JPWO2019004036A1 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019004036A1
JPWO2019004036A1 JP2019526839A JP2019526839A JPWO2019004036A1 JP WO2019004036 A1 JPWO2019004036 A1 JP WO2019004036A1 JP 2019526839 A JP2019526839 A JP 2019526839A JP 2019526839 A JP2019526839 A JP 2019526839A JP WO2019004036 A1 JPWO2019004036 A1 JP WO2019004036A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
washing
case
rotary cylinder
wash water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019526839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7113234B2 (ja
Inventor
倉掛 敏之
敏之 倉掛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2019004036A1 publication Critical patent/JPWO2019004036A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7113234B2 publication Critical patent/JP7113234B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F39/00Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00 
    • D06F39/10Filtering arrangements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/38Treatment of water, waste water, or sewage by centrifugal separation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

洗濯機(100)は、筐体(2)と、外槽(1)と、洗濯槽(4)と、モータ(10)と、外槽(1)内の洗濯水に含まれる異物を分離する遠心分離部(20)と、遠心分離部(20)に接続された水路(19)と、外槽(1)と、遠心分離部(20)、水路(19)と、を含む循環経路(19c)と、循環経路(19c)に洗濯水を循環させるポンプ(21)と、を備える。遠心分離部(20)は、ケース(22)と、ケース(22)内に回転筒(23)と、を有し、回転筒(23)は、洗濯水が流入する洗濯水入口(23b)と、洗濯水が流出する洗濯水出口(23c)と、羽根(25)と、を有し、羽根(25)は、洗濯水の流れを受けて回転することで回転筒(23)を回転させるように構成されている。

Description

本開示は、衣類等の繊維製品の洗濯を行う洗濯機に関する。
従来の洗濯機において、洗濯中に洗濯物から遊離した汚れ等の異物を洗濯水から分離して洗濯水を浄化し、分離した異物が洗濯物へ再付着することを防止することが考えられている(例えば、特許文献1、2参照)。
図10は、従来の洗濯機の概略構成を示す図である。図10に示すように、第1の給水管51、第2の給水管52及び第3の給水管53で構成された風呂水供給路に、サイクロン式分離器54が設けられている。洗濯時に風呂水供給ポンプ55が駆動されると、ドラム56内の水が接続管57からサイクロン式分離器54に導入され、サイクロン式分離器54で、洗濯物から遊離した汚れ及び糸屑等の不純物が取り除かれる。不純物が取り除かれた水は、第2の給水管52及び第1の給水管51を通してドラム56内に戻される。
また、特許文献2において、洗濯槽の回転軸が鉛直方向に設定された、いわゆる縦型洗濯機において、サイクロン糸屑分離器によって、洗濯水に混在する糸屑及び固形物質を分離することが考えられている。
一般的に、洗濯物に付着している汚れは、人体の垢又は皮脂、泥、及び飲食物の食べこぼし等である。そして、洗濯中に、これらの異種の汚れが洗濯物から遊離して、異物として洗濯水に混じる。洗濯水に含まれる異物には、洗濯物から遊離した皮脂等のように、水よりも比重の軽いもの及び微細なものが含まれる。
しかしながら、これらを液体サイクロンで分離することは難しい。また、分離できた場合であっても、異物が循環する洗濯水へ再混入してしまうことを防止するために、分離された異物を液体サイクロンの内部に留め置くことは困難である。
すなわち、従来の構成では、洗濯水から異物を分離することが難しいという課題がある。
また、分離された異物が、循環する洗濯水へ再混入してしまうことを防止することが難しいという課題がある。
さらに、液体サイクロンによる異物の分離においては、一般的に、洗濯機の運転中に分離された異物を廃棄する必要がある。その際、処理される洗濯水の一部も同時に流出するため、洗濯中に洗濯水が減少してしまう。従って、運転の開始時に洗濯物の量に応じて給水された洗濯水を適量に維持するためには、洗濯中に水を補給することが必要になる。このため、洗濯時に使用する水量が増加するという問題がある。
特開2005−152212号公報 特開2001−70694号公報
本開示は、従来の課題を解決するもので、洗濯が行われることで汚れた洗濯水から、汚れ物質等の異物を分離して洗濯水を浄化し、分離された汚れ物質等の異物が、洗濯物への再付着することを抑え、洗浄性能を高めた洗濯機を提供することを目的とする。
具体的には、本開示に係る洗濯機は、筐体と、筐体内に弾性的に支持された外槽と、外槽内に回転可能に設けられた洗濯槽と、洗濯槽を回転駆動するモータと、外槽内の洗濯水に含まれる異物を分離する遠心分離部と、遠心分離部に接続された水路と、外槽と、遠心分離部と、水路と、を含む循環水路と、循環水路に洗濯水を循環させるポンプと、を備える。遠心分離部は、ケースと、ケース内に回転可能に設けられた中空の回転筒と、を有し、回転筒は、洗濯水が流入する洗濯水入口と、洗濯水が流出する洗濯水出口と、羽根と、を有し、羽根は、洗濯水の流れを受けて回転することで回転筒を回転させるように構成されている。
このような構成によって、遠心分離部で高速の旋回流が生成され、洗濯物から遊離した汚れ等の異物を洗濯水から分離することができ、洗濯水から異物を除去することができる。
また、分離された汚れ物質等の異物は、遠心分離部で強い遠心力を受けるため、遠心分離部を通過する循環流に引き込まれて外槽に戻ることが抑制される。よって、洗濯水から分離された異物が洗濯物へ再付着することが防止され、洗濯機の洗浄性能を高めることができる。
本開示の実施の形態1における洗濯機の概略構成を示す図 実施の形態1における洗濯機の遠心分離部を拡大した断面図 図2におけるD−D断面図 図2におけるE−E断面図 実施の形態1における洗濯機の遠心分離部を示す斜視図 実施の形態1における洗濯機の遠心分離部の回転筒を示す斜視図 実施の形態1における洗濯機のブロック構成図 本開示の実施の形態2における洗濯機の遠心分離部を拡大した断面図 図8におけるF−F断面図 従来の洗濯機の概略構成を示す図
本開示に係る第1の態様の洗濯機は、筐体と、筐体内に弾性的に支持された外槽と、外槽内に回転可能に設けられた洗濯槽と、洗濯槽を回転駆動するモータと、外槽内の洗濯水に含まれる異物を分離する遠心分離部と、遠心分離部に接続された水路と、外槽と遠心分離部と水路とを含む循環経路と、循環経路に洗濯水を循環させるポンプと、を備える。遠心分離部は、ケースと、ケース内に回転可能に設けられた回転筒と、を有し、回転筒は、洗濯水が流入する洗濯水入口と、洗濯水が流出する洗濯水出口と、羽根と、を有し、羽根は、洗濯水の流れを受けて回転することで回転筒を回転させるように構成されている。
このような構成によって、遠心分離部で高速の旋回流が生成され、洗濯物から遊離した汚れ等の異物を洗濯水から分離することができ、洗濯水から異物を除去することができる。
また、分離された汚れ物質等の異物は遠心分離部で強い遠心力を受けるため、遠心分離部を通過する循環流に引き込まれて外槽に戻ることが抑制される。よって、洗濯水から分離された異物が洗濯物へ再付着することが防止され、洗濯機の洗浄性能を高めることができる。
また、ポンプの送水作用によって羽根が回転することで遠心分離部の回転筒が回転するため、遠心分離部に回転筒を回転させるためのモータを設ける必要がなく、遠心分離部の構成を簡略にすることができる。
本開示に係る第2の態様の洗濯機において、水路は、遠心分離部の上流側に接続された第1の水路と、遠心分離部の下流側に接続された第2の水路と、を備え、第1の水路及び第2の水路のうちのいずれか一方又は両方は、ケースを下方又は上方から見た場合にケースの外周の接線方向に沿って設けられており、ケースと接続されていてもよい。
このような構成によって、洗濯水が第1の水路からスムーズにケース内に流入し、又は、洗濯水がケース内から第2の水路へスムーズに流出する。
本開示に係る第3の態様の洗濯機において、遠心分離部のケースは、下流側ケースを有し、羽根の少なくとも一部は、下流側ケース内に配置され、第2の水路は、下流側ケースを上方から見た場合に下流側ケースの外周の接線方向に沿って設けられており、下流側ケースと接続されていてもよい。
このような構成によって、羽根が洗濯水の動圧を受けるため、ポンプの送水作用を回転筒の回転動作に変換することができる。また、洗濯水は旋回流の旋回成分に沿うようにスムーズに第2の水路へ誘導されるため、回転筒の回転動作が円滑に行われる。
本開示に係る第4の態様の洗濯機において、遠心分離部のケースは上流側ケースを有し、羽根の少なくとも一部は、上流側ケース内に配置され、第1の水路は、上流側ケースを下方から見た場合に上流側ケースの外周の接線方向に沿って設けられており、上流側ケースと接続されていてもよい。
このような構成によって、洗濯水が旋回流生成部の上流側ケースの接線方向から上流側ケース内にスムーズに流入されるとともに、旋回流が生成される。このため、特別な構成を設けることなく、洗濯水に容易に旋回成分を付与することができる。
本開示に係る第5の態様の洗濯機において、遠心分離部は、回転筒の洗濯水入口が洗濯水出口よりも下方に位置するように構成されていてもよい。
このような構成によって、洗濯水に含まれる洗剤によって生じる気泡又は水路中の気泡等が、洗濯水とともに回転筒に入ってきた場合でも、水より軽いこれらの気泡は、洗濯水による旋回流及び循環流の作用によって、回転筒外へ容易に排出される。従って、回転筒内に気泡が留まることによって生じる回転筒内の水と気泡分布のアンバランスを防ぐことができ、アンバランスによって生じる回転筒の回転ブレを回避することができる。
本開示に係る第6の態様の洗濯機において、遠心分離部は、ケースを通過する洗濯水から分離された異物が回転筒の内周面に保持されるように構成されていてもよい。
このような構成によって、遠心力によって洗濯水から分離された汚れ物質等の異物が、回転筒を貫流する洗濯水に再び戻って洗濯物に再付着することを防止することができるため、洗濯機の洗浄性能を高めることができる。
本開示に係る第7の態様の洗濯機において、回転筒の直径は、洗濯水入口の最大径及び洗濯水出口の最大径よりも大きく構成されていてもよい。
このような構成によって、遠心力によって洗濯水から分離された異物が、回転筒23を通過する洗濯水の循環流に引き込まれて洗濯物5に再付着することを効果的に防ぐことができる。
本開示に係る第8の態様の洗濯機において、遠心分離部は、遠心分離部を通過する循環流の流速V1及び回転筒内における旋回流の流速V2が、V1<V2となるように構成されていてもよい。
このような構成によって、遠心分離部において、異物の遠心分離が効果的に行われる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本開示が限定されるものではない。
(実施の形態1)
[洗濯機の全体構成]
図1は、本開示の実施の形態1における洗濯機の概略構成を示す図である。
なお、図1における左側が、洗濯機100の前面側を示す。
図1に示されるように、洗濯機100は、洗濯機100の外枠を構成する筐体2と、筐体2の内部に設けられた外槽1と、外槽1の内部に設けられた洗濯槽4と、を有する。
洗濯機100の下部に、制御部27が設けられている。また、洗濯機100の前面側(図1における左側)の上部に、操作表示部31が設けられている。
外槽1及び洗濯槽4は、有底筒状に構成されている。外槽1は、筐体2の内部において、複数のサスペンション機構3によって弾性的に支持されている。外槽1、筐体2及び洗濯槽4には、それぞれの前面側において、使用者が衣類等の洗濯物5を出し入れするための開口部1a、開口部2a及び開口部6が設けられている。
洗濯槽4は、回転シャフト7によって支えられており、回転可能に設けられている。洗濯槽4の内周の壁面には、内方へ突出した複数(例えば、3個)のバッフル8が設けられている。さらに、内周の壁面には多数の小孔9が設けられている。
外槽1内において、洗濯槽4の、内側及び外側は、小孔9を介して連通されている。
外槽1、洗濯槽4及び回転シャフト7は、水平に対して角度θ(例えば、20°)だけ前面側が上方に傾けられて設けられている。
洗濯槽4は、外槽1の背面側に設けられたモータ10によって、正逆方向の回転が可能となるように構成されている。
モータ10は、例えばブラシレス直流モータで構成されており、制御部27のインバータ制御によって、その回転速度が自在に変化させられるように構成されている。
外槽1の開口部1a及び筐体2の開口部2aは、洗濯槽4の開口部6と対向するように構成されている。
外槽1の開口部1aと筐体2の開口部2aとは、伸縮自在な蛇腹状のパッキン12によって、気密性が確保された状態で連結されている。
筐体2の前面には、開口部2aを開閉する扉11が設けられている。
筐体2の背面上部に、洗濯水を供給する給水口13が設けられている。給水口13は、水道の蛇口13aと接続されている。水道水は、給水口13から供給されて洗濯水となる。
給水口13の下流側に、給水弁14及び洗剤ケース15が設けられている。給水弁14は、制御部27によって開閉駆動され、給水及び給水の停止を行う。
破線の矢印Aで示すように、洗剤投入部15aは、洗剤ケース15から前面側へ引き出されるように構成されている。これにより、使用者は、洗剤を洗剤ケース15内へ容易に投入することができる。
給水口13から供給された洗濯水は、破線の矢印Bで示すように、洗剤ケース15に流入し、洗剤ケース15内に投入されている洗剤を溶かしながら外槽1へ流入する。
外槽1の下部には、洗濯水を排出する排水口16が設けられている。排水口16には、排水路17が連結されている。
排水路17には排水弁18が設けられている。排水弁18が制御部27によって開閉駆動されることで、外槽1内に洗濯水が溜められたり、洗濯水が排水されたりする。
また、排水路17には、水路19が接続されている。
水路19は、一端が排水路17に接続され、他端が外槽1の前面側の下部に接続されている。水路19は、外槽1の下方に設けられた、後述の遠心分離部20と外槽1とを含む循環経路19cの一部を構成している。水路19は遠心分離部20と接続されており、外槽1内の洗濯水を遠心分離部20へ流入させる第1の水路19a、及び、遠心分離部20を通過した洗濯水を外槽1内へ流入させる第2の水路19bを有している。
水路19の途中には、ポンプ21が設けられている。ポンプ21が駆動されることで、外槽1と遠心分離部20との間において、洗濯水が、水路19を通して矢印Cの方向へ流れる。このとき、外槽1内の洗濯水は、排水口16から排水路17を経由して水路19を流れる。
洗濯水が遠心分離部20を通過する際に、後述するように、洗濯水に含まれる異物が洗濯水から分離される。異物には、洗濯物5から遊離した、汚れ及び糸屑、並びに洗濯水に溶解した洗剤に含まれる水軟化剤等が含まれる。
[遠心分離部]
図2は、本実施の形態における洗濯機の遠心分離部の拡大図である。図3は、図2におけるD−D断面図である。図4は、図2におけるE−E断面図である。
図2に示すように、遠心分離部20は、円筒形状のケース22と、回転筒23と、を有する。
遠心分離部20は、水路19と連通するように、第1の水路19a及び第2の水路19bと接続されている。
水路19は、遠心分離部20の上流側に接続された第1の水路19aと、遠心分離部20の下流側に接続された第2の水路19bとを有する。
回転筒23は、本体23eが中空に構成されている。回転筒23は、内周面23aと、第1の水路19aからの洗濯水を回転筒23内に流入させるための洗濯水入口23bと、回転筒23内から第2の水路19bへ向けて洗濯水を流出させるための洗濯水出口23cと、羽根25と、を有する。
回転筒23は、ケース22内において、水密状態で回転可能となるように、支持部23dによって支持されている。支持部23dは、回転筒23の回転軸を構成している。
洗濯水入口23b及び洗濯水出口23cは、それぞれ回転筒23の底面及び上面の中央に設けられている。
遠心分離部20は、回転筒23の回転軸が、鉛直又は鉛直に近い状態となるように配置されている。
回転筒23の洗濯水入口23bは、洗濯水出口23cよりも下方に位置するように設けられている。これにより、遠心分離部20を通過する洗濯水は、回転筒23内を、下方から上方に向かって流れる。
遠心分離部20には、さらに、水車部24が設けられていてもよい。
水車部24は、ケース22における下流側に設けられた下流側ケース24aと、複数(例えば、4個)の羽根25と、を有する。
下流側ケース24aは、遠心分離部20のケース22の一部を構成している。下流側ケース24aはケース22と一体的に形成され、又は別部材によって形成されてケース22と一体となるように固定されている。
羽根25は、少なくともその一部が下流側ケース24a内に配置されている。回転筒23の、羽根25と本体23eとは、一体に形成され、又は別部材によって形成されて一体となるように固定されている(図6参照)。羽根25は、ケース22内で回転するように構成されている。
下流側ケース24aは、回転筒23の回転中心と同心の円形形状に形成されている。また下流側ケース24aは、第2の水路19bと連通している(図2参照)。第2の水路19bは、下流側ケース24aを上方から見た場合に、下流側ケース24aの外周の接線方向に沿って設けられており、下流側ケース24aと接続されている(図3参照)。なお、第2の水路19bは、ケース22の一部である上流側ケース26aを下方から見た場合に、上流側ケース26aの外周の接線方向に沿って設けられているともいえる(図4参照)。このような構成によって、洗濯水は旋回流に沿うようにスムーズに第2の水路19bへ流出するため、回転筒23が円滑に回転される。
図5は、本実施の形態における洗濯機の遠心分離部の斜視図である。図6は、本実施の形態における洗濯機の遠心分離部の回転筒の斜視図である。
なお、図5は、遠心分離部の内部構造を視認できるように、下流側ケース24a及び第2の水路19bの一部をそれぞれ欠いた状態を示している。また、図6は、遠心分離部の下流側ケース24aを除いた状態を示している。
図2、図5及び図6に示すように、羽根25は、その先端に曲部25aを有する。曲部25aは、洗濯水出口23cから第2の水路19bに向かって流れる洗濯水を効率よく受けるため、例えば、その断面形状が円弧状に形成されている。なお、曲部25aは、円弧状のほか、例えば、鈍角に折れ曲がった形状に形成されて、曲部25aの内側で洗濯水を受けるように構成された形状でもよい。
水路19に設けられたポンプ21が駆動されると、外槽1内の洗濯水は、回転筒23の底面の中央部に設けられた洗濯水入口23bから回転筒23内に流入する。そして、洗濯水は回転筒23の上部に設けられた洗濯水出口23cから流出し、水車部24に流入する。水車部24に流入した洗濯水は、水車部24から第2の水路19bへ流出する。
洗濯水が羽根25に接触すると、回転筒23は水車の作用によって回転する。羽根25は、上述のように、曲部25aの内側で洗濯水の動圧を効率的に受けるように構成されている。従って、回転筒23は、洗濯水による水流の流速に応じて高速で回転する。
回転筒23の回転により、回転筒23及び水車部24を通過する洗濯水は旋回流となる。従って、洗濯水は回転筒23内において旋回流による遠心力を受けるため、洗濯水に含まれた異物は遠心分離され、回転筒23の内周面23aに集積される。
ここで、回転筒23の内周面23aの直径は、洗濯水入口23bの最大径及び洗濯水出口23cの最大径より大きく構成されていてもよい。
洗濯水及び洗濯水に含まれた異物が受ける遠心力は、回転筒23の回転中心から内周面23aに近づくほど強くなる。従って、遠心力によって分離された異物は、洗濯水出口23cから排出されることなく、回転筒23の内周面23aに確実に保持される。
従って、遠心力によって洗濯水から分離された異物が、回転筒23を通過する洗濯水の循環流に引き込まれ、洗濯物5に再付着することを防ぐことができるため、洗濯機の洗浄性能を向上させることができる。
また、遠心分離部20には、旋回流生成部26が設けられていてもよい。
本実施の形態では、図2に示すように、旋回流生成部26は遠心分離部20における洗濯水の流入側に設けられている。旋回流生成部26は、上流側ケース26aを有する。
上流側ケース26aは、ケース22の一部を構成し、ケース22と一体的に設けられている。また、上流側ケース26aは、回転筒23の回転中心と同心の円形形状に形成されている。
図2に示すように、上流側ケース26aは第1の水路19aと連通している。第1の水路19aは、上流側ケース26aを下方から見た場合に、上流側ケース26aの外周の接線方向に沿って設けられており、上流側ケース26aと接続されている(図4参照)。なお、第1の水路19aは、ケース22の一部である下流側ケース24aを上方から見た場合に、下流側ケース24aの外周の接線方向に沿って設けられているともいえる(図3参照)。これにより、洗濯水は、接線方向から旋回流生成部26の上流側ケース26aにスムーズに流入するとともに、ケース22内において旋回流となる。
回転筒23の回転能力は、ポンプ21の能力に加え、羽根25の数(本実施の形態では、4個)及び形状等によって定まる。
ここで、洗濯水が水路19を流れて循環流となって、遠心分離部20を通過するときの循環流の流速をV1、回転筒23内で洗濯水が旋回するときの旋回流の流速をV2としたとき、旋回流の流速V2が循環流の流速V1より大きくなる、すなわち、V2>V1となるように回転筒23の回転能力が設定されている。
これにより、遠心分離部20において異物の遠心分離が効率的に行われるとともに、分離された異物は回転筒23の内周面23aに確実に保持される。
[制御部]
図7は、本実施の形態における洗濯機のブロック構成図である。
制御部27には、洗濯槽4に投入された洗濯物5の量を検知する布量検知部28の出力、外槽1内に給水された洗濯水の量を検知する水量検知部29の出力、及び洗濯槽4の回転を検知する回転検知部30等の出力が入力される。また、制御部27には、操作表示部31の出力が入力される。
制御部27は、使用者が操作表示部31により設定した洗濯コースに基づいて、モータ10、給水弁14、排水弁18、及びポンプ21等の駆動を制御し、洗濯運転を実行する。洗濯運転には、洗い工程、すすぎ工程、及び脱水工程等が含まれる。
洗濯運転における洗い工程は、洗剤が溶解された洗濯水が外槽1内に給水され、洗濯槽4の回転によって洗濯物5の叩き洗いが行われ、洗濯物5の汚れが落とされる工程である。
洗い工程に続いて、すすぎ工程が行われる。すすぎ工程では、例えば、中間脱水1、すすぎ1、中間脱水2及びすすぎ2の各工程が行われる。そして、最後に脱水工程が行われる。
[洗濯機の動作]
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、使用者が、筐体2の前面に設けられた扉11を開いて開口部6から洗濯槽4に洗濯物5を投入する。次に、使用者が、筐体2の前面側の上部に設けられている操作表示部31の電源スイッチを入れ、スタートスイッチを操作して洗濯運転を開始させる。
洗濯運転が開始されると、制御部27は、まず、洗濯槽4内に投入された洗濯物5の量を布量検知部28によって検知する。洗濯物5の量は、洗濯槽4を低速で回転させたときにモータ10にかかるトルク量又はモータ10の電流値等によって検知される(図7参照)。
制御部27は、検知した洗濯物5の量に応じて、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程等の各工程の時間及び洗濯水の量を設定する。また、制御部27は、洗濯物5の量に応じて予め設定されている洗剤量を操作表示部31に表示させる(図7参照)。
使用者は、洗剤ケース15から洗剤投入部15aを引き出し、操作表示部31に表示された洗剤量を目安にして洗剤を投入した後、洗剤投入部15aを洗剤ケース15内へ移動させる(図1参照)。
制御部27は、洗剤の投入が完了する時間が経過した後、給水弁14を開く。給水弁14が開かれると、洗濯水が給水口13から洗剤ケース15に流入する。洗濯水は、矢印Bに示されるように、投入されている洗剤を溶かしながら外槽1へ給水される。外槽1内の底部に溜まった洗濯水は、小孔9から洗濯槽4内に流入する(図1参照)。
外槽1内に溜まった洗濯水の量は、水量検知部29で検知される。制御部27は、洗濯物5の量に応じて予め設定された所定量の洗濯水が給水されると、給水弁14を閉じる。
制御部27は、給水が完了すると、モータ10を駆動して洗濯槽4を回転させる。洗濯槽4が回転すると、洗濯槽4内の洗濯物5はバッフル8によって回転方向へ持ち上げられて上方から落下し、洗濯槽4の底面又は洗濯槽4の底に溜まっている洗濯物5に叩きつけられる。
このようにして、洗剤による化学力と併せて、機械力によって洗濯物5の叩き洗いが行われる。洗濯物5が叩き洗いされるとき、洗濯槽4の回転数は、例えば45rpmである。そして、所定時間毎にモータ10の回転方向が反転されることで、洗濯槽4は正回転及び逆回転の両方向に駆動される。
制御部27は、洗い工程を所定時間行った後、排水弁18を開いて外槽1内の洗濯水を洗濯機100の外へ排水する。排水が完了した後、すすぎ工程が行われ、中間脱水1に続いてすすぎ1が行われる。すすぎ工程においても、洗い工程と同様に外槽1内に所定量の洗濯水が給水され、洗濯槽4が回転されて洗濯物5のすすぎが行われる。
最後に行われる脱水工程では、排水弁18が開かれて外槽1内の洗濯水が洗濯機の外へ排出される。そして、モータ10により洗濯物5の入った洗濯槽4が高速に回転され、洗濯物5が脱水される。脱水工程が完了すると、制御部27は洗濯運転を終了する。
次に、遠心分離部20において洗濯水が浄化される作用について説明する。
洗い工程における洗濯水は、例えば汚れ物質等のさまざまな異物を含む。汚れ物質としては、例えば、砂、糸屑を含む繊維屑、及び髪の毛又は角質汚れ等のように水より比重が重いものがある。また、皮脂に代表される脂分のように、それ自身は水より軽いが、糸屑等のように水より比重が重いものに付着する汚れ物質もある。
洗い工程において、制御部27は、ポンプ21を駆動して汚れ物質等の異物を含んだ外槽1内の洗濯水を遠心分離部20へ循環させる。
ポンプ21が駆動されると、外槽1内の洗濯水は、水路19を通って遠心分離部20へ送水され、遠心分離部20の流入側に設けられた旋回流生成部26に流入する。
洗濯水は、旋回流生成部26に接線方向から流入することで旋回成分が付与され、洗濯水入口23bから回転筒23内に流入する。
回転筒23内に流入した洗濯水は、回転筒23内を洗濯水入口23bから洗濯水出口23cに向かって上方へ流れ、遠心分離部20の流出側に設けられた水車部24に流入する。
水車部24に流入した洗濯水は、第2の水路19bに向かって流れる。このとき、回転筒23と一体的に構成された羽根25は、第2の水路19bに向かって流れる洗濯水の動圧を受けて回転する。これによって、回転筒23も羽根25と同時に回転し、回転筒23内には洗濯水の高速旋回流が発生する。
洗濯水は、洗濯水入口23bから流入して回転筒23を通過し、洗濯水出口23cから流出する。このとき、洗濯水に含まれる、洗濯水よりも比重が重い異物及びこれに付着した異物は、高速の旋回流による強い遠心力によって回転筒23の内周面23aに向かう。これによって、洗濯水に含まれた洗濯物特有の汚れ物質等の異物は洗濯水から分離されるため、洗濯水に含まれた異物を除去することができる。
ここで、回転筒23内において洗濯水は、回転筒23の回転軸近傍では循環流として流れており、回転筒23の洗濯水入口23b及び洗濯水出口23cの近傍は循環流で占められている。また、当該循環流より外側であって回転筒23の内周面23aの内側を満たす洗濯水には、回転筒23の回転中心から内周面23aに向かう方向に強い遠心力が作用している。
従って、遠心力により洗濯水から分離された汚れ物質等の異物が、回転筒23を通過する循環流に引き込まれて再び循環流に戻ることがない。このため、一度分離された汚れ物質等の異物が洗濯物5へ再付着することが防止され、洗濯機100の洗浄性能が向上する。
また、遠心分離部20は、洗濯水が下から上に向かって流れるように構成されていてもよい。本実施の形態では、回転筒23の洗濯水入口23bは、洗濯水出口23cよりも下方に位置するように設けられている。また、回転筒23の回転軸が縦方向となるように配設されている。
このように構成された遠心分離部20において、洗濯水は旋回しながら下方から上方に向かって回転筒23内を通過する。このとき、洗濯水に含まれる洗剤によって生じる気泡又は水路19中の気泡が、洗濯水とともに回転筒23に入ってくることがある。
このような場合でも、これらの気泡は水より軽いため、旋回流によって回転筒23の中心部に集められる。さらに、気泡が上方へ浮上しようとする作用と、洗濯水が下から上に向かう流れとによって、これらの気泡は、洗濯水出口23cから回転筒23外へ容易に排出される。
従って、気泡が回転筒23内に留まることによって生じる回転筒23内の水と気泡の分布のアンバランスを防ぎ、アンバランスによって生じる回転筒の回転ブレを回避することができる。
これによって、所望の遠心力での遠心分離を継続させることができる。また、回転筒23を回転させるために必要なトルクについて、その変動を最小限に抑えることができるため、回転筒23の回転数変動を防止することができる。また、回転筒23の回転ブレが抑制されるため、回転筒23をより大きく構成することができ、遠心分離部20の性能を向上させることができる。
さらに、回転筒23内に水より軽い気泡が留まることによって生じる回転筒23内の水流の乱れの発生を抑制することができる。従って、水流の乱れによって一旦分離されて回転筒23の内周面23aに保持された異物が洗濯水へ戻ることが防止される。
回転筒23内において汚れ物質等の異物が分離された洗濯水は、洗濯水出口23cから水車部24へ流出する。そして、水車部24に流入した洗濯水が第2の水路19bへ流出する流れによって、羽根25には常に回転力が与えられ、回転筒23が回転駆動される。
すなわち、ポンプ21が駆動されることで発生する洗濯水の循環流が、回転筒23を回転駆動させる動力源となる。そして、外槽1内の洗濯水は、循環経路19c中の遠心分離部20を通過する際に、遠心分離部20の水車部24の羽根25の水車作用によって、回転筒23内において汚れ物質等の異物が遠心分離される。これによって、洗濯水が浄化される。
また、上述のように、ポンプ21の送水作用によって水車部24の羽根25が駆動され、遠心分離部20の回転筒23が回転する。従って、遠心分離部20に回転筒23を回転させるためのモータを設ける必要がなく、遠心分離部20の構成を簡略化することができる。
特に、回転筒23をモータで回転させる場合は、モータの回転軸が遠心分離部20の外部から挿入されるのが一般的である。そして、このような構成において、シール部は不可欠である。
これに対して、本実施の形態の遠心分離部20の構成では、シール部を有する回転軸の挿入は不要である。従って、水漏れのおそれがない遠心分離部20を実現することができる。
なお、回転筒23の内周面23aに集められた異物は、洗濯水の排水時に、水路19を送水時とは逆方向に流れる洗濯水の流れに乗って、排水弁18を通して洗濯機100の外部へ排出される。従って、集められた異物を排出するために、例えば、浄化される洗濯水の一部を遠心分離中に捨てるための構成を必要としない。
なお、洗濯水に含まれる異物の分離は、上述の洗い工程のほか、すすぎ工程においても行うことができる。すすぎ工程において異物を分離する場合には、すすぎ効果を高めることができる。すすぎ工程においては、例えば、洗剤に含まれる洗浄助剤のうち比重が水より重いゼオライトを除去することが可能である。
また、本実施の形態の遠心分離部20は、羽根25が回転することで回転筒23が回転し、これによって高速の旋回流が生成される。これによって、洗濯水が回転筒23を通過する際に、洗濯水に含まれる洗濯水より比重が重い物質は、高速の旋回流によって生じる強い遠心力によって回転筒23の内周面23aに向かう。
ここで、洗濯水に含まれる異物のうち、水より比重が重い異物(砂、髪の毛及び角質汚れ等)、及び、皮脂に代表される脂分等の、水より比重が軽い異物であって、水より比重が重い糸屑等に付着した異物は、遠心分離される。従って、洗濯水に含まれたこれらの洗濯物特有の汚れ物質等の異物を、洗濯水から分離することができる。
また、分離された汚れ物質等の異物は、遠心分離部20で強い遠心力を受ける。従って、これらの異物は、遠心分離部20を通過する循環流に引き込まれて外槽1に戻ることがない。このため、分離された汚れ物質等の異物が洗濯物5へ再付着することを防止して、洗濯機100の洗浄性能を高めることができる。
また、遠心分離部20は、洗濯水の下流側に下流側ケース24aを有し、下流側ケース24aと羽根25とによって水車部24が構成されている。
これにより、水車部24の羽根25は、洗濯水の動圧を受けるため、ポンプ21の送水作用を回転筒23の回転動作に変換することができる。
また、第2の水路19bは、下流側ケース24aを上方から見た場合に、下流側ケース24aの外周の接線方向に沿って設けられており、下流側ケースと接続されている。すなわち、第2の水路19bは、回転筒23の回転中心から水車部24の側方に偏った位置であって、下流側ケース24aの接線方向に設けられている。
このため、洗濯水は旋回流の旋回成分に沿うようにスムーズに第2の水路19bへ誘導されるため、回転筒23の回転動作が円滑に行われる。
(実施の形態2)
図8は、本開示の実施の形態2における洗濯機の遠心分離部の拡大図である。図9は、図8におけるF−F断面図である。
本実施の形態では、図8に示すように、羽根32が上流側ケース26a内に配置された点において実施の形態1の洗濯機と異なる。他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一の構成には同一の符号を付して、説明を省略する。
旋回流生成部26は、ケース22の上流側に設けられた上流側ケース26aと羽根32と、を含む。羽根32は、少なくともその一部が上流側ケース26a内に配置されている。羽根32は、ケース22内で回転するように構成されている。
回転筒23の羽根32は、洗濯水入口23bが設けられている回転筒23の下部において下方へ突出し、回転筒23の本体23eと一体的に形成されている。
羽根32は、羽根32の下端32aが回転中心位置において、旋回流生成部26の底面に嵌合されて、旋回流生成部26によって支持されている。羽根32は複数設けられており、本実施の形態では、例えば、クロス形状となるように4個の羽根から構成されている。
旋回流生成部26は、図9に示すように、回転筒23の回転中心と同心の円形形状に形成されている。また、旋回流生成部26の上流側ケース26aは、第1の水路19aと連通している(図8参照)。
第1の水路19aは、上流側ケース26aを下方から見た場合に、上流側ケース26aの外周の接線方向に沿って設けられており、上流側ケース26aと接続されている(図9参照)。
このような構成によって、洗濯水が旋回流生成部26の上流側ケース26aの接線方向から上流側ケース26a内にスムーズに流入されるとともに、旋回流が生成される。このため、特別な構成を設けることなく、洗濯水に容易に旋回成分を付与することができる。
羽根32は、洗濯水の旋回流を受けて回転し、同時に回転筒23が回転する。これにより、回転筒23内には、回転筒23を通過する洗濯水による高速の旋回流が発生する。ここで、羽根32は、回転方向である旋回流の洗濯水動圧を正面から受けるため、ポンプ21の送水作用を効率的に回転筒23の回転運動に変換することができる。
また、図8に示すように、回転筒23は、支持部23dによって回転軸の上部が支持されている。羽根32の下端32aは、旋回流生成部26を構成する上流側ケース26aの底面によって支持されている。このため、回転筒23は、羽根32がポンプ21で送水される洗濯水の動圧を受けてもその回転軸が振れることなく、円滑に回転される。
以上のように構成された遠心分離部の作用について、以下説明する。
洗濯水は、洗濯水入口23bから回転筒23内に導入されて回転筒23を通過し、洗濯水出口23cから流出する。このとき、洗濯水に含まれる洗濯水よりも比重が重い異物及びこれに付着した異物は、高速の旋回流による強い遠心力によって回転筒23の内周面23aに向かう。これによって、洗濯水に含まれた洗濯物特有の汚れ物質等の異物は、洗濯水から分離されるため、これを除去することができる。
なお、本実施の形態においては、図8に示すように、羽根32が、回転筒23の上流側にのみ設けられた場合について説明したが、実施の形態1と同様に、回転筒23の下流側にも羽根25が設けられた構成としてもよい。
以上のように、本開示に係る洗濯機は、洗濯で汚れた洗濯水から汚れ物質等の異物を分離して洗濯水を浄化することができ、分離された異物が洗濯物へ再付着することを抑えて洗濯機の洗浄性能を高めることができるので、洗濯機として有用である。
1 外槽
1a 開口部
2 筐体
2a 開口部
3 サスペンション機構
4 洗濯槽
5 洗濯物
6 開口部
7 回転シャフト
8 バッフル
9 小孔
10 モータ
11 扉
12 パッキン
13 給水口
14 給水弁
15 洗剤ケース
15a 洗剤投入部
16 排水口
17 排水路
18 排水弁
19 水路
19a 第1の水路
19b 第2の水路
19c 循環経路
20 遠心分離部
21 ポンプ
22 ケース
23 回転筒
23a 内周面
23b 洗濯水入口
23c 洗濯水出口
23d 支持部
23e 本体
24 水車部
24a 下流側ケース
25 羽根
26 旋回流生成部
26a 上流側ケース
27 制御部
31 操作表示部
32 羽根
100 洗濯機

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に弾性的に支持された外槽と、
    前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯槽と、
    前記洗濯槽を回転駆動するモータと、
    前記外槽内の洗濯水に含まれる異物を分離する遠心分離部と、
    前記遠心分離部に接続された水路と、
    前記外槽と、前記遠心分離部と、前記水路と、を含む循環経路と、
    前記循環経路に前記洗濯水を循環させるポンプと、を備え、
    前記遠心分離部は、ケースと、前記ケース内に回転可能に設けられた回転筒と、を有し、
    前記回転筒は、前記洗濯水が流入する洗濯水入口と、前記洗濯水が流出する洗濯水出口と、羽根と、を有し、
    前記羽根は、前記洗濯水の流れを受けて回転することで前記回転筒を回転させるように構成された、
    洗濯機。
  2. 前記水路は、前記遠心分離部の上流側に接続された第1の水路と、前記遠心分離部の下流側に接続された第2の水路と、を備え、
    前記第1の水路及び前記第2の水路のうちのいずれか一方又は両方は、前記ケースを下方又は上方から見た場合に前記ケースの外周の接線方向に沿って設けられており、前記ケースと接続されている、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記ケースは下流側ケースを有し、
    前記羽根の少なくとも一部は、前記下流側ケース内に配置され、
    前記第2の水路は、前記下流側ケースを上方から見た場合に前記下流側ケースの外周の接線方向に沿って設けられており、前記下流側ケースと接続されている、
    請求項1又は請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記ケースは上流側ケースを有し、
    前記羽根の少なくとも一部は、前記上流側ケース内に配置され、
    前記第1の水路は、前記上流側ケースを下方から見た場合に前記上流側ケースの外周の接線方向に沿って設けられており、前記上流側ケースと接続されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記遠心分離部は、前記回転筒の前記洗濯水入口が前記洗濯水出口よりも下方に位置するように構成された、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記遠心分離部は、前記ケースを通過する洗濯水から分離された異物が前記回転筒の内周面に保持されるように構成された、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記回転筒の直径は、前記洗濯水入口の最大径及び前記洗濯水出口の最大径よりも大きく構成された、
    請求項6に記載の洗濯機。
  8. 前記遠心分離部は、前記遠心分離部を通過する循環流の流速V1及び前記回転筒内における旋回流の流速V2が、V1<V2となるように構成された、
    請求項6又は請求項7に記載の洗濯機。
JP2019526839A 2017-06-26 2018-06-21 洗濯機 Active JP7113234B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017124320 2017-06-26
JP2017124320 2017-06-26
PCT/JP2018/023560 WO2019004036A1 (ja) 2017-06-26 2018-06-21 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019004036A1 true JPWO2019004036A1 (ja) 2020-04-23
JP7113234B2 JP7113234B2 (ja) 2022-08-05

Family

ID=64740617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019526839A Active JP7113234B2 (ja) 2017-06-26 2018-06-21 洗濯機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7113234B2 (ja)
WO (1) WO2019004036A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2582042B (en) * 2019-10-08 2021-03-03 Inheriting Earth Ltd Microplastic separator
WO2021090671A1 (ja) * 2019-11-07 2021-05-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 遠心分離装置、および、遠心分離装置を備えた洗濯機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941970A (ja) * 1972-04-10 1974-04-19
JPS5990790U (ja) * 1982-12-10 1984-06-20 三菱重工業株式会社 ドライクリ−ナの溶剤回収装置
JP2004242864A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯機
US7448146B2 (en) * 2004-07-02 2008-11-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Cyclone condensing apparatus and washing/drying machine having the same
WO2014146165A1 (en) * 2013-03-20 2014-09-25 Hydrasyst Ip Pty Ltd Water treatment system

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4166305B2 (ja) 1996-09-20 2008-10-15 エイ・ティ・アンド・ティ・コーポレーション ビデオの画像コーディング及びイントラコーディングのための暗黙の係数予測及び走査適合化を提供するビデオコーダー
JP4941970B2 (ja) 2007-01-24 2012-05-30 株式会社日本製鋼所 水素吸蔵合金容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941970A (ja) * 1972-04-10 1974-04-19
JPS5990790U (ja) * 1982-12-10 1984-06-20 三菱重工業株式会社 ドライクリ−ナの溶剤回収装置
JP2004242864A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯機
US7448146B2 (en) * 2004-07-02 2008-11-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Cyclone condensing apparatus and washing/drying machine having the same
WO2014146165A1 (en) * 2013-03-20 2014-09-25 Hydrasyst Ip Pty Ltd Water treatment system

Also Published As

Publication number Publication date
JP7113234B2 (ja) 2022-08-05
WO2019004036A1 (ja) 2019-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018198669A1 (ja) 洗濯機
JP7129604B2 (ja) 洗濯機
JP7113234B2 (ja) 洗濯機
JP6917539B2 (ja) 洗濯機
WO2018088321A1 (ja) 洗濯機
JP7489584B2 (ja) 遠心分離装置、および、遠心分離装置を備えた洗濯機
JP7194885B2 (ja) 洗濯機
JP6948509B2 (ja) 洗濯機
JP7170189B2 (ja) 洗濯機
JP2022071975A (ja) 遠心分離装置、および、遠心分離装置を備える洗濯機
JP6948510B2 (ja) 洗濯機
JP2020199147A (ja) 遠心分離装置、および、遠心分離装置を備えた洗濯機
WO2020209030A1 (ja) 洗濯機
JP7198980B2 (ja) 遠心分離装置、及び、遠心分離装置を搭載した洗濯機
JP2020199148A (ja) 遠心分離装置、および、遠心分離装置を備えた洗濯機
JP6964214B2 (ja) 洗濯機
JP7308388B2 (ja) 遠心分離装置、及び、遠心分離装置を搭載した洗濯機
WO2024018652A1 (ja) 遠心分離装置、及び、遠心分離装置を備えた洗濯機
WO2024018653A1 (ja) 遠心分離装置、及び、遠心分離装置を備えた洗濯機
JP7126067B2 (ja) 洗濯機
JP7478920B2 (ja) 洗濯機、および洗濯機の制御方法
JP2024090110A (ja) 洗濯機
JP2022120241A (ja) 遠心分離装置、及び、遠心分離装置を備えた洗濯機
JP2020116059A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220509

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7113234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151