JPWO2014128913A1 - 部品実装システムおよびそれに用いるバルク部品決定方法 - Google Patents

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Abstract

どの部品をバルク部品としてバルクフィーダに搭載するのが効率的かをシミュレーションによって決定する部品実装システムおよびそれに用いるバルク部品決定方法を提供する。そのために、種類の異なる複数の基板Bを搬送する搬送レーン31、32を有する基板搬送部30と、複数の基板に実装する部品を供給する部品供給部20と、部品供給部によって供給された部品を吸着する吸着ノズル60を有し吸着ノズルに吸着された部品を基板に実装する実装ヘッド47と、実装ヘッドに一体的に保持され吸着ノズルによって吸着される少なくとも1種類のバルク部品を搭載するバルクフィーダ80と、部品供給部から供給された部品を搬送レーンの基板上に移動させた場合の動作時間を部品毎に算出するシミュレーションを実行し、算出された動作時間に基づいてバルクフィーダに搭載するバルク部品を決定するバルク部品決定処理部とを備えた。

Description

本発明は、種類の異なる複数の基板に部品を実装する部品実装システムおよびそれに用いるバルク部品決定方法に関するものである。
一般に、部品実装機は、例えば、特許文献1に記載されているように、基台に設置された部品供給部によって供給された部品を、実装ヘッドに設けた吸着ノズルにより吸着して、搬送レーン上の基板に実装するようになっている。
ところで、基台に設置された部品供給部とは別に、実装ヘッドにバルクフィーダを保持し、部品供給部あるいはバルクフィーダより供給された部品を基板に実装する部品実装機が、本件出願人によって出願されている(特願2011−206452)。このようなバルクフィーダを実装ヘッドに保持した部品実装機においては、バルクフィーダより供給された部品(バルク部品)を、実装ヘッドを移動させることなく、吸着ノズルに順次吸着させ、基板に連続して実装することができるので、実装ヘッドを部品供給部と基板との間で移動させる必要がなく、基板の生産時間を短縮することが可能となる。
この場合、実装ヘッドに保持できるバルクフィーダの数には自ずと限りがあるので、どの部品をバルク部品としてバルクフィーダに搭載するかが、生産時間を短縮する上で重要なキーとなる。例えば、種類の異なる2種類の基板をそれぞれ搬送する2列の搬送レーンを並設した部品実装機においては、装着点数の多い部品をバルクフィーダに搭載することが、必ずしも生産時間の短縮に寄与できるとは限らず、部品供給部から供給された部品を基板上に移動するまでの移動時間を考慮することが必要となる。
特開2010−199630号公報
その一例を図13を用いて説明する。種類の異なる2種類の基板を搬送する2列の搬送レーンL1、L2上の基板B1、B2に、部品供給部20から供給された部品を実装する場合に、図13(A)に示すように、部品供給部20に遠い搬送レーンL1上の基板B1に実装される部品の装着点数(N1)よりも、図13(B)に示すように、部品供給部20に近い搬送レーンL2上の基板B2に実装される部品の装着点数(N2)のほうが多くても、部品供給部20から各搬送レーンL1、L2上の基板B1、B2までの実装ヘッドの移動距離(移動時間)D1、D2を考慮すると、装着点数が少なくても、部品供給部20に遠い搬送レーンL1上の基板B1に実装される部品のほうをバルクフィーダに搭載することが生産時間を短縮するうえで有効となる。
すなわち、図13において、部品供給部20に遠い搬送レーンL1上の基板B1の中心座標から部品供給部20の部品供給位置までの距離D1を移動するに要する時間(t1)と部品の装着点数(N1)を掛けた値(t1×N1)と、部品供給部20に近い搬送レーンL2上の基板B2の中心座標から部品供給部20の部品供給位置までの距離D2を移動するに要する時間(t2)と部品の装着点数(N2)を掛けた値(t2×N)の大きいほうが、より大きな削減時間となる。
従って、2列の搬送レーンに異なる基板を搬送するものにおいては、部品の装着点数ではなく、部品供給部から部品を供給した場合の動作時間が最も長い部品を実装ヘッドに保持したバルクヘッドに搭載することが、基板の生産時間を最も短縮できることになる。これは、2列の搬送レーンを有する部品実装機のみならず、単一の搬送レーンを有する部品実装機において、種類の異なる複数の基板に使用する部品のうち、どの部品をバルクフィーダに搭載するかを決定する場合においても同様である。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたもので、種類の異なる複数の基板を生産するに先立って、どの部品をバルク部品としてバルクフィーダに搭載するのが効率的かをシミュレーションによって決定する部品実装システムおよびそれに用いるバルク部品決定方法を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、種類の異なる複数の基板を搬送する搬送レーンを有する基板搬送部と、前記複数の基板に実装する部品を供給する部品供給部と、該部品供給部によって供給された部品を吸着する吸着ノズルを有し該吸着ノズルに吸着された部品を基板に実装する実装ヘッドと、該実装ヘッドに一体的に保持され前記吸着ノズルによって吸着される少なくとも1種類のバルク部品を搭載したバルクフィーダと、前記部品供給部から供給された部品を前記搬送レーンの基板上に移動させた場合の動作時間を部品毎に算出するシミュレーションを実行し、算出された動作時間に基づいて前記バルクフィーダに搭載するバルク部品を決定するバルク部品決定処理部とを備えた部品実装システムである。
請求項2に係る発明の特徴は、前記基板搬送部には、異なる種類の基板をそれぞれ搬送する2つの搬送レーンが並設され、前記部品供給部より供給された部品を、前記2つの搬送レーンによって搬送される各基板に実装するようにした請求項1に記載の部品実装システムである。
請求項3に係る発明の特徴は、前記バルク部品決定処理部は、前記部品供給部から供給された部品を、前記2列の搬送レーン上の基板に移送する動作時間をそれぞれ算出する動作時間算出手段と、該動作時間算出手段によって算出された前記複数種類の基板に対する部品毎の動作時間のうち動作時間が長くかかる部品をバルク部品に選定する選定手段とを含む請求項2に記載の部品実装システムである。
請求項4に係る発明の特徴は、部品供給部より供給された複数の部品を、2列の搬送レーンによって搬送される種類の異なる複数の基板に実装する部品実装システムに用いるバルク部品決定方法にして、前記部品供給部から供給された部品を、前記2列の搬送レーンの基板上に移動させた場合の動作時間を部品毎に算出するシミュレーションを実行し、該シミュレーションによって算出された部品毎の動作時間のうち動作時間が長くかかる部品を選び出し、選び出された部品を前記実装ヘッドに保持したバルクフィーダに搭載するバルク部品に決定するバルク部品決定方法である。
請求項1に係る発明によれば、実装ヘッドに一体的に保持され吸着ノズルによって吸着される少なくとも1種類のバルク部品を搭載するバルクフィーダと、部品供給部から供給された部品を搬送レーンの基板上に移動させた場合の動作時間を部品毎に算出するシミュレーションを実行し、算出された動作時間に基づいてバルクフィーダに搭載するバルク部品を決定するバルク部品決定処理部を備えたので、異なる種類の基板を生産するうえで、生産時間を短縮するに有効な部品をバルク部品とすることができる。これにより、部品供給部およびバルクフィーダへの部品の配置を最適化した部品実装システムを構築することができ、異なる種類の基板を生産する生産時間を効果的に短縮することができる。
請求項2に係る発明によれば、基板搬送部には、異なる種類の基板をそれぞれ搬送する2つの搬送レーンが並設され、部品供給部より供給された部品を、2つの搬送レーンによって搬送される各基板に実装するようにしたので、デュアルレーンを備えた部品実装システムにおける基板を生産する生産時間の短縮を考慮した部品の供給が可能となり、基板を生産する生産時間を効果的に短縮することができる。
請求項3に係る発明によれば、バルク部品決定処理部は、部品供給部から供給された部品を、2列の搬送レーン上の基板に移送する動作時間をそれぞれ算出する動作時間算出手段と、動作時間算出手段によって算出された複数種類の基板に対する部品毎の動作時間のうち動作時間が長くかかる部品をバルク部品に選定する選定手段とを含むので、動作時間算出手段と選定手段とによって基板の生産時間を的確に短縮することができる。
請求項4に係る発明によれば、部品供給部から供給された部品を、2列の搬送レーンの基板上に移動させた場合の動作時間を部品毎に算出するシミュレーションを実行し、シミュレーションによって算出された部品毎の動作時間のうち動作時間が長くかかる部品を選び出し、選び出された部品を実装ヘッドに保持したバルクフィーダに搭載するバルク部品に決定するようにしたので、異なる種類の基板を生産するうえで、生産時間を短縮するに有効な部品をバルク部品とすることができる。これにより、部品供給部およびバルクフィーダへの部品の配置を最適化したバルク部品決定方法を具現化することができ、異なる種類の基板を生産する生産時間を効果的に短縮することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る部品実装システムの全体を示す斜視図である。 複数の吸着ノズルを備えた実装ヘッドを示す斜視図である。 実装ヘッドに保持されたバルクフィーダを示す斜視図である。 実装ヘッドに保持されたバルクフィーダを異なる角度方向から見た斜視図である。 複数の吸着ノズルを備えた実装ヘッドの回転体の回転による吸着ノズルの停止位置を示す概略図である。 部品実装システムを制御する制御装置を示すブロック図である。 部品データの一例を示す図である。 第1の実施の形態に係るバルクフィーダに搭載するバルク部品を決定する処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における各レーンでの削減時間を記録した表を示す図である。 本発明の第2の実施の形態を示す部品実装システムの概略平面図である。 第2の実施の形態に係るバルクフィーダに搭載するバルク部品を決定する処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における各生産ジョブでの削減時間を記録した表を示す図である。 固定の部品供給装置より部品を供給して基板に実装する場合に要する時間を説明するための説明図である。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、部品実装システム10は、部品供給部20、基板搬送部30および部品移載部40を備えている。
部品供給部20は、一例として、基台11上に複数のテープフィーダ21をX軸方向に並設して構成したものからなる。テープフィーダ21は、基台11に離脱可能に取付けた本体フレーム22に着脱可能に装着され、多数の電子部品を間隔を有して一列に収容したテープを巻回した供給リール23を有している。テープフィーダ21の内部には、図示してないが、テープをピッチ送りする駆動源となるモータが内蔵され、このモータによってテープが1ピッチずつ送り出され、テープに収容された電子部品がテープフィーダ21の先端部に設けられた部品供給位置21aに順次供給される。
基板搬送部30は、回路基板BをX軸方向に搬送するとともに、所定位置に位置決め保持するもので、搬送レーン31、32をX軸方向と直交するY方向に2列並設したデュアルレーンタイプのもので構成されている。各搬送レーン31、32は、基台11上にそれぞれ一対のガイドレール33、34を互いに平行に対向させてそれぞれ水平に並設している。搬送レーン31、32には、ガイドレール33、34によって案内される回路基板Bを支持して搬送する一対のコンベアベルト(図示せず)が並設されている。
部品移載部40はXYロボットからなり、XYロボットは、基台11上に装架されて部品供給部20および基板搬送部30の上方に配設され、ガイドレール41に沿ってY軸方向に移動可能なY軸スライド43を備えている。Y軸スライド43のY軸方向移動は、ボールねじを介してサーボモータ44により制御される。Y軸スライド43には、X軸スライド45がX軸方向に移動可能に案内支持され、X軸スライド45のX軸方向移動は、ボールねじを介してサーボモータ46により制御される。
X軸スライド45には、後述するように、電子部品を吸着する吸着ノズルを備えた実装ヘッド47が着脱可能に装着されている。また、X軸スライド45には、回路基板Bの基準マーク(図示せず)等を撮像する基板撮像装置48が取付けられている。
実装ヘッド47は、図2、図3および図4に示すように、X軸スライド45に着脱可能に装着されたヘッド本体50を有している。なお、図3、図4においては、実装ヘッド47を覆うカバー56(図2参照)を外した状態を図示している。
ヘッド本体50には、R軸用モータ51によって回転される回転軸52が鉛直軸線の回りに回転可能に支持され、この回転軸52上にロータリヘッド53が固定されている。R軸用モータ51の出力軸には駆動歯車54が固定され、駆動歯車54は回転軸52の上部に設けられた被動歯車55に噛合されている。これにより、R軸用モータ51によって被動歯車55が回転されると、回転軸52とともにロータリヘッド53が鉛直軸線回りに回転される。
ロータリヘッド53の円周上には、複数個(例えば、12個)のノズルホルダ57が等角度間隔にロータリヘッド53の回転軸線と平行に保持され、これらノズルホルダ57はロータリヘッド53に鉛直方向(Z軸方向)に昇降可能に、かつ回転可能に保持されている。ノズルホルダ57は、スプリング58のばね力によって通常上昇端位置に保持されている。ノズルホルダ57の各下端には、電子部品を吸着する吸着ノズル60がそれぞれ着脱可能に保持されている。
12個の吸着ノズル60は、ロータリヘッド53が所定角度ずつ間欠回転されることにより、12個の停止位置に順次停止される。本実施の形態においては、図5に示すように、12個の停止位置のうちの1つが、回路基板Bに電子部品を装着する部品装着位置P1とされ、部品装着位置P1はまた、テープフィーダ21より電子部品を受け取る受取位置を兼用している。部品装着位置P1より下流側には、後述するバルクフィーダより電子部品を受け取る部品受取位置P2が設けられ、この部品受取位置P2より下流側で、部品装着位置P1に対して180度隔たった位置に部品撮像位置P3が設けられている。
ヘッド本体50には、部品撮像位置P3に対応する位置に、CCDカメラおよび導光装置を含む部品撮像装置61が設けられ、部品撮像装置61は、部品撮像位置P3に位置された吸着ノズル60の真下から電子部品を撮像するようになっている。かかる部品撮像装置61は、実装ヘッド47と一体的に移動可能な可動部品撮像装置である。
部品撮像装置61は、吸着ノズル60によって吸着した電子部品を撮像して、吸着ノズル60の中心に対する電子部品の芯ずれおよび角度ずれ等を検出し、この芯ずれ等に基づいて実装ヘッド47のXY方向の移動量を補正するとともに、吸着ノズル60を回転して角度補正し、電子部品を回路基板B上の定められた座標位置に正確に装着できるようにしている。
一方、基台11上には、吸着ノズル60によって吸着された電子部品を下方より撮像する固定の部品撮像装置62(図1参照)が設置されている。部品撮像装置62は、吸着ノズル60によって吸着した電子部品を、部品供給部20の部品供給位置21aから回路基板Bに移動する途中で撮像する。
回転軸52上には、図略のθ軸歯車と一体的に被動歯車63が回転のみ可能に支持されている。ヘッド本体50には、θ軸用モータ66が固定され、θ軸用モータ66によって回転される駆動歯車67に、被動歯車63が噛合されている。θ軸歯車は回転軸線方向に沿って所定長さに亘って形成され、このθ軸歯車に、各ノズルホルダ57の上端に固定されたノズル歯車68がそれぞれ相対摺動可能に噛合されている。これにより、駆動歯車67、被動歯車63等を介してθ軸歯車がθ軸用モータ66によって回転されると、12個のノズルホルダ57が自身の軸線の回りに連動して回転される。
ヘッド本体50には、カム69が固定され、このカム69のカム面69aにノズルホルダ57の上部がローラを介して係合されている。カム69のカム面69aは、カム69の周方向において高さが変化され、部品装着位置P1において最も高さが低く、部品撮像位置P3において最も高さが高くなるように形成されている。ノズルホルダ57はスプリング58の付勢力によってカム69のカム面69aに係合され、ロータリヘッド53の回転によってカム面69aに沿って旋回しつつ、昇降される。
ヘッド本体50の部品装着位置P1および部品受取位置P2に対応する位置には、ノズルホルダ57をロータリヘッド53に対してZ軸方向に昇降させる2組の昇降装置71、72がそれぞれ設けられている。
部品装着位置P1に設けられた一方の昇降装置71は、昇降部材73および昇降駆動装置74を含み、昇降駆動装置74は、駆動源としての昇降用モータ75と、昇降用モータ75によって駆動されるねじ軸76と、ねじ軸76に螺合され昇降部材73に固定されたナット77を含み、ねじ軸76が昇降用モータ75によって回転されることにより、昇降部材73がガイドロッド78に案内されて昇降される。
昇降部材73は、部品装着位置P1に割出されたノズルホルダ57の係合部73aに係合され、昇降部材73の下降によりノズルホルダ57および吸着ノズル60を、スプリング58の付勢力に抗して下降させるようになっている。部品受取位置P2側に設けられた他方の昇降装置72も、一方の昇降装置71と同様に構成されており、部品受取位置P2に位置されたノズルホルダ57を昇降して、後述するバルクフィーダの部品供給位置に対し接近、離間させる。
ヘッド本体50には、図3および図4に示すように、バルクフィーダ80が取付けられ、バルクフィーダ80より部品受取位置P2に位置された吸着ノズル60に部品を供給できるようにしている。バルクフィーダ80がヘッド本体50に保持されていることにより、実装ヘッド47を移動させることなく、吸着ノズル60への部品の供給および回路基板Bへの部品の装着が可能となる。
バルクフィーダ80は、実施の形態においては、異種の部品を搭載した2つのバルクフィーダ80A、80Bから構成されている。バルクフィーダ80は、ヘッド本体50に取付けられたフィーダ本体81と、フィーダ本体81にスライド可能に支持されたスライダ82と、スライダ82上に設置されたケース83を備えている。
バルクフィーダ80のスライダ82は、シリンダ等からなるフィーダ移動装置84によって、ノズルホルダ57の旋回軌跡に対応する円に接する一直線に平行な方向であって、本実施の形態においてはY軸方向に平行な方向に移動され、各バルクフィーダ80A、80Bの部品供給位置80aを、部品受取位置P2に位置する吸着ノズル60の直下にそれぞれ位置決めする。なお、通常は、一方のバルクフィーダ80Aの部品供給位置80aを部品受取位置P2上の吸着ノズル60に対応する位置に位置決めしている。
2つのバルクフィーダ80A、80Bは同様に構成され、バルクフィーダ80A、80Bのケース83は一体化されている。しかしながら、バルクフィーダ80としては、3種類以上のバルク部品を搭載した複数のバルクフィーダであっても、また、1種類のバルク部品を搭載した1つのバルクフィーダであってもよい。1つのバルクフィーダの場合には、上記スライダ82を省略することができる。
バルクフィーダ80(80A、80B)のケース83内には、コンデンサや抵抗等のチップ部品が多数バラバラの状態で収納されている。ケース83内に収納された電子部品は、振動等の作用によってスライダ82に設けられた案内通路85に1個ずつ供給され、案内通路85に一列に整列される。そして、案内通路85に供給される加圧エア等の作用によって、部品受取位置P2に位置決めされた吸着ノズル60の軸線を含む部品供給位置80aに供給される。
バルクフィーダ80のスライダ82の下面には、ガイドブロック86が設けられ、ガイドブロック86はフィーダ本体81に設けられたガイドレール87にY軸方向に移動可能に嵌合されている。スライダ82は、フィーダ移動装置84によってY軸方向に移動され、2つのバルクフィーダ80A、80Bの各部品供給位置80aに供給された部品を、部品受取位置P2に位置する吸着ノズル60によって吸着できるようにしている。
実装ヘッド47は、12個のノズルホルダ57の全部が同種の吸着ノズル60を保持し、バルクフィーダ80およびテープフィーダ21から電子部品を取り出して回路基板Bに装着する。実装ヘッド47の12個の吸着ノズル60は、ロータリヘッド53の回転により順次部品装着位置P1あるいは部品受取位置P2へ旋回させられ、テープフィーダ21あるいはバルクフィーダ80から部品を取り出す。
この場合、テープフィーダ21から部品を取り出して回路基板Bに実装する場合には、実装ヘッド47は、まず、指定されたテープフィーダ21の部品供給位置21aに、部品装着位置P1上にある吸着ノズル60が対応する位置まで移動され、その位置でロータリヘッド53の間欠回転とノズルホルダ57の昇降を交互に繰り返すことにより、複数の吸着ノズル60に部品を順次吸着させる。その後、実装ヘッド47を回路基板Bの上方位置まで移動させる途中で、部品撮像装置62によって部品を撮像し、吸着ノズル60の中心に対する部品の芯ずれおよび角度ずれ等を検出する。しかる後、実装ヘッド47を回路基板Bの上方位置まで移動させ、ロータリヘッド53の間欠回転とノズルホルダ57の昇降を交互に繰り返すことにより、部品装着位置P1に割出された吸着ノズル60に吸着した部品を順次回路基板Bに実装する。
一方、バルクフィーダ80から部品を取り出して回路基板Bに実装する場合には、実装ヘッド47は、回路基板Bの上方位置に位置決めされた状態で、あるいは、回路基板Bの上方位置への移動中に、バルクフィーダ80の部品供給位置に供給された部品を、部品受取位置P2上にある吸着ノズル60によって順次吸着し、しかる後、ロータリヘッド53の間欠回転とノズルホルダ57の昇降を交互に繰り返すことにより、吸着ノズル60に吸着した部品を回路基板Bに順次実装する。
従って、実装ヘッド47の位置に係らず、部品受取位置P2に割出された吸着ノズル60によりバルクフィーダ80からバルク部品を受取りながら、部品撮像位置P3に割出された吸着ノズル60が保持する部品を部品撮像装置61によって撮像することができるとともに、部品装着位置P1上に位置する吸着ノズル60によって吸着された部品を回路基板Bに実装することができ、部品の実装を効率的に行うことができる。
なお、図4中90は、吸着ノズル60に導入する負圧もしく正圧を切替えるバルブ切替装置を示す。
図6は、部品実装システム10を制御する制御装置100を示し、制御装置100は、CPU101と、ROM102およびRAM103からなる記憶装置と、それらを接続するバス104を備えている。バス104には、入出力インタフェース105が接続され、入出力インタフェース105に、キーボードおよびマウス等を備えた入力装置106と、作業者に必要な案内(表示)を行う表示器等を備えた出力装置107が接続されている。
また、入出力インタフェース105には、部品供給部20、基板搬送部30および部品移載部40を制御する実装制御ユニット108が接続されているとともに、基板撮像装置48および部品撮像装置61、62によって撮像された画像データを画像処理する画像処理ユニット109等が接続されている。なお、制御装置100のROM102には、後述するバルク部品決定プログラム等が格納され、また、RAM103には、部品データPDA(図7参照)等が格納されている。
なお、部品データPDAには、部品(PA、PB、PC・・・)毎に、形状データ、高さデータ、使用する吸着ノズル60の種類、およびバルク部品に適合するか否かの符号が付与されている。実施の形態においては、一例として、バルク部品に適合する部品に、図7に示すマークM1を付与している。
次に、バルクフィーダ80に搭載する部品(バルク部品)を決定するCPU101の処理を図8のフローチャートに基づいて説明する。
かかるフローチャートの処理は、2列の搬送レーン31、32に投入される異なる種類の回路基板Bを生産するに先立って実行される。すなわち、異なる種類の回路基板Bを生産するに必要な部品の中から、回路基板Bの生産時間を最大限削減できる部品をバルクフィーダ80に搭載するバルク部品として決定するシミュレーションが実行される。その結果、残る部品が部品供給部20のテープフィーダ21によって供給されることになる。
まず、ステップ200においては、第1および第2搬送レーン31、32(以下、レーン1、2という)で使用する部品をリストアップする。次いで、ステップ202において、リストアップした部品の中から部品を1個選択(以下、この部品を第1番目の部品PAという)する。続くステップ204では、第1番目の部品PAがバルク部品(バルク部品に適合した部品)であるか否かをRAM103に記憶された部品データPDA中のマークM1(図7参照)を参照して判断する。
ステップ204における判別結果がY(YES)の場合、すなわち、バルク部品と判断された場合には、ステップ206に進み、判別結果がN(NO)の場合には、ステップ214に進む。ステップ206においては、第1番目の部品PAがレーン1で使用するか否かが判断され、その判別結果がYの場合には、ステップ208に進み、判別結果がNの場合には、ステップ210に進む。
ステップ208においては、第1番目の部品PAをバルクフィーダ80に搭載するバルク部品とした場合のレーン1における削減時間T1Aを算出するシミュレーションが実施され、算出された削減時間T1Aが、RAM103の所定の記憶エリア(レーン1における第1番目の部品PAの削減時間T1Aを記憶する記憶エリア)に記憶される。
すなわち、レーン1における第1番目の部品PAの削減時間T1Aは、吸着ノズル60が部品PAを吸着して回路基板Bに実装するために、実装ヘッド47が部品供給部20とレーン1上の回路基板Bとの間を往復移動するに必要な移動時間TAと、往復移動回数NAとを乗算する(TA×NA)ことによって算出される。なお、往復移動回数NAは、RAM103に記憶された回路基板Bへの部品装着データ等に基づいて求められる。
ここで、移動時間TAは、レーン1上の回路基板Bの中心座標から部品供給部20までの移動時間を2倍(往復)した値となる。また、往復移動回数NAは、実施の形態においては、実装ヘッド47が、複数の吸着ノズル60を間欠回転可能なロータリヘッド53を備えているので、実装ヘッド47を部品供給部20に位置決めした状態で、ロータリヘッド53を間欠回転しながら12個の吸着ノズル60に部品を吸着することができるため、部品供給部20より取り出される部品の装着点数を吸着ノズル60の数(12)で除した値となる。
一方、移動回数NAは、部品の装着点数に依存し、装着点数は回路基板Bへの部品の装着データに基づいて求められる。NAは、実装ヘッド47が部品を吸着するために部品供給部20まで移動するに必要な移動時間(移動距離)に相当する、すなわち、レーン1上の回路基板Bの中心座標から部品供給部20までの移動距離(図13のD1)を移動するに要する時間を2倍(往復)した値となる。部品を実装ヘッド47に保持したバルクフィーダ80に搭載するバルク部品とすることにより、部品を吸着ノズル60に吸着するために実装ヘッド47が部品供給部20まで移動する必要がなくなるので、その移動に要する時間が削減時間となる。
次いで、ステップ210において、第1番目の部品PAがレーン2で使用するか否かが判断され、その判別結果がYに場合には、ステップ212に進み、判別結果がNに場合には、ステップ214に進む。ステップ212においては、第1番目の部品PAをバルク部品とした場合のレーン2における削減時間T2Aを上記したと同様に算出するシミュレーションが実施され、算出された削減時間T2AがRAM103の所定の記憶エリアに記憶される。
このようにして、RAM103の各記憶エリアに、図9に示すように、レーン1における第1番目の部品PAの削減時間T1Aと、レーン2における第1番目の部品PAの削減時間T2Aが記憶される。
次いで、ステップ214において、ステップ200でリストアップされた全部品について削減時間の算出処理が終了したか否かが判断され、判断結果がNの場合には、ステップ202に戻り、同ステップ202において、次の部品(第2番目の部品PB)が選択され、上記したステップ204〜ステップ212の処理を繰り返すことにより、第2番目の部品PBをバルク部品とした場合のレーン1、2における削減時間T1B、T2Bが算出される。
このような処理を繰り返し行った結果、ステップ214の判断結果がY(全部品PA、PB、PC・・・について処理が終了)になると、次いで、ステップ220に移行され、同ステップ220において、レーン1における部品毎の削減時間(T1A、T1B・・・)と、レーン2における部品毎の削減時間(TT2A、T2B・・・)が加算されて、部品毎の総削減時間(T1A+T2A、T1B+T2B・・・)が求められ、これら総削減時間が長い部品順にソートされる。なお、図9においては、部品PC、PEがレーン2側では使用されない形態で示している。
次いで、ステップ222において、総削減時間が長い部品からバルクフィーダ80に搭載可能な搭載数に相当する数だけバルク部品が決定される。すなわち、実施の形態においては、2つのバルクフィーダ80A、80Bが実装ヘッド47に保持されているため、総削減時間の長い2種類の部品がバルク部品として決定される。
このような処理によって決定された2種類のバルク部品が2つのバルクフィーダ80A、80Bに搭載し、残りの部品が部品供給部20の各テープフィーダ21に収納して、回路基板Bを生産する生産の段取り作業が実行される。すなわち、部品をバルクフィーダ80から供給するか、テープフィーダ21から供給するかを指定する部品供給指定データを作成するデータ作成作業が実行されるとともに、バルク部品やテープ部品を発注する等の、準備作業が実施される。
上記したステップ200からステップ222により、部品供給部20から供給された部品を2列の搬送レーン31、32の回路基板B上に移動させた場合の動作時間を部品毎に算出し、算出された動作時間に基づいてバルクフィーダ80に搭載するバルク部品を決定するバルク部品決定処理部を構成している。このうちステップ200からステップ214により、部品供給部20から供給された部品を、2列の搬送レーン31、32上の回路基板Bに移動する動作時間をそれぞれ算出する動作時間算出手段(動作時間算出処理部)を、また、ステップ220およびステップ222により、当該動作時間算出手段によって算出された複数種類の回路基板Bに対する部品毎の動作時間のうち動作時間が長くかかる部品をバルク部品に選定する選定手段(選定処理部)を構成している。
このように、第1の実施の形態によれば、2列の搬送レーン31、32に投入される2種類の回路基板Bに装着される部品のうち、部品供給部20のテープフィーダ21に収容する場合に比べて、実装ヘッド47に保持したバルクフィーダ80に搭載することによって、回路基板Bの生産時間を最も削減できる部品をシミュレーションによってバルク部品に決定するようにしたので、2列の搬送レーン31、32を搬送される2種類の回路基板Bを生産するうえで、生産時間を最も効果的に短縮できる部品をバルク部品とすることができる。
これにより、部品供給部およびバルクフィーダへの部品の配置を最適化した部品実装システム10およびバルク部品決定方法を具現化することができ、異なる種類の回路基板Bを生産する生産時間を効果的に短縮することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図10ないし図12に基づいて説明する。第1の実施の形態と共通する点は、部品実装システム10が、基台11に設置した部品供給部20(テープフィーダ21)とは別に、バルクフィーダ80を実装ヘッド47に保持したことであり、第1の実施の形態と異なる点は、種類の異なる複数の基板、例えば、3種類の基板を単列の搬送レーンによって搬送するものに適用したことである。
第2の実施の形態においては、3種類の基板を生産する1番目〜3番目の生産ジョブ(以下、生産ジョブ1、生産ジョブ2、生産ジョブ3という)で使用する全ての部品の中から、最も生産時間の短縮に寄与する部品を、第1の実施の形態で述べたと同様な手法によってバルク部品に決定するようになっている。
図10は、第2の実施の形態に係る部品実装システム10Aの概要を示すもので、基板搬送部30が単列の搬送レーン131で構成されている以外は、基本的に第1の実施の形態で述べたと同様に構成されているので、第1の実施の形態で述べたと同様な構成については、同一の参照符号を付し、説明は省略する。
第2の実施の形態においては、種類の異なる3種類の基板が、ロッド毎に、あるいはランダムに、基板搬送部30の搬送レーン131に投入されるようになっており、これら3種類の基板Bに実装する部品のうちの1種類あるいは数種類を、実装ヘッド47に保持したバルクフィーダ80に収容し、残りの部品をテープフィーダ21に収容し、3種類の基板Bを段取り替えなしで生産できるようにしている。
図11は、第2の実施の形態におけるバルクフィーダに搭載する部品を決定するフローチャートを示すもので、基本的な処理内容は、第1の実施の形態で述べたと同様であるので、以下、図11のフローチャートを簡単に説明する。なお、図11は、図8のステップ200〜ステップ214に対応しており、ステップ220とステップ222は同じような処理であるので、省略している。
まず、ステップ300において、搬送レーン131に投入する3種類の基板の生産(以下、ジョブ1、2、3という)に使用する部品をリストアップする。次いで、ステップ302において、リストアップした部品の中から部品を1個選択(以下、この部品を、部品Aという)し、続くステップ304で、部品Aがバルク部品であるか否かを部品データPDA中のマークM1(図7参照)を参照して判断する。
ステップ304においてバルク部品と判断された場合には、ステップ306に進み、同ステップ306において、部品PAが生産ジョブ1で使用するか否かが判断され、その判別結果がYの場合には、ステップ308に進み、同ステップ308において、部品PAをバルクフィーダ80に搭載するバルク部品とした場合の生産ジョブ1における削減時間を算出するシミュレーションが実施され、算出された削減時間T1A´が、図12に示すように、RAM103の所定の記憶エリアに記憶される。
次いで、ステップ310において、部品Aが生産ジョブ2で使用するか否かが判断され、その判別結果がYの場合には、ステップ312に進み、同ステップ312において、部品Aをバルクフィーダ80に搭載するバルク部品とした場合の生産ジョブ2における削減時間を算出するシミュレーションが実施され、算出された削減時間T2A´が、RAM103の所定の記憶エリアに記憶される。
次いで、ステップ314において、部品PAが生産ジョブ3で使用するか否かが判断され、その判別結果がYの場合には、ステップ316に進み、同ステップ316において、部品PAをバルクフィーダ80に搭載するバルク部品とした場合の生産ジョブ3における削減時間T3A´を算出するシミュレーションが実施され、算出された削減時間T3A´が、RAM103の所定の記憶エリアに記憶される。
次いで、ステップ318において、ステップ300でリストアップされた全部品について処理が終了したか否かが判断され、判断結果がNの場合には、ステップ302に戻り、同ステップ302において、次の部品PBが選択され、上記したステップ304〜ステップ316の処理を繰り返す。そして、ステップ318の判断結果がYになると、動作時間算出処理を終了し、続くステップ(図8のステップ220、222に相当)で、生産ジョブ1、2、3における部品毎の総削減時間が求められるとともに、その結果に基づいて、バルクフィーダ80に搭載するバルク部品が決定される。
上記した第2の実施の形態によれば、単一の搬送レーン131を有する部品実装システム10Aにおいても、種類の異なる複数の回路基板Bを生産する生産ジョブ1、2、3で使用する部品を部品供給部20に用意して、段取り替えなしで複数の回路基板Bを生産する場合における最適なバルク部品を決定することができ、種類の異なる複数の回路基板Bを生産する生産時間を効果的に短縮することができる。
上記した実施の形態においては、バルクフィーダ80を実装ヘッド47のヘッド本体50に設けた例について述べたが、バルクフィーダ80を実装ヘッド47と一体的に移動するものに取付けてもよい。
また、上記した実施の形態においては、実装ヘッド47が、複数の吸着ノズル60を保持したロータリヘッド53を備えた例について述べたが、実装ヘッド47に少なくとも1個の吸着ノズルを備えたものにも適用可能である。
また、上記した実施の形態においては、部品データPDAの部品に、バルク部品に適合したマークM1を付与し、マークM1を付与された部品について削減時間を算出するシミュレーションを実施し、削減時間の最も長い部品をバルクフィーダ80に搭載するバルク部品と決定するようにしたが、これとは逆に、複数種類の回路基板Bに装着される全部品について、削減時間を算出し、削減時間の長い部品よりバルク部品に適合するかどうか等を総合的に判断して、バルクフィーダ80に搭載するバルク部品を決定するようにしてもよい。
さらに、上記した実施の形態においては、実装ヘッド47側に設けた部品撮像装置61とは別に、固定側に部品撮像装置62を設けた例について述べたが、固定側の部品撮像装置62は省略することも可能である。
なお、実施の形態で述べた部品実装システム10、10Aの構成、とりわけ、実装ヘッド47の構成は、本発明の実施に好適な一例を示したものにすぎず、その具体的な構成に限定されるものでないことは勿論である。
斯様に、本発明は、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、種々の形態を採り得るものである。
本発明に係る部品実装システムおよびそれに用いるバルク部品決定方法は、実装ヘッドにバルクフィーダを保持したものに用いるのに適している。
10、10A…部品実装システム、20…部品供給部、30…基板搬送部、31、32、131…搬送レーン、40…部品移載部、47…実装ヘッド、50…ヘッド本体、53…ロータリヘッド、57…ノズルホルダ、60…吸着ノズル、61…部品撮像装置、71、72…昇降装置、80…バルクフィーダ、ステップ200〜222…バルク部品決定処理部、ステップ200〜214…動作時間算出手段、ステップ220、222…選定手段、B…基板。

Claims (4)

  1. 種類の異なる複数の基板を搬送する搬送レーンを有する基板搬送部と、
    前記複数の基板に実装する部品を供給する部品供給部と、
    該部品供給部によって供給された部品を吸着する吸着ノズルを有し該吸着ノズルに吸着された部品を基板に実装する実装ヘッドと、
    該実装ヘッドに一体的に保持され前記吸着ノズルによって吸着される少なくとも1種類のバルク部品を搭載するバルクフィーダと、
    前記部品供給部から供給された部品を前記搬送レーンの基板上に移動させた場合の動作時間を部品毎に算出するシミュレーションを実行し、算出された動作時間に基づいて前記バルクフィーダに搭載するバルク部品を決定するバルク部品決定処理部と、
    を備えたことを特徴とする部品実装システム。
  2. 前記基板搬送部には、異なる種類の基板をそれぞれ搬送する2つの搬送レーンが並設され、前記部品供給部より供給された部品を、前記2つの搬送レーンによって搬送される各基板に実装するようにした請求項1に記載の部品実装システム。
  3. 前記バルク部品決定処理部は、前記部品供給部から供給された部品を、前記2列の搬送レーン上の基板に移送する動作時間をそれぞれ算出する動作時間算出手段と、該動作時間算出手段によって算出された前記複数種類の基板に対する部品毎の動作時間のうち動作時間が長くかかる部品をバルク部品に選定する選定手段とを含む請求項2に記載の部品実装システム。
  4. 部品供給部より供給された複数の部品を、2列の搬送レーンによって搬送される種類の異なる複数の基板に実装する部品実装システムに用いるバルク部品決定方法にして、
    前記部品供給部から供給された部品を、前記2列の搬送レーンの基板上に移動させた場合の動作時間を部品毎に算出するシミュレーションを実行し、
    該シミュレーションによって算出された部品毎の動作時間のうち動作時間が長くかかる部品を選び出し、
    選び出された部品を前記実装ヘッドに保持したバルクフィーダに搭載するバルク部品に決定する、
    ことを特徴とするバルク部品決定方法。
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