JPWO2016031629A1 - 再生装置、送信装置、再生方法、及び、送信方法 - Google Patents

再生装置、送信装置、再生方法、及び、送信方法 Download PDF

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Abstract

MMT・TLV方式に対応し、「キー局により配信された後に、一部がローカル局の独自のものに差し替えられたデータ放送」を受信可能な受信機を実現する。受信機(200)は、複数のアセットを含む番組を再生する再生装置である。コンポーネント逆多重化部(211)は、相互の依存関係が示されたメインIPデータフローおよびサブIPデータフローを取得する。表示処理部(215)は、メインIPデータフローに格納された、キー局が作成した映像アセットを再生しながら、サブIPデータフローに格納された、ローカル局によって差し替えられたデータアセットを再生する。

Description

本発明は、主に、複数のコンポーネントで構成された番組を再生する再生装置および再生方法、並びに、そのような番組を送信する送信装置および送信方法に関する。
デジタル放送(例えば、高精細度テレビジョン放送)に対応した機器はデータ放送サービスを受けることができるようになっており、これまでにデータ放送に関する様々な技術(例えば、特許文献1および特許文献2の技術)が提案されている。
また、現在では、超高精細度テレビジョン放送(8K放送)向けのデータ放送規格が策定中であり、多重化方式としてMPEG−H MMT(MPEG Media Transport)の規定に基づくMMT・TLV方式を採用することが検討されている。
MMT・TLV方式では、PAメッセージ(パッケージアクセスメッセージ)、MPT(MMTパッケージテーブル)、PLT(パッケージリストテーブル)、及び、依存関係記述子等が規定されている(非特許文献1の「7.2.3.1 PAメッセージ」、「7.3.3.1 MMTパッケージテーブル(MPT)」、「7.3.3.2 パッケージリストテーブル(PLT)」、「7.4.3.6 依存関係記述子」を参照)。
日本国公開特許公報「特表2004−522376号公報(2004年7月22日公開)」 日本国公開特許公報「特開2006−229603号公報(2006年8月31日公開)」
ARIB STD−B60 1.0版,(2014年7月発行) デジタル放送におけるMMTによるメディアトランスポート方式
現行の高精細度テレビジョン放送では、キー局から配信されたデータ放送用のデータの一部をローカル局が独自のものに容易に差し替えるための仕組みが整っている。
しかしながら、既知のMMT・TLV方式を8K放送向けのデータ放送規格に採用しただけでは、そのような仕組みを作ることができない。即ち、現行放送と同様にキー局により配信されたデータ放送用のデータの一部をローカル局独自のものに差替え、一部差替えたデータを受信する仕組みが提供されていない、という問題がある。
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、その主な目的は、MMT・TLV方式に対応し、「キー局により配信された後に、一部がローカル局の独自のものに差し替えられたデータ放送」を受信することが可能な再生装置および再生方法を実現することにある。また、MMT・TLV方式に対応し、キー局により作成された映像とローカル局の独自のデータ放送とを送信する送信装置および送信方法を実現することも本発明の目的に含まれる。
本発明の一態様に係る再生装置は、複数のコンポーネントを含む番組を再生する再生装置において、相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを取得する取得部と、上記2つのIPデータフローのうちの一方に格納されたコンポーネントを再生しながら、上記2つのIPデータフローのうちの他方に格納されたコンポーネントを再生する処理を、上記依存関係に基づいて実行する再生部と、を備えている。
本発明の一態様に係る再生方法は、複数のコンポーネントを含む番組を再生する再生装置による再生方法において、相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを取得する取得ステップと、上記2つのIPデータフローのうちの一方に格納されたコンポーネントを再生しながら、上記2つのIPデータフローのうちの他方に格納されたコンポーネントを再生する処理を、上記依存関係に基づいて実行する再生ステップと、を含んでいる。
本発明の一態様に係る送信装置は、複数のコンポーネントで構成された番組を配信するために使用される送信装置において、相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを送信する送信部を備え、上記2つのIPデータフローの一方には、上記番組を構成する複数のコンポーネントが含まれており、上記2つのIPデータフローのうちの他方には、上記複数のコンポーネントのうち一部後から差し替えられたデータコンポーネントを含む。
本発明の一態様に係る送信方法は、複数のコンポーネントで構成された番組を配信するためにローカル局により使用される送信装置による送信方法において、相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを送信する送信ステップを含み、上記2つのIPデータフローの一方には、上記番組を構成する複数のコンポーネントが含まれており、上記2つのIPデータフローのうちの他方には、上記複数のコンポーネントのうち一部後から差し替えられたデータコンポーネントが含まれている。
本発明の一態様に係る再生装置および再生方法は、MMT・TLV方式に対応し、「キー局により配信された後に、一部がローカル局の独自のものに差し替えられたデータ放送」を受信することができる。
また、本発明の一態様に係る送信装置および送信方法は、MMT・TLV方式に対応し、キー局により配信されたデータ放送用のデータの一部をローカル局の独自のものに容易に差し変えて送信することができる。
本発明の実施形態1〜3に係るシステムを構成する送信装置(ローカル局の送信装置)および受信機(ローカル局によってカバーされる地域の受信機)のブロック図である。 実施形態1に関する図であり、キー局が送信する2つのIPデータフロー(メインIPデータフロー、及び、サブIPデータフロー)、並びに、ローカル局によりカバーされる地域の受信機が受信する2つのIPデータフロー(サブIPデータフローがローカル局によって差し替えられたもの)を模式的に示した図である。 実施形態1に関する図であり、メインIPデータフローのPAメッセージのデータ構造を示した図である。 実施形態1に関する図であり、サブIPデータフローのPAメッセージのデータ構造を示した図である。 実施形態1に関する図であり、MMT_general_location_infoのデータ構造を示した図である。 実施形態1に関する図であり、MMTパッケージテーブルのデータ構造およびMPTモードの意味を示した図である。 実施形態1に関する図であり、MMTパッケージテーブル内の依存関係記述子のデータ構造を例示した図である。 実施形態1に関する図であり、サブIPデータフローのDTメッセージ(データ伝送メッセージ)のデータ構造を示した図である。 実施形態1に関する図であり、DTメッセージに含まれる3つのテーブル、即ち、DDMT(データディレクトリ管理テーブル)、DAMT(データアセット管理テーブル)、及び、DCMT(データコンテント管理テーブル)について説明するための図である。 実施形態1に係る受信機の動作を示すフローチャートである。 図10及び図19のフローチャートにおける特定の工程を詳細に示したフローチャートである。 実施形態1の変形例に関する図であり、キー局が送信する2つのIPデータフロー、および、ローカル局によりカバーされる地域の受信機が受信する2つのIPデータフロー(サブIPデータフローがローカル局によって差し替えられたもの)を模式的に示した図である。 実施形態1の変形例に関する図であり、パッケージリストテーブルのデータ構造を示した図である。 実施形態2に関する図であり、キー局が送信する2つのIPデータフロー、及び、ローカル局によりカバーされる地域の受信機が受信する2つのIPデータフロー(サブIPデータフローがローカル局によって差し替えられたもの)を模式的に示した図である。 実施形態2に関する図であり、サブIPデータフローのDTメッセージのデータ構造を示した図である。 実施形態2、3に関する図であり、DTメッセージに含まれる3つのテーブル(DDMT、DAMT、及び、DCMT)について説明するための図である。 実施形態3に関する図であり、キー局が送信する2つのIPデータフロー、及び、ローカル局によりカバーされる地域の受信機が受信する2つのIPデータフロー(サブIPデータフローがローカル局によって差し替えられたもの)を模式的に示した図である。 実施形態3に関する図であり、ローカル局によりカバーされる地域の受信機が受信するメインIPデータフローのMMTパッケージテーブルに含まれる情報を例示した図である。 実施形態3に係る受信機の動作を示すフローチャートである。
<実施形態1>
以下、図1〜図13を参照して、本発明の一実施形態に係るシステムについて説明する。
(本実施形態に係るシステムの概要)
本実施形態に係るシステム(以下、単に「システム」と称する)の概要について図1を参照しながら説明する。図1は、システムを構成する送信装置および受信機のブロック図である。
送信装置100は、MMT・TLV方式に対応しており、複数のアセット(コンポーネント)を含む番組を配信するためにキー局、もしくはローカル局により管理されている送信装置である。また、受信機200も、MMT・TLV方式に対応している。受信機200は、キー局、もしくはローカル局によってカバーされる地域に設置され、複数のアセットを含む番組を受信することが可能な受信機(テレビ)である。ここでは、ローカル局でデータ放送の一部データを差し替える場合について説明する。
ローカル局は、キー局が制作した8K映像の番組のデータ(メインIPデータフローおよびサブIPデータフローからなるデータ)を放送開始前または放送開始時に取得し、取得したデータをコンテンツサーバ1に保存する。メインIPデータフローに含まれている全アセットはローカル局が差替えないアセットとし、サブIPデータフローに含まれている全アセットはローカル局が差替え対象のアセットとする。
そして、ローカル局は、取得したデータの一部分(データ放送に関するデータアセット等)を番組の放送開始前または放送開始時にローカル局独自のものに差し替えた上で、8K映像の番組を配信する。
具体的には、ローカル局は、キー局が制作した番組データから差替え対象となるサブIPデータフローを特定し、一部の該当するデータをローカル局独自のものに後から差替え、メインIPデータフローに再多重化した形で放送により送信する。本実施形態では、これら2つのIPデータフロー(メインIPデータフローおよびサブIPデータフロー)に、相互の依存関係を示す情報が含まれている点に特徴がある。
また、図1を見るとわかるように、システムには、送信装置100および受信機200とは別個に、2台のコンテンツサーバ(コンテンツサーバ1、及び、コンテンツサーバ2)が含まれている。
コンテンツサーバ1及びコンテンツサーバ2は、キー局、もしくはローカル局によって管理されているサーバである。コンテンツサーバ1には、8K映像の番組のデータが、メインIPデータフローを構成するデータ群(PAメッセージ、DTメッセージや各種アセット等)と、サブIPデータフローを構成するデータ群(PAメッセージ、DTメッセージやデータアセット等)と、に分けて保存されているものとする。また、コンテンツサーバ2には、受信機200が通信により取得する場合の番組データ(データ放送に関するデータアセット等)が保存されるものとする。
(送信装置100および受信機200の構成)
次に、送信装置100および受信機200の構成について引き続き図1を参照しながら説明する。
(送信装置100)
図1に示すように、送信装置100は、コンポーネント多重化部110、差替え処理部120、放送送信部130、及び、通信部140を備えている。
コンポーネント多重化部110は、コンテンツサーバ1の8K映像の番組のデータを元に、メインIPデータフローに含めるべき1以上のアセットを多重化してメインIPデータフローを生成するとともに、サブIPデータフローに含めるべき1以上のアセットを多重化してサブIPデータフローを生成する。また、番組データのうちローカル局で差替え対象となるデータ(サブIPデータフロー)が指定されている場合には、該当するIPデータフロー(差替え処理部120がデータの差替えを行うIPデータフロー)を特定する。ここでは、メインIPデータフロー、およびサブIPフローを生成した後に、サブIPフローを差替えることとしたが、既にメインIPデータフローとサブIPデータフローが多重化された状態でコンテンツサーバ1に保存されており、コンポーネント多重化部110が、コンテンツサーバ1から多重化されたデータに対して、サブIPデータフローの差替え処理を行っても構わない。
コンポーネント多重化部110は、番組の放送時刻になると、放送送信部130を介して、その番組に関して生成したメインIPデータフローを配信する。また、コンポーネント多重化部110は、多重化したコンポーネントのうち通信網経由でデータ(データアセット等)を送信する場合は、通信部140を介して、該当するデータをコンテンツサーバ2に記録する。
差替え処理部120は、コンテンツサーバ1に記録されているサブIPデータフローに対して、データ放送に関するデータ(データアセット等)を差し替えるための処理(差替え処理)を施す。
放送送信部130は、放送波の生成および送信を行うための機器である。
通信部140は、送信装置100が他の機器とIP通信することを可能にするために設けられた通信インタフェースである。
なお、コンポーネント多重化部110および差替え処理部120は、特定のプログラムを読み込んだCPUによって実現されてもよい。
(受信機200)
図1に示すように、受信機200は、制御部210、操作受付部220、放送受信部230、通信部240、記憶部250、ディスプレイ260、及び、スピーカ270を備えている。
制御部210は、受信機200全体を統括的に制御するCPUである。
制御部210は、受信機200の起動時に各種プログラムを読み込むことで、コンポーネント逆多重化部211、映像復号部212、音声復号部213、データ放送関連処理部214、及び、表示処理部215として機能する。
コンポーネント逆多重化部211は、メインIPデータフローに対して逆多重化処理を施すことで、メインIPデータフローから制御情報及び各アセットを抽出する。
また、コンポーネント逆多重化部211は、メインIPデータフローとの依存関係が示されているサブIPデータフローが存在するか否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、そのようなサブIPデータフローが存在すると判定した場合には、メインIPデータフローに含まれているサブIPデータフローに関する情報(サブIPデータフローを示すアドレス等)を参照することで、サブIPデータフローを取得する。
映像復号部212は、メインIPデータフローに格納された映像アセットから映像を復号する。
音声復号部213は、音声アセットから音声信号を復号し、音声信号をスピーカ270に出力する。
データ放送関連処理部214は、メインIPデータフローに格納されたデータアセット(具体的には、データディレクトリ管理テーブル(DDMT))によって示されているディレクトリ構造を記憶部250の内部に作成する。そして、データ放送関連処理部214は、データアセット管理テーブルに(DAMT)を参照して、該データアセットから抽出したデータ放送に関連する各ファイル(データアイテム)を、該DDMTによって指定されているディレクトリに格納する。
データ放送関連処理部214は、サブIPデータフローに格納されたデータアセット(ローカル局によって差し替えられたデータアセット)についても同様の処理を行う。
表示処理部215は、映像復号部212によって復号された映像とともに、データ放送に関連する各ファイル(htmlファイルや画像ファイル等)によって構成されるデータ放送コンテンツをデータコンテント管理テーブル(DCMT)に記載されたファイルの構成情報に基づいて、ディスプレイ260に表示する。即ち、表示処理部215は、キー局によって作成され、メインIPデータフローに格納された映像アセット(映像コンポーネント)、音声アセット(音声コンポーネント)及びデータアセット(データコンポーネント)を再生しながら、サブIPデータフローに格納された、ローカル局によって差し替えられたデータアセット(データコンポーネント)を再生する。
操作受付部220は、ユーザ操作を受け付けるデバイス(例えば、リモコンによるユーザ操作を受け付ける赤外線受光部)である。
放送受信部230は、メインIPデータフロー及びサブIPデータフローを含む放送信号を受信するチューナである。
通信部240は、受信機200が他の機器とIP通信することを可能にするために設けられた通信インタフェースである。
記憶部250は、各種データが記録される記録媒体である。
ディスプレイ260は、一般的な公知のディスプレイである。
スピーカ270は、一般的な公知のスピーカである。
以上、送信装置100および受信機200の構成について説明した。
(メインIPデータフローおよびサブIPデータフローについて)
次に、メインIPデータフローおよびサブIPデータフローについて、図2〜図9を参照しながらより具体的に説明する。
図2は、キー局が送信するメインIPデータフロー及びサブIPデータフローを左側に示し、受信機200が受信するメインIPデータフロー及びサブIPデータフローを右側に示した図である。図3は、メインIPデータフローのPAメッセージのデータ構造を示した図である。図4は、サブIPデータフローのPAメッセージのデータ構造を示した図である。
図5は、PAメッセージに含まれるMMT_general_location_infoのデータ構造を示した図である。図6は、MMTパッケージテーブルのデータ構造、および、MMTパッケージテーブルにおいて規定されているMPTモード(MPT_mode)の意味を示した図である。図7は、MMTパッケージテーブル内の依存関係記述子のデータ構造を例示した図である。図8は、サブIPデータフローのDTメッセージ(データ伝送メッセージ)のデータ構造を示した図である。図8は、DTメッセージに含まれる3つのテーブル、即ち、DDMT(データディレクトリ管理テーブル)、DAMT(データアセット管理テーブル)、及び、DCMT(データコンテント管理テーブル)について説明するための図である。
なお、図2(並びに、後述の図12、図14および図17)における各矢印は、「該矢印の根元のブロックに対応するデータ(例えば、図2のMPT1)の中に、該矢印が指し示すブロックに対応するデータ(例えば、図2のサブIPデータフロー)の参照先を示す値が含まれている」ことを示している。
図2に示すように、IPデータフローには、PAメッセージおよびDTメッセージが含まれている。
PAメッセージは、MMT制御メッセージのエントリーポイントとなるメッセージである。DTメッセージは、データ放送に関連するメッセージである。
PAメッセージにはMPTが含まれている。MPTは、アセットのリストやそのアセットが含まれるMMTパケットの参照先を示す情報を与えるテーブルである。
DTメッセージには、DDMT、DAMTおよびDCMTが含まれている。DDMTは、データ放送に関するファイルおよびディレクトリの構成を管理するためのテーブルである。DAMTは、データアセット内のMPUの構成とMPU毎のバージョンを管理するためのテーブルである。DCMTは、受信機におけるデータ放送コンテンツとしてのファイルの構成情報を提供するものである。なお、DCMTは、データ放送コンテンツが複数のページで構成されている場合における各ページの次ページへのリンクを示す情報、及び/又は、ページ内の各要素の提示期間を示す情報(「常に提示すべき」ことを示す情報、「一定期間の経過後に提示すべきこと」を示す情報、「一定期間が経過するまで提示すべきこと」を示す情報等)を含んでいてもよい。
図2に示すように、サブIPデータフローは、データアセットの部分が、キー局によって制作されたデータアセット2からローカル局独自のデータ放送に関するデータアセット2’へと差替え処理部120によって差し替えられた上で、受信機200に配信される。
次に、本実施形態に特有のPAメッセージのデータ構造について図3〜図5を参照しながら説明する。
図3に示すように、本実施形態におけるメインIPデータフローのPAメッセージ(PAメッセージ1)にはassociated_MPT_flagが含まれている。このassociated_MPT_flagは依存関係にあるサブIPデータフローが存在するか否かを示すフラグであり、本実施形態ではその値は“1”である。associated_MPT_flagが“1”である場合、このPAメッセージには、図5に示すようなデータ構造のMMT_general_location_infoが含まれる。MMT_general_location_infoには、依存関係にあるサブIPデータフローを取得するための情報(例えば、依存関係にあるサブIPデータフローがIPv4アドレスによって指定される場合には、サブIPデータフローを特定するための情報、即ち、ipv4_src_addr,ipv4_dst_addr,dst_port,及び,packet_id)が含まれている。
MMT_general_location_infoの値は、差替え処理部120によって、その値を参照することで差替え対象となるサブIPデータフローを特定するために使用される。ここでは、差替え後も同じ値とすることで、差替えの有無に関わらず、受信機200がサブIPデータフローを特定することが可能となる。
また、図4に示すように、本実施形態におけるサブIPデータフローのPAメッセージ(PAメッセージ2)にもassociated_MPT_flagが含まれている。このassociated_MPT_flagは依存関係にあるメインIPデータフローが存在するか否かを示すフラグであり、本実施形態ではその値は“1”である。
次に、本実施形態におけるMPT(MMTパッケージテーブル)について図6を参照しながらより具体的に説明する。
図6に示すように、PAメッセージに含まれるMPTには、MPT_modeが含まれている。本実施形態では、メインIPデータフローと依存関係にあるサブIPデータフローが存在する場合、PAメッセージ1に含まれるMPT(MPT1)のMPT_modeの値が、依存関係にあるサブIPデータフローが存在することを示す値“00”になる。なお、図6を見るとわかるように、MPT_modeの値が“01”であることは、公知のMPT_modeと同様に、「サブセット0のMPTを受信後は、同一バージョン番号を持つ任意のサブセットを処理できる」ことを示している。同様に、MPT_modeの値が“10”であることは、公知のMPT_modeと同様に「サブセット0のMPTを任意に処理できる」ことを示し、MPT_modeの値“11”は、公知のMPT_modeと同様に予約済の値である。
次に、本実施形態におけるMPT内の依存関係記述子について図7の(a)を参照しながら説明する。図7の(a)は、本実施形態における依存関係記述子のデータ構造を示している。
本実施形態では、MPT1およびMPT2(PAメッセージ2に含まれるMPT)に依存関係記述子が含まれており、図7の(a)に示すように、この依存関係記述子には、asset_id_byteが含まれている。本実施形態では、MPT1のasset_id_byteは、依存関係にあるサブIPデータフローのデータアセットのアセットIDを示しており、MPT2のasset_id_byteは依存関係にあるメインIPデータフローのデータアセットのアセットIDを示している。
次に、本実施形態におけるデータ伝送メッセージについて図8を参照しながらより具体的に説明する。図8における下線部分は本実施形態に特有の部分を示している。本実施形態では、サブIPデータフローのデータ伝送メッセージには、associated_DAMT_flagが含まれている。このassociated_DAMT_flagは依存関係にあるメインIPデータフローが存在するか否かを示すフラグであり、本実施形態ではその値は“1”である。associated_DAMT_flagが“1”である場合、このデータ伝送メッセージには、依存関係にあるメインIPデータフローのDAMT(DAMT1)に関する情報が含まれる。
次に、本実施形態におけるデータ伝送メッセージに含まれる3つのテーブル(DDMT、DCMT、及び、DAMT)について図9を参照しながらより具体的に説明する。
データ放送コンテンツのファイルおよびディレクトリの構造は図9の(a)に示すような構造になっており、メインIPデータフローおよびサブIPデータフローのDDMT(DDMT1)には、図9の(a)に示すような構造を示す情報が含まれている。
また、図9の(c)に示すように、DAMT(DAMT1、及び、DAMT2(サブIPデータフローのDAMT))には、DAMTによって管理されるデータアセット内の各アイテムのアイテムIDが含まれている。本実施形態では、DAMT1によって管理されるデータアイテム(A01.html、J01.js、J02.js、J11.js、J12.js、及び、B01.mp4)は、ローカル局が差し替えないメインIPデータフローに含まれるデータアイテムである。また、本実施形態では、DAMT2によって管理されるデータアイテム(A11.html、J03.js、J13.js、B02.jpg、B03.png、B11.jpg、B12.jpg、及び、B13.png)は、ローカル局が差し替える(あるいは、ローカル局によって差し替えられた)、サブIPデータフローに含まれるデータアイテムである。
また、図9の(b)に示すように、メインIPデータフローおよびサブIPデータフローのDCMT(DCMT1)には、受信機200におけるデータ放送コンテンツのファイルの構成を示す情報(例えば、ページ間のリンク関係を示す情報や、ページに関係するファイル又はディレクトリを示す情報や、時間の経過に伴うデータ放送コンテンツの表示制御に関する情報)が含まれている。受信機200は、DCMT1を参照することで、例えば、図9の(b)に示すような表示制御を行うようになっていてもよい。
即ち、受信機200は、DCMT1に基づき、例えば、A01.html、B01.mp4、B02.jpg、J01.js、J02.js、及び、J03.jsで構成されるページを提示し、一定期間が経過した後は、B03.jpgが表す画像を更に表示するようにしてもよい。
また、受信機200は、上記一定期間が経過するまでにページを遷移させる操作を受け付けると、A11.html、B11.jpg、B12.jpg、B13.jpg、J11.js、J12.js、及び、J13.jsから構成されるページを提示し、その後に一定期間が経過した後は、B11.jpgが表す画像を消去するようにしてもよい。
以上、メインIPデータフローおよびサブIPデータフローについて説明した。
(番組を再生する操作が行われた場合の受信機200の動作)
次に、受信機200において番組を再生する操作が行われた場合の受信機200の動作について図10及び図11を参照しながら説明する。図10は、該動作を示すフローチャートである。また、図11は、図10および図19のフローチャートにおける特定の工程(ステップS8、ステップS20、及び、ステップS121)を詳細に示したフローチャートである。
(ステップS1)
受信機200のコンポーネント逆多重化部211は、放送受信部230を通じて、メインIPデータフローからメッセージを取得する。
(ステップS2)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS1で取得したメッセージがPAメッセージ(PAメッセージ1)であるか否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、「ステップS1で取得したメッセージはPAメッセージである」と判定した場合には、ステップS5に進み、「ステップS1で取得したメッセージはPAメッセージでない」と判定した場合には、ステップS3に進む。
(ステップS3)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS1で取得したメッセージがDTメッセージ(DTメッセージ1)であるか否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、「ステップS1で取得したメッセージはDTメッセージである」と判定した場合には、ステップS4に進み、「ステップS1で取得したメッセージはDTメッセージでない」と判定した場合には、ステップS1に戻る。
(ステップS4)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS1で取得したDTメッセージの中から、DDMT1、DCMT1、及び、DAMT1を取得する。ステップS4の後、コンポーネント逆多重化部211は、ステップS1に戻る。
(ステップS5)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS1で取得したPAメッセージの中からMPT(MPT1)を取得する。
(ステップS6)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS5で取得したMPTを参照することで、メインIPデータフロー内の各アセットを取得する。
図2の例では、コンポーネント逆多重化部211は、映像アセット、音声アセット、及び、データアセット1をメインIPデータフローから取得する。そして、コンポーネント逆多重化部211は、映像復号部212、音声復号部213、及び、データ放送関連処理部214に、それぞれ、映像アセット、音声アセット、及び、データアセット1を供給する。
その結果、映像復号部212により映像アセットから映像が復号され、表示処理部215により映像がディスプレイ260に表示される。同様に、音声復号部213により音声アセットから音声信号が復号され、スピーカ270から該音声信号が表す音声が聞こえるようになる。
更に、データ放送関連処理部214は、DDMT1及びDAMT1を参照することで、データ放送に関するファイル群(キー局が制作したファイル群)及びディレクトリ群を記憶部250に展開する。
(ステップS7)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS5で取得したMPTのMPTモードを参照することで、サブセットのMPT(MPT2)が存在するか否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、サブセットのMPTが存在すると判定した場合にはステップS8に進み、サブセットのMPTが存在しないと判定した場合にはステップS1に戻る。
(ステップS8)
コンポーネント逆多重化部211は、メインIPデータフローの各アセットについて、アセット間の依存関係に関する処理を行う。
ステップS8は、具体的には、図11のフローチャートにより示される。
即ち、コンポーネント逆多重化部211は、ステップS5で取得したMPTに依存関係記述子が記載されているか否かを判定する(ステップS101)。
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS101でMPTに依存関係記述子が記載されていると判定した場合、依存関係記述子を参照し、依存関係がある各アセットについて、当該アセットと依存関係(相補的な関係)にあるアセットのアセットIDを特定する(ステップS102)。
(ステップS9)
コンポーネント逆多重化部211は、PAメッセージ1のassociate_MPT_flagを参照することで、メインIPデータフローと依存関係にあるサブIPデータフローが存在するか(即ち、associate_MPT_flagの値が1であるか)否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、「メインIPデータフローと依存関係にあるサブIPデータフローが存在する」と判定した場合にはS10に進み、「メインIPデータフローと依存関係にあるサブIPデータフローが存在しない」と判定した場合にはS1に戻る。
(ステップS10)
コンポーネント逆多重化部211は、PAメッセージ1のテーブルではない部分に含まれているMMT_general_location_infoを参照することで、サブIPデータフローの参照先を特定し、サブIPデータフローからメッセージを取得する。本実施形態に係る受信機200は全てのIPデータフローを放送経由で受信するようになっているので、コンポーネント逆多重化部211は、放送受信部230を通じてサブIPデータフローを取得する。
(ステップS11)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS10で取得したメッセージがPAメッセージ(PAメッセージ2)であるか否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、「ステップS10で取得したメッセージはPAメッセージである」と判定した場合には、ステップS16に進み、「ステップS10で取得したメッセージはPAメッセージでない」と判定した場合には、ステップS12に進む。
(ステップS12)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS10で取得したメッセージがDTメッセージ(DTメッセージ2)であるか否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、「ステップS10で取得したメッセージはDTメッセージである」と判定した場合には、ステップS13に進み、「ステップS10で取得したメッセージはDTメッセージでない」と判定した場合には、ステップS1に戻る。
(ステップS13)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS12で取得したDTメッセージの中から、DDMT1、DCMT1、及び、DAMT2を取得する。ステップS13の後、コンポーネント逆多重化部211は、ステップ14に進む。
(ステップS14)
コンポーネント逆多重化部211は、DTメッセージ2のassociate_DAMT_flagを参照することで、メインIPデータフローがサブIPデータフローと依存関係にあるか(即ち、associate_DAMT_flagの値が1であるか)否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、「メインIPデータフローがサブIPデータフローと依存関係にある」と判定した場合にはS15に進み、「メインIPデータフローがサブIPデータフローと依存関係にはない」と判定した場合にはS1に戻る。
(ステップS15)
コンポーネント逆多重化部211は、DTメッセージ2を参照し、依存するDAMT1の情報を取得する。ステップS15の後、コンポーネント逆多重化部211は、ステップS1に戻る。
(ステップS16)
コンポーネント逆多重化部211は、PAメッセージ2のassociate_MPT_flagを参照することで、メインIPデータフローがサブIPデータフローと依存関係にあるか(即ち、associate_MPT_flagの値が1であるか)否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、「メインIPデータフローがサブIPデータフローと依存関係にある」と判定した場合にはS17に進み、「メインIPデータフローがサブIPデータフローと依存関係にない」と判定した場合にはS1に戻る。
(ステップS17)
コンポーネント逆多重化部211は、PAメッセージ2のメッセージペイロード部を参照し、依存するMPT1に関する情報を取得する。
(ステップS18)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS11で取得したPAメッセージの中からMPT(MPT2)を取得する。
(ステップS19)
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS18で取得したMPTを参照することで、サブIPデータフロー内のデータアセット(図2の例では、データアセット2)を取得する。
そして、コンポーネント逆多重化部211は、データ放送関連処理部214に、データアセット(データアセット2)を供給する。
(ステップS20)
コンポーネント逆多重化部211は、サブIPデータフローの各アセットについて、アセット間の依存関係に関する処理を行う。
ステップS20は、具体的には、図11のフローチャートにより示される。
即ち、コンポーネント逆多重化部211は、ステップS18で取得したMPTに依存関係記述子が記載されているか否かを判定する(ステップS101)。
コンポーネント逆多重化部211は、ステップS101でMPTに依存関係記述子が記載されていると判定した場合、依存関係記述子を参照し、依存関係がある各アセットについて、当該アセットと依存関係(相補的な関係)にあるアセットのアセットIDを特定する(ステップS102)。
その結果、データ放送関連処理部214は、DDMT1及びDAMT2及びデータアセット間の依存関係を参照することで、ステップS6で展開したファイル群及びディレクトリ群と同じ領域に、ステップS19で取得したデータ放送に関するファイル群(ローカル局によって差し替えられたファイル群)及びディレクトリ群を記憶部250に展開する。そして、表示処理部215が、データ放送に関するファイル群およびDCMT1を参照することで、データ放送コンテンツ(既に表示中のキー局が制作した部分と、ローカル局によって差し替えられた部分と、の両方)をディスプレイ260に表示する。
(ステップS21)
制御部210は、番組の再生を終了させる操作を操作受付部220が受け付けたか否かを判定する。制御部210が「操作受付部220がそのような操作を受け付けた」と判定した場合、受信機200は、図10のフローチャートに従った動作(即ち、番組を再生するための動作)を終了する。一方、制御部210が「操作受付部220はそのような操作を受け付けていない」と判定した場合、受信機200は、ステップS1に戻る。
以上、受信機200において番組を再生する操作が行われた場合のシステムの動作について説明した。
(変形例1)
実施形態1では、メインIPデータフローのPAメッセージ(具体的には、メッセージペイロード部のうちのテーブルではない部分)にMMT_general_location_info(該メインIPデータフローと依存関係にあるサブIPデータフローを特定するための情報(IPアドレス等))を含めるものとしたが、本発明はそのような構成に限定されない。
例えば、図7の(b)に示すように、該PAメッセージに含まれるMPT内の依存関係記述子にMMT_general_location_infoを含めてもよい。
(変形例2)
実施形態1の別の変形例について図12及び図13を参照しながら説明する。
図12は、本変形例に関する図であって、キー局が送信するメインIPデータフロー及びサブIPデータフローを左側に示し、受信機200が受信するメインIPデータフロー及びサブIPデータフローを右側に示した図である。また、図13は、本変形例に関する図であって、パッケージリストテーブル(PLT)のデータ構造を示した図である。
図12および図13に示すように、メインIPデータフローのPAメッセージのPLTにMMT_general_location_info(該メインIPデータフローと依存関係にあるサブIPデータフローを特定するための情報(IPアドレス等))を含めてもよい。この場合、PLTのMMT_package_id_byteの値を、該サブIPデータフローのMPTのpackage_idと同じ値にしてもよい。
(受信機200の利点)
以上の説明から以下のことが言える。
即ち、受信機200は、複数のアセット(コンポーネント)を含む番組を再生する再生装置である。
受信機200のコンポーネント逆多重化部211(取得部)は、相互の依存関係が示された2つのIPデータフロー(メインIPデータフローおよびサブIPデータフロー)を取得する。
受信機200の表示処理部215(再生部)は、上記2つのIPデータフローのうちの一方(メインIPデータフロー)に格納された、上記複数のアセットのうちのキー局が作成した映像アセットを再生しながら、上記2つのIPデータフローのうちの他方に格納された、上記複数のアセットのうちの上記ローカル局によって差し替えられたデータアセットを再生する処理を、上記依存関係に基づいて実行する。
従って、受信機200は、MMT・TLV方式に対応し、「キー局により配信された後に、一部がローカル局の独自のものに差し替えられたデータ放送」を受信することが可能な再生装置であると言える。
(送信装置の利点)
本発明の一態様に係る送信装置は、上述したようなコンテンツサーバ2(受信機200からのリクエストにより受信機200に通信経由でデータアセットを送信するサーバ)とは別個の送信装置100であってもよいし、送信装置100およびコンテンツサーバ2の両方の役割を担う送信装置(即ち、ローカル局によって差し替えられたデータアセットを含むサブIPデータフローが記憶部に格納されている送信装置)であってもよい。
後者の送信装置については、実施形態1の説明から以下のことが言える。
即ち、該送信装置は、複数のアセット(コンポーネント)を含む番組を配信するために主にローカル局により使用される送信装置である。
該送信装置は、相互の依存関係が示された2つのIPデータフロー(メインIPデータフローおよびサブIPデータフロー)を送信する放送送信部130および通信部140(送信部)を備えている。上記2つのIPデータフローの一方(メインIPデータフロー)には、上記複数のアセットのうちのキー局が作成した映像アセット、音声アセット、データアセットが含まれており、上記2つのIPデータフローのうちの他方(サブIPデータフロー)には、上記複数のアセットのうちの上記ローカル局によって差し替えられたデータアセットが含まれている。
従って、該送信装置は、MMT・TLV方式に対応し、キー局により作成された番組と一部ローカル局の独自のものに差し替えたデータ放送とを送信できる。
また、実施形態1の説明からわかるように、該送信装置は、データアセットの差替え等の簡単な処理により、サブIPデータフローをローカル局独自のものに差し替えることができる。
(付記事項1)
なお、MPT1ではなくメインIPデータフローのDAMT(DAMT1)に依存関係記述子(依存関係にあるサブIPデータフローのデータアセットのアセットIDをasset_id_byteが示している依存関係記述子)を含め、MPT2ではなくサブIPデータフローのDAMT(DAMT2)に依存関係記述子(依存関係にあるメインIPデータフローのデータアセットのアセットIDをasset_id_byteが示している依存関係記述子)を含めてもよい。
(付記事項2)
サブIPデータフローのDTメッセージには、DDMTおよびDCMTが含まれていなくてもよい。即ち、ステップS13において、コンポーネント逆多重化部211は、ステップS12で取得したDTメッセージの中からDAMT2のみを取得してもよい。
〔実施形態2〕
以下、本発明の別の一実施形態に係るシステムについて更に図14〜図16を参照しながら説明する。図14は、本実施形態に関する図であって、キー局が送信するメインIPデータフロー及びサブIPデータフローを左側に示し、ローカル局によりカバーされる地域の受信機が受信するメインIPデータフロー及びサブIPデータフローを右側に示した図である。図15は、本実施形態に関する図であって、サブIPデータフローのDTメッセージ(DTメッセージ2)のデータ構造を示した図である。図16は、本実施形態および後述の実施形態3に関する図であり、DTメッセージに含まれる3つのテーブル(DDMT、DAMT、及び、DCMT)について説明するための図である。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、基本的にその説明を省略する。
本実施形態に係るシステムの構成は、実施形態1に係るシステムと同様の構成になっている。
一方、図16の(a)に示すように、本実施形態では、実施形態1と異なり、キー局が送信したデータ放送コンテンツのファイルおよびディレクトリの構成と、受信機200が受信するデータ放送コンテンツ(即ち、ローカル局による差替え処理後のデータ放送コンテンツ)のファイルおよびディレクトリの構成と、が異なっている。
図14に示すように、本実施形態では、データアセット2をデータアセット2’に差替える処理によってデータ放送コンテンツのファイルおよびディレクトリの構成が変更されても受信機200がデータ放送コンテンツを再生できるようにするために、ローカル局は、サブIPデータフローのDTメッセージ内の3つのテーブル(DDMT、DCMT、及び、DAMT)を差し替えるようになっている。
キー局が送信したメインIPデータフローおよびサブIPデータフローのDTメッセージについて、図15を参照して説明する。
図15に示すように、サブIPデータフローのDTメッセージには、associated_DAMT_flagに加え、ignore_DDMT_DCMT_flagおよびoverwrite_DDMT_DCMT_flagが含まれている。また、図示はしていないが、メインIPデータフローのDTメッセージにも、associated_DAMT_flagに加え、ignore_DDMT_DCMT_flagおよびoverwrite_DDMT_DCMT_flagが含まれている。
DTメッセージ内のignore_DDMT_DCMT_flagは、該DTメッセージ内のDDMTおよびDCMTを無視すべきか否かを示している。即ち、ignore_DDMT_DCMT_flagの値が“1”であることはDDMTおよびDCMTを無視すべきことを示し、ignore_DDMT_DCMT_flagの値が“0”であることはDDMTおよびDCMTを無視すべきではないことを示している。
また、DTメッセージ内のoverwrite_DDMT_DCMT_flagは、該DTメッセージ内のDDMTおよびDCMTを差替え可能であるか否かを示している。即ち、overwrite DDMT_DCMT_flagの値が“1”であることはDDMTおよびDCMTを差替え可能であることを示し、overwrite DDMT_DCMT_flagの値が“0”であることはDDMTおよびDCMTを差替えできないことを示している。
本実施形態では、キー局が送信したメインIPデータフローのDTメッセージ(DTメッセージ1)では、ignore_DDMT_DCMT_flagおよびoverwrite_DDMT_DCMT_flagの値が“0”になっている。また、本実施形態では、キー局が送信したサブIPデータフローのDTメッセージ(DTメッセージ2)では、ignore_DDMT_DCMT_flagの値が“0”になっており、overwrite_DDMT_DCMT_flagの値が“1”になっている。
差替え処理部120は、キー局が送信したサブIPデータフローのDTメッセージのoverwrite_DDMT_DCMT_flagの値が“1”であることを確認した上で、該サブIPデータフロー内のDDMT、DCMT、及び、DAMTを差し替えるとともに、図16の(c)に示すようにデータアセットを差し替える。その結果、差替え後のDTメッセージは、図15に示すような内容になる。なお、差替え処理部120は、このような差替え処理とともに、キー局が送信したメインIPデータフローのDTメッセージのignore_DDMT_DCMT_flagの値を“0”から“1”に更新する。
ローカル局は、これらの処理によって更新されたメインIPデータフローおよびサブIPデータフローを実施形態1と同様の手順で受信機200に配信する。
(番組を再生する操作が行われた場合の受信機200の動作)
受信機200は、以下の点を除き、図10および図11のフローチャートに従った動作を行う。
・ステップS4において、コンポーネント逆多重化部211は、DTメッセージ1のignore_DDMT_DCMT_flagの値が“1”であること(DDMT1およびDCMT1を無視すべきこと)を確認し、ステップS1で取得したDTメッセージの中からDAMT1のみを取得する。
・ステップS6にてデータ放送関連処理部214が行う処理は、DAMT1を記憶部250に保存する処理のみである。
・ステップS13において、コンポーネント逆多重化部211は、DTメッセージ2のignore_DDMT_DCMT_flagの値が“0”およびoverwrite_DDMT_DCMT_flagの値が“1”であること(DDMT2およびDCMT2を無視すべきでないこと)を確認し、ステップS12で取得したDTメッセージの中から、DDMT2、DCMT2、及び、DAMT2’を取得する。
・ステップS19において、データ放送関連処理部214は、DDMT2、DAMT1及びDAMT2’を参照することで、データ放送に関するファイル群(キー局が送信したファイル群、及び、ローカル局によって差し替えられたファイル群)並びにディレクトリ群を記憶部250に展開し、表示処理部215が、データ放送に関するファイル群およびDCMT2を参照することで、データ放送コンテンツ(キー局が制作した部分と、ローカル局によって差し替えられた部分と、の両方)をディスプレイ260に表示する。
(キー局が制作した番組を再生する操作が行われた場合における、キー局によってカバーされる地域の受信機の動作)
一方、キー局によってカバーされる地域の受信機(図示せず)は、以下の点を除き、図1のフローチャートに従った動作を行う。
受信機200は、以下の点を除き、図10および図11のフローチャートに従った動作を行う。
・ステップS4において、コンポーネント逆多重化部211は、DTメッセージ1のignore_DDMT_DCMT_flagの値が“0”であること(DDMT1およびDCMT1を無視すべきでないこと)を確認し、ステップS1で取得したDTメッセージの中から、DDMT1、DCMT1、及び、DAMT1を取得する。
・ステップS13において、コンポーネント逆多重化部211は、DTメッセージ2のignore_DDMT_DCMT_flagの値が“0”であること(DDMT1およびDCMT1を無視すべきでないこと)を確認し、ステップS12で取得したDTメッセージの中から、DDMT1、DCMT1、及び、DAMT2を取得する。
その結果、図16の(b)に示すように、受信機200は、DCMT2に基づき、例えば、A01.html、B01.mp4、B02.jpg(ローカル局独自の画像)、J01.js、J02.js、及び、J03.js(ローカル局独自のスクリプト)で構成されるページを提示する。受信機200は、その後にページを遷移させる操作を受け付けると、DCMT2に基づき、例えば、A11.html(ローカル局独自のhtmlデータ)、B11.jpg、B12.jpg、B13.jpg、B14.jpg(以上、4つのjpgはローカル局独自のjpegデータ)、J11.js、J12.js、及び、J13.js(ローカル局独自のスクリプト)で構成されるページを提示する。
一方、図16の(b)に示すように、キー局によってカバーされる地域の受信機は、DCMT1に基づき、例えば、A01.html、B01.mp4、B02.jpg、B03.jpg、J01.js、J02.js、及び、J03.js(以上の全ファイルはキー局が制作したファイル)で構成されるページを提示する。この受信機は、その後にページを遷移させる操作を受け付けると、例えば、A11.html、B11.jpg、B12.jpg、B13.jpg、J11.js、J12.js、及び、J13.js(以上の全ファイルはキー局が制作したファイル)で構成されるページを提示する。
以上の説明からわかるように、本実施形態に係る受信機200も、MMT・TLV方式に対応し、「キー局により配信された後に、一部がローカル局の独自のものに差し替えられたデータ放送」を受信することが可能な再生装置であると言える。
(付記事項3)
ignore_DDMT_DCMT_flagおよびoverwrite_DDMT_DCMT_flagは、図15に示すようにDTメッセージのエクステンション(extension)部に含まれていてよいが、DTメッセージのテーブル(例えば、データ管理テーブル(Data Manage Table))内の記述子の一部であってもよい。また、この記述子(ignore_DDMT_DCMT_flagおよびoverwrite_DDMT_DCMT_flagを含む記述子)は、データアセット(データコンポーネント)を識別するコンポーネントタグ(component_tag)を含んでいてもよい。
<実施形態3>
以下、更に図17および図18を参照して、本発明の更に別の一実施形態に係るシステムについて説明する。図17は、本実施形態に関する図であって、キー局が送信するメインIPデータフロー及びサブIPデータフローを左側に示し、ローカル局によりカバーされる地域の受信機が受信するメインIPデータフロー及びサブIPデータフローを右側に示した図である。図18は、本実施形態に関する図であって、該受信機が受信するメインIPデータフローのMMTパッケージテーブルに含まれる情報を例示した図である。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、基本的にその説明を省略する。
本実施形態に係るシステムの構成は、実施形態1、2に係るシステムと同様の構成になっている。また、本実施形態では、実施形態2と同様に、キー局が送信したデータ放送コンテンツのファイルおよびディレクトリの構成と、受信機200が受信するデータ放送コンテンツ(即ち、ローカル局による差替え処理後のデータ放送コンテンツ)のファイルおよびディレクトリの構成と、が異なっている。
一方、図17からわかるように、本実施形態は、サブIPデータフローにPAメッセージが含まれていない点において実施形態1、2と異なっている。また、図18からわかるように、本実施形態は、サブIPデータフローの取得先を示すMMT_general_location_infoによりサブIPデータフローのデータアセットを特定する点においても実施形態1、2と異なっている。
ローカル局は、実施形態2と同様の処理によってメインIPデータフローおよびサブIPデータフローを更新し、実施形態1、2と同様の手順で更新後のメインIPデータフローおよびサブIPデータフローを受信機200に配信する。
(キー局が制作した番組を再生する操作が行われた場合の受信機の動作)
本実施形態に係る受信機200の上記動作について、図19を参照しながら説明する。図19は、本実施形態に係る受信機200の上記動作を示すフローチャートである。
図19に示すように、受信機200は、ステップS111〜S116では、図10のステップS1〜S6と同様の処理を行う。
ステップS117にて、コンポーネント逆多重化部211は、ステップS115で取得したMPT(MPT1)を参照することで、メインIPデータフローに含まれていないアセットのアセットIDがMPT1に含まれているか否かを判定する。コンポーネント逆多重化部211は、そのようなアセットIDがMPT1に含まれていると判定した場合にはステップS118に進み、そのようなアセットIDがMPT1に含まれていないと判定した場合にはステップS111に戻る。
ステップS118にて、コンポーネント逆多重化部211は、PAメッセージ1のMPT(MPT1)に含まれているMMT_general_location_infoを参照することで、サブIPデータフローを特定し、サブIPデータフローからデータアセット2およびメッセージを取得する。
ステップS119において、コンポーネント逆多重化部211は、ステップS118で取得したDTメッセージ2からDMT2、DCMT2、及びDAMT2’を取得する。
ステップS120〜S122において、受信機200は、それぞれ、図10のステップS17、S20、S21と同様の処理を行う。
したがって、本実施形態に係る受信機200も、MMT・TLV方式に対応し、「キー局により配信された後に、一部がローカル局の独自のものに差し替えられたデータ放送」を受信することが可能な再生装置であると言える。
(付記事項4)
実施形態1〜3におけるローカル局は、準キー局であってもよいし、準キー局ではないローカル局であってもよい。後者の場合、実施形態1〜3におけるキー局は、在京キー局には限定されず、準キー局であってもよい。
(付記事項5)
本発明に係る再生装置は、実施形態1〜3における受信機に限定されない。例えば、本発明に係る再生装置は、例えば、実施形態1〜3における受信機と同様の特徴を備えたスマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット端末、カーナビ端末、ゲーム機器、パーソナルコンピュータ、セットトップボックス、又は、録画機器であってもよい。
(プログラム等)
実施形態1〜3の各装置(送信装置および受信機)の制御ブロック(特に、コンポーネント多重化部110、差替え処理部120、コンポーネント逆多重化部211、映像復号部212、音声復号部213、データ放送関連処理部214、及び、表示処理部215)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、各装置は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)又は記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(又はCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することで、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る再生装置(例えば、受信機200)は、複数のコンポーネント(アセット)を含む番組を再生する再生装置において、相互の依存関係が示された2つのIPデータフロー(例えば、メインIPデータフローおよびサブIPデータフロー)を取得する取得部(例えば、コンポーネント逆多重化部211)と、上記2つのIPデータフローのうちの一方(例えば、メインIPデータフロー)に格納されたコンポーネント(例えば、映像アセット、音声アセット、データアセット)を再生しながら、上記2つのIPデータフローのうちの他方(例えば、サブIPデータフロー)に格納されたコンポーネント(例えば、データアセット2)を再生する処理を、上記依存関係に基づいて実行する再生部(例えば、映像復号部212、データ放送関連処理部214、及び、表示処理部215)と、を備えている。
上記の構成によって、上記再生装置は、MMT・TLV方式に対応し、「キー局により配信された後に、一部がローカル局の独自のものに差し替えられたデータ放送」を受信することができる、という効果を奏する。
本発明の態様2に係る再生装置は、上記態様1において、上記2つのIPデータフローのうちの一方または両方には、上記依存関係を示す情報を含むメッセージが含まれていてもよい。
本発明の態様3に係る再生装置は、上記態様2において、上記取得部が取得する上記2つのIPデータフローのうちの一方に含まれているテーブルには、上記2つのIPデータフローのうちの他方の取得先を示す情報が含まれており、上記取得部は、該情報を参照することで上記2つのIPデータフローのうちの他方を取得してもよい。
本発明の態様4に係る再生装置は、上記態様2において、上記取得部が取得する上記2つのIPデータフローのうちの一方に含まれている記述子には、上記2つのIPデータフローのうちの他方の取得先を示す情報が含まれており、上記取得部は、該情報を参照することで上記2つのIPデータフローのうちの他方を取得してもよい。
本発明の態様5に係る送信装置は、複数のコンポーネントを含む番組を配信するために使用される送信装置において、相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを送信する送信部を備え、上記2つのIPデータフローの一方には、上記番組を構成する複数のコンポーネントが含まれており、上記2つのIPデータフローのうちの他方には、上記複数のコンポーネントのうち一部後から差し替えられたデータコンポーネントを含む。
上記の構成によって、上記送信装置は、MMT・TLV方式に対応し、キー局により作成された映像とローカル局の独自のデータ放送とを送信することができる、という効果を奏する。
本発明の態様6に係る再生方法は、複数のコンポーネントを含む番組を再生する再生装置による再生方法において、相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを取得する取得ステップと、上記2つのIPデータフローのうちの一方に格納されたコンポーネントを再生しながら、上記2つのIPデータフローのうちの他方に格納されたコンポーネントを再生する処理を、上記依存関係に基づいて実行する再生ステップと、を含んでいる。
上記の構成によって、上記再生方法は、上記態様1に係る再生装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様7に係る送信方法は、複数のコンポーネントを含む番組を配信するために使用される送信装置による送信方法において、相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを送信する送信ステップを含み、上記2つのIPデータフローの一方には、上記番組を構成する複数のコンポーネントが含まれており、上記2つのIPデータフローのうちの他方には、上記複数のコンポーネントのうち一部後から差し替えられたデータコンポーネントが含まれている。なお、この送信方法の発明を実施するために用いる送信装置は1台であってもよいし、複数台であってもよい。
上記の構成によって、上記送信方法は、上記態様5に係る送信装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様1から4に係る再生装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記再生装置が備える各部として動作させることで上記各部をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることで、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、メディアトランスポート方式としてMMT・TLV方式が採用された場合における超高精細度デジタル放送の分野において好適に利用できる。
100 送信装置
200 受信機(再生装置)
210 制御部
211 コンポーネント逆多重化部(取得部)
212 映像復号部
213 音声復号部
214 データ放送関連処理部
215 表示処理部(再生部)

Claims (7)

  1. 複数のコンポーネントを含む番組を再生する再生装置において、
    相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを取得する取得部と、
    上記2つのIPデータフローのうちの一方に格納されたコンポーネントを再生しながら、上記2つのIPデータフローのうちの他方に格納されたコンポーネントを再生する処理を、上記依存関係に基づいて実行する再生部と、を備えていることを特徴とする再生装置。
  2. 上記2つのIPデータフローのうちの一方または両方には、上記依存関係を示す情報を含むメッセージが含まれている、ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 上記取得部が取得する上記2つのIPデータフローのうちの一方に含まれているテーブルには、上記2つのIPデータフローのうちの他方の取得先を示す情報が含まれており、
    上記取得部は、該情報を参照することで上記2つのIPデータフローのうちの他方を取得する、ことを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
  4. 上記取得部が取得する上記2つのIPデータフローのうちの一方に含まれている記述子には、上記2つのIPデータフローのうちの他方の取得先を示す情報が含まれており、
    上記取得部は、該情報を参照することで上記2つのIPデータフローのうちの他方を取得する、ことを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
  5. 複数のコンポーネントを含む番組を配信するために使用される送信装置において、
    相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを送信する送信部を備え、
    上記2つのIPデータフローの一方には、上記番組を構成する複数のコンポーネントが含まれており、
    上記2つのIPデータフローのうちの他方には、上記複数のコンポーネントのうち一部後から差し替えられたデータコンポーネントを含む、ことを特徴とする送信装置。
  6. 複数のコンポーネントを含む番組を再生する再生装置による再生方法において、
    相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを取得する取得ステップと、
    上記2つのIPデータフローのうちの一方に格納されたコンポーネントを再生しながら、上記2つのIPデータフローのうちの他方に格納されたコンポーネントを再生する処理を、上記依存関係に基づいて実行する再生ステップと、を含んでいることを特徴とする再生方法。
  7. 複数のコンポーネントを含む番組を配信するために使用される送信装置による送信方法において、
    相互の依存関係が示された2つのIPデータフローを送信する送信ステップを含み、
    上記2つのIPデータフローの一方には、上記番組を構成する複数のコンポーネントが含まれており、
    上記2つのIPデータフローのうちの他方には、上記複数のコンポーネントのうち一部後から差し替えられたデータコンポーネントが含まれている、ことを特徴とする送信方法。
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