JPWO2014136769A1 - 車両前部構造 - Google Patents

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    • B62D25/081Cowls

Abstract

車幅方向に沿って延在するクロスメンバ(14)と、クロスメンバ(14)からウインドシールドガラス(16)の下端に向けて延設するウインドシールドサポートパネル(18)と、ウインドシールドサポートパネル(18)の先端から車両前方に向かって延出するガラス支持部材(24)と、ウインドシールドガラス(16)の車両前方に設けられたカウルトップ(26)と、クロスメンバ(14)の車幅方向両端側から車両前方に延在し、カウルトップ(26)の車幅方向両端側の下方にそれぞれ設けられたダンパベースサポート(72a、72b)と、を備える。カウルトップ(26)の車幅方向中央側は、ガラス支持部材(24)に下方から支持される。カウルトップ(26)の車幅方向両端側は、ダンパベースサポート(72a、72b)に下方から支持される。

Description

本発明は、車両前部構造に関するものである。
例えば、特許文献1には、ウインドシールドサポートパネル及びカウルトップの下方にダッシュボードアッパを車幅方向に沿って延設し、ダッシュボードアッパによってカウルトップを下方から支持する車両前部構造が開示されている。
特開2009−274622号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両前部構造では、ウインドシールドサポートパネル及びカウルトップの下方にダッシュボードアッパを備えるので、ダッシュボードアッパとの干渉を回避するためエンジンを車両前方に配置する必要があり、車体の大型化を招いていた。
ところで、車両前方の視界を向上させるためには、カウルトップをできる限り下げることが望ましいが、特許文献1に開示された車両前部構造では、ウインドシールドサポートパネル及びカウルトップの下方にダッシュボードアッパを備えるので、ダッシュボードアッパとエンジンとの干渉を回避するためカウルトップを大幅に下げることができなかった。したがって、車両前方の視界について更なる改良の余地が残されていた。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、従来よりも車体の小型化を実現しつつ、車両前方の視界を向上可能な車両前部構造を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、本発明は、車幅方向に沿って延在するクロスメンバと、前記クロスメンバからウインドシールドガラスの下端に向けて延設するウインドシールドサポートパネルと、前記ウインドシールドサポートパネルの先端から前記ウインドシールドガラスの下部側面に沿って傾斜するとともに、前記ウインドシールドサポートパネルの先端から車両前方に向かって延出するガラス支持部材と、前記ウインドシールドガラスの車両前方に設けられたカウルトップと、前記クロスメンバの車幅方向両端側から車両前方に延在し、前記カウルトップの車幅方向両端側の下方にそれぞれ設けられたダンパベースサポートと、を備えた車両前部構造であって、前記カウルトップの車幅方向中央側は、前記ガラス支持部材に下方から支持され、前記カウルトップの車幅方向両端側は、前記ダンパベースサポートに下方から支持されていることを特徴とする。
本発明によれば、カウルトップの車幅方向中央側は、ウインドシールドサポートパネルの先端から車両前方に向かって延出するガラス支持部材に下方から支持され、カウルトップの車幅方向両端側は、ダンパベースサポートに下方から支持されているので、カウルトップを下方から支持するダッシュボードアッパを省略できる。したがって、ダッシュボードアッパを省略できる分だけ従来よりもエンジンを車室側に近付けることが可能となり、車体の小型化を実現することができる。また、ダッシュボードアッパを省略できる分だけカウルトップとエンジンとの間のクリアランスを増加できるので、従来よりもカウルトップを下げることが可能となり、車両前方の視界を向上させることができる。
また、前記ガラス支持部材は、前記ウインドシールドサポートパネルの先端から車両前方に向かって延出した排水溝を有し、前記カウルトップは、カウル隆起部と、前記カウル隆起部の上面から垂下する仕切り壁と、を有し、前記排水溝の車両前方側の先端は、前記仕切り壁を下方から支持しているとともに、前記仕切り壁によって閉塞されている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、排水溝によってウインドシールドガラスから流下した水を外部に排水することができる。このため、流下した水がエンジンルームに流れ込むことを好適に回避することができる。また、排水溝の車両前方側の先端は、仕切り壁を下方から支持しているので、カウルトップの支持剛性を向上させることができる。
また、前記カウルトップは、前記カウル隆起部の車幅方向両端側から垂下する側壁をさらに有し、前記ダンパベースサポートの車内側縁部は、前記側壁を下方から支持している構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、ダンパベースサポートの車内側縁部は、側壁を下方から支持しているので、カウルトップの支持剛性を向上させることができる。
また、前記排水溝の車幅方向両端は、車両の左右両側に設けられた前記ダンパベースサポートの上面に接続され、前記ダンパベースサポートは、前記クロスメンバとの間で車幅方向に延びる排水路を形成する構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、排水溝の車幅方向両端が左右のダンパベースサポートの上面に接続され、ダンパベースサポートがクロスメンバとの間で車幅方向に延びる排水路を形成するため、この排水路を利用して水を外部に排水することができる。
また、前記ウインドシールドサポートパネル及び前記ガラス支持部材は、側面視でくの字断面を構成しているのが好ましい。
かかる構成によれば、ウインドシールドサポートパネル及びガラス支持部材は、側面視でくの字断面を構成しているので、例えば、ウインドシールドガラスの下端部の外面に付与される任意の角度の外力に対してガラス支持部材が変形して、外力による衝撃荷重を吸収することができる。
換言すると、本発明では、外力と相互に対向して互いに打ち消しあう反力の発生を好適に回避することができるため、外力が車両前方から任意の角度で入力された場合であっても、外力による衝撃荷重を好適に吸収することができる。
また、前記ダンパベースサポートの車幅方向外側に配置されたアッパメンバインナパネルをさらに備え、前記排水路は、前記アッパメンバインナパネルに形成された排水口に接続されている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、ダンパベースサポートの排水路からアッパメンバインナパネルの排水口に排水することが可能となり、排水性を高めることができる。
また、前記クロスメンバの左右両端の前方に配置され、ダンパを支持する左右一対のダンパベースをさらに備え、前記ダンパベースサポートは、前記クロスメンバと前記ダンパベースとを連結し、前記カウルトップは、前記ウインドシールドサポートパネルとエンジンフードとの間に形成された開口部を覆うと共に、前記ダンパベースサポートの上方に配置され、外気が導入される外気導入口を有し、前記ウインドシールドサポートパネルと前記クロスメンバとによって、少なくとも車幅方向中央側で延びる閉断面が形成され、前記ウインドシールドサポートパネルの車幅方向両端には、車幅方向中央よりも上方へ隆起して前記クロスメンバに対し上方に離間する隆起部が形成され、前記カウルトップと前記ダンパベースサポートと前記隆起部とによって、前後方向に延びる吸気通路が形成され、前記隆起部内には、ワイパー装置が収容され、前記ワイパー装置は、前ブラケットを介して、前記ダンパベースサポートの上面に固定されるとともに、後ブラケットを介して、前記隆起部の内面に固定されている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、カウルトップとダンパベースサポートと隆起部とによって、前後方向に延びる吸気通路が形成されるので、車両前部の左右両側に吸気通路が設けられ、従来吸気通路用に必要であったダッシュボードアッパ(ダッシュボードリッド)を省略できる。そのため、ダッシュアッパとエンジンとの干渉を考慮することなく、ダッシュボードアッパを省略できる分だけ従来よりもエンジンフードを下げることが可能となり、車両前方の視界性を向上させることができる。
また、ウインドシールドサポートパネルの車幅方向両端に形成された隆起部内には、ワイパー装置が収容されるので、ワイパー装置をダンパベースよりも後方に配置できる。そのため、ワイパー装置とエンジンフードとの干渉を避け、従来よりもエンジンフードを下げることが可能となり、車両前方の視界性を向上させることができる。
また、前記ウインドシールドサポートパネルの前記隆起部と前記クロスメンバとの間に配置され、前記吸気通路に連通する吸気孔を有する左右一対の補強パネルをさらに備える構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、ウインドシールドサポートパネルの隆起部とクロスメンバとの間に配置され、吸気通路に連通する吸気孔を有する左右一対の補強パネルをさらに備えるので、ウインドシールドサポートパネルとクロスメンバとによって形成された中央側の閉断面を、車幅方向両端側まで延在させ、車体剛性を向上させることができる。
また、前記ウインドシールドサポートパネルは、前記補強パネルの前記吸気孔よりも後方に配置され、前記閉断面を形成するウインドシールドサポートパネル縦壁部を有し、前記ウインドシールドサポートパネル縦壁部には、ブロアが接続されるブロア開口部が形成されている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、ウインドシールドサポートパネルは、補強パネルの吸気孔よりも後方に配置され閉断面を形成するウインドシールドサポートパネル縦壁部を有し、ウインドシールドサポートパネル縦壁部には、ブロアが接続されるブロア開口部が形成されているので、吸気通路内を通流してきた外気を空調装置のブロアへ前後方向に流入させることができる。
また、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュロアパネルをさらに備え、前記ウインドシールドサポートパネルの下端は、前記ダッシュロアパネルの上端に固定され、前記クロスメンバは、前記ウインドシールドサポートパネルの下端及び前記ダッシュロアパネルの上端に固定される接合部と、前記接合部よりも下方に配置された凹溝状の凹み部と、を有する構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、クロスメンバは、ウインドシールドサポートパネルの下端及びダッシュロアパネルの上端に固定される接合部と、接合部よりも下方に配置された凹溝状の凹み部とを有するので、閉断面を下方に拡大してワイパー装置の収容空間を拡大できるとともに、凹み部を排水部として機能させブロアへの水の浸入を抑制できる。
また、前記前ブラケットは、ナットを有し、前記後ブラケットは、挿入孔を有し、前記ワイパー装置は、前記前ブラケットの前記ナットにボルトを螺合して固定される前固定部と、前記後ブラケットの前記挿入孔に挿入される後固定部と、を有する構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、隆起部内の後固定部を後ブラケットの挿入孔に差し込む簡易な固定構造にし、前固定部のみを前ブラケットにボルト及びナットで締結固定するので、ワイパー装置を組み付ける際の作業効率が向上する。
また、前記ダンパベースサポートは、前記ダンパベースの上面に固定されるダンパベース固定部と、前記ダンパベース固定部の車幅方向内側から前記隆起部の車内側端部へ向かって直線状に延出し、前方から後方へ向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜するダンパベースサポート側稜線と、を有する構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、ダンパベースサポートは、ダンパベース固定部の車幅方向内側から隆起部の車内側端部へ向かって直線状に延出し、前方から後方へ向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜するダンパベースサポート側稜線を有するので、吸気通路の幅を後方へ向かうにつれて拡大して外気吸気量を十分に確保できる。また、走行時や旋回時にダンパベースに作用する前後方向及び左右方向の荷重を、ダンパベースサポート側稜線で支持できるとともに、ダンパベースサポート側稜線を介してクロスメンバに伝達できるので、ダンパベースの支持剛性(車体剛性)を向上させることができる。
また、前記ダンパベースサポートは、前記ダンパベース固定部の後端から下方へ延出し、前記ダンパベースの後端に沿って延在するダンパベースサポート前壁部と、前記ダンパベースサポート前壁部の下端から後方へ延出し、前記クロスメンバに固定されるダンパベースサポート底壁部と、前記ダンパベース固定部の車幅方向内側から前記隆起部の車内側端部へ向かって直線状に延出し、前方から後方へ向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜して前記クロスメンバに固定されるダンパベースサポート縦壁部と、を有し、前記ダンパベースサポート縦壁部は、前記ダンパベースサポート前壁部及び前記ダンパベースサポート底壁部の車幅方向内側に連続し、前記ダンパベースサポート前壁部と前記ダンパベースサポート底壁部と前記ダンパベースサポート縦壁部と前記クロスメンバとによって、車幅方向に延びる排水路が形成され、前記ダンパベースサポート側稜線は、前記ダンパベースサポート底壁部と前記ダンパベースサポート縦壁部とによって形成され、前記クロスメンバの上下方向の中央部に位置している構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、ダンパベースサポートの3つの壁とクロスメンバとによって、車幅方向に延びる排水路が形成されるので、吸気通路内に流入した水(雨水や洗車時の水等)を車外へ排水できる。また、ダンパベースサポート側稜線は、ダンパベースサポートの底壁部と縦壁部とによって形成され、クロスメンバの上下方向の中央部に位置しているので、ダンパベースサポートの剛性を向上させて車体剛性をより一層向上させることができる。
また、前記隆起部は、前記ウインドシールドサポートパネル縦壁部の上端から上方へ延出する隆起後壁部と、前記隆起後壁部の上端から前方へ延出する隆起上壁部と、を有し、前記後ブラケットは、前記隆起後壁部及び前記隆起上壁部に接合される一対のフランジ部を有する構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、後ブラケットは、隆起部の2つの壁に接合される一対のフランジ部を有するので、ワイパー装置の支持剛性を向上させることができる。
また、前記隆起部は、車幅方向外側に向かうにつれて徐々に隆起し、車外側端部がフロントピラーに固定されている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、隆起部は、車幅方向外側に向かうにつれて徐々に隆起し、車外側端部がフロントピラーに固定されているので、フロントピラーに対する隆起部の接合範囲を増大させ、車体剛性をより一層向上させることができる。
また、前記吸気通路内には、前記ワイパー装置が配置されている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、吸気通路内には、ワイパー装置が配置されているので、吸気通路内に流入した水はワイパー装置に当たる一方、外気はワイパー装置を迂回して流れる。これにより、ブロアへの水の流入を抑制できると共に、風量の低下を抑制できる。
また、前記ワイパー装置の下方には、前記ダンパベースサポート及び前記クロスメンバが配置されている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、ワイパー装置の下方には、ダンパベースサポート及びクロスメンバが配置されているので、ワイパー装置に当たった水は、ダンパベースサポート及びクロスメンバ(前後の排水路)を介して車外へ排水される。
また、前記ワイパー装置のワイパーモータは、前記ダンパベースサポート底壁部の上方に配置されている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、ワイパー装置のワイパーモータは、ダンパベースサポート底壁部の上方に配置されているので、ワイパーモータから垂れた水を排水路へ導くことができる。つまり、補強パネルの吸気孔の前方にワイパーモータをオフセットさせ、ワイパーモータから垂れた水がクロスメンバ内に落下するのを防止して、ブロアへ流入するのを抑制できる。
また、前記吸気孔の開口縁部には、前記吸気通路内へ向かって突起部が突出形成されている構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、吸気孔の開口縁部には、吸気通路内へ向かって突起部が突出形成されているので、補強パネルを伝って流れてきた水が突起部によって堰き止められ、吸気孔を通って落下するのを抑制できる。
本発明では、従来よりも車体の小型化を実現しつつ、車両前方の視界を向上可能な車両前部構造を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両前部構造が適用された車両の部分平面図である。 図1のII−II線に沿った端面図である。 図1に示す状態からカウルトップを取り外した状態の平面図である。 図3に示す状態からガラス支持部材を取り外した状態の平面図である。 図2の部分拡大端面図である。 図1のVI−VI線に沿った端面図である。 図4に示す状態からウインドシールドサポートパネルを取り外した状態の平面図である。 ダンパベースサポート、ガラス支持部材及びカウルトップを底面側から見た斜視図である。 カウルトップを取り外した状態の斜視図である。 (a)は、ウインドシールドサポートパネルを斜め後方からみた斜視図、(b)は、(a)のX−X線に沿った端面図、(c)は、(a)のY−Y線に沿った端面図である。 図1のXI−XI線に沿った端面図である。 図1のXII−XII線に沿った端面図であって、クロスメンバとウインドシールドサポートパネルとの間で形成される閉断面を示す端面図である。 図1のII−II線に沿った端面図であって、外力が車両前方から任意の角度で入力された状態を示す端面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両前部構造が適用された車両の部分平面図である。 ウインドシールドサポートパネル及びカウルトップを外した車両前部構造を左斜め前方から見下ろした状態を示す概略斜視図である。 図14のXVI−XVI線に沿った端面図である。 車両前部構造の右側部位を右斜め前方から見下ろした状態を示す部分拡大斜視図である。 車両前部構造の右側部位を左斜め前方から見上げた状態を示す部分拡大斜視図である。 図14のXIX−XIX線に沿った端面図である。 (a)は、ウインドシールドサポートパネルを斜め後方から見下ろした状態を示す斜視図であり、(b)は、(a)のY−Y線に沿った端面図である。 図14のXXI−XXI線に沿った端面図である。 ウインドシールドサポートパネル及びカウルトップを組み付けた車両前部構造の右側部位を斜め前方から見下ろした状態を示す概略斜視図である。 右側のワイパー装置周辺を左側から見下ろした状態を示す部分拡大斜視図である。 第1吸気通路内に配置されたワイパー装置周辺を示す部分拡大端面図である。
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図中に矢印で示される、「前後」及び「上下」は、車両の前後方向及び上下方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。
図2に示されるように、本発明の車両前部構造が適用された車両10は、車幅方向に沿って延在する両端部が左右のアッパメンバ12a、12b(図1参照)に連結されて比較的に剛性を有するクロスメンバ14と、クロスメンバ14からウインドシールドガラス(フロントガラス)16の下端16aに向けて延設するウインドシールドサポートパネル18と、接着剤20を介してウインドシールドガラス16の下端16a側に接着されてウインドシールドガラス16の下端部を支持するガラス支持部材24と、ウインドシールドガラス16の前方に配置されるカウルトップ26(図1参照)とを備える。なお、図2中において、参照数字64は、図示しないパワープラントルームの上面を遮蔽するエンジンフード、参照数字69は、エンジンフード64の内壁とカウルトップ26との間をシールするシール部材をそれぞれ示している。また、図1中では、エンジンフード64及びウインドシールドガラス16の図示を省略している。
図2に示されるように、クロスメンバ14は、縦断面が略L字状を呈する本体部28と、本体部28に連続し車幅方向に沿って延在する上部フランジ28a及び下部フランジ28bとを有する。このクロスメンバ14の下部フランジ28bと、ウインドシールドサポートパネル18の後端フランジ30bと、ダッシュロアパネル32の上部フランジ34との三者は、例えば、溶接等の接合手段によって一体的に結合される。また、クロスメンバ14の上部フランジ28aは、ウインドシールドサポートパネル18の側壁に接合され、クロスメンバ14及びウインドシールドサポートパネル18によって略矩形状の閉断面36が形成される。
ウインドシールドサポートパネル18は、ウインドシールドガラス16の下端16a側に配置される部材である。車幅方向に沿ったウインドシールドサポートパネル18の左右両端部には、所定間隔離間して配置される左隆起部38a及び右隆起部38bが設けられる(図4参照)。この左右隆起部38a、38bの間の中央部39には、車幅方向に沿って延在し、車両前後方向の縦断面において折れ線で形成される第1〜第3稜線40a〜40cが設けられる(図2及び図4参照)。また、右隆起部38bの車両後方側には、略矩形状の開口からなり、図示しないブロアに接続されるブロア開口部42が形成される(図10(a)参照)。
換言すると、第1〜第3稜線40a〜40cは、その両端が左右隆起部38a、38bに連続し左右隆起部38a、38bによって支持されることで、折れ難くなって剛性を高めることができる。また、ウインドシールドサポートパネル18の第1稜線40aの近傍部位が、比較的に剛性を有するクロスメンバ14の上部フランジ28aに下方側から結合されて支持されることで(図2参照)、より一層剛性を高めることができる。
また、ウインドシールドサポートパネル18の左右隆起部38a、38bの内方には、クロスメンバ14の上部フランジ(上壁)28aと連続し車幅方向の端部のアッパメンバインナパネル76、76(図9参照、但し、一方は図示せず)まで延在する補強パネル46a、46bが設けられる(図7参照)。この補強パネル46a、46bは、ブロア開口部42に連通する長円状の吸気孔48を有する。図6に示されるように、補強パネル46a、46bの上端縁部49は、ウインドシールドサポートパネル18の左右隆起部38a、38bの内壁に結合され、補強パネル46a、46bの下端縁部51は、クロスメンバ14の上部フランジ28aに結合される。本実施形態では、ウインドシールドサポートパネル18の左右隆起部38a、38bが、クロスメンバ14の上部フランジ28aと連続する補強パネル46a、46bを備えているため、クロスメンバ14の閉断面36をアッパメンバインナパネル76までほぼ延長することができる(図12参照)。なお、閉断面36は、吸気孔48を通過した水を排水する第2排水路D2としても機能する。第2排水路D2の車外側端部は、アッパメンバインナパネル76の第2排水口79に接続される。
図2に示されるように、ウインドシールドサポートパネル18の前端フランジ(先端)30aは、ガラス支持部材24に結合される。ウインドシールドサポートパネル18の後端フランジ30bは、前述したように、クロスメンバ14の下部フランジ28b及びダッシュロアパネル32の上部フランジ34と結合される。車幅方向に沿ったウインドシールドサポートパネル18の左右両端部は、左右のアッパメンバインナパネル76、76(図9、図10(c)参照)にそれぞれ結合される。
ガラス支持部材24は、平面視して車幅方向に沿って延在し(図3参照)、車両前後方向の縦断面においてウインドシールドサポートパネル18の前端フランジ(先端)30aからウインドシールドガラス16の下部側面(下部内面)16bに沿って車両後方且つ車両上方に傾斜する部材からなる(図2参照)。ガラス支持部材24とウインドシールドガラス16の下部側面16bとは、所定のクリアランスを介して平行乃至略平行に配設される。
車幅方向に沿ったガラス支持部材24の両端部には、ボルト等の締結部材によってカウルトップ26を締結(結合)するためのカウルトップ固定部52が設けられている(図3参照)。なお、本実施形態では、複数のボルトを用いて3点で締結しているが、これに限定されるものではない。
図2に示されるように、ガラス支持部材24とウインドシールドサポートパネル18の中央部39(詳細には、中央部39の第3稜線40cから第2稜線40bまでの部分)とは、側面視でくの字断面を構成している。
車幅方向と直交するガラス支持部材24の前部には、車幅方向に沿って延在し下方側に向かって窪む排水溝54が設けられる。車幅方向と直交するガラス支持部材24の排水溝54の後部は、ウインドシールドサポートパネル18の前部と重畳し、ウインドシールドサポートパネル18の前端フランジ30aの上面と結合することで結合部56が形成される(図2参照)。結合部56の車幅方向両端部は、ウインドシールドサポートパネル18の左右隆起部38a、38bの上面にも形成される。すなわち、ガラス支持部材24は、左右隆起部38a、38bの上面に結合される。なお、この結合部56は、溶接等によって接合される。
図2に示されるように、排水溝54は、縦断面が円弧状に形成され、車両前後方向において、ウインドシールドサポートパネル18との結合部56から前方に向かって延出するように設けられる。結合部56から前方に向かって延出する排水溝54の先端フランジ58は、カウルトップ26の後記する仕切り壁60に当接することで、排水溝54が閉塞される。さらに、車幅方向に沿った排水溝54の両端部は、車両10の左右両側に設けられた後記する吸気通路62(ダンパベースサポート72a、72bの上面)に接続される(図3参照)。
図1に示されるように、カウルトップ26は、車幅方向に沿って延在し、例えば、樹脂製部材で構成される。このカウルトップ26は、車幅方向に沿った左右両端部に位置する左右の外気吸気口66a、66bと、平面視して矩形状からなり左右の外気吸気口66a、66bの間に設けられるカウル隆起部68と、カウルトップ26の上面から垂下しシール部材70を介して排水溝54の先端フランジ58と当接する仕切り壁60(図2参照)とを有する。また、車両前後方向に沿ったカウルトップ26の後端と、ウインドシールドガラス16の下端16a側の外面との間には、シール部材71が介装される。さらに、図11に示されるように、カウルトップ26は、カウル隆起部68の車幅方向両端側の上面から垂下しシール部材82を介してダンパベースサポート72a、72bの車内側縁部84と当接する車内側側壁86と、車内側側壁86から車外側に所定間隔離間して設けられ、カウルトップ26の車外側端部から垂下しシール部材92を介してダンパベースサポート72a、72bの車外側縁部94と当接する車外側側壁96とを有する。なお、カウルトップ26の適所には、図示しない水抜穴が開口している。図5及び図9に示されるように、ウインドシールドガラス16から水抜穴を通ってガラス支持部材24の排水溝54に導入された水は、車両10の左右端部側に配置された後記する左右ダンパベースサポート72a、72bの上面に流通する。続いて、この左右ダンパベースサポート72a、72bから左右ダンパベースサポート72a、72bの車外側に配置されたアッパメンバインナパネル76の第1排水口78に排水される。
図2に示されるように、カウルトップ26の車幅方向中央側は、ガラス支持部材24によって下方から支持されている。詳しくは、カウルトップ26の仕切り壁60は、排水溝54の先端フランジ58によって下方から支持されている。カウル隆起部68の両端側の下方には、図3及び図7に示されるように、上面で吸気通路62を形成する左右ダンパベースサポート72a、72bがそれぞれ配設される。図8に示されるように、カウルトップ26の車幅方向両端側は、左右ダンパベースサポート72a、72bによって下方から支持されている。詳しくは、図6に示されるように、カウルトップ26の前端は、左右ダンパベースサポート72a、72bの前側縁部81によって下方から支持されている。図11に示されるように、カウルトップ26の車内側側壁86は、左右ダンパベースサポート72a、72bの車内側縁部84によって下方から支持されている。カウルトップ26の車外側側壁96は、左右ダンパベースサポート72a、72bの車外側縁部94によって下方から支持されている。左右ダンパベースサポート72a、72bは、水平方向に沿って所定距離だけ離間して配置され、左右ダンパベース74a、74bの上面に結合されて左右ダンパベース74a、74bによって支持されている(図9参照)。
図6に示されるように、車幅方向と直交する左右ダンパベースサポート72a、72bの後部は、クロスメンバ14まで延在しており、本体部28の前面に溶接等によって接合されている。左右ダンパベースサポート72a、72bの後部とクロスメンバ14との間には、車幅方向に沿って延在し下方に向かって窪む第1排水路D1が設けられる。第1排水路D1は、第2排水路D2に対し車両前方に位置している。第1排水路D1と第2排水路D2は、車両前後に並設されている。第1排水路D1の車外側端部は、アッパメンバインナパネル76の第1排水口78に接続される(図9参照)。
吸気通路62は、ブロア開口部42(図10(a)参照)で合流する第1通路と第2通路とによって構成される。第1通路は、カウルトップ26の前方右側に配置された外気吸気口66bから導入されたエアが、右側のダンパベースサポート72bの上面を流通し、ブロア開口部42から図示しないブロア側に向かって導出される(図6参照)。第2通路は、カウルトップ26の前方左側に配置された外気吸気口66aから導入されたエアが、左側のダンパベースサポート72aの上面を流通し、ウインドシールドサポートパネル18とクロスメンバ14との間で形成される閉断面36(図2参照)により車幅方向の左側から右側に向かってさらに流通した後、ブロア開口部42から図示しないブロアに向かって導出される。
また、吸気通路62は、車両前方に向かって吸気通路62を構成する上下の高さ寸法が減少するように延在する(図6参照)。さらに、吸気通路62は、クロスメンバ14から車両前方に延在し且つ車両上下方向に配置されたウインドシールドサポートパネル18の左右隆起部38a、38b及びダンパベースサポート72a、72bと、ダンパベースサポート72a、72bとウインドシールドサポートパネル18との間に配置されるカウルトップ26とによって形成される(図6参照)。
なお、左右のアッパメンバインナパネル76、76は、図示しないアッパメンバ補強板を介して左右のアッパメンバ12a、12bと結合される。左右のアッパメンバ12a、12bの後方には、斜め上方に向かって立ち上がるフロントピラー80が結合される(図9参照)。
本実施形態に係る車両前部構造が適用された車両10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果について説明する。
本実施形態では、カウルトップ26の車幅方向中央側は、ウインドシールドサポートパネル18の先端から車両前方に向かって延出するガラス支持部材24に下方から支持され、カウルトップ26の車幅方向両端側は、左右ダンパベースサポート72a、72bに下方から支持されているので、カウルトップ26を下方から支持するダッシュボードアッパを省略できる。したがって、ダッシュボードアッパを省略できる分だけ従来よりもエンジンを車室側に近付けることが可能となり、車体の小型化を実現することができる。また、ダッシュボードアッパを省略できる分だけカウルトップ26とエンジンとの間のクリアランスを増加できるので、従来よりもカウルトップ26を下げることが可能となり、車両前方の視界を向上させることができる。
また、本実施形態では、排水溝54の先端フランジ58がカウルトップ26の仕切り壁60を下方から支持しているので、カウルトップ26の支持剛性を向上させることができる。
また、本実施形態では、左右ダンパベースサポート72a、72bの車内側縁部84がカウルトップ26の車内側側壁86を下方から支持しているので、カウルトップ26の支持剛性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ガラス支持部材24にはウインドシールドサポートパネル18との結合部56から前方に延出した部位に排水溝54が設けられている(図5参照)。したがって、ウインドシールドガラス16から水が流下してきたとき、この排水溝54によってウインドシールドガラス16から流下した水を左右に排水することができる。このため、流下した水がエンジンルームに流れ込むことを好適に回避することができる。
また、本実施形態では、シール部材70を介してカウルトップ26の仕切り壁60が排水溝54の先端フランジ58に当接して排水溝54を含む空間部を閉塞することができるため(図5参照)、比較的多量の水を排水することができる。換言すると、排水溝54の先端で排水溝54よりも上方に位置するカウルトップ26の仕切り壁60を設けることにより、排水溝54を含む空間部の容積がその分だけ増大して比較的多量の水を排水することができる。
また、本実施形態では、排水溝54の車幅方向両端が左右ダンパベースサポート72a、72bの上面に接続され、ダンパベースサポート72a、72bがクロスメンバ14との間で車幅方向に延びる第1排水路D1を形成するため、この第1排水路D1を利用して水を外部に排水することができる。なお、図8は、ガラス支持部材24及び左右ダンパベースサポート72a、72bを底面側から見た斜視図であり、排水溝54に導入された水が左右ダンパベースサポート72a、72bの上面側に向かって排水される状態を破線で示している。
すなわち、ガラス支持部材24の排水溝54に導入された水は、車両10の左右端部側に配置された左右ダンパベースサポート72a、72bの上面に流通し(図9の矢印参照)、第1排水路D1からアッパメンバインナパネル76の第1排水口78に排水されたり、第2排水路D2からアッパメンバインナパネル76の第2排水口79に排水されたりする。
本実施形態では、ウインドシールドサポートパネル18の中央部39においては、図13に示されるように、ガラス支持部材24を、ウインドシールドサポートパネル18の先端(前端フランジ30a)からウインドシールドガラス16の下部側面16bに沿って車両後方且つ車両上方に傾斜するように設けることで、例えば、ウインドシールドガラス16の下端部の外面に付与される任意の角度の外力F1、F2、F3に対してガラス支持部材24が変形して(図2→図13)、外力Fによる衝撃荷重を吸収することができる。
なお、図13中では、ガラス支持部材24の軸線に対して直交する方向から入力される外力をF1とし、この外力F1から水平方向側に傾斜した方向から入力される外力をF2とし、鉛直下方向に向かって入力される外力をF3として例示しているが、ウインドシールドガラス16の外面に対して付与されるこれらの外力Fの入力角度は、外力F1〜F3の角度に限定されるものではない。
換言すると、本実施形態では、外力Fと相互に対向して互いに打ち消しあう反力の発生を好適に回避することができるため、外力Fがウインドシールドガラス16の外面に対して任意の角度で入力された場合であっても、外力Fによる衝撃荷重を好適に吸収することができる。
以上、本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態では、本発明を左ハンドル車に適用したが、右ハンドル車に適用してもよい。右ハンドル車の場合は、ブロア開口部42等の位置が左右逆となる。
次に、本発明の第2実施形態について、図14乃至図24を参照して詳細に説明する。
図14は、本発明の第2実施形態に係る車両前部構造が適用された車両の部分平面図である。図15は、ウインドシールドサポートパネル及びカウルトップを外した車両前部構造を左斜め前方から見下ろした状態を示す概略斜視図である。
図14及び図15(主に図15)に示すように、本発明の第2実施形態に係る車両前部構造が適用された車両100は、左右一対のアッパメンバ110と、左右一対のサイドエクステンション120と、左右一対のサイドメンバ130と、左右一対のダンパベース140と、左右一対のダンパベースサポート150と、ウインドシールドサポートパネル160(図14参照)と、クロスメンバ170と、カウルトップ180(図14参照)と、左右一対の補強パネル190と、左右一対のワイパー装置200と、を主に備える。
<アッパメンバ>
アッパメンバ110は、図15に示すように、車体前部の左右両側に夫々配置され、前後方向に延設された金属製の部材である。アッパメンバ110は、本体部111と、本体部111の車内側端部の後方部位からダンパベース140へ向かって延出し、ダンパベース140の上端に固定される固定部112と、を有する。
図示は省略するが、本体部111の前端は、フロントサイドフレーム210に連結部を介して固定されている。本体部111の後端は、フロントピラー211の前端に固定されている。固定部112の延出端は、ダンパベースサポート150に形成された孔部152から露出している。当該露出部位には、図示しないダンパの上端を露出させるための円形状の孔部113が貫通形成されている。なお、孔部113及びダンパの上端は、図示しないキャップ部材で上方から覆われる。
<サイドエクステンション>
サイドエクステンション120は、図15に示すように、車体前部の左右両側に夫々配置され、アッパメンバ110の後端に固定される金属製の部材である。サイドエクステンション120の後端は、フロントピラー211の前端に固定されている。
<サイドメンバ>
サイドメンバ130は、図15に示すように、車体前部の左右両側に夫々配置された金属製の部材である。サイドメンバ130の前端は、アッパメンバ110の本体部111及び固定部112に夫々固定され、後端は、サイドエクステンション120の前端に固定されている。
<ダンパベース>
ダンパベース140は、図15に示すように、車体前部の左右両側に夫々配置され、ダンパを収納支持する金属製の部材である。ダンパベース140は、アッパメンバ110の車内側かつクロスメンバ170の左右両端の前方に配置されている。ダンパベース140の車外側端部は、本体部111の車内側端部に固定され、下端は、フロントサイドフレーム210の車外側端部に固定されている。なお、図16に示すように、ダンパベース140の上端には、ダンパの上端を外部へ露出させるための孔部142が貫通形成されている。アッパメンバ110の固定部112は、孔部142を上方から覆うように設けられている。本実施形態では、アッパメンバ110の固定部112によってダンパベース140の上面141が構成されている。
<ダンパベースサポート>
ダンパベースサポート150は、図15に示すように、車体前部の左右両側に夫々配置され、ダンパベース140とクロスメンバ170とを連結する金属製の部材である。ダンパベースサポート150は、ダンパベース固定部151と、横壁部153と、縦壁部156と、を有する。
ダンパベース固定部151は、ダンパベース140の上面141に固定される部位である。本実施形態において、ダンパベース140の上面141及びダンパベース固定部151の上面は、後記するカウルトップ180の外気導入口181及び外気吸気口185から導入された外気が流れる整流面を構成している。ダンパベース固定部151には、アッパメンバ110の固定部112の一部が露出する孔部152が貫通形成されている。
図16は、図14のXVI−XVI線に沿った端面図である。
横壁部153は、図16に示すように、ダンパベース固定部151の後端から下方へ向かって延出する傾斜部154と、傾斜部154の下端から後方斜め下へ向かって延出する底壁部155と、を有する。傾斜部154は、ダンパベース固定部151の後端に沿って車幅方向に延設されている。傾斜部154は、前方から後方へ向かうにつれて下方に位置するように傾斜している。底壁部155の後端には、クロスメンバ170に固定されるフランジ部157が下方へ向かって延出形成されている。図示は省略するが、底壁部155は、車外側へ向かうにつれて下方に位置するように傾斜している。
図17は、車両前部構造の右側部位を右斜め前方から見下ろした状態を示す部分拡大斜視図である。図18は、車両前部構造の右側部位を左斜め前方から見上げた状態を示す部分拡大斜視図である。
縦壁部156は、図17に示すように、ダンパベース固定部151の車幅方向内側から後方へ向かって延出する直線状かつ壁状部位である。縦壁部156は、前方から後方へ向かうにつれて車内側に位置するように傾斜している。換言すると、縦壁部156は、後記する隆起部164の車内側端部167(隆起部164の隆起開始部位)へ向かって延出している。縦壁部156の後端には、図18に示すように、クロスメンバ170に固定されるフランジ部158が車内側へ向かって延出形成されている。縦壁部156は、傾斜部154及び底壁部155の車内側端部に連続している。このような構成により、図17に示すように、底壁部155と縦壁部156との連続部には、ダンパベース固定部151の車幅方向内側から隆起部164の車内側端部167へ向かって直線状に延出する稜線159が形成されている。稜線159は、前方から後方へ向かうにつれて車内側に位置するように傾斜している。稜線159は、図18に示すように、クロスメンバ170の上下方向の中央部に位置している。また、本実施形態では、図16に示すように、傾斜部154、底壁部155、縦壁部156、及び、クロスメンバ170の前側縦壁部176によって、上向きに開口する凹状の第1排水路H1が車幅方向に延設されている。
<ウインドシールドサポートパネル>
図19は、図14のXIX−XIX線に沿った端面図である。
図19に示すように、ウインドシールドサポートパネル160は、ウインドシールドガラス215を下方から支持する金属製の部材である。ウインドシールドサポートパネル160は、前後方向に延びてダッシュロアパネル212の上部フランジ213に固定される後端フランジ161と、後端フランジ161の前端から上方へ向かって延出する縦壁部162と、縦壁部162の上端からウインドシールドガラス215へ向かって延出してウインドシールドガラス215の下端を支持する横壁部163と、を有する。横壁部163は、ウインドシールドガラス215の下側面に接着剤216で固定されている。
図20(a)は、ウインドシールドサポートパネルを斜め後方から見下ろした状態を示す斜視図であり、(b)は、(a)のY−Y線に沿った端面図である。
図20(a)に示すように、ウインドシールドサポートパネル160の左右両端部には、車幅方向中央よりも上方へ隆起する一対の隆起部164が夫々形成されている。隆起部164は、車外側へ向かうにつれて徐々に隆起している。隆起部164の車外側端部は、図20(b)に示すように、フロントピラー211に固定されている。隆起部164は、図16に示すように、縦壁部162の上端から前方斜め上へ向かって延出する傾斜壁部(隆起後壁部)165と、傾斜壁部165の上端から前方斜め下へ向かって延出する上壁部(隆起上壁部)166と、を有する。傾斜壁部165及び上壁部166は、クロスメンバ170に対し上方に離間して設けられている。上壁部166は、ウインドシールドガラス215の下側面に接着剤216で固定されている。縦壁部162の右端側(右の隆起部164の下方)には、略矩形状のブロア開口部168が貫通形成されている。ブロア開口部168の後方には、車室CRへ外気を供給するブロアAが接続されている。
<クロスメンバ>
クロスメンバ170は、図19に示すように、ウインドシールドサポートパネル160の基端側(後端側)に固定され、車幅方向に延設された金属製の部材である。クロスメンバ170は、ウインドシールドサポートパネル160との間で車幅方向に延びる中央閉断面K1を形成している。クロスメンバ170は、下部フランジ171と、下部フランジ171の前端から下方へ向かって延出する後側縦壁部172と、後側縦壁部172の下端から前方へ向かって延出する横壁部173と、横壁部173の前端から上方へ向かって延出する前側縦壁部176と、前側縦壁部176の上端から前方斜め上方へ向かって延出する上部フランジ177と、を有する。
接合部たる下部フランジ171は、エンジンルームERと車室CRとを仕切るダッシュロアパネル212の上部フランジ213とウインドシールドサポートパネル160の後端フランジ161との間に挟み込まれて上下に挟持され溶接で固定されている。上部フランジ177は、ウインドシールドサポートパネル160の横壁部163に固定されている。図16に示すように、前側縦壁部176の左右両端部は、ダンパベースサポート150の横壁部153に面している。本実施形態では、後側縦壁部172、横壁部173、及び、前側縦壁部176の3つの壁によって、凹溝状の凹み部178が車幅方向に延設されている。凹み部178は、下部フランジ171(つまりウインドシールドサポートパネル160やダッシュロアパネル212との接合部)よりも下方に配置されている。
図21は、図14のXXI−XXI線に沿った端面図である。
図21に示すように、横壁部173は、縦断面視ヘの字状に形成され、ダッシュロアパネル212に取り付けられたブレーキマスタシリンダー219の上方に位置している。ダッシュロアパネル212の左側下部には、ブレーキマスタシリンダー219を取り付けるための円形状の取付孔214(図21の二点鎖線参照)が形成されている。横壁部173は、ブレーキマスタシリンダー219に上下で対応する位置に上方へ突出する逃げ部174を有している。逃げ部174の左右両側には、車外側へ向かうにつれて下り傾斜する一対の傾斜面175が連続して形成されている。なお、クロスメンバ170の左右両端部は、アッパメンバ110及びフロントピラー211に夫々固定されている(図21ではアッパメンバ110との固定状態のみ図示)。
<補強パネル>
補強パネル190は、図15に示すように、クロスメンバ170の左右両端に夫々設けられた金属製の部材である。補強パネル190は、図16に示すように、ウインドシールドサポートパネル160の隆起部164とクロスメンバ170との間に配置され、ウインドシールドサポートパネル160の左右両端を補強する機能を有する。補強パネル190の前端には、上部フランジ177に固定される前フランジ部191が延出形成されている。補強パネル190の後端には、隆起部164の内面に固定される後フランジ部192が延出形成されている。補強パネル190の中央部には、第1吸気通路R1に連通して外気を通過させる吸気孔193が貫通形成されている。吸気孔193の開口縁部には、突起部194が第1吸気通路R1(上方)へ向かって突出形成されている。なお、縦壁部162は、吸気孔193よりも後方(詳しくは後方斜め下)に配置されている。本実施形態では、補強パネル190、クロスメンバ170、及び、ウインドシールドサポートパネル160の縦壁部162によって、車幅方向に延びる端部閉断面K2が左右両側に夫々形成されている。中央閉断面K1及び端部閉断面K2は、互いに連通している(図21参照)。
<カウルトップ>
カウルトップ180は、図19に示すように、エンジンフード217とウインドシールドサポートパネル160との間に形成された開口部218を覆う樹脂製部材である。
図22は、ウインドシールドサポートパネル及びカウルトップを組み付けた車両前部構造の右側部位を斜め前方から見下ろした状態を示す概略斜視図である。
カウルトップ180の左右両端は、図22に示すように、ダンパベースサポート150の上方に配置されている。カウルトップ180の左右両端の上面には、外気を導入するための略矩形状の外気導入口181と、後記するワイパー軸202を外部へ露出させるためのワイパー用開口部182が夫々形成されている。カウルトップ180の左右両端の前面には、ダンパベースサポート150の上面に臨む作業用開口部183が夫々形成されている。作業用開口部183は、樹脂製のダンパ取付リッド184によって閉塞されている。ダンパ取付リッド184は、作業用開口部183に着脱自在に設けられている。ダンパの脱着作業やメンテナンス作業を行う場合には、ダンパ取付リッド184を取り外してダンパの脱着やメンテナンスを容易に行うことができる。ダンパ取付リッド184の上面には、ダンパベースサポート150の上面に臨む格子状の外気吸気口185が形成されている。外気吸気口185は、第1吸気通路R1へ外気を導入する機能を有する。
<第1吸気通路、第2吸気通路>
第1吸気通路R1は、図16に示すように、ダンパベースサポート150の上方に形成され、車体前部の左右両側に夫々設けられている。第1吸気通路R1は、前後方向に延びており、外気導入口181及び外気吸気口185から吸気孔193に至る空間である。第1吸気通路R1は、カウルトップ180、ダンパベースサポート150、ウインドシールドサポートパネル160の隆起部164、補強パネル190、及び、アッパメンバ110(図21参照)によって形成されている。また、図21に示すように、中央閉断面K1及び端部閉断面K2によって、左右両側の第1吸気通路R1を連通する第2吸気通路R2が左右方向に延設されている。このような構成により、カウルトップ180の前方右側の外気導入口181及び外気吸気口185から導入された外気は、右側の第1吸気通路R1及び吸気孔193を通流し、ブロア開口部168からブロアAへ向かって導出される(図14、図16参照)。一方、カウルトップ180の前方左側の外気導入口181及び外気吸気口185から導入された外気は、左側の第1吸気通路R1及び吸気孔193を通流した後、第2吸気通路R2により左側から右側へ向かって更に通流した後、ブロア開口部168からブロアAへ向かって導出される(図14、図16、図21参照)。なお、中央閉断面K1及び端部閉断面K2は、吸気孔193を通過した水を車体側方へ排水する第2排水路H2としても機能する。
<ワイパー装置>
ワイパー装置200は、図16に示すように、第1吸気通路R1内に配置され、ウインドシールドガラス215に付着した水や雪等を払拭する装置である。ワイパー装置200の下方には、ダンパベースサポート150及びクロスメンバ170が前後に並んで配置されている。
図23は、右側のワイパー装置周辺を左側から見下ろした状態を示す部分拡大斜視図である。
ワイパー装置200は、図23に示すように、ワイパー基台201と、ワイパー基台201の上端に取り付けられ、上方へ向かって延出するワイパー軸202と、ワイパー基台201の車内側端部に取り付けられ、ワイパー軸202に駆動力を付与するワイパーモータ203と、ワイパー基台201の前端から前方へ延出する板状の前固定部204と、ワイパー基台201の後端から後方へ延出する板状の後固定部205と、を有する。なお、ワイパーモータ203は、ダンパベースサポート150の底壁部155の上方に配置されている。
図24は、第1吸気通路内に配置されたワイパー装置周辺を示す部分拡大端面図である。
図24に示すように、ワイパー基台201の後端側は、隆起部164内に収容されている。ワイパー軸202は、ワイパー用開口部182から第1吸気通路R1の外部へ露出している。ワイパー軸202の先端には、ワイパーリンク206及びワイパーアーム(図示省略)を介して、ウインドシールドガラス215に摺接するワイパーブレード(図示省略)が取り付けられる。前固定部204は、前ブラケットBK1を介して、ダンパベースサポート150の上面に固定されている。前固定部204には、ボルト挿通孔207が貫通形成されている。後固定部205は、後ブラケットBK2を介して、隆起部164の内面に固定されている。ワイパー装置200は、前固定部204が後固定部205よりも下方に位置するように前傾状態で設置されている。なお、ワイパー軸202は、ウインドシールドガラス215に対し垂直に延在し、ワイパーブレードは、左右方向に揺動する。
前ブラケットBK1は、前ブラケット本体部BK11と、前ブラケット本体部BK11の前端から下方へ延出した後、前方へ向かって延出する前フランジ部BK12と、前ブラケット本体部BK11の後端から後方へ向かって延出する後フランジ部BK13と、を有する。
前ブラケット本体部BK11は、前固定部204がボルトBで締結固定される部位である。前ブラケット本体部BK11は、前方へ下り傾斜する前壁部BK11aと、前壁部BK11aの上端から後方へ下り傾斜する後壁部BK11bとを備える。前壁部BK11aには、ボルト挿通孔207に上下で対向する位置にボルト挿通孔BK11cが貫通形成されている。ボルト挿通孔BK11cの裏側には、ボルトBが螺合するナットNが溶接で固定されている。前フランジ部BK12及び後フランジ部BK13は、ダンパベース固定部151の上面に溶接で夫々接合されている。
後ブラケットBK2は、L字状の後ブラケット本体部BK21と、後ブラケット本体部BK21の上端から前方斜め下へ向かって延出する上フランジ部BK22と、後ブラケット本体部BK21の下端から後方斜め下へ向かって延出する下フランジ部BK23と、を有する。
後ブラケット本体部BK21は、挿入孔BK21cを有し、挿入孔BK21cに後固定部205が挿入固定される部位である。後ブラケット本体部BK21は、上端が下端よりも前方に位置する前傾状の縦壁部BK21aと、縦壁部BK21aの下端から後方斜め上へ向かって延出する横壁部BK21bとを備える。縦壁部BK21aには、左右方向に長い長孔状(横長楕円状)の挿入孔BK21cが貫通形成されている。このような挿入孔BK21cに後固定部205が挿入されることにより、ワイパーモータ203のモータトルクを受ける支持力が高まる。上フランジ部BK22は、隆起部164の上壁部166の内面に溶接で固定されている。下フランジ部BK23は、隆起部164の傾斜壁部165の内面に溶接で固定されている。
ちなみに、図22に示すように、サイドエクステンション120の後端下部には、排水口121が切り欠いて形成されている。排水口121は、第1排水路H1及び第2排水路H2に連通している。これにより、第1排水路H1及び第2排水路H2を伝って流れてきた水は、排水口121を通って車体側方へ排水される。
本発明の第2実施形態に係る車両前部構造が適用された車両100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果について説明する。
本実施形態によれば、カウルトップ180とダンパベースサポート150と隆起部164とによって、前後方向に延びる第1吸気通路R1が形成されるので、車両前部の左右両側に第1吸気通路R1が設けられ、従来吸気通路用に必要であったダッシュボードアッパ(ダッシュボードリッド)を省略できる。そのため、ダッシュアッパとエンジンとの干渉を考慮することなく、ダッシュボードアッパを省略できる分だけ従来よりもエンジンフード217を下げることが可能となり、車両前方の視界性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ウインドシールドサポートパネル160の車幅方向両端に形成された隆起部164内には、ワイパー装置200(ワイパー基台201の後端側)が収容されるので、ワイパー装置200をダンパベース140よりも後方に配置できる。そのため、ワイパー装置200とエンジンフード217との干渉を避け、従来よりもエンジンフード217を下げることが可能となり、車両前方の視界性を向上させることができる。
本実施形態によれば、クロスメンバ170は、ウインドシールドサポートパネル160の下端及びダッシュロアパネル212の上端に固定される下部フランジ171と、下部フランジ171よりも下方に配置された凹溝状の凹み部178とを有するので、端部閉断面K2を下方に拡大してワイパー装置200の収容空間を拡大できるとともに、凹み部178を排水部として機能させブロアAへの水の浸入を抑制できる。
本実施形態によれば、第1吸気通路R1内には、ワイパー装置200が配置されているので、第1吸気通路R1内に流入した水はワイパー装置200に当たる一方、外気はワイパー装置200を迂回して流れる。これにより、ブロアAへの水の流入を抑制できると共に、風量の低下を抑制できる。
本実施形態によれば、ワイパー装置200の下方には、ダンパベースサポート150及びクロスメンバ170が配置されているので、ワイパー装置200に当たった水は、ダンパベースサポート150及びクロスメンバ170(前後の第1〜第2排水路H1,H2)を介して車外へ排水される。
本実施形態によれば、ワイパー装置200のワイパーモータ203は、ダンパベースサポート150の底壁部155の上方に配置されているので、ワイパーモータ203から垂れた水を第1排水路H1へ導くことができる。つまり、補強パネル190の吸気孔193の前方にワイパーモータ203をオフセットさせ、ワイパーモータ203から垂れた水がクロスメンバ170内に落下するのを防止して、ブロアAへ流入するのを抑制できる。
本実施形態によれば、後固定部205を後ブラケットBK2の挿入孔BK21cに差し込む簡易な固定構造にし、前固定部204のみを前ブラケットBK1にボルトB及びナットNで締結固定するので、ワイパー装置200を組み付ける際の作業効率が向上する。
本実施形態によれば、後ブラケットBK2は、隆起部164の傾斜壁部165及び上壁部166に接合される一対の上フランジ部BK22及び下フランジ部BK23を有するので、ワイパー装置200の支持剛性を向上させることができる。
本実施形態によれば、ウインドシールドサポートパネル160の隆起部164とクロスメンバ170との間に配置され、第1吸気通路R1に連通する吸気孔193を有する左右一対の補強パネル190をさらに備えるので、端部閉断面K2が形成される。そのため、ウインドシールドサポートパネル160及びクロスメンバ170の車幅方向全長に亘って閉断面(中央閉断面K1及び端部閉断面K2)を形成できるので、車体剛性を向上させることができる。
本実施形態によれば、吸気孔193の開口縁部には、第1吸気通路R1内へ向かって突起部194が突出形成されているので、補強パネル190を伝って流れてきた水が突起部194によって堰き止められ、吸気孔193を通って落下するのを抑制できる。
本実施形態によれば、ウインドシールドサポートパネル160は、補強パネル190の吸気孔193よりも後方に配置され端部閉断面K2を形成する縦壁部162を有し、縦壁部162には、ブロアAが接続されるブロア開口部168が形成されているので、第1吸気通路R1内を通流してきた外気を空調装置のブロアAへ前後方向に流入させることができる。
本実施形態によれば、ダンパベースサポート150の傾斜部154と底壁部155と縦壁部156とクロスメンバ170とによって、車幅方向に延びる第1排水路H1が形成されるので、第1吸気通路R1内に流入した水(雨水や洗車時の水等)を車外へ排水できる。
本実施形態によれば、ダンパベースサポート150は、ダンパベース固定部151の車幅方向内側から隆起部164の車内側端部167へ向かって直線状に延出し、前方から後方へ向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜する稜線159を有するので、第1吸気通路R1の幅を後方へ向かうにつれて拡大して外気吸気量を十分に確保できる。また、走行時や旋回時にダンパベース140に作用する前後方向及び左右方向の荷重を、稜線159で支持できるとともに、稜線159を介してクロスメンバ170に伝達できるので、ダンパベース140の支持剛性(車体剛性)を向上させることができる。更に、稜線159は、ダンパベースサポート150の底壁部155と縦壁部156とによって形成され、クロスメンバ170の上下方向の中央部に位置しているので、ダンパベースサポート150の剛性を向上させて車体剛性をより一層向上させることができる。
本実施形態によれば、隆起部164は、車幅方向外側に向かうにつれて徐々に隆起し、車外側端部がフロントピラー211に固定されているので、フロントピラー211に対する隆起部164の接合範囲を増大させ、車体剛性をより一層向上させることができる。
以上、本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態では、本発明を左ハンドル車に適用したが、右ハンドル車に適用してもよい。右ハンドル車の場合は、ブロア開口部168、ブロアA、ブレーキマスタシリンダー219、取付孔214、及び、逃げ部174等の位置が左右逆となる。
10 車両(車両前部構造)
14 クロスメンバ
16 ウインドシールドガラス
16a 下端
16b 下部側面
18 ウインドシールドサポートパネル
24 ガラス支持部材
26 カウルトップ
38a、38b 隆起部
39 中央部
40a〜40c 稜線
46a、46b 補強パネル
54 排水溝
56 結合部
60 仕切り壁
62 吸気通路
68 カウル隆起部
72a、72b ダンパベースサポート
76 アッパメンバインナパネル
78 第1排水口
79 第2排水口
81 前側縁部
82 シール部材
84 車内側縁部
86 車内側側壁(側壁)
92 シール部材
94 車外側縁部
96 車外側側壁
D1 第1排水路
D2 第2排水路
100 車両(車両前部構造)
140 ダンパベース
150 ダンパベースサポート
151 ダンパベース固定部
153 横壁部
154 傾斜部(ダンパベースサポート前壁部)
155 底壁部(ダンパベースサポート底壁部)
156 縦壁部(ダンパベースサポート縦壁部)
159 稜線(ダンパベースサポート側稜線)
160 ウインドシールドサポートパネル
162 縦壁部(ウインドシールドサポートパネル縦壁部)
164 隆起部
165 傾斜壁部(隆起後壁部)
166 上壁部(隆起後壁部)
167 車内側端部
168 ブロア開口部
170 クロスメンバ
171 下部フランジ(接合部)
178 凹み部
180 カウルトップ
181 外気導入口
190 補強パネル
193 吸気孔
194 突起部
200 ワイパー装置
203 ワイパーモータ
204 前固定部
205 後固定部
211 フロントピラー
212 ダッシュロアパネル
215 ウインドシールドガラス
217 エンジンフード
218 開口部
BK1 前ブラケット
BK12 前フランジ部
BK13 後フランジ部
BK2 後ブラケット
BK21c 挿入孔
BK22 上フランジ部
BK23 下フランジ部
CR 車室
ER エンジンルーム
A ブロア
R1 第1吸気通路
R2 第2吸気通路
H1 第1排水路
H2 第2排水路
K1 中央閉断面
K2 端部閉断面
B ボルト
N ナット

Claims (19)

  1. 車幅方向に沿って延在するクロスメンバと、
    前記クロスメンバからウインドシールドガラスの下端に向けて延設するウインドシールドサポートパネルと、
    前記ウインドシールドサポートパネルの先端から前記ウインドシールドガラスの下部側面に沿って傾斜するとともに、前記ウインドシールドサポートパネルの先端から車両前方に向かって延出するガラス支持部材と、
    前記ウインドシールドガラスの車両前方に設けられたカウルトップと、
    前記クロスメンバの車幅方向両端側から車両前方に延在し、前記カウルトップの車幅方向両端側の下方にそれぞれ設けられたダンパベースサポートと、を備えた車両前部構造であって、
    前記カウルトップの車幅方向中央側は、前記ガラス支持部材に下方から支持され、
    前記カウルトップの車幅方向両端側は、前記ダンパベースサポートに下方から支持されていることを特徴とする車両前部構造。
  2. 前記ガラス支持部材は、前記ウインドシールドサポートパネルの先端から車両前方に向かって延出した排水溝を有し、
    前記カウルトップは、カウル隆起部と、前記カウル隆起部の上面から垂下する仕切り壁と、を有し、
    前記排水溝の車両前方側の先端は、前記仕切り壁を下方から支持しているとともに、前記仕切り壁によって閉塞されていることを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記カウルトップは、前記カウル隆起部の車幅方向両端側から垂下する側壁をさらに有し、
    前記ダンパベースサポートの車内側縁部は、前記側壁を下方から支持していることを特徴とする請求項2に記載の車両前部構造。
  4. 前記排水溝の車幅方向両端は、車両の左右両側に設けられた前記ダンパベースサポートの上面に接続され、
    前記ダンパベースサポートは、前記クロスメンバとの間で車幅方向に延びる排水路を形成することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両前部構造。
  5. 前記ウインドシールドサポートパネル及び前記ガラス支持部材は、側面視でくの字断面を構成していることを特徴とする請求項4に記載の車両前部構造。
  6. 前記ダンパベースサポートの車幅方向外側に配置されたアッパメンバインナパネルをさらに備え、
    前記排水路は、前記アッパメンバインナパネルに形成された排水口に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の車両前部構造。
  7. 前記クロスメンバの左右両端の前方に配置され、ダンパを支持する左右一対のダンパベースをさらに備え、
    前記ダンパベースサポートは、前記クロスメンバと前記ダンパベースとを連結し、
    前記カウルトップは、前記ウインドシールドサポートパネルとエンジンフードとの間に形成された開口部を覆うと共に、前記ダンパベースサポートの上方に配置され、外気が導入される外気導入口を有し、
    前記ウインドシールドサポートパネルと前記クロスメンバとによって、少なくとも車幅方向中央側で延びる閉断面が形成され、
    前記ウインドシールドサポートパネルの車幅方向両端には、車幅方向中央よりも上方へ隆起して前記クロスメンバに対し上方に離間する隆起部が形成され、
    前記カウルトップと前記ダンパベースサポートと前記隆起部とによって、前後方向に延びる吸気通路が形成され、
    前記隆起部内には、ワイパー装置が収容され、
    前記ワイパー装置は、前ブラケットを介して、前記ダンパベースサポートの上面に固定されるとともに、後ブラケットを介して、前記隆起部の内面に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
  8. 前記ウインドシールドサポートパネルの前記隆起部と前記クロスメンバとの間に配置され、前記吸気通路に連通する吸気孔を有する左右一対の補強パネルをさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の車両前部構造。
  9. 前記ウインドシールドサポートパネルは、前記補強パネルの前記吸気孔よりも後方に配置され、前記閉断面を形成するウインドシールドサポートパネル縦壁部を有し、
    前記ウインドシールドサポートパネル縦壁部には、ブロアが接続されるブロア開口部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の車両前部構造。
  10. エンジンルームと車室とを仕切るダッシュロアパネルをさらに備え、
    前記ウインドシールドサポートパネルの下端は、前記ダッシュロアパネルの上端に固定され、
    前記クロスメンバは、前記ウインドシールドサポートパネルの下端及び前記ダッシュロアパネルの上端に固定される接合部と、前記接合部よりも下方に配置された凹溝状の凹み部と、を有することを特徴とする請求項9に記載の車両前部構造。
  11. 前記前ブラケットは、ナットを有し、
    前記後ブラケットは、挿入孔を有し、
    前記ワイパー装置は、前記前ブラケットの前記ナットにボルトを螺合して固定される前固定部と、前記後ブラケットの前記挿入孔に挿入される後固定部と、を有することを特徴とする請求項10に記載の車両前部構造。
  12. 前記ダンパベースサポートは、
    前記ダンパベースの上面に固定されるダンパベース固定部と、
    前記ダンパベース固定部の車幅方向内側から前記隆起部の車内側端部へ向かって直線状に延出し、前方から後方へ向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜するダンパベースサポート側稜線と、を有することを特徴とする請求項11に記載の車両前部構造。
  13. 前記ダンパベースサポートは、
    前記ダンパベース固定部の後端から下方へ延出し、前記ダンパベースの後端に沿って延在するダンパベースサポート前壁部と、
    前記ダンパベースサポート前壁部の下端から後方へ延出し、前記クロスメンバに固定されるダンパベースサポート底壁部と、
    前記ダンパベース固定部の車幅方向内側から前記隆起部の車内側端部へ向かって直線状に延出し、前方から後方へ向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜して前記クロスメンバに固定されるダンパベースサポート縦壁部と、を有し、
    前記ダンパベースサポート縦壁部は、前記ダンパベースサポート前壁部及び前記ダンパベースサポート底壁部の車幅方向内側に連続し、
    前記ダンパベースサポート前壁部と前記ダンパベースサポート底壁部と前記ダンパベースサポート縦壁部と前記クロスメンバとによって、車幅方向に延びる排水路が形成され、
    前記ダンパベースサポート側稜線は、前記ダンパベースサポート底壁部と前記ダンパベースサポート縦壁部とによって形成され、前記クロスメンバの上下方向の中央部に位置していることを特徴とする請求項12に記載の車両前部構造。
  14. 前記隆起部は、前記ウインドシールドサポートパネル縦壁部の上端から上方へ延出する隆起後壁部と、前記隆起後壁部の上端から前方へ延出する隆起上壁部と、を有し、
    前記後ブラケットは、前記隆起後壁部及び前記隆起上壁部に接合される一対のフランジ部を有することを特徴とする請求項13に記載の車両前部構造。
  15. 前記隆起部は、車幅方向外側に向かうにつれて徐々に隆起し、車外側端部がフロントピラーに固定されていることを特徴とする請求項14に記載の車両前部構造。
  16. 前記吸気通路内には、前記ワイパー装置が配置されていることを特徴とする請求項15に記載の車両前部構造。
  17. 前記ワイパー装置の下方には、前記ダンパベースサポート及び前記クロスメンバが配置されていることを特徴とする請求項16に記載の車両前部構造。
  18. 前記ワイパー装置のワイパーモータは、前記ダンパベースサポート底壁部の上方に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の車両前部構造。
  19. 前記吸気孔の開口縁部には、前記吸気通路内へ向かって突起部が突出形成されていることを特徴とする請求項8に記載の車両前部構造。
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