JPWO2018186444A1 - サーモスタット装置の開閉弁構造 - Google Patents

サーモスタット装置の開閉弁構造 Download PDF

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Abstract

金属板の表面にゴム層を被着したサーモスタット装置の開閉弁構造を採用した場合であっても、金属板からゴム層を剥離しにくくするために、サーモスタット装置(1)のサーモハウジング(11)側に弁座部(16)を設け、サーモスタット装置(1)の可動体であるサーモエレメント(21)の側に弁体部(24)を設け、金属板(18)の表面にゴム層(19)を被着した積層部品によって弁座部(16)を形成し、ゴム層を被着していない金属部品(28)によって弁体部(24)を形成し、弁座部(16)のゴム層(19)に対して弁体部(24)を接離可能に接触するようにした。

Description

本発明は、サーモスタット装置の開閉弁構造に関する。
自動車エンジンの冷却水の温度を制御するサーモスタット装置は、冷却水のオーバークールを解消してエンジンの熱効率を高め、有害廃棄物の発生を低減するために使用されている。
図4は、サーモスタット装置1の背景技術の一例を示している(特許文献1参照)。
図4に示すように、サーモスタット装置1は、筐体としてサーモハウジング11を設けている。サーモハウジング11の内部には、サーモスタット装置1の可動体としてサーモエレメント21が相対変位可能に設けられている。
サーモハウジング11は、カップ状のサーモケース12と、このサーモケース12に組み付けられたキャップ状のサーモカバー13との組み合わせにより構成されている。サーモカバー13には、サーモスタット装置1を車体等の躯体31側に装着するためのフランジ部14が設けられ、フランジ部14の先端部(外周端部)にシール用ガスケット15が取り付けられている。サーモカバー13は、流体流路41のラジエータ側41Aとサーモハウジング11の内部空間11aとを連通する開口部13aを設けており、サーモケース12は、サーモハウジング11の内部空間11aと流体流路41のエンジン側41Bとを連通する開口部12aを設けている。符号41Cは、流体流路41のバイパス側である。
サーモエレメント21は、中空のエレメントケース22を備え、このエレメントケース22の内部に、ワックス等の熱膨張収縮性流体(図示せず)を適量充填している。エレメントケース22には、熱膨張収縮性流体の熱膨張・熱収縮に応じて、エレメントケース22からサーモカバー13へ向けて(図では上方へ向けて)伸縮作動する棒状のピストン23が組み付けられている。
サーモカバー13には、フランジ部14の根元部に位置して、環状段差状を呈する弁座部16が設けられている。サーモエレメント21の外周側であってエレメントケース22の外周には、弁体部24が設けられている。サーモスタット装置1は、弁座部16に対し弁体部24を接離させることにより、サーモカバー13に設けた開口部13aを開閉、つまり流体流路41のラジエータ側41Aとサーモハウジング11の内部空間11aとの連通を開閉する開閉弁構造を設けている。弁体部24とサーモケース12との間には、コイルばね25が介装されている。
上記構成のサーモスタット装置1において、流体(冷却水)の温度変化に応じて熱膨張収縮性流体が熱膨張すると、ピストン23がサーモカバー13へ向けて伸長作動してサーモカバー13を押圧する。サーモカバー13はサーモハウジング11の一部として躯体31側に固定されているので、このときに生ずる反力によってサーモエレメント21がコイルばね25を圧縮しつつ、サーモカバー13から離れる方向(図4中の下向き方向)に変位する。これに伴って弁座部16から弁体部24が離れるので、開閉弁構造が開弁し、開口部13aが開放されて流体が流通する。
開閉弁構造が開弁した状態のとき、流体の温度変化に応じて熱膨張収縮性流体が熱収縮すると、ピストン23が縮退作動するので、サーモエレメント21がコイルばね25の弾性によってサーモカバー13に近付く方向(図4中のでは上向き方向)に変位する。これに伴って弁座部16に弁体部24が接触(着座)するので、開閉弁構造が閉弁し、開口部13aが閉塞される。
特開2013−241918号公報
上記背景技術に係るサーモスタット装置1では、図5に拡大して示すように、開閉弁構造を構成する弁座部16がサーモカバー13によって形成され、サーモカバー13は金属板によって形成されているので、弁座部16も金属板によって形成されている。弁体部24は、サーモエレメント21(図4)の外周側であってエレメントケース22(図4)の外周に嵌着された金属板よりなるシール保持部26と、このシール保持部26に保持されたゴム状弾性体製のシール部27との組み合わせによって形成されている。したがって弁座部16を形成する金属板に対し、弁体部24を形成するゴム状弾性体が接離可能に接触する。
弁体部24は、シール保持部26を形成する金属板に透孔26aを形成し、この金属板にゴム状弾性体を一体成形して製作される。このため弁体部24を製作するのにゴム成形用の金型が必要になるし、その製作には多くの手間と時間が掛かるという不都合がある。
この不都合を解消するためには、例えば図6の比較例に示すように、透孔を形成することなく金属板26Aの表面にゴム状弾性体よりなるゴム層27Aを被着(接着)することが考えられる。この場合には、金型を用いることなく弁体部24を製作することが可能となる。
しかしながら弁体部24は、サーモハウジング11の内部で流体にさらされた状態で変位作動する可動体の一部であることから、金属板26Aとゴム層27Aとの接合部に流体圧力が影響を及ぼしやすくなり、金属板26Aからゴム層27Aが剥離することが懸念される。耐水性不足によるゴム剥離の懸念である。万一、金属板26Aからゴム層27Aが剥離すると、開口部13aを閉塞できなくなって流体が常に流れるため、車両はオーバークールの状態となる。これを原因として、燃費が低下することにもなりかねない。
本発明の課題は、金属板の表面にゴム層を被着したサーモスタット装置の開閉弁構造を採用した場合であっても、金属板からゴム層を剥離しにくくすることである。
本発明の開閉弁構造は、金属板の表面にゴム層を被着した積層部品であり、前記サーモスタット装置の筐体側に設けられた弁座部と、前記ゴム層を被着していない金属部品であり、前記弁座部のゴム層に対して接離可能に接触するように前記サーモスタット装置の可動体側に設けられた弁体部とを備える。
本発明によれば、金属板の表面にゴム層を被着する開閉弁構造であっても、金属板からゴム層を剥離しにくくすることができる。
本発明の実施の一形態を示す開閉弁構造を含むサーモスタット装置の垂直断面図。 開閉弁構造を示す図であって、(A)は開閉弁構造の要部の弁閉状態を示す垂直断面図、(B)は開閉弁構造の要部の弁開状態を示す垂直断面図。 本発明の別の実施の一形態を示す開閉弁構造を含むサーモスタット装置の垂直断面図。 サーモスタット装置の背景技術の一例を示す垂直断面図。 図4の一部を拡大した開閉弁構造の要部の垂直断面図。 比較例として挙げる開閉弁構造の要部の断面図。
本発明の実施の一形態を図1及び図2(A)(B)に基づいて説明する。
図1及び図2(A)(B)に示すように、サーモスタット装置1は、筐体としてサーモハウジング11を設けている。サーモハウジング11の内部には、サーモスタット装置1の可動体としてサーモエレメント21が相対変位可能に設けられている。
サーモハウジング11は、カップ状のサーモケース12と、このサーモケース12に組み付けられたサーモカバー13及びキャップ状のキャップカバー13Aとの組み合わせにより構成されている。サーモケース12とサーモカバー13及びキャップカバー13Aとは、図示しない固定構造によって固定されている。
サーモカバー13及びキャップカバー13Aは、流体流路41のラジエータ側41Aとサーモハウジング11の内部空間11aとを連通する開口部13aを設けている。サーモカバー13に設けた開口部13aは、サーモエレメント21を貫通させている。サーモカバー13には、サーモスタット装置1を車体等の躯体31側に装着するためのフランジ部14が設けられている。
サーモケース12は、サーモハウジング11の内部空間11aと流体流路41のエンジン側41Bとを連通する開口部12aを設けている。
符号41Cは、流体流路41のバイパス側である。
サーモエレメント21は、中空のエレメントケース22を備え、このエレメントケース22の内部に、ワックス等の熱膨張収縮性流体(図示せず)を適量充填している。エレメントケース22には、熱膨張収縮性流体の熱膨張・熱収縮に応じて、エレメントケース22からサーモカバー13へ向けて(図では上方へ向けて)伸縮作動する棒状のピストン23が組み付けられている。
サーモカバー13には、フランジ部14の根元部に位置して、開口部13aの周りで環状段差状を呈する弁座部16が設けられている。サーモエレメント21の外周側であってエレメントケース22の外周には、弁体部24が環状に設けられている。サーモスタット装置1は、弁座部16に対し弁体部24を接離させることにより、サーモカバー13に設けた開口部13aを開閉、つまり流体流路41のラジエータ側41Aとサーモハウジング11の内部空間11aとの連通を開閉する開閉弁構造を設けている。弁体部24とサーモケース12との間には、コイルばね25が介装されている。コイルばね25は、サーモエレメント21を復帰動させる。
上記構成のサーモスタット装置1において、流体(冷却水)の温度変化に応じてサーモエレメントは変位する。これに伴って弁座部16に対して弁体部24が接離する。これによって開口部13aが開閉する。つまり流体(冷却水)の温度変化に応じて熱膨張収縮性流体が熱膨張すると、ピストン23がサーモカバー13へ向けて伸長作動してサーモカバー13を押圧する。サーモカバー13はサーモハウジング11の一部として躯体31側に固定されているので、このときに生ずる反力によってサーモエレメント21がコイルばね25を圧縮しつつ、サーモカバー13から離れる方向(図1中の下向き方向)に変位する。これに伴って弁座部16から弁体部24が離れるので、開閉弁構造が開弁し、開口部13aが開放されて流体が流通する。
開閉弁構造が開弁した状態のとき、流体の温度変化に応じて熱膨張収縮性流体が熱収縮すると、ピストン23が縮退作動するので、サーモエレメント21がコイルばね25の弾性によってサーモカバー13に近付く方向(図1中のでは上向き方向)に変位する。これに伴って弁座部16に弁体部24が接触(着座)するので、開閉弁構造が閉弁し、開口部13aが閉塞される。
図2(A)及び図2(B)に示すように、本実施の形態のサーモスタット装置は、サーモハウジング11と、サーモスタット装置の可動体としてのサーモエレメント(図示せず)と、開口部13aと、弁座部16と、弁体部24と、コイルばね25とによって開閉弁構造を構成している。
弁座部16は、金属板18の表面にゴム層19を被着(接着)した積層部品17によって形成されている。サーモカバー13は、その全体が金属板18の表面にゴム層19を被着した積層部品17によって形成されているので、サーモカバー13を形成する積層部品17の一部として弁座部16が設けられている。
積層部品17の加工前の原形品としては、一定の厚みを備える平板状の金属板18の厚み方向両面にそれぞれ全面に亙って一定の厚みを備えるゴム層19を膜状にコーティングしたものであって、これをプレス加工することにより例えばカップ状を呈するサーモカバー13とされる。
本実施の形態において、ゴム層19は金属板18の厚み方向両面にそれぞれ被着されているが、サーモハウジング11の内部空間11a側に面する一方の面のみに被着されていても良い。また図1及び図2(A)(B)では、ゴム層19が金属板18の厚み方向両面のみならず厚み面(フランジ部14の先端面)にも被着されているが、この部分のゴム層19は省略されて金属板18の厚み面が表面露出していても良い。
弁体部24は、ゴム層を被着していない金属部品28の単体によって形成されている。弁体部24は、例えば一定の厚みを備える平板状の金属板をプレス加工することにより形成されている。
図2(A)は、弁座部16に対して弁体部24が接触(着座)した弁閉状態を示しており、この状態で、弁体部24が図における下方へ変位すると、図2(B)に示す弁開状態とされる。
したがって、本実施の形態のサーモスタット装置の開閉弁構造は、弁座部16のゴム層19に対して、弁体部24の金属部品28が接離可能に接触する構造とされている。
また、図2(A)に示されるように弁閉時、弁座部16のゴム層19は、弁座部16の金属板18と弁体部24の金属部品28との間に挟み込まれて厚み方向に圧縮変形する構造とされている。
本実施の形態の開閉弁構造では、サーモハウジング11側に設けた弁座部16が金属板18の表面にゴム層19を被着した積層部品17よりなり、サーモエレメント側に設けた弁体部24がゴム層を被着していない金属部品28よりなり、弁座部16のゴム層19に対し弁体部24の金属部品82が接離可能に接触する。このためゴム層19は、サーモエレメントの一部ではなく、サーモハウジング11の一部となる。サーモハウジング11の一部であるゴム層19は、サーモハウジング11の内部で変位作動しないので、流体圧力の影響を受けにくい。したがって本実施の形態の開閉弁構造によれば、ゴム層19が流体圧力の影響を受けて金属板18から剥離するのを防止することができ、金属板18からゴム層19を剥離しにくくすることができる。
本実施の形態の開閉弁構造では、サーモカバー13の全体がゴム層19を備える積層部品17によって形成され、この積層部品17の一部として弁座部16が設けられている。このため弁座部16に別途、シール用ゴム部品を取り付ける必要がない。したがって弁座部16の製作を容易化することができる。
本実施の形態の開閉弁構造では、サーモカバー13の全体がゴム層19を備える積層部品17によって形成され、フランジ部14にもゴム層19が被着されている。このためフランジ部14に被着されたゴム層19は、上記背景技術におけるシール用ガスケット15の代わりを務めることが可能である。したがってフランジ部14に別途、ガスケット15を取り付けなくても、躯体31との間のシール性を確保することができる。
図3は、本発明の別の実施の一形態を示している。
本実施の形態は、サーモカバー13とキャップカバー13Aとを一体化している。つまり図1及び図2(A)(B)に示したサーモカバー13は、深さが浅い逆カップ形状を有しているのに対して、本実施の形態のサーモカバー13は、キャップカバー13Aと近似したキャップ形状を有し、サーモエレメント21を完全に覆っている。したがって本実施の形態では、キャップカバー13Aを設けていない。
サーモカバー13のフランジ部14には、周方向に沿って複数個の連結孔51が設けられている。サーモケース12は、その上端に複数個の連結爪52を設けている。連結孔51と連結爪52とは大きさ、形状及び位置を合わされている。そこで連結孔51に連結爪52を挿入し、サーモカバー13の内周側に折り曲げることで、サーモケース12とサーモカバー13とを一体に連結することが可能となる。このときサーモカバー13は、ゴム層19で被覆されているので、密閉性が維持される。
本実施の形態の開閉弁構造によれば、サーモケース12及びサーモカバー13のみによってサーモハウジング11を構成することができる。したがってキャップカバー13Aを必要としないため、部品点数を削減することができ、製造の容易化も図ることができる。
1 サーモスタット装置
11 サーモハウジング
11a 内部空間
12 サーモケース
12a,13a 開口部
13 サーモカバー
13A キャップカバー
14 フランジ部
15 ガスケット
16 弁座部
17 積層部品
18,26A 金属板
19,27A ゴム層
21 サーモエレメント(可動体)
22 エレメントケース
23 ピストン
24 弁体部
25 コイルばね
26 シール保持部
26a 透孔
27 シール部
28 金属部品
31 躯体
41 流体流路
41A ラジエータ側
41B エンジン側
41C バイパス側
51 連結孔
52 連結爪
属板の表面にゴム層を被着したサーモスタット装置の開閉弁構造を採用した場合であっても、金属板からゴム層を剥離しにくくすること。
サーモスタット装置の開閉弁構造の一態様は、金属板の厚み方向両面に全面に亙って表面にゴム層を被着した積層部品であり、前記サーモスタット装置の筐体側に設けられた弁座部と、前記ゴム層を被着していない金属部品であり、前記弁座部のゴム層に対して接離可能に接触するように前記サーモスタット装置の可動体側に設けられた弁体部とを備える。
サーモスタット装置の開閉弁構造の別の一態様は、金属板の厚み方向両面のうちサーモハウジングの内部空間側に面する一方の面に全面に亙ってゴム層を被着した積層部品であり、サーモスタット装置の筐体側に設けられた弁座部と、前記ゴム層を被着していない金属部品であり、前記弁座部のゴム層に対して接離可能に接触するように前記サーモスタット装置の可動体側に設けられた弁体部とを備える。
属板の表面にゴム層を被着する開閉弁構造であっても、金属板からゴム層を剥離しにくくすることができる。
施の一形態を示す開閉弁構造を含むサーモスタット装置の垂直断面図。 開閉弁構造を示す図であって、(A)は開閉弁構造の要部の弁閉状態を示す垂直断面図、(B)は開閉弁構造の要部の弁開状態を示す垂直断面図。 の実施の一形態を示す開閉弁構造を含むサーモスタット装置の垂直断面図。 サーモスタット装置の背景技術の一例を示す垂直断面図。 図4の一部を拡大した開閉弁構造の要部の垂直断面図。 比較例として挙げる開閉弁構造の要部の断面図。
施の一形態を図1及び図2(A)(B)に基づいて説明する。
本実施の形態の開閉弁構造では、サーモハウジング11側に設けた弁座部16が金属板18の表面にゴム層19を被着した積層部品17よりなり、サーモエレメント側に設けた弁体部24がゴム層を被着していない金属部品28よりなり、弁座部16のゴム層19に対し弁体部24の金属部品28が接離可能に接触する。このためゴム層19は、サーモエレメントの一部ではなく、サーモハウジング11の一部となる。サーモハウジング11の一部であるゴム層19は、サーモハウジング11の内部で変位作動しないので、流体圧力の影響を受けにくい。したがって本実施の形態の開閉弁構造によれば、ゴム層19が流体圧力の影響を受けて金属板18から剥離するのを防止することができ、金属板18からゴム層19を剥離しにくくすることができる。
図3は、別の実施の一形態を示している。

Claims (5)

  1. 金属板の表面にゴム層を被着した積層部品であり、サーモスタット装置の筐体側に設けられた弁座部と、
    前記ゴム層を被着していない金属部品であり、前記弁座部のゴム層に対して接離可能に接触するように前記サーモスタット装置の可動体側に設けられた弁体部と、
    を備えることを特徴とするサーモスタット装置の開閉弁構造。
  2. 請求項1に記載の開閉弁構造において、
    前記筐体は、
    サーモケースと、
    全体が前記積層部品によって形成されて前記弁座部を構成し、前記サーモケースに組み付けられるサーモカバーと、
    を備えることを特徴とするサーモスタット装置の開閉弁構造。
  3. 請求項2に記載の開閉弁構造において、
    前記サーモカバーは、前記サーモスタット装置の可動体を貫通させている、
    ことを特徴とするサーモスタット装置の開閉弁構造。
  4. 請求項2に記載の開閉弁構造において、
    前記サーモカバーは、前記サーモスタット装置の可動体を覆っている、
    ことを特徴とするサーモスタット装置の開閉弁構造。
  5. 請求項2に記載の開閉弁構造において、
    前記サーモカバーは、前記サーモスタット装置を躯体に固定するためのフランジを外周に備えている、
    ことを特徴とするサーモスタット装置の開閉弁構造。
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