JPWO2017081781A1 - 排熱回収ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

2段圧縮機の高段側圧縮機が、気液分離器からの中間圧冷媒と低段側圧縮機からの中間圧冷媒との混合冷媒を吸入冷媒として動作する場合、高段側圧縮機の液圧縮を確実に回避することができる排熱回収ヒートポンプ装置を提供することを目的とする。このため、気液分離器4の気体側出口から吐出された冷媒と低段圧縮機構1aで圧縮された冷媒との混合冷媒を所定値以上の過熱度を有する気体冷媒として高段圧縮機構1bの吸入口に導入する冷媒調整機構を設ける。冷媒調整機構は、気液分離器4に設けられ、液面位置を検出するレベルセンサ21と、中間配管L1に設けられた開閉制御弁7と、レベルセンサ21により液面位置が中間配管L1への気体側連通口に基づいた所定の位置に達した場合に、開閉制御弁7を閉制御する制御部20と、を備える。

Description

本発明は、2段圧縮機の高段側圧縮機が、気液分離器からの中間圧冷媒と低段側圧縮機からの中間圧冷媒との混合冷媒を吸入冷媒として動作する場合、高段側圧縮機の液圧縮を確実に回避することができる排熱回収ヒートポンプ装置に関する。
ヒートポンプ装置には、ヒートポンプサイクル上に低圧側圧縮機と高圧側圧縮機との2つの圧縮機を設けた2段圧縮式を用いるものがある。特許文献1では、室内側熱交換器と、低圧側圧縮機と、高圧側圧縮機と、室内側熱交換器とから送られた冷媒を減圧する第1減圧装置と、第1減圧装置から送られた冷媒を気液分離する気液分離器と、気液分離器の液相側に接続され、気液分離器から送られた冷媒を減圧し、減圧した冷媒を室外側熱交換器に向けて送る第2減圧装置と、気液分離器の気相側に接続され、気液分離器から送られた冷媒を、低圧側圧縮機と高圧側圧縮機との間の管路上に導くインジェクション管路と、高圧側圧縮機に流入する冷媒を加熱ガス状態または飽和蒸気状態とするために、第2減圧装置における冷媒の減圧比を制御する制御部とを備えたヒートポンプ式加熱装置が記載されている。
特開2014−119157号公報
ところで、上述した特許文献1に記載されたヒートポンプ式加熱装置では、低圧側(低段側)膨張弁(第2減圧装置)による減圧量を制御することで高圧側(高段側)圧縮機の液圧縮を防止している。しかしながら、特許文献1に記載されたものは、低段側膨張弁の制御によって低段側の冷媒流量を減少させ、低段側圧縮機吐出温度を高温化することで高段側圧縮機の吸入冷媒の過熱状態を実現するものである。したがって、中間配管(インジェクション管路)への液冷媒混入量によっては必ずしも過熱状態を維持できるものではない。
特に、作動冷媒として高沸点の冷媒を用いた場合、装置停止後の周囲温度によっては、気液分離器内に凝縮した冷媒が貯留され、装置起動時に中間配管から液冷媒が流出する可能性が大きい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、2段圧縮機の高段側圧縮機が、気液分離器からの中間圧冷媒と低段側圧縮機からの中間圧冷媒との混合冷媒を吸入冷媒として動作する場合、高段側圧縮機の液圧縮を確実に回避することができる排熱回収ヒートポンプ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、外部熱源から回収した熱で冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器で蒸発された冷媒を圧縮する低段圧縮機構と、前記低段圧縮機構で圧縮された冷媒を圧縮する高段圧縮機構と、前記高段圧縮機構で圧縮された冷媒を凝縮させ被加熱水を加熱する凝縮器と、前記凝縮器によって凝縮された冷媒を減圧膨張する高段膨張機構と、前記高段膨張機構から導入された冷媒を気液分離する気液分離器と、前記気液分離器の液側出口から吐出された冷媒をさらに減圧膨張して前記蒸発器に導入する低段膨張機構と、前記気液分離器の気体側出口から吐出された冷媒を前記低段圧縮機構の吐出口と前記高段圧縮機構の吸入口との間に導入する中間配管と、を備えた排熱回収ヒートポンプ装置において、前記気体側出口から吐出された冷媒と前記低段圧縮機構で圧縮された冷媒との混合冷媒を所定値以上の過熱度を有する気体冷媒として前記高段圧縮機構の吸入口に導入する冷媒調整機構を設けたことを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記冷媒調整機構は、前記気液分離器に設けられ、液面位置を検出するレベルセンサと、前記中間配管に設けられた開閉制御弁と、前記レベルセンサにより前記液面位置が前記中間配管への気体側連通口に基づいた所定の位置に達した場合に、前記開閉制御弁を閉制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記冷媒調整機構は、前記高段圧縮機構に吸入される冷媒温度を検出する高段圧縮吸入温度センサと、前記高段圧縮機構に吸入される冷媒圧力を検出する高段圧縮吸入圧力センサと、前記中間配管に設けられた流量制御弁と、前記高段圧縮吸入温度センサおよび前記高段圧縮吸入圧力センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記高段圧縮吸入温度センサの検出値と前記高段圧縮吸入圧力センサの検出値から算出された飽和冷媒温度との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記冷媒調整機構は、前記高段圧縮機構に吸入される冷媒温度を検出する高段圧縮吸入温度センサと、前記高段膨張機構で減圧膨張された冷媒の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサと、前記中間配管に設けられた流量制御弁と、前記高段圧縮吸入温度センサおよび前記高段膨張吐出圧力センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記高段圧縮吸入温度センサの検出値と前記高段膨張吐出圧力センサの検出値から算出された飽和冷媒温度との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記冷媒調整機構は、前記高段圧縮機構に吸入される冷媒温度を検出する高段圧縮吸入温度センサと、前記高段膨張機構で減圧膨張された冷媒の温度を検出する高段膨張吐出温度センサと、前記中間配管に設けられた流量制御弁と、前記高段圧縮吸入温度センサおよび前記高段膨張吐出温度センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記高段圧縮吸入温度センサの検出値と前記高段膨張吐出温度センサの検出値との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記中間配管には、前記気液分離器の気体側出口から吐出された冷媒を加熱する加熱手段が設けられたことを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記冷媒調整機構は、前記中間配管に設けられ、気液分離器から導出された冷媒を加熱する加熱手段と、前記中間配管の前記加熱手段出口側における冷媒温度を検出する加熱冷媒温度センサと、前記高段圧縮機構に吸入される冷媒圧力を検出する高段圧縮吸入圧力センサと、前記中間配管に設けられた流量制御弁と、前記加熱冷媒温度センサおよび前記高段圧縮吸入圧力センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記加熱冷媒温度センサの検出値と前記高段圧縮吸入圧力センサの検出値から算出された飽和冷媒温度との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記冷媒調整機構は、前記中間配管に設けられ、気液分離器から導出された冷媒を加熱する加熱手段と、前記中間配管の前記加熱手段出口側における冷媒温度を検出する加熱冷媒温度センサと、前記高段膨張機構で減圧膨張された冷媒の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサと、前記中間配管に設けられた流量制御弁と、前記高段膨張吐出圧力センサおよび前記加熱冷媒温度センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記加熱冷媒温度センサの検出値と前記高段膨張吐出圧力センサの検出値から算出された飽和冷媒温度との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記冷媒調整機構は、前記中間配管に設けられ、気液分離器から導出された冷媒を加熱する加熱手段と、前記中間配管の前記加熱手段出口側における冷媒温度を検出する加熱冷媒温度センサと、前記高段膨張機構で減圧膨張された冷媒の温度を検出する高段膨張吐出温度センサと、前記中間配管に設けられた流量制御弁と、前記高段膨張吐出温度センサおよび前記加熱冷媒温度センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記加熱冷媒温度センサの検出値と前記高段膨張吐出温度センサの検出値との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記加熱手段は、前記凝縮器から吐出された冷媒と前記中間配管を流通する冷媒との熱交換を行う内部熱交換器であることを特徴とする。
また、本発明にかかる排熱回収ヒートポンプ装置は、上記の発明において、前記冷媒は、P−h線図上での過熱域において飽和ガス線と等エントロピー線とが2点以上の交点もしくは接点を有する特性を持つことを特徴とする。
本発明によれば、気液分離器の気体側出口から吐出された冷媒と低段圧縮機構で圧縮された冷媒との混合冷媒を所定値以上の過熱度を有する気体冷媒として高段圧縮機構の吸入口に導入する冷媒調整機構を設けているので、高段側圧縮機の液圧縮を確実に回避することができる。
本発明の実施の形態1に係る排熱回収ヒートポンプ装置の全体構成図である。 飽和ガス線と等エントロピー線とを含むR245faのP−h線図である。 実施の形態1におけるヒートポンプ部内の冷媒調整機構の構成図である。 気液分離器4の内部構成を示す模式図である。 実施の形態2における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部の構成図である。 実施の形態3における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部の構成図である。 実施の形態4における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部の構成図である。 実施の形態2に加熱手段を設けた冷媒調整機構を含むヒートポンプ部の構成図である。 実施の形態5における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部の構成図である。 実施の形態6における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部の構成図である。 実施の形態7における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部の構成図である。 実施の形態5の流量制御弁と内部熱交換器との配置を逆にした冷媒調整機構を含むヒートポンプ部の構成図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
(実施の形態1)
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る排熱回収ヒートポンプ装置10の全体構成図である。排熱回収ヒートポンプ装置10は、工場排水等の温水から排熱を回収し、回収した排熱を利用して水蒸気を生成するシステムであり、生成した水蒸気は乾燥装置や殺菌装置等の外部の蒸気利用設備に送られる。
図1に示すように、排熱回収ヒートポンプ装置10は、水を蒸発させて水蒸気を生成し、外部へと送り出す蒸気生成部12と、温水供給部14によって供給される温水(熱源温水)から熱を回収し、この熱を蒸気生成部12での蒸気生成のための熱源として供給するヒートポンプ部16と、制御部20とを備える。
ヒートポンプ部16は、外部熱源である熱源温水から回収した熱で冷媒を蒸発させる蒸発器6と、蒸発器で蒸発された冷媒を圧縮する低段圧縮機構1aと、低段圧縮機構1aで圧縮された冷媒を圧縮する高段圧縮機構1bと、高段圧縮機構で圧縮された冷媒を凝縮させ被加熱水を加熱する凝縮器2と、凝縮器2によって凝縮された冷媒を減圧膨張する高段膨張機構3と、高段膨張機構3から導入された冷媒を気液分離する気液分離器4と、気液分離器4の液側出口から吐出された冷媒をさらに減圧膨張して蒸発器6に導入する低段膨張機構5と、気液分離器4の気体側出口から吐出された冷媒を低段圧縮機構の吐出口と高段圧縮機構の吸入口との間に導入する中間配管L1と、中間配管L1に設けられた開閉制御弁7とを有する。本実施の形態1では、凝縮器2の出口側と高段膨張機構3との間に加熱器2aを接続している。高段膨張機構3および低段膨張機構5は、例えば電子膨張弁である。また、開閉制御弁7は、例えば電動弁である。
ヒートポンプ部16のヒートポンプサイクルに流れる冷媒は、図2に示すように、P−h線図上での等エントロピー線L11が低圧側で過熱域にあり、高圧側で飽和ガス線L12と等エントロピー線L11とが2点以上の交点もしくは接点を有する特性を持つ冷媒である。この冷媒は、例えば、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(構造式:CHFCHCF、R245fa)である。図2は、R245faのP−h線図を示しており、飽和ガス線L12と等エントロピー線L11とが交点PP1,PP2の2点で交わっている。
高段圧縮機構1bで圧縮されて高温高圧となった冷媒は、凝縮器2で蒸気生成部12を循環する水と熱交換して冷却され凝縮する。凝縮器2を出た冷媒は、加熱器2aで給水経路30を流れる水を予熱してさらに冷却された後、高段膨張機構3で減圧膨張され、気液分離器4に導入される。気液分離器4の液側出口から吐出された冷媒は、さらに低段膨張機構5で減圧膨張され、蒸発器6で温水供給部14の温水経路32を流れる熱源温水から吸熱して蒸発して低段圧縮機構1aの吸入口に導入される。一方、気液分離器4の気体側出口から吐出された冷媒は、開閉制御弁7が設けられた中間配管L1を介して低段圧縮機構1aの吐出口と高段圧縮機構1bの吸入口との間に導入され、低段圧縮機構1aから吐出された冷媒と混合されて高段圧縮機構1bの吸入口に導入される。
蒸気生成部12は、ヒートポンプ部16を循環する冷媒を熱源として水を蒸発させて蒸気を生成する凝縮器2と、凝縮器2で生成される水と蒸気を含む気液二相流を蒸気と水とに分離する水蒸気分離器42と、水蒸気分離器42で分離された蒸気を外部の蒸気利用設備に供給する蒸気供給経路44と、水蒸気分離器42で分離された水を給水経路30から供給される水と合流させて凝縮器2から水蒸気分離器42へと導く水循環経路46とを有する。
水蒸気分離器42は、鉛直方向に沿った円筒状容器で構成され、下端壁に接続された水循環経路46に接続された給水経路30から水が給水補給されることで容器内部に水を貯留する。給水経路30は、図示しない水道管や水タンクからの水(給水)を給水ポンプ48によって加熱器2aを経て水循環経路46まで導入する。給水ポンプ48は制御部20の制御下に、水蒸気分離器42内に貯留された水の水位を測定する水位センサ50の検出値(水位)に基づきインバータ(INV)52を介してその運転回転数が制御される。水蒸気分離器42には、内部の蒸気圧が所定圧力以上になった際に開放される圧力逃がし弁54が接続されている。
水循環経路46は、水蒸気分離器42の下端壁から凝縮器2までを連通する液管46aと、凝縮器2から水蒸気分離器42の上部側壁までを連通する蒸気管46bとから構成されている。液管46aには水が流通し、蒸気管46bには水及び蒸気を含む気液二相流が流通する。液管46aには循環ポンプ56が設けられている。循環ポンプ56は制御部20の制御下に、インバータ(INV)58を介してその運転回転数が制御される。
蒸気供給経路44は、水蒸気分離器42の上端壁に接続され、蒸気管46bから当該水蒸気分離器42内に供給され、ここで水が分離された後の蒸気を外部に送り出す経路である。蒸気供給経路44には、流れる蒸気の圧力を調整する圧力調整弁(蒸気圧力調整手段)60が設置されている。圧力調整弁60は、制御部20の制御下に、圧力センサ62で測定される水蒸気分離器42内の蒸気圧力に基づきその開度が調整される。圧力調整弁60の開度を適宜調整することにより、排熱回収ヒートポンプ装置10から外部に送り出される蒸気の流量や圧力を制御できる。蒸気供給経路44を流れる蒸気の圧力を調整する蒸気圧力調整手段としては、圧力調整弁60に代えて又はこれと共に蒸気を圧縮する蒸気圧縮機を用いてもよい。
制御部20は、それぞれインバータ(INV)を介して低段圧縮機構1aおよび高段圧縮機構1bの運転回転数を制御する。制御部20は、ヒートポンプサイクル上の圧力および温度を検出する図示しないセンサの検出値をもとに、ヒートポンプ部16の加熱出力を制御する。なお、低段圧縮機構1aおよび高段圧縮機構1bは、回転軸を共有した、例えば1台の2段スクロール圧縮機であってもよい。なお、制御部20は、高段膨張機構3及び低段膨張機構5の開度制御をさらに行うものであってもよい。
また、制御部20は、さらに給水ポンプ48、循環ポンプ56及び圧力調整弁60の制御を行うものであってもよいが、これら蒸気生成部12側は図示しない別の制御部によって制御してもよい。
[冷媒調整機構]
つぎに、気液分離器4の気体側出口から吐出された冷媒と低段圧縮機構1aで圧縮された冷媒との混合冷媒を所定値以上の過熱度を有する気体冷媒として高段圧縮機構1bの吸入口に導入する冷媒調整機構について説明する。
図3は、実施の形態1におけるヒートポンプ部16内の冷媒調整機構の構成図である。また、図4は、気液分離器4の内部構成を示す模式図である。なお、図3に示した凝縮器2は、加熱器2aを含んでもよく、加熱器2aを省略した構成としてもよい。図3に示すように、気液分離器4には、液面位置を検出するレベルセンサ21が設けられる。気液分離器4内は、気体側連通口4Vを介して中間配管L1に接続する接続配管4aと、液側連通口4Lを介して低段膨張機構5への配管に接続する接続配管4bとを有する。
制御部20は、レベルセンサ21が検出する液面位置が、液側連通口4Lの液面位置hbから気体側連通口4Vの液面位置haまでの間の所定位置に達した場合に、開閉制御弁7を閉にする制御を行う。すなわち、制御部20は、レベルセンサ21が検出する液面位置が所定位置未満である場合、開閉制御弁7を開にし、所定位置以上となった場合、開閉制御弁7を閉にする。レベルセンサ21が検出する所定位置は、少なくとも液面位置ha未満であればよい。また、レベルセンサ21は、所定位置の1点を検出するスイッチ式であってもよいし、所定位置を含む所定範囲の液面位置を検出するものであってもよい。また、開閉制御弁7を開にする所定値と閉にする所定値は異なる値を設定してもよい。
制御部20が開閉制御弁7の閉制御を行った場合、気液分離器4内の液冷媒が気体側連通口4Vおよび中間配管L1を介して、低段圧縮機構1aの吐出口と高段圧縮機構1bの吸入口との間の中間接続点PTに導入されることを防止することができる。これによって、高段圧縮機構1bの吸入口に液冷媒が導入されることがなくなり、高段圧縮機構1bの液圧縮を防止することができる。なお、レベルセンサ21、開閉制御弁7、および、制御部20は、気体側連通口4Vから吐出された冷媒と低段圧縮機構1aで圧縮された冷媒との混合冷媒を所定値以上の過熱度を有する気体冷媒として高段圧縮機構1bの吸入口に導入する冷媒調整機構を形成する。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部16の構成図である。図5に示すように、本実施の形態2の冷媒調整機構は、中間接続点PTと高段圧縮機構1bとの間に設けられ、高段圧縮機構1bに吸入される冷媒温度を検出する高段圧縮吸入温度センサ22と、中間接続点PTと高段圧縮機構1bとの間に設けられ、高段圧縮機構1bに吸入される冷媒圧力を検出する高段圧縮吸入圧力センサ23と、中間配管L1に設けられた流量制御弁17と、高段圧縮吸入温度センサ22および高段圧縮吸入圧力センサ23の検出値に基づき流量制御弁17を制御する制御部20とを有する。
制御部20は、高段圧縮吸入温度センサ22が検出する高段圧縮吸入温度T1と、高段圧縮吸入圧力センサ23が検出する高段圧縮吸入圧力P1での飽和温度Tsat1との温度差ΔTが所定値以上となるように流量制御弁17の開度制御を行う。この制御部20による流量制御弁17の開度制御によって、高段圧縮機構1bに液冷媒が導入されることが防止される。ここで、温度差ΔTが0K以上であれば高段圧縮機構1bの液圧縮の可能性は低くなるが、制御部20は、液圧縮を確実に防止するため、温度差ΔTの所定値を3Kや5K程度にして液圧縮防止の余裕を持たせている。
具体的に、制御部20は、温度差ΔTが上限値以上の場合に流量制御弁17の開度を増加させ、下限値未満の場合に流量制御弁17の開度を減少させる。なお、制御部20は、温度差ΔTの絶対値に基づいたリニアな開度制御を行ってもよい。また、制御部20は、温度差ΔTを所定値に近づけるPID制御による開度制御を行ってもよい。
なお、高段圧縮吸入圧力センサ23は、中間接続点PTと低段圧縮機構1aとの間に設けた高段圧縮吸入圧力センサ23aとしてもよいし、流量制御弁17と中間接続点PTとの間に設けられた高段圧縮吸入圧力センサ23bとしてもよい。
(実施の形態3)
図6は、実施の形態3における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部16の構成図である。図6に示すように、本実施の形態3の冷媒調整機構は、中間接続点PTと高段圧縮機構1bとの間に設けられ、高段圧縮機構1bに吸入される冷媒温度を検出する高段圧縮吸入温度センサ22と、高段膨張機構3と気液分離器4との間に設けられ、高段膨張機構3で減圧膨張された冷媒の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサ24と、中間配管L1に設けられた流量制御弁17と、高段圧縮吸入温度センサ22および高段膨張吐出圧力センサ24の検出値に基づき流量制御弁17を制御する制御部20とを有する。
制御部20は、高段圧縮吸入温度センサ22が検出する高段圧縮吸入温度T1と、高段膨張吐出圧力センサ24が検出する高段膨張吐出圧力P2での飽和温度Tsat2との温度差ΔTが所定値以上となるように流量制御弁17の開度制御を行う。この制御部20による流量制御弁17の開度制御によって、高段圧縮機構1bに液冷媒が導入されることが防止される。ここで、温度差ΔTが0K以上であれば高段圧縮機構1bの液圧縮の可能性は低くなるが、制御部20は、液圧縮を確実に防止するため、温度差ΔTの所定値を3Kや5K程度にして液圧縮防止の余裕を持たせている。
具体的に、制御部20は、温度差ΔTが上限値以上の場合に流量制御弁17の開度を増加させ、下限値未満の場合に流量制御弁17の開度を減少させる。なお、制御部20は、温度差ΔTの絶対値に基づいたリニアな開度制御を行ってもよい。また、制御部20は、温度差ΔTを所定値に近づけるPID制御による開度制御を行ってもよい。
なお、高段膨張吐出圧力センサ24は、気液分離器4内の気体状態の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサ24aとしてもよいし、気液分離器4と流量制御弁17との間の中間配管L1内の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサ24bとしてもよい。なお、本実施の形態3では、流量制御弁17の圧損が小さい場合に適用するのが好ましい。
(実施の形態4)
図7は、実施の形態4における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部16の構成図である。図7に示すように、本実施の形態4の冷媒調整機構は、中間接続点PTと高段圧縮機構1bとの間に設けられ、高段圧縮機構1bに吸入される冷媒温度を検出する高段圧縮吸入温度センサ22と、高段膨張機構3と気液分離器4との間に設けられ、高段膨張機構3で減圧膨張された冷媒の温度を検出する高段膨張吐出温度センサ25と、中間配管L1に設けられた流量制御弁17と、高段圧縮吸入温度センサ22および高段膨張吐出温度センサ25の検出値に基づき流量制御弁17を制御する制御部20とを有する。
制御部20は、高段圧縮吸入温度センサ22が検出する高段圧縮吸入温度T1と、高段膨張吐出温度センサ25が検出する飽和温度Tsat3(T2)との温度差ΔTが所定値以上となるように流量制御弁17の開度制御を行う。なお、高段膨張吐出温度センサ25が検出する温度を飽和温度Tsat3とみなしている。この制御部20による流量制御弁17の開度制御によって、高段圧縮機構1bに液冷媒が導入されることが防止される。ここで、温度差ΔTが0K以上であれば高段圧縮機構1bの液圧縮の可能性は低くなるが、制御部20は、液圧縮を確実に防止するため、温度差ΔTの所定値を3Kや5K程度にして液圧縮防止の余裕を持たせている。
具体的に、制御部20は、温度差ΔTが上限値以上の場合に流量制御弁17の開度を増加させ、下限値未満の場合に流量制御弁17の開度を減少させる。なお、制御部20は、温度差ΔTの絶対値に基づいたリニアな開度制御を行ってもよい。また、制御部20は、温度差ΔTを所定値に近づけるPID制御による開度制御を行ってもよい。
なお、高段膨張吐出温度センサ25は、気液分離器4内の気体状態の温度を検出する高段膨張吐出温度センサ25aとしてもよいし、気液分離器4と流量制御弁17との間の中間配管L1内の温度を検出する高段膨張吐出温度センサ25bとしてもよい。また、本実施の形態4では、流量制御弁17の圧損が小さい場合に適用するのが好ましい。
(実施の形態2〜4の変形例)
実施の形態2〜4の変形例は、上述した実施の形態2〜4において、気液分離器4と流量制御弁17との間の中間配管L1上に、気液分離器4の気体側出口から吐出された冷媒を加熱する加熱手段を設けて冷媒の気化を促進するようにしたものである。
例えば、図8に示すように、実施の形態2の構成において、加熱手段として、気液分離器4と流量制御弁17との間に内部熱交換器8を設ける。内部熱交換器8は、凝縮器2と高段膨張機構3とに接続され、凝縮器2から導出された冷媒の熱を用いて、気液分離器4の気体側出口からの導出された冷媒を加熱する。
なお、加熱手段を実施の形態3,4に適用する場合、高段膨張吐出圧力センサ24bあるいは高段膨張吐出温度センサ25bの配置は、気液分離器4と、加熱手段である内部熱交換器8との間に設ける。
なお、加熱手段は、上述した内部熱交換器8の他に、ヒータなどの外部熱源を用いて気液分離器4の気体側出口からの導出された冷媒を加熱するようにしてもよい。
(実施の形態5)
本実施の形態5は、実施の形態2のヒートポンプ部16の構成に、実施の形態2〜4の変形例に示した加熱手段を設けた場合に高段圧縮機構1bの液圧縮を防止するものである。
図9は、実施の形態5における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部16の構成図である。図9に示すように、本実施の形態5の冷媒調整機構は、流量制御弁17と中間接続点PTとの間に設けられ、中間配管L1の内部熱交換器8(加熱手段)出口側における冷媒温度を検出する加熱冷媒温度センサ26と、中間配管L1に設けられた流量制御弁17と、加熱冷媒温度センサ26および高段圧縮吸入圧力センサ23の検出値に基づき流量制御弁17を制御する制御部20とを有する。
制御部20は、加熱冷媒温度センサ26が検出する加熱冷媒温度T3と、高段圧縮吸入圧力センサ23が検出する高段圧縮吸入圧力P1での飽和温度Tsat1との温度差ΔTが所定値以上となるように流量制御弁17の開度制御を行う。この制御部20による流量制御弁17の開度制御によって、高段圧縮機構1bに液冷媒が導入されることが防止される。この実施形態の場合、温度差ΔTがプラスとなっていれば中間配管L1から合流される冷媒が過熱状態であることが分かるため、温度差ΔTに余裕を設けずとも高段圧縮機構1bの液圧縮を防止することができる。
具体的に、制御部20は、温度差ΔTが上限値以上の場合に流量制御弁17の開度を増加させ、下限値未満の場合に流量制御弁17の開度を減少させる。なお、制御部20は、温度差ΔTの絶対値に基づいたリニアな開度制御を行ってもよい。また、制御部20は、温度差ΔTを所定値に近づけるPID制御による開度制御を行ってもよい。
なお、加熱冷媒温度センサ26は、内部熱交換器8出口と流量制御弁17との間に設けた加熱冷媒温度センサ26aとしてもよい。
(実施の形態6)
本実施の形態6は、実施の形態3のヒートポンプ部16の構成に、実施の形態2〜4の変形例に示した加熱手段を設けた場合に高段圧縮機構1bの液圧縮を防止するものである。
図10は、実施の形態6における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部16の構成図である。図10に示すように、本実施の形態6の冷媒調整機構は、流量制御弁17と中間接続点PTとの間に設けられ、中間配管L1の内部熱交換器8(加熱手段)出口側における冷媒温度を検出する加熱冷媒温度センサ26と、高段膨張機構3と気液分離器4との間に設けられ、高段膨張機構3で減圧膨張された冷媒の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサ24と、中間配管L1に設けられた流量制御弁17と、加熱冷媒温度センサ26および高段膨張吐出圧力センサ24の検出値に基づき流量制御弁17を制御する制御部20とを有する。
制御部20は、加熱冷媒温度センサ26が検出する加熱冷媒温度T3と、高段膨張吐出圧力センサ24が検出する高段膨張吐出圧力P2での飽和温度Tsat2との温度差ΔTが所定値以上となるように流量制御弁17の開度制御を行う。この制御部20による流量制御弁17の開度制御によって、高段圧縮機構1bに液冷媒が導入されることが防止される。この実施形態の場合、温度差ΔTがプラスとなっていれば中間配管L1から合流される冷媒が過熱状態であることが分かるため、温度差ΔTに余裕を設けずとも高段圧縮機構1bの液圧縮を防止することができる。
具体的に、制御部20は、温度差ΔTが上限値以上の場合に流量制御弁17の開度を増加させ、下限値未満の場合に流量制御弁17の開度を減少させる。なお、制御部20は、温度差ΔTの絶対値に基づいたリニアな開度制御を行ってもよい。また、制御部20は、温度差ΔTを所定値に近づけるPID制御による開度制御を行ってもよい。
なお、高段膨張吐出圧力センサ24は、気液分離器4内の気体状態の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサ24aとしてもよいし、気液分離器4と内部熱交換器8との間の中間配管L1内の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサ24bとしてもよい。また、加熱冷媒温度センサ26は、内部熱交換器8出口と流量制御弁17との間に設けた加熱冷媒温度センサ26aとしてもよい。なお、本実施の形態6では、流量制御弁17および内部熱交換器8の圧損が小さい場合に適用するのが好ましい。
(実施の形態7)
本実施の形態7は、実施の形態4のヒートポンプ部16の構成に、実施の形態2〜4の変形例に示した加熱手段を設けた場合に高段圧縮機構1bの液圧縮を防止するものである。
図11は、実施の形態7における冷媒調整機構を含むヒートポンプ部16の構成図である。図11に示すように、本実施の形態7の冷媒調整機構は、流量制御弁17と中間接続点PTとの間に設けられ、中間配管L1の内部熱交換器8(加熱手段)出口側における冷媒温度を検出する加熱冷媒温度センサ26と、高段膨張機構3と気液分離器4との間に設けられ、高段膨張機構3で減圧膨張された冷媒の温度を検出する高段膨張吐出温度センサ25と、中間配管L1に設けられた流量制御弁17と、加熱冷媒温度センサ26および高段膨張吐出温度センサ25の検出値に基づき流量制御弁17を制御する制御部20とを有する。
制御部20は、加熱冷媒温度センサ26が検出する加熱冷媒温度T3と、高段膨張吐出温度センサ25が検出する飽和温度Tsat3(T2)との温度差ΔTが所定値以上となるように流量制御弁17の開度制御を行う。この制御部20による流量制御弁17の開度制御によって、高段圧縮機構1bに液冷媒が導入されることが防止される。この実施形態の場合、温度差ΔTがプラスとなっていれば中間配管L1から合流される冷媒が過熱状態であることが分かるため、温度差ΔTに余裕を設けずとも高段圧縮機構1bの液圧縮を防止することができる。
具体的に、制御部20は、温度差ΔTが上限値以上の場合に流量制御弁17の開度を増加させ、下限値未満の場合に流量制御弁17の開度を減少させる。なお、制御部20は、温度差ΔTの絶対値に基づいたリニアな開度制御を行ってもよい。また、制御部20は、温度差ΔTを所定値に近づけるPID制御による開度制御を行ってもよい。
なお、高段膨張吐出温度センサ25は、気液分離器4内の気体状態の温度を検出する高段膨張吐出温度センサ25aとしてもよいし、気液分離器4と内部熱交換器8との間の中間配管L1内の温度を検出する高段膨張吐出温度センサ25bとしてもよい。また、加熱冷媒温度センサ26は、内部熱交換器8出口と流量制御弁17との間に設けた加熱冷媒温度センサ26aとしてもよい。なお、本実施の形態7では、流量制御弁17および内部熱交換器8の圧損が小さい場合に適用するのが好ましい。
(実施の形態5〜7の変形例)
実施の形態5〜7の変形例は、上述した実施の形態5〜7において、加熱手段である内部熱交換器8と流量制御弁17との配置を逆にしたものである。
例えば、図12に示すように、実施の形態5の構成において、流量制御弁17を内部熱交換器8の上流側(気液分離器4側)に設ける。
なお、図12に示すように、実施の形態5〜7の変形例では、高段膨張吐出温度センサ25は内部熱交換器8と中間接続点PTとの間に設けることで、実施の形態5〜7と同様の効果を得ることができる。
1 圧縮機構
1a 低段圧縮機構
1b 高段圧縮機構
2 凝縮器
2a 加熱器
3 高段膨張機構
4 気液分離器
4L 液側連通口
4V 気体側連通口
5 低段膨張機構
6 蒸発器
7 開閉制御弁
8 内部熱交換器
10 排熱回収ヒートポンプ装置
12 蒸気生成部
14 温水供給部
16 ヒートポンプ部
17 流量制御弁
20 制御部
21 レベルセンサ
22 高段圧縮吸入温度センサ
23,23a,23b 高段圧縮吸入圧力センサ
24,24a,24b 高段膨張吐出圧力センサ
25,25a,25b 高段膨張吐出温度センサ
26,26a 加熱冷媒温度センサ
29 熱源温水温度センサ
30 給水経路
32 温水経路
42 水蒸気分離器
44 蒸気供給経路
46 水循環経路
52,58 インバータ
ha,hb 液面位置
L1 中間配管

Claims (17)

  1. 外部熱源から回収した熱で冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器で蒸発された冷媒を圧縮する低段圧縮機構と、前記低段圧縮機構で圧縮された冷媒を圧縮する高段圧縮機構と、前記高段圧縮機構で圧縮された冷媒を凝縮させ被加熱水を加熱する凝縮器と、前記凝縮器によって凝縮された冷媒を減圧膨張する高段膨張機構と、前記高段膨張機構から導入された冷媒を気液分離する気液分離器と、前記気液分離器の液側出口から吐出された冷媒をさらに減圧膨張して前記蒸発器に導入する低段膨張機構と、前記気液分離器の気体側出口から吐出された冷媒を前記低段圧縮機構の吐出口と前記高段圧縮機構の吸入口との間に導入する中間配管と、を備えた排熱回収ヒートポンプ装置において、
    前記気体側出口から吐出された冷媒と前記低段圧縮機構で圧縮された冷媒との混合冷媒を所定値以上の過熱度を有する気体冷媒として前記高段圧縮機構の吸入口に導入する冷媒調整機構を設けたことを特徴とする排熱回収ヒートポンプ装置。
  2. 前記冷媒調整機構は、
    前記気液分離器に設けられ、液面位置を検出するレベルセンサと、
    前記中間配管に設けられた開閉制御弁と、
    前記レベルセンサにより前記液面位置が前記中間配管への気体側連通口に基づいた所定の位置に達した場合に、前記開閉制御弁を閉制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  3. 前記冷媒調整機構は、
    前記高段圧縮機構に吸入される冷媒温度を検出する高段圧縮吸入温度センサと、
    前記高段圧縮機構に吸入される冷媒圧力を検出する高段圧縮吸入圧力センサと、
    前記中間配管に設けられた流量制御弁と、
    前記高段圧縮吸入温度センサおよび前記高段圧縮吸入圧力センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  4. 前記制御部は、前記高段圧縮吸入温度センサの検出値と前記高段圧縮吸入圧力センサの検出値から算出された飽和冷媒温度との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする請求項3に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  5. 前記冷媒調整機構は、
    前記高段圧縮機構に吸入される冷媒温度を検出する高段圧縮吸入温度センサと、
    前記高段膨張機構で減圧膨張された冷媒の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサと、
    前記中間配管に設けられた流量制御弁と、
    前記高段圧縮吸入温度センサおよび前記高段膨張吐出圧力センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  6. 前記制御部は、前記高段圧縮吸入温度センサの検出値と前記高段膨張吐出圧力センサの検出値から算出された飽和冷媒温度との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする請求項5に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  7. 前記冷媒調整機構は、
    前記高段圧縮機構に吸入される冷媒温度を検出する高段圧縮吸入温度センサと、
    前記高段膨張機構で減圧膨張された冷媒の温度を検出する高段膨張吐出温度センサと、
    前記中間配管に設けられた流量制御弁と、
    前記高段圧縮吸入温度センサおよび前記高段膨張吐出温度センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  8. 前記制御部は、前記高段圧縮吸入温度センサの検出値と前記高段膨張吐出温度センサの検出値との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする請求項7に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  9. 前記中間配管には、前記気液分離器の気体側出口から吐出された冷媒を加熱する加熱手段が設けられたことを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  10. 前記冷媒調整機構は、
    前記中間配管に設けられ、気液分離器から導出された冷媒を加熱する加熱手段と、
    前記中間配管の前記加熱手段出口側における冷媒温度を検出する加熱冷媒温度センサと、
    前記高段圧縮機構に吸入される冷媒圧力を検出する高段圧縮吸入圧力センサと、
    前記中間配管に設けられた流量制御弁と、
    前記加熱冷媒温度センサおよび前記高段圧縮吸入圧力センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  11. 前記制御部は、前記加熱冷媒温度センサの検出値と前記高段圧縮吸入圧力センサの検出値から算出された飽和冷媒温度との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする請求項10に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  12. 前記冷媒調整機構は、
    前記中間配管に設けられ、気液分離器から導出された冷媒を加熱する加熱手段と、
    前記中間配管の前記加熱手段出口側における冷媒温度を検出する加熱冷媒温度センサと、
    前記高段膨張機構で減圧膨張された冷媒の圧力を検出する高段膨張吐出圧力センサと、
    前記中間配管に設けられた流量制御弁と、
    前記高段膨張吐出圧力センサおよび前記加熱冷媒温度センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  13. 前記制御部は、前記加熱冷媒温度センサの検出値と前記高段膨張吐出圧力センサの検出値から算出された飽和冷媒温度との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする請求項12に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  14. 前記冷媒調整機構は、
    前記中間配管に設けられ、気液分離器から導出された冷媒を加熱する加熱手段と、
    前記中間配管の前記加熱手段出口側における冷媒温度を検出する加熱冷媒温度センサと、
    前記高段膨張機構で減圧膨張された冷媒の温度を検出する高段膨張吐出温度センサと、
    前記中間配管に設けられた流量制御弁と、
    前記高段膨張吐出温度センサおよび前記加熱冷媒温度センサの検出値に基づき前記流量制御弁を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  15. 前記制御部は、前記加熱冷媒温度センサの検出値と前記高段膨張吐出温度センサの検出値との温度差を所定値以上とするよう、前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とする請求項14に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  16. 前記加熱手段は、前記凝縮器から吐出された冷媒と前記中間配管を流通する冷媒との熱交換を行う内部熱交換器であることを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
  17. 前記冷媒は、P−h線図上での過熱域において飽和ガス線と等エントロピー線とが2点以上の交点もしくは接点を有する特性を持つことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の排熱回収ヒートポンプ装置。
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