JPWO2017018531A1 - 容器 - Google Patents

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政彦 本多
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Abstract

複数個の被収容物を個別に収容する複数の収容部を長手方向及び横断方向に配列して備える容器を提供する。この容器は、底部と、底部外縁に沿って高さ方向に延びる四つの側壁とを有し、収容部は、収容された被収容物同士の接触を防止する長手方向及び横断方向の複数の仕切り部によって画定され、この複数の仕切り部の各々は、容器の底部から高さ方向に突出する一つの凸状部、若しくは切り欠きによって分割される複数の凸状部の集合体として形成される。複数の仕切り部の少なくとも一部の切り欠きにより、複数の収容部の全てが切り欠き部を備え、複数の切り欠き部の存在によって、複数の仕切り部は、複数種類の形状の複数の凸状部が、少なくとも一方向において左右非対称に配置された形態である。複数の凸状部のうち、一部の凸状部が、複数の収容部に収容された被収容物の最頂部の高さより高い支持凸状部であり、複数の凸状部の全てがテーパー状である。

Description

本発明は、複数個の被収容物を個別に収容する複数の収容部を長手方向及び横断方向に備える容器に関する。特に、食品等の被収容物収容時の輸送において、容器の積み重ねによる容器内の被収容物の損傷を防止できる容器に関する。
近年、調理済み、あるいは中間段階まで調理・加工したプレ調理済みの食品を、容器に収容し、一般消費者用又は業務用として提供する食品販売の形態が大きなマーケットを形成している。調理済み又はプレ調理済みの食品としては、餃子、シューマイ、春巻、ハンバーグ、各種コロッケ、ミニオムレツ、メンチカツ、等々様々な種類のものがあり、例えば、冷凍食品として、容器に収納されて流通されている。
食品の種類によっては、複数個が個別に分離されずに、容器内に一括して収納されている場合もあるが、餃子、シューマイ、春巻、コロッケ、メンチカツ等の冷凍食品では、容器への充填時や輸送中の食品同士の接触による損傷を防止するため、容器内に複数個の食品を個別に収容できる複数の収容部を設け、そこに1個単位で収容することが一般的である。
特に、餃子、シューマイ、春巻等は薄い皮で包まれているため、調理済みのものであっても、焼きや揚げなどの最終段階が施されていないプレ調理済みのものであっても、食品を冷凍して収容した容器を積み重ねて大量に輸送する場合、容器中の冷凍食品が、他の容器の、例えば底部に接触して薄い皮が破れたり、欠けたりの損傷のおそれがある。
特許文献1は、この問題を解決するために、複数の容器を同方向に積み重ねると、容器の外枠縁や、食品を保持する各凹部が密接した重ね合わせが可能で、90°の角度で交互に積み重ねると、上積容器の底部が直下の容器の内枠に支えられて積み重ねが可能な食品用容器を開示している。
実開昭63−1712号公報
しかしながら、特許文献1の食品用容器では、下の容器の内枠による上積容器の底部の支えが不十分であり、輸送中の振動等によって積み重ねにずれが生じると、上積容器の底部の一部が下の容器中の食品と接触して該食品を損傷するおそれがある。
そこで、本発明は、空容器の保管及び輸送時のコンパクト性と、被収容物収容後の輸送時の被収容物損傷防止性を高度に両立し得る容器を提供することを課題とする。すなわち、容器が空のときは、容器間の隙間をできるだけ小さくしてコンパクトに積み重ねが可能で、被収容物収容後の輸送時には、容器内に収容された被収容物と直上の容器の底部等との接触を高度に防止できる容器を提供することを課題とする。
なお、本発明において、以後「食品」と称した場合は、調理済みのもの、プレ調理済みのもの、及び食品材料等を含むものとする。すなわち、容器から取り出した後、すぐに食することができるもの、解凍・加温後に食するもの、油で揚げる等、調理の一部を実施して食するもの、などを含むものとする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、複数個の被収容物を個別に収容する複数の収容部において、その仕切り部を特定の形態とすることにより、空容器の保管時や輸送時のコンパクト性と、被収容物収容後の輸送時の被収容物損傷防止性とを両立できる特殊形状の容器を開発し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、複数個の被収容物を個別に収容する複数の収容部を平面視で長手方向及び横断方向に配列して備える容器であり、該容器は、底部と、該底部外縁に沿って高さ方向に延びる四つの側壁とを有し、前記収容部は、収容された被収容物同士の接触を防止する長手方向及び横断方向の複数の仕切り部によって画定され、前記複数の仕切り部の各々は、容器の前記底部から高さ方向に突出する一つの凸状部、若しくは切り欠きによって分割される複数の凸状部の集合体として形成され、前記複数の仕切り部の少なくとも一部の前記切り欠きにより、前記複数の収容部の全てが切り欠き部を備え、前記切り欠き部の存在によって、前記複数の仕切り部は、複数種類の形状の複数の凸状部が、少なくとも一方向において左右非対称に配置された形態であり、前記複数の凸状部のうち、一部の凸状部が、前記複数の収容部に収容された被収容物の最頂部の高さより高い支持凸状部であり、前記複数の仕切り部の全てが底部から高さ方向にテーパー状である、容器が提供される。
好ましくは、前記容器を平面視180°回転させたとき、回転前の前記支持凸状部の頂部が存在する位置に、回転後、前記複数の切り欠き部のいずれかが位置するように、前記複数の凸状部及び前記複数の切り欠き部が配置されている。
本発明の容器は、被収容物が食品である食品用容器として好適に使用できる。
本発明の容器は、特定の形態の仕切り部を有する特殊形状であるので、空容器の保管時や輸送時のコンパクト性と、被収容物収容後の輸送時の被収容物損傷防止性とを高度に両立できる。よって、空容器輸送コストの低減を図ることができ、かつ輸送時の不良品発生率を低減できるので、やはりコスト削減につなげることができる。
本発明の容器の一実施形態の斜視図。 図1の容器の平面図。 図1の容器を空の状態で複数積み重ねたときの様子を表す図。 図1の容器の右側面図。 図1の容器の正面図。 図1の容器に食品を収容して複数積み重ねたときの様子を表す図。
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、一般的な食品用容器の保管及び輸送について簡単に説明する。空容器は、容器製造工場あるいは倉庫から、段ボール箱等に充填されて大量に食品充填工場に輸送され、食品の充填が行われるまで保管される。従って、輸送効率、輸送コスト、及び保管場所制限等の点で、可能な限り複数の空容器をコンパクトにまとめ得ることが好ましい。
また、食品を収容した後の容器は、一般消費者向けの場合、容器ごとに包装用樹脂袋で密封包装され、段ボール箱等に複数個の容器が充填されて保管・輸送される。業務用食品に関しては、同様に容器ごとに個別に密封包装される場合もあるが、当該包装はされず、未包装の食品入り容器を専用の段ボール箱等に多数所定の方法で充填して保管・輸送する場合もある。
食品収容後の保管・輸送時における、容器内の食品と、当該容器に近接する別の容器の、例えば底部等との接触による食品の損傷を極力避ける必要があることは言うまでもない。
包装用樹脂袋で包装し、中を不活性ガス等で微加圧状態とした場合などには、近接する容器との接触による食品の損傷リスクはある程度低減される。しかし、非加圧包装、真空パック、あるいは上記のような未包装状態での保管・輸送の場合には、近接容器との接触可能性が高くなり、食品の損傷リスクも高くなる。
本発明の容器は、この様な高リスクの輸送を余儀なくされる場面で使用されても、極めて有効に被収容物(食品)の損傷を防止できる容器である。また、業務用食品の場合、個別の包装により保管・輸送時の食品の損傷リスクが低減できていても、小売事業者等のユーザーでは、複数の容器分の食品について解凍調理を一度に行う等の理由から、先に必要数の包装用樹脂袋の全てから容器を取り出して、これらを積み重ね、まとめてハンドリングする場合があり、この場合にも食品の損傷リスクは高くなる。このように業務用食品として過酷な取扱いを余儀なくされる場面でも、本発明の容器は極めて有効に食品の損傷を防止できる。
さらに、空容器時のコンパクト性にも優れている。
すなわち、本発明の容器は、被収容物を収容していない空の状態のときは、容器を上に積み重ねた場合に上下の容器間の隙間を非常に小さくしてコンパクトに積み重ねることができ、保管及び輸送効率に優れている。また、被収容物を収容した状態のときは、容器を交互に平面視180°回転させて積み重ねることによって、下の容器に収容された被収容物とその直上の容器の底部との接触が起こらないので、輸送時等において被収容物の損傷を防止できる。
このような効果は、被収容物を個別に収容するための収容部を画定し、且つ上に積み重ねられた容器を支える役目も担う仕切り部が、特徴的な複数の凸部を有する形状を有し、かつ容器内での仕切り部の配置が、長手方向及び横断方向の少なくとも一方向において左右非対称に配置されていることによって得られている。この凸状形状の仕切り部によって、被収容物を収容した容器の輸送中等に、積み重ねられた容器間に多少のずれが生じたとしても、上の容器の一部が下の容器の収容部に入り込んで被収容物と接触することなく、積み重ねられた容器が平行状態を維持することができる。
本発明の容器の各仕切り部は、容器の底部から高さ方向に突出する一つの凸状部、若しくは切り欠きによって分割される複数の凸状部の集合体であり、容器全体において、複数の凸状部のうちの一部の凸状部が、収容部に収容した被収容物の最頂部の高さより高くなるように形成された支持凸状部であり、上に積み重ねられた容器をバランスよく支持するのに好適な位置に配置されていることによって、上記効果を発揮する。この凸状部は、一つの容器内に複数種類の形状のものが複数形成されている。
被収容物の最頂部の高さとは、各収容部に収容された複数の被収容物の、容器の高さ方向の長さのうち最も長い部分をいう。この最頂部の高さは容器の高さ(後述の側壁8の高さ)より低い。
例えば、容器を平面視180°回転させたとき、回転前の、上に積み重ねられた容器を支える役目も担う支持凸状部の頂部が存在する位置に、回転後、複数の切り欠き部のいずれかが位置するように、複数の凸状部及び複数の切り欠き部が配置されていることが好ましい。支持凸状部の頂部が存在する全ての位置が、回転後には全て切り欠き部に置き換わることが特に好ましい。
また、当該構成によって、収容部の全てが、少なくとも1箇所に切り欠き部を有する形状となっている。該切り欠き部の存在により、指等により各被収容物を個別に取り出すときに、取り出し易くなっている。
さらに、複数の仕切り部全てが容器の底部から高さ方向にテーパー状に形成されているので、平面視で全ての仕切り部が同じ配置となる向きで空容器を上下に積み重ねた場合、上下の容器間の隙間を非常に小さくしてコンパクトに積み重ねることができる。具体的には、上下容器間の隙間が容器高さの1/7以下、好ましくは1/10以下とすることができ、空容器の保管効率及び輸送効率の点で優れている。
このような特徴的形状の本発明の容器は、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂から製造できる。板状のこれら合成樹脂を、金型を使用して真空成型や圧空成型等により、上記形状に成形することができる。
本発明の容器に収容する被収容物例の食品としては、特に制限はないが、好適なものとして以下の食品を挙げることができる。
調理形態としては、調理済みのものでもプレ調理済みのものでも、いずれでもよいが、冷凍食品のように硬化しており、衝撃によって欠けや破れ等の損傷を受けやすい形態の食品の収容に適している。例えば、餃子、シューマイ、春巻等の薄い皮で包まれた冷凍食品や、コロッケ、メンチカツ等の剥がれ易い衣材(パン粉等)で衣付された冷凍食品に適している。
本発明の一実施形態について、図を参照して具体的に説明する。図1は本発明の容器10を、容器内部を俯瞰できるように上側からみた斜視図、図2は平面図である。本実施形態では容器10を食品用容器、被収容物を食品として例示する。
本実施形態では、真空成型により製造したPP製の、食品を2×5=10個収容できる容器を例示している。該容器は、春巻等の筒状、あるいは丸みを帯びた直方体状の食品を個別に収容する場合に適した、平面視で四隅がラウンドした長方形の形態となっている。本実施形態では長方形を例示しているが、本発明の容器10は長方形形態に限られるわけではなく、上記説明した仕切り部(凸状部)の特徴を有していれば、略正方形の形態であってもよい。また、被収容物(食品)の収容個数も10個に限られず、本発明の特徴を備えている限り、常識的な範囲の個数の被収容物を収容できる容器も本発明の範囲内である。
本実施形態の容器において、長辺方向を長手方向、短辺方向を横断方向と称する。容器が、例えば平面視で略正方形である場合には、いずれの辺を長手方向としてもよい。長手方向と横断方向が為す角度は90°である。
本容器10は、底部と、底部外縁に沿って高さ方向に延びる四つの側壁8を有する。容器10の横断方向には、容器を長手方向に2等分する形で一つの仕切り部2が、一方の長手方向側壁8から他方の長手方向側壁8まで連続して形成されている。長手方向には、4種類の形態の仕切り部3〜6が容器を横断方向に5等分する形で、一方の横断方向側壁8から他方の横断方向側壁8まで、連続的または不連続に形成されている。各仕切り部2〜6は、容器の底部から高さ方向に突出する凸状部として形成される。
横断方向の仕切り部2は、長手方向の仕切り部4及び6と直交して接続している。また、該仕切り部2の頂部は側壁8の外縁部1より低くなっている。すなわち、仕切り部2の高さは、側壁8の高さより低くなっている。
仕切り部2〜6により、容器10内部に被収容物を個別に収容する複数の収容部7a〜7jが形成される。
長手方向の仕切り部3は4つの凸状部3a〜3dに分かれており、凸状部3aと3dは横断方向側壁8に接続した形で形成されている。また、凸状部3aと3dの高さは、側壁8の高さより低くなっている。凸状部3bと3c各々の容器長手方向両側には、切り欠き部が存在している。切り欠き部は、容器の底部から突出する仕切り部3の一部、例えば凸状部3bと3c各々の両側を、底部から突出させないことにより形成されている。該切り欠き部の存在により、収容部7a〜7jに収容された被収容物を指等で個別に取り出すときに取り出しやすくなっている。凸状部3bと3cの高さは、側壁8の高さと略同じであり、被収容物収容後の容器を複数積み重ねたときの上方容器を支えるための支持部の一部をなす支持凸状部となっている。すなわち、凸状部3bと3cの頂部は側壁8の外縁部1と高さ位置が略同じである。ここで「略」とは、正確に同一高さとすることは容器製造上難しいので、便法上使用しているものであり、例えば、高さの誤差が、外縁部高さの−5%〜+5%の範囲内程度を意味するものである(以後、同じ)。
本実施形態では、収容部7a〜7jに収容された被収容物の最頂部の高さより高い位置として、側壁8の高さと略同じ高さを設定している。
長手方向の仕切り部4は、一方の横断方向側壁8から他方の横断方向側壁8まで連続して形成されている。また、横断方向の仕切り部2と直交し、その直交部を含む頂部の一部が外縁部1と略同じ高さ位置であって、やはり、上に容器を積み重ねたときの上方容器を支えるための支持部の一部をなす支持凸状部となっている。また、仕切り部4の両側壁との接続部分は、その高さが側壁8の高さより低くなっている。
長手方向の仕切り部5は、2つの凸状部5aと5bに分かれており、凸状部5aと5bは側壁8に接続した形で形成されている。また、凸状部5aと5bの高さは、側壁8の高さより低くなっている。さらに、いずれも横断方向の仕切り部2側に切り欠き部を有している。なお、凸状部5aと5bの頂部は全域で外縁部1の高さ位置より低くなっているため、上に容器を積み重ねたときの上方容器を支えるための支持部をなしていない。
長手方向の仕切り部6は、3つの凸状部6a〜6cに分かれており、凸状部6aと6cは側壁8に接続した形で形成されている。また、凸状部6aと6cの側壁8と接続する部分の高さは、側壁8の高さより低くなっている。しかし、凸状部6aと6cの頂部の一部は、外縁部1と略同じ高さ位置であって、やはり、上に容器を積み重ねたときの上方容器を支えるための支持部の一部をなす支持凸状部となっている。凸状部6bは横断方向の仕切り部2と直交し、その高さが側壁8の高さと略同じであり、やはり、被収容物収容後の容器を積み重ねたときの上方容器を支えるための支持部の一部をなす支持凸状部となっている。また、仕切り部6は、凸状部6aと6bの間、及び凸状部6bと6cの間に切り欠き部を有している。
本実施形態では、上記説明したように、横断方向の仕切り部として仕切り部2が一つ形成されており、長手方向の仕切り部として、仕切り部3〜6の4群が形成されている。当該4群の仕切り部3〜6は、各群の形状及び凸状部の構成が異なり、容器の長手方向に2等分線を引いた場合、左右非対称となっている。
また、長手方向の側壁8に最も近い仕切り部3及び6に、上に積み重ねられる容器を支持する支持部の役目を果たす支持凸状部が、それぞれ複数形成されている。さらに容器中央寄りの仕切り部の一つである仕切り部4にも支持部の役目を果たす支持凸状部が形成されている。このように支持部となる複数の支持凸状部が、支持に好適なように容器内部に分散されて、かつ左右非対称に形成されていることにより、積み重ねられた上下容器間に多少のずれが生じたとしても、容器間の平行性が保たれ、下方容器に収容された被収容物と上方容器との接触を防ぎ、被収容物の損傷を防止することができる。
さらに、本実施形態での複数の凸状部及び複数の切り欠き部の配置は、上に積み重ねられた容器を支える役目も担う支持凸状部の頂部が存在する全ての位置が、平面視180°回転後には全て切り欠き部に置き換わるように構成されている。ただし、横断方向の仕切り部2が存在する部分は除く。
以上の仕切り部3〜6の構成により、図1、2に示すように、収容部7a〜7jの全てが少なくとも1つの切り欠き部を有し、いずれの収容部7a〜7jも指等による個別の被収容物の取り出し性が良好となっている。該切り欠き部を、仕切り部3を例にして具体的に例示説明すると、凸状部3aと3bの間、凸状部3bと仕切り部2との間、仕切り部2と凸状部3cの間、及び凸状部3cと3dの間の凸状部の存在しない部分のことである。他の長手方向の仕切り部に存在する切り欠き部も同様である。
なお、本実施形態では、横断方向の仕切り部2及び長手方向の仕切り部4には切り欠き部が存在しない。
さらに、以上説明した仕切り部2〜6は、全てが容器底部から高さ方向にテーパー状である。従って、平面視で各仕切り部が同じ配置となる向きで空容器を上下に積み重ねた場合、上下の容器間の隙間を非常に小さくしてコンパクトに積み重ねることができる。本実施形態においては、空容器を2枚積み重ねたとき、上下容器間の隙間は容器高さの略1/10以下であり、図3に示すように複数積み重ねた場合にも、上下に隣接する容器間の隙間は、全ての隙間において、安定して容器高さの略1/10である。
図2に本発明の容器10の平面図、図4に長手方向の側面を示す右側面図、図5に横断方向の側面を示す正面図を示す。図1の斜視図も含めてこれらの図に示すように、容器の底部内側面9、すなわち、切り欠き部も含めた収容部7の底部内側面9に、長手方向に波打つように凹凸形状が形成されている。本発明において、当該凹凸形状は必須ではないが、例えば、被収容物が収容された容器が、衝撃が加わるようにテーブルにおかれた場合に、その衝撃を吸収して被収容物の損傷を防止し得る点で当該凹凸形状が形成されていることが好ましい。特に、業務用食品に適用した場合、多数の食品が収容された容器を短時間で取り扱うこととなるため、その取扱いが雑になるおそれがあり、当該凹凸形状の存在が有効となる。
凹凸形状の凹凸のピッチの平均値は5〜20mmであり、好ましくは7〜15mmである。ここで、凹凸のピッチとは、隣り合う凸部の頂部間、又は隣り合う凹部の底部間の距離をいうものとする。また、凹凸形状の凹凸深さの平均値は1〜8mmであり、好ましくは1〜5mmである。ここで、凹凸深さとは、凸部の頂部から垂直に凹部の底部に相当する位置まで垂線を引いた時の、該垂線の長さに相当する距離を指すものとする。
凹凸のピッチ及び凹凸深さがこの範囲であれば、被収容物の収容性と衝撃吸収性をバランスよく両立できる。
当該凹凸形状は、長手方向でなく横断方向に形成されていてもよい。また、容器の一つの角から対角の方向に斜めに形成されていてもよい。
本実施形態の容器10(食品用容器)に収容するのに特に好ましい被収容物である食品としては、春巻を挙げることができる。図6に、春巻を収容した容器10を積み重ねた状態の実験結果の概略図を示すが、上記説明した複数の支持凸状部の支持効果により、上に積まれた容器の底部と、下の容器内の春巻の皮とは、上下容器間に多少のずれが生じても接触することがない。
1 外縁部
2 横断方向の仕切り部
3(3a,3b,3c,3d) 長手方向の仕切り部(凸状部)
4 長手方向の仕切り部
5(5a,5b) 長手方向の仕切り部(凸状部)
6(6a,6b,6c) 長手方向の仕切り部(凸状部)
7(7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7h,7i,7j) 収容部
8 側壁
9 底部内側面
10 容器

Claims (7)

  1. 複数個の被収容物を個別に収容する複数の収容部を平面視で長手方向及び横断方向に配列して備える容器であり、
    該容器は、底部と、該底部外縁に沿って高さ方向に延びる四つの側壁とを有し、
    前記収容部は、収容された被収容物同士の接触を防止する長手方向及び横断方向の複数の仕切り部によって画定され、
    前記複数の仕切り部の各々は、容器の前記底部から高さ方向に突出する一つの凸状部、若しくは切り欠きによって分割される複数の凸状部の集合体として形成され、
    前記複数の仕切り部の少なくとも一部の前記切り欠きにより、前記複数の収容部の全てが切り欠き部を備え、
    前記切り欠き部の存在によって、前記複数の仕切り部は、複数種類の形状の複数の凸状部が、少なくとも一方向において左右非対称に配置された形態であり、
    前記複数の凸状部のうち、一部の凸状部が、前記複数の収容部に収容された被収容物の最頂部の高さより高い支持凸状部であり、
    前記複数の仕切り部の全てが底部から高さ方向にテーパー状である、
    容器。
  2. 前記容器を平面視180°回転させたとき、回転前の前記支持凸状部の頂部が存在する位置に、回転後、前記複数の切り欠き部のいずれかが位置するように、前記複数の凸状部及び前記複数の切り欠き部が配置されている、
    請求項1に記載の容器。
  3. 二つの前記容器を、平面視において前記複数の凸状部の配置が同一となる向きで上下に積み重ねた場合、上方容器と下方容器との隙間が容器高さの1/7以下となり、二つの前記容器の一方を、前記同一となる向きから平面視180°回転させて上下に積み重ねた場合、上方容器の底部が、下方容器の前記支持凸状部で支持される、
    請求項1又は2に記載の容器。
  4. 前記容器側壁の内側面と接続する前記凸状部の高さは、全て容器側壁の外縁部の高さより低い、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器。
  5. 前記支持凸状部は、3種類以上の形状の複数個である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器。
  6. 前記支持凸状部の数が、容器に収容する被収容物の個数より少ない、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の容器。
  7. 前記容器の底部内側面に凹凸形状を有する、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の容器。
JP2017530949A 2015-07-29 2016-07-29 容器 Pending JPWO2017018531A1 (ja)

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