JPWO2017094049A1 - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
シートに形成されたテスト画像の読取部による読取結果に基づいて、感光体の回転軸方向におけるテスト画像のトナー像が形成された領域に対応する前記感光体の複数の領域それぞれにおける画像の濃度を補正するための第一の補正データと、前記感光体の回転軸方向において前記読取部が読み取ったテスト画像のトナー像が形成された領域の外側の領域における画像の濃度を補正するための第二の補正データと、の2つの補正データを用いて濃度を補正する。
Description
図1は、本実施形態に係る画像形成装置である複写機201の概略断面図である。複写機201は大きく分けて原稿画像の読取部であるリーダ部202、トナー像を形成してシートに転写する画像形成部204、画像形成部にシートを給紙搬送する給紙部203から成る。画像形成部204はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色に対応した感光体である感光ドラム212Y、212M、212C、212Bk、現像ユニット214Y、214M、214C、214Bkを備える。尚、トナー像を形成するための構成は各色において同様のため、以降は色を表すY,M、C、Bkの表記は省略する。感光ドラム212の下方には、感光ドラム212を画像データに応じて露光する露光ユニット210が配設されている。露光ユニット210は後述する構成によって、本体回路基板205から入力される画像データに応じて感光ドラム212の表面を露光して静電潜像を形成する。感光ドラム212の表面に形成された静電潜像は現像ユニット214によって現像され、感光ドラム212の表面にはトナー像が形成される。トナー像は像担持ベルト216に一旦担持された後、転写ローラ216aおよび転写ローラ217から成る転写部においてシートに2次転写される。尚、転写部の近傍には像担持ベルト216に担持されたトナー像の濃度を検出する濃度検出センサ77(図3参照)が備えられている。
複写機の上部に取り付けられたリーダ部202は、白色LEDと、RGBフィルタを有するCMOSセンサを有する。リーダ部が読み取り動作を開始すると白色LEDが原稿に光を照射し、原稿からの反射光がCMOSセンサに受光される。CMOSセンサは原稿からの反射光に基づいて各色ごとの濃度に関する情報を取得する。各色ごとの濃度に関する情報は本体回路基板205に設けられた制御部205a(図3参照)に転送される。制御部205aは各色ごとの濃度に関する情報を印刷用の画像データに変換する。印刷用の画像データは次に説明する露光ユニットに入力される。
露光ユニット210はコントローラから入力された画像データに基づいて感光ドラム212の表面を露光する。本実施形態では、半導体レーザを光源として用いた光走査装置を例として説明する。
次に、本実施形態の特徴である主走査方向の濃度ムラの補正方法について説明する。ユーザが複写機201の表示部206を操作することにより、表示部206には図5に示す主走査方向の濃度ムラ補正開始画面が表示される。ユーザが主走査濃度ムラ補正開始ボタンを押下すると、図6(a)に示す処理が開始される。図6(a)は、本実施形態における主走査方向の濃度ムラを補正するためのテスト画像を形成する際に制御部205aが実行するフローチャートを示す。以下、フローチャートに沿って濃度ムラの補正方法を説明する。ステップS1001(以下、単にS1001等と記す)においては、給紙カセットC1〜C3のいずれかにA4サイズのシートがセットされているかを判断する。カセットのいずれかにA4サイズのシートがある場合は、図7(a)に示すテスト画像を印刷する(S1003)。図7(a)に示すように、テスト画像には各色に対応した帯が主走査方向に印字される。テスト画像に示す−6から+6までの数字は、主走査方向の位置としての番地を示している。各色の帯は全域にわたって同一の条件によって形成されている。ここで言う条件とは、画像濃度やレーザの光量を意味する。主走査方向の濃度ムラがある場合には、帯の濃度にムラが生じる。後述するように、本実施形態では各々の番地において形成されるトナー像の濃度が均一となるように濃度補正を行う。
数式1において、Dminは最も濃度が低い番地における濃度値である。図8(b)に示す例では−6番地の濃度値が最も低く、Dmin=0.21である。D(i)はi番地における濃度であり、例えば図8(b)における+3番地ではD(+3)=0.31である。αは濃度差を補正値に換算するための係数である。このようにして得られた補正値P(i)の一例を図8(a)の破線グラフに示す。補正値P(i)は数値が高いほど、その番地におけるレーザ光の光量を大きくする。図8(a)に示すグラフから明らかなように、本実施形態では主走査方向において濃度の低い部分はレーザ光の光量を大きくする。逆に、濃度の高い部分はレーザ光の光量を小さくする。このようにレーザ光の光量を調節することで主走査方向におけるトナー像の濃度を均一にすることができる。
201 複写機(画像形成装置に対応)
202 リーダ部(読取部に対応)
203 給紙部
204 画像形成部
205 本体回路基板(生成手段及び調整手段に対応)
206 表示部
212Bk〜212Y 感光ドラム(感光体に対応)
210 光走査装置(露光ユニットに対応)
216a、217 転写ローラ(転写部に対応)
55 BD(受光センサに対応)
78 電圧設定部(補正手段に対応)
Claims (17)
- 回転する感光体と、
前記感光体を露光して前記感光体に静電潜像を形成する露光ユニットと、
前記感光体に形成された前記静電潜像をトナーによって現像する現像ユニットと、
前記現像ユニットによって前記感光体の表面に現像されたトナー像をシートに転写する転写部と、
原稿画像を読み取る読取部と、
シートに形成されたテスト画像の前記読取部による読取結果に基づいて、前記感光体の回転軸方向における前記テスト画像のトナー像が形成された領域に対応する前記感光体の複数の領域それぞれにおける画像の濃度を補正するための第一の補正データと、前記感光体の回転軸方向において前記読取部が読み取ったテスト画像のトナー像が形成された領域の外側の領域における画像の濃度を補正するための第二の補正データと、を生成する生成手段と、
前記第一の補正データおよび前記第二の補正データに基づいて前記感光体の表面に形成されるトナー像の濃度を補正する補正手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記読取部が読み取った前記テスト画像が、第一のサイズのシートに形成されたものである場合と、前記第一のサイズよりも前記感光体の回転軸方向における寸法が小さい第二のサイズのシートに形成されたものである場合とで、前記感光体の回転軸方向における前記第二の補正データに対応する領域の大きさが異なることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記補正手段は前記第一の補正データおよび前記第二の補正データを用いて前記感光体の回転軸方向において前記感光体を露光する光量を補正することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記補正手段は前記第一の補正データおよび第二の補正データを用いて、印刷する画像データの濃度を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 複数のカセットを備え、前記複数のカセットのいずれかから前記転写部に向けてシートを給紙する給紙部と、
前記感光体の回転軸方向において、前記露光ユニットが前記感光体を露光する位置を調整する調整手段をさらに有し、
前記調整手段は前記テスト画像ではない画像を形成する場合には前記複数の給紙カセットのいずれからシートを給紙したかに応じて前記感光体を露光する際の前記感光体の回転軸方向における前記静電潜像の形成位置を調整し、前記テスト画像を形成する場合には前記複数の給紙カセットのいずれからシートを給紙したかに応じて前記露光ユニットが前記感光体を露光する際の前記感光体の回転軸方向の前記静電潜像の形成位置を調整しないことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記露光ユニットは光ビームを出射する半導体レーザと、前記半導体レーザから出射された光ビームが前記感光体の表面上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向器とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記露光ユニットは前記感光体を露光するために前記感光体の回転軸方向に並設された複数個のLEDチップを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記露光ユニットは光ビームを出射する半導体レーザと、前記半導体レーザから出射された光ビームが前記感光体の表面上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向器と、前記偏向器が偏向した前記光ビームを受光することでパルス信号を発する受光センサをさらに有し、
前記調整手段は前記受光センサが発した前記パルス信号を基準として前記半導体レーザが前記光ビームを出射するタイミングを調整することにより、前記感光体の前記回転軸方向における前記静電潜像の形成位置を調整することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記露光ユニットは前記感光体を露光するために前記感光体の回転軸方向に並設された複数個のLEDチップを有し、
前記調整手段は前記複数個のLEDチップから前記感光体の回転軸方向における画像の端部に対応するLEDチップを選択することにより、前記感光体の回転軸方向における前記静電潜像の形成位置を調整することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 回転する感光体と、
前記感光体を露光して前記感光体に静電潜像を形成する露光ユニットと、
前記感光体に形成された前記静電潜像をトナーによって現像する現像ユニットと、
前記現像ユニットによって前記感光体の表面に現像されたトナー像をシートに転写する転写部と、
原稿画像を読み取る読取部と、
シートに形成されたテスト画像の前記読取部による読取結果に基づいて、前記感光体の回転軸方向における前記テスト画像のトナー像が形成された領域に対応する前記感光体の複数の領域それぞれにおける画像の濃度を補正するための第一の補正データと、前記感光体の回転軸方向において前記読取部が読み取ったテスト画像のトナー像が形成された領域の外側の領域における画像の濃度を補正するための第二の補正データと、を生成するデータ生成手段と、
前記読取部が読み取った前記テスト画像が第一のサイズのシートに形成されたものである場合には前記第一の補正データを変更可能に表示し、前記読取部が読み取った前記テスト画像が前記第一のサイズよりも前記感光体の回転軸方向における寸法が短い第二のサイズのシートに形成されたものである場合には前記第一の補正データおよび前記第二の補正データを変更可能に表示する表示部と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記露光ユニットは前記第一の補正データおよび前記第二の補正データを用いて前記感光体の回転軸方向において前記感光体を露光する光量を補正することを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記補正手段は前記第一の補正データおよび第二の補正データを用いて、印刷する画像データの濃度を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 複数のカセットを備え、前記複数のカセットのいずれかから前記転写部に向けてシートを給紙する給紙部と、
前記感光体の回転軸方向において、前記露光ユニットが前記感光体を露光する位置を調整する調整手段をさらに有し、
前記調整手段は前記テスト画像ではない画像を形成する場合には前記複数の給紙カセットのいずれからシートを給紙したかに応じて前記感光体を露光する際の前記感光体の回転軸方向における前記静電潜像の形成位置を調整し、前記テスト画像を形成する場合には前記複数の給紙カセットのいずれからシートを給紙したかに応じて前記露光ユニットが前記感光体を露光する際の前記感光体の回転軸方向の前記静電潜像の形成位置を調整しないことを特徴とする、請求項10乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記露光ユニットは光ビームを出射する半導体レーザと、前記半導体レーザから出射された光ビームが前記感光体の表面上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向器とを有することを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記露光ユニットは前記感光体を露光するために前記感光体の回転軸方向に並設された複数個のLEDチップを有することを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記露光ユニットは光ビームを出射する半導体レーザと、前記半導体レーザから出射された光ビームが前記感光体の表面上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向器と、前記偏向器が偏向した前記光ビームを受光することでパルス信号を発する受光センサをさらに有し、
前記調整手段は前記受光センサが発した前記パルス信号を基準として前記半導体レーザが前記光ビームを出射するタイミングを調整することにより、前記感光体の前記回転軸方向における前記静電潜像の形成位置を調整することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。 - 前記露光ユニットは前記感光体を露光するために前記感光体の回転軸方向に並設された複数個のLEDチップを有し、
前記調整手段は前記複数個のLEDチップから前記感光体の回転軸方向における画像の端部に対応するLEDチップを選択することにより、前記感光体の回転軸方向における前記静電潜像の形成位置を調整することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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