S125で管制運転が中断され、かご1が緊急停止すると、判定部24は、特定の再開条件が成立したか否かを判定する(S126)。判定部24は、ドア10が開いていることがドア検出部23によって検出されていた時間に基づいて、S126の判定を行う。S126でNoと判定されると、運転制御部21は、管制運転を再開させない。運転制御部21は、かご1を停止したままにする。一方、S126でYesと判定されると、運転制御部21は、管制運転を再開する(S127)。例えば、運転制御部21は、S127において、上記低速度でかご1を最寄り階に向けて移動させる。
S127で管制運転が再開されると、中断部22は、中断条件が成立したか否かを判定する(S124)。S124でYesと判定されると、上記動作が再び行われる。一方、管制運転が行われることによってかご1が最寄り階に停止すると(S128のYes)、運転制御部21はドア10を開く。これにより、乗客は、かご1から出ることができる。運転制御部21は、ドア10を開けてから一定時間が経過すると、ドア10を閉じる。最寄り階でドア10が閉じられると、ドア10が閉じてから一定時間が経過したか否かが判定される(S129)。
S129でYesと判定されると、運転制御部21は、診断運転を開始する(S130)。診断運転で異常が検出されると(S131のYes)、運転制御部21は運転を休止する。また、外部への発報が行われる(S132)。一方、診断運転で異常が検出されなければ(S131のNo)、運転制御部21は、通常運転を再開する(S133)。
図6は、判定部24が有する機能の例を示すフローチャートである。図6は、S126で行われる動作フローの例を示す。以下においては、ドア10が開いていることがドア検出部23によって検出されていた時間のことを「開時間t1」とも表記する。S125で管制運転が中断されると、判定部24は、中断条件が成立しているか否かを判定する(S201)。S124で中断条件が一旦成立した後に中断条件が成立しなくなっていれば、S201でNoと判定される。S201でNoと判定されると、判定部24は、S125での管制運転の中断が、ドア10が開いていることをドア検出部23が検出したことによって発生したか否かを判定する(S202)。S202でNoと判定されると、再開条件は成立しない(S203)。
S202でYesと判定されると、判定部24は、ドアスイッチ11からのドア開信号に基づいて開時間t1を算出する(S204)。次に、判定部24は、S204で算出した開時間t1が特定の基準時間Tより短いか否かを判定する(S205)。基準時間Tは、記憶部20に予め記憶される。例えば、基準時間Tは、500msec以下の特定の時間である。開時間t1が基準時間Tより短くなければ、S205でNoと判定される。S205でNoと判定されると、再開条件は成立しない(S203)。即ち、S126でNoと判定される。一方、開時間t1が基準時間Tより短ければ、S205でYesと判定される。S205でYesと判定されると、再開条件は成立する(S206)。即ち、S126でYesと判定される。
上述したように、S126で再開条件が成立することを判定部24が判定すると、運転制御部21は、S125で中断した管制運転を再開する(S127)。一方、S126で再開条件が成立することを判定部24が判定しなければ、運転制御部21は、S125で中断した管制運転を再開しない。
本実施の形態に示す例では、S125で管制運転が中断された場合であっても、再開条件が成立すれば管制運転が再び行われる。このため、本実施の形態に示す例であれば、地震後に乗客がかご1内に閉じ込められてしまうことを低減できる。
地震感知器9から第3信号が出力された場合は、実際にどの程度大きな地震が発生したのかが分からない。従来では、管制運転が開始された後に安全回路が動作すると、管制運転を再開させることなく、かご1をそのまま停止させていた。しかし、管制運転が実際に中断された原因を出願人が調査したところ、多くの場合で、管制運転が行われている時にドア10が極短い時間だけ開くことによって管制運転が中断されていることが分かった。このような事象の主な原因は、管制運転が行われている時に余震が発生することである。
更に、出願人の調査により、余震が小さければドア10が開いている時間も短くなり、直後にドア10が閉まることも分かった。そして、ドア10が極短い時間だけ開くことによって管制運転が中断した場合は、その後に管制運転を再開させても殆ど問題が生じないことが確認できた。本実施の形態に示すエレベーター装置は、このような出願人の調査に基づき実現されたものである。例えば、出願人は、調査した範囲において、基準時間Tが500msecであれば、管制運転を再開させても全く問題が生じないことを確認している。
以下に、本エレベーター装置が採用可能な他の機能について説明する。本エレベーター装置は、以下に示す複数の機能を組み合わせて採用しても良い。
図7は、判定部24が有する機能の他の例を示すフローチャートである。図7は、S126で行われる動作フローの例を示す。図7に示す動作フローは、図6に示す動作フローに、S207に示す処理を追加したものに相当する。
S202でYesと判定されると、判定部24は、S125で管制運転が中断されてから一定時間が経過したか否かを判定する(S207)。例えば、S207では、ドア10が開いていることがドア検出部23によって検出されなくなってから一定時間が経過したか否かが判定される。S207でYesと判定されると、判定部24は、ドアスイッチ11からのドア信号に基づいて開時間t1を算出する(S204)。
図7に示す例では、再開条件は、S125で管制運転が中断されてから一定時間が経過し、且つS204で算出した開時間t1が基準時間Tより短い場合に成立する。図7に示す例であれば、余震が発生してから一定時間が経過した後に、管制運転を再開することができる。S207の判定は、S205でYesと判定された後に行われても良い。
他の例として、制御装置7は、移動指令部25を更に備えても良い。かかる場合、エレベーター装置は、変位センサ12を更に備える。変位センサ12は、かご1が実際に移動した距離を検出する手段の一例である。変位センサ12は、例えばかご1に設けられる。変位センサ12が検出した距離を示す信号は、制御装置7に入力される。なお、上記手段は、主ロープ4が移動した距離からかご1が実際に移動した距離を検出しても良い。他の例として、上記手段は、かご1の移動に連動する回転体の回転角度からかご1が実際に移動した距離を検出しても良い。
図8は、制御装置7が有する機能の他の例を示すフローチャートである。図8は、S126で行われる動作フローの例を示す。図8に示す動作フローは、図6に示す動作フローに、S208及びS209に示す処理を追加したものに相当する。
S205でYesと判定されると、移動指令部25は、巻上機5に対して移動指令を出力する(S208)。S208で出力される移動指令は、例えばかご1がつり合いおもり2から離れる方向にかご1を特定の距離l1だけ移動させるための指令である。距離l1は、例えば50mmである。移動指令部25から移動指令が出力されることにより、かご1は、つり合いおもり2から離れる方向に移動する。そして、移動指令部25からの移動指令に応じてかご1が実際に移動した距離l2は、変位センサ12によって検出される。なお、S208で出力される移動指令は、かご1がつり合いおもり2に接近する方向にかご1を移動させるための指令でも良い。S208で出力される移動指令は、かご1がつり合いおもり2から離れる方向とかご1がつり合いおもり2に接近する方向の双方向にかご1を移動させるための指令でも良い。
次に、判定部24は、距離l1と距離l2との差が特定の基準距離Lより短いか否かを判定する(S209)。基準距離Lは、例えば0.1mmである。即ち、S209では、移動指令部25からの移動指令の通りにかご1が実際に移動したか否かが判定される。距離l1と距離l2との差が基準距離Lより短くなければ、S209でNoと判定される。S209でNoと判定されると、再開条件は成立しない(S203)。一方、距離l1と距離l2との差が基準距離Lより短ければ、S209でYesと判定される。S209でYesと判定されると、再開条件は成立する(S206)。
図8に示す例では、距離l1と距離l2との差が基準距離Lより短くなければ、管制運転は再開されない。このため、図8に示す例であれば、例えば、余震によって主ロープ4が昇降路3内の機器に引っ掛かってしまった場合に、管制運転の再開を阻止できる。
なお、図8に示す例においても、図7に示す例と同様に、S204に示す処理が行われる前或いは後にS207に示す処理が行われても良い。例えば、判定部24は、S202でYesと判定されると、S119で管制運転が中断されてから一定時間が経過したか否かを判定する(S207)。かかる場合、移動指令部25は、S119で管制運転が中断されてから一定時間が経過し、且つS204で算出した開時間t1が基準時間Tより短い場合に、S208において移動指令を出力する。
他の例として、制御装置7は、トルク検出部26を更に備えても良い。トルク検出部26は、巻上機5のトルクを検出する。中断部22は、S126で再開条件が成立して管制運転が再開されると、トルク検出部26が検出したトルクにも基づいて管制運転を中断する。例えば、中断部22は、管制運転が再開された後は、トルク検出部26が検出したトルクが基準トルクを超えると、管制運転を中断する。基準トルクは、記憶部20に予め記憶される。これにより、余震によって主ロープ4が昇降路3内の機器に引っ掛かってしまった場合に、再開後の管制運転を即座に中断できる。
本実施の形態において、符号20〜26は、制御装置7が有する機能を示す。図9は、制御装置7のハードウェア資源の例を示す図である。制御装置7は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ31とメモリ32とを含む処理回路30を備える。記憶部20が有する機能はメモリ32によって実現される。制御装置7は、メモリ32に記憶されたプログラムをプロセッサ31によって実行することにより、符号21〜26に示す各部の機能を実現する。
図10は、制御装置7のハードウェア資源の他の例を示す図である。図10に示す例では、制御装置7は、例えばプロセッサ31、メモリ32、及び専用ハードウェア33を含む処理回路30を備える。図10は、制御装置7が有する機能の一部を専用ハードウェア33によって実現する例を示す。制御装置7が有する機能の全部を専用ハードウェア33によって実現しても良い。専用ハードウェア33として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
この発明は、地震後に管制運転を行うエレベーター装置に適用できる。
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 昇降路、 4 主ロープ、 5 巻上機、 6 駆動綱車、 7 制御装置、 8 機械室、 9 地震感知器、 10 ドア、 11 ドアスイッチ、 12 変位センサ、 20 記憶部、 21 運転制御部、 22 中断部、 23 ドア検出部、 24 判定部、 25 移動指令部、 26 トルク検出部、 30 処理回路、 31 プロセッサ、 32 メモリ、 33 専用ハードウェア
この発明に係るエレベーター装置は、地震感知器と、昇降路を移動するかごと、地震感知器が特定の信号を出力すると、かご内の乗客を避難させるための管制運転を行う運転制御手段と、かごのドアが開いていることを検出するドア検出手段と、管制運転が行われている時にドアが開いていることをドア検出手段が検出すると、管制運転を中断する中断手段と、ドアが開いていることがドア検出手段によって検出されていた開時間に基づいて、特定の再開条件が成立するか否かを判定する判定手段と、を備える。運転制御手段は、再開条件が成立すると判定手段が判定すると、中断手段によって中断された管制運転を再開する。再開条件は、開時間が特定の基準時間より短い場合に成立する。基準時間は、500msec以下の特定の時間である。
また、この発明に係るエレベーター装置は、地震感知器と、昇降路を移動するかごと、地震感知器が特定の信号を出力すると、かご内の乗客を避難させるための管制運転を行う運転制御手段と、かごのドアが開いていることを検出するドア検出手段と、管制運転が行われている時にドアが開いていることをドア検出手段が検出すると、管制運転を中断する中断手段と、ドアが開いていることがドア検出手段によって検出されていた開時間に基づいて、特定の再開条件が成立するか否かを判定する判定手段と、中断手段によって管制運転が中断された場合に、開時間が特定の基準時間より短ければ、かごを特定の距離だけ移動させるための移動指令を出力する移動指令手段と、移動指令に応じてかごが移動した距離を検出する距離検出手段と、を備える。再開条件は、特定の距離と距離検出手段が検出した距離との差が基準距離より短ければ成立する。運転制御手段は、再開条件が成立すると判定手段が判定すると、中断手段によって中断された管制運転を再開する。基準時間は、500msec以下の特定の時間である。
また、この発明に係るエレベーター装置は、地震感知器と、昇降路を移動するかごと、地震感知器が特定の信号を出力すると、かご内の乗客を避難させるための管制運転を行う運転制御手段と、かごのドアが開いていることを検出するドア検出手段と、管制運転が行われている時にドアが開いていることをドア検出手段が検出すると、管制運転を中断する中断手段と、ドアが開いていることがドア検出手段に検出されなくなった後に、ドアが開いていることがドア検出手段によって検出されていた開時間に基づいて、特定の再開条件が成立するか否かを判定する判定手段と、を備える。運転制御手段は、再開条件が成立すると判定手段が判定すると、中断手段によって中断された管制運転を再開する。

Claims (7)

  1. 地震感知器と、
    昇降路を移動するかごと、
    前記地震感知器が特定の信号を出力すると、前記かご内の乗客を避難させるための管制運転を行う運転制御手段と、
    前記かごのドアが開いていることを検出するドア検出手段と、
    前記管制運転が行われている時に前記ドアが開いていることを前記ドア検出手段が検出すると、前記管制運転を中断する中断手段と、
    前記ドアが開いていることが前記ドア検出手段によって検出されていた開時間に基づいて、特定の再開条件が成立するか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記運転制御手段は、前記再開条件が成立すると前記判定手段が判定すると、前記中断手段によって中断された前記管制運転を再開するエレベーター装置。
  2. 前記再開条件は、前記開時間が特定の基準時間より短い場合に成立する請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. 前記再開条件は、前記中断手段によって前記管制運転が中断されてから一定時間が経過し、且つ前記開時間が前記基準時間より短い場合に成立する請求項2に記載のエレベーター装置。
  4. 前記中断手段によって前記管制運転が中断された場合に、前記開時間が特定の基準時間より短ければ、前記かごを特定の距離だけ移動させるための移動指令を出力する移動指令手段と、
    前記移動指令に応じて前記かごが移動した距離を検出する距離検出手段と、
    を更に備え、
    前記再開条件は、前記特定の距離と前記距離検出手段が検出した距離との差が基準距離より短ければ成立する請求項1に記載のエレベーター装置。
  5. 前記移動指令手段は、前記中断手段によって前記管制運転が中断された場合に、前記中断手段によって前記管制運転が中断されてから一定時間が経過し、且つ前記開時間が前記基準時間より短ければ、前記移動指令を出力する請求項4に記載のエレベーター装置。
  6. 前記基準時間は、500msec以下の特定の時間である請求項2から請求項5の何れか一項に記載のエレベーター装置。
  7. 前記かごを駆動する巻上機と、
    前記巻上機のトルクを検出するトルク検出手段と、
    を更に備え、
    前記中断手段は、前記管制運転が再開された後、前記トルク検出手段によって検出されたトルクに基づいて前記管制運転を中断する請求項1から請求項6の何れか一項に記載のエレベーター装置。
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