JPWO2016152206A1 - ダイプレクサ - Google Patents
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Abstract
導体の引き回しが複雑になることを抑制できるダイプレクサを提供することである。本発明に係るダイプレクサは、第1のループ面及び第2のループ面を形成する第1のループインダクタ及び第2のループインダクタを含んでいる第1のフィルタ回路と、第1のフィルタ回路と隣り合うように設けられている第2のフィルタ回路と、入出力端子と第1のフィルタ回路及び第2のフィルタ回路とを電気的に接続する第1のビアホール導体と、を備えており、第1のループ面は、第2のループ面から第1の方向にはみ出した状態で、第2のループ面と対向しており、第1のビアホール導体は、第1のループインダクタよりも第1のループ面から第2のループ面に向かう第2の方向に設けられていると共に、第2の方向から見たときに、第1のループ面が該第2のループ面からはみ出している部分と重なっていること、を特徴とする。
Description
本発明は、ダイプレクサに関する。
従来のダイプレクサに関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の積層帯域通過フィルタが知られている。該積層帯域通過フィルタは、複数のLC並列共振器を備えている。各LC並列共振器は、積層体の短手方向に延在するインダクタ電極、インダクタ電極の前端から積層方向に向かって延在する第1のビアホール導体、及び、インダクタ電極の後端から積層方向に向かって延在する第2のビアホール導体を備えている。これにより、インダクタ電極、第1のビアホール導体及び第2のビアホール導体に囲まれたループ面が形成されている。そして、複数のLC並列共振器は、隣り合うもの同士のループ面が対向するように積層体の長手方向に一列に並ぶように配置されている。このような積層帯域通過フィルタでは、断面積が大きく抵抗値が小さなビアホール導体が用いられているので、挿入損失が小さくなる。
ところで、特許文献1に記載の積層帯域通過フィルタの構造をダイプレクサのハイバンド側フィルタ(HB側フィルタ)に適用することがある。この場合に、ダイプレクサの実装に必要な実装領域の面積を小さくしたいという要望がある。そこで、ダイプレクサでは、積層体の底面のみに外部電極が形成される。これにより、積層体の側面に外部電極が形成されなくなり、ダイプレクサの実装時に、はんだのフィレットが積層体の側面に形成されなくなる。その結果、ダイプレクサの実装に必要な実装領域の面積が小さくなる。
しかしながら、積層体の底面のみに外部電極が形成されると、以下に説明するように、ダイプレクサ内の配線の引き回しが複雑になる。図12は、積層体102の上面、底面及び側面に跨って外部電極108が形成されているダイプレクサ100を上側から透視した図である。図13は、積層体202の底面にのみ外部電極208が形成されたダイプレクサ200を上側から透視した図である。
より詳細には、図12及び図13に示すように、ダイプレクサ100,200は、高周波と低周波を分離するため、HB側フィルタ104,204とローバンド側フィルタ(LB側フィルタ)106,206を内蔵している。図12に示すように、外部電極108が積層体102の側面に形成されている場合には、LB側フィルタ106の上面近傍の部分と外部電極108とを引き出し導体層112により接続することができる。
一方、図13に示すように、積層体202の底面のみに外部電極208が形成されると、LB側フィルタ206の上面近傍の部分と外部電極208とを接続するためには、LB側フィルタ206の上面近傍の部分から底面に向かって延びるビアホール導体を用いる必要がある。ただし、図13のように、HB側フィルタ204及びLB側フィルタ206と外部電極208とが上側から見たときに重なっている場合に、LB側フィルタ206の上面近傍の部分と外部電極208とを1本のビアホール導体で接続しようとすると、HB側フィルタ204及びLB側フィルタ206とビアホール導体とが干渉する。そのため、HB側フィルタ204及びLB側フィルタ206を避けるようにビアホール導体及び導体層を引き回したり、HB側フィルタ204又はLB側フィルタ206の導体を引き回したりして、LB側フィルタ206と外部電極208とを接続する必要がある。その結果、ダイプレクサ200内のビアホール導体及び導体層の引き回しが複雑になり、余計な配線のために挿入損失を増やし、特性悪化の原因になってしまう。
そこで、本発明の目的は、導体の引き回しが複雑にならないダイプレクサを提供することである。
本発明の一形態に係るダイプレクサは、積層方向に複数の絶縁体層が積層されることにより構成されている積層体であって、該積層方向の一端に位置する底面を有する積層体と、前記底面に設けられている入出力端子と、第1のループインダクタ及び第2のループインダクタを含んでいる第1のフィルタ回路と、前記積層方向から見たときに、前記第1のフィルタ回路と隣り合うように設けられている第2のフィルタ回路と、前記入出力端子と前記第1のフィルタ回路及び前記第2のフィルタ回路とを電気的に接続する第1のビアホール導体と、を備えており、前記第1のループインダクタは、前記積層方向から見たときに、前記第1のフィルタ回路から前記第2のフィルタ回路へと向かう第1の方向に沿う線状の第1のインダクタ導体と、前記第1のインダクタ導体から前記底面に向かって延在する第2のビアホール導体及び第3のビアホール導体と、を有し、かつ、第1のループ面を形成しており、前記第2のループインダクタは、前記積層方向から見たときに、前記第1の方向に沿う線状の第2のインダクタ導体と、前記第2のインダクタ導体から前記底面に向かって延在する第4のビアホール導体及び第5のビアホール導体と、を有し、かつ、第2のループ面を形成しており、前記第1のループ面は、前記第2のループ面から前記第1の方向にはみ出した状態で、該第2のループ面と対向しており、前記第1のビアホール導体は、前記第1のループインダクタよりも前記第1のループ面から前記第2のループ面に向かう第2の方向に設けられていると共に、該第2の方向から見たときに、該第1のループ面が該第2のループ面からはみ出している部分と重なっていること、を特徴とする。
本発明によれば、導体の引き回しが複雑にならないようにできる。
(ダイプレクサの構成)
一実施形態に係るダイプレクサ10の回路構成について図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係るダイプレクサ10の等価回路図である。
一実施形態に係るダイプレクサ10の回路構成について図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係るダイプレクサ10の等価回路図である。
ダイプレクサ10は、図1に示すように、信号経路SL1,SL2、外部電極14a〜14f、インダクタL1〜L6及びコンデンサC1〜C9を備えている。
外部電極14a〜14cは、高周波信号の入出力端子である。外部電極14d〜14fは、接地電位に接続されるグランド端子である。信号経路SL1の一端は、外部電極14aに接続されている。信号経路SL1の他端は、外部電極14bに接続されている。信号経路SL2の一端は、外部電極14aに接続されている。信号経路SL2の他端は、外部電極14cに接続されている。すなわち、ダイプレクサ10は、信号経路SL1と信号経路SL2とが枝分かれした構造を有している。
コンデンサC5,C6及びインダクタL5は、信号経路SL1に設けられており、外部電極14aから外部電極14bへと向かう方向においてこの順に直列に接続されている。また、コンデンサCpは、インダクタL5に発生している浮遊容量であり、インダクタL5に並列に接続されている。これにより、インダクタL5とコンデンサCpとは、LC並列共振器LC5(LC共振器の一例)を構成している。
コンデンサC1(第1のコンデンサの一例)とインダクタL1(第1のループインダクタの一例)とは、並列に接続されることによりLC並列共振器LC1を構成している。LC並列共振器LC1の一端は、コンデンサC5とコンデンサC6との間において信号経路SL1に接続されている。LC並列共振器LC1の他端は、外部電極14d,14eに接続されている。
コンデンサC2(第2のコンデンサの一例)とインダクタL2(第2のループインダクタの一例)とは、並列に接続されることによりLC並列共振器LC2を構成している。LC並列共振器LC2の一端は、コンデンサC6とインダクタL5との間において信号経路SL1に接続されている。LC並列共振器LC2の他端は、外部電極14d,14eに接続されている。また、インダクタL1とインダクタL2とは、電磁界結合している。
コンデンサC7の一方の電極は、インダクタL5と外部電極14bとの間において信号経路SL1に接続されている。コンデンサC7の他方の電極は、外部電極14d,14eに接続されている。
以上のように構成されたLC並列共振器LC1,LC2,LC5及びコンデンサC5,C6は、例えば、5GHzを中心周波数とする第1の周波数帯域を有するHB側フィルタHB(第1のフィルタ回路の一例)を構成している。すなわち、HB側フィルタHBは、外部電極14aと外部電極14bとの間において、第1の周波数帯域の高周波信号を通過させる。
より詳細には、コンデンサC5〜C7は、LC並列共振器LC1,LC2のインピーダンス整合を行い、所定のインピーダンス(例えば50Ω)に変換を行っている。LC並列共振器LC5は、その共振周波数の通過を妨げる働きを行っている。その結果、外部電極14aから入力された高周波信号の内、LC並列共振器LC1,LC2の共振周波数となる高周波信号が外部電極14bに出力され、LC並列共振器LC5の共振周波数となる高周波信号が外部電極14bに出力されない。
コンデンサC3とインダクタL3とは、並列に接続されることによりLC並列共振器LC3を構成している。コンデンサC4とインダクタL4とは、並列に接続されることによりLC並列共振器LC4を構成している。並列共振器LC3,LC4は、信号経路SL2に設けられており、外部電極14aから外部電極14cへと向かう方向においてこの順に直列に接続されている。LC並列共振器LC3の一端は、外部電極14aに接続されている。LC並列共振器LC3の他端とLC並列共振器LC4の一端とは互いに接続されている。LC並列共振器LC4の他端は、外部電極14cに接続されている。
コンデンサC8とインダクタL6とは、直列に接続されることによりLC直列共振器LC6を構成している。LC直列共振器LC6の一端は、LC並列共振器LC3とLC並列共振器LC4との間において信号経路SL2に接続されている。LC直列共振器LC6の他端は、外部電極14fに接続されている。
コンデンサC9の一方の電極は、LC並列共振器LC4と外部電極14cとの間に接続されている。コンデンサC9の他方の電極は、外部電極14fに接続されている。
以上のように構成されたLC並列共振器LC3,LC4、LC直列共振器LC6及びコンデンサC9は、例えば、2GHzを中心周波数(すなわち、第1の周波数帯域の中心周波数よりも低い中心周波数)とする第2の周波数帯域を有するLB側フィルタLB(第2のフィルタ回路の一例)を構成している。すなわち、LB側フィルタLBは、外部電極14aと外部電極14cとの間において、第2の周波数帯域の高周波信号を通過させる。
より詳細には、インダクタL3とコンデンサC8とインダクタL4とコンデンサC9の構成で2段のローパスフィルタが構成されており、インダクタL3、L4およびコンデンサC8、C9から求められるカットオフ周波数よりも高い周波数の高周波信号は、外部電極14aと外部電極14cの間において通過させない。同様に、LC並列共振器LC3,LC4は、共振周波数の高周波信号を外部電極14aと外部電極14cにおいて通過させない。LC並列共振器LC3,LC4の共振周波数は、例えば、第2の周波数帯域の高周波側の近傍の周波数である。LC直列共振器LC6は、LC直列共振器LC6の共振周波数となる高周波信号を外部電極14aと外部電極14cの間において通過させない。
以上のように構成されたダイプレクサ10は、前記の通り、ダイプレクサとして機能する。例えば、外部電極14aから入力してきた高周波信号のうち、第1の周波数帯域(例えば、5GHz付近)の高周波信号は、外部電極14bから出力する。外部電極14aから入力してきた高周波信号のうち、第2の周波数帯域(例えば、2GHz)の高周波信号は、外部電極14cから出力する。
(ダイプレクサの具体的構成)
次に、ダイプレクサ10の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。図2Aは、ダイプレクサ10の外観斜視図である。図2Bは、ダイプレクサ10の透視図である。図3ないし図8は、ダイプレクサ10の分解図である。ダイプレクサ10において、積層体12の積層方向を上下方向と定義する。また、ダイプレクサ10を上側から見たときに、ダイプレクサ10の上面の長辺が延在する方向を左右方向と定義し、ダイプレクサ10の上面の短辺が延在する方向を前後方向と定義する。
次に、ダイプレクサ10の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。図2Aは、ダイプレクサ10の外観斜視図である。図2Bは、ダイプレクサ10の透視図である。図3ないし図8は、ダイプレクサ10の分解図である。ダイプレクサ10において、積層体12の積層方向を上下方向と定義する。また、ダイプレクサ10を上側から見たときに、ダイプレクサ10の上面の長辺が延在する方向を左右方向と定義し、ダイプレクサ10の上面の短辺が延在する方向を前後方向と定義する。
ダイプレクサ10では、図2Aないし図8に示すように、上側から見たときに、LB側フィルタLBがHB側フィルタHBの左側に隣り合うように設けられている。そして、ダイプレクサ10は、図2Aないし図8に示すように、積層体12、外部電極14a〜14f、接続導体層17,22a,22b,56,70、コンデンサ導体層18a,18b,20a,20b,26,28,29,30a,30b,32,40,42a,42b,58,60,62,66,68、インダクタ導体層24a〜24c,34,36,38a〜38c,44a,44b,46,48a,48b,50a,50b,52,54a,54b,64及びビアホール導体v1〜v22を具体的な構成として備えている。
積層体12は、図2Aに示すように、直方体状をなしており、絶縁体層16a〜16x(複数の絶縁体層の一例)が上側から下側へとこの順に積層されることにより構成されている。積層体12の底面は、積層体12の下側に位置する面であり、ダイプレクサ10が回路基板に実装される際に回路基板と対向する実装面である。
絶縁体層16a〜16xは、上側から見たときに、左右方向に延在する長辺を有する長方形状をなしており、例えば、セラミック等により作製されている。以下では、絶縁体層16a〜16xの上面を表面と呼び、絶縁体層16a〜16xの下面を裏面と呼ぶ。
外部電極14a〜14fは、積層体12の底面に設けられており、積層体12の前面、後面、右面及び左面には設けられていない。外部電極14a〜14fは、長方形状をなしている。外部電極14d,14a,14fは、積層体12の底面の前側の長辺に沿って右側から左側へとこの順に一列に並んでいる。外部電極14b,14e,14cは、積層体12の底面の後側の長辺に沿って右側から左側へとこの順に一列に並んでいる。外部電極14a〜14fは、例えば、銀等からなる下地電極上にNiめっき及びSnめっき、又は、Niめっき及びAuめっきが施されることにより作製されている。
はじめに、信号経路SL1に接続する素子の構成について説明する。まず、コンデンサC5は、コンデンサ導体層18a,18b,20a,20bにより構成されている。また、コンデンサ導体層20a,20b,30a,30bにより構成されている。より詳細には、コンデンサ導体層18a,18bはそれぞれ、絶縁体層16m,16oの表面の中央近傍に設けられており、前後方向に延在する長辺を有する長方形状をなしている。コンデンサ導体層30a,30bは、絶縁体層16m,16oの表面においてコンデンサ導体層18a,18bに対して右側に設けられており、前後方向に延在する長辺を有する長方形状をなしている。コンデンサ導体層20a,20bは、絶縁体層16n,16pの表面の中央近傍に設けられており、左右方向に延在する帯状をなしている。コンデンサ導体層20a,20bの左端は、上下方向から見たときに、コンデンサ導体層18a,18bと重なっている。これにより、コンデンサ導体層18a,18bとコンデンサ導体層20a,20bとの間にコンデンサC5が形成されている。コンデンサ導体層20a,20bの右端は、上下方向から見たときに、コンデンサ導体層30a,30bと重なっている。これにより、コンデンサ導体層30a,30bとコンデンサ導体層20a,20bとの間にコンデンサC6が形成されている。また、コンデンサC5とコンデンサC6とは、コンデンサ導体層20a,20bを介して直列に接続されている。
コンデンサC5と外部電極14aとは、ビアホール導体v1,v2及び接続導体層17を介して接続されている。より詳細には、接続導体層17は、絶縁体層16wの表面の前側の長辺の中央近傍に設けられており、左右方向に延在する長辺を有する長方形状をなしている。ビアホール導体v1は、絶縁体層16w,16xを上下方向に貫通している。ビアホール導体v1の下端は、外部電極14aに接続されている。ビアホール導体v1の上端は、接続導体層17の右端に接続されている。
ビアホール導体v2(第1のビアホール導体の一例)は、絶縁体層16b〜16vを上下方向に貫通しており、上下方向から見たときに、外部電極14aと重なっている。ビアホール導体v2の下端は、接続導体層17の左端に接続されている。したがって、ビアホール導体v2は、ビアホール導体v1及び接続導体層17を介して外部電極14aと電気的に接続されている。また、ビアホール導体v2は、コンデンサ導体層18a,18bにも接続されている。これにより、コンデンサC5と外部電極14aとが接続されている。
インダクタL2は、インダクタ導体層38a〜38c及びビアホール導体v6,v7により構成されている。より詳細には、インダクタ導体層38a〜38c(第2のインダクタ導体の一例)はそれぞれ、絶縁体層16b〜16dの表面の前側の長辺近傍に設けられており、左右方向に沿う線状の導体層である。本実施形態では、インダクタ導体層38a〜38cは、長辺の中央よりも右側の位置から右側に向かって延在している直線状をなしている。ビアホール導体v6(第4のビアホール導体の一例)は、絶縁体層16b〜16tを上下方向に貫通している。ビアホール導体v6の上端は、インダクタ導体層38a〜38cの左端に接続されている。すなわち、ビアホール導体v6は、インダクタ導体層38a〜38cから底面に向かって延在している。ビアホール導体v7(第5のビアホール導体の一例)は、絶縁体層16b〜16uを上下方向に貫通している。ビアホール導体v7の上端は、インダクタ導体層38a〜38cの右端に接続されている。すなわち、ビアホール導体v7は、インダクタ導体層38a〜38cから底面に向かって延在している。更に、ビアホール導体v6は、ビアホール導体v7よりも左側に位置している。ビアホール導体v6,v7,v2は、上側から見たときに、左右方向において一直線上に並んでいる。
以上のように、インダクタL2は、上下が反転した角張ったU字型をなしている。また、インダクタ導体層38a〜38c及びビアホール導体v6,v7により囲まれて形成されている長方形状の面を第2のループ面と呼ぶ。第2のループ面は、インダクタ導体層38aの前後方向の中心を通過する直線及びビアホール導体v6,v7の中心線を三辺とする長方形である。
インダクタL1は、インダクタ導体層24a〜24c及びビアホール導体v3,v4により構成されている。より詳細には、インダクタ導体層24a〜24c(第1のインダクタ導体の一例)はそれぞれ、絶縁体層16b〜16dの表面の後ろ側の長辺近傍に設けられており、左右方向(右方向が第1の方向の一例)に沿う線状の導体層である。本実施形態では、インダクタ導体層24a〜24cは、長辺の中央近傍から右側に向かって延在している直線状をなしている。よって、インダクタ導体層24a〜24cはそれぞれ、インダクタ導体層38a〜38cと平行であり、インダクタ導体層38a〜38cに対して左後ろに位置している。また、インダクタ導体層24a〜24cの長さと、インダクタ導体層38a〜38cの長さとは、実質的に等しい。
ビアホール導体v3(第2のビアホール導体の一例)は、絶縁体層16b〜16tを上下方向に貫通している。ビアホール導体v3の上端は、インダクタ導体層24a〜24cの左端に接続されている。すなわち、ビアホール導体v3は、インダクタ導体層24a〜24cから底面に向かって延在している。これにより、ビアホール導体v3は、ビアホール導体v6よりも左側に位置している。また、ビアホール導体v2,v3は、上側から見たときに、前後方向において一直線上に並んでいる。ビアホール導体v4(第3のビアホール導体の一例)は、絶縁体層16b〜16uを上下方向に貫通している。ビアホール導体v4の上端は、インダクタ導体層24a〜24cの右端に接続されている。すなわち、ビアホール導体v4は、インダクタ導体層24a〜24cから底面に向かって延在している。更に、ビアホール導体v3は、ビアホール導体v4よりも左側に位置している。ビアホール導体v3,v4は、上側から見たときに、左右方向において一直線上に並んでいる。
以上のように、インダクタL1は、上下が反転した角張ったU字型をなしている。また、インダクタ導体層24a〜24c及びビアホール導体v3,v4により囲まれて形成されている長方形状の面を第1のループ面と呼ぶ。第1のループ面は、インダクタ導体層24aの前後方向の中心を通過する直線及びビアホール導体v3,v4の中心線を三辺とする長方形である。
また、インダクタL1,L2は前後方向に並んでおり、インダクタL1はインダクタL2よりも後ろ側に位置している。これにより、インダクタL1の第1のループ面は、インダクタL2の第2のループ面と対向している。互いに対向しているとは、所定の方向から見たときに、2つのループ面が重なっていることを意味する。本実施形態では、第1のループ面と第2のループ面とは、前後方向から見たときに、重なっている。ただし、第1のループ面は、第2のループ面から左側にはみ出しており、第2のループ面は、第1のループ面から右側にはみ出している。
ここで、外部電極14a(入出力端子の一例)の中心(対角線の交点)は、上側から見たときに、ビアホール導体v6よりも左側に位置し、かつ、ビアホール導体v3よりも前側に位置している。これにより、外部電極14aは、上側から平面視したときに、第1のループ面が第2のループ面から左側にはみ出すことにより形成されたスペースSp1と重なっている。
また、ビアホール導体v2は、上側から見たときに、外部電極14aと重なっている。これにより、ビアホール導体v2は、第1のループ面が第2のループ面から左側にはみ出すことにより形成されたスペースSp1と、上側から見たときに重なっている。より詳細には、ビアホール導体v2は、インダクタL1よりも前側(第1のループ面から第2のループ面に向かう第2の方向)に設けられていると共に、前後方向から見たときに、第1のループ面が第2のループ面からはみ出している部分と重なっている。
コンデンサC1は、コンデンサ導体層26,28により構成されている。より詳細には、コンデンサ導体層26(第1のコンデンサ導体の一例)は、絶縁体層16uの表面の中央近傍に設けられており、長方形状をなしている。コンデンサ導体層26は、ビアホール導体v3に接続されている。コンデンサ導体層28(第2のコンデンサ導体の一例)は、絶縁体層16vの表面の右半分の領域に設けられており、長方形が2つ組み合わされた形状をなしている。コンデンサ導体層28は、ビアホール導体v4の下端に接続されている。コンデンサ導体層28は、絶縁体層16uを介してコンデンサ導体層26と対向している。これにより、コンデンサ導体層26とコンデンサ導体層28との間には、インダクタL1に並列に接続されたコンデンサC1が形成されている。その結果、インダクタL1及びコンデンサC1は、LC並列共振器LC1(第1のLC並列共振器の一例)を構成している。
コンデンサC2は、コンデンサ導体層28,32により構成されている。より詳細には、コンデンサ導体層32(第3のコンデンサ導体の一例)は、絶縁体層16uの表面においてコンデンサ導体層26の右前に設けられており、長方形状をなしている。コンデンサ導体層32は、ビアホール導体v6の下端に接続されている。コンデンサ導体層28(第4のコンデンサ導体の一例)は、ビアホール導体v7の下端に接続されており、絶縁体層16uを介してコンデンサ導体層32と対向している。これにより、コンデンサ導体層28とコンデンサ導体層32との間には、インダクタL2に並列に接続されたコンデンサC2が形成されている。その結果、インダクタL2及びコンデンサC2は、LC並列共振器LC2(第2のLC並列共振器の一例)を構成している。
LC並列共振器LC1の一端は、接続導体層22a,22bを介して、コンデンサC5とコンデンサC6との間に接続されている。より詳細には、接続導体層22a,22bはそれぞれ、絶縁体層16n,16pの表面に設けられており、L字型をなす導体層である。接続導体層22a,22bはそれぞれ、コンデンサ導体層20a,20bの左右方向の中央から後ろ側に向かって延在した後、左側に向かって折れ曲がっている。接続導体層22a,22bの左端は、ビアホール導体v3に接続されている。これにより、LC並列共振器LC1の一端は、コンデンサC5とコンデンサC6との間に接続されている。
ビアホール導体v6は、コンデンサ導体層30a,30bと接続されている。これにより、LC並列共振器LC2の一端は、ビアホール導体v6を介してコンデンサC6に接続されている。
LC並列共振器LC1の他端、及び、LC並列共振器LC2の他端は、ビアホール導体v5,v8を介して、外部電極14d,14eに接続されている。より詳細には、ビアホール導体v5,v8はそれぞれ、絶縁体層16v〜16xを上下方向に貫通している。ビアホール導体v5,v8の上端は、コンデンサ導体層28に接続されている。ビアホール導体v5,v8の下端はそれぞれ、外部電極14e,14dに接続されている。これにより、LC並列共振器LC1の他端、及び、LC並列共振器LC2の他端は、外部電極14d,14eに接続されている。
インダクタL5は、インダクタ導体層34,36及びビアホール導体v9により構成されている。より詳細には、インダクタ導体層34,36はそれぞれ、絶縁体層16r,16sの表面の右半分の領域に設けられている線状の導体層であり、上側から見たときに、反時計回り方向に周回している。インダクタ導体層34の反時計回り方向の上流側の端部は、ビアホール導体v6に接続されている。インダクタ導体層34の反時計回り方向の下流側の端部とインダクタ導体層36の反時計回り方向の上流側の端部とは、上下方向から見たときに、重なっている。ビアホール導体v9は、絶縁体層16rを上下方向に貫通している。ビアホール導体v9の上端は、インダクタ導体層34の反時計回り方向の下流側の端部に接続されている。ビアホール導体v9の下端は、インダクタ導体層36の反時計回り方向の上流側の端部に接続されている。これにより、インダクタ導体層34,36及びビアホール導体v9は、周回しながら下側に進行する螺旋状のインダクタL5を構成している。
コンデンサC7は、コンデンサ導体層28,29により構成されている。より詳細には、コンデンサ導体層29は、絶縁体層16wの表面の右半分の領域に設けられている長方形状の導体層である。コンデンサ導体層29は、絶縁体層16vを介してコンデンサ導体層28と対向している。これにより、コンデンサ導体層28とコンデンサ導体層29との間には、コンデンサC7が形成されている。
また、コンデンサ導体層28がビアホール導体v5,v8を介して外部電極14d,14eに接続されているので、コンデンサC7の一方の電極は、外部電極14d,14eに接続されている。
コンデンサC7の他方の電極は、ビアホール導体v10を介して外部電極14bに接続されている。ビアホール導体v10は、絶縁体層16s〜16xを上下方向に貫通している。ビアホール導体v10の上端は、インダクタ導体層36の反時計回り方向の下流側の端部に接続されている。ビアホール導体v10の下端は、外部電極14bに接続されている。これにより、インダクタL5は、外部電極14bに接続されている。また、ビアホール導体v10は、コンデンサ導体層29にも接続されている。これにより、コンデンサC7の他方の電極は、外部電極14bに接続されている。
インダクタL5及びコンデンサCpにより構成されているLC並列共振器LC5の少なくとも一部は、上側から見たときに、第2のループ面が第1のループ面から右側にはみ出すことにより形成されたスペースSp2と、上側から見たときに重なっている。より詳細には、LC並列共振器LC5の少なくとも一部は、インダクタL2よりも後ろ側(第1のループ面から第2のループ面に向かう方向の反対方向)に設けられていると共に、前後方向から見たときに、第2のループ面が第1のループ面からはみ出している部分と重なっている。
次に、信号経路SL2に接続される素子の構成について説明する。
インダクタL3は、インダクタ導体層44a,44b,46,48a,48b及びビアホール導体v11,v12により構成されている。より詳細には、インダクタ導体層44a,44b,46,48a,48bはそれぞれ、絶縁体層16b,16c,16e,16f,16gの表面の左半分の領域に設けられている線状の導体層である。インダクタ導体層44a,44b,46,48a,48bはそれぞれ、反時計回り方向に周回している。インダクタ導体層44a,44bの反時計回り方向の上流側の端部は、ビアホール導体v2と接続されている。インダクタ導体層44a,44bの反時計回り方向の下流側の端部とインダクタ導体層46の反時計回り方向の上流側の端部とは、上下方向から見たときに、重なっている。ビアホール導体v11は、絶縁体層16b〜16dを上下方向に貫通している。ビアホール導体v11の上端は、インダクタ導体層44a,44bの反時計回り方向の下流側の端部に接続されている。ビアホール導体v11の下端は、インダクタ導体層46の反時計回り方向の上流側の端部に接続されている。インダクタ導体層46の反時計回り方向の下流側の端部とインダクタ導体層48a,48bの反時計回り方向の上流側の端部とは、上下方向から見たときに、重なっている。ビアホール導体v12は、絶縁体層16e,16fを上下方向に貫通している。ビアホール導体v12の上端は、インダクタ導体層46の反時計回り方向の下流側の端部に接続されている。ビアホール導体v12の下端は、インダクタ導体層48a,48bの反時計回り方向の上流側の端部に接続されている。これにより、インダクタL3(螺旋インダクタの一例)は、上側から見たときに、反時計回り方向に周回しながら下側に進行する螺旋状をなすと共に、上面側に位置する端部(第1の端部の一例)及び底面側に位置する端部(第2の端部の一例)を有している。そして、ビアホール導体v2は、インダクタL3の上側の端部に接続されている。
インダクタL4は、インダクタ導体層50a,50b,52,54a,54b及びビアホール導体v14,v15により構成されている。より詳細には、インダクタ導体層50a,50b,52,54a,54bはそれぞれ、絶縁体層16f,16g,16e,16b,16cの表面の左半分の領域に設けられている線状の導体層である。インダクタ導体層50a,50b,52,54a,54bはそれぞれ、時計回り方向に周回している。インダクタ導体層50a,50bの時計回り方向の上流側の端部はそれぞれ、インダクタ導体層48a,48bの反時計回り方向の下流側の端部に接続されている。インダクタ導体層50a,50bの時計回り方向の下流側の端部とインダクタ導体層52の時計回り方向の上流側の端部とは、上下方向から見たときに、重なっている。ビアホール導体v14は、絶縁体層16e,16fを上下方向に貫通している。ビアホール導体v14の下端は、インダクタ導体層50a,50bの時計回り方向の下流側の端部に接続されている。ビアホール導体v14の上端は、インダクタ導体層52の時計回り方向の上流側の端部に接続されている。インダクタ導体層52の時計回り方向の下流側の端部とインダクタ導体層54a,54bの時計回り方向の上流側の端部とは、上下方向から見たときに、重なっている。ビアホール導体v15は、絶縁体層16b〜16dを上下方向に貫通している。ビアホール導体v15の下端は、インダクタ導体層52の時計回り方向の下流側の端部に接続されている。ビアホール導体v15の上端は、インダクタ導体層54a,54bの時計回り方向の上流側の端部に接続されている。これにより、インダクタL4は、上側から見たときに、時計回り方向に周回しながら上側に進行する螺旋状をなしている。
コンデンサC3は、コンデンサ導体層40,42aにより構成されている。より詳細には、コンデンサ導体層40は、絶縁体層16hの表面の左半分の領域に設けられているL字型の導体層である。コンデンサ導体層42aは、絶縁体層16iの表面の左半分の領域に設けられている長方形状の導体層である。コンデンサ導体層40とコンデンサ導体層42aとは、絶縁体層16hを介して対向している。これにより、コンデンサ導体層40とコンデンサ導体層42aとの間には、コンデンサC3(第3のコンデンサの一例)が形成されている。コンデンサC3は、インダクタL3よりも下側(すなわち、底面の近く)に設けられている。
コンデンサC3は、ビアホール導体v2,v13を介してインダクタL3に対して並列に接続されている。コンデンサ導体層40の右端は、ビアホール導体v2に接続されている。ビアホール導体v13は、絶縁体層16f〜16hを上下方向に貫通している。ビアホール導体v13の上端は、インダクタ導体層48a,48bの反時計回り方向の下流端及びインダクタ導体層50a,50bの時計回り方向の上流端に接続されている。これにより、コンデンサC3は、インダクタL3に対して並列に接続されている。インダクタL3及びコンデンサC3は、LC並列共振器LC3(第3のLC並列共振器の一例)を構成している。
コンデンサC4は、コンデンサ導体層58,42a,42bにより構成されている。より詳細には、コンデンサ導体層58は、絶縁体層16jの表面の左半分の領域に設けられている長方形状の導体層である。コンデンサ導体層42aは、絶縁体層16iの表面の左半分の領域に設けられている長方形状の導体層である。コンデンサ導体層42bは、絶縁体層16kの表面の左半分の領域に設けられている長方形状の導体層である。コンデンサ導体層58とコンデンサ導体層42a,42bとは、絶縁体層16i,16jを介して対向している。これにより、コンデンサ導体層58とコンデンサ導体層42a,42bとの間には、コンデンサC4が形成されている。コンデンサC4は、インダクタL4よりも下側に設けられている。
コンデンサC4は、ビアホール導体v13,v16を介してインダクタL4に並列に接続されている。ビアホール導体v16は、絶縁体層16b〜16vを上下方向に貫通している。ビアホール導体v16の上端は、インダクタ導体層54a,54bの時計回り方向の下流側の端部に接続されている。また、ビアホール導体v16は、コンデンサ導体層58に接続されている。ビアホール導体v13の上端は、インダクタ導体層50a,50bの時計回り方向の上流端に接続されている。また、ビアホール導体v13の下端は、コンデンサ導体層42aに接続されている。これにより、コンデンサC4は、インダクタL4に並列に接続されている。したがって、インダクタL4及びコンデンサC4は、LC並列共振器LC4を構成している。
LC並列共振器LC4は、ビアホール導体v16,v17及び接続導体層56を介して、外部電極14cに接続されている。より詳細には、接続導体層56は、絶縁体層16wの表面の後ろ側の長辺近傍に設けられており、左右方向に延在する長辺を有する長方形状をなしている。ビアホール導体v16の下端は、接続導体層56の左端に接続されている。ビアホール導体v17は、絶縁体層16w,16xを上下方向に貫通している。ビアホール導体v17の上端は、接続導体層56の右端に接続されている。ビアホール導体v17の下端は、外部電極14cに接続されている。これにより、LC並列共振器LC4は、外部電極14cに接続されている。
コンデンサC8は、コンデンサ導体層42b,60,62により構成されている。より詳細には、コンデンサ導体層60,62は、絶縁体層16l,16mの表面の左半分の領域に設けられている導体層である。コンデンサ導体層60とコンデンサ導体層42b,62とは、絶縁体層16k,16lを介して対向している。これにより、コンデンサ導体層60とコンデンサ導体層42b,62との間には、コンデンサC8が形成されている。
インダクタL6は、インダクタ導体層64により構成されている。より詳細には、インダクタ導体層64は、絶縁体層16qの表面の左半分の領域に設けられており、時計回り方向に周回している線状の導体層である。これにより、インダクタL6は、時計回り方向に周回している。
コンデンサC8とインダクタL6とは、ビアホール導体v22を介して、互いに直列に接続されている。より詳細には、ビアホール導体v22は、絶縁体層16l〜16pを上下方向に貫通している。ビアホール導体v22の上端は、コンデンサ導体層60に接続されている。ビアホール導体v22の下端は、インダクタ導体層64の時計回り方向の上流側の端部に接続されている。これにより、コンデンサC8とインダクタL6とは、互いに直列に接続されて、LC直列共振器LC6を構成している。
コンデンサC8の一方の電極は、ビアホール導体v21を介して、コンデンサC4に接続されている。ビアホール導体v21は、絶縁体層16i〜16lを上下方向に貫通している。ビアホール導体v21の上端は、コンデンサ導体層42aに接続されている。また、ビアホール導体v21の下端は、コンデンサ導体層62に接続されている。また、ビアホール導体v21は、コンデンサ導体層42bにも接続されている。これにより、コンデンサC8の一方の電極は、コンデンサC4に接続されている。
インダクタL6は、ビアホール導体v18〜v20、コンデンサ導体層66及び接続導体層70を介して、外部電極14fに接続されている。より詳細には、コンデンサ導体層66は、絶縁体層16tの左半分の領域に設けられている長方形状の導体層である。ビアホール導体v18は、絶縁体層16q〜16sを上下方向に貫通している。ビアホール導体v18の上端は、インダクタ導体層64の時計回り方向の下流側の端部に接続されている。ビアホール導体v18の下端は、コンデンサ導体層66に接続されている。
接続導体層70は、絶縁体層16wの表面の前側の長辺近傍に設けられており、左右方向に延在する長辺を有する長方形状をなしている。ビアホール導体v19は、絶縁体層16t〜16vを上下方向に貫通している。ビアホール導体v19の上端は、コンデンサ導体層66に接続されている。ビアホール導体v19の下端は、接続導体層70の左端に接続されている。ビアホール導体v20は、絶縁体層16w,16xを上下方向に貫通している。ビアホール導体v20の上端は、接続導体層70の右端に接続されている。ビアホール導体v20の下端は、外部電極14fに接続されている。これにより、インダクタL6が外部電極14fに接続されている。
コンデンサC9は、コンデンサ導体層66,68により構成されている。より詳細には、コンデンサ導体層68は、絶縁体層16uの表面の左半分の領域に設けられている導体層である。コンデンサ導体層68は、絶縁体層16tを介してコンデンサ導体層66と対向している。これにより、コンデンサ導体層66とコンデンサ導体層68との間には、コンデンサC9が構成されている。
コンデンサ導体層66は、ビアホール導体v19,v20及び接続導体層70を介して外部電極14fに接続されている。したがって、コンデンサC9の一方の電極は、外部電極14fに接続されている。
コンデンサ導体層68は、ビアホール導体v16に接続されている。したがって、コンデンサ導体層68は、ビアホール導体v16,v17及び接続導体層56を介して外部電極14cに接続されている。したがって、コンデンサC9の他方の電極は、外部電極14cに接続されている。
(効果)
以上のように構成されたダイプレクサ10は、導体の引き回しが複雑になることを抑制できる。より詳細には、ダイプレクサ10の小型化が進むと、インダクタL1とインダクタL2とが近づきすぎて強く電磁界結合し過ぎるおそれがある。そこで、ダイプレクサ10のように、インダクタL1とインダクタL2とを左右方向にずらして、インダクタL1とインダクタL2との電磁界結合を弱くすればよい。この場合、インダクタL2がインダクタL1に対して右側にずれていることにより、ビアホール導体v6に対して左側であってビアホール導体v3よりも前側にスペースSp1が形成されている。そこで、ビアホール導体v2は、上側から見たときに、ビアホール導体v6よりも左側に位置し、かつ、ビアホール導体v3よりも前側に位置することにより、該スペースSp1と重なっている。すなわち、外部電極14aとHB側フィルタHB及びLB側フィルタLBとを電気的に接続するビアホール導体v2が、インダクタL1とインダクタL2とをずらすことにより形成されたスペースSp1に配置されている。したがって、ダイプレクサ10では、HB側フィルタHB及びLB側フィルタLBを構成する導体がビアホール導体v2を避けるように引き回す必要がなくなる。以上より、ダイプレクサ10では、導体の引き回しが複雑になることが抑制される。
以上のように構成されたダイプレクサ10は、導体の引き回しが複雑になることを抑制できる。より詳細には、ダイプレクサ10の小型化が進むと、インダクタL1とインダクタL2とが近づきすぎて強く電磁界結合し過ぎるおそれがある。そこで、ダイプレクサ10のように、インダクタL1とインダクタL2とを左右方向にずらして、インダクタL1とインダクタL2との電磁界結合を弱くすればよい。この場合、インダクタL2がインダクタL1に対して右側にずれていることにより、ビアホール導体v6に対して左側であってビアホール導体v3よりも前側にスペースSp1が形成されている。そこで、ビアホール導体v2は、上側から見たときに、ビアホール導体v6よりも左側に位置し、かつ、ビアホール導体v3よりも前側に位置することにより、該スペースSp1と重なっている。すなわち、外部電極14aとHB側フィルタHB及びLB側フィルタLBとを電気的に接続するビアホール導体v2が、インダクタL1とインダクタL2とをずらすことにより形成されたスペースSp1に配置されている。したがって、ダイプレクサ10では、HB側フィルタHB及びLB側フィルタLBを構成する導体がビアホール導体v2を避けるように引き回す必要がなくなる。以上より、ダイプレクサ10では、導体の引き回しが複雑になることが抑制される。
また、ダイプレクサ10では、ノイズによる悪影響を抑制しつつ、導体の引き回しが複雑になることが抑制される。より詳細には、コンデンサC3は、インダクタL3よりも下側に設けられている。これにより、ダイプレクサ10が回路基板に実装された際に、インダクタL3と回路基板との間にコンデンサC3が存在するようになる。これにより、回路基板から放射されるノイズは、コンデンサC3のコンデンサ導体層40,42aに遮られるようになる。その結果、ノイズによる悪影響が抑制されるようになる。
また、LB側フィルタLBでは、LC並列共振器LC3の共振周波数を低くするために、インダクタL3のインダクタンス値を大きくする必要がある。この場合、インダクタL3は、インダクタL1,L2のようなループインダクタの構成を取ることができず、螺旋状の構成を取る必要がある。そのため、インダクタL3は、上端と下端とを有するようになる。ここで、コンデンサC3は、インダクタL3よりも下側に配置されている。そのため、インダクタL3の下端は、コンデンサC3と接続される。したがって、インダクタL3の上端と外部電極14aとを電気的に接続する必要がある。
そこで、ダイプレクサ10のようにビアホール導体v2が配置されることにより、ビアホール導体v2によりインダクタL3の上端と外部電極14aとを電気的に接続することが可能となる。よって、導体の引き回しが複雑になることが抑制されている。
また、ダイプレクサ10では、素子の小型化を図ることができる。より詳細には、ダイプレクサ10では、インダクタL2がインダクタL1に対して右側にずれている。これにより、上下方向から見たときに、ビアホール導体v4の右側であってビアホール導体v7の後ろ側にスペースSp2が形成される。そこで、ダイプレクサ10では、インダクタL5及びコンデンサC7により構成されているLC並列共振器LC5の一部を該スペースSp2に配置している。これにより、ダイプレクサ10のスペースの有効利用が促進され、ダイプレクサ10の小型化が図られる。
(第1の変形例)
以下に第1の変形例に係るダイプレクサについて図面を参照しながら説明する。図9は、第1の変形例に係るダイプレクサ10aの等価回路図である。
以下に第1の変形例に係るダイプレクサについて図面を参照しながら説明する。図9は、第1の変形例に係るダイプレクサ10aの等価回路図である。
ダイプレクサ10aは、コンデンサC7の代わりにコンデンサC20が設けられている点において、ダイプレクサ10と相違する。より詳細には、コンデンサC20は、インダクタL5と外部電極14bとの間に接続されている。これにより、コンデンサC20とインダクタL5とは、LC直列共振器を構成している。
以上のようなインダクタL5及びコンデンサC20により構成されるLC直列共振器の少なくとも一部は、上下方向から見たときに、ビアホール導体v4の右側であってビアホール導体v7の後ろ側に形成されたスペースSp2に配置される。
ダイプレクサ10aにおいても、ダイプレクサ10と同じ作用効果を奏する。
(第2の変形例)
以下に第2の変形例に係るダイプレクサについて図面を参照しながら説明する。図10は、第2の変形例に係るダイプレクサ10bの等価回路図である。
以下に第2の変形例に係るダイプレクサについて図面を参照しながら説明する。図10は、第2の変形例に係るダイプレクサ10bの等価回路図である。
ダイプレクサ10bは、インダクタL5及びコンデンサC7により構成されているLC並列共振器LC5の代わりにλ/4オープンスタブS1が設けられている点において、ダイプレクサ10と相違する。より詳細には、λ/4オープンスタブS1は、信号経路SL1から枝分かれしており、減衰させたい周波数の1/4波長に相当する長さを有している。
以上のようなλ/4オープンスタブS1は、上下方向から見たときに、ビアホール導体v4の右側であってビアホール導体v7の後ろ側に形成されたスペースSp2に配置される。
ダイプレクサ10bにおいても、ダイプレクサ10と同じ作用効果を奏する。
(第3の変形例)
以下に第3の変形例に係るダイプレクサについて図面を参照しながら説明する。図11は、第3の変形例に係るダイプレクサ10cの等価回路図である。
以下に第3の変形例に係るダイプレクサについて図面を参照しながら説明する。図11は、第3の変形例に係るダイプレクサ10cの等価回路図である。
ダイプレクサ10cは、インダクタL5及びコンデンサC7により構成されているLC並列共振器LC5の代わりにλ/4ショートスタブS2が設けられている点において、ダイプレクサ10と相違する。より詳細には、λ/4ショートスタブS2は、信号経路SL1から枝分かれしており、減衰させたい周波数の1/4波長に相当する長さを有している。また、λ/4ショートスタブS2の先端は、外部電極14d,14eに接続されている。
以上のようなλ/4ショートスタブS2は、上下方向から見たときに、ビアホール導体v4の右側であってビアホール導体v7の後ろ側に形成されたスペースSp2に配置される。
ダイプレクサ10cにおいても、ダイプレクサ10と同じ作用効果を奏する。
(その他の実施形態)
本発明に係るダイプレクサは、前記ダイプレクサ10,10a〜10cに限らずその要旨の範囲内において変更可能である。
本発明に係るダイプレクサは、前記ダイプレクサ10,10a〜10cに限らずその要旨の範囲内において変更可能である。
なお、ダイプレクサ10,10a〜10cの構成を任意に組み合わせてもよい。
また、インダクタL3,L4は、螺旋状をなしていなくてもよく、例えば、インダクタL1,L2のように、角張ったU字型をなしていてもよい。
図1、図9、図10及び図11とは異なり、外部電極14bとLC並列共振器LC2の間にLC並列共振器を直列に接続しても良い。
また、インダクタL1の第1のループ面とインダクタL2の第2のループ面とは、平行でなくてもよい。第1のループ面と第2のループ面とは、上側から見たときに、左右方向に沿ってさえいればよい。また、第1のループ面及び第2のループ面は、上側から見たときに、直線状をなしてなくてもよい。
ビアホール導体v2は、外部電極14aに直接に接続されていてもよい。
以上のように、本発明は、ダイプレクサに有用であり、特に、導体の引き回しが複雑になることを抑制できる点において優れている。
10,10a〜10c:ダイプレクサ
12:積層体
14a〜14f:外部電極
16a〜16x:絶縁体層
18a,18b,20a,20b,26,28,29,30a,30b,32,40,42a,42b,58,60,62,66,68:コンデンサ導体層
22a,22b 接続導体層
24a〜24c,34,36,38a〜38c,44a,44b,46,48a,48b,50a,50b,52,54a,54b,64:インダクタ導体層
C1〜C9,C20:コンデンサ
L1〜L6:インダクタ
LC1〜LC5:LC並列共振器
LC6:LC直列共振器
S1:λ/4オープンスタブ
S2:λ/4ショートスタブ
SL1,SL2:信号経路
v1〜v22:ビアホール導体
12:積層体
14a〜14f:外部電極
16a〜16x:絶縁体層
18a,18b,20a,20b,26,28,29,30a,30b,32,40,42a,42b,58,60,62,66,68:コンデンサ導体層
22a,22b 接続導体層
24a〜24c,34,36,38a〜38c,44a,44b,46,48a,48b,50a,50b,52,54a,54b,64:インダクタ導体層
C1〜C9,C20:コンデンサ
L1〜L6:インダクタ
LC1〜LC5:LC並列共振器
LC6:LC直列共振器
S1:λ/4オープンスタブ
S2:λ/4ショートスタブ
SL1,SL2:信号経路
v1〜v22:ビアホール導体
Claims (7)
- 積層方向に複数の絶縁体層が積層されることにより構成されている積層体であって、該積層方向の一端に位置する底面を有する積層体と、
前記底面に設けられている入出力端子と、
第1のループインダクタ及び第2のループインダクタを含んでいる第1のフィルタ回路と、
前記積層方向から見たときに、前記第1のフィルタ回路と隣り合うように設けられている第2のフィルタ回路と、
前記入出力端子と前記第1のフィルタ回路及び前記第2のフィルタ回路とを電気的に接続する第1のビアホール導体と、
を備えており、
前記第1のループインダクタは、
前記積層方向から見たときに、前記第1のフィルタ回路から前記第2のフィルタ回路へと向かう第1の方向に沿う線状の第1のインダクタ導体と、
前記第1のインダクタ導体から前記底面に向かって延在する第2のビアホール導体及び第3のビアホール導体と、
を有し、かつ、第1のループ面を形成しており、
前記第2のループインダクタは、
前記積層方向から見たときに、前記第1の方向に沿う線状の第2のインダクタ導体と、
前記第2のインダクタ導体から前記底面に向かって延在する第4のビアホール導体及び第5のビアホール導体と、
を有し、かつ、第2のループ面を形成しており、
前記第1のループ面は、前記第2のループ面から前記第1の方向にはみ出した状態で、該第2のループ面と対向しており、
前記第1のビアホール導体は、前記第1のループインダクタよりも前記第1のループ面から前記第2のループ面に向かう第2の方向に設けられていると共に、該第2の方向から見たときに、該第1のループ面が該第2のループ面からはみ出している部分と重なっていること、
を特徴とするダイプレクサ。 - 前記第2のビアホール導体は、前記第3のビアホール導体よりも前記第1の方向に位置しており、
前記第4のビアホール導体は、前記第5のビアホール導体よりも前記第1の方向に位置しており、
前記第1のビアホール導体、前記第4のビアホール導体及び前記第5のビアホール導体は、前記第1の方向において一直線上に並んでおり、
前記第1のビアホール導体及び前記第2のビアホール導体は、前記第2の方向において一直線上に並んでいること、
を特徴とする請求項1に記載のダイプレクサ。 - 前記第1のフィルタ回路は、
前記第2のビアホール導体に接続されている第1のコンデンサ導体と、前記第3のビアホール導体に接続され、該第1のコンデンサ導体と対向する第2のコンデンサ導体とを有する第1のコンデンサ、及び、前記第1のループインダクタを有する第1のLC並列共振器と、
前記第4のビアホール導体に接続されている第3のコンデンサ導体と、前記第5のビアホール導体に接続され、該第3のコンデンサ導体と対向する第4のコンデンサ導体とを有する第2のコンデンサ、及び、前記第2のループインダクタを有する第2のLC並列共振器と、
を更に含んでいること、
を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のダイプレクサ。 - 前記第1のフィルタ回路は、第1の周波数帯域の高周波信号を通過させ、
前記第2のフィルタ回路は、第2の周波数帯域の高周波信号を通過させ、
前記第2の周波数帯域の中心周波数は、前記第1の周波数帯域の中心周波数よりも低いこと、
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のダイプレクサ。 - 前記積層体は、前記積層方向の他端に位置する上面を有しており、
前記第2のフィルタ回路は、螺旋インダクタ及び第3のコンデンサを有する第3のLC並列共振器を含んでおり、
前記螺旋インダクタは、周回しながら前記積層方向に進行する螺旋状をなすと共に、前記上面側に位置する第1の端部及び前記底面側に位置する第2の端部を有しており、
前記第3のコンデンサは、前記螺旋インダクタよりも前記底面の近くに設けられており、
前記第1のビアホール導体は、前記螺旋インダクタの前記第1の端部に接続されていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のダイプレクサ。 - 前記第1のフィルタ回路は、LC共振器を更に含んでおり、
前記第2のループ面は、前記第1のループ面から前記第1の方向の反対方向にはみ出しており、
前記LC共振器の少なくとも一部は、前記第2のループインダクタよりも前記第2の方向の反対方向に設けられていると共に、該第2の方向から見たときに、該第2のループ面が該第1のループ面からはみ出している部分と重なっていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のダイプレクサ。 - 前記第1のビアホール導体は、前記積層方向から見たときに、前記入出力端子と重なっていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のダイプレクサ。
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