JPWO2016136709A1 - 穿刺具 - Google Patents

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Abstract

穿刺具は、先端に鋭利な針先を有し、血管を穿刺する穿刺針と、穿刺針に接続して設けられ、血管の位置を規制する規制状態を取り得る規制部材とを備えている。そして、この穿刺具は、穿刺針によって血管を穿刺する際に、規制状態のまま血管に向かって穿刺針を規制部材に対して前進可能にするための前進可動機構をさらに備えている。また、規制部材は、互いに離間して並設され、先端部に規制状態で生体表面に当接する当接面を有する2本の長尺体を備えている。

Description

本発明は、穿刺具に関する。
例えばTRI(Transradial Coronary Intervention:経橈骨動脈冠動脈インターベンション)では、橈骨動脈に予め挿入されたガイドワイヤに沿って、カテーテルを目的部位まで挿入することが行なわれる。ガイドワイヤを挿入するには、医療従事者は、まず、穿刺補助具(例えば特許文献1参照)を一方の手の中指に装着して、その装着状態の穿刺補助具で皮膚の上から橈骨動脈の固定を行なう。次いで、他方の手で導入針を把持して、前記固定された橈骨動脈への穿刺を行なう。そして、橈骨動脈を穿刺した導入針を介して、ガイドワイヤを橈骨動脈に所定の長さ挿入する。その後、導入針を抜去すれば、ガイドワイヤを橈骨動脈に挿入することができる。
しかしながら、このようなガイドワイヤの挿入方法では、一方の手に装着された穿刺補助具で折角橈骨動脈を固定したとしても、当該一方の手の振動等により橈骨動脈がぶれてしまい、結果、導入針を橈骨動脈に正確に穿刺するのが困難となるおそれがあった。また、穿刺補助具を一方の手に装着し、他方の手で導入針を把持している、すなわち、片方の手で穿刺補助具と導入針とを一括して操作することができないため、操作が煩雑となり、迅速な穿刺を行なうことができ難い状態にあった。
実用新案登録第3182465号公報
本発明の目的は、穿刺目標となった血管を迅速かつ正確に穿刺することができる穿刺具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(7)の本発明により達成される。
(1) 先端に鋭利な針先を有し、血管を穿刺する穿刺針と、
前記穿刺針に接続して設けられ、前記血管の位置を規制する規制状態を取り得る規制部材とを備え、
前記穿刺針によって前記血管を穿刺する際に、前記規制状態のまま前記血管に向かって前記穿刺針を前記規制部材に対して前進可能にするための前進可動機構を有することを特徴とする穿刺具。
(2) 前記規制部材は、互いに離間して並設され、先端部に前記規制状態で生体表面に当接する当接面を有する2本の長尺体を備える上記(1)に記載の穿刺具。
(3) 前記当接面は、前記長尺体の長手方向に対して傾斜している上記(2)に記載の穿刺具。
(4) 前記前進可動機構において、前記穿刺針は、前記長尺体に向けて延びて形成された突出部と係合部とを有し、前記長尺体は前記突出部および係合部を受容する溝部および歯部を有することにより、前記穿刺針を段階的に前進可能にする上記(2)または(3)に記載の穿刺具。
(5) 前記前進可動機構は、前記穿刺針を連続的に前進可能にするように、
前記各長尺体の同軸上に少なくとも2つ以上の分割体を備え、該各分割体は互いが摺動自在に設けられることにより、前記長尺体の全長を伸縮自在にする上記(2)または(3)に記載の穿刺具。
(6) 前記規制部材は、前記2本の長尺体同士を連結する連結部を有する上記(2)ないし(5)のいずれかに記載の穿刺具。
(7) 前記穿刺針は、前記血管を穿刺した状態で該血管にガイドワイヤを導入する導入針である上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の穿刺具。
本発明によれば、穿刺目標となった血管を穿刺針によって穿刺する際に、その穿刺に先立って規制状態とすることができる。そして、この規制状態のまま血管に向かって穿刺針を前進させることができる。これにより、血管は、穿刺されるまでの間固定され、よって、迅速かつ正確に穿刺されることとなる。
図1は、本発明の穿刺具(第1実施形態)の使用方法を順に示す図である。 図2は、本発明の穿刺具(第1実施形態)の使用方法を順に示す図である。 図3は、本発明の穿刺具(第1実施形態)の使用方法を順に示す図である。 図4は、本発明の穿刺具(第1実施形態)の使用方法を順に示す図である。 図5は、図1中のA−A線断面図である。 図6は、本発明の穿刺具(第2実施形態)の使用方法を順に示す部分断面正面図である。
以下、本発明の穿刺具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図4は、本発明の穿刺具(第1実施形態)の使用方法を順に示す図((a)が部分断面正面図、(b)が部分断面側面図)である。図5は、図1中のA−A線断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図4中(図6についても同様)の上側を「基端」、下側を「先端」と言う。
図1〜図3に示す穿刺具1は、穿刺針2と、規制部材3とを備えている。本実施形態では、一例として、穿刺具1がTRI(Transradial Coronary Intervention:経橈骨動脈冠動脈インターベンション)で用いられる場合について説明する。
穿刺針2は、TRIで穿刺目標となった血管BVを穿刺する部材である。TRIの場合、穿刺目標となる血管BVは、橈骨動脈である。そして、穿刺針2は、血管BVを穿刺した状態で当該血管BVにガイドワイヤ20を導入する導入針として機能する(図3参照)。
図1〜図3に示すように、穿刺針2は、中空針21と、ハブ22とを有している。
中空針21は、先端に鋭利な針先211を有している。この針先211により、皮下にある血管BVを、皮膚(生体表面)Sに続いて容易に穿刺することができる。
また、中空針21は、針先211から基端方向に向かって形成された刃面212を有している。刃面212は、中空針21の長手方向に対して傾斜して形成されている。これにより、中空針21の血管BVへの穿刺抵抗を低減させることができる。
なお、中空針21の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金のような金属材料で構成されている。
中空針21の基端部には、ハブ22が固定されている。なお、この固定方法としては、特に限定されず、例えば、嵌合による方法、接着(接着剤や溶剤による接着)による方法、融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)による方法等が挙げられる。
ハブ22は、筒状をなす中空体で構成され、その中空部221が中空針21の中空部213と連通している。これにより、ガイドワイヤ20をハブ22から中空針21まで挿通させることができ、さらには当該中空針21から先端方向に向かって突出させることができる(図3参照)。
なお、ハブ22の内径は、先端方向に向かって漸減しているのが好ましい。すなわち、ハブ22の内周部は、テーパ状をなすのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ20をハブ22の基端開口部222から挿入する挿入操作を容易に行なうことができる。
ハブ22の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)のような各種硬質樹脂材料が挙げられる。
穿刺針2には、規制部材3が接続して設けられている。規制部材3は、穿刺針2による穿刺を補助する補助部材であり、穿刺針2の穿刺方向に対する血管BVの位置を規制する状態(以下この状態を「規制状態(図1(a)、図2(a)、図3(a)参照)」と言う)を取ることができる。
図1〜図3に示すように、規制部材3は、互いに離間して並設された長尺体4Aおよび長尺体4Bと、長尺体4Aと長尺体4Bとを連結する連結部5とを有している。
長尺体4Aと長尺体4Bとは、同じ構成であるため、以下、長尺体4Aについて代表的に説明する。
長尺体4Aは、長尺な板状をなす部材である。この長尺体4Aの全長Lは、例えば、10mm以上、200mm以下であるのが好ましく、20mm以上、150mm以下であるのがより好ましい。また、長尺体4Aの幅w(最大幅)は、例えば、1mm以上、20mm以下であるのが好ましく、2mm以上、10mm以下であるのがより好ましい。また、長尺体4Aの厚さtは、長尺体4Aの長手方向に沿って一定であり、例えば、0.5mm以上、5mm以下であるのが好ましく、1mm以上、2mm以下であるのがより好ましい。
また、長尺体4Aは、その長手方向の途中の2箇所で互いに反対方向に屈曲した第1の屈曲部41と第2の屈曲部42とを有している。そして、第1の屈曲部41よりも先端側では、長尺体4Bとの間隙距離Dが最小となっている。また、第2の屈曲部42よりも基端側では、長尺体4Bとの間隙距離Dが最大となっている。第1の屈曲部41と第2の屈曲部42の間の部分では、長尺体4Bとの間隙距離Dが先端方向に向かって漸減している。従って、規制部材3では、長尺体4Aと長尺体4Bとの間の間隙距離Dの大小に基づいて、基端側から順に間隙距離最大部31、間隙距離漸減部32と、間隙距離最小部33とに分けることができる。
後述するように、間隙距離最大部31では、穿刺針2が移動可能に支持されている。
図1(a)(図2(a)、図3(a)についても同様)に示すように、間隙距離最小部33では、血管BVを皮膚S側から挟み込むようにして規制状態を取ることができる。なお、間隙距離最小部33での間隙距離D(最小間隙距離)は、血管BVが橈骨動脈の場合、平均的な橈骨動脈の太さの0.5倍以上、3倍以下であるのが好ましく、1倍以上、2倍以下であるのがより好ましい。
図1(a)に示すように、長尺体4Aの先端面は、規制状態で皮膚Sに押し付けられて当接する当接面43となっている。この当接面43は、長尺体4Aの長手方向に対して傾斜角度θで傾斜している。これにより、皮膚Sに対する穿刺針2の穿刺姿勢を傾斜角度θで維持することができる(図1(b)、図2(b)参照)。なお、傾斜角度θは、例えば、5°以上、90°以下であるのが好ましく、10°以上、60°以下であるのがより好ましい。
なお、当接面43は、皮膚Sとの摩擦を増大させるよう構成されているのが好ましい。この構成としては、特に限定されず、例えば、当接面43をウレタンゴム等の弾性材料で構成する方法、当接面43に微小な凹凸を形成する粗面加工を施す方法等が挙げられる。このような当接面43により、当該当接面43を皮膚Sに押し付けた際に、規制部材3が皮膚S上を滑ってしまい、規制状態が解除されてしまうのを確実に防止することができる。
連結部5は、本実施形態では、長尺体4Aの基端部と長尺体4Bの基端部との間に架設され、短冊状をなす2本のブリッジ部51で構成されている。なお、ブリッジ部51の本数は、本実施形態では2本であるが、これに限定されず、1本または3本以上であってもよい。また、これら2本のブリッジ部51は、長尺体4Aの幅方向に離間している。このように配置された2本のブリッジ部51により、長尺体4Aと長尺体4Bとの位置関係、すなわち、長尺体4Aと長尺体4Bとの間の間隙距離Dを維持することができる。
なお、連結部5は、長尺体4Aや長尺体4Bと一体的に形成されたものであってもよいし、長尺体4Aや長尺体4Bと別体で構成されたものであってもよい。
図1〜図3に示すように、長尺体4Aと長尺体4Bとの間には、穿刺針2が配置されている。また、長尺体4Aおよび長尺体4Bと穿刺針2との間には、当該各長尺体と穿刺針2とを接続する接続部700が形成されている。そして接続部700には、前記穿刺針2を前進可能に移動させる前進可動機構が設けられている。その結果、穿刺針2は、長尺体4A、長尺体4Bの長手方向に沿って移動可能に支持されている。
穿刺針2と規制部材3との接続部700における前進可動機構について以下に説明する。図5に示すように、長尺体4Aの間隙距離最大部31を構成する部分には、長尺体4Aの長手方向に沿って溝44が形成されている。また、溝44の内側には、当該溝44の形成方向に沿って多数の歯45が配列されている。なお、長尺体4Bの間隙距離最大部31を構成する部分にも、同様の歯45が配列された溝44が形成されている。
一方、穿刺針2のハブ22には、長尺体4Aの溝44、長尺体4Bの溝44にそれぞれ挿入される突出部23が形成されている(例えば図1(a)参照)。図5に示すように、突出部23には、隣り合う歯45同士の間に係合する係合部231が突出して形成されている。この係合部231は、丸みを帯びている。なお、係合部231と歯45とは、少なくとも一方が弾性を有するのが好ましい。
そして、穿刺針2は、係合部231が歯45を1つ乗り越えるごとに、その分だけ、移動することができる。これにより、穿刺針2の先端方向への移動、すなわち、前進は、穿刺が完了するまで段階的に行なわれることとなる。このような前進は、前進停止後の前進量微調整の行い易さに寄与する。つまり、穿刺針2を血管BVに穿刺する際に、生体表面Sに対し適当な距離まで穿刺針2を前進させた後、適切な深さまで穿刺針2を挿入するための微調整を容易にすることができる。
このように穿刺針2は、長尺体4A側と長尺体4B側との両側で支持されているため、安定して移動することができる。
なお、穿刺針2の移動可能距離としては、特に限定されず、例えば、1mm以上、30mm以下であるのが好ましく、2mm以上、15mm以下であるのがより好ましい。このような構成にすることで、例えば患者や手技に応じて、穿刺針2の移動開始位置(初期位置)と、移動完了位置とを適宜変更することができる。
規制部材3の構成材料としては、特に限定されず、例えば、中空針21の構成材料と同じものや、ハブ22の構成材料と同じものを用いることができる。
次に、穿刺具1の使用方法について、図1〜図4を参照しつつ説明する。
[1] まず、未使用状態の穿刺具1を用意する。この穿刺具1は、穿刺針2が基端側に最も退避した状態となっている。そして、例えば利き手の中指、薬指、小指を一括して穿刺具1の長尺体4Aの側面に添えて、親指を長尺体4Bの側面に添えて、これらの指で穿刺具1を挟んで把持する。また、人差し指を穿刺針2のハブ22に添えておく。
その後、図1に示すように、穿刺具1の穿刺針2が血管BVの直上に位置するように、規制部材3の長尺体4Aの当接面43と長尺体4Bの当接面43とを皮膚Sに宛がう。そして、このまま穿刺具1全体を皮膚Sに押し付ける。これにより、規制状態となり、すなわち、血管BVが固定され、よって、穿刺中に血管BVが図1(a)中の左右方向に逃げるのが確実に防止される。
また、このとき、穿刺針2の針先211は、皮膚Sから離間している。
[2] 次に、規制状態のまま、穿刺針2のハブ22に添えておいた人差し指を先端側に向かって動かす。これにより、図2に示すように、穿刺針2は、血管BVに向かって確実に前進することができ、皮膚S、血管BVを順に穿刺していく。血管BVは、前述したように固定されているため、穿刺針2によって正確に穿刺されることとなる。そして、血液のフラッシュバックを視認することにより、穿刺針2による血管BVの確保を確認することができる。
[3] 次に、図3に示すように、血管BVを確保した穿刺針2を介して、ガイドワイヤ20を血管BVに所定の長さ挿入していく。
[4] 次に、図4に示すように、穿刺具1をガイドワイヤ20に沿わせつつ血管BVから抜去して、皮膚Sから取り除く。その後、次の手技に移ることができる。
このように、穿刺具1では、穿刺針2によって血管BVを穿刺する際に、その穿刺に先立って規制状態とし、規制状態のまま血管BVに向かって穿刺針2を前進させることができる。これにより、血管BVは、穿刺されるまでの間固定され、よって、迅速かつ正確に穿刺されることとなる。
また、穿刺具1は、規制状態とする操作と、穿刺操作とを片手で行なうことができる。このような操作は、規制状態とする操作と穿刺操作とをそれぞれ別の手で行なう場合に比べて、操作が煩雑となることを防止することができ、よって、手技の迅速化に寄与する。
<第2実施形態>
図6は、本発明の穿刺具(第2実施形態)の使用方法を順に示す部分断面正面図である。
以下、この図を参照して本発明の穿刺具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、規制部材の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。なお、本実施形態では、第1実施形態の接続部700に代わって、規制部材3に前進可動機構が設けられている。
図6に示すように、規制部材3は、互いに離間して並設された長尺体6Aおよび長尺体6Bを有している。
長尺体6Aと長尺体6Bとは、同じ構成であるため、以下、長尺体6Aについて代表的に説明する。
長尺体6Aは、大きさが互いに異なる扁平な4つの筒体(分割体)で構成されている。これらの4つの筒体を基端側から順に「第1の筒体61」、「第2の筒体62」、「第3の筒体63」、「第4の筒体64」と言う。
第1の筒体61は、第2の筒体62を摺動可能に収納することができる。この第1の筒体61の外周部には、穿刺針2が突出部23を介して固定されている。
第2の筒体62は、第3の筒体63を摺動可能に収納することができる。
第3の筒体63は、第4の筒体64を摺動可能に収納することができる。
第4の筒体64は、長手方向の途中の2箇所で互いに反対方向に屈曲した第1の屈曲部641と第2の屈曲部642とを有している。これにより、長尺体6Aと長尺体6Bとの間の間隙距離が変化する。従って、本実施形態でも、規制部材3は、間隙距離の大小に基づいて、基端側から順に間隙距離最大部31、間隙距離漸減部32と、間隙距離最小部33とに分けることができる。また、第4の筒体64の先端面は、規制状態で皮膚Sに押し付けられて当接する当接面643となっている。
このような第1の筒体61〜第4の筒体64を有することにより、長尺体6Aおよび長尺体6Bは、それぞれ、全長が伸縮自在となる。これにより、図6に示すように、長尺体6Aおよび長尺体6Bは、それぞれ、穿刺針2の前進に伴って収縮することができる。また、穿刺針2の前進は、連続的に行なわれることになる。これにより、血管BVをより迅速に穿刺することができる。
以上、本発明の穿刺具を図示した実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、穿刺具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の穿刺具は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、規制部材は、穿刺針の前進に伴って、段階的または連続的に折れ曲がったり、湾曲したりするよう構成されていてもよい。
また、穿刺具には、穿刺針の移動量や穿刺深さを把握するための目盛りが付されていてもよい。
また、穿刺針は内針と外套管の組合せ構造の針でも良い。
また、穿刺目標の血管としては、前記各実施形態では橈骨動脈であったが、橈骨動脈に限定されないのは言うまでもない。
本発明の穿刺具は、先端に鋭利な針先を有し、血管を穿刺する穿刺針と、前記穿刺針に接続して設けられ、前記血管の位置を規制する規制状態を取り得る規制部材とを備え、前記穿刺針によって前記血管を穿刺する際に、前記規制状態のまま前記血管に向かって前記穿刺針を前記規制部材に対して前進可能にするための前進可動機構を有する。そのため、穿刺目標となった血管を迅速かつ正確に穿刺することができる。従って、本発明の穿刺具は、産業場利用可能性を有する。
1 穿刺具
2 穿刺針
21 中空針
211 針先
212 刃面
213 中空部
22 ハブ
221 中空部
222 基端開口部
23 突出部
231 係合部
3 規制部材
31 間隙距離最大部
32 間隙距離漸減部
33 間隙距離最小部
4A、4B 長尺体
41 第1の屈曲部
42 第2の屈曲部
43 当接面
44 溝
45 歯
5 連結部
51 ブリッジ部
6A、6B 長尺体
61 第1の筒体
62 第2の筒体
63 第3の筒体
64 第4の筒体
641 第1の屈曲部
642 第2の屈曲部
643 当接面
20 ガイドワイヤ
700 接続部
BV 血管
D 間隙距離
L 全長
S 皮膚(生体表面)
t 厚さ
w 幅
θ 傾斜角度

Claims (7)

  1. 先端に鋭利な針先を有し、血管を穿刺する穿刺針と、
    前記穿刺針に接続して設けられ、前記血管の位置を規制する規制状態を取り得る規制部材とを備え、
    前記穿刺針によって前記血管を穿刺する際に、前記規制状態のまま前記血管に向かって前記穿刺針を前記規制部材に対して前進可能にするための前進可動機構を有することを特徴とする穿刺具。
  2. 前記規制部材は、互いに離間して並設され、先端部に前記規制状態で生体表面に当接する当接面を有する2本の長尺体を備える請求項1に記載の穿刺具。
  3. 前記当接面は、前記長尺体の長手方向に対して傾斜している請求項2に記載の穿刺具。
  4. 前記前進可動機構において、前記穿刺針は、前記長尺体に向けて延びて形成された突出部と係合部とを有し、前記長尺体は前記突出部および係合部を受容する溝部および歯部を有することにより、前記穿刺針を段階的に前進可能にする請求項2または3に記載の穿刺具。
  5. 前記前進可動機構は、前記穿刺針を連続的に前進可能にするように、
    前記各長尺体の同軸上に少なくとも2つ以上の分割体を備え、該各分割体は互いが摺動自在に設けられることにより、前記長尺体の全長を伸縮自在にする請求項2または3に記載の穿刺具。
  6. 前記規制部材は、前記2本の長尺体同士を連結する連結部を有する請求項2ないし5のいずれか1項に記載の穿刺具。
  7. 前記穿刺針は、前記血管を穿刺した状態で該血管にガイドワイヤを導入する導入針である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の穿刺具。
JP2017502370A 2015-02-25 2016-02-23 穿刺具 Active JP6720135B2 (ja)

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